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『カカシ外伝』(戦場のボーイズライフ)



今より十数年前―
忍び五大国による統治が揺らぎ
各国の故郷付近において
小国や忍び里を巻き込んでの
小競り合いが続いていた

長引く戦争は火の国の国力を奪う
―軍事力たるここ木ノ葉隠れにも
多大な戦死者を出したのである

のちに言う
”第三次忍界大戦”である―




『カカシ外伝』(戦場のボーイズラブ?)の本放送…待ちに待ってましたの「こたつみかん」(…夏なのに…こんなに暑いのに)でした(笑)。内容が原作にこれほどまで忠実に再現されるとは思わんかった…ってか、ほぼ100%…台詞回しなんかはまんま…漫画と違ってフキダシが無い分、絵が見易いし、当然だけどそれが元気よく動くもんだから、所々、失神しそうなくらい萌えました。格闘シーンの造りが特に素晴らしくて、お金掛けてるなーと思ってたら年末にDVDで販売されるのね(笑)。多分、本編をしっかり読み込んでる人向けの作品です。だから、僕としては非常に満足…って事で、随分とお待たせしちゃったけど「感想」を少しばっかりと………。ホントはもっと時間か掛けて『カカ外』全てを書きたかったな…。


「てめーは
心の優しさってもんがねーのか!
いつもルールだ掟だうっせーんだ!
要は自分の中の自制心だろーがよ」(オビト)

「まあまあ二人ともやめなよォう
同じチームなんだからさーあ」
(リン)

「リンは甘いんだよオビトに…
今日はオレにとって大切な日なんだからさ……」(カカシ)

「そ…そうだよねぇ…」(リン)

「?
なんだっけ?」
(オビト)

実に上手い導入…回りくどくなく非常に的確に登場人物の性格や役割を提示しています(第27巻/72頁)。『カカ外』『NARUTO -ナルト-』の第一部と第二部の狭間で、六週に渡って週ジャンに連載されたサイドストーリーで、ナル×ジャンではそれを「恋愛強化書」として捉えてるんだけど、短いお話の中にいろんな旨味が凝縮されていて、漫画を描く側…作り手さんにも非常に参考になる名作だと思います。丁度、ビートルズの楽曲が音楽の教科書に載る様に、この作品も漫画を描く人にとってはバイブルになるような作品になるんだと、僕は思う。見事なまでの伏線の提示とその回収…ま、「涙」なんか10年近くも我慢したた回収だったから、六週程度、キッシーにとってはお茶の子さいさいだったろうけどね(笑)。

ま…いろんな意味で小気味良くて、例えばこの導入の人物紹介も会話の中にそれぞれの人物像が上手く織り込まれていて、それが説明口調でないから自然に入って来る。オビトと衝突するカカシを描いたこの行だって、それを何とか和らげようと気を遣うリンが健気で…。ここでカカシが「オビトに甘い」と指摘したのに、リンが複雑な反応をしたのに、僕は<キュン>となってしまって…リンはいつだってカカシに向かってるのに、それが受け入れられない女心と、リンが知っててオビトが知らない(忘れてる)事実をカカシにもオビトにも勘付かせたくない…やきもきするような困惑が一言の中に凝縮されてて…こう言う微妙な機微を描かせたら、キッシーに敵う漫画家なんていなおだろうなーと思ってしまいます。

ちなみに、リンちゃんの膝は可能な限りカカシに向かっていて…ここ大事なんで説明させて貰わねばなりますまい(笑)…女子の膝は一対一の格闘(恋と言う名の…)においては非常に重要で、ぶっちゃけ…膝がこっちに向いてない女子は切り捨てる…が、恋愛道の帝王学です(笑)。膝がこっちに向かってない女子は自分に関心がないと思ってほぼ間違いなく、その膝をこっちに向ける努力をするならば、最初から膝がこっちに向いてる女子を探す方が話が早い訳。何の話かはおいといて…その見極めは大切。でも、そんな戦略とは関係無しに心が動いてしまうのが「恋」だから、役に立たない助言と知識になってしまうけど(笑)…ま!何が言いたいのかというと…カカシもオビトもリンの膝の向きまでは気付いてない…と。ぶっちゃけ…リンが100年先を歩いてると…(笑)。


「お前にやるもんなんて
なーんにもねーよ!」
(オビト)

「ま…別にいい…
どうせロクなもんじゃないでしょ…
役に立たないもんもらっても
荷物になる!」
(オビト)

<キッ>「大体何でお前が
上忍なんかになれたのか不思議だ!」(オビト)

ま…そんな絶妙な導入でカカシの上忍祝いのプレゼントが手渡されます(第27巻/75頁)。ミナトが「飛雷神のクナイ」で、リンがカカシ専用の特製(愛がぎっしり詰まった…)医療パック。…で、オビトだけはこんな悪態でお茶を濁してるんだけど、ここで登場するカカシへの「プレゼント」がお話の終盤に奇麗に収束して行く様に注意しながら読み込んで行くと、軽ーく震えちゃう(笑)。これら全てが偶然じゃない…仕組まれた事であるところが素晴らしい訳で、これをして「イヤ…これこそが…本当の神の仕業なのか……」(第449話/「希望の花」)と、長門に言わしめたとするなら、やはりキッシーは「神」なのだと思います。このくらい言わせてよ…と、キッシーもネーム書きながら、そう思った事でしょう(笑)。


<ピクン>「!」<スッ>(カカシ)

「!」(オビト・リン)

(ナイスだよ…カカシ)

カカシを隊長にしたオビトとリンの三人一組とミナトが二手に別れる作戦で、国境まで同行する…(第27巻/81頁)。その周辺ではミナト(原作と違うのはミナトの本名が提示されてるところ…これを僕らが知ったのは酒酒屋の綱手のゲロ吐き辺りですから…しかし、あの時はネットが震えたなー懐かしーッ!!)の凛として厳格な雰囲気と、三人の班員を包み込むような大きさが描かれています。それと、独特の台詞回し。「ん」に関してはアニメではあまり強調されてないみたいなのが残念(笑)。で、この(ナイスだよ…カカシ)は「イーブンてとこかな」(第439話/「地爆天星」)に匹敵するくらい萌える!!オトナが子供を見守る…これがあるべきオトナ像…なんだけど、ミナトってカッコ良いオトナだなーと思うのだ!!


「焦っちゃダメだ…カカシ
やっぱり君がバックアップしなさい」(ミナト)

「先生…今日はオレが隊長でしょ!
ちょうど開発中の新術を
試してみたいんです…!」
<バッバッバッ>(カカシ)

<バチ><バチ><バチチチ>(千鳥!!)(カカシ)

そして、そんな風に見守ってくれてる事なんか眼中にないカカシがひけらかす「千鳥」(笑)(第27巻/83-84頁)。こんなにチャクラ使って寝込まないんかね…と心配しちゃうけど、やんちゃな仔カカシもまた可愛い。この時、カカシが見せた「棘」は自来也に向かうそれと何だか似てるなーと、僕は思うんです。カカシ→自来也の機微に関しては「カカシが自来也に刺刺(とげとげ)しい理由」で書いてるのでお時間のある方は読んでもらいたいんですが、それはこの頃から在った気持ちなんでしょう。しかし、ミナトは「九尾事件」で奪われる…カカシがそのやり場の無い気持ちを自来也に向けてたのかも知れませんね。あの頃はそれに気付けなかったけど…今ならもっとカカシの気持ちが分かる気がするな…。

チャクラの性質変化に関する記述は第一部では皆無で、それは『カカ外』においても同じ。カカシの「千鳥」も再不斬を殺ろうとした時と同じで「雷遁」の「ら」の字も出ていませんが、カカシの雷遁チャクラって「青い」のね。仔カカシのヤンチャさはミナトに自分の力(=チャクラ)を示したいのが第一義にあって、全ては「黄色い閃光」を意識した行動なんだけど、それはカカシをしてもミナトに対する認識がその程度であった裏返しでもあって、ミナトがその能力を如何に秘匿していたかを提示する非常に深い描写であると言えます。リンにしたって「先生の瞬身の術…―速い!!」(第27巻/96頁)と「飛雷神の術」を意識してない。ま…その用心深さがカカシの「棘」の材料でもあり…激しく萌える訳です(笑)。


(ギリギリあのガキに
カウンターは合わせたが…
あの金髪ヤローの動きは…)(マヒル)

(印はつけた…)<スッ>(ミナト)

「!?
ま…まさか…お前があの
”木ノ葉の黄色い閃光”!?
オレ達岩隠れの里じゃあ…
そいつを見たらとにかく逃げろと
上官から教わったが…
…その意味がやっと分かったぜ…」(マヒル)

結局、ミナトが「飛雷神の術」でマヒルを一蹴してしまいます(第27巻/95-97頁)。動きのある描写に関して、アニメの『カカ外』は非常に秀逸で、製作サイドは特に力を入れてる様に思います。詳しい事は分かりませんが、格闘シーンのパートだけ担当者が違うんじゃないですかね。力の入れ様なのか?門外漢なんでアレなんですが、タッチがかなり違う…ように感じます。詳しい方の意見を是非窺いたいところですが、ま!見応えがある。ミナトのリュックサックが地面に落ちる瞬間には、ミナトはマヒルの背後を取ってる訳で、ぶっちゃけミナトは自分の切り札である「飛雷神」を弟子たちにすら隠してる…モノホンの殺し屋なのです。この時、マヒルだって躊躇無く殺したし、ミナトも忍のシステムにドップリ漬かってたのね。

ミナトはマヒルのカウンターからカカシを救う時に、カカシの上忍祝いにプレゼントした「飛雷神のクナイ」の術式をターゲッットにしてカカシの現在位置に跳んで助けたのだと思います。しかし、その直後にカカシにそれを明かさなかったには…お話が面白くなくなるから…ではなくて、カカシのプライドに対する配慮で、作戦はこの後も続く訳だし、今ここで種明かしをしてしまっては、カカシならばクナイをミナトに返却してしまう…と、ミナトが配慮したのでしょう。カカシが強がるのは、心細い気持ちの裏返しみたいなもので、ミナトはそれに気付いています。それにカカシは既に「お護り」を持っている。ミナトはそれにも気付いているのです。だから、「飛雷神のクナイ」の秘密を伏せた…。決してお話が面白くなくなるからでh(ry


五年前…ある極秘任務で
隊長として適地に潜入した彼は
そこで”二択”を迫られた
任務遂行か仲間の命か…
もちろん里の掟に沿えば
任務放棄はご法度…
だが彼は仲間の命を救うため
任務を中断したんだ

しかしそのことで
大きな損失を出した
火の国や里の仲間は彼を責めた
挙句の果てには
助けた仲間たちでさえも
彼を中傷したんだ

その任務が元で
心も体も悪くした
サクモさんは自ら…
カカシはそれ以来
親父さんのことを口にしなくなり
掟やルールを守ることに
固執しはじめた…」
(ミナト)

「……」(オビト)

「…オビト…少しでもいい…
分かってあげてね…
カカシにも悪気があるわけじゃ
ないんだ」(ミナト)

今回の『カカ外』の本放送で一番の発見がサクモさんの行で(第27巻/104-105頁)、本編の描写ではそれが無かった…或いはブラックアウトしてかくされてたのかなーと思ったんですが、しっかり描かれてました(笑)(第27巻/123頁)。それが、サクモさんの衣装で、上着の左袖が「飾り袖」(腕章?)になってる描写です。これは、もしかしたら「役職」を示す飾り(マーク)なんじゃないかな…と、ふと思ったのです。と言うのは、カカシの子供時代…7歳程度(5年前で、この時カカシが12歳だから…)にサクモさんが亡くなった筈ですが、三代目が火影で…サクモさんが上忍師の要職に在ったとすれば、次期火影候補と考える事も出来る。それをダンゾウが良く思ってなかった…としたら、どうなのかなーと、僕は考えた訳です。

何せサクモさんは「木ノ葉の白い牙」と異名を取り、「木ノ葉の黄色い閃光」であるミナトに「”伝説の三忍”も名すらかすむほど…」(第27巻/103頁)と言わせる存在感ですから、もし生きていれば…ダンゾウがそれを邪魔に思い、サクモさんの失敗(仲間を庇った為の任務の失敗)に付け込んだ策謀だったんじゃないかと、僕は考えた訳です。ま…上忍班長のシカクがそんな「飾り袖」など付けてませんが、その上位の上忍かも知れんし…(滝汗)、木ノ葉隠れの里においてサクモさんが要職に在った具体的な描写は無いけど、あの「飾り袖」に意味があったなら、情報戦(根回し)を得意とするダンゾウが狡い事をしてサクモさんを死に追いやった臭いを、僕は激しく感じてるんだけど…この後、何らかの形でお話に絡んで来てくれれば面白いなー…と思います。


「…確かに忍者の世界で
ルールや掟を破る奴は
クズ呼ばわりされる…

けどな…」(オビト)

(………)(カカシ)

「仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ
どうせ同じクズならオレは掟を破る!
それが正しい忍じゃないってんなら…
忍なんてのはこのオレがぶっ潰してやる!!」
(オビト)

ミナトと分かれカカシ班の単独での作戦が始まって直ぐにリンが岩忍に拉致られちゃう!!(第27巻/125頁)ま…そこで、掟やルールを振り回してリンを見捨てようとするカカシと、リンを優先するオビトが衝突する訳ですが、そこでカカシは…まるでナルトのような…オビトの言葉にノックアウトされてしまいます。オビトの言葉攻めが切っ掛けになって、カカシの心の氷を溶かしてくれるんですが、その台詞をいけしゃあしゃあとナルトに言うかよ…カカシ(飛段風…笑)。ま…それが「焚き火」(まっカカ…其の伍)で発掘したお話繋がるんですが、カカシはいけしゃあしゃあとなんかしてなくて、ホントにオビトとして、オビトの目になって大切な人を守り、教えてたんだなーと、目頭が熱くなってしまうのでした…。


「みなさん
このクナイを一斉に敵側へ投げつけて下さい
後は私一人でやります…」(ミナト)

「そんな無茶な!
いくら何でも…」
(木ノ葉A)

「黙って言う通りにしろ!
これから”木ノ葉の黄色い閃光”の
戦いが見れるぜ…
一瞬だ…見逃すなよ」
(木ノ葉B)

一方、単身前線に出て敵を叩く(予定だった…)ミナトですが(第27巻/130-131頁)、多分、仲間の劣勢を見かねて救援に駆けつけたのかな…と思います。問題は「状況は?」(第27巻/129頁)と駆けつけたミナトのポーズで、アニメもそれを寸分違わずトレースしてて、僕はこのシーンのミナトが好きだったので、凄く嬉しかった…カッコ良かった。特に左手の品(しな)なんて、生唾<ゴックン>なくらい…(笑)。激萌えで、もう萌え死にそうでした(笑)。惜しむらくは、この時、ミナトを「無茶」と訝った忍が若かりし日のシカクだったら完璧だったのになーと、詳しくは「シカクは何故、仙術を知っていたのか?」を読んで頂いて、僕のそこはかとない悔しさ(少しは気を利かせろよと…)をお汲み取り下さい(笑)。


「白銀の髪に
その白光のチャクラ刀…

…まさか…お前…
”木ノ葉の白い牙”!?」(タイセキ)

「……!」(オビト)

「これは父の形見だ」(カカシ)

オビトの危機を一瞬救ったカカシ…なんだけど、「それを言うかよ…カカシ」(飛段風…笑)(第27巻/138頁)…って、バカーってな感じで、正直に言っちゃうところが仔カカシらしくって良かった(笑)。この時、オビトの反応が気になった(驚いていた)んですが、きっと、カカシは普段からこのチャクラ刀を使う事は無かったんじゃないかと思います。だから、「千鳥」なんて開発したんだろうし、オビトはカカシがチャクラ刀を使うところを見た事が無いのに、何でカカシがそれを持ってるのか不思議だったんじゃないでしょうか?それがサクモさんの「形見」と聞いてハッとした…と。カカシが使わない=余計なもの…なんだけど、カカシにはサクモさんと一緒に居るかのような…きっと…お護りみたいなモノだと思います。

この「白光のチャクラ刀」はサクモさんが持っていた事をミナトは知っていたでしょう。そして、カカシがそれを使わない事も…。だから、ホントの「お護り」とも言える「飛雷神のクナイ」の謎解きをマヒルの一件でしなかったのだと、僕は思います。そして、カカシが、そのチャクラ刀を振るい、オビトを助ける為に敵に立ち向かった。これには「神頼み」みたいな心境もあったと思います。カカシも心細かったのでしょう。だから、黙っていれば良いものを、「父の形見」なんて口を滑らせてしまったんじゃないでしょうか(笑)。言わなきゃ敵がビビって逃げたかも知れないし、一度退いてくれたかも知れないのに(笑)。ま…上忍になったとは言え、12歳。しっかりしてても場数の少ない子供な一面もあったのですね。


「!
オビト…お前…」(カカシ)

<スウ…>「な…何故だ…
見えるわけはない…な…
何だ?その眼は…!?」(タイセキ)

「ここは…
仲間はオレが守る!!」
(オビト)

そして、タイセキの「迷彩隠れの術」に翻弄され(第27巻/145頁)、左眼を失ってしまったカカシのピンチを救ったのが、オビトの写輪眼覚醒(二次覚醒)でした。開眼したオビトの写輪眼がタイセキのチャクラを見切り、的確な動態予測は一撃でタイセキの心臓を捉えました。オビトもカカシと同じく大切な人を守る為に真の力を発揮できたのです。この覚醒は写輪眼の秘密を考える上でも重要で、あたかも写輪眼に意志が在るかのような描写であり、当時の写輪眼考察にも大きな影響がありましたっけ。しかし、この時、開眼したオビトの写輪眼がカカシの上忍祝いの「プレゼント」になるなんて…結果的に皮肉な結果になって…でも、それが「お前にやるもんなんてなーんにもねーよ!」と言ってしまったオビトの伏線回収の為…止むなし…と言う訳では…(笑)。


「…………
そう…いや…
忘れてたぜ…」(オビト)

「……!?」(リン)

「オレ…だけ…
お前に…上忍祝いのプレゼント
やってなかったな……
カカシ…」(オビト)

「………」(カカシ)

「……何がいいか…考えてたんだ…
んでよ…今…思いついたんだ…
なに…安心しろ…
約にたたない…余計な…
もんじゃない…」
(オビト)

「………」(カカシ)

「この…オレの写輪眼を…やるからよ
…里の奴ら…が…何て言おうと…
…お前は…立派な上忍だ…
それが…オレの気持ちだ…
受け取ってくれ…」(オビト)

リンを救うべくカッコウをカカシとオビトの絶妙な連係が一度は退けますが(第27巻/161-162頁)、残心剣道でも残心を怠った場合一本を取り消される場合があります。武道・武術の基本とも言える「心構え」で、これが無いカカシやオビトをカッコウはこの後、散々「ガキ」と罵ります(笑)…を怠ったせいで、カッコウの「土遁・岩宿崩しの術」の餌食になり、カカシを庇ったオビトが大岩の下敷きになってしまいます。そこで、オビトはカカシの上忍祝いの「プレゼント」として、開眼したばかりの写輪眼を手渡します。それまで泣いていたリンちゃんが妙にチャキチャキと医療忍術を使って手術する描写に関して胸が詰まって言葉がありません(笑)。ま…これが女子の持つホントの強さと言う事で…一つ…(脂汗)。


(…カカシの奴と…
せっかく仲良く…
なれたのになぁ…

…リンには…結局…告白…
できなかったなぁ…)
(オビト)

(みんなと…
もっと一緒にいたかったなぁ…)(オビト)

(オビト…!)(カカシ)

左眼をカカシに与え、尚も敵の状況を把握(カカシがカッコウを倒した事や、敵の増援が近付いている認識がオビトにはあった)できるオビトの右目は潰れてはいなかった…(第27巻/176頁)、とナル×ジャンでは考察(タレコミがあった)していますが、それが何処かに転用されてる疑惑が、「トビ=オビト仮説」や、最近判明したダンゾウの右目の写輪眼や、霧隠れの青の写輪眼疑惑の元ネタになっています。ダンゾウには「うちは虐殺」で大量の写輪眼を入手した可能性もありますので、個人的には神無毘橋のオビトの死体が転用されたのが”暁”のトビ(トビ=オビト仮説)を押したいですね。ま、最悪、青かな…(笑)。間違ってもダンゾウにはオビトの眼は使わせたくないんだな…それが人情ってもんですよね(笑)。

オビトが岩忍の「土遁・裂土転掌」で崩れる地中に沈んで行くのは切なかったですね。最後までオビトの手を握っていたリン。それを振りほどいたオビト…。このヒーンのオビトの無念は計り知れないです。何よりリンに告れなかった思い遺し…って、リンがオビトの気持ちに気付いてなかったと、オビトが思ってるところが、僕の汚れた心を更に責めます(笑)。しっかし、この子ら12~13歳くらいで、どんだけ高度な恋愛をしてるんだってばよ…と、自分が彼らと同い年の頃なんか、ホントに何者でもなかったし、思えば、今みたいにエッチな事も考えてなかったかも…ぶっちゃけ、何も知らなかった…僕も純真だったのよ…ほんとおぼこい子供だったから。それが今はこんなに汚れちまって…(脂汗)。オビトにすっごいシンパシー感じる。


「リン…
…オビトはお前のことが
好きだったんだ…

大好きだった……
大切だった……」
(カカシ)

「だから命懸けで
守ろうとしたんだ」
(カカシ)

「………」(リン)

「……なら!カカシ…
私の気持ちだって…」
(リン)

「オレは…!オレは一度…
お前を見捨てようとしたクズだ…」(カカシ)

オビトや僕と違って、この頃既に汚れてたんですね…リンとカカシって…(笑)(第27巻/180頁)。『カカ外』の恋愛感覚って実年齢の+10~15歳ってとこかしら。ま…恋愛経験の希薄な僕には、この時のリンとカカシの会話の意味が分からなかったんで、NASAの”大人語翻訳機”の協力で考察しましたっけね(笑)。リンの気持ちは出逢ったときからカカシに在って、オビトにはなかった…。悲しいけど、それが「恋」なんだと、僕は思う。ま…詳しくは「オビトは何故、”目薬”をさしていたのか?」にて赤裸々に語っています。ちなみに、オビトは『カカ外』のアニメでも二回ほど目薬をさしてましてね。もっと回数を増やしてくれるかとも思ったんですが、原作に忠実なので許します(だから、もう少し気を利かせろと…あれ程…笑)。


(オレは…死んだのか…)(カカシ)

(ここは…?)(カカシ)

「ん…気がついたみたいだね…」(ミナト)

「先生!!
どうして!?」
(カカシ)

「このクナイの術式は
オレが時空間忍術で飛び回るための
目印なんだよ…」
(ミナト)

「じゃあ…敵は…」(カカシ)

「オレが全員倒したよ…」(ミナト)

「!」(カカシ)

「リンは…!?
…リンはどこなんです!?」
(カカシ)

「………」(ミナト)

「間に合わなくて
済まなかった
…カカシ…
話は全部 リンから聞いたよ…」(ミナト)

結局、最後はミナトのお護りが発動して一件落着と相成ります(第27巻/181-183頁)。でも、この時、医療忍者であるリンがカカシを介抱したなかった…って言うのが、カカシの寝顔を見てたら泣いちゃうから…なんてお話で終わらせないのがナル×ジャンで、『NARUTO -ナルト-』史上に残る「恋愛強化書」をズブズブの真っ黒に塗り替えちゃうような考察をしてまして…それが「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」であって、「閃光万雷」のWILLIAMさんと、アメリカはNASAの協力で捏造…おっと、口が滑っちまったぜ…練り上げております。リンのホッペの絆創膏が気になって仕方ない方は是非とも読んでみて下さい(笑)。ま…『カカ外』がスッゴイ素敵なお話なんであまり汚したくはないんですが、黙って居られなくて…。

そもそも、カカシが気絶してるのに、何でリンが事の一部始終をミナトに報告できるんだ!!とか、リンが無傷でピンピンしてるのも変ですよね。それにミナトが「飛雷神のクナイ」の謎解きでカカシを誤摩化してるようにも見える…って言うか、その謎をここで明かす意味ってあるのかよ…って思いませんか?カカシが、ミナトに感じる劣等感を逆撫でするような事言うのは、僕には凄い違和感です。つまり、それよりももっと大きな秘密がそこにはあったのだと…僕には思える訳です。でも、ま…黒くなるばかりがナル×ジャンでもないし…普通に「恋愛強化書」として『カカ外』を捉えるのが王道かなーなんて、目の前で元気よく動くミナト班の面々を何度も何度も愛でながら、そんな事を想う…暑い夏の日の夜更けでした。


第三次忍界大戦―
その長きに渡る戦いは
名も無き多くの忍たちの
犠牲によって終結した

そして同時に
名だたる英雄たち…
語り継がれる伝説を
残したのである

神無毘橋の戦い
―その日

木ノ葉隠れに
二人の写輪眼を持つ
英雄が生まれた

一人は
その名を
慰霊碑に刻み…

一人は後に
”写輪眼のカカシ”と呼ばれ
他国にまでその勇名を
轟かせるのである




…と、まぁ…こんな感じにほぼ100%原作を忠実にトレースしてまして、前後のアナウンス(三代目)なんて一言一句、同じです。キッシーが6週分=劇場版をイメージして『カカ外』と言うスピンアウトを考えたんじゃないかと思うと、それを1時間の…しかもTVで垂れ流してしまうのは勿体ないなーとも思いました。ちょっぴり甘酸っぱくて、ちょっぴり切ない…『NARUTO -ナルト-』に希薄な恋愛と真正面に向かい合った意欲作でもあり、ナル×ジャン的にも神無毘橋が赤く萌える…かも知れない黒い考察チャクラの供給源でもあります(笑)。非常に秀逸なアニメ作品だったと思います。映画の宣伝もあったにしても…お大尽な一時間だったなーと。有り難いけど、勿体ない気もするなーと…(DVDは買っとくか…12月だけど)。

何で…これで『劇場版』を仕上げようとしないのか?
『カカシ外伝』劇場版製作熱烈希望するのだ!

  

  
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『神無毘橋(カカ外)周辺の考察』

 
「カカシ外伝」(戦場のボーイズラブ)の本放送を拝見致しました!!勿論、全裸で正座(笑)。何度か見直して感想を執筆させて頂きます。率直に良い出来だと思いました。内容には満足です。非常に面白かった。でも…1時間だと勿体なくね?と思いました(思いませんか?)。何で、これで「劇場版」を作らんのかが疑問(笑)。ホントは…2時間くらいのボリュームにピッタリの内容でしょうよ(カカシ風)。ま…取り敢えず、あと二回は見返すので感想はもう少し待って下さいね。…で、ナル×ジャンでこれまで書いた『神無毘橋(カカ外)周辺の考察』をピックアップしました。かなり前に書いたのもあって内容がちょっとアレなのもありますが、「閃光万雷」のWILLIAMさんのキレーなイラストの待ち受けなどもありますので、お時間がある人はもう一度読んでも良いかもね。

『神無毘橋(カカ外)周辺の考察』

オビトの「死」における「写輪眼」の描写

ナル×ジャン+閃光万雷!コラボ待画

ナル×ジャン+閃光万雷!コラボ待画 Ver.仔カカシ

波風ミナトは何歳で逝ったのか?

