第700話「うずまきナルト!!」


シノ:アカデミーの先生?ロボコップ風のゴーグルにバージョンアップ。ナルトの子であるボルトらを教えているが、「なぜなら」の前置き以降をスルーされている。蟲繋がりで「でんでん無視」「頑蟲」(ガンムシ)でFA(笑)。シノは何故だかネタが尽きないキャラだったなー。

うずまきボルト:男の子。語尾が「てばさ」ヒゲ痣2本。金髪。青目。いたずら命。シカマルの子であるシカダイと仲が良さそう。

シカダイ:男の子。シカマルをもっとイケメンにした感じ。黒髪。賢そう。シカマルとテマリ(砂隠れ)の子。我愛羅(砂隠れの風邪影)は叔父さんにあたる。カンクロウ(砂隠れ)も叔父さん。

サラダ:ボルトの同級生。眼鏡女子。<クイッ>と眼鏡を持ち上げる仕草。ボルトが気になっている様子。

いのじん;女の子?男の子?性別が微妙。サイといのの子。サイは婿養子?かなり空気を読める子。二刀流っぽい。金髪。肌はサイの土気色を見事に継承している。

チョウチョウ:チョウジとカルイ(雲隠れ)の子。女の子。褐色の肌。茶髪。ぽっちゃり系。甘いもの大好きでアンコ先生(ドカン系)と親交がある。

うずまきヒマワリ:女の子。紫髪。青目(非白眼)。ナルトとヒナタの子。白眼の遺伝がないようなのでヒナタは嫁入り時に白眼を封印された可能性がある。ヒゲ痣2本(ボルトと一緒)。

リーの弟子(姓名不明):リーがガイにバージョンアップ。リーの弟子もリーにクリソツ。

テンテン:武器具店「転転転」の店主。六道仙人の宝具(非売品)。最近平和で武器が売れなくて困っている。

キバ:火影を辞退(自称)。一緒に居る女子は不明。赤丸は存命(ただし高齢)。

アスマの子:ボルト達より上の世代。火影の護衛任務をこなす。胸が膨らんでいるので女子っぽい。キリリとした美形。黒髪。赤目。今回はカカシとガイに随伴して遠出をする模様。名前決まってたっけ?「アスカ」で良いと思うんだけど。

カカシ:六代目火影を勇退して余生を楽しもうとしている。ガイと旅にでるらしい。

ガイ:右足に包帯。車いす。浴衣姿。カカシと想い出巡りの旅をしようとしてる。

オオノキ:よぼよぼ。長高齢者。

エー:色黒のじいちゃん。

メイ:中年太り。尚独り身(汗)。

綱手:百豪の印(額の♦マーク)健在。更に若返った印象。巨乳。

キラビ:八尾・牛鬼とともに健在。修行を重ねている。ナルトに逢いたいと思っている。

シズネ:ナルトの補佐役。個人的に好みのタイプ。

シカマル:ナルトの補佐役。□△…シカクさん(かっけー)に凄く似た風貌。

うどん:うどんともえぎがどっちがどっちかわからない。

もえぎ:リーゼントの青年?眼鏡。

木の葉丸:口うるさい中堅。若干ボルトにヤキモチ?!(笑)

イルカ:かなり落ち着いた感じ(老け過ぎ)

サクラ:サスケと結婚したらしい。百豪の印健在。サラダの母。

サスケ:木の葉隠れの額宛てをしていない。娘のサラダには「しゃーんなろー」と評価されている。深い森の中で何かの気配を感じているが…。左手の再生に関しては描写無し。

黒土:現土影。従者が赤土。

長十郎:現水。従者不明。

ダルイ:現土影。セクシーなおひげ。従者はオモイ?

