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第398話「木ノ葉のはじまり」


「…分かるか?」(トビ)

「………!」(サスケ)

鍾乳洞の地下室。

「イタチが何故、お前の眼に
"天照"を仕込んだか?」(トビ)

穏やかに…静かに語りかけるトビ。
サスケには未だに受け入れられず。
呼吸が荒く激しく乱れる…サスケ。

「お前とオレを、イタチはどうしても
引き合わせたくなかったからだ」(トビ)

トビが暗い洞窟のアジト?でサスケを匿(かくま)う理由は唯一つ。明らかにトビの話に集中させる為です。この暗い状況に蝋燭(ろうそく)が一本だけ。部屋が暗いと自然と人の眼の"瞳孔"が開きます。それがトビの狙いなんです。サスケの様子が微妙に変化して行く事に注目して下さい。

「その理由は
オレの話を聞けば全てわかる…」(トビ)

「………」(サスケ)

「………」(トビ)

僕は、トビのこの「間」が気になる…と言うか…恐い。サスケの"変化"を待ち望んでいるような…感じがアリアリですよね。そもそも、こうしてサスケに時間をかけて「昔話」をするなんて必要が何であるんでしょうか?その動機は未だ明かされていませんが…。

で、何故、この部屋が暗いのか?これには理由がある。先にも言ったように、暗いと人の反射として、瞳孔が解放傾向になるんですが、これって「恋する瞳」と言って、好きな人を見る時の反射でもあるんです。思い出してみて下さい(笑)。大好きな人を…(何か、僕…トビみたい…)。

人の"心"と"身体"は密接に関係していて、"心"の状態が身体に現われる、所謂、"ボディサイン"ってのはいりいろあります。そして、面白いのはそれが可逆な事。"身体"の状態を作り出す事で、逆にそれが"心"に反映されるものなのです。これは科学的、学術的に実験・検証がなされています。

例えば、好きな人と居ると<ドキドキ>しますよね。これって正常な反応だと思うんですが、実験で、吊り橋を女性に歩いてもらい、それを揺らす実験があって、恐いから<ドキドキ>しちゃうんですが、この状態で男性と対面した時に好意が芽生える傾向にある事が実証されてたりするです。

"心"が"身体"の状態を作り出し、"身体"の状態が"心"に影響するのです。だから、トビはサスケを暗い部屋に置いている。それはサスケの瞳孔を広げる為です。好きな人を見る反応=瞳孔の拡大なんです(試しにやってみれば解ります)。つまり、その状態を作り出してやれば、「好意」を引き出せるのです。

瞳孔もそれと同じで、好きな人を見つめ時に瞳孔が開くのと同じ状況を生み出せば、その「好意」を引き出せるわけです。だから、トビは暗い部屋でサスケに接見しているのです。これは恋愛テクの定石で、実は諄(くど)きのテクニックなのね。有り体に言えば、トビはサスケを口説(くど)いてるのです。

何故、ホテには素敵な"バー"があるのか?

どうして、"バー"とは静かで薄暗いのか?

それが女の子の瞳孔を広げる為だなんて、狡いオトナが間違っても口にする…あっ!!言っちゃった!!…(笑)アハハハハ…程よい暗さと静かさ。これって絶好の諄きのアイテムなんですよ。ま、でもトビがサスケを○っちゃおう!って考えてるんなら可愛いし、そんならもうとっくに○ってる筈ですから、どうやら目的はそっちにはないようです。

取りあえずは、サスケを信用させる。話を聞かせる。それがトビの今の作戦でしょうね。力づくでサスケに接しないのは、それじゃ埒(らち)があかないから。それから考えると、トビはサスケの"心"を開かせようとしている…事に気付きます。これは厄介です。下手をしたら、サスケの「暁」入りだって充分にある…。


「イタチの真実を知る者は
木ノ葉のダンゾウと三代目火影…
そして、相談役の二人
ホムラとコハルの四人だけだった

三代目が死に…
今、それを知るのは
年寄りばかり 三人…

奴ら三人はこれから先も
絶対にあの忌わしい事実を
口外しないだろう…

イタチの「真実」とは恐らくは「うちは虐殺」。それが木ノ葉上層部の相談役クラス。この四人だけが知っている。つまり他に知る者はいない。「うちは虐殺」には「暗部」が関与している可能性を、僕は感じていたんですが(「虐殺前夜…最終夜」参照)、それが揺らぎます。

或いは、理由や目的を知らずとも粛々と任務に徹すると言うのであれば、第三者の支援・協力も可能になります。それか…これは考えたく無いけど、その「暗部」すら始末されてしまった…なんて酷い展開だってあり得るか…。でもそうなると、「木ノ葉」=「正義」で、「暁」=「悪」なんて勧善懲悪は通用しないな。

「イタチの真実は永久に闇へと消える
そして、イタチもそれを望んでいた」(トビ)


「…………」(サスケ)

しかし、三代目はその秘密をお墓まで持って行ったし、相談役の二人も口が堅そう。ダンゾウには誰も近付いて話し掛けたりしないだろうから(ダンゾウは「良いネタ、あるんだけどな~」なんてやる気満々だったりね…笑)、それはトビの言う通りだろうな。

可能性があるとしあたら、三代目→自来也のライン。三代目も自来也なら…と言うのがあったんじゃないかなと思います。問題はイタチの「真実」の内容なんだけど、それが、どんな色合いの秘密なのかに拠ります。そして、それが自来也が写輪眼に関与しなかった理由に繋がるのだとしたら、実に面白い!!、

「だがオレもイタチの真実を知っている…
さっきも言ったな…
イタチはその事については気付かずに死んだと

…しかし、念には念…
イタチはオレを信用していなかったようだ

万に一つ、その真実を知るやもしれぬと…
"天照"でオレの口を閉ざそうとした…」(トビ)

核心部分が秘匿されているからこんなにもどかしいんですね。トビは秘密をペラペラと話しているようでいて、ちっとも肝心の部分は白状していないんですよ。この件(くだり)もモゴモゴとした食感で、めちゃくちゃ消化が悪いです(笑)。

トビが言ったようにイタチの秘密を知っているのが残り三人だとするなら、それを知っているトビはその残り三人の誰かに当たりはしないんでしょうか?それをイタチは知らずに死んだ…とトビは言っているのか?その三人以外に、「虐殺」に協力した自分も知っているのだよ…と言う事なのでしょうか。

それはさておき、この不整合は「木ノ葉上層部の四人」とイタチとトビの三者が当事者なのだとして、「木ノ葉」はトビを認識していなかった事を物語ってはいると思います。これはイタチが「暗部」として「木ノ葉上層部」と繋がっていて、同時にトビと言う"謎の第三者"とも繋がっていた事を示しています。

つまり、「木ノ葉」はトビを認識していなかった。

「お前と話をするために
オレが写輪眼を見せることまで計算していたんだろう」

きっと、トビがイタチに初めて合った時、同じように写輪眼を示したのだと思います。イタチは取りあえず写輪眼を見て同じ一族であると安心した。そして、話を聞いたんじゃないでしょうか。写輪眼とは一族だけのモノですから、対人障壁を低くするのは自然に感じます。

そして、もしかしたら、イタチの前にシスイにもトビは接触していたのかも知れません。そして、同じように関わって行った…。恐いのは、今、トビがサスケに対しても同じような事をしようとしている可能性があることです。そして、これが…今、トビが執り行おうとしているのが「万華鏡の儀式」なのだとしたら…。

サスケの混乱は高まり、やや不安定に変化して行きます。

「何を…言ってる?」

「何を言ってんだ。コイツ…?」

「……!」

サスケの混乱をジッとトビは静観していますよね。そして近付いている。トビのサスケに対する「口説き」の真意がここに見隠れしています。トビはサスケに情報を与え意図的に混乱させています。そして、その変化を具に観察している。そして…期待している。サスケが「鷹」になるのを…。

「オレを守る…?…まもる…???」(サスケ)

「…真実……だと…?」(サスケ)

こう言う精神的な追い込みは、「人格改造」にもあるんですが、かなり強烈な精神的なショックとか状況を与え、自我を崩壊させ、そこに新しい自我を注入する…のに似ています。ま、トビの真意は未だ測り知れませんが、これは「洗脳」のシーケンスに非常に似ています。

「…思い出せ」(トビ)

<ピクン>と、サスケが反応します。

「イタチの事をゆっくり思い出してみろ」(トビ)

自分の掌を覗き込んでいます。この手で兄を殺してしまった…。サスケはそう思ってると思います。<ハァ><ハァ>と、息遣いが荒くなっています。明らかに、サスケは揺れている…。

「お前の優しかった兄を…」(トビ)

トビが写輪眼を出しています。もしかしたら、幻術まで使って、サスケにイタチを思い出させてるのかな。サスケにチャクラは残って無くて、写輪眼も使えないようだし…。

「あいつは…オレを殺そうとしたじゃないか…」(サスケ)

でも、思い出すのは優しき兄・イタチの笑顔。うちはの家紋の暖簾(のれん)があるから、集落の内部か…。

「オレの眼を奪おうと…!」(サスケ)

サスケに何かを教えてくれてるイタチ?手裏剣術の講議かな?イタチの眼はサスケを見つめてました。それをサスケは思い出しています。賢く強い兄。自分の質問には何だって応えてくれた…サスケの目指すべき姿。父に認められる忍。

「ゲホ!ゲホ!」

過呼吸?!

「落ち着け…ゆっくり息をしろ」

「オレに触るな!!」<バシィ>

「くっ…」<ガクン>

トビは機敏にサスケに寄り添い気道を確保します。それが顎を掴んで顔を<グイ>っと上げるもんだから、ク・チ・ビ・ル…危なーいッ!!って、変な勘ぐりしちゃうじゃないですか!!やっばい!!ヤバイですよ。サスケ…。思いっきり追い込まれてます。

トビを払い退けたサスケは、またイタチの事を思い出してしまいます。凛々しかった「暗部」のイタチ。縁側で優しく語らったイタチ。死力を尽くして闘い、なおもサスケに「守り」のトラップを仕掛けて逝った(まだ死んだとは限りませんけどねーッ)イタチ…。

暗闇に…深い暗闇にサスケは沈んで行きます。


「うっ…」(サスケ)

やや時間が経過したのでしょう。サスケは壁を背に座らされています。上半身は太いロープでグルグル巻きに縛られています。

「気がついたか…
悪いが拘束させてもらった
大人しく話を聞いてもらえそうになかったからな」(トビ)

トビは蝋燭が灯る木箱に腰掛けています。やはり、照明はこの蝋燭が一本。そして、トビはその灯りと共に居ます。これなら嫌でも注目はトビに向かいます。実に上手い。ヒトラーは演説で同じような手法を使いました。しかし、ここまで周到ってのは、ただの雑談じゃないってのは明らか。

「…あいつは…イタチは敵だ…

父さん母さんを殺し…
…一族を皆殺しに…
抜け忍で…"暁"のメンバーだ…

あいつは憎むべき存在だ…」

サスケはやや幼児退行してるように感じます。トビの精神的な圧力で相当部分の自我が削り取られているようです。さっきまでの呼吸の乱れも無い。暴れるような力みもない。これがトビの作り上げた下地です。物理的以上にサスケの精神はトビに雁字搦めにされています。

「オレの目的…」

サスケはまだ気付いてはいないかも知れない…きっと、気付いてないと思うんだけど、サスケが生きるモチベーションを失わないように、たとえそれが憎しみとか恨みであろうと、それを甘んじてその一身に背負っていたのがイタチなのです。

サスケはその「目的」と言う結果だけに目を向けています。と言うか、その真意に目を背けているだけなのです。そして、トビがサスケにこんな風にサスケに接するのは…サスケにそれを教える為なのだと思います。トビはサスケを後悔させようとしているのです。

それが「万華鏡の儀式」…。

「あの夜…
奴がうちは一族を皆殺しにしたのは事実だ
そして、木ノ葉を抜けた」(トビ)

「…だったら…」(サスケ)

「そして、そうすることが
木ノ葉から下された任務だった」(トビ)

やはり、「うちは虐殺」には木ノ葉が関与していたんですね。でないと、あれ程の大規模な犯罪が木ノ葉のセキュリティの中では成立しっこないですから。そして、それが「任務」だった…。つまり、「うちは虐殺」そのものが「木ノ葉隠れの里」の意志だった…と言う事です。

思えば、虐殺の夜の描写で、イタチは「暗部」の装備でした。木ノ葉の額当てまでしていました。でも、「暗部」のお面をしてなかったのは「暗部」ではなくイタチが個人として罪を負う方便だったのでしょうか。難しいところです。イタチってどんだけ深い「闇」を抱えてるんだろう!!

「それがイタチの真実への入り口だ」

トビの写輪眼がサスケを見つめています。そして、サスケもそれに応えている。気付かない内に二人の"心"の距離が縮まっている。少なくとも会話が成立する程には…。トビは上手い。凄腕のセラピストみたい…。

「……任務 だと…?」(サスケ)

「そうだ
あの夜イタチは己を殺し
任務をやり遂げたのだ」

「……」(サスケ)

「………」(トビ)

サスケの反応をきっちり観察しているトビ。僕が注目しているのは二人の目の高さです。サスケが気を失うまでトビは立ってましたよね。サスケは寝ていた。当然、トビはサスケを見下ろし、サスケはトビを見上げるような位置関係にあった。これは子供が大人を見る目線なんです。

子供が自分を見て怖がるような雰囲気がある時は、目線の高さを合わせるのが基本です。つまり、しゃがむとか、膝を折って子供の目線が水平になるように調整してあげれば、子供はすごく安心するのです。そして、距離が縮まります。

トビがサスケを壁を背に座らせたのも、感心を自分に向けさせる為だし、壁を背にする事での安心感(電車の乗車位置も壁際とか椅子の端っこが先ず埋まりますよね)を補助するものです。暗い洞窟。僅かな灯り。そして目線の高さ。全てがトビの演出である事に注目して欲しいです。

「少し落ち着いたようだな」(トビ)

「どういう事だ!?」(サスケ)


トビの言葉にサスケが何の躊躇(ためら)いもなく追従しています。これはもう立派な議論です。そして、サスケはトビの話に興味を持っている。思いっきりトビのペースでこの場が動いている…。

ここまででサスケが完墜ちするならばそれで良し。しかし、そんなちっちゃい玉じゃないこともトビにはお見通しでした。それはサスケに対するトビの期待感からも解るし、トビのこの場の切り返しにも現われています。局面は2ndフェイズに突入…恐らく、そんな感じです。まだまだトビの掌の上と言う事です。

「イタチの話をするには
木ノ葉創立の時代にまで
さかのぼらねばならない」(トビ)

「?」(サスケ)

「イタチは犠牲になったのだ
古くから続く因縁…その犠牲にな

そもそもは木ノ葉隠れの里が
生まれた時からある大きな問題だ

それがイタチの生き様を決めた」(トビ)

「…犠牲……?」(サスケ)

「そうだ」(トビ)

「………」(サスケ)

「…少し長い話になるが
これから話すことは全て事実だ」(トビ)

「何を根拠に信じろと?
お前は信用できない」(サスケ)

「提示できる証拠はない
オレの話を信じるかどうかは
お前が決めればいい」(トビ)

「…だが話は最後まで聞いてもらう」(トビ)

「………」(サスケ)

「いいだろう…話せ」(サスケ)

「フッ…」(トビ)

ここまでのしっかりしたトビの下準備には舌を巻いてしまいます。サスケの防壁である「自我」を一瞬で削り取り、対人的な距離感を徐々に切り詰め、自分に対する興味と信頼…とまでは行かなくとも、最低でも不信感の払拭は達成しています。普通の女の子なら既に墜とされてます…(汗)。

木ノ葉草創期のお話はイタチからも聞かされています。そこでは「千手一族」と「うちは一族」の共闘と離反の歴史があった…。そして、うちはマダラが失脚し、現在に至り、今、自分の目の前に居るトビがマダラと名乗っている…そう言う状況です。

「今より八十年も前の話だ」

「かつて世界は戦いの絶えない戦国時代だった

国々は自国の利権や
領土の拡大の為に争いを続けていた

その戦乱の時代
忍の組織はまだ一族単位の武装集団でしかなく
それぞれの一族は国に雇われ戦争に参加していた」

忍術自体は輪廻眼の所有者である「六道仙人」が考案したものとの提示があるので、その技術を持って闘う部族を形成して行ったんでしょう。原始的な社会はやはり血縁から始まるだろうし、小規模な集団が乱立していたのは自然な姿だったと思います。

ただ、それを雇う「国」が存在した事から、忍術に拠らない生産や消費と言った生業(なりわい)があり、経済活動があり、それを支える政治が存在した事が伺えます。そして、それが「忍」は仕事を請け負う事でで生計を立てていた。つまり、かなり高度な社会構造は既にあり、何故だか、忍者たちはその外に居たのです。

忍術を使う者と使わない者が存在していた事実は確実にあったと言う事です。ここは話がながくなるので別の機会に説明するとして、多分、忍術が使えるか使えないかの違いって、「チャクラ」の所有の有無じゃないのかな…と、僕は考えます。

きっと、普通の人は大勢いるんだけど、「チャクラ」を使えなかった。で、忍術を使える人はその「チャクラ」を自由に扱える人種だったんだけど、数が極めて少なかった。ま、超能力者みたいな…そんな存在だったんではないかと思うんです。

そして、「チャクラ」を使えない大勢の人間は社会を発展させ、経済と言う概念を構築し、世界を発展させた。そして、それは「力」となり少数民族である忍者を支配した…のではないか?と思います。ここには社会と言う構造自体が生み出す「差別」があったかも知れません。詳しくは別の機会に…。

「そして、その数多くの忍一族の中にあって
最強と恐れられた二つの一族があった

「それが我らが"うちは一族"と

うちは一族のエンブレム


"森の千手一族"と呼ばれる一族だった」(トビ)

千手一族のエンブレム

「我ら、うちは一族は
図抜けたチャクラと写輪眼を有し
あらゆる戦闘に長けた
いわゆる戦闘一族として知れ渡っていた」

「虐殺前夜」で感じていた「うちは一族」のもどかしさって、これかな…って思うんです。そして、イタチもこの「力」を傲慢と感じていたんじゃないでしょうか。「最初は望まれてたとしても」と言うのは、この時代の「うちは」と木ノ葉隠れの里が態を成す時代では違う…と言う暗示だったと言う事です。

確かに、原始的な集団で活動している時はそれでも良かった…。戦闘だけが全てだった。逆に戦闘技術しかなかったから、「国家」と言う社会に牛耳られる結果になった事もイタチは憂えていたのかも知れない。過ぎたる「力」がその自分たちを抑制した。"器"を見誤らせ、変化を拒んだ…。

「そして、オレはそのうちは一族の中でも
特別に強いチャクラを持つ者として生まれた」

ヤマトもナルトが九尾のチャクラに耐え忍ぶ姿を見て「君の強さの源は九尾のチャクラではなく、恐るべき九尾のチャクラに耐えうる、その君自身のチャクラの力だ」(第33巻/181頁)と、絶賛していましたが、ヤマトがそう言うところに、チャクラの大切さを感じています。

そして、マダラ(トビ)が言う「強いチャクラ」。これが特筆に値するものであり、忍術を使う上で重要な「強さ」の指標となっている示唆に感じます。つまり、一対一の闘いにおける「強さ」とは如何にチャクラが強いかにかかっていると言う事なのです。

それで、かなり前になりますが「ミナトは何故、ナルトに九尾を封印したのか?」(チャクラの考察)と言うのを書いてみたんです。それもやはりヤマトの言葉がヒントになっていたんですが、ここで綺麗に符合して来ました。九尾もサスケのチャクラに言及した描写もありましたし、この指標は見逃せません。

つまり、ミナトはこれから起こるであろう「血戦」を見据え、ナルトのチャクラ強化を意図して、ナルトに九尾を封印したのだと思うのです。「九尾事件」を起こしたマダラを自分の手で滅却してしまわなかった…わざわざ、わが子に九尾を封印して逝かねばならなかった…ミナトの慮りを察すると胸が締め付けられる。

「しぶとく生き長らえているのが
その証と言ってもいい」

そして、そのチャクラがマダラ(トビ)の延命に関与している。しかし、今も何故、お面で顔を隠しているのか?何故、「暁」のリーダーであるのに、その中でも身分を隠し、デイダラと行動を共にしたりする必要があったのか?それが単にイタチを誤魔化す為であるなら、今も続ける理由が知りたい…。

「かつてのオレは戦いに明け暮れていた」

「力がモノを言う時代
オレはより強い力を求め
友も弟もこの手にかけた」

「………きさま…」

「だが、そのお陰で完全なる万華鏡を手に入れ
オレはうちはのリーダーとなった」

イタチがサスケに告げた「万華鏡の秘密」と符合する内容に、サスケは忌わしいイタチとの殺し合いと、自分の眼を何度もしつこく奪いに来たイタチの指先を思い出したのでしょうか?それとも、自分の手で殺めた(と思ってるだけだったら良いなと…)自分の行いを責めているのか?

「そして、その力を使い幾度となく
千手一族と戦った

千手一族の長
柱間を相手にするのは仕方の無いことだったのだ」

マダラと柱間(ハシラマ)は終末の谷での一件の前に何度となく闘った経験があると言う事です。二つの一族が合流する前から続いていた。確執(問題)があるのだとしたら、この時から始まっていた事になります。つまり、木ノ葉隠れの草創期からの「大きな問題」の正体です。

そして、イタチは、その「問題」の「犠牲」になった。イタチはその「問題」を解決する為に、自らの「生き様」を決したのです。それが、「うちは虐殺」であった…。つまり、マダラと柱間も関係を探ると、イタチが抱えていた「闇」が解明されるのです。

しかし、ややこしいのは、柱間との対戦にマダラが「仕方の無いことだったのだ」と、苦慮していた気配を窺わせているところ。これって、ホントは闘いたくなかったけど…って意味だと思うんです。史実としても二人は親友のように描かれてますし…。

「のちに初代火影となる
木遁の千手柱間(せんじゅハシラマ)

この忍の世界の頂点であり
オレの憧れの忍だった」

で、その柱間がけっこうなイケメンなんですよ。そして、三代目・猿飛が子供の頃に話をしていた描写と比べても相当若い!!80年も前の話ですからね…。もしかして、真・万華鏡写輪眼と木遁忍術の闘いが見れるかもね。二人とも尾獣に関与できる能力があるみたいだし…。気になるな…。


トビの語りで、何週、回想が続くのか?…ちょっと恐い!!


 
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ナル×ジャン業務連絡(0428)

 
お待たせ致しました!!

第398話「木ノ葉のはじまり」の「感想」は15時ジャストのアップです!
遅くなってスミマセン。これからバイクを弄るので暗くなるまで不在です。

と、言うことで、コメのお礼やメッセージの返答は夜半になりますんで…。

では、では…。

 たぬき



「アヒィ~ッ!!」

仮眠のつもりが、あ、朝になっちゃったッ!!(汗)
ごめんなさい!!今、書いてます(滝汗)。

と、言う事で…

「しばらくお待ち下さい」

工事中でーすッ!!

なかなか、お話が長くってねぇ。
まとめるのが大変なんだわさ…。
でも、今回は情報盛り沢山でしたね。

今日はバイクも弄りたいし…。
頑張って書いてるので、あとしばらく…。
あいや、しばらく~ッ!!

良いお天気ですねぇ。

洗濯機、全開!!