『飛雷神のクナイ』

オビトは何故、「目薬」をさしていたのか?

カカシは何故、オビトの死を忘れられないのか?

ミナトは何故、"黄色い閃光"だったのか?

シカクは何故、仙術を知っていたのか?

神無毘橋は赤く燃えたのか?!



個人的にはリンちゃん関連の考察はお気に入りで、特に「オビトは何故、「目薬」をさしていたのか?」(恋愛論)は、特に…特に…お気にい入りです。恋愛不感症『NARUTO -ナルト-』にあって、唯一「恋愛」にスポットが当たってると言っても過言ではない『カカ外』「恋愛強化書」的な側面が描けたと思います。ちょっぴり切なくて、恋愛経験の全くないケルベロスが書いたとは思えない考察です(笑)。あと…アレかな…リンちゃんのホッペの絆創膏が気になった子は是非とも「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」を読んでみて欲しいです。カカシが目を覚ました時に、何でリンちゃんはカカシを介抱してなかったんでしょうか?

きっと、神無毘橋は赤く萌えて……(笑)。


 
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ダルイに首っ丈!!

 
<ザッ>「行くぞ!!
シー!ダルイ!!」
(雷影)

「ハッ!」(シー)

「オ~~~スッ」(ダルイ)

第454話「五影登場…!!」で初登場したダルイ…。クールで優等生的なシーとは対照的に脱力系で、ちょっとワルな雰囲気のダルイが、僕は一発で気に入りました!!別にイケメン(※)でもないし、唇だって餃子みたいだし…でも、ファッションセンスがB系で、系統としてはキラビに近そう。それに、何より僕の「捏造心」…おっといけねーッ!!…「創作心」を掻き立てたのが、そのごっつい両腕(上腕部)の漢字のタトゥー右手に「水」、左手に「雷」…これって、チャクラ性質を示してるんじゃないかなーと、ふと思ったとですッ!!待てよ…これって似たようなのを過去に見せられたな…と…。以下、全て捏造につき…(黒汗)。


「ボクは”土”と”水”の二つしか使えない
そもそも”木”なんていう基本性質はないんだよ」(ヤマト)

「じゃあどうやって?」(ナルト)

同時にやるんだ
”土”と”水”の二つの”性質変化”を同時に行い
”木”の”性質変化”を新たに発生させる」
(カカシ)

「右手に”土”」(ヤマト)

「左手に”水”」(ヤマト)

<パン><ズズ…><ズズ…><ズゴゴゴ…>

「すげー…」(ナルト)

二つの”性質変化”を持ってる場合
それぞれ独立して使うのは大して難しくない
だけど二つの”性質変化”
同時に発生させるとなると話は別…」(ヤマト)

「二つの”性質変化”を同時に扱い
新たなる”性質変化”を生み出す力…

”血継限界”って言うんだよ」(カカシ)

ナルトの風遁修行の導入でヤマトが見せてくれたアレです(第35巻/124-126頁)。この行の「血継限界」の説明にインスパイアされて「チャクラ性質の同時使用の意味を考える」(チャクラの考察)なんてのも書いたなー(チャクラ性質の組み合わせには「失われた性質変化」などの風説とか、本編でも「四尾・熔遁」…第39巻/67頁…などの提示があって、当時、いろんな方が考察されてまして、タレコミも多数あり…この考察もそれらを参考にしています)なんて、思い出しました。二年近く前のお話…。それで…ヤマトの木遁は「土+水」で、「白」の氷遁が「風+水」だから…。

「ダルイ・竜遁=水+雷」

「ダルイ・竜遁=水+雷」 illustration:Cerberus

今風に解釈すると、ダルイの右上腕の「水」と、左上腕の「雷」が、もしかしたら…「竜遁」なのかしらね…と、「捏造心」…おっといけねーッ!!…「創作心」が騒ぐとです(笑)。ま…根も葉もないお話ですので、ちょっとアレですが、夏休みと言う事で…一つ…(全然、関係ねーじゃん!!)。当初、「化遁」(水+雷):電気分解。(憶測)雷が絡む特性は難しい!…と苦心していたなーと懐かしかった(笑)けど、「水」と「雷」が混ざり合った景色に古の人が見たであろ…「竜」もアリかな…と、思い付いて(笑)。でも、「化遁」よりはカッコ良いっしょッ(笑)。

…で、ダルイもその血継限界の持ち主で、「水+雷」の新たなる性質変化をもって、物理的に竜を生み出して戦ったらカッコ良いなーと思った訳です。口寄せとは違って、何処かに居る竜を召還するんではなくて、「竜の力」と言いますか、豪雨と共に大地を劈(つんざ)く雷鳴…みたいなイメージ(ま…麒麟ですかね)で、両掌を<パン>と合わせたのを合図にゴツイ竜ちゃんが敵を襲う(潜影蛇手の竜版みたいな…)もので、外道魔像の「朧龍」(おぼろりゅう)や、ペインの「幻龍九封尽」なんかとも違う。

僕の大好きな漫画家で石川賢(大先生)さんが描いた『虚無戦記MIROKU』(全五巻・徳間書店←凄く面白い作品だから探して読んでみて下さい)と言う作品があって、やっぱ痛快な忍者アクション巨編で、「虚無戦記」と言う巨大なサーガの一角を担う素晴らしい作品です。悪役(笑)の真田幸村が率いる真田十勇士が主人公の無幻弥勒と戦うお話です。そして、十勇士の一人に猿飛佐助と言う忍がいて、その忍が両掌から実体のある竜を放って攻撃する忍術を使うのです。それが…カッコ良いの何のって…ま…それをダルイにはやって貰いたいなー…と(笑)。

「ボス…アレ
はたけカカシっすよ…
右のやつ」(ダルイ)

「フン…分かっとる!」(雷影)

第457話「五影会談、開幕…!!」で、移動中の雷影小隊にナルトが接見する行で、ダルイが抜け目無い一言で、おまけにカカシをリスペクト(あれはダルイと雷影のリスペクトです!!)なんかするもんだから、もう<キュン>となってしまって…エーッと、ここで弁解を一言…一部でケルベロスの「ガチホモ説」があるそうなんですが、僕は正真正銘のロリコンの熟女好き…つまり、単なる女好きの変態ヤローですが、「男色」は…ちょっと…そんなの無理…ですのでお間違いなく(笑)…おまけに、背中にカッコ良い「大刀」なんか装備してるもんだから、ダルイが好きになっちゃった訳なのだ…(やっぱ…ガチホモ?…保毛田…笑)

「草薙の剣・竜牙」

「草薙の剣・竜牙」 illustration:Cerberus

…そ、それはあくまでも噂であって…(笑)…ダルイの装備してるのが、かなり幅広の大刀で、刃の形状は不明ですが、「斬竜刀」(Dragon Killer)をイメージ(ね、捏造?!)して、勝手に考えてみました。刀剣好きのケルベロスとしては、(グリップ)のデザインから「草薙の剣」と認定させて頂きました…が、根拠はあまりありません(笑)。草薙の剣は大蛇丸が収集してましたが、大蛇丸が集め切らんかったコレクションも残ってるんじゃないかと期待してまして…(汗)。感知タイプ(シー)じゃない(だろう)…雷影の護衛であるダルイの力量には、かなり期待してまーす。

新キャラが大挙して提示される中で、ダルイは誰よりも個性的…ちょっとダルダルで、モッサリしてるけど、抜け目無くて、勿論、ガタイも良くて力もありそう<ポッ♡>(←やっぱ…ガチホモ?!)。サムイのクールさとは違う…冷たくない冷静さがダルイには感じられて、しかも、「竜遁」なんて…かなり凄そうな血継限界(チャクラ性質の同時使用による新たなる性質変化の創出)も感じさせてくれるところに、僕の「捏造心」と言うか「創作心」が刺激されて、早くダルイのバトルシーンを観てみたいもんだと…そんなダルイに首っ丈な…今日この頃なのです(笑)。


  
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雷影の言い分

 
「かつてアナタが日向の白眼
狙いやった事は木ノ葉では何も解決していない
戦争の火種をつくった雲側に対し
木ノ葉は血の涙をのんで戦争を回避した

尊い犠牲の上に
アナタ方は存在している事を
忘れないでもらいたい」
(ヤマト)

「…今ここで若い忍
不器用なりに雲と木ノ葉…
互いの里・国を想い頭を下げている

雷影様……
アナタは五影の一人として
これをどう捉えどう思われる?」(カカシ)

「忍が簡単に頭を下げるな!
忍が尊重するものは行動と力だ!


忍同士の話に譲歩ぐせは禁物
人類の歴史は戦争の歴史だ!
三つの忍界大戦以後……
あらゆる国…里が強い忍術
手に入れようとしてきた
力なき者は踏みつぶされる!
それが忍世界の絶対の真理だ!


”暁”は国際指名手配となる
そうなればワシだけではない
世界がサスケを狙う

犯罪者のために頭を下げ
仲間の安全のために慈悲を請う
忍の世界でそれは友情とは言わん!」(雷影)

第457話「五影会談、開幕…!!」で、ヤマトが持ち出した「日向事件」(ヒナタの三歳の誕生日辺りに雲隠れが木ノ葉に仕掛けた政治的謀略。ネジの父・ヒザシの一命と引き換えに落着する事になる…)で、雷影が「白眼」を狙った事実…雲隠れだって、13年前(九尾事件の3年後)に木ノ葉に酷い事したんだよ…と、サスケがキラビ(人柱力)を拉致って連れ去って…もしかしたら、殺しちゃったかも知れないのに、それを許してくれるように雷影に土下座するナルトに援護射撃を行います。カカシが言う「若い忍」とは、その一件をリアルに知らない…つまり、ヤマトみたいにチクッとするような事を言わない忍が、こんな身体(カルイにフルボッコにされた)で、出張って土下座してるんだから…と言う軽ーい…イ・ヤ・ミ(笑)。

確かに、サスケが雲隠れでやらかした犯罪行為は決して許される事ではない。謝って済む事でもない。しかし、雲隠れだって似たような事をかつて木ノ葉でやらかしてるじゃないか…。それを充分に知っているヤマカカの前で土下座して、ただただ謝るナルトがヤケに「不器用」に見えるのです。ぶっちゃけ、ヤマトなんかは激しく責めてますし…でも、ガチに話を進めるのは如何なものかと、カカシが「まぁまぁ…」と、尖った雰囲気を和らげているのだと思います。ここにも強面なお父さん(ヤマト)と、物腰が柔らかい穏健なお母さん(カカシ)が絶妙にバランスした美しさがありますね(笑)。そして、ヤマカカの想いは一つ…ナルトを無視して立ち去る事だけはないように…と、まぁ…二人は器用な忍な訳です(笑)。

もしも、この場にヤマカカが居なかったら、恐らくナルトの土下座は一笑に伏され、雷影の声を聞く事も無くホントのホントにムダに終わった事でしょう。その意味では、雷影の長ゼリフはヤマカカの口撃の賜物(たまもの)と言えるでしょう。しかし、雷影が吐く口上が苦し紛れでない事は明白で、「日向事件」をしても、雷影の持つ忍の信念は揺るがないのです。逆に争い事を避け、譲歩してしまった木ノ葉の態度に問題があるのだとやり返している訳です。「日向事件」が「九尾事件」の3年後と言う事は、三代目火影が再任してた頃でしょう。あの一件で木ノ葉が譲歩したと言う事は、雲隠れに木ノ葉が踏みつぶされた…事を意味すると、雷影は反論してる訳です。この考えはダンゾウの強硬・武闘派路線に非常に近そうです。

三代目の在任の時から
一番の使い手だった者を選抜した」(綱手)

「……結構…
ただ其奴揉め事嫌いで
腰の引けた三代目の教えが
……
染み付いてなければいいんだがな」(ダンゾウ)

カカシの代行にヤマトが選抜された行で、ダンゾウが綱手にチクチクやってましたっけ…(笑)(第32巻/103頁)。「九尾事件」で四代目が逝き、次なる火影の選抜でダンゾウが手を上げなかった筈はない…と思う(笑)。それでもヒルゼンが火影に再任したのはミナトやクシナの想いを汲んだヒルゼンが、柄にも無く熱くなってホムラとコハルを必死に説き伏せたからでしょう。三人は柱間・扉間直系の弟子でもありますから、ナル×ジャン的には「人柱力の管理」でも意見が一致したのもあるでしょう。それと、木ノ葉自体が三度の忍界大戦と「九尾事件」で疲弊して、戦争を好まない穏健な方向に傾いていたであろう状況(上忍師の信認の問題)も関係して、ダンゾウは冷や飯を食らう事になったのは悔しかったろーな(笑)。

しかし、その穏健さを雲隠れが見逃さなかった…。それが「日向事件」でしょう。ナル×ジャン的には雲隠れが「白眼」を欲したのは、その亜種とも言える「写輪眼」の研究材料だと考えていまして、「うちは虐殺」(終末⑥)で提示していますが、キラビと八尾の対話で出て来た「……そろそろ時代が動くかもな…」(第45巻/131頁)と言う八尾の言葉と、強ち無縁でもない…と、僕は考えています。ま…雷影には雷影なりの考えがあって、木ノ葉と一戦交える覚悟で日向に手を出した訳で、それに木ノ葉側から譲歩があっただけで、「筋論」は間違ってはいない…筋は通した…と、雷影は言いたいのだと思います。これは双方の覚悟の違いであって、木ノ葉が退いたから、雲隠れも退いてくれ…と言うのはお門違いな訳です。

それが、カカシの代わりに、暗部からヤマト(この時、ダンゾウは綱手が用意した暗部がテンゾウである事をしっていたと思います。ただ、テンゾウの徴用が人柱力の管理には最適だったので容認したのでしょう)を引っ張って来て対応する綱手に「腰の引けた三代目…」とイヤミを言わずにいられない歯痒さとなって滲んだのだと思います。あれはモロに「日向事件」での三代目の弱腰に対する批判であり、柱間の孫であり、それが柱間のDNAを宿したテンゾウ(ヤマトの暗部名)を引っ張って来たもんだから、ちょっと……否…かなり妬けたのだです。…で、そのダンゾウが雷影にどんな棘を突き立てるのかは見ものです。もしかしたら、そこでダンゾウが存在感を示すのかなーとも思えますが、ちょっと浅いな(笑)。

「ワシ達はサスケを始末する
その後でお前らが踏み止まれ!!」
(雷影)

雷影は譲歩しないと言っている。だから、キラビを殺した…とされるサスケを許すつもりは毛頭ない訳で、「日向事件」と同じ様に、その「復讐の復讐」は木ノ葉が踏み止まれば良いでしょ…と、まぁ……この一言がヤマトに火をつけちゃったんだけど(笑)、それはそれで雷影内部の整合性は非常に高く、些かのブレもない。正に「筋」を座右の銘とする雷影に相応しい言動なのだと言えます。もっとも、ヤマカカだってナルトの嘆願が通じるなんて端っから思ってないし、当の本人のナルトだって「むちゃくちゃ言ってんのも分かってる…!」と前置きした事から、ナルトにも受け入れられない確信みたいなモノがあった筈です。それでもナルトが嘆願したのは、それしか思い付かないから…カカシはそれを「不器用」と褒めた…。

今は方法は見つけられないけど、必ずサスケを救い出してみせる!!それは…ナルトには初めて出来たサスケと言う「繋がり」が何よりも大切だから。同時に、サクラと交わした「約束」でもある。ただ、そこに恋愛感情介在するかと言うと、ちょっと疑問で、ナルトの行動を観察する限りでは恋愛関係のレディネスもなければ、生理面での欲求も見当たらない(笑)。特に生理面でのナルトの清廉潔白さは異常(笑)。ま…それもこれも「八卦の封印式」が…と、僕は考えてる訳ですが、今回はちょっと置いといて、ナルトは真摯に「約束」を守りたいんじゃないかと思います。ナルトはサクラと「約束」した以外に、自分とも「約束」している筈です。それがナルトの嫌らしさを皆無にしているのです。ナルトは諦めていない訳です。

「木ノ葉のガキ…
お前が何をすべきか
もっと考えろ!」(雷影)

「バカのままやり通せるほど
忍の世界は甘くはない!!」
(雷影)

そう言って、雷影はナルトが嗚咽する様を一別して立ち去ります。雷影が言わんとする事は、特に「筋論」としては良く判ります。人を殺す力を持つ者が、殺し殺される…争い事を恐れ、譲歩する時点で終わってる…それは良く判る。ナルトが泣きながら額を地に擦り付け嘆願する姿は雷影には到底容認できない行いであった筈です。ただ、この時の雷影の台詞がヤケに自来也…第一部のラストの木ノ葉病院でナルトを見舞った行…の台詞と似てるのが、何だか僕には救いでした。あの時、自来也は大蛇丸の里抜けを食い止められなかった自分を思い出していました。回想で、大蛇丸は自来也を「バカにも程がある」(第27巻/39頁)と罵っていましたっけ(笑)。その想い出が自来也にこう言わせたのです……。

「バカのままじゃ…この世界
生き辛いのが現実だ…」
(自来也)

その時、自来也は大蛇丸を想っていた……(第27巻/41頁)。大蛇丸を救えなかった自来也の後悔が、ナルトを「バカ」だと…自来也に言わせたのです。自来也と雷影はすごく似てる…と、僕には思えました。自来也が後悔を引き摺るように、もしかしたら、雷影も何かを引き摺っているのかも知れない…と、僕には思えました。自来也がナルトに感じた眩しさを、雷影も感じていたんじゃないでしょうか。雷影も一生懸命、雲隠れを守って来た忍です。戦いと血に塗れた忍道を歩んで来たのです。「行動と力」を尊重して来た…と言うのもウソではないでしょう。そして、キラビの戦死に流した涙もウソじゃなかったと思います。雷影もまた大切なものの為に戦って来た…。雷影には雷影なりの「愛」があるのです。

だから、ナルトを一別した雷影の視線には悲哀があった。それは、木ノ葉病院でナルトを背にした自来也の「じゃあの…………」(第27巻/45頁)に酷似していました。あの時、見せた自来也の悲哀に近似する何かしらの「後悔」を雷影も引き摺っている?でないと、ナルトに「バカのままで…」とは言えない。それには、自分も一度は「バカ」になった経験が必要だからです。そして、自来也がそうだったように、大切な何かを雷影も守れなかった…。その後悔が雷影の後ろ髪を引いた……ならば、ナルトの性根がオモイに届いたように、雷影に通じる可能性があると思う。諦めてしまった雷影と、諦めないナルト…その「諦めないド根性」雷影の正論「筋」を突き崩す日がいつか…きっと……(第27巻/42頁)。

「賢いってのがそういうことなら…
オレは一生バカでいい…」
(ナルト)

キラビ早く出て来ォーいッ!!(笑)



  
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第457話「五影会談、開幕…!!」(後編)

 
第457話「五影会談、開幕…!!」(前編)の続き…。

それじゃ私は用があって先に行くけど
カカシ先生に任務報告よろしく言っといてね!」(サクラ)

「うん!ちゃんと言っとくってばよ!」(ナルト)

「……」(サイ)

「ナルトはさ……」(サイ)

「ん―?」(ナルト)

「サクラの事
好きでしょ?」
(サイ)

「なっ!」(ナルト)

にありました…
好きな人の前では常にニコニコなんだと
君はいつもそうです
告白とかしたんですか?」(サイ)

「?」(サイ)

「……」(ナルト)

「…んなもんできっかよ
約束も守れねェ男がよ…」
(ナルト)

「…サイ…
お前はすっこんでろ」
(ナルト)

<スッ>(イヤだ…
ボクもじっとなんてしてられないよ
ナルト)
(サイ)

在りし日の木ノ葉隠れの街並。ナルトとサイの装備品がやや重装備(デイパック?)なので、ナルト、サイ、サクラの三人で何かしらの任務を済ませて来たところなのかな…と思います。それをサイが回想しています。ちょっと自省気味に俯く機微から、サイがダンゾウに「定時連絡」の直後ではないかと思います。カカシの「信じてるよ攻撃」「笑顔」…それに<シュビ>のOKサインのコンビネーションに陥落したサイが、ダンゾウに虚偽の報告をさせてしまった(笑)。サイは”根”の一員としてダンゾウを尊重(尊敬じゃないと思う)している。しかし、カカシの言わんとするところも解るのです。何よりサイの中のナルトに対する興味眩(まぶ)しさを、サイは無視できなくなって来ているのだと思います。

サイはナルトの態度から、ナルトが抱くサクラへの好意を感じ取ります。そして、それを臆面も無くナルトにぶつける…(笑)。異常者のナルトも、そのストレートさに押され気味ですが、立ち去るサクラの後ろ姿を見つめて考量して、自分の覚悟をサイに伝えます。ナルトは真剣にサクラとの約束サスケを木ノ葉に連れ戻す…を守ろうとしている訳で、その為にカルイの鉄拳の雨霰に曝された…それをマジマジと見たサイだからこそ、その男気に震えられる訳です。「約束」とはナルトの忍道そのもので、真っすぐに自分の言葉を曲げない…その覚悟がナルトを凛(りん)と立たせるのです。きっと、サイはナルトが不思議なんだと思います。それがサイが抱くナルトに対する興味を生み出している…。

ナルトは異常者です(笑)。ここまでの覚悟を持って、それを土台に真っすぐに行動できる人間など、そう居るものではありません。それが、ナルトが示す強烈なアイデンティティであり、この物語の中心(核)になり得るほど強固です。ナルトを中心にして世界が回転するほどの存在感がある訳です。そんなナルトだから、ヤマカカを従わせ、めちゃめちゃ強面な雷影の前に立ち、シーやダルイすら退かせるような嘆願が出来る訳です。ナルトは真剣に世界を変えようとしているのです。ナルトに憧れる気持ちは、僕には凄く解る。サイもその一人なのでしょう。ナルトって何なのか?サイは、それを知りたいんだと思います。つまり、それはサイが自分のアイデンティティを求めてる事なんだと、僕は思います。

だから、ちょっとサイが保毛田保毛夫(←これも古いの?もう過去の遺物なの?死語の世界なの?)っぽく見えちゃうけど…それはあくまでもであって…(笑)、それはサイの気持ちが未整理で、サイ自身も自分の気持ちを計りかねているからです。サイは”根”で難儀な教育を受けてまして、心の欠損部位が多いです。しかし、リアルの世界に目を移しても、心の全てが完備されている子の方が珍しいくらいで、サイだけが特別だと言う訳でもないですが…。ま、取り敢えずサイは必死にナルトを追いかけてて、結果的にそれは自分を捜す旅になってると言う事なんだと思います。ただ、自分を知る=アイデンティティを得る事は、実は悲哀を帯びた体験でもあり、その物悲しさこそ、少年少女に対して感じる眩しさでもある訳で…その正体が何かを、今は未だ言えないのよ…(汗)。もしかして、こんな風に勿体振るのは……僕が汚れてるって事なのかしら(汗)。

「うっ…」(ナルト)

「ワシ達はサスケを始末する
その後でお前らが踏み止まれ!!」
(雷影)

「ケッ バカが!!」(カルイ)

「我々は急いでいる
もういいだろう」(シー)

「………」(ナルト)

「かつてアナタが日向の白眼
狙いやった事は木ノ葉では何も解決していない
戦争の火種をつくった雲側に対し
木ノ葉は血の涙をのんで戦争を回避した

尊い犠牲の上に
アナタ方は存在している事を
忘れないでもらいたい」
(ヤマト)

「…今ここで若い忍
不器用なりに雲と木ノ葉…
互いの里・国を想い頭を下げている

雷影様……
アナタは五影の一人として
これをどう捉えどう思われる?」
(カカシ)

一方、鉄の国の近くの某所。積もった雪に額を擦り付ける様に懇願するナルトの土下座シーンです。やはり、ナルトの直球は雲隠れの忍をドン引きさせたみたいです(笑)。中でもカルイは「ビッチ認定」が下されるくらいに下衆っぽく感じられます(笑)。雷影も一応、正論を吐いているようですが、木ノ葉と雲の過去を知るヤマカカには、それが随分と手前味噌に聞こえたのか、キリリと反撃していますね。ヤマトが暗部で「日向事件」(幼いヒナタを誘拐するところから始まるから10~15年ほど前の時系列)を経験したのだろうし、カカシだってバリバリの当事者だった筈です。それが、みっともなく土下座をするナルトを「不器用」と言わせているのです。それが、ちょっとした皮肉にもとれるのは、僕が汚れてるから?(笑)


「………うっ…」(ナルト)

「忍が簡単に頭を下げるな!
が尊重するものは行動と力だ!

忍同士の話に譲歩ぐせは禁物
人類の歴史は戦争の歴史だ!
三つの忍界大戦以後……
あらゆる国…里が強い忍術
手に入れようとしてきた
力なき者は踏みつぶされる!
それが忍世界の絶対の真理だ!

”暁”は国際指名手配となる
そうなればワシだけではない
世界がサスケを狙う

犯罪者のために頭を下げ
仲間の安全のために慈悲を請う
忍の世界でそれは友情とは言わん!」(雷影)

「木ノ葉のガキ…
お前が何をすべきか
もっと考えろ!

バカのままやり通せるほど
忍の世界は甘くはない!!」
(雷影)

「……」(オモイ)

「ヘッ!」(カルイ)

ヤマカカがチクッとやったもんだから、雷影も無視して立ち去る事も出来なくなったようですね(笑)。ま…しかし、雷影の外交姿勢も一貫してて、間違ってはいない…ってか、千手柱間が立ち上げた「一国一里」の忍のシステムの中では、国を里が護る…その武力としての忍がある訳で、至って正論と言えるでしょう。だから、この雷影の意見にヤマカカもどうこう言う事はしない訳です。何を隠そうヤマカカもその思想に沿って行動して来たのですから、ただ「気は心」もあるだろうに…と食い下がっていただけなのです。しかし、ナルトの土下座が全く無駄に終わってしまったかと言うと、それは違ってて、雷影の意見を引き出した意義は大きいです。何故なら、ナルトはその先の世界変革しようとしてる訳だから。

ま…それも……結果的に…な訳ですが、ナルトは「忍のシステムが抱える問題点を考える会」の会長みたいなもので、「ポスト柱間」の世界を構築する急先鋒ですから、旧体制にガチガチに浸り切った雷影の意志に触れる意味は果てしなく大きいです。物事の筋で言うなら、雷影は正しいと思う。しかし、その筋自体が間違ってるんじゃないかと、ナルトは言いたい訳で、この果てしない温度差こそ、ナルトがこれから戦うべき相手であり、目指すべきパラダイムシフトの前に立ちふさがる大きな壁なのだと思います。ビッチのカルイは良いとして、オモイにはナルトに一定の理解と言いますか、オモイ自信が抱える疑問みたいなモノが感じられます。やはり世界を変えるのはナルトやオモイのような若い子たちなんだろうな…。


<ザッ>(カカシ)

<ズン>(ナルト)

「ナルト…もういいよ…
頭を上げろ」
(カカシ)

雷影小隊はサムイ小隊を吸収して、そのまま鉄の国の五影会談に向かったようです。恐らく、サムイ小隊も「特例」として鉄の国の入国を許されるのでしょう。サスケや”暁”の情報を持っていますし、事の顛末を報告する義務もあるでしょう。言うだけ言って立ち去る雷影を尻目に、カカシがナルトを労いますが、それを一別する雷影のカットに注目です。雷影は三度に渡る忍界大戦を経験した忍の筈ですから、長門が言った「ゴミのような死と…永久に続く憎しみと…癒えない痛み……それが戦争だ…」(第449話/「希望の花」)を嫌と言うほど経験してるでしょうから、疑問を持ってない筈ないんです。雷影がナルトに向かってて、それが甘酸っぱく雷影が感じるならば…ナルトの土下座が報われるのになーと考えてしまうのは…僕が汚れているからか?(笑)

カカシがナルトに向かい、ヤマトが雷影に向かう…この機微に、僕は唸ってしまいました。これじゃまるで、ヤマトが父親で、カカシが母親じゃないか…と、一人で感じ入ってしまいました(笑)。こんな小さなカット一つにもが宿っているようです。きっとキッシーは命懸けで臨んでるんだと思うんです。だから、このカットが描ける。そして、その「力」が雷影すら振り向かせた訳です。諸国に勇名を轟かせる…はたけカカシ。それに勝るとも劣らない毅然とした態度のヤマト。そして、この二人の傑物が推(お)すうずまきナルト。その存在感は必ずや雷影の中にも残るのだと思います。キッシーの本気が僕らに伝わる様に、ナルトやカカシ、そしてヤマトの本気だってきっと雲隠れ(雷影)に伝わるのだと、僕は考えています。素晴らしい。美しい。これが『NARUTO -ナルト-』のクオリティなのさ!!