我愛羅:現風影。従者はカンクロウ。多分、カンクロウは今でも我愛羅に護衛は必要ないと考えてる(筈)。

うずまきナルト:七代目火影。カカシの跡目を継ぎ木の葉隠れの里をまとめている。右手包帯グルグル。里の人々全員が家族だと考えている。今も九尾の人柱力としてその封印内に九尾・九喇嘛を宿している…が、平和の為にグーグー眠るだけの緩い日々を過ごしているらしい(笑)。

昔妖狐ありけり
その狐九つの尾あり

狐封印されし忍の童
これと長きに渡り寄り添いて
いつしかとなりけり

新たなる災厄
十尾復活せしが
忍の童忍の者と成り
妖狐と忍の輩一丸となりて
これを封印せしめる

妖狐封印忍の者
四代目火影の子にして
名を七代目火影と申す—

第四次忍界大戦のお陰でそれまでバラバラだった忍界がまとまり、結果的に平和を得られたように思います。また多里との婚姻が可能になった事がカップリングから分かります。木の葉隠れの里も火影岩にビル群が出来て発展しているようです。建築様式も木造から鉄筋コンクリート?に進化していますし、液晶のノートパソコンなどの電脳機器の普及しています。ボルトが11歳程度?と考えれば終戦から14〜15年程度経過した時系列でしょうか?木の葉隠れで五影会談が催されて懐かしき面々が集まった訳ですが、という武力(軍事力)が世界の均衡を守っているのは昔と変わりません。この場合…多少の紛争を燻(くすぶ)らせている筈…現実問題としてその必要があると思います。

雨隠れや滝隠れなどを有する小国はどうなったんでしょうか?隣接する五大国に吸収されたんでしょうか?それとも今も存在するのか?どちらにせよという戦力をある程度消費させての存在そもものを安定させる必要があると僕は思うんです。或いはのスキルである忍術やそのエネルギーであるチャクラを生産に転換する方法も考えられますが護衛だとか忍術体術の鍛錬、それに武装が日常になっている以上はは僕らが知る兵隊(軍隊)の様相を大きくは変えていないでしょう。そこから食い扶持としての戦争を維持する必要性が生じるのではないかと思うのです。きっと暗部だって残っているんじゃないでしょうか?それでも少なくとも木の葉隠れの里は平和で大いに発展しています。

そこに痛みを伴う戦争の中で得られた反省が効いているでしょう。そして、戦いに生き残った人々全てがどうするか自分で考えるようになった…。そうです!!人々が成長した結果、相手の気持ちを推し量り、自分の行いの是非を考える余地が生まれたのだと、僕は思います。ボルトは父親に注目して貰いたい一心でいたずらに励みますが、ナルトはそれを包み込む様に「お前もつれーかもしんねーけど少しは耐え忍ぶ事を覚えねーとな」諭せるようになっています。殺すだけではない。奪うだけでもない。お互いが譲り合い許し合い、世界のバランスを何とかして保つ知恵を付けたのであります。ナルトがボルトにキリリと伝えた様に、大人が子供らに伝え続けられればもっともっと変われると思うんです。

人生とは戦いなのであります。そこにはキレイな事だけではなく汚い事が数限りなくあります。楽しい事ばかりではなく悲しい事も辛い事も沢山沢山存在します。僕らは『NARUTO -ナルト-』を通じて相手を打ち負かす「力」だけが「強さ」ではないのだと教わりました。自分の中の痛み憎しみの感情に押し流されるのではなく、相手の中のそれらを感じ取り考えられる「優しさ」こそ本当の「強さ」なのだと僕らは思い知らされたのです。全ての人と人がそれを理解し続けられるなら本当に世界は変われると僕は思います。そして、それを実現する為に「恐怖」「幻術」ではなくて人と人が分かり合う努力を根気よく続ける。それに伴う陣痛耐え忍ぶ尊さを僕らは忘れてはならないのです。

第700話「うずまきナルト!!」
ナル×ジャン ケルベロス

( ´・ω・)つ旦


第699話「和解の印」

 
「ナルト…」(サスケ)

