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自来也は何故、『火影』を固辞したのか?

 
「火影になるべきは本来お前だったということだ
三代目はずっと次の火影をお前に…」

酒酒屋で綱手がゲロしました(笑)(40巻/130頁)。きっと、三代目が健在の頃、ダンの「死」によって抜け殻状態になった(笑)綱手の元に見舞いがてら足しげく通い、猿飛は愚痴でもこぼしていたんでしょう。ついでに、自来也の自慢話とか(笑)。大蛇丸は既に里を抜けた後でしょうから、猿飛としても、「火影」に相応しいのは自来也であると考えていたのでしょう。

しかし、この行いも猿飛の「浅はかさ」でもある訳で、猿飛の「ダメ親」(笑)たる所以であります。こっちが駄目だからあっち…って言うんじゃねェ。このダメッ振りは反省しないといけないところです。この頃、自来也が「得体の知れない力」を手にして頭角を現して来た。それに猿飛が目を止めたのは容易に想像できますが…。

もっとも、自来也も「事情」の在る身故、この時も、いくら何でも「若いでしょ」とも思える「波風ミナト」を身替わりにして危うく難を逃れたんでしょうが(実はこの件がミナトに対する「後ろめたさ」にも繋がるのですが…それはまた別の考察で…)、これと似た事が木の葉崩しで三代目が亡くなった時にもありました。実際は他にも一杯あったんでしょうけど…。

例によって、単眼鏡で女湯を覗く自来也に忍び寄る影…二つ…(笑)。

「今、木の葉隠れの力は恐ろしいほどに低下しておる…
この状況で最優先させねばならぬのは、
さらなる危機を想定した準備だ」(ホムラ)

「…隣国のいずれかが、いつ大胆な行動に出るかも分からぬ…
よって、里の力が戻るまで各部隊からトップ数人を召集して
緊急執行委員会を作り、これに対処してゆくことを決めた。
…が、それにはまず…信頼のおける強い指導者が要る」(コハル)

「…今や揉め事の種はそこら中に転がっておる…
大蛇丸だけではない」(コハル)

「いいか…一つ基本的な方針を言っておく……
五代目火影は今すぐにでも必要だ!」(ホムラ)

「そして、昨日、火の国の大名と設けた緊急会議で…自来也。
…それがお前に決まった」(コハル)

「おあいにく様。ワシはそんな柄じゃあないのォ…」

三代目の後任人事を自来也は固辞しています(16巻/100頁)。ご意見番のコハルとホムラが二人掛かりで、理詰めで切々と説いてはみたものの、自来也はと言うと、けんもほろろでした(汗)。自来也はその代役に綱手を提案し、その居場所を自分が見つけ出し木の葉に連れ帰る事を約束し、二人を沈黙させています。

自来也は妙木山の大ガマ仙人の「予言」に基づく役割がありますから、「火影」と言う重席に就いて縛られる事は望まないのは想像に難くないところではあります。長門(ペイン)たちに忍術の修行をつけたのも「三年間」の歳月を傾けた…「エーッ!!??」と思いましたよね…壮大な(笑)ものでしたから、自来也にとっても「火影」への就任は厳しかったと思われます。

今にして思えば、ご意見番の二人は自来也に関する「予言」を承知していて、自来也にプレッシャーをかける事で、綱手を探し出させる方向に持って行こうとする意図があったのかも知れません。二人の引き下がり方って呆気無さ過ぎだし、咄嗟の変わり身にしてはホムラの提示した「暗部を三人…」なんて条件も周到過ぎとも思えました。

自来也は予言の「選択者」としての役割を果たす責任があった!

だから、木の葉隠れの里長・「火影」の座に就く事は許されなかったのです。これは「木の葉隠れの里」よりももっと大きな「世界」の平和と安定の為ですから仕方ない…と言えば、仕方ないですが、自来也自身は「火影」をどう思っていたんでしょうか?ホントに「おあいにく様。ワシはそんな柄じゃあないのォ…」と、取り付く島もないような断わり方をする程、興味はなかったんでしょうか?

また、かなり後の描写になりますが、自来也は蝦蟇の時空間忍術を用いて遠距離を極めて短時間に移動できる能力を有していました。その「(蝦蟇の)力」を利用すれば、長門たちを教えた時も、「べったり」の三年間ではなくて、あちこちを「行ったり来たり」する忙しい三年間だったのかも知れませんし。恐らく、水辺さえあれば、望む時に望むように世界を行き来できたんじゃないかと、僕は考えます。

だから、ちょこっと無理をすれば、予言の「選択者」と木の葉隠れの「火影」は兼務も可能だったんではないでしょうか?それに、誰が見ても自来也は「火影」の器でもあったとも思います。自来也がけんもほろろに「火影」の就任要請を断るのには何か理由があるんじゃないでしょうか?それか、ホントに「火影」に興味がなかった?まっぴら御免だった?触手が<ピクリ>とも動かない対象だった?!

違います!それは断じて違う…

その「本心」を、自来也は自身の「走馬灯」で吐露しています。

火影たちが成した偉業に比べれば
ワシのしてきたことは取るに足らぬくだらぬことばかり…

ワシも歴代火影たちの様に死にたかった

火影岩を見上げながら自来也は悔恨すらしています(第382話「本当の選択!!」)。自来也も「火影」に憧れていたんです。大好きだった三代目から、歴代火影の武勇伝を聞かされるにつけ、自分もかく在りたい!と思う…自来也少年だったんだと思います。そして、きっとナルトのような「熱い言葉」を吐いていた事でしょう(笑)。

オレってば火影になる!!
そんでもって、どの火影をも超える火影になるんだ!!
まっすぐ自分の自分の言葉は曲げねェ…それがオレの忍道だ

自来也がその最期を目前に、ナルトの「恥ずかしい言葉」(?)を思い出したのは、100%!!若き日の自来也も唱えていた言葉だったからです。自来也もその「役割」の特殊性もあって、ことさら、心の内を曝す事はなかったけど、自分の生き写しのようなナルトをどんなにか抱き締めたかった事でしょうか(ヤバッ!!また、目頭が…)。自来也はナルトの屈託なき笑顔に若き日の自分を重ね合わせていたのです。

自来也だって、ホントは「火影」になりたかったのです!

もう一つ…その気持ちを肯定する描写が実はしっかり残っていて、その時、大騒ぎすれば良かったんですが、「自来也悪人説」(遠い目…汗)なんてのもあって、逆に、その描写を巧妙な「フェイク?」なんて感じたりもして眠らせてました(笑)。どこかと言うと、自来也がナルトを帯同して綱手姫を探しに行くエピソードで、自来也と綱手が短冊街(?)の"おでんや"で、しっぽりと一杯やるシーンです。

綱手が大蛇丸の条件に傾きそうな空気を察した自来也が激しいプレッシャーを綱手に与えるのです。この時、自来也は今まで見せた事のないような「本当の殺意」をちらつかせます。自来也が物語の中で唯一見せた「殺意」です。

「それと…一言だけは言っておく
歴代の火影たちは木の葉の里と、そこに生きる者たちを守り…
乱世を治め、里を繁栄させるという、その理想…その
夢に命を懸けた!

先代達の気持ちが分からぬお前じゃないだろう。
もし…その木の葉の里を裏切るようなマネをしてみろ」

『その時はワシがお前を殺す』

正真正銘の自来也の「殺意」を感じました(18巻/122頁)。そして、この激しい「殺意」が綱手に向けられた事に僕は注目しています。自来也は綱手を愛していますから、一生賭けて愛し続けてきた人ですから、そんな自来也が「殺す」と言って仕舞える程、「火影」とは自来也にとって尊い存在であることを意味すると、僕は考えるのです。

自来也は大蛇丸に綱手が寝返ってしまう事より、綱手が先代火影の行いを汚す事を恐れたのです。そして、もし、その罪を綱手が犯すと言うなら、如何に愛する綱手であろうとも、自来也は本当に手に掛けていた事でしょう(そしたら、また「隈取」が伸びてたんだろうな…)。でも、この言葉を綱手に告げた自来也は辛かったんだろうな。後にも先にも、自来也のここまでの「殺意」の描写他にはないですから…。

話をちょっと戻しましょう。

自来也がまだ幼き頃…。自来也・綱手・大蛇丸がアカデミーを卒業し、三代目・火影に就任する前の猿飛先生に弟子入りした辺りです。アカデミーの卒業年齢が「6歳」と言うのは、めちゃくちゃ優秀だったんだと思います。既にその頭角は周囲の目にも止まっていた事でしょう。しかも、将来、三代目・火影に就任するに至る人物である猿飛に師事する事が意味するものは小さくはないと、僕は思います。

「自来也・綱手・大蛇丸」は「火影候補生」だった!?

悪意と野望を秘めた瞳…
そういう素養があったのは…
気付いておった…
気付いていて
知らぬふりをしてきた…
まだ、戦乱の時代に…
強く才能に満ち溢れた天才…
まさしく数十年に一人の
逸材だったから…
自分の意志と力を
受け継いでくれる存在…
そう思いたかった

三代目の回想からはその筆頭には大蛇丸が居たと感じられました(14巻/85頁)。大蛇丸が悪に染まったりしなければ、四代目は間違い無く大蛇丸だったんでしょう。これに関しては、一緒に居た自来也や綱手も異存はなかったのではないでしょうか。それ程、大蛇丸は優秀だった…と言えると思います。大蛇丸は「白眉」だった…筈です。自来也にとっても大蛇丸は「超え難い壁」のような存在であったんでしょう。

しかし、これは結構、有名な話だったようで、自来也の孫弟子(弟子の弟子)であるカカシが(大人気なく…笑)告げた言葉からも知れるところです。木の葉病院の屋上のナルトとサスケの衝突の直後のエピソードです。カカシがその「刺々しさ」を大爆発させるエピソードです(笑)。

「簡単に言えば、かつてのアナタ(自来也)大蛇丸みたいな関係ですかね」

やはり…かなり刺々しく…カカシが自来也に(懇々と)話しています(20巻/99頁)。この時のナルトとサスケの衝突は「喧嘩」と言うにはデカ過ぎた…その深層を自来也は読み違えているかも知れない!!老婆心ながら…のカカシの登場だったのです(笑)。多少の遠慮はありますが、結構な長台詞で畳み掛けます(笑)。

ちょっと、余談させて下さい……。

「ほう…」

このシーンで、自来也の台詞は意外に少なく、正に「サンドバック状態」でした。カカシもここぞとばかりに「言葉責め」に出る訳ですが、自来也も相当、バツが悪かったんですよね(笑)。この時、自来也が「ほう…」と言ってますが、そのまま"ふくろう"になって何処か遠いところに飛んで行きたい気分だったんじゃないでしょうか(笑)。

もっとも、この時点で、自来也がナルトとサスケの関係性に目を止めさせた功績は大きく、自来也のこれ以降のナルトの教育に存分に発揮される事になるのです。自来也も避けて通りたかった部分なんでしょうが、それに気付かせたカカシは凄いです。オトナです。大先生です!!(笑)

「アイツ(ナルト)にとってサスケは、仲間であると同時にライバル…
まぁ、常に対等な存在でありたい男ってことです
おそらく………そのサスケの安い挑発に耐え切れなかったんでしょう…
忍者学校の頃からずっと追っかけて…追っかけて来ましたからね
今のナルトは私やアナタじゃあなく…
誰からよりもただ…認めてもらいたいんですよ………サスケにね

一方でサスケはナルトの成長スピードを身近で感じて劣等感を感じてる
自分がまるで成長していないと思い込んでしまう程にナルトは強くなりましたから」

ここまで言われて、自来也は「ナルトとサスケ」の関係性を初めて認識するんですから、やっぱりこの方(←自来也)は鈍いです(笑)。この時点まで、考えてもみなかった…と言うような雰囲気でした(汗)。この自来也の鈍さが恋愛でも遺憾なく発揮された事を、自来也は知らない……(苦笑)。

木の葉崩しが集結して、その傷も癒えぬ内にサスケは修行に戻ります。サスケはナルトの木の葉崩しでの活躍っぷりに大いに焦っていたのです。これも、先の木の葉病院の屋上のカカシ大先生(もう、「大先生」です!カカシは真の…人間関係の…達観者ですよ!)の言葉を借りるなら…(20巻/101頁)

「だから…サスケはナルトを認めたくない…
認めてしまえば今までの自分を否定してしまいかねない…
難しいもんですね。ライバルってのはね」

気持ち悪いくらい…ドンピシャにナルトとサスケの関係性に言及した言葉と思えます。カカシは他者の心を感じさせたら、木の葉イチ!忍界イチ!です(笑)。カカシはこの「難しさ」を感じる前に親友を失ってますから…。今も、その口惜しさを彼は抱えているんです。その意味では自来也に言ったこの言葉には多分な「ヤッカミ成分」が含まれているんです。だから、刺々しい…(笑)(←「カカシが自来也に刺々しい理由」カカシの考察参照)。

オレは…何も出来なかった…
ナルトは異常なまでにどんどん強くなっていく…
"落ちこぼれ"呼ばわりされてた忍者学校の頃から見たら…
信じれれないくらいの成長だ…

近くでずっと見ていると分かる…
アイツは何か凄い力を秘めている…
時に…恐怖すら感じるほどに…


うずまきナルト…お前は一体何者なんだ…
…オレは……オレはどうしたら強くなれる…

もう、焦りまくリのサスケです(16巻/178頁)。当時は"写輪眼"の覚醒率も低く、ナルトに内在する「力」の本質を掴めず、焦りに拍車がかかってるだけなんですが、これも「若さ」と考えて良いと思います。未だ12~13歳なんですから…。それに、「得体の知れないモノ」は誰だって恐いですからね。

でも、この「得体の知れないモノ」に苦しめられているのが自分だけだと思うのは、「子供」と言うよりは「甘えん坊」なんだけど…僕もその「甘えん坊」だから、あまり突っ込めません(汗)。みんな自分だけが辛いと思ってしまうものなんですよね。仕方ないですよね(汗)。

読者はみんな知っている事なんですが(笑)、ナルトは人柱力であり、その腹の中には途方も無い「量」と禍々しい「質」のチャクラを発生する「九尾」が封印されています。他の考察にも書いたけど、それはきっと「原子炉」みたいなものです。もっとも、ナルトはこの内在する「九尾」に苛まれた過去を払拭して「今」があるんだけど、サスケはそこに考えが及んでいないんです。

人間の感覚とは常に相対的であり、何かに対しての優劣で物事を判断してしまう傾向があります。サスケもナルトやその他大勢と自分を比べ、安心し切っていたんだと思います。ナルトなどにどんな事があっても水をあけられる事なんてない!!サスケはそう高を括っていたと思います。でも、木の葉崩しの土壇場でそれが覆された…。この時のサスケのショックの大きさは量り知れません。

そして、この「焦り」がサスケを「闇」に導く事になるのです。そして、それが「大蛇丸」と言う漆黒の「闇」であった。自来也がナルトを教え、大蛇丸がサスケを導く…。光と闇。そして、それが絡み合う。正しく、それは「陰陽」そのもの。嫌らしいくらいに美しい「貌」(かたち)を成してますね(笑)。だから…ホント…キッシーって、嫌らしい(笑)。

「ククク…どこまでもめだたい奴ね。自来也」

「…もう考え直してはくれないのか…大蛇丸」

気付いてる人もいると思いますが、ナルトや自来也は、それぞれがサスケや大蛇丸に少なからず「負い目」を感じて接しているのです。その根底には共通したモノがある。それを二人は言葉にはしないけど、接し方の「負い目」として無意識に漂わせてしまっている…。また、それが厄介な事に、サスケや大蛇丸の「琴線」に触れるような「余計な気遣い」になってしまっている事に、ナルトと自来也が気付いていない。「天然」とは実に恐ろしき攻撃力なんですね(笑)。

後付けの「九尾」や「蝦蟇の力」はズルイ?!

自分の望むところではないにしろ、後付けで「力」を得てしまった事に、ナルトも自来也も無意識の内に「後ろめたさ」を感じてしまっているのです。「素」の才能や能力では断然、サスケや大蛇丸の方が上でしたから。自来也だって、妙木山に迷い込んだのは、何をしても大蛇丸に勝てなくて、途方に暮れた末の逃避行みたいなものだったんじゃないでしょうか。ま、それは大きな「運命」の流れではあったんですが…ね。

「この妙木山に一人の人間の子が迷い込む…
その子に蝦蟇の力を与え、予言を与える…
それがワシがワシ自身のために見た夢…予言だったんじゃ」

大ガマ仙人によって自来也は「蝦蟇の力」を与えられます(第376話「予言の子!!」)。これはナルトに封印された「九尾」にも似た、後付けの「力」であったと僕は考えています。自来也が妙木山での修行を終え、木の葉に舞い戻った時に、大蛇丸は自来也の異変を察知した筈です。そして、焦ってしまった…。サスケが慌てふためいたように…。

大蛇丸が「闇」に染まったのは自来也の責任?!

それは丁度、木の葉崩しが終結した後のナルトとサスケの関係に似ていたものと、僕は推測しています。大蛇丸も…サスケが感じたように…自来也の急激な成長や自信に恐怖すら覚えたんではないでしょうか?だから、大蛇丸は「禁術・不死転生」に走った。あれは自らを「人柱力」と化すような術とも言えます。自来也はその生来の天然っぷりも手伝って、知らず知らずに大蛇丸を追い詰めてしまったのですね。

もっとも、「蝦蟇の力」も…ナルトが「九尾」を不意に封印されたように…自来也が望んだ「力」でもなく、「運命」の悪戯でしかなかった訳だけど、どんな事情があれ、自来也の存在が大蛇丸を追い詰めてしまった事は隠しようのない事実です。自来也はそれを受け止め、大蛇丸に対して「負い目」を感じてしまっているのです。

自来也は大蛇丸を自分の「目標」と掲げるほど尊敬しています。ナルトがそう思うように…自来也も大蛇丸に認めて欲しかったのです。自分を認めて欲しくて大蛇丸に近付く事が、大蛇丸を傷付け、追い詰めてしまう事に「繊細」になれなかった。そんな「ハリネズミのジレンマ」をオトナになってから気付くのです。

…思い返せば、ワシの物語は失敗ばかりだった…

自来也の「走馬灯」の冒頭部分です(第382話「本当の選択!!」)。

友を止めることも出来ず

大蛇丸の里抜けを自来也は食い止められなかった。大蛇丸に自来也が近付けば近付く程、大蛇丸は傷付くんですから、止められないのは当たり前で、仕方のない事ではあるんですが、運命とは残酷なのです。しかし、自来也はその悲しみの上をしっかりと歩む強い人でもありました。逆に、大蛇丸は甘ったれなんです。でも、自来也は自分を責めてしまう。そう言う、良い人でもあったのです。

自来也は大蛇丸こそ『火影』に相応(ふさわ)しいと思っていた!!

その大蛇丸が里を抜け、その代わりに「お前が『火影』に就け」と言われても承服できない訳です。自来也はそんなに器用な人ではないですから。おまけに、自分の「役割」を成す為に「蝦蟇の力」を放棄する事もできない。しかし、高潔な自来也は大ガマ仙人に与えられた「蝦蟇の力」で強くなった自分を本当は良しとしていなかったのです。

「しかし小僧…おぬしゃ女子にもてんよーなるゆーて
その体は嫌がっとったんじゃろーがの!?」

自来也は「仙人モード」を使う事を避けていたんです(第375話「二大仙人…!!」)。"二大仙人"の言う「女子」云々は態の良い言い訳でしょう。自来也は常に「自分自身の力」にこだわっていたんだと、僕は考えています。そして、それが本当の人間の強さなんだと言う事を示したかったんだと思います。そして、それを何より大蛇丸に判ってもらいたかった…とも思います。だから、「蝦蟇の力」を得て強くなった自分は『火影』になってはいけないと、自来也は考えたんではないでしょうか。

自来也は『火影』に憧れを抱いていました。『火影』のように死にたいと思っていました。これまで何度も『火影』に就任するチャンスのあった自来也がそれを執拗に固辞したのは、大蛇丸に対するリスペクトが多分にあったのは確かですが、その奥に横たわる「本当の強さ」へのこだわりを無視はできないと思います。そして、その真意は、自来也はその壮絶な死に様をもって、その確かさを僕らに示したのです。

「大切な"何か"を守ろうとする時、人は本当に強くなれる!」

自来也もそれをキッチリと提示したのです。これは、ナルトの中の「九尾」に対する大きなアンチテーゼであると思います。果たして、自来也の「死」がどんな風にナルトに伝わるのかは知れませんが、自来也の示した「奥ゆかしさ」をナルトにも感じてもらいたいです。そして、ナルトには自分自身の「力」で大切な「何か」を守れる人になってもらいたいと考えます。それが、本当の成長だと、僕には思えるからです。
そして…カカシ大先生が大外一気でナルトを教え導く展開なんてなったら良いな…と思ってしまう「甘えん坊」のケルベロスです……(でも、カカシまで……は嫌だァ…)。

 
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『写輪眼の本当の秘密』

 
「お前が開眼すれば、オレを含めて万華鏡写輪眼を扱う者は三人になる」

「うちは虐殺」で、イタチがサスケに残した「謎」です(25巻/150頁)。万華鏡写輪眼が「三人」です。既にイタチが万華鏡写輪眼を開眼していて、サスケも開眼の可能性がある。そして、サスケが開眼すれば「三人」になる…イタチは、この時点で「もう一人」の開眼を前提(仮定)にしていませんから、「もう一人」は既に開眼していた事になる…と、僕は考えています。

イタチ&鬼鮫の「暁」2マンセルの「木の葉強襲事件」で、イタチはカカシの万華鏡写輪眼に関してノーマークでしたので、それより5年以上前の「うちは虐殺」で提示された「謎」の答えにカカシは含まれない…と、僕は考えます。だから、別の誰かが存在する…事になる。しかし、うちは一族はイタチとサスケを残して皆、死んでしまった…筈。

「もう一人」って、誰なんでしょうか?

しかし、「うちは虐殺」では、無口な筈のイタチがやけに饒舌に語ったものです。でも、それは必要だったから。イタチは、サスケにちゃんと伝えないといけなかったから…。イタチは別に無口なんじゃなくて、必要ないことをしないだけなんです。だから、必要であれば饒舌にもなるのです。

「そうなれば……クク、お前を生かしておく意味もある
今の…貴様など…殺す価値も無い…愚かなる弟よ…」

イタチは、うちは一族の全てを殺した…とされる…のに、ちっぽけな…サスケを「殺す価値も無い」とするのには、違和感を感じてしまう。逆に、「生かしておく意味がある」と取れます。イタチにはサスケを生かす「必要」があった……イタチは必要ないことはしませんから、この考えはイタチの行動様式ともキレイに符合するんです。

「このオレを殺したくば、恨め!憎め!
そして、みにくく生きのびるがいい………
逃げて…逃げて…、生にしがみつくがいい」

「そして、いつかオレと同じ"眼"を持ってオレの前に来い」

イタチは万華鏡写輪眼(?)でサスケを眠らせて去ってしまいます。言い方はめちゃくちゃ冷たいですが、イタチはサスケにはっきりと、「生きて欲しい」と言っています。「死ぬな!」と言っているのです。そして、生きていれば万華鏡写輪眼の開眼もある…そのくらい、サスケを殺してしまう事に消極的なイタチの態度を示唆しているように感じます。

イタチは「三人」の「謎」を提示する前に、万華鏡写輪眼について…かなり詳細に…サスケに語っています。

「お前が望む様な兄を演じ続けてきたのは…お前の"器"を確かめる為だ…。
お前はオレの器を確かめる為の相手になる。そういう可能性を秘めている。

この一件の前から、イタチは盛んに"器"と言う言葉を使っています。「シスイ事件」~「うちは虐殺」周辺の不可思議とも思える行動や言動には、自らの"高み"や"器"を知る為であるとちゃんと示しています。全てはイタチの実験であるとも言えます。イタチの言う「高み」とは、大きな対象を俯瞰する為に、自分の立ち位置を高く設定しないといけないような、脅迫観念すら感じてしまいます(汗)。

お前はオレをうとましく思い、憎んでいた
このオレを超えることを望み続けていた
だからこそ生かしてやる。…オレの為に
お前もオレと同じ万華鏡写輪眼を開眼しうる者だ
ただし、それには条件がある」

「最も親しい友を…殺すことだ」

イタチは、これを万華鏡写輪眼の開眼条件だと示しています(25巻/145頁)。そして、「このオレの様にな…」と付け加えます(25巻/148頁)。賢いサスケは一瞬で「シスイ事件」と関連付け、その時に尋問に来たうちはの上役の言葉を思い出しています。サスケもイタチを疑ってしまったのだと思います。

昨夜、南賀ノ川に身投げして自殺した、うちはシスイについてだ。
確か、お前はシスイを…実の兄の様に慕ってたな。

「…あれ…兄さんが…兄さんが、シスイさんを殺したのかよォ!?」

「そのお陰で、この"眼"を手に入れた」

ここで、イタチはサスケの問いに対して、あくまでも「真直ぐ」には応えていません。シスイの「死」と言う現実があって、その上で自分の万華鏡写輪眼が開眼した…と言っているだけです。決して「自分がシスイを殺した」とは言っていないのです。これと「最も親しい友を…殺すことだ」を混同してはいけないと思います。

これは巧みなトラップと考えた方が良いです(笑)。「シスイ事件」に関しては描写されていない「闇」が数多くあります。例えば、シスイの屍体の状況とか…もっと言うと、シスイの屍体がそもそも、あったのか?「身投げして自殺した」とだけあって、詳しい状況は全くと言って良いほど明かされてはいません。そもそも、イタチがシスイを「殺した!」と言う自白もなければ、具体的な描写もありません。

「うちは虐殺」のズーッと前の、「シスイ事件」の調査に来たうちはの上役とイタチとの衝突の描写に大きな「痼り」が残されています。見逃していたんですが、「シスイ事件」にまつわる違和感の根っこにあたる部分だと思います。シスイの遺書をイタチに託し、上役三人が立ち去ろうとした辺りです。

「…とりあえずその遺書をお前に預ける。
それを持ってお前から暗部にも捜査協力を要請しろ」(上役A)

「………了解しました…」(イタチ)

「手掛かりが出てくるといいがな…」(上役B)

「それと警務部隊にも暗部には別ルートだってある。
握り潰したりすれば、すぐ分かるぞ」(上役C)

「…………………もっと直接的に言ったらどうです」(イタチ)

「オレを疑ってるワケか?」

イタチが…うちはの上役たちが疑ったように…もしホントにシスイを殺していたのなら、こんな風な「怒気」は示さなかったんじゃないかと思うんです(25巻/96頁)。賢いイタチだから、ホントに殺ってたんなら、自分から波風を立てたりはしない筈です。この時、イタチは"写輪眼"を持っていながら「真実」に辿り着けない、一族の"器"の小ささに辟易としていたんじゃないでしょうか?

