第696話「ナルトとサスケ③」(1)

 
<ズッ>(ナルト)

「またその術か…」(サスケ)

<ボボン>(ナルト)

「ナルト…
お前のその術が
お前の弱さの象徴なのさ

それは孤独
紛らわせるための術だ」<ギン>(サスケ)

二人だけの世界に入ったかと思ったら袂を分かった二人は刃を仕舞えず…。サスケは地爆天星で縛った尾獣達からチャクラを吸い上げて須佐能呼・インドラモードに変異し、ナルトもそれに多重影分身からの三面六臂・アシュラモードで応戦します。何としてもサスケを止めたいナルト。何もかんも切り捨てて一人になりたいサスケ。全くの異質が激しく絡み合う戦場をサスケのインドラの矢とナルトの超大玉の風遁螺旋手裏剣尾獣玉螺旋手裏剣が更に激しく撹拌する…ってな感じで残り三話と相成りましたが、仕舞いまでの尺が分かっちゃってるから感想どころじゃないです(汗)。何で公式に最終回の発表しちゃったのかね?!衝撃のラストシーンが気になって何も入って来んよ!!

しかし、今回サスケの本心が見え隠れしていて興味深かったです。サスケがナルトの影分身の術小馬鹿にしています。それにナルトが絶句するんですが、「ちげーよッ!!」と言いたかったんだと僕は思います(笑)。同時にサスケも孤独を感じ、その共感者としてナルトを感じていたんだろうなと何だか解りました。しかし、そんなサスケの想いがスーッと入って来ないのはサスケにはイタチが居た事を知っているからかな…と僕は思います。サスケにはイタチが居たんですから!!自己紹介で「殺す」とか散々イタチアピールしてたサスケがホントに孤独だったんですかね…と僕は言いたい(笑)。ま…そんなサスケをいろいろと拗らせたのがナルトだったんだけど…だけどですけど(笑)。

サスケは最初から何もなかったナルトにはある日突然全てを失った自分を理解できっこない!!と思い込もうとしているというのが僕の持論であります。しかし現実にはナルトにはちゃんと両親が居て(当たり前だけど)、ナルパパが四代目火影・波風ミナトだったりして…って事は九尾事件でナルトも全てを失っててサスケよりも悲惨な人生を歩んでいた事が判明して今はもうグダグダなんじゃないでしょうか(笑)。その意味でナルトとサスケの悶着の全ての元凶「八卦の封印式」だった…という考えに辿り着くんですが、それは場所を変えて書くとしましょう。兎に角、サスケのズレっぷりが異常過ぎてこの終末の谷の決闘そのものがサスケの狂言としか思えなくていまいち盛り上がりません。

サスケはイタチを討つという目的を与えられる事で生きられた存在であったのだろうと思います。しかし、ついにはその手でイタチを殺め自棄のやん八の行動の末、イタチの眼を受け入れてしまう…。結局イタチを完璧に切り捨てられなかった訳だ。それに”鷹”なんて悪党を従えて中途半端孤独に酔い痴れ、必要なくなったら素っ気なくなる只のメンヘラーだよなー(サスケファンごめん!!)と思ってしまうのであります。そんなサスケがナルトの孤独を笑うな!!と僕はふと思うのであります。でもここまで常軌を逸したサスケの言動に逆に光明を見出してしまう一言をサスケが吐くのです。ナルトの三面六臂のアシュラモード(術の解説は感想その②で書く書く)での一言…。

「やっとオレを殺る気になったか」(サスケ)

続きまーす!!


第695話「ナルトとサスケ②」

 
「大声でわめくな
オレ達はもう昔ここで闘った時とは違う
お前の想いは…

分かっている

お前も…そうだろう
ナルト」(サスケ)

いよいよナルトとサスケの直接対決が始まります。ナルトの六道仙術モードとサスケの輪廻眼から九尾・九喇嘛(陰)尾獣モード須佐能呼・完成体までがほぼ互角。そして尾獣螺旋丸須佐能呼・千鳥衝突して例の二人だけの世界に突入まで。大地を割り地形をも一瞬で変えてしまう戦いが繰り広げられます…が、何だか燃えないケルベロスです。この展開が見たかった筈なんだけど何か違う…。それはサスケがナルトとこんな風に闘う理由がやっぱり納得できないからかな…と僕は思います。それはナルトも同じで、だから本気になれないんだと思うんです。二人はもう子供じゃない。子供ではいられない。それがこの終末の谷の決闘様相をも支配している…。