(この時のオレは
あのお前の言葉を思い出していた

オレと居る時
兄弟がいるのはこんな感じなのかと思うと…

その感覚が……

この時やっと分かったんだ

オレは旅をし世界を巡っていると……

あの時の事をよく思い出す

オレ達は孤独で愛に飢え
憎しみを募らせたガキだった


そこからオレ達は互いに違う道へ行き
……戦った
だが時が経った今こう思う

父や母……
それに兄弟だったイタチの苦しみや想いが
オレに伝わってきたのと同じ様に

今はナルト…
お前の苦しみや想いが
同じ様に伝わってくるだろうと

お前は決してオレを切らず

ずっとオレの心に近づいて来てくれた

オレに憎しみをぶつけてきても
おかしくなかったはずなのに
お前はずっとオレの事を友だと言った

オレはその想いすら切ろうとしたってのに…

…そして片腕を失ってまで
オレを友として止めてくれた
お前のおかげでオレは救われた

いがみ合ってたちっぽけなオレたちが
今は互いの心を痛み合うことができる

そして旅を通し世界を見てこう思った…

この事はオレ達だけじゃなく
もっと大きなものにも言える事なのかもしれないと

…だがお前のようには
なかなか出来るものじゃない
そう簡単にはいかないだろう
オレ達自身がそうだったように
大きなものならなおさらな)(サスケ)

「これを…返す」(ナルト)

「お前との本当の勝負まで
……取っておいてやるよ」(サスケ)

(それは祈りにもにた想いだ
それができるまで耐え忍んでいく
その様を任された者たち
……
それがオレ達…

忍者なのかもな)(サスケ)

静かなエピローグでした。終末の谷の柱間とマダラの石像は既に崩れ落ちていて不意にその手と手が重なり和解の印を結んでいました。ナルトとサスケの魂もその上に折り重なり少年の姿で手と手を結び蟠りを解いていました。第一部のクライマックスのあの和解の印を今一度二人は思い出すかの様に。ナルトとサスケの有り様を見出したカカシとサクラもまた安堵しました。子供の頃のように無垢に一途に同じ場に居られる…そういう関係が甦りました。でもあの頃とは違います。彼らは無知でもなく無力でもない。この世のありとあらゆる痛み…その他こもごもを全て受け入れて成長しています。その上で自分や他者をありのまま感じられるようになったのです。酸いも甘いも分かる訳です。

カカシが目頭を押さえる代わりに額宛て<クイッ>とズラして左目を隠していますね。もう写輪眼じゃないから隠す必要がないのに長年染み付いたですよね。また第七班の教え子が昔の様に交われたのが凄く嬉しかったのだと思います。ナルトとサスケは残った左手と右手で印を結び、血継網羅輪廻眼のチャクラを持って無限月読解術に成功します。神樹の根の虜になった世界中の人々は無事に放免されました。大蛇丸も無事でした(良かった!!)。テンテンも六道仙人の宝具の巻物と共に生還(結局宝具からサムイとアツイだっけ?が救出されただけでしたが)できました。ヤマトも助かりました。微妙にグルグルが抜け殻っぽくて災厄の予兆を感じさせています。

地爆天星で拘束されていた尾獣達もサスケは解放しました。戦争もこれで終わり。全てはめでたしめでたしで文字通りの「大団円」を迎えました。戦後、戦没者の合同葬儀などを経てカカシが六代目火影に就任し、サスケの罪も恩赦されました。ナルトとサスケの腕の欠損は綱手が柱間細胞で義手を拵えてくれるそうです。サスケは旅に出ると言います。「少し気になってる事もある」なんて気になる発言も!!このエピローグ大人になったサスケが改めて世界を見た後の回想として描かれているように思います。最後はサスケが里抜けで置いていった額宛てをナルトがサスケに渡すシーンでした。ナルトはサスケにこれを渡したくてズーッと懐に忍ばせていたのでしょう。

きっとそれと同じ様にサスケを何とかして救い出したい想いも心に止め忘れずにいたのでしょう。自分の言葉は曲げない。それがナルトの忍道でしたが、その言葉通りナルトはサスケを友と信じ続けたのであります。それはナルトの祈りだった筈です。ナルトに助けられサスケもそれを実感しています。恐らくはそれを根気よく繰り返し世界に波及させるベキだと彼らは考え至ったのだろうと僕は思います。そしてそれを押し進めるのが「忍」なのだと気付いたのでしょう。「愛」だけでも「力」だけでも世界は救えない。そこに子供のような無謀さはなく冷静で落ち着いた思考がある。彼らはどうするか自分で考えられるようになったのであります。こんなにも立派で逞しく成長したのであります。