「失礼します」(サイ)

「サイ…?」(サクラ)

「サクラ…
少し話があります」
(サイ)

未だに保毛田保毛夫疑惑の晴れないサイですが、何やら沈痛な面持ちでサクラに相談に来たようです。ところで、サクラはシズネと一緒に綱手の看病(治療?)をしてるようですね。サクラの後ろに寝てるのは多分、綱手なんだと思います。未だに昏睡を脱しないのでしょう。しかし、じっとしてられない…と立ち上がったサイの向かった先がサクラって事は何なんでしょう。サイは賢いから、ダンゾウがサイを見張らせてる事にも考えが及んでるかも知れないし、それが無くてもナルトが里の外に出た事がダンゾウに知れる猶予が五影会談の期間に限られる事は考えが及んでいるでしょうから、サクラと協力してナルトを呼び戻そうとするのか…違うな…ナルトに協力してサスケを救いに行こうとするんじゃないでしょうか。

そのくらいに…サイとしては突飛なくらいの…情熱をサイが抱いていて欲しいところです。そのくらいじゃないと人生なんて変わんないですから。でも、これまで示したサイの自発的な行動は注目に値します。カカシが指摘した様に、それを一番強く感じているのはサイ自身でしょうし、これからサイが体験する戦いこそ、サイが置き忘れて来た自分の心の欠けたるピースを拾い集める事なのですから…それに本気になれないようではお話しにならない(笑)。きっと、サイは人生懸けて行動してると思います。そのド性骨が僕は観たい。人は生まれただけでは人では無いのです。人は人になって行く生き物なのです。それは「心」を得る戦いでもある。その為に人はもがき苦しむの…。それを今になって甘酸っぱく感じるのは、それが「成長」と言う事を、後になって知るからなのサ…。


「お待ちしておりました」(侍)

「あいつだよ
中央のじじい」
(ゼツ)

「あいつが…ダンゾウ」(サスケ)

案外、セキュリティの低い鉄の国内部にまんまと忍び込んだ”鷹”&ゼツ(何かお笑いコンビみたいね)。かなりの至近距離でダンゾウを確認するサスケですが、妙にギラギラしてます。しかし、ここまで殺気を漲らせて、侍は誰一人気付かんのかね(笑)。ま…それ程、サスケの秘匿が絶妙で、”鷹”&ゼツの隠形が完璧って事で一つ…。しかし、雪深い山間で工業力や経済力を維持する鉄の国ですが、もしかしたら、三狼の岩盤をくり抜いた地下都市になってて、内部は結構温かな構造になってるのかもね。「国力=人口」と考えれば、かなりの規模がある構造物だろうし…その分、構造が複雑で目の行き届かない死角ができて易々と忍び込めた…と言う事だと思います。決して、侍がヘボだなんて事は…(滝汗)。


<スッ…>(ダンゾウ)

<ザン>「五影の笠を前へ…」(ミフネ)

雷影殿の呼びかけにより
今ここに五影が集(つど)った
この場をあずかるミフネと申す
これより五影会談を始める」(ミフネ)

さて、これから五影会談が始まる訳ですが、ダンゾウがここでどんな男を見せるのか?僕はそこに期待しています。何せここで存在感を示し、木ノ葉の上忍師の信認を得る腹積もりのようですので…。しかし、五影会談を招集したのは雷影ですから、議題はサスケと”暁”にほぼ確定しています。その中で、サスケを放置した木ノ葉の責任は軽くはない筈。それをダンゾウがどう躱すか?は見物ですね。もしかしたら、ヤマトが言った「日向事件」を持ち出すのか?老獪な腹芸がでるのか、はたまた根回しが炸裂するのか?(笑)そして、トビがサスケを五影会談に差し向けたのが、”暁”がやり玉に上がるであろう会談を潰す為ならば、ゼツが何かやらかすのかな…そして、それをサスケのせいにして逃げる…とか、ベタな想像がムクムクと湧いて来るのは…僕が汚れてるから?!(滝汗)

我愛羅だけ……若けーっ!!


  
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第457話「五影会談、開幕…!!」(前編)

 
<ヒュー>「キーキー」<バサ><バサ>(ミミズク)

「どうだ?」(サスケ)

「西から上がるルートがある
見張りも少ない」
(重吾)

「香燐
見張りのチャクラの位置
常にチェックしておけ
今から潜入する」(サスケ)

「ウチも行くのかよ!?」(香燐)

「今こそ君の能力
発揮する時だろ」(水月)

ゼツとか言ったな」(サスケ)

「何?」(ゼツ)

「ダンゾウってのが
どいつか確認してもらう
お前も来い」
(サスケ)

重吾の木菟(ミミズク:フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称)の偵察で潜入ルートが見つかったみたいです。ところで、サスケの口寄せ契約動物が「鷹」(猛禽類?)と言う風説があって、いつ出るのか楽しみなんだけど、もしかしたら、この偵察のミミズクがそいつかしら…とも思ったんですが、重吾とお話してるのでどうも違う(笑)。また、サスケの香燐に対する命令で「侍」にチャクラがある事が確定。じゃ、「忍」と何処が違うんだってばよ!!と言うお話になっちゃうので、その部分の整合性を考えたのが「侍・SAMURAI」(疑問の考察)で、ナル×ジャンとしては「ポストチャクラ世界」科学技術や武器工学にその活路を見出そうと必死になってますけど…(笑)。

あと、やっぱゼツの動きは変です。何が変って、ゼツが案内だけしかしてないとこ。もしも、ダンゾウ暗殺に”暁”が積極的に協力するなら、ダンゾウの位置情報や潜入ルートなど、ゼツならばお茶の子さいさいに入手できる情報だろうに、ゼツはこの場に”鷹”を先導しただけ。寧ろ、"鷹"がどこか行かない様に見張ってる様にも見えてしまいます(笑)。まさか、ゼツが”鷹”と一緒にいる事で、”鷹”=”暁”をアピールしてるのか?!…なんて、ちょっと不安になります。そもそも、木ノ葉を潰す目的で直走(ひたはし)る”鷹”の行動を察知し、移動ルートを見つけ出し、トビを向かわせたのはゼツの能力でしょうから、同じ様にダンゾウを捕捉するなんて雑作も無い筈なのに、全く協力しないゼツににはきっとがある…。


「!」(ダンゾウ)

「サイからの
連絡のようです」
<バサ><バサ>(トルネ)

<バサ><ズッ><スウー>(連絡鳥)


「………」(ダンゾウ)

「何です?」(トルネ)

「ただの定期連絡だ
行くぞ」
<シュルル>(ダンゾウ)

サスケが動かんとするカットの流れでダンゾウが来たので、いきなり戦闘開始!?と期待しちゃったけど、サイがダンゾウに宛てた連絡鳥(仮称)でした。サイの超獣偽画の高い汎用性が可能にする遠距離支援忍術(通信)。ま…この能力(サイの書いた文字は動物になって、身を護りながら情報を伝える)があるからダンゾウはナルトの見張り番としてサイを選抜するのでしょう。サイの考察は是非、書きたいです。WILLIAMさんに託されたイラストも一枚残ってるし、暑中お見舞い旁(かたがた)、デザインの承認などを頂き、考察をまとめていきましょうかね。…なんて言いながら、それが残暑お見舞いになって、ヘタしたらクリスマスカードになったりして(笑)。でも、ま…サイは書かないといけない…と思います。

ダンゾウがサイの書簡を一別しただけで、「定時連絡」と切り捨てたのですから、間違ってもナルト(…にカカシとヤマトが護衛について…火影みたいに…笑)が雷影に謁見(えっけん)に向かったるなんて事は伝えていないでしょう(笑)。もし、そんな事が書いてあったら血相変えて怒ると思うんですよ…ダンゾウって「オレが!!オレが!!」の人だし。つまり、サイはカカシ班のサイとして行動してる…自分で考えて行動してる…と思います。ま…その辺のサイの変節…その奥底に在るモノについては書きたい!!と思ってる訳。しかし、サイを見張らせたトルネの部下の二人(カカシの写輪眼のグルグルで眠らされた子たち)が目覚めたら、ダンゾウにもバレちゃうだろうし、そうなればサイがヤバくなる…(滝汗)。


待ち伏せして来る前に
やっちゃた方がいいんじゃない?
もう疲れちゃったよ…」(水月)

バカか お前!
火影の到着が遅くなれば
何かあったと考えのが普通だ!
増援の侍がすぐに嗅ぎ付けてくるし
他の五影まで来たらどーする!?
敵の能力も分からない以上
帰り道でスキを見て奇襲するのが妥当だ

な!サスケ!」(香燐)

「今は敵のチャクラ位置に
集中しろ 香燐」
(サスケ)

「ハハ…しかられてやんの」(水月)

「るっせー!」(香燐)

「サスケ…
君も大変そうだね」
(ゼツ)


「そんな事より
会談前にダンゾウの顔を確認する
ウソはつくな」(サスケ)

「ウチはチャクラを感じ取る
ウソを言った時のチャクラの
乱れってのは決まってる…

アンタの事も常にチェックしてっから
忘れんな」(香燐)

「ウソはつかないよ
ダンゾウはボクらにとっても
邪魔だからさ…」
(ゼツ)

ダンゾウも雪が降る中を歩いてたから鉄の国の近くに辿り着いているようです。場面はまた”鷹”へ。侍の警護が分厚い。装備品の脇差が真っすぐ(直刀)っぽく見えるのは錯覚、錯覚(脂汗)。"鷹"が打ち合わせしています。香燐の意見にちょっと唸ってしまいました。確かにダンゾウが会談に向かう途中を狙わないのは一応、理に適ってる訳だ。しかし、香燐は侍の存在を知っていて、それを重吾や水月が問い返さないのは何故でしょうか?サスケも同じ。忍界ではメジャーな情報なのか?それにしちゃあ、かなり後出しのネタだと思うんだけど…兎に角、香燐は侍が厄介な存在だと知っています。ここは…侍のチャクラの質感に香燐が危機感を抱いている…と言う事で(笑)。「侍」と言う用語の使用に関しては観察を継続します。

香燐のチャクラ感知の精度が予想以上に高そうで、ウソのチェックまでできるとは驚きました。しかし、そこまでの能力があって水月の挑発に容易く乗ってしまうのは、何とも解せないです。香燐にはウソが分かる。つまり、ホントも分かる筈ですから、水月がおちょくってるのか、本気でボケてるのかが分かる筈。香燐がキレるって事は水月がマジにおちょくってるって事で、それなら相手にしなければそれまでなのに、それでも相手をする…って事は、満更、嫌いでもないって事にはなりませんかね。でも、それだと二人の関係性のリアリティがない。それは「もしかしたら…グル?」って疑いにも発展する訳で、ゼツが示すサスケへの慰労も黒いっちゃー黒い(笑)。あと、見難いけど首斬り包丁の傷(キラビにやられたの)…未完治

ここで一番大事なのはゼツの台詞で、ゼツが「ボクら」と言うのは”暁”で、それがダンゾウを「邪魔」と言っている点です。見るからに悪役のダンゾウが、”暁”が邪魔に思うって事は何を意味するのか?これは何気に…かなりデカイ提示だと言えます。ぶっちゃけ、”暁”がやろうとしてる事にダンゾウが邪魔な訳で、ダンゾウの役割が分かれば”暁”がホントは何をしようとしてるか?が分かるんじゃないかと思います。或いは、ゼツが言う事がウソで、サスケにダンゾウを殺させる事に意味があって、それが…サスケを完璧なお尋ね者にして外道魔蔵とリンクさせる作戦なのか?何れにしてもサスケがトビやゼツの言う事を真に受けて行動する姿は長門がダブって見えます(汗)。僕にとって”暁”は悪い大人そのものだから…。


<ザザ>「!」<ピクン>
「雷影様サムイ小隊です」(シー)

「うむ!下だ!!」<ザ>(雷影)

「木ノ葉隠れより
戻ってまいりました」
(サムイ)

「で どうだ!?」<ザッ>(雷影)

「サムイ…
お前尾けられてたな」
(シー)

「!?」(サムイ)

一方、五影会談に向かう雷影。雪が降る中を半天を羽織っただけのもろ肌の雷影が熱いです。多分、基礎体温が高いのかもね(笑)。僕も筋トレをジムでするんだけど、ハードにウェイトを上げた夜は身体が火照ります。筋肉はエンジンみたいなモノだから動かせば発熱するのだと思います。恐らく、全身筋肉の家系の雷影(キラビもマッチョだった)だから、きっと常にホカホカしてるのでしょう。でも、サムイだって太もも♡丸出しの出立ちだけど、寒くなさそう…。サムイの場合は皮下脂肪が寒さから守るのかなーと考えたりしましたが、きっとチャクラの利用で寒さは回避できて、チャクラを消費したくない忍は着込むのだと思います。サムイには毛糸のパンツはいて我慢してて貰いたいのが…実は本音なんすけど…(笑)。

エーッと、この行で目を惹くのはシーのしっかりした雰囲気です。また感知系の能力も高そうですね。雷影が護衛に選抜したからにはシーもダルイもただ者じゃない筈で、シーとサムイの関係性…サムイを呼び捨てにして、尾行に気付けなかったサムイを諌める事からシーが上位の忍である事が解ります…から、シー(C)がキラビ(Killer Bee)に肉迫するであろう想定(落ち着きありで、そつのない動きには実力者の片鱗がありあり…で、しかも)が浮かびます。しかし、シーに突っ込まれて初めて尾行に気付いたサムイがちょっと可愛い女に見えました(笑)。多分、木遁チャクラは特殊だから、ヤマトにしか感じる事ができない波長なのでしょう。ま…このチャクラを香燐がどう感じるかもちょっと興味深いです。


「出てこい!!
木ノ葉の犬共!!」
(シー)

<ヒュー><ザザ>(ナルト、ヤマカカ)

「サムイを尾けるとは
なかなかやるな アンタ達」
(シー)

「お…お前…」(オモイ)

「てめーナルト
ふざけやがって!!」
(カルイ)

カルイが悪態をつくのはナルトが意外に元気だった(死んで無かった…)からだと思いたいところです(笑)。でないと只のDQN(ドキュン)になってしまうし、ナルトの想いだって通じない(汗)。なので、カルイの反応がカルイ流の謝罪であって欲しい…と、僕は心の底から祈ります(笑)。救いはオモイの反応で、完璧、ナルトに気持ちが向かってると思います。サムイ小隊だって余裕ブッコイて雷影小隊に向かった訳じゃないだろうから、それを追従できたナルトの容態が、オモイには分かった筈です。生きてて良かった…と、オモイは感じたんです…きっと。それは非常に嬉しい事です。心情的な系統で言うと、オモイとカルイは雷影と同系統ですから、ツボは似てる筈…それが今後の希望になれば良いなと願います(合掌)。


「ボス…アレ
はたけカカシっすよ…
右のやつ」(ダルイ)

「フン…
分かっとる!」
(雷影)

「火影の伝令か?
はたけカカシ!」
(雷影)

「いえ…
今日はお願いがあって来ました
木ノ葉隠れのうずまきナルトの嘆願です
少しだけでも聞いてあげて下さい」(カカシ)

「……」(ナルト)

シーと共に護衛に選抜されたダルイは口数は少ないけど、曲者っぽいです。嬉しかったのはカカシの存在(名前だけじゃなく外見データ…忍界に勇名を轟かせる木ノ葉の要注意人物としてチェックされてるんでしょう)に直ぐに気付いてくれた事で、雷影まで知ってて、正に一目置いてて嬉しい!!ま…これがカカシの写輪眼の能力である「術コピー」を警戒してるにしても、カカシを充分に認識してくれてるのは嬉しい事です。カカシをシカクが火影に推挙した時にも「徳がある」と大名が漏らしてたし、それはカカシの人間としての魅力だから、それがカカシの存在感として臭い立つような…雰囲気をカカシは纏っている筈です。それを実際に見た雷影も無碍にしない。この接見を成立させたのははたけカカシです。。

…で、ヤマトはどうなのよ…となる訳ですが(笑)、ヤマトは超レアの木遁チャクラの持ち主であり、木ノ葉のトップシークレット的な存在で、ついこの間まで暗部(テンゾウ)でブイブイ言わせて表には出てませんし、ダンゾウが言う様に「忍=修験の世界」にあっては表に出ない事が誉れ。ならば、カカシの様に一目で素性がバレないヤマトの方が忍としては望ましい訳で、ヤマトに全く雷影ちゃんたちが反応しなかったのは恥ずかしいことじゃないです。逆にカカシが有名(勇名じゃなくて)なのは、自分が矢面に立つ事で仲間を庇う意味合いもあったのだと思います。カカシならば誰にも悟られず在る事も出来た筈です。それをカカシは望まないから、こんなにもメジャーな存在になった…それはカカシの優しさでもあると思います。


「少し失礼じゃないか?
事前連絡もなく会談への道中に
こんな事を…」(シー)

「まあいい…
そこのガキだな…話せ!」
(雷影)

<ゴクッ>「サスケを…
うちはサスケを始末するのを
止めてもらいてーんだ…」
(ナルト)

「お…おい…お前
こんなところでそんな事…」(オモイ)

「……」(サムイ)

「まだ言ってんのか!」(カルイ)

「言うね……」(ダルイ)

「何を君は…?」(シー)

ナルトが<ゴクッ>っとしたのは、多分、雷影の拳を見ての事だと思います(笑)。カルイにぶん殴られたのとは訳が違う(笑)。きっと、これで殴られたら…が、ナルトの脳裏を過(よぎ)ったんじゃないでしょうか(笑)。それでも、ナルトは想いの丈をシンプルに雷影に告げた…それは勇気です。自分の言葉を曲げないナルトの忍道そのものです。オモイとカルイの反応はナルトに対する理解の深さの違いで、本物の雷影を前にそれを言ってしまうナルトのド性骨にオモイは震えている訳です。ちょっと、ここでサムイの反応が微妙で、きっと尾行に気付けなかった自分を省みてて、その尾行を成立させた能力者がカカシなのか?ヤマトなのか?を考えてる…サムイはヤマカカガン見してるのだと、僕は考えています。

ま…それでも、未だにサムイが意図的にナルトを尾行させた可能性も僅かに期待してて、それはサムイが木ノ葉を救った英雄としてのナルトの存在を知ってるところにあって、サムイが見た…見る影も無い木ノ葉の街並を作り出した”暁”の猛者を一人で退けた少年に一方ならない興味がある…可能性があっても良いと思うから。サムイは冷静で賢い女性だと思います。それは個人的に好みの女子ってだけじゃなく、物事をしっかりと考えられるオトナとしてサムイには期待してる訳で、それもローアングルからの描写とか、もっと…どアップで…とか、オブラート(←これって、もう死語?若い子は分からないの?)に包んだ…ナルジャンの照れ隠し的な表現で…別に嫌らしい了見なんて…ないんだからっ!!<ワォオオオ~ンッ>


「むちゃくちゃ言ってんのも分かってる…!
でもオレはそう言うしかねーから!サスケは友達だ…!
友達が殺されるってのにただ
じっとはしてられねーよ!
それにサスケが元
木ノ葉と雲が殺し合うのはイヤだから!!
そっちにも仲間にも復讐はさせたくねーんだ!」(ナルト)

<ザッ>「行くぞ」(雷影)

<ザッ>「お願いだってばよ!!
もう復讐で殺し合うような事したくねーんだ!!!

サスケは復讐の事ばっかだった!!

それに取りつかれて変わっちまった!!
復讐はおかしくなっちまう!

もう誰もサスケみたくなってほしくねーんだ!!
木ノ葉も雲も殺し合いなんかさせたくねーんだ!!

…だからっ…!!うっ…くっ…」(ナルト)

ま…決して雷影に「ぶん殴ってくれとしか…」と、ナルトが言わないところがミソで…(笑)。ナルトの言い草は戦争を経験した雷影にはピンと来ない話なんじゃないかなーと思います。多分、オモイとカルイは戦争を知らない…ナルトと同年代の子達だと思うけど、サムイ以上だと少なくとも第三次忍界大戦は経験してるでしょう。戦争の地獄を知っている者に、ナルトの精神論がどんな風に感じられるかが問題で、それはそのままその忍の戦争感になるのだと、僕は思います。ドン引き率が低ければ良いですが…。ナルトがぶちまける願いは、近々に経験した長門との対話が大きく影響した考えで、それがそのまま相手に伝わる…と、ナルトが思ってるんだったら甘い……ってか、大間違い!!ここ…凄く大事です。

アイデンティティ(自己同一性)とは、「自分は自分」を言うのではなく、「自分は他者と違う」…それを認める行いです。つまり、自分の想いの全てが他者に伝わる…みんな同じ考えになる…と考えない考えです(笑)。しかし…「むちゃくちゃ言ってんのは…」と、前置きするナルトならば分かってると思いたいけど、特に雷影みたいなガチな忍者にナルトの想いは伝わり難いと思います。しかし、その一方ではオモイが抱くナルトへの好意と理解や、サムイのちょっと『理由(わけ)知り』な雰囲気。それと、ナルトを背面から支持するヤマカカの存在感。それらがミックスダブルスで雷影ちゃんのハートを激しく揺さぶる事を期待します。果たして、ナルトの願いは届くのか?…ってか、雷影の前にのん気な顔でノコノコと……キラビがコブシをきかせて登場するミラクルなんて…ないよな(笑)

第457話「五影会談、開幕…!!」(後編)に続く。



業務連絡:エーッと、ナル×ジャンのケルベロスです。暑中お見舞い申し上げます。全てのアクセスに感謝致します。拍手のコメントは停止中です。申し訳ありません。拍手のメンテナンスに要する時間は全て考察に分配して書ける限り書いておりますのでご了承下さい。また、機会がありましたら再開致します。今週は夏バテと、ちょっとした野暮用などが重なり、またもや「感想」を分割させて貰います。予定では「前編」と「後編」の二分割です。「後編」は書き上がり次第、アップ致します。

今週号は『NARUTO -ナルト-』10周年記念映画公開の告知で、週ジャンの表紙が銀の箔押し(印刷的には費用と時間を要する)のお大尽で、カードのおまけが付いて豪勢でした。製作サイドのキッシーに対する熱意みたいなモノを感じました。『NARUTO -ナルト-』は愛されてるな…と、いろんな意味で(笑)。頑張れ!!キッシー!!(もう、充分以上に頑張ってるのに…それでも言うかよ…笑)

今週号のおまけ(090727)




  
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カンクロウは何故、「我愛羅に護衛は要らない」と言ったのか?


我愛羅は加流羅に愛されていた…

「砂漠の我愛羅」 illustration:Cerberus

Q.我愛羅は”一尾”を抜かれたから、もう砂は使えないのですか?

