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第364話「狙いは…!!」

 
「お体に障りますよ…」

イタチは雨が良く似合う。雨に打たれて濡れた姿が美しいです。ところで、四尾・熔遁の時と言い、鬼鮫はイタチの事を真剣に気遣ってますね。「一人で行かせてくれと言ったのは私ですがね。何ならアナタのノルマ(九尾・ナルト)も私が半殺しにしちゃいましょうか?」(第356:"暁"集合…!!/80頁)で、同じような雨の中、イタチをかばうとも、挑発(鼓舞)するともとれる言葉を発してました。イタチは里抜けの前から「暁」と関係があったとすると、鬼鮫とイタチの2マンセルはかなり長いでしょうし、もしかしたら10年以上になるかも知れません。イタチは相当、病んでるか、弱ってる…。結構、良いヤツなんですよ、鬼鮫は…。きっと。多分。

「あいつは死んでない……それに…」

これくらいで殺られる筈はない!と言うのでしょうか?それとも、遠く離れても感じ合える兄弟の「絆」みたいなモノがあるのでしょうか?イタチには確信めいた認識があるようです。だとしたら、雨の中、悲しそうに見つめていたのは?前回に登場した黒幕は「機は熟した」と言っていたし、「もう長くない」とも言ってました。あの遠い目は…。自分の指命を果たす時が来たと言う「覚悟」をイタチは見つめていたんではないでしょうか?で、「…それに…」って、何か後を引きます。何かの含みです…。きっと。多分(笑)。

一方、サスケは「民宿・お越」で普通に休養してるみたいです。香燐の特殊能力の超回復で…と言うのは無さそう!で(全国各地で「ホッ」とする声が…笑)、一安心ですね(笑)。別に医療忍術で傷を治してるようでもないので、香燐の特殊能力は他にありそうです。やっぱり、「毒」(燐)の攻撃系の能力なのかな?それとも、これまで普通に描写のあったチャクラを感じ取る能力なのか?それだと、面白くない…なぁ。

「…で
イタチの情報は集まったのか?」

「蛇」のメンバーは各所に散って「暁」の情報を集めていたようですね。闇雲に捜索してたんでもないようです。この地域が「暁」と関係の深いであろう情報でもあったのかも知れませんね。角都の金庫番もいたしね。

「特別なチャクラを持つ者たちを狙っているようだ」

「暁」が集めてるのは人柱力、つまり尾獣だから、「特別な…」が新たなチャクラ特性と考えれば、チャクラの同時使用による新たな性質=血継限界のチャクラ性質を意味する。それが、過去の考察で示した内容に符合します。ちなみに、ネットを徘徊してて、どこぞの掲示板で、それに似た感じの「尾獣」の予想みたいなのが落ちてたので紹介します。ネタ元は不明。根拠も不明なので、怪しい情報です(笑)。鵜呑み厳禁です(笑)。

一尾 守鶴 ○
二尾 猫又 ○
三尾 磯撫 ○
四尾 鼠鮫 ○
五尾 ほう候 ?
六尾 雷獣 ?
七尾 かく ?
八尾 八岐大蛇 ?
九尾 妖狐  ×(ナルト)
「○」は封印の描写があったもの

五尾~八尾は描写がないけど、我愛羅の一尾・守鶴が封印された時点で封印像の「眼」が三つ開いたから(29巻)、既にこの内の2体は封印されている筈です。デイダラが「既に他のヤツが(2体を)捕まえた…」(どこであったか調べたけど見つけられなかった)みたいな事を言ってたので、硬いです。この尾獣の予想は名前の並びが、以前、考えた「チャクラの考察」に上手く符合するので、面白いなと思いました。細かな尾獣の捕獲についての描写は割愛されるのかな?それと、八尾は大蛇丸の手にあると思ったけど、どうなんだろう?「暁」(黒幕)の発言がその辺に言及していないので、極普通の人柱力として存在するのかもね。

「その周辺では、いくつも大きく嫌なチャクラを感じるらしい」

重吾はマジに動物(小鳥)と話せるみたいです(笑)。「"暁"のアジトをいくつか把握した」と言ってました。「その周辺」と言うのはアジトの周りで…と言う事でしょう。動物が言う「嫌なチャクラ」って、尾獣や人柱力だけを指すのだろうか?それとも、「暁」のメンバーも含めるんだろうか?それにしても、動物もチャクラを感じるんですね。動物がチャクラを感じる→香燐も同じと、水月が(小)バカにしたら…(笑)。でも、その前にアメリカンなリアクションで水月を香燐はからかったんです。仕掛けたのは香燐なのに、切れ方が半端ない(笑)。

「ッだとテメー!!」

(ちっちゃい「ッ」から始まってるよーッ)香燐がブチ切れて水月をボコボコにするんですが、こう言う粗野な態度が好感度の不足につながるのかな?(笑)でも、はっきり言って僕も好きじゃないなァ。水月は、「おい、ちょっ…」と液状化してダメージがない。物理的な攻撃は意味がない…と言う伏線っぽい描写です。

これはもしかしたら、デイダラのトビに対する突っ込みみたいなもので、二人には相互理解がある…つまり、案外、仲が良いのかも知れません。逆にこのバイオレンスに重吾の殺人衝動が触発されて暴走しかけてしまった(笑)。それを、香燐と水月が力を合わせて抑えにかかってます(笑)。結構、仲良いじゃない!で、「落ち着け、重吾」と、最後はサスケが写輪眼で重吾を沈黙させます。

サスケはしっかりと重吾の「檻」になっている。君麻呂の代わりを充分に努めています。「す…すまない…」と言う重吾の言葉。この言葉は天国の(?)君麻呂にも届いているんだろうな。「蛇」は互いに必要とし合う関係なんだろうな。だから、何だか良い雰囲気だと感じるんではないでしょうか?人間は必要とされる事に喜びを感じる生き物なんですね。ドタバタしてても楽しそうです。「蛇」って。

「何があったんだってばよ!?」

案の定、ナルト達木の葉小隊が、デイダラの爆発地点に終結します。臭いの分析で、サスケの小隊編成にも気付いたようです。「暁」×2の「蛇」×4まで判明しました。あの爆発で、「暁」に臭いまで残ってたんだ…。また、サスケの臭いがブッツリと切れてることから、ここから跳んだ事も読まれてます。時空間移動って、かなりメジャーな術なんでしょうか?

しかし、マンダを使ってここから跳んだサスケの行動をも、キバの能力は追跡可能のようでした。「成長したなキバ」(さすがは犬塚家だ)ってカカシは褒めてるけど、この追跡の種明かしは是非とも欲しい。こう言う能力の理屈が明かされないと話そのものが浅くなってしまうと思います。単なる「成長」だけでは片付かない!!…そのくらいの「謎」です。このキバの能力は…。

「一撃で
あの角都の命を二つ削った」

一方、ペインと暁女子。恐れを知る強者はホントに恐いです。「今やたいそうな術を身に付け仲間も多い。簡単には行かんぞ」と、ペインには慢心がないですね。つまり、スキがないと言う事なのです。ペインに関しては、もう、どんだけ強いか?想像できません。「ペインは負けたことが無いのだから」と無表情に語る暁女子の言葉が無気味に響きます。しかし、ペインはナルトVS角都の詳細をどう言う風に知り得たんでしょうか?あの時、最後の心臓はカカシの雷切が止めを刺してますから、風遁・螺旋手裏剣の攻撃も子細を知っている事になる。

雷鳴をバックに「暁」のマントを羽織って立つのはトビでした(やはり!)。あの爆発から無事に、無傷で生還していたんですね。おまけにリーダーであるペインに命令する「黒幕」でした(汗)。滅茶苦茶、偉そうです(笑)。でも、その姿がトビだから、カブトみたいな「勘違い?!」と感じてしまう(汗)。違和感アリアリです。腰のプロテクターのような衣装の描写が違ってる気もする。武器っぽくもあります。

「写輪眼の本当の力が…
このうちはマダラの力が」

そして、トビの仮面の奥の眼光は「写輪眼」でした。やっぱりです。現状では(笑)、彼がやはりペインの上に立つ「黒幕」(まだまだ…この奥もあると、僕は考えてます)と言って良いでしょう。

しかし、この台詞から判断するなら、トビ=うちはマダラと判断するのは早計と言うか、違う気がします。台詞は、写輪眼の本当の「力」であり、マダラの「力」ですから…。

「いよいよだ…我らが目的を達成するのもあと僅か…
そうなれば全てが本来の形に戻るのだ…」

と言うように、現状は、その「力」を取り戻している過程と考えるのが妥当ではないでしょうか?それに、終末の谷で初代と闘ったのがマダラとすれば、もう何世代も前の人物ですし、九尾も「かつての…」と言っていました。総合的に判断するなら、マダラの肉体は既に滅しているかも知れません。

<ズズズズズズッ…>と呪印全開で考えると、



「マダラの"眼"だけが何処かに保存されていた!!」


と、僕は仮説ってます。それをオビトの躯に組み込んで蘇生した。それがトビではなかろうか?どうしてもトビの「隻眼」(片目)が引っ掛かるんです。オビトは岩の下敷きでぺしゃんこでしたが、眼軸や経絡系は残ったろうし、それらを元にトビを造り上げたんじゃないかと妄想してます(汗)。トビ=オビト仮説参照と言う事で…(笑)。

隻眼=オビトとして、第一部の話で恐縮ですが、イタチ鬼鮫が木の葉襲撃した時、「暁」と九尾の存在をカカシが指摘した時、イタチが「カカシさんは連れていく!その他の方には消えてもらおう」と言ってます。カカシは殺せない理由があるのか?って痼ったんですが、もしかしたら、この隻眼の補完が、その理由かも知れません。眼軸に写輪眼の要部があるとして、それをトビ(オビト)に戻す必要があるのかも知れない…と言う仮説もムクムクと涌き上がって来ます。何だか繋がって来たーッ!!

そして、潰れてしまったオビトの眼球の代わりにマダラの眼球を使った。あの爆発から抜け出すにはサスケがマンダを利用したように時空間忍術が必要ですから、もしかしたら、トビは時空間忍術が使えるんじゃないでしょうか?つまり、マダラの眼が…持ち得る能力。サスケの草薙の斬撃でダメージを受けなかった描写も、高次元への不干渉を用いれば説明できるんじゃないでしょうか?やや、SFチックだけど(笑)。

<ザッ>と掻き消えるトビ。時空間忍術による高等な瞬身の術なんだろうか?もし、飛雷神の術だったら…うちは虐殺に絡む可能性も出て来る……か。ナルト、マジに勝てんのかよ~(脂汗)。

で、コメであったように、封印像にマダラ(思念か情報生命)が封印されてる可能性…。これが急速に力を帯びて来ます。尾獣=膨大なチャクラを集め、封印像を完全な状態にする事でマダラを呼び戻せる…みたいな理屈で、現世に完全なうちはマダラを復活させる事が、「暁」の真の目的なのかも知れない。そんな風に僕は受け止めています。問題は「万華鏡が三人」か。イタチが残した台詞…。あれをどう捉えるか?トビ=黒幕の展開で修正を余儀無くされそうです。非常に薄いけど、シスイ存命の線との絡みも含めて、謎が謎を呼んでいる…。

展開速そうに感じるだけで、ちっとも進んでないぞーッ!!(笑)

「また空が鳴き出した…
ペイン…アナタ…」

ペインも暁女子も無表情だから、非常に分かりにくい(汗)。この雷鳴と豪雨もペインの仕業なの?もしかしたら、ペインは天候を操る能力者なんじゃないでしょうか?血継限界?七尾の「嵐遁」に当たる能力かも知れませんね。あのチャクラの同時使用の考察(妄想に近いから…)が絶対じゃないから、全然、別の呼び名かもしれないけど…。

重吾の伝える「大きくて嫌なチャクラ」って、もしかしたら…。ペインもまた人柱力(先の予想だと…七尾/かく?)だったりして…。ペインの毅然としてるんだけど、遠い目…が、生きる事を望んで無いような空しさを醸し出してて、そこが気になってしまうのです。全てを集めたら自分の尾獣を剥がされ死んでしまう運命なんだと知ってるような…。ないかな…(笑)。

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イタチは「うちは虐殺」の真犯人なのか?

 
ところで、うちは一族は何人いたんでしょうか?描写に登場したうちは一族って、シスイ(は死んじゃったけど…)と、怒鳴り込んで来た3人組と煎餅屋のおじちゃんとばちゃん。それに、サスケ一家。これだけしか描写にはない(汗)。家族構成を4人とすると、煎餅屋を除いて考えて16人(4×4)+4(サスケ一家)で20人。ゴキブリだったら、この何倍ってなるんだけど…(笑)。最低でもこれ以上は居る筈。

「今や、うちは一族も小さくなってしまったけど」

イタチはサスケに言っています。かつてはうちは一族ももっと人口が多かったみたいです(25巻/57頁)。多分、「九尾事件」によって多くのうちは一族が失われたのでしょう。この「おんぶ」から役8年前の大事件に、警務部隊のうちは一族が率先して繰り出したのは想像に難く在りません。その時、戦死者が多数出たとしても、亡くなったのは戦闘要員のみで、その家族は残された筈です。非戦闘要員ではありますが、遺族としてうちは一族の人口を形成する大きな要素であると考えられます。

「今でもほぼ全員がここの第一分隊に所属し里の治安維持に貢献している」

「班(=4人)→分隊(小隊)(=4個班)→中隊(=4個分隊)→大隊(=4個中隊)」じゃないかと想像しています。自衛隊なんかはこんな風に編成してるみたいですし。1個班が4人(4マンセル)だから、1個分隊は総勢16名。これに家族がそれぞれ居るとすれば、最大64人(16×3+16)。煎餅屋のおばちゃんみたいな非戦闘員も含めればもっと多くなるでしょう。それに、煎餅屋さんがあるくらいですから、もっと生活に密着したサービスを提供する職種もあったでしょう。それに、九尾事件の戦死者の遺族まで含めるとうちは一族の総勢は100人前後の人口は、最低でもあったんではないでしょうか?

うちは虐殺はサスケの証言(回想)によるとイタチの単独犯という事になっています。つまり、イタチが一人で、うちは一族の老弱男女の全てを殺したのです。殺した…と言うのだから、殺したのでしょうが、如何に万華鏡写輪眼の開眼者で、超天才のイタチの能力を持ってしても、非戦闘要員を含めた全員をイタチ独りで全員殺す事なんて可能なんでしょうか?逃げた人はいなかったんでしょうか?他に暗部や通常の任務でその場に居なかった忍はいなかったんでしょうか?何処かに遊びに行ってた人はいなかったんでしょうか?この騒ぎに気付いた木の葉の忍は居なかったのでしょうか?

警務部隊の中には写輪眼開眼者で強い忍も居たでしょうし、煎餅屋のおばちゃんみたいに戦闘とは全く関係ない一般人も居る事を考慮して、一人を殺すのに30秒掛かるとして100人居たら50分が必要です。ざっと、小一時間です。きっと隠れた人や逃げ出した人を追い掛けたりと、実際にはこれより余計に時間が掛かると考えた方が良いと思います。

描写的には集会場で行われる「集会」をうちは一族は重視しています。うちは虐殺の犯行時期をこの集会に合わせたと考えるのが妥当ですが、非参加者(非戦闘員)はどうでしょうか?サスケの母も集会に参加していたようではないし、煎餅屋のおばちゃんも参加はしていなかったでしょう。一族が集落を成し、ある程度、集まって生活していたとしても、それを一人で一網打尽に全員を殺してしまえるものでしょうか?フガクやミコトは自宅で絶命していますし、集会を狙った…と言うのもやや外れてるかも知れないけど。

イタチは、現在、登場している忍者の中では恐らく最強であるとは思いますが、それにしても、10〜20人もの写輪眼を相手に闘って、それを皆殺しにできるでしょうか?しかも、建物なのどの損傷がほとんどない。特にフガクとミコトが殺害された、サスケ宅の広間は大きな窓があるんですが、そのガラスが割れていない。辺りに血痕が散乱するものの、室内の乱れもない(ようです)。町中(うちはの集落)でクナイを突き立てられて倒れる人はいますが、火の手も上がっていなし、第一、誰も悲鳴とか発しなかったんでしょうか?木の葉の里の忍者の誰一人として気付かないような、うちは虐殺は、そんなにしめやかな事件だったんでしょうか?うちは虐殺の中で、うちは一族の反撃の気配が感じられないのです。虐殺への反抗に、誰も火遁・豪火球の術を使わなかったようです(笑)。

イタチはこの時点で万華鏡写輪眼を開眼していますが、サスケに月読を一発食らわせ、別れ際に万華鏡でサスケを眠らせています。その前にうちは虐殺を行ったとして、その時に万華鏡写輪眼は使わなかったのでしょうか?少なくともサスケに会った時に「はぁはぁ」とはなってなかった(笑)。虐殺をイタチが行ったとして、万華鏡写輪眼を多用したようではない筈です。だとしたら、うちはの写輪眼使いは、ほとんどがイタチの通常の写輪眼を相手の尽く破れ去ったと言う事なのでしょうか?辺りにそれ程の被害も及ぼさず、事も無げに殺られていったんでしょうか?

しかも、このうちはの集落が忍里である木の葉の里の中にあったにも関わらず、外部から察知されていないと言う点に注目すると、木の葉がこの虐殺を黙認した(知っていた)か、或いは木の葉が参加して虐殺を行ったか?(うちは虐殺に木の葉やタンゾウが絡んでるとするともっと複雑になるので、省きます…笑)と言う線がない限りは、察知されるより早く完了しなくては成立しません。イタチ単独犯で木の葉の関与がない…と言う前提で、うちは虐殺は極めて短時間に、しかも静粛に完了しなければならないことになります。

例えば10分とか15分の短時間です。100人居たとしたら、一人を殺める時間は6秒~9秒です(笑)。椀子そばの速食い見たいです(笑)。これが5分とかだと一人当たり3秒です(汗)。ここまで来ると、鶏のヒナの雄雌の判別師みたいです(笑)。でも、あんまり時間を要するようだと、とてもじゃないけど誰かに気付かれる。第一ここは普通の人の町じゃない、忍の里なんですから…。それをイタチが単独で実行したと考えるのは、どう考えてもあり得ない!不可能過ぎる!

一方、うちは虐殺時のイタチはどんな風だったんでしょうか?

先ず、額当てをしている。しかも、木の葉マークに傷がない。過去の回想などの描写を観察すると、額当てに傷があったり、なかったりする事から、イタチは額当てを使い分けていた事が想像されます。うちは虐殺時は、傷がない。これは、ここに至まで、イタチが木の葉の忍として行動していた事を意味していると考えて良い描写であると、僕は考えます。つまり、何らかの任務の後、この場に来た…と言う考えです。

普段のイタチの任務時の服装や装備の描写は一切なかったんですが、うちは虐殺ではボディアーマーのような、ベストを着用しています。多分、暗部の専用アイテムでしょう。それほど汚れてないし、疲れているようにも見えない。今正に、100人もの同族を一人で殺しまくったような感じがイタチからは感じられないです。どうしても…。

<ズズズズズズッ……>今回も呪印全開で状態2です(汗)。描写がないので大妄想です(汗)。







うちは虐殺の「真犯人」はサソリだッ!!!


