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「お面」

 
「うちは一族全員の抹殺…
………
その時のイタチの心情はどのようなものだったか…
それは想像を絶する

イタチは恐るべき選択を迫られることになった
同胞に手をかけるなど有り得ぬ返答(こたえ)だったはずだ

だがうちはほどの忍が内戦を起こせば
木ノ葉隠れの里も火の国も大きく揺らぐ

それを機に他国は必ず攻め込んでくる
第四次忍界大戦の引き金にもなりかねない事態になる

うちは一族の利己的な思想
忍の世界とは無関係な者達も含め
また多くの人間が死ぬ」(トビ)

「………」(サスケ)

「お前がイタチならどうした?」(トビ)

「………」(サスケ)

「そしてイタチは決めたのだ
己の手で一族の歴史に幕を下ろすことを

うちはを憎しみ
裏切ったのではない…
仕方無かったのだ
里の興りからの差別
そして確執のツケ
それをたった一人で背負い込み
己を犠牲にしたイタチの決断を
責めることは誰にもできまい」(トビ)

「………」(サスケ)

「事実あの頃…
このオレも戦争の機を伺っていた
千手の木ノ葉にも
うちはにも恨みがあったからな

だがイタチはそれすら気付いていた
オレの存在に唯一気付いていたのだ」
(トビ)

第400話「地獄の中で」で、トビはうちは虐殺直前のイタチとの接触しています(第43巻/194-196頁)。皆さんも気付いてると思いますが、トビの風体がかなり今と違う…。髪は長いし、装束や武装なんかは全く別物です。特に武装(腰に忍具入れのポーチと長刀を携行している)は、サスケの前に立つ”暁”のトビと余りにも違い過ぎて、とても同一人物だとは思えません。武装はその忍のバトルスタイルが反映されますから、いい歳ブッこいたオッチャン…って言うかお爺ちゃんの筈のトビが10年前と今でここまで大胆に変貌するとは考え難いからです。あと「お面」…穴ぼこは同じだけど、柄や造りは決定的に違います。

トビ(マダラ?)の年表

時期的にはうちは虐殺の直前…九尾事件を起点に考えれば、その8年後(サスケ8歳)の少しばかり前のお話でしょう。イタチはこの時、13歳程度。初代の弟子だったヒルゼンと同年代のダンゾウの年齢が64歳…それから類推してうちはマダラの御歳は90~100歳程度じゃないかと、僕は考えています。ちなみに砂の相談役のチヨ様が享年73歳ですから、ダンゾウは頑張ってると思います(笑)。うちはマダラは人間の寿命的に「そんなの無理…」なお年になってる筈で、もっと言うと、終末の谷の決闘(柱間VSマダラ)で深手を負い、既に死んだも同じ状態だった筈で、それをしてご本人も「形骸化した存在にすぎない」(ep467 )と宣(のたま)っている。

「イタチはオレに接触を求め
ある条件を出してきた」(トビ)

「うちは一族への復讐の手引きをする代わりに…
里側には手を出すなというのだ
同胞をこの手にかける手伝いをすると…」(トビ)

イタチはトビの存在に気付いていた…件の万華鏡の儀式でトビが興味深い話をサスケにしています(第43巻/197頁)。トビはうちは一族を殺しまくったのはイタチだと言うのだけれど、イタチはうちは虐殺の直前にトビと接見し交渉しています。それによるとイタチはマダラのうちは一族への復讐のお膳立てをしただけで、うちは虐殺の共謀者とされるうちはマダラがホントは一族を殺した主犯格だったんじゃないかとも考えられます。そういえば、あの夜、サスケがうちはの集落に戻った時、イタチは電柱の天辺で周囲を警戒していた?とも思えてきます。だとすれば、うちは虐殺に関して責められるべきはトビになる…。

トビがうちは一族を抹殺した…!?

しかし、サスケはこの件に関して全く突っ込みません。トビもトビで、イタチが一族を殺しまくったと言っておきながら、「一族への復讐の手助け」=「この手にかける手助け」(=主犯はトビ)…なんて辻褄の合わない情報をサスケに提供するんだろうかと疑問でしたが、やはり、イタチの死の悲しみがサスケに正常な思考能力を抑え込んでいたと考えるべきでしょう。トビとしてはサスケをこれ以上ないくらい後悔させ、万華鏡写輪眼を開眼させる必要があったのですから。しかも、その後悔が木ノ葉隠れに対する恨みに昇華するのですから、サスケを幾重にも混乱させる行いには幾許かの整合性を感じます。

トビがサスケに情報をあれこれ提供する事で粛々と万華鏡の儀式は進行して行きますが、いろいろとが鏤められていると思いました。イタチが何故かサスケとの闘いで雄弁だったのも僕には気になっていたんですが、イタチとしてはサスケに殺される予定でしたから、その後、トビがサスケに取り憑くのも想定の範囲内だったんだと思います。なので、イタチの証言とトビの証言の差分で、サスケにその真偽を吟味して貰いたい一心で、普段は寡黙でカッコ良いイタチがあんな風に口数が多い…時にちょっと危ない表情でサスケに刷り込んだのかなー…と思います。九尾事件真相はその最たるものだったんじゃないでしょうか。

「十六年前―――――
九尾が木の葉を襲った事件
もちろんマダラが起したものだ
それも
四代目によって阻止されてしまった
つまり…」(イタチ)

「今のマダラは負け犬だ…
うちはの本当の高みを手にするのは奴じゃない」
(イタチ)

九尾事件の張本人はうちはマダラだった(第42巻/127頁)…と、イタチは証言している。僕はイタチは嘘をつかない人だと信用しているので、トビの九尾事件「自然発生的な…」(第43巻/185頁)がサスケ対策だったと考えております。トビとしてはうちは一族の被害者としての立場を際立たせる必要があったから。九尾事件でうちは一族は完全に没落したんですから、その引き金をうちはマダラ=自分(という事になっている)が引いたのは、この際マズいと考えたのもあると思います。うちはマダラは九尾事件を起こした。そこで四代目と交戦し、九尾を鹵獲されてしまった。イタチはそれをして「負け犬」と言っている。そこが非常に重要なのだと思います。

「お前ほどの男が
なぜこんな回りくどいやり方をする?
お前の力ならどんな計画も
思い通りのはずじゃぜ」
(オオノキ)

「初代火影柱間との戦いの傷が深すぎたのだ…
今のオレに力はない
言わば今のオレは形骸化した存在にすぎない」(トビ)

ここも重要(テスト出るからな~ッ!!)…イタチとの初接触の行で、トビが漏らしたネタ…「このオレも戦争の機を伺っていた」(第43巻/196頁)と、五影会談のトビの提示はめちゃくちゃ矛盾しています。儀式ではサスケに自分(トビ)で戦争をやろうとしていたと言っているのに、五影会談でうちはマダラに関して一番多くを知っているであろう土影・オオノキに自分は「形骸化した存在」であり、「力がない」…と伝えています。写輪眼てんこ盛りのダンゾウに困ったらサスケを呼ぶトビはどっちかと言うと後者(=形骸化)が似つかわしい。

つまり、トビの言う「形骸化」は嘘じゃない…と思えるのです。しかし、九尾事件うちは虐殺では恐らくマダラは実行犯だった…。そして、九尾事件は四代目を圧倒しながらも九尾を屍鬼封尽で鹵獲(ろかく)され何故だか事件も治まってしまう(「九尾事件」終末の谷の決闘…第五撃参照)うちは虐殺は見事完遂するものの、大成功に終わったかと言うと、ダンゾウが大量の写輪眼を収集していた事実は何だか凄く引っ掛かっています。加えて、トビの容貌が大きく変わっている。「お面」が霧隠れ風(第43巻/196頁)から今のうずまき模様に変化してる点を混ぜ合わせて考えるとお話が凄く混沌として来ます。