僕らもサスケ奪還編の締め括りの終末の谷の決闘から幾星霜。あの頃小学生だった子は今は大学生になったりしてるのかな?(汗)もう何もかんも分かってるんですよね。だからナルトとサスケが闘うのがしっくり来ないんじゃないですかね。個人的に今度の終末の谷の決闘肉弾戦ではなく徹底的な議論の場であるべきだと思っていました。それが二人だけの世界で何だか叶いそうな気配がある…んですが、あと4話しかありません。ああ今まで何をやってたんだ!!と今更ながら歯痒くなります(笑)。ホントにあと4話でキレイに仕舞えるんですかね?僕はちょっと不安です。まさか「ナルトとサスケの戦いはこれからだ!!」で終わるとか…ダメよ〜ダメダメ(汗)。

第695話「ナルトとサスケ②」
ナル×ジャン ケルベロス

第694話「ナルトとサスケ①」(3)

 
「オレとサスケは
本当の兄弟じゃねーけど
仲直りは出来ると思うんだ」(ナルト)

「イタチ亡き今
やっとオレは一人になった様に思えた…
だがナルト…
あいつだけは斬っておかなければならない」(サスケ)

「オレの火影は繋がりを切り

一人となって完成する」
(サスケ)

「なぜナルトを?」(六道仙人)

「オレ達かなり友達だから」(ナルト)

「オレにとって奴は……
最も親しい友のままでいるからだ」(サスケ)

カグヤは神樹の根を使って全ての忍を拘束してチャクラそのものを管理しようとしたのだと思います。それに対してサスケはサスケが管理する上で負荷が高い忍を徹底的に排除した後、サスケが片手間に管理できる忍だけを残して神樹の根…つまり無限月読に依存しないで忍を管理下において忍を導いて行こうと考えているのでしょう。サスケが絶対善であり絶対悪であり、世界の意思として君臨し完全に管理される社会。その為には無限のチャクラが必要になるでしょうから、これまでの提示で可能性に言及するとすれば自ら穢土転生されてマダラの様に穢土転生の呪縛を解いて自由な存在くらいしか思いつきません。その為にはサスケは死なないといけません。

それにサスケの死後に穢土転生されなければならないので「一人」にこだわりを示すサスケにはキツイです。協力者が居ないから「一人」なのだし、「一人」だからサスケが夢想する世界が実現できる…と言うか、「一人」にならないと憎しみとか悲しみは止まらないのですよね…サスケ的に。サスケは何とかして死んで穢土転生で現世界に復帰して無限のチャクラと不死を手にして世界を統治しようとしてるのかも知れない…と、これまでの提示を踏まえれば考えられなくもないです。しかし、それはナルトの実現する血継網羅のチャクラの前で無力となるので、サスケは必死になってナルトを消去しようとしているのかな?と、まぁ…僕は考えたりしています。

でも、それ以外に神樹とサスケが癒着するとか、ぶっちゃけサスケが十尾の人柱力になればもっとシンプルに解決しそうです(汗)。サスケが十尾の人柱力になる為にはアシュラのチャクラではなく柱間細胞等の弟系の肉体に関係する細胞を保有していればオkの筈なのでサスケは既にその用件を備えていると思います。重吾細胞は雲隠れのキラビ雷犂熱刀の件で入手しているし、瀕死のサスケを復活したカブチ丸(ヤマト)が白蛇を介して蘇生していますから、(アシュラのチャクラを有しない)柱間細胞も注入されていますから十尾の人柱力になれたオビト程度には弟系恵体をサスケは授かっていると思います。なのでサスケは十尾の人柱力になれると思います。

或いはそれとは違って拘束中のヤマトみたいに神樹に埋め込まれて一体化するとかして十尾の人柱力アプローチとは違う形で神樹をコントロール(ヤマトは神樹をコントロールしていた訳ではなくて逆に使役されていましたが)出来るんじゃないかと思うので、サスケが神樹に接続されて無限のチャクラを得るなんて落とし方もあるのかな?と考えたりもします。何れにしてもサスケがサスケの思う様に世界に関与しようとしても忍術を無効化できる血継網羅のチャクラを得たナルトが邪魔なんだと思います。それはサスケが忍術とチャクラに頼った世界の管理に傾倒している証でもあると僕は思うのです。サスケは何を目指しているのか?そこら辺を考えれば見えて来ますね。

サスケは全ての「憎しみ」を自分に集約しようとしています。そして、その前段階…前提として「一人」になろうとしています。そういう自分である為にサクラを幻術で眠らせ、ナルトを殺そうとしている。サスケが「一人」で在る為にサクラやナルトが邪魔だった訳です。逆に言うとサクラやナルトはサスケにとって無視できない…他人以上の存在なのです。きっとそれはナルトが無意識に示すサスケへの好意と同質の何かであろうかと僕は思います。あと5回…サスケが何を示し、それにナルトがどう答えるのか?僕は興味深くそれを観察して行こうと思います。何だか落ち着かないです。足下が揺れているのに掴まるところがないみたいに。手を突っ込むポケットがないみたいに。