現在、描写がある忍の中で、しかも、事件当時、極々短時間にうちは虐殺を実行可能なのはサソリだけだと、僕は考えています。最強のイタチをもってしても、うちは虐殺は不可能であったと思うんです。しかし、サソリであれば、うちは一族の中に自分の「部下」(術を埋込んだ状態)を潜り込ませることができます。潜り込ませると言うか、うちは一族の忍の何名かを術に嵌め、操れた筈です。極端に考えると、一族の半数を「部下」にできるなら、一瞬でうちは虐殺はなった筈です。或いは家族の中に一人でも「部下」が居れば非戦闘員の抹殺も漏れなくできた事でしょう。そして、先ずはその「部下」を使って一族を殺し、任務が終了した時点で、その「部下」同士を殺させる(この役目をイタチが受け持った可能性もある)。そう言う酷い命令を実行させたんじゃないっでしょうか?サソリは完璧な「悪」ですから、非情な行動が可能なのです。

サソリの術は時限式に発動できるので、うちはの集会や、一族が集うようなイベントの時に合わせて術を発動させれば良い訳です。しかも、同時多発的な事件の勃発であれば、虚を突かれるわけだし、その分、写輪眼同士でも優位に立てるでしょう。どう考えても不可能な「うちは虐殺」も同士討ちの殺し合いなら可能ではないでしょうか?大規模な火災や破壊がなく、木の葉の中でも極めて隠密裏に事件が遂行できる能力を有するのはサソリだけです。

もう、一つの可能性は「飛雷神の術」なんですが、術の継承の描写もないし、四代目は死んだ事になっている(笑)。うちは虐殺の描写を隈無く読み替えして、どこにも飛雷神の術式がないことも確認済みです(笑)。勿論、術式を仕込んだ特別製のクナイも(笑)。なので、この線はないと…。

「サスケ…来てはならん!」

多分、フガクの声だったと思います(25巻/138頁)。「父さん!母さん!」と、サスケが蛮勇を奮い起こして広間に突入した時、フガクがミコトに折り重なるように倒れていました。そして、そこにはイタチの姿があった。誰もがイタチが二人を殺した!と考えてしまうシチュエーションです(笑)。明らかに、イタチは「黒」…真っ黒ですね(笑)。

更に<ズズズズズッ…>で呪印全開で!(ああ、何度も妄想が湧いて来る…笑)





ミコトがフガクを、サスケを殺そうとしたッ!!


もしかしたら、ミコトがサソリの術にハマっていた…と考えるとしっくり来ます(笑)。ミコトがフガクを殺そうとしたんじゃないでしょうか?しかもミコトは、サスケも殺めようとしたかも知れない。サスケを制したのはフガクの台詞だったでしょうから、フガクはミコトを阻止しようとして、相打ちになったのかも。イタチはそれを傍観していた。か、駆け付けた直後だった…と。

では、イタチは何故、この場に居合わせたんでしょうか?この時、既にイタチは「暁」と関係がありました。この場に居合わせた装束からすると暗部として行動していたようです。或いは、事件の特性上、「暁」を秘匿した偽装の可能性もあるけど。決定的な描写がないので…。しかし、サソリが真犯人として、イタチもうちは虐殺を容認した上での結果であるし、二人の共同作業であったか可能性もあります。イタチ、スイーパー説です(笑)。それか、サスケを守ろうとしたんじゃないか?と二重三重に疑ってます。

懲りずに<ズズズズズッ…>で呪印全開で!(ああ、精神が喰われて行く…笑)





イタチはサスケを生かす取引を「暁」と取り交わしていた!


イタチはサソリに、サスケを証人に仕立て上げる事で、うちは虐殺をイタチの単独犯としてカモフラージュする提案をしたんじゃないでしょうか?サスケ「生証人」にすることで、この凶悪犯罪から「暁」の名は消える筈だ!と。何ぼ何でも、こんな事、「暁」がしでかしたのなら木の葉も動かざるを得ないし、イタチの単独犯であれば、一族の内紛と片付けられると「暁」に持ちかけたのかも知れません。

現在の展開で、「暁」のリーダーのペインの上位の意志(黒幕)の存在が明らかになり、万華鏡写輪眼の重要性が取沙汰されています。サスケはイタチの考えと関係なく生かされたのかも知れないし、写輪眼の宿命として生き残った。イタチは利用されてるだけかも知れないし、ここは何とも言えません。黒幕がまだ誰か?解らないので…。でも、トビが怪しいんです。「良い感じだ…」とデイダラVSサスケの一部始終を「黒幕」が知り得た…つまり、闘った二人以外にサスケの写輪眼を見ているのはトビだけだから。トビが黒幕に伝えたか?もしかしたらトビが黒幕かもしれない!そんな疑念がムクムクと湧き上がっている状況です。

「今の…貴様など…殺す価値も無い」

イタチは何故、こんな言葉をワザワザ吐いたんでしょうか?殺す価値が他のうちは一族にはあって、アカデミーの学生とは言え、優秀(主席)なサスケがそれから漏れるのも変じゃないですか?イタチはサスケを殺さないで済む口実をこしらえた…としか思えない。

「…愚かなる弟よ…」「このオレを殺したくば 恨め! 憎め!」

イタチの言葉は重ね重ね引っ掛かります(25巻/151頁)。何故、自分の殺し方をサスケに教えるのでしょうか?まるで、サスケに殺される事を願っているかのように思えて来ます。これは、依頼じゃないんでしょうか?サスケに対する。恨む事で何か強い力が生まれる暗示があるのかも知れません。「禍々しいチャクラ」の描写はこれまでも度々、描写されています。第2部のナルトの内なる九尾とサスケが対峙した時も九尾がサスケのチャクラの質を指摘していましたし、第1部終了時のカブトもサスケのチャクラ性質の変化に気付いてました。

チャクラの性質変化と形態変化の概念が忍術の強さを、ある程度限定しています。それ以降の差別化を、この「質」に委ねている気がします。それに、写輪眼の本当の意味。負の方向性。禍々しさ。サスケを激しくダークサイドに引っ張る引力のようです。イタチはサスケに、「自分(イタチ)を超える強さ」を求めてるんじゃないでしょうか?でないと、それこそ生きていけない。そこには写輪眼の「宿命」があるのだと、強烈に伝えたかったんではないでしょうか?

「そして みにくく生きのびるがいい………逃げて…逃げて… 生にしがみつくがいい」

虐殺当時から、何だか薄らと感じていたんですが、イタチはサスケに「生きる目的」を与えているんではないでしょうか?「殺す価値がない」とまで言っておいて、今度は「生きろ!」です。一族全員が死んでしまった。大好きだった母も父も死んだ。まだ8歳程度の子供のサスケを、このまま独りぼっちで放置してしまうと、この先、生きる事を望まないかも知れない。サスケが自ら「死」を選択する事をイタチは恐れたんです。だから、何かの目的を付与する事で無理矢理にでも「生きる」選択をさせる必要を、イタチは感じていたんじゃないでしょうか?イタチは自分自身を殺すべき仇役に仕立てて、心のそこからサスケに恨ませる事で、サスケに生きる「目的」を持たせたんじゃないでしょうか?

「兄さん…

アンタを
殺すためなら
この先が
どんな闇だろうと
オレは突き進んでやる!


どんな事が
あっても
力を手に
入れてやる!!」

亡き父の前で豪火球の術を成功させ、「さすが、オレの子だ」と褒められた桟橋(25巻/162頁)。そこで、サスケは深い水底に沈みながらイタチへの憎しみを噛みしめます。サスケはイタチを殺す為に生きる事を決意したのです。どんなに孤独でも、悲しくても死なない!と決めたのです。そう言う気持ちにさせたのはイタチです。つまり、サスケを生かしたのはイタチなのです。

描写的に秘匿されているので、憶測の域を出ませんが、うちは虐殺は回避不能の「運命」みたいなモノだったんだと思います。それが「写輪眼の本当の意味」によるのか?それとも「暁」の黒幕の意志によるものなのか?は先送りしても、うちは虐殺ではイタチは、サスケだけは生かしたいと考えたんだと思っています。その為に、ワザと恨まれるような事を言い、サスケを復讐者として、「生」に執着させた。

「そうか…そういう事か…」

南賀ノ神社本堂…その右奥から七枚目の畳の下に一族秘密の集会場がある(25巻/157頁)。サスケは、ここで「写輪眼の本当の意味」に触れています。8歳の子供が理解できる。その碑文は非情に簡単な内容だったんではないでしょうか?もしかしたら、非情に「下らない」内容だったのかも知れない。普通の大人は信じないような現実味のない内容だったのかも知れません。サスケの「目」が黒く塗りつぶされる”例”の描写ですから、サスケの心の内は見えませんが…。きっと、イタチの行動の不可思議さは、この碑文の文言によるものと、僕は考えています。

凄く余談なんですが、「うちは虐殺=うちは集団自殺」ってのもあるかな?って考えてたんですが、このサスケの「何だ…」で、その後のイタチへの恨みっぷりを見て、ナシ!となりました(笑)。

「そのお陰で この”眼”を手に入れた」

うちは虐殺で、イタチは饒舌でした(25巻/149頁)。普段、「………」のイタチがです。これは全てのイタチの台詞を疑った方が良いかも知れない。この後の、カカシの万華鏡写輪眼の開眼もあるし、もしかしたら、イタチはシスイを殺してすらいないかも知れません。僕はシスイの「遺書」にも痼りを感じてます。それは、又、別の機会に…。

「そして、いつかオレと同じ”眼”を持ってオレの前に来い」

万華鏡写輪眼をサスケに示すイタチ(25巻/151頁)。イタチは成長したサスケに会いたいと願っています。勿論、イタチはうちは虐殺の犯人ではない。少なくとも主導的な立場にはいなかった筈です。全てはサスケの為。サスケを生かす為に泥を被ったのだと、僕は考えています。そして、イタチはサスケの優しい「お兄さん」のまま、今も在るのだと、僕は信じています。

で、つづく(汗)。

イタチさんはやってない!


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大蛇丸の「優しさ」について考えてみる!


大蛇丸…。

現在のところは死んでいますが(笑)、今も変わらず「NARUTO-ナルト-」のストーリーの中核を形作る主要キャラである事に変わりはありません。実際、大蛇丸のファンは多いし、非常に魅力的なキャラであると思います。僕も大好きなキャラの一人です!きっと、大蛇丸が「お店」(スナック「マンダ」でしたっけ、「音」でしたっけ…汗)を出したら足しげく通ってしまう!

そんな、大蛇丸の魅力って何なんでしょうか?そこを、とことんコアに、とことんディープに考えてみましょう!

天地橋任務で、サイはタンゾウの秘密任務を遂行する為に大蛇丸に接近します。大蛇丸もサイの申し出をあっさり受け入れて(笑)、サイを連れてアジトに向かうんですが、その途中で小休止して、カブトが愛用する手術用具を川で洗うシーンがあります。

サイの身替わりの屍体でヤマトたちの追跡を誤魔化したとは言え、まだまだ気が抜けない場面なんですが、結構、ほのぼのと雑談したりしてるんです。「カブト…そういうのは帰ってからにしなさい」と、大蛇丸は呆れながらも、ちゃんとカブトの話に付き合っています。物凄くアットホームな雰囲気でカブトも全然関係ない事まで喋っています(笑)。血液型とか…。ちなみに、カブトはAB型。何だかわかる気がしました(笑)。

「………」(無い…)

この時、サイがリュックの中に兄との唯一の想い出の品である「絵本」が入って無い事に気付きます。大蛇丸もサイの「揺れ」に気付きます。この時、大蛇丸がサイを見る目…。凄く優しい目です。この目がこの場の雰囲気を作り出してるんだと、僕は思いました。そして、大蛇丸はサイに優しく声をかけます。

「どうかしたの…サイ…とやら?」

語尾の「とやら?」がポイントです(34巻/11頁)。大蛇丸はサイを受け入れましたが、完全には信用もしていないのでしょう。サイと言う名前すら疑っていると言うか…。もしかしたら、大蛇丸の思考は、サイの内面と言うか、魂の姿にすら気持ちが及んでいるのかも知れません。この語尾の「とやら」は、サイがこの後、思い直し、ナルトたちに寝返ってから、もう一度出て来ます。

「やはり、そちら側のようね…サイとやら」

大蛇丸の潜影蛇手を躱すナルトと同調するサイの様子をみて(34巻/99頁)、大蛇丸はサイを敵と認識します。しかし、この期に及んでも「とやら」を付けています(笑)。きっと、大蛇丸はサイの雰囲気から「サイ」と言う「言葉」に意味を感じていないんだと思います。それがコードネームであり、魂の名前ではないと大蛇丸は勘付いていたんです。コードネームなんて、他にも一杯あるんですが、その状況をサイが迷っている…無意識下で悩んでいる←悩んでいない事になるんだけど…本人の意識の更に奥を穿つような…大蛇丸の「渋い」描写ではないかと、僕は考えています。

後にも先にも(僕の知る限り…ですが…汗)、誰かの名前を呼ぶ時に「とやら」を大蛇丸が使うのはサイに対してだけだと思います。サイの「名前」に関しては大蛇丸もかなりこだわっていた事を伺わせます。同時に大蛇丸の純粋な探究者としての一面に深く言及する描写であり、物事の本質と真摯に向き合う大蛇丸の卓越した洞察力と、彼の心根の純粋さを示しているんだと思います。

この後、ナルトたちはサスケとの再会を果たします。2年半の歳月。ナルト、サクラ、そしてサスケ。三人とも万感迫る想いがあった事でしょう。サクラもナルトも瞳を大きく見開いて、サスケの姿を見つめてましたね。あの時、高台の上で、ナルトたちを見下ろすサスケのカットは、僕も「グッ」と来たもんです。

サスケの成長は目ざましいものがあって、ヤマトを含む4人相手にワンサイドの強さを見せます。これはマズイと思ったのでしょう。「悪いがもう本気でやるよ…」と上忍で暗部出身のヤマトが本気を出そうとしたほどです。「結構、『本気』出してたんじゃないの?ヤマト…」と、軽く突っ込みを入れそうになりましたが…(笑)。

「木の葉か…お前たちはもういい…終わりだ…」

サスケは印を結び、左手を振りかざします。何やら大技を発動しようとしているようです。相手にカカシが含まれていないからでしょうか?それとも、自分の成長振りを誇示したかったんでしょうか?この時、サスケはナルトたちを相手に本気の殺意を向けたと、僕は感じました。

「その術は止めておきなさい…サスケ君」

と、大蛇丸はサスケのその左腕を制します。大蛇丸はサスケの目をしっかりと見つめています。サスケも大蛇丸をしっかり見つめています。「放せ」とサスケは一応は拒絶しようとしますが、それ以上は踏み込みません。大蛇丸の真意がサスケには伝わっていたんだと、僕は考えています。

「………」

この時も大蛇丸は非常に優しい眼差しです(34巻/184頁)。カブトは「暁」対策にナルトたちはここで殺してしまうべきではないと説明しますが、「…情けない理由だな」とサスケが言うように、説得力のある考えでは無い気がしました。きっと、大蛇丸もそんなチンけな理由を本意とはしていなかったと思います。この時に見せた大蛇丸の眼差し…。僕にとっては、非常に印象的な「目」でした。

ここは純粋に、大蛇丸はサスケがナルトやサクラを殺すべきじゃない…と考えたんじゃないでしょうか?その少し前、サスケの写輪眼が九尾に接見したシーンで、九尾が「ナルトは殺すな。後悔することに…」と、言い残しましたが、それとは無関係に、サスケがナルトやサクラを殺すべきじゃないと、大蛇丸が気遣ったんではないかと、僕は考えています。この時の大蛇丸の優しく澄んだ表情が全てを雄弁に表現していると、どうしても感じてしまうのです。

試しに、鏡を見て実験して欲しいんですが、「スーッ」と、鼻から息を吸い込んでみて下さい。その時、どんな顔になってますか?どんな表情ですか?優しい顔になっていませんか?きっと、凄く優しい(好意をたたえた)表情になっている筈です。フフ…。それが、大蛇丸の「………」の表情であると、僕は考えています。

そして、その鼻から息を吸い込んだ時の、自分の気持ちを感じてみて下さい。きっと、優しい気持ちになっているんじゃないですか。暖かい気持ちが生まれている気がしませんか?どうですか?人の身体と心はつながっていて、身体の行いが心に影響するようにできているのです。視線の象限(向き)と同じロジックです。

逆に鼻から息を吐いてみると、恐い顔になると思います。これは、猛獣が獲物に襲いかかる前の呼吸なんだそうです。鼻から息を吐く時の自分の気持ちも観察してみて下さい。そこに、決して好意はないと思います。自分の苦手な人と狭い部屋で一緒になる時には、息を吐いている…。人の身体には、そう言う、身体と心のフィードバックが存在するものなのです。

大蛇丸のチラ見せする表情は偽りはないものと思います。彼は極めて純粋で無垢な存在ですから。「情」の方向性が他とは違うだけで、量はとんでもなく多いのです。有り体に行ってしまえば、大蛇丸は凄く優しいんです。と言うか、優しさを表現する事が上手なんです。使うタイミングが「絶妙」と言った方が良いでしょうか。大蛇丸は物事の本質を常に見つめる探究者そのものですから、それが対人関係の距離感や機微に絶妙に反影されるのです。

「三忍」がまだ、木の葉で一緒に行動していた頃に、その大蛇丸の優しさを証明する描写があります。綱手が「血」の恐怖症(PTSD)になる経緯の説明の回想シーンです(18巻/136頁)。多分、木の葉の死体安置所でのエピソードだと思います。雨の中。駆け付けた綱手の先回りをするように、自来也と大蛇丸が待っています。通路の奥の縄樹の骸に綱手が歩み寄ろうとした時です。

「お前は亡骸を見ない方がいい………」

この時、自来也は綱手の肩に手をかけて綱手を止めます。自来也らしい、真直ぐな止め方であったと思いますが、真直ぐすぎて、惨たらしさが生々しく伝わってしまったんじゃないでしょうか?自来也も縄樹の骸は先に目にしてると思います。それを綱手に気取られてしまった。何よりいけないのは、綱手と目線を合わせている。自来也、青いよ。真直ぐ過ぎるよ…(笑)。

「別にいいんじゃない…どうせ見た所で弟だと判断できやしないんだから」

自来也の行動とは対照的に、大蛇丸は綱手を止めようとはしていません。傍目には止めようとしてはいない…と言った方が良いか?大蛇丸は綱手と少し距離をとって、綱手の前に居ます。厳密には縄樹の骸と綱手の間に邪魔するような位置。まるで門番のようですね。そして、伏見がちに綱手の目を見ずに話している。そして、凄惨な弟の亡骸の状態をワザと心無く伝え、綱手の気持ちを逆撫でして、綱手の感心を自分に向けています。自ら、悪役(ヒール)をかって出た…と言うところでしょう。

「……しかし…子供ってのははしゃぎ過ぎるものね…」
「特にプレゼントをもらった次の日なんてのはね」

大蛇丸は、<ゴソゴソ>とポケットから初代の首飾りを取り出します。この一件の前に綱手が縄樹に贈ったプレゼントです。それを綱手に渡しています。しかし、大蛇丸は何故、初代の首飾りを持っていたんでしょうか?