イタチはシスイを殺していない…

確かに、シスイが死んだのは事実であると思いますが、イタチのこの反応から推測すれば、イタチはシスイを殺してはいない…と、僕は考えます。じゃ、シスイはホントに「身投げして自殺した」のでしょうか?しかし、それはうちはの上役たちが疑っていたように受け入れ難い。そんなことで「忍」が、その中でもエリートとされる優れた忍者が死ねない(笑)と思います。

イタチは"写輪眼"についてもサスケに重要な事柄をサスケに残しました。それは"写輪眼"を考察する上で、最大の障壁になっている「謎」でもあります。

「南賀ノ神社本堂…その右奥から七枚目の畳の下に一族秘密の集会場がある。
そこに、このうちは一族の瞳術が本来、何の為に存在するのか…」

「その本当の秘密が記されている」

「?」(…本当の秘密…?)(サスケ)

それを読めば、イタチの言動が理解できるとでも言わんばかりに…この時のイタチの含笑いには大量の思わせ振りな成分が含まれていると思います。で、事件後。サスケがこっそりとその「秘密」を見に行って「そうか…そういう事か…」になるのです。酷く下らないことが書いてあった?サスケはそう考えた…風に、僕には見えました。こんな下らない事で兄は一族を滅ぼしてしまったのか?と、少なからず落胆した。そして、イタチを心底、憾んだのだと思います。

サスケが読んだ「秘密」は「うちは虐殺」と言う、一族が消滅してしまうような大事件があったのに、接収(押収)もされずに残っていた「秘密」。それは、誰が見ても下らない、取るに足らないつまらない文言だったのかも知れません。つまり、誰も信じなかった。だから、現場に残されていた。それをイタチは信じた。それだけの違いです。イタチには大切なメッセージだと感じられただけなのです。

恐らく、この「違い」をイタチは「高み」としているのだと思います。「そうか…そういう事か…」と、軽蔑するような受け容れ方をしたものの、サスケもそれを「ありもしない」事とは思わなかったようです。サスケはこれを足掛かりに今後の行動を行って行く事になったのだと思います。だから、九尾と初めて会った時も直ぐに受け容れられたのです。

そして、その「高み」は、サスケにも(そして誰にも…笑)知れる事も無く今に至るのですが(笑)、最近になって「暁」の描写がなされ、多少、状況が変わって来ました。「サスケVSデイダラ」が決着して、ペインの顔バレや黒幕?トビ(マダラ?)の存在が明かされた辺りの描写に注目してみましょう(40巻/77頁)。

「で…サスケの方は?」(ペイン)

「いい感じだ…。写輪眼の力を十二分に発揮していた…。
…アレはイタチ以上の目になる…」

「機は熟した。
奴も覚悟は決まっているだろう…。そう長くはないからな」

この描写で、「暁」の目的に"写輪眼"が含まれる事が解りました。イタチの「覚悟」が何を表わしているのか?この時は未だ判断できませんでしたが、確実にイタチは「死」に近付いている。それは病のせいなのか?それとも、他の要因があるのか?ま、毎度毎度の事ではありますが(汗)、一方的な「謎」の提示に憶測だけが蓄積されてしまいました。

そして、この時の黒幕?のトビ(マダラ?)から明かされた「機」と言う言葉。それが終末の谷のマダラの石像の上で黄昏れるトビ(マダラ?)に繋がって行きます(第371話「旧知…!!」)。その思わせ振りなトビ(マダラ?)の黄昏には、サスケの近親者(例えば、フガク)をイメージしてしまいました。これは、マダラ→イタチ/サスケの系譜を臭わせる描写なのかな…とも思います。

「いい流れだ。あとは…」

「次の脱皮で蛇のままか。それとも鷹に変わるか。見モノだ…サスケ」

トビ(マダラ?)は明らかにサスケに期待しています。ここで言う「鷹」とは、うちは一族の目指すべき姿なのだと思われます。「火遁・豪火球の術」を会得したサスケにフガクが「その背中の家紋に恥じぬ様、己を磨き大きく舞い上がれ」(25巻/120頁)と伝えていましたね。それに、大蛇丸をやっつけた時も、サスケは自分の事を「鷹」と言ってました(笑)。

トビ(マダラ?)も写輪眼保有者ですし、自分を「マダラ」とする以上は相当な覚醒者でしょうから、つまりは「高み」に立って二人を俯瞰している筈です。そして、イタチすら既に「用済」とでも言わんばかりの扱いをしている部分に、「暁」が"写輪眼"をその目的の一つとして抱える意味を仄かに感じているのです。

その疑念は「自来也VSペイン」の自来也の尋問にも近い喋りのテクニックで白日の下に曝されています。「暁」が何故、尾獣を集めるのか?その真意が明かされたのです。ペイン(弐)が自来也の「死」を確信して吐露した内容だけに、信憑性は高いと思われます。それに、その予言?通り自来也は帰らぬ人となしましたし…(涙)。

「尾獣を使って新しい禁術を造るためだ」

「その術一つ使用しただけで、一瞬にして大国さえも潰せる…。
最大最強の禁術兵器をな」

自信満々のペイン(弐)でした(笑)(第374話「神への成長!!」)。「暁」は核爆弾のような「禁術兵器」を造ろうとしているわけです。尾獣は「最強のチャクラを持つ妖魔」(16巻/157頁)であると自来也が示しています。そして、「禁術を造る」と言うからには、それと対になる存在の「印」が必要になります(忍術=印+チャクラ)。その「印」に相当する部分に「万華鏡写輪眼」がハマるのだと、僕は考えています。

そして、サスケが読んで「そういう事か…」となった『写輪眼の本当の意味』にはそんな風な内容が書かれていたのではないかと、僕は想像しています。このネタに誰も食い付かなかったのは、万華鏡写輪眼の覚醒者が限られた条件下にあった事に尽きると思います。うちはの長い歴史の中でも、万華鏡写輪眼の開眼者は数少なく、万華鏡写輪眼に関しても、ほとんど情報がありませんから…。

原子爆弾

具体的には、"写輪眼"の究極覚醒である万華鏡写輪眼とはインプロージョン (implosion) 方式(図参照/ウィキより引用)の原子爆弾の原材料になる存在ではないか?と言う仮説です。まさか、そんな事が書かれていてもお伽話か有りもしない空想話になってしまって、誰も信じなかった。万華鏡写輪眼と言う「高み」を知るまでは…。

禁術兵器『天地開闢』="万華鏡写輪眼"+尾獣のチャクラ

『天地開闢』は仮称です(笑)。かつて、"写輪眼"の考察を重ねる中、見つけ出した日本神話の言葉です。聖書の『天地創造』に符合する言葉であります。それは宇宙の始まりを意味する『ビッグバン』とも同義の言葉であると、僕は捉えています。世界(天地)をリセット(開闢)するような大爆発を発生させる超小型のパッケージです。

写輪眼自体をプログラムとするなら(写輪眼の過去考察参照)、チャクラさえ供給すれば作動可能だと思います。構造的には万華鏡写輪眼の眼球にチャクラを供給する仕組みが組み合わされば良いので、パッケージも想像以上に小さいと考えられます。あと、チャクラを溜め、眼球を包み込むような構造があれば出来上がり(笑)。既に封印像で尾獣のチャクラを貯える方法論は提示されていますから、理論的には実現は容易いと思われます。

で、これがイタチが残した「万華鏡が三人」の件に繋がります。万華鏡が「三人」になれば面白い…みたいな。なったらなったで良い。別にどんな事があっても「三人」必要ではないのです。恐らく、禁術兵器は眼球1個に付き1発製造できる。つまり、「三人」いれば一人当り眼球が二個ありますから、都合、6発の禁術兵器が製造できる事になります。

「暁」の母体は「雨隠れの里」であると知れています。それと、五大国がありますから、全部で6個あればそれぞれが「力」を均等に保有する事が可能になります(これは現実世界の「核の均衡」に酷似しています)。「力」を持てば使うのが「人」でありますから、全国をもれなく死の大爆発が網羅する事になります。それをして、イタチはある種の「意義」を感じていたのではないかと、僕は考えています。

具体的には…『写輪眼の本当の意味』とは、世界を無に帰す使命をうちは一族が有し、うちはの人間は"写輪眼"を運ぶ"器"に過ぎない…とするような内容だったんではないか?と、僕は想像しています。その昔、九尾を使って同じ思惑を実現しようとしたが、上手く行かなかった。恐らく、九尾だけではチャクラの濃度や質(性質)が足りなかった。だから、「暁」は尾獣全てを集めようとしている?そんなエピソードが、『写輪眼の本当の意味』に綴られていたんではないでしょうか?

だから、トビ(マダラ?)は「暁」に号令し、尾獣を集め、サスケの覚醒(脱皮)に期待しているんでしょうが、問題の万華鏡写輪眼の「三人」は誰だったのか?と言う疑問が残ります。じゃ、やっぱり、「うちは虐殺」当時、万華鏡写輪眼の「残りの一人」…万華鏡写輪眼を覚醒させていたのはトビ(マダラ?)=マダラ…と言う事になるのでしょうか?

僕は「違う!」と考えています。トビ(マダラ?)の言動が余りにも品が無く、落ち着きがないのは別として、個人的に嫌いと言うのも置いといて(笑)、万華鏡写輪眼は命を削る『諸刃の刃』ではないか?と、僕は仮説っているからです。イタチが開眼して7~8年?そして、今、死期を目前にしている。何の副作用も無くて「最強」は名乗れない!と僕は考えているのです。大きな術は反動も大きい。これは『NARUTO-ナルト-』の世界観の基礎的な概念でもあります。

一方、トビ(マダラ?)をマダラとするなら、木の葉の里の黎明期からの人物と言う事になります。延命の方法論は既に「暁」の班員によって散々(どんだけーッ!?)、説明されていますが、どんな方法を用いてマダラが永きに渡って命を繋いでいるのだとしたら、術の反動を受け容れるなら、トビ(マダラ?)の万華鏡写輪眼はない…事になります。万華鏡写輪眼を開眼してるとしたらそんなに生きれない?(だとしたら、カカシは相当、ヤバいことになってしまう…汗)

トビ(マダラ?)は万華鏡写輪眼を開眼してはいない!!

そうだとすれば、終末の谷で初代・火影にマダラが敗戦した事に上手く繋がります。「オレを倒せるのは同じ"血"を持つ写輪眼使いだけだ」(16巻/145頁)とイタチが言っている事を、僕は無視できないので(笑)、如何に初代が強かったとは言え、万華鏡開眼者には勝てなかったと思うんです。万華鏡開眼者は絶対負けないけど、寿命が縮まるので勝手に死ぬのです。それが、イタチの言う「三人目」だった…。

万華鏡開眼者の残り一人は「シスイ」だった!??

シスイは余命幾許も無い事を悲観し、自ら命を絶ったのではないでしょうか?(それか自然死)。それを止められなかったイタチは、最も大切な「友」を死なせてしまった『後悔の念』によって万華鏡写輪眼を開眼した。これは、カカシが覚醒要件(肉体の適応など)を満たした後、オビト(オビトも開眼可能な系譜にあった?)の「死」を乗り越えられなかった悔恨が時間差で万華鏡写輪眼を開眼させた?描写に上手く符合すると思うんです。これが今的な「カカシさん。あなた…まさか」の解釈です。

任務に疲れた。
このままではうちはに
未来は無い。
そして、オレにも…。

これ以上"道"に
背くことは出来ない


シスイの「遺書」は本人の直筆だと思います(25巻/93頁)。そして、最後に綴られた"道"とは、万華鏡写輪眼開眼者の運命。つまり"道理"を意味しているんだと、僕は考えています。シスイの万華鏡開眼は意外に早く、それに触れるイタチも大きな影響を受けたのでしょう。丁度、サスケがイタチを想うように、イタチはシスイを慕っていたんだと思います。

イタチはシスイを一番大切な「友」と認識していた筈です。だから、イタチはシスイに手を掛けていない。シスイは万華鏡写輪眼に蝕まれ、「死」を選択したのでしょう。イタチとシスイがうちはの会合に参加しなかったのは、イタチがシスイの「死」を何とかして阻止しようと必死に行動してたからじゃないかと思います。

イタチが「大切な友を殺す」事が万華鏡写輪眼の開眼条件としたのは、自分の意志でその状況になった方が心が痛まないからではないか…とも思えます。イタチはシスイの「死」がそれ程に痛手だった…サスケに自分と同じ「痛み」を与えたく無かった。それ以前に、サスケなら、そんな「選択」を端ッから選択しない…と言う期待があったんではないかと、僕は勘ぐっています(笑)。

シスイの屍体には「眼球」がなかった?!

シスイの「死」は眼球さえ「暁」に渡れば、禁術兵器の製造には影響しない訳で、何者かが関与する事で、シスイの屍体には(もしかしたら)「眼球」がなかったか、その違和感を悟られぬ様に屍体が出て来なかった?かのどちらかだったと、僕は考えます。「シスイ事件」は遺言だけが存在するような不可解な事件だったのかも知れません。

そして、その不自然さがうちはの上役たちの不安を煽った…。そして、その不安が、うちはの会合に参加しなかったイタチに向けられた。しかし、格たる根拠や証拠のない疑いだったから、イタチを追い詰められなかった。それを受け入れれば「シスイ事件」のうちはの上役たちの(不可解な)ドタバタも納得が行くのではないでしょうか。

「遺書」の右端の千切られた部分には、もしかしたら「イタチへ」と記されていたんではないか?と僕は考えています。あの「遺書」はイタチへのメッセージだったんだと思います。そして、イタチはその部分だけを切り離した。何より、シスイの「死」を汚したくなかったんだと思います。真相を知る者がいて、それが自分だと知れると話さねばなりませんから…。それがあったから、自分が殺したと上役に勘ぐられた時に、堪らず(あの冷静なイタチが)切れてしまった…と考えるとしっくり来てしまいます。

或いは、事件の背面でトビ(マダラ?)が暗躍していた?

トビ(マダラ?)の現在の貌(かたち)は、オビトの匡体(身体)を流用しているとすれば、神無毘橋の戦い(九尾事件の2年前)から実現可能ですから、描写中のエピソードのほとんどに関与は可能だと思います。そして、それを可能にする為には、どうしても第三者の関与が必要になります。余談ですが、それが「トビ」の正体と思われる「マダラ」に「?」を付けるのも、「暁」の「黒幕」かとも思われる立場に「?」を付けてしまうのも、その広量に拠る訳です。

「いよいよだ…我らが目的を達成するのもあと僅か…。
そうなれば、全てが本来の形に戻るのだ…」

「写輪眼の本当の力が…このうちはマダラの力が」

マダラの言動には何かしらの「負い目」を感じてしまうのです(40巻/96頁)。これは、トビ(マダラ?)が何者かの後楯なくして成立しない(かも知れない)とか、妙にセカセカした落ち着きのない振る舞いをする描写に拠るんです。端的には、イタチを見てれば解ると思います。真に「高み」を知る者は凛として動じない筈です。それが、トビ(マダラ?)には感じられないと言う事です。

トビ(マダラ?)は未だ不完全な筈です。「全てが本来の形に戻る」とは自分の事を言っているのだと思います。そして、何らかの方法で延命し、時代の背後で暗躍して来た行いには、万華鏡写輪眼は備わっていないと思われます。同時に、それはトビ(マダラ?)の狡猾さでもあるのです(イタチは"真摯"に高みを求めてしまった?)。

つまり、"写輪眼"の高度な覚醒によって、トビ(マダラ?)の現在繰り広げる不可解で難攻不落にも思える闘い方ができる訳です。確かに万華鏡写輪眼は「最強」なのでしょうが、先がない。イタチもサスケに万華鏡写輪眼の開眼は望んで無い筈で…だから、恨まれようとしていた。憎まれようとしていた。嫌われようとしていた。

そんな事しても、サスケのイタチに対する気持ちが揺らぐ事なんて有り得ないのに、それを容認出来なかったイタチが居たとすれば、それはイタチの人間臭さであり、浅はかさであり、消し去れないサスケへの「愛」だと言えます。それが、何とも言えないイタチの清々しさと相まって、僕を苛(さいな)むのです(←な、何で!!…笑)。

「その写輪眼…お前はどこまで見えている」

この言葉の深層にサスケが触れているなら、イタチとこうして闘う筈なんてないですから、それを思うと、めちゃくちゃ哀しいです。このままでは、イタチの「死」を…シスイがそうだったように"道"に背けないとすれば…サスケは、現実として受け容れるしかなくなる。だとすれば、サスケはイタチを愛しているんだろうから、万華鏡を開眼してしまう事になる。つまり、それはサスケのカウントダウンの始まりに等しい。

でも、それを断ち切るのがサスケだと思いたいです。だから、僕は期待しています。サスケが万華鏡写輪眼を開眼しないエピソードが繰り広げられる事を!!(お願いッ!!)人は同じ事を繰り返してしまう生き物だけど、それを改められる可能性も合わせ持つ生き物であると信じたい気持ちです。誠に手前勝手ではありますが、僕はナルトとサスケの双肩に明るい未来の予感を感じてなりません(感じさせて下さい!!)。

サスケ!!この哀しき「ループ」を断ち切れッ!!

「写輪眼の本当の秘密~Ver.2」も読まれよ…(笑)。

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第383話「最終章、そして…!!」

 
「図に乗り過ぎでしょ!君みたいな子に何が出来るってのかな?」

ナルトが善戦してるのかと思いきや、トビ(マダラ?)にボコられています。しかし、ここは(?)付きとは言え(笑)、「暁」の黒幕。ナルトが門前払いを食らうのも仕方ないと言えば、仕方ないか。と言う事で、<ドッ>っと、ナルトの顔にトビ(マダラ?)のケリが入ります(笑)。

「ぶっ!!」(←顔を蹴られたナルト…汗)

「ぐっ!」(←それが後方のナルト…多重影分身…に<ドッ>っと激突…汗)

<ボン>(←顔を蹴られた方は分身で消えた音、ぶつかられた方が本体)

そして、そのまま飛ばされて水たまりに墜落(笑)。これにヒナタだけが異常に反応してしまいます。ま、確かに<ドボーン>と水柱が立つほど豪快な墜落ではありまし
たが…。しかし、こう言う、場違いな反応を見ると、自来也の壮絶な闘いを看取った直後のケルベロスとしては、些か「イラッ…」と来てしまうのです(黒汗)。ちょっと、黒くなってます(最近、"ナルト" "黒くなっても"と言う検索ワードでアクセスしてる人が数人居て、思わず吹き出しました…余談)。

「ナルトくん!!」

この時、敵のトビ(マダラ?)から目を逸らしているのが、ヒナタだけであるところに注目して下さい。(ワンワンの)赤丸ですら(失礼!)敵を凝視して怯まないのに…。木の葉小隊の"目的"を考えればヒナタが醸し出す違和感は明白です。ヒナタの「心」だけが違う方向に向いている…と言う事です。

「ナルトならあれくらい大丈夫!ヒナタ、敵から目をそらさないで!」

サクラにかなりキツめに指示されて、ヒナタも「!」と、自分が浮いている事を知らされます。でも、それが気付くと言う事では無い事を、これから僕らは知らされることになるのであった…(笑)。その本質は、ヒナタを諭すサクラが少しも乱れず、トビ(マダラ?)に対する視線を維持し続ける描写に顕われています。

ヒナタは"白眼"保有者ですから、少なくともトビ(マダラ?)をスキャンして分析する責任がある筈ですが、印も結んで無ければ、トビ(マダラ?)すら眼中にない。これはいけない!!ヒナタの戦闘下の振る舞いには聊か「黒い血」が騒いでしまいます(笑)。僕の黒い「琴線」(きんせん)がザワツイています(笑)。

一方、隊長たちは分析に余念がありません。しかし、カカシはトビ(マダラ?)をどう思ってるのかな?早い事、ガチでぶつかって欲しい。カカシがトビ(マダラ?)の仮面の下の素顔を知るなんて局面は訪れるのでしょうか?!知りたい…でも、恐い(キョワいッ!!)。

「ナルトの術は全てスカされてますね」(ヤマト)

「遊ばれてる…何が目的だ?」(カカシ)

カカシは未だ"写輪眼"を出していないんです。トビ(マダラ?)も勿論、出していません。過去に「サスケVSトビ(マダラ?)」がありましたが、そこでもサスケは多少の「違和感」は感じるもののトビ(マダラ?)の存在はスルーしています。やはり、トビ(マダラ?)の仮面は一種の防壁になっていて、内面を露呈させないような効果があるんじゃないか?そんな風に思ってしまいます。

「さて…そろそろかな?」

トビ(マダラ?)のこの台詞にも"目的"感じます。この場合、木の葉小隊の"目的"はサスケですから、トビ(マダラ?)はその阻止が"目的"の筈。つまり、「イタチとサスケ」の接触…それが「そろそろかな?」になるのだと、僕は分析します。トビ(マダラ?)はサスケの「脱皮」に期待してますからね。あの終末の谷でのトビ(マダラ?)の思わせぶりには「親心」を感じてしまった程ですから…。

と、ここで、行動の相似形を重く受け取るなら、鬼鮫の「蛇」を足止めしサスケを先行させた行動も怪しいと言わざるを得なくなる。僕の中で、鬼鮫は非常に解り難い存在なんですが、描写の表層を観察すると、極めて鬼鮫は怪しい…ことになる。つまり、鬼鮫の「蛇」の分断にはトビ(マダラ?)の指示があった?!だとすれば…

鬼鮫はトビ(マダラ?)の支配下にある?!

でも、これは個人的には嫌だな。鬼鮫はギザギザの歯で、如何にも厳(いか)つくて、悪そうだけど、だから、逆に善意や尊敬の念をイタチに感じてて、鬼鮫の全ての行動がイタチを想うものである事を、僕は祈っています。ここはキッシーの巧みな「トラップ」(罠)と考えて、傍観することとしましょう(笑)。

場面は雨隠れの「自来也VSペイン」にスイッチします。

自来也が動いているのを察知して、ペインが即座に反応したところ。ペイン(壱)、(ボウズ)、(オッサン)が一瞬飛び出しています。高台の上から(六)が"頭"の背中の「自来也の遺言」に目を止めます。"輪廻眼"が<ギロッ>ってなってます。未だ"輪廻眼"の瞳力は露にはなっていない…と考えた方が良いと、僕は考えています。

「ダイイングメッセージ…」(六)

「暗号化したか」(ボウズ)

『9,31,8,106,7,207,15』

"頭"の背中に自来也が遺した「遺言」。数字が"カンマ"で区切られています。この「遺言」に関しては諸説あるでしょうね。『自来也豪傑物語』の頁数とか…。でも、普通にそれは思い付いちゃう汗(汗)。ここは、シカマルの登場かな…?とも思える局面です。でも、その「裏」をかいてイビキが(大外を一気に!!)来るんじゃないかと、僕は期待しています(笑)。

そもそも、自来也は「何か」を伝えようと「謎」(暗号)を遺した筈ですから、自来也を良く知る(であろう)人物であれば解るものである筈です。その意味では綱手も候補かな。それで、綱手が"頭"の背中の「数字」を見た時に、いつもの"黒バック"の回想が入れば、ビンゴですね(笑)。二人だけに解る「暗号」があった…とかね。こっちの方が、僕は好きです!

いなくなってしまった人への一番の弔(とむら)いとは、その人をいつまでも忘れない事だと思います。思い出してあげる事だと思います。だから、"頭"の背中の「数字」が自来也を思い出させる「鍵」であれば、それは哀しい知らせではあっても、自来也の本望であるとも言えます。ここまで来たら、綱手をボロボロに泣かしてしまいたい気持ちです(笑)。

ま、そんなこんなにお構いなしなのが、ペイン六道なんですけど…(汗)。

<スッ>っと左手を"頭"に向けたかと思うと<ボシュ>っと「ロケットパンチ!!」(笑)を繰り出すペイン(ボウズ)。ペインって、「あんたら、"どんだけ"やれば気が済むんだよ?!」と思う事やっちゃいますね(笑)。別に拳を飛ばさなくても、武器を投げれば良いと思うんだけど…。手がその間なくなるのは不利ですよね。どう考えても…(汗)。そして、その拳は<ドガ>と"頭"と自来也がいる浮き島(?)を砕きます。

<ゴボボボ…>

もう動かなくなった自来也が沈んで行きます。静かに深く深くに落ちていくように…。そして、その口元には仄かな「笑み」が零れています。とても安らかな"お顔"です。自来也は満足しきっているんだろうな。幸せなんだろうな。そして、静か…です。

「逃げられたか…」

"頭"は印を結んでいましたから間一髪、跳べた?ペイン(壱)が水面に<トン>と掌を当て確認した上で、「逃げた」と言ってましたから、多分、間に合ったんでしょう。"頭"には何としても「自来也の遺言(ダイイングメッセージ)」を木の葉に伝える責任がありますから…。

<ゴポポポ…>

尚も沈んでいく自来也。このまま誰の手も届かない深みに行って欲しいです。音も無く、光も無い…静かな場所。自来也には静かな場所で安らかに眠ってもらいたいです。これまで、永きに渡って、身を粉にするように自来也は頑張って来たんだから、静かに休んでもらいたいです。そして、落ち着いたら、蝦蟇ちゃんたちが回収に来れば良い。それで、ちゃんとお墓を作って埋葬してあげて下さい。


自来也豪傑物語…
これでちったぁマシになったかのう

最終章…
井の中の蛙 大海で散る…の巻か

フフ…ほどほどにあっぱれ…あっぱれ…
さて…そろそろペンを置くとしよう

実はこの描写が"ツボ"にハマってるケルベロスです。

僕には自来也の「ほどほど…」って言うところが堪んないんです。「ほどほど」って、肩で息をしない程度の頑張り具合?……違うでしょ。全身全霊を懸けた闘いだったでしょ。自来也の人生を懸けた大切な闘いだった。「伝説の三忍」「里の狂気」…そこまでの人物が言う「ほどほど」です。

その一面には…ホントはめちゃくちゃ息を切らしてはいるんだけど、それを誰にも気取らせない心遣い。優しさ。大きさ…などが在る。でも、真に感じたいのは、その奥にある「境地」。そこまで噛み締めてみて初めて、「ほどほど」の味わいは深まるのです。これはいつか『アイデンティティ』に書こうと思っています。

でも、夢見心地ってのも人生には大切だから……。それを知ってしまうのは哀しい事でもあるから…今は書かない(書けない)。書いちゃいけないと思っています。少しだけ哀しい…違うな。ほろ苦い?甘酸っぱい?やっぱり、「ほどほど」にしておきましょうか(笑)。だから、「ほどほど…」に関しては遥か彼方先の「考察」にて…。

おお…そうだ…!
続編のタイトルは何がいいかの?

そうだのう…

うずまきナルト物語…

うむ…それがいい…


自来也様…僕はアナタを忘れないからね…。

少年少女も自来也と言う「男」を、「人間」を忘れないで欲しい。言いたい事は沢山あるけれど、あまり騒がしくしたくはないので、自来也の行った「本当の選択」を覚えていて下さい。そんな自来也を一度でも疑ってしまった…僕が言うのも何ですが(汗)、あれこそ「真のオトナ」の姿であると、僕は考えています。

物事に「高さ」があるとして、それを感じ得る「距離」も存在するのだと思います。草木の背丈がの伸びるように…。潮が満ちるように…それに近付いて行けば良い。それを「成長」と言うのかも知れません。だから、その「時」まで…、自来也の「行い」が受け入れられる「時合」(じあい)まで、彼を忘れないでいて下さい。

『自来也雨隠れ激闘編・自来也豪傑物語』……終幕…………(合掌)。



そして、場面は木の葉の綱手にスイッチします。

綱手は執務室ではなく、水辺の休憩所みたいな所にいます。瓢箪片手に黄昏れる綱手。もしかしたら、この場所で自来也の帰りを待っているのかな。自来也の連絡蝦蟇がここに来る事を綱手は知らされているんではないかと、僕は考えます。綱手が火影に就任してから二人は連絡を密に取り合っていた痕跡は少なからず在りますので…。

そして、休憩所の軒から垂れた雫に蛙が驚いて水に飛び込みます。<トポン>と言う物音。揺れる水面(みなも)。それは、まるで綱手の心がざわついているような波動です。細かく落ち着きのない振幅。

「…………」

静かな水面に立った波紋は、鏡のような水面に映る火影岩を乱します。綱手の視線はその水面の波紋を静かに見据えています。嫌な予感?何かが現れる?凶報?

ちょっと、心配している事があって…。それは、"姐さん"の事です。あの時、ペイン(弐)は確かに動かなくなりました…が、本当に死んだと考えて良いんでしょうか?未だ、ペインはその全貌を曝してはいないと思うんです。自来也とペインの闘いを観察しても、"姐さん"と"頭"は単独では大きな力を持ってはいないようですし、もし、ペイン(弐)が復活するような事があった時に対処できるか?と言うところです。

或いは、忍の身体には「秘密」が一杯で、それを奪われる事を常に警戒してる筈です。特にペインの場合はその「秘密」が強さの根拠になっていますから、なおさら死守すると考えた方が合理的だと思います。つまり、何らかの対処は既になされている可能性がある…。例えば、雨隠れの里を不用意に出たら爆発するとか…。いろいろ考えると恐いです。だから、僕は"姐さん"の事が心配なのです。

<バシャ>

今度は激しい水柱。森の中の「木の葉小隊VSトビ(マダラ?)」の場面にスイッチ。

<ザー‥>

雨のように降り注ぐ水飛沫。立ち上る闘気?そこにはナルトが「キリリッ!!」っと引き締まった眼光と共に立っていました。ナルトは厳しい目つきで樹上のトビ(マダラ?)を睨み付けています。ナルトも随分と凛々しくなったものです。成長したな…と思うと嬉しくなります。

「ナルトくん!」(良かった…)

で、それに水を差すのがヒナタです(笑)。もっとも、ナルトの耳にその言葉は届いていませんけど…。ヒナタのこの振る舞いを、僕は「優しい」とか「暖かい」とは決して思わない。そして、ヒナタがこのままの変わらないまま、ナルトと同じ場所に居続けても、ナルトはヒナタに萌える事はないと思います。

これは「"土俵"に女性は上がれない」とする"相撲の世界観"にも似ていると、僕は考えます。これを非常に"ヒステリック"に「性差別」と捉える人も居るけど、それはズレてると言うか、「現実」を見ていないのだと思います。本当に自分の「目」で相撲を見た事があるなら、それを口にすることは出来ないと思います(往々にして騒いでるのは「相撲」を観た事もないような…愛してない人が多かったりする…笑)。

100kgを超える…筋肉の塊のような獣(失礼!)同士のぶつかり合いに、力なき者が、口を差し挟むのは滑稽です。あの「死」をも恐れぬ「ガチンコ」に口出しできるのはホンの一握りの人だけでしょう。だから、別に「女性だから」と言う条件は含まれないのです。有り体に言えば…あれは、"強者"が(か弱き)女の人を傷付けたくないから、("土俵"には)上がるなと言っているだけなのです。

「死ぬ覚悟」の無いヤツは"土俵"に上がるなッ!!

恐らく、これが"土俵"を「女人禁制」とする考えの本意だと思いますが、これをそのまま言うのは美しく無いし、如何にも"粗野"じゃないですか。歌舞いてもいないし。だから「女」と言う言葉のオブラートに包んでいるだけなんだけど、それが「女性」をバカにしてる…とするもの知性がないなと思うんです。でも、無用に自我の突出した人格は、それに過敏に反応してしまう場合もあるんだろうな…。

そんな人はホントに"土俵"に上がってもらって、本物の力士の渾身の「張り手」をお見舞いしてあげれば良いです。それを受けて尚、前に出る決意があるなら、"土俵"に上がれば良いんです。そのくらいの「覚悟」がなければ"土俵"には上がれませんよ。と、優しく教えてくれてるのにね。それを解らない人って理解力が低いと思います。ちょっとキツいかも知れないけど、僕はその姿を「不敬」とすら思っています。

例えば、プロレスファンの男の子って、めちゃくちゃひ弱そうな子が多いのは皆さんも気付いてると思うけど(笑)、彼らは決して身体を鍛えてリングに上がろうとはしないでしょう。何故なら、それが「中途半端」と知っているから。あのプロレスラーの圧倒的なパワーに憧れこそすれ、自分が闘おうなんて思う筈ないでしょ。

それは、「真実」を知っているからです。自分の「目」で確かめているからです。それが本当の「リスペクト」と言うものです。「心」があるなら、「命」を懸けて闘ってる人の行いを軽んじてはいけない。どんな人であろうとも、その人の立つ「ステージ」("土俵")とは神聖な存在なのです。それを汚しちゃいけないと思います。

そして、それを知るのも「想像力」。つまり、「優しさ」だと、僕は思いますけど…ね。

で、説教臭くなってしまったけど、ヒナタも成長を求められていると言う事です。ヒナタがナルトの事がホントに好きで振り向いて欲しいなら、先ずは同じ"土俵"に上がる「覚悟」が必要と言う事です。でないと、ナルトの共感は少なくとも得られないと思います。ナルトと一緒に居たいなら、先ずそこからだろうな…と。キツいようだけど、ヒナタの如何にも"KY"な感じにちょっと「イラッ」と来たりもしたんで…(汗)。

それか、全く別の"土俵"に立ってナルトを振り向かせる手もありますけど…。死ぬほど美味しいラーメンを作れるようになるとか(笑)。そりゃもう、何杯でも食べられるくらい美味しいラーメンを作れるようになれば、ナルトだってヒナタが気になったりして(笑)。

ま、ヒナタの弁護もちょこっとするなら、僕は、登場人物中ではヒナタはナルトに最も"ピッタンコ"と思っている一人であります。その内、ナルトとヒナタは結ばれて、ミナトとクシナのような家庭を作れれば良いな…と思っています。一番簡単なのは、別の出合い方をすれば良いと思うんです。ナルトは真直ぐだから、それをめちゃくちゃ素直に受け入れると思いますよ。

一方、木の葉小隊の8人を向こうに余裕綽々(しゃくしゃく)のトビ(マダラ?)です。僕がトビに(?)をつけるのは以前、説明したから割愛しますが、トビ(マダラ?)の何処が嫌って、自分に危害の及ばない状況を確認して偉ぶってるところなんです。これはペインにも言える事ですが、僕は好きじゃない。

「さてと何して遊びましょうか?木の葉の皆さん」

木の葉の皆さんもトビ(マダラ?)なんか無視してさっさと先に進めば良いのにね。木の葉の忍は真面目だから、こう言う子のちゃんと相手してクリアしていっちゃうんですよね。相手しちゃうから頭(ズ)に乗るんだけどね。

「てめーなんかと遊んでるヒマはねェ…」(ナルト)
「その通り!」(サクラ)

二人の気持ちは一直線に「サスケ」に向かっています。だから、脇目も振りませんよね。この「凛」とした態度が、ヒナタとの温度差を更に強める結果になっています。ヒナタはこの「空気」を感じる必要があるな。そして、ここに自分が居ても良いのかを考えるべきです。それでも一緒に行動したいなら、努力をしないといけない。「一生懸命」を軽んじてはいけない。二人はホントに真直ぐなんだ!!

