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香燐(120330)

 
(…もう一度……
…あの時の顔がみたかったなぁ…)(香燐)

千鳥鋭槍でダンゾウごと貫かれた香燐…それでも即死せず死の淵から生還出来たのは香燐うずまき一族の末裔だったからなんですね。カブト曰くゴキブリ並みの生命力がある…でも、それだけじゃなくサスケ香燐の急所を外してダンゾウの急所を上手く貫いたからだと思いたい…僕だけじゃなく、誰よりも香燐はそう願ってたんじゃないでしょうか。だからこそ香燐は第一部死の森の中忍試験のサスケとの出会いを思い出し、ダンゾウごと自分を傷付けたサスケだけれども、その何処かに仄かな笑顔「じゃあな…」(第51巻/166頁)をもう一度、捜してしまったんではないでしょうか(第482話「もう一度…」参照)。断末魔とも言えるほど切迫した状況に香燐の内面が滲み出した行でした。

打算とかなく、唯唯純粋に人を好きになる…香燐腐女子的な妄想(ケルベロスの勝手な想像の産物です)を抱きつつストーキングしてたのも経験不足とか引っ込み思案な性格が仇となった香燐黒歴史だったのかも知れません。香燐にとってサスケと一緒に居る時間は光り輝かんばかりのゴールデンタイムだった事でしょう。香燐サスケが好きで好きで仕様の無い只の女の子だったと思います。だから、虫の息の香燐サスケのチャクラではなく笑顔を捜したのです。特異なチャクラへの感受性を持ちながら、最期の最後に女の子としての気持ちが前面に出た…。どっち付かずで煮え切らないサクラと比して香燐の示した潔さ…と言って良いのかな…女の子らしさが際立ったと思います。

「そしてかねてよりボクが持ってる圧倒的回復力
と言ってもこれは元々うずまき一族の女の体を調べ得た回復技術…
君のよく知る香燐だよ」(カブト)

第579話「兄弟、共闘!!」中二病全開のカブトが香燐の秘密…ゴキブリ並みに死なない「うずまき一族」の末裔…を明かします。それにサスケが動じず、逆に「うずまき一族」に疑問を持たなかったのが意外でありましたが、結局、サスケはなかなか死なない香燐に自分で手を下しませんでしたし、香燐が存命しているかも知れない…サスケが食い付いたのはそっちかも知れない…そっちだったら良いな…と、僕は思いました。サスケは基本、イタチスキーロシア系だから、表立って女の子に「ほの字」を示す描写を僕は確認していません。僅かに「白」と出逢っていたならば、もしや…という期待はあるものの(「白」に関する考察②参照)サスケムッツリはガチのようです(笑)。

ムッツリと言うのもアレですが、サスケイタチありきで、自分が殺してしまったんだけど、その被害者意識は今や木ノ葉隠れに一直線で、「木ノ葉を潰す」「忍界」とか「世界」を争点に躍動する物語から掛け離れたところでサスケは気を吐いてるのが小ちゃくて可愛い(笑)。でも、サスケサスケなりに一生懸命に生きてまして恋愛どころじゃない!!と言うのが本心なのでしょう。その姿勢は"蛇"→”鷹”で悪に手を染めてた頃も変わらないので、サスケの食指が香燐に動いた形跡は感じません。香燐香燐で脳内妄想が勝った娘だったので、サスケに夜這をかけるような実力行使なんて無かったでしょうから、二人が間違いを犯してたなんて事はないだろうな…と、僕は考えています。

<キャ~>「やっぱカッケ~!!」(香燐)

…と言いながら「…でもよくもウチを殺そうとしやがったな!!」と揺れ動く香燐が居ます(第574話「闇を見る眼」①参照)。もっともこれはほのぼのとした木ノ葉隠れの牢番を欺くコントなんですが、香燐のストレス解消も兼ねております(笑)。そして、サスケのブロマイドには鍵を開ける工具みたいのがびっしり詰まっておりますれば、程なくして香燐は脱獄に成功するでしょう。きっと香燐は今でもサスケ「ほの字」でしょうから、その足はサスケに向かう筈です。同時に大蛇丸のアジトで大ネタを発見した水月&重吾とも合流して、この子達って全員サスケスキーロシア系ですんで”鷹”が再編されるんではないかと思います。そうなった時にサスケ香燐をどう扱うんだろう?

それは男子たるケルベロスにはとても興味深い疑問であります。そして、その時は少しは優しくしてあげて欲しいな…と思います。香燐の能力を利用するんではなくて信頼して香燐に役割を感じさせて欲しい。きっと香燐はそれだけで幸せになれるだろうと、僕は思うんです。香燐サスケが好きなんだから、サスケの為に何かしたいのよ。その気持ちをそのままサスケが享受して欲しいんです。誰かの為に何かをしたい…それは「愛」なんだと思うんです。それが自分の好きな人なら死んでもいい…香燐はそう思う娘だと思うんです。で…限りなくで…残念だけど捻(ひね)くれてる。自分の気持ちをストレートに表現出来ないだけで、ホントは素直で良い娘なんだと、僕は思うんです。

「恋愛論」ケルベロスの恋愛論というものは「オビトは何故、”目薬”をさしていたのか?」に集約されとりまして、如何に僕が恋愛に対して悲観論者かお判りかと思います(笑)。でも、恋って頑張ったからどうにかなるもんじゃ決してございません。努力とか精進とか全く関係なく、神様がサイコロを振るように、勝手に決められるものなのであります。だから香燐がどんなに頑張っても全てはサスケ次第で、もう答えは決まってて今さらどうにもならないかも知れない。それでも香燐サスケを想うのは…好きでいるのは勝手でしょ…とも、僕は思うのね。人を好きになるって素敵な事だから、それだけで香燐は幸せになれるのよ。もう…それだけで充分じゃない。好きなものは好きで良いじゃない!!