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「真実」(虐殺前夜…最終夜)

  
「同胞殺しのお前が言う
セリフじゃねーな…そりゃあ」

イタチと鬼鮫の「木ノ葉強襲事件」で言ったアスマの一言(第16巻/115頁)。でも、「うちは一族」と言う…たとえ小規模であろうと、大した血継限界を持つ優秀な一族が一夜にして惨殺された事件…「うちは虐殺」…を思い起こすには余りにも「仄か」に、僕は感じました。

仮にも、「忍」たる者が構成する一国(=国に匹敵するコミュニティ)…木ノ葉隠れの里の内部に存在する「一族」の集落が消失してしまうような事件が起こり、その犯人が「うちはイタチ」と認定されている…アスマの台詞はそう言う意味であると思います。

そのイタチが大手を振って木ノ葉に現れるのは「如何なものか?」と、アスマは凄んでいる。しかし…しかしです。実際に木ノ葉隠れの忍が見せた「うちは虐殺」の反応って、この程度だと言う点に、僕は大きな違和感を感じていました。普通は決死の覚悟で討伐なり、捜索なりするでしょ…(笑)。

それで、第一巻からの描写を確認してみたんですが、「うちは虐殺」に対する木ノ葉隠れの里としての反応は、実は皆無なんです。これは違和感と言うよりはあり得ないと思うんです。普通だったら、討伐隊を編成して徹底的に叩く…それが里の威信を保ち、体裁を保つ正当なリアクションだと思います。

「あのなぁ ナルト…
今、木ノ葉は大変なんだぞ

三代目を始め多くの優秀な忍を失い…
今じゃ木ノ葉の力は半分以下にまで落ちている

それでも今まで通り舞い込んでくる
数多くの任務はこなして行かなくちゃならない」(イルカ)

「なんで?なんで?
人手が足りないなら断りゃいいじゃん」(ナルト)

「いや、それじゃダメなんだよ
圧倒的な力で近隣諸国との
パワーバランスを保ってきた木ノ葉だ

任務を断れば他国に里が弱ってるのを
知らせるようなもんだ

そんなことで今や忍者学校ですら休校状態…
オレも色んな任務をこなしてるくらいだしな

病み上がりのカカシさんにすら
もう任務の話が行ってるはずだ」(イルカ)

木ノ葉は充分、傍目を気にしている!(第20巻/51頁)。木ノ葉崩しの後、綱手が五代目火影に就任し、ホッと一息…「一楽」でラーメンをすすりながらナルトに話したイルカの台詞でしたが、どんなに疲弊していようと「力」は示す。その正当性を切々と説いていました。

つまり、木ノ葉隠れが示した…示さなかった「うちは虐殺」に対するリアクションは極めて異例な事なのです。確かに、イタチはビンゴブック(手配書)に載るS級犯罪者ですが、木ノ葉の追求の手が及ばんとする気配(描写)は皆無。これにはもう違和感どころか、不信感のみが湧いて来ると言うものです(笑)。

「次の試合はどうしたー!
うちははまだかー!」

写輪眼が注目される存在なのは中忍試験での「サスケVS我愛羅」を待ちわびる観客の声でも明らかでした(第13巻/17頁)。そもそも、木ノ葉隠れを「千手一族」と組みし、興した双璧の一角である「うちは一族」ですから、対外的に存在が「仄か」なんて事はあり得ないのです。

また、木ノ葉隠れが「忍」が構成するコミュニティと言う考えを用いれば、「うちは虐殺」がその内部で隠密裏に達成された事件とするには無理があります。木ノ葉の忍には白眼もいれば、鼻の効くキバのような感知タイプがいますし、戦闘タイプのカカシですら遠方のチャクラの感知が可能な描写も残されています。

「うちは虐殺」に誰一人気付かなかった?!

そのコミュニティにおいて、「うちは虐殺」ほどの大事件が成立するのはどうしても納得はできません。それで、サソリの傀儡や操りの術を用いた「超短時間」による犯行の達成に活路を見い出そうとしましたが、「うちは虐殺」がイタチとマダラの共同成犯が描写として提示されたので撃沈しています(笑)。

しかし、冒頭のアスマの言葉から木ノ葉隠れの忍の持つ雰囲気を想像すると、どうも「うちは虐殺」をリアルタイムで感じているようではありません。だから、木ノ葉が「うちは虐殺」を黙殺した…と言う線は無くなる。しかし、実際に「うちは虐殺」は起こり、「うちは一族」はサスケとイタチを残して消滅してしまった………。

しかも、「忍」たる者のコミュニティである木ノ葉隠れに大挙して部外者が侵入する事も、同じ理由で却下されるので、イタチとマダラ以外の協力者は期待は出来ません。しかし、それは外部からの侵入の不可能性であって、木ノ葉隠れの里の内部的な関与を否定するものではありません。つまり…。

「うちは虐殺」は木ノ葉内部からの協力(者)があった!!

アスマが全く「うちは虐殺」を感知できなかったのを真実と受け入れれば、木ノ葉内部の協力者が、複数…ある程度の人員で構成された協力者が「うちは一族」の集落全体を覆うような「結界」(木ノ葉崩しの音の四人衆による「忍法・四紫炎陣」の大規模なもの)を展開して秘匿する処置をしないと、「うちは虐殺」は不可能です。

しかし、たとえ木ノ葉内部の協力者と言えども、ある程度の規模での行動である事は明白ですから、今度はそれを察知できない木ノ葉隠れでない事も、外部からの協力者と同じ方式でが却下されます。少なくとも、木ノ葉隠れの「暗部」がそんな不穏を見逃すなんて考えられません。

木ノ葉隠れの「うちは外し」や「警務部隊"岡っ引"説」をしつこく説明してきました…。

それは、木ノ葉には「暗部」と言う特種部隊があるんですから、治安維持と言うよりは「警務部隊」は軽微な犯罪の取り締まりに奔走させられる閑職だったとする考えでした。逆に言うと、実質的な木ノ葉隠れの治安維持は「暗部」が受け持っていたと考えるのが妥当でしょう…と言う事になる…と。

きっと、フガクがイタチの暗部入りを熱望し、絶賛した陰にはそんな"下地"が隠されていたんだと思うんです。フガクのあのガッ付くようなプレッシャーには「うちは一族」が暗部に入る実績=ルートをイタチを足掛かりに確保したかったのではなかったのか?と、僕は考えるに至っているのです。

つまり、「暗部」が気付かないのはない…と言う障害は、「うちは虐殺」に暗部が関与することのみによって回避されるのです。それを「暗部」の総意とするか、一部分とするかで多少の温度差は生まれますが、「うちは虐殺」がイタチとマダラの共同成犯と固定するならば…

「暗部」…つまり、火影が「うちは虐殺」を支援した!!

温度差…総意か一部分か…それは「暗部」内部の確執をイメージしています。これは指揮系統に言及するもので、「暗部」の総意であれば火影が関与しているし、一部分であれば「根」…つまり、ダンゾウが関与してる事になると、僕は考えてます。

それで、もしかしたら「根」の解体も「うちは虐殺」に絡んでるのだとしたら、「暗部」ではなく、「根」…つまり、ダンゾウ主導の一件への関与・協力が想像されます。ちなみに、当時の火影は三代目・猿飛。あの温厚で優しい猿飛が、あの「闇」をどんな気持ちで見てたんでしょうか?

それと、犯行の夜。イタチの装束は木ノ葉の額当てとボディアーマー(木ノ葉ベストにあらず)と、背中の長刀。きっと、あれは「暗部」の装備品と装束だったのでしょう。「暗部」の活動の後?と、当時は思っていましたが、何かのついでに片付けられるような所行ではなさそうです。と、言う事は………(黒笑)。

つまり、不可能な犯罪=「うちは虐殺」を成立させるには木ノ葉隠れの…少なくとも"容認"が不可欠なのです。そして、一般の忍にそれを察知されない為には、内部的=「暗部」の"協力"が必須になるのです。そして、「暗部」とは火影の直轄機関ですから、当然、火影もこの一件には関与している…事になる。

もう一つ、「うちは虐殺」を成立させる上で重要な要件があります。

それは「うちは虐殺」の夜。一族全員が一ケ所に集まっていた事です。マダラがイタチに協力したとは言え、事実として「うちは虐殺」は「うちは一族」の集落のみで完結していますから、一族が積極的に集合.集結している必要があります。それが一族の「会合」であった可能性があります。

恐らく「うちは虐殺」は一族の「会合」を狙い撃ちにした犯行だった筈です。その情報はイタチが容易く入手できる事でしょう。もしかしたら、イタチもその「会合」に誘われていた…。否、きっと、しつこく勧誘されていた事でしょう。

しかし、「会合」では、何を話し合っていたんでしょうか?

「いいか、イタチ…
一族を裏切るような真似をしてみろ…
タダじゃ済まさねーぞ」

「シスイ事件」で押し掛けたヤシロがそう毒づき、イタチを威嚇していました(第25巻/96頁)。これは「シスイ事件」への関与を疑う言葉ですが、同時に「会合」を軽視するイタチを非難するものと感じます。そして、その「圧力」に「会合」の議題が有する反社会性・非合法性を見い出しました。

ぶっちゃけ、「うちは一族」は木ノ葉転覆とか、政権の奪取に肉迫するようなクーデターを画策していたんではないか?と、僕は考えています。それが表立って出るのもアレなんで、「地下組織」としての"道"の結成も想像したりしました(そして、シスイはそれに押しつぶされた…とも)。

「…サスケ
トイレに行ったら早く寝ろよ」


そして、それがあの深夜の「密談」のイタチの台詞に繋がるのです(第25巻/82頁)。「うちは虐殺」で主犯とされるイタチ以外の「うちは一族」の生き残り…サスケの存在が何とも説明し難いのです。そして、このイタチの台詞に過敏に反応するフガクとミコト。その違和感が答えだと…。

イタチとフガクの『密約』があった!?

イタチは「暗部」入隊後も「うちは一族」の反社会的=反木ノ葉的な思想や行動を秘密にする見返りに、「うちは一族」の活動にサスケを巻き込まない事を要求していたんではないか?と思うんです。フガクやミコトはそれで確信犯へと身を落とすわけですが、そこには「親」としての安心もあったのかも知れません。

だから、さっさと止めたいのに一向に終わらない深夜の「密談」を打ち切る為に、イタチはサスケをダシにできたのです。サスケに「真実」を知られた時点で、イタチとフガクの『密約』は反故になってしまいますから…。それをフガクとミコトは恐れたのだと思うのです(ミコトママの「!!」はホントに衝撃でした…)。

それが、サスケだけが「うちは一族」の「真実」をしらなかった理由であり、「うちは虐殺」で唯一人生き残った理由であると思います。そして、そこにはイタチがサスケに注ぐ慮(おもんばか)りが見え隠れしています。だから、トビは、あんな風にサスケに切り出した…(そして、そう言い残してキッシーはバカンスに出た…笑)(第397話「真実を知る者」)。

「忍の世の為
木ノ葉の為
そして何より弟のお前の為に
全てを懸けた―

兄・うちはイタチの生き様を!!」

悲しいけど、一族を皆殺しにしたのはイタチなのでしょう。しかし、それは「うちは一族」が水面下で画策した計画が関係している筈です。そして、それがトビの言う通り広く世間、世界の為であり、サスケの為だったとする「大義」に補強されているものであったのだと信じたいです。

そして、「忍の世の為」には自来也が擦(かす)っている形跡が残されています。正確に言うと「擦らなかった…」なんですが、ややこしくなるので…(汗)。で、それが描写されているのが、イタチと鬼鮫の「木ノ葉強襲事件」の後のナルトとの接触で、自来也がナルトの加勢(オネーチャンに手間取って遅れた)した時です。

「………」(…復讐か……)

イタチはサスケをボコボコにするのを見た自来也の反応です(第17巻/57頁)。極めてあっさりと流すようですよね。自来也は元来、写輪眼に興味を持っていません。それは自来也の自己評価の低さに代表されるような「才能」に対する反目とも取れるような人格形成でもあるんですが…。

しかし、自来也は"予言"の信託を受け、それに従う行動を粛々と行う存在である事が解っています。自来也の"選択"が時代や世界に大きく影響するのだし、過去には長門の輪廻眼には大きな期待を寄せた描写もありました。で、あるのに写輪眼には全くと言って良いほど興味を持っていません。

しかし、現実的に、写輪眼はトビ(マダラ?)と共に在り、未だ余談を許しませんが、全てを動かす指揮棒を握っていると言って良いです。つまり、忍界の行方を左右する重要なファクターを写輪眼も実際には握っている筈なのです(これが過渡と言う考えもありますが…)。

もう一つの『予言』が存在する…!?

自来也は「選択者」としての信託を「大がま仙人」の予言によって与えられました。それは「善」と「悪」。「プラス」と「マイナス」と言った真逆を同時に合わせ持つ、ある意味、不可解な予言でありました(「善」だけを生み出せば話は早いからね…笑)。

それは清濁が鬩ぎ合う事で真理に近づかんとする自然そのものが持つ「理」(ことわり)に符合します。やはり、その「理」を持ち出すのであれば、その考え自体に相対するような対極を用意するのも、また「理」と言えるのではないでしょうか。

しかも、イタチが「うちは虐殺」なんて大それた事をやっちゃいましたから、そこには自来也が黙々と噛み締めていた程度の重みは欲しいと…無いと「均衡」が保てない…と言うような「美しさ」を何故か期待してしまうと言う、本能的な欲求があるのです。

「鷹一族」の存在!?

自来也と「蝦蟇一族」との関係性に準(なぞら)えるなら、写輪眼…つまりイタチには「鷹一族」のような忍界全体を見渡すような存在があって、イタチに"予言"による信託を与え、それに従うような行動をイタチが粛々と行っていた…で、それに木ノ葉にも賛同し、協力していた…とすれば、イタチの行動にも光が射すと思うんです。

「鷹」が大空を舞い、広く世界を見渡す…監視する…「蝦蟇一族」の予言の達成を監視する「鷹一族」…それが「火遁・豪火球の術」を会得した愛すべき「わが子」の溢れ出たフガクの台詞に含有されていたとしたら…それが、「うちは一族」の言い伝えにも符合した…なんてシビレちゃう話じゃないですか…(第25巻/120頁)。

「今からはその背中の家紋に恥じぬ様
己を磨き大きく舞い上がれ」(フガク)

そして、大蛇丸を呆気無く倒したサスケが偉そうに言った…唐突な「鷹」と言う言葉。何故、大蛇丸がサスケに対して「天の呪印」を与えたのかも色んな憶測を呼んでしまう…思わせぶりな描写でもあります(第38巻/96-97頁~第344話「蛇と…」より)。

「これから、空高く飛び立つ…鷹の目にな」

とも綺麗に共鳴します。そして、その音叉が終末の谷で黄昏れたトビのお面の奥の写輪眼に繋がります(第41巻/26頁~第371話「旧知…!!」より)。トビのあのシーンでの黄昏れ方には必要以上に妄想心を掻き立てられたものでした…(汗)。

「いい流れだ。あとは…
次の脱皮で蛇のままか、鷹に変わるか
見モノだ…サスケ」

トビは「全てを知る者」として、余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)に指揮棒を振っています。その異常なまでの落ち着きが、「鷹」の予言に基づくものであれば、意外に納得できるんじゃないかと…。ただ、これはほとんど描写がなく…あっても(僕の)コジツケみたいなものなので…でも、これはイタチの仕出かした「事」の大きさをイタチいがいでアジャストしようとするものですので…あしからずご了承下さい(笑)。



「真実」はやがて語られます…。

「本当の変化とは規制や制約…
予感や想像の枠に収まり切っていてっは出来ない」

イタチの言う「変化」とはこれからもたらされるであろう「真実」だったんじゃないかと、僕は考えています。そして、それは…自分がそれを実行としていた「真意」を示すものだった筈です。だから、僕みたいなちっぽけな存在の世迷い言が"的中"なんかはして欲しくないと考えています(マジで…)。

そして、こうして「新ジャン」のない二週間を、半死半生でフラフラになりながら、決死の考察(笑)である「虐殺前夜」をアップしてきたのも、そうしたイタチのしたであろう「大きな行動」に対する敬意(リスペクト)であり、同時に、僕の貧弱な想像力を補完する為の実地検証でもあったのです。

拍手のコメで漏らしていた「実験」と言うのが実はそれで、イタチが何をしていたのかを考えてみたんです。そしたら「自分の役割を果たしている…それだけだ」(イタチ~第25巻/99頁)に行き当たった…。イタチは何をしたのかは、これからトビが語ってくれるから良いとして、イタチがどんな風に行動していたかは、そこから痛いほど…解る。判った…。

それは、完全なる「滅私」(めっし)

それだけは僕の中で「鉄板」でしたから…。

だったら、同じ事をやってみよう!

自分を滅し切って「考察」を鬼のように…猿のように…ひねり出してみよう!で、書きはじめたのが「虐殺前夜」でありました。通常のペースで言うと、「感想」と「考察」が週一本ずつ…週二本ペースで、月間十本が一応、僕の自然なペースでしたから、今日までの異常なペースに思わず心配してくれた人が多かった…(感謝してますから)。

でも、僕も不器用だから、やっぱり実際にやってみないと解らない。で、やってみたら解りましたもの…。答えは…………僕には無理でした!!(笑)完全に自分を滅し切り、全てを投げ打って「考察」を続けるなんて夢のまた夢でありました。眠いだの…バイクだの…仕事だの…何だのと…言い訳ばっかでしたから…。

だから、イタチは凄いんです。イタチが「何か」を背負い込み、黙々と歩んでいる。今まで只の一言でもイタチの言い訳や弱音を聞いた事はなかった…でしょう?これはもう「偉人」クラスの行いと言って良いです。エジソンやアインシュタイン…子供の頃、聞かされた…そこに名を列ねて良いくらいの…(何て…遠いんだ…)。

イタチが実際に「何」をしようとしたのかは量り知れない…です。

でも…一つだけ現実に遺したものがある。

それはサスケでした。

かと言ってイタチの事ですから、一言たりとも言い訳せずに自分の責任としてサスケの前から姿を消してしまった…。むしろ、怨まれる事を望んで…ご丁寧にサスケに生きる目的を残して…(第25巻/162頁)。幾重にもイタチはサスケを救う予防線を張り巡らせていたんです。トビに浴びせた仕込みの"天照"もそうだったし…。

兄さん…

アンタを
殺すためなら
この先が
どんな闇だろうと
オレは突き進んでやる!

どんな事が
あっても
力を手に
入れてやる!!

イタチが僕らと変わらない普通の人間だとして、ここまでの偉業を成し得る方法が一つ残されています。それは…どんな困難も苦境も、ものともしない存在。いつだって、アナタ達を見守ってる視線。感じてますよね。その息遣い。臭い…(鬱陶しがらないでね…笑)。

少年少女を優しく包み、育む暖かさ。

ある時は教え導く…強さと厳しさ…。

そこに溢れる無償の心情…「愛」。

時に全てを跳ね返す最強の「楯」で庇(かば)い、時に"魔"を祓う無双の「剣」を振るう…。それを、イタチは"須佐能乎"で示した…。イタチはサスケの中に居座ろうとする大蛇丸を一掃してしまった…。これは正しく「親」の所行です。あんなにボロボロになりながらも、イタチはサスケを守り通した…。

イタチはサスケの「親」に成り代わろうとしている…?!

それは、サスケの最も大きい"喪失感"に対する思いやり…。

親は子の為なら何だってできる。
それは、「死」をも厭わない…。


これが…唯一…今、断言できる…
…僕が感じた…イタチの「真実」。

「虐殺前夜…最終夜」
ナル×ジャン ケルベロス

イタチさんはやってない!

  
  
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「シスイ事件」(虐殺前夜…第六夜)


「うちは一族」を「岡っ引」と仮説ったのは、実はこの描写にあって、余りにも騒々しく、極めて野蛮なその態度が、「エリート」とか「優秀」とされる「うちは一族」とシンクロしなかったからです。もし、イタチのところに怒鳴り込んで来た三人が「うちは一族」を代表する人格だとするなら、その前提は覆ると思ったんです。

ちなみに、怒鳴り込み隊の三人。ロンゲの黒髪がうちはイナビ(25才)。寡黙なミディアムの黒毛が、うちはテッカ(21才)。そして、白髪がうちはヤシロ(45才)で結構、おっちゃんです(笑)。三人とも警務部隊に所属。特にイナビがイタチに対して懐疑的で、それは敵対心に近かった(「闘の書」168頁)。

写輪眼の優位性は、戦闘行動においては絶対的でもあり、もし一対一で対決するなら「うちは一族」は強い。それは事実だと思います。それは「優秀」と言える。だから、写輪眼を所有する「うちは一族」は「エリート」と言う事もできると思います。

しかし、強いってそんな事かな…って思うんです。強さって「力」だけなんでしょうか?闘って闘って全員に勝って、全員殺してしまって独りになってしまうような「力」ってホントに「強い」って事なのかな?って。それって「力」は力でも、「暴力」じゃないでしょうか。

それは「力」の一面でしかない。

だから、粗野で品のない「暴力」をひけらかすような警務部隊の三人の物言いには人格的にも生活的にも相当のビハインドを感じてしまうんです。この三人の雰囲気が「うちは一族」を示しているのだとしたら、イタチがサスケに話した「警務部隊」も"絵に描いた餅"に感じます。

もしかしたら、「うちは一族」とは、木ノ葉隠れの里においては身分の卑しい"階級"、或いは"集団"に認定されるような「陰」の描写(大声では言えないような…)だったのかな…と憶測していて、それが「うちは"岡っ引"説」の根幹をなしているんです。逆に、うちはの内部的には自分達を選民的な「英雄」として誇示しているところに悲哀を感じます。

それはナルトを忌み嫌ったような無意識下の嫌悪感のような、本能的な蔑視のようなもので、木ノ葉隠れにあって「うちは一族」も何か得体の知れない存在として排除されるような無意識が働いていたんじゃないかと思うんです。それが縮小傾向にあった「うちは一族」の趨勢には非常にマッチするのだと思います。

そして、その品のない物言いで押し掛けて来た警務部隊の三人がイタチとやり取りを始めます。三人に対するイタチの穏やかな物腰が異常に際立つシーンと言えます。質問と言うよりは、訊問(じんもん)に近い雰囲気で、「聞く」が「訊く」(きく)になっているところがポイントです(以下~第25巻/88-105頁~第222話「イタチの疑惑」より)。

「…何です。みなさんお揃いで」(イタチ)

「昨日の会合に来なかった奴が二人いる…」(イナビ)

「お前は何故来なかった!?」(イナビ)

「…………」(イタチ)

「………」(やっぱり兄さん…
昨夜父さんが言ってた会合には行かなかったんだ)(サスケ)

「暗部に入り
色々な面倒事に駆り出されてるのはるのは分かる
お前の父上もそう言い、何かと庇ってはいるが…」(イナビ)

「しかし、我々としては
お前を特別扱いする気は無い」(ヤシロ)

「…分かりました。以後、気を付けましょう
そろそろお引き取りを…」(イタチ)

「…そうだな
だがその前にもう少しだけ
きたいことがあってな…」(ヤシロ)

「………」(イタチ)

「昨夜、南賀ノ川に身投げした
うちはシスイについてだ」(ヤシロ)


三人の訪問が「シスイ事件」の唯一の描写で、その事件の内容に関しては多くを語られていません。ここでも、「身投げした」とだけあり、死体が出て来たのか否かも有耶無耶です(笑)。三人の雰囲気から、シスイは死んでいるのは事実(と認定されている)と思われます。