「なぜならサスケをさっさと追わなければならない」(シノ)

シノが<ズズズズッ>っとなってくれるのを、密かに期待しているケルベロスです。シノは結構好きなキャラで、もう少し描写が多ければ「考察カテ」でも作りたいくらいなんですけど…。考察の対象はどっちかと言うと、「屈折」してた方が、実は面白いんです。それって、「人間味」そのものだから…。だから、ナルトの「考察カテ」は当分作れそうにありません。ナルトほど「真直ぐ」な子はそういないから、考察対象としては、あまり面白くないんです。

「ワンワン(多分…そうだ、そうだ!!の犬語)」(赤丸)

やっぱり、気になる赤丸の反応。我愛羅と初対面した時は、その「危ない臭い」に震え上がっていたのに、トビ(マダラ?)を前に少しも怖じ気付いていません。これをどう見るか?は選択肢が別れるところです。トビ(マダラ?)の秘匿術が赤丸の嗅覚を上回っているのか?忍犬の嗅覚を持ってしても解析不能な脅威なのか?それとも…。トビ(マダラ?)は謎だらけ…。それはペインとの関係性にも符合する部分でもあります。

「シノ、お前は前回不参加だったからな!今回は頼むぜ!」(キバ)

サスケ奪還編の後、第一部終了の間際。シノはキバに結構、スネた事を言ってましたからね。それに、第二部でもナルトと再開した時にも、キバには直ぐに気付いたのに、自分には気付かなかったのを気にしてましたね。きっと、表層に出ていない所でも<ズズズズッ…>なってたんでしょうね。それを気遣っての言葉でしょう。キバって結構、優しいとこあるんですね(笑)。

「繋がり……か」(サイ)

「繋がり」を口にするサイ…アナタが一番、「繋がってないゾ!!」…と言う声が何処かから聞こえて来そうです(笑)。サイはズーッと居なかったじゃないか!!(汗)「キッシーの描き忘れ?!説」もあるんですが(笑)、僕は「何らかの任務」を帯びた別行動をとっていて、それを済ませて、トビ(マダラ?)と接触する前に木の葉小隊に合流した…と考えています。

具体的には、カブトが手土産代わりに木の葉小隊に供出した「暁の資料」を木の葉の里に届けたいたとか。ネタ元は大蛇丸だろうから、「暁」の核心に迫った情報だと思えます。その有益な情報をカカシやヤマトが停滞させるとは、僕には思えません。ここは誰かを伝令にして木の葉に届けるのが合理的な判断だと考えます。何か、釈明の回想とかあるのかな?流しちゃうんだろうな…(汗)。

「よし…みんな。さっさと終わらせよう」(カカシ)

こう言う台詞を吐く時のカカシは凄く冷たい目をしている。ちゃっちゃと終わらせる積もりだろうけど、トビ(マダラ?)の正体に触れた時にカカシがどうなるか?非常に楽しみです。それでも、今みたいにちゃっちゃと進もうとするなら、僕の考えも間違ってた!と素直に受け入れられる。だから、何人も二人の闘いを邪魔しないでッ!!

「フォーメーションBで行くよ。みんな」(ヤマト)

ヤマトが小隊全体の指揮を執っているんだろうな…と思います。序列的にはカカシが上(ヤマトに"先輩"と呼ばれている)なんだろうけど、カカシがそれをヤマトに任しているのは、自由に闘いたいからじゃないかな…と思います。カカシも何かを予感している?僕らに予感させようとしている?嫌だ、それだけは絶対、嫌だ!!

「オッス!!」(ナルト)
「ハイ!」(サクラ)
「オウ!!」(キバ)
「ハ…ハイ!」(ヒナタ)

ここで、シノだけが「返事」をしていない点に、僕は激しく<ズズズズッ…>となってます(笑)。シノは既に行動を開始してるんじゃないでしょうか?

つまり、「フォーメーションB」がシノの「虫」を使った攻撃パターンじゃないかと…期待してるのです。これまでの道程に、シノがヤマトにやる気満々にアピールしてたとか…(笑)。あんまりシノが<ズズズズッ…>となるので仕方なく下される(笑)、「フォーメーションB」ですよ…(汗)。シノもここらできっちりとアピールしたいだろうし…。

ってのは冗談だけど、トビ(マダラ?)みたいな得体の知れない相手には「虫」の"第一撃"は有効だと思うんです。人には「経験」と言うデータベースがあって、それがプラスに働く時もあれば、マイナスに働く時もある。そのマイナス面が「先入観」と言うものです。「虫」に先入観なんてありませんから…。トビ(マダラ?)の正体を是非とも暴き出してもらいたい。ただ、シノの使う「虫」がめちゃくちゃ知能の高い子たちだとチクと困った事になりますが…(笑)。僕なんかより物覚えが良いとかね…(既に猫に負けてます…汗)。

一方、叉も雨隠れのペインの場面(もう、良いのにね…笑)。

「伝説の三忍…自来也も死す…か」

ペイン(壱)の言葉に仄かな「湿り気」を感じてしまうのは何故でしょうか。ここで、ペイン(壱)が無意識に涙でも流してたら、少しはペインの事が好きになったんだけど(良くあるパターンだけど、長門の肉体が悲しみに反応してしまう…アレです)、そこまでは無かった…(汗)。畜生め…。

「我らにこの秘密が無ければ勝てはしなかっただろうな…
さすがは我が師と讃えておこう」

しかし、このペイン(壱)のこぼした「秘密」と言う言葉には激しく引っ掛かります。この「秘密」をトビ(マダラ?)が知っているから、ペインは従っているんじゃないでしょうか。もっとも、トビ(マダラ?)がペインを造り上げたのであれば、それも当然の関係ではありますが、何にせよ、この「秘密」が判れば勝てる…と言う事です。そして、僕は、ペイン(壱)が言う「秘密」に何かしらの"後ろめたさ"を感じてならないのです。

木の葉に送ったペイン(弐)の屍体。"頭"の背中の暗号(?)。それらが、ペインの秘密を白日の元に曝す時が来るのでしょうか?だから、ペイン(弐)の屍体を木の葉に搬送する"姐さん"が心配。どうか、無事に到着して欲しいです。"頭"だって、ペイン(ボウズ)の攻撃を躱し切った描写を見た訳では無いし…。僕は心配症だから、杞憂(きゆう)であって欲しいと思います。

「…ところで、そろそろ出て来い」

「かなりかかったね」(白)
「相手ハアノ自来也ダッタノダカラナ」(黒)


キター!!(黒文字)

そして、出て来たにはゼツでした。ッて事は、やっぱりゼツって黒幕寄りのキャラって事になります。マダラの存在も知ってるから、デイダラの一件で「サスケの死」をイタチに告げたのもフェイクって事か…。下手したら、「暁」でイタチが独りぼっちのケースもあり得る。だから、鬼鮫…ここは踏ん張ってみて!!(笑)

"一人2マンセル"のゼツだから、二つの人格がる(ゼツの考察参照←あまり参考にならないけど…)。仮に、外見的な要素で(白)と(黒)とします。別に、人種差別とかじゃ無いですよ(汗)。(白)が「正義」で(黒)が「悪」なんて、先入観にしても間違ってますから…。でも、(白)が理性的で温厚(そう)。(黒)が攻撃的で粗野。見た目、見た目ね…(汗)。

「とんだ邪魔が入った。
マダラから九尾を狩るように命を受けていたんだがな」

ペイン(壱)が「マダラ」と言ってます。これは重いな。やっぱり、トビはマダラなのかな。嫌だな(笑)。←「オレは認めねェ。絶対、認めねェぞ!!」(笑)。もっとも、トビ(マダラ?)やペインの評価は僕の中では相当に低いんです。やっぱり、得体の知れない「秘密」に守られた"強さ"に聊かの魅力も感じないだけ…。ペインにも、トビ(マダラ?)にも、あまり…感動しないんです。しかし、この時のペイン(壱)は言い訳してるっぽくて、ちょっと可愛いですね。「弥彦」が在りし日に会ってみたかったな。

「それじゃあさ…九尾を狩るの見てみたいから一緒に行こうよ」(白)

「駄目ダ!オレハ別ノ戦イヲ見ニ行ク」(黒)

「えー!?」(白)

「ウルサイ黙レ!」(黒)

「どの戦いを見んの?」(白)

「ソレハ…」(黒)

そんな面白く無いペインやトビ(マダラ?)より、このゼツの(白)と(黒)の会話に嬉々としちゃうケルベロスです(笑)。この会話からすると、(黒)が主導的です。明らかに。(白)が理性的に引いてる…とも取れるけど、相対的に「九尾」より「写輪眼」に興味がありそうな流れです。「暁」にとっても、「写輪眼」は大事なんでしょうね。

それと、ゼツがトビ(マダラ?)の闘いに面白みを感じてない(そうだ!そうだッ!!←空耳?!)。それが、今、木の葉小隊と接触してるトビ(マダラ?)が『本気』ではない…と言う伏線ではないかと、僕としては考える訳です。もしかしたら、『実体』じゃない?!だから、赤丸が怯えない…に繋がるのです。

そして、ゼツ(黒)が注目する闘いにスイッチ。

イタチとサスケの居る「うちはのアジト」。こっちもサスケを前に余裕綽々のイタチが玉座に座して、しかも「上から目線」です(笑)。イタチのこの感じ…何だろう。言い知れない違和感があるのです…。

「オレの死に様か…」

「では…」

「再現してみろ」

イタチが口にした「再現」に噛み付きたい!!気持ちで一杯のケルベロスです(笑)。この「言葉」は第380話「その面影…!!」のあの「言葉」にかかります。全くの「闇」に光が差し込むように、「謎」が瓦解していくようです。それは、僕の脳内妄想限定の話ですが…。

「その写輪眼…お前はどこまで見えている」

もしかしたら、"写輪眼"には「未来」が見えるんじゃないでしょうか?「再現」とは結果に至る「過程」を言うのだと思います。つまり、少なくともイタチにはその「結果」が見えているのです。縦んば、見えていなくとも、見えるであろう事を知り得ている。それが、イタチの言う「高み」なのだと、僕は考えます。そして、イタチは、サスケの言う「イタチの死」を重く受け取っています。重く受け取る…つまり…(後述)。

"写輪眼"に「未来が見える」と言うのも、実際はその"解釈の仕方"で如何様にも姿は変わります。一つは、より「高次元」("四次元"以上)の観測(視覚)や干渉、或いは(高次元領域を)保有できる能力が"写輪眼"には存在すると言う考えです。

ここで、こ難しい用語を用いるなら(位相空間に対する…)「ユークリッド計量空間」としての高次元です。縦・横・奥行き(軸)の"三次元"に追加される次元が"時間"でも良い(「相対性理論」の"ミンコフスキー空間"ではなくて…)!!「位相空間」と「計量空間」の違いで、あくまでも「計量空間」的考えです。この適用は、少年誌的には大丈夫だと思います(笑)。超難解に感じますが、ハッキリ言って「時空間忍術」です。極普通にありふれた…(笑)。

実はこの考えを用いれば、トビ(マダラ?)のサスケの斬撃を受けたのに斬れてないのとか、身体を<スポッ>っとナルトの螺旋丸がすり抜けたのが上手く説明が付くのです。

物理的には、自分より高次元に存在するモノの"高次元領域"には不可侵なのです。"三次元"の生き物には"四次元"の高次元部分は見えないのです。それは"二次元"から"三次元"を観測すれば容易に判別すると思います。具体的には、トビ(マダラ?)はその"高次元領域"に一時退避するか、"高次元領域"が"時間"とすれば、それを自在に操っていると考える事もできます。

そして、それを推し進めていくと"写輪眼"がより鮮明に見えて来ると思うんです。ここは一丁、捩じり鉢巻きで考察をまとめてみます。詳しくは年末年始にきっちりと…の予定です(汗)。思い切り「黒く」なってみます(また、これで"ケルベロス" "黒く"のキーワード検索で「ナル×ジャン」に来れちゃうんだろうな…笑)。勿論、非難轟々でも、よ、ヨカですよ…(脂汗)。その前に、書ききれるかな…(滝汗)。

工事中でーすッ!!

"写輪眼"に未来が見える…と言う考えを受け入れた上で、「イタチの死」をイタチが否定しなかったと言う事は、それを「正」として受け入れるしかない…と言う前提がこのエピソードには横たわっています。何故なら、「イタチの死」が「誤」でれば、イタチには既に「未来」が見えている筈ですから、その間違いが認定できる訳です。だから、この場で、サスケを確かめる必要もないのです。

イタチがサスケに「再現してみろ」と言ったのは、「イタチの死」が「事実」としてイタチの中にあるからで、それに至る(第四次的領域の)"時間"を「再現」しろと言う事なのだと言う、極めて哀しい考えです。もっとも、この考えにも穴があって、イタチにもその「未来」は見えてなくて、サスケに実証させようとしているアプローチもあるんです。しかし、この場合も「イタチの死」が確定してる事になる。

その前提がサスケの"写輪眼"の覚醒の度合いによる訳です。サスケの言う「イタチの死」が「真実」なのか「ブラフ」がたまたまヒットしているのか?その真意のウェイトが大きい。でも、話の流れから、イタチの覚醒がサスケより劣ってるとは思えないし、イタチがここまで声も高らかに「どこまで…」と言うからには、イタチは最後(最期?)まで知っている(見えている)筈…(汗)。

目敏い人は気付いていると思いますが、僕は"万華鏡写輪眼"とは言っていない。あくまでも"写輪眼"の話です。詳しくは考察にまとめますので…その時にきっちり説明しますね。これは"写輪眼"の修羅場なんです!『NARUTO-ナルト-』の「謎」の本丸です。とうとうここまで、僕らはやって来たんですね(遠い目…)。

サスケ(だと…僕は思う)の口角が上がってた…微笑んでた?!

そして、イタチが動きます。一瞬の空白。サスケの背後に立つイタチ。二人の激突は必死。その一瞬、サスケは笑っていた。このサスケの"微笑み"の意味は?その前に、一体、サスケには何処まで見えてるんでしょうか?その"写輪眼"には本当に「イタチの死」が映っていたんでしょうか?新年の4日(金)まで、こんな気持ちで待てっちゅうんかい!!(も、もう…どうにでもしてーッ!!)

「謎」が…粉雪のように降り積もって行くようです。

 
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「自来也と妙木山の蝦蟇たち」

 
「ガマ忠さん」(仮称)

自来也の初登場シーンです!(10巻/174頁)。角カエル系?首に「忠」の字の首飾り。中型?の部類に入る大きさで、全身に斑模様がある。舌が細長く伸びて攻撃(パンチ)できるんでしょね。初登場は自来也が女風呂を覗くシーンで、それを(自来也と知らず)咎めたエビス(木の葉丸の家庭教師)を一撃でノックアウトしました。初登場の自来也は何げにカッコ良いんです。これが「覗き」の現場である事を除けば…(プッ)。

それと、ガマ忠さんは登場以来、一言も喋ってません。蝦蟇の口寄せでで出て来る子たちは比較的、喋るんですが、その点において、忠さんは「異質」と言えます。もしかしたら、恥ずかしがり屋さんだったりするのかな…?

これからエビスがナルトの修行をつけようと言う時に、エビスが(気を失ってしまって…)使い物にならなくなったので、代わりに自来也がエビスの代わりにナルトを見ることになったんですが、今にして思えば、自来也のシナリオだったんでしょうね。この後、水面歩行の修行→八卦の封印式の分析→五行解印(大蛇丸に施された五行封印の解除)と流れるように事が進みます。そして、「口寄せの術」の伝授に…。

「あ~それって昨日の~!(蝦蟇だよね)」(ナルト)

自来也はナルトに"蝦蟇一族"との契約を結ばせます(11巻/43頁)。この時は別段、違和感を感じなかったんですが、"蝦蟇一族"の「契約の巻物」を加えて呼び出されたのは、ナルトの台詞に示されているように…ガマ忠さん(仮称)ですよね。僕はまた、「契約の巻物」を管理する特殊な蝦蟇かと思ってたんですが…。実はガマ忠さんはこの後も登場していて、どうやら、自来也が好んで召還している蝦蟇のような印象を受けました。

大きさも丁度、手頃で使い易いと言うのもあるんでしょうが、「契約の巻物」って言ったら大切な物だろうから、それを運んで来るんだし、自来也も信頼してたんだと思います。それに一言も喋らないのが妙に気になって…「寡黙」で「実直」…これって、もしかしたら「忠さん」って、自来也と"蝦蟇一族"関係や、『予言』などの秘密の深部に関わってたんじゃないか…と勘ぐる材料に、僕的にはなってしまうんです。

もしかして…ガマ忠さん(仮称)は自来也の『秘書』だった?!

自来也が妙木山に迷い込んで、"蝦蟇一族"と出会い、大ガマ仙人から「啓示」(予言の負託)を受けた…。その時点から、自来也の行動は予言に従ったものであったのは、「自来也豪傑物語」に関する描写でも明らかであり、「大巻物」(自来也が腰に下げている大きな巻物)の携帯などもそれを裏付けています。つまり、自来也は"蝦蟇一族"と連係して「予言」に関与して来た事実が存在すると言うことです。

大ガマ仙人が自来也に「力を与える」と言ったのには、「仙人モード」以外に、"蝦蟇一族"の支援体制の約束もあったんじゃないだろうか?と僕は考えています。そして、そこには「契約」が介在していた…それがあの「契約の巻物」(忠さんがくわえてたヤツ)。それで、ガマ忠さんが持って来た「巻物」に署名捺印すると言うことは、自分もその「流れ」に乗ると言う「約束」をする事なんじゃないでしょうか。

でも、自来也は「"口寄せの術"を教える」…としか、ナルトには告げていない。でも、その裏には、もっと深い意味があっただと、僕は考えます。ナルトは愛する愛弟子のミナトの直系。しかも、自来也は「名付けの親」でもありました。未だ自来也にも確証はないものの、取り敢えず、"蝦蟇一族"の守護は必要と考えたんではないかと…自来也の並々ならぬ配慮を感じてしまうケルベロスです。

「これはわしが代々引き継ぐ口寄せのガマたちとの契約書だ。
自分の血で名を書き、その下に…片手の指、全ての指紋を血で押せ!
あとは呼び出したい場所に…
チャクラを錬って契約をした方の手を置く…
印は『亥 戌 酉 申 未』だ」

ナルトが署捺印した左が「ミナト」の署名です(11巻/44頁)。ガマぶん太の(頭の上に乗るのは…)「四台目以来」と言う台詞からも、その契約関係は明白です。その前(右)のサインは明らかに自来也です。どの時点で自来也はミナトに"蝦蟇一族"との契約をさせたのかは不明ですが、ナルトに関してはかなり性急に契約を急いだんではないかと…、描写からは見て取れます。ナルトには「九尾」があるから、危険が差し迫った事情もあったんでしょう。

ところで、長門(ペイン?)がこれに署名した描写はないんです。自来也は予言に従った旅をするんですが、その時は確かに「大巻物」を持っています。でも、長門たちと出会った時は持ってなかった。修行中も「大巻物」は出て来なかった。「大巻物」があるなしのパラドックスです。これは自来也の額当て("角"付きの「油」マーク)の装着時期と、その「意味」にまつわる考察テーマでもあります(材料が余りにもないけどね)。これは恐らく「自来也外伝」があるんじゃないか?!と期待しています。第二部と第三部の間で…(黒笑)。

もしかしたら…長門たちを巣立たせ、その後、戦火が広がり、その中で長門たちが逝ったと聞き及び、悲しみのどん底に沈んだ自来也は、二度と大切な弟子を失わないように(長門たちの「死」を自来也は信じていた)"蝦蟇一族"の守護をミナトやナルトに与えたんじゃないかと、僕は思うんです。その考えに"蝦蟇一族"も賛同した。"蝦蟇一族"は忍界の平和と安定を維持する役割を担うような立場にあるんじゃないかと…そんな事も考えたりしてます。

「よオ!」

「なっ…なにー!?」(自来也)
「あーっ!!!」(ナルト)

綱手に毒を盛られチャクラを上手く練ることができない自来也はガマ吉を召還してしまいます(19巻/65頁)。自来也でも「こんな事あるんだ~」と流していましたが、あの「(代々受け継ぐ)巻物」で契約を交わす事で、一族(巻物に登録された)全てと一括して契約ができてしまうのでしょう。ナルトもガマぶん太も呼び出せるし、ガマ吉やガマ竜も呼び出せますよね。

もっとも、呼び出す方の習熟度(心・技・体)にもよるかとは思いますが、ナルトもあの「巻物」に署名した以上は自来也と同じ口寄せ(召還)が可能であると言う事です。たまたま出会った「下忍のガキ」に与えるにしては手が込んでいると言うか、篤いと思いませんか?やっぱり、このタイミングで自来也がナルトにここまでの「契約」を結ばせるのには、相当の意味があったと考えるのが妥当であると思います。

「お前らワシの事を知らな過ぎるのォ…
男 自来也、女の誘いに乗るよりゃあ。
口説き落とすのがめっぽう得意…ってな」

「この男 自来也!女の色香にホイホイと、
付いていくよーにゃできとらんのォ!!

ワシぐらいになれば、己の色香で女がはしゃく!!」

自来也の…これは「見得切り」?(これまでで一番、息んでる感じがします…汗)この時ばかりは、誰も邪魔しませんでしたね。って言うか、呆れてた?自来也は賢いから、こう言う「お約束」はしっかり抜かりないんです。他人の気持ちが判る人だから…。だから、自来也といると楽しかったと思います。ナルトも何だかんだ言っても楽しかったと思いますよ。

「…………」

可愛いねーちゃんの揺動で遅れをとった自来也が、ナルトのピンチを間一髪で救ったシーンです(17巻/45頁)。この言い訳に、ナルトだけならまだしも、イタチや鬼鮫にまで「………」と、極めて冷淡な無反応で返されました。やっぱり、自来也って「スベリ上手」だったんですね。如何に「熟練」と言えども、ここまでの"静寂"はなかなか生み出せないもんですぜ…(汗)。

「女の人のウィンクなんてベタな攻撃で興奮したくせに!
カッコウつけてるバヤイかぁー!このエロ仙人!!」

ナルトの容赦ない突っ込みが入ります(17巻/48頁)。この時の自来也の「ベタ」(笑)な言い訳で、見逃していましたが…イタチ&鬼鮫とナルトの初接触で自来也が呼び出した、この蝦蟇。鎧を着けてたので分からなかったんだけど、これって、ガマ忠さん(仮称)ですよね。腕で隠れて「忠」の首飾りは見えませんが、外見的な特徴(角や身体の柄、大きさ)などはガマ忠さん(仮称)に酷似しています。

ガマ忠さん(仮称)が自来也の目を覚まさせた!!

きっと、ガマ忠さん(仮称)が、女体(汗)に溺れる自来也を助け出したんではないでしょうか。この時、ガマ忠さんは「鎧」まで装着して、もう「やる気満々」ですから、自来也の「秘書」としての責務を果たし、なおかつ、この頃はまだ表層には露出しませんが、ナルトを守護する為に奔走したんじゃないか…と、ようやく、「今」になってから気付くに至りました。全く喋らないガマ忠さんだから、そんな「一生懸命」を僕は感じてしまいます。

そして、ガマ忠さんも最近はご無沙汰だけど、近々、ナルトの元に現れるんじゃないかと期待しています。そして、その時は"頭"や"姐さん"も一緒なんじゃないか…と。その時、ナルトは自分の「使命」を知らされると思うんです。そして、素直にそれを受け止め、真直ぐに行動していく…と。そしたら、ガマ忠さんがまたナルトの「秘書」になってくれるのかな。或いは、ガマ吉やガマ竜もかなり大きくなってるだろうから、それも楽しみだな。

「忍法・口寄せ!!屋台崩しの術!!!」

「久しぶりよのォ…イビキ…
ったく、成長したのは、その図体だけかァ!?
見ちゃられねーのォ!」

自来也はイビキと関係が深いと思います(14巻/129頁)。雨隠れ潜入編でも、拿捕した下忍(カエルに変えちゃった子)をイビキのところに送ってるようだし、事前に打ち合わせしてたようだし…。自来也の木の葉における"連絡係"みたいな任務をこなしてたんじゃないかな…って、僕は考えてます。

もしかしたら、イビキの頭の傷。あれを負うに至るイビキのピンチ(拘束や拷問)から、自来也がお得意の潜入で、イビキをカッコ良く救ったんじゃないかと、妄想したりしてます。そう考えてしまうくらい…イビキの態度には多大なる自来也への「リスペクト」を感じてしまいます。でも、自来也は尊敬できる人格だから、普通に敬っている…と言うのでも十分、納得できますけどね(汗)。

で、この時、口寄せしたのがかなり大型の蝦蟇でした。背中に日本刀を二本掛けした物々しい武装です。この子は「屋台崩し」と言う術に特化されてるかも知れなくて、もしかしたら、この刀は「重り」?ではないかと疑っています。手が刀を握れるようになっていて、刀を抜いて戦ったようでもないし…。動きも余りなかったし、機敏そうでもないし…。でも、出て来たのはこの回だけなんだよね。名前は良いのが思い付かないな。

でも、「刀」(ドス)を使うと言えば、やっぱり、あの方でしょう。

「マンダに大蛇丸。カツユに綱手…。こりゃ懐かしい面々じゃのォ。
今から同窓会でもするーゆーんか…自来也?」(19巻/149頁)

「バーカ!久しぶりに呼んでやったのにつまんねー冗談いってんじゃねーよ。
そろそろ永年の因縁に決着をつけようと思ってのォ…
大蛇丸を今日ここで、いま…倒すんだよ」

自来也がガマぶん太を呼び出して闘ったのは、この三竦みがお初だったんです。それ以前の登場はあっても、ナルトに呼ばれたのばかりでした。自来也が言う「久しぶり」とはその事だと思います。自来也にとってガマぶん太は兄弟も同じ筈。だから、ペインとの闘いでは呼ばなかったんじゃないでしょうか。ぶん太を傷付けたくなかった。ましてや死なせたくなかった…。

自来也とガマぶん太は兄弟のように育てられた…勿論、"頭"と"姐さん"にです。妙木山に迷い込んだ少年を…恐らく「孤児」だった…自来也を、二人は自分の家族のように別け隔てなく迎え入れた。"頭"と"姐さん"にはそう言う極めて公平な「暖かさ」を感じてならない…です。この辺をさかのぼって考察していくと、もう涙が止まりません(思いっきり"ツボ"です)。自来也は愛されてましたね。めっちゃ幸せだったと思います。

自来也とガマぶん太との付き合いの長さは、その「闘いっぷり」にも滲み出ていて、二人の連係はそりゃ「凄い!!」です。自来也とガマぶん太の「阿吽」(あうん)は非常に胸の好くスピード感があって、僕は好きです。できたら、ああ言う連係をナルトとも…。って言うか、ガマ吉だって相当大きくなってる筈だから…赤丸(キバ)がそうだったように…もう、ナルトを背中に乗っけて戦えるかも知れないですね。

だとしたら、ガマ吉とナルトが一緒に暮らして、修行して、妙木山で兄弟のように…自来也がそうしたろうように…(ま、また、目頭が熱くなって来ました…)ナルトにも、そう言う「生活」を一度は味わってもらいたいな…。家族みたいな…"頭"や"姐さん"がナルトを包み込むように鍛える…それを自来也も望んでいるだろうし、一番の餞(はなむけ)になるんじゃないかな…と、僕は考えます。

他にも自来也はいろんな蝦蟇を使ってましたね。自来也は蝦蟇たちにも愛されていたんですね。妙に「いい味」のする人格でしたね。普通に側にいる時は判らないのに、遠くに行ってしまわれてから、その大きさが身に滲みますね。僕はめちゃくちゃ勿体ない事をしてたな。バカだったな…。浅かったな…。もう、会えないのかな………?(駄目だ…また目頭が…)。

「お見舞い蝦蟇」(仮称)

ナルトがサスケを連れ戻せずに終末の谷からカカシに運ばれてそのまま入院。その木の葉病院に自来也が「お見舞い」に来た時に乗っかっていた蝦蟇。胸に「ファントムマーク」?よく原子炉とか放射線を扱う場所で見るマークに似てる紋様があります。これが「忍」の字だったら、「九尾事件」でミナトが使った蝦蟇なんだけど、違いますね。あの子はどこかにいるのかな?それとも戦死しちゃったのかな?