きっと、大蛇丸も自来也と同じように縄樹の死体を見ていたんだと思います。その時、大蛇丸には縄樹の遺品に目が止まったんでしょう。そして、それが如何に大切なモノであり、綱手が縄樹にどんな気持ちを込めて贈ったかも、大蛇丸は察していたんだと思います。大蛇丸の想像力なら、縄樹の変わり果てた亡骸と、この首飾りが一緒にあったら…それを綱手が自分の手で取り上げたりしたら……。それこそ、悲惨な状況に陥ってしまう…と言う最悪の事態がイメージできたんです。その上で、縄樹の遺体を前に、綱手の性格や腕力(笑)を考慮して、ただ制止しても抑え切れないことも予測していたんでしょう。だから、前もって初代の首飾りを大蛇丸は預かっていたんです。それを、無造作にポケットに突っ込んで綱手を待っていたんです。勿論、べったりと着いた血糊などはキレイに洗い流してあった事でしょう。

大蛇丸の、この配慮によって、多分、綱手はこの場で思いとどまったものと思います。つまり、綱手は縄樹の亡骸は見ていないのです。大蛇丸のお陰で、綱手は凄惨に変わり果てた愛すべき弟は見なくて済んだのです。だから、綱手がPTSDに陥ったのはダンの死に接した段階だと思います。縄樹の死も、その一因ではありますが…。それが、ダンに首飾りを贈ったエピソードや、ダンの治療に失敗し、血にまみれる綱手の描写にも上手く符合します。

綱手は縄樹の死体を見るのを明らかに怖がっていました。でも、自来也がやったように、「見るな」と止められれば、見たくなるのが人情ですし、見ないで済むような理由を与えられる状況が必要でした。もし、僕が同じ場に居たとしたら、きっと自来也のように真直ぐに対応したと思います。大蛇丸の綱手への対応は非常に周到で配慮に満ちていました。自来也の思いやりも、通には「グッ」と来るところですが、優しさに実効性があるのは大蛇丸の方でしょう。

このように、大蛇丸はあからさまには示しませんが、とても優しいのです。非常に深い「情」を持っているのだと思います。そして、彼の時折見せる、優しい眼差しは、そんな深い「情」が溢れ出す彼の自然なのです。決して、意図してやってるわけじゃないと…僕は考えます。そもそも、知性は優しさの「根」ですし、その意味で、大蛇丸の「根」は相当、太いと考えて良いと思います。

もう一つ。大蛇丸を疑っているシーンがあります(笑)。

木の葉崩しの三代目との対決の触り部分です。中忍試験の会場に四代目・風影に化けて参列し、三代目の背後をとって羽交い締めにする大蛇丸が露になります。

「三代目…アナタはここで死ぬのだから…」

大蛇丸は、自らの手で仮面を剥ぎ取り、クナイを喉元に突き立てて、三代目・火影に戦線布告します(13巻/143頁)。が、この直後、身体を小刻みに震わせて、大蛇丸はその両目に涙を浮かべます。この涙は何だったんでしょうか?

大蛇丸はかつて三代目の弟子でありました。数十年に一人の逸材と寵愛された天才でありました。里抜けは四代目就任以降ですから、この時点で10~12年は経過していたでしょう。勿論、三代目と合うのは里抜け以来、多分、地下の実験室での対峙以来、お初であったでしょう。

そもそも、僕自身も「故里」って何なのか?判らなくなってはいるんですが(汗)、大蛇丸は、この時、言い知れない「懐かしさ」にやられたんじゃないでしょうか?グーグルアースで見に行った生家の屋根には、こんな僕でも、胸の奥が「キュン」となったものでした。大蛇丸だって、久しぶりに三代目と対面して、胸に来たんじゃないかと考えます。

これまでも示したように、大蛇丸の「情」はかなり深いですから。だから、あの涙はきっと、感涙。大蛇丸の「情」が流させた、大蛇丸のリアルの涙であると思いたいです。

「それほどに嬉しいか……それとも…」

大蛇丸の涙に気付いた三代目(13巻/156頁)。半信半疑だとは思いますが、この時、三代目もほのかに期待してしまったんじゃないかと思います。これまで大蛇丸に止めを刺せずに取り逃がしてきた経緯も、そんな期待に邪魔されていました。三代目は基本的に大蛇丸を大事に思っているのです。

「師であるワシを殺すのに……
多少の悲しみを感じる心を持ち合わせておるのか?」

大蛇丸は幻術を解くがごとく、自らの掌をクナイで穿ちます(13巻/158頁)。<ボタボタ>とおびただしい血を流して、心の底を見透かすような三代目の言葉に抗っているかのようです。

「イヤ…眠くてね…あくびをして涙が出ただけですよ………」

大蛇丸はクナイで掌を突き刺して、「すっきりした」とも言っています。でも、カカシもガイも、暗部までも訝しがっています。違和感、バリバリです(笑)。誰も信じやしてません。きっと、大蛇丸は泣いてしまったんだと思います。図らずも涙がこぼれ落ちてしまったんです。この後も、自分で掌に突き立てたクナイを抜こうともしません。明らかに、強がっているんです。だから、いろんな言い訳をしてましたね(笑)。

つまり、この期に及んで、大蛇丸は泣いちゃえる人なんです。年老いた師匠の身体を感じて、臭いを嗅いで、言葉に触れただけで、溢れる涙を抑えきれない…感受性の豊かな人格なんです。普通の目で見れば、悪事をはたらく悪人ではありますが、そんな悪事をはたらいても良心の呵責に苛まれる事も無い、ぶっ跳んだ存在なのです。僕らの常識では量り知れない存在なのです(笑)。

こんな事もありました…。

三代目・火影の屍鬼封尽の呪いで不自由になった両腕を綱手に治させる交渉に失敗して、綱手に裏切られた時の大蛇丸の表情は特に印象的でした。大蛇丸は綱手が自分を欺かないと本心で信じていたんだと思います。まるで、虚を突かれたような、無垢な魂の驚きが、その目には顕われていました。

「私を殺そうとするなんて……」

まるで、縋り付くように綱手を見つめています(19巻/14頁)。「エッ?!綱手、マジで…?!(何でそんな酷い事がアナタにはできるの?)」とばかりに、目を見開いてます。この時、感じたんですが、大蛇丸の魂は両親を亡くして悲しむ少年の頃で留まったままで在るのかも知れません。そのくらい、幼く純粋な魂の姿を留めている気がしました。

大蛇丸は、まるで無邪気な子供が戯れで虫の手足をもぎ取るように悪事をはたらいているかのようでもあります。大蛇丸は本心で、それを悪事とは考えていないのかも知れません。傍目には悪事は行っているとしか見えませんが、本人には悪意がないのです。その意味で、大蛇丸は誰よりも純粋な存在なのではないでしょうか?

大蛇丸には濃厚な知性があると書きました。物凄く深い「情」をもっている事も示して来ました。それらが、大蛇丸の「純粋さ」によって解き放たれる時、無類の「優しさ」となって顕現するのではないか?と、僕は考えています。

そして、その迸る「情」の断片を垣間見る事で、配下からは崇拝にも似た服従が生まれるのだろうし、多くの読者が愛して止まない「大蛇丸」が心に刻まれて行くのではないでしょうか。

そして、大蛇丸の持つ「カリスマ性」の正体は、そんな大蛇丸の「優しさ」にあるんじゃないかと……。常々、僕は疑っているのです(笑)。

ああ、大蛇丸の「お店」(「白蛇」でしたっけ…笑)に通ってみたい……。

で、つづく(笑)。

 
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第363話「サスケの死…!!」


デイダラの爆発って、横から見たらあんな形なんだ…って、ちゃんと考えてくれてたんですね(笑)。もう、何ぼ何でもデイダラは死んでしまった事でしょう。これで、また、土の中から出て来て「フゥ…」なんてやった日には、大きなハンマーで叩いて押し込んじゃうぞッ!!。兎に角、ご冥福をお祈りいたします(合掌)。

結構、木の葉小隊も「蛇」の面々も各所に、かなり広範囲に散っていたようです。みな、デイダラの大爆発を遠くから見つめていました。きっと、「凄い爆発だなぁ!!」って、驚いてた事と思います。この「爆発」で、僕の中の遠い記憶が、ふと、蘇って来ました。

僕がまだ少年の頃、凄く好きだった作家で、ヘミングウェイと言う文豪がいます。「誰が為に鐘は鳴る」とか「武器よさらば」が有名かな?僕が一番好きなのは「老人と海」(The old man and the sea)と言う作品。確か、この作品が評価されて「ノーベル文学賞」を受賞していると思います。猫好きでも有名です。余談ですが、僕も猫好きで、家には黒猫が二人います。非常に短編でサクサクっと読めるので、是非、この夏の一冊に…(笑)。凄く古い作品で、観た事はありませんが、映画化もされてたと思います。

物語としては年老いた漁師と、それに憧れる少年の心の交流を描くものですが、クライマックスで老人が大活躍します。そして、最終頁で、老人は「ある賞賛」を、通りすがりの、とある少女から受けることになります。これは非常に深いメッセージが含まれていて、実際に作品を読んでもらって自分で感じて欲しい部分なんで、これ以上は書きませんが、僕も大人になってやっと理解ができました。この作品は、デイダラにも読ませてあげたかったです。「賞賛」とは…を考えさせられる作品です。是非、触れてみて下さい。

「んー……あと何か忘れてるような…」

これは、トビなんですが…。「あの程度の男ならいくらでも補充は利く」と、あまり重要視されてません。僕の中では重要キャラ(笑)なんで、死んでしまうような事はないと思いますので、このままM.I.A.="Missing In Action"(戦闘中行方不明)になって、木の葉小隊に拾われたりしないでしょうか?そして、カカシと再会(?)なんて…ないかなァ。

「サスケも死んだみたいだよ」

ゼツの報告を聞いてイタチは俯いています。いつものように「………」ですが、悲しそうに、僕には映りました。イタチはこの報告をどう言う風に受け取ったんでしょうか?ポーカーフェイスのイタチが確かに揺らいでいるようです。ここは見逃せない描写であると思います。

「あの辺りは集合場所だ…まさか!」

水月は腰に付けた巻き物を取り出します。蛇の紋様が「スゥ~……」と消えて行きます。「…って、そのまさかじゃないか!」と言う台詞で、僕は安心しました(笑)。「まさか」なんですから、つまりは、この状態も「想定の範囲内」なのです。やはり、サスケの闘い方を観ていて、常に「賢さ」を感じてましたし、もしかしたら、サスケは「蛇」を広範囲に展開させて、一網打尽になるリスクを分散していたのかも知れません。やっぱり、サスケは「暁」を相手に練習していたんですね。

<ポン><ポタタ>「よし…」


小瓶から垂らしたのは、大蛇丸の血ではないでしょうか?最初は、サスケの血かな…とも思ったんですが、後の描写でどうも違う…と。<ボン>と召還されたのが、マンダでしたから。きっと、サスケも同じ方法でマンダを召還したんでしょう。「大蛇丸の全てを手のした」と言っても、契約などは対象外なのでしょう。かなり苦労していますが、賢い対処だと思います。

「その目…その目で…オレ様を…操ったのか…」

しかも、サスケはマンダすら写輪眼で操ってしまった。でも、あの爆発の中、物凄い作業量です。その前に写輪眼も仕舞っていましたし、デイダラに気付かれないように巻き物を出したり、子瓶を取り出したりと、サスケの事ですから、抜かりなく進行していたのでしょう。「動物はもっと大切にしなきゃ…」って事で、マンダは呆気無くご臨終みたいです。口寄せ動物も死ぬんですね。少し前もC4でサスケの蛇(潜影蛇手)が粉々のボロボロになってましたし、ヤバくなったら<ボン>と異空間に帰ってしまう訳ではないようです。サスケは口寄せ動物の時空間忍術を巧みに利用したんです。もしもの時の保険として、隠しもっていた。落ち着いてますね。

「いた!!」

僕は「蛇」の雰囲気が凄く好きです。学生時代を思い出してしまう。「なんでそんなにボロボロなの?」(傷だらけのサスケもカッコイイ…)って、ノリが非常に軽いです。あの爆発を観て、その程度で流してしまえる…これは「元気」です。若さ故の「勢い」ってヤツです。その中でも水月はとても頼もしい。「とにかく少し休養を取らないとね」と現実的で、しっかりとした意見を吐くのが水月。最初にサスケが水月を仲間にしに行ったのが、何だか納得できます。水月は、明らかにサスケの右腕ですね。

で、腕で、ちょっと余談ですが(笑)、67頁の右下の「そんなに余裕は無かった」とサスケが喋るカットに注目して欲しいんですが、左腕にタトゥーが入っていますね。サスケの左腕と言うと、「止めておきなさい」と大蛇丸に止められた「大技」や千鳥を繰り出す利き腕です。多分、木の葉に居る頃はして無かったし、きっと大蛇丸との2年半で刻まれたものでしょう。禁術の潜影蛇手も身体に何かを埋込むなりの細工をしないといけないでしょうから、きっと、大蛇丸はサスケの身体の隅々に対して干渉していたんではないでしょうか?サスケファンの悲鳴が聞こえて来そうだけど、そこが、サスケと大蛇丸の性的関係の根拠であると、僕は考えてます。ま、どんな風な…って言うのはいろいろあるんで、それは地下の秘密の大人部屋で…(笑)。

「ペイン、来て…。彼が来たわ」

いよいよ、物語は核心に向けて動き始めるのでしょうか?「暁」女子とリーダーの登場です。「ヨッ!!待ってました!!」とかけ声を発したくなりました(笑)。二人とも若い。リーダーなんか、鼻と耳はピアス(?)だらけ、総武線のおばちゃんが見たら「ア、痛タタタタァッー……」って、言っちゃいけない事を言っちゃいそうな、外見です(笑)。額当ては「雨」の抜忍を示しています(霧じゃなかった…汗。5巻56頁の統計図から「雨」が妥当と判断)。名は「ペイン」。「痛み」と言う意味に捉えて良いのかな?宗教的な色合いも合わせ持つような。写輪眼の秘密を記した碑文の脇の壁画と符合して行くのでしょうか?瞳は写輪眼ではなく、シルエットの描写と同じ模様ですけど…。きっと、「暁」女子とペインが2マンセルで動くのだと思います。それに、どう見ても昨日今日の間柄でもないようです。

しかし、「彼」とは誰…と言うか、何なんでしょうか?リーダーであるペインに命令してますし、組織的にも「暁」の上位の存在、或いは、黒幕の存在を強く臭わせています。

「で、サスケの方は?」

と、ペインが、その「彼」に切り出すんですが、例の集会の時には「デイダラが命懸けで厄介払いをしてくれたんだ」とイタチに言っていました。ペイン(リーダー)の発言が大きく食い違っています。そして、それを気にもとめていないです。これに「暁」内での情報操作の臭いを強く感じます。この二人以外は全てを知らされていない可能性がある。そして、その疑念は次の台詞で更に深まります。

「…アレはイタチ以上の目になる…」

「彼」の言葉が示すように、水面下では「写輪眼」も「暁」か、その上位の「意志」の中で、目的になっている事が伺い知れます。うちは虐殺もその一部分かも…???…そんな疑いも吹き出してきます。サスケを残した意図が、写輪眼が「三人になる」と言うイタチの台詞と共に、ここに収束します。兎に角、「暁」の他の班員と、ペインと女子は別格である事は確かです。少なくとも、より多くの情報を知り得る立場に居ます。

「機は熟した。奴も覚悟は決まっているだろう…そう長くは無いからな」

その後にペインが「じゃあ九尾の方は?」と聞いてますから、この「奴」とはイタチの事でしょう。だとしたら、イタチの余命が短いと言う意味になる。病気なのか、万華鏡のせいなのか?儚さを感じるイタチだけに心配になってしまいます。そして、「機」と言う文言が非常に意味深です。尾獣も残るは「八尾」と「九尾」のみだし、それにサスケの写輪眼が関係している?と深読みしてしまいます(笑)。でも、ここまでの台詞から判断するなら、集めた尾獣たちと写輪眼は何らかの関係性がある…と思わざるを得ません。

ところで、「彼」はサスケVSデイダラを観戦して居たのでしょうか?サスケの写輪眼を相当評価していますから、しっかりと観ていたに違い無い!でも、どうやって?!近くで観ていた…と言えば、ゼツ??否、描写的には爆発の及ばない距離でしたから違うか。ウウン…。でも、このシルエットの人物も「黒幕」と決まった訳じゃないし。しかし、誰なんでしょうね。下半身の見切れはありましたが、高下駄なんか履いてませんでしたね(笑)。

「お前が狩れ」

とうとう、ナルトに「暁」の魔の手が押し寄せそうです。で、アオリが「黒幕の登場、そしてナルトへの刺客が…次号、急転!!」ってなてます。これで、次号、カブトのエピソードとかだったら、それこそ、「もう、キッシーって、どんだけーッ!!」ってなってしまいますね(笑)。しかし、ペインと女子は強そう!って言うか、怖そう…。

「ア、痛タタタタァッー……」

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デイダラは何故、大蛇丸を恨んでいたのか?