問題はそれをサスケ感じれるかどうかなんだと思います。別に無理して香燐の想いに応える必要はない。でも、香燐がどれだけサスケが好きで、大切に想ってるか…それを感じるくらいできるでしょ…って事。厄介なのはサスケが兄系で瞳力者の特異点ってとこで、「心」ってもんを否定してるところにありまして、見えない「心」を否定しちゃうベクトルが兄系を不幸にしてるって事に気付く必要があるって事なんだけど、それに気付かせるのがナルトの役目なんだろうな…つーか、この物語の最大のテーマなんだろうな…と思います。ま…ナルトがサスケをぶっ飛ばしてサスケがサクッと改心すりゃいいけど…それには未だ幾星霜を費やすのでしょう。それでも香燐サスケスキーは揺るがない!!

そんな香燐の気持ちサスケに届けば良いな…。

香燐サスケの笑顔をもう一度見せて上げたいな。


 
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やるねサクラ…

 
「一人でサスケを殺すつもりだな」(カカシ)

第474話「火影としての覚悟…!!」でカカシがそう言うのだけれど…カカシってこんなに鈍い人でしたっけ?…暴走するサクラの「恋の中二病」よりも何よりも、カカシがサクラをそのまま行かせてしまった事に、僕は愕然と暫し凍り付きました。ナルトがサスケを想い宿八ゴロゴロしてるところに、トビが突然現れて「イタチの真実」から「六道仙人の呪い」までをペラペラと捲し立てて、こりゃかなりヤバい展開だったけれど…カカシが事の重さに狼狽(うろた)えててた訳ではないと、僕は考えています。サクラがナルトに嘘告する為にワザワザ鉄の国くんだりまで4人一組を組織してまで出張って来た意味が解らないカカシではなかったと、僕は思うんですよ。

きっとカカシの人間力があるならば木ノ葉の若い衆が話し合って決めた事くらいはサクラの思い詰めた表情を見れば判ると、僕は思います。そもそも、サクラの「練炭女疑惑」とはナルトにすら見破られるようなとてつもなく簡単なをついてナルトやナルトの護衛役のヤマカカを巻き込むサクラの手練手管だったと、僕は考えていたからでして、例の自殺する前に電話して来る…ぶっちゃけ、「止(と)めて!!」という自己提示だと思ってたんです。これからサスケを殺しに行くので止めて下さい!!宜しくお願いしまーす!!…みたいな(笑)。しかし、カカシはを見破られスゴスゴと退散するサクラをナルトはそのまま行かせてしまった。助けを求めてるにも等しい女の子を…ですよ。

ナルトがそんな情けない事するのは「若気の至り」で済まされても、カカシが一緒に居てサクラを見逃したのはかなり頂けないです。サクラがナルトに嘘告する事で止めて欲しいと考える練炭女とする僕の考えに拠れば、止めて欲しいと願うサクラをそのまま行かせたカカシがぶっちゃけ、僕には信じられんとです。カカシは昔バカだった自分を責める事に掛けては『NARUTO-ナルト-』の中でナンバーワンですから、この程度の男と女の駆け引きくらい察知できなければ、それこそリンちゃんが化けて出てきます(笑)。でも、カカシはサクラをそのまま行かせた…。これってどういう意味なのサ!?と、サクラの驚愕の新展開(第482話「もう一度…」のラスト)で再考の必要性を感じています。

「何かあるとは思ってたが」(カカシ)

サイの分身が宿八のナルト御一行に事の一部始終を伝える段になってカカシがやっと気付いてるんです。カカシの大人度が成熟されたものとする前提において、サクラには明らかな「中二病」の症例がありまして、カカシが宿八前でサクラを拘束せずに行かせたのは、優先順位も確かにあって、第四次忍界大戦の前にサクラの異常行動がカカシには矮小に思えたからじゃなかったんでしょうか。でも、心の何処かで引っ掛かってたんでしょう。それがサイ(分身)の登場で存在感を強めたんだと思います。でもカカシはこの時点でやっとサクラに危機感を抱いてて、それがナルトをヤマトに委ね、自分をサクラに向かわせる訳で、やっぱちょっとキレが悪りー…カカシにしちゃぁキレが悪過ぎます。

「!」(カカシ)

<ズズ>「やられました
急いで下さい!」
<バシャ>(サイ・分身)

「やるねサクラ…」(カカシ)

第482話「もう一度…」で、サイの分身が解け、サイの本体が活動停止に追い込まれた事をカカシは知ります。その前からのサイの分身のアナウンスで、サイ、キバ、リーとサクラ(煙玉女)がややこしい事になってたのをカカシは知ってたでしょうし、サイの分身が消失したのがサクラの仕業って事で、安心半分、サクラにしてやられた気持ちが半分で、カカシが複雑な心境な訳(笑)。サクラはサイや木ノ葉の若い衆だけでなくカカシまで騙してたって事です。カカシはそれをサイの分身の消失で実感しているのです。それがカカシの「やるねサクラ…」でしょう。もしかしたら、ナルトにすらバレてしまう嘘告とはカカシを欺く為のデコイだったのかも知れません。

