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「竜牙鉈」(仮称)

 
「ぐだぐだと
いいかげんにしろ!!」
<ドガ>(雷影)

<バサッ><ザザ><ザン>

「竜牙鉈」(仮称)

「竜牙鉈」(仮称) illustration:Cerberus

多分、これが雷影のお約束(笑)。そう言えば、雲隠れを出立する時も雷影執務室の窓を極自然に突き破って出て行きましたから、これが雷影スタイル。それは堅苦しい五影会談であろうとも変わらない。雷影の護衛のダルイとシーはそんな事、百も承知だった筈です。それは他里の護衛が雷影のチャクラ(殺気)の盛り上がりを感知してから動いたのと違い、雷影が腕を振り上げたタイミングで動いた筈です。雷影様、またかよ…と(笑)。しかし、他里の忍が手の内を隠した威嚇(誇示?)行動を示したのに対して、ダルイは抜かざるを得なかったのは痛かった…。それも致し方無しか…何せ、二対八の圧倒的な無勢ですから!!しかも、カンクロウの傀儡の後ろには長十郎の大双剣ヒラメカレイの切先が…(汗)。

おまけに…長十郎は「水遁・豪水腕の術」で両手をバンプアップしてそうで(ガタイ…腕と手が大きく見える)、相当な殺気を纏っていた事でしょう。ナル×ジャン的にはダルイには初登場以来、多大なる期待を寄せていまして、移動中に特殊な形状(鞘)の大刀を携帯してるのに胸が高まったものでした(笑)。加えて、ダルイの双肩の「水」「雷」のタトゥーから「竜遁」まで捏造(…そ、想定)して、勝手に盛り上がっていまして、そこから『竜牙』と言う剣をイメージしてみたんですが、実際は鉈のような形状でした。しかも、刃(やいば)の部分が折畳式のギミック付き!!ここまでは推測できないにしても、刀剣好きを名乗るならば鞘の形から大方の刃の形状の想像は出来ただろうに…浅い…浅いぞ!!(笑)。

しかし、なんでダルイの大鉈はこんな風に刃が折り畳めるようなギミック(仕掛け)があるのかと言うと…先ずは携行性の良さ。あの一触即発の睨み合いで見せた「竜牙鉈」の威容からすると、首斬り包丁に匹敵するくらい幅広でしたから、そのままでは取り回しや携行性は良いとは言えません。それで、刃と鎬地の中間(鎬筋)のところでヒンジで折り畳むギミックを用いて刀身の幅を物理的に半分にする方法を思い付いたんじゃないでしょうか。ヒンジは刃の厚みがあるので、ガンプラの膝のように回転の中心が二カ所は必要で、刃をしっかりと鎬地に固定する為の工夫が必要ありそうです。機械屋としてはシリンダーにヒンジを固定して迫り出して回転する仕組みを考えたいです。

刃の固定は刀身の厚みがあるので、ヒンジの可動部分を殺す(シリンダーを後退させて密着させる)事で比較的簡単に実現できるでしょう。ギミックの動力は油圧が適当でしょうが、『NARUTO -ナルト-』世界ではチャクラがその代わりを果たすでしょう。恐らく、ダルイのチャクラを認識して、鞘から抜かれた瞬間に自動的に刃が展開する仕組みでしょう。…ここで、捏造心がムクムクなんですが(笑)、もしかしたら、ダルイの特殊なチャクラ(竜遁?)のみで刃が展開するロックが掛かってるんじゃないでしょうか。つまり、ダルイ以外には使えない刀剣と言う事。鬼鮫の鮫肌は柄が棘のような鱗が逆立って鬼鮫以外を拒みますが、ダルイの「竜牙鉈」は刃が展開せずに(重い羽子板?)武器としては使えないのかも知れません。

竜遁=水+雷

武器使いとしては、敵に自分の武器を奪われるの状況を一番避けたい(サッカーの”股抜き”みたいな…)ですから、携行性の向上と同時に使用者の認証機能が備わっているのは非常に好ましいです。それが刃の折り畳みのギミックで、鬼鮫の鮫肌の様に柄が棘を立てる方式だと、万が一の誤作動も怖いし、柄を持たなければ使える…刃物の危険性は残ります。それに対して、ダルイの竜牙鉈は、構造的に刃が露出しないようになってまして、ぶっちゃけ、鞘が要らないくらい安全です。首斬り包丁のようにベルトで固定しても携行に不具合は無い筈です。それでも、鞘を装備してる…しかも、しっかりとしたハードケースっぽい。これは刀剣好きとしては「抜刀術」(居合い)を容易に連想してしまうシチュエーションです。

ダルイは『居合い斬り』の使い手!?

非常に重い鉈の抜刀…運動エネルギーは質量×速度の二乗に比例しますので、超重量の超速の抜刀(居合い)は凶悪です。これが可能であれば非常に破壊力のある攻撃が期待で来ます。ダルイの良いガタイはその攻撃特性への特化じゃないでしょうか。また、竜牙鉈の大きさもありますが、背中に背負って腰に刀を装備しないスタイルは、上段の抜刀で、これは兜割り(対甲冑戦)を想定した武器かも知れません。また、刃を畳むギミックが任意に行えるのであれば、「鬼の金棒」の様に打撃に使えるし、刃同士がかち合う事でほこ惚れする危険性も防げます。まさに「鬼に金棒」のダルイの竜牙鉈ですが、あの睨み合いでひけらかす戦力ですから、主力であってもダルイの奥の手ではないでしょう。