でも、この勢いからすると、三人はシスイの亡骸を見ていて、身体に刀傷がなかったり、絞殺されたとかの他殺の痕跡がなく、表面的には完璧な「水死」だったと考えるのが妥当でしょう。だから、シスイの亡骸があった筈です。もし、死体が上がってなければ「失踪」と表現したとも思います。

何故、こんな事を心配?するかと言うと、僕はイタチがシスイを殺したとは思って無いからです(笑)。そして、そのシスイの亡骸が何かに利用されてないか?と、期待してるからに他なりません(笑)。時系列的にはあの「夜」から1年程度は最低でも前の筈ですから、シスイの死体は「うちは一族」の管理下にあると考えられます。

つまり、「一族」の好きにできると言う事です(薄笑)。

「会合に来なかったもう一人がそのシスイだ
確か、お前はシスイを…
実の兄のように慕ってたな」(イナビ)

「…そうですか…
最近は全く会って無かったが…
残念です…」(イタチ)

「………」(サスケ)

「……で我々、警務部隊は
全力で捜査に乗り出すことを決定した」(イナビ)

「…捜査…!?」(イタチ)

「これがシスイの遺書だ
筆跡の鑑定は済んでる
間違いなく本人が書いたものだ」(ヤシロ)

「…他殺の線が無いなら
何の捜査ですか…」(イタチ)


「写輪眼を使える者なら
筆跡のコピーなど容易いからな」(イナビ)

「……!?」(サスケ)

「………」(ヤシロ)

「ちっぽけな紙の切れ端に書いてある
遺書の内容は見ての通りだ」(ヤシロ)

この描写を何度も読み返しました。それはもう穴の開く程に(笑)。

確かに、イタチは険しい表情ではありますが、怖じ気付くでもなく、後ろめたそうでもありません。勿論、悪びれてもいない。少なくとも感情の起伏は小さい。これがイタチの胆力によるブラフなのか、無為の自然体なのか?ちっちゃい僕にには知る由もありません(笑)。

また、感情的なイナビと違い、やや理知的な落ち着いた口調のヤシロの訊問に対しても、イタチの受け答えは満点で、サスペンスドラマ的にはめちゃくちゃ賢い真犯人か、全くのシロのどっちかの両極端の反応と言えます。これもやっぱり、ちっちゃい僕には判定ができません(笑)。

でも、「兄のように慕っていた」と言うシスイが亡き者になり、イタチが万華鏡写輪眼を開眼したのは事実であるとも思います。これは、万華鏡写輪眼の開眼条件である「大切な友を殺す」を肯定する描写だと、僕は考えています。問題はどんな風にイタチが関与したか…。

これは、カカシの万華鏡写輪眼の開眼にもリンクする部分で、「後悔」の度合いや自己認識が関係してるように感じています。別のアプローチでは、オビトとイタチの関係性もあって、それは「イタチ養子説」とも水面下でリンクしています。

『シスイの遺書』

任務に疲れた。
このままではうちはに
未来は無い。
そして、オレにも…。

これ以上"道"
背くことは出来ない

問題のシスイの遺書が出て来ました。

右端はビリビリで、ハサミや刃物で切り取ったものではなく、手で破られた紙の切れ端。それを、丁度、センターではなく左寄りに谷折りしてあります。証拠の保持のセオリーからすれば素手で持つのもおかしいし、何か指紋の付かないような容れ物に入れて無いところを見るとレプリカ(複製)ともとれます。

万一、この遺書がレプリカだとしても、彼等の言うように写輪眼で正確に模造できるとすれば内容に関する信憑性はあると思います。僕は、左のビリビリに破かれた部分に注目していて、そこにも何か書かれていたんじゃないかと考えてるんです。ホントは片観音(三つ折り)だったんじゃないかと…。

「………」(イタチ)

それをシゲシゲと眺めるイタチが怒っているように見えるんです。勿論、イタチはこの遺書のホントの姿を知ってるからなんです。つまり、イタチが事件の当事者だったと言う事です。イタチは、シスイの「死」を教えられても聞き返したりしませんでしたから。

しかし、徐々に沸き上がるような…イタチの静かな憤りには、イタチの無実を感じます。もし、イタチが後ろめたい事をしているなら、この場は如才なくやり過ごせたと思うんです。終止、落ち着いた対応をしていたのだし、それが自分の悪事を隠す為の演出なのだとしたら、こんな形で綻ぶものでしょうか?

そして、シスイの遺書でもう一つ引っ掛かるのが「道」と言う言葉です。これは普通に考えたら「道理」なんだろうとは思います。しかし、これを固有名詞として考えてみたらどうでしょうか?そしたら、別の意味合いが見えてくるんじゃないか?と、僕には思えるんです。

「道」と言う組織があった?!

恐らくは「うちは一族」の地下組織。それが存在するとして、シスイはそれに所属していた…とすれば、シスイの「死」の原因も形が整ってくるんじゃないでしょうか。そして、この遺書の右部分を切り取る改ざんをした者はそれを知らなかった。勿論、「警務部隊」の三人もそれを知らなかった。

そこから考えると、切り離されたかも知れない右部分は、イタチがご立腹に見える描写と考え合わせると、例えば「親愛なるイタチへ…」などと書かれてたんじゃないかな…なんて想像しちゃいます。そして、それを現場に残したのはイタチが殺ったんじゃないから…だと思うんです。

イタチさんはやってない!

イタチはシスイを殺してはいない…と思います。でも、シスイを救えなかった…。その後悔と自責の念がイタチの万華鏡写輪眼を覚醒させた…。そして、シスイの遺書が改竄されたとして、もしそれが事実なら、その犯人がシスイを自死、或いは殺害したであろう真犯人と言えると思います。

「警務部隊」の鼻息の荒い取り調べのような接見はまだまだ続きます…。かなり、このお三方はしつこい。特にイナビ。もしかしたら、イタチに対抗心をメラメラと燃やしてたのかもね。あと、ルックスにやっかんでたり…(笑)。普通は好きになっちゃうんだけどね(汗)。

「うちは一の手だれ…瞬身のシスイと恐れられた男だ
一族の為ならどんな任務でも先立ってやる男だった」(ヤシロ)

「そんな男がこんなモノを残して
自殺するとは考えづらい」(イナビ)

「見た目や思い込みだけで…
人を判断しない方がいいですよ」(イタチ)

「…とりあえずその遺書はお前に預ける
それを持って、お前から暗部にも捜査協力を要請しろ」(イナビ)

「………了解しました…」(イタチ)

「手掛かりが出てくるといいがな…」(ヤシロ)

「それと警務部隊にも暗部には別ルートがある
握り潰したりすればすぐ分かるぞ」(テッカ)

「………
もっと直接的に言ったらどうです」(イタチ)

「オレを疑ってるってワケか?」(イタチ)

「………!?」(サスケ)

「ああ…そうだ………クソガキ」(イナビ)

「いいかイタチ…
一族を裏切るような真似をしてみろ…
タダじゃ済まさねーぞ」(ヤシロ)


「…!?」(サスケ)

ヤシロが「一族の為ならどんな任務でも先立ってやる男」とシスイを評してる事から、「うちは側」で活動していたと思われます。それが「裏・うちは」とも言うべき"道"の所属で、それをヤシロが知り得なかったとしても、うちはの為に仕事をしてるくらいの認識はあったんじゃないかと考えられます。

そして、「うちは一族」が反社会的、つまり反木ノ葉的な行動を画策していた可能性が「一族を裏切るような真似をしてみろ…」と、同じくヤシロの口から出て来た事から、現実味を帯びて来ました。それは一族が頻繁に催していた「会合」の議題もそれに関係してそうな気配です。

だから、その「会合」に出席するように促したフガク。それに随伴(サスケの存在に「ドキッ」としましたよね)したミコトママ。それに、「会合」に出席しなかった事自体を責めるような「警務部隊」の三人もそうだし、結局、「うちは一族」全体が怪しくなって来ます。

逆に、その「会合」を意図的に回避しようとしたイタチは「うちは一族」にあっては異端と言えるでしょう。イタチの言い訳っぽい出席の拒否の仕方は、その本意を知っての上でのような感じがしてました。イタチは「うちは一族」が何をしようとしていたのか?知っていたんだと思います。

そして、とうとう堪忍袋の緒が切れたイタチが三人をあっさりとのしてしまいます。イタチはマジ切れ状態でした。この切れ方が普段の冷静で落ち着き払ったイタチから乖離していて、その違和感が、イタチの無罪を予感させるのです。イタチが真犯人であるなら、自分で追っ手を引き止めるようなバカな事は決してしないと思うから…。

「さっきも言ったハズだ
見た目や思い込みだけで…
人を判断しない方がいい

オレの気が長いと…
勝手に判断しタカをくくるからだ…」

「一族…一族…

そういうあんたらは
己の"噐"の大きさを測り違え
オレの"噐"の深さを知らぬから
今そこにはいつくばってる」(イタチ)

(こ…こんなお兄さん…今まで見たこと…)(サスケ)

「…シスイは…
最近のお前を監視していた…
暗部に入って半年…
最近のお前の言動のおかしさは目に余る
お前は一体、何を考えて…」(ヤシロ)

ヤシロの言葉から、イタチが言う「器」とか「思い込み」と言った、不可解なイタチ語をこれまでも他の場所で語っていた気配を感じます。でも、こうして呆気無くイタチにのされた事実から、そこでは切れなかったと思われます。つまり、今回のイタチのブチ切れは極めて異例なのです。

そこまで異例に切れるイタチに、僕は期待している。

「組織に執着し
一族に執着し
名に執着する…

それは、己を制約し
己の"噐"を決めつける
忌むべき事…

そして、未だ見ぬ…
知らぬモノを恐れ憎しむ…
愚かしき事!!」(イタチ)

「止めろ!イタチ!!」(フガク)

「!」(イタチ)

イタチは何かに憑かれたように黙々と話します。その内容は極めて抽象的で、なんど読み返してもしっくり来ません。でも、不可解なのは唐突なだけで、イタチが何故、こんな風に、こんな事を言うのか?その理由が知れれば、その本意は自ずと知れるものと思います。

イタチは不覚にもフガク(プッ…)の登場に驚いています。気配を察知できない程に熱くなってしまっていた。あの…フガクと密談した夜の微かなサスケの気配すら見逃さなかったイタチが…です。やはり、異例。こんな風にイタチが切れるなんて…変だと思いませんか?

「いい加減にしろ…
どうしたというのだ、一体…」(フガク)

「イタチ…お前、最近、少し変だぞ」(フガク)

「………!」(サスケ)

「何もおかしくなど無い…
自分の役割を果たしている…
それだけだ」(イタチ)

「じゃあ、何故、昨晩は来なかった?」(フガク)

「………」(フガク)

「…高みに近づくため」(イタチ)

「…………?何の話だ…」(フガク)

イタチがここで漏らした…「自分の役割」って、何だろう。それで、試しにイタチの発言を全部「正」として考えてみようと思ったんです。イタチの言う事に「嘘」はない…と受け入れてみる。そうしてみると、イタチの振る舞いが徐々にしっくり染み込んで来ました。

イタチは「高み」と言う言葉を発した後、クナイで「うちはの家紋」を穿ちます。しかし、これはイタチがサスケに告げた(昔からうちは一族は、この里の治安をずっと預かり守ってきた…。うちはの家紋は、その誇り高き一族の証でもあるんだよ)と言う言葉が相反します。

しかし、この行動を「正」と受け入れれば、イタチはその「うちは一族」より「高み」…つまり、より高次の存在を感じるような境地にあるんじゃないか?或いは、そう言う拠り所を見つけた…イタチは、「うちは一族」以上の存在を見つけたと考える事もできそうです。

それが…「うちはマダラ」であり、
「真・万華鏡写輪眼」であった…


つまり、この一件の前。恐らく「シスイ事件」の前に、イタチはマダラと出会っているはずです。これは、「警務部隊」のヤシロが言った「暗部に入って半年…最近のお前の言動のおかしさは目に余る」にも符合する。イタチはマダラに感化され、そして「高み」を目指すようになった。

「!!」(フガク)

「………」(フガク)

「…………」(フガク)


「オレの"噐"は
この下らぬ一族に絶望している」(イタチ)

さすがオレの子だ…
暗部入り…心から頼もしく思うぞ

「一族などと…
ちっぽけなモノに執着するから
本当に大切なモノを見失う…

本当の変化とは規制や制約…
予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない」(イタチ)


この考察の冒頭で「うちは一族」の在り方に感じた疑問。それに対する答えが、イタチのこの台詞ではないかと思いました。「うちは一族」の誇示する「優秀」とか「エリート」とかの概念がピンと来ないのは、社会性に欠けるからでは無いかな…と言う事です。「うちは一族」の示す「力」とか「強さ」が個人的、小規模の限定的なものに感じられるからです。

人の概念や感性って変化するものなんです。それは何故かと言うと、人は状況の生き物だから。つまり、自然や環境と言った状況・事情の中でしか生きられない動物だから、それが変化する以上はそれに適応して生きるしかないからです。時代や社会と言った高次の環境。その中で人は生きてるのです。つまり、「うちは一族」は時代に取り残されてる。

一面的な考えに固執していては、その変化に対応できない。社会や環境が高度に変化している中で変われないでいる…それが「うちは一族」なのだと、イタチはイライラしながら愚痴ってしまったんじゃ無いでしょうか。優秀が故に固執してしまう。変われない。変わる事を拒絶する。それをイタチは忌み嫌うのではないでしょうか。

イタチは「進化」を促している…。

それが、写輪眼の"器"としての「うちは一族」としての在るべき姿なのだと!!イタチは、その境地に辿り着いたんではないでしょうか?それを「高み」とイタチは言っている。勿論、それを教えたのは「うちはマダラ」。そして、それを教えたとすれば、マダラも同じように「うちは一族」に絶望してる筈です。

「傲慢なことを…!!」(フガク)

(な…なんで…兄さん…)(サスケ)

…クク…
優秀ってのも考えものさ
力を持てば孤立もするし
傲慢にもなってくる

最初は望まれ
求められていたとしてもだ

「もういい!それ以上
下らぬ戯言を言うなら牢につなぐ」(フガク)

「さあ、どうするんだ!!?」(フガク)

「もう許容出来ません
隊長。拘束の命令を!!」(イナビ)

「兄さん!もうやめてよ!」(サスケ)

「!」<ピクン>(イタチ)

フガクはイタチの「高み」と言う言葉に思い当たる所があるような表情でした。それが、イタチの口から出て来た事に危機感を感じているように思えました。また、こんな風にイタチに遠慮するともとれるフガクの行いがイタチとの関係性を想像させます。ホントの親だったらこんな気兼ねの仕方するか?って…。

また、イタチはサスケの声に敏感に反応しました。過敏とも思える程に…。イタチが「高み」を知る境地や状況にあるとして、それでもサスケを敏感に感じる。そして、「役割を果たす」と言うイタチ。それって、「兄としての役割」?それに、このイタチの反応って、フガクの登場を見逃したのとちょっと違うと思うんです。

「…シスイを殺したのはオレじゃない…
けれど数々の失言は…誤ります…
申し訳ありません」(イタチ)

「………最近、暗部での任務に忙殺されて
少し疲れてたようだな…」(フガク)

「…隊長!!」(イナビ)

「暗部は火影様の直轄部隊…
いくら我々警務部隊でも
捕捉状が無ければ逮捕は出来ない

それに息子のことは…
このオレが責任を持って監視する」(フガク)

「頼む…」(フガク)

「………分かりました」(イナビ)

「イタチ…入るぞ」(フガク)

それが、イタチの掌を返すような態度に繋がる。フガク同様、イタチもこの事態を一刻も早く終息させるべきと感じた。この意外なまでのあっさりとした「幕引き」にイタチが"月読"でフガクをハメて操作したのだと思ったほどでしたが、それぞれの思惑を感じるとオトナの危機管理とも思えます。

しかし、サスケは見逃さなかった…。イタチの万華鏡写輪眼。
それは、シスイの「死」にイタチが関係している動かぬ証拠。

「…!」(サスケ)

と、言うか…、

イタチが意識的に見せた「力」だった…。
「うちは一族」の悲しい………「真実」。
全てを背負う…イタチの「決意と覚悟」。

イタチとサスケは、あの「夜」へと向かう…。


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「予兆」(虐殺前夜…第五夜)

  
森の手裏剣修行でイタチにおんぶされて帰る道すがら…。木ノ葉隠れの里の一角。「木ノ葉警務部隊」の隊舎の前。サスケの気を察し、イタチは歩みを停めます(以下~第25巻/56-59頁)。やっとこさ気付いたんですが、「木の葉隠れ」じゃなくて「木ノ葉隠れ」なのね(滝汗)。細かいけど、表記は注意しないとね(笑)いつもいい加減でスミマセン(汗)。

「どうした?」(イタチ)

「ここでしょ…父さんが働いている所」(サスケ)

「木ノ葉警務部隊の本部だ」(イタチ)

「前から気になってたんだけど
何で警務部隊のマークにうちは一族の
家紋が入ってるの?」(サスケ)

「何だ…気付いていたのか…」(イタチ)

「当たり前だろ!」(サスケ)

「………」(イタチ)

「うん…そうだな、簡単に言うと
この警務部隊を組織し、設立したのが
うちは一族の先代達だったらしい

だからこの組織のシンボルマークに
自分達の家紋を付けたのさ

昔からうちは一族は
この里の治安をずっと預かり守ってきた

うちはの家紋は
その誇り高き一族の証でもあるんだよ


今や、うちは一族も小さくなってしまったけど
今でもほぼ全員がここの第一分隊に所属し
里の治安維持に貢献している

忍の起こす犯罪を取り締まれるのは
さらに優秀な忍だけだからな」(イタチ)


「…………」(やっぱり父さんはすごいや!)(サスケ)

「兄さんもここに入るの?」(サスケ)

「さあ…どうかなぁ…」(イタチ)

「そうしなよ!」(サスケ)

「………」(イタチ)

「大きくなったら…
オレも警務部隊に入るからさ!!」(サスケ)

屈託のないサスケ。穏やかで静かだけど、しっかりした温かみのあるイタチ。非常に些末で申し訳ないですが(汗)、イタチの台詞って「?」が少ないですよね。それって、イタチの懐の深さって言うか、包容力かな…って思うんです。でも、こうして読み返すとやはりサスケの視線はイタチに向いているんだけど、最終的にはイタチに遮られるように、その更に向こうに立つフガクを目指してるように感じます。

サスケがイタチを好きだと思うのは、フガクにイタチが愛され、認められてるところにあるんじゃないのかな…と思うんです。自分もイタチみたいになれれば、フガクが同じような信託を与えてくれる…。愛してくれる!!だから、サスケのイタチに対するリスペクトと、フガクに対するそれは明らかに違います(…イタチの事をサスケが好きじゃなかったと言う意味じゃないんで…)。

サスケがイタチに対して感じる憧れ…その体温は極普通に在る「兄と弟」のそれかな…と思います(特にイタチはすっごいお兄さんだから割増しだけどね)。対して、イタチの雰囲気…特に「落ち着き」…これは明らかに普通じゃない。少なくとも普通の兄弟の「兄」ではない気がしてならないのです。「兄」と言うよりは…………。そして、それはこれまでも無意識の違和感として僕の中に横たわってきました。

その断片が、ミコトママの台詞に残されています。サスケが独りで修行して、頑張り過ぎて怪我しちゃった時に、縁側でサスケのケアをするんです。サスケはミコトママには本心を素直に言えるんですね。ま、きっと僕もミコトママだったら本心。思いっきり曝しちゃうけどね…膝の上でゴロゴロしちゃうけどね…何か、良い臭いするんだろうな…サスケ、良いな…羨ましいな…(笑)(以下~第25巻/75頁)。

「まったく…
忍者学校が休みの日くらい
ちゃんと体を休めなさい」(ミコト)

「痛っ!」(サスケ)

「無理しなくていいのよ」(ミコト)

「……兄さんは…
たった一年で忍者学校を卒業したんだってさ…」(サスケ)

「……あの頃と今じゃ、また時代がちがうわ
…それにあの子はちょっと特別だから…」(ミコト)

ミコトママの、その口から「特別」と言う言葉が出てきたのに、僕は唖然としてしまいました。イタチが凄く優秀なのは分かる。あの大蛇丸ですら閉口してしまったほどの傑物ではあります。「13才で暗部の分隊長になった男」(カカシ~第16巻/142頁)ですから!しかし、それがミコトママから出てきたのが驚きだったんです。

僕は親になったことがないから、自分の子供のことって想像しかできないんだけど、自分の子を「特別」なんて言うかな?って疑問なんです。「特別」って他と違うって事ですよね。それって…つまり自分とは違う。アナタ(サスケ)とも違う。それは、もしかしたら…イタチが「解らない」って事じゃないのかな。でも、親がそんな降参の仕方するかな?

そして、ミコトママとサスケがこうして語らう描写はあっても、ママがイタチとこうして話すなんてないですよね。イタチがあの食卓で食事するなんてのも落ち着かない感じがするし(笑)。フガクとの関係もそうだけど、ミコトとイタチの関係はもっとしっくり来ないです。良く見ると実に…違和感のある家庭だ…。

で、横道にそれちゃったけど、サスケが食い付いた「木ノ葉警務部隊」のエンブレム。確かに「うちは」の家紋があしらわれています。この二人の話の後、フガクが合流するんですが、肩章に「警務部隊」のエンブレムがあって、建物のあちこちに「うちはの家紋」が誇示されてるのに、「木ノ葉」のマークは皆無。

フガクなんか、「警務部隊」の分隊長なのに、木ノ葉の額当てをしていません。よーく考えてみると、これって、変ですよね。サスケだって、忍者学校に行くのは下忍として認められる為…つまり、木ノ葉の「額当て」をする為だと思うんですが…そもそも「うちは」の忍者って額当てをしないです(しっかり付けてるのはイタチだけなんですよ。"傷"入ってるけどね)。

「警務部隊」って「岡っ引」だった!?