サクラの嘘告はナルトへの「お別れ」だった…。

サイ達、木ノ葉の若い衆には「サスケを殺す」と嘯(うそぶ)き、ナルトには「好き」と言い遺す………。そして、その嘘さ加減がカカシのサクラに対する判定を見誤らせ見過ごさせた…。サクラが本気なら本気なほど、カカシはスルーしてサスケに向かいたかった…そう考えるのが合理的だと思います。しかし、サクラがカカシをスルーできなかったのはナルトにもう一度逢いたかったからだと、僕は思うんですよ。ナルトとほぼセットでもれなくカカシが付いて来る状態ですから。でも、サクラの中のサスケへの想いが強ければ強いほどナルトへの罪悪感は大きくなるのも事実。サクラはナルトを失望させる事でナルトの気持ちを振り払いたかったんじゃないでしょうか。

サクラは恐らく死ぬ気です。

そして、同時にカカシを「恋の中二病」で黙らせた(笑)。それにカカシが気付いた時にどんな気持ちになるだろう…と考えながら、カカシの「やるねサクラ…」を反芻すると、口の中が凄く甘酸っぱくなります。そして、カカシは今、全力でサクラの心を探ってるのだと思います。カカシは宿八の前でサクラを止められなかった事を悔いている。それはサクラが「女」だったからできたんだと、僕は思う訳。少女から大人の女性へ成長したサクラをカカシは感じてる。サクラの女心が産み落としたに、カカシはコロッと騙された…。そりゃ木ノ葉の若い衆がこぞって騙されるのも納得しちゃいます。カカシの全知覚、全思考、全能力がサクラに向かっている。

サクラを救う為に…。

カカシは焦ってるんです。


「…サクラか」<ギロッ>(サスケ)

<ハァ>(昔と…まるで感じが違う…
これがサスケくん…?)
(サクラ)

何しにオレの前に来た?」(サスケ)

(こ…こいつは…?)(香燐)

「サスケくん……!
私もサスケくんについていく!
木ノ葉を抜ける!!」
<バン>(サクラ)

第482話「もう一度…」のラストで香燐に止めを刺そうとするサスケをサクラが踏み止まらせるタイミングを生み出しています。そして、サクラがとんでもない告白を今度はサスケにしちゃいます(汗)。カカシの「やるねサクラ…」がなけりゃ、僕はこれも「中二病」の為せるワザだと思ってた筈です。でも、カカシの焦り方…悔い方を見れば、それが間違いである事に気付けると思います。やっぱり、大事な事は「心」が決めなきゃ。カカシはサクラという人間をしっかりと見つめてると思うんです。それはサクラのチャクラにどれだけの力量があって、どんな忍術が使えて…なんて事じゃなくて…

サクラがどんな気持ちで何を決したのか?

サクラの「心」が何を決めたのかってところです。

「じゃあな…」(サスケ)

(…もう一度……
…あの時の顔がみたかったなぁ…)
(香燐)

サスケの変貌をチャクラで感じるサクラと、サスケの笑顔の中に自らの淡い初恋を見出そうとした香燐。香燐はサスケ自身を見つめているんだけど、サクラは違う。このサクラはカカシを騙した「女」じゃない別の顔なんだと、僕には思えるんです。もし、サスケに恋する「女」であるなら、香燐と同じようにサスケ自身を真っすぐに見つめたと思うんですよ。きっと、同じように第七班でドタバタやってた頃の…極々稀にサスケが魅せる笑顔(※)を、サクラも探したと思うもの…。それが恋する女よ!!ぶっちゃけ、サクラはまたサスケにもをつこうとしてるって事です。しかし、今のドス黒いサスケ相手にそれがどんなにヤバい事か…

その深層に気付くカカシは激しく焦りまくってる訳です。

つまり、カカシはサクラの裏の裏を読んでる可能性があるって事です。恐らく、カカシの頭の中では、ナルトへの嘘告から煙玉女…サスケを見つけたサクラが木ノ葉の若い衆のお付きをパージ(切り離し)しちゃった行…までのサクラの中二病的異常行動が完全に繋がっている事でしょう。サクラにまんまと眠らされた木ノ葉の若い衆の落ち着きのなさとカカシの異常な落ち着きのコントラスト…それが、「人」を見る大人の「目」です。「心」を感じる「心」です。ま…何でこんなややこしい事になるかっつーと、「チャクラ」なんつーものが存在するからです。僕はこれも「六道仙人のトラップ」なんだと考えています。

全ては六道仙人が後世に課した悲しき呪い…。

カカシ間に合ってくれ!!!!!!


業務連絡(100218):おはよーッス!!更に忙しい日々が続いております。おまけに雪が降ってます(汗)。引き続きメッセージのお返事は徳政令を…<グォフォッ>(←吐血)。今回の考察も書くに書けない部分とかなり抵触してしまって、補足説明の筈が余計に舌足らずになってしまったけど、補足の補足は何処か他のでかい考察に収録できると思います。今はこれが精一杯です。のんびりしたいなー…。それが凄く贅沢に感じる。それじゃー行ってきまーすッ!!
 

キバは何故、溜め息を漏らしたのか?