「こんなガキをオレの連れにしなきゃなんねーのか…」
「威勢はいいが、こいつぁ早死にするタイプだぜ」

サスケVSデイダラの回想シーン(「その眼…!!」/本誌30巻/114頁)で、デイダラが「暁」に入隊する経緯が紹介されています。それはイタチ、つまり写輪眼との出合いでもあった訳ですが、話の流れから大蛇丸が「暁」を抜けた後の隊員の補填の為の隊員の勧誘であったようです。大蛇丸はサソリの相方だったので、デイダラが入隊すればサソリと組む事が内定していたのでしょう。2マンセルが基本の「暁」ですから、サソリにとっては自分の相方の面接のような感じだったようです。

「オイラはその一瞬の昇華にこそアートを感じてならない!うん!」
「芸術は爆発なのだァァ!!」

デイダラは自分の芸術観を一気に説明します。明らかに乗ってます(笑)。きっと、これまで、こんな風に話せる機会もなかったし、耳を傾けてくれる相手も居なかったんでしょう。突然の来訪者もデイダラは嬉しくもあったのではないでしょうか?デイダラはきっと独りきりで生きて来た筈です。外見は子供っぽいけど、この時点で自活していたんでは。どう言う事情があったかは量り知れませんが、それでも生きられる才能やバイタリティがデイダラにはあったんでしょう。同時に、誰の庇護もなく生きられた事がデイダラの不幸の原因だったんだろうなァ…。

「…ウザいな…」

サソリは、この前にデイダラの台詞の中の「作品」と言う言葉に反応していますが、デイダラの口数の多さに閉口したんでしょうか?そんな事、分かってる…と言う受け取り方なんでしょうか。でも、イタチ、鬼鮫、サソリの三人の面接官(笑)のなかで、唯一、サソリだけが「作品」と言う言葉に反応した。芸術と言う括りで二人はつながっていた暗示がそこにあるんだと、僕は考えています。

「フフ…全員がこうしてそろうのは…七年前…大蛇丸が組織を抜けた時以来だな…」

第一部の最終頁(27巻/64頁)です。大蛇丸はこの七年前に抜けている。つまり、デイダラの「暁」への勧誘は大蛇丸が抜けた「七年前」よりもこっち。大蛇丸の話題が続きます。

「ソノ大蛇丸ガ写輪眼ヲ手ニシタ…」

「イタチ、お前の弟か…」

「………」

イタチはこの頃からダンマリですね(笑)。目を開けてるけど起きてるかどうかは微妙(笑)。「暁」のメンバーが一同に介してはいるんですが、例の遠隔会議の術のようで、みんなボケた映像のようで、各々の細かなディテールは解りません。

「焦んな…うん。いずれ大蛇丸はぶっ殺す…うん」
「そいよか。あと三年しかねーぞ…全員ノルマ達成できんのか…うん?」

天井から逆さにぶら下がっていますが、語尾に「うん」がくっ付いているので(笑)、これがデイダラの台詞であると考えて良いでしょう。多分、初めはコウモリみたいな性格付けだったのかも知れません。天の邪鬼(あまのじゃく)みたいなキャラだったのかな。この時のデイダラの大蛇丸への執着が、あまり気にならなかったんですが、先に示したデイダラの勧誘&面接シーンから推察すると、デイダラは大蛇丸には全くカスってない!事に気付きます。だって、大蛇丸脱退の補充要員ですから。大蛇丸とデイダラは「暁」では対面していないのです。大蛇丸と接点のないデイダラは何故、大蛇丸を恨んでいたんでしょうか?ここを掘り下げて考えてみるとデイダラの事が、もっと良く理解できるんです。それを、順番に説明して行きましょう!

第一部が完了して、第二部までの空白が2年半。大蛇丸の「暁」脱退が第一部終了の7年前ですから、第二部の冒頭で、サソリとデイダラの付き合いは、最長で9年くらいは経過してる事になります。こう考えると二人のコンビは結構長いと言えます。そして、このサソリ&デイダラの2マンセルが風影・我愛羅の中に眠る「一尾・守鶴」を強奪に来る事で物語は大きく動き出します。

「そうか…大蛇丸んとこにやった奴よりこっちが先か…うん」

サソリは他者に自分の命令を埋込んで操る術を施すことができるようで、あちこちに自分の部下(操る術を施した忍)がいたようです。天才的な傀儡使いとしての感覚なのか、誰かを操る事の優越感があるとして、サソリはそれを好む性質であったのかも知れません。もしかしたら、大蛇丸は操れなかった…跳ね返された過去があるとか?それが、サソリの自尊心を大きく傷つけたのかも知れませんね。余談です。妄想です。

サソリの部下は「暁」を抜けた大蛇丸のところにも居て、天地橋編のカブトがこれにあたるんですが、今回は砂(の由良)に先に行く…と言う意味の台詞です(28巻/61頁)。ちょっと端折りますが、デイダラはまんまと我愛羅を拘束して一尾・守鶴を持ち帰り封印してしまいます。木の葉と砂の連合小隊はその阻止行動をとりますが、間に合いませんでした。尚も「暁」はナルトの九尾を狙って、封印に直(生身)で立ち会ったデイダラとサソリが迫りますが、サソリをサクラ&チヨばあ(砂)が退けます。

「大蛇丸の部下にオレのスパイがいる…」(31巻/76頁)

サソリは死に際にサクラに自分の部下が大蛇丸のところにもいる事をサクラに告げます。サソリはどうしても、大蛇丸を殺したかったのでしょう。道連れにしたい気持ちがあったのでしょう。爪痕を残したかったのでしょうか?これが天地橋任務につながり、サソリの部下がカブトであった事が解ります。その時、カブトもサクラ達に次のように吐露しています。

「サソリは大蛇丸様を恨み、自ら直接手を下したいと常々話していた」

僕的には怪しかったんですが、カブトがサソリの術に掛かっていたスパイであったようです(33巻/94頁)。その術は大蛇丸が解いたと言うよりは、大蛇丸のカリスマ性によって無効化されたような意味合いを感じました。何らかの事情で大蛇丸とサソリは険悪な関係だったようですが、両者が互いに否定し合うような関係にあった可能性を、僕は感じています。注目して欲しいのは、この件にデイダラは全く絡んでない点(笑)。カスってすらいない。これは、あくまでもサソリと大蛇丸の関係で、サソリが大蛇丸を恨んでいた…事を示す描写に過ぎないのです。

「…確かに"暁"では元々大蛇丸と組んでたから、色々やったが…」

木の葉崩しで四代目・風影を暗殺したのは大蛇丸でしたが、それに「四代目っつーのはオレは知らねーぜ」(30巻/90頁)にもあるように、大蛇丸がサソリの術中にある「部下」を自分の駒として流用している事実をうかがわせ、こう言う大蛇丸の行いがサソリの琴線をかき鳴らしていた可能性もあるんじゃないかと思っています。この時、サソリの大蛇丸に対する憎悪を示す描写はありませんでしたが…、大蛇丸が「暁」を辞めてから溝が深まっていった…示唆を含んでいる事は確かでしょう。

一方、サソリとデイダラはどんな関係にあったんでしょうか?話はちょっと戻って、サクラが砕いた大岩の向こうで、我愛羅の骸に腰掛けるデイダラとサソリが待ち受ける洞くつにカカシ班が突入するシーン。ここで、二人の関係性が感じられるやり取りがあります。

「旦那……これ言ったら多分旦那は怒るだろーけどよ…」
「あの”人柱力”はオイラがやる…うん」

ナルトが九尾の人柱力である事を察知したデイダラは、ナルトの捕獲に名乗りを上げます。それをサソリに宣言することで、サソリがどんな反応をするか、デイダラは既に予見しています。ツーカーです(笑)。これは二人の付き合いが長く、お互いがかなり解りあっている描写であると、僕は考えています。

「ノルマは一人、一匹だろーが…図に乗るなよ、デイダラ」

案の定の反応です(笑)。同時に、位置関係ではサソリがデイダラの上位にいる事を表しています。デイダラはサソリを「旦那」と呼んでいますし。歳も随分と離れているし…「暁」クラスの忍で歳の違いは変か…表面的にはデイダラはサソリの後ろに一歩か二歩引いた位置にいると考えて良いと思います。

「芸術家ってのは、より強い刺激を求めていねーと感情がにぶっちまうもんなんスよ…旦那」

デイダラは我愛羅と闘っている最中に「それにお前の無表情も見飽きたしな」と言ってます(28巻/98頁)。ナルトだったら、きっちりとリアクションしてくれそうな気配を感じてたんじゃないでしょうか?デイダラは自己が非常に希薄でしたから、しっかり反応してくれる相手でないと、物足りないと言うか、不安だったんです(腐的考察では「ドSの攻め」になるそうです…笑)。だから、ナルトなら大丈夫!と考えたんじゃないでしょうか?この時も、かなり強引にナルトを自分の標的にしようとしています。

「何だ?あの爆発が芸術だってのか?」
「芸術ってのは長く美しく後々まで残っていくもの…永久の美が芸術だ」

サソリは自分の身体を傀儡にしてまで、若い時期の一瞬を残そうとしたように、永遠に変わらない事を「美しい」としています。この時、サソリはデイダラの「爆発」を軽視していますね。しかし、これをデイダラは我慢できたんでしょうか?これで良く何年にも渡って2マンセルを維持して、任務をこなして来れたものです。

「同じ物造りとして旦那…アンタは尊敬するが」
「芸術ってのは美しく儚く散っていく一瞬の美をいうんだよ…うん」

デイダラの芸術観は一瞬で無くなる様を「美しい」としている点でサソリのそれと正反対。つまり、対局にある事を意味しています。しかし、先のサソリの「軽視」と逆にデイダラはサソリに対して、一定の理解を示しています。芸術に関する考えは譲れないまでも、サソリの存在はデイダラには否定できないでいる。デイダラにとってサソリはかなり大切で、相当に得難い存在であったのかも知れない事がうかがえます。デイダラが相当、譲歩することで、二人の関係は成立していたんだと、僕は考えます。

「大体、弱点丸出しのあの造形は自信過剰なんだよ…うん」

サソリがサクラとチヨばあに殺られたと知った後、草むらに忍んで回想しているんですが(31巻/120頁)、デイダラもヒルコの中のサソリの本当の姿を知っていた事を暗示する場面です。ゼツすら見た事がなかった姿をデイダラは知っていたんです。これは異例な関係と言えます。「弱点丸出し」…とは例のサソリのチャクラを発生させる「生身」のコアを意味するものでしょうから、これは重大な秘密を知り得たことを意味します。しかも、この時、デイダラは迂闊にも、ガイ班の接近を許し、窮地に陥ってしまいます。強がってはいますが、サソリの「死」はデイダラにとっては非常に大きな痛手であったものと推察されます。心の一部分がもがれたような心境だったんではないでしょうか?

「サソリの旦那はオレよりも強いぜ…たぶんな…うん…」

これはデイダラについて洞くつの外に出たナルトとカカシを牽制する台詞ですが(30巻/57頁)、デイダラの性格から考えて決して自分より強いとは思っていない(笑)と思います。恐らく、自分と同じか、ほんの少し弱い(笑)。本心は自分の方が少し強い…と宣言しているんです。早い話が、自慢しているんです。オレの方が強い!って。この謙遜は表面的なものでしょう。でも、デイダラがサソリのより深部を知っていた事実を如実に示した描写であり、二人の異常なまでの親密な関係をうかがわせています。

「オイラの芸術は爆発そのものだ」
「旦那のびっくり人形喜劇とはワケが違うぜ!うん」

この台詞がデイダラの本心です(30巻/36頁)。デイダラの行動や言動から自分の芸術以外の存在を認める筈なんかありませんから(笑)。とうとう、サソリの傀儡を「びっくり人形喜劇」とまで言っちゃいました。で、次の頁の右上でサソリの目が黒く塗りつぶされたカットが来ちゃいます(汗)。目を塗りつぶす描写は感情を留保した表現ですから、本心は秘匿されてて解りませんが、サソリ(ヒルコ)は怒っているんでしょうか?

「!」

<シュ>と、サソリ(ヒルコ)のシッポがデイダラを攻撃しています。デイダラはそれを躱して我愛羅を抱えて洞くつの外に出ていきます。サソリはデイダラを、ヒルコのシッポで刺しに行ってますから…。あれって、毒針ですよね。きっと、永年付き合って来た二人ですから、もし、これがデイダラを直撃してもデイダラは死なないか、デイダラなら避けられる…と言う確信があったんだと思います。ところで「おや?」っと思いませんか?この描写は何かに似てるな…って。アレに似てると思いませんか?(笑)

そう、デイダラとトビの関係です。デイダラはトビに起爆粘土で突っ込みを入れます。トビの考察で、その非常に危険きわまりない突っ込みをトビなればこその絶妙な突っ込みであり、相互理解の為せるワザである事を示しました。この状況はそれに酷似しています。二人の会話でも「多分旦那は怒るだろーけど」と性格や反応を知り尽くしたような深い関係をうかがわせますし。きっと、デイダラとサソリはよく語り合ったんだと思います。芸術に対するこだわりから、つまらない日常の話なんかを…。恐らく、二人は仲の良いおしゃべり友達だったんではないかと、僕は考えています。

「…人形になりきれなかった人間…」

サソリは自分を、この台詞で言い表わしているように(31巻/75頁)、自分をしっかり受け入れています。確かなアイデンティティを確立している存在なのです。きっと、デイダラにとってサソリは眩しく思えたんじゃないでしょうか?同時に、表現方法は違っても、同じ芸術家だったし、作品を生み出すと言う親近感がサソリには感じられた。自分が何なのか?ハッキリと受け入れられず、不安を常に感じるデイダラにとって、サソリの存在は大きな安心を与えてくれる存在であったんでしょう。デイダラはサソリに何かを話す事で、その都度、自分を確認していたのかも知れません。サソリもそれをしっかり聞いて上げてた…。表面的にではあっても。

<ズズズズズズッ…>呪印全開です。軽めです(笑)。




デイダラはサソリに洗脳されていたッ!!


デイダラの話を聞くと同時に、サソリもデイダラにいろんな事を話していた筈です。その中には、当然、大蛇丸との確執もあったでしょう。もしかしたら、サソリは巧妙に大蛇丸への憎悪を会話の中に織り込んだのかも知れません。デイダラの理解者を装い、理解者であるサソリの敵…と言う大蛇丸の存在をデイダラに浸透させて行った。自らの死の間際にサクラに天地橋の情報をワザワザ、リークした執着心が、それに符合します。自分の目的を果たす為の…洗脳(に近い擦り込み)?そして、それは、デイダラのような自己が希薄な人格には絶大なる効果があった事でしょう。丁度、母親が自分を愛するように、自分の子供を仕込むのと似ている(笑)。男の子だったら一度はやった事あるんじゃないでしょうか?「僕がお母さんを守ってやる!」ってヤツ(汗)。これはきっと、ソレです(笑)。多分、デイダラとサソリの関係性としてはそれに近いものがあったんじゃないかと、僕は想像しています。

先の「暁」が七年振りに集合した折に、デイダラが表明した「大蛇丸への敵対心」は、サソリに対する大きなリスペクト(尊敬)を示す行為ではないでしょうか?同時に、デイダラが、それを「暁」メンバーの前で、あからさまにそれを示す事でサソリとの関係を確かめていたのです。常にデイダラは不安で、自分を他者の反応によってしか感じれませんから、相方が自分をどう思ってるかは非常に興味があった筈です。そして、サソリと行動を共にする中で、デイダラ自身も意識しない内に、サソリの大蛇丸に対する復讐願望がデイダラ自身の願望にすり替わって行った……。そこには、サソリの計算もあったかも知れません。否、あった筈。その意味では、デイダラもサソリの術中にハマった「部下」だったのではないでしょうか。だとしたら、サソリって、かなり嫌なヤツですね。非情過ぎる。もしかしたら、この「情」の薄さを大蛇丸は嫌ったんじゃないか?とも、僕は考えてしまいます。大蛇丸にはそう言う「母性」というか、「暖かさ」を感じてしまうんです。よくよく見たら、ただの変態ヤローかも知れないけど(笑)。

面識もない。接点もない。ましてや恨みなんかある筈もない。そんな大蛇丸を恨んでしまうデイダラ。これは他者の意見が、そのまま自分の意見になってしまった状態を意味しています。デイダラは、サソリの気持ちと同調する事で自分とサソリとの関係性を感じたかったんだと思います。逆に言うと、そこまでしないと、その関係性の中に在る「自分」を認識できなかったんです。非常に馬鹿げた話だけど、こう言う気持ち悪い「一体化」は世の中に腐るほどあります。会社でも、学校でも…。デイダラみたいにアイデンティティを確立していない人格がそれだけ、この世の中には沢山いる…と言う事なのです。

「まあ、オレからすりゃあ…芸術家らしい最期だったが…」

草むらの中に潜み、サソリの死を悼むデイダラ(31巻/120頁)。この時、デイダラはガイ達に接近されている事にも気付けないくらい心が揺れていました。きっと、サソリと一体化していた自分まで、一緒に逝ってしまったような感覚に襲われていたんでしょう。自分が殺されてしまったような痛みをデイダラは感じていたんです。

このデイダラの有り様は、サソリの「罪」だと、僕は思うんです。サソリは、きっとデイダラの虚無な人格形成に気付いていた筈です。その上で、大蛇丸を恨むだけの、自分の道具としてデイダラを誘引して行った「臭い」を強く感じてしまいます。きっと、サソリはデイダラの成長を促す事なく、ただ表面的な反応を返してデイダラを安心させる事でデイダラのリスペクト(尊敬)を獲得した。そして、無垢で純粋な、剥き出しのデイダラの魂をサソリは徐々に洗脳していったんだと思います。

きっと、サソリなら、デイダラの魂を自立させてあげる事だってできた筈です。自己と向き合わせて、デイダラのアイデンティティを確立してやる事が、充分にできた筈です。でも、サソリはデイダラを導かなかった。ただ、自分の復讐を実現する為の道具として育てた。サソリはデイダラを自分の術にハメるように「部下」にしていたんです。その有為無為は問わず…。結局、そこには「愛」がなかったんですね。サソリはアイデンティティがあり、知性も持ち得ました。しかし、知性はあっても、そこから涌き出す「優しさ」や「思いやり」を破棄していたんでしょう。この意識こそ、本当の「悪」ではないかと、僕は考えています。その一点において、大蛇丸との激しい温度差を感じてしまう。根本的な部分で、大蛇丸とサソリは違うんです。そして、そこに二人の反目の根があるんじゃないかと推測しています。

自分には全く縁も所縁もない大蛇丸に、激しい敵意を剥き出しにするデイダラ。そのサソリに対する無垢なリスペクトが、激しく空回りしているように感じました。物凄く悲しい音を響かせながら…。悲しいかな。それにすらデイダラは気付いていなかったかも知れない。そう考えると、更に空しさが増してしまいます。最期に(華々しく)芸術として、自らを昇華させる事が、今のデイダラにとっては一番、幸せな選択だったのかも知れないです。こんな妄想しかできなくて…。デイダラ、ホントにゴメンなさい。

デイダラの冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌。

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チャクラ性質の同時使用の意味を考える


そもそも、第2部になってから、チャクラ性質をヒョッコリと出して来た…。それに、ちょっとした違和感を、僕は感じてました。そして、チャクラ性質の同時使用が「血継限界」と示したのに、また違和感(笑)。これらを使って、更なる「何か」を説明しなければならない…キッシーの焦りみたいなモノを僕は感じました。しばらく何もなくて忘れてたら、サスケが動き出して、「蛇」を結成した頃。イタチと鬼鮫が「四尾・熔遁」なんか持ち出してきたものだから、その「何か」が「尾獣」じゃないかと、僕の中でつながってしまったわけです。

チャクラ性質の優劣関係の配列を基にしたチャクラ性質の同時使用の説明するのに、「全忍中、唯一の木遁忍術」と言うヤマト(つまり、初代)の紹介は一つの布石ではないかと、僕は考えています。つまり、「尾獣の能力=チャクラ性質の同時使用=血継限界=新しい性質変化」と言う意図なのかな…と言う考えです。何で、この期に及んで「熔遁」なんて出して来たのか?てのと考え合わせると、どうもその方向への斥力を強く感じてしまいます。「暁」の尾獣集めの説明もまだなされていませんし、そもそも、「尾獣」の意味自体、「普通の妖魔」(笑)程度の紹介ですから。「もう、どんだけやる気ィ?!」って設定が多いから、大概の事を流してしまうけど、これを見過ごしたら、面白さを逸してしまうようで怖いんです(汗)。それで、この辺で、一度整理した方が良いかな~って思います。

そもそも、一尾・守鶴(これも特殊で、老僧の生霊と言う設定)の人柱力である我愛羅が「砂」を使う事に対して、何の疑問も抱かなかったけど、「砂」を操るのって、かなり特殊だと思うんです。例えば、「水」であれば水遁だし、「火」は火遁と言うようにチャクラ性質で説明してきました。で、「砂」を使う忍者って、我愛羅だけでした。「砂」を扱うから土遁とするなら、他にも「砂」を使う忍者が居ても良い筈です。「砂」をチャクラ性質の応用で動かす理屈がないと、念力を使ってる事になる。ま、大蛇丸の「草薙の剣・空の太刀」とか、かなり怪しいですけど(笑)。それ言い出したら、傀儡の術なんか、かなり怪しい(笑)。多分、チャクラ糸で傀儡を操るんだけど、砂はそれの応用かな?考え出したら切りがないけど、我愛羅の場合は「砂」を特別な存在として際立たせるような仕組みが欲しいと思うんです。それが、チャクラ性質の同時使用。つまり、血継限界に説明される「新たなる性質」の創出です。

九尾にしても、ナルトは赤いチャクラ(の衣)…だけで、終末の谷のサスケとの闘いでも、写輪眼+呪印状態2のサスケと五分に渡り合っていました。サスケの業火球を気合いで吹き飛ばしたり(「白」との一戦でも同じような描写がありました)、ナルトを包むように炎から護ったり、サスケを衣が掴んで投げたりしてました。あれを、チャクラの力だけで片付けてしまったら、忍術そのものが否定されて、超能力と同じになってしまう!と、危機感を僕は当時から感じてました(汗)。あれも描写の「九尾の衣」がチャクラの性質変化の賜物であれば、忍術の中で整合性が得られる筈です。それで、見た目が「ポコポコ」の泡の様に描かれてるし、チャクラの配列で、木遁の隣で「水+火」…。火は水に対して劣性ですから、逆の方向では水を補う筈です。火が水を沸かす。沸騰。それが描写(ポコポコ…)ともマッチするので上手くハマったなぁ…と思ってます。

便宜的に、チャクラの同時使用=血継限界としてるけど、その能力を尾獣と言う存在の独自性として捉える事で、人の血統による伝承に因らない力の発現が可能になります。つまり、それが、人柱力です。たまたま、何かの因果で三代目・風影の「砂鉄」のように特異体質として発現したり、「白」のように一族の血継限界として同等の能力が発現する場合もあると受け取れば、尾獣のチャクラ性質を同時使用による新たなるチャクラ性質と認識はできるのではないでしょうか?