もしかしたら、「うちは一族」が主力の「警務部隊」って、江戸時代の「岡っ引」(目明かし)に似てたんじゃないでしょうか?あれって、時代物のTVドラマなんかでは警察官のように描かれてるけど、実は罪人でお上(政府)の手先になる事で放免される…「二足のワラシ」と称されるような便宜的な処置だったのです。

岡っ引、御用聞き(ごようきき)は江戸での名称。関八州では目明かし、関西では手先、または口問いと各地方で呼びかたは異なる。

起源は軽犯罪者の罪を許し手先として使った放免である。江戸時代には法的にはたびたび禁じられたが、武士は市中の犯罪者について不分明なため、捜査の必要上、比較的軽い犯罪者が情報収集のために使われた。

江戸時代の刑罰は共同体からの追放刑が基本であったため、町や村といった公認された共同体の外部に、そこからの追放を受けた犯罪者の共同体が形成され、その内部社会に通じた者を使わなければ犯罪捜査自体が困難だったのである。

親分と呼ばれる町、村内の顔役に委任されることも多い。配下に手下を持つことも多く、これを下っ引と称した。必然的に博徒、テキヤの親分が目明しになることも多く、これを「二足のわらじ」と称した。

(以上~wikipedia「岡っ引」より引用)

木ノ葉は初代を筆頭にする穏健派がその主流であり、マダラが示すようなタカ派的な勢力は反主流とされ、現状の木ノ葉の趨勢は穏健指向で固められていそうです。そして、マダラが抜けた「うちは一族」はマダラに追求することなく木ノ葉に残りました。それを木ノ葉の体制はそれ程好意的には思ってはいなかったんじゃないかと、僕は考えています。

それが、「うちは一族」に「警務部隊」を任せた木ノ葉の上層部の思惑ではなかったのかと思うんです。それが「警務部隊=岡っ引」の根拠です。木ノ葉は「うちは一族」に「鈴」を付けたかったのだと思うんです。治安を守らせる自尊心(プライド)をくすぐりつつ、同時に「うちは一族」の行動も規制したかった。

しかも、木ノ葉は忍が構成する戦闘集団で、治安維持であれば特別な機関は必要無かった筈です。それを「忍の起こす犯罪を取り締まれるのはさらに優秀な忍」と持ち上げるような形で立場を与えましたが、それであるならば「暗部」に組み込んでも良かったのではないかと思うんです。

それに木ノ葉隠れの里の規模で警察活動を行うには「警務部隊」は貧弱過ぎるように思います。「暗部」がその特殊性を優先するにしても、構造的には警務部隊の部分集合として内部的に「暗部」が独立するのが自然に思えます。或いは、「暗部」が火影直轄のスペシャルフォースとして、自律的に存在するのであれば、それに対する「警務部隊」の在り方はな"なおざり"とも言えるものではないかと思えます。

木ノ葉隠れの里自体が「軍隊」のような構造で、その中のMP(ミリタリーポリス)が「警務部隊」とするならば、その所属はもう少し中央寄りにあって然るべきです。ややもすれば暗部と並列に火影の直下に配置されるような要職にあっても良いくらいに感じるんですが、それにしては「警務部隊」の存在は軽視されているともとれます。或いは、完全に独立させるにしても。それならば、もっと権力を与える必要を感じます。

木ノ葉中枢の「うちは外し」の可能性……。

その感触がフガクがイタチに示すプレッシャーに如実に表れています。「何が何でも暗部!!」みたいな…フガクのガッツクような上昇指向にはイタチもやや圧され気味でしたね。わざわざ、写輪眼まで出して念押しなんてね。それでも、フガクの荒々しい鼻息を良い感じにいなす巧みな交渉術…或いは、支配力とも言えるイタチの胆力には非凡さを感じたものです(笑)(第25巻/61-65頁)。

「明日の特別任務だが…
オレもついて行くことにした」(フガク)

「!」(イタチ)

「……!」(サスケ)

「この任務が成功すれば
お前の暗部への入隊がほぼ内定する」(フガク)


「………」(イタチ)

「分かってるな…」<スゥ…>(フガク)

「………」(イタチ)

「そんなに心配しなくても
大丈夫ですよ。それより…」(イタチ)

「………」(イタチ)

「………!」(サスケ)

「父さん…明日、オレの…」(サスケ)

「明日の任務は
うちは一族にとっても大事な任務になる!」(フガク)


「…………」(サスケ)

「………」(イタチ)

「………オレ、やっぱり
明日の任務やめるよ」(イタチ)

「!」(サスケ)

「!? 何を血迷ったことを言ってる!?
明日がどれ程大事な日か、お前も分かっているはずだ!
一体、何だというんだ!?」(フガク)

「明日はサスケの忍者学校の入学式についていくよ」(イタチ)

「………」(サスケ)

「……!」(フガク)

「………」(フガク)

「忍者学校の入学式には身内が参列するのが通例
通達もあったでしょ……父上」(イタチ)

「…もう分かった…
忍者学校へはオレが行く」(フガク)

「左足…ちゃんと冷やしとけよ」(イタチ)

「うん…」(兄さん……なんて遠いんだ…)(サスケ)

フガクのガッツキっぷりから想像するなら、これまでに「うちは一族」からは「暗部」に採用された人材はいなかったように感じます。サスケの忍者学校の成績や、サスケに対する周囲の期待からしても、「うちは一族」(=写輪眼)の優秀性は万人の知る所なのにおかしな話だなと思います。でも、組織が大きくなるとおかしなもので、能力だけでは評価されないケースって多いんです。どうしても気になる人は晩酌中のお父さんにでも聞いてみて下さい。きっと、涙流しながら熱弁を振るいますから(笑)。

やはり、「うちは一族」は木ノ葉隠れの中枢には登用されないような雰囲気があったのではないかと思います。政治的な流れが穏健派にあり、タカ派の急先鋒だったマダラを筆頭にする「うちは一族」が冷や飯を食わされたのはかなり自然に感じます。そして、それは「警務部隊」と言う態の良い閑職(?)にも綺麗に符合します。しかし、その障害すらイタチはひっくり返すほどの力量があったのでしょう。それが、イタチに縋るようなフガクのプレッシャーに変換されているようです。

フガクがサスケの入学式の参列を反故(ほご)にしてでもイタチの任務に付き添うなどと言う、並々ならない意気込みはフガクの危機感すら感じます。そして、イタチの存在がその千載一遇の好機を生み出した今、一気呵成にその宿願を手にしようとしているのです。フガクの意気込みには焦りすら感じました。そして、その体温が必ずしもイタチと同じではないです。時折、垣間みるイタチの遠い目。異常なまでの冷静さ。

それが、あの「夜」の予兆に思えて仕方ないのです。

しかし、何故、フガクはこうまでイタチの暗部への入隊にこだわるのか?自分は「忍を取り締まる優秀な忍」である筈の「警務部隊」なのに…(笑)。やはり、それはフガクが木ノ葉隠れの「うちは一族」の扱いに関して不満や疑問を感じていたのだと思います。そして、それは一族の総意とも言うべき考えであったのかも知れません。その断片がフガクとイタチの深夜の話し合いに示されています(第25巻/80-83頁)。

「何だと?明日がどんな日か
お前も知っているだろう!!」(フガク)

「!」(サスケ)

「お前は自分の立場が分かっていない…!」(フガク)

「?」(明かりも点けないでこんな夜中に何してるんだろう…?)(サスケ)

「…オレは明日、任務に就く」(イタチ)

「…何の任務だ!?」(フガク)

「………それは言えない…極秘任務だ」(イタチ)

「………」(ミコト)

「………」(フガク)

「イタチ…お前は一族と里の中枢を繋ぐ
パイプ役でもあるのだ…」(フガク)


「それは…分かっているな?」(フガク)

「ああ…」(イタチ)

「………」(フガク)

「それをよく肝に銘じておけ
そして明日の会合には来い」(フガク)


「…………」(イタチ)

「…サスケ
トイレに行ったら早く寝ろよ」(イタチ)

「!!」(フガク)

「!!」(ミコト)


「う…うん」(サスケ)

「こんな夜中に何をウロウロしてる
さっさと寝ろ!」(フガク)

「…………ハイ」(サスケ)

「………」(サスケ)

フガクはイタチの事を「一族と里の中枢を繋ぐパイプ役」と称しています。イタチが「暗部」に入隊する事で、この「中枢」に接触できると言う事ですから、「中枢」とは「火影」を意味すると考えるべきかな…と思いました。「暗部」とは火影直轄の特別な部署ですから、そこでイタチが頭角を現す事で「うちは一族」を火影に認めさせるのが目的なんでしょう。しかし、「うちは一族」が優秀であることは誰しもが知るところなのに、何故、こうまで「中枢」にイタチが食い込む事にフガクがこだわるのかには違和感は拭えません。

それに、サスケが寝ぼけ眼(まなこ)でこの「密談」を覗き見てるのを、フガクは気付いていませんでした。それほど熱くなってたと言う事だろうし、逆に、かすかなサスケの気配を逃さず感じ取ったイタチは流石だし、フガクほど熱くなってない事の現れだと思います。それと、もっと違和感を感じるのは、このサスケの乱入に対して、フガクとミコトママが異常な驚きを持って反応してる描写です。この時の二人の、特にミコトママの不穏な雰囲気は異常としか思えません。

フガクだけでなくミコトまでがサスケに驚いていた!!

フガクとミコトはサスケにこの「密談」が漏れるのを非常に恐れていたと考えるのが妥当でしょう。二人は本誌に登場する描写からはしっかりとサスケを愛するちゃんとした「親」ですから、それがサスケを遠ざけようとするのは、この「密談」の目的にサスケを巻き込みたくなかったからじゃないかな…と思います。と言う事は、この「密談」はかなり怪しい筈です。(明かりも点けないで…)とサスケが訝しがったように、誰が見てもこの「密談」は怪しいです(笑)。

そして、「暗部」の極秘任務を理由に「会合」を欠席しようとするイタチを「そして明日の会合には来い」と窘めるフガク。多分、これと同質の「密談」が存在するのだと思います。それに「会合」と言うくらいですから、ある程度の規模が想像されます。それは、恐らく「うちは一族」の会合でしょう。場所は例の南賀ノ神社の地下の秘密の集会場。そもそも、秘密の集会場があったり、木ノ葉隠れの里の外に「アジト」が存在するなんて、「うちは一族」って怪し過ぎます。

「うちは一族」が木ノ葉の額当てをしない事。こうして「密談」や「会合」を重ね、意思の疎通を図っていた事実。秘密の集会場やアジトが存在した証拠。これらを普通に関連付けるなら、そこには非合法の「危険な臭い」がプンプンと漂って来ます。それは「うちは一族」が木ノ葉隠れにおいて反主流に置かれ、阻害され抑圧されて来たであろう実情の反動にもとれます。そして、サスケを遠ざけようとするフガクやミコトの焦りを純粋な「親心」と読み込んだ場合。「うちは一族」が有する木ノ葉隠れの里内部の反社会性が極めて濃厚にあぶり出されて来ます。

また、イタチの態度からはフガクに言わんとする旨をしっかり汲んだ上で、受け答えしているように感じます。それは、延々と続きそうなフガクの説得を、不意に迷い込んだサスケを「ダシ」に逃れたイタチの機転にも感じます。イタチが「トイレに行ったら早く寝ろよ」と言ったのは、サスケではなくてフガクやミコトに対するものだったと思うんです。この「密談」をサスケに知らせたくない「親心」があるとして、それを逆手にとってフガクやミコトの「熱」をイタチは冷ましたわけです。

イタチも全てを知る者である!

そして、この胸の奥がザワザワと波立つような「予兆」は次第に成長して行きます。全ては、あの「夜」に向かって…。イタチの静かさは、その「闇」を物語っている。

イタチは深夜の「密談」を終了させる為に、サスケを「ダシ」に使った事をちょっとすまなく思っていて、それを手厚くフォローしてる描写があるんです。サスケとイタチが縁側で語らうシーンです。イタチはサスケの中に渦巻く何かドロドロとした部分を解きほぐしようにサスケに接しています。ちょうど、ミコトママがサスケに対して話すように。この時点で、あの「夜」は直ぐそこに迫っていました。当然、イタチはそれを覚悟していたでしょう。

だから、イタチはこの接触を自分で演出したのかも知れない。例えば、フガクが受け取り大切にしまっていたサスケの通知簿を持ち出して、サスケに話かけたとか、サスケが独りそれを手に取り考え込んでいるのを見計らって声をかけたとか。兎に角、イタチはサスケをそのままにしては置けなかったのだと思います。少なくともこの家にあって、イタチはサスケの兄でありました。ちょっと歳の離れた弟を思い遣る優しい兄でありました(以下~第25巻/83-85頁)。

「………」(イタチ)

「父さんは兄さんの事ばかりだ………」(サスケ)

「オレがうとましいか?」(イタチ)

「………!」(サスケ)

「…………」(サスケ)

「別にいいさ…
忍ってのは人に憎まれて生きていうのが
道理ってもんだからな」(イタチ)

「そ……そんなふうには…………」(サスケ)

「………」(イタチ)

(…………兄さんの言う通りだ…)(サスケ)

「…クク…優秀ってのも考えものさ
力を持てば孤立もするし傲慢にもなってくる
最初は望まれ求められたとしてもだ」(イタチ)

「ただ…お前とオレは唯一無二の兄弟だ
お前の超えるべき壁として
オレはお前と共に在り続けるさ

たとえ憎まれようともな…
それが兄弟ってもんだ」(イタチ)

サスケはここで自分の本心に気付かされます。イタチの「オレがうとましいか?」に、サスケは敏感に反応しています。そして、これが、サスケの持つ想いの…イタチに対するものと、フガクに対するものの「質の違い」なんだと思います。そして、イタチはそれをサスケにこんな風に教えられるのは、かつて自分も通って来た道だからとも思うんです。それがイタチの「最初は望まれ求められたとしてもだ」と言う悲哀に満ちた言葉に溢れ出てる気がしてなりません。

つまり、イタチもサスケのように何も解らずに、ただ居られた…子供の頃があったのです。当たり前ですが…(笑)。そこでは望まれるまま頑張ったのだと思います。元々、能力や素養があったイタチですから、何事もそつなくこなすイタチは周囲から羨望のまなざしが注がれ、褒められた。それを嬉しく思うだけで済む子供の頃があったのです。そして、いつしかイタチの成長は周囲を追い越し、その「高み」から見下ろす景色は、子供の頃のそれとは全く違ったものだった…。

だから、イタチがサスケを見つめる視線はどこか物悲しく、そして冷静なのではないかと思うのです。それは、全て経験済みだから。イタチにとってサスケとは幼き頃の幸せな自分だったのではないでしょうか。だから、サスケの喪失感や虚無感の隅々まで気持ちが行き届いたのです。イタチの愛情は常に先回りするようなところがあって、これって…と、僕が感じる別の違和感として横たわっていて…。

イタチはこれから起ころうとしてる事を明らかに知っています。そして、「オレはお前と共に在り続けるさ」とイタチが言うのは、予言めいた言葉でもあり、同時にサスケが健在な限り、イタチも在り続ける…と言う暗示ではないかと思います。つまり、サスケが在る限りイタチは死なない。これは二人の約束に似ていて、こんな状況にあっても、ほんの少しですが僕を安心させてくれています。

<ガタン>

「!」(イタチ)

「!」(サスケ)

そして、この静かな水面のような語らいを大きく揺らす「小石」が唐突に投げ込まれます。波紋は次第に大きなうねりに変化し、ついには全てを巻き込むような大波に成長して行きます。「警務部隊」の「うちは一族」の面々がイタチに面会に来るのです。その物々しく粗野な騒々しさが、サスケとイタチの静寂を消し去ってしまいます。それはまるで…徒競走のスタートの号令のように響き渡る…怒鳴り声だった…。

激しい胸騒ぎ…そして……。

「イタチはいるか!」

「出て来い!話がある!!」

確かにあった「予兆」………。

全ては、あの「夜」に向かって加速して行くのです。



  
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「DEKOTON」(虐殺前夜…第四夜)


「許せサスケ…また今度だ」

手裏剣修行の森で一発!(笑)(第25巻/54頁)。デコトンって頻繁にあるのかな…って思ってたんですが、描写では後一回。「シスイ事件」で気まずくなって、小一年ほど経過した「うちは虐殺」の直前にその一発!で計二発切りなんです。

手裏剣修行の森…(以下第25巻/52-55頁)

「すっげーよ兄さん!
岩の裏の死角の的にもド真ん中だ!!」

森の手裏剣修行のイタチはめちゃくちゃカッコ良かった!。写輪眼を煌々と示し、俊敏で軽やかに宙を舞い、綺麗な指先で繊細にクナイを操るその姿に、「この人、きっと上手ッ!!」っと唸ったものでした(黒汗)。あと、宙返りの時にチラ見せする「オヘソ」に食い付く人もいることでしょう(薄笑)。

「よーし…オレだって!」(サスケ)

「…サスケ。そろそろ帰ろう」(イタチ)

「!」(サスケ)

「………新しい手裏剣術
教えてくれるって言っただろう!」(サスケ)

「明日はちょっと大事な任務があって
その準備がある」(イタチ)

「………兄さんのうそつき」<プイ>(サスケ)

<チョイチョイ>(イタチ)

「!」(サスケ)

「許せサスケ…また今度だ」<トン>(イタチ)

「イテェ!」(サスケ)

「………」<ムスッ>(サスケ)

「………!」(イタチ)

「兄さん、見てて!」(サスケ)

「トオー!」(サスケ)

「コラ!無茶したら…」(イタチ)

<グギッ…>(サスケ)

イタチに良いところを見せようと無理をしたのか?はたまたワザとなのか…サスケは左足を挫いてしまいます。お陰でサスケはイタチにその怪我の治療をしてもらった上に、おんぶされて家路につく事になります。この時、サスケは(フフ………)っと、御満悦なんですよ。もしかしたら確信犯かもね(笑)。

で、余談ですが、サスケの手裏剣術の師匠は明らかにイタチで、二人が一緒にいる間にかなりの修行をつけてもらっていたように思います。二度目のデコトンの前に手裏剣修行をイタチに断られたサスケはこんな事を言っています(第25巻/123頁)。

「だって、手裏剣術なら
兄さんの方が上手だって…
子供のオレでも分かるよ」

サスケにとって「手裏剣術」はイタチが直接伝授した唯一とも言えるスキルだったから、その決戦にサスケは持って来たのだと思います。しかも、それがイタチの激しい煽り(第三夜参照)の末の「本気」でやっと出て来ました。このタイミングで「手裏剣合戦」を出して来たサスケに、それまでイタチに対する憎しみの裏にほんの僅かではありますが「迷い」も含有していた事が感じられました。

あの手裏剣合戦の雨霰(あめあられ)の手裏剣の物量にイタチが対応できたのは、サスケと同じように武器召還の術式(剣)をイタチも隠し持っていたからに相違なく、明らかにイタチがサスケに教えたスキルだと思いました。イタチもサスケの雰囲気を感じてマントの下で<ゴソゴソ>とやってるんです(第387話「現実…!!」)

それで、手裏剣合戦の終盤…風魔手裏剣の仕込みでイタチに傷を負わせるんですが、ゼツは避けられる攻撃だと判定していますが、実はあのアイデアはイタチがサスケに教えたのではなく、サスケのオリジナルだったからだと思います。上手い嘘ってホントの中に混ぜるってのと似てて、あれはサスケの戦略だったんじゃないかと。正しく「出藍の誉れ」(←辞書、引くようにね)。

それは、サスケがかなり綿密にこの手裏剣合戦を準備した痕跡であり、イタチがサスケに教えた手裏剣術をサスケがどんな風に我がモノとし、昇華・発展させているかを示そうとしたサスケのいじらしさであったのかな…と思います。永い事、会えなかった兄への成長の報告みたいな感じがしてなりませんでした。

「デコトン」ってサスケにとって何だったんだろう…って考えてたんですけど、あれってイタチがサスケにだけする特別なコミュニケーションじゃなかったのかなって思うんでうね。二人だけの秘め事…と言うか、「特別」をアピールする儀式みたいな感じですね。サスケは「デコトン」でイタチを強く感じてたんだと思います。

だから、サスケは「シスイ事件」以降ギクシャクしたイタチとの関係性を探る…サスケなりにイタチを確認したくて、二度目のデコトンはサスケがイタチをやや煽り気味に誘って引き出してるんです。それにイタチも気付いてて乗っかって来た…。それはサスケを安心させたかったのもあると思うな。或いは、あのデコトンはサスケとの「別れ」だったのかも…。

で、そのデコトンに似てるのがフガクがイタチに言う…例のアレです。ま、それもそんな頻繁じゃないんですけど、アレはフガクがイタチを大切に思ってる…。期待してる…って言う「特別」のアピールだったのかなって思うんです。アレって、あのアレですよ(笑)。そして、そこには深い意味があった…かも知れない。

「フフ…さすがオレの子だ…
中忍に昇格してからたった半年でここまで来た」

暗部入りの少し前(第25巻/61頁)。

「さすがオレの子だ…
暗部入り心から頼もしく思うぞ」

それに、暗部入りが決まって…(第25巻/74頁)。

フガクにとって、「うちは一族」から暗部が選抜される事が念願だったような、執拗な執念みたいなものを感じさせました。逆に言うと、それまで「うちは一族」からは暗部入りしている事例がなかった事を物語っているのかな…と思います。

でも、それって優秀な「うちは一族」としては不自然かな…と思いませんか?能力至上主義の忍の世界にあって、写輪眼が重要視されてないような木の葉隠れの里の雰囲気と相まって、それは意図的な「うちは外し」と感じられ、もしかしたら、「警務部隊」なんて言ってるけど、態の良い閑職だったんじゃないか…と憶測すら生まれてしまいます。

フガクのイタチへの賞賛は、純粋にイタチの優秀さや能力に対するものではあるとは思いますが、こんな風に面と向かってアピールする人じゃないような気がしてるんです。フガクって…そんな行いをする人なのかな?って違和感がある…。同じようにサスケだって優秀だし、アカデミーに一番になったサスケには「兄さんのように」(第25巻/78頁)と言うだけなのに…。

で、これを通常あるような利己的な親の有り様なのかな…って、フガクって結構、ちっちゃいなーって(笑)、思ってたんですよ。自分の子供を他の誰かと比べるなんて、なんて悲しい事しちゃうんだろって、僕はかなり<イラッ>ってきてたんですよ。また、ダメ親(猿飛?…笑)でたか?ってガッカリだったの。

でも、それはミコトママの助勢で敢え無く崩されてるんです(笑)。お茶の間でサスケに優しく語るミコトママ。シックなワンピにエプロン。きっと色白のその綺麗な御御足に胸キュンのケルベロスです。しかし、こんなカッコで台所で<トントン>とネギでも刻まれた日には落ち着かないだろうな(笑)(以下第25巻/130-131)。

「兄さんは兄さん。アナタはアナタよ」

「父さんはいとつもアナタ達のことを心配してるわ」(ミコト)

「じゃあ、なんで兄さんばっかり…!!」(サスケ)

「………そうじゃないわ
ただ、父さんは一族の代表として…
うちは一族を守らなきゃいけない立場にあるの」(ミコト)

「それが…なんなの?」(サスケ)

「イタチはアナタよりも大きくて先輩なだけ…
その分、一族の為の仕事を任されるようになるでしょう

父さんはその仕事の監督役だから…
どうしたってその目がイタチに行きがちになって
しまうのかもしれないわね

でも、ここだけの話…
私と話すときはアナタの事ばかり話してるのよ…父さん

ただ、あの人…
いつもムスッとしてて不器用だからね」

サスケがミコトママのお話に和み、気持ちが弛んだ時に、茶の間にフガクが入って来てお茶を啜るんですが、妙に座りの悪い仏頂面で、ミコトママの言った「いつもムスッとしてて不器用」にマッチしてて、それがミコトママがサスケに対して方便を使ったんじゃないと言う逆説になってると思うんです。

つまり、フガクはホントはミコトと二人の時にはサスケの事を褒めたり、自分の子である事を自慢したりしてるんじゃないかなと言う事です。ミコトママはそんなフガクの話に毎度毎度付き合わされてるんです。この時も、サスケがいるからいつものようにできなくてフガクはがっかりしてたのかな。と読み込むと、そんな顔に見えてくる?(笑)

「…さすが、オレの子だ」

このお話の前にサスケが「火遁・豪火球の術」を会得したエピソードで(第25巻/120頁)、フガクはサスケの立派な豪火球の炎を目の当たりにして、我慢しきれずに漏らしてしまったんです(笑)。この時点で、イタチとはギクシャクしてはいましたが、ミコトママの先の弁解からすれば、フガクは「サスケはサスケ」「イタチはイタチ」として受け止めているように感じます。そして…

