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「ま…(ry」(まっカカ…其の十弐)

 
「まここはオレに任せて」(第420話/「戦場、木ノ葉!!」)

「まこれはオレの役目だ」(第483話/「再びの師弟!!」)

久方ぶり(作中で3年、リアルで6年?)の再会を果たしたカカシとサスケですが、サスケの変わり果てた姿にカカシが思いっ切りブルーになって、いよいよ不可避である自分の「役目」を受容するシーンで、サクラに向けられたセリフが、ペイン戦でイルカを退かせる時に出たセリフと似てる事に総毛立った方も多かったと思います。こ、これはカカシの「死亡フラグ」なのでは…!?心配性カカシスキーな人であればそりゃもう心配で心配で…心中、お察し致します…合掌…(笑)。でも、何故だか僕はあまり心配じゃないんですね。この行でパッと見、カカシの「死亡フラグ」は林立してるんですが、どれもダミーかと。そもそも、ペイン戦で埋められたカカシも死にはしませんでしたし(…と口が酸っぱくなるほど(ry)。

「お前の覚悟の重さはオレが受け取るよ」(カカシ)

第483話/「再びの師弟!!」で、カカシはサクラの「覚悟」というものを、眼前のサスケの存在よりも重きを置いている点に注目すれば、五影会談での雷影、水影との対戦→ダンゾウとの激戦で疲弊したサスケのチャクラにあまり危機感を抱いてない事に気付きます。何よりサクラを殺そうとしたサスケの性根に、例えば八尾戦で「万感の天照」を出した「愛」を僕らが感じられないように、堕ちる前のサスケを知るカカシには、大切なものの何たるかを見失ったサスケなど恐るるに足りない…つーか情けなく感じてるのだと、僕は考えています。カカシはサスケの弱さを既に見切っているんじゃーないでしょうか。全てはサスケを死に体にしたカカシの介入のクナイの切先(本誌98頁)が全てを物語っているじゃないですか。

「………お前を殺したくない…」(カカシ)

もしもサクラをサスケの千鳥が貫いていたら、サスケは生きてはいなかった…そのくらい危険なカウンターがサクラには用意があった筈です。カカシはそれを「覚悟」とし、サクラを認めているのです。そして、サスケを愛するサクラにそこまでの「覚悟」を極めさせてしまった自分を戒めるように「そんな重荷をお前が背負う事はないんだよ」と労(ねぎら)っているのです。このカカシの言葉の深さがサスケが既に「二度殺されている」とするナル×ジャンの「カカシ優位説」の根拠であります。サクラなんて綱手の弟子ですから、「力」ではなく「命」に直にアプローチする攻めがあるかも知れない。薬物…毒を使うかも知れない。人間が…「女」が死ぬ気になったら怖い!!怖いのッ!!<クネクネ>


「…今なら
アンタの言ってた事も
少し分かる気がするよ」(アスマ)

「木ノ葉を離れたり…
好き勝手な事ばっかりして
悪かったな…

後悔はしてねーけどな

…今は猿飛一族に生まれたのも
悪くねーと思えるぜ

アンタはちゃんと
里長としての役割を果たした」
(アスマ)

「かっこいい父親だったよ…」(アスマ)

火の国の三代目火影の慰霊碑の前でアスマがオッ立てた死亡フラグ…(第35巻/95-97頁)。その後、他にも数多の「死亡フラグ」をオッ立てまくってアスマは逝きました(汗)。人は自分の死期を前に心残りを処理してから逝く…それが「死亡フラグ」として描かれるんだと思いますが、これは「アスマ→ヒルゼン」の想いを綴ってるから「死亡フラグ」足り得ると僕は考えます。きっとアスマの目にはヒルゼンが「ダメ親」として映ってて、しかし、自分がヒルゼンのステージを理解できるようになった時に後悔が噴出したのだと思います。これは「愛」をミクロで感じるか、マクロで感じるかの違いであって、実は『NARUTO -ナルト-』の主題に肉迫する部分でしょう(だからまだ書かない…笑)。


「…どんなに落ちても
大蛇丸がかわいいと思えてたんだな」(カカシ)

「三代目火影様がどんな気持ちだったか…
今になって分かるとはね…」<クイ>(カカシ)

「それなら…
アンタは三代目の二の舞を演じる事になる」(サスケ)

第483話「再びの師弟!!」で見せたカカシの「似非死亡フラグ」はアスマ→三代目(ヒルゼン)の歪んだ親子関係の邂逅とは、ぶっちゃけ違うと、僕は考えています。あの時、木ノ葉に忍び寄る”暁”の魔手から「玉」を守る為に、アスマは「覚悟」していた訳で、ヒルゼンの「玉」と自分の「玉」は違う。けれど、何でヒルゼンがダメ親だったかがやっと分かったと言っている訳で、対してカカシはヒルゼンが大蛇丸をどんな風に感じてたかを言っています。ま…そこで屍鬼封尽なんか使っちゃたからヒルゼンは死んでしまったんだけど、ヒルゼンは木ノ葉の「玉」を守る為に大蛇丸と戦ったんであって、カカシはそれとはちょっと違うと思うんです。アスマとカカシは似た事を言ってるけど、中身は全然違うのよ。

カカシの「玉」が何なのか?

普通に考えれば「第七班」の可愛い弟子達であると思います。…が、ややこしいのはカカシが火影に事実上、選任されてしまった事です。カカシはオトナですから、自分の立場役割を認識して行動するでしょうから、それがサスケに対する認識を別けるポイントになるでしょう。しかし、カカシが大事なナルトを不覚にも居眠りブッこくようなヤマトに委ねてサクラを追ったのは、七面倒くさい火影うんぬんを棚上げにし、その前にサスケに相対したかったからではないかと思えるんです。つまり、カカシは火影就任を未だ受諾しない…単なる「先生」としてサスケに会いたかったのだと、僕は考えるのです。「大蛇丸がかわいいと…」というのは、「サスケがかわいい…」とカカシが考えてるって事じゃないでしょうか。

そうなれば、カカシの「玉」とはサスケなのだと言えるでしょう。ちなみに、飛段戦でのアスマの「玉」とはシカマルであり、その意味でアスマとカカシの目的がそもそも違う訳です。カカシはサスケを助けたいと考えてるんじゃないでしょうか。だから、サクラを殺ろうとしたサスケを間合いに入れた顔面にクナイを突き立てなかったのです。あれは「覚悟」を極めてサスケに接触したサクラからサスケを救ったにも等しくも思え、カカシがサスケを「堕ちた」と感じながらも、一縷の希望を残しているように僕には見えるのです。ま…それに毒づくサスケが「どんだけー!?」な訳ですが、それも久方ぶりに再会したカカシへの照れ隠しだったなら、それはそれでサスケっぽくて可愛いじゃない。

「どうしてだ…
なぜ…ついていけない……」(再不斬)

「今のお前では
オレには勝てないよ」(カカシ)

「お前は気付いていない……」(カカシ)

僕は寧ろサスケが再不斬に見える…と感想で書きました(第4巻/81-82頁)。詳しくは「カカシが怒った日」(はたけカカシの考察)をご参照下さい。カカシは再不斬に自分の過ちを重ね合わせ戦ったのだと思います。それが唯一、カカシを怒りに駆り立てた戦いを組成したのです。カカシが唯一、自分の為に戦った…それが再不斬だったのです。サスケはサクラを殺めようとしました。その本気の殺意をカカシは咎めているのです。かつて自分がリンを見捨てようとした事をオビトが咎めてくれた。そこに「愛」があった事にカカシは気付いているから、カカシは誰かに「愛」を注げるのです。そして、それが今、サスケに向かっている…。カカシの「愛」は確かにサスケへと向かっているのです。