新たなチャクラ性質…と言う考え方についてもう少し…。角都VSカカシで、角都は他者から奪った経絡系を利用して、いろんなチャクラ性質を使った攻撃を仕掛けてきました。そして、その応用として、風遁と火遁を同時に使用して大規模な範囲に及ぶ術を可能にしていました。しかし、これは二次的に火遁を風遁が補助して術の大きさを拡大していたに過ぎず、「チャクラの同時使用=血継限界」とは違う存在です。血継限界…とワザワザ宣言するのには、そこに大きな意味があって、術の規模を上げるのではなくて、二つの要素から全く「新しい性質」を生み出している点にあります。これをナルトの風遁・螺旋手裏剣の修行の回で、ヤマトの木遁の説明で織り込んで来ました。木遁に関しては「生命」を誕生させる…と言う更に「特異」な点も付加しています(笑)。

チャクラ性質の同時使用と血継限界

    【非・優劣関係による組み合わせ】(内側)

  1. 砂遁(風+土):我愛羅(一尾・守鶴)で実現。守鶴はガマブン太との闘いでは風遁(風遁・練空弾)を使っていた。風のチャクラ特性を単独で持っている。
  2. 電遁(火+雷):プラズマ(太陽風のイメージ)。二尾・猫又?黒い禍々しい炎と爆発を使って攻撃していた描写あり(対角都&飛段戦)。
  3. 氷遁(水+風):「白」で実現している血継限界。三尾・磯撫?水棲生物のような描写(対トビ&デイダラ)。水系であることは確か。
  4. 熔遁(土+火):土を火で熔解する。四尾。毒と言う説(ウィキ)もあるけど…。香燐の特殊能力と関係はないか…、ないよな…(笑)。
  5. 化遁(水+雷):電気分解。(憶測)雷が絡む特性は難しい!

    【優劣関係による組み合わせ】(外側)

  6. 磁遁(雷+土):磁力…三代目・風影の砂鉄。チャクラを磁力に換える能力。
  7. 嵐遁(風+雷):風・雷で嵐。(憶測)
  8. 焔遁(火+風):火に風を与え燃え盛る=焰(ほむら)。ヤマタの大蛇が使用?(憶測)ヤマタの大蛇とカブト(大蛇丸)の絡みに期待!
  9. 沸遁(水+火):沸騰…九尾の衣のポコポコ…?赤いチャクラ。ナルトに力を与えると同時に、九尾の衣自体がナルトを攻撃している。ナルトはそれに耐える強いチャクラを持っている。
  10. 木遁(土+水):初代・火影→ヤマトで実現。チャクラ性質の組み合わせで、唯一、「生命」を誕生させている異質な能力。初代の「尾獣を抑える能力」との関連性に関しては微妙。

で、チャクラ五大要素を図式化してみたので、それを基に考察して行きます。もっとも、ほとんど尾獣の描写もないし、だから、考察のしようもないんですが、そこは、有り余るこの妄想力で補っています(笑)。取っ掛かりとしては我愛羅の「砂」。これを「風+土」とする事で、始点が決まります。イメージだけなんですが、描写の砂の動きや術の波及する範囲などから推察してみました。それと、ヤマトの木遁。これは「土+水」で確定している。それを織り込んでチャートを観てみると、内側から外側に一尾→九尾に良い感じの流れが出来る事に気付きます。

その前に内側と外側って何?ですが(笑)。これがチャクラ性質の組み合わせのパターンの違いです。基本的にチャクラには優劣関係があり、「土→水→火→風→雷→土」で、ちょうどジャンケンの関係になっています。「外側」とは優劣関係にある組み合わせで、「内側」とは優劣関係でない、対角線の組み合わせです。外側の優劣関係の組み合わせは優劣の逆の方向で性質を補助して優位にある性質変化(例えば、風に対する火)を強化する方向に働くだろうし、「内側」の対角線の組み合わせは、ヤマト+ナルトで颶風水渦の術(風遁・螺旋丸+水遁・破奔流)で広範囲の攻撃を打ち消しました。二次的に起こるチャクラ性質の混合が術の相乗効果を生み出す可能性を感じさせました。

で、「風+砂」を一尾と仮定すると、反時計回りに二尾→三尾→四尾と図らずも並んでくれます。ま、どれも憶測による位置決めによってハマっているだけなんですが(汗)、流れは出来るなぁ…と感じました(図参照)。それで、「雷+土」の磁遁を経由して木遁に至までに六尾から九尾までも、一応(一応です…汗)並びます。全部、憶測による配列なんで、「砂上の楼閣」ではありますが、美しさ、つまり自然(な感じ)はあるな…と、僕は考えています。

木遁だけが尾獣にハマらないのも、初代が尾獣を抑える力を持っていた事と関係性が確保できれば行ける!と思います。チャクラの五大要素の組み合わせで、複式採用で10通りの組み合わせ(5×4÷2=10)。一尾から九尾で、どうしても一つ余っちゃう(笑)。そこが木遁。麻雀で言うなら、完璧「カンチャン」です(笑)。それが、思いっきり「ズッポシッ!」です(笑)。

もう呪印を<ズズズズズズズズッ…>と、展開しちゃます(汗)。これは、もう、妄想も妄想。バリバリの誇大妄想です。全く、あり得ない話です(笑)。






初代・火影は「十尾」の転生した姿であったんではないか?


つまり、正確に言うと人間ではなかった…と。でも、これは言い過ぎ!僕も信じなーい!で、そうでないにして、突然変異的な特異な能力者(←指命を帯びた…)であったと考えてみます(笑)。確か三代目・風影と同じで、一代限りの血継限界。凄く似てますね。それが。写輪眼=マダラと闘ったのが「終末の谷」と言う流れが生まれるので、ちっと都合も良いです(笑)。この流れは「尾獣」と「チャクラの同時使用(血継限界)」をつなぎ合わせることで、ナルト世界の根底を這う疑問に対する答えが得られると思うんです。

要するに「尾獣って何なの?」って事です。誰も触れませんが(笑)、尾獣は何の為に存在するんでしょうか?猛烈なチャクラを吹き出す(単なる)妖魔(笑)。そんなものが何故、この世(ナルト世界)にあるんでしょうか?そもそも、森羅万象には須らく存在する「理由」と言うものがあります。全ての命は、この世に生まれ落ちて、何かを成す。目的、つまり指命です。尾獣もこの世にある限り、何らかの指命を帯びているのです。その指命を果たす為の「力」が独自のチャクラ性質、つまり血継限界に説明される新たなるチャクラ特性。それを尾獣に付与しているのではないか?と疑っているのです。もしかしたら、「暁」がせっせと尾獣を集めるのは、それに関係しているのではないか?とも、僕は考えています。つまり、「暁」は尾獣が存在する意味を知っているのです。

「四尾・熔遁」が唐突に出た来た(笑)。これは、そう言う特殊なチャクラ性質が存在する事を示しています。一尾・守鶴、二尾・猫又…そして、九尾。どれも描写的には特殊と考えて良いと思います。その少し前に「チャクラ性質の同時使用=血継限界」と言う説明があった。ちょっと「泥縄」的でもあるけど、キッシーは準備段階に入ったんじゃないでしょうか?

天地橋任務でサスケがナルトと再会して、ナルトの内なる九尾と接見した件で、

『ナルトの中のワシが見えるまでになるとはな…
忌わしきその写輪眼…呪われた血統の力という訳か』

「どうやら、この眼…初めてではないらしいな…なら…お前が九尾の妖狐か」

九尾の問いに、サスケは応えました。これは写輪眼と九尾が過去に関係があった事を物語る描写であると思います。サスケが一族から口伝なりで「九尾」を知らされた描写がなかったので、このネタは「写輪眼の本当の意味」、つまり、あのお堂の地下の秘密の集会場の碑文によるものであると推察します。つまり、写輪眼と九尾は関係がある事を示唆する描写であるのです。

そして、終末の谷で、写輪眼=マダラと初代(木遁)は闘った。両者の要素の重なりが「尾獣」を含む事に気付くと思います。そして、その尾獣を集める「暁」。その中のマダラの影…。こうして、チャクラ性質を考察してみて、ストーリーの中に鏤められた「点」が動きだし、寄せ集まり、徐々につながろうとしているような感触を、僕は強烈に感じているのです。


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第362話「究極芸術 !!」

さあ、いよいよサスケVSデイダラも佳境!二人とも満身創痍で、チャクラもほとんど使い切っている模様です。二人ともヘトヘトのドロドロです(笑)。

「じゃあ もし地雷が不発にならずに爆発したら、どうするつもりだった?」

ペタンと尻餅をつくように座り込んだデイダラが可愛いです(笑)。

「だだの二択だ。そうなればオレにはもう一つ手があった」

コメで対戦時間に関する考察がありましたが、連載の提供は週一で、しかも、サスケVSデイダラは何週にも渡ったものだから、凄く長い気もしてますが、時間経過は10分かそこら…。もっと短いかも知れないくらい。この中で、お互いを分析し合い、「先」を取り合う高度な闘いを披露しています。その中でも、サスケがデイダラを凌ぐ冷静さでリードしているようです。

サスケは引き出しの数が多いです。余談ですが、男のカッコ良さって、この引き出しの多さだと、僕は考えています。かつてのキムタクが主演した人気ドラマ『HERO』のバーだか、レストランだか判らない粋なお店のマスターが、あり得ない…「これはないでしょ」ってオーダーに毎回、毎回、「あるよ…!」って、普通に応えてましたよね。具体的には、アレです。あんな風に、何でも受け止められる大きさって、カッコ良いと思うんです。今のサスケの闘い方もそんな感じがしてなりません。サスケ…。なかなかカッコ良い…ぞ。

「披露する機会はなかったがな」

きっと、あの大蛇丸のアジトでナルトたちに出そうとして止められた術でしょう。あの時も高台の上から発動しようとしていたし、かなり遠距離に及ぶ術のようです。印も結んでましたし。一撃必殺の大技かとは思いますが、これはまだまだ引っ張るでしょうね。でも、どんな局面でも一気にひっくり返せる自信がサスケにはあると言う事なんでしょう。それが、サスケの落ち着きを引き出しているのだと思います。

「こいつ…まだ他に何か術を…」

サスケの引き出しの多さにデイダラは気付いています。<スタスタ>と近付くサスケに恐れおののいているように後ずさりしますが、<ドサッ>と、また尻餅をついてしまいます。膝が<プルプル>と笑っています。前回、C4カルラを絞り出して、カルラの及ぶ範囲から回避しようと粘土細工を練ろうとしましたが、チャクラ切れで術を発動できませんでした。デイダラはサスケよりチャクラの残量が少ない状況なのでしょう。

カカシに千切り取られた右肘や、我愛羅に潰された左腕の修復状況。これまでの描写や、デイダラの掌の口などから総合的に分析してみると、どうもデイダラの身体は粘土製らしい…と推測されます。それを元に今回のデイダラの動きの描写を分析すると、デイダラ自身もチャクラによって動いている可能性が考えられます。サスケと対比してみれば判ると思うんですが、デイダラの場合はチャクラの減少が身体の動きの不自由さとが妙にシンクロしています。やはり、コアでチャクラを発生させて、それで身体を動かす。デイダラもサソリと似たような理屈で自分を動かしているのかも知れません。かつて、チームを組んでいたサソリを「旦那」と呼び、コアの在り方まで知っていた(サソリのヒルコの中を知っていた)親近感みたいな感情も理解できます。

<バッ>

デイダラは両手の掌の口から蛇型の粘土をくり出しています。粘土はこんな使い方もできるんですね。チャクラ切れで身体すら動き難くなってる筈なんだけど、まだ少し残っていたんでしょうか?この描写から判断すると、恐らく、チャクラは常に少しずつ発生(生成)していて、それを蓄積している理屈なんでしょう。リアルのマラソンでも、スタートラインでエネルギーが100%として、40Kmの長丁場では、どんなにがんばってもどの地点かで、一度は空っぽになってしまうそうです。これはトップアスリートもアマも同じで、違いは空っぽになってからの回復力にあるそうです。きっと、チャクラも同じように時間の経過と共に補給と言うか、発生→蓄積をしているものなのでしょう。これは、この後の展開で伏線になて来る描写であると、僕は考えています。覚えておいて下さい。

両足に纏わりついて来たデイダラの蛇粘土をサスケの千鳥流しが一蹴します。<バチバチ>っと。これは術的には身体中の点穴から形態変化した雷のチャクラ(千鳥の応用)を放出するもので、前回のC4対策では、これを自分の体内に流す事で、C4の起爆粘土を無効化して危機的状態を挽回したんでしょう。

土遁は雷遁に弱い。サスケとデイダラの相性はかなり悪いと言えます。この場合、デイダラが圧倒的に不利ですね。この件はイタチは織り込み済みだったかも知れません。デイダラがサスケに興味を示した時、「……」だったと思いますが、第一部のイタチ鬼鮫の木の葉強襲で、イタチはサスケの千鳥修得は既に知りましたし、きっと安心していたんじゃないでしょうか?

「急激にチャクラが無くなったようだな」

サスケもへたり込んでしまいます。(ハァハァ)って息が上がってます(汗)。チャクラは精神エネルギーと身体エネルギーを体内で練り上げる事で発生する筈で、当然、チャクラが切れると再度発生させるので、体力も奪われる。サスケも体内でチャクラを生み出そうと必死になっているのかも知れません。へたり込んだのは、その分の体力をチャクラの製造に回してる可能性があります。これまでの闘いの描写で、サスケの不断の行動力と冷静さは明白ですから…。

「クク…勝ちだぜ」「オイラが動けなくても起爆粘土が…」

何度目でしょうか?デイダラの勝利宣言(笑)。デイダラは身体的にもそうですが、非常に口数が多いです(笑)。これって何なのか?あまり気にならなかったんですが、今回の描写でなんだか解った気がしました。

「この状況…少しは動揺してみろ てめーは…うん?」
「今度こそオイラの芸術で殺されんだぜ」

デイダラは常に不安だったんです。自信過剰にも思える悪態や口数の多さは、逆に不安の現れで、デイダラの自信の無さを露呈していたに他ならないのです。吠える犬は負け犬です。闘犬の世界では唸り声(ウウウウッ…ってヤツ)を「セリ声」と言って、それを発するだけで「負け」になルールがあると聞いた事があります。本当の闘いに「言葉」は不要…と言う考えに基づくのでしょう。このデイダラの台詞は自分自身をそのまま表しているかのようです。ちょっと、滑稽ですね。

「ヘッ…ヘヘ」「ククク…」

もう、この辺になると、強がりです。虚勢に過ぎません。デイダラにも判っていることなんだと思いますが…。

「そーゆーとこがむかつくんだよ!!てめーら兄弟のそーゆーとこがァァ!!!」

とうとう、白状してしまいましたね(笑)。

「クール装ってんじゃねーぞ!!」

自分が一番なりたい状態、それが「クール」なんです。とうとう言っちゃいました(笑)。これがデイダラにとっての最高の「カッコ良さ」なんだと思います。かく在りたいと思う姿をイタチとサスケが「素」でやってる。それが悔しくて仕方なかったんです。あのお堂の敗戦で見とれた光景。あれはデイダラの憧れそのものを表現していたのではないでしょうか?