やっぱ、ダルイには「竜遁」(水+雷)が似合う…(笑)。


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『首斬り包丁』


再不斬の首斬り包丁

「再不斬先輩
これはボクがいただくよ」


懐かしい!…波の国の再不斬と「白」のお墓(38巻/150頁)。水月は再不斬の墓標とも言える「首斬り包丁」を何の躊躇も無く地面から引き抜いて我がものとしました。サスケが在籍した第七班(カカシ班)と桃地再不斬と闘ったのは、この描写の3年半ほど前の事。「こんな所にあったとはね…」(38巻/150頁)と言う水月の台詞からすれば、この場所を教えたのはサスケ?(大まかな目星は付いていたような雰囲気でしたね)

この描写を、「早く再不斬に"首斬り包丁"を返してあげて~ッ!!」と思う人も居るでしょうね。でも、僕は「道具好き」として言わせて頂きたいのですが、「道具」って使ってなんぼなんですよ。一番、可哀想な「道具」って使われない「道具」なんですよ。僕はモノが好きで、「道具」が好きだから、どんなにレアで、高価な「道具」であっても使い倒すんです。それが、「道具」にとっては一番の幸せなんだと信じています。

だから、再不斬の墓標としてこの地に残り、「白」と再不斬を見護るもの一興ではあるんだけど、「道具」の気持ち?を考えるなら、その性能を十二分に発揮出来る人の手に在った方が良いと、僕は思います。これには反論もあるだろうけど、「道具好き」としての意見です。何の為に生まれてきたか?を考えれば、それは人が創られた意味に等しいと、僕は考えています。

しかし、3年半も荒されずに、この場に残っていたのは不思議に思えます。「白」の荷物入れ?もあの時のまま残ってるし…。再不斬の「首斬り包丁」だって、レアな刀なんだから、高く売れるだろうに。ちょっと不思議だけど、普通に考えると…イナリや波の国の人々が墓守りをしていたんじゃないか…善意に満ちた人々の死者に対する敬意なのかな…と思えなくもありません。

ただ、完璧に無傷で残っていたかと言うと、それは…ちょっと…と、何やら怪しい雰囲気なんです。実は波の国編で再不斬が使っていた頃の「首斬り包丁」と、「蛇」結成編での「首斬り包丁」のはディテールがかなり違うんです。描写には「描き間違い」が存在しないとするのが、僕の「考察」に対するスタンスなので、これは…どげんかせんといかん!!(笑)

↓上が再不斬が使用していた頃の外観で、下が水月が手にした時点の外観。

首斬り包丁のディテールの変更

で、ディテールがどう言う風に変わっているかと言うと…

  • グリップの長さが違う。再不斬が使ってた頃のグリップは水月が振り翳(かざ)した「首斬り包丁」より長いんです。「首斬り包丁」のグリップは太い握りと細い握りが交互に組み合わさったデザインなんですが、再不斬が4個で、水月が3個。

  • 刀身の根元=鍔(つば)?のデザインが全く違う。再不斬の使ってた頃は円形(2巻/86頁)で、刀身の根元の太い部分に沿う形でしたが、水月の手にした「首斬り包丁」はそれが大きな刀身の刃や棟(むね=背)までをカバーする「鍔」然としたデザインに変更されています(38巻/151頁)。

細かな部分は重箱の隅を突く気になればいろいろありますが、概ね一致しています。刀身のディテールはブレが少ないです。先端の「穴」の大きさは…ちょっと…ですが(汗)。でも、上記の2点は明らかに違う。例えば、「首斬り包丁」に命があり、成長するが如く変形して行ったと考えるのも少年誌的でカッコ良いんですが、惜しくも「首斬り包丁」に「鮫肌」のような生命的な反応を示す描写はなかった…。

「この大刀"鮫肌"は私しか認めない」

鬼鮫の「鮫肌」の場合、鮫肌を奪い柄を持ったガイの手を鮫肌が拒んだ描写が残っています(29巻/88頁)。他にも「私の鮫肌は………チャクラも削り…喰う!!」(17巻/44頁)と、鬼鮫が自慢げに「鮫肌」を翳(かざ)すシーンでは、「鮫肌」が<ガサガサ><ゴソゴソ>と蠢(うごめ)いていました。「鮫肌」には生命反応を感じますよね。

この描写は「首斬り包丁」と「鮫肌」との決定的な相違点と言えます。「首斬り包丁」は単に分厚く、大きく、限り無く朴訥(ぼくとつ)な形の刃物であると思います。圧倒的な質量で運動エネルギーを発生させ、頑丈な刃で対象を切断する…一撃必殺の物理攻撃を意図した…純粋な塊(かたまり)なんだと思います。

ちょっと、横道で…(汗)。首斬り包丁のグリップなんですが、再不斬では示されなかったんですが、脱着式になっていますね。水月は携行する時にさも当たり前の雰囲気に「首斬り包丁」からグリップを外しています(38巻/152頁)。刀身とグリップを分割するのは携帯時の取り回しを向上し、同時に不意に他者に武器を奪われる事を防止する効果があると思われます。

おまけに、ちゃっかり携行用のホルスター?も用意していましたね。そのホルスター?も「首斬り包丁」の半円の切り欠きをベルトで固定する非情にクールなデザインでした。サイズと言い、「首斬り包丁」の切り欠き部分に刃が立っていない事を前提にした固定方法から、それが「首斬り包丁」の専用設計…つまり、汎用ではない事が伺い知れます。つまり、水月は予め準備していたんですね。

水月が大蛇丸に拘束された時期は判定できませんが、水月が水槽に軟禁されていた描写から、軟禁期間の情報収集が困難であった筈だから、水月は再不斬の戦死を知っていた事になる。つまり、波の国の第七班と再不斬の死闘の後、水月が大蛇丸に拿捕(だほ)された…と推測されます。水月は水槽の中で「首斬り包丁」(或いは「忍刀」)に焦(こ)がれていたことでしょうね。

首斬り包丁のグリップ

グリップの連結

「首斬り包丁」のグリップは分割で捩じ込み式?