A.砂も目のクマも、身に染み付いたものは取れないんです。

第二部が始まってすぐ、デイダラに捕獲されてしまった我愛羅は一尾・守鶴を抜かれています。尾獣を抜き取られた人柱力は死んでしまうのですが、我愛羅はチヨさまの転生忍術・己生転生に寄って一命を取り留めました。しかし、我愛羅の中にあった膨大なチャクラの発生源であり、砂の化身…一尾・守鶴を抜かれてしまっては、砂の力は使えなくなってしまうんでは…と、心配になるのもご尤も(笑)。キッシーもそれを見るに見かねてか…「者の書」の351頁Q&Aで一応、心配を払拭しています(笑)。16年間、我愛羅は一尾・守鶴が抜かれるまで、その汚染に絶えず晒されて来た訳で、それはナルトの九尾搭載と同じ理屈で、我愛羅の経絡系や精神は知らず知らずの内に強化されて来たのだと、僕は考えます。

そして、成長過程で一尾・守鶴の影響を受けた我愛羅の経絡系も独特な進化・発展を遂げた結果、砂の操作ができるのでしょう。スポーツ選手の身体が種目によって特化されて行くのと似ています。我愛羅の目のクマは一尾・守鶴の精神汚染が怖くてオチオチ眠れなかった…からで、それが16年も続いたもんだから、メラニン色素沈着しちゃって、どんなエステ忍術を用いても治らないのかな?それとも、我愛羅のトレードマークとしてワザと残すのか?……って言うか、我愛羅は外見に拘らないクールガイだから、気にならないんでしょうね(笑)。それに、現状でも我愛羅はモテモテだからね…(笑)。砂隠れは何気にメンコイくの一(女子)が多いので、僕だったらソワソワしちゃうでしょうけどねー(笑)。

人柱力は大きな負荷である尾獣を体内に格納している…当然、尾獣としては外に出たいから容れ物を攻撃する訳で、人柱力は24時間…起きてる時も寝てる時も、その精神汚染や内部からの攻撃に耐える事で強化されている訳です。一時、サスケが大蛇丸(白蛇)を取り込んだ時期がありましたが、そこでもサスケは「抑えのチャクラ」を練って大蛇丸を抑え込んでいた描写が残っています。ちなみに、大蛇丸の組成は非常に老僧の生霊とされる守鶴に似ているなーと思いました。イタチに追い込まれて八岐の術(第43巻/50-51頁)を出した大蛇丸は尾獣みたいだったもの(笑)。我愛羅はそれを16年も続けたもんだから、そりゃもう凄く強化されてる…里影を名乗るに充分な力量が得られている筈です。

サスケも人柱力の様にチャクラを強化されてたって事で、それも含めてイタチがサスケを追い込み…焦らせ…大蛇丸の下に向かわせた理由なのだと思います。結局、最後にはイタチは自分の命を動力に発動する”須佐能呼”(十挙剣)をもって大蛇丸(白蛇)や呪印を吸い出し、サスケを解放した訳で、正に「托卵」と言える様なサスケの強化であったと言えるでしょう。サスケはある程度、経絡系が成熟してから大蛇丸を搭載(内包)したから封印式が必要なかった…。我愛羅も封印式の説明が無いので、もしかしたら、ナルトの「八卦の封印式」=愛のフィルターなど無しに”生”で守鶴を搭載していたのかも知れません。だから我愛羅の幼少期はナルトの比じゃないくらいに、パネー荒れ方でしたよね。

ナルトが異常者的に「曲がらない、折れない」しなやかさを持ち得るのは「八卦の封印式」があるからこそで、ナル×ジャン的には諦めないド根性でクシナがしがみついている想定がありますが…(笑)。その真偽はおいといて、ナルトが我愛羅のように荒れなかったのは「八卦の封印式」が関係していると、僕は思っていて、でないとナルトの異常者っぷりが説明できない(脂汗)。逆に、恐らく”生”で守鶴を搭載された我愛羅のチャクラ強化はナルト以上に高効率だったとも思います。つまり、一尾・守鶴の攻撃を耐え抜いた我愛羅の精神や経絡系は相当に強化されている…筈です。ま…異常者のナルトとの出逢いが無ければ、我愛羅はとっくに守鶴に喰われてたんですけど(笑)。

<右手を差し出し握手を求める…>(我愛羅)

「!」<サァー…>(ナルトの右手に仄かに砂が絡む)

<グイ>(砂がナルトの右手を持ち上げる)

我愛羅奪還編のエンディングで、ナルトたちが木ノ葉に帰る折に里外れに見送りに来た我愛羅が示した謝意…我愛羅は砂を巧みに使っていました(第32巻/16-17頁)。少しはにかみながら、我愛羅は砂でナルトの右腕を持ち上げています。我愛羅が差し出した右手と握手させる為です。この時、我愛羅は死の淵から舞い戻って疲れてましたけど、こぢんまりとした砂の演出は我愛羅の奥ゆかしさで、ホントはもっと盛大に使えたんじゃないかと思います。我愛羅がナルトに救われたのは、これで二度目ですし、ホントは<ギュッ>と抱き締めて感謝したかったのを、必死に我愛羅がその衝動を堪えているように見えて、心の柔らかい部分が掴まれたような気持ちになったのを思い出しました。

「愛情は…
自分の身近にいる大切な人
尽くしてあげたいと慈しみ見守る心
…姉さんの様にね…」(夜叉丸)

「…………」(我愛羅)

姉さんは我愛羅様を
凄く愛していたのだと思います
砂の守鶴は本来
攻撃の為の生霊です

砂が自動的に我愛羅様を
守ろうとするのは
母親としての愛情………
あの砂の中には母親の意志
込められているんだと思います」(夜叉丸)

「………」(我愛羅)

「姉さん…死んでもなお我愛羅様を
守りたかったんだろうなぁ…」
(夜叉丸)

しかし、我愛羅が全く守られていなかった…かと言えば、そうでもなくて…(第15巻/74-75頁)。独りぼっちの野良犬(笑)のような救いの無いナルトの幼少期と比べれば、風影の子として裕福で、侍従に夜叉丸がいてマシだった。そして、我愛羅の絶対防御の主体が母・加流羅の思念(霊?=精神エネルギー?)だった訳で、物理的に独りのナルトと比べれば、かなり豪勢で恵まれていたと言えるでしょう。一尾・守鶴を抜かれた我愛羅が今も砂の瓢箪を持つ描写が第453話「五影会談前夜…!!」の最終頁にあって、きっとあの瓢箪の中の砂には加流羅の思念が今も残っていて我愛羅を守るんだろうな…もしかしたら、先の我愛羅とナルトの握手を演出した砂の働きかけは我愛羅の任意ではなく母・加流羅の思い遣りだったのかな…とも思えて来ます。

夜叉丸が言う様に、母・加流羅が我愛羅を守っていて、二度もナルトが我愛羅を救った事実があったら、きっと感謝すると思うんですね。それに、我愛羅もナルトも大事な時に恥ずかしがるもんだから、近くで見てたらワジワジしたと思うんです。それは加流羅だって同じ気持ちだったでしょうから…何やってんだよ!!握手、握手!!…とばかりに、加流羅の思念がナルトの右手を持ち上げたのかなーと、ふと、そんな考えも過(よぎ)りました。親は子供を想うもの…「自分より賢い子と遊びなさい!!」って言うのも愛情だし(笑)、我愛羅に向かう攻撃に対して自動で反応してしまうのも「ウチの子に何すんねん!!」と言う自然な母親の反応だったと思います。我愛羅だって形式は違うけど、愛されていたんです…きっと。


「我愛羅様…
心の奥底で…きっと
私はアナタを…恨んでいた…

大好きだった姉の命を奪い
生まれ落ちたアナタをね…」
(夜叉丸)

「………」(我愛羅)

「姉の忘れ形見…
そう思い私はアナタを愛そうと必死でした…
……しかし出来なかった
姉はアナタを生むことを望んではいなかった…
姉は里の犠牲になりこの里を呪いながら
死んだ…………

その時から……
一生治らない心の傷を
私は負っていたのでしょう…」
(夜叉丸)

(体の傷と違って塗り薬もなければ…
一生治らないことだってあります…夜叉丸の言葉)

「………」(我愛羅)

「アナタの名は…姉さんが付けた名です
この子の名は我愛羅…
我を愛する修羅…
自分だけを愛しなさい…

そして自分だけのために戦いなさい…
そうすればアナタは存在し続ける
という願いを込めてね」(夜叉丸)

「しかし…姉さんはアナタの身を案じ
愛してこの名前を付けたんじゃない…

アナタが存在し続けるようにと
その名を付けたのは…………
この世を恨んで呪いながら死んだ
姉さんの怨念をこの世に存在させ…
残し…知らしめるため…!」
(夜叉丸)

「アナタは愛されてなどいなかった…!」(夜叉丸)

風影(我愛羅の父親)の命令で我愛羅の暗殺を企てた夜叉丸ですが、やはり我愛羅の絶対防御の前に失敗してしまいます(第15巻/92-95頁)。この時、夜叉丸が我愛羅にいろいろと吹き込むんです。あれこれ…我愛羅の気持ちを逆撫でする様な事ばかり…。何故かと言うと、夜叉丸は悔しかったからです。一撃目のクナイの不意打ちも、次の手も「砂の盾」が凌いだ…つまり、夜叉丸が愛する姉・加流羅が夜叉丸の邪魔をした訳です。こんなにも姉を愛する自分よりも、加流羅(の思念)は我愛羅を優先したのです。夜叉丸は我愛羅に負けた…。それが何より悔しかったのです。だから、我愛羅にウソをついた…のだと思います。これには揺さぶりもあったでしょう。結局、失敗に終わってしまいますが、懲りずに…この後、自爆我愛羅を道連れにしようとしましたし…。

そもそも、自分のお腹を痛めて産み落とした子が憎い筈なんて事があるものか!!(愛してないとする子供を何で守る必要があるのか?)それに「自分だけを愛する…」なんて、世のお母さんがみんな思ってる事です。自分の子が世界で一番可愛いのです。世界で一番利己的な愛が、母親の愛です。それが我愛羅に向かう全ての攻撃を排除しようと自動で機能する「砂の盾」に表れているじゃないですか。自分の子だけは死んでも守る!!それが母親の想いですよ。実際、夜叉丸の攻撃の全てを加流羅の「砂の盾」が排除したのが…(分かってたけど)夜叉丸は悔しかったんだと思います。だから、夜叉丸は我愛羅にウソをついた…。

我愛羅は母・加流羅に愛されていた。だから、例え死んだ後も我愛羅を護る「砂の盾」となって残った訳です。そして…夜叉丸も我愛羅を愛していた。大好きな姉の忘れ形見…それを憎める人など何処にいましょうか。夜叉丸は我愛羅と自分を比べて、大好きな姉の想いが自分ではなく、姉を死に追いやった人柱力の我愛羅に向かっている事が悔しかったのだと思います。自分はこんなにも姉を愛しているのに、何故…?その疑問が夜叉丸を苦しめた筈です。そして、その気持ちと裏腹に自分も何故だか我愛羅を愛している。とても大切に感じている…。その不条理の狭間で、夜叉丸は激しく揺れていたのだと、僕は思います。

ま…純粋な我愛羅ですから、信じ切っていた夜叉丸の言葉にコロッと騙されてズブズブの闇に沈んで行き、その闇が齎す負の精神面の安定が我愛羅を生体兵器として安定させたのは非常に皮肉な事ですが、それが我愛羅の不安要素を消し去り、暗殺の危機から救ったのですから、夜叉丸の本意もそこに潜んでいたのかも知れないと思うと目頭が…(笑)。ま…ここで歪んだ我愛羅の性根を木ノ葉崩しの「ナルトVS我愛羅」でナルトが叩き直す訳ですが、きっと、それが成ったのも、実際に我愛羅を加流羅が愛し、夜叉丸が愛したからだと思います。この世にホントに愛されない命なんて無い!!それに気付かないからグレるだけで…それに気付ければ立ち直れる訳です。今なら…我愛羅もあの時…夜叉丸がついたウソの意味が分かるんじゃないかなーと、僕は考えています。

我愛羅
護衛なんて要らねーじゃん
だいたいよ」(カンクロウ)

第453話「五影会談前夜…!!」で、五影会談に向けて出立する我愛羅の護衛としてテマリとカンクロウが当然の様に選抜されてましたね(笑)。その時、カンクロウが「我愛羅に護衛なんて要らねーじゃん」と言ってたのが、我愛羅は強いから…だと、僕は思ってたんだけど、これはもしかしたら…我愛羅の実兄であるカンクロウのヤッカミだったのかな…と思えたりもします。……だって、我愛羅には加流羅の「砂の盾」と言う世界中の何者よりも心強い護衛があるんだから!!カンクロウは我愛羅のですし、テマリはです。なのに…母・加流羅の愛が我愛羅だけに向かう…のは、カンクロウにはちょっと…かなり(?)…癪な事だったなのかなー(笑)。そりゃ、皮肉の一つも言いたくなるわな…と、まるで…夜叉丸の気持ちを代弁するかの様な…カンクロウが不意に漏らしてしまった…ざらつきに、何故だか心がホッカリしてしまった…ケルベロスなのです。


  
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サスケ(Sasuke was born on July 23)


「サスケ」(0723)

「サスケ」 illustration:Cerberus

「…さすがオレの子だ」(フガク)

良くやった…
今からはその背中の家紋に恥じぬ様
己を磨き大きく舞い上がれ」(フガク)

うちは一族の基本忍術である「火遁・豪火球の術」を会得したサスケの立派な火球にフガクが唯一「親バカ」を見せたシーンです(第25巻/120頁)。この少し前にサスケの懇願で火遁忍術を教えたフガクですが、その時は口から僅かに炎が出るだけで、とても豪火球にはほど遠い発動でした。それをイタチと比べてしまって、酷く落胆したもんだから、サスケは凄く傷付いてしまった。サスケはその後、臥薪嘗胆(リベンジ)したんですね(笑)。そのフガクの酷い落胆から、イタチの時は印と術の要領(チャクラを練り上げ口腔から胸の辺りで一度止め、その後一気に吐き出す…第25巻/112頁)を教えただけで呆気なく会得した…如何にもフガクが驚かされた記憶があったのだと思います。でも……イタチはホントはフガクに教わって豪火球の術を会得したんでしょうか?

第三次忍界大戦
イタチはわずか四歳で
多くの人の死を目にしてしまった」(トビ)

戦争を経験するには幼すぎた
戦争は地獄だ
そのトラウマはイタチを争いを好まない
平和を愛する男にした」(トビ)

サスケの「儀式」でトビが語ったイタチの真実…(第43巻/192頁)。「者の書」に拠ればイタチが21歳。サスケは16歳。サスケの誕生日は7月23日(今日なのだ!!)なので、「九尾事件」(ナルトの誕生日=10月10日)の3か月程前に生まれた事になります。トビのアナウンスが真実ならば、イタチ(6月9日誕生)の「四歳」は「九尾事件」から1~2年程前(「4歳」には一年の幅がある)になると思います。恐らくは第三次忍界大戦末期で、神無毘橋の戦いが「九尾事件」に2年程前ですから、その後、終戦に一気に傾れ込んだ筈だから、イタチはその終戦間際のゴタゴタに巻き込まれたんじゃないかと思います。イタチはそこで「戦争を経験」してるとトビは言及しています。トビのイメージでは凄絶な戦場の数多(あまた)の屍の中を彷徨うイタチが描かれています(第43巻/192頁)。

何でイタチが僅か4歳で戦場に居たのかは判りませんが、イタチが独りきり戦場に佇(たたず)むからには、戦火を潜り抜け…生き抜いたのだと、僕は思います。きっとイタチも戦った…僅か4歳にして…です。「兄さんは七歳で忍者学校を主席で卒業…八歳には写輪眼が使えるようになった…それに十歳で中忍に昇格…」(第25巻/136頁)と、サスケが回想してましたが、それも何だか怪しー…と、僕は考えています。戦場で、しかも忍者相手ですから、隠れてやり過ごせる可能性は極めて低いです。それでも生き残ったのは戦って敵を倒した…つまり、既に忍術が使えたんじゃないかと考えられないでしょうか?それだけじゃなくて、写輪眼すら4歳のイタチは開眼していたんじゃないかと、僕は疑惑ってるとです。

「そしていつか
オレと同じ”眼’を持って
オレの前に来い」(イタチ)

<ドクン><フラッ><グッ><ハァ><ハァ>(サスケ)

サスケの写輪眼・第一次覚醒

「うちは虐殺」のイタチとサスケの対峙シーンにはもう一段奥があって(第44巻/16頁)、それをサスケが思い出す(邂逅)んですが…この時、サスケは写輪眼の一つ巴文様を覚醒させています。そして、それをイタチは別に驚きもせず「………」で、いつも通り黙殺していました(笑)。この時、サスケは8歳。イタチが写輪眼を扱えるようになったとされる年齢と奇しくも同じですが、イタチが戦火を掻い潜った戦場で、サスケの「うちは虐殺」と同じ事がイタチに起こった可能性を、僕は感じています。写輪眼の一つ巴文様…第一次覚醒。イタチの生存本能が写輪眼を覚醒させ、それが僅か4歳のイタチが過酷な状況で生還させた(写輪眼の術コピーで必要な忍術…豪火球の術などを覚えた…とか…脂汗)…と考えれば、サスケが回想するイタチの経歴が胡散臭く感じられてしまうのです(黒笑)。

「うちは一族はクーデターを企んだ
里を乗っ取るために…」(トビ)

「!!?」(サスケ)

「そして木ノ葉上層部は
うちは一族の中にスパイを送り込んだ
それがお前の兄…うちはイタチ
そこからイタチの地獄は始まったのだ」(トビ)

サスケの「儀式」の終盤でトビはイタチの真実=木ノ葉上層部によって「うちは一族」に送り込まれたスパイであった事を明かします(第43巻/187頁)。僅か4歳で戦場を彷徨い、木ノ葉上層部がうちはに送り込んだスパイだったイタチが、フガクの実子だったとは思えず、他にも家族の集合写真でイタチだけが外れてたり(第26巻/55頁)、ミコトがイタチを「あの子はちょっと特別だから」(第25巻/75頁)と、諦めたような事を言ったのが受け入れられなくて、一応、「イタチの養子説」を提唱しています。イタチが養子…つまり、フガクのホントの子供じゃないから「さすがオレの子だ…」(第25巻/61頁)と言う必要があったのです。それが、フガクの不器用だけど暖かい「愛」だったのだと思います。

詳しくは「DEKOTON」(虐殺前夜…第四夜)にまとめてあります。「虐殺前夜」はサスケの「儀式」の前に練り上げた考察なので所々ずっこけていますが、なかなか面白いお話が書けたと思います。特にこの「DEKOTON」お気に入りで、第403話「涙」の提示と違っていますが、それもご愛嬌で…フガクの不器用な優しさが判って貰えると思います(笑)。イタチが実子でないから、フガクは「さすがオレの子だ」と伝える事で不安を取り除いたのだし、自分のホントの子供のサスケに同じ言葉を言わないのは、イタチにそれを聞かせるのがだと考えていたからだと思います。そして…イタチはそのフガクの優しさに震えた筈です。

そして、イタチはサスケが抱くフガクの愛情の欠乏感を補う為にサスケのオデコを小突いた…それが「DEKOTON」の正体なのだと思います。組成としては「さすがオレの子だ」と同じで、イタチが抱くフガクへの感謝や敬意に根差した愛情表現だったと思います。それはイタチがフガクの不器用だけど、めちゃくちゃに暖かい愛し方を理解していたと言う事実を示します。そして、サスケにイタチと同じ愛し方をしないところに、フガクが抱くサスケへの愛情をもイタチは感じていたのです。それが、「うちは虐殺」によって失われたフガクとミコトを補完するイタチの行動の基礎を作り出す事になる…僕にはそれがホントの「イタチの真実」(トビがゼツに言う「真相うんぬん」)に思えました。「虐殺前夜」はもう一度読んで欲しいな…。

「さすがオレの子だ」

だからこそ、フガクがサスケに対して言った…その言葉が重い訳です。フガクはサスケに面と向かってそれを言うような軽さを持ち合わせてはいない…ですから。サスケの生み出した立派な豪火球をその目にして、フガクは泣きたいくらいに嬉しかったんじゃないでしょうか。ホントに泣いてたかも知れないし…(←ま、まだ言うか!!…笑)。そして、その言葉をフガク本人に聞かされたサスケも嬉しかった…泣きたいくらいに(笑)。だって、サスケはフガクマンセーバリバリのファザコンですから。サスケのイタチに向かう気持ちは、フガクがイタチを愛する様に自分も愛されたいと言う願望の誤認識でしょう。サスケはイタチ越しにフガクの愛を求めていたのだと思います。イタチの背中が遠くに聳(そび)える大きな壁に見えたのは、その先にフガクが在ったからだと、僕は考えております。

イタチは第三次忍界大戦の終結と共に木ノ葉の上層部…もしかしたら、”根”…に教育されてから「うちは一族」に送り込まれたでしょう。時系列的にはサスケが生まれる前…もしかしたら、イタチの誕生日とされる「6月9日」って、フガクの養子になった日を言ってるんじゃないでしょうか。戦場を彷徨っていた「はぐれうちは」(孤児)だったならば、誕生日なんて無かった…イタチが知らなかったって可能性もあります。どっちにしても時期的には、ミコトのお腹はかなり大きかった筈です。一か月後にはサスケが生まれるんですから…『臨月』って言うの?(汗)フガクは養子として受け入れたイタチをサスケ以上に大切に育てた…まるでサスケを蔑(ないがし)ろにするかのような場面も多くありました。そのくらいじゃないとイタチが居たたまれないと、フガクが気遣ったのです。

そのフガクの「愛」を感じないイタチじゃなかったでしょう。だからこそ、違和感を隠せないミコトの育て方もスルー…ミコトは女性だし、サスケの母親だから、イタチに対する異物感は払拭できなかったのだと思います。その機微は随所に描かれています…できたのだし、フガクに対する感謝をそのままサスケに対する愛として昇華できたのです。「うちは虐殺」で失われたフガクとミコトの代わりにイタチはサスケを立派な忍に育て上げたじゃないですか。「うちは虐殺」に便乗したサスケの「強化」も抜かり無かった…。それはイタチを快く迎え入れ、精一杯愛してくれたフガク(とミコト…)に対する恩返しに他なりません。そして……7月23日に珠(たま)の様な男の子が生まれた。その赤ん坊をフガクはサスケと名付けた…。

そして…イタチは赤ん坊のオデコを撫でながら…こう呟いた筈です。

『許せ…サスケ』……と。


  
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「侍・SAMURAI」

  
三狼と呼ばれる
三つの山からなる国で
独自の文化
独自の権限と強力な戦力を保有する

中立国じゃぜ」(オオノキ)

「侍」(鉄の国)

「侍・SAMURAI」 illustration:Cerberus

「昔から忍が手を出さぬのが
決まり事になっとってな
鉄の国は忍ではなく
”侍”と呼ばれる者たちが国を守っとる」(オオノキ)

第456話「ナルト出発…!!」で、何気に大きな提示が在りました。岩隠れの土影・オオノキが赤ツチと黒ツチに語った「侍」の存在です。オオノキの物言いだと、「忍」と不可侵の関係にある…と言うか、「忍界」がその存在を認めている全く別の世界であると思います。また、「強力な戦力を保有」と言うオオノキのエクスキューズは「忍」とバランスする力を鉄の国のみで保有している…くらいの迫力を感じます。例えば、昔、岩隠れが鉄の国に手を出して痛い目を見た過去があるような、ないような…(笑)。そもそも傭兵を生業(なりわい)とする「忍」が一目置き、独立独歩で居られる鉄の国は”一匹狼”みたいで好き…その正体は不明ですが、手を出せば痛い目に遭う…そう思わせる抑止力を、少なくとも鉄の国は保有してる筈です。

オオノキが恐れる鉄の国の「強力な戦力」とは勿論、「侍」であり、「独自の文化」が生み出す武器や防具であろうと、僕は考えています。鉄の国の描写で登場した「侍」。頑丈そうな甲冑に身を包み、腰には左右に二本ずつ刀(脇差クラス)を装備したシンプルなスタイルで、非常にカッコ良かった。カブトに角を生やし、蓑(狼の毛皮?)を着けたのは小隊長かなーと思いました。班員は角と蓑がないだけで、武装に関しては共通しています。これは互換性を維持する為と考えられ、戦場で倒れた仲間の装備品を引き継いで使用出来るシステマチックな考え方に思えます。同時に、「侍」の戦闘スタイルとしては武器攻撃=剣技にその重きを置く事が見て取れる。そこが忍術を使う多彩な「忍」と一線を画するのです。

「!!」(香燐)

「待って
この先に何か居る!」(香燐)

第456話「ナルト出発…!!」の”鷹”の描写で、香燐が何かを感じて”鷹”の前進を止めさせています。辺りには雪が舞い、その後の描写で、それが鉄の国の至近に迫っていた事が解ります。香燐はチャクラ感知タイプですから、この場合は鉄の国にチャクラ反応があったと考えるのが妥当だと思います。つまり、「侍」もチャクラを使うようです。しかし、それが「忍」と一線を画する提示には、両者が別の存在である必要がありますし、「忍」の中にもキラビやオモイ、カルイと言った剣士が度々登場していますから、剣技が「侍」だけのモノではない事は明白でもあります。それでも、「忍」が「侍」=鉄の国に一目置くには、「忍」の戦力に匹敵する戦力が「侍」にも必要で、現状では「侍」にもチャクラが必要だと思います。

「侍」の両腰の刀を観察すると、刀身が反っている事に気付きます。「忍」の持つ刀剣は大蛇丸の草薙の剣やライドウの黒刀などの例外を除けば、概ね「直刀」が多いです。これを日本刀の進化の歴史に重ねて考えてみると、多くの忍が扱う「直刀」は刀身が反った「侍」が持つ脇差(小振りな刀と考えて良いと思います)と比べるとかなり旧式であり、刀身の構造力学や材料工学の観点からも物理的な切れ味は断然、「侍」の脇差の方が優れていると言えます。日本刀とは数ある刀剣の中でも非常に特殊で、「折れず、曲がらず、よく切れる」の相反する要素を極めて高いレベルで実現しています。その為の緻密な作刀行程や複雑な材料(素材)の「重ね」と呼ばれる設計が生まれます。それと日本刀の外形的な特徴である「反り」は大いに関係…って言うか、「反り」を生む為の工夫なのよ…。

本来、「直刀」であった日本刀が「反り」を有する様になったのはリアルの歴史で言うと奈良時代後半から平安時代に掛けてとと聞きます。それまでの「直刀」が「突き」を主体とした戦法だったものが、「反り」の導入で「薙ぐ」攻撃が可能になりました。これは「革命」(鉄砲伝来?)と言えるくらいの進化だった様です。「突き」は一撃必殺ではありますが、それは一対一の暗殺向きで、しかも相手の反撃にも遭い易いデメリットもあります。何より集団戦向きではない。刀身の「反り」は力学的にも日本刀の切れ味を支えるモノでありに本当を「刃物の王様」(決して言い過ぎではない)にした立役者であったと思います。形状的に、その「反り」を有する鉄の国の「侍」が持つ刀剣は一般的に「忍」が使う刀剣類よりは先進的で優秀だと言えます。

加えて、各個に互換性のある武装システム(ワンカットだけの憶測に過ぎませんが…)から、「侍」が集団戦をベースにした用兵思想で構築された戦闘スタイルであり、先進的で高効率な殺傷能力を武器の性能に活路を見出している点に、僕は注目しています。「忍」はチャクラを動力源とした「忍術」が存在しますので、武器の能力不足をチャクラで補えるから、武器に対する依存や要求が格段に低いものと思われます。「必要は発明の母」と申しまして、「忍術」が存在する忍界においては科学の発展は極めて歪であると言えます。チャクラで切れ味を上げられるから、構造力学や材料工学が発展しない。逆に鉄の国ではチャクラの恩恵に甘えない心構え(意図)みたいなものがあると思えるのです。

チャクラ(忍術)があるから進歩しなかった技術は非常に多いでしょう。きっと、刀剣類の作刀行程や、防具の開発など、オオノキの提示で見せた「侍」の威風堂々と、「忍」をして不可侵で、独立独歩を認めざるを得ない戦力を生み出したのは、恐らく「独自の文化」や「鉄の国」が醸す材料工学や工業技術が基本にある兵器の生産能力にあるでしょう。「忍」が一般的に使用する「直刀」が鉄の国の供給制限が齎した可能性もあると思います。つまり、鉄の国が武器…刀剣類の生産を独占している可能性です。鉄の国が『NARUTO -ナルト-』の金属市場を牛耳るなら、「忍界」と距離をおく独自性を維持するに足る…ならば、「忍」にはレアな「反り」のある刀剣が「侍」の標準装備なのが、ある程度フラットになります(笑)。

はるか昔…人々は常に争い
戦争が絶える事がなかった
今よりひどい時代だ

そんな時代に
ある一人の僧侶が現れた
始めてチャクラの真理を解き明かし
世界を平和に導こうとした

忍宗という教えを説いて
世界を回ったと伝えられる

時が経ち
忍宗は忍術と呼ばれるようになる
忍術は武力ではなく
人々を平和に導くための教えだった


その僧は六道仙人と呼ばれ
この世の救世主だと言われた存在だ…
お前と同じ輪廻眼を持っていた

”我 安寧秩序(あんねいちつじょ)を成す者”

それが仙人の言葉だったそうだ
いつしか人々が
本当に理解し合える時代が来ると
信じていたんだろう…

もしかすると…
お前は仙人の生まれ変わり
なのかもしれんのォ
お前の目に仙人の想いが
託されている気がするわい」
(自来也)

「忍」とは「忍術」を使う者であり、その基礎理論は六道仙人によって生み出されました(第446話/「ただ二人を守りたい」)。自来也が長門にそれを教えた行で、最初は「忍宗」=宗教?のような存在だったようです。そして、いつしか「忍宗」は「忍術」に進化した…との事です。ナル×ジャン的には「月」の誕生=六道仙人の「死」ですので、六道仙人とは神話の昔の存在であり、「忍宗→忍術」の推移は「忍」が成した変革なのだと思います。つまり、六道仙人が人々に「忍宗」を託した一つの未来が「忍術」として昇華し、現状としては千手柱間が考案した「一国一里」のシステムとして普及しています。現実的には「忍術」が世界のミリタリーバランスを形成していると考えて良いでしょう。

六道仙人が解き明かしたチャクラの真理を基にした「忍宗→忍術」が世界を席巻した状態です。これはある意味、チャクラに頼った社会の創世と考えられ、忍術の便利さが科学技術の進歩を著しく歪め遅らせている可能性を否定できないです。そして、その傘の下に居ないのが鉄の国なのだと思います。つまりは六道仙人の提唱した「忍宗」に拠らない安寧秩序を模索した可能性の実現として鉄の国が存在するのではないかと言う考え方です。今のところ、描写が希薄なのでそれ程精度の高い考察は出来ませんが、忍術(忍宗)に頼らない社会の構築の方法論として、武器の分析や高い科学技術や生産技術の存在の可能性を土台に、僅か一国で「忍界」にバランスする国力の組成はアルと思います。

香燐が「何か」を感じた描写から、鉄の国にもチャクラは存在するようなので、チャクラの存在を否定するのではなく、チャクラの恩恵に首まで浸からない謙虚さと言いますか、チャクラがない状態でも生き残れる方策を模索する動きが鉄の国ではあったのではないかと考えられはしないでしょうか。…と言うのは、チャクラが弱りつつある可能性があるからです。その昔、千手柱間やうちはマダラは図抜けたチャクラを持っていました。しかし、同じ力量を持つ忍はそれ以降、生まれてはいないです。「終末の谷の決闘」で考察しましたが、「終末」を再現する為の二つの「強化」がそこには存在しています。一つがサスケの「強化・闇」(終末の谷の決闘…第七撃)で、もう一つが「強化・八卦の封印式」(終末の谷の決闘…第八撃)です。

人のチャクラが薄れている!?