「その目だ!そのよゆーこいた目が目障りなんだ!!」
「オイラの芸術を否定するかのような その目が許せねェ!!」

写輪眼には何でもお見通し…と言う「血」の特権が許せないんでしょう。これは不公平極まりない状況でありますが、この状況が、デイダラの琴線をかき鳴らすのでしょう。コンプレックスを激しく刺激され、怒りがドンドン蓄積されて行きます。

「オイラの芸術を見て少しの驚嘆も表さない その目が…」
「オイラの芸術を無視する その目が許せねーんだよ!!」

カブトが大蛇丸の細胞を取り込んで、僕らを「ゾッ!!」とさせたシーンでも感じたけど、みんな、自分らしさの「檻」の中でもがいてるんだなァ。デイダラも同じですね。アイデンティティがないんです。自分の中に。自己同一性(アイデンティティ)とは、自分で自分を感じれるかにあるんです。デイダラはそれが判って無いんです。トビと仲が良いのもそれで頷けます。トビはリアクションが大きいですから。デイダラはトビを見ていると自分が分かりやすかったんでしょう。デイダラはトビと居ると安心できたんだと思います。

他人の笑顔や言葉の中に自分は在りません。他者が自分をどう思っていようが、ハッキリ言ってそんな事どうでも良い事です。僕はそう考えています。間違ってはいけないのは、「自己」がある事と「自己中」とは違います。その違いは「思いやり」があるかどうかです。これは自覚と訓練が必要です。知性を根にして「思いやり」や「優しさ」が咲き誇る事を忘れてはいけない。でも、自分は自分です。自己は他者の中には断じて無い。

雨が振っていたら傘を差します。道行く人の誰も差していなくても、自分が差したければ差せば良いんです。自分で決めれば良い事なんです。少年少女たちよ!どうか、一人きりで傘を差せる人間になって下さい。自分の意志で傘を広げられる人になって下さい。それが「自己の獲得」と言うものですから。同じように他者の表情や言葉の中に自分の評価を探すようでは、いつまで経っても「不安」から解放される事も無いです。デイダラの不安は正にこの状況で、自分の作品=術に驚かないサスケとイタチは、自分を否定してる事になってしまうのです。

でも、それが一番、大きく「ズレてるわね」(大蛇丸風)で、イタチもサスケも驚いたリアクションは無かったけど、デイダラを認めてると思うんです。デイダラが出した術をしっかり見据えてますから。観賞してますから。特にサスケなんかは、いつになく良く語り合ってましたもの。闘いの中でお互いを尊重し合うかの描写があったと、僕は感じていますから。それに、デイダラは気付けなかった。サスケがトビみたいにリアクションしないから…(笑)。

「そんなものは眼中にねーよ」「それよりイタチの居場所を教えろ」

これじゃ、「うちは一族」改め「魚手一族」(さかなで一族)ですよ!(笑)。これはいけない!サスケの青さです。ちゃんと受け止めてあげないと(汗)。

「ブチン」

この瞬間、デイダラは最後の一手を決断したんだと思います。そう、自らの「死」を。

「…写輪眼まで引っ込めたか… どこまでもナメやかって…」

これが、先に言った伏線に対する行動です。写輪眼は膨大なチャクラを消費しますから、その発動を停止すれば、かなりのチャクラの節約になります。その前段階で、デイダラがベラベラと喋る間中ずっと、サスケはデイダラの身体を分析していたと思います。サスケはこの闘いの中で、その思考を一度も緩めていません。非常に冷静に判断して行動を継続しています。そして、今、サスケはチャクラを練り込んでいるんだと思います。次の一手の為に…。

「痛っ!」

デイダラが上半身を露にします。左胸には何やらタトゥー(術式)見たいなモノと、角都の縫った痕が…。左掌の口でその糸を切り、糸を抜きます。<ズズズズズッ>って。そこにはでっかい口がありました。長い舌を出して、<グパッ>と開口します。今まで苦しかった~みたいに(笑)。それに右のポーチから粘土を取り出して喰わせます。<ガツガツ>と食べました。

「オイラの究極芸術だ…!!」

胸の口を開口すると同時に呪印のような紋様がデイダラの身体を侵食しているかのように広がって行きます。

「これからオイラは自爆する!!」

辞世の句…でしょ。恐らく…。今度こそ…です(笑)。

「…こいつ…」

鋭いよ!サスケ。悟ってます。戦闘民族の嗅覚が危険な香りを嗅ぎ分けてますね。

「死んでオイラは芸術になる!」
「今までに無い爆発は、この地に今までに無い傷跡を残し…そして」

左胸の口から広がる呪印状の紋様は次第にデイダラの身体中に広がって行きます。文字通り、侵食しているかのようです。先にデイダラはチャクラのほとんどを使い果たしている…と分析しました。それからすると、この術は他の何かを動力源にしているかも知れません。例えば、デイダラの「命」とか。もしかしたら、呪印状の紋様は体中に点在するデイダラのコアを集めているのかも知れない…。描写的にも紋様は胸の口の辺りに集中して、球体のパーツになって行きます。これが、デイダラの秘匿されたコアなのかも知れませんが…。どっちにしても、デイダラに大量に練り込むチャクラも残ってはいないだろうし、術的には「命」を対価にした形式のモノではないでしょうか?爆発の前の「喝」の号令は、この黒い球体が発していますから、恐らくはこれがデイダラのコアか、コアを終結した存在であるのでしょう。

「オイラの芸術は今までに無い賞賛を受けるだろう!」

これが、デイダラの視点です。自分にありませんよね。これこそ、デイダラの未完成さの根源なんです。ま、芸術なんて万人に理解されるものばかりではないですから、同情もしますが。評価は求めるもんじゃないし。だから、自分から話し掛けて相手の反応を探らないといけなくなるんです。そして、反応がないと言い知れない不安に苛まれる事になるんです。これが、アイデンティティ獲得における「負」のスパイラルです(笑)。若い時は、みんなこれに苦しめられるんです。そして、これが「自分らしさ」と言う名の「檻」なんですね。

「トビ 悪りーな……」

トビでも逃げれない広範囲の攻撃と言う事なのでしょうか?巻き込んでしまうけど「ごめんな」と言う意味なのでしょうか?それとも、先に逝くことの贖罪なんでしょうか?でも、終止、デイダラはトビを気づかっていましたね。ホントにトビの事、友だちだと思っていた。これがデイダラの優しさの本性なんだと、僕は考えています。

「そしててめーは確実に死ぬ!」
「半径10キロが爆発範囲だ!」
「逃げきれゃしないぜ!うん!!」

何でこんな事言うんでしょうか?これは逆にその範囲から逃げてみろ!って言う気持ちがあるんじゃないでしょうか?デイダラはサスケを殺したくはないのかも知れない。激しく嫌ってはいたけど、やっぱり、サスケとの闘いの中で、サスケの強さや賢さ…それの大元の「努力」を感じていたんじゃないでしょうか?僕がデイダラの考察で感じた「苦労人」の側面。そこから湧き出る理解力。それは見誤ってない気がしているんだけど…。

「さぁ怯えろ!!」
「驚嘆しろ!!」
「絶望しろ!!」
「泣きわめけ!!」

デイダラ、違うよ!自分の価値は自分が判っていれば良いんだよ。自分の価値の評価とは自らが下すもの。他者がデイダラを、どう考えようと、結局、「自分」(デイダラ)は「自分」(デイダラ)なのだから。そして、作品は自分自身なんだし、何かを生み出すにしても、それを介して自分を表現しているに過ぎない。それが、「表現」なのだよ!そして、それに対する考え方、感じ方は、それこそ「万華鏡」ですから(笑)。もう、無限に存在します。人それぞれの受け取り方があって、千差万別の感想が生まれるのです。結局のところ、自分と同じ考えなのは自分だけです。その事実を理解する。その考えを受け入れる…と言うのが「アイデンティティ」(自己同一性)なのです。人は成長の中で、それに気付かないといけないんです。この終末は、デイダラの自己崩壊に過ぎません。勘違いの究極なんです。

「オイラの芸術は…爆発だ!!」

なんだけど、この爆発の形って…。真横から見たらどう見えるんでしうか?気になって夜も眠れない(笑)。

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カカシは何故、サスケを止められなかったのか?


「白」の考察では、「白」がナルトに大きな影響を与えた事を示しました。実際、それが木の葉崩しの対我愛羅戦で発揮され、ナルトの強さを引き出し、我愛羅を撃破するに至ります。この時、ナルトは「強さ」の本質を知るのです。「強さ」の描写は別の機会にドカンと行きたいんですが、木の葉崩しの三代目と大蛇丸の認識の違いが典型例です。その意味で、ナルトの認識は「○」です。間違いない!安心して下さい(笑)。そして、これがナルトがサスケの前に出た瞬間でもあります。ま、それがサスケの強烈な劣等感を生み出す原因なんですが、皮肉なものですね。

「………君には大切な人がいますか?」
「人は大切な何かを守りたいと思った時に本当に強くなれるものなのです」

その言葉を噛み締めながら、傷付いた大切な仲間を護ろうとナルトは決死の覚悟で印を結びます。この時、ナルトはサスケが驚くほどの量のチャクラをナルトは練り込みます。そして、この時、ナルトは「白」を想い、ミズキの大型手裏剣からナルトを身を呈して護ったイルカをイメージしています(15巻/140頁)。

「君は強くなる……」

「白」の遺言がナルトを優しく押し出します。暖かい掌で背中を優しく押すように…。この言葉は確実にナルトの内に在ります。そして、ナルトの内側からしっかりと支えてて、ナルトの礎(いしずえ)になっている言葉です。

この描写がナルトの人格形成を物語っていると僕は考えています。つまり、「白」がナルトの母親(格)であり、イルカが父親(格)であると言う分析です。子供の人格形成はやはり父母の両輪が必要で、不運にもその庇護がない場合も、ナルトのようにその代用を自然に見い出すものなのです。そして、この土壇場において、ナルトの内にカカシのイメージが登場していない。つまり、カカシはナルトにとっては両親(格)ではなく、もっと別の存在である事の一つの根拠になりえると考えます。ナルトにとって、掛け替えのない存在である事は確かですが、ちょっと違う…と。

もうナルトの内的な両親はもう埋まっていますから、ナルトのその領域に関してはカカシはもう入れない。これは安心している…とも言えるんですが、寂しくもある。たまにイルカにやっかんで噛み付いたりもしちゃいます(笑)。だから、どうしてもナルトではなく、カカシはサスケに気が向いてしまうんだと思います。だから、サスケに自分の唯一のオリジナルである千鳥を教えたり、チャクラ性質が同じだとか言い訳してますが、有り体に言えば「情」の注ぎ場所を探しているのです。愛を注ぐ先を探している。魂にはそう言う欲求があるのです。

乳が張るから、子供の唇を乳房に押し付ける…この一連の行動を生物学では愛情ではなく、本能として説明しています。それをどんどん突き詰めて行けば、全ての行動はほぼDNAを運ぶ為の機械的な動きとして説明されます。「利己的なDNA」と言うヤツですが…。もっとも、人にはもっと高度な「情」と言うモノが存在するので、この限りとは考えたくないですが、行動原理の中に「機械的な動き」つまり「本能」が存在するのは確かだと思います。ちょっと脱線…もどします(笑)。

木の葉崩しが集結して、三代目の葬儀が行われる頃、うち降る雨の中。オビトの墓前のカカシと卯月夕顔との絡みです。余談ですが、夕顔(月光の彼女だと思われます)は非常にフェイバリットで、実は僕の、ど真ん中です。「こんな可愛い子がこんなとこで、こんな仕事してちゃいけないでしょ…」ってカカシ風にお説教したくなっちゃいます。でも、暗部なのね。余談です(笑)。

「三代目の葬儀がもう始まってる……急げよ…」

「カカシ先輩こそオビトさんへですか…」
「いつも遅刻の理由を考えるくらいならもっと早く来てあげればいいのに」(夕顔)

「………」「…来てるよ…朝早く…」

「!」(夕顔)

「…ただ ここに来ると…昔のバカだった自分をいつまでもいましめたくなる…」

こんな感じで、カカシは神無毘橋を明らかに引き摺ってます。カカシのアイデンティティでもある写輪眼と共にオビトの存在は常にカカシを苛んでいるのでしょう。カカシの心の中の時計は「あの時」で止まっているかのようです(16巻/81頁)。そして、この後悔はカカシの人格形成にも大きな反動形成を生み出していると、僕は考えています。

例えば、「時間にルーズ」もそれに当たります。一番端的なカカシの言い訳でもあります。明らかにフリです。そう言う人だと思ってもらいたい…みたいな。そして、カカシの中の男性の反対も…。これは性癖(汗)ではなくて、心の在り方なんですが(笑)、それが端的に出るのが「口調」。「おかまっぽい」(重ね重ね、性癖じゃありませんから)ととれるような言動…。もしかして…ゲ○?!と思わせるくらいの雰囲気を纏ってる時がカカシにはある。これも、「バカだった自分」を恨んでさえいる…からなんではないでしょうか。あの頃と違う自分をカカシは、無意識の内に自分の中に創ろうとしているんだと、僕は考えています。

これが、サスケの里抜けを思いとどまらせようとするシーンにつながります。サスケが毒を吐いた、例のあのシーンです。音の四人衆が虎視眈々とサスケを狙っている辺りです。

「もう…みんな殺されてる」

笑顔でサスケにそう語るカカシ。唯一、露出される右目は確かに笑っているようです(20巻/112頁)。カカシはオトナですから(笑)、顔で笑って心で哭いて…でしょうが。

「オレもお前より長く生きてる。時代も悪かった。失う苦しみは嫌ってほど知ってるよ」

サスケはうつむいて何も語りません。カカシのそんな暗い過去をこれまで一度も想像して来なかったのかも知れません。サスケは常に自分だけ何で!?って思っている甘えん坊なんです。カカシもそう言う暗さはできるだけ感じさせないようにしていますし。カカシの軽めの語り口…疑っちゃうような(笑)…は、そう言う、愛に満ちた配慮と言いますか、オトナの間合いでもあるのだと思います。正にこれが「おねぇ」っぽいカカシの真骨頂なんではないでしょうか(おねぇっぽくないよ~ウォウォウォってコダマしてる…空耳かしら…笑)。つまり、それは優しさなんです。決して性癖ではなくて…(笑)。「腐」の考えは、その外面的な突起を足掛かりにしてるんだろうけど、浅い。全く、浅いです(笑)。カカシはれっきとした男性です。それも、純度100%の濃い愛情を持った…。

「ま! オレもお前もラッキーな方じゃない…それは確かだ」
「でも、最悪でもない」

サスケはこの時、それまでうつむいていた顔を起してカカシを見ています。

「!」

確かにサスケは悟っています。この言葉の真意を。同時にカカシはサスケに強いシンパシーを感じています。カカシは、その共感を宣言しているんです。これはカカシがナルトとサスケに持つ距離感の決定的な違いであり、より、自分がサスケの近くに立っている。寄り添うように…ともとれるような、そんな親近感を吐露しているんだと思います。逆に、カカシがサスケを止められなかったのは、この気持ちがあったからではないかとも思うんです。まるで臆病な親が先回りして子供の非行を止めようとするような、そこには鬱陶しさがあると思うんです。感じませんか?泣いて縋るような面倒臭い感じ。これって、まんま…。

「オレにもお前にも、もう大切な仲間が見付かっただろう」

サスケはこの時ナルトとサクラをイメージしています。これは恐らくカカシも同じで、サスケもそれをしっかりと受け止めた筈です。だから、カカシはサスケに千鳥を与えたと付け加えます。同時にカカシは自分とサスケを激しく重ねています。まるで自分の分身のような…。この距離感って…。カカシは……。しかし、サスケはこれをどう感じたのでしょうか?また、うつむいてしまった(笑)。

そんな目でカカシとサスケを見ていると、例の中忍試験の呪印の封印のシーンが、また違って見えて来るのです(8巻/113頁)。そう、あの伝説のカカシVS大蛇丸の絡みのシーン。実は大蛇丸とカカシが大っぴらに(笑)絡むのって、多分、ここだけなんです。目を皿のようにして、探し回ったんですけど…他には見当たらなかった。

「少しの辛抱だ。すぐ終わる」

カカシは「封邪法印」をサスケに施し、大蛇丸の呪印を抑え込もうとしています。自分の血を使って辺り一面に夥しい量の術式を施して…(これは相当に大変な作業だったと推察されます。命を削るくらいに)。呪印の処理が終わってサスケはその場に倒れ込んでしまいます。

「封印の法術まで扱えるようになったなんて…成長したわね…カカシ」

<ゾク>冷たい殺気がカカシを支配します。大蛇丸がカカシの背後に迫っていたのです。

「お久しぶりね。カカシくん」

ほぼ間違いなく過去に二人は面識があります。カカシは超優秀な忍であったので、三忍との関係もあっても不思議はないです。むしろ、近しく可愛がられてた…と、考える方がしっくり来ます。僕(はそんなに優秀じゃなかったけど)の近くに優秀な子がいたら好んで構ったと思います。余計な事も色々教えたと思います(笑)。

ちょっと、前後しますが、イタチと鬼鮫の木の葉襲撃で、イタチの万華鏡瞳術・月読によって病院送りにされたカカシを、五代目・火影に就任した綱手が治療して呆気無く、回復するんですが、その時、綱手をして…

「たかだか二人の賊にやられるとはお前も人の子だねェ…天才だと思ってたけど」

と呆れられています(笑)(20巻/24頁)。これは、カカシをかなり小さい時から知っている近しい気持ちを持つ年長者が普通に持つ気持ちだとするとしっくり来ます。しかも、大蛇丸は神無毘橋以前のカカシを良く知っている…とうかがわせるのが、先ほどの中忍試験の大蛇丸の台詞…

「昔は持ってなかったじゃない…それ」
「その…左目の写輪眼!」

この時、カカシはいつものように額当てを斜にして左目を隠しています。だから、ここで大蛇丸が見て気付いたわけじゃない。諸国に勇名を馳せるカカシだからいくらでも知り得る機会はあったと思いますが…。よくよく考えてみると、大蛇丸がカカシの背後に現れたにも関わらず、カカシは写輪眼を解放していないのです。つまり、カカシは臨戦体制をとっていない。カカシほどの忍が危機感を持っていないのでしょうか?どう考えても変です。しかも、大蛇丸の接近を許しています。これが格の違いを示す描写なのか?カカシと大蛇丸の過去を示唆する描写なのか?興味深いところです。どっちにしても、大蛇丸は神無毘橋を挟んだカカシを知っている。それは事実だと思います。

「サスケにこれ以上近付くな…」

遅ればせながら、カカシは伝家の宝刀「雷切」を発動して大蛇丸を迎撃体制を執ります。何故だか、この期に及んでも写輪眼は露になっていません(笑)。まるで、自分の敗北を既に覚悟しているかのようでもあります。もう死ぬしかない!そう言う踏ん張り方に見えて来ませんか(笑)。

「いくらあんたが あの三忍の一人でも………」
「今のオレならアンタと差し違えることぐらいは出来るぞ…!」

何度見ても、親鳥が襲いかかろうと迫る蛇を前に、果敢にヒナを護る姿に見えてしまう。また、カカシは、最初から「大蛇丸」とか「アンタ」と呼んでいます。対人関係の障壁としてはかなり低い感じがします。

「すること言うこと――――全てズレてるわね」

「わね」の後に「ェ」を常に付けたい衝動にかられます(笑)。ついでに、この大蛇丸の名台詞はナルト史上に残る不朽の名作であり、大蛇丸のスナックがオープンした曉には、(バレバレの)ズラのおやじ攻略の決め手になる事は想像に難くありません。スミマセン。戻します(汗)。

大蛇丸は全てを見透かしていました。この封印がサスケを抑え切れない事を。カカシの想いがサスケに届かない事を。カカシがサスケに選ばれない事を。そして、自分なら、それになり得ると言う事を。

「…それに…君が私を殺すんだって………?」
「やってみれば?」
「できればだけど…」

ここまで言って大蛇丸は無防備に背中を曝け出すように遠ざかって行きます。勝ち誇るようにしながら…。結局、カカシも最後まで写輪眼は出さず終い。もしかしたら闘う気なんて最初から持ってなかった。端から諦めてた…そんな気がします。

「…くっ 差し違える……!?」
「バカか…オレは…!」

カカシの言葉と行動が激しく空回りしています。それは、この先のサスケの里抜けが防げないであろう事を暗示させるかのようでもあります。そして、案の定、第一部の終盤でサスケは大蛇丸を求めて里抜けしてしまいます。

「”どんな邪悪な力であろうと求める”心…彼はその資質の持ち主…復讐者なのよね」

大蛇丸はサスケの核心を明解に言い表わしています。これに真直ぐに目を向けた大蛇丸。それから目をそらしたカカシ。その勝敗は明らかです。カカシの言い知れぬ敗北感は、この大蛇丸の毅然とした態度にあったのだと思います。結果的にもサスケは大蛇丸を選んだ。サスケの拠り所はカカシではなく大蛇丸だったのです。

この時、カカシは大蛇丸とサスケの…母親の座をかけた…奪い合いに破れたんだと思います。結局、カカシはサスケの母親になれなかったんだと、僕は感じています。二人とも男性なんだから「父親では?」と思いますが、そこには既にイタチがいます。これは揺らぎません。サスケにとってイタチは殺したい!身を焦がすように憎い対象ではありますが、

「オレの兄弟は…殺したい男…ただ一人だけだ」

と、サイに告げたように、サスケの中では「兄」であり、父親(格)の象徴であるのです。そして、残りの母親(格)に大蛇丸がハマった(悪い母親だったから乗り越えられたんです。これが「白」だったら…非常に危険でした…汗)。カカシは落選した(笑)。サスケはカカシの先回りするような愛情の素早さがウザかったのではないでしょうか?距離感が近すぎたと言うか。それに対して大蛇丸は絶妙だった。しかも、望むものは何だって用意してくれた。悪態も受け流してくれた。カカシみたいに真正面から受け止められたら、いくら何でもこっちの心も痛むでしょ。荒んでいても、心とはそう言うもんです。その機微をカカシはやっぱり分かってない。生真面目すぎると言うか…。←これがカカシの本性ですから。そう思わざるを得ない。やはり、カカシはチーママ止まりで、大蛇ママには敵わなかった…と言う事なのでしょうか?!