2007年の6月5日。僕はナル×ジャンを立ち上げています。今は2014年だから7年と5ヶ月もの永きに渡り僕はナル×ジャンを続けて参りました。カカシがデイダラを神威で懲らしめた件で「ねっ!!ねっ!!カカシの写輪眼も万華鏡写輪眼になったでしょッ!!」と誰かに聞いて貰いたかったのかな?他にもいろんな気付きがあってそれを誰かに伝えたくて始めちゃったんだよなー(遠い目)。そしてこうして物語の最終回までどうにかこうにかやってこれました。途中何でも落ちそうになりながら頑張りました。皆様の叱咤激励に支えられ、勝手に交わした約束に縛られて今日という日を迎える事ができました。ナル×ジャンの読者様には心の底から感謝の気持ちをお伝えさせて頂きます。

ありがとうございました!!

僕は長い長い旅をしていたのかも知れません。そしてある時は腕を千切られたり体を<ズブリ>と刺されたり、またある時には火で焼かれ水攻めにあったり…またまたある時には感動の渦に飲み込まれたり、大声を出して笑ったり…。僕は『NARUTO -ナルト-』の登場人物と共に日々考えていたように思います。僕もまたこの物語と共に成長していたのであります。こんなおっちゃんになってからでも人は成長できるものなんですね。僕はナル×ジャンを続けて良かったと思っています。『NARUTO -ナルト-』最終回までどうにかこうにかではありましたが、きっとその点においてはナルトも褒めてくれるんじゃないかな…なんて、不遜ながら僕はそんな風に思っています。

少年少女にも何かをやり抜いて欲しいと僕は思っています。何でもいいから自分の言葉を曲げないでやり抜いて欲しいです。僕がグダグダではありましたがナル×ジャンをやり通したように。何でもいいから!!!それはきっと皆さんの自信となり皆さんを支えてくれる。そしてそうして頑張る姿に誰かが反応してくれる。その人も頑張ろうと思うようになる。僕らはそうやって繋がれる生き物なのかも知れません。僕はそれをに感じていましたから。そしてそれが皆さんの物語になって行くのです。アナタ達はアナタ達の人生において主人公なのであります。どうすればいいか自分で考えられる大人になっていって欲しい。頑張って欲しい。強く逞しく生きて欲しい!!

『NARUTO -ナルト-』

こんなに素晴らしい作品に同じ時期に皆さんと出会えて良かった!!!!!岸本斉史様。神様キッ神様。本当にありがとうございました。たまに酷い批判とかしてしまってスミマセンでした。もし何かの偶然で僕の吐く戯れ言がお耳を汚してしまった事があったなら許して下さい。特に「散ってくれ!!!」は僕の誤解だったと反省しています(笑)。ホントにホントに誰よりも尊敬しています。『NARUTO -ナルト-』からはいろんなモノを頂戴しました。何よりナル×ジャンでいろんな方々と交われた幸せ。そうさせる「愛」「力」がこの作品には在ったのだと思います。皆々様とは後少し茶話会にてお話ができればと思います。取りあえずお疲れさまでした。ありがとーッ!!!!!!!忘れないよーッ!!!!

第699話「和解の印」
ナル×ジャン ケルベロス



( ´・ω・)つ旦(僕は19時頃から参加しまーす!!ノーガードでーす!!)