 
「ハァ…」(キバ)

「どうしたんです?」(リー)

「いのは泣いてるだけだってのに
サクラはこの覚悟だ…

ナルトに何て切り出すのかは知らねーが
……気不味い雰囲気になるのは
間違いねーからよ」(キバ)

「……サクラさんにも
色々考えがあるんだと思います」(リー)

「しかし…
4人1組が基本だからって……
探索任務だとオレだもんよ

それに…秘密裏にってのがサイの注文…
”根”の尾行確認までオレの鼻まかせだぜ」(キバ)

第467話「宣戦」①(サクラとナルト編)で、<スタ><スタ>と思いつめた面持ちでナルトを目指して進むサクラの少し後ろでキバは溜め息を漏らしました。サイが中忍なのか(もしかしたら上忍なのかは)不明だけど、サクラ、キバ、リーは中忍の御一行様がナルトを求めて鉄の国に向かっている。その途上でキバが思い切り憂鬱そうなのです。ちなみに、この小隊が果たして木ノ葉隠れの里という組織の承認を受けて行動してるのかして怪しいですが、例の材木置き場の若者達の集会に上忍のネジが参加してた事から、一応火影不在の指揮系統の中で最低でも上忍衆の承認は受けてるんじゃないかと思います。

最近のナルトでは組織における物事の筋道や順序を非常に上手く紹介してていて、僕にももっと早く教えてくれたらもう少し出世してたんじゃないかと思うくらい有意な内容で…優秀なネジの事ですからその辺は抜かりなく…だから、この子達も大手を振って木ノ葉隠れの里を出てほっつき歩いてるんだと思います。でないと、「里抜け」と言われても仕方ない事だからね。だから、少なくともキバの溜め息は里外に出たから叱られる…が原因ではないでしょう。リーに「いの」だの「サクラ」だのと愚痴ってるからにはサスケ絡みの恋愛絡みが確定してる…つーか、これからあるであろう「修羅場」を既に予見しているかのようです。

「ナルトには全て私から話す…
だからナルトには何も言わないでほしいの
絶対にこれだけは守って……皆
それから…」(サクラ)

第469話「サクラの告白!!」①(練炭女疑惑編)で、それわないだろー!!の「サクラの告白!!」で、一際険しい顔つきのキバがサクラの覚悟を思い出していました。ま…その後の流れでそれが「サスケの処理(処分)」に関連している事は明白で、キバが伏せた「それから…」の後にはきっと壮絶なサクラの覚悟が横たわっていて、その凄絶な覚悟がいのをこの場に寄せ付けない理由になているのでしょう。しかし、キバが言う様に「探索任務」「”根”の尾行確認」溜め息の原因には思えないです。探知系ならばナルトを良く知っている白眼使いのヒナタちゃんでも良かった訳だし。

(どうすんだよサクラ…?
もう本当の事言っちまった方がいいんじゃねー…)(キバ)

第470話「キラービーVS鬼鮫!!」①(サクラの告白!!顛末編)で、キバがサクラに耳打ちした後、強か足を踏まれたんですが、キバがサクラに対して積極的な関心があるのは事実でしょう。キバに対するリーの当たらず触らずの姿勢は性格的な違いであって、リーは材木置き場で提示された「それから…」を真摯に受け止めて黙っているんだと思います。ま…ただならぬサクラの覚悟があって、それにいのを触れさせたくないし、かと言って自分が参加しなければヒナタが招集される可能性が高い…それはどう考えても可哀想だ!!…と、キバは考えたんじゃないかしらと、僕は思う人なの。


「サスケがこれ以上
”暁”に同調してあちこちで憎しみを
増やしていくなら

サスケを木ノ葉の手で処理するべきだと
オレは考える

オレの言ってる意味…
分かるよな…サクラ…」(シカマル)

<ポロ><ポロ>(サクラ)

「そのための承諾だ…
サクラ お前は…」(シカマル)

「シカマル…
………」(サクラ)

「…それより先は…
何も言わないで…」
(サクラ)

第459話「サクラの決意」(サクラ編)で、サクラの決意は確定しています。恐らく、これが材木置き場の「それから…」に続く言葉の本体なのだと、僕は考えています。ぶっちゃけ、「サクラの告白!!」は余りにも唐突でリアリティがのない…共感にはほど遠い…ナルト曰く「冗談」や「そんな事」だったんだと思います。しかし、サクラの心の奥底にはナルトにサクラの覚悟の行く先を見せたくはない優しさがあった筈です。サクラはナルトにこれから自分が行おうとしてる「サスケの処理(処分)」を見せたくなかった。ナルトを傷付けたくなかったのだと思います。これは「愛」よ…清らかで美しい人の心の有り様…人が最期の最後まで忘れる事のない…人の脳の最深部に秘めたる人の本質そのものです。

何度も言うけど、サクラがサスケに敵う筈ない…ちゅーのはナル×ジャン的には考慮の対象にはなり得ません。サスケが如何に強化を受け、どんだけパネー力量を得ようとも、万華鏡写輪眼だ…”須佐能呼”だ…と、影を向こうにまわして立ち回る程に強くなっていようとも、それが役に立たないのが「女」なのであります。この件に関してケルベロスは一歩も退けません。何故なら、「女」に敵う「男」など存在しないから。それがナル×ジャンの提唱する「可愛い悪魔論」で、ぶっちゃけ…どんなに可愛くても悪魔は悪魔で、これまで嫌と言うほど煮え湯を飲まされたのに、何度も何度も同じタイプの娘に懲りずに…(以下、恨み節&愚痴満載でmjd居たたまれないために割愛させて頂きます…笑えない…滝汗)。


「……何かあったのか…サクラちゃん?
何で急にオレなんかの事……」(ナルト)

「だから何もないわよ!
…アンタを好きになった理由なら
ハッキリしてる―――――――」(サクラ)

「………」(サイ)