「…前に九尾を使って
里を襲ったのはペインなのか?」(ナルト)

「イヤ…違う…
そいつじゃない…」(ミナト)

「誰だってばよ!?」(ナルト)

「”暁”の一人
面をしている男だ」
(ミナト)

「!」(ナルト)

第440話「四代目との会話!!」で、四様が登場して「イーブン祭り」が巻き起こったのは記憶に新しいですが、九尾事件文字色「”暁”のお面」とミナトが漏らした時にトビを連想してるのはナルトである点に注目して欲しいです。決してミナトが連想した「お面」ではないというところ。今のトビが九尾事件を起こしたのか?うちは虐殺の直前にイタチと接触したトビが主犯だったのかは余談を許さないと、僕は思うんですよ…ってか、今のトビと古いお面(霧隠れ風なので元水影関連のネタかも…と考えたりしています)のトビが同一の個体だったのかも、ぶっちゃけ疑問です。

疑い出したらそれこそ切りがないんですが、ナルトの「お面」の連想は非常に狡猾なミスリードのトラップに思えます。また、うちは虐殺に古いお面のトビが参加し、主犯格の可能性がある…力があった…つまり形骸化していなかった…という事ですから、九尾事件「負け犬」になったマダラとちょっと違うと思えます。…というのは九尾事件ではミナトを圧倒していた「”暁”のお面」が、何故だか九尾を鹵隠されただけで退いてるでしょ。それオカシイ…。ミナトは鹵獲と同時に戦死してるんですから、そのまま木ノ葉を潰せたんじゃないかと思いませんか。

「あの時…奴は
オレの動きを全て見きった…
ただ者じゃないよ…」(ミナト)

九尾事件で九尾を操った「”暁”のお面」はミナトを凌駕する時空間忍術が使えた可能性が高いです(第48巻/144頁)。ミナトの飛雷神の術を見切ったけれど、ミナトを殺す事はできなかった…。これはうずまき文様の「お面」を着ける今のトビと近いです。しかも、九尾が鹵隠されて一件が終息したって事は、九尾が唯一の攻撃手段だったとも考えられ、今の形骸化発言のトビとも上手く重なります。しかし、うちは虐殺の主犯格とは同一たり得ないとも言える。何故なら、うちは虐殺ではうちは一族の写輪眼持ちの手練を殺しまくったんだから…九尾は勿論、ナルトの中に閉じ込められていますから。

「久しぶりだなダンゾウ…
うちはの事件以来だな」
(トビ)

つまり、九尾事件「”暁”のお面」うちは虐殺に参加したであろう「お面」は別の個体である可能性が高いのです。それに、物理的にマダラが存命して第一線で活躍するには年齢的に厳しいです。終末の谷の決闘の柱間戦で深手を負い、柱間ですら死んだと思ったマダラが何らかの方法で生き長らえた…それが九尾事件うちは虐殺で絡んでいる。九尾事件の失敗…それがイタチの言う「負け犬」で、その犯人をイタチが「うちはマダラ」と呼び、うちは虐殺でイタチと連係(共犯)し、ダンゾウと交錯(ep474)したトビもまた「うちはマダラ」なのかも知れません。

ただ、その在り方が違う可能性がある…。

それが「形骸化した存在」なのではないかと、僕は思うんです。その仮説がビンゴなら、うちは虐殺でダンゾウは反マダラの動きをしていた可能性が強くなる…と、僕は考えています。その結果が件の右腕の多数の写輪眼です。ダンゾウとトビは明らかにうちは虐殺で交錯しています。そして、二人は仲良しでもなさそうです(笑)。その機微からダンゾウがうちは虐殺で写輪眼をトビに先んじて収集した想定が持ち上がります。そこでダンゾウの右腕のプロテクターが妙に重そうで、別に身体が不自由でもないダンゾウ(意外にスバシコイ)が杖をついていたのが凄く引っ掛かりました(「ダンゾウは何故、杖をついていたのか?」参照)

トビの「お面」から目が離せない…。


 
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トビの「今、ココ!!」

 
サソリの死体を確認するゼツのところにトビが登場。ゼツ(白)に「トビはいい子だ…」と褒められて、サソリの形見の「玉」のリングを<スカ>と落とす(第31巻/185頁)

三尾を呆気なく捕獲したトビが調子に乗って「先輩の方こそ口数が多いっすね」とボケた為、起爆粘度(C1)の餌食になる(第35巻/165頁)

「んー…やっぱ似てるわイタチさんと!」とほざきながらサスケの前に初めて姿を現す(第39巻/128頁)

サスケの草薙の剣の斬撃に胴体を真っ二つにされるも、何事もなかったかのように<ムクッ>っと立ち上がりサスケにムッとされる(第39巻/148頁)

半径10キロを吹っ飛ばすC0を放つデイダラが(トビ悪りーな……)(第40巻/55頁)と気を遣ったにも関わらず、ホントは無事でペインと小南を顎で使う黒幕?だった事が判り顰蹙(ひんしゅく)を買う。自らを「うちはマダラ」と名乗り、お面の穴ぼこの右目は三つ巴の写輪眼である事が判明する。(第40巻/96頁)

終末の谷のマダラの石像の頭の上で、”蛇”を引き連れてブイブイ言わせるサスケの蛮行に「いい流れだ」父親オーラを全開に遠い目をする(第41巻/26頁)

サスケを捜索する木ノ葉小隊を足止めするトビがカカシにお面の穴ぼこの奥の写輪眼を曝すも「こいつ…一体何者だ!?」と皆目見当もつかない様子でスルー「トビ=オビト仮説」にももっと気を使えよ!!)してしまう(第43巻/116頁)

「うちはイタチの真実を知る者だよ」と嘯(うそぶ)きながらイタチ戦で疲れ寝込むサスケの前に現れお面を外して写輪眼をサスケに見せた途端、イタチがサスケに仕込んだ転写封印・天照右肩を燃やされブルーになる(第43巻/135頁)

トビはサスケにうちは虐殺の真実を伝え、イタチの死を後悔するが為にサスケは万華鏡写輪眼を開眼する。イタチを殺したのはサスケなのに何故だかサスケは木ノ葉隠れの里に恨みを抱き、「木ノ葉を潰す」と息巻く(第43巻/241頁)

イタチの涙の意味を噛み締めるサスケに「どうするイタチの眼は…移植するのか……?」と何気にサスケの真・万華鏡写輪眼に期待してる雰囲気を醸し出す(第44巻/23頁)

”暁”のアジトで鬼鮫を前にお面を外し正体を明かすトビに「元水影様…いやマダラさん」と周知の間柄だった事に驚き、読者的にはややこしい気持ちになる(第44巻/26頁)

”暁”のアジトの会議で首斬り包丁で鬼鮫に斬り掛かる水月を軽くあしらい「しつけがなってないぞ」とサスケを叱る。この時、鬼鮫が見てたからか、トビは攻撃の透過を使わなかった(第44巻/36頁)

長門の戦死を受け「…また外道魔像にシンクロさせるコマが必要だな…」として、「オレは少し別の用がある」と言ってサスケの元に向かう(第48巻/145頁)

木ノ葉隠れの里を潰す気満々で突き進む"鷹"の前に、突如、空間からお面がトビを先導する形で出現する描写に、トビの時空間移動の能力がお面に関係している事が何となくバレる(第48巻/189頁)