「良くやった…
今からはその背中の家紋に恥じぬ様
己を磨き大きく舞い上がれ」

とまで、フガクは付け加えています。この時、フガクはサスケに背中を向けたままで距離をとって話しています。サスケの豪火球の炎を見た時の豆鉄砲顔と言い、フガクは相当、嬉しかったんじゃないかと思います。そして、距離をとったのは、もしかしたら…泣いていた…から?(描写にはないんですけどね…でも背中向けたままってのが…。わざとらしく離れて行ったってのが…ね)

「オレにしかあの男は殺せない」(サスケ)

「…え……なに?先生のこと?」(サクラ)

「あの時…泣いていた…」(サスケ)

「泣いてた……?」(サクラ)

「オレの……」(サスケ)

「何…何のこと……!?」(サクラ)

「オレは復讐者だ
あの男より強くならなきゃならねェ…
こんなところで……」(サスケ)

(懐かしい)カカシと鈴取りをした演習場の一コマ(第1巻/184頁)。もしかしたら、サスケは「豪火球の術」の会得の時(←あの時)にフガクの涙(←泣いてた…)に勘付いていて、その父を殺した…「うちは虐殺」の主犯とされるイタチを憾んでいると言ったんではないか?と考えたりしてます。

だから、フガクはサスケに背中を向けたまま話した…。

つまり、「オレの…(←父さん)」だったのかな…って、思うんです。この描写の前にサスケはカカシに対して「火遁・豪火球の術」を放ってるんです(第1巻/178-179)。躱されはしましたが、カカシも驚く程の立派な豪火球でした。サスケはその「炎」で父・フガクを思い出したんじゃないかと思うんです。

(オレも明日から忍者学校で頑張るんだ
そしたらあのお父さんだってオレのこと絶対認めてくれる
兄さんみたいに期待してもらえる…)

イタチのおんぶに甘えながら、サスケはフガクを想うのです(第25巻/55頁)。イタチの存在に隠れて、フガクは翳みがちですが、どっちかと言うと、サスケはイタチを基準にフガクの「愛」を量っているところがあって、ホントはフガクが大好きなのです。

そりゃ、イタチも大好きですよ。でも、質は違う。明らかに…。イタチは目標とか、ライバルに近いかも。ホントのところはサスケに聞いてみないと何とも言えないけど、僕は「ブラコン」と言うよりは、サスケは「ファザコン」かな…って考えてるくらいなんです。実は…。

そして、フガクの垣間見せた「涙」を思い出してしまった…。

フガクは不器用だから、「サスケに隠していた涙」を気付かれてしまったんでは?!(笑)フガクはサスケを慢心させたくはなかったから、これまでは…わざわざ褒めなかったんだと思うんです。ミコトママの言うように…ミコトママといる時だけサスケを褒めた…と。それはサスケをホントに大切に思ってたからでしょう。

じゃ、何故、イタチにフガクは面と向かって「…さすが、オレの子だ」といったのでしょうか?サスケは天才だから、慢心なんかしないから?やっぱり、イタチとサスケを比べて、優秀なイタチだけを愛してた…。普通の利己的な親に過ぎなかった…?僕は、それはちょっと違うなって考えてます。

イタチと反りが合わなくなった。関係がギクシャクしてしまった…。それでホイサッサとイタチからサスケに乗り換えるなんて、そんなにフガクは器用じゃないと思うんです。或いは、その行いはミコトママの「弁解」とも相反します。ミコトママの言葉を重く見るなら、フガクは本心ではイタチよりサスケを可愛いと思っていたともとれます。否…同じだけど、「質」が違うの方がしっくり来る…。

もしかしたら…イタチはフガクやミコトの子ではなかった…?!

そう考えると、イタチに面と向かって「…さすが、オレの子だ」って言っていたフガクと、サスケには背中を向けて漏らしてしまった…フガクの表裏が合うんです。要するに、イタチに対しても、サスケに対してもフガクは優しかったのです。勿論、本当の子ではない事はイタチには内緒です。

でも、自分の子でないから、逆にそれを悟られまいと、イタチには「…さすが、オレの子だ」と、ついつい言ってしまう…それはフガクの「不器用さ」としっくり来るんです。サスケはホントの子だから「…さすが、オレの子だ」とは言わなかった深い「愛」も理解できる。

そして、フガクは「不器用」だから、イタチにその事を気付かれてるのも知らなかったんじゃないでしょうか。そして、器用で如才ないイタチはフガクにそれを気取られはしなかった。しかし、イタチは、しっかりとフガクの「愛」を感じ、感謝してたとも思います。

そして、イタチの優しさはサスケに対するフガクの素っ気無さをカバーしようとした筈です。サスケは子供だったから、フガクの「不器用さ」とか、複雑なオトナの慮りは理解できようもない…。それは当たり前の事だし…だから、それを理解させる事はできないから、イタチが補完してたんだと思います。

それが「デコトン」だった……。

イタチはフガクとミコトの子でないと仮定して、イタチはサスケの実の兄ではない事になります。それを知った上で、サスケには他人?である負い目を感じさせぬ様に…フガクはサスケを愛しているから慢心せぬ様にサスケには冷たくするし、イタチには疎外感を与えないようにあからさまに褒める…イタチはサスケの虚無感を補うように接したんじゃないかと思うんです。

その意味で、イタチとフガクは非常に似ていました。同じように優しかったのです。ただ、フガクは「不器用」で、イタチは「器用」だった…。フガクはイタチとサスケを同じように愛していたのです。そして、それはイタチも同じだった。つまり…フガクの「…さすが、オレの子だ」と、イタチの「デコトン」は、実は同じ行いだった…?!

そして、イタチにそんな生い立ちがあったのだとしたら、とても悲しい…(仮説ですけどね)。否…切ない(決まったわけじゃないし)。胸が張り裂けそうになる。だから、だから…このまま逝って欲しくないです。イタチには…。もう一度だけでも良いから、サスケにその「愛」を示して欲しいです。

誤解したままなんて耐えられない…。


だから、イタチには何とかして生きていて欲しいです。
サスケに、もう一度、「デコトン」をしてあげて下さい。

そして…あの「言葉」を聞かせて貰いたい…もう一度……。


「許せサスケ…また今度だ」

  
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「禁忌」(虐殺前夜…第三夜)

  
「うちは一族も元をたどれば日向一族に
その源流があると言われている」


「"白眼"てのは日向家の受け継いだ血継限界の一つで
写輪眼に似た瞳術だが…洞察眼の能力だけなら…
写輪眼をもしのぐ代物だ」

中忍試験のヒナタVSネジで(第9巻/117頁)、カカシが「うちは一族」のルーツに言及している描写が残っています。カカシは写輪眼所有者ですから、写輪眼から白眼を観ていますから、こんな物言いになるんですが、大元は「日向一族」で、「うちは一族」はそこから派生した集団であると言えます。

それが、マダラとその弟の写輪眼→万華鏡写輪眼の開眼エピソードに繋がって行きます(以下…第386話「新たな光…!!」)。

幼き頃より二人はお互いの力を高め合い、競い合った

そして二人は写輪眼を開眼し
兄弟の名は一族の中でも
特別なものになっていった

二人はさらなる瞳力の成長を求め競い合い…
兄弟は…ついに万華鏡写輪眼を開眼したのだ
それは、うちは一族始まって以来の事だった

そして兄弟はその瞳力をもって、うちはを束ね
兄のマダラがリーダーとなった

つまり、日向一族か白眼が先にありきで、少なくとも白眼の血継限界から派生した集団が「うちは一族」なのだと思います。そして、「日向一族」と「うちは一族」はこの葉隠れの里の創設により再合流したのです。その木の葉隠れの里の創設の流れもやイタチがサクっと説明してくれました。

この場合の一族はかなり不定形な存在であったと思われ、後々の分類によって便宜的に「日向」だ、「うちは」だ…と区分されているんじゃないかと思います。この場合は、血継限界の括りとして考えた方が健康的かな…と思います。


マダラはその力(真・万華鏡写輪眼)を使い
あらゆる忍一族を次々に束ねていった

そして、忍最強と謳われていた
森の千手一族と手を組み
新たな組織を設立したのだ

その組織が後に木の葉隠れとなる

第一部の描写では「日向一族」は、かなりの格式や由緒がある"名家"でありました。それに対して、「うちは一族」は警務部隊を任されるエリートではありましたが、「日向一族」のようなリスペクトはなく、写輪眼の能力や個人の優秀さに脚光が当たるものの、冷遇されている雰囲気がありました。

イタチの昔話によれば、木の葉創設に於いては森の「千手一族」とマダラの「うちは一族」が基幹的な役割を果たした事が知れますが、それから判断するなら、「日向一族」は「千手一族」に付帯する形で木の葉隠れの里に組み込まれたと考えるべきでしょう。

その後、マダラは千手一族のリーダーであった
後の初代・火影と里の方針を巡って対立

その主導権争いに敗れはしたが
マダラは今も、その瞳力と共に在り続けている

木の葉隠れが「里」と言うコミュニティの態を成すのは千手(後の初代)とマダラが「終末の谷」で一戦を交えた以降と言う事です。元々、「日向一族」は「千手一族」の側近的な役割を帯びていたか、かなり優秀な手駒であったと考えると、現在の木の葉隠れにおける「日向一族」の描写に符合すると思います。

逆に、マダラが抜けた「うちは一族」がマダラを追従する事無く、木の葉隠れの里に残ったと言う事にも判ります。しかし、それが指導者としてのマダラの力量や人間性を否定するものではない事を、「終末の谷」の石像が如実に物語っています。何も見るところのない人間であれば、あんな立派な石像は造られはしません。

そもそも、マダラが千手(初代)と対立したのは穏健派とタカ派の図式で、マダラはかなり硬直した戦闘的な野望に支配されていたのではないかと、僕は考えています。だから、里を抜けたマダラに配下に在る筈の「うちは一族」が追従しなかったのは血で血を洗うような毎日に嫌気がさし、安住の地を木の葉隠れ(=初代)に求めたんじゃないかと思います。

猿飛(三第目・火影)と接する初代の雰囲気は非常に穏やかで、歴代火影が大切にする「火の意志」が代表するように、木の葉隠れは人を非常に大切にします。特に子供を丁寧に育て守ります。実際に、自分が「マダラ」か「千手」かで二者択一を迫られれば、間違いなく「千手」を選ぶし、「うちは一族」が木の葉残留を選択したのは自然な事だと思います。

しかし、木の葉隠れに残留した「うちは一族」は警務部隊を与えられるも、逆に体制側から監視されるような痛い立場に立たされる事になったのかも知れません。問題の「うちは虐殺」にしても、木の葉隠れの里の内部で一族が一掃されるような大惨事なわけで、それがいみじくも「忍」たる者の住む里で起こった事実からは、黙殺された?とする疑念さえ浮かんでしまいます。

木の葉隠れの里の体制と「うちは一族」の温度差は「額当て」の装着状況にも現われていて、「日向一族」のネジやヒナタがもれなく装着しているのに、「うちは一族」は警務隊の分隊長の要職に在る筈のフガクですら、その身には着けていません。額当ての装着は体制に対する「マンセー度」に比例するのは知っての通りです。

新たに"暁"を組織し、その影に姿を隠してな

そして、木の葉隠れの里になるであろうコミュニティーを抜けたマダラは「暁」を発足させます。マダラが「暁」を興した気持ちは何だか良く判ります。マダラは自分がやりたい事を、誰に気兼ねする事無く、自由に成したかったのだと思います。マダラのやりたかった事。それは、ズバリ!!

『世界を征服する…』

それをペインは高らかに宣言したのです(第36巻/184頁)。これがマダラの目的。つまり、それは「暁」の精神なのです。少なくともペインはそれに賛同して、マダラに付き従っているのではないか?と、僕は考えています。しかし、ヒエラルキーとして輪廻眼と写輪眼を比べる時、どっちが上なのか迷ってしまいます。だから、ペインがマダラに服従する関係に関して何らかの理由が必要ではないかと思います。

「尾獣を使って新しい禁術兵器を造るためだ
その術、一つ使用しただけで一瞬にして大国さえも潰せる…
最大最強の禁術兵器をな」

ペインが自来也に明かした「暁」の真の目的です(第41話/89頁)。マダラはこれで「世界征服」をホントにしたいと考え、それを千手(初代)に否定されたんじゃないかな…と思うんです。で、木の葉を飛び出したけど、禁術兵器を造るにはそれなりに人手が要る。その為に「暁」を興した…それは実に自然だと思います。

そして、その禁術兵器が写輪眼とリンクしてる…と言うか、「うちは一族」がそもそも持っていた野望だったんだと思うんです。マダラが示し、一族がそれに従った。これがマダラのカリスマを分厚くしてたとも思います。しかし、千手(初代)の暖かさに絆(ほだ)されてしまった。

木の葉の子供の笑顔を見ると、それは何とも自然な感じがするんです。人は「変化」も好きだけど、「安定」も好きなのです。「安定」に片寄っても物足りないし、「変化」に片寄っても荒んでしまいますから。それって、恋愛に似てますよね(薄笑)。

でも、千手(初代)を選んだ「うちは一族」の選択は、マダラにとっては死ぬ程、辛い仕打ちだったんではないかと思います。一族が自分のカリスマに、大儀に従属してくれると信じてたとしたら、マダラのプライドはズタズタに引き裂かれたんじゃないかな…。マダラは自分を裏切った「うちは一族」を憾んだと思います。

「一人でうちはのアジトに来い」

何故だか、「うちは一族」には「アジト」が存在しました。イタチはそこにサスケを誘(いざな)い、決着を着けると言うのです。「うちはのアジト」と言う場所はサスケにもピンとくる場所であり、イタチに返す事無く納得できる場所でありました。

サスケの捜索をする木の葉小隊の描写からすると、その「アジト」は木の葉里の内部にはなく、かなり懸け離れた場所のようでした。これは「うちは一族」の木の葉隠れ以外での活動があった可能性を示す証拠であり、何らかの拠点になっていた事実を物語っているのです。

そして、サスケを待つイタチは「玉座」に腰掛け、その背後に奇怪な壁画?が飾られていました。その壁画?の中心には「狐」の文字。そして、それを囲むように八本の「渦」が描かれています。この壁画に関してはこれまでも有意なタレコミが多くあって、中でも秀逸だったのが…

「禁術兵器の設計図説」

禁術兵器の設計図

「そう…我々の目的は
例の"九尾"を含め…全てを手にする事だ!!」

第一部の最終頁で(第27巻/65頁)、ペインが言ったように「暁」は全ての尾獣を集めるのがノルマになっているんですが、あの壁画?が「九尾」を中心に、その周囲を取り囲む八本の「渦」が残り八体の「尾獣」を示すものではないかとする仮説です。

普通は「渦」が九本あって、九尾の尻尾?って考えてしまいがちなんですが、「渦」は八本ですからね。これが尾獣のチャクラを示すもので、禁術兵器の理論的な体系を示す設計図のようなものではないかと思うんです。尾獣を集めるのは特殊なチャクラを生み出す為だと考えます。

「"九尾"は最後に封印しなければならないと決められている…
でなければバランスが崩れ封印像が砕け散ると
そうリーダーが言ってました」

四尾の老人を拘束した回に(第39巻/69頁)、鬼鮫が説明していますが、それがこの壁画?に上手く符合しているように見えて仕方ないです。一尾から八尾までの尾獣のチャクラが九尾に集約し、最強のチャクラを生み出す。そして、それを万華鏡写輪眼の「三人」が変換するか、眼球をコア(信管)にしたパッケージを造る(各国に配るみたいなので)…と言うのが、僕の予想なんですが…。

そして、それが「うちはのアジト」にあった事実を考えると、「うちは一族」が禁術兵器の開発をしていた事実を物語っているんじゃないかと思うんです。もしかしたら、世界征服すら目論む一派が「うちは一族」内部にも存在したのかも知れません。それが、サスケの幼い頃(イタチと共にいた頃)にも存在していたのも、描写から読み取れる事実であります。

「十六年前―
九尾が木の葉を襲った事件は
もちろんマダラが起こしたものだ

それも四代目によって阻止されてしまった

つまり…

今のマダラは負け犬だ…

うちはの本当の高みを手にするのは奴じゃない
…あの男、マダラを超え
本当の高みへと近付くのはこのオレだ」

イタチが「九尾事件」について言及するんですが(第386話「新たな光…!!」)、九尾を失ったマダラを「負け犬」だとイタチは言ってるんじゃないかな…と思うんです。つまり、それは禁術兵器の要(かなめ)を意味すると。そして、真・万華鏡写輪眼をイタチが手に入れる事で、今度は自分がそれを為せると、サスケに身汚く伝えるのです。

うちはの「高み」とはこんなに下らないのだと…

イタチはサスケに逆説的に伝えるのです。こんな下らないものの為に「うちは一族」とは揺れ動いて来たのだと。それをイタチは見限った筈。だから、あの時、イタチは刃を突き立てた…。そして、その怒りはあの「夜」に向かった…。

「元来、うちは一族は万華鏡写輪眼の為に殺し合い…
永遠の瞳力を得るために親兄弟で殺し合い
そうして力を誇示し続けてきた汚れた一族なのだ!!

そして、その一族の中に生まれ落ちた時から
お前もこの血塗られた運命に巻き込まれている!!

さあ来い!弟よ!!

オレはお前を殺して一族かの宿命らら解放され
本当の変化を手にする!

制約を抜け、己の器から己を解き放つ!」

お前はオレと唯一無二の兄弟だ

お前の超えるべき壁として
オレはお前と共に在り続けるさ

オレたちは互いのスペアだ!!

お前はこのオレを越えることを
望み続けていた

だからこそ生かしてやる
…オレの為に

「それこそがうちはの兄弟の絆なのだ!」

イタチのあからさまな嫌らしさはサスケを煽り、自分を討たせる為の方便以外の何ものでもないと思いました。何故なら、本心でサスケの眼が欲しいだけなら、こんな前説みたいなまどろっこしい事なんかしないで、さっさとサスケを殺すと思うんです。

なのにイタチはサスケに時間を与え、自分…うちは一族の汚さを切々と説明しているんです。この行いには、サスケの眼を奪う合理性は皆無です。イタチがこんなにもサスケを煽るのは、サスケの心中を察してに他なりません。サスケは心の奥底に「兄への想い」を大切にしまっているのが、イタチには解っていたからなんですね。

「名はうちはサスケ
嫌いなものならたくさんあるが好きなものは別にない

それから夢なんて言葉で終わらす気はないが
野望はある!

一族の復興と、ある男を必ず…殺すことだ」

イタチは自分を貶める事でサスケに火を着けたのです。自分を辱め、サスケに見限らせ、本気にさせたのです。そのオスカーばりのイタチの名演技がサスケのシリーズ中のベストフェイスを引き出すのです。こんなに男らしくて、キリリとしたサスケの顔…まるで成長したみたい…ほんの一瞬でオトナになるよな凄まじい成長を、イタチは促したのです。この闘いは「割礼」の儀式にも似ている。

みんなシビレた…。僕もシビレた…。

サスケのオトナ顔(第386話「新たな光…!!」最終頁)。

「やっと…たどり着いた」

「うちは一族」は『禁忌』に、その手を染めようとしていた…?!



  
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「理由」(虐殺前夜…第二夜)

     
「その写輪眼…
お前はどこまで見えている」(第380話「その面影…!!」)

「では…再現してみろ」(第383話「最終章、そして…!!」)

イタチがサスケを「うちはのアジト」に呼び出し、いよいよ二人の闘いは始まりました。それまで何度か二人の接触はあったんですが、イタチはサスケを焦らすかのように本気ではなく、その度にサスケは袖にされてましたが、「うちはのアジト」での交戦は本格的な衝突になりました。

イタチは現状では「うちは虐殺」の主犯です(笑)。サスケがイタチに復讐心を燃やすのは「うちは虐殺」の主犯であるイタチを葬り去る事がサスケの人生の目的…生きるモチベーションだったからです。だから、サスケがイタチと闘いたい気持ちは良く分かる…と言うか自然です。

しかし、サスケがイタチを追い詰めて闘うと言うのではなく、わざわざイタチが場を設け、サスケと手合わせする理由はやや希薄なところが……どうしても僕には違和感が拭えませんでした。確かに、イタチは「うちは虐殺」でサスケを生かしました。そして、その理由はイタチ自身によって語られています(第25巻/150-151頁)。

「お前が開眼すれば
オレを含め万華鏡写輪眼を扱う者は三人になる
そうなれば……クク
お前を生かしておく意味もある

今の貴様など…殺す価値もない

…愚かなる弟よ……
このオレを殺したくば恨め!憎め!
そしてみにくく生きのびるがいい………
逃げて…逃げて…生にしがみつくがいい

そして、いつかオレと同じ"眼"を持ってオレの前に来い」

つまり、イタチは自分の為にサスケを見逃したと言うのです。そして、それがサスケの万華鏡写輪眼の開眼の可能性によると説明されています。イタチはサスケが万華鏡写輪眼を開眼するので生かし、開眼した上で自分の前に来るように命じてさえいます。

そして、サスケがイタチの前に万華鏡写輪眼を持って現われる事の意味が、サスケとの交戦の中盤にイタチの口から語られました。「少し昔話をしてやろう。うちはの歴史にまつわる話だ」(第386話「新たな光…!!」)と、イタチはうちは草創期にまで遡り、かなり綿密にサスケに説明しています。

そこで語られる万華鏡写輪眼の秘密。万華鏡開眼にまつわる忌わしき条件。開眼後、使用すればする程、封印されていく運命。そして、それを打破し、更なる「高み」を目指したうちはの歴史を切々とサスケにイタチは説いているのです。

「自ら弟の両目を奪い取ったのだ
マダラは新たな光を手に入れた。
そして…もう二度とその眼の光は閉じることが無かった」

「ただし、瞳のやりとりは一族でしか行えない。
それに、この方法で誰もが新しい力を手に出来るわけではない。
これは、その後の多くの犠牲の歴史の上に築かれた事実…」

兄弟で眼を奪い合い、殺し合う…(第386話「新たな光…!!」)。それが、「うちは一族」なのだと、イタチはサスケに告げるのです。そして、同時にそれが、イタチがわざわざサスケを招き、刃を交える理由であると告げる事になりました。

「お前はオレのスペアだ!!」

イタチの目的はサスケの「眼」である(第386話「新たな光…!!」)。イタチが「真・万華鏡写輪眼」(永遠の写輪眼)を開眼する為に呼び出したと言う事の様でした。事実、イタチは執拗にサスケの眼を狙い、何度も「も、もうダメ…」と落ち込んじゃうようなシーンを僕らに提供してくれましたよね(滝汗)。

「…だが…サスケ…
お前はまだオレと同じ眼を持ってはいないようだな」

なのにイタチはサスケの非開眼を察知しています(第385話「万華鏡の秘密…!!」)。そして、これは何もこの場で解った事実なようでもないようで、これ以前にサスケに接触して確認済みの情報であったようにも感じました。その為に、イタチはサスケに接触して探ってたんでしょうし。

確かにイタチが万華鏡写輪眼を開眼していないサスケと闘うのは、そもそもイタチの言動(説明)に反します。しかし、ここでサスケがそれに反応していない事から、非開眼の写輪眼(勿論、三つ巴紋様)であれば、真・万華鏡開眼の条件を満たすんじゃ…と言う憶測を生んだりもしましたね。

しかし、それも退路を考慮しないような、ほとんど片道切符しか持たない決死行のようなイタチの闘い方に却下されました(笑)。イタチが言うように「サスケの眼を奪う」と言うなら、少なくとも自分が生き残るような戦法をとる筈ですが、それが全くの「カミカゼヤロー」でしたから(笑)、イタチがサスケと闘う理由が他に存在する事は「公然の秘密」みたいなものでした。

「本当に…強くなったな……サスケ…」

サスケの"麒麟"をイタチ最後の術"須佐能乎"(八咫鏡)で何とかしのいだイタチが(第391話「雷鳴と共に…!!」)、何とも清々しくサスケにそう告げたのが印象的でした。何だか、その姿を見た時に、僕にはイタチのしようとしてる事が見えた気がしました。

イタチにはこれまでも数々の違和感がつきまとっていました。

ま、元々、イタチの事は微塵も疑ってなかったんですがね…(笑)。ズーッとイタチの「無実」を信じてきましたから…。そして、今回のエピソードでもそれは変わらず、サスケと闘うイタチには数々の違和感が常に噎せ返るような濃度で充満していました。

やはり、一撃でサスケを殺すでもなく、ゼツが違和感を感じるような闘いを延々とイタチが続けて来たのには、明確な理由があるのは明白でした。イタチがサスケの術を一つずつ受け切るように対応して来たのは、サスケを疲弊させるのが、目的であったようです。そして、その奥に本命が潜んでいた…。

「これよ!これを待ってたのよ!
アナタのお陰でサスケくんの抑えのチャクラが消えてくれたわ!
これを機にあの子の体は私が頂く。そして…」

大蛇丸がサスから主導権を奪い返し表層に出て来たのです(第392話「須佐能乎…!!」)。「シャーッ!!」っと威勢よく"八岐の術"までくり出しますが、イタチの"須佐能乎"(十挙剣)の前に瞬殺されてしまうんですが、しつこいくらいにイタチがサスケの攻撃を受けたのは、ズバリ!!サスケの中の大蛇丸を引きずり出し…

サスケの中の大蛇丸を一掃する!!