しつこいですが、カカシがサスケの母親(格)に何としてもなろうとしたわけではなくて、もうそこしか空いてないから…だったと僕は思います。しかも、それとカカシの性癖(汗)は全く関係ないと言う事も付け加えておきたいです。つまり、カカシはなり振り構わずサスケをつなぎ止めたかっただけなんだと思うわけです。可愛い弟子だから?だけでもないけど…。やっぱり、カカシは自分とサスケを重ねてた…。カカシはサスケに自分と同じ気質がある事を感じていました。悲しい過去も知っていました。そして、自分と同じように、後悔するだけの生き方をさせたくなかったんじゃないでしょうか?サスケの「引き摺る」性格にもカカシは気を揉んでいたんでしょう。チャクラの質とか、天才肌のところとかも。二人はは似ていたんですね。似過ぎていた。近し過ぎたから反発した。カカシの優しさが、纏わり付くような思いやりが、サスケには堪らなかったんでしょう。

ある意味、カカシは心配症過ぎた…。

これは「お母さん」の行動原理に似ていて…例えば…子供が喧嘩して帰って来て、それを母親には黙っている。頭を撫でる母親の手を子が撥ねのける。そこには傷がある事を母親に悟られたくないから…。大蛇丸だったらきっと、そんな時にサスケの頭を撫でなかったと思うんです。優しさの"質"の違いと言えば良いでしょうか。

「ナルト……お前の事だ……必死だったんだろう…」

終末の谷。雨の中で倒れているナルトを優しく抱き上げた時にカカシが呟きます(26巻/153頁)。こう言う言葉が自然に吐けるカカシだから、カカシはサスケを止められなかったんだし、僕らもカカシを愛して止まないわけです。

これこそ「運命の適材適所」(キッシー、あんた、ウマ過ぎる……ヨ!)。

ああ、カカシ…僕は好きだァ~ッ。

で、つづく(笑)。

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第361話「弱点…!!」


「オレの千鳥は雷遁…そういうことだろ」

「やっぱり気付いてやがったのか…」

「アンタの爆弾は雷遁を食らえば起爆しなくなる…」

「そうか…さっきの雷切は自分の体に…」

「ああ…お陰で体がボロボロだ。 正確には千鳥という術だがな…」

すっごくどうでも良い事なんですが、何故だかサスケは「千鳥」と言う言葉に固執しています。逆にデイダラは「雷切」と言う言葉に。「雷切」はカカシのイメージでしょうか?サスケはカカシを介してではなく、自分自身を示したかったのかも知れません。千鳥の形態変化を見ても多種多様で、自分自身の術として発展させた自負があったのでしょう。何だか、二人の噛み合わないやり取りが気になりましたが、大勢には関係ないでしょう(笑)。

デイダラVSサスケで、一応、決着はついたようですが、特に感想と言うほどの回ではなかった…と言うのが僕の感想です(笑)。サスケの写輪眼が術発動時の印を見切り、土遁であるデイダラの術に対して、サスケの雷遁が優越した…と言う描写であったわけで、取り立てて、今、ここで示す理由。ここで、サスケがこんな風に闘う意味や必然はどこにあるんでしょうか?キッシーはこの闘いの描写で何を僕らに伝えたいのか?それを今、考えています。同時に、闘いの描写をさらっとスピーディに流すと「荒い!」と言われ、綿密に描くと「遅い!」と言われる、キッシーの心中をお察しいたします(笑)。

サスケは修行を積んで強くなっていると思います。そして、闘いの中で相手を冷静に分析して、相手の術に対して対抗策を練り、対応しています。デイダラの起爆粘土の攻撃に対しても、デイダラの行動や言動から突破口を見つけ出して、効率良く対処しています。草薙の太刀を踏み台にした件は、起爆粘土の実験検証の意味もあり、非常に利口で、狡猾とすら思える行動を取っています。しかしながら、総じて、圧倒的な強さではなく、泥に塗れたような地道な闘い方です。返り血一つ浴びない圧倒的な勝利とはほど遠い闘いです。

もっとも、相手は「暁」のデイダラで、風影の我愛羅を圧倒した凄腕である事は確かです。つまり、サスケもそのレベルには達している事の証明ではありますが、サスケはイタチをやっつける目的がある筈。例えば、今回のような多大な消耗を強いるような闘いを繰り返して、イタチにたどり着き、その上でイタチを討ち果たすことができるのでしょうか?サスケはそれが可能と考えて行動しているんでしょうか?何か違う…。

今回の闘いでも、既にサスケはチャクラを限界近くまで搾り出しているし、状態2の翼も片方をもぎ取られています。左足も負傷してる。未だ、多少の余力は残しているでしょうが、それでも、かなり消耗しているのは確かです。その上、敵方にはトビがほぼ無傷で温存されている。今、ここでトビが強襲してきたらどうなるんでしょうか?そして、それをサスケが織り込んでいない…とは決して思えない。それらを考え合わせても、サスケの真意が掴めない…そう言う「痼り」が終止、このデイダラとの闘いにはつきまとっているのです。

どう考えても、現在の状況にサスケが無策で陥っている状態は考えづらいです。サスケは今回の闘いを観ていて解るように、非常に賢いです。これまでも、里抜けして大蛇丸の下に走り、修行した2年半は死にものぐるいで修行した筈ですし、打倒・イタチの作戦や攻略法を綿密に練って来た筈です。特に、大蛇丸打倒後の行動は素早かったです。サスケは明らかに明確な目的やイメージ持って、その目的を達成する為に一番、効率の良い小隊編成を組み上げています。それが小隊・「蛇」であります。

しかし、現在、「蛇」は何かの思惑で班員が単独行動に出ている。そして、サスケは「暁」の強敵2人を相手に独りで痛々しい闘いを繰り広げている。小隊が個別に動く目的は依然、不明ですが、もしかしたら、サスケは自ら望んで、この状態に陥っているんではないでしょうか?つまり、ぶっちゃけ、デイダラで練習(修行)していると…。「暁」の忍の術を全て受け切って返す…と言うような気がしてならないのです。

これだけ、大っぴらに壮絶にやりあって「蛇」の誰一人として加勢に来ない。もしかしたら、かなり距離があって気付かないだけかも知れないし、急いで救援に駆けつけようとしてるんかも知れない。それを言うなら、木の葉小隊もそうだけど…。案外、カカシくらいは安全圏で観戦しているかも知れませんけど。サスケの成長を喜ばしく感じながら…。ここ数回はデイダラVSサスケの描写に終止しているから、周辺情報がないから何とも言えないんだけど、サスケの賢さからして、どうも腑に落ちない…。そう言う「痼り」を常に感じていたんです。

ところで、サスケはデイダラと良く話すと思いませんか?術の見切りの理屈とか、段取りとか…。デイダラも、常に半信半疑みたいで、喜び方とかも中途半端な感じです。どっちも、何だか解らないけど、お互いを認め合ってるような、連帯感…と言うのはおかしいか…もっと別の既知感みたいな、相互理解を感じているような気がしています。結局、今回も、デイダラにトドメを刺すまでは至らず、次回に持ち越してますが、どちらにも後ろ髪を引かれるような感情が芽生えているのではないか…そんな…期待めいた妄想が僅かですが、僕の中にあります。

「土遁は雷遁に弱い」

きっと、こういう風にサスケはカカシに千鳥を教わったのかも知れませんね。この時のサスケの物言いは、非常にカカシの口調と似ていました(感じましたか?)。カカシも角都の心臓を一つ潰した時に言ってましたが、チャクラ性質の優劣関係は高度な闘いになればなるほど重要性を帯びてきました。

ここで、チャクラ性質の優劣関係を整理して考えてみましょう。ついでに、チャクラ性質の複合要素=血継限界や尾獣のチャクラ性質の組み合わせについても検証してみましょう。

チャクラ性質の優劣関係

チャクラ性質は基本の「土・水・火・風・雷」の5種類しかありません。忍は自らのチャクラ性質を活かして闘っているのです。通常、基本のチャクラ性質があって、生まれつきのチャクラ性質を各々が持っているようです。ナルトは「風」の特性でしたね。サスケはうちは伝統の「火」とカカシと同じ「雷」でした。上忍クラスは2種類以上を使いこなすのが普通のようです。この考えによって、チャクラ性質の優劣による圧倒的な不利を補えます。これはナルトの中の「強さ」の管理の秀逸な側面で、下忍~中忍~上忍の棲み分けと同様に「強さ」のインフレやデフレを巧妙に回避しています。

チャクラには優劣の関係があって、例えば、デイダラVSサスケであった「雷>土」で雷遁は土遁に優越します。だから、デイダラの起爆粘土をサスケは雷遁の千鳥(流し)を自分の身体の中に流す事でC4を全弾不発にすることが出来たのです。痛かったでしょうね(笑)。ナルトの「風」はサスケの「火」に劣る関係にあります。同時に、「風」は「火」の力を高める作用もあるのです。ナルトがそれをヤマトに教えられ瞳を輝かせたのが凄く印象的でしたね。上からではなく、下から見上げる…これがナルトの視点です。

チャクラ性質を組み合わせるのが「血継限界」であると第2部に入ってから説明がありました(笑)。それによると「白」の氷遁は「水+風」で、ヤマトの木遁が「土+水」です。これには、恐らく尾獣のチャクラ性質もリンクしているふしがあって、我愛羅の「砂」(砂遁)は多分(笑)、「土+風」でしょう。我愛羅の「砂」は一尾・守鶴の血継限界(チャクラの複合使用)と考えないと、忍術が超能力と同じになってしまいそうで、怖いです(笑)。しかし、それからすると三代目・風影の「砂鉄」の説明が上手くつかない。あれは「磁力」でしたから、ちょっと悩むところです。もう少し考えさせて下さい(汗)。

【補足:三代目・風影の「砂鉄」ですが、雷+土で「磁遁」って言うのはどうでしょうか?こうすれば砂遁と棲み分けられる(滝汗)。で、何でこう言う考察をしてるかって言うと、チャクラの複合使用自体も「あれやこれや」だと、収拾がつかなくなるからです。せめて単式の20種類までに収めないと、もうこの話…終わらないよ!ってわけです。別に触れないってんなら、それはそれでシンプルで良いんだけど…】

同様な考え方で、これまで描写のあった二尾・猫又(二位・ユギト)は「火+雷」←全く根拠はありませんが、イラストのイメージだけで考えてます(笑)。四尾・熔遁が「土+火」←これなんか、もう「字」からのコジツケです(笑)。根拠の「こ」の字すらありません(滝汗)。現在、少しでも描写があるのが、こんなところでしょうか?

何故、こんな話をするかと言うと、図をもう一度観てもらいたいんですが、チャクラの複合使用は2種混合で、複式(どっちが頭に来ても同じ意味。単式の逆)で、例えば、「水+火」=「火+水」で10通りの組み合わせがあって、単式の考えを持ち込むと20通りになってしまいます。どっちかと言うと、シンプルなのは複式かな…。組み合わせの数も現実的ですね(笑)。

それで、複式で組み合わせを分析すると、優劣関係の組み合わせが5種類+(優劣関係でない)対角線の組み合わせが5種類になります。この組み合わせに注目すると、チャクラの優劣関係の組み合わせで成り立つ血継限界と、優劣関係でないチャクラ性質の複合使用で何かしらの違いがあるかも知れない!と言う仮説にたどり着くのです。以前、四尾・熔遁の回であった、

「九尾は一番最後に封印する」

と言う文言が引っ掛かって来るんですが、九尾がチャクラ性質の中で特別な位置関係にあるのなら何かの糸口になりはしまいか?と言う問題提起になればと考えているのです。ヤマトの木遁が九尾に優越する…と言うような仮説もありましたが、描写とイマイチ符合するとは思えなしい、九尾=九体で組み合わせが1個、余ります(滝汗)。でも、ここをドンドン分析して行けば、何か解るような気がしていますが、もしかしたら、キッシーが既に投げ出してるネタかも知れないので…。実はそれが一番、怖いんです(笑)。

次回予告が「最後の爆発!」なんですけど、デイダラって、もう、どんだけーッ!!

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ソニエリのインディゴブルー


ソニエリのウォークマン携帯

携帯を買い替えたのは何年ぶりでしょうか?そもそも、あんまり携帯を使う方じゃないし、ないとそれは困るけど、インターネットもパソが主だったし。でも、今回は何故だか無性に欲しくなってしまった。

答はこの色でした。インディゴブルーと言うのか、濃紺のボディ。何故だか、この色に無性に刺激されたんです。お店でも、「この色」で買う人が多いと言う声を店員さんから聞きました。ま、あまりない色だったし、新鮮ではありますよね。

auのW53S。Sony Ericsson(ソニーエリクソン…ソニエリ)製。価格はACアダプター込みで1万1000円。ネットで調べたところ、安いお店では5000円くらいからあって、探せばも少し安く買えると思います。僕は面倒臭がりで、家の近所のauショップで購入しました。購入の手続きにほぼ1時間くらいかかり、持病の癪が出かかったくらいで、遠くまで行ってまで買ってたら、命の危険にさらされるところでした(笑)。近所の方が何かと便利だしね。

今流行りのワンセグは搭載されてませんが、音楽携帯として特化されてます。付属のヘッドフォンが異常にしっかりしていて、音楽の再生クオリティは滅茶苦茶良いです。非常にクリーンで、しっかりした音でした。正直、吃驚しました。記憶容量が2G(ギガ)もあるので、容量的には全く問題ないです。実は、この容量は電話の世界では桁違いと言っても良いくらいの異例です。これが、1万円そこそこで買えちゃうんだから、携帯電話業界っておかしい。先日も新聞に「携帯電話のビジネスモデルの見直し」と言う見出しが踊ってましたが、納得です(笑)。付属のヘッドフォンにリモコンも組み込まれているので、ウォークマンの操作やヘッドフォンの取り回しもし易いです。FMのトランスミッターも内蔵されてるので、うまくすれば、コードレス化もできるんじゃないか?と思います。これは、調査中です。

USBでパソコンとの接続が可能で、ウィンドウズであれば付属のCDに音楽ソフトガ同梱されていて、それで必要な形式で音楽CDから変換できて、それを携帯側で再生する事ができます。つまり、音楽の入力がダウンロードでけではない…と言うところに注目です。今あるソフトも使えると言う事ですね。もっとも、僕はウィンドウズじゃないので恩恵が少ないです(汗)。少数派には世間は冷たいです(笑)。ついでに、microSDカードも使えて、面倒だけど、それでもデータ交換は可能です。カードの容量も2Gまでありますから、キャパとしては最大で4G。やはり異例の大容量です。販売店で256MBのメモリーをおまけしてくれたのでそのまま使っています。普通にカメラも付いてます。オートフォーカスで綺麗に撮れますよ。

操作性に関しては、キーストロークがやや浅めでミスタッチが多いです(汗)。画面がスライドするタイプで、指で送りだす操作をしますが、これがロックしていないので電話を取り出そうとする時に不意にズレたりします。キーロックは普通にあるんですが、これがスライドの物理的なロックと同調していれば良いなと感じました。操作感覚にはやや不満あり…です。

フォルム全体は丸みを帯びていて、普段からジーンズで、ポケットに携帯をしまうスタイルですので、これは必須の条件でした。大きさ的には54mm108mm×19.9mmなんで、今的にはややぽっちゃり系。それでも小さい方でしょう。鞄を持たないポケットに入れる派の僕にも充分満足できる大きさではあります。色が可愛くて、スタイルも良い。後は、ストラップの穴が匡体の上の方にあるんですが、これが使い難い。キーボード側にあれば100点満点でした(笑)。外側が気に入って買ったんで、その他の問題はあばたもエクボで、実はオールクリアです(笑)。

で、内部的には急速にカスタマイズ中で、早速、待ち受け画面はお気に入りのナルトにしています。ナル×ジャンのロゴ入りです。ちなみに大きさは240×320pxです。ファイル形式はgif。著作権の問題があって、個人で楽しむ専用品ですが、どうしても見てみたい!って人には送って差し上げますのでご相談下さい。ま、他にもイタチとか、サスケもあるんですが、それはまた別の機会に…。

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トビの正体を真剣に考える!


ボサボサの髪型。渦巻き模様の仮面で右目の部分だけ「穴」が空いている。全身黒ずくめの衣装。非常に思わせぶりな描かれ方です。『如何にも…ですが、何か?!』て感じの描写が鼻につきます(笑)。凡人の僕は、どうしても神無毘橋の戦いで岩の下に沈んだカカシの盟友「オビト」とトビを重ねてしまう。これがキッシーの術中と言うのならハマってあげますよ!