第469話「サクラの告白!!」①(練炭女疑惑編)で、取り繕うサクラの心模様をサイが感じていたのかは極めて微妙ですが、キバには予め解っていたんじゃないかと思います。ナルトが問い返した「サクラの告白!!」の後の反応。サクラがナルトに擦り寄って言い訳した行での一際険しい反応。キバにはナルトがサクラを拒否る結果が見えたいたんじゃないかと、僕は考えています。キバはサクラの「それから…」を聞いています。その上でこうなると予見していた。リーになくてキバにあるもの…それは恋愛に関する既知…キバは恋愛の何たるかを知っているのです。だからこそ、ヒナタの代わりに自分が探索役としてサクラの小隊に参加した。そして…それが…キバの漏らした溜め息の組成。

恋の終わり「理由」はあっても、始まり「理由」なんてない…。
キバの「溜め息」は、サクラの「嘘告」と同じ様に、僕には響いた。


 

「告白」

 
「そろそろお前を連れていく…」<スッ…>(天道)

「!?」(ナルト)

「ヒナタ様!!」(くそ足がこれでは…!!)(コウ)

<ダン>(ヒナタ)

<ザザッ…>(天道)

「増援か…」(天道)

ナルトくんには手を出させない!」(ヒナタ)

「何で出てきたんだってばよ!!
早く逃げろ!お前じゃそいつには!」(ナルト)

「うん…」(ヒナタ)

「!?」(ナルト)

「これは私の独りよがり…」(ヒナタ)

「何言ってんだ!そんなで
こんな危ねーとこ出てくんじゃねー!」(ナルト)

「……」(ヒナタ)

「ここに立っているのは
私の意志」
<ピキキ>(ヒナタ)

「?」(ナルト)

「……泣いてばかりで最初から諦めて
何度も間違ったところに行こうとして…
そんな私を…ナルトくんが正しいところへ
連れてきてくれたの…」(ヒナタ)

「……」(ナルト)

「いつもナルトくんを追いかけて…
ナルトくんに追いつきたくて…
いつだってナルトくんと一緒に歩きたくて…
いつもナルトくんのところへ…
ナルトくんが私を変えてくれた!
ナルトくんの笑顔が私を救ってくれた!」(ヒナタ)

「だからナルトくんを守るためなら
死ぬことなんて怖くない!!」
(ヒナタ)

「私はナルトくんがー
大好きだから…」
(ヒナタ)

鬼気迫るヒナタの女心…木ノ葉隠れの忍が手を拱く難敵・ペインに果敢に挑み、それどころかペインなんかそっちのけでナルトに一方的に想いを告げた…第437話「告白」(第47巻/89-92頁)。御用とお急ぎでない方はもう一度味わってやって下さい。何が本気だったって、一人で天道に飛び掛かって行ったヒナタの気迫が「増援か…」(第47巻/89頁)と、天道の危機意識を煽ってるところです。天道にしてみれば大勢が束になったくらいのプレッシャーを感じたんじゃないでしょうか。しかし、よくよく見ればメンコイ女の子が一人だけ…誰も見てなかったら天道だって目をゴシゴシと擦って確かめた筈です。しかも、出て来た途端に天道そっちのけでナルトに一方的に告りが始まってしまった…ヒナタ自身もその無礼には気付いてて、「これは私の独りよがり…」(第47巻/90頁)という風にサクッとその非を認めています(笑)。

それと天道(長門)も大人だったからか、馬に蹴られて死にたくなかったのか…ヒナタが天道の存在をほぼ完璧に無視してナルトに想いの丈を伝えるのを黙って見ています。忍の世界の暗黙のルール…そう言えば神無毘橋のクライマックスでも、リンとカカシの修羅場を岩忍達が遠巻きに二人の会話(痴話喧嘩)を生暖かく見守っていてくれましたね…みたいのがあるのかしら…と思えるほどに忍共は敵味方の別なく恋愛絡みの機微には寛容であります。しかし、ヒナタなんて第一撃を天道に躱されて「ナルトくんには手を出させない!」(第47巻/89頁)と大見得切った以降、一言もない…つーか、天道なんて関係無くなってるし(笑)。ま、ヒナタには不意打ちくらいしか対抗策がなかった訳で、それが外されたんだからもう打つ手はない…何もかんも諦めて、それでも悔いはない…そのくらいヒナタは覚悟を極めていた訳です。

ヒナタの…ナルトの為なら「死ぬことなんて怖くない!!」(第47巻/91頁)は嘘偽りのない本心だったのです。だから、ヒナタが天道の力量に決して敵わないと十二分に自覚した上での、「これは私の独りよがり…」(第47巻/90頁)なのだし、それが誰に強要されたものでも、他人の尻馬に乗った訳でもなく「ここに立っているのは私の意志」(第47巻/90頁)と言わしめるのです。中忍試験の「ネジVSヒナタ」でもヒナタの芯の強さは見せられたけど、この時のヒナタは…もう「告白」と言うよりは「遺言」に近いかも…それ程、ヒナタは覚悟を極めて天道に対峙…と言うよりはナルトと向き合ってるんですが…していました。そして…事もあろうにヒナタの覚悟はナルトや天道のみならず「八卦の封印式」すらも揺り動かした!!!!詳しくは「ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?」を参照願います。何気にケルベロスのお気に入りの考察であります。