素直なのか何なのかサッパリ判らないサスケをめちゃくちゃアッサリと説き伏せ、”鷹”の矛先をまんまと五影会談のダンゾウに向けたトビは”月の眼計画”の存在を読者に明かす(第48巻/205頁)

鉄の国の「宿八」ゴロゴロ(ナルトがもしもジメッとイカガワシイ行為をしてたらどうするんだと胸が熱くなった)しながらサスケの事を考えるナルトとトビが接見する(第460話/「サスケ包囲網…!」)

ナルトをエサにヤマカカがトビを捕獲したかに見えるも、「楽しかった」とトビは言い遺し、お面の文様が作り出す時空間の歪みに消えて行く(第463話/「サスケVS雷影!!」)

サスケが五影会談に乱入し、雷影を退けるも、我愛羅に邪魔され水影・メイのドロドロに追い込まれ、土影・オオノキ塵遁であわやの場面にトビが現れ、お面の時空間忍術で異空間に跳ばして救出する(第467話/「宣戦」)

うちはの石版→十尾の存在→月の眼計画と五影を前に散々喋りまくり、うちはマダラ唯一の交戦経験のあるオオノキの鋭い突っ込みに自らを「形骸化した存在にすぎない」と、サクッと大ネタを提示してしまう(第467話/「宣戦」)

我愛羅の「うずまきナルトは渡さない」の澄んだ響きが木霊する会談場に「今度は戦場で会おう」の捨台詞を残し、やはりお面の渦に吸い込まれてトビは消え去って、お面が時空間忍術の中核であろうことがナル×ジャン的には鉄板と化す(第468話/「八尾と九尾」)

鬼鮫が呆気なく殺られた頃、五影会談から逸早く逃走したダンゾウとトビが交戦に入る。ダンゾウの護衛のフー(中山一族)とトルネ(油女シクロの子孫)を手玉に取るも、トビはトルネの毒蟲に感染した右腕を躊躇無く放棄する(第475話/「マダラの真骨頂!!」)

トビはフーとトルネを異空間に跳ばし、返す刀でサスケと香燐を呼び戻し、右腕の「封」を解いたダンゾウにぶつける。トビのお面が異空間と現空間の出入り口になっているのは明白(第475話/「マダラの真骨頂!!」)

サスケが突然登場するもダンゾウは慌てず「お前達の写輪眼を戴くとしよう」と凄む。ダンゾウはトビの写輪眼も知っているようだが、決してトビを「うちはマダラ」と呼ばない…って言うか、かなり無視している…と思ったんですが、ダンゾウは「マダラ…奴の能力は未知数だ」(ep475)でフーとトルネに注意喚起してるので、トビ=うちはマダラとして認識してるようです(追記091230)(第475話/「マダラの真骨頂!!」)

ダンゾウの右腕に多数の写輪眼が埋め込まれている事実がサスケを静かに切れさせる。憤怒の形相でいきなり万華鏡発動→”須佐能呼”を出すサスケに「ほう…あれがサスケの(須佐能呼)か」と、トビがご満悦(第476話/「サスケVSダンゾウ…!!」)←今、ココ!!

「お前と会うのは二度目だが
千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる
今もお前の中に初代火影を見る事ができる
死んでもなおあいつは生き続けている

オレの憧れであり…
ライバルであり…
オレの最も憎んだ男

………

千手とうちは
火の意志と憎しみ

ナルトとサスケ…」(トビ)

「お前達二人は運命に選ばれた
次の二人になるだろう」
(トビ)

伏線満載で息苦しさすらあった第462話「サスケの忍道…!!」で、トビはナルトの中に千手柱間が存在すると告白しています。これはヤマトがナルトに対して過干渉であり、ナルトの八本目→あわやの封印崩壊(九本目)でソワソワが無限大になったのを見事に裏打ちしたものと思います。また、長門が輪廻眼・六道仙人の特異点として地上に顕現したのに対して、忍界がその血脈の中にある道理みたいなものをトビは同時に提示していたのだと、僕は受け取っています。ちょっと回りくどい表現でアレですが、この設定に『NARUTO -ナルト-』の全てが凝縮されていて、ナルトとサスケが運命に導かれる先に「終末の谷の決闘」があるところに、トビの提示の極めて高い信憑性が窺われます。

自分を「うちはマダラ」と言い、うずまきナルトに「千手柱間」を感じるにも関わらず、自分ではなく「うちはサスケ」をぶつけると言うトビのコンダクター振りに、僕は「トビ=マダラ」に対しては懐疑的にならざるを得ない…のが本心であります。加えて、かつて対戦経験アリの土影・オオノキの突っ込みに「形骸化した存在にすぎない」なんて大ネタをサクッと明かしてしまうところに、トビの正体が見え隠れしてるとも思います。また、対ダンゾウ戦ではトルネのナノサイズの毒蟲の感染に右腕を破棄したシーンでは、右腕の切り離し方や、切断面から滴る液体が血液ではない(墨ベタではなかった)描写から、トビの肉体がそれ程重要なアイテムではないであろう見立てが出来る現状です。

それで、謎の大本命とも言うべきトビの時空間忍術ですが、描写を観察すれば、トビのお面がその能力の中核を担っているのは明白で、例えば、サスケへの自己紹介でお面を外したタイミング転写封印・天照が発動して右肩に天照が着火したのは、肉体とお面が離れたからだと、僕は考えています。そして、それがトビが図らずも漏らした「形骸化した存在」と重なる部分に「うちはマダラ」は在るのだと思います。形骸化…つまり、トビのお面こそうちはマダラの成れの果ての姿なんだと、僕は考えてる訳です。だから、「トビ=うちはマダラ」ではないと、僕は口を酸っぱくして…(笑)。ぶっちゃけ、うちはマダラの能力がお面に何らかの経緯で封じ込められた…と、僕は考えてるのです。

「長門とてめーを一緒にすんな!!
やり方は違っても
あいつは本心で平和を望んでいた!
けどおめーは違う!!」(ナルト)

「フッ…だな…」(トビ)

第463話「サスケVS雷影!!」で、トビが溜め息を漏らすんですが、トビがその刹那に夥しい悲哀を示したように感じられて、思わず同情してしまいました(笑)。その悲哀のベクトルお面に向いているのだとすれば、それはうちはマダラに対する愛情なのだと、僕は何となく感じた。形骸化した存在であるにも関わらず、野望を残している…とは、僕には思えんので、うちはマダラの遣り残しを何とかして果たそうとする愛情…そんな優しさを持ち得る存在などそんなに居るものではない。その機微にトビ(肉体)の正体があるように思えてなりませんでした。ま…そこをネチネチと考察したのが「トビの溜め息」(第463話「サスケVS雷影!!」補足)でありまして、まだ読んでない方は是非ともお読み下さい。

「十尾復活!
そしてオレは十尾の人柱力となる」
(トビ)

第467話「宣戦」③(”月の眼計画”の全貌編)で、トビは”暁”が尾獣を集める真の理由も吐露しています。長門は”暁”の尾獣集めを禁術(尾獣)兵器を造る為だと言ってましたから、何らかの情報操作があったのでしょう。そして、トビは十尾の人柱力になる…と言ってます。ナルト達を見れば判るけれど、それがパネー量と質のチャクラを供給するのは想像に難くないです。ま…そのリスクもパネーでしょうが、それもバッチ来いなトビも又、命懸けなんだと感じました。トビは独りで千手が造り出した世界と闘おうとしてるんじゃないかと思います。トビの悲哀の根底には六道仙人のトラップが忍んでいる…。それがパッと見、逆恨みに見えてしまうのがキモなんだけど、この時点でそこを突っ込むような野暮は、僕にはとても出来(ry


  

”暁”(雷影は何故、ブチ切れたのか?)