「目を背けるな
必死に生きた男の最期だ」
(カカシ)

皆さんの心配なお気持ち…解ります。これからカカシとサスケがどうなるのか?でも、カカシはこうも言ってましたよね(4巻/103頁)。僕らは『NARUTO -ナルト-』の中の「一生懸命」から目を逸らしてはならないと思うんです。僕も波の国の「白」再不斬に限りなく萌えてしまったから、再不斬の最期は辛かったです。でも、そこに「愛」がある事を僕らは既に知ってしまった。一度掴んでしまったら離せなくなってしまう…絆を感じてしまった。だから、こんな「カブリツキ」で『NARUTO -ナルト-』を楽しんでるんですよね。怖いけれど、辛いけれど、カカシ(…とサスケ)を見守って行きましょう。勿論、ナル×ジャンと一緒に!!こんな風に心配かけるなんて、まったくカカシってヤツは…(笑)。

「まここはナル×ジャンに任せて」

寧ろ、これがナル×ジャンの「死亡フラグ」にならぬように…
またまた「まっカカ」期間限定で動き出すような(ry

でも…カカシは大丈夫…だと思いますけど…。


 
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「おんぶ」(まっカカ…其の十壱)


「ナルトはいいんすか?
カカシ先生」(シカマル)

「………」(綱手)

「その右手…」(いの)

「なーに…オレはもうアイツにとっちゃ用済み
ま!それに今は別の隊長も付いてるしな」(カカシ)

アスマの弔い合戦に出ようとするシカマル・いの・チョウジの「監視役」(自薦)に就き(第37巻/34-35頁)、急造の飛車角討伐班が編成された時、カカシのナルトに対する「用済み発言」がありました。この時、カカシは右手に包帯を巻いていて、それを医療忍者である綱手やいのが見逃さなかった点(綱手:「………」で、いの:「その右手…」)に注目すれば、カカシの右手に巻かれた包帯の原因が、カカシの「用済み発言」の真意であると言えるでしょう。


<キィーン>「何とかここまで………
形にしたってばよ…」
(ナルト)

<キィーン>「よし…
どれほどのもんか
オレの螺旋丸とぶつけ合う
用意しろ」(カカシ)

「えーっ!!?」(ナルト)

それが分かるのがシカマルが飛段を葬り、角都を増援のナルトの風遁螺旋手裏剣(Ver.1)が威嚇する姿にカカシが回想した時でした(第37巻/184-185頁)。ナルトが影分身で、螺旋丸の形態変化と風のチャクラ性質変化を分担して風遁螺旋丸を練り上げられるまでになったのを見たカカシが、自分の螺旋丸とぶつけてみて、その威力を試したんですが、予想以上の風遁螺旋丸の威力に完全に押され、思わずナルトの後ろ姿に四代目火影の面影を重ねてしまうのでした(第37巻/186頁)。

ま…このカットの解釈はナル×ジャンでも紆余曲折がありましたが、これがカカシの「黙秘」の数少ない綻(ほころ)びであり、カカシは「ミナト(クシナ)→ナルト」を知っていて、尚かつ「九尾事件」でも事件の深層にかなり肉迫した体験をしていたと思われ、その判定を惑わせるカカシの徹底した「黙秘」には、それ相応の理由が必要であり…ぶっちゃけ、ミナトから直々にナルトを任された…自来也のゲロ寅に匹敵する「依頼」があったのではないかと疑わせます。

具体的にはこの回想の「螺旋丸VS風遁螺旋丸」でカカシの右手(利き腕)を傷付け、カカシに思わず四代目の背中を引き出させるほどに驚かせたのは、ナルトの「チャクラの強さ」だったんではないかと、僕は考えています。確かに風遁チャクラの微細なチャクラの風の刃がカカシの右手を傷付けたのでしょうが、それ以上にカカシに膝を着かせたのはナルトの「チャクラの強さ」だったと思うんです。カカシが四代目の背中を重ねたのはそれが起点。取り敢えず、自分の役割を終えた用済み…だったのかしら?!。

カカシがナルトの「チャクラの強さ」に驚いたからこそ、ミナトの背中とダブらせた訳で、この「螺旋丸VS風遁螺旋丸」がカカシに「用済み」を確信させたのは、それがカカシがミナトに与えられた「依頼」をクリアできたからだと思います。ちなみにミナトの風遁特性は描写がありませんし、ナルトのチャクラ特性に関しては性質変化の修行の直前に判明したもので、螺旋丸にチャクラ性質を加味できた事にカカシが満足したと言うよりは、ナルト自身の「チャクラの強さ」に満足したのではないか…と、想像している訳です。

「ま!それに
今は別の隊長も付いてるしな」(カカシ)

それでカカシの「用済み発言」で、カカシのエクスキューズがあって、それがヤマト(=別の隊長)に言及している点に注目すれば、ナルトの「チャクラの強さ」が「九尾のチャクラ」受け入れる為の第一フェイズ(下準備)であり、初代火影の尾獣コントロール能力を搭載したヤマトがその第二フェイズを受け持つ流れを受けての「用済み」だったのではないかと思います。カカシがナルトに四代目を重ねた…と言う事は、九尾無しでもナルトがミナトと同程度のチャクラ強度を達成できた判定があったのでしょう。

「どうやらお前はまだ
ここに来るには早過ぎたようだ
お前にはまだやるべき事があるはずだ」(サクモ)

しかし、このままだと…ホントにカカシはナルトにとっては「用済み」で、それだとカカシがやり残しがあって黄泉返った…第449話「希望の花」の「外道・輪廻天生の術」でのカカシの復活の意味が見つけられなくなって仕舞います…これは困りました(汗)。しかし、ナルトのチャクラに関してはヤマトの管理下で第二フェイズ(=九尾のチャクラコントロール)に移ってからあまり進展していません…って言うか、ヤマトとは縁が薄くなって、天道戦で「六本目→八本目」と転げ落ちる様な…ヤバいぶっつけ本番にヒヤヒヤでした。

八本目の尾まで封印が
解放してしまうとオレがお前の
意識の中に出てくる
ように
封印式に細工しておいたのさ」(ミナト)

第439話「地爆天星」でミナトが登場して、その大ピンチを押し戻したんですが、ま…それに至までのヤマトのサポートがあってナルトが九尾のチャクラに耐え得る土壌が培われた訳で、そう言えば、六本目が出た時にもヤマカカで施した「初代の首飾り」の封印術の存在もありましたね(第438話/「封印破壊!!」)。そして、ミナトが登場して、その落ち着いた雰囲気や如才ない態度で、ナルトに九尾の扱い方を伝授した結果、ナルトの九尾のチャクラコントロールが結果的に進化しました。

「そうか…お前もそれなりに
大変だった
ようだな……」(サクモ)

ま…これをカカシは知らない訳で…だって、サクモさんと「焚き火」の火に当たりながら長ーいお話をしてましたから…しかし、それもサクモさんの一言(第449話/「希望の花」)で、一刀両断に端折られてしまいましたが…(笑)。なので、黄泉返ったカカシがナルトのチャクラの変化に気付いたら、また局面も変わって来ると思います。カカシが天道戦で倒れて以降にナルトは木ノ葉に帰還して、長門との闘いを経て大きな進展があり、四代目との親子関係に関してもナルトが知るに至りましたし…。