再不斬の4個に対して水月の3個。グリップの長さの違いは、「首斬り包丁」のグリップが分割式である事を示しているのだと思います。しかし、再不斬の墓で水月が手にした「首斬り包丁」は端っからグリップが3個バージョンで、「鍔」が丸型ではありませんでした。「首斬り包丁」が成長した線も薄い……。

「首斬り包丁」は誰かがメンテナンスしていた!?

墓荒らしにあっていない点。それにディテールが大きく変化している点を考え合わせると、誰かが「首斬り包丁」を監視し、朽ちないようにメンテナンスをしていた可能性を強く感じます。「首斬り包丁」に生命や意志がないと仮定すれば、首斬りちゃん本人が自分をどうこうしたとは考え難いので第三者の存在が必須になります。

「重い…これが血霧の里…
鬼人・再不斬の首斬り包丁か」


それに、あんなにか細い水月がこれほどまで重たがるのに(38巻/151頁)、墓地から「首斬り包丁」を抜く時は、呆気無いほどに<ズボッ>と抜いています(笑)。もし、3年半も地面に刺さったまま抜かれずにあったのだとしたら、どう考えてもあっさり抜け過ぎです。あの描写は、水月が「首斬り包丁」を抜く前に誰かが抜いていた証拠だと思います。

つまり、それはメンテナンスする為に…。それが誰の仕業なのか…波の国の心ある刀鍛冶なのか?それとも、霧の忍刀の見張りをする役割を帯びた使者が存在するのか?など、いろんな想像が可能ですが、どんな人物であるにせよ、刀剣に関する非常に高度なスキルを有している事だけは確かでしょう。その人なり組織が気長に見守っていた筈です。

「鍔」のデザイン変更の為に「柄」(グリップ)の一部を使った?!

その「見張り番」は、「鍔」(つば)のデザインを変更しています。再不斬の「首斬り包丁」が、戦闘行動によって破損していたか、野ざらしによる腐食、その他で損傷した部分を、グリップの一ブロックを溶かして作り出したんではないかと、僕は考えています。だから、再不斬の4個のグリップに対して、水月は3個なのね。

ぶっちゃけ、「鍔」のデザイン変更は防御能力の向上を意図してた?

「首斬り包丁」は機敏に捌(さば)いて相手に刃を浴びせると言うよりは、有無を言わせぬ力圧(お)しみたいなところがあるし、相手の斬撃の防御をするにしても、重さや大きさの不利があって、半円の切り欠きだけでは心許(こころもと)ないと、「鍔」になるような障壁を追加したんじゃないでしょうか。

と言う事は、その「見張り番」は第七班との戦闘も監視していた?可能性もある。そして、その目は再不斬と言うよりは「首斬り包丁」に向けられていた…。「霧の忍刀」。その存在の意味に、何かありそうな気がしませんか?

「霧の忍刀・首斬り包丁」と言う特殊性には、非常に特殊な素材を使用している可能性を感じます。何らかの「念」や「作業行程」が関わっているのかも知れません。どっちにしても代替のきかない「素材」で構成されているので、「鍔」が破損したとして、それを補う為に「柄」(グリップ)の一部を転用せざるを得なかった…と、僕は考えているのです。

そして、その補修作業の為には刀本体を地面から抜く必要があったかも知れません。或いは、全体のチェックの為に一度抜いて各部をチェックしていたかも知れません。「首斬り包丁」の地面に刺さる角度もナルトたちの墓参り(4巻/118頁)は垂直だけど、サスケと水月の時(38巻/150頁)は10度くらい右に傾(かし)いでますね。

何にしても、3年余りも野ざらしにして、そのまま使えるような刃物があるのは信じ難いです。それが「ヒヒイロカネ」とか「オリハルコン」と言った少年誌的な金属でできてました…と言う理由で解消するにしても、盗難に遭わなかった事実がクリアできないし。やはり、順当に考えて、第三者の「見張り番」が必要になると思うんです。

そして、この第三者の存在に、チクと黒くなってしまうケルベロスなのです(黒汗)。

「"忍刀七人衆"の刀は
代々受け継がれていくシステムだった
七人衆に憧れて修行を積んできたからね…ボクは
この大剣があれば君にも負けない…かもね」

水月の挑発?ともとれる自信満々さ(38巻/152頁)。そして、「さぁ行こうよ サスケ。香燐はダメだったようだしね」(38巻/169頁)のカットの水月の太腕。めちゃめちゃマッチョじゃないですか(笑)。大勢の状態2と交戦した部分(39巻/18頁)の描写は伏せられていましたが、水月の戦闘力はサスケが背中を預けるに値する心強さがあった事でしょう。水月の「修行」と言う言葉に重みを感じてしまいます。

そして"忍刀七人衆"の意味深。それを、水月は臭わせているわけです。

「霧隠れ七刀のうちの一振り
うちはイタチと組んでる干柿鬼鮫
大刀の"鮫肌"をこの手にするまではね」

水月の次の目的は「鮫肌」(39巻/58頁)。この言葉には「鮫肌」が最終目標と言うニュアンスを感じます。ここがファジーなところで、もっと大きな野心を抱えるようでもあるし、単なる鬼鮫に対する怨恨も臭わせる…キッシー流の『どうにでも転ぶ伏線集』(笑)に登録されそうな伏線になっています。僕は「刀集め」に意味があるんじゃないかと疑ってるんですがね…(黒汗)。