"須佐能乎"の霊器(十挙剣と八咫鏡)を駆使した神業で、サスケからは大蛇丸の残留思念(チャクラ)や思考(陰陽の陰?)のみならず、左肩に埋め込まれた「天の呪印」すら消え失せていました。イタチはサスケをリセットしたかったんです。そして、洞窟で休む、このサスケの姿がイタチの真意であったのではないか?と、僕は考えています。

「いい流れだ。あとは…
次の脱皮で蛇のままか。それとも鷹に変わるか
見モノだ…サスケ」

週末の谷のマダラの石像の上で黄昏れるトビも(第41巻/26頁)、このサスケのリセットを期待していたかのようです。と言うか、むしろ、この状況をトビがイタチに指示(命令)した?或いは、予見していた…。それが、雨隠れのペイんと小南の顔バレの回にトビがセカセカとした雰囲気で言った…「機は熟した」(第40巻/77頁)だったのかな…と思います。

ここはかなり深い含みがあって、「虐殺前夜」の何夜目かで、それを明解に示せれば良いなと考えてて、もう少し積み上げてから<ドスン>と落としてみようと思います(笑)。ただ、イタチもトビもサスケが大蛇丸に頼った力に満足してる状況を望まなかったようです。それをトビはイタチに受け持たせた…のではないでしょうか。

「見てたならちゃんと撮ってあるんだろうな?」(トビ)

「安心シロ。全テ記録シテアル」(ゼツ)

「後でじっくりと見せてもらおう」(トビ)

トビが次に狙っているのは"須佐能乎"が所有した霊器じゃないかと、僕は考えてます(第396話「自己紹介」)。それは、自分が保有したいと言うよりは、サスケに使わせたくないと考えてるんじゃないかと思うんです。それは大蛇丸が探し求めたように、自分にとって驚異だから?!

トビの不可解な強さを打破するのは、もしかしたら、"十挙剣"や"八咫鏡"なんじゃないかと思うんです。イタチに面と向かってそれを要求しても出さないだろうし、力づくで奪うにも損得勘定で、トビならやらなそう…。それをサスケの儀式と組み合わせることで、一挙に手中の収める事ができた…如何にもトビらしい狡猾な展開にも思えてしまいます。

もっとも、そんな事もイタチには分かっていたでしょうが、それを知りつつ、ここで命がけでサスケと一戦交えたのは自分の死期を悟っての事だったのでしょう。サスケとの交戦での違和感。特にイタチの視野が著しく乱れる描写が何度も見られました。イタチには「最後っ屁」もありますしね(笑)。

そして、イタチはひと肌もふた肌も脱いでしまった…。

何故ならば、それがイタチの生き様だったからです。

だから、サスケから大蛇丸が"八岐の術"で飛び出し、その終盤で大蛇丸がその姿を現した時、イタチはこう言っています(第392話「須佐能乎…!!」)。この吐露がイタチの本当の目的を露呈したんじゃないでしょうか。つまり、万華鏡を持たないサスケの相手をイタチがした本当の理由です。

「…出るものが出たな…」

イタチはチャクラを使い果たした状態でしたから、デイダラが最後の大爆発を繰り出したような理屈…つまり、自らの命を燃やすような方式で"須佐能乎"を発動していたんじゃないかと思います。そして、その死を厭わない行動を持って、サスケから大蛇丸と言う「魔」を祓おうとしていたのです。

事実、"八岐の術"が発動された時も、イタチは「この感じ。大蛇丸の八岐の術か」と言っていて、感じてるだけなんです。それは何故かと言うと、既に視覚を失ってたんだと、僕は考えてます。眼球も万華鏡でも写輪眼でもない白目をむいたような痛々しいものでした。

「サスケ…お前の術はこれで…終わりか…?
かくしている力があるなら…出し惜しみはしなくていいぞ…」

イタチはこの前にわざとサスケの自尊心をくすぐるような物言いで、大蛇丸にサスケが縋るように誘因すらしていました。それに焦ったサスケは自棄になって大蛇丸を封じ込めていた「抑えのチャクラ」を意図的に外してしまったんです。文字通り「自棄のヤンパチ」でしたね(笑)。

でも、こう言う見下したような物言いが嫌らしく感じれれないのは、やはり、サスケを想う大きさがイタチにあるからだと思います。人の気持ちって見えるから不思議なんです。何故かは解らないけど、見える。イタチには悪意や邪気がないですよね。それはみんな解る事だと思います。

そして、呆気無く大蛇丸を封印したイタチは、ズリズリとサスケに迫ります。一応、サスケの眼をもらうなんて虚仮威しな事は言いましたが、結局、デコトンをしてサスケの足下に崩れ落ちてしまいます。そして、それが洞窟のトビとサスケの対面時に発動した"天照"のトラップの仕込みである事が解りました(第397話「真実を知る者」)。

「仕上げだ…サスケ」

この言葉の後、イタチはサスケににじり寄り、デコトンをします(第392話「須佐能乎…!!」)。今ならば解る。この言葉の意味。重さ…。優しさ。暖かさ。イタチは命がけでトビ封じのトラップを仕掛けたんですね。イタチは最後の最後まで、サスケの為に命を燃やしたのです。何も厭わなかった。

そこにはサスケに対する想いしか、もはや存在しなかった。
自分以外の為に全てをかけられる…。命だって燃やせる…。

これを「愛」と言うのだと…
イタチは…言葉ではなく、その行いで示した…のです。

そして、僕らは確かに感じた筈です。

サスケはイタチに守られていたのだと…。


 
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「生死」(虐殺前夜…第一夜)

   
「いや、聞いてもらう
いや、お前は聞かなくてはならない!
それがお前の義務だ!

忍の世の為
木の葉の為
そして何より弟のお前の為に全てを懸けた―
兄・うちはイタチの生き様を!!」

トビが何故、サスケにこんな話をするのか?(第397話「真実を知る者」)その真意は真っ暗闇の中ですが、このエピソードの最初に見せた"天照"の仕込みから判断するなら、イタチはトビがサスケと接触する事を良しとはしていなかった…少なくともそれは確かだと思います。

もっとも、その仕込みがこれからサスケを懐柔する為の前フリだとする考えもなきにしも在らずですが、それだと、ちょっと回りくどい。サスケがその光景からイタチの慮りを連想するのは、逆にこのサスケの疲弊したタイミングを突いていると考えられるトビの周到さにしっくり来ないと思うんです。

だから、トビはホントの事を言おうとしてるんじゃないかな…。そして、そのホントの事がサスケにもたらす結果をトビは欲しているんじゃないかな…と思うんです。それはつまり、全てがトビの計算の上に成り立っているんじゃないか?と言う読みです。トビの狙いはズバリ!!サスケ。それは確定かな。問題はその目的になると…(黒汗)。

「その眼で九尾を手懐けた最初の男
オレの相棒であり師であり不滅の男」

遅くとも「九尾事件」からマダラ(トビ?)は木の葉に関与していた(第385話「万華鏡の秘密!!」)。そして、イタチとも(遅くても)「シスイ事件」の辺りには接触があった筈。そして、「師」「相棒」と言う二面性にマダラと言うキャラの持つ流動性を感じている…それはある種の疑惑として、「暁」の新入りとしてトビが現れた時点から、数々の憶測と共に現在に至っています。

トビの正体に関しては別の考察にその仮説をまとめたのでご参照下さい。他にも諸説(フガクとか、四代目とか)あるかと思います。ま、弁解みたいだけど、ここまでトビが外見…容れ物としての身体が「借り物」と言うか、本物とは思えない本能的な反応が読者側にあって、それがキッシーの思う壷でも疑ってしまう…文字通り「ツボ」にハマってるんです。

「そうなれば全てが本来の姿に戻るのだ…
写輪眼の本当の力が…この、うちはマダラの力が」

雨隠れのペインと小南の顔バレの息み(第40巻/95-96頁)もうそうですが、何よりトビの命令の仕方、部下の叱り方が何とも受け入れ難いのです。妙にセカセカした物腰はとても「高み」を知る人には見えません。詳しくは、このシリーズできっちり示そうと思います。

さて、問題はイタチです。イタチはホントに死んでしまったんでしょうか?トビは「イタチの死体」(第396話「自己紹介」)と言ってますし、サスケにも「死ぬ前」(第397話「真実を知る者」)と言ってますから、死んだ…と言う認定かと思います。思います…が、思いたくない!!(そう思いませんか)

イタチVSサスケの決着が着いた時のゼツ(白)と(黒)のやりとり(第394話「サスケの勝利」)に、僕は一縷(極々僅か…ほんの少し…でも、全く無いわけじゃない)の望みを託しています。

「イタチが倒れた…?」(白)

「え?…うそ…!?あれって…イタチ――」
「死んでない?」(白)

「サスケノ勝チダ」(黒)

「どうにも腑に落ちないんだけど…」(白)

「何ダ?」(黒)

「イタチの強さってこんなもんじゃなかったでしょ…
本来の動きじゃなかったし…様子が変だってお前も言ってただろ?」(白)

「…確カニ…
カワセルハズノ攻撃ヲカワセズニ、戦闘中ニ何度モ吐血…
イタチハ元カラ何ラカノ重大ナダメージヲ負ッテイタノカモ知レナイ…」(黒)

「それって写輪眼の使い過ぎが原因?」(白)

「イヤ…ソレハ断定ハ出来ナイ……」(黒)

「もう少しでサスケの"眼"を取れたのに…」(白)

で、メラメラと燃え盛る"天照"。それに焼かれる大蛇丸の"白蛇"。それでもサスケの足下に崩れ落ちたイタチをして、ゼツは「死んでない?」と言いました(正確には思った…)。でもそれは、"天照"は自律的に命令を実行する術だから、イタチは「死んでるんじゃないか?」と言ったとするのが大方の見解ではあるんですが…。

ゼツの内部的な不整合さが存在して、イタチは「死んでないかも知れない」って感じててくれたら良いな…と思ったりしています(笑)。それにはキッシーがジャンプフェスタでリークした?イタチの「タヌキ」(でしたっけ?)にも大きな期待があります。それに、ゼツの(白)と(黒)の話を何度読み返しても、どっちにもとれちゃう…(汗)。「死んでない?」だって疑問形だしね。

何より…。何より…です。

イタチはちゃんとサスケにお別れができてないんです。最後のデコトン(もどき)も「エッ?!」(これでホントにお終いなの?)って感じだったし、「・・・・・・」とモゴモゴしたのも、サスケに伝わったみたいだけど、サスケは半信半疑?(それか伝わってないかも知れないし)このままイタチとサスケがお別れ…って言うのは悲しい…と言うか、いたたまれないッス。

だから、希望。熱望。切望。願望。何でも良いですよ。イタチにはタヌキでも何でも生きてて欲しいです。でないと、こんなに黙々とひた向きに歩んで来たイタチが遣る瀬なさ過ぎる。何度でも言うけど、イタチが御臨終した決定的な描写はないです。死んだかも知れないけど…。逆に死んだってのもないと言えます。

それにイタチを「死んだ」とするトビが、ちょっとした綻びを露呈してる描写があるんです。あのサスケの左眼に仕込まれた"天照"の攻撃を必死に逃れて生還した時です。結構、慌ててましたよね。その時、トビはこう言ってるんです(第397話「真実を知る者」)。

「イタチの最後ッ屁ってやつだな…
オレには通用しなかったが…」

「最後っ屁」ですからね。僕も子供の頃、近所のネコにビリビリのウンチ、頭から浴びせられた事ありましたよ(笑)。その時は泣きながら帰ったっヶ。お気に入りの帽子とセーター汚されて悔しかったんだよね(遠い目…)。ネコをからかって追い掛けて遊んでたんだな…。ネコはまんまと逃げちゃいましたよ。でも…そうなんですよ。

「最後っ屁」って、
目くらましして逃げる為にお見舞いするものですからね…。

イタチ…僕は「生きてる」と信じてる!!


 
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ナル×ジャン業務連絡(頑張ってるよ!!編)


こんにちは!ナル×ジャンのケルベロスです。

マシンは(一応)復旧。ご心配をかけてしまいました。
現在、2週間のブランク対策に奔走しております(汗)。

仕事はどげんなっとるんじゃ?!(極、稀に忙しい…)

サスケとイタチ…。二人のこれまでに急速潜行中です。
コミックの25巻。持ってない人はブック○フに急行して下さい。
僕も何度も何度も読み返してます。
間に合うのか?!
その前に身体は持つのか?!

では、では。

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第397話「真実を知る者」

  
「うちはイタチの真実を知る者だよ」

洞窟の中。お面を外すトビ。左眼だけ"写輪眼"が覚醒したサスケ。次の瞬間、サスケのその左眼に変化が起こります。<ジワッ>っと、血の涙が流れ出てきます。しかも、三つ巴の"写輪眼"の文様が更に回転し、変化して行く………これってまさか!万華鏡写輪眼?血の涙が溢れ出し、サスケの左眼の文様がイタチの万華鏡(である筈の)の手裏剣文様に変化します。

「まさか!?」

更にサスケの左眼の血の涙が増量。やはり、これはイタチの万華鏡瞳術"天照"。トビがそれを察知した瞬間、肩口が<ボッ>っと発火現象が…!!しかも、黒炎。あの七日七晩燃え続けると言う…消す事のかなわない漆黒の炎。"天照"の炎がトビを包んで行きます。

「ぐあ!!」

<カラン>と音を立てて地に落ちるトビの面。トビは勢い後ろに倒れ苦しみます。"天照"の黒炎は消せない超高温。それはトビにも脅威の筈です。一方、サスケも突然発動された左眼の"天照"の反動に「ぐっ!」っと、左眼を押さえながら苦しんでいるようです。

「ぐおおおぐっ!!」

洞窟の闇にもんどりうって倒れたトビの苦しみ、もがく声が聞こえます。そして、「うっ!」と言ううめきに変わり、やがて沈黙に。もしかしたら、燃え尽くされたのかな…。サスケも初めて味わう万華鏡写輪眼の反動に身体を小刻みに振るわせながら、その痛み(?)に耐えます。やがて、サスケの万華鏡の文様も三つ巴文様に変わり、普通の黒目に戻ります。

洞窟の地面に転がるトビのお面。肩で息をするサスケ。

「な…何だ…今のは?」

洞窟の暗がりに目を落とし、トビの気配を探しているのか、それが感じられなくてサスケは安心したようです。もっとも、あれだけドタバタとした中で、床から飛び出る事もなく、サスケは上体を起こしたまま、首を動かすのがやっとと言うくらいに疲弊しているようです。きっと、チャクラも底をついている状態?

なのに、サスケは万華鏡写輪眼を発動させ、"天照"を放った…。

「イタチがお前に仕込んだ"天照"だ」

この疑問に答えながら、その声の主は地面に転がったお面を取り、顔を伏せるように<クイッ>っと装着してしまいます。この時、先に右目の写輪眼を曝し、右眼周辺を顔バレさせた大盤振舞いとはやや温度差を感じてしまいます(この一連のトビの描写は要観察です)。何か、サスケには見せられない…そんな気配も感じますよね。

やはり、先ほどサスケの左眼が発動した瞳術は"天照"だった…ようです。しかし、何故、急にサスケが万華鏡瞳術を発動できたんでしょうか。しかも、その文様はイタチの手裏剣文様でした。万華鏡写輪眼の文様はこれまでの観察によると個人の個性のように各個の文様がある。つまり、あの手裏剣文様はイタチの固有の文様の筈(サスケの文様はもっとシャープでカッコ良いのを期待しちゃいます)。

「!!」

トビの出現が意外だった…サスケはその驚きを隠しきれません。サスケも"天照"を実際にその身に浴びてますから、威力は知っています。"天照"の黒炎に焼かれ、洞窟の暗闇に沈んだトビの気配は一度消え失せた…とサスケは感じていたのではないでしょうか?あの漆黒の闇から、それを見つめる視線を逸らしたサスケには安堵があったように感じました。

「さすがイタチだ。死んでなお驚かされる
ここまでの手を打っておくとはな…」(トビ)

ここで、ちょっと問題提起です…。イタチの「死」について…。

(え?…うそ…?あれって…イタチ―)
「死んでない?」(第394話「サスケの勝利」)

イタチとサスケの死闘に終止符が打たれた回で、ゼツ(白)がイタチの死を疑問視しています。表記が「漢字+ひらがな」なので、確実にゼツ(白)です。そして、それに(黒)が反応していません(「サスケノ勝チダ」と言うだけでした)。つまり、(白)と(黒)の意識は個別に存在して、100パーセントの通通ではない…と言う事ではないでしょうか。

つまり、(白)は自分が発見したイタチの兆候を秘匿したんじゃないか?と言う疑惑です。それをことさら取り上げるのは、その情報がゼツ内部だけでなく、トビに対しても伝わっていない点です。これもむしろ秘匿されてると考えた方が良いかも知れません。つまり、盤石に見えるトビとゼツの関係性も、イタチとトビのそれのように怪しい…と思われると言う事。

この仄かな温度差はこのエピソードの全編に渡って感じられます。それを具(つぶさ)に観察して行くと、徐々に大きな違和感へと成長して行くのです。「暁」はオトナの集団だから、難解な人間関係があるのか?それか、もっと大きな思惑を引きずって脈動しているのか?将来的には内部分裂ってのも視野に入れつつ、要観察…と言う事で……(笑)。

その時、鬼鮫ッチはどうするのか?(トビがイタチを監視してた可能性が濃いから…)でも、鬼鮫はイタチマンセと考えたいんですよ。個人的には…。何かキモ可愛いじゃねーですか。彼って。もっと大変なのはゼツ…ですよね。まさか!!白と黒で分裂するなんてあったら困る…しね(笑)。その時は、パックリとアロエが割れる?!(笑)

「………一体…何のことだ?」(サスケ)

「お前に術をかけていたのだ。
オレを殺すためだ…
いや、お前からオレを遠ざけるためとでもいおうか…」(トビ)


「?」(サスケ)

やはり、トビを焼いた黒炎…"天照"はイタチの「仕込み」のようです。そう言うトビの分析なんだと思います。イタチがサスケに術を掛け、"天照"を発動させた…とすれば、万華鏡文様がイタチのそれであったのが解せる…。一瞬、サスケが万華鏡写輪眼を開眼してしまったのか?と期待(落胆?)してしまいましたが、そうじゃなかった…。

イタチがトビの暗殺まであるとトビがあっさり言ってしまってます(笑)。ここで、トビが示すイタチとの距離感に僕は注目していて、それはイタチがサスケに言った「マダラ=負け犬」に上手く符合しています。そして、そのトビがサスケから自分を「遠ざける」と言っているのです。つまり、イタチはサスケとトビが接触する事を良しとはしていないと言う事になります。

その配慮はサスケから大蛇丸を引きずり出し、わずかに生き延びようとした白蛇すらも焼き尽くした"天照"の黒炎が如実に物語っています。イタチはサスケに憑こうとした(居座った)大蛇丸と言う「魔」を祓ったのです。それはトビについても同じだった…と言う事です。お兄さんなんだな…イタチはサスケの事を思いやるお兄さんだったんだな……。

「おそらくお前がオレの写輪眼を見ると
"天照"が自動的に発動するように仕掛けたんだろう」(トビ)

「……?」(サスケ)

だから、トビは仮面をしたまま、写輪眼を隠しているのです。さっきの"天照"の発動がまた起こらないとも限らないですから("天照"がもうない…とするのは安易な思い込みに近いです。一回切りかも知れないけど、それを検証はしていません…よね)。それを警戒しての用心だと思います。狡猾(こうかつ)なトビが上手く表されてます。

或いは別の理由があるのか?つまり、今のトビはさっき顔見せして、"天照"に焼かれた個体とは違う…?!例えば、"天照"の攻撃で焼かれる前の身体に戻る。これは「時間軸」に対して任意に関与できるなら可能なんです。トビの不可解な攻撃回避にはいろんな憶測があるんですが、今回の描写には多くの示唆があるよに感じます。

(さすがのイタチにもオレの全ては知られていなかった…でなければ死んでいた)

先にトビが醸したイタチとの微妙な距離感。それと考え合わせると、トビとイタチは一枚岩ではなかった…。むしろ、お互いを探り合うような関係だったと考えるべきでしょう。そして、先の"天照"の攻撃はかなりヤバかった…。それを何とかしのいだトビにもペイン同様に「秘密」があり、それに守られている…と言う事が判りました(この場のトビの物言いは自来也を打倒したペインのそれに酷似しています)。逆に、ペインもトビも、その「秘密」を見破ればやっつけられる…ちゅう事でもあるのね。

「イタチの最後っ屁ってやつだな…
オレには通用しなかったが…」(トビ)

「……だから…何の話をしている?」(サスケ)

「イタチは死ぬ前、お前に何かしたハズだ」(トビ)

「!」(サスケ)

サスケはトビの言葉にイタチとの決戦の終盤のデコトンを連想しています。もしかしたら、その直前にイタチがサスケに託したであろう「モゴモゴ」も、この瞬間、サスケの中で咀嚼できたのかも知れません。イタチはデコトンと共に最後の力を振り絞り、サスケをトビと言う「魔」から護る力を授けて行ったんですね。イタチが塗り付けた血に何らかの役割があったのでしょう。

「最後…お前のために己の瞳力をお前の中へ注ぎ込んだのだ」

サスケに"写輪眼"が備わっていて、万華鏡をうっちゃるようなポテンシャル(潜在性)があってこその仕込みではあったんでしょうが、イタチは最後の最後まで、サスケの事を思いやり命がけの行動をしていた事になります。そして、トビはゼツから一部始終の情報(映像)提供はまだ受けていないようです。だから、"天照"のトラップは図らずも浴びてしまった。

ゼツにトビが交戦の一部始終を要求したのは、こう言うトラップや怪しい予兆がなかったか知りたかったんでしょうか。でも、それが主たる目的であるなら、この場に来る前に見てくる筈だし、あのこだわりは別の目的があるんじゃないでしょうか?僕はイタチの使った「霊器」をトビが我がものにしたいと考えてるんだと思ったんですが……。

「何を言ってる…?…一体…何が言いたい?
どうしてイタチがそんなことを…」(サスケ)

「分からないのか」(トビ)

「!?」(サスケ)

「お前を―守るためだよ」

トビとイタチに隔たりがあって、決して同胞と言えないような状況である可能性をこれまでの描写で感じてきました。しかし、トビはイタチの行動の本当の意味をサスケに伝えようとしてるかのように感じてしまいます。それは、トビはイタチが死んだと確信してるところにあるのかな。でも、どうして今更、トビはサスケに「本当のイタチ」を伝える必要があるんでしょうか?