”暁”は誰が結成したのか?

「暁」 illustration:Cerberus

「…木ノ葉!岩!砂!霧!
お前らの里の抜け忍
構成されとるのが”暁”だ!
それだけではないぞ!!

前任者の影も含めたお前らの中には
”暁”を利用してきた者がおる事も
調べはついとる!!」(雷影)

「利用してきた…?」(風影)

「ワシはお前らを信用しておらん!
話し合いすらする気もしなかった!」(雷影)

「だがワシがここへきて五影を招集したのは
いいかげんお前らの信義を問うためだ!!!」(雷影)

「利用してきたとはどういう事だ!?」(我愛羅)

第458話「五影の大論戦…!!」で、いきなりブチ切れた雷影が、”暁”の話を始めます。雷影がここまで”暁”を嫌悪し、尚かつ強気なのは”暁”に雲隠れの抜け忍が所属していないからです。雲隠れから抜け忍が全く出なかった訳はないだろうから、抜けちゃった忍は確実に始末して来たんだと思います。雷影ちゃんのこれまでの態度から考えれば、徹底的なトップダウンで、木ノ葉隠れや砂隠れのような相談役を置かず、キリキリと自分一人で雲隠れを切り盛りして来たのではないかと思います。多分、暗部が抜け忍の処理をするのは各里とも変わらないと思うんですが、指揮系統に二重構造があったり、里影の意に反する勢力が独自に動いたりと、まるで恐竜のようにその巨体に意志が行き届かない状況のようでした。

雷影の言う「信義」とは柱間、或いは柱間の思想に対するものだと思います。雷影の正義感と言いますか、ちょっと堅物な感じが、頑固に先代から託された思想=千手柱間の提唱する忍のシステムを頑(かたくな)に守らせている可能性を、僕は強く感じています。しつこいけど「日向事件」にしても、写輪眼の元とされる白眼を調べる事で、写輪眼のクリエーターに迫る狙いがあったものと考えていまして、「うちは虐殺」(終末の谷の決闘…第六撃)にネッチリとまとめています。実はこの考えが八尾が示した意味深…「……そろそろ時代が動くかもな…」(第419話/「襲来!!」)を最も明解に説明できるもので…(汗)。

”暁”の構成

飛段:湯隠れの里
角都:滝隠れの里
ゼツ:?
大蛇丸:木ノ葉隠れの里
サソリ:砂隠れの里
ペイン:雨隠れの里
小南:雨隠れの里
鬼鮫:霧隠れの里
イタチ:木ノ葉隠れの里
デイダラ:岩隠れの里
トビ:?(木ノ葉隠れ=マダラ/霧隠れの里=やぐら)

ちなみに、”暁”の構成は以上のように雷影の発言の通り、雲隠れの抜け忍は存在しません。ま…今回、雷影の呼びかけで五影会談が催され、”暁”を駆逐しようと話し合う次第なんですが、そもそも、”暁”なんてド派手な集団が、忍(=特殊部隊)の世界で公然と存在してた事自体が信じ難いです。確かに総勢11名の”暁”も三名(小南は除外)にまで減ってはいますが、各里が積極的に”暁”を殲滅せしめんと行動した事実は余りにも少ないです。その理由が、恐らく雷影が指摘する「”暁”との関係」…”暁”を利用して来た事実でしょう。木ノ葉隠れはダンゾウなんてワルが上層部(指揮系統の二重構造の元凶)に居て火影に内緒でコソコソとやってたようですし…。雷影はその構造が、”暁”の温床だと指摘しているのです。

人柱力の所属

一尾:砂隠れの里・我愛羅
二尾:雲隠れの里・二位ユギト
三尾:霧隠れの里・やぐら
四尾:岩隠れの里・老紫
五尾:岩隠れの里・ハン
六尾:霧隠れの里・ウタカタ

七尾:滝隠れの里・フウ
八尾:雲隠れの里・キラービー
九尾:木ノ葉隠れの里・うずまきナルト

ちょっと余談ですが…尾獣の分配は柱間によって為され、それを各里が守る事でミリタリーバランスを保って来たのだと思います。千手柱間が立ち上げた「一国一里」の忍のシステムは尾獣の分配が基本になっている筈で、各里は尾獣を人柱力という「金庫」に仕舞い大切に保管していた…それが柱間の提唱した尾獣論なんだと、僕は考えています。人柱力の地位や尾獣管理の技術や知識においては雲隠れが他を圧倒しています。逆に、元水影=マダラ=トビの霧隠れや、土影・オオノキが”暁”ベッタリの感がある岩隠れは”暁”と殺り合ってでも尾獣(人柱力)を守った描写すらない(笑)。人柱力の管理の温度差からも柱間のシステムから外れている里の存在が窺えます。

また、ミリタリーバランスの観点から、九尾が里外に出る事は考え難く、九尾は柱間の時代からうちは一族か柱間が所有していたものと思います。うちは一族ならばうちはマダラが所有してる筈で、千手柱間とうちはマダラが戦った「終末の谷の決闘」九尾の鹵獲戦としての一面も取沙汰されます(ナル×ジャン的に…ですけど…笑)。マダラは「終末の谷」で柱間に敗れたのですから、九尾はそれ以降、木ノ葉の人柱力としての保有が堅いと、僕は考えていまして、「九尾事件」ではその人柱力にマダラがアクセスして、尾獣化させたのだと解釈をばしております(笑)。その辺は「鬼手仏心」(終末の谷の決闘…第四撃)と、「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」にまとめてあるので読んでみて下さい。



「砂は”暁”を利用し
木ノ葉崩しに利用した

大蛇丸だ…!
その時”暁”を抜けていたかどうかは
定かではないが!

それで風影火影
前任者が死んだ」(雷影)

「…これが誰かの画策である
可能性も捨てがたいがな」
(雷影)

(……古狸が…)(雷影)

雷影の追及の視線ダンゾウに及びます。決定的な証拠が無かったようで、暗に威嚇した態を示しましたが、例の「木ノ葉崩し」にしても、大蛇丸と砂隠れの画策であると同時に、その黒幕が実は木ノ葉側に居た…それがダンゾウ(=古狸)であろう事に肉迫しているようでした。大蛇丸が”暁”を抜けて(第一部終了の七年前)いたのも眉唾で、犯行の追及が”暁”に及ばない為の策略だった可能性も、雷影は臭わしてます。それだと、”暁”を抜けた大蛇丸を永きに渡って放置した”暁”の温さも説明し易く、そこにも”暁”と各里のトップ(影、或いは上層部)とが関係してて、背後でコントロールしている可能性も捨て難くなって来ます。これがオオノキの言う”暁”=”第三勢力”を利用するミリタリーバランス論に繋がります。


「今や大国は一様に安定してきた…
軍拡から軍縮へと移行しとる
各国間の緊張緩和
戦争の脅威が小さくなれば
国にとって軍事力である里は
金食い虫の邪魔な存在じゃ…」(オオノキ)

「かと言ってじゃぜ
それはリスクでもある
突然戦争になってみろ!
実戦経験の無い忍に頼るには
問題があるじゃろ
それじゃ戦争に負ける」(オオノキ)

「そのリスクを回避する
一つの方法が戦闘傭兵集団………
”暁”だったという事か」(我愛羅)