「それに重吾を仲間に加えるなら
この刀は役に立つと思うしね…」


で、更に意味深な水月の発言(38巻/152頁)。これを、重吾の暴走を「首斬り包丁」で止めると言う考えは、既に水月と重吾のサスケの潜影蛇手で止められた描写(39巻/37-41頁)で挫(くじ)かれてます(笑)。単純な格闘戦において二人の実力は拮抗していました。つまり、「首斬り包丁」が決定的な重吾対策とは考えられないと言う事です。

「前とは違う能力を使ってるね
重吾
堅いし…」
(39巻/36頁)

だから、「重吾+"首斬り包丁"=役に立つ」と言う図式は、「そうか!てめーは水月。思い出したぜ」(39巻/37頁)と重吾が言う…過去の交戦での水月の体験が大きく影響している台詞だと思うんです。サスケと対面して暴走した重吾が発揮した能力とは違う、別の重吾の能力と「首斬り包丁」とのコンボで「何か」が起る予感がします。もしかしたら…重吾の「状態3」がある?…とすら、僕は考えています(汗)。

それが、サスケを先行させた水月・重吾・香燐VS鬼鮫の一戦で確認出来るんじゃないかと、僕は考えています。水月に重吾が加勢して鬼鮫を迎撃する可能性です。大蛇丸からの情報のリーク、或いはスパイ活動で、「蛇」を編成した時点で、サスケにはその認識があったかも知れませんし。

そして、もしかしたら、その闘いを通して、"忍刀七人衆"とは何なのか?そして、水月が何故、鬼鮫の「鮫肌」を欲しがるのか?「霧の忍刀」を集めるのか?が白日の下に曝されるんじゃないでしょうか?そして、その奥に垣間見える水月の野心。誰か感じてる人は居ませんか?僕と同じように黒くなってる方々。勇気を出して、誰も見てないから(皆には目を閉じさせています…笑)…手を、手をお上げなさい…。誰にも言いませんから…(笑)。

「今から鍵を開けるよ
だだその前にみんなに一つだけお願いがあるんだ
大蛇丸を倒し
ボクたちの自由を取り戻してくれたのはサスケだ

外にでたらその事を広めてくれ。
この世に安定と平和をもたらす男が現われたとね…クク…

南のアジトの牢屋の鍵を解き放つ時(38巻/165頁)、水月が喋ってましたよね。香燐のツンデレ振りに隠れて、流されてしまいましたが、別にサスケが水月に指示した痕跡は残っていないので、水月の単独犯行かと思います(笑)。水月の行いに野心や野望を感じませんか?「蛇」にあって、解り易い重吾や香燐に比して、水月がグレーなんです。水月は解り難い(汗)。

そして、それが「霧の忍刀」に繋がる…。

再不斬の「首斬り包丁」が永きに渡り水月を待っていた(ようにも思える)事。「首斬り包丁」のデザイン変更やコンディションの維持がされていた事実。そして、そこにチラつく「第三者」の影。「霧の忍刀」の意味。鬼鮫の「鮫肌」への水月の執着。水月の怪しい行動の数々…(水月は「伏線と謎の百貨店やぁ~ッ!!」…笑)。だから、何気に「水月VS鬼鮫」もワクテカ(wktk)なのです。

そして…これが『NARUTO-ナルト-第三部』の一つの勢力……?!
繋ぎは勿論、『自来也外伝・自来也豪傑物語』でキマリ!!(笑)


   

『風魔手裏剣』


風魔手裏剣

「風魔手裏剣 影風車!!!」

再不斬戦のサスケ(2巻/140頁)。懐かしーい!!波の国編のワンシーンです。再不斬の「水牢の術」に捕獲されたカカシをナルトとサスケが協力して闘う…「さーて、暴れるぜェ…」(2巻/127頁)からのターンに胸がすきます。

(こいつを倒すには、もうこの手しかねェ!!)「サスケェ!!」

ナルトの多重影分身による揺動の後、リュックから取り出した忍具をサスケに投げ渡します。この頃は、武器召還(口寄せ)できるようなスキルはありませんでしたから、しっかりポーチから取り出す描写があるんですね。そして、サスケに渡ったのが折り畳まれた「風魔手裏剣」だったのです。

(なるほど、そういうことかよ。ナルト…お前にしちゃ上出来だ)

ナルトの考え出した奇策をサスケは、風魔手裏剣を手渡された時に一瞬で理解しています。サスケの賢さと、ナルトとの気持ちの良い意志の疎通が懐かしい…。実はこの風魔手裏剣はナルトの変化で、同じモノをサスケは既に携帯しています。むしろ、ナルトがサスケの持っている風魔手裏剣を模した…と考える方がしっくり来ます。

しかも、ナルトはサスケが「風魔手裏剣」を擁した手裏剣術を扱える事を知っていなければなりません。再不斬への攻撃を「水牢」の中から見守るカカシも、「手裏剣の影に手裏剣が…!」(2巻/142頁)と再不斬が気付くまで想定できなかった("これは影手裏剣の術!!"と一応驚いている…まさか、こんな時までコピーはしてないよね…笑)ようですから、カカシも知らなかったサスケの奥の手だったのかな…って僕は考えてます。

きっと、サスケとナルトはカカシに内緒で修行してたんじゃないでしょうか。そこで、お互いの術を見せっこしたり、サスケなんかは火遁(バリエーションも数種類を修得していた?)も既に使えたし、ナルトだって禁術の「多重影分身」があった。そこで、サスケはナルトには「影手裏剣の術」を披露していたんじゃないでしょうか。二人は磨きあってたんです。まるで、兄弟のようじゃないですか…。

ややこしい戦術だったので、図解入りで説明がありましたね(2巻/153頁)。

「あの"影分身"の狙いは再不斬を倒すことじゃなく
オレ自身が"風魔手裏剣"に化けるのを隠すためだったんてばよ!
もちろん、それだけで倒せるとは思ってなかったけど、
水牢さえぶち壊せればと思ってね」(ナルト)

  • 影分身は目くらまし!実は二人になればいいのだ

  • 本体は変化!手裏剣に化けて折りたたんでおくのだ

  • 分身の方に手裏剣(実は本体)を持たせて…

  • サスケに投げ渡すのだ!!