「オエオエ君」(仮称)

それと、潜入用の時空間移動?蝦蟇。忍術的な解釈としては、自来也がチャクラの陰陽を使って身体の容積を変化させられるのを利用して、この蝦蟇の狭い食道内の通路を通って、いろんな場所に移動している。オエオエ君(笑)の食道はいろんな場所(水辺?)に通じていて、遠距離の時空間移動が可能なのだと思われます。

この蝦蟇の存在がこれまで明かされなかったので、自来也の行動が「怪しい!!」と、何処かの誰かさんが騒いでしまったのですが、自来也はこのようにして「危ない橋」を渡って、いろんな辛い任務をこなしていたんですよ。この描写が出るまでは、僕はめちゃくちゃ自来也を疑ってましたから…。

「蝦蟇ハウス」(仮称)

雨の下忍を拿捕したトラップ蝦蟇。となりのトトロの猫バスみたいでもあります。この子は「変化」(へんげ)が得意なんだと思います。蝦蟇の内部には独特の時空間が広がっているんでしょうね。「口寄せ・蝦蟇口縛り」の岩蝦蟇の食道の部分召還だったし、オエオエ君(仮称)の食道も長距離移動が可能な時空間だったし、結構、便利な蝦蟇の内臓です(笑)。

「巻物蝦蟇」(仮称)

自来也の口から吐き出したのが、この「巻物蝦蟇」(仮称)(第370話「胸騒ぎ」)。"蝦蟇一族"の中でもかなりのお偉いさんみたいで(笑)、自来也とタメで話してましたね。同体が長くて、巻物になっている。それを広げると、ナルトのお腹に描かれた「八卦の封印式」の「鍵」が写しとられています。自来也はこの「巻物蝦蟇」をミナトから「蔵入り」したんだけど、ペインと闘う前に、自来也は「蔵出し」をし、自分に"何か"あった時にはナルトに「蔵入り」する指示が出されています。

自来也がミナト→ナルトと"蝦蟇一族"の契約の巻物で契約させているから、この「巻物蝦蟇」(仮称)もナルトと契約関係にある筈で、自来也からの「蔵入り」の指示があったことから、今後は、ナルトの居場所に向かうと僕は考えています。つまり、「巻物蝦蟇」が訃報を届ける…事になりそうです。この光景は「九尾事件」の後。自来也が経験している筈。

そして、「巻物蝦蟇」自身がすべてを知っている。「巻物蝦蟇」とナルトのやり取りがあるとしたら…。そこではいろんな「謎解き」が期待できるんじゃないかな。これにはかなり期待してるケルベロスです。それと、ナルトへの「蔵入り」が意味するものは…。完全なる「解鍵」?それとも…(黒汗)。

「自分は不器用なもんで…」

ペインの口寄せに対抗する自来也の懐刀?(第374話「神への成長!!」)自来也が「さん」付けで呼ぶので大御所であるのは確かですね。自分で、自分の事を「不器用」と言うものの、非常に機転や応用の利くタイプで、狭い雨隠れのタワーの中で自来也をサポートしていました。自来也が「仙人モード」に移行する時間稼ぎが目的で直ぐに消えちゃったけど、好感度の高い蝦蟇でした。

「コラー!!ガマケンさんよ!見得を切る所で揺らすなってのォ」

自来也の見栄きりの前にガマケンさんが身体を揺らしてしまい、自来也がずっこけてしまったんですが、これも「スベリ」の連係とみれば、やっぱりガマケンさんは器用な蝦蟇です。盃の盾に二股の鑓(やり)。武装も抜かりなく、小回りの利く「業師」。恐らくは、ガマぶん太と双璧で自来也を守護して来たのでしょう。ナルトの面倒の方も一つ、よろしいくお願いしたいものです。

「瓢箪蝦蟇」(仮称)

それと、自来也の結界トラップ用の蝦蟇(第381話「その正体…!!」)。口に「酒」の文字が刻まれた栓があって、身体がお酒を入れるヒョウタンのようなので「瓢箪蝦蟇」(ひょうたんがま)と勝手に命名しました(笑)。他の未出の蝦蟇の名前も全部、勝手に命名系なんですけどね…。

「瓢箪蝦蟇」の体内は大きな結界(テリトリー)空間になっていて、自来也はそこにペイン(弐)を引きずり込んで、一対一の闘いに持ち込み、見事、仕留めています。ペインなんてバラバラにしちゃえば弱っちいもんです。今、出てる「ペイン」は本命(本体)じゃなく、手先みたいなものでしょう。輪廻眼の本性もまだ全ては露呈もしていないと考えた方が良い。

ここで死んだペイン(弐)の骸は"姐さん"によって木の葉に届けられる筈だから、それを徹底的に調べ尽くして、何らかの「ペインの謎」に迫る「糸口」を見つけて欲しい。でないと、自来也の行いが無駄になってしまうから…。"姐さん"や"頭"が木の葉に到着して、綱手に会ったら、綱手はどうなるんだろう?想像すると辛いな。

「おお、よー来た!よー来た!えー……誰だったかいの?」

結構、良い味出してる大ガマ仙人です(第376話「予言の子!!」)。「大じじ様。自来也ですじゃ自来也!」と"頭"に言われて自来也に気付いた割には、「ドスケベ」はしっかり覚えてたところが、ナチュラルなボケにも感じられて涙ぐましかったりします。大ガマ仙人が自来也に「蝦蟇の力」を与えたと思うんですが、自来也の「仙人モード」は期間限定の「人柱力」みたいな術だったんじゃないか?と、僕は考えています。

他にも「蝦蟇の力」は想定されてて、例えば自来也の口から吹く「油」。大ガマ仙人も「油」の文字を大切にしてるようだけど、自来也の「油」も大ガマ仙人が付与した「力」の一つだったんじゃないかと思います。それは自来也の「額当て」にも符合して、何だか、かなりしっくり来ます。大がま仙人にとって、自来也は「予言の子」だし、相当の「思い入れ」があったんじゃないかな…と、僕は考えます。

大ガマ仙人の存命(もう死んだ可能性もあると思います)に関しては描写がないけど、大ガマ仙人の身体の一部が自来也の中に入っているのかも知れません。自来也が「人ではない」と見得を切ったのはそれを示唆していて、「人→仙人」の過渡を物語っている…と良いなと思いました。自来也も「人」とは違う存在になろうとしていた可能性です。

「仙人」とは一応、不死の境地の筈だから、その端くれにでも居たんなら、自来也も何らかの転生を果たして、蝦蟇として再登場なんてのも良いかな…って思ってしまいます。女風呂の"覗き"が好きなインテリエロ蝦蟇…としてナルトの前に現れて、また、いろんな事(特にエッチな事をメインに…)を教えてあげてほしいな。そしたら、また、自来也と会えるかも知れませんよね。今度は「見得切り」の邪魔はしないようにしたいと思います。できるだけ…(笑)。

最後が、「仙人モード」の"頭"と"姐さん"。二人は自来也に大ガマ仙人の「力」を召還する為の「触媒」じゃないかと、僕は考えています。「触媒」って自分自身は変化しないで、他を変化させる存在ですよね。行く行くは二人が居なくても「仙人モード」への移行が可能だったようですから、補助的な役割であった事は確かです。

二人は実際にペインとも闘っていますから、ナルトを導くには持って来いですから、もう、何週かかっても良いですから(笑)、ナルトをどうにかして…「男」にしてやって欲しいです。多少の厳しい修行はこの際、目を瞑りますので、きっちり修行させてナルトを「一人前」の忍にしてやって下さい。ナルトを何としてでも「男」にしてやって下さい。

それと、ナルトには「家庭の暖かみ」も教えてあげて下さい。そして、暖かな食卓で…"姐さん"の「唐揚げ」を是非とも食べさせてあげて下さい。独りで寂しく食べるカップラーメンは味気ないものですから…。

 
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第382話「本当の選択!!」

 
分かったぞ!ペインの正体が!!

一瞬の静寂…。ペイン六道の攻撃が極まってしまった…。俯(うつぶ)せの自来也の背中には五本の「血刀」が突き立っています。恐らく、急所を適格に貫いている。ペインの闘いが気に食わないのはこの精密さにあります。人を殺す為にだけ存在するような味気なさ…。デイダラが知ってたら、きっと僕と同じように「イラッ」としてたと思うところ…。

ここで、先週、水中から喉輪を食らわした、ペイン(ボウズ)もこの刺突に参加してる…とか、細かい話は抜きで進めますね(笑)。それと、細かい話ついでに、自来也は既に「大巻物」を携帯していません。ま、これも時たま、見えなくなる(?)事があるんだけど、"姐さん"が持って帰ってるんだろうな…と思います。ペイン(弐)の死体と一緒に…。

あの「大巻物」は是非ともナルトに渡ってもらいたいと、僕は思っています。しかし、「大巻物」を"姐さん"に託した時点で、自来也は自分の「死」を確信してた事になりますね。それなのに…一週間、「自来也の生還」を信じ切って過ごして来た僕って、何て「純真」なんでしょう(笑)。

僕は甘えん坊だから…、突然、"姐さん"が舞い戻って来て、身替わりになって救ってくれるとか。"頭"が盾になって自来也を逃がすなんて、"温い(ぬるい)"妄想を重ねていました…。でも、自来也の"選択"なんだから、自来也の"人生"なんだから、誰も救うべきじゃないんです。人生のリアリティとはそこにあるんです!

人生は自分で「何とか」しないといけない!!

人生は「闘い」だと、僕は口を酸っぱくして言っていました。なのに、その(言い出しっぺの)僕が甘えてた…。これは恥ずべき「考え」です。忌むべき「行い」です。だから、非常に哀しい出来事ではあるけど、この描写を僕らに示したキッシーの"選択"もまた、間違ってはいなかった…と思います。キッシーもまた涙を流しながら描いたんでしょうから、僕らがそれから眼を逸らしてはいけない!!(キッシーも辛かったんだろうな…)

ペインの正体…頭に伝えなくては…!!

自来也には「ペインの正体」をしかと認識しています。でも、(駄目だ…ノドが潰されたか…)と自来也が悔しがるように、ペイン(ボウズ)の喉輪が効いていて喋る事は最早、叶いません。自来也も<パクパク>と口を動かそうとするんだけど…。悔しい!ホントに悔しい!ペイン六道!めちゃくちゃムカツクぜッッ!!

静かに自来也の「死」を見据えるペイン六道…。もう、自来也は動きません。まるで、時間が止まっているように、静か…です。それまでの闘いの熾烈さが、自来也に降り注いだ轟音が、この「静寂」とのコントラストを際立たせている。空気も自来也を見取るように…その動きを止めている…かのようです。

くそ!これでは…

<ドクドク>と自来也の血が広がって行きます。その広がりと逆行するように自来也の意識が閉じて行こうとします。自来也の瞳が、徐々に光を失って行きます。まるで、海の底の、真っ暗闇に静かに沈んで行くように…。自来也の命が消えて行こうとしています。

駄目だ…気が遠くなる…

自来也には既に、目蓋を降ろす力も残っていないのかも知れません。

ワシは…死ぬのか?

完全な「闇」。絶対の「無」。それこそが「死」。
真っ暗闇………。

僕はこの瞬間、自来也は『死んだ』と考えています(涙)。



失敗なのか?

ブラックアウトしていく…自来也の視界。これは、自来也の走馬灯…?

一瞬、火影岩を「大巻物」に座して見上げる自来也に場面がスイッチします。暖かな眼差しの横顔。「隈取」は短く、雰囲気も若い。恐らく、大ガマ仙人の啓示に従い、諸国を旅をしていた頃の自来也でしょう。火影岩も三代目まで。この場で、旅の記録をまとめているのでしょうか。手帳(本?)に"何か"を書き記しています。

忍は生き様ではなく死に様の世界…
忍の人生とは、どうやって生きてきたかではなく、
死ぬまでに何をしたかで、その価値が決まる。

自来也も本当は「火影」になりたかったんだろうな…。何度もチャンスがあったのに、それを固辞し続けたのは…自来也の自己評価の低さがあったんではないか?と僕は考えています。そして、その「基準」になるのが大蛇丸だと思うんです。自来也と大蛇丸の関係性については、ここらで、も一度、考え直してみる必要がありそうです。

…思い返せば、ワシの物語は失敗ばかりだった…

自来也の装束が「黒」から「白」に…。そして、現在の「隈取」。木の葉で「三忍」と呼ばれた頃?

綱手にフラれ続け

例のブッ飛ばされシーンです。豪快な綱手の右アッパー(でした…汗)。木の葉の里の何処かな…。綱手も自来也もちゃんと"服"を着ています(汗)。でも、それは少年少女向けのソフトな表現で、実は…(笑)。詳しくは「イチャイチャシリーズって何だろう…」でも読んで下さい(黒笑)。たまには、オトナ向けの僕の「黒い」考えにも触れて下さい…ね(笑)。

友を止めることも出来ず

大蛇丸の里抜け…「バカにも程がある」(27巻/39頁)の自来也と大蛇丸の激突だと思います。自来也にとって、大蛇丸は尊敬できる唯一の「友」だったんでしょう。大蛇丸の存在は、何かにつけ自来也の行動に影響を及ぼしています。この関係性は「ナルトとサスケ」の先行的類型でもあります。

弟子と師を守ることもできなかった…

在りし日の三代目(猿飛)と四代目(ミナト)。背景の「火影の看板」。大切な二人の「死」。それを阻止出来なかった自分の非力さ。矮小さ。それを、自来也はそれを心底、悔いている…。これが、自来也の内包する"自己評価の意外な低さ"に関係しています。これは『アイデンティティ』に何時か書かねばならないネタではあるんですが、今はまだ書くべき時期ではない…僕の考えがもう少し成熟しないといけない。まだまだ…です。

火影たちが成した偉業に比べればワシのしてきたことは
取るに足らぬくだらぬことばかり…

火影岩には四代目までが刻まれています。見上げる自来也の哀しき瞳。これは…「九尾事件」以降の自来也の心象風景。初代と二代目の顔岩に傷(亀裂)あり。三代目には無し。と言う事は、三代目が存命してる頃?

ワシも歴代火影たちの様に死にたかった

「大巻物」に片胡座。『物書き・自来也』がそこに居ました。

物語は最後の"結び"の出来で決まる

自来也は誠に「物書き」だったな…と、改めて思いました。「結び」にこだわるのは、物書きの「性」(さが)ですから…。「物書き」は一刻も早くその「結び」を書きたくて仕方ないものなんです。でもそこに至る美しい「流れ」なくして、「結び」は有り得ない。だから、「我慢」を重ね、「物語」を積み上げて行くのです。

それが、「起・承.転」です。

全ては、「結」を示す為の準備なんです。それは、より「遠く」へ飛ぶ為の「助走」に似ています。踏み切る時点で最高速が乗るような距離とタイミング。ペース配分を、「物書き」としては、いつも気遣う部分なんです。

失敗も一興!
その試練が己を磨いてくれると信じ、生きて来た。その代わり…
今までの失敗をチャラにするような大きな偉業を成し遂げ、
立派な忍として死ぬ!

この時、自来也は手帳(本)に<カキカキ>と一通り書き込み、<スッ>っと万年筆を引きます。この描写は、自来也が考える「結び」を書き上げた…ものと、僕は感じました。そして、自来也はゆっくりと腰を上げます。

…そのハズだった…フフ…
だが…その"結び"…死に様がコレか…

大ガマ仙人はワシを"変革者を導く者"と予言した
忍の世界の安定と破滅に関わる大きな選択をする者と…

これでペインを倒し、"暁"を止め、
忍の世界を破滅から救う。
結局、その選択も失敗してしまった…

自来也は多分、こんなシナリオを用意していたんだろうな…と思いました。最後はカッコ良く、刺し違えるかしてでも…清々と散る…つもりだったんでしょうね。そこに「美しさ」を見い出していた…と。

…情けないのォ…
…これが自来也豪傑物語の結びだとはの…

自来也の左手には一冊の本が携えられています。
これが『自来也豪傑物語』?

先の火影岩を見上げながら書き記した結び…完結させた自来也の『本』。つまり、『予言の書』。恐らく、この『書』に「ペインの正体」が記されている筈です。そして、その「結び」…自来也の「思惑」通りに事が運ばなかった…。自来也は「物書き」として、この美しくない「現実」に後悔しているんです。悔しかったでしょうね。

くだらぬ物語だった…

自来也の人生が、今…閉じようとしている。自来也の「心」が潰(つい)えようとしている…。かに、感じられました…が、その「闇」に一筋の「光明」が差し込みます。場面がまた、スイッチします。

「いや、そんなことはないですよ」

在りし日の四代目…波風ミナトの笑顔がそこにはありました。ミナトの右手には、その「本」が在ります。場所は…リビングダイニング?ミナトの後ろには片付いたキッチンが見えます。自来也とミナトは食卓に対面して坐っています。自来也は軽く「一杯」やってそうな雰囲気です。

「!」

自来也は夢から引き戻されたような、キョトンとした表情です。自来也は「夢」をみているんだろうな…。夢の中で自らの人生を思い返している…。「走馬灯」のように…。僕らが感じてる"時間推移の不整合"を、自来也も感じてるんだと思います。

「この物語は素晴らしいです。
エピソードが先生の数々の伝説になぞらえてあって、
何か自伝小説っぽくて―――」

ミナトはこの「本」を読んだ。『自来也豪傑物語』を…。

ミナトも、これに登場してたんだろうか?この「本」を手に、「素晴らしい」と言う時のミナトの"ハニカミ"(めちゃくちゃ!!"萌えーッ"です!もう、萌え死に寸前です…汗)には、明らかに自分と知れる、「男前」の忍が、主人公である自来也の弟子になるような描写があったんではないか…な。

「だがの…まったく売れんかった。
次回作はお得意のエロ要素でも入れてみるかのォ」

一応、出版はしてたんだ…(笑)。でも、売れなかったのね。この「エロ要素」を加味した次回作が「イチャイチャ」か…。だとしたら、カカシ。あんた、純粋に「エロ」が目当てで読んでるんだね!!それが、ベストセラーになったんだから…みんな「エロい」のが好きなんだ…。勿論、僕も好き…だけど(笑)。僕も書いてみるかな…R18の大人本…(汗)。

「この本の主人公…
最後まであきらめなかったところが格好良かった…
先生らしいですね。この主人公」(ミナト)

「そ…そうかのォ」(自来也)

「で…オレ、思ったんです」(ミ)

「ん?」(自)

「今度、生まれてくる子供も、
こんな主人公みたいな忍になってくれたらいいなって!
だから、この小説の主人公の名前…いただいてもいいですか?」(ミ)

自来也がミナトを想い続ける「動機」をこの件(くだり)に感じてしまいます。

別にミナトは自来也を慰めようとしてるのではなくて、自来也が書いた…この「物語」を評価しているのです。売れなかった「本」だけど、それと「中身」は別物だと言う事をミナトは気付いているのです。ミナトは自来也と言う個人を評価し、その本質を吟味し、信頼や尊敬を感じているのです。

ミナトは物事の「本質」を見抜ける「眼」を持っていたのです。それは特殊な瞳術などではなくて、ミナト自身の「眼力」。つまり、「人間力」…そのものです。

ミナトは自来也の最大の『理解者』だった!!

個人が個人を理解する。認める。これ程、"有り難い"事はないです。「物書き」として、「表現者」として、自分の考えを世に問うて来た自来也にはそれが痛いほど分かっていたと思います。考えとは伝わり難い。これは表現者の永遠の「試練」みたいなものです。だから、ミナトの存在は自来也の「喜び」そのものだったのです。

「…お、おい!そんなんでいいのか?
ラーメン食いながら適当に決めた名前だぞ…」

自来也は驚きながらも、決してミナトを止めてません。メチャクチャ嬉しい!筈です。「適当に決めた」とは言ってますが、物語の主人公の名前ですから、自来也的に「哲学」があったろうし、決して「適当」ではなかった筈。バリバリ、思い入れがあったんです。それも、見抜かれてた…それは、ミナトだけじゃなくて……。

『ナルト』

キター!!(黒文字)

『素敵な名前です』

クシナの初登場です。赤くて(?)長い柔らかそうな髪。可愛らしいピンでチョコッと止めた前髪。シックなマタニティのワンピース姿でキッチンから出て来ました。きっと、二人の話に耳を傾けながら、料理の支度をしていたのでしょう。顔は…特に「目元」…ナルトに似ている。でも、凄く淑やかな雰囲気の女性です。とても柔らかい笑顔です。

そして、優しくハニカミながら大きく張り出したお腹に目を落とします。その柔らかき、暖かき掌でお腹を<スッ>っと、撫でるクシナ。その「暖かさ」が、愛する夫…ミナトが信じる…偉大な恩師に賜った「名」を伝えているのです。折しも、臨月間近?あの忌わしき「九尾事件」が迫っている事を知る由もない……。

「クシナ…」

自来也はホントは泣きたいくらい…嬉しかったんじゃないかと思います。そう考えると、涙が…(最近、涙脆くていけません。「感想」書きながら泣いてばっかです)、でもこれは「うれし涙」ですね。ミナトだけでなく、クシナも自来也の「理解者」だったんですね。

ここで、ちょっと脱線させてください。

「おお…そんな名だったな。
赤気でおしゃべりでおてんばで、
まるで男の子のようだったのォ…」

例の綱手との暇乞いでも自来也の台詞です(40巻/148頁)。「うずまきクシナ」の名前が綱手によって明かされたのを受けて自来也が発した言葉です。この言葉をそのまま受け取れば、自来也はクシナをあまり知らない事になります。この違和感が、クシナを見つめる自来也の表情で爆発しました!(笑)

当時、純粋で素直な僕は(黒笑)、自来也はクシナとそれほど面識はないと考えたんですが、この場の自来也の「タクティクス」(笑)を考えれば、自来也が他の「女性」を意識するような素振りを、綱手には見せない筈です。つまり、自来也はクシナを良く知っていたけど、あまり意識はしていない風に装ったんじゃじかいかと…。そう言う目で見ると、この自来也が取り繕っているように見えるから…不思議です(笑)。

自来也は、この時、明らかに「暁」のリーダーをコテンパンにやっつけて木の葉に帰還するつもりだった…と言う事です。そして、綱手を思いきり抱き締める腹積もりだった。この場面には、オトナの鍔迫り合いを感じます。このカットには自来也の「演出」があった…と僕は考えるのです。

自来也の真骨頂、ここに在り!!

そう、勝手に思い込みたい気分で一杯です。自来也も一生懸命だった…と。綱手を抱き締める為に、一生掛けて努力して来たんだと…。一人の女性を、ズーッと想い続ける…そう言う、自来也が真直ぐな「心」を持った人物だったと想いたいのです。自来也って…めちゃくちゃ、イケてる…!!(畜生ッ!また泣けて来やがった…)。


「ハハ…ったく…
ってことはワシが名付け親かの?
ワシなんかでホントにいいのか?」

自来也がナルトの「名付け親」だったんですね。この時の自来也の身体が捩れるような変な喜び方には、再び、目頭が熱くなってしまいます。自来也にとって、ナルトは「孫」みたいな存在だったんだな…。誇らしい愛弟子と、その可愛らしい嫁さんの一粒種。

自来也とナルトの初対面は(多分)、僕の記憶によれば、第10巻の仕舞いの筈。女呂場で取材(のぞき)する自来也にエビスがのされたシーンだと思いますが、僕は考えが浅いから、思わず抱き締めちゃったろうけど、自来也は距離を置き、非常に冷静でしたね。

今にして思えば、それすらナルトに対する配慮だったんでしょう。それは、「予言」に関わるであろう重大なシーケンスの一端。自来也だって、ナルトに駆け寄り、抱き締めたかったろうに…。でも、それはナルトの為にならないから。自来也はぐっと堪えたのです。ホント…自来也は偉い人だな…(畜生!!また泣けて来やがった…)。

「先生だからこそです!
本当の忍の才能を持つ立派な忍者で、
あなたほどの忍はいませんからね」

真直ぐに自来也を見つめながら、そう語るミナト。そして、さっき、「一言」を自来也に告げてから、二人の会話を一度も遮る事なくミナトの傍らに寄り添うクシナ。ミナトの左肩に優しく添えられた掌が二人の深い結びつきを確信させます。この暖かき家庭を、団欒が…このまま永遠にこの瞬間が続けば良いのに…自来也が噛みしめた想い出が、自来也の"折れかけた心"を引き戻すのです。

そうだ…そうだった…ワシはあの子に…

自来也の"折れかけた心"が思い出したのは、あの「おくるみ」のナルト。それと、ナルトとの螺旋丸の修行や、共に闘った三竦みの戦いのシーンでした。その中で、ナルトが吐いた台詞の数々。自来也はここに来て、ミナトやクシナ、そして、ナルトに教えられたのです。血を流し、ボコボコになりながら闘うナルトに「心」を呼び戻されるのです。

オレってば火影になる!!
そんでもって、どの火影をも超える火影になるんだ!!
まっすぐ自分の自分の言葉は曲げねェ…それがオレの忍道だ

ナルト…思えば、お前はあの小説の主人公どおりだ
ミナトとクシナの想い…願いをちゃんと受け取っていた
(ミナトとクシナが…二人並んで…優しく見守っている)
それなのに…ワシは…

自来也は、人が生きる上で、忘れちゃいけない事を思い出すのです。これまで自分の人生を支えて来た「信念」。そして、あらゆる苦境で折れる事なく邁進できた「一念」。全ては、大切な人を守ろうとする「執念」。

そして、自来也が残した「書」と、現実との奇妙な連動。これにも注目せざるを得ません。その「謎解き」は今後の描写をしっぽりと観察して行くしかありませんが、忘れないように見守って下さい。

先生だからこそです!
(クシナの掌がミナトの肩に添えられる暖かい食卓のシーン)
本当の忍の才能を持つ立派な忍者で
あなたほどの忍はいませんからね

ミナトの澄んだ瞳が自来也に刺さります。でも、その「視線」は呵責ではなく、激励。まったく…どっちが師匠なんだか判んないけど…(笑)、兎に角、自来也は「自分」を取り戻そうてしている。消えかかった「心」が、折れそうになった「心」が、踏み止まろうとしている。

……………

そして…「闇」。自来也の「心」は友との対峙シーンに飛びます。あの三竦みの戦いでのマンダの背中です。在りし日の大蛇丸がそこに居ました。

「…忍の才能とは、
世にある全ての術を用い極めることが出来るか否かにある。
…忍者とは、その名の通り」
『忍術を扱う者を指す』(大蛇丸)

「…忍の才能はそんなことにありゃしねぇ。
まだ、分からねーのか…」(自来也)

『……!』(大)

『忍者とは、忍び堪える者のことなんだよ』(自)

「見解の相違ね」(大)

「一つてめーに教えといてやる…。
忍の才能で一番大切なのは、持ってる術の数なんかじゃねェ…大切なのは」

『あきらめねェ、ど根性だ』(自)

やっぱり、大蛇丸は死んでしまったんだな…と改めて思いました。大蛇丸の考えは相当、ズレています(笑)。大蛇丸が逝ってしまったのは哀しい事だけど、大蛇丸は「現実」を見誤っています。それは致命的な失態とも言えます。それは「弱い」と言う事です。

ある意味、大蛇丸は自来也と同じ考えになる事を拒んだんだろうと思います。つまり、選択肢が限定されてた…。でも、それは、自来也が本心で持つ「大蛇丸へのリスペクト」に対する「返礼」であると、僕は思います。この件は、じっくり示したいんで、時間を掛けて書き込みたいと思います。「考察」を待って下さい。

自来也が思い出したもの…
それは「忍道」です。

体中を貫いたペインの刃に折れそうになった「心」。自来也も一時は「痛み」に支配されそうになった…誰だってそうだけど…死ぬのは恐いもの…。痛いのは辛いもの…。でも、自来也は弱い人間じゃない。これまでだって充分、頑張って来ました。それに、自来也は間違ってない。強く生きて来たじゃないですか。自来也は偉いオトナです。何にも頼らない、自分自身で自分を示せる…立派なオトナです。カッコ良いオトナじゃないですか!!

だから、自来也の『ド性骨』!!目を背けないでみて下さい!!

自来也の「死に様」をしかと見届けて下さい!!

まっすぐ自分の言葉は曲げない。
そして、どんな時もあきらめない…。
それがお前の忍道なら――

ナルトよ。ワシはそのお前の師だ。
弱音を吐くわけにはいかんのォ…なぜなら…
弟子の忍道は師匠ゆずりと相場は決まっとる!

なあ、そうだろ。ナルトよ…のォ!!

突然!!自来也が動きました。死んだと…描写では「死んだ」と思えたけど…。もしかしたら、「精神」の力だけが骸となった肉体を動かしているんじゃないだろうか?…と僕には思えます。「ヴヴヴ…!!」と言う、声とも呻きとも…言い表せないような声(?)。僕の心も軋(きし)みました。哭き喚きました…。

(自来也ちゃん!?)と、"頭"も、もう言葉にもならないし…(気力で吹き返したんか!?)なんて…"頭"にも信じられないような…事が起っている?きっと…。自来也はこのエピソードの冒頭で死んだ筈だから…。あの「闇」はその確実な描写であったと筈だから…。だから、奇跡!これは奇跡なんです!!

余談ですが、"頭"は仙人モードにあっては「触媒」のような働きをしていたのかな?「力」の実体が自来也に在るから、「本能」で闘うペインは"頭"に刃を向けなかったんじゃないかしら?と僕は推測しています。…が、"頭"も攻撃参加(ジェットカッター)してたし、やや微妙(笑)。でも、ペインの刃が"頭"に向かわなかったんだから、ペインにとって"頭"は脅威ではなかったとは、言えると思います。

「!」

振り向くペイン(壱)。ペイン六道は既に自来也の「死」を認定したのか、帰路に就いていました。「心の臓は止まってたハズだが…」と、ペイン(壱)=弥彦(の身体)は自来也の死亡判定を下していました。なのに、自来也は動きだした…。これは、もう「根性」ですよ!誰が、何て言ったって自来也の「根性」ですよ!!!ペインめッ!!ザマぁ、見ろだッ!!

ちょっと、脱線させて下さい(汗)。

僕は自来也がペインに殺されて、何が嫌かって、「自来也がペインになっちゃう!!」のだけは『絶対』に嫌だな…って思ってたんです。でも、自来也が探り当てた「ペインの正体」が僕の予想通りなら、それは「杞憂」(きゆう)であると思われます。だから…僕は、心底、ホッとしています。

この時、ペイン六道も自来也の死体を放置して立ち去ろうとしたいました。自来也をペイン化させる必要があるなら、死体は回収して行くでしょう。ちょっと、「イラッ」と来るけど(笑)、ペイン六道の、この素っ気無い「去り方」は、僕を安心させてくれました。

同じように心配して、気に病んでた「ご同輩」。もう…心配ないですよ。安心して下さいね。

そして、自来也の復活に直ぐさま反応し、<ザッ>と、一斉に自来也の元に向かいます。それを<ギロリ>と自来也が睨みます。そして、<ズボ>っと、仙人モードを解除(?)して、"頭"が自来也から分離します。何故だか、"頭"が「よし!!」とか言って、やる気マンマンになってたりします(笑)。

<ブゥゥン>

自来也は最後のチャクラを振り絞って、残された右手の人さし指に「火」を灯し、"頭"の背中に「何か」を認(したた)めます。もう喋れないから、書くしかないんだけど、物書きらしい…持って来いの「辞世」ともとれます。自来也は本望だったろうな…と思いした。自来也らしい表現だったな。ちゃんと、木の葉に伝わって欲しいな。

「くっ…」<ジュウウウ‥>

しかし、意外に"頭"が痛がってます(笑)。「そんなの自来也の"痛み"に比べたら"屁"でもないだろう!!痛がるなよ!!」って、思ってしまいました(笑)。ゴメンナサイ(汗)。それともしかしたら、「イチャイチャファイナル」も既に書き遺してるかもね。そして…この"頭"の背中の「遺言」が示すモノの在り処(?)と共にそれが見付かるとか…。

「よし!確かに受け取ったけんの!!」

そして、"頭"が印を結んでいます。"頭"は口寄せで召還されているから、時空間忍術で移動できる。つまり、一瞬でこの場を去れる筈です。マンダを利用してデイダラの爆発からサスケが逃れたように、自来也も連れ帰れれば良いのにね。"頭"はガタイが小さいから無理かな。

それが無理でも、"頭"がチクと気が利かせて、自来也に(大量の)起爆札をセットして跡形もなく消し去ってあげて欲しいところです。丁度、この場にペインも向かっていますし、その大爆発で、せめてペインを驚かせるくらいの事はして欲しいな…と思いました。自来也の骸が、こんな殺風景な場所で野ざらしになるのも可哀想だから…。

あきらめねェ…それこそが、ワシのとるべき本当の"選択"だった!
ナルト。"予言の子"は間違いなくお前だ。…あとは全て託すぞ!!

ナルトに、この自来也の「想い」が伝わって欲しい。自来也の「死」が無駄にならないように、"頭"と"姐さん"にはナルトのフォローを重ね重ね、お願いしたい気持ちです。もっとも、あの二人であれば、黙ってても、ナルトに世話を焼いてしまうと思いますが…(笑)。例のように、"頭"がソフトで、"姐さん"がハード(笑)。それを、想像しただけで、目頭が…。しかも、「大巻物」もナルトに継承されたりしたら……。

ナルトの「仙人モード」も可能性アリですよ!!