第698話「ナルトとサスケ⑤」

 
(…ナルト…
お前が昔…常に一人でいるのは知っていた
生き残ったうちはのオレと同じで
里で皆に阻害されていたな…

バカな事をしては
わざと叱られようとしていた…

他人と関わる為だろう…

最初はそんなお前を見て
くだらない奴だと思った

じゃれたいだけの弱い奴だと

…だが
何度もバカをして叱られているお前を
ずっと見ていると

…なぜだか気になるようになった

その時思った…

お前の弱さがだんだん
オレに染まってきたんだと

それからお前を見る度にどんどん
気になるようになっていった

他人と繋がろうと必死なお前を見ていると

オレは家族を思い出すようになっていた

そしてなぜだか安心したんだ


だがそれは…
同時に弱さだと思った

オレはその弱さから逃げるように修行をした…
兄への復讐のために…
兄より強くなるために

なのにお前と同じ班になっちまった…
そしてまた家族がチラつく……

火影になりたいとほざくお前と
一緒に任務をこなし…
互いに強くなっていくのを
実感したオレはいつしか

お前とも戦いたいと
そう思うようにもなった

そしてオレは
七班に己の家族の影を見るようになっていた…

だから…お前の苦しむ姿を見る度…

そう……
オレも—

オレが痛くなったんだ

お前の痛みが分かった時
初めて仲間と思えた

そしてその反面…
急激に強くなっていくお前を
ほっておけなくなった

どんどん強くなっていくお前を見て…
オレは…)(サスケ)

(オレだっていつもお前が一人なのは知ってた
同じような奴がいるって安心した…
すぐに話しかけたかった…
なんだかうれしくてよ!

けどそりゃ止めた…
何でもできるお前がうらやましくて…
オレのライバルに決めた!

お前はオレの目標になった
何にもなかったオレがつながりを持てた

第七班で任務やってよ…
お前みたく強くかっこよくなりたくて
ずっとお前の後を追いかけてた)(ナルト)

(逆だ……
本当はオレがうらやましかったんだ

オレには無い強さがあったから…

お前はいつもオレの前を歩いてやがった…
まるでかつての兄さんのように—

そして今日も…)(サスケ)

とうとう…ナルトとサスケの終末の谷の決闘決着しました…。もう随分と永く僕はこれを待っていた…筈なんだけど、何と言うかあまり感慨がない。だから感想が書けない(汗)。或いは余りにも感慨が深い所為か…もうどうでもいい事だ…。その昔、六道仙人アシュラ(=ナルト)とインドラ(=サスケ)を生み出した。アシュラ「愛」を、インドラ「力」を、それぞれ悟り、六道仙人の後継者としてアシュラが選ばれたが、インドラはそれに承服できず戦いの歴史が始まった…。ここでサスケはナルトとのこれまでを思い返しています。そしてその中で自分に足りないものをナルトに見出していたと告白しています。それが自分の弱さでもあったとサスケは実感しています。

ウロボロス(拾い物/サイズ変更)

自分に欠けた部分を他者に見出しそれを喰らおうとする…。ナルトにしてもそれは同じだった訳だ。それはまるで二匹の蛇がお互いの尻尾に噛み付いてぐるぐる回るウロボロスのように。時にそれは全てでありでもある。ナルトとサスケ…。太極ここに極まれり…なのであります。これでお終い?!いやいや…これが始まり!?よくよく考えてみると「力」を振りかざして一人になろうとしたサスケを「愛」で繋ぎ止めたナルトが飲み込んだ訳であります。陽が陰を喰らってしまったのです。これでは陽が勝ち過ぎて安定できません。例えばこの結末が全く逆になっても同じ。ナルトとサスケの存在。それを「愛」「力」と置き換えて考察するならば両者の拮抗にこそ安定があるのだと言えましょう。

一人完璧になろうとして失敗したイタチ。何でもかんでも欲しがって取り込み続けた大蛇丸やカブト。彼らもまた物事…森羅万象の理から外れた存在だったように僕は思います。「愛」だけでも「力」だけでも世界は回らないのです。「愛」「力」が合わさって初めて世界安定するのだと、僕はこの物語から教えられた気がしています。だからこれは終わりではなく始まり…。この世の安寧とは創造と破壊、生と死、愛と力…正反対が絡み合う上に秩序を保つものなのでしょう。奇麗なものばかりで世界は作られていない…のかも知れません。清濁を合わせ飲んでこそ人は人たり得る。そういう風に創られているのではありますまいか?ああ…しかし…終わってしまうのですね。

「…るっせーよ…ウスラトンカチ」(サスケ)