「………」(トビ)

トビの描写に注目!!トビのお面の穴がサスケの反応を無言で観察してるみたいに見えませんか!?この描写はこの後、もう一度出てきます。今、こうしてサスケをひどく混乱させてしまうような情報を伝える本意と共に、トビのこの行動は意味があると感じます。トビが何を求めているのか?それはトビの行動を観察する事で見えてくるんだと思います。

「…………守る?守るだと…!?何の冗談だ…?」(サスケ)

「もう一度言う。お前は兄の事を知っているようで何も知らない」(トビ)

「………」(サスケ)

サスケはイタチの事を「クソヤロー」(第384話「二つの道…」)と思ってますから(笑)、今更、こんな風にイタチを擁護するような事を言われても…。それに「守る」って、イタチは終始、サスケの眼を執拗に狙う"写輪眼"フェチでしたから、サスケにはトビの言葉がしっくりとはこないわけです。

しかし、サスケも本心ではイタチを「優しい兄」だと信じたい…部分があるから、こんな揺れ方をするんですね。それはこれまでイタチを信じたいけど、信じがたい…。サスケの左眼を穿った時(第387話「現実…!!」)には、こっちまで「ぐぁああああっ!!」になってしまったのと何だか似てますね(笑)。

「それ以上ふざけたことをぬかせば、お前を殺す!」(サスケ)

「どうやら一筋縄ではいかなそうだな。ま、無理もない…
怪しげな奴にこんなことを急に言われてもな
だが…オレの話していることは事実。
イタチからも聞いただろう?あの夜の協力者の事を…」(トビ)

「あの夜」とは「うちは虐殺」。イタチが何一つ語らず逝ってしまった?から、もう迷宮入りは必至の様相だったんですが、トビが話してくれるってんなら、聞こうじゃないですか。イタチにツラツラと言い訳されるのは何だか嫌だったし、丁度良いから、全部話してもらいましょう!あの夜の真相を。うちは虐殺の「闇」を…。

「………」(サスケ)

「オレがそのうちはマダラだ」

サスケは凍り付くんです。この言葉を聞いて…。それはトビがマダラだった…と言うところではなくて、マダラが「うちは虐殺」の共犯であり、サスケが殺すべきもう一人の「うちは」だからだと思うんです。それで、心なしかサスケに「力」が戻って来てる。サスケのモチベーションって、これまで「復讐」に支えられてましたからね…。

それと、トビは自分でマダラと言ってますから、マダラなんだとは思います。でも、何故、お面なんかするんでしょうか?不滅の「真・万華鏡写輪眼」の開眼者である強者が…ですよ。それが、自分の素性を隠したり、「秘密」で自分を守ったりはしないんじゃないかと、どうしても考えてしまうんです。特に説明もないし、その疑問は拭えませんよね。

だから、トビの「今の貌」に、ワンクッションを期待してしまうんです。それが、オビトであったり、ダンゾウであったり、シスイだったりするだけです。それはマダラの容れ物に対する深読みであって、仮の姿に対する想像で、決して「中身」に対する言及ではない。別に、その仮説がみんな違ってほんとにマダラだった…でも別に良いしね(笑)。

ただ、その場合は延命のカラクリとか、何故、お面をして自分を秘匿する必要があったのか…などの疑問にしっかり答えうるような種明かしが必要だし、あるべきだと思います。かなり分厚い謎に覆われたキャラだから、こんな風な憶測を呼ぶんだけど、いろんな可能性を考える事は楽しい事だと思います。キッシーも明らかにそれをオプションとして、それを提供してくれてるんだしね。

「トビ=マダラ」はアイデンティティの考えで言うと、トビが「マダラ」と自分で言った時点で、トビ=マダラなんですよ。誰が何て言おうと、「自分は自分」ですから!それがアイデンティティなんだけど、その境地を言うなら、逆に、「トビの正体」を考える行いに対して不快感を露(あらわ)にする輩(やから)にもアイデンティティなんてのは存在しないとも言える。近くにリアルで居る子なら抱きしめてあげられるのに…。それが、僕は…ちょっぴり悔しいよ。

これは一種の「悲鳴」なんだから…。


「イタチのことなら何でも知っている
…まぁイタチはそのことに気付かずに死んだがな」

トビのこの言葉から、イタチに対してトビがかなり警戒していた事が伺えます。トビはイタチを見張っていたんですね。イタチだってトビに"天照"のトラップを仕掛けてたくらいですから、かなり警戒してたんですね。でも、何らかの事情があって二人は行動を共にした。ま、それをこれからトビが説明して行こうと言うんでしょう。

もし、イタチがトビの全てを掴めたのであれば別の選択肢もあった事でしょう。だったら、こんな悲劇的な結末にはならなかった筈です。それは、恐らく「シスイ事件」に遡る話でしょう。先週の時点で、今週こそ、その「真相」が語られるものと期待しておりましたが、どうやら僕が甘かった…(笑)。

「うるせェ!!そんなことはもうどうだっていい!!
オレの前から消えろ!!」(サスケ)

サスケの慌て方は、トビが言おうとしてる事に先回りしてるんからなんです。サスケはイタチを自分の手で殺してしまったと思ってますから、それは困る!と慌ててるんです(笑)。そして、それにイタチに対する仄かな期待が混ざってるからややこしいのです。全く、愛憎ってベクトル(方向)が違うだけで、同じ成分でできてるから…ややこしいの…ね。

「いや、聞いてもらおう
いや、お前は聞かなくてはならない!
それがお前の義務だ!」(トビ)

しかし、トビが何故、こんな風にイタチの誤解を解くような情報をサスケに伝える必要があるんでしょうか?僕は今回のエピソードで終始、その事が気になって仕方なかった。トビの認識ではイタチはもう死んでいます(ここにゼツの思惑が絡んでいる疑惑がある…)。その死んだと考えるイタチの汚名を晴らす事が何らかのメリットをトビにもたらす筈です。

それは何なのか?

それが、トビの描写を具(つぶさ)に観察することで見えてくる。トビのお面。うずまきの中心の黒い穴。その闇にうごめく"写輪眼"………。そして、トビのその思惑は奇妙な「間」を生み出しています。先にもあった…まるでサスケの反応を観察するような不自然な「間」です。それがここでもう一回。

「………」(トビ)

サスケはイタチを一族殺しの「クソヤロー」と思ってますから、殺した事は本望な筈です。それが、ここに来て揺れてます。それはトビの情報がもたらしている事は明白です。サスケがイタチの本当の姿を知る事で起こる事…。それがトビの狙いである事も容易に察しがつきますよね。

トビはサスケを後悔させようとしている!!

そして、それがサスケの"写輪眼"に変化をもたらす引き金になる予感。サスケに本心で後悔させる事で、サスケに万華鏡写輪眼(か、それを超えるような新たなる文様)を覚醒させようと言うのがトビの本当の狙いなんじゃないか?と、僕には思えてならないんです。それで、重大な情報をサスケに伝えた後、トビは「………」と間を置き、サスケの眼を観察しているんじゃないでしょうか。

「忍の世の為。木の葉の為。
そして何より弟のお前の為に全てを懸けた―
兄・うちはイタチの生き様を!!」


さて、全国のイタチファンの皆様。どんな形ではあれ、イタチさんの汚名が晴らされそうな気配であります。サスケの眼を穿って「ぐぁああああっ!!」と一緒に身をよじらせて悶絶したり、サスケを"天照"の黒炎で燃やしてしまったイタチさんに気持ちが折れそうになってしまった幾星霜。苦しい時も、絶望的な描写も常に「幻術、幻術…」と、心を鬼にして一緒にやり過ごしてくれた皆々様。とうとう、その時がやって来ました!!

イタチさんが「クソヤロー」な筈、ないじゃないですか!!

イタチさんはやってない!

イタチさんを信じてくれた方々。ほんとにありがとう!!友よ!!同志よ!!僕も信じてましたよッ。(お面のトビは怪しい限りだけど…)さあ、語ってもらいましょう!「シスイ事件」から「うちは虐殺」。そして、イタチさんが歩んで来た「闇」を……!!

って、思ってたら「次号は作者取材のため休載させていただきます」って、もしかしたら、拷問ッスかぁ?『ちゃんと説明してから取材に行くくらいの気遣いをしてみやがれッ!!』(←シカク風)ホント…二週間、何して過ごせって言うんだよ……(それに…今週だって特に進展はなかったものね)。

……取材って、ワイハとかじゃないよね…………(笑)。
 何か「考察」でも練って誤摩化すしかないかな……(脂汗)。多忙の筈なのにね…(笑)。

  
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トビの正体(今の貌)について

   
トビ=マダラについて、次週からその核心に迫る描写がある事を期待しつつ、これまであれこれ囁かれた「トビの正体」に関する諸説について整理してみましょう。僕は元々、思いっきり単細胞なんで、端っから「トビ=オビト」に固着するようにハマってたんですけどね(笑)。

トビはマダラなのに、それ以上何を騒ぐのか?と言う素朴な疑問がありますが、「写輪眼の本当の力が…。このうちはマダラの力が」(第364話「狙いは…!!」)なんて自分で言ってますからね。今は本来の姿でないか、本来の力を発揮できない事情がある…万全じゃない=仮の状態にあるんじゃないかと読み込めるわけです。

それに、マダラだったら「不滅」の真・万華鏡写輪眼の開眼者の筈。何も仮面で顔を隠す必要もない。堂々と顔バレして悪事を働けば良いと思うんですね。本当の強者であれば、身を潜めたりしないし、例えば顔が傷だらけだったり、火傷ですっごい事になってようとそれを隠したりしないと、僕は考えています。

しかし、自分の本領を秘匿する事が目的達成に合理的整合性があるとしても、だとしたら、雨隠れでペイン(壱)と小南が顔バレした時に、あんなに息んで、高らかに自分の野望を誇示したりはしない筈です。僕はあの息み方(第364話)を見て、トビのさらに奥にホントの「黒幕」が居るとすら思ってしまったほど、トビが小物に見えたものでした…。

ただ、「暁」クラスの海千山千の忍が従うような大義や期待感がトビにはある筈なんです。そんなこんなを考えると、トビは今、本来の姿を取り戻す過渡にある…と考えてしまうわけです。何せ、マダラって初代と組んで木の葉を興した人ですから、下手したら100年程度の時の中で力を維持してる事になりますから、そこには何らかのカラクリが必要になる。そして、今はそのカラクリの考察をしてるわけです。

でも、先週、とうとうサスケの前でトビが仮面を外しました。そこで右眼とその周辺が明らかになって、眉毛は細いし、眼の下にシワっぽい線が描かれていて、何だか年の人っぽかったりしてます。語り口も落ち着いてて年配の雰囲気もある。もし、トビがオビトだったらカカシより一つ上の年齢なだけだし、ちょっと違うな…と考えたりしています。

写輪眼の因縁にカカシが組み込まれてて、それにオビトが絡んでくるストーリーって、愛憎が溢れてて僕は好きなんだけど、それって、カカシを苦しめる"ドS"な考え方なんだな。もしかしたら、カカシに眼を与えるエピソードすら、写輪眼を一度他者に託し、それを再び受け取る事で変化が起るなんて罪な展開ってのも写輪眼らしいってのもあるんですけどね。

で、これまであった「トビの正体」に関する諸説を上げると…。

トビ=オビト説
  1. 髪の毛の感じや戯けた仕草などの外観が似ている

  2. 右眼の部分のみに穴が開いた仮面を着けている(左眼はカカシに)

  3. 名前が「トビ」(tobi)「オビト」(obito)が微妙にパラグラム

  4. 終末の谷の例の黄昏れではトビがタカ(サスケ)を期待してる…

  5. 兎に角、登場当初からめちゃくちゃ怪しかった(笑)

トビ=ダンゾウ説
  1. やっぱり、ボソボサでツンツンな髪型がちょっと似てる(笑)

  2. 包帯で右眼を隠しているのは写輪眼を隠してる?(ように感じる…笑)

  3. 木の葉の穏健派に反目するタカ派の急先鋒=マダラ親派?

  4. 仮面を外したトビの右眼のシワとかは年配っぽい(おっちゃんぽい)

  5. 木の葉の初代の系統(千手系)に遺恨があり、現状の木の葉に不満?

トビ=シスイ説
  1. イタチがマダラを「師」と崇拝し、「相棒」と慕っている?点

  2. 同じようにイタチはシスイを「兄のように」慕っていた

  3. 「シスイ事件」で死体があがっていないらしい(ホントに死んだの?)

  4. 「瞬身のシスイ」の通り名がトビの瞬間移動と上手く符合する

  5. オビトでもダンゾウ(疑惑)でもない…写輪眼保有者の消去法


で、僕は元々、「トビ=オビト親派」なんだけど(笑)。先日、拍手のコメントで「シスイ説」が急速浮上で、言わば「赤ペングリグリのガチガチの鉄板」状態です(←この場合は1000円くらいは間違いなく買っとくべき状況です…笑)。問題はその根拠にあり!(←ココ!!とても重要な部分なんです)。根拠のない予想とか考察って意味ないですからね。

大体、インターネットの記述で「予想」ってかなりあるんですけど、根拠のない予想って、多いんですよ。良くあるのが「~気がする」って論調のもの。「取り敢えず言っとくかァッ!!」みたいな…(笑)。もう予想ですらない。当てずっぽ。例えば、「シスイ説」なんかだと、誰かが「オビト」とか「ダンゾウ」って言ってるから、僕は「シスイ」みたいな感じで、正に根も葉もない…ちょっと情けない考え方ですね。

「マダラ…一体、何者だ?」(サスケ)

「その眼で九尾を手懐けた最初の男
オレの相棒であり、師であり、不滅の男
そしてこの万華鏡写輪眼のもう一つの秘密を暴いた唯一の男
それが、うちはマダラだ」(イタチ)

イタチとサスケの対戦の中でイタチの口から語られたマダラ(第385話「万華鏡の秘密…!!」)。その直ぐ後に「今のマダラは負け犬だ…うちはの本当の高みを手にするのは奴じゃない」(第386話「新たな光…!!」)で覆したりややこしいんですが、この心の距離感が別の形で過去に描写されてたんです。

「昨夜、南賀ノ川に身投げして自殺した、うちはシスイについてだ」

「会合に来なかったもう一人がそのシスイだ
確か、お前はシスイを…実の兄のように慕っていたな」

サスケの回想で、うちはの上役の三人が自宅に押しかけて尋問した時の台詞です(25巻/90頁)。「オレの師であり…」と言うイタチの言葉はそのままサスケがイタチに対して期待している内容であり(イタチがこの言葉を吐く時、サスケは<キッ>っとなってるんです。それは強ち、イタチの万華鏡に対する警戒だけではなかったと言う事ですね)、それが回想の「シスイ事件」に関する言及だった事にハッとせざるを得ませんでした。

つまり、イタチが殺した(「そのお陰でこの"眼"を手に入れた」とする逆接…25巻/149頁)とするシスイは、何らかの形でマダラが関与していて、マダラが過渡にある前提で、その受け皿として利用されている可能性があるとする考えです。だから、イタチがマダラと言う?トビは体はシスイで、中身はマダラと言うよな状況にあると言う事です。

だから、「師であり相棒であり」(←これはシスイを指している)と言いつつも、「負け犬」(←これはマダラを言っている)と言ってしまうアンバランスなイタチの発言が肯定されるのです。ここを飲み込むと、その裏のシスイに対する後ろめたさみたいなものも合点が行きますよね。非常に微妙な符合ではあるけれど、この二つの言葉は表裏にあるんじゃないかと、僕には思えてなりません。

でも、カタルシスがあるのは「トビ=オビト」なんですけど、「トビ=シスイ」も面白いなと思うんです。「ダンゾウ」も捨てたもんじゃない(笑)。結局は不完全な状態にあるであろうマダラが利用してる…と言う考えが根底にあるんですけどね。その仕組みや秘密を考えるのは楽しい事です。描写の欠片を拾い集めて貌を探していく…。古代の土器のモデリングにも、それは似てる…。それが「考察」って言うもんだと思います。

次週のトビ(マダラ?)の吐露が待ち遠しいですね。キッシーのアシが大量に墨インクを買いに走ったと言う未確認情報がありましたから(笑)、個人的には期待してるんですけど…一体、どんな展開になるんでしょうか?気になりますね。待ち遠しいですね。

月曜日…。感想は約束通りの13時ジャスト。

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第396話「自己紹介」


「あれは…写輪眼!?」

トビ(マダラ?)の仮面の穴ぼこに浮かぶ"写輪眼"。それにカカシが完璧に気付きました。ナルト。キバ(赤丸)。シノ。ヤマト。ヒナタ。サイ。それにサクラ。木の葉小隊の全員がトビ(マダラ?)の"写輪眼"をマジマジと見ています。仮面の穴から"写輪眼"が覗かせたというよりは、トビ(マダラ?)が見せた…誇示した…!?

「こいつ…一体何者だ!?」

肝心のカカシの反応なんですが、"写輪眼"を認識するのみでした(汗)。うちは一族は既にサスケとイタチを除いて絶えている…それが、歴史的な認識であって、カカシも未だ"マダラ?"の存在に関しては知り得なかったようです。自来也も疑念を抱いてるような状況だったから、カカシにはリークしなかったのかなと思います。

それと、このカカシの反応を見る限りでは、トビ(マダラ?)にオビトの雰囲気は微塵も感じていないようです。もし、トビ(マダラ?)にオビトの影が少しでもあったら、カカシだったら気付いてると思うんです。もっと、違う驚き方をすると思うし…やっぱり違うのかな…。

<ズズズ…>

先ず、ゼツが樹表に沈んで行きます。もう、この場所には用はないと言う事でしょう。続いてトビ(マダラ?)。この時のトビ(マダラ?)の動きに注目して下さい。右手の甲を<スッ>っと、かざすように持ち上げています。これは挨拶なのかな…と思ったりしたんですが、もしかしたら掌に手鏡みたいな物が隠してあって、自分を映してるんじゃないのかな…と、僕は考えています(=写輪眼の瞳術説)。

「じゃあな」<フワッ…><ズズズ>

カカシたちに別れの言葉を告げたトビ(マダラ?)の体は空中に吸い込まれるように消えて行きます。消える…と言うのは薄くなって消えるのでもなく、一瞬で<パッ>っとかき消えるのではなくて、空中の穴に吸い込まれるようなイメージです。<ズッ…>っと、トビ(マダラ?)の体が完全に吸い込まれた場所には、かつてカカシがデイダラに用いた万華鏡瞳術の空間切削の描写と似た痕跡が垣間見えました。

トビ(マダラ?)の"写輪眼"に気付いた赤丸は怯えているようでした(だから、キバと連係して追撃はしなかったのね)。赤丸がトビ(マダラ?)と対峙して怯えない事に違和感があったんですが、やはりトビ(マダラ?)が終始、本気ではなかったと考えるのが妥当でしょう。トビ(マダラ?)はカカシたちの足止めができれば良かったんですね。

でも、立ち去る前に"写輪眼"をカカシたちに何故、見せたんでしょうか?トビ(マダラ?)がわざわざ、"写輪眼"を示す必要はどこにもないと思うんですが…。特に「暁」の忍の強さって"秘密"にフォローされてる部分が大きいから、それを自分から曝す事に何らメリットはない筈だから…。

それでもトビ(マダラ?)が"写輪眼"を示したのは、カカシに対するメッセージだったんじゃないかと思うんです。自分も"写輪眼"を持つ者である事。もしかしたら、自分の体はお前も知ってる…うんたらかんたら…何て…ね(笑)。その真偽は定かではありませんが、カカシがこの対峙以降、何故だか…凄く焦るんですよ(焦ってるように僕には見える…)。

そもそも、忍界全体を巻き込んで大きく回転をしている一連の騒動の中心に"写輪眼"がある…。それをトビ(マダラ?)は訴えたかったんじゃないか…と、僕は考えています。カカシが焦るのも、そこに理由があって、木の葉隠れが大切な人員(木の葉は人不足に喘いでいる筈)を8名も擁してサスケを捜索を行なうのも…全てはそれに繋がっているんじゃないでしょうか。

つまり、単にサスケを探すのはナルトが望むからではなく、(この捜索には)何か大きな目的なり、意味がありそうな気配がします…少なくとも、僕はそう疑っています。第一、木の葉隠れ程の巨大な組織が個人(ナルト)の要望のみで動いたりはしないです。組織とはそう言うものですから。これまで、捜索の理由に関してはスルーされてて、ナルトの希望のみが前面に出てますが、それって物凄く不自然な事だと思います。

そして、以降のカカシがそれを肯定するかのような行動(反応)…つまり、"焦(あせ)り"を示します。カカシの慌てっぷりと焦りっぷり…。その悩める表情は中間管理職みたいで、なかなか萌えたりします。また、カカシの救いになってるのがヤマトの存在で、小隊にあって班長と副班長ですから、二人はその他大勢に言えない秘密を共有してる筈です。そこんところもじっくりと観察してみましょう。

カカシって有能な上司って感じがしますね。部下への指示の仕方なんかはイカしてるな。テキパキしてて、それでいてフランクで…。急いではいるけどセカセカしてない…と言うか(皆が忘れた頃、コソッと真似ようと思ってます)。ちょっと、神無毘橋の四代目とダブったりしています。カカシはなかなか表には出さないけど、ミナトを忘れていないんじゃないでしょうか。

「奴らより先にサスケを見つけるんだ!」

サスケとイタチが交戦し、サスケが勝利し、イタチが死んだ…と言う情報が提供されていますから…トビ(マダラ?)とゼツの行く先がサスケとイタチである事は先ほどの二人の会話から判るのだと思います。カカシはこの時かなり焦っています。そして、行動が非常に直線的です。

人の行動って普通は試行錯誤なんです。取り敢えず何かのアクションを起して、その成否によって検証し、少しずつ目標を達成していくものなんですが、カカシは一気に樹上に駆け上がり、周囲を観察しています。これはサスケとイタチの交戦した痕跡を探しているんです。

サスケとイタチが闘えばどうなるか?カカシはその結果をある程度、知っていると考えて良いのだと思います。イタチが本気で闘うならば、必ず万華鏡写輪眼の瞳術を使うと言う…既にシミュレーションが成立しています。つまり、それは事前の情報があったわけです。その行動を、僕は直線的だと感じているんだと思います。