ヒナタの「告白」は天道や「八卦の封印式」ばかりか、僕らをも振るわせた筈です。第437話「告白」のトビラ絵(第47巻/81頁)のナルトが落とした影にすら愛を感じるヒナタの視線のイヤな予感…死亡フラグ?…に始まって、「ナルトVS天道」を遠巻きに指を加えて見るしかない木ノ葉の腰抜け共を尻目にナルトの大ピンチに割って入ったヒナタの乱れ髪に、僕は強き母を想った…。蛇が狙う雛鳥を臆せず守る母鳥を想った…。ヒナタがどんなに深くナルトを愛してるのかが痛いほど解った。確かにヒナタはナルトを愛している…と。人の心は見えるのだと思った。本心とは必ず伝わるのだと思った…。でなけりゃ、こんなに震えんだろう。そして、僕(ら)以上にヒナタの想いはナルトに染み込んだ筈です。「私はナルトくんがー大好きだから…」(第47巻/92頁)を受けたナルトの鳩が豆鉄砲の…声も出せない程の驚き様が、その動かぬ証拠です。

「ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?」に嫌という程書いてるのでアレですけれど、ヒナタの告白を機にナルトがいきなり「六本目」の九尾のチャクラを解放しちゃうんです。描写を確認してもらいたいんですけど、九尾のチャクラの解放に関する葛藤は一切無しで、ナルトの意志など全く関係無しに九尾のチャクラがナルトに供給されます。ナル×ジャン的にはこれを「八卦の封印式の承認」と考えてまして、「八卦の封印式」がナルトのお嫁さん候補としてヒナタが相応(ふさわ)しいと認めた結果だったと認定しています。ま、コック(四象封印)を勢い良く開いてしまったもんだから、八本目まで突き抜けてナルトをモニタリングしてたヤマトを極秘任務(カブト捕獲)そっちのけにアタフタさせたんだけど、それもご愛嬌で…(笑)。ヒナタの命懸けの「告白」は確かに通じた…それは誰もが受け止めずにはいられない「力」が宿っていたからです。

「だから…ナルト
アンタの事が好きだって
言ったのよ!」
(サクラ)

だから…第469話「サクラの告白!!」①(練炭女疑惑編)は頂けなかったのよ…。あれはダメだわ…。余りにも大根過ぎるし…。でもサクラに悪意がある訳もなく、あんな茶番を演じる必然がサクラにはあった筈です。サクラは賢い子だし、ナルトの誠意だってちゃんと認識してるんだから、「サクラの告白!!」には何らかの大義があった筈です。勿論、その辺は来週にでもナルトが問いつめてしっくりする答が出るんでしょうが、サクラのもろ大根の「告白」を見たナルトが、ヒナタの「告白」を思い出さない筈ないなー…と、僕は思えてならんとです。サクラが「ナルトVS天道」に乱入したヒナタを見てはいなかっただろうけど、少なくとも自分以外にナルトの目を向けようとヒールを買って出た様な演出を意識したんじゃないかしら。また、サクラの「女の勘」がヒナタをマークするのは「八卦の封印式の承認」にも似てて、個人的にしっくり来ちゃうのよ。

「君を見ていたら分かる
君はホントは…」
(ヤマト)…(第33巻/145頁)

基本的にナル×ジャンでは「ナルサク」は否定的で、ぶっちゃけ「ナルヒナ」を推奨しています。また、ナルトの性衝動を含む恋愛欲求に関しては「八卦の封印式」の介入が存在し、その考えを適用すれば、女湯の覗きやお色気忍術に精通するナルトの歪な性的興味が何故だかサクラのみに向かう不思議も一応、整合性が得られます。サクラの無意識がナルトの恋愛に関与しようとしてる…つーか…ま、これも「サクラってナルトの何なのサッ!!」(恋愛論)に切々と綴ってるので読んで頂きたいんですが、ナルトとサクラは非常に近しい血縁にあるんじゃないかと考えています。ちょうどスターウォーズのルークとレイヤ姫みたいな感じで、サクラの親御さんがクシナの兄妹とか、ミナトが意外にヤンチャだったならば異母兄妹まであるとも考えています。そんな感じのカカシかヤマトの提示でこの茶番を落とし込むのが無難かな…と、あざとく考えたりしています。

「八卦の封印式」がナルトに介入する描写と
サクラの無意識は…何だか…凄く似ている


 

サクラは何故、サイの言葉攻めに涙を流したのか?


「…んなもんできっかよ
約束も守れねェ男がよ…」(ナルト)

「…サイ…
お前はすっこんでろ」
(ナルト)

<スッ>(イヤだ…
ボクもじっとなんてしてられないよ
ナルト)(サイ)

第457話「五影会談、開幕…!!」で、ダンゾウに(恐らく)ウソの定時連絡を送り、軽ーく自己嫌悪に陥りながらもじっとしてられなくて、サクラに会いに行った…。そして、それが…第458話「五影の大論戦…!!」のサイとサクラの行に繋がっています。サイはナルトに「すっこんでろ」と言われたのが悔しかったようです。サイにも第七班の一員だから、仲間を心配して何がいけないんだ…と言う気持ちがあるんだと思います。ま…サイの心中はもっと複雑ですけども、少なくともカカシがサイをカカシ班(第七班)と認め「…信じてるよ」(第456話/「ナルト出発…!!」)と告げられた時のサイの安堵は本物だった…。サイにも確かに感情が芽吹いています。



「ナルトが…!」(サクラ)

「そう…サスケを庇うためにね
体中ボロボロで…
でも絶対にサスケを売らなかった

それに…君に心配させまいと
この事はサクラに黙っておけって…」(サイ)

「………」(サクラ)

(ナルト……)(サクラ)