そして…自来也の"選択"は間違っていなかったと思います。自来也は『正しきオトナの姿』を、僕らに示してくれたのです。最期の力を振り絞った後、自来也は"頭"にちゃんと「ペインの正体」を伝えられた事を知り、僅かに微笑んでいました。大量の血を口から流しながらも、その唇は微笑みをたたえていました。

自来也は「肉体」の力ではなく、「精神」の力によって動いていた筈です。つまり、「魂」が自来也を動かしていた…のです。だから、「魂」が自分の"本当の選択"を感じ取り、微笑んだのです。自来也の「魂」は満足したのです。きっと…自来也は本望だった筈です。


自来也様へ

これまで辛い事も、(腐るほど)あっただろうし、哀しい事も沢山あったろうに、黙々とアナタは歩んで来ましたね。アナタは「予言の子」を導く者としての自覚を胸に、時には心を「鬼」にして、ナルトに辛い修行を与えたり、思いきり抱き締めたい気持ちも押し殺して、頑張って来ましたね。優しいアナタの事だから、ホントは辛かったんですよね。

今にして思えば、アナタは、その「痛み」と向き合い、そして、それと闘ってきたんですよね。常に耐え忍んでいたんですね。図らずも疑ってしまった事もありましたけど、僕の「浅さ」が見逃させただけでしたね。アナタは単身、危ない橋を渡り、「血の涙」を流して来たんですよね。それを、誰にも打ち明ける事もなく……。

アナタは本当に尊敬すべきオトナでした。そして、「忍」らしい、立派な最期でしたよ。

僕はアナタの『死に様』を決して忘れない!

そして、誰しも、自分の人生において"本当の選択"を迫られる局面に出くわすでしょう。その時には、アナタがそうしたように…自分の人生と真正面に向き合い、「痛み」から逃げ出したりせず(ペイン!!お前の事だぜ!!その耳、かっぽじって、よく聞きやがれッ!!)、最後の最後まで、あきらめず悔いのない"選択"ができるよう、ド性骨を据えて事に当ろうと思います。

僕は僕でしかないけど…アナタのような「オトナ」でありたいッ!!と、心から思っています。どうか、ゆっくり…お休み下さい。本当に永い間、お疲れ様でした。

さようなら。そして……ありがとうございました!!

ナルト×ジャンキー ケルベロス


スミマセン……少しの間、思いきり泣かせて下さい……。合掌。

  
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自来也の『隈取』に涙する…


「怒りに溢れた血の涙ァ!三忍語りて仙人に!妙木山の蝦蟇妖怪!!」

思えばこれまで、ナルトにスカされたり、「仙人モード」ではワザワザ、召還した両肩の「二大仙人」にブッ飛ばされる疎外感を味わいながら自来也は執拗に「見得切り」にこだわって来ました。それは「歌舞伎者」のお約束?それとも、「物書き」の性(さが)?自来也の真意は解りませんが、自来也にとっては大切な「儀式」だったのかな…と思います。

そもそも隠密行動を基本とする筈(←既成概念~"忍"と言うものすら他の漫画かTVでしか観た事無いのに~に縛られた"忍"然とした忌むべき考えです…汗)で、技の名を「詠唱」(えいしょう)するなんてのはナンセンスとも思えますが、その「詠唱」自体がスイッチになってるんじゃないか?と、それを『NARUTO -ナルト-』の世界観的に受け入れるようにしています(汗)。だから、自来也の「見栄切り」も、「これから"すっごい"事をするよ!」と、自分に対する確認作業みたいな…関節やスジをコキコキしたりする準備運動みたいなものかな…と思います。

「仙人モードを使う!!」

ペイン(弐)との交戦に突入する時、自来也は「二大仙人」の口寄せの為に、隈取を追加しています(第374話「神への成長!!」)。掌を噛み切り、流れ出た血で隈取を描いています。この時、追加された「隈取」の質感が同じだった事から、普段している隈取も同じように「血」を使っていたと思われます。「隈取」は自来也の「血」で描かれてたんですね。「見得切り」で言う「血の涙~」は、"はったり"ではなく"真実"だったんですね。

でも、「血の涙」とは…?。自来也が施す「隈取」にはどんな意味があるんでしょうか?元々、「化粧」には「魔除け」などの呪術的な意味合いがあったと言いますし、それに、「血」を使うと言うと、忍術では「口寄せの術」がありますね。また、過去の回想などの自来也と現在の自来也の「隈取」とでは、長さや太さが徐々に変化しています。時系列を追いながら、自来也の「隈取」の意味について考えてみましょう。

「………」<ムスッ>

自来也のアカデミー卒業は6歳ですから、猿飛への師事はそれ以降。例の「丸太ゲーム」の頃の自来也です。まだ、子供っぽさが残る自来也ですが、既に「隈取」がありますね。まだ細くて短いです。そう言えば、ナルトも忍者登録の時に、顔に「隈取」を入れて歌舞いてましたね(笑)。イルカ先生は「撮り直し」と言ってましたが、実際に撮り直したんでしょうか?気になりますね(笑)。ところで、自来也の"むくれ顔"は結構、可愛い…(ポッ^^;)。

「選択?」

妙木山にいた頃の自来也です。大ガマ仙人から「予言」の啓示を受けているシーンです。「妙木山に一人の少年が迷い込む…」と、このエピソードで明かされていることから、自来也は何かの「運命」に導かれて(?)、妙木山に足を踏み入れたようです。体躯もしっかりしてるし、顔つきもやや大人びてますね。この時点で、中忍に昇格していて、猿飛先生の手を離れていたんじゃないか…具体的にはあの「丸太ゲーム」から2~3年の時間経過があった…と想像しています。

この時の「隈取」はその「丸太ゲーム」から比べても太くなっている。長さはアングルの違いもあってやや微妙(汗)。逆に短くなってるかも知れません。当初、「隈取」は長さが「時間経過」を物語る印(しるし)のようなものかと思っていたんですが…どうも違いそうです。もっと、別の意味があるんじゃないか?と思うようになっています。そして、それを突き止めるのがこの考察の狙いです(黒笑)。

「…それにこの妙木山に一人の人間の子が迷い込む…
その子に蝦蟇の力を与える…それがワシ自信のために見た夢…」

大ガマ仙人が見た「自身への予言」(第376話「予言の子!!」)。自来也は大ガマ仙人にとっての「予言の子」であった訳です。自来也がこの妙木山に迷い込むのも、偶然ではなく「運命」であった…と言う事です。しかし、何故、自来也も優れた忍であったとしても10歳そこそこの、まだまだ子供の筈なんだけど…。ましてや「木の葉の里」から出てフラフラするのは不自然に感じます。それに、妙木山で姑く(かなり長く)留まって修行をしていた雰囲気もあります。里での任務とかがあっただろうし…。

「親はどうした?」

自来也が移動中、長門・弥彦・小南の三人にであった時の描写です。この時、自分が頬張る乾パンの残りを三人に与えていますね。丁度、3個あった…。それを、弥彦たちに分け与えます。その「お礼」に、小南が乾パンの包み紙で折った「花」が可愛らしかったですね。時系列的には大ガマ仙人の啓示を受けて、その啓示に従い諸国を巡った後だと、僕は考えています。隈取の長さや太さは妙木山に居た頃とそれほど変わっていませんね。

具体的な年齢は、綱手の子供達に対する「キツイ」態度から「縄樹の死」以前と思われ、恐らく18~20歳程度だったと、僕は想像しています。それと、妙木山に自来也が迷い込んだのが、三代目の下で修行を積んだ後(6歳~)で、自来也の雰囲気から推測して10代前半とすれば、5~10年の時間の経過があった筈です。だから、隈取の長さを「経時変化」と捉えるのは違うなと、改めて思います。

「これで安心して里に帰れる」

長門たちとの出会いから3年の歳月が経過した時点の自来也の描写です。難民だった三人の子供たちも立派に成長して、ちゃんと忍術を使えるようになっていました。三人で連携して自来也の影分身を看破するまでに成長してましたね。その子らが「暁」として、再び自分の前に現れ、闘う事になろうとは…想像できなかった。そして、この時の自来也の「隈取」ですが、三年前とあまり変わりません。気持ち、太い?とは思いますが、微々たる違いです。

「お前は亡骸を見ない方がいい……」

縄樹の戦死での綱手との絡みです。この描写と長門たちと別れた自来也を見比べると、こっちの方が若い…ようにも見えます。縄樹の死は自来也が23歳で、この時期が長門たちとの修行と被るか被らないのは、ミナトの年齢が左右されます。ズレたとしても2~3歳だけど…。それはさて置き、「隈取」の長さとしては縄樹が死んだ時の方が長い。この描写に僕は少し引っ掛かります。

愛する(笑)綱手の実弟…縄樹の「死」は、自来也にとっても悲しい出来事だったでしょう。綱手の心中を察すれば、その悲しみは如何ばかりか…。優しい自来也の事ですから、それは察して余りあると思えます。だから…この時、自来也の「隈取」が成長していた…?と疑っています。

「隈取(血の涙)」は、自来也の『悲しみの涙』だった!!

もしかしたら、自来也の「隈取」は悲しい事があった時、伸びたんじゃないでしょうか。つまり、近しい誰かが死んだ時。仲間の「死」。大切な人の「死」。それらは、自来也にとっての「血」の涙だったんじゃないか?と、僕は思うようになりました。

そう考えると、自来也が三代目の門下生として修行している時に「隈取」があった自来也は、既に「大切な人」か「近しい人」を失っていた事になる。折しも、忍界大戦の最中だったろうし、自来也の親も忍だったろうから、もしかしたら自来也も三代目の門下生になった頃には、親を失っていたんじゃないかな。

自来也も『孤児』だった!?

だから、大蛇丸や綱手と、「師」である猿飛が自来也にとっては「家族」みたいなものだったのかも知れない…自来也のはしゃぎ方や、その後の(かなり)フラフラとした生活などを鑑みると、自来也もナルトと同じような境遇だった…独りぼっちの孤児であったと、僕には思えて来ます。

そんな目で、幼き日の自来也の「隈取」を見ると、ホントに「血の涙」に見えて来て悲しくなります。年端もいかない、おねしょをしてもおかしくない子供が独りぼっちの悲しみをしっかりと受け止めて生きていた?強がってはいたけど、自来也もいろいろあったんだろうな…。

もし、それが「真実」とするなら…、それを自来也はナルトに「一言」も告げてないし、読者にも解るような描写はなかった…事になります。自来也は愚痴をこぼす事もなかったし、捻くれてもいなかった(めちゃくちゃエッチだっただけ?)。別段、変なところはなかった。「隈取」をしてた以外は…。

これは、正しきオトナの「姿」だと僕は思います。

自来也の場合は「隈取」をしてた年頃(6歳とか?)から、そう言う「覚悟」みたいなものがあったんですね。そして、それを「他言」はしていません(今さらながら、自来也を疑った自分が恥ずかしい…穴があったら入りたい…汗)。だから、子供時代の自来也の「隈取」はマジ泣かせる…。

実際の社会でも(忍の世界程じゃないけど…笑)闘いが日々あります。僕もそうだし、少年少女を扶養する親御さんたちもそうだと思います。特に「仕事」はお金を貰う以上は自分の勝手は通用しないから、嫌な事にも取り組まないといけないんです。そりゃ、辛い事も多いですよ。お金を稼ぐのって「大変」な事なんです。学生時代の「バイト」と、自活する「仕事」も根本的に違うからね。家族(嫁さんとか子供)がぶら下がるとなると…気が遠くなるくらい、その「責任」は重くなる…筈です。

でも、オトナは、大切な人を心配させたくないから、それを「他言」はしないものです(たまにお酒呑んでグチってるのは目を瞑ってあげてね…笑)。みんな心の中で「血の涙」を流すような思いをしながら、日々を闘っているんです。

生きる事は闘いなんです!

だから、お父さんやお母さんが、たまに「チャクラ切れ」になってるの…感じませんか?(笑)肩で息してる事ないですか?(僕のハァハァは「考察」が苦しい時ね…汗)

だから、「今日のお父さんは元気ないな…」とか、ネクタイの後ろ(細い方)が前より長くなってる(←典型的なお父さんの「隈取」サインです!!…笑)のを見かけたら、優しい言葉の一つでもかけて、ネクタイを絞め直してあげて下さい。たまにお父さんの"髪の毛"が(結構、シャレにならないくらい大量に…)抜けるのは…気のせいだから…教えて逆に落ち込ませないように注意してあげて下さいね(笑)。

お母さんだって、働いてる人も居るだろうし、専業主婦であっても「家事」だって、実は大変な作業(これは重労働だよ…)なんです。例えば、エプロンが「裏表」(←お母さんの典型的な「隈取」サインです!!…笑)とか、きゅうりのスライスが微妙に(一本丸ごと)繋がってるのも、ア・ヤ・シ・イ…(笑)。そんな時は、迷わず肩でも揉んであげて下さいね。ついでに、お手伝いもしてあげて下さい。

口には出さなくても…オトナは皆、闘ってる。勿論、少年少女たちだって、闘ってると思います。アナタたちが『頑張ってる!』のは、オトナは皆、知っていますよ。早い話、皆、闘ってるんです。つまり、皆、辛いんです(そりゃ、辛い事ばかりじゃないけどね…)。それは、自分だけが辛いんじゃないって事です。皆、同じように生きてるんだから…。

だから、もし今、凄く辛い人がいても大丈夫ですよ!それは、アナタだけじゃないんだから…。誰も、同じじゃないけど、全然、違うわけでもない。人は、決して独りじゃないですよ。僕だって辛い事はあるし、そりゃ、「血の涙」も(ちょこっと…ですが)流してますよ。みんなのお父さんやお母さんだって一緒だと思いますよ。勿論、アナタだって…(グルグル回っちゃいそう…汗)。

そして、そこで、アナタが少しでも感じた「痛み」は忘れちゃいけない…と、思います。きっと、それと同じ「痛み」が、アナタの周囲の何処かにある筈です。それを、心を研ぎすまして…探してみて下さい。「痛いだろうな…」とか「辛いだろうな…」とか。そうして、他者の「痛み」を想像する。思いやる。それが「優しさ」と言うものです。それに気付いて欲しいです。

「優しさ」とは「想像力」なのです。

これは「訓練」が必要な「心」のスキルなんです。だから、練習して下さい。「優しさ」って「本能」ではないから、後天的に獲得して行くスキルだから、修得するには「努力」が必要なんです。しつこいようだけど…「優しさ」の修得には練習が必要なんです。

そして、いつか…優しいオトナになって下さいね。

ちなみに、僕の目の下の「クマ」は「考察」(仕事も一応…してるんだけどね…汗)のし過ぎ。パソの画面の見過ぎです。ブログのやり過ぎ…(汗)。クマはクマでも「隈取」(サイン)じゃないんです。だから…だから、そんなに優しくしないで!!(笑)泣いちゃうじゃないッ!!(何故に、オネエ言葉?)

考察の当初、時間経過と「隈取」の長さが比例すると考えていたのは、時と共に失う人も増えるので、あながち外れてもいなかったのだと思います。人は死なない限り、いろんな出来事と出会いますから…。それは楽しい事や嬉しい事ばかりとは限りません。悲しい事、辛い事もあるのです。自来也はそれらを受け止めて来たのです。それが「人生」と言うものだから。だから、「隈取」が変化して来た…んだと思います。

そして、ミナトを弟子受けする頃にはもう顎まで延びてます(笑)。このまま何処までいってるのか?ちょっと興味がありますね。「隈取」が「悲しい出来事」に関係するとすれば、この時点で相当の「悲しみ」を自来也は経験して来た事になりますね。具体的な年齢は「縄樹の死」を起点に考えれば、自来也が23歳以降。ミナトの享年(九尾事件)とも関わる時系列なので、そう前後する事もないと思います。

この時の自来也の「隈取」を一気に伸ばしたような大きな「戦」(いくさ)があったのかも知れませんね。自来也は多くの「大切な人」を失い、悲しみを感じ、「血の涙」を流したんじゃないでしょうか。ミナトを弟子受けした「事実」を示す描写だから、これは「長門の死」を知った後の時系列…と言う事になる。

「長門の死」は自来也にとって大きな悲しみだった…!!

自来也は長門を心底、信じていたんだと思うんです。きっと、「これまでにない安定」をもたらす「予言の子」と信じて疑わなかった…筈です。そして、恐らく、熾烈になる戦火の中で散った長門たちの噂を聞き及び、自来也は悲しみの底に沈んだんだと思います。そして、「隈取」が成長した…と。この時の自来也の「血の涙」の成分には「長門への想い」が大量に含まれていたんじゃないでしょうか。

きっと、その経験がミナトの教育に活かされていると思います。蝦蟇の契約にしてもそうです。長門の時は多分、契約させてませんから。そう考えると、やっぱり、蝦蟇一族は「予言の子」を守護するような立場にあるんだろうと思います。しかし、ミナトも帰らぬ人になってしまいました。だから、自来也にとっても「九尾事件」は悔やんでも悔やみきれない事件なのだと言えます。

そして、現在の自来也です。もう「長さ」では悲しみを表し切れなくなったので、かなり、太くなってますね(汗)。きっと、ミナトを失った時に一気に太くしたんじゃないかと…(汗)。自来也がミナトをどれだけ自慢に想い、信頼していた事か!!自来也がどんな気持ちで、この「隈取」を書き足してるのか?を想像すると、胸の奥が苦しくなります。

そこまで考えて、冒頭の「仙人モード」の「隈取」の追加の描写を見直すと、自来也が、更なる「悲しみ」を噛み締める準備をしているように見えて来ます。これから、自来也は「長門」(自来也はペインを「長門」だと感じている)を殺そうとしているんですから…。そして、自来也の「仙人モード」は間違った成長(役割)を遂げた弟子の消去用の「力」なのではないか?と…。

「どちらにしろ正しくなけりゃ殺さにゃいけん!」

第376話「予言の子!!」の"頭"の言葉からも、ペインと闘うような…自来也の「悲しく辛い闘い」、つまり、「隈取」を成長させるような闘いが、これまでいくつも存在した筈です。その悲しみを自分独りで飲み込み、不平や不満を他言せず、自来也は黙々と自分の「使命」を全うして来たんです。

そんな自来也の「隈取」を見るにつけ、「仕事」と言う戦場で日々、汗を流し、「血の涙」も(ちょこっと…ですが)流してる…社会人として…胸の奥がキュンとなってしまう…ケルベロスなのです。

 
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『システム・ペインの深層』

 
<スー…>って「そのリボンは何なんだよッ!!」と、誰もが思いましたよね。僕はいきなり「新体操」を始めちゃうんじゃないか…くらいの事を考えてました(笑)。あれで、巻き付けて自来也を捕まえるのかな?とか、他にも思わず「ムムッ…」っと、唸ってしまうタレコミもありました。

実際はペイン六道の標準装備の"刺突系の武器"と言う事が判りました。第381話「その正体…!!」の冒頭でいきなり自来也が「殺られた!?」みたいな絵で始まったので、『一週飛ばしたかも…疑惑』に支配されてしまい、あのリボンと自来也を突き刺した武器が綺麗に結び付きませんでした(汗)。

この件で焼きもきさせて「ご飯がノドを通らなかった方々」には誠にスミマセンでした(笑)。(僕を傷つけないように)それとなく、教えてくれようとするコメントやタレコミに思わず目頭を押さえたケルベロスでした(涙)。その優しき心遣い、ご配慮に心より感謝致します。

でも、ペインの鎗をリボンからイメージ出来ずに、別のマテリアルからアプローチしたので、別の「可能性」に気付けたんじゃないか?とも思っています。それは、ペインの「深層」に迫る糸口ではないか?とすら、考えています。←これは、別に照れ隠しとか、強がりじゃないから(ハァハァ…)。

それでは、自来也とペインどもとの闘いの中に鏤められた「謎」を読み解き、ペインの「深層」に急迫してみましょう!でも、あんまり感情移入できそうにないので、思いっきり事務的に進めて行きますけど…(笑)。

「正体も奇妙じゃけどの、武器まで奇妙なものを使うてくるわい」

先ず最初に引っ掛かったのがこの描写です。"頭"が自来也の肩から抜い投げ捨てた筈の「血刀」の切先がまだ転がっています。"頭"のちょっと外れた(笑)台詞のカットでもまだ、<カラン>と音を発しています。まるで…生きてるみたいに…不自然に感じるくらい転がっている。ここで、僕は、チクと『黒く』なってしまった訳です。

<カラン>と「血刀」の破片が転がる…まるで、生きてるみたいに…僕はこの時点で、リボンと繋がっていなかったので、この「血刀」をペインの『血』を結晶化させたものだと考えていました。もっとも、リボンが母体であっても、それに『血』を吸わせ結晶化させるのもアリかな?とも思います。それは、戦闘中に思うような形状を即座に実現するには効率の良い考えだとも思います。

「!!」「体が…!!?」「チャクラが乱される!!」

その「血刀」が刺さった状態の自来也は"輪廻眼"の侵蝕に遭います。この時点でペイン(弐)は息絶えているようですし、「血刀」が身体に刺さっているだけで、他に"輪廻眼"保有者はこの結界内には居ませんでした。それなのに、自来也は"輪廻眼"の圧力を感じ、チャクラが乱され、恐怖に取り乱していました。既に息絶えたペイン(弐)の"瞳"だけが生きてて自来也を苦しめているでもなかった。ペイン(弐)の骸(?)の"眼"には確かに「力」を感じなかった…。

この時、自来也に脅威をもたらす可能性を有したのは、自来也に刺さったままの「血刀」だけだと思います。しかし、それは容易に折れるくらい脆かったけど、"頭"が引っこ抜き、投げ捨てられてからも不自然なくらい長く転がってるし…。ペインの「血刀」は生きている?「意識」や「意志」があるんじゃないかと、僕は思うんです。それを基に、ある「仮説」が生まれたのです。

"輪廻眼"とは「血」にその本性があるんじゃないか?!

僕は"輪廻眼"の能力は『チャクラ』ではなくて、『血』にあると考えています。その疑念が「血刀」と言うネーミングに向ったのです。自分からミスリードのトラップにハマりに行った感じもしますが、「刑事の"勘"です」(ガリレオの柴崎コウ風)で、一つ…(黒汗)。

例えば、あのリボンがチャクラを纏う事ができる特殊な素材(チャクラ刀みたいな感じ)で、"輪廻眼"の侵蝕にチャクラが影響してるとも考えられます。しかし、ペインの「死」と「復活」を観察すると、チャクラを利用した「忍術」と言うよりは、もっと「原始的」な禍々しさを感じてしまうんです。

ところで、ペインは結構あっさり(?)死にます(笑)。二大仙人の「幻術・蛙の唄」で精神(心)と肉体を分離され、活動停止に陥ったペイン(弐)(ロンゲ)(六)は自来也の大刀に貫かれ、自来也はその「死」を感じ取っています。自来也ほどの忍が「死」の認定を見誤るとは思えませんから、この時、三人のペインは確かに死んだのだと思います。

この時、使用した自来也の大刀は刀身に血管が浮き上がるような(或いは刀身の表面が濡れているような…)特殊な武器で、突き刺した対象の血液を吸い尽くすような「吸血刀」だったとか…(黒汗)。その様相からはただ単に切り刻むだけの刀には見えません。刀の表面の表情からは、そんな感じがしてなりません。ドクドクと脈打つような感じがしてしまいます。

この大刀は、自来也が「選択」の際に用いる奥の手でしょうから、チャクラを抑え込むような特殊な能力があっても良んですが、この時、ペインの身体に精神(心)は分離されてありませんから、チャクラは練れない筈。その上で"トドメ"に使ったんだから、それ以外の能力がこの「大刀」にはあったんではないか?と思ってしまう訳です。

幻術にハマって幽閉された「精神」の方は先に消去させるなりしてると思うんです。つまり、その時点でペイン三体は死んでいた。それに尚もダメを押す為に、肉体もこの特殊な大刀を突き立てて封じに来たんだと思います。自来也はこの大刀を刺したまま、この場に放置して行きましたから、相当、念の入った「封印」に近い暗殺だったな…と思っています。

また、瓢箪蝦蟇の結界トラップの中の「一対一」で自来也はペイン(弐)を仕留めています。ペインはその半身を自来也の「仙法・五右衛門」の"油"に沈めています。辺り一面にも<ジュウウウウ…>と言う、例の揚げ物の音(?)がこだましていますし、他に大きな外傷も見当たらなかったので、ペイン(弐)は「熱死」した?つまり、「血」が(沸騰してか、蒸発して)死んでしまった?と、僕は考えています。

或いは、胴体を真っ二つに両断されたの姿を少年少女に見せるのも美しくないと、キッシーが考えて、胴体からした(もう既にないんだけど…)を沼に沈めたのでも良いと思います。この時は、それこそ出血死と言う事になる。どっちにしても、ペインは『血』を失う事で活動を停止する。「意志」がなくなる。つまり、死んでしまう…と僕は考えます。

「ああ…いたな、そんな奴も。とっくに死んだよ。そんな奴は」

ペイン(弐)は自来也と対峙した当初、ヤケに雄弁に話していました。自来也はペイン(弐)と最初に対面し、その"輪廻眼"から、ペイン(弐)を長門と誤認してしまいましたが、自来也が誤認した背景にはペイン(弐)の物言いが「長門」を連想させるに足る存在感を醸し出していたんだと思います。その「考え」や「記憶」は長門のそれだった…と。それに、自来也がペイン(ボウズ)に腕を千切られた時も同じ事を感じたと思います。

つまり、"輪廻眼"が示す…ペイン(弐)(を含む「ペイン六道」)の内面は「長門」な訳です。だから、ペインの言葉は信じて良いと思うんです。つまり、「嘘」はないと…。ペインが「弥彦は死んだ」と言うなら、本当に死んでいる。長門は自分を「神」=「無敵」と考えている筈だから「嘘」をつく必要もない訳です。

やはり、ペイン(壱)が弥彦(の外見=顔)である事実がある以上、ペインとは「死者」を何らかの方法で動かす「システム」と言う事ができると思います。他のペインらも、その外見や行動を観察すると、それぞれの外見的な「個性」は感じられるものの、それほどの「差異」は感じられないので、恐らくはペイン(壱)と他のペインらは同じ理屈で動いているんでしょう。

それらを総合すると「システム・ペイン」とは長門の意志が「死者」を操る類いの『仕組み』であると言えると思います。それを可能にする条件として、"輪廻眼"と体中に備わる"ピアス"が考えられます。当初は、ペインの身体を動かす原動力はこの"ピアス"かな?と思っていたんですが、ペインの死に方からすると、どうも違う…ぞ…と、新たな疑念がムクムクと湧き出してきたのです。

「さてと…」

あっさりと死んでしまうペインはまた、あっさりと復活するのです(笑)。自来也が自らの「選択」を完了したと認定した「慟哭の消去」(ペイン三体を殺めた)の描写の直後、三体のペインの骸の傍らに、ペイン(オッサン)が現れて、大刀を抜き、「何か」を行って三体のペインを復活させ、即座に戦闘行動に復帰させています。

しかも、「幻術・蛙の唄」で精神を分離され(恐らく)消滅させられてる筈なんだけど、その精神すら戻っている…ことになる。この蘇生は不可能に近いとも思えるんです。忍術で言うと、大蛇丸の使った「口寄せ・穢土転生」みたいな大層な準備が必要な状況に思います。この蘇生にはペインの仕組みを類推するヒントが隠されている…筈です。

「完全に死んだ奴を三人も生き返らせる術やこうあるかいな!!?
こいつらホンマに人間かいな!!?」

これは二大仙人の"姐さん"が発した言葉ですが(第379話「自来也の選択!!」)、この条件(時間的な問題や規模)を満たす蘇生は"通常の忍術"では到底考えられないと言うことです。だから、あの時、ペイン(オッサン)が三体のペインを医療忍術を用い、損傷した身体を修復し蘇生(身体的な機能を再生した…)させたのではないと考えて良いと思います。他の忍術を使ったにしても、あり得ないと言う事です。この場合の「二大仙人」の一角である"姐さん"の言葉は非常に『重い』と思われます。

逆に、ペインは身体的な機構に頼らず活動できる…と言えると思います。でないと、"姐さん"が言うように、復活なんて出来ない筈です。誰にも分かる事だと思いますが、「ペインは人間じゃない!」と言う事です(笑)。

それに、あの「血刀」。あの武器は袖から伸ばしたリボンに『血』を滲ませて力を発揮する武器(非チャクラ系?)に思えて仕方ないんです。自来也に刺さった状態で、自来也の『血』とも馴染んでいたし…。ただ、「暁」のマントも黒い筈ですから、それとも馴染んでた…。ここは整合性が得られない(汗)。

"輪廻眼"にしても、"写輪眼"のように動態予測や術コピーをするような戦闘用に特化された"眼"ではなさそうですし…。ペイン(弐)が自来也に「血刀」を突き刺した描写からも"輪廻眼"の特性が(写輪眼のように)「眼」をそのものを使用した大系ではなく、『血』(か、独特なチャクラ?)による「支配」や「意識の一体化」であると…僕には思えてしまうんです。

三体のペインが死んだ時(大刀による出血死か、吸血死)も、瓢箪蝦蟇の結界で、もう一度、ペイン(弐)を仕留めた時(油による熱死)も、失われたものは『血』だった?『血』が無くなったか、死んでしまったので、動かなくなった。そこには「意識」(精神=長門)が存在しないから…。つまり、ペインの肉体を満たす『血』の中に「意志」や「意識」があるんじゃないか?と言う考えに、僕の中ではめちゃくちゃ「黒く」…発展してしまうのです(黒汗)。

また、もしも、ペインを動かす原動力が、"ピアス"にあるとしたら、その身体を刀に貫かれようと構わず動けた…と思うんです。それに、死んで(?)動かなくなったペイン(弐)も口から血を流しています。僕はペインは「死者」を動かすシステムと考えてるんだけど、そしたら『血』なんてあまり意味のないマテリアルともなってしまいます。なのに流れてる…のも引っ掛かる描写ではあります。

しかも、自来也を襲ったペイン(弐)の「血刀」の破片が、自来也を侵食するような描写があったり、引っこ抜かれて、放り投げられて、不自然に転がる様を見て、「長門」…"輪廻眼"の『血』には特殊な能力があって、それが「システム・ペイン」の主導的な役割を担っているんではないか?と言う考えに至ったのです。

ペイン六道は「長門」の『血』を注入されて(動いて)いる!

だから、ペイン(オッサン)が三体のペインを「蘇生」させたのは、取り敢えず、刀を抜き、傷を(何らかの方法で…多分、僕は"ピアス"で傷を塞いだんじゃないかと思っています。)塞いで、長門の『血』を注ぎ込んだんではないかと…僕は考えているわけです。長門は"輪廻眼"保有者の『血』で、あらゆる対象を支配できる能力があるんじゃないでしょうか。その考えを適用できれば、ペイン六道と口寄せ動物を一度に説明できるんです。

自来也が「ペインの正体」に辿り着いた瞬間の回想で、口寄せ動物(ケルベロス?)や四つ羽の怪鳥も思い起こしてましたね。つまり、ペインとペイン(弐)が召還した口寄せ動物が同列で、自来也の中で符合した訳です。両者の共通項は

(1)"輪廻眼"である
(2)"(ボディ)ピアスィング"
(3)過去に「自来也と接触」している

と言う事が判っています。(3)に関しては、自来也の記した書物の登場人物である可能性があります。

"輪廻眼"の瞳の紋様は、その『血』の支配下にある証拠で、ペイン六道は「長門」の"眼"が(そのまま)備わっているのではなくて、『血』が備わって動いているから"輪廻眼"になる(文様が出現する)…と言う考えです。一般的な「眼」と言う「言葉」に縛られる自来也や二大仙人よりは柔軟な考えが出来てるかな…って思うんですが、どうでしょうか(黒笑)。勿論、"輪廻眼"が可能にする「視野連携」や「意志連動」(一体化)は確かに存在すると思いますが…。

ペインの体中のピアスは「血」を注入(排出)した穴を塞いでいる?