  • サスケはあらかじめ持っていたもう一枚の手裏剣と重ねて投げる!!

向こう見ずなように見えるけど、ナルトも堅実に考えてたんですね。再不斬との力量の差を考え、先ずは「水牢」からカカシを救出する事を主眼とした作戦をナルトは錬ったわけです。その上で、声も高らかに再不斬を威嚇した。つまり、煽ったんです。言葉攻めです(笑)。

つまり、「風魔手裏剣」に関する手裏剣術はカカシがサスケに伝授したものではなく、別の誰かに教わった術だと言う事です。

「………新しい手裏剣術、教えてくれるって言っただろ!」<ムスッ>

森の中の手裏剣練習で可愛くむくれるサスケ(25巻/53頁)。この物言いって、サスケが大蛇丸に修行のオネダリをしてる描写(34巻/21頁)に似てるんです。サスケは大蛇丸に対しても、イタチに抱くような信頼感はあった事でしょう。サスケが信頼や尊敬しない人に教えを受けるとは考え難いですから。でも、サスケのむくれっ振りは大したもんですね(モーッご飯、何杯も行けちゃう!!…笑)。

サスケの風魔手裏剣、もしくは手裏剣術のバリエーションはこれまでにも提示が残っています。ま、基本忍術ですから、アカデミーでも教えているでしょうが、サスケのはカッコ良い!!と言うか、特殊な手裏剣を使う場合が多いです。しかも、かなり古くから描写があります。

「これは写輪眼操風車・三ノ太刀!!」

死の森で、大蛇丸とサスケの初対決がありました(6巻/81頁)。そこで、サスケは小型の風魔手裏剣?を使い、大蛇丸に傷を与えています。風魔手裏剣には中心に大きな穴が開いていて、そこをホールドして投げたり、その穴にワイヤーを通して操る構造になっています。

「糸?」<シュルルル>
(私の逃げ道を完璧に読んでそこに見えない三手目を打つとはね…)

大蛇丸もワイヤーの有無で、サスケの放つ手裏剣術の正体を認識していました。大蛇丸も術名を知っていましたから、平凡な"写輪眼"(笑)の術の大系ではあるんでしょう。大蛇丸はサスケの能力を確認する目的があったから、容易く術中に踏み込んでいる部分も多々ありますが、この時のサスケは一味違って…四手目があった。

「フン 火遁・龍火の術!!」

「その歳で、ここまで写輪眼を使いこなせるとはね……
さすがウチハの名を継ぐ男だわ……
やっぱり私は…君が欲しい…」

操風車の術に火遁をアレンジして攻撃力を高めているんです。大蛇丸が風魔手裏剣?を口で受ける事も織り込み済みの攻撃シーケンスだったようにも思えます。そして、これがサスケの一瞬の閃きだったのか、誰かに伝授されたものなのかは憶測の域を出ませんが、基本忍術としての手裏剣術をサスケは手厚く指導されていた痕跡は充分に感じますね。

「やっぱり兄弟だわね…あのイタチ以上の能力を秘めた目をしてる」

そして、大蛇丸はサスケを本格的に認め、サスケに「天の呪印」を施し去って行きます。もしかしたら、大蛇丸はサスケの手裏剣術にイタチを感じたんではないでしょうか。「暁」で大蛇丸オリジナルの「指輪の腕」を切り落とした…イタチのクナイの切れ味を思い出していたんではないか?と、僕は思ってしまいました。

「明日はちょっと大事な任務があって、その準備がある」

イタチのお決まりの言い訳に「兄さんのうそつき」<プイ>のサスケ。そのむくれ顔を<チョイチョイ>と呼んで「デコトン」に流れる…。微笑ましい兄弟の描写がありました。それは、サスケの哀しい回想の一部ではあるんですが…。それは…サスケの心の中のイタチとの記憶。どんなに憎んでも忘れる事ができない想い出。

サスケの手裏剣術はイタチが伝授した!!

実はイタチって、手裏剣術がメチャクチャ得意だった筈です。サスケの回想の森の中の手裏剣修行でも「すっげーよ兄さん!岩の裏の死角の的にもド真ん中だ!!」(25巻/52頁)とサスケが絶賛しています。イタチもそんな姿をサスケに焼き付けるあざとい意図があったのか…(黒汗)、それは今も闇の中ですが…。

そして、うちはのアジト。その玉座の間で二人は闘っています。サスケの両手首の裏には「剣」の術式が装備されている。静かにそれを隠した包帯を外すサスケを見ながら、イタチも「暁」のマントの下で<ゴソゴソ>とやってまたね。あの描写はイタチもサスケと同じ「準備」をしていたんじゃないか?と、僕は考えています。

この期に及んで、サスケが手裏剣合戦で兄・イタチに挑んだと言う行いは、サスケが自分の成長を示したかったからではないかと思うんです。兄の背中を追い続けた…今日までの幾星霜をイタチに思い知って欲しかったんじゃないでしょうか。そして、思い出して欲しい…と、サスケが考えていれば良いなと思ってしまいます。

『許せサスケ…また今度だ』

イタチさんはやってない!