自里で優秀な忍を育成するには手間と金がかかるが
戦争を生業としている”暁”は常に現役のプロ集団
しかも安い金で戦争を請け負う
その上最高の結果
もたらしてくれたからのう」(オオノキ)

土影・オオノキは雷影がかなりのところまで調べ上げてるようなので、逆に開き直っていましたね(笑)。ま…雲隠れが軍縮の流れに反した強硬な軍拡路線を崩さなかったのもあって、どっちもどっちなんですけどね(笑)。雷影としては”暁”を傀儡(かいらい)として動かし、表立って行動と力を示さない他里の態度が鼻に付く訳です。同時に、”暁”が雲隠れ以外の里影、或いは上層部と繋がる事で存在していた事実が確定します。しかし、よく考えれば五大国が隠れ里を保有し、軍事をアウトソーシングする事と、それは余り変わらない。しかし、”暁”の場合は仕事単位の関係であり、その部分には「一国一里」のような正々堂々とした関係性はない。それが雷影の琴線(忍道?)を激しく掻き鳴らしているのでしょう(笑)。

軍事力とはつまるところ軍事予算と非常に密接に関係していて、平時においては国の財政の大きな負担となります。かと言って、軍事力の削減はリスクマネージメントにおいては避けたい。オオノキの意見も良く判ります。結局、”暁”は雲隠れ以外の大国の隠れ里のミリタリーバランスを維持する為の苦肉の策だった訳で、その意味では「必要悪」だったのでしょう。雷影はキラビが拉致られた一件を機に騒ぎ立ててるだけで、ぶっちゃけ「一国一里」の忍のシステムが時代に適応できない状況になりつつあると言う事なのだと思います。ガチガチの旧体制の雲隠れと、新時代への移行を余儀なくされる木ノ葉・土・砂・霧隠れの対立の構図が一層鮮明になって来ました。それが雷影がブチ切れた折に見せた…「四対一」の一触即発の睨み合いに如実に表れていましたね。


「オレはな…
その憎しみの連鎖を止めるために”暁”を立ち上げた
オレにはそれ(←憎しみの連鎖を止める)ができる…
そのためには九尾の…その力が必要なのだ
全ての尾獣の力を使い
この里を潰した数十倍の力を持つ尾獣兵器を作る
一国を一瞬で潰せるほどのな」(天道)

「!?」(ナルト)

本当の痛みを世界に知らしめ
その痛みを恐怖で戦いを抑止し…
世界を平和と安定へ導くのだ」(天道)

表向きの”暁”のリーダーはペインでした…(第47巻/76-77頁)。明確に”暁”を立ち上げたと宣言するのもペインだけだったように思います。しかし、ペインはトビの命令で動いている描写がありましたので、真のリーダー(黒幕)はトビなんでしょうが、自来也の潜入戦の描写から、”暁”は雨隠れを母体とした組織と考えられ、その体勢を流用する為の方便としてペイン(弥彦)を頭領に据える必要があったのでしょう。なので、具体的な”暁”の結成の時期は長門が闇に沈まざるを得なくなった「半蔵事件」が契機になっているんじゃないかと思います。時系列的には長門らの弟子受けを自来也が18~20歳として考えれば、修行期間の三年間+α(数年間)で、「九尾事件」の凡そ10年前と考えて良いでしょう。

「…また外道魔像とシンクロさせる
コマが必要だな…」(トビ)

第450話「歓呼の里!!」で沸く木ノ葉隠れを尻目に、”暁”のアジトで<ポロッ>とトビが漏らしたんですが、トビが言う「リンク」って外道魔像の臍から(アンテナ?)が伸びて、長門の背中にブッ刺さった…アレですよね。つまり、長門の堕天=「半蔵事件」の本当の黒幕って、半蔵でもダンゾウでもなくて、トビだったんじゃないかと思う訳です。「半蔵事件」とは長門に外道魔像を呼び出させ、リンクさせる為に仕組まれた事件だったと言う事です。だから、小南を餌に起爆札のトラップを仕掛けて長門の脚を奪ったんじゃないでしょうか。その癖、外道魔像とリンクした後は、全く長門の相手をせずに「瞬身の術!」の逃げの一手の半蔵の行動は変でしたし。詳しい時系列の考察は「弥彦は何歳で死んだのか?」を参照して下さい。

あの一件は長門が外道魔像とリンクした時点で終了だったんです…きっと。「半蔵事件」とは、尾獣の容れ物である外道魔像と、それをコントロールする為にシンクロするコマ=長門を同時に手に入れる大切なイベントでした。「半蔵事件」の首謀者は山椒魚の半蔵と木ノ葉隠れのダンゾウでした。ダンゾウは何故だかあの場には居なかったようですが、暗部だけ差し向けて木ノ葉で安閑としてたんでしょう(笑)。ま…どっちにしても、半蔵とダンゾウのどカスコンビ「裏」でトビが繋がっていた筈です。気になるのは長門が半蔵はその関係者(赤ん坊まで)を尽(ことごと)く殺めたのに、ダンゾウには全く関心がないかの様に振る舞うところです。これって…トビ=ダンゾウを臭わせる描写なんすけど…。

ちょっと横道に逸れちゃったけど、半蔵、ダンゾウのどカスコンビとトビは関係があった…事実があり、それが「九尾事件」の凡そ10年前に「半蔵事件」で、弥彦を殺し、長門から両脚を奪い…堕天させた。その一件でトビは外道魔像を手に入れ、真の目的=尾獣集めがいよいよ具体化したのです。つまり、宵闇の終焉”暁”が正式に発足したのです。そして、木ノ葉・土・砂・霧隠れの里は抜け忍を”暁”に供給、或いは”暁”に向かった抜け忍を放置した…ある種の協力関係が4大隠れ里と”暁”においてはあった訳です。そして、自里の軍事行動を”暁”にアウトソーシングする事で、低予算にミリタリーバランスを維持して来たのです。これは「表」に出ない「裏」の世界からの時代への関与と言えます。つまり、五影会談の真逆…。


中立国の長の立場から言わせていただこう
”暁”のリーダーは時代の流れを読んでいた…」(ミフネ)

国々の安定
そして国々の不信感を突き力の拡大を計った…
このままでは鉄の国も…
しかし災い転じて福となす
五影が全員揃う事も滅多にある事ではない
どうであろう…
”暁”を処理するまでの間…」(ミフネ)

「世界初の五大隠れ里…
忍連合軍をつくってみては」
(ミフネ)

そして、「表の世界」でもミフネの提案で「五大隠れ里忍連合軍」を創る動きが持ち上がっています。これは言うなれば「表の世界」の”暁”じゃないかと、僕には思えまず。非常に気持ちが悪いのは”暁”を生み出した「裏の世界」と、こうして五影会談に集った里影が非常に近接している点です。つまり、自分達で「悪」を生み出し、それを駆逐する為の「善」を生み出すと言う奇妙な構造を形成しています。ハッキリ言って、メチャクチャな茶番です(笑)。だから、この動きに非常に乗り気に見えるダンゾウ、オオノキ、ミフネ…って、かなりヤバいです。加えて、この流れがダンゾウの火影就任の会議に酷似しているのが、同一の演出家のシナリオだとすれば、この暗闘の黒幕こそ真の黒幕と言えると思います。

それが、ダンゾウなのか、トビなのか…はちょっと置いといて…「表裏」が一体化したかのような…ちょっと危ない五影会談において、最も清浄な存在雷影なんじゃなかと、僕は思います。そもそも”暁”の組成に全く関係がない。”暁”と与した経歴も無さそう。雲隠れの里の体勢としては千手柱間の提唱した「一国一里」を極めて忠実に再現している様にも思えるし、尾獣の管理(技術と知識)も行き届いていました。ナル×ジャンでは雲隠れ(雷影)の白眼に対する興味にも意味があったと考えていまして、粗暴で聞き分けがないように見える雷影が「信義」を重んじる…実は一番…良い人なんじゃないのかと、僕は考えているとです。だから、雷影が忍連合軍の大権を任されるのが一番、正統(合理的?)に思えるんですが、「裏」が無さ過ぎてそうは問屋が卸さないんだろうな…(笑)。

そりゃ、雷影もキレるわな…(笑)。

”暁”は誰が結成したのか?