何らかの理由があって人のチャクラが弱くなっている可能性があるとして、そもそもチャクラって何なんだってばよ…と言う疑問もまだ完全に説明もされていません。しかし、六道仙人が解き明かしたチャクラの真理のカラクリの何たるかに気付いた勢力が鉄の国を興した…。それが、極々微細ながら、鉄の国の存在や「侍」の武装の分析、「忍」との棲み分けの意義からは感じられます。そして、それらが六道仙人が「月」を地爆天星によって創造した事実が繋がるなら、六道仙人が支える世界と、それとは違う未来が並行して存在する可能性があるでしょう。ぶっちゃけ、チャクラの恩恵の得られない状況を想定した社会の構築が鉄の国では行われているのかなと…僕はふと、考えた訳。そして、その向こうにある仮説が…

チャクラは「月」(六道仙人)が在るからこそ与えられる…。

世界にチャクラを齎す為に六道仙人は存在していて、その影響力を残す為に、六道仙人は「月」と言う天体にその命を移し、遥か彼方、天空から地球を見守っているんじゃないのか?(この考えは尾獣や写輪眼が「月」に呼応する描写に対して非常にフラットです)そして、その遥か彼方の「月」とアクセスする術(すべ)を六道仙人は輪廻眼(写輪眼も?)、外道魔蔵、尾獣「三つの鍵」としてこの世界に残したんじゃないのか?それに干渉するのがトビの「月の眼計画」。そして、「月」(六道仙人)に全く頼らない…つまり、チャクラの恩恵=忍術に傾倒しない社会構築を意図する鉄の国と「侍」の存在…それぞれの思惑が交錯する五影会談の地。サスケの意識を巧妙にダンゾウに向け、"鷹"をトビが鉄の国に誘引した理由…等々。

ホンの僅かな可能性…その臭いが「侍」の立ち姿から臭っただけなんだけど…。チャクラのない未来も一つのパラダイムシフトであると思います。それに六道仙人も人殺しの為にチャクラの真理を解き明かしたんではないだろうし、チャクラを否定する近代化…「軍事力の進化=科学技術の進化」が新たな世界を創り、ミリタリーバランスを構築する未来の方が人としては真っ当だとも、僕には思えます。その一つの可能性として物理的な切れ味を有する強力な刀剣を操り戦う「侍」が存在する。そして、それは「チャクラ界」(チャクラ=「月」が存在する世界)において既に「忍」と拮抗する軍事力すら保有している…その現実の提示があったのだと、僕は受け取っています。この先、どんな説明があるかはキッシーの意の召すままですが…これは一つの可能性の考察として…。

  
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第456話「ナルト出発…!!」

  
<バッ>(般若)

<バッ><バッ><バッ><バッ>(ダンゾウ)

<スゥー><フー>(ダンゾウ)


「!?」(般若)

「!!?」(般若)

<ズババババ>「!!!」(般若)

頑張れ!!般若のお面たち!!(笑)フーとトルネは敵に背中を向けたまま棒立ちなのは、「手を出すな」と言ったダンゾウを信用しているからでしょう。ダンゾウが杖を地面に突き立てたのは印を結ぶ為で、普段見せない右手は手首から上がカラクリになっているようです。それでもしっかり印は結べてて、「子・巳・午・戌」(「兵の書」161頁)の基本印のようです。一瞬、火遁かと思ったけど、<スゥー>と吸った息を吐き出したのは…風遁忍術?飛びかかる般若のお面軍団が斬り裂かれ墜落してしまいます。風の牙みたいな…風遁チャクラの攻撃なんじゃないかと、僕は考えます。ダンゾウは忍術に不可欠な「印」を結ぶ為に何らかの事情で欠損した右腕をカラクリで補っているけど、それが未だ不完全なんでしょう。


「ぐああ!!」(般若)

「いてェ!!」(般若)

「いてェよォォォ!」(般若)

しっかし、般若のお面軍団もいきなり未知の敵に飛びかかる様な野暮な攻撃するのって、素人くせーと感じてしまいます。通常の近接戦において、地面から脚を離す状況を極力減らす様に心掛けるものだからです。所謂、「死に体」であり、地面から脚が離れるなんて、一番いけない(笑)。飛んでる時に狙われたら避けられないじゃないですか!!だから、案の定、ダンゾウの中距離攻撃の餌食になった。敵の特性を見極める前にこんなベタの攻撃するなんてのは、影分身の囮(おとり)なら分かるけど、斬られて落ちた子たちはみんな痛がってましたね(笑)。そこからすると、ダンゾウの風遁忍術?も一撃必殺でもなく、露払いみたいな攻撃で、この相手にして充分な効果があっただけで…戦闘レベルが異常に高い訳でもない。


<グサッ>「オオ…」(般若)

<シュシュ><ガッ><ガガガガ><ガ>(ダンゾウ)

「7・8・9・10……
………17か」
(ダンゾウ)

ダンゾウは敵の刀を奪い容赦なく頭部を貫きます。武器攻撃を主体にした戦闘で注意しないと行けないのは敵に自分の武器を奪われる状況で、逆にそれが無手で戦う忍の生きる道なのだとも言えます。ダンゾウはそれをあざ笑うかのように…しかし、容赦ねーッ!!(笑)しかも、敵の次の手をそのたった今、殺めた忍の骸を盾として防ぐ合理性。しかし、これがアスマのチャクラ刀の攻撃だったら死体なんか貫通してただろうし、刃の大きさの割りには威力の無い攻撃で、やはりその程度の敵との攻防であり、ダンゾウが特に優れている訳じゃないと、僕は思います。潜伏する敵の残存数は17。ダンゾウの右目の写輪眼は三つ巴文様のまま。瞳孔の大きさは立派でしたが、瞳力的には動態予測やチャクラの見切りで敵の動きを把握する写輪眼の基本的な能力を使ってるに過ぎないようです。


<バサッ>「よっしゃ!
準備OK!!」
<カチャ>(ナルト)

一方、ナルトの旅支度。例の二本線でフード付きのマントを羽織っています。カルイにやられた傷は未だ言えず、カルイのパンチはやはり重かった…と言う事で(笑)。しっかし、カルイも容赦なく打ちのめしたのね(笑)。ま、殺れと言われれば…だったんでしょう。ところで、ナルトが額当てをキリリと締めるのは木ノ葉隠れの忍として行動する意思表示(自己提示)であり、この道行きが任務だと言う前提があるようです。その命令権者は明らかに火影・ダンゾウでない事は明らかで、里の復興にカカシが大きく関わっている描写(タズナを呼んだり、物資の手配などの融通を利かせていた)から、上忍師としてカカシが相当に高い地位に在り、五影会談に専念するダンゾウに、ある程度の指揮系統の委譲を受けているのでしょう。

火影への連絡には
ナルトの行動は一切伏せておいてくれ
何も動きはないと」(カカシ)

「!」(サイ)

「ボクは……
まだアナタに信用されてない
みたいですね」(サイ)

「ダンゾウの部下で
ナルトの見張り役の君だ

だがお前は
オレ達カカシ第七班の
一員でもある」
(カカシ)

「!」(サイ)

サイの「超獣偽画」の特殊な通信能力があり、文字通り…文字が一人歩きして遠隔地に情報を伝達します。今も例の巻物に「鳥」らしき絵が描かれていますから、ここで認(したた)めた文章が鳥となってダンゾウの下に向かうのでしょう。カカシはそれに釘を刺しに来たのです。この行ではサイのちょっと沈んだ表情が印象的で、”根”の任務と、サイの意識の深層に芽生えた感情や、それを齎した他者との繋がり…とりわけ、ナルトへの想いの狭間で揺れているのでしょう。カカシはそれに気付いている筈です。だから、頭ごなしじゃないし、サイの意志に任せてる訳。そもそも、サイに自分の意志なんてのは存在しない…それが”根”だから…既にその垣根は取っ払われている。サイは自分の変化が怖い。だから不安なんです。


「…信じるよ」(カカシ)

「オレを信じてるって―
…言ってくれたんだ!!」
(ナルト)

(なんだろ…この感じ…)(サイ)

そのサイの持つ不安をカカシは払拭しようとしてて、だから、サイに任せる…信じると言うのです。これはカカシとサイの「繋がり」だから。カカシの示すキュートな笑顔に、サイはカルイにフルボッコにされたナルトが、痛みに歪む顔に喜びを讃えた満面の笑みを思い出させます。それは、ナルトとミナトの「繋がり」そのものだったから、サイには理解不能…否…羨ましいに変わってる筈…の機微。サイもナルトやカカシに「繋がり」を感じ始めてるのです。でも、未経験の気持ちだから、それが具体的には何か?がサイには分からないのです。これを、僕は非常に甘酸っぱいと感じてしまうのです。子供たちの成長が眩しいと感じてしまうのです。だからこそ、大人は子供の成長を歪めてはならないと思うのです。

「じゃあな」<シュビ><ザッ>(カカシ)

<ニコ…>(サイ)

カカシのOKサインは、前回、ナルトの不安を払拭(ミナト→ナルトの親子関係を肯定した行)した時に見せたものと一緒で、サイは賢いから、それがナルトもサイも分け隔てなくカカシが想っている事を示すサインだと気付くのです。この笑顔は子供と言うよりは既に大人のそれで、それがサイの複雑さの原因でもあるのです。サイだってナルトと変わらない年頃(17歳)なんだし、もっと我侭でも、子供っぽくても良いのに、部分的に大人だから、変な責任感とか倫理観があって、それに縛られてる…だからこそ、ナルトの持つ自由で屈託ない雰囲気に興味があるのです。それに、サイは鋭いからカカシの「一皮剥けた疑惑」(まるでローションでも使ったかの様な…笑)にも気付いてる事でしょう。VSペインの夢見…そこであった事をカカシは誰にも語る事は無いだろうけど、カカシは確かに変わった…大人だって変われる…それがサイには大きな安心感を与えているのだと思います。サイの笑顔が既に作り笑顔じゃないと、僕は思います。


「こいつら前に暗殺した
林の国の般若衆の暗部の残党です」(フー)

「昔からそうだ
いつもこういう機を狙ってくる
裏から表へ出ると色々やっかい事が
増えそうですね」
(トルネ)

<スッ>「忍者とは修験の世界
名が出ない事が誇りであった
だが表裏を独占してこそ
国と里を強固にできるのだ

この会談を成功させ
ワシが火影だと認識させる
上忍衆もワシを火影だと
認めざるを得なくなる

やっとワシの時代がくるのだ」(ダンゾウ)

一方、サイとカカシのちょっと良い話とはかけ離れたダンゾウの場面に…(笑)。般若の忍に刺さった刀が増えてるので、この子たち懲りずに同じ攻撃でダンゾウを攻めたのね(笑)。それだと自分の場所もバレバレだし、大勢で攻めた来た割りには組織立った統率の取れた忍の集団ではなかった…つまり、弱い子たちだったのだと思います。ま…そんな子相手に容赦なくダンゾウは殺しまくった訳だ…。相手も自分を殺しに来てるんだから、どっちもどっちだけど、この容赦なさがダンゾウの心構えなんだろうし、その存在を完全に否定した「うちは一族」の写輪眼すら自分の為であれば身体に仕込む徹底ぶりは潔いか…(笑)。でも、そこに好感はなく、ダンゾウの目的が木ノ葉の為であろうと、それが今のところ「オレが!!オレが!!」自己満足として顕現してる描写は見逃してはならないと思います。

「表裏を独占してこそ…」

多分、既に裏の世界=暗部(?)はダンゾウの独壇場なんでしょう。それが上層部におけるダンゾウのアイデンティティだったろうし、解体された…とされる”根”がほぼ公然と存在した現実にマッチします。そして、裏の居たからこそ、ダンゾウの能力が広く知られる事も無く、今回、襲撃して来た般若衆の暗部の残党程度の敵には有効だった訳だ。しかし、この諍いの原因は木ノ葉が林の国で暗殺を行ったからで、それに対する怨恨があった訳です。彼らは木ノ葉を恨んでて、五影会談に向かう火影を狙った…別にダンゾウを狙い撃った訳でもないんでしょう。つまり、これまでの火影はダンゾウや暗部の代わりに恨まれてたって事で、今度はダンゾウがその立場になるから、厄介だとトルネは心配してるのです。

トルネとフーの装備品で、二人の右肩甲骨辺りに短刀があって、同じものをサイが装備しています。多分、切先のない両刃の直刀…非常に特殊な形状ですが、狭所での戦闘行動を意識してて、自傷、或いは味方を傷付けない為の配慮なのだと思います…で”根”の独自の装備品だと思われます。それと、武装をダンゾウに打診したフーよりもトルネの方が荷物が多いのは、もしかしたら、二人の上下関係を意味してて、「フー>トルネ」で、フーがトルネに鞄持ちさせてるのかもね(笑)。そして、トルネの腰の真ん中のでかいポーチが「ダンゾウ様ご就寝セット」で、写輪眼の使い過ぎで寝込んだ時に簡易の担架になっていて、二人が前後で担いで移動する光景を想像すると大いに笑えるんですが…(笑)。


<ザザー…>(”鷹”)

「!!」(香燐)

「待ってこの先に何か居る!」(香燐)

場面が変わって”鷹”の移動シーン。分裂したゼツ(白)の先導で移動中です。香燐のチャクラ感知が何者かの存在を知らせるんですが、"鷹"が移動するカットでは既に木々にが積もってて、よく見ると雪が降ってる。それがこの後の「ナルトVS木ノ葉丸」と繋がるもんだから、ちょっとミスリードですが、まったく別の場所であり、ナルトとサスケの交錯ではないと思います。後述されますが、"鷹"は既に五影会談会場の至近に迫っている…ナルトたちは未だ木ノ葉に居て、まだまだ二人が出逢うには距離がありそうです。ゼツならダンゾウの移動だって解るだろうに、五影会談にサスケを向かわせるのには裏がありそう。ダンゾウの首取るなら移動中の方が断然、合理的だし、何で警備が厳重だろう会談会場を狙うのかはサスケも疑問視するべき…って言うか、オカシイと疑えよ…サスケ(笑)。


<サァー><サァーー>(ナルトと木ノ葉丸)

「何だ…どうした?」(トルネの部下)

「分からん
あの二人何をするつもりだ?」
(トルネの部下)


「おいろけの術!!」(ナルトと木ノ葉丸)

「!!?」(トルネの部下)

<ドン><グルルル><ドサッ>(カカシ)

「当分はナルトの幻を見ててもらうよ
おいろけの術が気になってたかな…
ごめんね」(カカシ)

(しかしサイは”根”にあまり信用されなく
なってきたみたいだな)
<クイ>(カカシ)

多分、トルネの部下の暗部(根)だと思われる二人。ナルトと木ノ葉丸のお色気の術対決に気を取られていたせいでアッサリとカカシの写輪眼の幻術の餌食になってしまいます(笑)。カカシの写輪眼は健在でしたね。チャクラのオーバーロードで白化=無力化して、結果的にオビトの呪縛(約束)から解放されれば良いな…と思ってたんですが。でも、少なからずカカシには「一皮剥けた疑惑」(ローション?)が、僕にはあって…カカシはオビトを吹っ切れたんじゃないかと考えてまして、それがそこはかと無くカカシのサッパリした態度に表れてて、今後はカカシはオビトの代理ではなく、カカシとして生きて欲しいと考えています。だから、今度は「大切な人」と、カカシはサスケに言えるんじゃないかと…期待してる訳です。しかし…木ノ葉の忍って「お色気の術」に弱えーッ!!(笑)。多分、暗部のお面の中は噴出した鼻血まみれの筈です(笑)。


「くっそー!
何というエロ差
コレー!!」(木ノ葉丸)

「さて…」(カカシ)

「くっそー!
オレの負けだ!!
兄ちゃんにどんどん突き離され
ちまってるだろコレ!!

ライバルなのに!!」<ボン>

「聞いたぜ…」(ナルト)

「?」(木ノ葉丸)

「ペインの一人を螺旋丸で
やっつけたんだってな!」
(ナルト)

「………」(木ノ葉丸)

カカシはトルネの部下の暗部の方を向いてたから、ナルトと木ノ葉丸のお色気の術の毒牙には掛からなかったけど、もし見てたら…マスクの中…(笑)。しかし、木ノ葉丸がたじろぐナルトの「エロ差」ってどんななんでしょう!!(笑)僕にはナルトの「エロ」が解らない…て言うか、「エロ差」を感じない。それはナルトがエッチじゃないからだと思う訳で、ホントにエッチな人のエロってきっとドン引きしちゃうくらいの衝撃の筈です。しかも、ナルトは性的には未開拓だから、実践を伴わない妄想の範疇を出ないだろうし、その部分的なエロの解放は、やはり「八卦の封印式」の介入が予想され、ナルトのお腹に諦めないド根性でしがみつくクシナの意志なんだと…でないと、ナルトの「エロ差」はとっても説明できないッス。

…で、話の本題の木ノ葉丸の反応。ペインの一人=地獄道をやっつけた…とナルトに言われた木ノ葉丸の複雑な沈黙です。きっと、予想外の木ノ葉丸の螺旋丸に地獄道は一時、退いたとは思いますが、完全にやっつけた手応えは木ノ葉丸にもなかったのだと思います。だから、ナルトにそう言われても無邪気には笑えなかった。ホントにペインを倒したのはナルトに他なりませんし。しかし、木ノ葉丸はどマグロの木ノ葉にあって、ペインに反攻した数少ない忍です。エビスなんかは木ノ葉丸を大絶賛してるでしょうし(木ノ葉丸はオレが育てた!!と…笑)。でも、木ノ葉丸の中の大人の領域はナルトの賞賛を手放しには受け入れられない。これは非常に繊細な描き込みで、キッシーくらいしか描けないんじゃないかな。


「よくやったな!木ノ葉丸!
お前だって里の英雄だ!」
<トン>(ナルト)

「へ…へへへ
えへへへへへ」
(木ノ葉丸)

「お前はオレより
飲み込みはえーよ!
今度は大玉螺旋丸の修行を
つけてやっから…」
<ザッ>(ナルト)

真の英雄のナルトに認められた気持ちは嬉しい。木ノ葉丸は精一杯頑張った…どマグロの木ノ葉の大人の中にあって頑張ったのは確かだし、螺旋丸の修得だってナルトは誰かに聞かされて初めて知った(教えるまではやったけどその後は知らなかった)とも思われますから、木ノ葉丸の成長をナルトが認めてくれた事に関しては無邪気に微笑み、自然に喜べたんだと思います。そして、その承認が木ノ葉丸にとってはナルトとの「繋がり」を確認する行為に等しく、今や木ノ葉隠れの里全体が認める「英雄」に成長を遂げたナルトの信託とあっては嬉しくない筈がない。これはナルトの特殊な愛情属性が大いに発揮された描写なんですが、これは他のキャラで言うとガイが近いです。これは書く書くと言って長らく書いてない「ガイ」(まっカカ)のテーマなんだけど、その内…ね(滝汗)。

「うん!!!」(木ノ葉丸)

「………」(カカシ)

きっと、将来的にはナルトが木ノ葉丸の師になるんだろうなーと、そんな感じにカカシが喜ばしく二人の関係性を眺めてたんだと思います。もしかしたら、このまま…下忍のまま弟子を取って、下忍のまま火影になって…なんて素敵(笑)。それって、ナルトの人間力を認めるのに等しいですから。人をちゃんと見て、その人自身を正当に評価できる社会って素晴らしいと思います。しかし、それにも大きさの制約があるし、現実問題としては不可能性が高いです。だから、少年少女はしっかりと勉強してフツーに社会に適合する方法論を勧めます(笑)。『NARUTO -ナルト-』の世界観の「階級制度」はリアルの「学歴社会」へのアイロニーだと思うんだけど、現実はそんなに甘くはなくて…「学歴社会は終わった!!」と言って良いのは大声で自慢できる大学を卒業した人くらいだから(笑)。


「手が痛てーよ もう!
これで腱鞘炎になって
それが元で剣筋が鈍って
そんでもってそれが原因で
戦闘でやられて…
死んだら…」(オモイ)

「口動かす前に
手ェ動かせ 手ェ!!!」
(カルイ)

「あのォ…ここでは
静かにして頂けませんか…」<クイ>(古書係)

「す…すみません…」<ペコ>(サムイ)

「あーやっと終わった!」(カルイ)

「ったく…忍ならもっと
クールになさいクールに!」(サムイ)

「雷影様のところに急ぐわよ」(サムイ)

「うん!」(オモイ)

「オッス!」(カルイ)

<スッ…><ザッ><パキキキキ><ズズズ>

(悪いけど”受信木”
仕込ませてもらったよ
こう見えても尾行は得意な方でね
さてとカカシ先輩とナルト
連絡しますかね)<ズズズ>(ヤマト)

ホントに手で書き写したんですね…サスケと”暁”の情報(笑)。しかし、「木ノ葉古書所」が火影岩の直下にあったから、天道の神羅天征から逃れたのは運が良かった…ここって子供たちを避難させたシェルターなんでしょうかね。ま、岩盤をくりぬいた所に建設してるんだろうから、大切なものを仕舞うには理に適った施設ですよね。それで地味で大変な作業を終えたサムイ小隊がホッとしたタイミングを上手く突いてヤマトがカルイのサンダル?に「受信木」(じゅしんき)を仕込みます。サムイやオモイじゃなく、これがカルイだったところがヤマトの抜け目無さで、ヤマトが「尾行が得意」と自分で言ってしまうところにあるのでしょう。何気に岩場に隠形(おんぎょう)するヤマトが火影岩に見えるのはご愛嬌です(笑)。


<バッ>(サムイ小隊)

あいつ…大丈夫かな?」(オモイ)

<ギクッ>「それ以上喋ったら
お前もボコボコにするぞオモイ!」(カルイ)

「アレ?
やっぱ気にしてたんだ!」
(オモイ)

<ゴン>「イテェ!」(オモイ)

恐らく、向かうは五影会談に向かう雷影小隊を目指して森を移動するサムイ小隊ですが、そんな中、オモイがカルイに「あいつ」と言うだけでナルトを思い浮かべるまでになってる(笑)。これも「繋がり」なんだと、僕は思います。カルイはバツが悪くてオモイを殴っちゃうけど、これはこれでこの子の愛情表現なのかなーと思います。そして、この決して軽くはない拳を受けたナルトにも、カルイの愛情…キラビに対する想いもしっかり伝わってるんじゃないかな。カルイの想いは軽くはない。それがキラビとの関係性に根差したモノである事は明白だから、自来也を知るナルトにはキラビの存在が受け入れ易いんじゃないでしょうか。自来也とキラビじゃキャラ属性が違い過ぎるけど、『オトナの味』と言う点では似てるんだよな。


「………」(ヤマト)

「尾行を開始します」
<スッ>(ヤマト)

<クイ>「オッス!!」<ザッ>(ナルト)

ヤマトは「受信木」の反応を確認して出発を促したように思います。ヤマトのチャクラに反応する特殊な木の実(種?)なのかな?気になるのはサムイの動向で、「クール」が口癖で、何事にも如才ないであろうサムイがヤマトの追跡術に全く気が付かずにいるよりは、気付いていてナルトたちを雷影に誘導する動きを取ってくれた方が、僕としては嬉しいです。サムイはその卓越した情報収集能力を持ってナルトの偉業や里の反響からナルトの人となりを察している事でしょうし、ナルトがサムイにフルボッコに遭いながら無抵抗に詫びた意味を感じて、そのナルトが望む雷影への謁見を誘導するならば、その意味は大きいからです。ぶっちゃけ、サムイとも強い「繋がり」が既に構築されてるって事ですから。

「敵だけどこーゆー奴は好きだ」(オモイ)

オモイはナルトを「敵」だと言ってましたから(第455話/「繋がり…!!」)、雲隠れと木ノ葉はそれ程、親密ではなく、寧ろ敵対関係にある可能性が高いです。しかし、サムイが雷影の密使として木ノ葉に入って自由に行動してるから「犬猿の仲」とまでは行かないまでも、決して「蜜月」ではない微妙さがある。そのギャップをナルトやサムイ、オモイと言った若手の繋がりが架け橋となって埋めてくれるのは嬉しい事だし、サムイ辺りの中堅の「理由(わけ)知り」(ナル×ジャン用語で、物事の根っ子の意味を知って人の事。物知りは誰でもなれるけど、理由知りは出来たオトナにしかなれんのよ…笑)が、その一助になれば嬉しくないですか?それと、めっちゃ余談だけど、カカシがサムイ見た時にどんな反応するか…楽しみ(笑)。

ここちょっと解り難かったんで追記です…エーッと「カカシがサムイと…」と考えるのはナル×ジャンの勝手な期待でして、カカシの愛読するイチャイチャシリーズのモチーフであろう綱手のナイスバディに非常に近接する形で、リアル(術で誤摩化してない…であろう)な女子としてのサムイとカカシが出逢ったら…どうなの?っちゅー話です。カカシは自来也が一途に綱手(のおっぱい)だけを50年も想い続けたところに撃たれた訳で、決してカカシのリビドー(精神分析で、人間に生得的に備わっている衝動の原動力となる本能エネルギー)は綱手には向かない訳で、それがサムイのクール&ナイスバディに接した時に大噴火すれば良いな…と、ぶっちゃけ、僕の願望の代弁をカカシにして貰いたいなーと考えた…ちょっと解り難いお話でした。単なるエロオヤジでゴメンなさい(笑)。



