第672話「夜ガイ…!!」④

 
「ナルト…

イヤ…なんとなく前と違うな…」(マダラ)

「ああ…自分でも不思議に思うってばよ…

今なら…全部を変えられそうだ!」(ナルト)

ガイの「夜ガイ」が完璧にマダラに極まった筈なんですけど、「死ぬところだったぞ」(しかもハハハ)で流されています。「夕象」においては空拳(空気砲)による物理的攻撃でしたが、「夜ガイ」は空間を歪める程にガイの移動速度(運動エネルギー)が高く、その余りにも速過ぎる攻撃速度が空気の移動を凌駕する為にガイの足刀(蹴り)がマダラの肋骨を直撃する事になったのだと思います。勿論、音よりも速く、その速度は限りなく光速に近付いているのだと思います。血継絶後(仮称)チャクラがマダラに在る以上、忍術による攻撃は通じません。それはイタチの”須佐能呼”が所有する八咫鏡チャクラの相克を利用して攻撃チャクラを無効化する理屈と似ているのではないかと、僕は考えています。

例えば風遁で起こした暴風で吹き飛ばされた石つぶてはマダラにダメージを与えられないんでしょうか?或いは雷遁チャクラで加速器(=電磁砲)を稼動して鉄の塊を撃ち出してマダラに浴びせたらどうなるんでしょうか?僕はガイの八門遁甲の陣とはりっぱな忍術だと考えています。点穴の一種である八門を順次開放しより高次の肉体活性を得るのですが、その原動力はやはりチャクラに他なりません。マダラの肋骨に刺さったガイの足刀とはチャクラによって加速された純粋な砲弾と同義でありましょう。ガイの足刀がマダラに刺さって死にかけるんですから、先に言ったレールガンなんかが存在するならマダラなぞ瞬殺できるんじゃーないでしょうか。そういう「第三極」が存在が予想されたりして…。

ま…もしそんなのがいるんなら間違いなく第三部突入でしょうから全世界で卓袱台乱舞するでしょうね(笑)。ガイがマダラに一矢報いた後、体が焼け焦げて足刀は<サラ><サラ>と黒い灰になっていました。それは完全にリミッターを外して肉体を酷使した以外に移動速度による空気の摩擦熱や足刀衝撃の反作用(反動)の賜物でしょう。そして、それを可能にしたのはやはりガイのチャクラでありまして、単にガイはそれを体術に変換していたに過ぎません。厳密にはガイは体術に変換する事しかできなかった訳ですが、そのロジックが通るなら他にも血継絶後(仮称)チャクラに対抗する手段はいくらでも存在すると僕は思います。ありますかね…「謎の機械化小隊編」とか!!(笑)

しかし、ガイの決死の攻撃もマダラには及ばなくて柱間から奪った自動再生能力がマダラを修復します。そして、武士の情けでガイの介錯をしようとするんですけど…マダラの黒い玉って「求道玉」って言うんですね。それでガイを粉々にしようとするのを復活したナルトが救います。ガイは八門遁甲の陣を使ったのだからどうせ死んでしまうんだから同じ力でマダラを畳み掛けるべきだろ!!と思いましたが、ナルトにはガイを助ける手段があったのです。例の右掌の”太陽”の紋章…それが翳したガイの「死門」<フォッ…>とまた火が灯ります。ナルトは六道仙人ことハゴロモから「力」を授けられました。僕はそれを木遁に止まらない生命全般に関わる能力であると予想しています。

ここで颯爽と登場したナルトに注目してみましょう。特に目立ったオーラ(チャクラ)で体が覆われる等の神々しさはありません(笑)。しかし、目が「蛙眼+狐目」で、これは長門を倒した時の「仙人モード+九尾のチャクラ」と似ています…が、今回は仙人モード特有の「隈取り」がないですね。これで単行本化した時にキッ神のタイムマシンが発動されて「隈取り」が加筆されるのも剛毅剛毅ですけど、恐らく全ての忍術を否定出来る血継絶後(仮称)チャクラの塊である「求道玉」を足蹴にして無傷なんですから、ナルトもマダラと同質の「力」を手に入れたと考えるべきだろうと思います。そして、神威の異空間からの復帰もナルトがオビトにも<フォッ…>とした可能性が…あるある(笑)。

ガイが死ななくて良かったーッ!!(笑)

第672話「夜ガイ…!!」
ナル×ジャン ケルベロス

 

第672話「夜ガイ…!!」③

 
「夜ガイ」のナル×ジャン的解釈

「積!!!」(ガイ)

「流!!!」(ガイ)

(速…)(マダラ)

<グニャ>

(何!?
空間がねじ曲がっただと!?)(マダラ)


(夜ガイ!!!)(ガイ)