何者かを「ペイン」に改造する過程で、依憑(よりわら)が元々所有する『血』が邪魔になるのでは?と僕は考えます。だから、それを一度完全に捨て去る必要があるんじゃないでしょうか?血を抜く為に体中に「穴」を開ける。そして、その「穴」を"ピアス"で塞いでいるんじゃないかと、僕は疑っているんです。

「穴」を"ピアス"で塞ぐのは「死者」故に治癒力がない為ではないかと、僕は思うんです。だから、ペイン(ロンゲ)は蘇生はしたけど、両目は塞がったままでしたよね。死んでたものが動けるようになって、即座に戦闘行動をとれるくらい復活するのに、潰された「眼」が塞がったまま…と言うのは怪しいです。怪し過ぎます(黒笑)。例えば、この次、ペイン(ロンゲ)がお払い箱になって、別のペインになってたりしたら、ビンゴなんですけどね…。

ペイン(ロンゲ)の両目は自来也との交戦でいきなり潰されてしまいましたが、それで行動に支障が出る訳でもなく、"輪廻眼"の視野連携を説明する材料になていますが、それ以外に、"輪廻眼"は「眼」が破損しても(塞がっていても)有効である事を同時に立証しています。これは、"輪廻眼"の本質が『血』に在るのではないかと言う「疑念」をより補強する描写であると考えています。

また、"ピアス"が「血刀」と同じ仕組みで、それが体中に備わる事で、支配力が維持される考えも良いんですが、僕の目には"ピアス"と「血刀」の質感が同じには映らないです。「血刀」には生き物のような「意識」を感じてしまいました。「悪意」と言えば良いのかな…。それは、自来也が狼狽するくらいの強烈な「闇」です。"ピアス"からは何故か、それを感じませんよね。「ア痛タタタタァ~ッ!!」ではあるけどね(笑)。

"ピアス"の存在はむしろ、"輪廻眼"の連携をサポートする通信を拡張する「アンテナ」みたいな役割を持っているんじゃないかとは思います。恐らく、全身に"ピアス"があるんでしょうから、何処かが損傷しても、オルタネート(乗り換え)が利くし、沢山、アンテナがあれば感度も良いでしょう。血を抜く部分が経絡系の要部とすれば、通信の要所として好都合だった…と言うのも何だかアリそうな気がしています。

そして、口寄せ動物にも(ドでかい)ピアスが備わり、漏れなく"輪廻眼"だった…。あの子たちにも長門の『血』が注入されている?

「システム・ペイン」には"輪廻眼"保有者である長門の『血』だけがあれば良いのですから…。だから、ペイン六道の中に「長門」の面影はないわけです。長門の意志は通信可能範囲で退避していれば事足りる筈です。通信にはミリ波みたいな"コア"な電波を使うんだろうな。

僕の推測によれば…「長門」(自身か…それか心臓?か、経絡系?とか…)は恐らく、『ペインの寝室』にある筈(黒汗)。あの構造物は単に就寝する施設とするには大袈裟過ぎます。機械的なギミックも何らかのペインに対する関与がなければおかしい…。それが、地域を限定(雨隠れの中だけ)で『神』の力を発揮できる…と考えるに至る「臭い」でもあります…が。ちょっと猾い(コスい)神様ですね(笑)。

で、自来也がペインになっちゃうのだけは(どうしても)嫌です(汗)。

最後に"頭"が叫んだ『自来也ちゃん!!』が、"頭"のド性骨である事を、心より祈っております。何故、"頭"が自来也に随伴したのか?これは、姑くの間、別のシーンにスイッチしちゃうけど、「心配は要らないよ!!」って言う意味なんですよね…キッシー!!(笑)
この『黒い』考えと「その正体…!!」の感想を一緒に置くのは…何ぼ何でも…出来なかったのよ…(笑)

 
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ペイン

 
ペインは(これまで)六人が登場しています。「暁」のリーダー(だそうです)。六人とも"輪廻眼"保有者です。体中、ピアスだらけで、総武線に乗った途端に、全然知らないおばさんに「ア、痛タタタタタァ~ッ!!」と痛がられたと言う「黒い噂」があるとか、ないとか…(黒笑)。僕はペインがあまり好きじゃない…と言うか…嫌いなので、事務的に進めますね(笑)。

一応、現時点で分かっているペインの情報です。「番号」は「ペインの寝室」のベットの番号です。判らない子は身体的な特徴で呼称しています。でないと、誰がどうしたって説明し難いんで…。別に、嫌いだから、軽視してるとか、等閑(なおざり)←「お座なり」じゃないのね(笑)…にしてるとか…じゃありませんから…。

ペインの共通点としては、ペインになる前に自来也と接触している事。そして、恐らくそれが、自来也の記した書物(見聞録?)に登場している?共通の武器は「血刀」。その詳細は『システム・ペインの深層』にて語ります。本番はそっちなんで…。別に、ペインが嫌いだから…素っ気無い記述になってるなんて事、ないですから…(笑)←充分に素っ気ないぞ~ッ。

ところで、この「血刀」と言うネーミング…に引っ掛かった人も多いと思います。「感想」(その正体…!!)でもちょこっと触れたけど、あまりにも長くなり過ぎたのもあって分割することにしたんですが、ネタ的にも大きかった。どっちかと言うと、僕の「ツボ」は別の箇所にあったし…。

「ペインの正体」に関するパートを分離したんだけど、どうしても「血刀」の文言が外せなかった…。だから、ちょっと違和感のある流れになってしまったんですけど、袖から伸びた「ヒラヒラ」からアプローチしなかったので、たどり着いた考えがある。今のところ、吐けるのはココまで。後は、考察の本編を楽しみにしてて下さい。

自来也とペインどもの闘いを観察してて「アレッ!?」っと思うところが数カ所あって、そこを現在せっせと、まとめてます。皆さんも、自来也とペインの戦闘シーンを復習して考えてみて下さい。あの戦闘シーンはペインの「秘密」の糸口がテンコ盛りですよ。

それで、僕の考えが「正解」って訳ではないと思うんで、突っ込むとこは突っ込んで下さいね。その時は「ゲロゲロゲロッ!!」(巻物蝦蟇風)か、「ア、痛タタタタタタッ!!」(総武線のおばちゃん風)のどっちかでお応えしようと企んでいます(笑)。

それと、いろんなタレコミとか、アイデアをいただいています。人それぞれの考えがある。視点がある。ロジックがある。非常に面白いです。で、みんな違うんだけど、同じ事が一つ!それは、『NARUTO -ナルト-』を真剣に楽しんでるところ。

僕はそれが凄く嬉しいです。

今まで、独りで考えるだけだったけど、こうしてブログを立ち上げたら、僕と同じように「モンモン」としてた人の何と多い事か!!また、近い内に「コメント」の場を設けますんで、その時は、勇気を出して書き込んでみて下さいね。

皆さん、ホントにありがとうございます!

『ペイン六道』

「壱」:生前の名前=弥彦/雨隠れの難民だった。自来也に弟子入りし3年間、忍術の修行をする。正義感の強い元気な男の子だった。笑顔がめちゃくちゃ可愛かった。「暁」ではリーダーとして露出していた。『零』の指輪を右手の第一指/親指に装着している。リーダーの時は言う事はちゃんと言う毅然とした態度で、カリスマ性を発揮して、海千山千のメンバーを上手に束ねていた。固有の能力としては、雨隠れの里に降る雨を止ませたので…ゴフォゴフォ…詳しくは「その2」で…(汗)。

「弐」:生前の名前=不明/風魔一族。自来也との交戦で額に傷を受けている。自来也は当初、ペイン(弐)を長門と誤認していたが、額のクナイ傷(自来也が負わせた傷)を見て、自来也が予言に従って旅をする最中に接触、交戦した風魔一族の忍と気付く。左腕をもがれた自来也だったが、「瓢箪蝦蟇」の結界(テリトリー)に引きずり込んで絶命させている。「弐」の死体は"姐さん"によって木の葉の里(綱手)に搬送されている。

「六」:生前の名前=草隠れの里出身。体型がおでぶチャンなので、「ペインの寝室」で一目見た時から気になっていた。登場した時点で「六」が決定してしまった。あらゆる忍術を吸収する能力を有する。仙人モードの自来也の「仙法・五右衛門」や「超大玉螺旋丸」を事も無げに無効化してみせた。体形はおでぶチャンだけど動きは軽快そのもの(笑)。

「ロンゲ」:生前の名前=不明/滝隠れの里出身。なかなかのイケメン(笑)。仙人モードの自来也に両目を潰されているが、他のペインの視野共有で行動している。固有の能力は不明。何せ、登場して直ぐに自来也にケッ飛ばされてブッ飛んだので…。自来也の闘いを通して、その目は復活しなかった…点に僕は注目しています。蘇生はしたのにね…(黒汗)。

「ボウズ」:生前の名前=不明。首が異常に太い。耳がスヌーピーのようにベロンと垂れている訳ではありません(笑)。(自来也が)気を抜いていたとは言え、自来也の背後を取り、一撃で自来也の左腕をもいでしまいました。自来也の手傷からして武器を使ったようでもないのと、首の太さからしても相当の筋肉量なので、怪力の武道(武術)家?体術使い?力ずくで自来也の腕をもいだ?!

「オッサン」:生前の名前=不明。仙人モードの二大仙人による「幻術・蛙の唄」にハマって自来也に殺された、「弐」「ロンゲ」「六」を一瞬で復活させ、戦闘に参加させている。…なので、「蘇生系」の能力者?とも思ったりしたけど、その「真相」は…ゲフォゲフォッ…。顔つきやガタイからは格闘家?なんて思ったりします。

「システム・ペイン」に関しては、『ペインの考察(その2)~システム・ペインの深層』にて掘りさげます。ペインは好きなキャラじゃないので、萌えません。どんなヤツが「ペイン」なのかだけでも、一度、整理しといた方が良いかな…と思うんで…一応。でも、顔見てたら…段々、腹立って来た!この怒りは『システム・ペインの深層』にぶつけてやる!!(笑)今週中にアップの予定でーす。

それから、海外の『NARUTO-ナルト-』ファンの皆さん。自来也はこんな嫌な(笑)奴らを相手にして絶体絶命です(汗)。ま、無表情の、独りじゃ何もできないヘナちょこヤローですよ(笑)。こんなヤツらに自来也が殺られる訳はないです。ひょっこり、木の葉に帰って来て、綱手の胸に埋もれて眠るんですよ……(妄)。

それと…皆が「自来也はペインに殺られた!」とか、「自来也は死んだ!」とか、「自来也は"ペイン"になっちゃう!」なんて騒いでると、へそ曲がりのキッシーはやらないと思うんで、大いに騒ぎまくって下さい!(笑)だから、ペインも頑張れーッ!!(あーっ、気持ち、入らねーッ)

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第381話「その正体…!!」


黒くて細長い"棒"の様なモノで串刺しにされる自来也。右腕と右肩を貫かれています。自来也の右腕が小刻みに震えています。絶命はしていない様子です。場所の雰囲気は先週号の"おんも"とは違います。向こうには「壁」のようなものが見える。何かの中のようでもあります。

実は、今週号を読んだ瞬間、『一週分飛ばした?!』っと、背筋が凍り付くような…言い知れない"不安"に襲われました(汗)。もし、僕と同じ"不安"に支配された人がいるなら、仕事ジャンキーのナルト×ジャンキーですよ。僕はそんな「ご同輩」に激しくシンパシーを感じちゃいます(笑)。実は、細かな闘いの描写を省略したんですね。ご心配なく。

それと、結構、本誌の発売のない外国(単行本もあるけど、現地語で読めない)で、この「感想」を楽しみにしてくれている人もいるようなので、できるだけ「情景」が解るように書き方を変えてみようと思います。『NARUTO-ナルト-』にリアルタイムで触れ合えない状況は辛いですよね。なので、アラ筋重視、妄想軽減で…一つ…(笑)。ま、試験的に…。妄想少なめで…(←しつこい?!)

両肩の"頭"と"姐さん"が自来也を心配そうに覗き込みます。

「ゴフッ…」

自来也の口から少なくはない「血」が流れ出しています。致命傷ではなかったにせよ、右肩を"串刺し"ですから…。普通は救急車呼ぶくらいの大怪我。って、言うか、動けなくなる?右腕だって、骨は外してるのかな…痛いだろうなぁ。

「ぐっ…」

沼のようなところに腰から下を沈めたまま、ペイン(弐)が黒い刀みたいな細長い棒を自来也に突き立てていたのです。丁度、サスケの千鳥の太刀(千鳥の形態変化)の様です。刀身からは刀と同色の液体(?)が滴っています。もしかしたら…自来也の「血」?!それがその武器と違和感なく馴染んでいるところをみると、刀身の色は「赤」?!(モノクロだからな…汗)

仮に、この刀を「血刀」(けっとう)と示す事にします。「深紅の刀身」じゃないかと、僕は考えています。

ところで、ペイン(弐)が沈む沼のような液体も<ジュウウウ…>と焼けこげるような描写がありますし、辺りも<ジュウウ…>と、唐揚げ(?)を揚げるような音がこだましています。これは「仙法・五右衛門」の"油"じゃないかと、僕は考えています。沼(?)には太い触手のような生き物(弐の口寄せ動物?)の残骸みたいのが痛々しく横たわっている…異様な雰囲気です。

「結界に引きずり込んで、やっとで一人かの…」<ハァ><ハァ>

自来也の言葉から、ここが自来也の所有する結界(テリトリー)であることが分かります。雨隠れに潜入した当初の、あのお喋りな下忍を尋問した蝦蟇の異空間に似ていると言えば似ている。そう言えば、大蛇丸も自分の体内に異空間を持っていましたね。自分の結界にペインを一人だけ引きずり込んで闘う戦法に自来也は出たんですね。

また、ペイン(弐)は死んだみたいです。動かなくなった…と言う事なのかな。殺気も感じなくなったんでしょうね。でも、ペインの「定義」がまだ不確かなので、その「死」の判定も曖昧なままです。

「大丈夫か、小僧?」(姐さん)

「…くっ…何とか…」

心配そうに"姐さん"がかける声に自来也が応えます。腕と右肩を貫いた「血刀」を<グィ>っといなし<パキン>と折ります。案外、脆い。しかし、次の瞬間、<ゾワッ>っと、自来也を"輪廻眼"の圧力が襲います。背景の"輪廻眼"のイメージ…自来也は"輪廻眼"の脅威を確かに感じ、狼狽しています。

「!!」「体が…!!?」「チャクラが乱される!!」

自来也が急に苦しみ出すのでした。刺されてる時よりも痛そうです(汗)。この時の自来也の慌てようには「恐れ」すら感じます。正体が分からない…得体の知れない存在…それはやっぱり怖いです(汗)。

「!」

この自来也の急変に気付く"頭"。「これか!?」と自来也の右肩に刺さったままの「血刀」に目を向けます。そして、<グニーン>と伸びたかと思うと、<ガッ>と「血刀」を抜き去ります。"頭"たちは自来也の肩に<チョコン>と乗っかっているのではなく、肉体を融合させるような召還がなされている事も解りました。二人が必死に自来也の肩にしがみついているのでない事が解って<ホッ>としました(笑)。

「くっ!」<ズッポッ>

<カラン>と投げ捨てられた「血刀」が乾いた音を響かせます。それほど鋭敏な刃物でもなさそうです。刺突する鎗みたいな武器なんだと思います。思いのほか軽そう。呆気なく折れたのはペインを「動かす仕組み」が死んだから?と勘繰っています。

「くっ!」<ズポッ>

自力で、右腕に刺さったままの「血刀」を自来也も抜き去ります。これでペイン(弐)との物理的な接触も立たれました。ペイン(弐)の「血刀」を持つ腕も力なく地面に落ちました。ホントに死んだみたいです(汗)。

「正体も奇妙じゃけどの、武器まで奇妙なものを使うてくるわい」(頭)

「こいつらはもうただの人じゃありゃへんの…何か別のものじゃ」(姐)

「痛っ…」(自)

何度も何度も分かり切った意見を繰り返す"姐さん"の言葉に自来也が痛がった訳ではありません(笑)。二大仙人はかなりの高齢者ですから、考え方に柔軟性が欠けるのです。その傾向は自来也にもあって、僕らはそれを歯痒く感じている筈です。これが「老い」と言うモノなのでしょう。その意味で、この「やや外れたような描写」は精密であると、評価できると思います。

突然……『黒く』なってヨカですか?!

実は…何だか「システム・ペイン」が閃きました!ここで、書こうと思ったんですが、余りにも今回の「感想」が長くなり過ぎたので、分割する事にしました(汗)。「暁」の首領の考察を書いてなかったし…。ペインの考察…『システム・ペインの深層』として、「暁カテ」に週の半ばにでもアップします。かなり「黒く」なった考察なんで…そっちが好きな人は期待して下さいね。現在、編集中でーす!!ペインの一覧の同時掲載(笑)です。ここら辺で一度、整理しといた方が良いと思うんで…。

工事中でーすッ!!

そして、自来也の「考量」が始まります。

誰も彼の顔を良く知らないし、
実際には存在しないんじゃないかと噂する者さえいる
(お喋りな雨隠れの下忍の証言より)

あの顔…奴は間違いなく弥彦だ

それなのに長門の"輪廻眼"を持っている…

弥彦が何らかの理由で長門から奪い取ったのか?

…しかし…

他にもあれだけの"輪廻眼"がある…

一体どういうことだ?

…それに…

雨隠れの修行時代に想いを残す自来也の回想。あの"雨"が降り続く夜。眠れなくて床を抜け出した長門。独りで踞り泣いている長門を優しく見守る自来也。弥彦を護ろうと言う一心で…始めて人を殺めた…"罪悪感"と"悲しみ"に押しつぶされそうになる長門と自来也の、あの語らいの場面です。

「痛みを知っているからこそ、人に優しく出来ることもある。

それが人だ」

「………それって…どういうこと…?」

「成長するってことだの」

「成長するって…つまり、どういうこと?」

「どうするか…自分で考えることだ」

「…………」

自来也は長門との"あの語らい"に大きな「想い」を残しています。それが「少しの間だが…」と言う自来也の言葉に明確に繋がっていると思います。あの時、自来也は長門の「心」にある「優しさ」を確信していました。そして、その確信に基づいて長門に「力」(忍術)を与えたのです。その行いに関して、僕は自来也は間違ってなかったと思っています。

次に雨隠れに潜入してからの、ペイン(弐)との会話の回想。

これは自来也の「尋問」に近い語らいであったと、僕は考えています。それを知っていて、ペイン(弐)も応えた。その「心」の傾き具合に、僕もペインに「長門」を感じてしまったのを思いだしました。あの時のペイン(弐)はヤケに饒舌でしたね。あの時のペイン(弐)には微妙だけど表情があって、それに「心」を感じたりしました。

「ここでは人が死にすぎる。その痛みがオレを成長させた」(弐)

「…………」

ペイン(弐)の使う『痛み』と言う言葉に、自来也はどうしても「長門」を感じてしまうのだと思います。それで、ペイン(弐)を「長門」と思い込んでしまった。そんな自来也だから…「だとするとやはりこいつが長門か…?」と、動かなくなったペイン(弐)を前にして迷うわけです。この期に及んでも、自来也は引き摺っているんですね。あの時の自分の「選択」の是非を…。

<シュル…>

ペイン(弐)の「暁」(雨隠れに横一文字の傷)の額当てが刷り落ちます。そして、自来也は思い出すのです。いきなり、フラッシュバック。若き日の自来也の回想にスライドして行きます。自来也も、もう少し早く気付けよッ!!と、思ってる人…。僕も全く同感。気付くの遅すぎでしょ(笑)。

「‥‥!」→『!!』

大きなバックパックに蝦蟇の巻物(今も腰にぶら下げてるヤツだと思います)の出で立ち。どうやら樹上の対決のようです。自来也がカッコ良くクナイを手に闘っているシーンの回想が挿入されます。<ズパ>っと、相手の額に傷を与えます。その傷が"輪廻眼"のペイン(弐)の額当ての下から出てきたのです。ここで、両者が自来也の中で一致したのです。

余談ですが、大ガマ仙人が言っていた「蝦蟇の力を与える…」と言うのは、「仙人モード」だけじゃなくて、いつもぶら下げる「巻物」もあるんじゃないかと、思いました。でも、長門たちと出会って修行をつけるところでは持ってないんです。時系列的には、それより若い頃から自来也は「大巻物」を持っていたと思うんですが…描写を再確認してるところです。

で、余談ですが、この「大巻物」はナルトに継承して欲しいな…と思っています。それと、できるだけ早くナルトにも妙木山に行って貰いたいんです。蝦蟇吉とも友達だし、ガマぶん太と自来也がそうだったように、ナルトにも兄弟と過ごすような体験をしてもらいた気持ちで一杯なんです。流れ的には一度、徹底的な敗北を味わって、再生していくようなパターンが良いな…なんて、独りでニヤニヤしてます(妄)。

「そうだ…思い出した!こいつは長門なんかじゃない!!」

何度も言うが、マジ遅いぞッ!!自来也様(汗)。

「この目の前の男…前にも一度手合わせしたことがある…。
大ガマ仙人の予言に従って旅を始めたばかりの頃、
山道で襲ってきた風魔一族の男だ。
この額の傷はワシが付けたもの…」

自来也は"輪廻眼"でない時のペイン(弐)と闘った経験があったのです。「?」(姐)に「どうした?」(頭)も只ならぬ自来也の動揺に反応しています。自来也は「何か」に気付いたようです(もしかしたら…『黒く』なってる??…笑)。またもや、自来也の「考量」に突入です。

「なんでそんな奴がここにおるんなら?」(姐)

「ますますペインのことが分からんよーになったな…」(頭)

"頭"と"姐さん"には、一生(笑)、何が何だか解らない状況のままなんでしょうね(笑)。自来也はそんな二人を置き去りにして、大ガマ仙人の予言の啓示を回想しています(笑)。

夢では世界を歩いて本を書いておったのう。(大ガマ仙人)

…本…?何でまた?(自来也)

世界をめぐり森羅万象を見て回るということじゃろうか。(大)

(まさか…予言の通りなら…)

自来也はこの時点で確信したんじゃないかな…と、僕は考えます。「予言の通りなら…」とするなら、自来也が書いていた「本」に秘密が隠されている…と考えるのが順当だと思います。って、事は「イチャイチャシリーズ」?でも、「イチャイチャ」にそんな内容が隠されていたのかは、僕には疑問です(脂汗)←奇しくも「考察」ったばかりだし(汗)←だからって訳じゃないですよ…勿論(脂汗)。

自来也は『森羅万象見聞録』を書き記していた!?

もう一冊あった?!自来也は、別の「本」を書き上げていたんじゃないでしょうか?「イチャイチャ」だと、18禁のお色気モノで少年少女は読めないし、あれは…「考察」したように、綱手への想いを込めた『恋文』だと思いたいし…(汗)。それに、自来也の諸国漫遊記みたいな、別に面白い読み物ではなくて、単なる旅行記みたいな内容で、出版しても売れそうにないから、出版社(印刷した以上はある筈)も刊行は見送ったとか…。だから、表に出ていない?

「ワシはもう一度、奴らの前に出て確かめたいことがあります…
お二人は帰って下され」

自来也には確信めいた仮説があった…。だから、確かめずには居られなかったのだと思います。恐いけど見たい。「謎」って、そんな魅力を秘めていますよね。そして、二人を退かせる。これは、自来也の「決意」です。考えたくはないけど、自来也は「死」を覚悟しているのです。

「何い!?」(姐)

「ダメじゃ!次出ていけば必ず殺される!!さらに眼が増えた!
それに結界トラップが二度も通じる相手じゃありゃへんぞ!!
今、奴らはこっちに気付いとらんのじゃけん。逃げるなら今しかない!」(頭)

「…………」(自)

自来也の「決意」を"頭"は既に察しています。だから、自来也を必死になって止めようとしているんです。"頭"は自来也を自分の子供のように感じていた筈です。そして、これまで見守ってきた…その「暖かき眼差し」を誤魔化す事なんて出来っこないのです。

「今出ていけば殺されるかもしれませんがの。だが、敵の正体をつかめるかもしれません…。
この機を逃したら、もうここまでペインに近づける者は、多分おらんでしょう。
正体を見抜くチャンスは今しかない」

「…そして…」

自来也もその"頭"の思いやりを重々認識しています。その暖かい気持ちを噛みしめた上で、自分の考えを述べているのです。自来也もまた、自分の弟子の一人一人を暖かく見守っていたのです。その意味で、"頭"と気持ちは同じです。だから、退けないのです。長門は自分の大切な「弟子」だから…。

「?」(頭)

『今こそが、大ガマ仙人の予言された選択の時!』

この「選択」次第で、世界がどちらに転ぶのか決まってしまう…。それは、大ガマ仙人が予言した事です。自来也は腹をくくったのです。「善」とか、「悪」とかはもうどうでも良いです(汗)。面倒臭い話は置いといて…自来也は「悲しみ」から逃げたりしない。心の「痛み」に負けたりしないです。この「姿」を、「行い」を(ペインではなく…)"長門"に見せようとしているのです。

「頭と姐さんは今までのペインの情報と、
このペインの死体を持って帰って下され。
…そして、綱手に…」

このペインの『死体』を木の葉に送るアイデアは「流石」と言えます。角都の身体を調べたように徹底的に調べ上げる事でしょう。その時に僕の仮説も立証される?(←考察編集中!)同時に、この方便は"頭"と"姐さん"を退かせる為の、自来也の「優しさ」でもあります。二人を死なせたくはない…これは、自来也の純粋な願いだったんだと思います。しかし、"頭"の言葉はその行方を遮るのです。

「…それは母ちゃんだけで十分じゃ」

自来也が二人を想うように、"頭"だって想っている。この時、"頭"は怒ってさえいたかも知れません。凄く"恐い目"をしています。"頭"は"姐さん"を想うように、自来也の事を想っているのです。その"気"を感じてか、「しかし…」と、自来也も歯切れが悪いですね。そして、そのやり取りに…と言うか、その前の"頭"の言葉を一瞬で読み取った"姐さん"。これまで、散々、挟んできた「口」を一切挟みませんよね。

「晩飯までに戻りんさい」

"姐さん"は、この言葉を"頭"と自来也の二人に等しく投げかけています。まるで、二人の子供に一瞬でキャンディーを等しく分け与える「お母さんの魔法の掌」みたいじゃないですか…。愛する二人の子供が互いに喧嘩しないように、(目の前で)数える事なく…それなのに、まるで量ったようにキャンディーを公平に別け与える…あの「魔法の掌」です。試しに、子供たちが数えたら全く同じ数だった…。そう言う「お話」を忘れちゃうくらい過去に読んだ事があります。

「ああ…終わったら自来也ちゃんと一緒に飯を食いに帰る」

最近、涙脆くて…僕は、この"頭"の言葉に泣いてしまいました。それまで我慢してたんだけど…この言葉が「トドメ」でした(汗)。もうグジャグジャに泣いてしまいました。抑えても抑えても涙が溢れ出ました。胸が<ヒクヒク>なりました。この言葉は"姐さん"をこの場から退かせる為の"頭"の配慮であり、自来也と共に帰る…自来也は決して死なせない!と言う宣言でもあるのです。

どうか、心して…"頭"の、この言葉の「暖かみ」を感じて欲しいです。そして、この光景は夫婦が愛し合い…親が子を想い…子が親を想う…「家庭」そのものです。暖かき「団欒」そのものです。それを感じて下さい。この場の「空気」には愛する人を思いやる「暖かさ」に溢れているじゃないですか。

「…………」

もう「言葉」は必要ないと言う事です。無言の"姐さん"の暖かい微笑みを見て、僕はまた…涙が込み上げて来ました。ほっぺたが、やっぱり<ヒクヒク>と震えました。ここで、何も言わずに"姐さん"が木の葉に向かうのは、この場に自分が残る事が、二人の「決意」を無にしてしまうことを"姐さん"が察しているからです。身を切るような「痛み」に、"姐さん"も必死で耐えているのです。"姐さん"も「痛み」と闘っているのです。

「…………」(ありがとうございます)

だから、自来也も言葉を発しませんでした。ただ…一心不乱に、心の中で二人に「感謝」したのです。それは…言葉に出来ないくらい有り難い気持ちだったんだとも思います。ホントは凄く心細かったんです。"頭"が残ってくれるのは自来也の心の、大きな「支え」になったんじゃないでしょうか。自来也もホントは泣き出したい!くらい不安で一杯だったんです。

少年少女よ!この「刹那」を感じ取って欲しい!そして、心に刻んで欲しい!