 

『ナルトの巻物』


「ナルトの巻物」

「ナルトの巻物」(仮称)は本編には登場していません。去年の夏に公開された「『NARUTO -ナルト-疾風伝』の映画の告知&記念のポスターでナルトが背負ってる巻物です。週ジャンの付録だったので、週ジャンを買ったものの気付かずに廃棄してしまった人も多いんじゃないでしょうか?何気にカッコ良いんですよ。やんちゃな感じで、楽しいポスターだと思います。

夏休み映画の番宣用のアイテムだったけど、キッシーはそんな事、お構いなしに描いたんじゃないかと思います。僕も映画の本編は観に行ったけど、ポスターの装備や世界観は出てこなかった。これはむしろ、原作のちょっと先の雰囲気をリークしたんじゃないか?キッシーなら、そのくらいの事、しちゃうだろうな…と、僕は考えています。きっと、このポスターはキッシー流のナルトの近い将来の「告知」じゃないでしょうか。サブリミナルなメッセージだと…。

『NARUTO-ナルト-』疾風伝のポスター

僕は部屋のドアにしっかりと貼ってます。

ナルトが第二部のガタイに成長してて(「疾風伝」だからね…)、ちょっと大人っぽくなってるだけじゃなくて…。実は蝦蟇の上に胡座(あぐら)かいて座ってるんだけど、どうも、その蝦蟇が「ガマ吉」らしいんです。中型で、「ガマ忠さん」(仮称/自来也の秘書蝦蟇だったんではないか?と、僕が疑ってる子です…11巻/43頁)と同サイズで、手袋までしてます(手は「印」も結んでる)。あと、キセルを吹かしてますね。

顔は「ガマぶん太」にそっくりの悪顔です。「ガマ吉」は「ガマぶん太」の子ですし、ナルトは自来也のお陰で、蝦蟇一族と一括契約(「ガマ忠さん」が持って来た「大巻物」に血判を捺している)で済みで、「ガマ吉」とも既に契約関係にありますから、やっぱり「ガマ吉」だな…。第一部ではちっちゃな仔ガマだったのに…。ナルトが乗っかったらペシャンコだったでしょうね。そう言えば、「赤丸」も2年半でデカくなって、キバを背中に乗せてたから、動物の成長は早いんですよね。

で、その「ガマ吉」の背中に胡座をかいてるナルトが背中に背負ってるのが「ナルトの巻物」(仮称)です。形状や外観は僕がイラレで描いたイラストを参考にしてもらいたいんですが、かなり特殊な代物です。ナルトはそれを皮のバンドで縛るホルスターに仕舞い、背中に背負っています。背中に斜(はす)に、ちょうど、刀のように背負っているのです。お誂え向きに「柄」(つか)みたいな握りになってます。どうしても、この形状を見ると、この「巻物」を振り回してナルトがやんちゃするシーンを想像してしまうケルベロスです(笑)。

もしかしたら、巻物の芯の部分が「鞘」(さや)の如く、グリップを持って引き抜くような構造なのかも知れません。或いは、「巻物」の部分が解(ほど)けて、何らかの術を発動して、残った芯の部分がそのまま武器として機能する構造とも考えられます。或いは、この「巻物」が「ナルトの鍵」で、「八卦の封印式」を回す為に使うのかな?とも考えられそうですが、「九尾」は早い事、ナルトから出てってもらいたいので、考えない事にしました(笑)。

で、この「巻物」の正体って何なのか考えてみたんですが、やはり自来也が普段、担いでいた「大巻物」の継承品かな…と思うんです。

自来也がペインと闘うシーンの序盤から中盤にかけて、自来也はその「大巻物」を携行していましたが、ペイン(弐)を瓢箪蝦蟇の結界空間に引きずり込んだ辺りでどっかに行っちゃった(汗)。武器や忍具は口寄せの術に似た「召還」が可能な描写が数多くありますんで、この「大巻物」も劣勢に立った自来也が、もしもの時を考えて仕舞ったんじゃないかと、僕は考えています。

つまり、あの「大巻物」はそれほど大切なモノであったのです。恐らくは、妙木山の大ガマ仙人が自来也に与えた「蝦蟇の力」に関係する代物。決して悪しき者には渡してはならない大切な存在だったのです。だから、自来也はいつも大切に携行していたんだと思います。天下の三忍の一人。自来也が見張ってるわけですから、これほど安心な場所はなかったでしょう。

そして、それと同一?(同種?)の「大巻物」をナルトも持つ将来。これが何を意味するかと言うと、妙木山の蝦蟇たちの信託と言いますか、忍界の安定と平和に関与するような立場に、ナルトも将来、就任する暗示ではないかと思うんです。つまり、ナルトは自来也の後継者になるのではないか?と言う「期待」をこのポスターは物語っているんではないかと、そう言う「嬉しい目」でどうしても眺めてしまうのです。

しかも、その「大巻物」が同一品としても、その形状が変化している…。これは一度、巻物が妙木山に差し戻され、そこでナルト向きにアレンジされた可能性を感じます。つまり、妙木山がナルトを受け入れ、ナルトを支援するような体制をとる事を示唆している事になるんじゃないかと言う事です。きっと、そこにナルトが妙木山に赴くエピソードが必要になってくる…。これはもう「願望」です。「期待」です(笑)。

将来、ナルトは自来也みたいなオトナになると思うんです。自来也みたいな…ちょっとエッチだけど、強くて優しくて…イカしたオトナになってくれると思うんです。そして、そんな「期待」を強烈に抱かせてしまう「ナルトの巻物」(仮称)なのです。

 

『草薙の剣』

 
サスケの草薙の太刀

「オレの気まぐれでお前は命を落とすんだぜ」

天地橋任務でカカシ班(隊長:ヤマト)が大蛇丸のアジトの一つを突き止め、苦難の末、ナルトはサスケと再会をはたします(34巻/150頁)。この時、瞬身でナルトに詰め寄り、腰に付けた物々しいエモノをサスケはナルトに示します。それが「草薙の剣」でした。白と黒(カラーで見たわけではないので確証はありませんが…)のツートン。超モダンの鍔無し。<スウー…>と、艶かしく鞘から解き放たれる「草薙」は威圧感が大いにありました!