いつの頃からでしょうか?知らない内に登場人物に加わっていた…トビ(笑)。ひょうきんな物言いとおちゃめな仕草。どうしても「暁」の一員としての威厳に欠けると思われるんですが、存在自体が邪魔になっていないと言うか、ストーリーに凄く馴染んでいる(笑)。

「ありました!」「ありましたよ ゼツさん!」

31巻の終わりでトビが初登場しています。風影奪還辺でサクラ&チヨばあのコンビにサソリがやらられ、ゼツが屍体(指輪)の回収に訪れた時です。この時、気になったんですが、「暁」の隊員どうしも、あまり詳しくお互いを知り合っているわけではなかったようです。任務をこなす一方で、個人の秘密や素性なども触れないような、「暁」はそんな、「オトナ」の集団だったようです。ゼツが感じたのはヒルコの中に居たサソリの本体であったんでしょうか?それとも、チャクラを発生させるコア(の抜け殻)の事でしょうか?「暁」に入る時のゴタゴタ依頼の姿…とありましたが、何処まで観て、何処まで観せてが推し量れません。まさにオトナの間合いです(笑)。

「コレガ サソリノ本体カ…」

サソリの両親を模した傀儡と川の字に横たわるサソリの屍体。サソリがしていた指輪を見つけたトビがはしゃいでいます。「暁」の行動に指輪は非常に大切な意味を持っているのでしょう。恐らく尾獣の封印に関わる存在であるのでしょうが、で、あるなら、大蛇丸の干涸びた左腕と共にある「空」の指輪は必要ないんでしょうか?ちょっと、気になります。戻します。

「これでボクも”暁”のメンバーに入れますかね…」
「一人分の枠 空いたんだし…」

この時のトビは「暁」のマントをしていません。「暁」に正式入隊する前の段階でしょう。しかし、この時点でゼツとはかなり親しい状態にある事がうかがえます。トビはゼツとはどんな関係にあるんでしょうか?しかし、ゼツ自体が不明の部分ばかりなので推測のしようがありません。

「バカヤロー…ソンナニ簡単にイクカ…」
「いいじゃないか…入れてあげれば…」

あまり詳しい描写の無いゼツですが、どうやら二つの人格が平行して同時に存在しているようです。カタカナとひらがなで台詞を使い分けていますが、性格付けとかがかなり違います。外見も身体の真ん中でラインが引かれて別れています。昔のアニメの悪役で、こんなの居ましたっヶ。継ぎ目で性別が別れてる可能性もあって、その場合、肉体的な変化をどんな風に吸収するかが、非常に大きな問題です(汗)。

「トビはいい子だ…」

この台詞から連想するとすれば、ゼツはトビの上司か保護者?「暁」にトビを紹介したと言う説の根拠はこの辺の描写にあるんだと思いますが、決定的ではない。トビの存在や「暁」への入隊にゼツが関与している線は明らかであると思いますが…。

トビは岩場に腰掛けながら指輪を指で弾いて遊んでいます。白い脚絆以外は黒ずくめ。露出した左半身は甲冑のようなギミックに覆われています。関節部分にピボット(支点)になるような部品が象徴的に配置されています。衣服と言うには物々しい。それで、親指で弾いた指輪を右手で「パシッ」と捕まえる筈が<スカ>っと抜けます。

「アレ…」

で、流してしまいましたが、忍としての感覚とはかなり乖離します。大丈夫なの?ふざけてるの?くらいに思いましたが、これは実はトビの正体を示す大きな伏線ではないかと…。後々になって気になる描写となるのです。

<ズズズズズズズズズッ…>

そろそろ、久々に呪印の力を借りる時が来たようです。もう、呪印なしじゃ前に進めない…。妄想なくして、この隙間は埋まらない。圧倒的に材料が…不足しています(汗)。





トビはオビトをコアに造られたサイボーグだッ!

と言っても、SFの機械を人体に組み込んで…と言う感じではなくて、サソリの傀儡を動かす原理や技術を応用するナルト世界的なサイボーグです。何より、トビの元々はオビトですから(笑)…だとして、神無毘橋の戦いで岩の下敷きになって身体はペシャンコの筈ですから。眼軸が写輪眼の本体と言う考えを適用して、その周辺と、オビトの意識の中核である脳や経絡系の中枢…多分、心臓などの臓器(角都の心臓略奪の技術や理論の転用)をして、生命維持できる最小限でコア(サソリみたいなの)を作って、甲冑のような匡体に詰め込んだ…。そう言う考えによるところの「サイボーグ」です。人傀儡とも言える。サソリが自分に施した工夫みたいな感じです。

傀儡の動力はチャクラですから、別に筋肉などのエンジンがなくても動きます。関節なども動きを良くする為にチャクラで繋いでいて、それは傀儡を操るチャクラ糸のように自在に切り離しができる。だから、甲冑(匡体)は側だけで良い。つまり、生命維持に必要なコア以外はスカスカなのかも…これは、同時に軽量化による俊敏さにも符合して、トビの持つスピードも良い感じで説明ができるんです。それらを踏まえると…

<スカ>「アレ…」

が納得行く描写に変わるのです。トビの躯が傀儡の理屈で動くとして、皮膚感覚がないからリングを落としてしまった。躯の中身がスカスカだから、指輪がすり抜けた…と言う風にです。この条件は、それ以降のトビの描写にも微妙に関わって来ます。

もう一つ、気になる描写があって、三尾をデイダラとトビで捕獲に行った時のエピソードです。

「トビ…お前晴れて”暁”のメンバーになったんだろう…」

トビは「暁」のマント姿だし、このデイダラの台詞から正式に「暁」に入隊した事がうかがえました。指輪は親指に嵌めています。サソリのお下がりの筈です。

「うわあああー来たー!!」

三尾は人柱力ではなく、妖魔のまま自然界に存在したようです。人里に現れることなく、広い大海原でひっそりと暮らしていたんでしょうか?亀のような妖魔です。玄武…?

「水系の奴なら鬼鮫さんに任せた方が良かったんじゃないっスかァー!」「人選ミスでしょー コレ!」

トビは(やはり)一目散に走って逃げるんですが、ふざけているようにも見えます。つまり、余裕がある。風に、どうしても感じてしまいます(笑)。それと、スピードも速いようです。

「うわっ!」

っと、なるけどやられないし…(笑)。怪しいです(笑)。で、結局、三尾は何らかのトビの術によって気を失って生け捕りにされてしまいます。三尾が人柱力でなくて、コントロールする頭脳がなかったと言っても、腐っても尾獣(笑)。強くない筈はありません。それをふざけながら(ふざけるように見せながら)やっつけちゃう…それがトビの実力(の一部)なのです。

「やったーーー!」「デイダラさん! 見ました オレの術ぅ!?」「こいつ イチコロですよ!」「暁のメンバーになっていきなりこんな大役を任されるのもうなずけるってもんでしょう!」「オレってやるもんでしょう!?」

トビのおしゃべりに閉口するデイダラ。

「いいか アートっていうのはクールな感情からかもしだされる情熱的な一瞬の…」

と、諭そうと思ったんですが、

「先輩の方こそ口数多いっすね」「ハハハ…」「って冗談…」

と言う、トビの鋭い返しで切れてしまいます。デイダラは気が短いんですね。単なる突っ込みにワザワザ、起爆粘土を練ったんでしょうか?手加減はしてると思いますが…

<ボーン>「うぎゃああああ!」

と、トビにお見舞いしています。多分、C1だと思うんですが、危ない…ですよね。いくら忍者と言えども、「暁」の忍で強いとは言え、起爆粘土で突っ込むなんて…普通はあり得ないんじゃないでしょうか?これは、よーく考えると「痼り」です。そして、これは三尾をデイダラの粘土細工で曳航して帰るシーンでも再現されます。

「…おいトビ そこまでクールに口数減らすことはねーよ」

「………」(トビ)

「ちゃんと返事くらい…」

さっきの起爆粘土での突っ込みに少しは落ち込んでいると考えたんでしょうか?デイダラの優しさが、こんなところにチラリです。しかし…

「スーー… スーー… スーー…」

って、黙って「シュン」としてると思ってたトビが、実は熟睡してると気付いた瞬間、デイダラが切れます(笑)。多分、ワザワザ粘土を練ってます(笑)。

「うぎゃああああっ!」

ドカンとやっちゃってます(汗)。通常の漫才コンビだったら即コンビ解消です(笑)。警察座太です。って言うか殺人事件です(笑)。

「てめえにゃあ ちょーどいい目覚ましだ このヤロー!うん!!」

おそらく、C1だとは思いますが…。C1の直撃くらいだと死なない…。デイダラは明らかにトビがこれくらいでは死なない。怪我もしない。痛がりもしない…と言う確信を持って突っ込んでます。デイダラは他者の痛みが判る人格ですから、酷い事はしません(笑)。

「ちょーどいい」

C1(恐らく)でちょーどいいんですから、これは相当な頑丈さです。サスケとデイダラの交戦でも、術者のデイダラですら、C1は生きるか死ぬかの境目みたいな描写がありましたから。それでも大丈夫と言う事は…甲冑(匡体)…乏しい皮膚感覚…スカスカ…これらが、トビが非常に頑丈で痛覚などがない(敏感でない)構造にあると言う暗示ではないかと、僕は考えます。

しかも、トビには写輪眼がある。デイダラがくり出したC4カルラの攻撃範囲を見切っていないとあんな逃げ方はできません。恐ろしい術…と言いながらも、安全圏で落ち着いて闘いを観戦していましたし。その少し前のサスケの神速の第一撃でも、

「速い!」

サスケの瞬身での急接近。草薙の太刀を抜いて間合いを詰めます。デイダラは咄嗟に逃げましたが、トビは動きません。

「え?」<ズバ>

で、確かに斬られたように描かれてます。躯が小刻みに揺れてます。サスケの草薙の太刀は確かにトビの胴体を両断にしています。それに、トビは力なく倒れます。

「まずは一匹…」

サスケもトビを斬った手応えを感じていたようです。致命傷に至るようなものではないにしろ、活動停止を確信するような…(殺さずですから)。しかし、トビは何事もなかったように起き上がります。

<ムクッ>

この時、「暁」のマントが斬れてない。つまり、躱した…としか、僕には考えられない。超高速の捌きだと思ったんですが、他に時間を弄る(干渉する)…瞳術系の理論のアプローチもあるようですね。この辺は決定的な描写がない。材料不足。

「!」「こいつ…」

サスケも驚いていました。この時、サスケは写輪眼を発動していますから幻術では誤魔化されない筈。実際に手応えもあった。つまり、草薙の太刀は確かにトビの躯を通過しているんです。きっと、トビが傀儡のような構造の甲冑(匡体)を駆使して刃を躱したんです。関節や甲冑の接合はチャクラ糸の接続のON/OFFで分断すれば、匡体を傷めるような致命傷(クリティカルに匡体を切断される事なく舐めるように刃をすり抜ける)は回避できますし、写輪眼による見切りで、コアを傷つけられないように躱せる…と言う理屈です。トビはそう言う構造のサイボーグだったんです。きっと…。と、考えます。

トビの製作(?)にサソリが関わっている可能性があります。トビとゼツの関係や、デイダラとも「暁」入隊前から知り合いだったようですし、他のメンバーとも全然知らない仲だったのが、それで繋がる。或いは、大蛇丸の関与もあり得る…と僕は考えています。神無毘橋の闘いは大蛇丸がまだ木の葉に居た頃の話で、同時に地下活動を行っていた大蛇丸であれば、完全にオビトが死滅する前にコアになり得る部分だけでも回収するくらいは、出来ない作業ではない筈。これは万華鏡写輪眼の開発にも繋がる。その応用がカカシの万華鏡開眼に繋がると言う展開ですが、こっちの方は最近、やや揺らいでいます(笑)。

どっちにせよ、トビが、誰の手によって造られたか?によって、今後のトビの「裏切り方」が左右されます。何せ、僕の中ではトビは、オビトであり、ユダなんですから…(笑)。

後は斬られてないマントの説明が付けば全てが丸く収まります(笑)。

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第360話「C4カルラ」


「急げェェェッ!」

トビが一目散に逃げてます(笑)。デイダラのC4カルラが発動されようとしているのです。デイダラは口から大量の粘土(?)を吐き続けます。どうやら、C4はイタチをやっつける為に開発した術のようですね。と、言う事は、「暁」に入隊してから修行したんだ…。デイダラは…。

ところで、1頁の右上のデイダラを見て気付いたんですが、左腕にも縫い目がある。きっと、角都に縫い付けてもらったんでしょうが、これは、風影奪還編で我愛羅と闘った時に負った傷。腕は自然な外観でしたが、我愛羅の砂で潰された筈です。対して右はカカシの万華鏡瞳術で削られた傷。我愛羅のそれより少しこっちです。右は肘の部分を削られて、手首から掌は回収していました。

何回か前の描写では、右肘は粘土で補完した感じの素材感でした。あの封印像と同じような調子の表面。多分、デイダラの手によるものでしょう。対して左手は縫い目こそありますが、普通の皮膚のようです。もしかしたら、時間が経過すると右手の肘も、左手のように奇麗な手になるんじゃないか?粘土細工が肌に馴染むというか、一体化して行く。つまり、デイダラは自分の身体も粘土で作れるんじゃないか?と、そんな風に、ボクは思うのです。

かつて、サソリの身体をして「弱点剥き出し」と揶揄(笑)していましたが、つまり、自分はそうじゃない…と言う自信の表れだったんじゃないかと、僕はずっと思ってまして、それを示唆する描写じゃないかと、ふと、思うわけです。つまり、デイダラは粘土でできていて、コアを秘匿している。もしかしたら、コア自体もサソリのように分かりやすいパーツじゃなくて…。何が言いたいのかと言うと、デイダラはやられ難い存在…の筈(汗)と言う事です。

<ズン>

現れたのは巨大なデイダラ。いきなり自爆分身みたく爆発しちゃいました!造形の大きさの割におとなしい爆発。蒸発に近いような。

「…不発?」

と、一瞬、サスケは躊躇しますが、写輪眼は誤摩化せません。サスケは何かを察知して行動を緩めません。

「喝」

デイダラが起爆の念を送ります。つまり、さっきの造形の爆発は爆発じゃなかった。

「昇華!」

デイダラはこの言葉が好きなんでしょう。物質の「態」は普通、固体→液体→気体と推移するのを、固体→気体と一気に変化する事を「昇華」と言うのですが(よくある例ですが、ドライアイスは固体から気体に昇華します。シューアイスに入ってる白いのを水の中に入れて遊びましたよね…笑)、そのスピード感をデイダラは愛しているのかも知れません。「イラチ」と言うか、気が短いですから…。トビもそれをよく解ってると思います(笑)。

「くそ…」「まさか…こんな…」

サスケがボロボロに崩れて行きます。サスケファンの悲鳴が聞こえてきそうです(汗)。

「超小型ナノサイズ爆弾C4カルラ…」

巨大デイダラを破裂させ、その爆風により目に見えない小型爆弾を大気中に散布…。それを吸い込んだ生物は体内のあらゆる箇所に爆弾をセットされる仕組み…。いくつもの小さな爆発は細胞レベルで体内から生物を破壊していく…。

「恐ろしい術だ…」

って、何でこんなに詳しくトビが知っているんでしょうか?普段は喧嘩ばかりしてるけど、相当、仲が良いのかも知れません。二人は…。それか、トビがデイダラの修行に無理矢理、付き合わされたか…。或いは………(フフフ)。

「イタチに礼を言わなきゃな…クク…」

デイダラの瞳が黒目から白目に反転します。<キュッ>って。この台詞と、この「眼」の種明かしは後で出て来ます。

「クク…勝った 勝ったぞ!! オイラの芸術が…」

勝利を確信するデイダラ。しかし、背後に忍び寄る写輪眼の威圧感。サスケの状態2です。先に折られた片翼は潜影(多)蛇手の口寄せの蛇が補完していました。「翼」と言ってもチャクラ放出による飛行メカニズムなんでしょう。左右のシンメトリがとれれば、安定して飛行する事ができる。サスケは、この土壇場で機転を利かせたのです。素晴らしい応用力です。賢いですね。

「チャクラを使い切ったようだな…動きが遅いぜ」

サスケの千鳥がデイダラの右胸を貫いてます。サスケの写輪眼は瞬時にデイダラのC4の攻撃体系を見破り、攻撃範囲を回避して反攻に出ていたのです。写輪眼恐るべし…です。多分、C4は呼吸器から侵入し、血液に溶けて、体内の各部にセットされるのでしょう。チャクラの存在を視覚で判別できる写輪眼があればこその反撃と言えるでしょう。そして、サスケがボロボロに崩れて行く様をデイダラに見せていたのは…

「オレの幻術だ」

サスケは写輪眼の幻術にデイダラをまんまとハメていたのです。デイダラもマジマジと写輪眼を見つめてましたからね。読者の多くもこれにハマっていた筈。編集部に苦情の電話を入れようとした指先が止まった人もいるんじゃないですか?これが写輪眼!これがキッシーマジックです(笑)。

ここに到るまでも同じ。前回の回想で、イタチの幻術にあっさりハマって「暁」入りした経緯を見せられた時、僕らはハマっていたんです。キッシーの幻術に。誰もが同じパターンでデイダラがサスケにやられると思い込んでいた。

これは、「キッシーの描写の戦術的考察」で触れた、「後の先」(ごのせん)と言うヤツです。こっちが「シメシメ」と思って飛び込んだら「バシッ」と食らう…ボクシングで言うところのカウンターですね。それもかなり強力なKOに至るような痛手です(笑)。

そして、デイダラの「先」がサスケを追い込みます。

「粘土…分身か!?」

千鳥に貫かれたデイダラが崩れます。粘土分身でした(汗)。代わりに載っていた鳥から手が!サスケの脚を掴んでる(汗)。デイダラの本体は鳥の造型の中に隠れていたんです。カカシとやり合った時の爆発分身もきっと同じような変わり身を使ったフェイクだったんでしょう。実に術の構成が一貫している。これがデイダラらしい構成であり、表現…つまり、アートなのではないでしょうか。

「イタチとやり合った日からオレの左目は対写輪眼用として鍛えてきたのさ」
「幻術を解く訓練を怠るワケねーだろ!」

デイダラがサスケに興味を持ったのは、サスケが大蛇丸を倒した…のもあるんでしょうが、将来あるだろう「対イタチ戦」のシミュレーションをしたかったのかも知れません。と言うか、写輪眼に対して執着する部分が大きいと思います。それと、デイダラの台詞でも判ると思いますが、半端ない努力家なんです。イタチに破れた屈辱も自分の鍛練の糧にして来たのでしょう。そして、その根底にあるのが「コンプレックス」。血統とか、家系と言う人生の不公平に対する反感です。イタチとの闘いも含めて、これまで何度も辛い目に遭ったんでしょうね。そして、それを乗り越えて来た。それが、彼の今の強さであり、しぶとさなんだと思います。

「これでホントの最後だ!!」

サスケの絶体絶命です!マジ、ヤバいんじゃないでしょうか?しかも、次回予告が[「たどりつけない道」へ!!]ですよ…(汗)。と、ここで落胆するか、サスケのド性骨に期待するかは自由(笑)。僕はデイダラの「後の先」(ごのせん)を凌駕する、サスケの「後の先の先」(ごのせんのせん)に期待します。どっちが「たどりつけない」のか?それは次回までの楽しみですね。

「直接C4を食らえ!うん!」

デイダラ、死なないで!(笑)

やっぱり、サスケの闘い方に疑問が残ります。まるで「練習」しているかのように思えませんか?何だろう、この違和感は…。

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