「長十郎
大双剣ヒラメカレイは
重かったでしょう

大丈夫でしたか?」(水影)

「あ…ハイ…
少し熱っぽいですが…」(長十郎)

「どれ…」<トン>(水影)

「!!」(長十郎)

水影ご一行は民宿に宿泊する様です。長十郎の忍刀は「大双剣・ヒラメカレイ」と言う名のようです。民宿の壁に立てかけられた段平がそう言われれば、ヒラメやカレイに似てる様な…(笑)。双剣って言うんだから二刀流なんでしょうね。しかし、民宿とは言え、こんなに無造作に立てかけて置くなんて…もしかしたら、鬼鮫の鮫肌みたいに使用者を選り好みするタイプの剣なのかも知れませんね。もし、そうでなければ青が黙ってないでしょ(笑)。しかし、水影の長十郎への接し方って傍目に見てて危ない…。水影にその気が無くても長十郎は<ギンギン>(←な、何が!?)なんじゃないでしょうか(笑)。水影35歳。長十郎16歳がナル×ジャンの読みで、親子ほど歳の離れた関係。僕は長十郎がとても心配です(笑)。

水影としては母親的に長十郎を見てて、ちょっと気弱で、おとなしめの長十郎を一人前の忍に育てたい…正に親心があって、その想いから長十郎に接してるんだろうけど、長十郎も男ですから…それに、水影なんてメンコイじゃないですか!!しかも、何気に…何気にナイスバディと来てる。もし、長十郎が僕だったら、身体の一カ所に血が集まり過ぎて貧血起こしちゃうし、多分、民宿に一緒に泊まったりしたら眠れないんじゃないですか(笑)。しかも、こんな風にオデコで熱を計るなんて、僕だったら水影の臭いとか嗅ぎまくるし、胸の谷間とか…ガン見しない方がどうかしてる(笑)。やっぱり、『NARUTO -ナルト-』の男の子の性衝動はどうかしてる!!水影が自己を確認する「姿見」に長十郎を利用してるのは何だか解る…けど。


「だいたい五代目は長十郎に甘い!
これだから最近の若い奴らがつけ上がるんです
ちょっと歩いたぐらいで何が熱ですか!
我々の時代は―」(青)

「青…今は”血霧の里”と呼ばれた
暗黒の時代ではありません

四代目水影の悪夢はとっくに終わったのです…
昔をひけらかすのは止めて下さい」(水影)

「す…すみません…つい…」(青)

さて、今の水影が五代目。恐らく、トビが四代目です。柱間が「一国一里」のシステムを生み出して約100年。その中の里影の在位が平均20年程度だったのかな…と思います。「血霧の里」の悪習を払拭したのが現水影の様なので年齢的に「九尾事件」の周辺に水影就任して頑張って来たんだと思います。出立の時居たヨボヨボの長老様が三代目で、四代目(トビ)が不在(クーデター絡み)の時期を老体に鞭打って繋いだかも知れませんね。龍の杖使いで昔はブイブイ言わせてたかも知れんしね(笑)。そして、水影にとって青は四代目体勢の象徴みたいなもので、ホントは水影に就いて手腕を振るうべき年代の人間なのに、こんねメンコイ水影におんぶにダッコってのが突起になってて、言う事成す事、水影の琴線を激しく掻き鳴らしているのねーッ(笑)。

青に対する水影の喋り方が所々丁寧なのは、青が自分より年上で、それなりに実績のある忍だからだと思います。年齢的にはシカクと同じくらいじゃないでしょうか。水影が煙たがりながらも護衛に加える辺りは相当な力量があるんだろうし、物言いの面倒臭さからは上忍班長みたいな要職に就いている可能性も感じますね。里影が上忍師の新任の上にあるのだとしたら、無碍にも出来ない相手になるから、水影のキレ方からするともう少し下っ端なのかな(笑)。ま…どっちにしても青はそれなりに能力の高い忍で「血霧の里」の暗黒時代を生き抜いた力量と運の良さを持ってるって事です。また、四代目水影(元水影=トビ)や鬼鮫、水月も良く知る可能性があるから、何気に今後のキーマンになる予感も、僕にはある訳だ。


「さあ
そんな暗い話は終わりにして
そろそろ食事にしましょう
民宿のお料理楽しみです」(水影)

今夜食うものは何だ?
食事の手配はしてあるんだろうな
長十郎?」(青)

「あ…」(長十郎)

「……こんやく………
婚約!」(水影)

「い…色々ありまして
どれにしようかと悩んでいたら
結局決めきれず…」(長十郎)

「ったく優柔不断が!!
これだから最近の若い奴ら
覇気が感じられん!」(青)

「婚約
色々ありまして
結局
破棄!!?」(水影)


「す…すみません
すぐ食事の手配を!」<ダッ>(長十郎)

<スッ>(水影)

「まったく我々の時代には―」(青)

「黙れ殺すぞ」(水影)

(えー!!)(青)

青が「血霧の里」の暗黒時代を生き抜けたのは、もしかしたらこんな繊細さとは逆方向の図太さがあったからじゃないかと思えたりもします(笑)。そして、その記憶能力の低さや学習能力の低さ外面(そとづら)と婚期を異常に気にするメンコイ水影の琴線をビンビンに掻き鳴らす訳だ(笑)。そして、水影ちゃんは婚約破棄の経験があり、里影の職務とプラベートの二者択一を余儀なくされた時に里影の職務を選択していて、それが良い歳ブッコイてこんなメンコイ女子に里影押し付けて、腹ばっかり突き出して気楽にやってる青を見てると、グラグラと煮え立つ訳で、そんな崖っぷちに立つ女の機微を考察した「水影は何故、青に切れたのか?」(疑問の考察)があるので、是非読んでみて下さい。


「ワイ
鉄の国行くの初めてで
ワクワクするだに」(赤ツチ)

「フン
そんな楽しい所じゃない」(土影・オオノキ)

「どんな所なんだ?ジジイ」(黒ツチ)

三狼と呼ばれる
三つの山からなる国で
独自の文化
独自の権限と強力な戦力を保有する
中立国じゃぜ

昔から忍が手を出さぬのが
決まり事になっとってな

鉄の国は忍ではなく」(オオノキ)

”侍”と呼ばれる者たちが国を守っとる」(オオノキ)

場面は岩隠れの野営シーン。黒ツチの口の悪さ(ジジイ)からすると孫っぽくない?(笑)ここで五影会談の会場が中立国である「鉄の国」と言う事が知れます。「鉄」と言うくらいだから金属加工とか、例えば、『NARUTO -ナルト-』世界の刀鍛冶とかを一手に牛耳るような技術力があって、世界をリードしてる国なんですかね。リアルで言うとスイスは永世中立国家だけど、しっかりした軍事力や財力(経済力)がある点では似てますね。そして、その戦力が「侍」とな…。これは今後に予想される『NARUTO -ナルト-』の落としどころ=「パラダイムシフト」(ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。規範の遷移。思想の枠組みの変動。社会全体の価値観の移行)に対する布石にも思え、忍のアイデンティティを含めて社会の新しい在り方を模索する大きなウネリになって行く光景が、僕には見えるんだけど…。

非常に余談ですが…鉄の国の「侍」はカッコ良いと思います。個人的には押井テイストがプンプンで、ケルベロスとしては吝かじゃないです(笑)。ゴツイ甲冑に脇差しが四本。それが長過ぎないところから、二刀流のバックアップ(敵に奪われたり、折れたり、切れ味が鈍った時の備えなど)までを考えた実戦的なシステムなんだと思います。忍との違いはチャクラを扱えるか否かにあるのか?「侍」がチャクラを扱えない系統の人種だとして、その不利を科学力や刀の鍛造技術(切れ味)や剣技でカバーするのか?或いは、チャクラに変わる特殊能力があるか?その辺の棲み分けを如何に描くかは興味がありますね。多分、これからは忍(システムを含む)の存在意義を懸けた闘いになるだろうから、それに「侍」や「鉄の国」の独自の文化や経済が関係して来る可能性は高いと思います。


「どうだった?」(香燐)

「五影会談があるんで警備を
強化
してるみたいだね」<ズズズ><パキキ>(水月)

「重吾
動物を使って会場までの
警備が手薄なルート
を導き出せ」(サスケ)

「分かった」(重吾)

さっき、何かの存在を香燐が感じてて、それが「鉄の国」だった様なので、「侍」もチャクラを扱える可能性が高いです。しかし、それだと剣士で忍者の雲隠れ(キラビやオモイ、カルイ)なんかと何処が違うんだってばよ!!が難しい。それが「覚悟」(心構え)の違いだけなんかだったら困るし、社会性(身分など)の違いと言うのも何とも受け入れ難い(笑)。その辺の違いは是非ともキッシーに期待したい。…で、ここは極寒の国の様で、既に水化して潜入調査してた水月が凍り始めています(笑)。しかし、これでサスケの豪火球で温めたりしたらポニョみたいな水飴ヤローになっちゃうから、水月ってヘタレなんですよね(笑)。しかし、潜入ルートの捜索を何でゼツが受け持たないんだろう?餅は餅屋なのにね(笑)。

「お待ちしていたでござる風影殿
それがし
この鉄の国の大将ミフネと申す」(ミフネ)

「お初にお目にかかる
風影の我愛羅だ」(我愛羅)

「ううっ寒い…風の国とは
気候が真逆じゃん」
<ブル><ブル>(カンクロウ)

「あったかいお茶でも入れて
さしあげよう…上へ」(ミフネ)

先ずは「鉄の国」に我愛羅一行が到着したみたい。出発の描写の順で到着するなら「土→水→雲→火」の順になりそうですね。雷影はサムイ達の合流を見計らって、一緒に五影会談に突入するんじゃないかと思います。雷影の暑さに大将のミフネが押されて「特例」を認めるんじゃないかと予想しています(笑)。そもそも、五影会談の招集発起人は雷影だし、サムイ小隊はサスケと”暁”の情報を携えています。それを会議で報告する意味はある。…って言うか、五影会談の議題がそれだとすれば、トビがサスケを差し向けて、この会談を邪魔しようと仕向けるのも何だか解る…。もしかしたら、”鷹”が五影会談で注目される事が重要っちゅーか、五影と対面するのが(五影会談がどんなメンツかをイメージしてる…)トビの狙いなんじゃないかなーとか、僕は黒い事を考えてたりする…(笑)。

「ハクショイ!!」(ナルト)

「う~なんだか
急に寒くなったってばよォ!!」(ナルト)

「しーー!
尾行中なんだから
しー!!」(ヤマト)

ナルトがくしゃみをするのは寒いからで、勿論、サムイ小隊を追跡中で、辺りが雪まみれって事は「鉄の国」が間近に迫ってるって事です。そして、サムイ小隊の先にはナルトのお目当ての雷影兄ちゃんがいる筈です。ここでアンノウンがキラビなんです。現在、鬼鮫ッチが捜索中ですが、これにトビが加勢に入ってサクッと捕獲して、それをサスケのせいにされたら相当ヤバいです。キラビの事だからそんなに呆気なく殺られはしないと思うけど、相手が相手だけに余談は許せません。出来れば、キラビには五体満足でナルトと出逢って貰いたい…って言うか、五影会談に向かう雷影兄ちゃんが偶然、テクテク歩くキラビと再会するミラクルなんて無いですかね(笑)。そこにサムイ小隊とそれを追跡するカカシ班が合流なんて!!

そしたらナルトがカルイに見せた誠意がムダにならない…。それにオモイの重い言葉が雷影を揺り動かし、それが五影会談に反映されれば木ノ葉の大ピンチやサスケの減刑の材料にはなると思うんだけど、それを阻止する方策をトビが打たない筈無いし…(滝汗)。前回、今回とパネー情報量で、こんなの続いたら死んじゃうから、是非ともバトルシーン満載で、ほとんど擬音と効果音だけで何週か続いてくれないかしらなんて思ったりもするなーッ(笑)。それに…これ以上、新キャラ出されて風呂敷畳めなくなっても困るので、次週から今あるネタだけで何とかまとめて貰えないかと訳の解らないお願いをちょっと遅いけど、短冊に書いて笹の枝に結びつけるケルベロスなのでした…って、全然、遅せーよッ!!(笑)


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第456話「ナルト出発…!!できず」(笑)

 
ナル×ジャンのケルベロスです<ウィッ>。
全てのアクセスに心より感謝致します<ヒック>。

エーッと、今日が新ジャンの発売日だと言う事を忘れて<ゲップ>、
昨日の深夜まで大蛇丸ママのクラブに飲みに行っちゃった<フーッ>。
ちなみに、横浜・伊勢佐木町のクラブ「白蛇」です(笑)<ウソーッ>。
これから「感想」を書くけど…その前にシャワー浴びさせて<ゲロゲロ>。
じゃ、後ほど…<ゴフォッ>←な、何故にの吐血(笑)<ゲソ~>。

皆様…良い週末を!! (ゲロゲロス in 090718)  

  
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「カカシ外伝」アニメ放送日について

 
公開直前「NARUTO-ナルト-疾風伝」60分スペシャル
「NARUTO-ナルト-疾風伝スペシャル
カカシ外伝~戦場のボーイズラ(イ)フ(”)~」


放送日:7/30(木)夜7:00~7:57(2009)
【テレビ東京系】

遂に「カカシ外伝」がテレビアニメ化!
劇場版でも物語の鍵を握るカカシ。
これをみると、劇場版がさらに楽しめるぞ!
公開直前劇場版情報もあるぞ!

タレコミ(タレコミ、ありがとう!!)があって、ウラを採って来ました!!「カカシ外伝」TV放送が上記の予定であるそうです。何か周辺の調査と合わせれば1時間SPみたいですね。映画の番宣も含めた企画だと思います。ナル×ジャンではアニナルは除外して活動してるんですが、「外伝」は別腹(笑)。一応、「感想」をアップする予定です。掲示板でもあれば、「実況」したかったところですが、しっかりと鑑賞して、何度か録画を見直して「感想」をまとめますね。アップは翌日以降になると思いますが、楽しみにしてて下さい。個人的には、オビトが何回、「目薬」を差すかが楽しみです。あと、仔カカシ。それからミナト。勿論、リンちゃんも楽しみでーす(WILLIAMさーん!!何か描いてくれってばよォ!!)…って言うか、神無毘橋は赤く燃えたのか?(笑)。ところで…夏の「こたつみかん」ってなんて言うのか?まさか…「クーラーアイスクリン」かね(笑)。


  
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ダンゾウは何故、大蛇丸を欲しがるのか?


カブトはいたか?」(アンコ)

「いました」(サイ)

「よし…気取られるなよ」(アンコ)

「!」<シュー>(ヤマト)

「これは…!」<六>(ヤマト)

「どうした?」(アンコ)

「……」(ヤマト)

「まさか…
あの封印術を自力で…
六本目なんてありえないぞ!
緊急事態だ!すまないが
ボクは今すぐ里に帰る!」(ヤマト)

第438話「封印崩壊!!」で、ナルトが六本目まで九尾化して大暴れしてる時に、「ヤマトはどうなった?こんな時にどこにいるんだ?」と呟く…いのいちの落ち着き過ぎた描写に、木ノ葉のどマグロの深層を感じましたが(笑)、あの時、アンコ、サイ、ヤマトの三人一組はカブトの捕獲任務に就いて木ノ葉隠れからかなり離れたところに居たんですね。そもそもこの三人一組って意外と言うか、ヘタしたら「お前ら誰やねん!?」になりかねない組み合わせでしたし(笑)。でも、よく考えたらアンコもヤマトも大蛇丸とは深い縁がある…アンコは大蛇丸の幼妻?で呪印(天の呪印)の実験されてるし、ヤマトは初代の特殊能力絡みの実験体だし(後述)。それからすると、サイだけが浮いてる…事に気付きますよね。

「サクラもナルトも…
かつての仲間だったサスケを
必死になって追ってる…
サスケを助けたいと
誰よりも強く思ってる」(綱手)

「その強い想いが任務を成功に導く…」(綱手)

天地橋任務の直前に人柱力のナルトをメンバーに加える事を憂慮するシズネに綱手が自分の考えを示すんですが(第32巻/33頁)、ヤケにスポ根的な精神論を持ち出したもんだなーと思いましたが、綱手も里抜けした大蛇丸に対しては幾ばくかの罪悪感があったんだろうな…と思い当たりました。幼なじみ(同期で何度も死線を共にかい潜った戦友…で、もしかしたら好きだった?)の大蛇丸は自分と自来也が救うべきだった…とする後悔が綱手の深層にはあったんじゃないかと、カブト捜索(捕獲?)任務の任命者は当時の火影であった綱手だろうし、この三人一組には綱手の心の痛手を強く感じてしまう訳です。だからこそ、ここにサイが組み込まれているのには違和感をを感じてしまうのです。

もっとも、サイには「超獣偽画」と言う異能があり、捜索や潜入においては非常に有意な存在でもあります。でも、それはサイじゃなくても、探知系なら「日向」だって、「犬塚」だって木ノ葉隠れにはある訳だし…。綱手の意向を重視するならば、もっと大蛇丸に関係した忍が来るのが自然だと思います。その整合性から外れるサイの登用に関してはきっとがあって、サイがこの三人一組に加わったのには、里の上層部、とりわけダンゾウの意向を強く感じてしまいます。最近の描写ではサイは未だに”根”の一員としてダンゾウの指揮下にある事が解ってて、それがナルトを監視してた訳で…だとすれば、このカブト捜索任務への参加にも任務の監視的な意味合いがあったんじゃないのかなーと疑いがムクムクと湧いて来る訳です。

ちなみに、ナルトの六本目の九尾化に驚いた…ナルトの首に在る初代の首飾り(柱間のチャクラの結晶石)にヤマカカで仕込んだ封印術のモニターをヤマトが分担してたと言う事だと考えています…ヤマトが呆気なくカブト捜索(捕獲?)を放り出し、木ノ葉に向かった訳ですが、どうやらアンコが単独でがカブト(大蛇丸?)を追っかけているようです(後述)。サイはこの後、木ノ葉に帰ったようなので、任務的にはヤマトの見張りだったんじゃないかと思います。少なくともサイにはアンコやカブトよりもヤマトが重要だったと思われ、つまりはヤマトが関係する人柱力=ナルトに対する監視任務をダンゾウがサイに付与し、サイがそれに基づいて行動してた…と、ナル×ジャンでは考えます。


アンコ
手練のダジム・テラに尾行させております
…この際アンコを始末しては?」(暗部)

「今は大切な時期だ…
ヘタをして状況を悪くする
可能性は避けたい」(ダンゾウ)

「人員をもっと増やせ
アンコより先にカブトを拘束するのだ」
(あやつ…ワシと大蛇丸の関係
知っているやもしれん…)(ダンゾウ)

「カブトは大蛇丸の人体実験のデータ
持っている…それを必ず手にいれるのだ」(ダンゾウ)

<カチャ>「ワシの右目・右腕の為に
役に立つはずだからな」
(ダンゾウ)

第454話「五影登場…!!」のラストで、アンコを別の”根”の忍(ダジム・テラ)に見張らせていた事が解ります。ダンゾウ的にはサイの信用度はかなり低いものと、僕は考えています。ダンゾウは大蛇丸の人体実験データが欲しい訳で、それが「ワシの右目・右腕の為に…」と、ダンゾウの「オレが!!オレが!!」を満足させるのです。この時のダンゾウの描写は明らかに怪しく、どんな平時であっても、フツーに職質(ケーサツの職務質問)されるくらい危ないオッチャンでした…って言うか、包帯でグルグル巻きの右半身から<カチャ>っとか、変なカラクリの音?が聞こえてキモかったです。最近ではヤケの右肩が出張って見えたり(右手はある)、火影の装束になってからは怪しさに拍車が掛かってる(笑)。

久しぶりの実践
なまった体を動かすには
ちょうどいい…」<スッ>(ダンゾウ)

<バッ>「手を出すな………
ワシがやる
」<ズィ>(ダンゾウ)

第455話「繋がり…!!」のラストでは包帯の下に隠れた右目が写輪眼だった事が判明してるし…(笑)。この時、お面の忍の集団に囲まれてダンゾウがやる気見せて、写輪眼出して、杖を地面に突き立ててフツーに立ってるとですよ(笑)。つまり、戦うのに邪魔だった訳で、両脚は大丈夫…つーか、フツーに使える状態なんでしょう。ここからもダンゾウに不備なのは、「右目・右腕」っていうのは解りますね。でも、不備な筈の右目の写輪眼でダンゾウは戦う気になってる…きっと、その奥にダンゾウがカブトが持つであろう『人体実験データ』を欲する理由が隠されているんだと、僕は考えます。ちなみに、ダンゾウの右目の写輪眼は三つ巴文様。瞳孔がかなり拡大してるのはチャクラ強度=力量がかなり高い証拠でしょう。

次週にダンゾウがどんな風に戦うかが描写されれば良いんですが、意地悪なキッシーの事ですんで、期待は薄い(笑)。ダンゾウの左眼がフツーの目で、今回の写輪眼を誇示する描写で左眼が瞑られている事から、カカシと同種の移植…つまり、非うちは一族の写輪眼保有者であり、一族以外の身体である以上は写輪眼の低燃費や瞳術の反動を考えれば、写輪眼瞳術をメインに戦闘を組み立てるとは思えないです。残されたダンゾウの不確定要素として身体から聞こえる<カチャ>と言うカラクリ(機械)音から想像するなら、傀儡の技術を応用したギミック(カラクリ)が仕込まれてて、写輪眼は動態予測で敵の動きの先読み程度のしようなんじゃないかなーと、僕は考えます。つまり、万華鏡写輪眼まではない…と。

「フン…君はいいわよね…
もう手に入れたんだからね…」
(大蛇丸)

「!?」(カカシ)

昔は持ってなかったじゃない…
それ」(大蛇丸)

「!」(カカシ)

「その…
左眼の写輪眼!」
(大蛇丸)

「……!!」<クッ>(カカシ)

ちょっと懐かしいんですが、第一部、中忍試験の「封邪法印」の行(第8巻/116-117頁)。大蛇丸がサスケに仕込んだ天の呪印を封ずるべくカカシがサスケにベッタリのところに大蛇丸が登場したシーンです。カカシは未だ額当てを斜めにしたまま左眼の写輪眼を隠してるんですが、大蛇丸にはカカシの写輪眼がお見通しでした。それに対するカカシの反応からすれば、大蛇丸に自分の写輪眼を見せた経験はないようでした。綱手の「天才だと思ってた」(第20巻/24頁)発言からして、幼少期のカカシと三忍の接触はあったでしょう。カカシの写輪眼移植は神無毘橋の戦いですから、「九尾事件」の二年前で、大蛇丸の里抜け時期がそれ以前だった可能性を示唆する描写ですが、カカシ的には大蛇丸に写輪眼を見せてなかった認識があったようです。

<ザッ>「サスケにこれ以上近づくな…
いくらあんたがあの三忍の一人でも………
今のオレならアンタと差し違えることぐらいは
出来るぞ…!」<バチ><バチ>(カカシ)

「くくっ…」(大蛇丸)

カカシはこの時、強敵…って言うか、とても敵うとは思えない大蛇丸相手に写輪眼を出さないんです(第8巻/127頁)。しかも、千鳥(雷切)で威嚇してるんですよ。なのに写輪眼はとうとう大蛇丸には見せなかった…。「写輪眼+千鳥=雷切」と言っても良い認識なんだけど、それをせずに息巻くカカシって、結局、最後まで大蛇丸とは殺り合う覚悟なんてなかったんでしょう。それほど大蛇丸が怖かったんだと思います。あと、やっぱサスケを欲する真意が写輪眼にあって、それが自分の写輪眼を奪われる恐怖に重なったのもあったと思います。でも、この時、大蛇丸がカカシから写真眼を奪わずに立ち去ったのは、移植に拠る写輪眼の搭載を良しとはしなかったからだと思います。

カカシの戦闘描写でも、うちは一族にない者の写輪眼の使用には無理が多く、「不死転生の術」を当時完成させていた大蛇丸にとって、写輪眼の移植自体が馬鹿げて見えたのかも知れません。大蛇丸の”暁”脱退=イタチにコテンパンにやられた時期が「うちは虐殺」に近接し時期(第一部終了の七年前)から狙いはサスケの一点買いだった筈で、転生のインターバル(三年)と、依憑(よりわら)の成熟度などの制限からサスケを泳がせる必要があったし、サスケのポテンシャルを高める為に大蛇丸がサスケの師であるカカシを生かした可能性もあったのだと思います。ま…何れにしてもカカシの写輪眼=写輪眼の移植による稼働の事実を大蛇丸は知っていた訳で、大蛇丸の人体実験の検体に既にうちはが存在した可能性はかなり高いんじゃないかな。

それでも、大蛇丸がイタチを諦め、サスケに関心を向けるのは、欲張りだったからだと思います。単に写輪眼が欲しいのならいくらでも手に入った筈です。現に、写輪眼を保有し、相当の力量を持つカカシですら、到底敵わない威圧感を大蛇丸は示し、カカシはそれに圧倒されまくった。それでも、イタチやサスケの身体が欲しかったのは、(大蛇丸の特殊な性癖=ショタコンもありますが…)より高性能な写輪眼(を扱う身体)が欲しかったからじゃないでしょうか。写輪眼に適合した一族の身体=経絡系ごと乗っ取りのが大蛇丸の希望だったからと、僕は考えます。しかし、何故だか一族の身体でないカカシに搭載された写輪眼が万華鏡を開眼してる事実もある…。それが三つ巴の写輪眼を持っていたダンゾウに関係してるんじゃないかと…黒くなる訳です。

「リン…
お前の…医療忍術で…
…オレの写輪眼を…眼軸ごと
…カカシの左目に……
移植してくれ………」(オビト)

「…カカシ
こっちへ来て…!
すぐ始めるから!」
(リン)

神無毘橋の写輪眼移植の描写で(第27巻/163頁)、オビトはリンに「眼軸ごと…」と切り出し、リンはそれを反復することなく、スンナリと受け入れています。この描写は「写輪眼移植マニュアル」の存在を匂わせるものだと、僕は考えています。ちなみに、写輪眼の「眼軸」とは「視神経束」であると、ナル×ジャンでは認定しています。そもそも「眼軸」って眼球内の光の通り道を指す用語?の様でして、眼球の中身をどうこうする作業がアバウトな写輪眼移植にはマッチしません(笑)。勢い、自分で入れ替えちゃうくらいの超野戦病院手術ですんで(笑)、眼軸=視神経束がコネクター的に機能して、自動で依憑(移植される側)の視神経束に接続するオーガナイザーとして接続を容易にする想定が妥当かな…と思います。

それに、真・万華鏡写輪眼では双方の万華鏡写輪眼の文様がミックスされる事から、眼軸にも写輪眼の情報(もしかしたら、本体プログラムが搭載されている?)が在る想定があり、その「眼軸ごと」を呆気なく反復(問い返す)せずに医療忍者のリンが受け入れた描写は、写輪眼移植のノウハウが既に確立されていた事実を物語っているものと思います。そして、リンが知っている程度の知識を大蛇丸が知らない筈も無く、当然、うちは一族の検体を入手していたであろう大蛇丸が、写輪眼の移植ノウハウを起点した写輪眼の研究を展開していたであろう予測は極自然に立ち上がる訳です。そして、その知識がカカシの封邪法印の行での無礼と、カカシの写輪眼を見逃させた…と、僕は考える訳です。