しかし、左利きの筈のサスケが右手で使うように腰のしめ縄の後ろに斜(はす)に差しています。サスケは器用だから、右手も利き手の左と同じように使えるかも知れないけど、より攻撃的な戦略性を重視した頭脳的な装備かと思います。具体的には、サスケの"伝家の宝刀"…「千鳥」(左手)とのコンビネーションを意識した組み合わせだと、僕は考えています。「草薙」で間合いを確かめ、「千鳥」で刺す。サスケの「草薙」は、ボクシングで言うところの「ジャブ」に相当するんじゃないでしょうか。

原画の画像解析で判明したんですが、サスケの「草薙の剣」の縦横比が仕舞われた状態で「8:170」で柄と鞘の比率が「5:12」でした。サスケの「草薙」は、やや幅広のデザインでしたから、鞘の横幅を55mmと見積もれば、仕舞い寸法は約1170mmになります。鞘の長さが約825mm。刀身長はそれをやや下回る数字でしょう。ついでに柄の長さが345mm。結構な長物ですね。

実際には、これにサスケの「瞬身」の速度が加味されますから、サスケの「間合い」は非常に長い事になります。多くはサスケの「間合い」を見誤り、「草薙」の餌食になってしまう事でしょう。武器攻撃ではチャクラを消費しませんから、省エネとも言えます。サスケは単独でイタチに辿り着き、それを打破する悲願がありますから、ある程度の持久力が必要の筈です。サスケは綿密なシミュレーションを繰り返し、今のスタイルに辿り着いたのでしょう。

(草薙の剣の一振りか…)

「木の葉崩し」で三代目と闘った大蛇丸も「草薙の剣」を使っています(14巻/55頁)。三代目が「一振りか…」と言うのは、、複数存在する事を示しています。それは、その時、口寄せされた「猿猴王・猿魔」の台詞からも、かなり有名な「業物」である事を感じさせました。きっと、有名な刀鍛冶が存在していたんじゃないでしょうか。登場人物で「草薙の剣」を使っているのは大蛇丸とサスケだけですから、その刀鍛冶も大蛇丸の管理下に置かれる存在(部下か囚われの身?)なのかも知れません。

「行くぞ猿魔!!」(三代目)

「いくら金剛の体でも草薙の剣は痛てーぜェ…」(猿猴王・猿魔)

「金剛・如意棒」に変化した猿魔が弱音を吐くほど、「草薙」は強敵だったのです(14巻/56頁)。大蛇丸の「草薙」は鍔付きで、日本刀っぽい造りでした。これと同じ物かは不明ですが、このズーッと後のエピソードで、四本目のナルトとガチで殺り合った時も、「草薙の剣」を使っていて、それは刀身がめちゃくちゃ伸びました(100m以上?)。三竦みでも登場していて、両手が使えない大蛇丸は喉から蛇を出して操ってましたっけ。綱手の胸を貫きましたね(ホントだったら死んでるところです…笑)。

大蛇丸の使う「草薙」はちゃんと「反り」のある日本刀のような形で、その形状がサスケの「草薙」と決定的に違います。僕は「刃物好き」で有名なんですが(←自分で、盛んに言い触らしてるだけ)、サスケの「草薙」は異例なくらい真直ぐです。日本刀を初めて見ると、その「反り」の大きさに驚くと思います。しかも、日本刀の切れ味は「反り」にある(日本的な刃物って「引いて切る構造」になってるんです)と言って良いくらい大切なんですが、サスケの「草薙」の形状は異質に思えます。

恐らく、サスケの「草薙」は"斬撃"を重視しない、"突き'に特化した設計なんだと思います。「うちはのアジト」でのイタチとの交戦でも、サスケがイタチを「草薙」で串刺しにして悪顔してましたね(笑)。サスケの「草薙」は"刀"と言うよりは、"鎗"に近い武器かも知れません。それに、サスケには"写輪眼"がありますから、相手のカウンターを未然に回避できる前提があるので、瞬身の速度を無条件に上げる事が可能です。突入速度が高ければ高いほど、回避困難な"刺突"には威力が生まれます。「サスケ+直刀」は非常に利に適っているのです。

また、初手の"刺突"をいなされたとしても、サスケには次の手の「千鳥刀」(千鳥の形態変化)もはありますし、普通に「千鳥」を絡めての"二段突き"も有効と言えます。それに、ちょっとズルいですが(笑)、「草薙」の刀身にチャクラを流して切れ味を上げる手が未だ残されています。トビ(マダラ?)も一度、真っ二つに薙いでるはずなんですよね(39巻/147頁)。そして、その補足事項は、天地教任務の「サスケVSヤマト」の攻防にきっちり残されています(笑)。サスケの「草薙」は、立派な"チャクラ刀"でした。

「オレの草薙の剣は少し特別でな。ガード不可ってヤツだ」(サスケ)