「やっぱ
てめェは許せねェ…!
今にも殺したくて…
震えが止まらねェ…!」
(ナルト)

(そんな…!
この至近距離で長門のチャクラに
抗うなんて…!)
(小南)

加えて、ナルトは仙術もマスターしました。仙術は「明鏡止水」の境地があっての自然eコントロールを可能にするスキルですから、巨大な自然eとも言える(?)九尾のチャクラをコントロールする上では非常に有効で、実際、仙人モード+九尾のチャクラを示唆する瞳の文様で、長門の至近距離での輪廻眼チャクラの干渉を跳ね返し、同伴する小南を驚かせています(第444話/「答」)。もしかしたら、輪廻眼のチャクラを打ち破る協力なチャクラを練るのが、救世主=「予言の成就」の絶対条件だったのかも。

きっと、それをカカシが知れば、ミナトがナルトに九尾の陽のチャクラを封印し、八卦の封印式によるフィルタリングやチャクラコントロールの可能性を託したのか…「特別な力がなければ…」(第440話/「四代目との会話!!」)の意向の一方がゲロ寅(巻物蝦蟇)として自来也に託されたならば、それと等価な意向がカカシに託された可能性は極めて高く、カカシの実直な性格からして、ミナトの意向(依頼)を一言一句、寸分違わずトレースした結果の「用済み発言」だったら良いな…と思います。



<ハァ><ハァ><フラ>(ナルト)

<トン>「!」(ナルト)

「よくやったな」(カカシ)

「おんぶ」(まっカカ…⑪)

「おんぶ」 illustration:Cerberus

第450話「歓呼の里!!」で、疲労困憊で崩れ落ちそうになったナルトをカカシが背中に受け止めます。ナルトはカカシの背中にもたれ掛かってやっとカカシの存在に気付いたようでした…そのくらい朦朧(もうろう)としていたのです。そして、カカシがこの時、ナルトに「よくやった」と告げたのはナルトには嬉しい事だったろうな…と思います。カカシはかなり屈折した人だから、こんな風にストレートに褒めるのは、非常に希有な事例だから。ま…この一言を告げる為にカカシは駆けつけたんですけど…ね。

カカシは偏屈王ですから(笑)…普通だったら「意外性」とか、褒めるにしてもナルトが居ないところでコッソリと…が、お約束で、先の「用済み」(第37巻/35頁)にしても、シカマルたちに気を遣わせない為のカカシ流のナルト自慢だったとも取れます。いのやチョウジは兎も角(直ぐに忘れるから…笑)、カカシが「用済み」なほどナルトは成長したから、「別の隊長」(=ヤマト=九尾の管理)も居る事だし心配は無用としたのはシカマル対策で、シカマルを信用した上での一言だった……。

シカマルだったら、カカシのナルト自慢をナルト本人に訳も無く伝えないだろうし、ここ一発!!で上手く利用してくれる…おまけだってあります。それにヤマトに拠るナルトの監視・管理があるのならば、現時点では確かに「用済み」であり、九尾のチャクラコントロールが可能になったナルトに再びカカシの必要性が生じるか否かの言及をした訳でもなく、未だ余談を許さないと、僕は考えます。そして、カカシは長門の「輪廻天生の術」によって生かされた…それには必ず意味がある筈です。僕はそこにナルトの成長をジッと待つカカシの我慢があったのだと考えています。

「カカシ先生!!」(ナルト)

「そのまま背にいろ」(カカシ)

カカシだって相当ヤバい…って言うか、一度死んでて、チャクラも空っぽで、おまけにサクモさんには長い話を強要され(…で、どんな話だったのかと期待していれば、バッサリと端折られ…笑)、喉もカラカラだろうし、ホントは木ノ葉病院(もう無くなっちゃったけど)のベッドで「あーあ…またここか…」(第32巻/30頁)とお約束の台詞を吐いててもおかしくない状態…なのに、ナルトを「おんぶ」して歩くのはカカシの役得…と言うか…ぶっちゃけ、ズッコ(笑)に近いんじゃないかと思います。

この後、ナルトは里の人達に迎えられ、賞賛の嵐に曝される訳ですが、カカシがそこにナルトを運ぶのには、やはり「ナルトはオレが育てた!!」と言う気持ちがあったのだと思います(笑)。そりゃ嬉しいでしょうよ。師匠と弟子ですから…。ナルトの居場所に関してはカツユの情報があったと思いますが、それならイルカさんでも良かったし。でも、イルカも天道戦でカカシに救われた経緯もありますし、イルカが人混みに埋もれ、ナルトを見守る事でカカシに譲る…オトナの配慮があったのでしょう。

ま…それを察してか、カツユがカカシにコソッと教えたナルトの現在位置。それに向かってヘトヘトのボロボロのカカシは一目散に向かった訳だ。それを里の上忍連中や同期の忍は割り込まずに見守っていたのです。極めて純粋な良識と小粋な配慮がそこには在ったのです。それがナルトを向かえる一人一人の眼差しには滲んでいましたね。この思い遣りが在る限り、木ノ葉隠れは大丈夫でしょう…カカシは里の誰よりも先にナルトを褒めたかった…まるで…抱擁(ほうよう)に近い「おんぶ」ではないかと…。

抱き締めないのが屈折しててカカシ流(笑)……だな。

「おんぶ」(まっカカ…其の十壱)
まったく…カカシってヤツは…




  

「読書」(まっカカ…其の十)


(駄目だ…
気が遠くなる…
ワシは…
死ぬのか?


失敗なのか?

忍は生き様ではなく
死に様の世界…

忍の人生とは
どうやって生きたかではなく
死ぬまでに何をしたかで
その価値が決まる

…思い返せばワシの物語は
失敗ばかりだった…

綱手にフラれ続け
を止めることも出来ず
弟子師匠を守ることも
出来なかった…

火影たちが成した偉業に比べれば
ワシのしてきたことは
取るに足らぬ下らぬことばかり…

ワシも歴代火影たちの様に
死にたかった

物語は最後の”結び”の出来で決まる
失敗も一興!
その試練が己を磨いてくれたと
信じ生きてきた

その代わり…

今までの失敗をチャラにするような
大きな偉業を成し遂げ
立派な忍として死ぬ!

…そのハズだった…フフ…
だが…その”結び”
死に様がコレか…

大ガマ仙人はワシを
”変革者を導く者”と予言した

忍の世界の安定と破滅に関わる
大きな選択をする者と…

ここでペインを倒し
”暁”を止め忍の世界を破滅から救う

結局その選択も失敗してしまった…

…情けないのォ…

…これが自来也豪傑物語の結びだとはの…

下らぬ物語だった…)(自来也)

「いや
そんなことはないですよ」
(ミナト)

「この物語は素晴らしいです」(ミナト)

自来也の走馬灯にミナトが割り込んで来たところ…(第42巻/46-50頁)。自来也がのど輪で声帯を潰され、血刀で体中を貫かれ意識が飛びそうになった…既に飛んでしまった闇に差し込んだ光明…それがミナトの笑顔でした。自来也が走馬灯の最後で述べた「自来也豪傑物語」とは自来也の人生を一冊の本に例えた物書きらしい表現で、自分の人生が一冊の本ならば、ペインを後一歩に追い込みながら返り討ちに遭ってしまった自分の死が、その物語の結びとするならば、その本は駄作だと卑下している訳です。自来也はペインに殺られる前、自来也はペインの正体に気付いていましたから、さぞかし悔しかったんでしょう。その「死に様」…の惨めさが自来也の美意識に反したのです。…そして、それは自来也が綱手に二度と逢えない事を意味していました。