第694話「ナルトとサスケ①」
ナル×ジャン ケルベロス

第694話「ナルトとサスケ①」(2)

 
「………
そんなの皆が”うん”て言うと
思ってんのかよ!?」(ナルト)

「言ったはずだ
お前らがオレの事をどう思うかは関係ないと
そしてオレには今それだけの力がある」(サスケ)

「!」(ナルト)

「…この戦争は全部オレ一人でやる!!
全部オレが引き受ける……
それがオレの役目なんだ!!」(ナルト)

「お前は
”皆のおかげでここまでこれた”
と言ったな
力をつけた今
他人の存在を忘れ奢り
”個”執着すればいずれ…
マダラの様になっていくぞ

どんなに強くなろうとも
全てを一人で背負おうとするな…
そうすれば必ず失敗する
お前の父ミナトが
火影としてあったのは
母クシナや仲間の存在が
あったからこそだ

オレは一人で何でもしようとし…
失敗した
今度はそれこそ仲間にまかせるさ…」(穢・イタチ)

「お前はイタチの生き様も
分かっちゃねェーよ」
(ナルト)

「一人だけじゃ
できねーこともある!!

カグヤとの戦いも
そうだったろうが!!」(ナルト)

「…何であれ
一つとして一つで完璧なものなんて
無いのかもしれない


だからこそ
補うモノ引き寄せられるように生まれ
側で対を成して初めて少しでも
良い方向へ近づけるのだと思う…」(穢・イタチ)

「………」(サスケ)


「それは…
上手くいくだけじゃない…
この二体の石像の様に」(サスケ)

(そしてオレ達兄弟の様に……)(サスケ)

「革命だ…
これで里は闇を抱える事なく

…闇はオレ一人となる

これから過去の黒き闇はオレが処理し
真っ白な未来を一から始めていく」(サスケ)

「それが尾獣達を……!
先代達の五影を切ることだってのか!!?」(ナルト)

「そうだ

オレは過去を切り捨てる!」(サスケ)

<ギリ…>(ナルト)

サスケの言い分が全く入って来なくてナルトみたいに<ギリ…>と歯ぎしりしてしまいました。何でも自分に詰め込んで完全になろうとして大失敗してしまったカブチ丸を前に散々燻されたサスケなのに…。その上、サスケはイタチの有り難い説法をしっかりと覚えているのに…。サスケはナルトのもっともな意見を聞かされて「上手くいくだけじゃない…この二体の石像の様に」(←柱間とマダラは失敗したじゃん)みたいに言い訳がましい事を言っています。そして(そしてオレ達兄弟の様に……)を噛み殺しています。サスケはイタチを殺してしまったんだよな…でもあれはイタチがサスケに殺させた…みたいな感じだけど、サスケにしてみればどっちでも一緒なのでしょう。

イタチの死こそサスケにとっての最大の闇…。強いイタチが弱いサスケに殺されたのはイタチが全ての罪を被り、それがサスケに討たれる事で見かけ上サスケが大手柄を上げる事になり、それでサスケの犯した罪が軽減されると考えていたと思うんですけど、もしかしたらサスケも同じような事をしようとしてるのかしらん?「過去を切り捨てる!」ってまさか自分を切り捨てようとしてませんか?それでこんな訳の分からない革命企図してみせてるのでは…?!きっとそうだ!!サスケは自分の罪を償おうとしてるんだ!!きっと。サスケは兄イタチを殺した罪をナルトに自分を殺させる事で償おうとしているのよ…と僕は思います。

ううん…しかし、これはバッドエンドの予感(汗)。

月曜日(141006)、正式に『NARUTO -ナルト-』11月10発売にの50号完結すると発表されました。つまり残すところあと5…。下手したら回想で単行本一巻まるごと消費してた『NARUTO -ナルト-』なのにやけに淡白じゃないですか?(笑)映画は「原作のその先」という事なので、例の悪い冗談の「続きは映画館で!!」<テヘッ>みたいなノリではなかろうかと思います。キッ神の事ですのでしっかりとお話を仕舞ってくれると信じてますけど、サスケの突然の悪役化ホントは良いヤツの前フリにしか見えなくて辛いです(汗)。でもあっさりとナルトにやられるのは癪に障るのでナルトの両目を傷付けて「オレの眼を…」みたいなオビトっぽい逝き方をしちゃいそうで…

怖い怖いんです。まるで「デビルマン」最終回真逆の終わり方。映画で大人ナルトが登場してるようなのでナルトは死なないんですよね。その前提で無限月読解術するには輪廻眼(インドラのチャクラを含む)が必要だろうからサスケの眼がナルトに渡る可能性が高いと思うんですよ。最終頁ナルトがサスケのちょん切れた頭部を抱えている…悪夢みたいな仕舞い方になってしまうと何か心に傷を負いそうで怖いんですけど。そんな風に仕舞ったりしないよね…キッ神。これまで僕はナル×ジャン「作者が自分の作品をレイプしてる!!」とか散々失礼な事を書いてしまったけど、後生だからハピエンにして〜ッ!!って今更遅過ぎる罠(笑)。

あ”ーッ!!何か複雑な気分。

続きまーす!!