<ドガ><ガガガガガガ>

朝孔雀→昼虎→夕象→夜ガイ第六・景門→第七・驚門→第八・死門で推移して、死門の最終奥義が「夜ガイ」ということで、これを「四獣」(四神)に対比すると東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)で「玄武」「亀」だと思うんですけど、「夕象」の五連撃が「象」でその裏をまんまとかくのがキッ神の三択法(でしたっけ…笑)。裏をかかれて「アレレ!?」と思ってるところに<スルリ>と「龍」が忍び込んで「死門=四門」が美しく整う…と、まぁ…これまでも(そして、これからも…)こんな風にキッ神に僕らはしてやられるのだろうと思います(笑)。そして、最期の最後に「ガイ」が来る…ネーミングの妙

これはガイの「死」を超えた奥義であり、「四獣」を差し置いて「夜ガイ」なのはガイの自己提示だったのだろうと、僕は思います。死門に最期のチャクラを灯したガイの決意。そのチャクラは「龍」を象り、「体術においてオレの戦った者でお前の右に出る者は一人としておらん!!」とマダラに言わしめる力量を示します。その速度(=運動エネルギー)は空間を歪める程に凄まじく、ガイの移動速度が光速に近付いている事実を示唆しているのだと思います。今にして思えば、朝孔雀=鳳凰(フェニックス)=”炎”であり、昼虎、夕象”風”で、これってチャクラ性質と関連してるのかな…と思えます。つまりは五行の属性。そしてこれは生来ガイが所有していた「エレメント」(チャクラ性質)なのかも…。

もしもガイの経絡系が素養的に万全ならばガイも忍術が扱えて”火””風”チャクラ性質が使えたんじゃなかろうかと、僕は思います。しかし、何らかの遺伝的な問題があって、ガイはそれを上手く表現出来なかったのではないでしょうか。それでガイはリスクの多い「八門遁甲」というスキルに傾倒して行ったのだろうと、僕は考えています。そして、最終奥義の「夜ガイ」では「龍」の威容をそのチャクラが具現化しています。これはガイが本来持つ”水”チャクラ性質であり、ガイは”火””風””水”の三つのチャクラ性質を本来は扱えたのではないかと思える描写であったと思います。そしてガイの朝孔雀以降の体術においてチャクラの具象化が描かれるのは術(技)の深度に由来すると、僕は考えます。

ヒナタがペインの木ノ葉強襲「告白」でその双手に「獅子」を降ろして獅子奮迅の猛攻をペイン・天道に浴びせたのも、ナルトに対する想いの「深さ」にあったと思います。同じようにいつも一生懸命に何かと戦うガイもチャクラの本質と深く繋がれたのだと思います。ただ一般的な忍のようにチャクラを扱えない肉体的な問題を抱えていた為にそれを一般的な忍術として発動出来なかっただけで、チャクラを体術に変換して出力する「八門遁甲」でガイが恵まれていたという事なのだろうと思います。こういう描写を吟味していると、「土・水・火・風・雷」チャクラ性質も須らく「自然エネルギー」と繋がっていると思えます。そうなれば「四獣」でなく「五獣」なんですけど…。

しかし、それも「麒麟=雷」が上手くハマって事無きを得るんですけど、そもそも「陰陽五行」の解釈が『NARUTO -ナルト-』にあっては異質なのでここから先は突っ込みますまい(笑)。しかし、『NARUTO -ナルト-』の描写においてチャクラの具現化具象化)とは「自然エネルギー」或いは高次な自然界のアイコンの召還…みたいな図式が確かに存在していると思います。これまでも再不斬が”鬼”のイメージを呼んだりしましたし、ナルトが怒りに任せて九尾=狐をイメージしてみせたのも、それらが何らかの在るべき自然界の意匠を意味しているように思えます。そして、その仕組みが人智を超える結果を引き出す忍術を説明出来るのだろうと、僕は考えます。

ガイは「八門遁甲」のスキルを介して”水遁”或いは”水のチャクラ性質”最高水準の効果を引き出している訳です。そして、それは”龍”の威容を示し空間を歪める威力を発揮しているのだと思います。ここでガイは「積!!!」というかけ声(詠唱)「力」を溜めて「流!!!」というかけ声で放出しています。硬い話で恐縮ですが、ぶっちゃけ予備動作の排除が根幹に在る(といっても過言ではない)体術で、その達人たるガイがこのような「起こり」(=予備動作)を容認するのは、ガイが「体術だけでも…」と念じながら精進していようと、所詮はチャクラの恩恵から脱していない「八門遁甲」という忍術のカテゴリーの中でジタバタしていたからだと、また救いのない事を僕は考えているのです(笑)。

続きます(微妙に今日に間に合わず…)

 