…で、覚悟を決めたサイがサクラに…ナルトがあれ程言うなと(笑)…を、まぁ…ペラペラと…洗いざらい喋ってしまいます。サイはナルトがカルイにボッコボコにされた傷の治療をしてるから、ナルトのダメージが分かってる筈です。九尾のチャクラの治癒力があるナルトだから耐えられるけど、普通の忍だったらとっくに木ノ葉病院(もうないけど…笑)送りの重症だったんじゃないでしょうか。それでも、医療班の治療を受けなかったのは、サクラに知られたくなかったからで、ナルトがボッコボコになりながらも耐えた痛みの重さがサイにも辛く感じられた。それでもナルトの心の中に居るサクラが憎かった…。ジェラシーに近い感情?それが、サイの「じっとしてられない…」なんだと、僕は思います。


「今は雷影サスケの事を
許してもらうために行ったよ…
おそらく無理だろうけど……」(サイ)

「そんな無茶な事どうして?
カカシさんが付いていながら」(シズネ)

カカシ先生
ナルトを信じてるから
たとえ無理だとしても
チャンスは作ってあげたいんだと思う」(サイ)

「……」(シズネ)

それで黙っていれば良いのに、今度は雷影に会いに行った事まで話すもんだから、シズネまで穏やかじゃなくなっちゃうんですが、カカシがナルトの愚行をサポートしたのは、サイの言う通りだと、僕も思う…。カカシ(とヤマト)は明らかにナルトに期待しています。確かに五影会談に向かう雷影の道中に、しかもアポ無しで謁見を賜るなんて…犯罪行為に近いとも言える。カカシは勿論、ヤマトだって良識あるオトナですから、そんな事は百も承知で、それでもナルトの好きにさせ、助言や援護射撃まで買って出たのは、ナルトだったらの「もしかしたら…」があったんだと思います。それがシズネには分かるから、そう言えば…昔、似たような事を言われたな(第32巻/35頁)…と、綱手の寝顔を見てしまう訳です(笑)。


「ボクは最近
サスケの代わりにカカシ班に配属された
だからカカシ班の事はまだよく分からないし……
………人の感情もよく分からない」(サイ)

「…ンなもんできっかよ
約束も守れねェ男がよ…」
(ナルト)

「…それに
君とナルトの約束も知らない…」(サイ)

「…!」(サクラ)

「ナルト…私の…一生の…お願い…
サスケくんを…サスケくんを連れ戻して…」
(サクラ)

サイが人の感情が分からない…と言うのもホントだと思います。サイは”根”でそう言う教育を受けて来ました。教育と言えば聞こえは良いが、ぶっちゃけ洗脳…ですね。そもそも感情がない人間なんて居ないですから!!感情を意識しないような操作がサイには施されています。それすらサイは意識できないほどに、相当厳重なプロテクトが掛けられてる…。しかし、サイにこんな行動をとらせるのは、明らかにサイの感情であり、ただ、それが何なのかサイには解らない…そう言うエクスキューズなんだと思います。だから、何でナルトがサスケの為にボコボコにされたり、サクラと交わした「約束」に命を懸けるのかがピンとは来ない…でも、何故だかサクラには腹が立つ…(笑)。それこそが、サイに感情が芽生えた証拠。

サイの威圧感にサクラはサイの言う「約束」が何なのか思い出します。それはサクラにとってはそんなに大した事じゃなかったのかも知れない。確かに、サスケを連れ戻して欲しい気持ちは真剣だし、恐らく地球よりも重い(笑)。しかし、それはサスケが里に戻る…サクラの願い…であり、ナルトとの「約束」じゃない。サイがこんな風に言わなければ、サクラは意識せずにいたと、僕は思う。サクラにとってナルトは大切な人ではあるけれど、サスケのそれとは質が徹底的に違う。もし、少しでも同質な部分があるならば、ナルトにそんな事、頼める筈がない。だから、サクラが思い出した「約束」はナルトが想うほどには重要な事ではなかったのだと思います。そして、それがサイを苛つかせ、サクラを泣かせている訳です。


「けど…
ナルトは君の事が
本当に好きだって事くらい―

このボクにだって分かる!!」(サイ)

「…!!」(サクラ)

「サクラちゃんは
サスケが大好きだからなぁ…」(ナルト)

「今サクラちゃんが
ホントに苦しんでるって事は
痛いほど分かるってばよ…」(ナルト)

「サスケはぜってーオレが連れて帰る!
一生の約束だってばよ!!」(ナルト)

「…サクラちゃん!オレ…
約束は絶対守るってばよ」(ナルト)

「まっすぐ自分の言葉を曲げねェ
それがオレの忍道だからよ…」(ナルト)

「うっ…うっ…」<ボロ><ボロ>(サクラ)

「サクラ…」(シズネ)

「う…」(サクラ)

おいおい…そこまで言っちゃうのかよ!!(笑)…なんだけど、サイは黙っちゃ居られないのね。サイが「ナルトは君の事が本当に好き」って言う気持ちが解るのは、サイがナルトを好きだからだと思います。ま…この「好き」をどう解釈するかなんだけど、それはご自由に!!(笑)僕はサイの感情が「未整理」だと考えてて、その中の最も原始的な部分が今、吹き出してるんだと考えています。勿論、サクラに向かって<ドバッ>となんだけど(笑)。サクラに対する怒り…それを裏返せば、ナルトに対する「好意」でしょ。でも、それに性愛が絡むかと言うと、それもピンと来ないんです。好きにもいろいろあって、「興味」「憧れ」もその一つだと思う。その微妙なベクトルの違いがサイには未だ理解できてないだけなんじゃないかな。