全忍の中で唯一木遁忍術を使い
さらに…”尾獣”を意のままに操る事が出来た
初代火影の力が欲しくてね…クク…」(大蛇丸)

「初代の屍から
その中の遺伝子情報を取り出し
遺伝的素質を六十体の子供の細胞に
組み込む人体実験をした事があったんだけど
拒絶反応が酷くってね…
バタバタ死んでいったわ…
全員死んだと思ってたけど…
まさか生き残りがいたとはね…」(大蛇丸)

大蛇丸の医療スキルやノウハウの高さは木遁忍術の人体実験を任された事からも解ります(第33巻/39-40頁)。ちなみに、大蛇丸は天地橋任務でヤマトと対面するまで、初代の遺伝子情報の人体実験の生き残りが居る事を知りませんでしたから、当時からちょっとヤバい香りのした大蛇丸を警戒していたであろう三代目辺りが秘匿して育て上げたのかなーと思います。第455話「繋がり…!!」で見せたサイに絡むヤマカカの「目配せ」からも、ヤマトの複雑な幼少期からの立ち直りは充分に感じられ、その影に三代目やカカシと言った信頼出来る人格が関与していた可能性は極めて高いです。寧ろ、里の上層部でブイブイ言わすダンゾウの毒牙がヤマトに刺さらなかったのが不思議で、その部分の整合性についてはもう少し吟味が必要に思います。

ま…大蛇丸は綱手とは違った医療技術や知識があった訳で、きっと忍術の大系の中に遺伝子工学とか人体改造(軟の改造とか)の分野だってあったんでしょう。大蛇丸は子供が昆虫の手足を捥ぐ様に、無邪気に人の身体を切り刻み、その神秘を検証していたんだと思います。常人には解り難いけど、そこにはきっと悪意やそれに起因する引け目みたいなモノは一切無くて、ただ純粋な探求願望だけが横たわっていた筈で、その純粋さこそが大蛇丸の行動原理を支持していて、ちょっと余談ですが…それが恋愛にも激しく影響して、めちゃくちゃイケイケに迫って来るアンコには興味がなくて(既に気持ちを頂いているから…)、全くノン気で、綱手だけを見る「ひまわり」のような自来也興味津々だったであろう大蛇丸に表れているんだと、僕は考えてる訳です。


「フフ…ま、でも何だ
オレだってまだまだ若いからな
こないだも…
あるスゴ~い新術を開発したんだが
それが…」
(カカシ)

<グゥ~>「あ!そうだ!
まだ帰って来てから一楽ラーメン
行ってねーってばよ!」(ナルト)

「あー私も昨日からの演習で
ちょっとペコペコォ~」(サクラ)

(…昔は何にでも
いちいちリアクションしてくれる
可愛い奴らだったのになぁ…)
(カカシ)

…で、第二部に入っていきなり、カカシが新術を臭わせる描写がありました(第28巻/50頁)。この時はサクラと、久しぶりに再会を果たしたナルトにすらキレーにスルーされてしまいましたが…セルフスポットライトのカカシさんも可愛かった…それが恐らくカカシの万華鏡写輪眼瞳術・神威だった筈です。つまり、第一部と第二部の二年半の空白期間の終盤に、カカシは何らかの手段をもって万華鏡写輪眼の開眼を果たした訳です。しかし、その開眼の事実は「カカシさん…アナタまさか…」(第29巻/76頁)のあの沈着冷静…クールが脚を生やして歩いてる様なイタチが全身総毛立った驚きを引き出す程の異例であり、ナル×ジャンでも「エセ(似非)万華鏡説」を捏造…おっといけねー…持ち出してたんですよね(笑)。

「自来也様が
危惧していた通りだ

16年前の事件…
あいつの仕業だったとはな」(カカシ)

「…そいつは写輪眼を持っていた
里に恨みを持ち
里を抜けたうちは一族で
九尾を口寄せできるのは
マダラぐらいだ」
(カカシ)

それに第455話「繋がり…!!」で、カカシが万華鏡開眼者であるにも関わらず、九尾の口寄せを特別視しているのは、自分の万華鏡写輪眼がスタンダードな存在ではないと告白しているように、僕には感じられました。九尾のコントロールや口寄せにはチャクラの強度(力量)が影響したり、その禍々しさ(精神面のダークサイドの強化)が影響する可能性も否定できませんが、カカシの力量は火影クラスですから、力量の低さからマダラを特別視していると考えるのはフラットではないと思います。サスケなんかは通常覚醒の三つ巴文様で九尾のチャクラ(八卦の封印式の内部)にアクセスできましたし、九尾を驚かせ封じ込めましたから、やはりそこには正統なうちは一族の血統(身体)が必要なんだと思います。

なので、カカシは万華鏡を開くには当たらない非うちは一族であり、それが万華鏡を開いたとなれば、そこにはイミテーションの可能性が考えられ、それが、まだナル×ジャンを始めたばっかりで芸風の定まらない僕の痛い考察になって吹き出したのが…「カカシ万華鏡写輪眼の開眼に関する妄想」(写輪眼)なんだけど(笑)、大蛇丸の医療分野…特に非人道的な人体改造や、ヤマトに施した遺伝子操作などの手法を駆使してカカシの写輪眼を弄くった可能性を、当時の僕の嗅覚は嗅ぎ付けていたと言う訳です(笑)。そして、それが今になって、ダンゾウが大蛇丸の残した「人体実験のデータ」=カブトに向かう描写に繋がる訳です。つまり、そこにダンゾウが何としても大蛇丸を欲する理由があるのです!!

カカシの万華鏡は大蛇丸が抉じ開けた!!

何らかの方法を持って、大蛇丸がカカシの写輪眼を改造を施し、カカシに万華鏡写輪眼を与えたのだと、僕は考えます。つまり、ダンゾウの右眼が不完全だとダンゾウが考えるのは、ダンゾウの写輪眼が通常覚醒の三つ巴文様止まりで、万華鏡写輪眼を開眼してはいないからでしょう。大蛇丸の「人体実験データ」とはカカシも含む訳です。それをカカシにダイレクトに問わないのはカカシとの関係性もあるし、ダンゾウの社会性(体面)や、自分の写輪眼保有の存在を秘匿する為などいろんな理由が考えられますし、サスケが開眼したみたいな言葉攻めによる多大な後悔「儀式」でカカシが開眼した訳じゃないと言う事なのだと思います。写輪眼が高分子工学に基づく生体コンピューター(タンパク質)ならば、タンパク質の配列を変える酵素を応用した「目薬」だってある訳だ!!(笑)

あと、ダンゾウの写輪眼の出所ですが、神無毘橋のオビトの右目とか、「シスイ事件」で身投げしたシスイとか、もっと大胆に「うちは虐殺」で得たうちは一族の死体から引っこ抜いたとか…何ぼでも考えられます。もしかしたら、「うちは虐殺」って、ダンゾウが写輪眼欲しさに企てたのかも知れないし、そこで得られた写輪眼を”根”の特殊部隊に搭載(移植)して写輪眼軍団を編成してる可能性だってありそうです。そして、その写輪眼軍団に万華鏡を与える為に大蛇丸の「人体実験データ」は必要な線もあるけど、「オレが!!オレが!!」のダンゾウが、自分以外の人間の為に力を尽くすとも思えず、やっぱ自分が強くなる為に狡(こす)い事を考えてるようにしか見えない。それと、ダンゾウが欲する「右手」別に無い訳じゃないのね…包帯でグルングルンでアレだけど…それは多分、<カチャ>と鳴る音に関係してるんだろうけど…描写が未だ足りん(滝汗)。


  
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第455話「繋がり…!!」の”Index”

  
ナル×ジャンのケルベロスです。
全てのアクセスに心より御礼申し上げます。

エーッと、今回は一部、拠ん所ない事情が御座いまして「感想」の分割となりました…が、実はお茶漬けサラサラ…と書けないくらい濃ゆい内容(これに雷影兄ちゃんも絡んで来たらパンクしてました…笑)で、実に情報量が多く、かつ大切なメッセージが大量に盛り込まれておりました故、細分化して各セクション毎に緻密に分析するべきだと、途中からこの選択の正しさに気持ちが乗りました。お話の全編を通して、それぞれの「繋がり」が描き込まれ、実に味わい深いエピソードであったと思います。多分、『NARUTO -ナルト-』大団円を迎えました折には、きっとこの「繋がり…!!」(ep455)が思い出される…そんな大切なターニングポイントになるお話だと思います。今回は4分割ですが出来れば「其の壱」から順に味わって欲しいと思いまして…と言う事でインデックスを作成しました。

第455話「繋がり…!!」(其の壱)

第455話「繋がり…!!」(其の弐)

第455話「繋がり…!!」(其の参)

第455話「繋がり…!!」(其の四)


キラビを想うあまりに暴力に支配されてしまったカルイ。彼女もまたキラビとの「繋がり」があればこその恨みがあった訳で、それに対してサスケを想うナルトが、その「繋がり」故にフルボッコを甘んじて受ける許しを示した。そして、その真摯な態度。真っすぐな気持ちに打たれたオモイにはナルトを信じようと思える新たな「繋がり」が芽生えました。そして、ナルトを庇うサイにも未整理の感情ではありますが、確かなナルトへの「繋がり」があった。それがサイ自身をも大きく変えようとしている。そして、ナルトはこれまで黙っていた四代目との接見を話すに至り、カカシが「父親」だとナルトに示す事でナルトの不安を払拭し、ナルトと四代目との親子の「繋がり」を確固たるモノにしました。そして、そうさせるカカシとヤマトの「繋がり」も見逃せなかった…。皆、しっかりと繋がってるんですよね。

「……君には
大切な人がいますか?」(白)

「人は…
大切な何かを守りたいと思った時に
本当に強くなれるものなんです」(白)

「繋がり」があるから人を恨み、「繋がり」があるから人を許せる。また「繋がり」があるからこそ人は強く逞しく生きる事ができる。波の国で「白」がナルトに伝えた大切な人の存在(第3巻/75 頁)。それこそが「繋がり」であると、このエピソードは訴えているのだと思います。そして、その「繋がり」何に根差しているのかも…そろそろ、僕らには解り始めてるんじゃないでしょうか。具体的にはその「繋がり」を否定する方向の存在…ぶっちゃけ、ダンゾウなんかは、「お前、誰やねん!?」の世界で(笑)、こんな人が強い筈ないじゃん…と表面的には思えます(ま…深層で、結構、良い人だったのね…もあるので、軽々しくは…笑)。でも、ダンゾウや半蔵が携える気持ちは見逃さずに、断固として戦わねばならんのだと…僕は思います。

「繋がり…!!」(ep455)の中に鏤められた…それぞれの「繋がり」に、僕らは震えた筈です!!僕なんか、最近は涙腺が弱くって、書きながらウルウルしちゃうくらいだし…(エッ!?全然、泣けなかったって…聞こえない、聞こえない…笑)。そして、その深層には『NARUTO -ナルト-』の世界で繰り広げられる戦いの意味が多量に含まれていました。……良いお話だったな…と思います。「感想」を書くのがこんなに大変だったエピソードも久しぶりでした。何せてんこ盛り盛りでしたから。難儀はしましたが、書き上げて良かった。ちょっと満足…なんかしています。でも、ま…これだけは言っちゃぁお終いなんだけど、最後に一言…言わせて下さい…やっぱ、どう見ても…ヤマト…似てねーッ!!(笑)


   
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第455話「繋がり…!!」(其の四)

 
第455話「繋がり…!!」(其の参)の続き…。

「少しの間
安静にしてなきゃダメ…」(カカシ)

「オレってば
雷影に会ってくる!!」
(ナルト)

「!?」(ヤマカカ)

カカシがミイラみたいになったナルトが大人しく寝てるなんて思っては居なかったんだろうけど、ナルトは更にその上を行く「雷影との面会」を切り出します。多分ナルト的にはカルイに謝ったように、雷影にも詫びを入れたいんだと思いますが、雷影のガタイとか、拳の大きさ&ブレスレットなのかパワーリスト(重り)なのか解らないけど…雷影の装備品を見たら挨拶だけして帰って来るんじゃないでしょうか(笑)。雷影の拳に殴られたらきっと死ぬ(滝汗)。でも、カルイだけじゃなく、ナルトの筋(すじ)はオモイに伝わっています。オモイが同系統の気質を持つ雷影に説明して、尚かつテクテク歩いているキラビが無事で雷影に合流するおまけ付きで、ナルトの筋は雷影にも通じるんじゃないかと期待しています。

ま…それには演歌忍者の頭領に会いに行ったキラビが、何とかサムイか雷影の小隊かナルトと接触する偶然が必要になりますが、取り敢えず、木ノ葉隠れで横になっていてはその可能性はゼロに等しい…。ナルトの突飛とも言える提案は実は理に適っているのです。ま…キラビに接触する可能性をナルトが考慮している線は考えられませんが、そこは凡人にはない直感力とか、諦めないド根性がナルトに留まる事を許容しない訳です。それは言い換えれば「バイタリティ」でしょう。こんなにボコボコにのされても行動する事を躊躇わない。休む事を良しとしない。カカシやヤマトが驚くのはナルトの突飛さ(意外性)だけではない筈です。ナルトにはいつも驚かされてばかり…なのに、それが嫌じゃないのはナルトが魅力的だから…。


「会ってどうする?」(カカシ)

「これから五影会談もある!
どの隠れ里も外へ出る事や
過激な任務は自粛するのが
決まりだ!」(ヤマト)

「オレはサスケを
許してもらえるよう説得する!」
(ナルト)

ヤマトの狼狽(うろた)えっぷりは、気の弱いお父さんみたいで笑える(笑)。五影会談のお約束を引き合いに出してナルトを窘めようとするんだけど、ヤケに説得力に欠けるのは、端っからナルトを止められるとは考えていないからでしょう…って言うか多分、ヤマトは鉄板でナルトを止める事を諦めています(笑)。それ程、ナルトにヤマトはメロメロなんだと思います。メロメロ…って言うのは、エッチな意味じゃなくて、期待しちゃってるって事。以前、ヤマトが諭した「ナルト自信の力」にナルトは目覚め、現に木ノ葉隠れを救った英雄になりました。その目覚ましい成長の一端をヤマトも担っている。それを父親が喜ばしく思わない筈などない。「ナルトはオレが育てた!!」をヤマトは何度も何度も(心の中で)連呼した筈だ(笑)。

「今は君の封印用の首飾りもないんだよ!
人柱力の君は里の外に出るべきじゃない!
それでなくても先の戦いで八本目まで
九尾化してしまった!
運よく封印式が発動して
九尾を押さえこんだけど
次はどうなるか?」(ヤマト)

「それにボクは
里の復興役をおおせつかっている
君にずっとついていられない!」(ヤマト)

ヤマトが初代のDNAを継承した…実験体とは言え…その細胞の奥底には柱間の記憶が潜んでいるのだと、僕は考えています。そして、ナルトは四代目火影・波風ミナトの一粒種。この後の描写で出て来ますが、ヤマトはそれを知りません。しかし、ナルトに出逢って直ぐに温泉合宿で見せた奇妙な意気込み…「…これから…忙しくなりそうだな」(第32巻/125頁)には多量の父親属性の愛情…いやさ…使命感が溢れていました。任務や命令を重んじるヤマトの内から溢れ出す自主的な欲求情動ですよ。僕はこれをだと感じた…。そこに何の理由が必要なのだろうか!!親が子を想う心。何の見返りも、何の対価も必要ない。ただ…愛しくて愛しくて愛しくて…堪んない…その無意識に湧き上がる想いを言葉で説明するなんてナンセンスなんだと、僕には思えた…。

明らかに、ミナト→ナルトの関係性を知らないヤマトが、こんなに自然に愛を振りかざせる相手って、それは身内なんだと、僕は思う。もし、僕に子が居て、それを一端の人間に育て上げる為だったら、きっと何だってすると思う。どんなに苦しくても辛くても、何を厭う筈があろうか。それが父親の役目なんだから。愛に理由なんかあるものか!!きっと、ヤマトはナルトの為にこれまで心血を注ぎ、戦って来た…。その裏にはそんな見えざる遺伝子の繋がりがあったんだと…結構、良い話なんだけど最後に黒くなっちゃった(笑)。でも、僕は確信している。柱間の直系にミナトは居るのだと。でないと、ヤマトみたいな実直で、真面目で、四角四面なオッチャンが、こんなにアタフタしますかいな…。そこにがあるからに決まってるじゃない。

ちょっと余談だけど…ヤマトの木遁忍術に角都もトビ(マダラ?)も全く無反応でしたっけね(笑)。あれって、やっぱ造形が全く違うからじゃないかな…と思います。初代の「樹界降誕」なんかは、まんま原始の森林を創り出す忍術だったし、それに対してヤマトが声高に言う「里の復興」で大活躍するであろう「木遁・連柱家の術」(第451話/「サスケの処分!!」)などは人為的な加工を加えた木工作品であり、自然と対極にある「人為」を象徴するかのようです。ま…それをして角都もトビ(マダラ?)もヤマトの木遁忍術をスルーしたんじゃなかいと思います。きっと、柱間って凄かったんですよ。角都に人間を止めさせ(「者の書」参照)(笑)、マダラを葬った…と思っただけ?…柱間の木遁と一緒にしたら失礼だぞ…と(笑)。

そして、それは予言の付託にも関連する…「終末の谷の決闘」に、ナル×ジャン的には絡み、黒さを帯びてしまいます(笑)。柱間が写輪眼の戦死であるうちはマダラと決闘する為の要件としては、少なくとも輪廻眼の承認が必要で、大ガマ仙人をほくそ笑ませるような試練を経た結果として、一代限りの能力「木遁忍術」「尾獣のコントロール」を、輪廻眼(=月)に与えられたのではないかと…ナル×ジャンでは考えております。そして、人の浅ましさは初代の骸から、その記憶(DNA)を取り出し、現代に蘇らせた…それがヤマトな訳で、決して万全な能力の覚醒は無く、ましてや輪廻眼の承認などある筈も無く、初代の木遁忍術とは似て非なるものとして、柱間を知る忍には驚くに能わず…の評価したんじゃないかな。


『四代目に会ったんだ』(ナルト)

「!!?」(ヤマカカ)

「?」(サイ)

そして、とうとうナルトが言っちゃう訳です。それはヤマトの言う人柱力の制限とか、八本目まで出てしまった不始末は、軽くはないからです。ナルトはヤマトの正論に対するナルトの正論をぶつける為に「四代目」を出すしかなかった…。ナルトとしてはこの事は誰にも言いたくはなかったのだと思います。もし言いたいのであればサクラと二人きりになった時とか、カカシにおんぶされた時に言ってると、僕は思う。これも後から出てくるんだけど、それはナルトとミナトの関係…「親子」ってところに触れたくなかったのだと、僕は考える訳です。あの体験はサスケが「うちは虐殺」で見たイタチの「涙」に似てると思うんです。夢か現(うつつ)か…それを言葉にしちゃうのが怖い。だから触れたくはなかった…と。


「この前九尾化を止めてくれたのは
四代目だってばよ」
(ナルト)

「ど…どういう事です
四代目はすでに……」(ヤマト)

「屍鬼封尽はまだ謎の多い封印術だ
術式の中に己の精神エネルギー
閉じ込めていたんだろう」(カカシ)

しかし、八本目…勢い九本目に行っちゃいそうになった不始末については弁解の余地は無く、ナルトとしては四代目との接触を明かす事でしかヤマト…と言う父親代わり…ナルトの直感力はヤマトに「父親」を感じてる筈です。それは「恐怖」にあって、それはカカシに対しては無く、自来也に対してはあるナルトの機微であり、誰よりも多量に「恐怖」を感じる相手こそヤマトなのです。それがいやしくも「父親代わり」と認定する由縁です(笑)…を黙らせる必要があったのだと、僕は考えます。そして、九尾に関してはミナトが扱い方を教えてくれたので、もう大丈夫!!(第440話/「四代目との会話!!」参照)…と、ヤマトを安心させたかったのだと思います。それに…術式も組み直しているしね。

ミナトの登場を理路整然と説明するカカシは、八卦の封印式を相当研究している臭いがしますね(笑)。もしかしたら、カカシ…あんた…クシナの存在にも気付いてるんじゃ!!(笑)ナル×ジャン的には八卦の封印式は「母親」であり、それがナルトのお腹にしがみつく事で、カカシが言う「意外性」のナルトの全てが説明できる訳で、カップラーメンが主食で、寒々しい居室と、真っ暗闇の幼年期を過ごしたナルトが、こんなにも明るく真っすぐで折れないしなやかさを備えて成長できた摩訶不思議が不思議じゃなくなる(笑)。六本目になったナルトの首飾りの封印術(第438話/「封印破壊!!」)をヤマカカでやってたんだし、しっかりと時間をとってナルトの身体…腹部の封印式は詳細に研究されてたんでしょう。


「……そん時
四代目が教えてくれたんだ
16年前の九尾事件は
”暁”の面をしてる奴がやったって!

それに四代目も手が出ないくらい
強かったって!」
(ナルト)

「!」(カカシ) ※トビのイメージ

「四代目は
そいつが黒幕だって言った!
ペインはそいつに利用されてるって
サスケが”暁”に入ったって事は
サスケもそいつに利用されてる

だけだってばよ」(ナルト)」

ナルトがこうしちゃ居られない!!って言うのは、あんなに強いペインですら、”暁”の黒幕に操られていた…ってところにあって、ペイン亡き今、そいつがサスケを狙うであろう事を危惧してる訳です。それを止めるために、木ノ葉で寝転がってるなんてナルトには出来ないと訴えている訳です。ここで、カカシもナルトの言う「面」トビをイメージしてるけど、それをミナトは思い浮かべてないし、トビが言う「オレの存在に唯一気付いていたのだ」(第43巻/196頁)のマダラ(自称)お面のとも違うし…。トビの黒幕的な動きがある以上、表層の描写としては鉄板なんですが、黒幕がそんなあからさまに…ゼツと気さくに雑談して、めちゃくちゃ気楽に秘密を明かす公明正大さに、僕は疑問を感じてしまいます(笑)。

黒犬としてはマドララ的な解析で、黒幕には大外一気大蛇丸か自来也を熱望するので…特に雨隠れの湖底に沈んだ自来也がペインと共謀して戦死→姿を隠した…どす黒い考えは未だに捨て切れず(あの時、流した涙は何だったんだってばよ!!…笑)、今、こんな風に散々、コカ○ーラのCMみたいに、何度も何度も流される「トビの黒幕認定」に関しましては、静観させて頂きたいと…ちょうど、カルイがナルトをフルボッコにする行で、後ろから静かに吟味していたオモイみたいに、「男は軽率に言葉を決めないもんだ」(本誌79頁)と、カッコ良く…オモイのような重い言葉と考えを、ナル×ジャンでは示したいので(笑)。解り易い黒幕って、一体何なんだってばよ!!と、ぶっちゃけ…思ってるて事で一つ…(笑)。

自来也様が
危惧
していた通りだ
16年前の事件…
あいつの仕業だったとはな
…そいつは写輪眼を持っていた
里に恨みを持ち
里を抜けたうちは一族で
九尾を口寄せできるのは
マダラぐらいだ」
(カカシ)

マダラと聞くと…
何があっても不思議じゃないですからね…
生きてたって事ですかね…」(ヤマト)

「マダラ」異常な食い付きを見せるヤマトって、何だか可愛くないですか?(笑)僕はヤマトのこう言うところが大好きで、これも柱間のDNAが齎す機微だと、何気にどす黒い考察チャクラを吐き出す原因になっています。そして、カカシが「九尾を口寄せできるのは…」って言ってますよね。これって、多分、南賀ノ神社本堂…うちはの集会場の下の秘密部屋にある碑文の情報だと思います。サスケが読んだアレです…「そうか…そういう事か…」(第25巻/157頁)の。そして、万華鏡写輪眼開眼者のカカシであってもそれはならない…そう言ってる様にも聞こえる。これはカカシの万華鏡写輪眼の開眼の秘密にも関わる描写だと思います。ここはチョコチョコっと済ませたくないので、本格的に考察しますね。これは…何気に…(超)大ネタですぜ…旦那<シシシ…>(笑)。


「マダラって……」(ナルト)

「その瞳力と
ワシ以上に禍々しいチャクラ…
かつてのうちはマダラと同じだな…」
(九尾)

「マダラって誰なんだ?」(ナルト)

「初代火影と戦い
散ったとされる元木ノ葉の
うちは一族のリーダーだった男だ」(カカシ)

「その情報は
上層部に伝える必要がある
サイ!」(カカシ)

「マダラ」と言う名前は天地橋→大蛇丸のアジト強襲で再会を果たしたサスケの瞳力によって、具現化した九尾のチャクラと接見したナルトも触れてるんですよね。それをナルトは思い出している。それで、きっとサスケに関係あると思って返してる訳です。ここでもカカシは「散ったとされる…」とマダラの情報を垂れ流してますが(笑)、これはトビも言ってた様に柱間ですらマダラは死んだと思ってるんだから、「散った…」と断言しても良いところです、それでもカカシが断定しないのは、何かを知ってるって事です。情報の伝達経路で考えると自来也→カカシが正統なラインだけど、ここにはもう一案あって、第一部と第二部の間のカカシの闇に繋がっています(笑)。それを近い内に書きたいな…と、思っとります(滝汗)。


「はい……」(サイ)

「火影には
お前が連絡してくれ」
(カカシ)

「あ…はい…」(サイ)

ナルトが齎した四代目からの情報の重さを感じたカカシは迷わずサイに上層部への報告を命じます。それは取りも直さず火影=ダンゾウへの報告な訳ですが、サイが”根”の一員で、ナルトの監視をしてた事を知ってるカカシが、サイにそれを命じるところにサイとしては違和感を感じずには居られず、こんな風な変な「はい」になったのです(笑)。カカシの考えとしては「あとは自分で考えろ」と言うところで、自分で考える…って事は、”根”の存在(”根”の行動原理は「命令」だと考えています)を否定する事と同義だから、その期待をサイがどう受け取るかで、それを一先ずサイは受け取った…と言う事だと思います。伏線的には、これが「其の参」で考察したヤマカカの目配せに繋がるのだと思います。

第455話「繋がり…!!」の感想が四分割になったのは、いろんな情報がてんこ盛りで、僕の力量では一括でまとめ切らんかったからです。中でもサイの存在は意外に大きく、サイが感じるナルトへの「繋がり」。これをサイがこれからどんな風に自分の中で消化して行くかを提示した、非常に興味深い行でもありました。『NARUTO -ナルト-』とは登場するキャラ全ての、それぞれの成長記であり、その成長に如何にして周囲のオトナが関わり、影響して行くかをきめ細かに描く物語です。三代目の想いを考察した「おくるみ」でも触れましたが、そこに「愛」はある!!第455話「繋がり…!!」は『NARUTO -ナルト-』の大きなターニングポイントなのだと思います。だから、お茶漬けサラサラ…とは書けなかった…のよ。