アナタたちは愛されてこの世に居ます。おじいちゃんが居て、おばあちゃんが居て、お父さんが居て、お母さんが居て…もっと、もっと永きに渡る強く太い繋がりの中で…アナタたちは居るんです。この世界の何処にも、独りっきりで、「生」を受けた人なんて存在しない事に気付いて欲しい。そして、愛されないで生まれて来た子も、生きてる子も居ない事だけは分かって欲しいです。

それは、何かの行き違いで、見えなくなってしまう事だってあるかも知れない。「時代」も「世の中」も時に醜(みにく)く、邪(よこしま)な姿を露(あらわ)にしたりもします。人生だって、楽しい事ばかりでもない。むしろ、満たされない事の方が多い。近頃は、子供の「心」にすら輝かし未来は描き難い…そんな不透明で、哀しい「現実」は確かにある。

でも、それで「愛」がなくなってしまうわけじゃない!それは、自分が見失ってるだけだから…。ホントはアナタに寄り添っているのに…夏の日の太陽のように強く激しく…アナタたちに降り注いでいるのに……。少なくとも、この世界に(血の繋がりがあろうが、なかろうが)アナタを大切に想わない「親」…"繋がり"なんて存在しないのだから…。

アナタたちは大勢の"命"の繋がりの中で生かされているのです。

そして、アナタたちの、その「笑顔」で、アナタたちに繋がる"命"が、どれだけ「幸せ」な気持ちになるか?どれだけ「癒される」か?どれだけ「勇気」付けられるか!アナタたちが「世界」にとってどれだけ大切な存在であることか!!それを「想像」してみて欲しいです。それを想像できる、しっかりした「心」を、その身に宿せるように努力して欲しいです。

その「時」、そこで知れるものこそ、本当の「優しさ」や「思いやり」であると気付く筈です。そして、そこに横たわる清らかな気持ちが、心の在り方が…「愛」なのだと、気付くと思います。

「今」は、この言葉を理解できないかも知れない。

「今」は、この気持ちを受け入れられないかも知れない。

でも、忘れないで欲しい。




「…………」(ありがとうございます)

そして、いつか、この刹那に自来也が噛みしめた「(無言の)言葉」ように…心の底から湧き出るような「感謝」の気持ちが、アナタたちの中心から溢れて来る事を、僕は祈っています。どんな事にも「感謝」が出来る「心」を持ったオトナになって下さい。

その上で、"頭"の「慮(おもんばか)り」と、"姐さん"の「微笑み」と、自来也の「感謝」を…もう一度、見つめ直して下さい。きっと、「今」の僕みたいに…ボロボロに泣けると思います。どれだけ拭っても、涙が溢れて止まらないと思います。その時は遠慮せずに、思いきり泣いて下さい。

だから、その「時」まで、忘れてしまわないように…。

しっかりと、その「心」に刻んでおいて欲しいんです。




<ゴポポ>

水中に潜む「瓢箪蝦蟇」の中に結界空間があるようです。それか、この蝦蟇が入り口?<プァ>っと「酒」と書かれた栓を吐き出したかと思うと、<ズリュ><ゴボボボッ…>っと、自来也が出て来ました。左肩の"姐さん"は既に居ません。そして、水中を移動してペイン(ボウズ)の背後を取ります。

<スッ……>

用心深く身を潜める自来也。仙人モードの「隈取」はもはや無くなり、通常の「隈取」に戻っています。流石に自来也も疲れてますね(汗)。そこに、<ボン>っと、"頭"が風魔手裏剣を武器召還をします。ペイン(弐)の風魔時代の描写でも背中に大きな手裏剣を背負ってたから、やっぱり、この大型手裏剣の発祥は「風魔」なんだろうな…と、余計なことを考えたりしました(汗)。

<ヒュ~>

ペイン(ボウズ)に一直線に向かう風魔手裏剣ですが、案の定、ペイン(ボウズ)は背後からの攻撃も<サッ>っと躱しましたね(汗)。きっと、他の"輪廻眼"の複合視野にカバーされていたんでしょうが…。もっとも、これは織り込み済みで、むしろ、読み通り。この「揺動」ににペイン六道(今は5人だけど…)は反応してくれた…と言えそうです。

<タン><サッ><タン><ザッ>

自来也が潜む位置を的確に把握し、それを取り囲む位置にペインらが配置されます。そして、自来也は過去の記憶と"照合"するように、ペインの「顔」を凝視します。これが自来也の意図するところだったのですが、同時に、絶体絶命の大ピンチを迎えてしまった(滝汗)。めちゃくちゃヤバいんですけど…(脂汗)。

(やっぱりそうだ!
こいつら全員、ワシの会ったことのある忍だ!!)

ペイン(ロンゲ)は滝隠れの額当て。ペイン(オッサン)は不明(武道家か何かかな?って気がする…何故か)。ペイン(六)の額当ては草隠れ。ペイン(ボウズ)は首が太かったのね(笑)。僕は耳がスヌーピーみたいに垂れてるのかと思ってました(笑)。額当てはなし。そして、弥彦(ペインの壱)。弥彦は雨隠れですよね。

雨隠れや草隠れ、それに滝隠れの里って一応、木の葉と国交があって、中忍試験を共同で行っていましたよね。つまり、忍界対戦の最中でも行き来できた。つまり、旅行とかが可能だった筈の国です。雨隠れとはその後、一戦を交えたように不安定ではあったと思いますが、そう言うニュアンスのある関係にあった…と言う事と、僕は受け取っています。

『!!』(そうか…分かったぞ!ペインの正体!!)

自来也にはこの時、長門や小南との修行時代や、ペイン(弐)の口寄せ動物(ケルベロスだよ~ホラホラぁ~)。それにペインとの闘いや、何故だか、あのリボン…(汗)。そして、大ガマ仙人。(左上の「丸い窓」みたいのだけが何だか分かりません、もし、気付いた人はタレコンでくだせェ!)

ペインは『森羅万象見聞録』の登場人物?!

自来也は予言に従って行動した。そこで、予言にあった「本」を記し、遺した。つまり、それは「予言の書」になる。自来也の足跡が、ペインを生み、ペインは「暁」を生んだ。そして、自来也はミナトやナルトも遺した。どちらも「運命」。どちらも「必然」。自来也自身の足跡が「予言」を実体化させて行った?のではないかと、僕は考えています。自来也が「善と悪」を造り上げて行ったと言う考えです。ペインの口寄せ動物も自来也は過去に出会い、闘って来たんじゃないかな…。

自来也が「本」に記した事が「魔法」みたいに現実の世界に影響するとは思えないので、第三者がそれを読み取り、「ペイン六道」を造り上げていった…その張本人が「暁」の黒幕。とすれば…、それは自来也の人の目にも止まらない読み物(『森羅万象見聞録』?)を読める人物と言う事になります(これが、「イチャイチャ」だと特定が難しい)。それと、その人物は「予言」を知っているのが前提になります。かなり近しい人になる…。まさか…大…(黒汗)…止めときます(笑)。

「!!?」<ドッ><ゴフ>(ノドが…!!)

自来也が『ペインの正体』に辿り着いた瞬間。空中から飛びかかって来るペインたちの中に居ない…多分、ペイン(ボウズ)だとおもいます…が、水中から出現して「喉輪攻撃」です(汗)。一瞬で、ノドを潰されたから、自来也は"頭"に『ペインの正体』を伝えられなかった…。何度も言ってるけど…今度こそ、(正真正銘の)絶体絶命!!(滝汗)

「自来也ちゃん!!」

自来也の大量の吐血。"頭"の声が虚しく響き渡ります。自来也の背中には四本の「血刀」が迫ります。この描写で、ペインは皆、この「血刀」を使う事が分かりますね。つまり、「一系統の術」しか使わない(であろう)ペインにあって、共通の能力と言う事です。つまり、「血」の為せるワザ?と思いたくなる能力と言う事です(黒汗)。四体のペインの同時攻撃が自来也に降り注ぎます。

<ドッ>

ペイン(ボウズ)が喉輪で自来也を沈黙させつつ、攻撃が容易な陸(おか)に持ち上げ、それに上空から間髪を挟まない攻撃を加える。非常に見事な連携ではあるんだけど、これを「強さ」とは言わないと思います。それ以前に、お互いを認め合わないような闘いに(確かに交戦当初に「やるな」とは言ったけどね…汗)、僕は何の感動も覚えません。それは「痛み」に飲み込まれた長門に似つかわしい行いとも言えますが…。

ペインは他者を否定する闘いしかしていない!!

「善」とか「悪」じゃなくて、「好き」か「嫌い」かで発言させて下さい(汗)。僕はペイン(の闘い方)が嫌いです。こんなものに負ける訳には行かないし、こんなつまらない闘いで大切な自来也を失うなんて考えられません(オレは認めねェ。認めねェぞ!!)。これを「強さ」と言ってはいけない!!こんな「敵」には断じて負けられない!!段々、言い知れない「怒り」に支配されつつあるケルベロスです(汗)。何か腹立ってきた…(笑)。

自来也様…僕は絶対、諦めないからね…アナタが木の葉に帰る事を信じてますからね…。


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『九尾の絵図』

      
昔、妖狐ありけり。その狐、九つの尾あり。
その尾、一度振らば、山崩れ津波立つ。

これに困じて、人ども、忍の輩を集めけり。

僅か一人の忍の者。
生死をかけ、これを封印せしめるが、
その者、死にけり。

その忍の者。名を四代目・火影と申す―――。

恐らく、出版当初、『NARUTO-ナルト-』の第一回目の扉を見ても、何が何だか解らなかったでしょうね(笑)(1巻/5頁)。反芻時も何度となく読み返していましたが、通り過ぎていました。出合い頭みたいな…。兎に角、これに目を止めた功績は大きいと思います。

実はタレコミ(YU-さん)で教えてもらって、やっと僕も気付きました(汗)。「絵図」?か、それとも「壁画」か何かとは思うんですが、上のシッポのような渦巻きが九本あるのが、「九尾」で、その下の、大蝦蟇の上に乗っているのが「四代目」(波風ミナト)でしょう。蝦蟇の胸には「忍」の文字がある。なので、ガマぶん太ではなさそう。「九尾事件」でのミナトと「九尾」の壮絶な闘いを描いたものだと思います。

現時点から15年前の「九尾事件」。その伝承の為の絵画(に類するもの)かとは思いますが、誰が何の目的で、どんな意味を込めて描いたかは不明です。描かれた時期は15年よりこっち。ナルトがアカデミーに入る頃にはあったのかな。何せ、物語のスタートの冒頭での提示ですから…。記念すべき『NARUTO -ナルト-』の第一話で、こんなネタフリがあったとは…気付かなかった(汗)。

この「絵図」(?)を見る限りでは、ミナトは蝦蟇に乗って闘っています。胸に「忍」の文字の入った子って、これまで登場してるのかしら?誰か知ってる人が居たら教えてもらいたいです(汗)。ガマケンさんじゃないし、ぶん太でもないし…未出の蝦蟇ちゃんかしらね。名前は何と言うのでしょうか?研さんとぶん太兄の二大巨頭の後ですからね…(汗)。もしかして、ガマゆうちゃん(ガマ大将?の石原雄二郎さん)とか?(汗)

もし、その蝦蟇が、この闘いで死なないで、今も居るなら一番近くでミナト(四代目)を見てた事になりますね。僕には聞きたい事が山のようにあります。見つけたら、アームライトを顔に近づけて、尋問です(笑)。カツ丼も取っちゃう(笑)。ついでに、ブラインドを<ペロッ>と指で押し広げて「四代目が死んだか…」ってやろうと思ってます(笑)。

しかし、禍々しく猛り狂う「九尾」の後ろにある"文様"はなんでしょう?

四角い太枠と、90度位相する…「四象封印」の二重封印…『八卦の封印式』のようでもあります。ミナトが「封印術・屍鬼封尽」を発動する場面を描いてるのかな?絵の真ん中の「九尾」は苦しんでいるようにも見えますよね(汗)。よーく見たけど、ミナトらしき人影の後ろに「死神」の姿はなし。その代わりに「狐火」みたいなのが漂ってますね。もし、そうだとしたら、この「絵図」は術の理論構成を深くまで知り得た人物の手による作品と言えると思います。それって…。

非常に余談ですが、やはり、「九尾」との闘いに「蝦蟇」が深く関わっているようです。思えば、自来也が一等最初にナルトに伝授したのが「口寄せの術」でしたね。あれは「九尾のチャクラ」を引き出す為の方便かと思っていたんですが、近頃登場した「ナルトの鍵」を写し取った「巻物蝦蟇」とか、大ガマ仙人の予言とかを考え合わせると、やはり、忍界の秩序(平和と安定)を護ろうとする動きがあって、その流れの中に「蝦蟇一族」が居るんじゃないか?と考えるに至っています。

だから、自来也はナルトに蝦蟇と契約させたんじゃないでしょうか。自来也が代々契約している「蝦蟇の巻物」を召還して、ナルトとも契約させています。ナルトの前にはミナトの名前がありましたね。ガマぶん太も「頭の上に乗ったのは四代目以来…」と言うような言葉を残していますし…。蝦蟇一族は『予言の子』を護ったり、支援したりする任務を帯びていたんじゃないかな…と想像したりしてます。

しかし、自来也は「長門」には契約させていない事になります。もしかしたら自来也は、長門が死んでしまった…と聞き及んで、その後、ミナトを弟子受けしている筈ですから、そこに自来也の反省と言うか、護ってあげられなかった後悔みたいな気持ちがあるんじゃないかな…と。だから、自来也はナルトに真っ先に「口寄せ」を伝授したんじゃないかな…。ナルトを護る為に…。

しかし、こんな「九尾事件」の深層に立ち入った描写ができる人って誰なんだろう?僕が思い付くのは、三代目と自来也のみ。何せ、九尾の封印の理論大系を理解してないとこの絵図は描けませんから、「八卦の封印式」なんて、それこそ「トップシークレット」ですし。これを描ける人なんてこの二人くらいですよ。この場に居合わせた人は他にいない筈です。

「その写輪眼…お前はどこまで見えている」

そして、最新号(「その面影…!!」)で、とうとう接触したサスケとイタチ。予てからいろんな憶測を呼んでいた「うちはのアジト」での再会でした。その「激突」は不可避…必至の状況ですが、二人の対峙シーンでイタチが腰掛ける「玉座」の背後に、第一巻の扉絵と似た壁画が登場しています。

全く同一ではなく、特に「九尾」は漢字の「狐」になっています。渦巻き状の「尾」も見た目、八本っぽいけど、第一巻の扉絵と同じなら…九本ある?二つの「絵」は明らかに似ています。この「絵」が何を意味するのか?誰が描いたのか?いつ描かれたものなのか?アジトの内部の荒れ方もそうだけど…、もう『謎』だらけのワンカットですね。

でも、ここまで「九尾」のチャクラや封印の理論的な成り立ちを示し、描画のタッチが似ている「絵図」を見れば、この関係性に気持ちが及ばないはずはありません。例えば、九尾の絵図の典型例になるようなモチーフがあるなら別ですが、それに関しての描写はなかった。この二つの絵図を見ると、これは同一の作者の手によるものと考える方が整合性は高くなる…と僕には思えてなりません。

しかも、ここは「うちはのアジト」の筈。サスケもイタチに言われ<ピン>と来た場所です。うちは一族の人間にとってはメジャーな場所だったんでしょう。うちは一族が木の葉で警務活動をする描写からも、地下活動や不穏な意図は感じませんから、この「アジト」とは非合法活動の為の場所ではないような感じがします。山の頂上にあって、めちゃくちゃ目立ちますから…。

きっと、二人が言う「アジト」って、うちは一族の心の拠り所的な、「一族発祥の地」みたいな場所じゃないかと思います。それに、今、イタチが座っている思いっきり仰々しい「椅子」。これはどう見たって「玉座」です。一族の「長」が座っていた椅子です。一族の「長」。つまり、創始者である…うちはマダラの「座」だったんじゃないでしょうか?

「おそらくあれ(九尾事件)は人為的な口寄せされたものに違いない…
(九尾の口寄せができるのは)うちは一族の創始者…うちはマダラだ」


「九尾」を口寄せできた(可能性のある)マダラの「座」。その後ろの思わせぶりな壁画…。それが、第一巻の扉絵に似ている。明らかに「九尾」をモチーフにしていると思われる「絵図」です。九尾と写輪眼はこれまでも関係があった事を臭わせる描写(サスケの「どうやら、この眼…初めてではないらしいな…なら…お前が九尾の妖狐か」とか…)もありましたね。

そして、うちはの聖地とも言える場所に、三代目(猿飛)や自来也がわざわざ壁画を記しに来るのは考え難いです。やはり、この玉座の後ろの絵図はマダラの手によって描かれたと考えるのが、僕には正統に感じられます。つまり、第一巻の扉絵もマダラの手によるものと言えると言う事です。

「九尾の絵図」はマダラが描いた!!

マダラが描いたとすれば、「九尾事件」を間近で見ていた証明にもなります。つまり、「九尾」を口寄せし、間近で一部始終を観察していた。そもそも、「九尾事件」は四代目の暗殺の為にあったんじゃないか?とまで、勘ぐっているケルベロスです(汗)。それが「九尾事件」の真相ではないかと…。

マダラは「予言の子」を殺そうとしていた!!

物理的にはマダラはトビを容れ物として動いている筈ですから(私的考察準拠)、外見はトビが作業しているんでしょうが…。そのトビがオビトの身体を流用している仮説も神無毘橋の戦いから2年の猶予がありますから、時間的には可能と思えます。トビは「九尾事件」の頃には時代の裏で暗躍していたんではないかと、僕は考えています。

そしてトビ(マダラ?)の暗躍は「九尾事件」から8年後の「うちは虐殺」への関与も非常に強い臭いを放ちます。そこに至るまでのうちは一族内部の異変…特に「シスイ事件」にも色濃く、その影を落としているように感じます。きっと、その魔手はイタチにも及んでいた。そしてこれは、「万華鏡写輪眼が三人」のも関係する、非常に強烈な臭いであります。←ココは非常に引っ掛かる。血が黒くなるのが分かる…(汗)。実は…鋭意、考察中です。

工事中でーすッ!!

それが、これから明かされて行くんでしょう…が、情勢は激しく錯綜していますね。これからバトルが平行して、三つ四つと動くので、年内は無理じゃないでしょうか?(汗)どう考えても、先ずは「水月VS鬼鮫」に行っちゃいそうですもんね(汗)。自来也の生死も心配だし…。

このネタはそれぞれがもう一度、考え直してみる必要があると思います。非常に有意な「タレコミ」と感じたので取急ぎ問題提議まで…。皆さんも考えてみて下さい。何か閃いたら、速攻、メッセージを下さい。僕も、もっと「黒く」なって考えてみますから…(黒汗)。

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『イチャイチャシリーズ』って何だろう…

 
「にししし…自来也
アンタとの賭け
勝ったわね!
やっぱアンタが丸太行き!」(綱手)

「うるせー
ムネペッタンコの
まな板ツナデがー!!」
(自来也)

自来也の猿飛先生(三代目)の修行時代の描写です(16巻/83頁)。自来也が自分が丸太縛りに遭った腹いせに、綱手に「汚い言葉」(笑)を浴びせかけるのですが…。自来也のアカデミー卒業は6歳。それから猿飛先生に師事したとして、通例の修行のシーケンスからすれば、鈴取りの修行はその取っ掛かり部分。恐らく、入門当初のエピソードだと思います。つまり、6~7歳程度と言う事です。

もっとも、綱手や大蛇丸とはアカデミー(幼い頃)から一緒に居たので、この時点でも充分にお互いを知り得る仲です。しかし、高が6~7歳程度の子供の筈の自来也が、綱手の胸(の膨らみ)を既に意識しちゃってます。これは相当な"おませさん"と言えそうですね(笑)。自来也は、この頃から綱手を「女性」として意識していたんです。「女性」として好きだったから、「汚い言葉」で責めたのです(汗)。

子供だから、直接的な行動(ポッ…^^;)は思い付かないだろうし、勿論、少年誌だし…(汗)。でも、現実問題として(潜在的に)存在する「性衝動」を自来也は「汚い言葉」で昇華させていたんですね。

僕も子供の頃、好きな女の子をいじめて泣かしてしまった事がありました。その子が座ろうとするのを、椅子を引いたりして尻餅をつかせて…泣かしてしまったな。好きなのに虐めるのは、きっとそう言う…未知の行為(笑)と(別の行動との)置き換えなんでしょうね。自来也もませてはいるけど、まだまだ子供だったんですね。

かと思うと、実際に「覘き」なんて高度な「置き換え」もこの頃、経験していたようで、この綱手への「汚い言葉」責めの直ぐ後にあった、猿飛先生との会話の中にありました。鈴取りのペナルティで自来也が丸太に縛り付けられているシーンです。この"お仕置き"で、自来也がハイになってた訳では勿論ありませんので…(笑)。

「オレだって
覗きする時は
すっげー透遁術うまいんだぜ
まだ見つかったことねーもん!」(自来也)

「…ったく…
お前の言う透遁術が
どれほどのものか……
今度はワシもついていく…」(猿飛)

「………!?」(自)

「………」(猿)

「………
猿飛先生のスケベ…」(自)

この自来也の"自信過剰"が将来、一度目の「三途の川巡り」をもたらす事になると、誰が予想できたでしょうか(笑)(16巻/84頁)。猿飛先生もホイホイ一緒に覘き(透遁術の訓練?)に行って、ぶっ飛ばされなくて良かったもんですね(笑)。また、自来也が持つ単眼鏡(望遠鏡)もその必要性から調達したんでしょうが、実際この経験が将来の「情報収集」に結果的に活かされたんだから、人生って判らないもんですね(笑)。

そして、自来也は綱手の入浴を覘いて、それが発覚し、綱手の「バカ力」でぶん殴られて「100メートル」ほど飛ばされています。その時、「アバラ六本と両の腕が骨折。内臓破裂が数カ所(普通だったら死んでますから…)」(33巻/33頁)の瀕死の重傷を負っています(つまり、一撃でなく、何度も何度も打撃を加えた後、渾身の一撃が来た…あの「バカ力」で…)。本人曰く、「死にかけた…」ですから、確実に「三途の川」に片足は突っ込んでたと思います(笑)。

この経験が「イチャイチャ・バイオレンス」を産んだ!!

それは、ただ自来也が綱手にボコられて、死にかけた…だけだからではなく、正気に戻った(恐らく、頭に血が昇った綱手は見境なくなっていた…汗)綱手は、その医療忍術で自来也を看護したんだと思います。自来也は綱手に激しく傷付けられ、その後、同じ綱手に徹底的に癒されたのです。解らない人には解らないと思いますが、これは、「その道」にあっては、究極の「痛み」と「癒し」の最強コンボこそが『至上の喜び』と言われています(笑)←詳しくは「ブラック・ケルベロスの大人部屋」にて………(ウソ)。

ここ、書き足りなかったんで追記しますが…。

僕は初めに「イチャバイありき」だと考えています。自来也が究極に綱手への想いを募らせたのは、やっぱり件の「第一回目の三途の川巡り」だった筈ですから。一気に、「自来也はイチャバイを書き上げた」と思うんでです。ペンが独りでに走るように書き上げたんではないかと、僕には思えます。綱手への想いが迸ったんだと思います。

で…そうしてると、ガキの頃からの想い出がこみ上げて来た。自来也は、この時、『イチャイチャ』のシリーズ化を決めたんではないかと思います。自来也の「イチャバイ」に到る軌跡…と申しますか(汗)。それは、自来也にとっての光り輝くような想い出たちです。いきなり「イチャバイ」に行くのは、流れ的にも美しくないし、自来也はお話のバランスにこだわったんじゃないでしょうか。

それに、自来也の歳の頃も、恐らく18歳を越え、いよいよ本格的な(?)官能小説を読み書きできる年齢にもなっていた事でしょう。自分の「衝動」の本質や実質(笑)にも気付いた年頃でもあるでしょう。ガキの頃から貯めに貯めまくった…自来也の「妄想」が一気に吹き出した…自来也も「黒く」なった。それは「真夜中別の顔」だったんではないかと…想いを募らせるケルベロスです(笑)。

で、『黒く』なってもヨカですか…(黒汗)。

自来也は何故、綱手の攻撃を躱す事ができなかったんでしょうか?変だと思いませんか?対ペイン戦で、自来也の体術のキレを散々、見せられた後だから余計そう思えてしまいます。自来也だったら、綱手の攻撃を瀕死の怪我を負うまで受ける必要はなかった筈です…よね。

綱手は頭に血が昇った状態だったんですよね…きっと。お風呂を覗く奴が居ると気付いた…。<プチンッ>と切れた綱手はそのまま賊を懲らしめに動いたのです。つまり、マッパ(全裸=スッポンポン)だったんです。そして、自来也はその美しき造形に心を奪われた訳です。身動きせずに魅入った筈です。

そして、第一撃。多分「通天脚」(綱手の踵落とし)だった筈です。勿論、全裸の…。自来也が避ける筈ありません。脳天を割られそうになった寸前、「十字受け」(二の腕を交差する最強の受け技)で受けた。その時両腕を骨折した。辛うじて、自来也は頭部の負傷はなかったんです。この時、自来也は綱手の「全て」を見てる筈です。だから、殴られる前から"鼻血"だけは<ドクドク>でた…多分。

第二撃。正拳の多連突き。両腕は使えませんから受けれません。アバラが六本逝きました(笑)。瞬身で逃げれば良いんですが、マッパの綱手にまだ魅入っていますから…。この場を去れる筈なんてありません。そして、極め手の右ストレート。渾身の一撃です。これを腹部に食らい、自来也は飛ぶのでした。勿論、内臓破裂です(汗)。吹っ飛んだのは、自来也の「浮身」(ふしん)もあって、綱手のバカ力を運動エネルギーに変換した訳です。

手を下したのは綱手ですが、結果的に自来也が死ななかったのも、綱手のお陰です。恐らく、完璧な救命救急医療があったのだと思います。ただ、100メートルも吹っ飛ばしていますから、しっかり浴衣を着てから処置した筈です。それも自来也には好都合で、マッパのままだったら、きっと出血が止まらなかった。鼻血だけで出血死してましたから…。何れにせよ、自来也は綱手に救われたのです。

だから、自来也は死の淵に立った割には、この想い出を「甘酸っぱい」と感じているようで、懐かしそうに回想してるシーンもありましたよね。そして、この一件を機に増々、綱手の事が好きになって行ったんじゃないでしょうか?そして、自来也は勇気を出して、コク(告)った…。そして、事も無げにフラれたんだと思います。その痕跡はナルトを帯同した綱手の捜索の折の、久し振りの自来也と綱手の差し向い(18巻/118頁)の描写にしっぽりと残っています。

「しかし…お前
またキレーになったのォ…」


めちゃくちゃ、スケベ面の自来也です(しかも、「キレーになった」と言いながら"胸"しか見てない…汗)。久しぶりに再会した綱手が昔のような美貌を保っていた事。しかも…『巨乳』だった。心理学的な考察はさて置き、この「道」にはいろんなジャンルがあって、少年少女もいつかは、何れかの「カテゴリー」に自分が属する事が判ると思いますが、きっと、自来也は『おっぱいが好き』な人だったんだと思います。

綱手も綱手で、思春期の多感な時期に自来也の「汚い言葉」がトラウマになったのか、恐らくは「豊胸手術」をしたものと、僕は考えています。外見的にも綱手の胸はアンバランスだし、ファッションにしても、その胸を強調するような着こなしだし…。度重なる自来也の言葉や、綱手の胸に注がれる嫌らしい視線が、少しずつ綱手の人生すら捩じ曲げて行ったのかも知れません(笑)。この周辺の綱手の「口調」(言い回し)が微妙にいつもと違うのにも注目してみて下さい。

「……相変わらずだ
…言っておくが
お前だけは願い下げだから


「フン!
ワシだってお前にゃ興味ないよ」
(なんつったって
本当は50代のババアだからの…)(自)

「何だ…」(綱)

「別に…」(自)

強がる自来也ですが、未練タラタラは隠せません(汗)。自来也は、綱手の事が今も大好きなのです。その気持ちは少年の頃から変わりません。死ぬほどぶん殴られても、ケッ飛ばされても、その気持ちは微塵も揺らがなかったのです。そして、綱手の「願い下げ」と言う台詞から、自来也が正式にコクって、キッチリと断られた事実が窺えます(汗)。

「男はフラれて強くなる」

これが自来也がイチャイチャシリーズを書き興すに至る動機になると思います(40巻/144頁)。自来也はナルトと違って、勉強(座学)のできるインテリな面(で、ドスケベだったから「インテリエロ助」になる…笑)があり、特に「文才」があったのだと思います。そして、執念深い性質(粘着質と言っても良いくらい)。自来也は綱手の事を何十年にも渡って想い続けたのですから…。

「よーするに、
そんなことは
笑い話にするくらいの度量がなけりゃ
男は務まらん
ネタにするぐらいじゃないとの」(自来也)

自来也は綱手との想い出(に"濃厚"な妄想を加味して…)を『本』に記したのです。イチャイチャシリーズって『暴露本』だったの?!なんて勘ぐったりもしますが、実際は、自来也の壮大な"計画"に基づいた、緻密で精巧なシナリオだったと、僕は想像しています。それは、自来也の愛の叙事詩であり、決して、綱手を辱めたりするような下世話な内容ではなかった筈です。きっと『恋文』みたいな存在…だった。

ただ、描写に猛烈な妄想が加わったので(笑)、『18禁化』せざるを得なかった(汗)。或いは、内容的に少年少女には理解できない「大人の機微」が描かれていた(自来也が描きたかった)ので、ワザと"R18"に相当するような脚色にしたのかも知れません。意図的に、「敷居」を高くした…と言う事です。この気持ちは何だか解るな…。

『イチャイチャシリーズ』は綱手への"恋文"(ラブレター)だった!

何せ、出版物ですから、相当な文章量と思われますから、『恋文』と言うには余りにも大袈裟過ぎますが…。しかも、カカシも愛読するベストセラーとの事ですから、大勢の目にも触れる文章でもある。極めてプライベートな内容と思える『恋文』を曝す意図も普通は理解できないでしょう。実は、ここに自来也の壮大な『知略』が潜んでいるのです。出版と言う、不必要に回りくどい選択が、「インテリエロ助」らしくて、僕にはしっくり来ます。

これまでに刊行された『イチャイチャシリーズ』は…、

(1)イチャイチャパラダイス(上・中・下)
(2) イチャイチャバイオレンス
(3) イチャイチャタクティクス(最新刊)

以上の三部作です。多分、「イチャイチャパラダイス(イチャパラ)」はアカデミー時代から一人立ち(ブッ飛ばされる前?)するまでの自来也の妄想を克明に記した日記のような内容だったんではないかと、僕は想像しています。「上・中・下」と三部構成の大作ですよね。自来也は「イチャパラ」で、綱手と「こうしたい!」とか、「ああしたい!」と言う希望を実体化させて行ったんでしょう。結果、『18禁』に…(笑)。

そして、「イチャイチャバイオレンス(イチャバイ)」です。件の自来也のお風呂場の覘きと大怪我~治療看護を経て、「告白」に至るダイナミックな描写であったと思います。先にも書いたように、自来也は綱手の「看護」にメロメロになったのです。その前の「死に至るような大怪我」が綱手の「拳」("踵"もあったからね…)によってもたらされた事は横っちょに置いといて…(笑)。そして、「告白」→「失恋」。ここで、自来也は本当に地獄の底に突き落とされたんではないかと、僕は考えています。だから、短い(一部作)…?!