忍が「生き様」ではなく「死に様」と言う価値観は、自来也が憧れる先人達(実はミナトも含まれている…笑)の影響が大きいのだと思います。何かを為すと言うのは「生き様」に他ならないし、でもそれを観察して吟味するには自来也は忙し過ぎました。何せ予言の「変革者を導く者」としての責務が自来也にはてんこ盛りでしたし、同時に木ノ葉隠れの里を取り巻く危機に自来也は東奔西走して立ちはだかっていた筈で、忙しい自来也にとっては「死に際」くらいしか印象に残らなかったからなのかも(笑)。しかし、走馬灯とは人生の断末魔ですから、理路整然としてないのが当たり前で、理性より本能…心より魂が悔恨する想いが溢れているのです。その意味で自来也には混濁があったのだと思います。

ミナトが手にしている本が「予言の書」となった『ド根性忍伝』(第42巻/50頁)で、自来也の処女作で、長門の「答」をパク…否…オマージュして書き上げた若き日の自来也の渾身の力作でしょう。ちなみに主人公の名前はその時食べていたラーメンの具だった「ナルト」NA(RU)TONA(GA)TOでちゃんとを踏んだネタ元の長門に対するオマージュも忘れなかった…自来也の若いエネルギーが漲った作品だったのだと思います。それはちょっと熱くて一本気なナルトなど勿論の事、明らかに大人しく感情を表に出す事の少ない長門すら昂らせ、完全無欠のヒーローに仕立てた熱力が宿ったと言いますか…それを「言霊」(ことだま)と言うのだけれど、自来也の作品には不思議な魅力があったのでしょう。

「ナルト
素敵な名前です」
(クシナ)

「クシナ…」(自来也)

だから、ミナトが賞賛する事にお世辞や遠慮はなく…何故ならば、その物語の主人公の名前を今度生まれて来る我が子に授けようと言うのですから…きっと、ミナトも自来也の文章に震えたのだと思います。それはキッチンで二人の会話を邪魔しない様に静かに休んでいたクシナをこの場に引き寄せるに充分な力でもあった…と(第42巻/52頁)。後述されますが、『ド根性忍伝』は売れなかった…そうです(笑)。僕は別に売れる本が良い本で、売れない本が駄目な本だとは思わないし、作家の名前で本は買わないし…。でも、売れる本と売れない本があるのは事実で、それが時代の気分とか流行とか、文章以外のマーケティングに多くを依存してるのは厳然とあって…ま…『ド根性忍伝』は不出生の名作だったのだ…と、僕は思います。

誰に教えられるでも無く文章を書き、その文字の羅列のみで他者に何かを伝える…その手段に自来也は生来長けていたのです。自来也には元来、文才があったのでしょう。自来也が物書きになったのは、「予言」があったからではなく、自来也自身が文章を書く事を欲したからです。その意味では大ガマ仙人の「予言」(夢)の精度は高いと言える…。「夢」も中で自来也が真っ白な紙にペン一本でカキカキと挑んでいた姿が見えたんじゃないでしょうか。自来也はきっと呼吸をする様に、食事をする様に文章を書いていた筈です。物書きにとって書く事は生きる目的ではなく原因に近いのです。バイクの燃料タンクにガソリンがないとエンジンがかからない様に、文章がなければ動けない…それが「物書き」と言う人種なのです。

「そんな…
これは偶然か
……?」
(長門)

自来也は「予言」があったから、物を書いたんではなく、自来也の文才の上に「予言」が狙い撃って降りたように感じます。そして、三年間の忍術修行で自来也のその「人間力」に触れ、引き出された長門の言の葉が自来也に還元され「予言の書」を成した…。そりゃ、長門が驚く訳だ…(笑)。「ナルト」と言う名前と「諦めないド根性」が長門の「痛み」を手放させた…。それが「予言の成就」とするならば、「痛み」を知る事が「勇者」(救世主)としての最後の欠けたるピースだったのか?しかし、残された破滅や破壊の要因は数多あり、それとの戦いが不可避なれば、これをもって「予言の成就」とするにはやはり早計と言え、それでもほくそ笑む大ガマ仙人には別の黒さがあるんじゃないのか…と言うのがナル×ジャンの見解でしたっけ。

そもそも絶対に外れない「予言」が先ずあって、それに結び付く断片の一欠片が自来也に提示されただけで、自来也はその啓示を手掛かりにズーッとその謎を解いていたのですが、「予言の書」を生み出せるポテンシャルの在る自来也に「予言」が降りたのか、数打ちゃ当たるの末に偶々、自来也がハマったのかが微妙で、妙木山の長閑で牧歌調な穏やかさの向こうに在るかも知れない…黒さは未だに未知数です。ま…結果的にですが…「予言の成就」の一端は人の心に刺さる「文章の力」があったようです。その自来也の処女作をしても「売れなかった」とされる『ド根性忍伝』は、できるだけ人目に触れないように工作された可能性もあるのかも知れません。例えば、手下の蛙たちが買い占めて何処かに隠したとか…(笑)。


「エピソードが先生の数々の
伝説
になぞらえてあって
何か自伝小説っぽくて―」(ミナト)

「だがの…
まったく売れんかった
次回はお得意のエロ要素でも
入れてみるかのォ」(自来也)

「この本の主人公…
最後まであきらめなかった
ところが格好良かった…
先生らしいですね
この主人公」(ミナト)

自来也の走馬灯を一瞬、塞き止めるミナトの光明が続きます(第42巻/50頁)。ミナトが『ド根性忍伝』を片手に絶賛する姿に、やや卑屈に対応する姿に、自来也が生来持つ才能に対する劣等感…子供の頃から大蛇丸に抱いていた憧れ…がそうさせるのかなーと、当初考えていたんですが、ナルトが妙木山で読んだ『ド根性忍伝』と、長門が雨隠れで自来也が書き残した原本(?)を読み込んだ描写の共通点が「主人公のイケメン設定」にあった事が知れ、それをミナトに気付かれてはいまいか…ミナトの事だから当然気付いているんだろうなー(笑)の自来也が感じる痛さ(笑)だったのが解り萌えました(笑)。もっともミナトはそんな他人の傷口に触れる様な無粋は致しませんし…。ホント、どっちが師なのか解らない(笑)。

「次回はお得意のエロ要素でも…」

…で、この時、次回作の方向性が示されてまして、それが大ベストセラーとなる『イチャイチャパラダイス』だったとは!!(笑)。思えば、『ド根性忍伝』の主人公の「超イケメン設定」は綱手の性格をしっかりと取り込もうとしたあざとさがありましたし、『イチャイチャ』の内容は未だに知れませんが、その後継作である『イチャイチャタクティクス』目を覆わんばかりの性描写(意外に大きいのね…とか、椅子がギシギシなって…とか)は、やはり綱手とイチャイチャしたかった自来也の妄想がてんこ盛りだった事は明白で、自来也の練り出す文章に関して綱手が大きく影響していた…って言うか、綱手と出逢って以来、綱手一筋だった自来也の粘着質を考えれば、世の中の誰でもなく綱手だけに向けられたメッセージだったと思えます。

「はじめましてだな…
オレ自来也ってんだ!
ラブレターは後でいいぜ
よろしく!」(自来也)

<ニシシ…>(自来也)

「バカヤロー……」(綱手)

自来也は綱手に出逢った瞬間、恋に落ちていた筈です(第44巻/59頁)。そして、この出逢いの時に綱手に見せた自来也の笑顔<ニシシ…>が、50年後、綱手の中で爆発する自来也が仕掛けた『時限爆弾』だった事を、自来也の訃報の重さに絶えかねた綱手が廊下の片隅で一人涙を零した描写で知れる事となろうとは…。そして、自来也がコレまで「何」を書き続けて来たかと言う事が綱手にも、そして、僕らにも解ったのです。あの時、綱手が泣いてしまったのは正真正銘の後悔だったでしょう。50年間…半世紀ですよ、半世紀!!…にも及ぶ粘着(笑)の影に隠れた「予言」も綱手の知るところとなり、自来也の他人に言うに言えない痩せ我慢が綱手の涙腺と女心を激しく揺さぶったのです。自来也が一生かけてカキカキした…ぶっちゃけ、自来也の著作物とは…

綱手に宛てた「ラブレター」だった!!