このお話の最後にサスケがそう言います。ナルトとサスケの利き腕は二人の衝突に削られてしまっていました。夥しいが流れ出て、しかしてそれが二人を繋いでいる。「愛」「力」の闘争の果てに二人はやっと結ばれたかのようです。しかし、こんなものナルトの陽遁があればチョチョイのチョイと直せるのでしょう。ふとそう思ってしまう自分が悲しい(笑)。カカシの眼を一瞬で創造したんだから腕なんて朝飯前でしょう。しかし、それで人は幸せになれるのでしょうか?痛み痛みとして引き摺らずに人は正しく生きていけるのでしょうか?人生なんて後悔ばかりだ…と僕は思っていますが、それには満更でもない気持ちも多分に含まれています。忘れないから後悔できるのです。

後悔できる人は他者を思いやれる。理解できる。それがきっと人の清濁であり森羅万象の陰と陽に符合する部分なのだと思います。そういうバランスの上で人は世界は漂っているのではないでしょうか?そう考えていると『NARUTO -ナルト-』で示された「チャクラ」というチートなエネルギーとそれを現象として出力する「忍術」というものが如何にも余計に感じられます。それはナルトとサスケという蛇が食いついた双方の尻尾なのかも知れません。そうなんだ!!これは終わりのない物語なのであります。生きるという事は即ち戦う事なのであります。優しいだけでもいけない。厳しいだけでもいけない。人生においては繋ぎ止めているだけでなく時には何かを切り捨てる必要もあるでしょう。

「愛」だけでも「力」だけでも大切な人は守れません。その双方をバランスさせてこそ人は…世界安定できるのです。そうであってこそ人は本当に強くなれるのです。波の国「白」がナルトに告げた言葉の、それが本意でありましょう。少年少女もいずれはあなた方を育んでくれた親御さんの「愛」を知る事となる。そして彼らが振るった「力」と流した「血」にもあなた方は気付くでしょう。そして気がつけば今度は自分が愛する人と寄り添い守っている事でしょう。あなた方も蛇の尻尾に食らいついているのだ!!!それを逃してはいけない。死んでも放してはいけない!!!良い事も悪い事も、奇麗な事も汚い事も、成功も失敗も…それらを繰り返して人生は、世界は回転しているのだから。

僕らは『NARUTO -ナルト-』という偉大な作品で出会い繋がれたのだと思う。僕はそれを手放せずに沸々としていた。余りにも壮大で底知れないスケール故に離脱された方々の想いも僕は勝手背負ってここまで来れた。自分の意に反して逝かれた方の想いも僕は手放せずにここまでやって来た。しんどい時もあった。逃げ出したい時もあった。それでも続けて来れたのは皆さんのお陰だったと思うし、未だ見ぬ少年少女の澄んだ瞳のお陰なんだと思っている。そして、それらこもごもの想いを受け止められたのはやはり『NARUTO -ナルト-』だからなんだ。こんなに愛せる作品に皆さんと同じ時期に出会えて本当に良かった。この幸せに心の底から感謝したい。ホントにホントにありがとう!!!

そして次週、いよいよ最終回であります。何とはなしに大団円予感がしますな。ところでかの自来也先生は雨隠れの深い深い水底に沈む件で「物語は最後の”結び”の出来で決まる」などと申していましたが、キッ神もハードル、自分で高くして!!と内心、僕は心配しています(笑)。しかし、そこはキッ神の事ですからきっと大丈夫でしょう(笑)。長かったな…長かったけど一瞬みたいにも感じる。僕は『NARUTO -ナルト-』最終回最終頁をどんな風に捲るんだろう。そして皆さんも。少年少女心して捲られよ。そして、今度は僕も含めて皆さんの、少年少女もだよ…それぞれの物語が始まるのです。僕らはこの出会いを胸にこれからを歩むのです。この一期一会噛み締めながら。

第698話「ナルトとサスケ⑤」
ナル×ジャン ケルベロス



第697話「ナルトとサスケ④」(2)