「暁」 illustration:Cerberus


 

「小南」


「これ…食べて…」(小南)

第445話「世界の天辺」の小南の、この表情(本誌78頁)に僕はクラっと来ました。「私、何でも知ってまーす!」と言う感じの…いろんな所で書いたなーと思いますが…小南の何にも驚かない力強さに、見ちゃ行けないモノを見てしまった気がしました。多分、十歳未満の子供ですよね…。で、でも…色っぽいと言うか、一応、個人的に「連れ去られ系」と呼んでるんですが、隣に座ったらすっごく良い匂いがして、非常に無力に為すスベも無く何処かに連れて行かれる…女子を小南に重ねてましたっけ。まさか!!ケルベロス…マザコンだけじゃなくてロリコンも入ってんのか!?(嗚呼、そうさッ…ロリコンさ!!ロリコンの何処が悪いのs(ry

「ボクはこんなところで
終わるつもりはねーんだよ
ボクにはでかい夢があんだ!
世界征服だ!!」(弥彦)

僕は長門の回想…「世界の天辺」で弥彦が妙にやる気満々なのが気になっていました。何だ!?このバイタリティは!?…と。戦乱の中、親も身寄りも既にない子供の弥彦が、小南ばかりでなく、小南が連れて来た長門と野良犬のチビを快く受け入れる心の広さって有り得ない(汗)。潤沢な食料や生活物資があったとは思えないし、第一、子供達だけで不安だろうに…。それでも弥彦は極めて快活で、長門に「いやそれは犬の…」とボケたのをスカされても怒らない寛大さがありました。長門の逞しさって何だろう?自分が子供の頃に同じ状況だったら絶対無理だなーと思える程の強さを弥彦はこの時点で実現してるんですよ。

小南
何だよ
そいつらは?」(弥彦)

「死にかけてたから…」(小南)

弥彦は小南のこの一言で、あっさりと長門とチビを受け入れました。弥彦は小南と幼なじみか近親者(双子?2月20日生まれで血液型・O型が同じ…「者の書」より)、きっとこんな風に弥彦は小南に願われるまま、小南の願いを叶える事に全身全霊を注ぎ、頑張って来たんじゃないかと、僕には何だか凄く良く分かる…。これって、小南の願いを叶える事が弥彦の生き甲斐になってるからなんだと思うんですよ。小南が弥彦を頼るから弥彦がそれに応えるべく元気モリモリになって頑張る訳で、小南がおねだりしなければ、弥彦はきっと何をして良いかすら解らなかった筈です。小南が居たからこそ、弥彦はこんなにもバイタリティに溢れてたんだと思います。


「ありがとう…
コレ お礼」
(小南)

「………」(折り紙か…
乾パンの包み紙で」(自来也)

雨隠れの難民として、三忍にある意図を持って接触した時の小南は年齢相応の子供に見えました。自来也が食べかけの乾パン(携行食)を三人に分け与えた包み紙で花を折り自来也に返礼したんですが、自来也もこの一撃で思いっ切り「連れ去られ」てたでしょ(笑)。この小南の見かけ年齢の変異を、僕は小南のテクニックだとは思いたくはない派で、小南の無意識な知覚が自来也に対する無条件な信頼を感じ、子供である事を許容したのだと思います。しかし、この接触は雨隠れの里長である半蔵と互角に渡り合った木ノ葉の三忍(長門達が垣間見た一戦が後に「三忍」と言われる自来也達を初めて見た訳で)の力を得んが為の策略…。

勿論、弥彦が主導する小隊(一家)ですから、弥彦の一存なんでしょうが、その背面には小南の誘引があったんじゃないかと、僕は考えています。それは弥彦がこんなにも大胆に動けるのは小南の要求(おねだり)があってこそ…と、僕が考えてるからなんですが、小南が考えの無い(浅い)弥彦にきっかけを与え動かしていた…厳密には小南の信託を得る為に弥彦が自発的に動いていた…つまり…連れ去られていた…と言う事で(汗)、小南の生存本能が弥彦を巻き込んで大きく回転していた…とすれば美しい表現となるでしょうか(笑)。裏とかやらせとかでない、自然な生存本能が小南に顕現してるんだと考えています。

今さら私たちの前に
現れて何のつもりだ!?」(小南)

「あの時
大蛇丸の言う通りに
しておけば…
そう思ってるのね…」(小南)

小南が雨隠れに侵入した自来也に真っ先に接触するんですが(第41巻/50頁)、小南が自来也の油でベトベトにされて、いきなり妖艶な女のシャベリを始めてしまいます(笑)。「殺す?この子たち」(第41巻/53頁)と、冷徹ではあるけれど自分達に対してしっかりした関心を見せた大蛇丸も認めているし、小南は乾パンを分けてくれただけでなく、それから3年間の永きに渡って生きるスベを教えてくれた自来也にはそれにも増した感謝を感じているのだと、僕は考えています。やはりそれは小南の自来也を前にした女女した小南の遣る瀬なさが全てを物語っているんだと思います。小南は自来也に「ほの字」の筈です。

大蛇丸の「殺す?」と言うのも、明確な愛だったと、僕は考えています。戦場で、その時だけ食べ物を与え、優しい言葉だけをその場に残し、立ち去る事を大蛇丸は否定したのです(ある意味、自来也のとってしまいがちな行動を予め潰した…とも言える)。大恩ある自来也に小南が大蛇丸を引き合いに出す事自体、自来也の施しに非常に近接した大蛇丸の存在を小南が意識している…と言うことを明確に物語っています。あの時、小南は大蛇丸に命を絶たれる事も一つの幸せであるとの認識があったのだと思います。だから、自来也が三年間だけ面倒を見てその後、自分達を放免した事を小南は痛烈に非難してましたね(笑)。

「術のキレも良くなったが
いい女になったのォ…小南」(自来也)

結局捨てられるなら、大蛇丸に殺された方が幸せだった…と言う女心ですね。小南の自来也を前にした恨み辛みは自分を捨てた男に対するそれに見えて仕方なかとです。ペインが弥彦だ、長門だと最後の最後まで迷いまくってた自来也が即座に小南を認識(第41巻/頁)した前後で、「自来也よ」(第41巻/35頁)から「先生には…」(第41巻/45頁)とか「アナタを…」(第41巻/46頁)に急変しています(笑)。小南は殺せるなら殺すつもりで自来也を迎撃に来たんだけど、それもいきなり潰えましたし…。小南は間違いなく自来也に「ほの字」で、何でも解っていた…。小南はきっと幼い子供の頃からオトナだった…んだと…。僕が萌えた小南の表情は明らかにその提示だったと思います。