自来也は50年間、綱手と言う一人の女性を想い続ける事が出来る男でした。そりゃ、覗きやキャバクラ通いはあったようだけど、それは成就しない恋の代償行動であって、不義不貞はなかったと、僕は考えています。自来也が辛く悲しい任務の合間にふと思い出し幸せな気分になれたのは、綱手のオッパイだった筈です。自来也は正真正銘の『オッパイ星人』だったから、綱手の成長と共に膨らみ、遂には「106だのォ」(第44巻/69頁)と、ちょっと危ない目で見つめるまでに成長した綱手のオッパイに対する想いは「予言」よりも重かったりして(笑)。ま…堅い話は抜きにしても、自来也が書いた文章には、そんな綱手(と綱手のオッパイ)への想いがもうてんこ盛り盛りに盛られていた事でしょう(笑)。

この機微を到底理解できないナルトに自来也は「エロ」と言うキーワードを与え、それがナルトの中では「エロ仙人」としてまんまと定着した訳で(「ナルトは何故、自来也を”先生”と呼ばなかったのか?」参照)、そうでもしなければこんな信じ難く、回りくどく、バカ正直な生き方をする自来也を、ナルトが認識する事すら怪しかったでしょう。だから、ナルトは自来也を「先生」とは呼ばずに「エロ仙人」と言い続けるナルトのナル×ジャン的解釈で、性的にも恋愛経験的にもレディネスが整っていない(八卦の封印式のフィルタリングの可能性あり)ナルトが便宜的に自来也と言う「難解な思想」を受け入れる方便だったのです。それほど自来也は複雑怪奇であり、理解困難な忍だった訳です。そして、ここに一人…そんな難解な自来也を理解しようとする忍がいる事に気付きます。ヤケに棘棘しい人が一人…いらっしゃるじゃないですか(笑)。



カカシはイチャパラの愛読者だった!!

「読書」 illustration:Cerberus

<ドン>(カカシ)

「!?」(ナルト)

「……?どうした
早くかかって来いって」(カカシ)

「…でも…あのさ?あのさ?
なんで本なんか………?」(ナルト)

「なんでって…本の続きが
気になってたからだよ

別に気にすんな…
お前らとじゃ本読んでても
関係ないから」(カカシ)

カカシが第七班の採用試験として行った鈴取りで(第1巻/132頁)、カカシは『イチャイチャパラダイス』(中巻)を取り出しています。ちなみに英訳では『Come Come Paradise』で、「イチャイチャ」って「Come Come」なのね(笑)。面白いのでそっちを採用しました(笑)。カカシの読書好きはのべつ幕無しのところ構わず…って事で、読者の総意だと思いますが、その裏には非常に難解な自来也の生き様に対する興味があったのかと思うと、カカシの自来也に対する棘棘しさが近親憎悪にも思え、カカシが他人に言うに言えないオビトの「呪縛」…代理人生に在った生き様が、「予言の付託」を一身に担いながらも、一人の女性に一生涯の想いを捧げた自来也の一途で難解な生き様に奇妙に符合するのが、とても面白いです。

イチャイチャはCome Comeなのか!?

『Come Come Paradise』の検索結果【google】

カカシはイルカに噛み付いたのは、知り得る情報量の違いに在り、それを理解するアスマや紅を閉口させました(「カカシは何故、イルカに噛み付いたのか?」参照)。同時に、カカシの上位の情報量を持つ自来也にはヤケに棘棘しかったです(「カカシが自来也に刺刺(とげとげ)しい理由」参照)。そこには「イルカ<カカシ<自来也」と言う情報量の階層があって、比較的に接し易いイルカに自来也がナルトの自慢話をしていて、それが「カカシの舌打ち」を演出しているのです(笑)。それでも尚、カカシを「読書」に傾倒させるのは自来也の生き様に対するカカシの興味が優先していたのでしょう。カカシも自来也に比肩するほどのややこしい人生ですから、やっぱこの二人、めちゃくちゃ似てるわ…(笑)。

ここで、ふと気になるのがカカシが自来也の著作の全てを読破していたか否か…です。まさか、カカシが「エロ専」(エロいお話を専門に読む単なるドすけべ…笑)だったとは思えないちゅーか、カカシが「エロ専」だったら、リンなんかは間違いなく喰っただろうし(汗)、夕顔ちゃんだって…(滝汗)。はたまた「男色」(所謂、モーホー)だったら、『イチャイチャパラダイス』なんて気持ち悪がって読まなかった筈です(笑)。カカシは自来也と言う人間に興味があって自来也の作品を読み耽っていたのだと思うんです。ならば、『ド根性忍伝』…あの不出生の名作をカカシが見逃していたとは思えん訳です。蛙ちゃんの工作があったなら話は別だけど…カカシは『ド根性忍伝』も勿論、読破していたのでは…ないかと。

…と言う事は、カカシは主人公の名前が「ナルト」で、「諦めないド根性」の持ち主で…ついでにそれが「超イケメン設定」で…と言う事を知っていたんじゃないでしょうか。その上でカカシは「黙秘」していたんではないかと思うと、僕には言葉がありません。そして、カカシがのべつ幕無し&ところ構わずに「読書」して、おまけに18禁のやっばいオトナ本なのにブックカバーすらしない自己提示には、オビトの代理人生を送る複雑怪奇な人生の無意識のガス抜きの様に思えます。そして、自来也に対する棘棘しさがその共感の裏返しだったならば、それにバランスする使命をカカシが帯びている可能性がある筈です。カカシが何故、神無毘橋で飛雷神のクナイをプレゼントされたのか?そして、カカシがミナトを何故、語らないのか?