 
ホントのホントに佳境なんだけどナルトとサスケがガチ殺し合ってて若干引いてます(笑)。ナルトもチャクラが底をつき、サスケも瞳力を使い果たしてカラカラ…。それでも殴り合い蹴り合う。イタチはあれ程サスケに「一人で完全になろうと思うな」と諭したのに、サスケはそれの真逆の火影像を目がけて世界を牽引しようとしてて、それをナルトが必死で止めようとしている。全く…今までの騒動とは、悶着とは難だったのか?!をサスケはどう受け取ってこんな答えを出したんだろうと僕は考えていました。それでその問いの答えをサスケがナルトに込めた「散ってくれ!!!」という願いに何となく見出しています。サスケはナルトを殺さないと僕は考えています。

それはイタチがサスケを残したのと同じ。この世の全ての一身に背負いただ黙ってサスケに殺されたイタチイタチはサスケを慌てさせ怖がらせ怒らせました。追いつめられたサスケはイタチの血を浴びて新たな生を得たようなものでした。サスケにとっての火影とはイタチのような忍を言うのです。この世の闇の全てを請け負いそれでも生きる…絵空事。現実味のないサスケのアイデアの裏にはイタチになりたいサスケの本心が忍んでいるのだろうと僕は考えています。そして同時にそれはキッ神の想いでもあるように感じます。サスケが願う「散ってくれ!!!」とはこの作品…『NARUTO -ナルト-』に対する叫びなのかも知れないと僕は思うのです。キッ神もまた…

その点においてイタチを目指している。僕はそう思えます。そんな台詞を神に吐かせたは反省して頂きたいと思うのであります。こんなになる前にもっとキレイにお話を閉じるなんていくらだってできましたもの。かの終末の谷においてナルトとサスケが殴り合う様に何をか感じて欲しいです。これはキッ神と週ジャン編集部との殴り合いにも等しい。この先どんな事があろうとも僕は『NARUTO -ナルト-』という作品を愛している。心の底からそう思える作品に出会えたこの幸せを僕は何よりも感謝する。その上でサスケの下した決断を噛み締めるべきなんだと思う。キッ神の慟哭に耳を峙(そばだ)てるべきなんだと思う。キッ神は今…その一言を絞り出さんとしているのだから。

許せこれで最後だ…と。

第697話「ナルトとサスケ④」
ナル×ジャン ケルベロス


第697話「ナルトとサスケ④」(1)

 
(オレは—
今ここでのお前との勝負が最後なのさ…

インドラの矢…

今のオレが放てる最強の技だ
もう…

散れ…<カッ>

散ってくれ!!!)<ドッ>(サスケ)

”インドラの矢”ですけど、先週号の感想で僕もそう書いていましたけど先バレではなくて勝手に命名していただけです。でも、少年誌の常識として”インドラ”と来たら”矢”ですから。確かラピュタでムスカが使ってたような…。それに応じる様にナルトの”尾獣モード”も多重影分身からの〜ォ三面六臂”アシュラモード”(ネタ元は仏像の阿修羅像)に変化してる…としたのも少年誌的なネーミングの予想です。きっと次に出るファンブックで何らかの説明があると思いますけど、まぁ、ホントに終わっちゃうのね『NARUTO -ナルト-』。早く終わるべきだとは思ってましたが実際にそれが決まってしまうと惜しい気がします。それとは逆に遅きに失した感も否めない複雑な心境でもあります。

しかし泣いても笑ってもあと2話ですか!?僕は今回のサスケのインドラの矢がナルトをかすめる形で外れてサスケがナルトの螺旋手裏剣をもろに喰らって死んじゃうのかな…とうっすらと考えてたんですけど、サスケが(今ここでのお前との勝負が最後なのさ…)と噛み締めるのを見てるとサスケがホントに自死しそうで怖いです。このお話の最後でサスケがナルトのチャクラを奪って千鳥を発動しますけど、その切っ先はナルトではなくサスケの体に向かうんじゃないのかな…なんて怖い事を考えています。未だにサスケがこんな風に暴れるのが受け入れ難いのでお話がス〜ッと入って来ないけど、サスケも充分に学んだ筈なのに何で「刃」「心」に仕舞えないのか?を考えてみようかな。

続きまーす!!

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