だから小南は、大蛇丸の行いの真意にも気付けたし(ここは結構深い闇で、大蛇丸の誘引だったのか、ホントに戦場に難民の子供達をする事の残酷さを考えての愛だったのか…依然、流動的ですが…)、自来也とほぼ等価に評価出来た訳で、それは弥彦に対する「連れ去られ系」の魅力でやる気満々にさせたのと合わせて考えれば、小南が自来也と出逢った頃には既に酸いも甘いも噛み分けた境地にあって、当時、20歳代の自来也に対して一桁…ヘタしたら7歳とかの女の子の小南が男女の関係を意識…ぶっちゃけ恋愛感情を小南が自来也に感じていたとしても、ケルベロスとしては一向に不整合さは感じません(笑)。

(いや…違う…
”輪廻眼”を見て最初の奴を
長門だと思い込んでしまったが…
ワシが知る長門とは違和感がある…
…それによく見れば
あの六人(ペイン六道)の中に
長門の面影を感じる奴は
一人としていない…
それなのに弥彦の面影を持ち…
長門の”輪廻眼”を持つ者がいる…)(自来也)

「弥彦なのか…
長門なのか…?
お前らは一体何なんだ!?」(自来也)

「我々はペイン…
神だ!」
<ババッ>(天道)

ペイン六道を前に焦りまくる自来也を尻目に(第42巻/10-11頁)、自らを「神」と言い切り襲いかかるペイン六道…。自分で自分を「神」なんて言っちゃう人はメチャクチャ狂った人じゃないと困る…って言うか、冷静に物事を考える事が出来るなら、それはジョークじゃないと話が通りません、しかし、実際に登場したシステムペインの本体である長門は確かに極度に病弱そうで、多脚戦車風の奇怪な乗り物(なのか身体の一部なのか…)に乗ってはいますが、シャベリは概ね正常で、僻みっぷりも理に適っていて、自分を「神」だと言うのがジョークにも思えないし、これは偏(ひとえ)に頑張ってるとしか思えませんでした。

長門は小南の為に頑張っている!?

ここちょっと難解なんで追記します…エーッと、長門は非常に微妙…つーか、「火サス脳」で考えるなら長門の想いは綱手にあって欲しいと思うんですね。ここは賛否あると思いますが、長門が矮小な平和を望む裏に雨隠れでの自来也と過ごした庵のイメージがこびり付いているならば、そこに欠落してた愛を今も渇望していると考えられ、そのポジションに小南が収まらなかった訳で、長門のゾンザイな小南の扱いが中二病患者のそれではなく、純粋に綱手と言う大いなる母に向かう慕情であり、それがマドララのキューになる機微と言えます。この微細な突起に対する期待感は自来也の生存に繋がる一縷の希望であり、火サス的エンディングの布石とも言えます。非常に歪んだ考え故、ここはスルーして頂ければ…できれば小南マンセーの長門の方が少年誌的には整合性が高いし、「自来也生存=ラスボス」で、それはちょっと…なところもあるので…ま、独り言と言う事で…。

弥彦がそうだったように、長門もまた小南によって役割を付与されているのだと、僕は考えます。長門が自分を「神」と言ってしまうのは虚勢に近いものに、僕の目には映ります。それもこれも小南を守る為。弥彦が望んだ世界の構築。それを小南に見せて上げようと、長門は必死に自分を「神」だと言い張っているのではないでしょうか。その「中二病」ともとれる長門(システムペイン)の万能感が絵空事である事は、ナルトに対する敗戦で明白です。自来也がペインを見誤ったのは、ペインの「神」にユーモアを感じなかったからだと思うんですよ…。それは長門が真剣に小南の願いを成就してあげたかったからじゃないかと…。

そう言う目で見ると、神様って弥彦でも長門でもなく、小南なんじゃないかと思う訳です。そう思えば、小南が長門を救う時の…あの「私、何でも知ってまーすッ!」と言う表情が達観とも思え、小南がまるで観音様のように見えて来ます。少なくとも弥彦は小南に「小南を守る」と言う目的を与えられて、それであんなにテンションが高かったと僕には思え、弥彦の遺志(目的)を引き継ぐ事になった長門もまた小南の存在無くしては有り得ないです。何せ、素の状態で「神」ですから(笑)。大真面目なんですよ、きっと長門は…。それが小南と言う女のを守る為の弥彦と長門の願いであったならば、何だか僕にもペイン(長門)が叫ぶ「神」は解る…。

男の子は女の子の為に頑張っちゃう生き物だし…。それがましてや「連れ去られ系」の女の子だったら…(笑)。やっぱ小南と言う女の子が居たから弥彦が居て、弥彦が生かした長門が居るのであって…。これからシステムペインの成り立ちのネタバレはあると思います。なきゃ話が進みませんし(笑)。ま…その仕組みはどうあれ、弥彦と長門を奮い立たせたのは小南だと、ナル×ジャンでは断言させて頂きます。だって、小南は「マドララ」そのものですから!!あんな風に母のように男の子に目的や居場所を与えられる女の子に僕は痺れてしまうのです(ああ、そうさ…マザコンさぁ!!マザコンの何処が悪いn(ry…謹んで割愛させて頂きます)。

ここは…長門と弥彦に大きく影響する小南の気持ちが自来也にあったにも関わらず、自来也が忍術皆伝した後に三人の子供達を放免し、一切関与しなかった意味が問われるところです。もしかしたら、予言が安定と平和の対極である混乱や破壊を齎す因子を産み落とす条件を内包していて、自来也が意図的に「間違った予言の子」を生み出すべく雨隠れの三人を選定したのだとすれば、妙木山の大ガマ仙人の予言にも大きな疑念を持たざるを得ません。アッサリと突き放した長門達と妙木山の庇護に浴するナルトとの差異は極めて大きく…予言に離反する自来也の意図も感じられないでもなく…謎は更に深まる一方なのです。

でも…ま…何だかんだ言ってますが…
男にとって女は「神様」と言うことで…



  

ペインの秘密・私見

 
「さよならだ…」

自来也・仙人モードの両肩の二大仙人が奏でる「幻術・蛙の唄」で精神を縛る金縛りに嵌め(第41巻/179頁)、見事、ペイン(弐)(ロンゲ)(六)を仕留めた自来也。この時、自来也は武器召還したのか、超大型で超薄刃の特殊な大刀を使い、それぞれのペインの胸を串刺しにしています。心臓を真っ二つに裂くような位置に大刀を突き刺す自来也の重苦しい表情が痛かった。

この時、自来也が使用した特殊な大刀は薄刃で、刃の表面が脈打つような表情があり、体液を吸い尽くすような吸血刀か、チャクラを吸い出すような特殊な金属で出来た単なる刃物ではないような描写でした。封印とも考えられる非常に念の入った暗殺でした。そして、この時、三体のペインは確かに死にました。

ペインは殺せる!