(…体が痺れる。これは…刃に千鳥を流しているのか…?
そうか…それで斬れ味を極端に上げた上に…斬りつけた後も痺れで動きを…)

サクラへの攻撃を庇ったヤマトが代わりに「草薙」の餌食でした(34巻/161頁)。結局、サスケの「草薙」はチャクラ刀で、サスケの「雷遁」を上手く活かした攻撃が可能な特製の武器だったようです。きっと、サスケとの相性を良く吟味して、大蛇丸がサスケに与えた物でしょう。「草薙」が何振りかあるにしても"レアもの"だった筈。もしかしたら、サスケ専用に、あつらえた可能性もある。大蛇丸って面倒見が良くて、ちゃんと弟子に「力」を与える人だったんですね。誤解され易いタイプなんだけど、きちっとした部分を持ってる人なんです。

サスケは大蛇丸の「恩義」を感じるべきだと思います。サスケはナルトの比じゃないくらいに強く逞しく成長を遂げたけど、それって、ほとんどが大蛇丸の援助があったからだと思うんです。それをどう感じられるかが、人としては大きな問題だと思います。僕もそうだったけど、若い時って、「オレが!オレがッ!」ってなっちゃって、周りが見えないのは"普通"だとは思いますが、その時の自分の「青さ」を、後から後悔するものなんです。

たとえ、どんなに輝かしい成功を遂げようとも、心の何処彼処に必ず「後悔」は付き纏います。人の行いとは常に不完全なのです。でも、それを実感できる時は既に遅いものなのです。人は誤り易く、老い易いのです。お礼を言いたい気持ちが芽生えても、その恩人はもう居ない…事がままある。そう言う「空しさ」をオトナは皆、感じて生きているのです。悲しいかな、それが「人」と言うもので、今はサスケに何を言っても通じないとも思います。みんなそうだろうし、僕もそうだったし…。そして、後悔は先に立たない。

逆に(今は死んでいますが…)大蛇丸にも頑張ってもらいたいと、僕は考えています。カブトも勘違いな方向性ではあるけど、一応、頑張ってるし(笑)。サスケの中には大蛇丸の「思念」が取り込まれてるだろうし、トビ(マダラ?)が言う…「サスケが「蛇」から「鷹」に生まれ変わる」(これも厳密にはズレた表現なんだけど…)為には不要な筈です。だから、サスケの"真の覚醒"が大蛇丸復活の切っ掛けになれば良いなと思っています。大蛇丸にはもう一花咲かせてもらいたいな…。世の中の大勢に誤解されたままじゃ死んでも死にきれないでしょうから…(笑)。

サスケが大蛇丸を完全に払拭できるのなら、「呪印」も要らない筈です。何ものかに頼るのではなく、自分自身の「力」に目覚める。それが本当の「強さ」なんだと思います。人が成長を遂げるとは、そう言う事じゃないでしょうか。同様に、鳶(トンビ)は鷹にならないと気付くべきです。現実は、鳶は鳶として生まれ、鷹は鷹として生まれるのです。常に自分は自分なのです。自分が何者かに気付く。そして、自分自身を受け入れる。それが真の"アイデンティティ"なのです。

ヤマトと殺り合った時には、サスケの「草薙」は、その刃を受けたヤマトのクナイの刃を一瞬で真っ二つにして、そのままヤマトの胸を貫きました。そして、刀身に千鳥を流したままにして、ヤマトの動きを封じました。この時、ヤマトを殺してしまう事もできたと思うんですが、サスケは本気じゃなかったんでしょうね。サイとヤマトの「草薙」の捌きを「正解」「不正解」で、サスケは評価してましたが、あれは大蛇丸との修行で自分が言われてた"言葉"だと思います。サスケの"誇示"が自分の成長を、ナルトやサクラに示したかっただけ…と思うと、ちょっと、可愛いですね。

「悪いがもう本気でやるよ…」

"可愛い"で言うと、ヤマトも「負けず嫌い?」と思えてしまいます(34巻/183頁)。ヤマトって、充分に可愛いですよね。それまでだって、ヤマトは気を抜いていたわけではなく、結構な「本気」("マジ"と読む…笑)だったと思いませんか?サスケの「情報」だって、ヤマトは事前に知っていた筈です。その情報をサスケの「成長」が凌駕しただけなんですが、ヤマトが、それにムキになってしまうところが、カカシに従順に従ってしまう人の良さと相まって、ヤマトの魅力になっているんですね。ヤマトもまた、味わい深き人なのです(笑)。

そして、サスケの「草薙」には特筆すべき能力があります。それは…『自動帰還能力』です。デイダラのC2ドラゴンを打破した時に地面に刺して踏み台にした「草薙」をサスケは回収していません。あの時、C2ドラゴンが落下して辺り一面は火の海で、デイダラもサスケも横に飛んで逃げましたから、サスケの「草薙」はあの火の海の中の筈なんです。しかし、デイダラをやっつけた後、民宿「お越」で傷を癒したサスケが、衣装をチェンジして再登場した時にはちゃっかり戻ってました。

サスケの「草薙」は時空間忍術の応用で遠隔地からサスケの元に帰還できるようです。日本刀にまつわる"慣用句"は多いですが、その一つに「元の鞘に収まる」と言うのがあります。きっと、サスケの「草薙」も「鞘」を目指して帰還するのではないかと思います。もっとも、「元の鞘」とは日本刀の「反り」が固有で、一つとして同じモノがないから、専用に誂えた「鞘」にしか刀身が収まらない事に拠るので、サスケの「草薙の剣」の極端な"直刀"にはあまりそぐわないんですけど…ね(笑)。

 

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