「ヒナタ!四時の方向を見てちょうだい!」

案の定、カカシは黒雲(雨雲)を発見します。そして、それをヒナタの"白眼"で確認させます。"写輪眼"の能力には望遠を可能にするようなモードがあるんでしょう。カカシは"写輪眼"の左眼だけで、右眼を瞑っています。これは左右の機能が違いによる視覚情報の混濁(こんだく)を防ぐ為のようです(と言うタレコミでした)。

「ハ…ハイ!」(白眼!!)<ギン>

"白眼"は"写輪眼"のような動態予測はないものの、かなり広大な範囲の索敵や哨戒ができるようです。カカシは単に黒雲を発見して怪しいと踏んだだけですが、ヒナタの"白眼"は<ゴゴゴゴゴ>と燃え盛るイタチの作り出した"天照"の黒炎が見えています。

「ここから約10km先に広範囲に強いチャクラが見えます…
それに…何でかな…森が燃えてます…それも黒い火」

ヒナタが単独でサスケの居場所を見つけだせなかったのは、広範囲に探るのと、ピンポイントでスキャンする時の違いで、この場合はカカシが方角を指定してくれたので透視が可能になったものと思います。それと、ヒナタは事前の情報…つまり、"写輪眼"の瞳術に対する予備知識がなかった。逆に言うと、カカシが隠し持ったネタだと言えると思います。何故なら、カカシは「黒い火」に空かさず反応しています。

(天照!?)「そこだ!」(カカシ)

カカシは確実に"天照"の存在を知っています。過去には、イタチ&鬼鮫の木の葉強襲の後の、自来也との交戦で「口寄せ・蝦蟇口縛りの術」から抜け出す時に、イタチが一発放ってましたっけ。と言う事は自来也経由の情報?しかし、イタチはむちゃくちゃ遠方の黒雲を取っ掛かりにしていました。つまり、かなり広範囲な術の影響を受け入れてるんです。

自来也の「蝦蟇口縛り」から抜け出した時の"天照"は窓枠を燃やすような小規模なものでした。しかし、カカシはその情報には縛られてないです。そこには自来也の情報に頼らない別のソースの存在を感じます。自来也はと言うと、"写輪眼"にはあまり興味がないようでしたし(サスケにはあまり興味を示さなかった)、カカシ自身の万華鏡開眼の謎も相まって、別のネタ元がありそうな気配を強く感じています。

「みんなオレについて来い!」(カカシ)

(…今度こそ…!)「全力で行くってばよ!!」(ナルト)

カカシ係長(笑)は何だか焦っているように感じます。それは純粋にサスケを探し求めるナルトと対照して、かなりの温度差を感じさせます。カカシはサスケが"写輪眼"を示して立ち去ったトビ(マダラ?)と接触する事を脅威に感じているんじゃないだろうか?そりゃ、サスケの安否も気になるんだろうけど、言うに言えないオトナの事情…みたいな体臭(加齢臭?)をカカシからは感じてしまうのです。

<ザー…>

場面はうちはのアジト跡にスイッチします。イタチが崩れ落ちた…うちはの家紋が刻まれた壁の瓦礫の上から横たわる二人をトビ(マダラ?)は見守るように佇(たたず)んでいます。トビ(マダラ?)の体はその足先まで雨が滴っているので、かなりの時間、ここでジッとしていたように感じます。

「遅かったな」(トビ)

「アンタじゃないんだから
そんなに速く移動出来ないよ」(ゼツ・白)

<ズズ…>っと、地面を隆起させゼツが到着します。トビ(マダラ?)が言うように、ゼツの移動には時間を要したようです。ゼツの移動は、地下茎のネットワークを利用したものであるとは思うんですが、本体の物理的な移動は瞬間的…とはいかないようです。それにしても徒歩で移動する木の葉よりは速い。ゼツの移動には分身の配置もあるので分別が必要だと思います。今回は本体の移動なんだと思います。

「見てたならちゃんと撮ってあるんだろうな?」(トビ)

「安心シロ。全テ記録シテアル」(ゼツ・黒)

「後でじっくりと見せてもらう」(トビ)

さて、ココ!!注目です。過去にもゼツは情報収集で映像を「暁」の班員に提供したりできたと思います。まるでビデオを録画するような術があるのでしょうが、トビ(マダラ?)はイタチの「何」に興味があるのでしょうか?まさか、"須佐能乎"?"十挙剣"?"八咫の鏡"?…ゼツも探していたと言ってたから、霊器としての価値があるのでしょうか?

とは、思うのですが、僕は疑り屋さんなので、イタチの命を燃やすような闘い方がどうしても気になってしまいます。サスケと闘うイタチは死を目指すかのようにサスケに付き合っていたように感じましたが、それは死に急ぐようでもなく、死が既に決まっていて、そこまでの時間をサスケの為に使っているかのような暖かさを感てました。

「イタチの死体は持っていく。すぐに行くぞ」

で、トビ(マダラ?)のこの台詞です。もし、トビ(マダラ?)がサスケだけに期待していて、イタチは既に用済だとするなら、イタチの死体はここで消滅させてしまうと思うんです。それを「持っていく」と言うのは、その死体(死んでない?)に必要性…意味があると言う事です。イタチの闘いの一部始終。それにイタチの死体。そこにはきっと、トビ(マダラ?)が欲するものがある筈です。

<ザザザザザザザザ>

さて、サスケの居場所に急行する木の葉小隊ですが…遅い…みたいです。10kmって言うと、このクラスの忍だと何分くらいで移動できるんでしょうか。トビ(マダラ?)の濡れ方からすると、かなり長く雨に打たれていたように感じましたが…。でも、最初から、カカシがやったみたいな高みからサスケを捜索するような選択肢はなかったのかな…。

<ピクン>「!」

キバの鼻がサスケのニオイを感知したようです(赤丸は何をしたるんだッ!!)。カカシだって、キバ並みに鼻が利く筈なんですけど、もうそれどころではないのでしょうか。カカシにはもっと気にかかる心配があるんじゃないかな。それをナルトたちに告げないところが、僕の胸の奥底をくすぐります。

「ニオイを感知した!奴らもうサスケの所に着いてやがる!」(キバ)

と、次のカットに目をやると、赤丸の顔がキバに先を越されて「ヤバッ!!(滝汗)」となってるように思えるから笑える…。赤丸って(デフォルトが困り顔だし)、感知タイプと言うよりは戦闘補助タイプとして教育されてるのかも知れません。そう言う事にしておきましょう(笑)。キバを背中に乗せて現場に急行してるんだし。その為にチャクラを使ってるんだよね(滝汗)。

「くそったれ!!」(ナルト)

ナルトだけが、サスケを純粋に案じているように感じます。子供っぽいかも知れないけど、こう言う情緒的な行動って、オトナには逆に新鮮。想いだけが行動のエネルギーになってますよね。これって「若さ」なのかな…。こんな風に一途に、脇目も振らない衝動的な行動…なんて…もう…出来ないな(遠い目…)。

「!」(これが"天照"か…初めて見る)

そのナルトと対照的なのがカカシなんです。カカシは(ヤマトを除く)配下に言えないような事情を持っているのだと思います。ここでも、カカシは"天照"の黒炎を直線的に受け入れてます。これがお初だったら、ヒナタみたく「黒い火…何でだろう」になると思うんですね。一連のカカシの行動には「オトナの事情」を感じます。

「何なの、アレ?」(サクラ)

「アレってばイタチの術…!?」(ナルト)

ナルトは自来也が「封火法印」で自来也が"天照"を消火したのを見てますからね。あれが危ない炎である事を認識しているんですね。不用意に黒炎に指を伸ばすナルトを自来也は叱ったな…。あんな風に気持ちを荒げる自来也はそうそうなかった(数回…ありました…今度、まとめます)。あの諌(いさ)めは思いやりだったんだろうな…こう言うのは後になって感じるから厄介なんですね。

サクラの認識が「お初」の目です。だから、カカシの反応ってやっぱりちゃんと知ってるのね。そして、それに準ずる反応をするのがヤマトなんです。そして、ヤマトとカカシの連携を観察すると、余りにも言葉が少ない事に気付くと思います。これは二人の付き合いが長い事もあるけど、そのベースには情報の共有がある筈です。ヤマトも万華鏡瞳術である"天照"を明らかに知っています。

「ヤマト!」(カカシ)

「ハイ、先輩!」(土遁・土流割!!)<ダン>(ヤマト)

普通、火が燃えているなら消化しようとすると思います。ヤマトの場合は土遁と水遁が使用可能ですから、"天照"を知らないのであれば十中八九、水遁を選択すると思うんです。でも、ヤマトは土遁を選択しました。何故ならその黒炎は消せないと知っているから。不用意に触ると危ない事を知っているからです。だから、ヤマトの土遁忍術が<ズゴ><ガゴ><ゴゴ>と、地面が隆起させ、森を裂き、小隊の進路を拓きます。

「このまま行って下さい!」(ヤマト)

「よし!ヤマト以外はオレに続け!」(カカシ)

<スウー><ギン>と、カカシは万華鏡を展開します。カカシにとって万華鏡発動は諸刃の刃であり、術のキックバックによって活動不能に陥るリスクを持っています。それでも、カカシが万華鏡を発動すると言う事は、それが必要な敵とこれから闘う決意があると言う気持ちの現れだと思います。そこにトビ(マダラ?)が待っている。カカシは腹をくくってる。

「…少しだけニオイが残ってる…でも…」(キバ)

「遅かったか…」(カカシ)

しかし、小隊が到着した瓦礫はただ雨が降るだけ。あのうちはの家紋が刻まれた壁は蛻(もぬけ)の殻でした。キバの鼻があったから、この壁の前にサスケのニオイが残っている事を突き止められたのです。「…でも…」とキバが口籠ったのは、ニオイがここから跳んでいるからでしょう。恐らく、トビ(マダラ?)が持ち去ったのです。追跡ができないような処置がされているようにも感じます。

「ナルト…」(サイ)

キバに導かれる形で木の葉小隊は瓦礫の壁の前に固まっているんだけど、サイだけは少し離れた位置からナルトを見守っています。任務や命令ではなく、自分の情動によって動くナルトがサイには理解できないから、サイの興味がナルトに向かっているんだと、僕は考えています。どちらかと言うと、サイはナルトに救いを求めているのかも知れない。人の本能が、本来の姿に回帰しようとしてるかのような…まるで傷が治癒しようとするかのような…。



暗闇。

薄明かり…。

赤ちゃんがいつも見てる景色?

天井?

眠っていたサスケが目を醒まします。憔悴(しょうすい)しきったように、一回り脂肪が削がれたように窶(やつ)れたサスケが床の上です。包帯が体には巻かれ、ちゃんと布団が掛けられています。天井は鍾乳洞のようになっています。どこかの洞窟の中?

「…………」(サスケ)

「手当てはしておいた」

「!」(サスケ)

「…………」(サスケ)

「お前が勝った」

サスケは抜け殻になって崩れ落ちたイタチを思い出しています。サスケも疲れ果て、考える力もないような状況で、暗闇から届く声に対しても反応できないでいるようです。と言うか、もうどうでも良いような…イタチに対する復讐を遂げてしまった今、サスケは生きる意味自体を失ってしまったのかも知れないです。

「だが、お前にもかなりのダメージが残っている
無理に体を起さない方がいい」

暗闇からの声は静かなトーンなのだと思います。サスケはただその声を聞いている。無気力なサスケ。「達成感」とは程遠い「喪失感」。最愛の兄を自分の手で葬ってしまった「罪悪感」?理不尽な運命を自分で変えられなかった「無力感」?ただ、憎しみに縛られ、流されただけの「虚脱感」…。

サスケの左肩からは大蛇丸の授けた「天の呪印」が消え去っています。背中から生えていた羽も"天照"に燃やされてしまいました。"須佐能乎"の"十挙剣"によって、サスケの内なる大蛇丸の存在も排除されていることでしょう。全てが無垢の状態。だから…サスケは、まるで赤ちゃんのように無抵抗な雰囲気です。もしかしたら、サスケの完全なリセット…それが、イタチがサスケと闘った本当の目的だったんではないでしょうか?

「一度会ったな。前は敵としてだが
デイダラの事なら気にしなくていい
オレはお前の敵じゃない」

暗闇からゆっくりと出て来たのは、やはり、トビ(マダラ?)でした。サスケは「……」と無反応を続けます。サスケが怯えないのは、トビ(マダラ?)に敵意や悪意を感じないのもあると思います。もっとも、今のサスケには抗う術はないでしょうが、サスケを刺激しないような雰囲気がトビ(マダラ?)にはあるのだと思います。

「オレはお前にある事を伝えるためにここへ連れて来た」

そんなサスケに全く意に介さずトビ(マダラ?)は話を続けます。でも、何をサスケに伝えようと言うんでしょうか?「敵じゃない」と言うし…。まさか、サスケを「暁」に勧誘しようってんじゃ!!サスケを唆(そそのか)して悪の手先にしようってんじゃないだろうね…トビ(マダラ?)!!

「興味まるで無しか…」

サスケは無反応を続けますが、トビ(マダラ?)は少しも気持ちを昂らせもしないし、声のトーンも変わりません。この感じって、終末の谷のマダラの石像の上で黄昏れて、サスケに期待してた時のトビ(マダラ?)の優しくて、暖かい感じを思い出します。あの時のトビ(マダラ?)の視線って、まるで父さんだったから…(あの時は、まさかフガク?!なんて考えたんですから…)。

「こういう風に言ったら少しは聞く気になるか…?」
「うちはイタチについてだ」

サスケはその言葉に微妙に反応しています。でも、それは「……!」と、極めて仄(ほの)かなものでした。視線が少し動いた。それをトビ(マダラ?)は見逃してないんです。そして、サスケの仄かな感情が消えない内に次の言葉を矢継ぎ早に投げかけます。まるで、凄腕のセラピストみたいな周到さも感じますね。

「そう…お前は兄の事を知っているようで何も知らない…」

これは「シスイ事件」から「うちは虐殺」に渡るイタチの闇を言っているのだと思います。イタチは何も言わずに逝ってしまったから…(死んでない?)。全く説明がないので、ちょっと切れそうになってたんですが…実は…ここで、あのイタチの「闇」のちゃんとした説明があるのかも知れないです。僕はそれを期待しています。

「…………」(サスケ)

「仕方ない…自己紹介から始めようか…」

トビ(マダラ?)の右手が動きます。その右手はうずまき紋様の面を<スッ>っと掴みます。

「オレはお前と同じ…うちは一族の生き残りであり…」

トビ(マダラ?)は静かに右手で<グイ…>っと、面を外します。その動きに思わずサスケも「!」と反応しています。トビ(マダラ?)はサスケにその面の下の素顔を曝そうとしているようです。

「うちはイタチの真実を知る者だよ」

面を外したトビ(マダラ?)。そのうずまき紋様の中心の穴ボコの下に"写輪眼"が潜んでいた事をサスケはこの時、初めて知った事でしょう。そして、その"写輪眼"とは、イタチを殺した後、もう一人殺すと豪語していた「うちは虐殺」の協力者。イタチが「オレの相棒であり、師であり、不滅の男」(第385話「万華鏡の秘密…!!」)と言った…マダラ…。サスケの事だから、それが理解できていると思います。

サスケは復讐心のみが生きるエネルギーになってるみたいなところがあるから、マダラの存在が今は復活のエネルギーになるかも知れない。徐々にトビ(マダラ?)の言葉にも反応しているし、どんな形であってもサスケには生きる気力を蘇らせて欲しいです。

<ドクン>

トビ(マダラ?)のこの言葉を聞いた瞬間。その"写輪眼"を見た瞬間。サスケの左眼だけが"写輪眼"を覚醒させています。めちゃめちゃ気になるのは、この左眼って、イタチとの闘いで、瀕死のイタチがデコトンで付けた血糊が流れ込んで、「血の涙」を流した?左眼なんです。もしかしたら、サスケの眼に変化の兆しが…?!

仮面の下から覗いたトビ(マダラ?)の素顔。ちょっとシワがあって、眉が細い?オビトとは違うな…。
僕の予想って外れてばっかりだから…。


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ありがとう!


えーっと、ナル×ジャンのケルベロスです。

僕は今、感謝しています。

僕は元々、感謝するのが得意なんだけど、ちゃんと「有り難い」気持ちを伝えたいなと思います。皆さん、ホントにありがとう!まっ、それだけなんですけど…。突然、バイク弄りなんか始めてしまってスミマセン。男の子のする事なんで、特に僕は突拍子もない事を急にしちゃうところもあるし…。兎に角、スミマセン。

ついでに、ケルベロス流の「感謝」を伝授しましょう。

僕って、おごられ上手なんですよ。いつも、目上の人に可愛がられるのが上手と言うか、いろんな方々に目を掛けて頂いて、可愛がって貰っています。実は、それには理由があって…簡単な事なんですけど…ちゃんと"お礼"を言うんです。それも、当たり前っちゃ当たり前なんですが、僕が知る限り、"お礼"のタイミングや回数に気を使ってる人は少ない…と言うか、見た事ない(笑)。ちょっとしたテクがあるんっスよ。

例えば、お昼をご馳走になった時…………。

"お礼"って何回、言ってますか?

それを、どんなタイミングでそれを言いますか?

そもそも、この質問にピンと来ない人も多いでしょう。そんな事、考えた事ないって。これにちゃんと応えられる人ってどんだけ居るんだろう。沢山居て欲しい…けど、僕の経験的には少ない…。これが、僕の実感です。と言うのは、誰かに何か御馳走したとして、今まで一度たりとも感心するような(僕が考える)"お礼"って体験してないんです(滝汗)。

ここからは、ケルベロス流の"お礼"の言い方として聞いて欲しいです。個人的な考えなんで、強制でもないし、必要ないと思えば忘れてくれて良いと思ってます。僕も何が切っ掛けで始めたのか?そもそも、誰かに教えられたのか?何かで知ったのか?すら定かでない…いつからか覚えてないくらい前から、自然にやって来た"お礼"のテクニックみたいなもんですから…。

ケルベロス流…"お礼"の回数とタイミング

回数:3回

タイミング:(事の)直後・(その人と)別れる時・(一度別れて)再会した時

例えば、お昼をご馳走になる…。

食事の前に一礼して「頂きます」は当然ですよね。食べ終わったら「ごちそうさまでした」…これも当然の事でしたよね。こんなのは基本的なことなんで、皆、してますよね(汗)。でも、この時点、つまり(食事の)直後に「ありがとうございました」と言うべきだと思います。これが第一回目のタイミングね。

それで、食事の後。その人と別れる時。会社だったら社に戻って、社屋に入る時。これは一つのタイミングです。公式・非公式の…。または別の場所に別れるのも良いです。兎に角、お世話になった人と、物理的、精神的に離れる時に「ありあとうございました」と一礼する。こう言う「筋」を通すのは大切な事です。これが二つ目のタイミング。

そして、三つ目が非常に難しくて、やってる人が少ないのが、次にその人と会った時の"お礼"です。(先日は…あの時は…昨日は…)「ありがとうございました」とちゃんと"お礼"の気持ちを言葉で伝える事です(ちゃんと伝えてますか?)。たとえ、それが電話であっても、一度別れ、再度、その人を言葉を交す時に、しっかりと伝える事が大切です。

それは、会社の廊下などですれ違う時でも、ちゃんと立ち止まり謝意を伝えるべきものです。別に次の日でなくても、一度、別れて再度、対面する時がそのタイミングだと思います。次の日でれば、ちゃんとお世話になった"項目"…具体的な「お昼」とか「夕食」とか「お酒」とか…ご馳走だけでなく、お世話になった事柄と共にその謝意を伝えるべきです。

こうして文章にすると非常に堅苦しいですが、3回の"お礼"と、そのタイミングは非常に重要だと思います。いつからか、僕はこう言う"お礼"をしてるんですが、お陰で「おごられ上手」の名を欲しいままにしてますね(笑)。でも、同じように気を遣ってる人って、見かけないんですよ(僕がセンシティブじゃないのかな…)。補足するなら、3回以上すると、催促してるの近付いちゃうので控えた方が良いんですよね(笑)。

でも、一番大切なのは、"気持ち"なのね。ホントに「有り難い!」と思う気持ちなんですよ。どんな経緯であれ、施されるんですから、その人に気持ちを頂くんですから…、そう言う事は普通はない事なんです。つまり、「有り難い」ことなんですよ。だから、その「有り難い」ことに自分が"気付いている"のをちゃんと伝える必要があると思うんです(←ココ、凄く大事です!)。

気持ちには"量"もあれば"質量"もあるんです。人のコミュニケーションって、キャッチボールにめちゃくちゃ似てます。気持ちと言うボールを投げっこしてるんですね。だから、相手が投げたボールの重さを、こっちが認識してることを、ちゃんと投げてくれた相手に伝えないといけない。それが人の「愛想」と言うものです("アイソ"って言うんです…気は心…と言ったりもしますね)。

男の子なら、キャッチボールした事、ありますよね。自分の投げたボールが相手のミットに入った時、<バシィーンッ!!>と、良い音を立てたら気持ち良いですよね。上手なキャッチングって、そんな"良い音"を鳴らせる捕球を言うんですよね。そして、相手が投げたボールの勢いが捕球の時に感じられたら嬉しい!!…く…なかったですか?

だから、気持ちって、力強く投げるべきだし、しっかり受け止めるべきなんです。それがキャッチボール…つまり、コミュニケーションだと、僕は思っています。そこには勿論、(ここでツラツラと説明したように)テクニックもあります。踏むべき定石もあります。それは僕が伝えたものでもあるし、どっか別の場所に別の形であるものかも知れません。

でも、最後は"気持ち"だと思うんです。何よりも大切なのは"気持ち"ですよ。それを伝えるのはテクニックが必要なんだけど、そのベースにはやはり"気持ち"がないといけない。"気持ち"が人を動かすんだから、ガソリン入れないとバイクだって走らないし。

こうして、僕が自分勝手に自分の欲求を満たそうと、ちょっと我がままな事を言ってしまった時に、優しく受け入れてもらえる。こう言う「愛想」に対して、ちゃんと"お礼"を伝える事は大切な事だと思ううんです。そして、そうしたいと思う「気持ち」はもっと大切だと思うんです。

だから、僕はちゃんと伝えたいと思います。ホントにホントに「ありがとう!!」と。今、何故か「御馳走様でした!!」と言う気持ちで一杯です。たった一年足らずの活動しかしていないのに、こうしてかまってもらえる…愛想を頂けるなんて、ホントに有り難い限りです。本心で、そう言う気持ちで一杯であります。

人間の感じる「力」って大切だな…って思います。そして、そこで感じた「有り難さ」とちゃんと伝える勇気はもっと大切ですね。僕はオトナだし、あんまり恥ずかしい姿を曝す事は好まないんですが、恥ずかしい言葉を恥ずかし気もなく吐ける自分もそれ程、嫌いでもないわけです。だから、言ってしまいます。吐いてしまいます。

皆さん、ホントにありがとう!!

ホントに、ホントにありがとう!!

ナル×ジャン ケルベロス

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お知らせ

 
えーっと、ナル×ジャンのケルベロスです!

カスタムバイク製作任務の為、5月半ばまで考察はアップできません。
毎週、月曜日の13時に「感想」はきっちりアップしますね。
暫く、さみしい想いをさせてしまいますが、我慢して下さね。

文章がお別れみたいでアレなんで、書き直しました(滝汗)。

ナル×ジャン ケルベロス

  
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