ペインは飛段のような不死ではなく殺せる存在なのです。しかし、三体の暗殺に成功したとホッとする自来也をペイン(ボウズ)が襲う合間に、ペイン(オッサン)が、自来也に暗殺された三体に刺さったままの大刀を抜き去り、「さてと…」(第41巻/184頁)と言いながら、何らかの方法で蘇生させています。蘇生後は何も無かったかのように飛び回ってて何気に笑えましたね。

「ペイン六道…ここに見参」

この後、ペイン(ボウズ)の奇襲に片腕をもがれた自来也は、ペイン六道の見栄切りを見る事になるんですが、そこに一度殺した筈のペイン(弐)(ロンゲ)(六)が合流していてげんなりしてましたね(第41巻/186-187頁)。しかし、このカットのペイン(ロンゲ)は自来也の蹴りで潰された両眼が塞がったままで、ペインの傷の治癒能力が優れているわけでないことが判っています。

また、輪廻眼の連係能力も眼が塞がっていても何ら問題ない事にも注目していて、輪廻眼の瞳術を考えるヒントになると考えています。少なくとも輪廻眼は眼が閉じられていても機能する…つまり、眼球の機能が絶対には必要ではないと言う事です。ペインの眼が漏れなく輪廻眼でミスリードされてしまうんですが、瞳術っぽい忍術は皆無でしたよね。

「結界に引きずり込んでやっと一人かの…」

自来也は襲いかかるペイン六道の内の(弐)を例の瓢箪蝦蟇の結界トラップに引きずり込んで二度目の暗殺に成功しています(第42巻/27頁)。今度は結界空間内部を<ジュウウウ…>と熱せられた高温の油のような液体に満たされ、下半身をそこに沈め、焼け焦げるように果てていました。死んだ…と言うのは動かなくなった…と言う描写を根拠にしています。

この結界空間を満たした液体を「油」(油のようだった)とするなら、自来也の仙人モードの"頭"の風遁と"姐さん"の火遁の同時使用で高温の火炎を作り出し、自来也の吹き出す油を超高温にする「仙法・五右衛門」でペイン(弐)を仕留めたと考えられます。つまり、ペイン(弐)は超高温の油によって熱死したんことになる。多分、体液が沸騰・蒸発するような死因だったんじゃないでしょうか。

前回、蛙の唄で身動きできない状態で大刀に串刺しにされて果てた描写で、あの大刀が吸血刀だったとすれば、体液を吸い取るような攻撃だったと言えるし、そうすればペインは血を失うような攻撃によって葬れると考えられます。輪廻眼が塞がっていても行動に支障がなうペインですが、体液(血液)の喪失が致命傷と言えるのかも知れません。僕はそこに着目している。

同時に、仕留めたペイン(弐)が断末魔に自来也の左肩を貫いた棒状の武器。あれは、その<スー…>と自来也に迫るペイン(弐)(ロンゲ)(六)のトリオが袖から<ヒラヒラ>とさせていたリボンで(第41巻/155頁)、恐らくそれに血液を染み込ませて硬質化させたものだと、僕は考えています。それで便宜上、その棒状の武器を「血刀」と呼んでいます(ここでミスリードされてるかも…笑)。

「体が…!!?チャクラが乱される!!」

身体に突き刺さった血刀にチャクラを乱され(第42巻/27頁)、輪廻眼の圧力を感じる自来也の描写が残っています。つまり、結晶化(硬質化)した状態でも影響力があるわけです。ペインの血液にはチャクラが宿っていると考えられる描写であります。ペインが体中に装着しているピアスも同質の結晶化された血液による組成と考えられ、それがアンテナとなり、ペイン同士を繋いでいるのではないかと考えています。

「六道仙人と同じ目を持っていたあやつ(長門)は
教えた術を全てマスターしたどころか
一人では本来有り得ぬチャクラの性質変化6通り
全てをやってみせた」

輪廻眼・長門は6通りのチャクラの性質変化ができたそうですが(第41巻/107頁)、本来、チャクラ性質は5通りで「土・水・火・風・雷」の筈です。それが自来也の口で6通りと提示され戸惑ったものですが、この第6番目の性質変化をペインの能力の「血液」と考えると、輪廻眼が血継限界以外の身体でペイン六道に継承される現実と合わせると上手く説明ができそうです。

『輪廻眼=血遁(第6番目のチャクラ性質)=血の性質変化』

つまり、ペインとは輪廻眼の能力を使用したシステムの名称であり、その根幹を血の性質変化=「血遁」に支えられていて、ペイン六道には長門の血液が注入されていると、僕は考えます。だから、極端に血液が流れ出したり、沸騰・蒸発してしまうような状況では活動ができない…死んでしまう。長門本人は「血液」だけを供給する医療機器のようなシステムとして存在する?(←ペインがマダラに従属する理由)

輪廻眼は瞳術にあらず!

それで、ペイン(ロンゲ)が両眼を潰されてもペイン六道から(ロンゲ)が外されることなく、問題なく活動できたのは、輪廻眼が眼球の機能に依存しない大系にある事が理由に上げられるんじゃないかと考えます。輪廻眼の本質が「血液」に存在し、血遁が主軸となり死者の肉体を動かす事で、その経絡系が所有するチャクラ特性を使用する事が可能であれば、ペインの戦い方も理解できます。

仙人モードの自来也に一度は殺された三人のペイン(弐・ロンゲ・六)が復活できたのは忍術なんかではなく、救出に来たペイン(オッサン)が、携行した容器から長門の血液を注入し、傷口をピアスで塞いだんじゃないかと思うんです。ペインの体中に埋め込まれているピアスはアンテナの意味もあるんだろうけど、実は血を止める=穴を塞ぐ役割があるんではないでしょうか。

だから、ペインの治癒力は必要ないわけです。ペインとは死体を使役するシステムであり、死体には治癒力はありませんし、そもそも治癒の必要がありません。取り敢えず、長門の血液を流し込み、傷口をピアスで塞げばペインは動くわけです。だから、ペイン(ロンゲ)の自来也に潰された両眼は見栄切りの段階では治ってなかったのです。その後、治ったのは移植か何かをした?

「本物葉意無椅」(ほんものはいない)

自来也の残した暗号は長門が六道の中にいない。と現実を伝えているのです。そして、シズネが担当するペイン(弐)の検死の検証で、ペインの身体に血液が残っていない事や、身体に開けられた穴をピアスが塞いでいる事実が明かされ、ペインを動かす本質が「血液」であると総合的に導かれて行くんじゃないかと期待しています。ここはシズネの本気に期待しましょう!!

ペイン六道が忍術の傀儡の術で動いているとすれば、自来也や二大仙人には判った筈です。そして、それが輪廻眼のみが有する「血遁」(ある意味、血継限界)が為し得る技術大系で、その源である血液を共有する事で意志や視野などの精神を共有できるシステム(能力)がペインであったとすれば、自来也や二大仙人にとってもレアケースであり、謎の解明が為されなかったのでは?と思えます。

「血遁」はチャクラ性質の進化形態?

また、血液とは動物(高等?生物)のみが持つ特性であり、5大要素が原始のチャクラ性質として、チャクラ性質の進化形態とすれば、古典的な知識である5大性質がベーシックであり、6大要素である「血遁」が一般的に知られないのも一応、納得できます(滝汗)。ただ、サラッと「チャクラの性質変化6通り」(第41巻/107頁)と言った自来也が、この考えに至らなかったのが解せないですが…(自来也は輪廻眼に固執してしまった)。

ただ…この疑念はあくまでも現時点での僕の「私見」であり、その大半はペインの死因に関する局所的な描写の上に成り立っています。ペインの棒状の武器もヒラヒラのリボンが硬質化・結晶化した(ような)描写から、「血を染み込ませた(ような)」と強引に結びつけ、そこから「血刀」(けっとう)としたもので、考察の強度的にはグラグラ(グダグダ?)です(笑)。

ま、敢えて聞かれたから…こんな風に思うけどな…的な考察なんです。基本的にペインは好きキャラじゃなくて(実は嫌いなの…)、あまり考察したくなかったんですが、ちょこっと時間が出来て、ツラツラと考えてみました。自来也VSペインの頃の「感想」(第371話~第383話辺り)を読み返してもらえば、似たような考察がチョボチョボありますので、興味のある方は読んでみて下さいな。

 

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