第672話「夜ガイ…!!」②

 
ガイとの出会いの回想の解釈


<シュビ>「応援ありがとう!!!」(ガイ)

「は?」(カカシ)

「……」(サクモ)


「カカシ…
アカデミー入学が決まったからって
うかうかしてられないよ」(サクモ)

「え?」(カカシ)

「このままいくと

あの子はお前よりも強くなる

補欠の発表はまだだろ…?
アカデミーもバカじゃない…
彼の名前を聞いて覚えておくといい…
いいライバルになるよ」<トン>(サクモ)

(本当に父さんの言った通りだったよ…

ガイ!!)(カカシ)

ガイが八門遁甲の陣の最終奥義である「夜ガイ」を仕掛ける描写でカカシがガイとの出会いを回想しています。カカシが父・サクモ同伴でアカデミーに赴く時にアカデミーの入学試験に落ちたガイとその父・ダイと交錯しています。サクモさんがちょっと老けたカカシみたいで、木ノ葉のペイン強襲事件の「焚き火」で登場したサクモさんとちょっと感じが違うなーと思いましたが、サクモさんはこの後色々あって急速にしょぼくれちゃったんですかね。一方、カカシは子供の頃の方が今よりもズーッと冷たい感じがします。きっとこの後サクモを亡くしてカカシも色々とあってナルトやサスケ(あとサクラも)を弾かずにソフトに受け止められる度量人間味を獲得して行ったのでしょう。

それに対してダイとガイの親子と来たら…(笑)、一卵性の熱血親子ですけど、これはブレずにガイの人となりを構築しているようです。しかし、ガイもダイを早くに亡くしていて、それが八門遁甲の陣だったというのが皮肉な展開ではありますが、それでこそカカシがこの期にこの回想を思い描くという事の意味があると言えるでしょう。しかし、こんな素っ気ないカカシに何でガイは「応援ありがとう!!!」と言ったのでしょうか?これを”ただの天然”で済ませちゃうのはナル×ジャンとしては看過出来ません(笑)。この時既にガイはカカシのフルネームを知っています。これは”木ノ葉の白い牙”の通り名を持つサクモの子で、優秀なカカシも相当有名だったんじゃないですかね。

恐らくこの段階でカカシを強く意識していたと思います。そして、既にカカシを”永遠のライバル”と認定していたんじゃーないでしょうか。そのカカシが自分の事をある程度知っていた!!それがガイにとってどれ程嬉しい事だったか!!そしてそれをガイはカカシの「応援」だと受け取ったとしても不思議じゃありません。カカシは素っ気なく冷淡な風貌とは裏腹に少なからずガイに対する興味を持ち合わせていました。そして、それをガイが脳内で拡大解釈して受け止めたとしても仕方ない…というか、この頃から二人は相思相愛だったんだな…と思えたりして、ガイがアレな状況なのに何だか良い気分になってしまいました(笑)。僕も思わず親指を<シュビ>とおっ立てました!!

そして、ガイの拳や足をサクモは見逃さなかった訳です。傷だらけの拳。その意味をサクモの眼力は見出してるのだと思います。そしてサクモは二人の将来を予見しています。この時、アカデミーの補欠にガイが選出される見立てもサクモにはありました。僕は木ノ葉隠れの里の「人を見る目」というものを高く評価していまして、第一部の中忍試験編でテマリに見かけ上敗戦したシカマルをそれに臨場した上忍連がその本質を理解し正しく評価できた描写や、その直後の木ノ葉崩しでシカマルを信頼して任務を任せた描写などに木ノ葉隠れの里にしっかりと人を見る気風があるように思います。事実、シカマルは中忍に昇格しましたし、ネジなどは第一部と第二部の間に上忍になっていましたね。

そしてガイは八門遁甲の陣「夜ガイ」を発動します。チャクラはガイの闘気を具現化させる程に強烈です。それをしてカカシはサクモの予言の成就を見る訳です。ナル×ジャンのFAQ(←僕の脳内コンテンツです)で「カカシとガイはどっちが強いですか?」というのがあるんですが、この描写で「ガイ>カカシ」が認定されるのもナンセンスだなと考えています。カカシはガイに決して雷切を向けたりしないし、それはガイも同じ筈です。今だってガイが八門遁甲の陣を開くのはリーやカカシを守りたいからなのです。『NARUTO -ナルト-』の大きなテーマに「本当の強さとは何か?」というものが在るのは事実ですが、それは「強さ」パラメーターを問うものではありません。

確かに忍はチャクラを個の「力」を高める為に利用しています。それはチャクラで個と個を繋げて平安を得ようとする「忍宗」の本意に反する行いでありましょう。しかし、ここでガイが見せる「死ぬ気」の中に「忍宗」ではなく「忍術」で世界を導く為の手掛かりが在るように思えてなりません。そして、それは「カカシとガイはどっちが強いですか?」というFAQの答えと重なると、僕は考えています。僕も『NARUTO -ナルト-』を通してその答えを探す一人であります。少年少女にはちょっと難しいかも知れないし、腐ったオネー様方にはどっちが「受け」でどっちが「攻め」かの方が重要かも知れませんが、あと少し一緒に考えて頂けたら…

ケルベロス…この上ない幸せに存じます。

続きます!!