「アナタ(=自来也)ですか…
あの技を教えたのは?
あの術を扱うにはナルトはまだ
幼過ぎる
と思うんですがね」(カカシ)

そう言えば、自来也がナルトに螺旋丸を伝授した事を責めてましたっけ(自分もサスケに千鳥を教えたんだけど…やっぱ、似てるわ…笑)(第20巻/98頁)。カカシの中には独特な倫理観があったのか、それがミナトのエクスキューズだったのか?もしかしたら、時が満ちればカカシは螺旋丸だってナルトに教えようと思ってたんでしょうね。それを自来也に先を越されてちょっと拗ねて見せた(笑)。カカシの「用済み発言」(第37巻/35頁)が微妙ですが、もしかしたらカカシはナルトの成長を待っていたんじゃないでしょうか?風遁修行でもナルトの成長はその要件を満たしてはいなかった…。それは自来也が「胸騒ぎ」で漏らした「あの術」(第41巻/17頁)とも、ミナトが言った「特別な力」(第440話/「四代目との会話!!」)ともリンクしている事でしょう。

「どうやらお前はまだ
ここに来るには早過ぎたようだ
お前にはまだやるべき事があるはずだ」(サクモ)

第449話「希望の花」で黄泉返ったカカシに「やり残し」がある事をサクモは示唆していました。それが「九尾事件」で交わされた師・ミナトとカカシの「約束」なんじゃないのか?「ナルトの鍵」であるゲロ寅を自来也に託したミナトが、「もう一つの鍵」をカカシにも与えた可能性は周到で用心深いミナトの行動としては整合性が高いと言えそうです。そして、今もカカシの手に在るであろう「飛雷神のクナイ」。それとオビトが授けてくれた術コピーの能力。その二つがナルトの成長…九尾のチャクラのコントロールと合わさって、時が満ちたと許されるならば、カカシがナルトに「飛雷神の術」を伝授する時合(じあい)が訪れるでしょう。それをカカシは待っていた…。もしかしたらカカシは「読書」で、「我慢のノウハウ」を自来也の「生き様」から学ぼうとしていたのかもね…。まったく…この似た者同士がッ!!(笑)

「読書」(まっカカ…其の十)
まったく…カカシってヤツは…


「窓越し」(まっカカ…其の九)

 
「おそらくコレのことだ」(カカシ)

「イチャイチャタクティクスの…
タ!」(シカマル)

「カカシ先生!」

「気になって
こっちへ寄ってみたら
声が聞こえてきてな
だいたいは聞かせてもらった」(カカシ)

カカシ先生ってば…「窓好き!?」と気付いたのが(第44巻/86-87頁)、暗号解読に躍起になるシカマル・シホ・ナルトに助け舟を出したカカシが何故だか暗号班の窓からイチャイチャタクティクスを携えて現れた時です(笑)。カカシが「声が聞こえてきてな」と言い訳(笑)をしていましたが、普通はちゃんと入り口から入って来るでしょうよ(笑)。ま…この後、「椅子がギシギシと音を立てて…」(P15)とか「意外に大きいのね…」(P7)と、暗号解読のヒントをカカシが与えた為に、普段、カカシが読み耽っている「イチャイチャ」がどんだけイカガワシイ読み物であるかがナルトやシカマルに知れて、自分で掘った墓穴に自分で入るハメになり、ナルトは兎も角、ちょっとオトナなシカマルにイチャイチャの内容が漏れたのが、何よりもカカシにとっては痛かったように思えます(笑)。

シカマルやナルトがなんぼ幼いとは言え、一応は忍なのですから、不意の接敵があったなら察知するくらいのスキルはあると思います。しかし、この時もカカシが声を掛けて初めてナルトやシカマルがカカシの存在に気付いたのは、寧ろ、シカマルやナルトの感知を掻い潜る卓越したカカシの接敵能力隠形(おんぎょう)を褒めるべきでしょう。カカシは例え忍相手であろうと、察知される事無く近付き様子を窺う(透遁)なんて得意中の得意だったんでしょうね。そして、それには「窓」がお誂え向きだった…。カカシは常に忙しい人だから手っ取り早く情報が入手できる「窓>玄関」で、それを誰にも察知されないように、秘匿し続けているところがまたカカシらしく、奥ゆかしい…と言うか複雑と言うか…まったく…カカシってヤツは…と、僕らが感じてしまうとこなんですよね(笑)。

「………
お前の目になって
先を見すえるのは……

どうやらここまでのようだ」(カカシ)

例の「死ぬ気満々」のカカシの走馬灯ですが(笑)(第46巻/44頁)、カカシがオビトの代理人生を送っていたんじゃないかと、改めて気付いた時(詳しくは「焚き火」まっカカ⑤参照して下さい)、何だかカカシの「窓好き」が染みて来たんですよ…。染みた…と言うよりは痛かった…かな。カカシの「黙秘」(まっカカ④)にこれまで散々騙されて来た訳ですが、同じ事はナルト達にも言えて、カカシはこのオビトの代理人生と言う極めて自虐的な生き方を送る事実を、誰にも悟られる訳にはいかなかったのです。だから、カカシはソッと「窓越し」に大切な人達を静かに見守る事しか出来なかったのです。それをカカシの「窓好き」として、それを滑稽に思い笑っていた僕は浅はかでした…。カカシがどんな想いで子供らを見守っていたのか…それに気付いた時には…まったく…カカシってヤツは…どんだけオトナなんだってばよォ!!??……と。


「もう……
みんな殺されてる」
(カカシ)

「オレもお前より長く生きてる
時代も良くなかった
失う苦しみは嫌ってほど知ってるよ」(カカシ)

「……」(サスケ)

「ま!
オレもお前もラッキーな方じゃない…
それは確かだ
でも最悪でもない」(カカシ)

「!」(サスケ)

「オレにもお前にも
もう大切な仲間が見つかっただろ」(カカシ)

そのカカシのオトナっぷりが揺らいだエピソード…(第20巻/112-113頁)。それがカカシがワイヤーでサスケを拘束した樹上のサスケの慰留の行でした。この時、カカシが「オレもお前もラッキーな方じゃない…それは確かだ」と言うように、神無毘橋で盟友・オビトを失いオビトの写輪眼と言う「十字架」を背負ったカカシと、うちは虐殺で全てを失い、兄・イタチを憎しむ事でしか生きられない「イバラの道」を歩むサスケにカカシは確かに共感を感じていて…それは「オレと似たタイプだったからだ」(第13巻/94頁)と…千鳥伝授(中忍試験のサスケVS我愛羅戦)の行で、カカシが言い訳した台詞に奇麗に符合します。カカシはサスケには明らかに特殊な感情を抱いているように思います。そして、その一端がこのシンパシィ(共鳴?)にある事は間違いないでしょう。そしてここでカカシは大きな過ちを犯しているのです……(汗)。

「オレにもお前にも…」

それは別に「もう……みんな殺されてる」と、サスケの儚い期待(サスケは自分がカカシの「大切な人」じゃないと知って唖然とした…実際はカカシ側の事情があったんだけど…それを知る由もなく)を打ち砕いた冷淡さではなく…第20巻/112頁…最下段のサスケのポカン顔のカット…カカシがサスケに「大切な仲間」の存在を問うた時も、勢い余ったのか「オレにもお前にも…」と付加してしまったところです。その前にカカシはサスケに「もう……みんな殺されてる」と言ったばかりなのに……(笑)。カカシは確かにオビトの代理人生を送っているのだと、僕は確信しています。サスケが自分に向かって「大切な人を殺す」と言っているのだけど、オビトとして生きるカカシにとってっは「もう……みんな殺されてる」は正しい訳です。ここまでカカシはオビトの人生を正確にトレースしてたんですよ……。しかし、カカシも人の子…生身の人間です。そんな…機械のように精密で完璧な行動をとるのは不可能なのよ。

そして、カカシはサスケに自分を重ねて感情移入してますから、ナルトを見守る様な冷静さは持ち得ない訳です。ココ(←冷静さ)はちょっと「アレ!?」っと思うだろうけど…いつか書きます…「黙秘」(まっカカ④)でも書いたけど、カカシはミナトにナルトを託されている筈で、巻物蝦蟇(ゲロ寅)を自来也に委ねたミナトが、それと等価な「何か」をカカシにも委ねた可能性がある…のです……ここでカカシはサスケに対して自分の自虐的な生き様を同期させているので、大きな不条理や欠落感を抱えたサスケの遣る瀬なさが良く分かるのです。だから、サスケを前にしたカカシはオビトではなく、どうしてもカカシとして対応してしまうのでしょう。それが「オレにもお前にも…」の持つ不整合さです。言い換えればこれはカカシの人間味であり、温かさです。そして、カカシはサスケに対しては冷静でいられなかった…。サスケはカカシにとって「特別」だった…。