それを僕は「未整理」と表現しています。何か心の中にあるんだけど、何だろう…と、サイは戸惑ってるんじゃないでしょうか。何たって初めて経験する事だし。大昔の話なんだけど、馬の出産に臨場した事があるんですが、初産で今まさに子供が生まれようとする時、母馬は訳が解らず牧草をムシャムシャと貪っていました。きっと何が起こってるのか解らない…そんな感じがしました。サイもそれに似ています。だから、サクラを憎んでいる。ナルトがサクラを本当に好きだと解るサイには、サクラがナルトを本当には好きじゃない…少なくともナルトが想う様には想っていない…と言う事が解るからです。そして、サイの本気がサクラにそれを感じさせている…サクラの自責の念を引き出しているのだと思います。

もし、サクラがナルトを本心で好きで、それを意識せずにこれまで来て…とするならば、こんな風に泣くとは思えない。そもそも、サクラがサスケを好きなのに理由なんかなくて、初めからサクラにはサスケに対する想い「恋」があった筈です。そして、ナルトに対してはそれが無かった。ただ、それだけの違いで、「恋」とはかくも難儀なものなのです。そして、サクラがここで泣いてしまうのは、ナルトが抱く自分への好意をサクラが全く感じていない訳じゃなかったから。ナルトが自分を好きなのをサクラはちゃんと知っていた筈です。今さらサイに言われるまでもない(笑)。サクラはナルトの気持ちを知っていて、結果的には利用してしまった…。サイの憤りに自分の醜悪さに改めて気付く事になったのだと思います。

だから、この時、サクラは揺れに揺れた…。それが、サクラの先輩(仕事だけでなく、女として、勿論、恋愛に関しても…笑)であるシズネを驚かせた訳。シズネはいい女だから、サクラのぱネー揺れ具合が解ったのです。だから、尚更、サクラの涙がナルトの想いを知った喜びの涙じゃなく、ナルトに対して酷くビッチな事をしてしまった事に気付かされて流した後悔の涙なんだと、僕は思います。サイがサクラを責めるのも、その一点にある。サイにはサクラがナルトを、サイがナルトを想う様には想っては居ない…そのくらいの事は「このボクにだって分かる!!」と、怖い顔をしている訳です。それがサクラ自身にサクラすら意識しなかった「狡さ」を気付かせ、涙腺のコックを全開にさせたのだと、僕は考えています。

無茶ばっかりして
このバカ!」<ゴン>(サクラ)

「イテ!」(ナルト)

<サッ><スッ>「……ありがとう」(サクラ)

第450話「歓呼の里!!」で、里の皆がナルトを迎える中、サクラがナルトを抱き締めました。しかし、それを里の皆は大人から子供まで皆が良い気分で眺めていました。それは嫌らしくなかったからです。基本、女子が男子を抱き締めるのは二人っきり(気持ちだけでも…笑)であるべきでしょう(笑)。僕にはまるで母親が我が子を褒めているように見えましたもの。そう言えば、イタキサの木ノ葉強襲で"月読"に沈んだサスケを、帰里した綱手がサクっと治した時、「サスケくん…」(第20巻/23頁)と、目を覚ましたサスケをサクラは抱き締めてたけど、その時はナルトですら気を利かせて中座しましたよね。あの時、サクラは女としてサスケを抱き締めていました。嫌らしさの何たるかが解らないナルトにも通じるほどに…。


「ナルトは君との約束
ずっと背負ってるようだった…
一生背負う気でいるみたいだった」(サイ)

「君がナルトに何を言ったのかは知らない……
でもそれはまるでボクのされているものと同じ…」(サイ)

『呪印のように感じた』(サイ)

「ナルトを苦しめてるのは
サスケだけど…」
(サイ)

「………」(サイ)

『君もなんじゃないのか?』(サイ)

サイは心の中に未整理の感情が渦巻いた状態だから、何かと比較する事で判断しています。それが、「ナルト→サクラ」「サイ→ナルト」の比較であり、サイの舌の根に施されたダンゾウの「呪印」と、ナルトが大切にするサクラとの「約束」な訳です。これは「そんなやり方……自分の部下に呪印までほどこすなんて納得できない!!」(第452話/「ダンゾウに迫る!!」)で散々、扱き下ろしたサクラには痛烈でした。結果的にではあるけれど、サクラはナルトを利用してた訳で、それはダンゾウとやってる事は変わらない。ま…それがサイがダンゾウを尊重はしてるけれど、尊敬はしてない…と感じるところで、里を守る大義こそあれ、そこにサイに対する信用は無い訳です。カカシがサイを信じたのとは全く違う…。

つまり、そこには愛が無いのです。ただ、それらをサイは混ぜこぜに感じてて、いろんな感情が未整理に吹き出してる。そして、自分の中で何が起こってるのかが分からないでいる。また、サクラが悪いか…って言うと、それもちょっと違うな…。ナル×ジャン的にはナルトもサイに違わず内部的には難儀(八卦の封印式…汗)ですから、サクラに対する気持ちだってちょっと怪しい…のだと、僕は考えています。取り敢えず、サクラに…と仕向けられた感情なのかも知れませんし(笑)。詳しくは「サクラってナルトの何なのサッ!!」持論を展開しておりますので興味がある方は読んでみて下さい。しかし…熟(つくづく)、惚れた腫れたは思うに任せない。時に…それは残酷に…「呪印」のように纏わり付いて…。

サクラは最初からサスケだけが好き…。
悲しいけど、それが「恋愛」なのよね…。



 

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