綱手が自来也をぶっ飛ばすのは、自来也が失恋する前でなければなりません。つまり、コク(告)る前です。何故なら、綱手が自来也を"袖"にした上で、死ぬ寸前までの怪我を負わせるほどに、自来也をぶっ飛ばせるとは思えないから…。フッた後だと、綱手も遠慮しただろうし、フラれた綱手の入浴を自来也も覘かなかったと思うんです。

「三忍の命名」があった「山椒魚の半蔵」との一戦の描写で、綱手は自来也に肩を貸しています。この前に半蔵の大技が炸裂して、木の葉で生き残ったのが三忍(自来也・綱手・大蛇丸)で、それが命名の理由にもなるんですが、恐らく自来也は綱手を庇った(大蛇丸は自分を守った)筈です。そんな自来也と綱手ですから、「恋告」を受け容れないのと「嫌い」は同じ意味じゃない事は解ると思います。綱手が自来也をフったのは、この描写のように二人の「距離」が近過ぎただけじゃないかしら…(あと、綱手の"面食い"…ね…汗)。

ここまで来ると、察しの良い人は判ると思うんですが、「イチャパラ」がストーリー展開の基本である『起・承・転・結』で言うところの『起』で、「イチャバイ」が『承』になります。"夢"のような「イチャイチャ天国」(ほとんどが妄想ですけど…)から「失意のどん底」(全てが現実ですけど…)へ、自来也は堕ちて行くのです(笑)。

そして、「イチャイチャタクティクス(イチャタク)」…これが『転』に当ります。綱手とのイチャイチャの妄想天国→暴力と癒し…そして、別れ。その後の「再生」に当る部分です。厳密には、再生に至る『タクティクス』…になりますが(笑)。そして、「イチャタク」の内容は、自来也の「今」(の行動)であると、僕には確信に近い想像があります。

自来也が雨隠れの里に単身潜入する前のエピソードで、綱手と差し迎えで呑んだ「酒酒屋」。あの辺りから、自来也は一般的な『死亡フラグ』ともとれる発言を連発しています。自来也は殊更、自分の「死」を吹聴していたかのようでした。それは当然、綱手も解っていて、その努力は「お前にまで死なれたら…私は…」(40巻/143頁)と言う、綱手の弱気を引き出すに至ります。

綱手と差し向えで呑んだ「酒酒屋」から、自来也の出立までの暇乞いで、自来也はその意外な「ダンディ」っぷりを示していましたが、綱手にもその「潔さ」は十二分に伝わっていましたね。僕らも、自来也って「カッコ良い!!」と思いましたものね。僕なんか。「自来也悪人説」の提唱者でしたから、この時ばかりは、井戸の水を全身に浴びて悔いたい気持ちで一杯でした(笑)。そして、あの殺し文句に繋がるのです。これも自来也のシナリオ通りでした…。

「まあのォ。それに幸せなんてのは男が求めるもんじゃないのォ」

これが、自来也の『タクティクス』(戦略)です!(40巻/144頁)自来也は綱手に最後のラブコールを、僕まで目覚めさせる程の…「めちゃくちゃ良い人」と言う印象と共に、綱手の胸に打ち込んだのです。正しく、これは自来也の「知略」そのものです。案の定、女心をくすぐられまくった綱手は自来也の帰りを待ちわびるまでに焦がれてしまいます。

まんまと、自来也はその優れた頭脳を恋の駆け引きに活かし切ったのです。これまで「押しに押しに押した!」。それが無駄である事を知った上で(綱手はめちゃくちゃ"面食い"だったから…笑)。それでも「押して」一度、コケた。そして、一度、身を引いたのです(綱手の前から消えた→雨隠れへの潜入)。そして、「良い人」の残り香…がムンムン。これまで何十年にも渡って押され続けた反力・反動は確実にあります。そして、ここで「あれっ?!」っと思うのが『女心』と言うものです。

「………カッコつけやがって…
帰って来たら…
そろそろ
カッコつかなくさせてやるかな…」
(綱手)

この、綱手の「心変わり」とも思える言葉に繋がるのです。ちなみに、これは完璧に「落ちた」状態です(笑)。ここまで来たらしめたものです。合コンだったら「お持ち帰り確定!!」です(笑)。そして、これが、「イチャタク」のシナリオなんだと思います。ま、これに18禁の妄想がテンコ盛りの生々しい「描写」は加わりますけどね…(汗)。ここで物語が大きく動いて、盛り上がる。恋が燃え上がるのです。自来也は40年超の歳月を費やして、この壮大なシナリオを練り上げて来たわけです。

そして、『大団円』を迎える…必要がある!

自来也には、イチャイチャシリーズの『結』を書き切る責任があります。それは、「物書き」としての"使命"であります。自来也は数多(あまた)の「死亡フラグ」を吹き飛ばし、木の葉に帰還して、綱手との壮大なラブストーリーであり、綱手に対する熱き想いを認めた「恋文」であるイチャイチャシリーズを完結させる責任があるのです。だから、自来也はどんな事をしても木の葉に帰還しなければならないのです。

逆に、自来也は木の葉に帰って来て、イチャイチャシリーズを完結させる…と言う必然を持っていますから、それが「帰還フラグ」であっても良いと、僕は思っています。めちゃくちゃピンチで、絶体絶命だけど、自来也は木の葉に帰って、やらなきゃならない事があるのです。これで、カカシが意外と文才があって、代筆してイチャイチャを仕上げるなんてのは「無し」で…一つ…何卒…(滝汗)。

ペインとの闘いの中で、自来也は苦戦を強いられ、既に左腕を失っています。大ピンチなんですが…それでも、僕は希望を捨てられません。自来也には生きて帰って貰いたいです。そして、残された右腕で、綱手を<ギューッ>と抱き締めてあげれば良いじゃないですか。

自来也は綱手を幸せにしてあげないといけない。綱手を泣かせるような事があってはいけない。だから、だから、帰って来て下さい!どうか、どうか、死なないでッ!!

そして…自来也様…その右手で……

『イチャイチャファイナル』を、是非とも書き上げて下さい!!



 
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第380話「その面影…!!」

 
「…お前は…その顔…弥彦なのか…」

自来也のあの驚きは、"ペイン六道"の中に「弥彦」の面影を見い出した事にありました。確かに、幼き日の弥彦とペイン(壱)を並べて見ると…似てる(汗)。順当と言えば順当で、一番堅い結果でした。でも、弥彦のあの真直ぐで男の子っぽい熱血は影を潜め、超クールな雰囲気になっていますね。しかも、自来也はペイン(弐)との接触で、確かに「長門」の心(記憶)を感じていました。非常にチグハグな感触です。

「ああ…いたな、そんな奴も。とっくに死んだよ。そんな奴は」

このペイン(弐)の言葉をどう受け入れるかになって来ると思います。ペイン(弐)の言葉や行いは意味不明、理解不能だけど、"ウソ"は言ってない気がします。ペインは余計な事は言いませんが、口にする言葉は信用に足ると言う事です。だから、この断片を繋ぎ合わせれば「システム・ペイン」が見えて来ると思うんです。

「一体どういうことだ…弥彦は死んだんじゃ…それにその眼…」

元々、"輪廻眼"は「長門」の血継限界であり、この目は「長門」の存在を示しています。"ペイン六道"の六人が皆、その"輪廻眼"と言う事実。まるで一体化されてような意志の疎通。むしろ、同一の「意識」と考えた方が整合性があるとすら思える行動。"輪廻眼"が示すのは、やはり「長門」だと思います。それは「長門」の「心」と言う事です。「心」、それは「脳」の機能です。

「…オレに弥彦の面影を見たか。やはりかつての師だけはある。
…だが、すでに弥彦は死んだ。ここに居るのはペインだ」

ペイン(壱)も自分の身体が「弥彦」である事を認めています。この熾烈な闘いの中で、微かな「面影」に気付いてくれたかつての師に感謝でもしているような空気すらある。先の「とっくに死んだよ。そんな奴は」と言う言葉を「真実」と受け入れるなら、これは「長門」の言葉になる。何故なら、「長門」は「弥彦」を守りたい…と願う優しい心の持ち主だったから…。

「…そんな理屈はいい!何故お前が"輪廻眼"を持っている!?」

「どういうことじゃ、自来也ちゃん?」(頭)

「かつての弟子の一人があの中にいます。
ただ、その子はあの眼を持ってはいなかった…」(自)

「一体何がどーなっとるんじゃ?
あの中に予言の子が二人もおるんか?」(姐)

「………」(自)

いや…違う…
"輪廻眼"を見て最初の奴(ペイン:弐)を長門だと思い込んでしまったが…
ワシが知る長門とは違和感がある……それに、よく、見れば、あの六人の中に、
長門の面影を感じる奴は一人としていない…
それなのに弥彦の面影を持ち…長門の"輪廻眼"を持つ者がいる…

「弥彦なのか…長門なのか…?お前らは一体何なんだ!?」

自来也の考量を見て、僕はこれこそが「システム・ペイン」だと思うんですが、実際に、自分の眼前で同じ事が起ったら、やはり信じれない(受け入れられない)とは思います(笑)。自来也の考える通り、"ペイン六道"の六人の中の一人(壱)は「弥彦」(の身体)で、全ての目は"輪廻眼"。つまり、「長門」です。

「弥彦」は死んでしまった。これを真実とすれば、「システム・ペイン」とは「死者」(屍体)を動かすシステムなのです。ペインの個々の意志の一体化、或いは異常とも言える意志疎通の仕組みは"輪廻眼"の能力にあるのだと思います。"輪廻眼"とは「長門」です。"ペイン六道"の全員に、その"輪廻眼"があるので、みな「長門」であると言えます。ペインのそれぞれ(の考え=心)は「長門」そのもので、これは描写にも充分に符合します。

自来也に殺されたペイン(弐)(六)(ロンゲ)がああもあっさり復活できたのも、始めから死んでいると考えれば、単に動くようになった…だけの事です(汗)。これは以前、考察した「飛段」の不死のシステムに似ています。飛段の場合は脳漿に細菌(ナノマシン?)みたいのが在って、それが飛段を動かすものと考えましたが…。

「システム・ペイン」の場合は恐らく、体中の「ボディピアス」に在るんじゃないかな?と思います。ピアスに活動を維持する「本体」があるから、直ぐに復活できた。或いは死んでも死ななかった…となるのです(笑)。戦闘の最中に何らかの攻撃によって、ピアスが傷付くかして、行動が疎外されたり、行動不能になったりすれば、この仮説はビンゴなんですが…。自来也もサンプルに引っこ抜くとか、壊してみたり…と実験すれば良かったのにね。

それに"輪廻眼"が全能で、それ単体で今の出来事が全て説明できるなら、「ペインの寝室」のような大掛かりなギミックは必要ない訳で、ペインのピアスィングを含む「人工物」の介在する描写に関して、第三者の存在の臭いを強く感じます。それに、ペイン(壱)は"輪廻眼"を有するにも関わらず、トビ(マダラ?)に従うような描写もあるし、このアンバランスさも、この仮説の一端を担っています。

『我々はペイン…神だ!』

そう言い放ち、"ペイン六道"が一斉に仙人モードの自来也に襲いかかって来ます。自来也に何か奥の手みたいなモノがある事を祈ります。特にジタバタもしていないので、考えはあると思うんですが…。上手い事、逃げおおせれば良いです。カッコ悪くても逃げれるなら、逃げて欲しいと思います。

そして、自らを『神』と言い切るペインの自信。この不遜さには「地勢」が影響してるんじゃないかと思うんです。雨隠れの里自体が「戦闘迎撃都市」的な概念で構築されていて、「システム・ペイン」がそれに繋がっている。それは「ペインの寝室」や、ペイン(壱)が雨を止ませた描写に呼応します。それは、ペインはこの都市にあって『神』と言えるのではないかと言う仮説です。

ペインは「雨隠れの里」を出る事ができない…!?

それは、「暁」を抜けた大蛇丸をペインが狩りに行かなかった事実や、"輪廻眼"保有者なのに、トビ(マダラ?)="写輪眼"の指揮下にある事も、ある程度、説明できるようになると思います。それに、「暁」の会議や、尾獣の封印に際しても、遠隔忍術を使うような描写で、常にペインの実体は雨隠れの里内にあったと思われる事実も、その考えにはかなりマッチするように感じています。

「お前が狩れ。リーダーとして失敗は許さん」

トビ(マダラ?)のヤケに高飛車な命令でしたが(40巻/77頁)、だとしたら、ペインはナルトと闘えない事になる。少なくとも積極的に出張って、ナルトを捕獲しに行くような行動は取れない事になる。僕がペインだったら、今、闘っている自来也は殺さない。捕獲してナルトを誘き出す「エサ」にします。果たして、ペインがどう言う行動に出るか?それを楽しみに見守っているのです(これが、正解なら…自来也は死なないですよね)。

一方、木の葉隠れの里。火影執務室。綱手とシズネのシーンにスイッチします。

「嫌な雨が続くな…」(綱手)

「自来也様なら大丈夫です…あの方がそうそう…」

実はシズネは僕の『ど真ん中』です(脂汗)(←『ど真ん中』って、もしかして普通に坐ってたら、どんな捕手でもキャッチできないくらい広いんじゃないかと、憶測が飛んでいるようですが、強ち根も葉もなくない?!)ルックスもそうなんですが、「心遣い」がありますよね。思いやり。優しさ。それは、綱手のあの引きつるような造り笑顔に表れています。

「あいつは帰って来ない…
私はそっちに賭けた。私の賭けは必ずハズれるからな」

思いっきり引きつってますよね。綱手もシズネの気持ちは痛いほど伝わっていますから。だから、ハチャメチャで意味不明の会話になっているんですね。これは「大人の"女"のウソ」とも言える。これを真に受けたらいけないんです。この場合は、変な突っ込みを入れずにやり過ごす…それが大人の優しさと言うもので、賢いシズネもそれを察していますよね。このやり取りの味わい深さを少年少女に解れと言うのも聊か酷ですがね…。

「……ハイ…」

心配そうに綱手の心模様を窺うシズネの目は、同性としての共感に溢れています。綱手とシズネの付き合いはかなり長くて、シズネのアカデミー卒業以降ですから、もう20年近い筈(「ミナトは何歳で逝ったのか?」の年表参照)。その付き合いの中で、シズネは綱手の人生の天国と地獄を見て来た。ダンの姪として、綱手とも浅からぬ縁もある。綱手の生き様に接する中で、シズネも「女」を磨いて来たんでしょうね。やっぱ、ど真ん中だわ…(笑)。

男はフラれて強くなる。
それに幸せなんてのは男が求めるもんじゃないのォ

「………カッコつけやがって…帰って来たら…
そろそろ、カッコつかなくさせてやるかな…」

この綱手の言葉を単なる自来也の「死亡フラグ」と考える人は多いでしょうが、それは自来也の「行い」を見切っている考えとは思えないケルベロスです。また、「真夜中別の顔」になっちゃいそうです(笑)。実は、これに関して、自来也は大きな伏線を残しているんです。ブラック・ケルベロスの登場です(脂汗)。ま、賞味期限のある「ネタ」なんで、早急にまとめようと思います。

工事中でーすッ!!

一方、「蛇」のイタチ強襲にスイッチ。今週号は目紛しいですね(汗)。

「!!スゴいチャクラ!それに速い!来る!!」

サスケが「蛇」を編成した時に、ヤケに大袈裟だな…と訝しく感じたものですが、今回の描写でサスケの真意が掴めた気がしています。案外、シンプルで、僕も考え過ぎてたな…と。香燐は単にチャクラに敏感な感知タイプで、臭いや音や触覚を利用するタイプに比べ、汎用性が高く、サスケにとって使い易い能力者だった…だけのようです。

「!!」「アンタは…!!」

そして、嬉々として反応する水月。これも、サスケの想定通りで、登場した"鬼鮫"がその答えでした。サスケが「蛇」を編成する仮定が丁寧に描かれていたので、イタチ以外にも「目的」があるのかしらと思ってしまったのですが、この人選は対イタチ&鬼鮫…「暁」の2マンセルに特化した布陣と考えて良いでしょう。

「ここからはサスケ君一人で行って下さい。
イタチさんの命令でしてね…他の方々はここで待っていてもらいましょうか」

サスケは何らかの情報源(大蛇丸かな…)を元にイタチの戦力を分析していたようです。だから、鬼鮫対策に抜かりがなかった。鬼鮫の素性や周辺との因縁についても情報があった。だから、水月を選抜し、重吾を加えた。「水月+重吾≧鬼鮫」と、サスケは判断したんだと想います。この「水月+重吾」の組み合わせはナルト大橋の再不斬の墓参り(笑)と水月の首斬り包丁の伝承時に伏線がありました(38巻/152頁)。

「"忍刀七人衆"の刀は代々受け継がれていくシステムだった。
七人衆に憧れて修行を積んで来たからね…ボクは。
この大剣があれば君にも負けない…かもね。
それに重吾を仲間に加えるなら、この刀は役に立つと思うしね…」

この時、水月が再不斬のお墓に突き刺さっていた首斬り包丁を抜き、自分のモノとして持ち去った描写には賛否両輪だったけど(笑)、僕はモノが好きだから、墓標代わりに地面に刺されたまま朽ちて行くよりは、使ってあげる方が優しいなと思いました。モノは人に使われる為に造られるのだから、その存在を重く見るなら、使い倒すのが筋だとするのが、僕の考えです。でも水月が、鬼鮫を倒して「鮫肌」を奪う事が出来たなら、また元の場所に返してあげて欲しいとも思います。

「…分かった。小隊で動いていたのは、
もともと一対一に邪魔が入らないようにするためだったからな…ちょうどいい」

これが、サスケの真意だとすれば、「蛇」はここまでの存在でしかない…と言う事です。僕は「蛇」の雰囲気が好きで、何か学生時代を思い出してしまうんですが、これが事実上の「解散」になるなら、ちょっと物悲しいです。願わくば、「腐れ縁」として、ズルズルと続いて欲しい気持ちで一杯です(笑)。

「サスケ!それはダメだ!こいつを倒して全員で行くんだ!!」

香燐のこの言葉にはサスケへの想いが詰まっているんでしょう。これも過去に水月と香燐の絡みで「昔、君はサスケに…」(39巻/56頁)と臭わせたアレですが、キッシーの「忘れちゃった伏線集」に入っていなかったら、今回のエピソードで何かしらの進展があるんでしょうね。

「私は戦う気などありませんがね。
無理矢理通ると言うなら、容赦はしませんよ…」

紳士的な態度の鬼鮫が逆に恐ろしく感じられますね。この鬼鮫の行動が、イタチの願いを受け入れてのものなのか?サスケの覚醒を粛々と執り行う為の配慮、つまりは黒幕の要望を汲んだ行動なのかは、未だ推し量れません。「鬼鮫」(「暁」の考察)でも書いたけど、何気どころか、全く掴めない鬼鮫の心の内です(汗)。

「香燐…お前たちはここで待て。これはオレの復讐だ」

めちゃくちゃカッコ良いサスケは<ザッ>と鬼鮫を跳び越して、イタチを目指します。これに香燐は「チィ…」と舌打ちします。こう言う態度が世の姫たちの反感を買うんでしょうね(笑)。僕も香燐は別段好きでもなくて、ちょっとギスギスし過ぎに感じますね。まだ磨かれてないんですね。まだまだ子供なんだろうな。

「干柿鬼鮫…そして大刀・鮫肌…」

このサスケの行動にやぶさかじゃないのが水月です(笑)。この水月のノリノリでアゲアゲ気分にも伏線があって、やはり「蛇」の結成の折に提示されています(39巻/58頁)。やはり、サスケの「蛇」の結成は周到で綿密であったと思われます。ブラックなケルベロスとしては、もう一咬みしたいところではありますね。

「霧隠れ七刀のうちの一振り。うちはイタチと組んでる…
干柿鬼鮫の大刀の"鮫肌"をこの手にするまではね」(水月)

「ただの刀集めかよ。くだらねェ…」(香燐)

「………」<ピクッ>(水月)

この時、香燐の変なチャチャに水月が反応してるんです。それって、単なる「刀集め」じゃない…って事ですよね。キッシーの「忘れちゃった伏線集」に入ってなければ、これも明かされて行くんでしょうが、ちゃんと説明して欲しいですね。それと、僕は水月の「回想シーン」にも期待してまーすッ!!

「……!」

で、そうこう考えてみて、この鬼鮫の反応が解せないんです。って言うか、ピンと来ないです。これを鬼鮫の天然と受け入れたいんですが、件の「暁」の遠隔会議で鬼鮫は「鬼灯兄弟」の説明をしていて、水月とも直接の面識を示しています。ワザと気付かぬフリをしていたなら、鬼鮫はかなり嫌らしいヤツになってしまう。

水月の成長が想像を上回っていたと思いたいんですが、それなら、積極的に水月を探す描写が欲しかったです。それをしない「先輩の意地」と言うのがあって、それが「結構、チッチャなキ・サ・メ…」とするのも、萌えそうで萌えなくて…(汗)。これがイタチとの関係性に関わる機微なので、僕としても憂慮してしまう部分なのです。

「忘れたか、鬼灯満月の弟。鬼灯水月だよ」

お兄さんは「満月」か…。天に浮かぶ「満月」と、水面に映る「水月」。二人はそんな関係だったのかな。仲が良かったのかな。水月がサスケを一番、暖かく見つめてたのを、僕は感じていたんですが、殺したいほど憎むイタチを「兄弟」と言い、「兄」と感じてしまうサスケだから、その視線があったのかな…と思ってしまいます。水月はサスケの良き理解者だったんじゃないかな。だとしたら…。

「おお…見違えましたよ!大きくなりましたね。水月」(鬼鮫)

「ここでただサスケの帰りを待つのも何だから…
暇つぶしに楽しく遊んでもらえないかな…鬼鮫先輩!」(水月)

「お兄さんと違い、やんちゃですね。少し削ってあげましょう」(鬼鮫)

鬼鮫は満月を知っている。もしかして、手合わせをしている?!でも、水月に遺恨…つまり、鬼鮫が満月の「仇」とする臭いはしません。水月の気持ちは「鮫肌」に向かっているように思えます。でも、水月の目的は「刀集め」じゃないのは確かで…。もうこれ以上は『黒く』ならないと出て来ないので止めときます(笑)。鬼鮫との闘いが始まれば解る事ですから…。

「水月…サスケの言いつけを守らなくていいのか?」(重吾)

(呑気なこと言ってんなよ!このデクの坊がァ!!)(香燐)

重吾のモッサリ加減には、もう完敗です。ここまでモッサリできるくらいだから、小鳥と話できちゃうんですね。でも、一度、「鬼鮫VS水月」が開戦されれば、重吾も黙っちゃいないと思いますよ。重吾の落差はトップクラスですからね。その時は是非、例の伏線の答えを拝みたいものですね。

僕は重吾の『状態3』に期待しています。サスケとの衝突でもチラ見せしてますが、重吾の特性には「武器化」があるんじゃないかと思うんです。それに、水月が言った「首斬り包丁」との連携を臭わせる台詞。そして、他にも「前とは違う能力を使ってるね。重吾」(39巻/36頁)と言う水月の言葉も残ってる。ワクワクしますね。

で、今度はうちはのアジトと思われる某所。イタチ、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

「その写輪眼…お前はどこまで見えている」

もう、このカットは『謎』が満載!!妙木山のような小高い山の頂上に建物があるようです。大分、痛んではいますが、巨大な橋桁(?)のような人工物も背後に見えます。そして、イタチが玉座のような立派な椅子に腰掛けて坐ってる。部屋の中も荒れていて、ここで闘いでもあったかのような、弾痕のような傷がそこかしこにあります。

そして『狐』の壁画(?)

思わせぶりに、その「○」に『狐』の文字から太い渦巻きが四方八方に広がっている。イラストから分析するとその渦巻きは「八本」ありそうです。何度も何度も勘定したけど、「八本」で「九本」じゃない(今頃、ネットも騒然としてるかな…笑)。明らかに、『九尾』を意識した壁画(?)とは思うけど…。

「おそらくあれは人為的な口寄せされたものに違いない…
(九尾の口寄せができるのは)うちは一族の創始者…うちはマダラだ」

「胸騒ぎ」での自来也の台詞です。ここは「うちはのアジト」の筈。が然、マダラの臭いがしますね。この玉座のような立派な椅子に、かつてはマダラが坐っていたんでしょうか?こんなに目立つ場所にあって、木の葉の里の中でも無さそうだし。木の葉とは別に存在する、うちは一族の本拠地?そして、この内外の(戦闘したような)"荒れ具合"…。もう、『謎』だらけです。

現時点から15年前の「九尾事件」。それから8年後の「うちは虐殺」。『NARUTO-ナルト-』の物語の中の最大にして、最も「黒い謎」が明かされるのかな。「サスケVSイタチ」も不可避の様相ですから…。とうとう、この「時」が来た!

ホントやって…キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

そして、今度はトビ(マダラ?)のお面顔にスイッチ(汗)。

「いやあ、こんなところで木の葉の皆さんにバッタリ…
しかも八対一とは間が悪い…ハハ…」

森の中。大きな倒木の上のトビ(マダラ?)と、地上からそれを見上げる木の葉の面々。そう言えば、トビ(マダラ?)は木の葉と接触してなかったな。トビ(マダラ?)は"写輪眼"を隠しています。あの渦巻き紋様のお面にしても、瞳術による透視を防ぐ効果(穴はどうすんだよ…穴は…汗)があるのかもね。もしかしたら、イタチはトビ(マダラ?)を認識してない線もあるかも…。

それと、木の葉の面子は、カカシ、ヤマト、ナルト、サクラ、キバ(赤丸)、ヒナタ、シノ…でも、"八人"居ます。頭が黒い子が残り一人。これって「サイ」じゃないのかな?サイは今まで出て来なかったけど、この時点で合流したのかな。例えば、伝令になって木の葉に飛んでたとか…。単行本でこのカットがどうなるか?要チェックですゼッ!!旦那…(台詞には登場してないのね…汗)。

「その衣…お前も"暁"のメンバーだな!」(ヤマト)

「こいつはカブトの残した"暁"リストには載ってなかったが…」(カカシ)

カカシとトビ(マダラ?)と初対面です。カカシは何も感じてないようですね。カブトの持ち込んだ資料の中身が気になるところですが、木の葉の小隊から木の葉本体(綱手)に渡ってて欲しいところです。動物使ったり、伝令を出したりしてて欲しいなと思います。それによって木の葉の動きに選択肢が増えますから。それは自来也の救出作戦にも影響すると思うんです。

「新人なもんでよろしく」(トビ)

「へっ!ふざけやがって!余裕かましてんじゃねー!!」<ワンワン!>

この赤丸の<ワンワン!>ですが、犬語の翻訳機にかけたところ、「そうだ!そうだッ!」でした(笑)。あと、赤丸がトビ(マダラ?)を恐れてないところに、僕は注目しています。かつて我愛羅と対面した時、赤丸は「クウ~ン」となって<プルプル>と震えました。赤丸はチャクラを嗅ぎ分け、相手の強さを本能的に判断できる能力があります。だから、この描写は引っ掛かるんです。

「うかつな動きはするな…まずは様子を見る…
数では圧倒的にこちらが有利なんだからな」(カカシ)

「あらら…なめちゃってます?ボクのこと?」(トビ)

(これが"暁"か…)(シノ)

シノは「暁」自体がお初なんですね。ナルトやサクラが「暁」知ってるのを見て、<モワァ~>となってもらいたかったです。それと、横で突っ立ってるヒナタもチャッチャと白眼を立ち上げて透視しないと…。何だか、素人っぽい反応してても、萌えない。もっと、キリリとしてるとこがあれば良いのにな…と思ったりします。

(また変なのが…サスケ君を目の前にしてこう何度も何度も…)

思えば、サクラも実戦経験豊富になりましたね。サソリもチヨばあと連携したとは言え、やっつけちゃったんだし、立派になったもんですね。キバがまくしたてるのは別にして、カカシが言葉を発するのは揺動です。だから、サクラやシノは言葉を発してませんよね。みんな、成長したな。頼もしいな…。

「!」

トビ(マダラ?)が驚く。その背後にはナルトの螺旋丸。下で立って居るのは影分身だった。と、ここまでが、カカシの描いたシナリオなんでしょうか?相手が普通の忍だったら、ここで「ジ・エンド」…だったんだけど。「邪魔すんじゃねェ!!」と、勢い良く飛び込んで行ったナルトが瞬殺されてもおかしくない状況だったのを、知るのは読者ばかり…なりけり(笑)。

「影分身!?ぐあっ!!」<ドツ><スポッ‥><ガクッ>「!?」

と、白々しく殺られてみるけど、<スポッ‥>っと攻撃がすり抜けました。同じ状況はサスケも経験してました。あの時、草薙の太刀が両断したかに見えたトビ(マダラ?)は<ムクッ>っと立ち上がりましたね。サスケの「まずは一匹…」(39巻/147頁)と、仕留めた手応えはあったかのような描写でしたが、マントが切れてなかった。

「なんてね…」

ふざけているようなトビ(マダラ?)の反応。ナルトの"螺旋丸"も球形を保ったままで、形状を保持している描写からは物理的な接触がなかった事実を窺わせます。「!?」とナルトは狼狽しているようだけど…。つまり、トビ(マダラ?)には、物理的に触れられない状況が現実としてあると言う事になります。サスケの時もそうだったけど、攻撃を食らう瞬間、トビ(マダラ?)の身体が小刻みに震えているのも気になります。

トビ(マダラ?)はどんな風に攻撃を躱しているのでしょうか。僕の仮説は…、

(1)実体ではない(立体映像)
(2)幻術にハマっている
(3)トビ(マダラ?)が不可侵の(高)次元に存在する
(4)超々高速の捌き(体術)

他にも諸説あるんだろうけど、トビ(マダラ?)の『謎』は深そう。と言うか、ペインの種明かしの次のシーケンスになるんでしょうね。もう累積した『謎』の説明するだけで、どんだけ時間がかかるのか不安です。それに、ご丁寧に「回想」まで加わるんだろうから…あと数年間。僕らはこんなにハラハラ、ドキドキしながら過ごさないといけないんですね(笑)。

しかし、カカシもまだ"写輪眼"を出していないし、このトビ(マダラ?)をどう感じているんでしょうか?僕の仮説だと、トビ(マダラ?)の容れ物(身体)はオビト…。今回の接触で何かの「臭い」だけでも判れば嬉しいです。そして、カカシも言うのかな…「お、お前は…」って(笑)。

そして、うちはのアジトにスイッチバック…。

「どこまで見えてるだと?今のオレのこの目に見えてるのは…
イタチ…アンタの死に様だ」

玉座にふんずり返る(笑)イタチの前に立つサスケ。とうとう、本命の衝突です!今度のイタチは肩に烏も乗っかってないし、変化や分身でもないと思われます。何故かと言うと、前回の対面の時に、イタチがサスケに約束していたから。今度こそ、本当に衝突してくれると思います。サスケは、万華鏡写輪眼と、どのように闘うのでしょうか?

しかし、イタチの「どこまで見えてる?」と言うのは、写輪眼の覚醒領域を示す言葉なんでしょうか?それか、状況判断を言ってるのでしょうか?サスケも「写輪眼の本当の意味」を知っている身です。うちはの地下の集会場の碑文を読んでいましたね。サスケはこの言葉にイタチへの怒気を燃え上がらせているようです。

そして、サスケが、無策でイタチの前に立っているとは思えません。武器屋で仕入れた「封」の書とか、サスケの万華鏡写輪眼だってあるかも知れません。それに、前回の衝突で使った雷切(千鳥と言うがな…笑)の別パターンとか、大蛇丸に止められた「術」だって、サスケの選択肢にはあると思う。逆にイタチの動きが心配。と、いろんな期待をしてると、「水月VS鬼鮫」に行っちゃうんだろうな…(笑)。

それと、非常に余談ですが、イタチの座り方。ボディサインと言って、仕草や身体の動きで心理分析する方法があるんだけど、足首で両足を交差させるボディサインって「職場での人間関係に悩んでいる」と言うサインなんですよ。イタチは「暁」で悩んでたんですかね。誰かが虐めてたのかな(笑)。ベットに入って無意識に足を交差させてる人は居ませんか?リラックスして下さいね(笑)。

だから、僕が美容院のシャンプー台で足をこんな風に交差させて寝そべってたら、シャンプーガールは優しい気持ちになって和ませて下さいね。でも、最近、連続で男の子、来るよなーッ(汗)。だから、足、交差させちゃうのかなーッ(笑)。って、悪循環!?(滝汗)


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