「オレの
言ってることが
ズレてるかどうか
よく考えろ」
<ザッ>(カカシ)

里抜けにリーチが掛かってるサスケに(第20巻/114頁)、この淡白さはないだろ!!と思ってしまったカカシのサスケ慰留でしたが、これ以上、カカシがサスケに接する事にカカシの方が絶え切れなかったんじゃないのかな…と、僕は思うんです。カカシは特殊な生き方を余儀なくされているから、こんな風に心が剥き出しになってしまう相手に接するのは、繊細でナイーヴなカカシには苦痛だったんだと思うからです。この不整合さがカカシがサスケを止められなかった理由であり、ガイがリーを立ち直らせる事が出来た行(くだり)との対極にあるカカシの心理です。これはズーッとお待たせしてる「ガイ」(まっカカX)で書きますね。カカシはバツが悪くなって立ち去ったようなもんで、ズレてるかズレてないか…って言われれば、明らかに…ズレてましたよね(笑)。

カカシはオビトとして生きる決意を誰にも悟られないように実践してたから、カカシが前面に引き摺り出される相手…特にサスケにはカカシは苦慮してたのでしょう。だから、カカシのサスケに対する淡白な態度は悪気があった訳ではなく、もっと大きな目で見ると「イタチの意向」と言うものがサスケには纏わり付いていて、それをカカシは知らなかったとは思いますが、「運命」と言う必然がサスケを里抜けさせてしまった…。カカシがサスケの慰留に失敗したのも不可避な側面が多分にあって、どうしても僕には責められない…。ここには『NARUTO -ナルト-』と言う物語の孕む「謎」が潜んでいまして、それを書きたくて…でも書いてしまったら……と、切ない気持ちで一杯なんだけど、このお話はもう少し温めさせて下さい。



<コン><コン>「!」(ナルト)

「な…なんだ…
カカシ先生か……」
(ナルト)

「五代目がお呼びだ
すぐに支度しろ」
(カカシ)

「窓越し」(まっカカ…其の九)

「窓越し」(まっカカ…其の九) illustration:Cerberus

自来也の訃報をナルトに知らせる行で(第44巻/27頁)、カカシがナルトを呼び出しに来ています。「窓好き」のカカシはやっぱり窓ガラスを叩いてナルトを起こします。この時、カカシはナルトの心中を察するあまり冷静さを欠いていました。何故なら…こんな風にナルトを起こしたら、いつもこうしてナルトの寝顔をカカシが確認してたのが、僕にバレちゃうじゃない……。この自然さは明らかにカカシにとっての日常であり、当たり前の行動だった証拠と言えるでしょう。勿論、ナルトにも誰にも気付かれないようにして…。ナルトに対してはサスケに対するそれとは違った想いがカカシにはあった筈で、そこには明らかに「ミナトの意向」が影響していたんだと思います。だから、カカシはナルトを穏やかに眺める事が出来るのです。ナルトに対しては冷静で居られるのです。それがサスケとナルトが託された「それぞれの意向の差異」と言えるでしょう。

カカシは自来也に常に棘棘しかった…。サスケには何処か余所余所しかった……。そして…今にして思えば…ナルトには白々しかった……。そこには明らかに「ミナトの意向」があり、カカシは確かにミナトから依頼された「約束」が存在するのだと、僕は考えています。しかし、カカシはオビトの呪縛も同時に抱えていた…複雑な生き方をする人だったから、その日常は「謎」に満ち溢れ……そしてすごく切ないのです。ただ…カカシが「窓越し」にナルトを確認する時、カカシはカカシで居られたんじゃないかな…と思います。カカシがカカシとしてナルトを大切に思えた…。そして、薄っぺらな窓ガラス一枚が、カカシがナルトを抱き締めてしまう衝動を阻止してくれた…。死ぬ気満々のカカシはミナトとの「約束」を、サクモさんとの邂逅できっと想い出すでしょう。その「雷閃」が煌めくまで、後少しのご辛抱を……。

カカシはナルトの寝顔を「窓越し」に静かに見守っていた…。

「窓越し」(まっカカ…其の九)
まったく…カカシってヤツは…



 

「就寝」(まっカカ…其の八)

 
「病院で寝込まないなんて
珍しいですね…カカシ先生」
(サクラ)

「そんなイメージ
付いちゃってるのね…今のオレ…
ショック…」
(カカシ)

「…ま
今回は万華鏡写輪眼
使わずにすんだからな

あの時お前達が
駆けつけてくれなかったら
また確実に使っていた

今頃イメージ通り
ベッドの上だったな
アハハ」(カカシ)

”暁”の飛車角コンビを打倒したナルト達が”一楽”で寛いでいるところに(第38巻/74頁)、カカシが登場してサクラが何気にKYさを発揮して、カカシをチクチクやってましたね。角都戦でカカシは既に何発か雷切を撃ってましたから、チャクラ残量から考えても神威一発撃てれば良いところで、「また確実に(万華鏡写輪眼を)使っていた」と、カカシもさり気なく反攻していましたが、あそこでナルト達の増援がなければ…と考えると<ゾッ>とします(笑)。もっともサクラだって大した仕事はしてないんですがねー(笑)。しかし、サクラに悪気は無いし、カカシのさり気ない受け流し方ってオトナだなーと思います。この相手が自来也だったらカカシも針千本の棘を立てるところですが、相手がナルトやサクラだから丸い、丸い…(笑)。やはり、カカシみたいなオトナが近くに居るから、子供がコドモらしく居られるんだな…と思います(「自己紹介」まっカカ…其の弐)。


(まずい!!)「二人とも
奴の目を見るな!!」
(カカシ)

「!」(アスマ・紅)

「いいか二人とも
絶対に目を開けるな…
今の奴と目が合ったら終わりだ
アレとやり合えるのは
おそらく写輪眼を持つ者だけだ」(カカシ)

「確かに写輪眼を持っていれば
この”万華鏡写輪眼”に多少は抵抗は出来る
しかしこの特別な写輪眼の瞳術
幻術”月読”は敗れない………
オレを倒せるのは
同じ”血”を持つ写輪眼使いだけだ」
(イタチ)

カカシの一回目の病院送りがこのイタチの木ノ葉強襲事件でしたっけ(笑)(第16巻/144-145頁)。この白昼堂々の忍の隠れ里に対するたった二人の賊に拠る攻撃が、後に木ノ葉上層部に対するイタチのメッセージだったと解り、カカシを月読に沈めるイタチが「オレを倒せるのは同じ”血”を持つ写輪眼使いだけだ」と、カカシに暗に自分がサスケに殺られる存在である…その意向である事を伝えたエピソードにも思え、自分の為にイタチみたいなイケメンに…こんな事された日には、それこそ「惚れてまうやろー!!」ですが、カカシはイタチの『何か』を必死に探っている様でもありました。今にして思えば…カカシはこの頃から写輪眼の情報の多くを知り得ていた可能性があります。

(…あの眼は昔のまま…
…とはいえ真の写輪眼継承者
最悪の事態も想定しておかなきゃ
ならないな…)
(カカシ)