 

第694話「ナルトとサスケ①」(1)

 
「オレの語る火影
オレの答えを示す」(サスケ)

「………」(ナルト)

「イタチの生き様が
その答えまでオレを導いた
彼が火の国と木の葉隠れの里を守る為に…

己の一族と己を犠牲にした理由

まずはそれを知る事だった

そこまでして
守る国と里とは何なのか?

先代達は言った…
里とは多くの一族と子供の殺し合いを
止めるための枠組みであったと


平和への枠組みだったと……

………

イタチは一人で
その平和を支えようとしていたんだ

そしてオレはようやく理解した…」(サスケ)

「………」(ナルト)

「苦汁をなめ闇に居て
国と里の犯罪者……
裏切り者として…
全ての憎しみを一身に受けながら
火の国と木の葉の里を影から守る忍……


彼こそが本当の火影だったんだと」(サスケ)

「………」(ナルト)

「皆に認められた者ではなく
全ての憎しみを引き受けていく者こそ

その名にふさわしい

…そして
そこまでして守りたかった国と里
イタチの思いも理解した

…ただ一つ兄は失敗した……
兄弟のオレを一人残し
そのオレに真実を隠しきれず
憎しみを分散させてしまったからだ

だが……オレはもう兄とは違う…」(サスケ)

「…?」(ナルト)

「父も母も兄も
一族さえ一人としていない…

オレは一人だ

もう全ての憎しみを
一人だけで背負う事ができる」
(サスケ)

<ピクン>(ナルト)

「そしてオレ自身が全てを処理する
忍の問題は己自身で全て対処に当たる


刑罰も処罰も
オレ自身があまねく手を下す


憎しみはオレ自身に全て集中させる
そして全ての里をオレ自身が統括する

闇の中の憎しみはなくならん
それならいっそ………

………

そう……オレの言う火影とは

「五里全ての闇を
己の炎一つで焼きつくし
その灰を喰らって
生き続ける者だ」(サスケ)

こういう事を言うヤツは自分の考える火影になったらなったでそこでまたそこで違う不満を垂れるんだろうな…と僕は思いました(笑)。何かたいそうな物言いだけどサスケは「自己犠牲」をどういう意味で捉えてるんだろう?本気でケツの穴から手ーェ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろかと思いました。もしかしたらアレか?イタチがこの先サスケがどうなっても愛してるなんて言ってしまったから安心しちゃったんかね?しかもアレか?一人で「あまねく手を下す」って24時間寝ないつもりなんですかね。盆も正月もなく世界を一人で治めるの?いやーそうなったら眠い!!とかしんどい!!とかこの子は言うわ〜ッ!!(笑)それだったら無限月読で良いんじゃないでしょうか?サスケさん!!??

しかし、刑罰とか処罰とかいう概念がこの世界にもあったのですね。という事は法律もあるという事なのかしら?僕だったらそれをより強固に整備しますけどね。或いは教育に力を入れて民度を高めますね。人が人を傷付けたり殺めたり、そういう事がいけないんだと一人一人が強く思えば忍術とかチャクラが平和と共存できると思うんです。一人の人間の能力で世界を治めるって限界があるでしょう。それが無理だから無限月読とか忍宗を考案したんだと僕は思いますけど。だからサスケも輪廻眼の能力で人と人を繋ぐアイデアがあるのかも知れませんね。確かサスケは忍宗がどんなものかは教わっていない筈ですけど、そんな感じに何とかなると輪廻眼が感じさせてる可能性はあるかな。

ちなみに無限月読忍宗の違いは神樹の根で身体拘束するかしないかにあると僕は考えています。ペイン六道で提示された六道の術…視野共有は輪廻眼の基本的な能力だろうと思います。忍宗とは輪廻眼の能力で人々の意識を連結して不安を無くするエヴァの人類補完計画と似てると僕は考えています。それに対して人々のチャクラだけを目当てにして身体の自由を奪うのが無限月読。こっちは映画・マトリックスみたいな感じですかね。どっちも僕は嫌だなと思います(笑)。心の底から!!しかし、サスケってこんな馬鹿な子だったけか?とふと我に帰るケルベロス。もしかしたらワザと悪態ついてナルトをサスケが煽ってるのかも!?憎しみを一身に背負うってもしかしたら…!!

続きまーす!!

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