 

第672話「夜ガイ…!!」①

 
「行くか……」ナルトサスケ

方やナルト神威の異空間サスケは戦場の何処か。それでも二人は意志を通わせている…。恐らくはこれが忍宗の繋がり方なのかな…と思いました。何せ六道仙人ことハゴロモナルトサスケの双方に利き腕を出させ、自らの「力」を与えると言うのですから、ハゴロモとしてはここでやっとこさ本当に自分を真っ二つに割ってナルトサスケに託せたんじゃないでしょうか。ところでハゴロモって物凄い人(って言っていいのかな?)だと思うんですけど、物凄く中途半端…というか煮え切らない部分があると思うんです。逆に物凄く賢(かしこ)過ぎて物事の多様性とそれが示す微細な可能性を否定し切れずに悩み続けて結局何も判断出来ずに一生を終えてしまった殊勝な人なのかもね(笑)。

普通はどっちか分からないけど多分こっちッ!!ってな感じで人は物事を決めているんです。決めているからこの物質世界で生きていられる…物凄く強引ですけど、僕らはどうするか自分で考えて選択を繰り返しているのであります。しかし、その判断が何の落ち度も無く100%の合理性があるかどうかなんて考えて下されている筈も無く、気分とか運とか勘とか、デタラメというと語弊があるかも知れませんが、かなり適当に物事とは決せられているように思います。そして、それは人が無知で無能だからできる芸当なんじゃないかと思うんです。ハゴロモは凄く出来た…出来過ぎた存在だったから、結局何も決められなかったんじゃーないですかね。それで精神世界に引き蘢る「監視者」となった…。

この世界の混乱とは偏にそんなハゴロモ完全無欠さにあったんじゃないかと、ここまで出来るハゴロモに僕は思うのであります。ナルトの右手の掌に”太陽”紋章が、サスケの左手の掌に”月”紋章が、それぞれ描かれています。後述がありますが、この紋章がある種の出力デバイスのように機能しています。そして、太極としてのハゴロモが想い遺す事無く自分を真っ二つに割るなんて暴挙に出たんですから、ハゴロモが有する”陽””陰”ナルトサスケに受け渡されたと考えるべきでしょう。もしこの期の及んでハゴロモが何があるか分からないから一部ね一部…みたいに中途半端さを曝け出して小出しにしたんなら、僕のバーちゃんがグーパンでハゴロモを潰しちゃうと思います(笑)。

それでサスケの答えが如何なものだったかは知れませんが、兄・弟への接し方が親として間違っていたという認識の下、修正された公平さを土台にしているようですのでサスケがどうあれハゴロモは双方に自分の能力に対する全権を委譲している筈です。もしそうじゃなきゃ僕のバーちゃんがその硬い拳で…(笑)。そして、こうしてナルトサスケが時空間を超えて通通になっている事実を鑑みればハゴロモナルトサスケ「力」を与える時に二人をチャクラで繋いだんじゃーないかと思うのです(でなきゃ硬い硬いバーちゃんの拳が…)。それはハゴロモが今も主張するチャクラの正統な使用法でもあり、自身が提唱する「忍宗」の在るべき姿であります。ハゴロモは二人に懸けたのです。

ハゴロモ個人としては実現可能な思想や概念であっても、それが衆生の末端までが成し得ない…ハゴロモの絶望とは一つとして同じモノが存在しないこの世の無限の多様性「完全な個」が敗北する現実に在るように僕は思います。どんなに完備されようとリソースが足りなくなるからアウトソーシングして、それらをチャクラリンケージする…それが「忍宗」のロジックだったんじゃないですかね。しかし、それをいきなり一般化するのは「無限月読」と何らかわらないので、“陽””陰”アイコンであるナルトサスケで取り敢えず実現してみよう!!…というのがハゴロモ精一杯の決断なんじゃないかと、僕は思います。何か六道仙人ことハゴロモ悲哀がヒシヒシと伝わる…みたいな(笑)。

続きます。(次はもっとマジメに書きます!!)

暫し待たれよ(140414)

 
こんにちは!!
ナル×ジャンのケルベロスです。
全てのアクセスに心より感謝致します。
仕事の都合で感想が今夜夜半から明日になります。
ホントにいい所なのにスミマセン(汗)。


 

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