アスマと紅の増援にカカシが乱入した時、カカシは明らかにイタチの万華鏡写輪眼を警戒していて(第16巻/132頁)、「最悪の事態」がそれだったと思います。ちなみにカカシが、イタチの三つ巴の写輪眼を見て「あの眼は昔のまま」とホッとしていた描写から過去の面識を感じさせます。今の知識でイタキサの木ノ葉強襲を見ると非常に面白いです。ここでカカシがイタチの月読を自分から喰らったのは、強ちアスマと紅を庇う為だけではなく、自らが万華鏡写輪眼を体験する事に意味があったのかな…とも考えてしまいます。もしかしたら、この一戦がカカシの万華鏡写輪眼の開眼に関係してるかも知れませんね。

(クッ…なるほど…
精神世界で流れる三日間は
現実世界での一瞬にも満たない…
というわけか
しかし…何故殺さない…
その気になれば簡単に…)
(カカシ)

イタチはワザワザ、カカシに月読をかけながらワザと殺しませんでした(第16巻/148頁)。イタチは木ノ葉上層部に自分の存在を示し、サスケの命を守るのが第一義に在り、サスケの師でありお護りであるカカシを殺すなんて無い訳ですが、カカシにしたってこの時点でそれが解る筈も無く、カカシを黙らせるにしてもイタチは<ハァ><ハァ>しちゃう様な大技をここで使うのは、やはり別の意図があったのもかも知れないと考えてしまいます。写輪眼が万華鏡写輪眼とコンタクトする事に大きな意味があったりして…ね。でも、結果的にこの一件でカカシは木ノ葉病院に…(笑)。その治療が木ノ葉に復帰した綱手の初仕事になろうとは…この時、誰が予見した事でしょうか(笑)。


(どうにか間に合った…)<ハァ><ハァ>(カカシ)

(…さすがは我がライバル…)(ガイ)

「大丈夫か?カカシ先生!」(ナルト)

「…いったい………
何をしたの……?」(サクラ)

「爆発ごと……
別の空間へ飛ばした…」
(カカシ)

デイダラの自爆分身を神威で飲み込んで…(第31巻/131-132頁)、カカシは二度目の病院送りを経験します。デイダラに対する超超遠距離攻撃を敢行したカカシは、一発目の神威でデイダラの左腕を喰い千切り(第31巻/94頁)、それに続いて完全な発動ではありませんでしたが、二発目の神威でナルトの螺旋丸よる直接攻撃を支援していました。ザックリとですが、この時点でカカシは1.5発の神威を撃った事になると思います。そして、デイダラの自爆分身を丸呑みにした神威。爆発する前のデイダラではなく既に爆発して膨張する空間を丸呑みですから、これはかなり大規模な発動だったと思います。しかも、その場でデッドにはならず、その後もかなり動けました。カカシがガイにあのキショい…オヤジおんぶ(第32巻/20頁)されたのは砂隠れをさる段になってでした(笑)。

この作戦でカカシは雷切も雷遁影分身も使っていませんから、概ね「神威×3発」がカカシのチャクラ量的には安全圏で(そりゃ規模にも拠ると思いますが…)、写輪眼を使った戦闘をする上で、カカシの戦いは自分のチャクラ残量との戦いであったとも言えるでしょう。デイダラの爆発を喰い千切った時も、キッチリ神威が発動していましたから、カカシは自分のチャクラ残量の中で上手く術を発動する…チャクラのやり繰り上手と言いますか…繊細なチャクラコントロールができる優れた忍だったのだと思います。うちは一族の体でないカカシが写輪眼を使い戦うはチャクラの消耗との戦いみたいなものですから、カカシが戦闘する時にはチャクラ残量と術発動の規模には充分に注意を払っていたでしょうし、効率的なチャクラ運用がとしてカカシには染み付いていた…筈です。

「無理に
術を発動しようとすれば…
術は上手く発動しない上に
チャクラは0になり……

ヘタしたら死ぬぞ」(カカシ)

サスケの千鳥修行でもこんな説明をしてましたね(第15巻/37-38頁)。「無理に…」と言うのがポイントで、これは裏を返せば慎重に術を発動してチャクラ残量内でコントロールすれば大丈夫なのだと、カカシがサブリミナルに教えたんだと、僕は考えています。つまり、カカシはいつもこうして戦っている訳です。ペイン襲来でチョウジを逃がすために修羅道のミサイルを飲み込んだ神威も、修羅道の身体を飲み込むチャクラは無いけど、ミサイルだったらギリギリ大丈夫と言う判定があってジャストサイズの神威を発動した訳で、事実、神威は適正に発動しミサイルを異空間に飛ばしてチョウジは見事遁走に成功しています。つまり、あの神威は無理に発動されたものでも、上手く発動しなかった訳でもなく、ましてや「ヘタ」など打ってないから間違ってもカカシは死なないって事です(笑)。

(たとえ生き残ったとしても……
お前にとって
決してロクなことにならないよ

…特にお前にはな…)

「無理に……」とサスケを脅す様な事を言ったカカシが、サスケには内緒で何やら意味不明な事を考えてるんですよ。チャクラをギリギリまで使う様な事をすると陸(ロク)な事が起こらない…と。カカシがサスケの復讐心をいましめてるのかな…と考えてみましたが、それならこの場で声に出して言うでしょうし、もしかしたら、写輪眼使いが限界以上にチャクラを使うのが良くないのか?そう言えば、”須佐能呼”を出したイタチも両眼が白化してました。写輪眼の限界を超えた酷使にも特別な意味があるのかも知れませんね。そもそも、うちは一族でないカカシが写輪眼を使って戦うのは無理がある…サクモは素で三忍を霞ませる実力があったんだから、同じ”牙”をカカシが振るうのの何が…何処が悪いのサッ!!(笑)

ぶっちゃけ、カカシの左目の写輪眼はオビトの呪いみたいなものだから、あれがある限りカカシはオビトの呪縛…代理人生を歩み続ける事になります(「焚き火…まっカカ⑤」参照)。カカシが限界以上に写輪眼を使った為に写輪眼が封印されてしまった…のであれば好都合なくらいです(笑)。詳しくはこれからあるであろう「カカシの夢見」で明かされると思いますが…(キッシーならスルーしませんって…笑)。でも、ま…天道戦でカカシが首をうな垂れて死んだみたいに動かないのはチャクラや体力をギリギリのところまで使い切っただけで、無事に神威が発動(正常な発動)されたって事は、カカシが神威の発動で死ぬ事には当たらない。ただ、カカシは昔からちょっと弱気で神経質なところがあって、心細くなっていて……(汗)。


「あーあ…
またここか…」
(カカシ)

我愛羅奪還編(デイダラ阻止)で(第32巻/30頁)、木ノ葉に帰還後、カカシは木ノ葉病院で就寝していました。この時のカカシの自分に対する呆れっぷりからすると、病院送りは僕の知る…二度どころではないようです(笑)。逆に言うと、カカシはこんな風にギリギリのところまでチャクラを使い切るくらい頑張っちゃう人だったんだと思います。そして、その度にカカシは木ノ葉病院のベッドで就寝していた…。今回もカカシは死ぬ気満々だけど、きっとサクモさんがそれを許さないだろうし、その内、こんな風に木ノ葉病院のベッドで目覚めるカカシのカットがあるんじゃないかと思います。そして、今度こそ、死んだ気になってカカシがカカシの人生を歩んでくれると、僕は信じています。でないと…「昔、バカだった自分」を後悔したままで逝くなんて…そんなの…カカシが可哀想過ぎる……。

”大切な人”を守る為だけに
常に…カカシは”力”を使う…
たとえその身が砕けようとも

「就寝」(まっカカ…其の八)

「就寝」(まっカカ…其の八) illustration:Cerberus
まったく…カカシってヤツは…




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