「ナルト!
四代目はお前に
何て言った?」
(カカシ)

「え?」(ナルト)

父親ってのは
息子に色々言いたがるもんだろ」
(カカシ)

「カカシ……」(サクモ)

サイの件が一件落着(サイに投げちゃったからね)したら、今度はナルトですよ。カカシはやっぱり知ってたんですね。その上で「黙秘」してた!!ちくしょーめ(笑)。カカシもサクモさんに逢えたから、ナルトの嬉しさは痛い程、解るんだろうな。泣けるな…。で…ナルトが四代目の情報を今まで誰にも言わなかったのは、半信半疑だったからじゃないかと思うんですよ。それで、その不安をカカシが取り除こうとした…その為の「吐露」だったんじゃないかと思います。カカシがこれまで秘匿した一番大きな秘密を、ナルトの為に大放出した訳です。そして、カカシの吐露に拠って、ナルトの中の不安は確信に変わる…その喜びがナルトの口元を緩めさせ、痛々しい掌に布団を<グッ>と握りしめさせるのです。


「!!」(ナルト)

『……』<グッ><グッ>(ナルト)

『オレを信じるって―
…言ってくれた!!』
<ニカ>(ナルト)

<ニカ>

「ニカ」 illustration:Cerberus

サスケが儀式の後の邂逅で、イタチの「涙」を思い返し、確信した様に、ナルトも四代目の存在…自分との繋がりを確信するに至るのです。この時のナルトの心中たるや、どんなにか嬉しかったでしょう。これまで一度たりともナルトを抱き締めなかったカカシが、こうして与えたナルトへのご褒美…これはもうナルトをホントに一人前の忍として、男として認めた証でしょう。それとも、カカシもサクモさんと逢って一皮剥けたか…(笑)。いやいや、これは元々、カカシが持ってた優しさです。しかし、容易くナルトに明かすのはナルトの為にならない…その為の我慢があった訳です。気持ちが分厚いから、その我慢が強固で、「知らない?」と思える程だったのよ。そして、ナルトがミナトの子である情報を持ち得るカカシには、やはり、「九尾事件」ミナトに託された使命が存在する確信が得られました。そこにはきっと…自来也に託した「ナルトの鍵」にバランスするくらいの大ネタが…。

…と、また余談なんですが…
カカシが「ミナト→ナルト」の親子関係をフツーに知ってて、「黙秘」してたんですから、第一部のナルサスの「終末の谷の決闘」の直後で見せたパックンの「皮肉なもんだな」(第26巻/159頁)って、「柱間VSマダラ」に対する相似形を言ってる訳ですよね。それからも、「柱間→ミナト→ナルト」の系譜の存在は言えるんじゃないかと思います。そして、その反対側にある「マダラ→サスケ」の関連性も、パックンの言う「皮肉」を土台にするならば充分にあると、僕は思います。単なる親友の喧嘩ではなかった…って事です。長門も嘆いてたけど、やっぱり神様ってホントに居て、こんな風に何かを仕組んでるのかな…って。それを「運命」と言うのだろうけど、何ともドラマチックだな…と、背筋を電気が奔るみたいな…(笑)。

<シュビッ>「よし!」<ニカ>(カカシ)

もう、こうなったらカカシもイケイケでしょう(笑)。カカシもナルトに「黙秘」してた一番デカイのが外れたから気が楽になった筈。しかも、ナルト自身が自分の考えで行動できる今、カカシならばそれを力強くサポートする…カカシ自身の使命を再認識している事でしょう。恐らくはカカシも「九尾事件」に臨場、或いはかなり至近で体験してる筈で、四代目が命懸けで託したであろうナルトに対するメッセージを携えているものと思います。ちょっと、怖いのはカカシが九尾封印に臨場していたとなれば、「屍鬼封尽」を術コピーの可能性はかなり高いと言える。それを使ったら今度こそカカシは…って、そんな事になったら、嫌だーッ!!って、また、「カカシの夢見」みたいになっちゃうのかしら…と、不安になってしまいました(滝汗)。


「お前は雷影の所へ行け!
ま オレとヤマトはナルトのつきそいね!」
(カカシ)

「えー!」(ヤマト)

「シャー!」(ナルト)

あんなに四角四面の理由を持ち出して拒んでいたヤマトが、吝かじゃない(笑)。ま…最初からその気なんですが、ヤマトって自分からは言い出せないもんだから(笑)。こんな風にカカシに命令されて実は嬉しいんですよ!!ナルトなんか、「シャー!」って拳を高々と上げてるけど痛くないんですかね(笑)。しっかし、面白くなって来ました!!ヤマカカがナルトの護衛ですか?これって、このまま五影会談に出ちゃう勢いじゃねーですかッ!!しかし、トルネ(面を外したのにマスクしてた子)の部下が見張ってるから、ナルトが里から出る時に一悶着(ひともんちゃく)ありそうですね。それにサイがどう動くかも興味深いところ。でも、木ノ葉ではナルトは今や英雄ですから、援護は多いですよ…きっと(楽しみーッ!!)。


<スッ><サッ>(暗部)

「ダンゾウ様…」(トルネ)

「うむ」<ガッ>(ダンゾウ)

「久しぶりの実践…
なまった体を動かすには
ちょうどいい…」
<スッ>(ダンゾウ)

<バッ>「手を出すな………
ワシがやる」
<ズィ>(ダンゾウ)

一方、五影会談に向かうダンゾウ。お面で顔を隠した忍(暗部?)に強襲されるんですが、それにやおら写輪眼を出すダンゾウ(笑)。そもそも、「うちは虐殺」を画策した張本人だろうダンゾウが写輪眼なんて、なんて恥じらいがないんだろと、腹が立ちました。「うちは」は要らんけど、「うちはの力」は欲しいんかい!!しかし、これがダンゾウの右眼で、その為のカブト捕獲なんですよね。これには黒くならせて貰えますか!!書きます!!書きますとも、どす黒い考察を!!(笑)(ま…すっごく前に書いたお話があるんだけど…ちょっと痛いお話。でも、それが痛くなくなるかも…と…笑)ええい、(カカシみたいに)写輪眼を使った反動で寝込めダンゾウ(笑)。そいで、出発する前にフーが尋ねた装備品(武装はどのレベルまで…)に「ダンゾウ様のご就寝セット」があったら笑えるーッ!!

第455話「繋がり…!!」(其の四)

第455話「繋がり…!!」の”Index”


  
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第455話「繋がり…!!」(其の参)

 
第455話「繋がり…!!」(其の弐)の続き…。

サクラさんに
看てもらった方が…」(サイ)

「こんな格好見られたら
またややこしい事になっちまうからよ
それに傷の治りは早い方だから
いいんだ」(ナルト)

「……」(ナルト)

サイがおんぶしてヤマカカの下に連れて来たんでしょうか。しっかし、ナルトは相当の重傷のようです。もしかしたら、生命の危機に及ぶかも知れない危険がある場合、八卦の封印式が…それこそ黙っていなかった筈なんですが、その兆候が微塵もなかったと言う事は、ナルト側である程度、八卦の封印式を黙らせる…制御する事が出来る様になったのかも知れませんね。これでナルトが寝たりすれば、ナルトの意志とは別の想いがナルトを治癒させる…これが八卦の封印式がナルトの経絡系の治癒領域にのみ接続されている想定だったんですが、ミナトの登場した八本目の封印式の組み直しで、封印式は2ndフェイズに入った筈で、ナルトの意向が大きく影響する様になった事を示す描写ではないかと、僕は考えています。

ナルトがカルイ(ごとき)にフルボッコに遭い、しかもノーガードだったのは、サスケの犯した罪のせめてもの贖罪であり、そこに九尾のチャクラが介入してナルトを護ったのでは、とってもじゃないけど誠意なんて伝わりません。こんな時、僕がナルトの親だったら手を出さないと思います。それと同じ行動を八卦の封印式がしてたのなら、それは良識があると思います。基本的に八卦の封印式には母親を感じ…って事はクシナなんですが、もしあんな風に我が子に暴力を振るう外敵が現れたら、それこそ鬼のような形相で護ると思うんです。でも、それが全くなかった。もしそれがナルトの任意でなく、八卦の封印式の意志であったなら、それはそれで非常に分厚い親心…非常に立派な親の行いだと思います。

このナルトと八卦の封印式の関係って、ナルトとサクラの関係に凄く似てると、僕は思っています。ナルトがサイに治療して貰ってるのはサクラに看(み)られたくないからですよね。八卦の封印式にはそんな事は通用しないだろうけど、そこは親心…気付かないフリをしている。つまり、治癒系のチャクラを供給しない様にしてる訳で、それはナルトが対外的に感じる気持ちを汲んだ行動な訳です。それが出来るのって、やっぱ母親かなーって、僕は思うのだ。そして、八卦の封印式が汲み取った気持ちが、ナルト→サクラの気持ちを代弁してるならば、サクラはナルトにとっては母親に近い…ぶっちゃけ、身内=近親者じゃねーのか?ってのが、僕の見解です。でも、ケルベロスは歪んでて黒いから…アレですが、詳しくは「サクラってナルトの何なのサッ!!」(恋愛論)を読んでみて下さい。ま…根も葉もないお話ですが、僕の歪みっぷりにも注目しながら…(笑)。


「サイ……
さっきはすまねェ…」(ナルト)

「!」(サイ)

「ありがとだってばよ」(ナルト)

「………」(サイ)

「いえ…」<ニコ…>(サイ)

サイが絡む台詞回しの特徴があって、対話の途中でサイの方が非常に過敏に反応するんです。このエピソードだけでも三カ所あります(81頁:サムイが立ち去るカット/82頁:ナルトの包帯巻き/83頁:カカシの突っ込み)。これって、サイの不安な心持ちを表してるんだと、僕は考えています。サイは何処か気持ちが不安定で、それは必要以上に感情が抑制されているからだと思うんだけども、それがナルトと接する中で揺らいで来ています。ナルトの感謝に対して「いえ…」と言いながら<ニコ…>と微笑むサイは作り笑顔じゃないと、僕は思います。それはナルトの監視任務中にも関わらず、サムイの拳を遮った行動に表れてて、この後、それをカカシが突っ込む回想が盛り込まれています。


「まったくハデにやられたな」(カカシ)

「ヘヘ…」(ナルト)

「そうかナルトがそんな事を…」(カカシ)

「カカシ先生」(サイ)

「ん?」(カカシ)

「ナルトやサクラを苦しめる
サスケくんとの繋がりというものは
そんなに大切なものなのでしょうか?
なぜ二人は苦しむのに
そこまで……」
(サイ)

「サイ…お前は
ナルトの見張り役だろう?」(カカシ)

「…そ…それは…
……!!」(サイ)


「いい分かってる…
ナルトを助けに入ったってのは
見張り役のする事じゃあない

お前もそろそろ自分で
気付いているハズだ……サイ」(カカシ)

「繋がり…」

「繋がり…」 illustration:Cerberus

恐らくサイの変質を最も強く感じているのはダンゾウだと思います。そして、それと同じ程度にカカシもサイを理解している。サイがナルトの暴行事件に居合わせた理由もカカシにはお見通しでした。サイはナルトに対する気持ち=感情が何なのか?解らないで困っていて、カカシはそのケアも含めて、ナルトの居ない所でサイと語らったんではないかと思います。ぶっちゃけ、サイはナルトが好きなんだと思います。しかし、それは恋愛感情と言うまでには整理されていなくて、もっと原始的な情動の様なものだと思います。サイは特殊な教育…洗脳に近い…を受けているので、心のあちこちが欠損している状態で、それが全くない、ハッキリ言って異常なナルトに興味がある訳です。そして、それは恋に似てる感情です。

ま…この局地的な考察を足し算引き算すれば、あっちの方に行っちゃうんだけど(笑)、それも悪い事とは思わない。一応、腐女子(注:僕はこっちからは「腐女子」とは呼ばない主義なので…一応。これは相対的に位置関係を示す為に書いているだけで、「腐女子」とは鉄板で自称であるべきだと考えます)様方に具体的な描写はお願い致しますが、男が男を好きになるのも、女が女を好きになるのもアリだと思っています。「繋がり…!!」(其の弐)でも書いたけど、人は混ぜこぜで決して一色ではないから。だから、サイがを…カルイに向けて怒りを露にした描写は正に同性の対峙だったし、ナルトを介護するサイには柔らかな(愛)情が溢れている…。

ただ、その感情が未整理だから、何だか解らないだけで、サイがもっと成熟すれば違った機微が見られるでしょう。人の心…情にも質量があって、それが運動しているもんだから慣性が生まれる。要はその向きが何処に向くかの問題だと、僕は思います。ナル×ジャン的に良く使う「ベクトル」と言う言葉がそれです。数学的には「長さを持った矢印」なのかな(笑)。面倒くさいお話は置いといて、方向性が未整理だから人は苦しくって、未熟だから上手く表現できない訳。でも、それが味わえるのって若い内だけなのよ。僕にはそれが甘酸っぱいのだ!!ぶっちゃけ、それって「青春」だから、めちゃくちゃ羨ましい訳だ。そして、あの時の気持ちがいつか「恋」なのだと知る。な…何て素敵な事なんだろう!!(ええい!!チクショーめ!!笑)

サイの未整理な情をどう扱うか…だけなので、それがいろんなジャンルで加工されて表現されてるだけで…それを否定する考えは微塵も御座いません(笑)。ナル×ジャン的に考察するならば、サイが抱いた感情(=ナルトスキー←一応、ロシアの方です…笑)が、サイの成長(成熟)と共に、心の欠損部分が再生する中で、それがナルトへの興味だと解り、徐々に「友情」に変わって行く…それは、ナルトがサスケに対して感じる「やっと出来た繋がりだから…」に相似する想いな訳です。サイもナルトに「繋がり」を感じているのだと、僕は思います。大蛇丸みたいな「保毛田保毛夫疑惑」もある事だし、サイもそれに漏れず…っても選択肢としてはあるけど、サイの未熟さ…不完全さかな…は外(はず)せないのよ。

きっと、それをカカシはオブラート(←これってもう無いの?死語?死語なの?!)包んでサイに与えてるんだと思います。待ち受けにしたヤマカカのカットが、カカシの回想の最後に挿入されてる意味は、僕には非常に重いです。もしかしたら、二人してこんな感じに”根”の子らを真っ当な道に引き戻してるとか、或いはちょっとあっちの方向に進んでたヤマトをカカシが修正してやったのか?きっと、カカシはヤマトに目配せしてるんですよ。ヤマカカはサイの良化を明らかに喜んでいます。この時、二人が感じてるであろう…甘酸っぱさに、僕は震えてしまうのだ(笑)。そして、少年少女が羨ましい(恨めしい…笑)。このエピソードのこのカット。これを見逃して欲しくなかった…だからこの行を分離させて貰ったの…。

「イテテテ!」(ナルト)

「ご…ごめん」(サイ)

ナルトやサイの成長が、僕には眩しい…。

第455話「繋がり…!!」(其の参)

ヤマト…似てねー!!!(笑)(ゴメン)

第455話「繋がり…!!」(其の四)に続く…。


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第455話「繋がり…!!」(其の弐)

  
第455話「繋がり…!!」(其の壱)の続き…

<ハァ><ハァ><ハァ>(カルイ)

<ズズッ><ズズズ……>(ナルト)

「………」(オモイ)

カルイ…おまいどんだけ殴ったんだよ(笑)。フルボッコのナルトは素の状態でカルイの軽くはない拳を浴びていたのでしょう。素の状態でない…と言うのは、チャクラを練って身体を硬化させるとか、細胞活性で治癒力を高め、ダメージを即座に回復する方法論で、ナルトのチャクラ量や経絡系に接続された八卦の封印式=九尾のチャクラを使えば、身体の表面に防御系の皮膜を作るなんて雑作もない事だけど、ナルトはワザとそれをしていない。それは素の状態でカルイのパンチを受けらければワビにはならないからです。ナルトはカルイが受けた痛みを知ろうとしているのです。先週の感想でも書いたけど、この場合、拳を振るうカルイよりも、それを黙って静観するオモイの方が、僕は怖いです。それはナルトと言う「人間」をしっかりと見極めようとしてるからです。


「先に言っとく!
いくらやろうが
ウチらの気は晴れねェ!
サスケの事を言うまで
永遠に続ける!」(カルイ)

「ウォオオ!!」<バッ>(カルイ)

<バシィ!>(サイ)

「!!」(ナルト)

「!!?」(カルイ)

「……」(オモイ)

肩で息をするくらいにボコボコにナルトを叩きのめしても治まらないカルイ。オモイが静観するのと真逆のカルイの行いはキラビに対する想いの質の違いを如実に物語っているのだと思います。純粋にカルイは怒っているのです。オモイはサスケの罪を考えている。勿論、二人共、キラビが殺されたか、拉致られて連れ去さった事件を根に持っている…のは同じなんだけど、キラビに対する想いが、カルイの場合は恋愛成分が含有されているから始末が悪い。それが罪を憎むか、人を憎むかの差異になっているのだと、僕は思います。カルイはサスケを憎んでいる。だから、サスケを庇うナルトもカルイには同じな訳だ。カルイはとしてキラビを想っているから、どうしてもサスケが憎いのです。しかし、オモイはちょっと違う…。

だから、どんなに健気にカルイの拳にナルトが打ちのめされようとカルイには関係がない(笑)。それで容赦なくナルトをこんな風にフロボッコにできるのです。そして、ナルトはカルイの拳を甘んじて受ける…。何の防御もせずに。それはサスケを想っているからです。サスケの仕出かした罪は自分の罪なのです。しかし、その気持ちは恋愛じゃない。友達だからできる行動です。もし、ナルトが恋愛感情で動くならカルイと同じだから、この場合はカルイをギタギタにする筈。でも、それをしないのはサスケが親友だから、何よりも大切な友だちだからです。これは男だから…と言う方が分かり易いかも知れない。サイはその男心に反応しているのです。そして、それはオモイも同じ…なんだと、僕は考えています。


「邪魔すんじゃねーよ
こりゃこいつが望んで
こうした事だ」
(カルイ)

<ギュ>(サイ)

「…サイ……
お前はすっこんでろ」(ナルト)

「ナルト…
君がサスケなんかの為に
殴られてやる必要はない」(サイ)

「…るっせー…
オレの勝手…だろ」(ナルト)

「昔オレはサスケの事が大嫌いだった
…でも一緒にいてホントは
スゴく楽しかったんだってばよ」(ナルト)

「サスケはオレの友達だから
やっと出来た大切な繋がりだから…」(ナルト)

「サスケは…
君を傷付けるばかりじゃないか」
(サイ)

ナル×ジャン的…と言うか、いろんな文学や芸術に触れれば分かると思いますが、男の中に男も居れば、女も居る。女も一緒で、女の中にも男もいれば女も居る…。それは自分の胸に手を当てれば分かるとも思います。一面的じゃない。一色(ひといろ)でもない。色んなモノが混ざり合って人は出来ている。寧ろ、相反するモノが同居する鬩ぎあいが合るからこそ人は素晴らしい。特に何かを生み出す人にはその不条理は非常に重要なファクターであると思います。ま…ややこしいお話でアレなんですが、やはり「絵」を描くサイってちょっと混ざってるんだと思います(笑)。サイは任務でナルトを監視してたのに、そこから既に逸脱してるし、感情が…露になって棘がカルイに向いています。サイはサイで、カルイと同じ様にカルイと言う人間をを憎んでる…と、僕は思う訳です。

「くっ」<スッ>(カルイ)

「…ボクなら」(サイ)

サイはナルトを殴るカルイが許せん訳です。そして、同時にサスケの為にカルイに何の防御もせずに一方的に殴られるナルトにも苛立っている…だから、サイの表情は複雑…。これが解るには相当の修練…心が踏みにじられる様な恋愛の修羅場を何度か経験しないと…そんな経験がないケルベロスには全ッ然、解りませんが(笑)…が必要です。ま…そんな事を進んでする必要も無く、フツーに、真っ当に人生を歩んでいれば良いんですが、人の気持ちとは実に多面的で多角的です。試しに、ピカソの絵を観れば良いと思います。勿論、キュビズムのね…。夏休みに何処かの美術館に誰かの絵を観に行くのも良いし、静かに音楽を聴くのも良い。勿論、一冊の本を手に近くの河川敷の土手に寝転ぶのも良い(夏休み前にまた何か書くから…楽しみにして下さいね)。

感じる心。美しさ。素晴らしさ。尊さ…。自分の中の整理されてない領域を感じて欲しいです。いろんなモノが混ざり合って人は出来ている。サイが感情がない…なんて言ったのは、それを知らされていない…騙されてるだけだから。それは今の教育と一緒なの。問題を解くテクニックとか、近道を教える事を教育だと思ってるから。それは、今の世の中の成功(失敗しない方法?)の方程式だから、間違ってはいないんだけど、正しくもない。でも、結果的に負け組にならない方法を押し付ける事を、僕は教育だとは思いたくないので、サイが自分の中の混ぜこぜの想いに気付いて、自発的に行動してるのは凄く嬉しい。サイも変わろうとしてるんです。この機微は大事だと思います。それを「感じる心」を是非とも持って貰いたいです。


「邪魔するなら
お前もやっちまうぞコラ!」(カルイ)

<ガッ>「!?」(カルイ)

「もう止めとけカルイ!
こいつら殴り倒したところで
何も進展すりゃーしない
お前だって分かってんだろ!
」(オモイ)

今度はサイに拳を向けるカルイ。これは気持ちがぶつかってる証拠です。カルイがキラビを想う気持ち。それと、サイがナルトを思う気持ち…その一部が重なっているのです。これが人の心の有り様です。混ぜこぜだから複雑なのサ。苦い…苦いからこそ美味しい。ちょっとビールみたいだけど、オトナになって、世のため人の為に働くようになって、夏の暑い日に、新橋のガード下で「そんなに塩掛けて大丈夫なんかね…」と心配しちゃうくらいのホルモンの串焼きを前に、クイッとビールを飲む様になったら、きっと僕の言う「苦み」の美味しさが解って貰えると思います。それが、オモイには少しは解ってるんじゃないかなーと思います。それが二人の行動様式の差異になって表れています。絶妙と言って良い。

<クル>「ちっ…!」<バシィ><バシィ>(カルイ)

そして、オモイの握力がそれをカルイに伝えた筈です。カルイはキラビに対する想いが勝っていたから甘えてた所があって、それは心の静かな部分が認識してた筈です。それを上手く呼び出したのは、オモイとカルイの付き合いの長さでしょう。二人は息の合ったコンビですから。ハッキリ言ってしまえば、オモイが止めてくれるのをカルイは待っていたのだと思います。それまでは想いの丈をナルトにぶつける。信頼があっての甘えでしょう。そして、それに対してはオモイにも一定の理解があった、それがこれまで見せたオモイの沈黙だったのだと思います。同時に、オモイの静かな心はナルトをしっかりと見極めていた…筈です。僕はその視線が怖かった…。ぶっちゃけ、オモイが控えていたから、カルイは安心してフルボッコしちゃったのも…あるのよ。


「こいつはキラービー様を
救出する手助けをするって約束はしてくれた」(オモイ)

「なんだァ?
いつもみてーに約束が
本当に本当かって疑わないのか?
慎重なお前がらしくねーぞ!」(カルイ)

「ナルト…」<スッ>(サイ)

「ここまでやって仲間を売らねェ…
敵だけどこーゆー奴は好きだ
男は軽率に言葉を決めないもんだ」
(オモイ)

<ズズ…>(ナルト)

緊張が途切れて沈むナルトを横目にオモイがカルイを諭します。オモイにはナルトの男心が解っているのです。多分、状況が全く違って、キラビやカルイがどこぞで何かやらかしたら、オモイはきっとナルトと同じ事をして詫びた筈です。オモイは明らかにナルトを理解しています。これまで、オモイがナルトのフルボッコを静観していたのは、ナルトの心の吟味があった。僕はそれを「怖い」と感じている。もし、ナルトが打たれるブリをして嵐(カルイ)の過ぎるのを待っていたり、姑息に忍術を使って危険回避してたなら決してカルイを止めなかったでしょう。ナルトが何の策も講じず、ただカルイに打ちのめされる姿に、オモイはナルトの純粋な「苦み」を感じたのです。オモイは「苦み」が解る人物なのです。

「いくらやろーが
こいつはサスケを売らねーよ
こいつは口にした事を曲げねェタイプだ」
(オモイ)

奇しくもそれはナルトの「忍道」…でした。これを以心伝心と言えば良いのか?この言葉で、オモイの怖さは、オモイへの好意に昇華しました。僕もちょっぴりだけどオモイの「苦み」(にがみ)が解るオトナなのよ(笑)。そして、こう言う若者が雲隠れにいて、それが雷影と何気にシンクロ…キラビが拉致られて涙目だった雷影にオモイもカルイも同期してましたよね…してる描写が、大きな救いになって来ました(笑)。人が人を理解する。人が多面的で多角的だから、それは凄い難しい事ではあります。しかし、いろんなモノが混ざり合った有り様こそ人だと知るならば、人は解り合える…それは「苦み」を知るのと似てる…のだと、僕は思います。だから、ビールが恋しいのかな?苦いから美味い。それには意味があるんだな…。


「オモイ カルイ
情報収集はどんな感じ?」(サムイ)

あ!サムイ隊長」(オモイ)

「!」(カルイ)

「何か問題でも起こしたんじゃ
ないでしょうね」
(サムイ)

「………」(カルイ)

…オモイの重い言葉で諍いが落ち着いた所にサムイが登場。やっと出て来たかと思ったら、コマ割りが小さい(笑)。「其の壱」でも書いたけど、ホントに週刊ベースの情報量じゃないくらいの…パねーくらいのお話が一挙に公開されています。僕には何だか録画の早送りに見える(笑)。そのくらいお大尽にてんこ盛りの内容です。ホントならサムイなんかはもっとアップで…出来ればローアングルで…舐める様に…(笑)。ま…読者としては嬉しい事なのですが、何かキッシーの胸中を考えると複雑です。僕の考えすぎなら良いんですが、こんな事まで敏感にならなくて良いのにね(笑)。で、まあ、充分に問題興してるんですが、そこはサムイの強烈なスルースキルが発動して…(笑)。何事もなかったように…(笑)。


「そんな事よりも
キラービー様が生きてるかも
しれねーって事が分かった!
助けに行こう!
まず”暁”のアジト
探索しまくるんだ!」(オモイ)

「それでどうするの?
キラービー様を捉えるような
奴らに私達だけで…

…それもいくつあるかも分からない
”暁”のアジトをしらみ潰しに…?
まずは情報収集と分析
そっちの方が早い!
ユギトの時の二の舞
してはいけない」(サムイ)

私達は情報を持って雷影様に直接会う!
色々と情報が多すぎるから」(サムイ)

サムイが登場してオモイの役割が変化してる事に注目して下さい。さっきまで「どんだけオトナなんだよ!!」ってくらいのオモイでしたよね(笑)。これは人の持つ自然で、相対的な関係性の中で自分の役割を感じ取り、振る舞える本能みたいなものだと、僕は考えています。カルイを黙らせ、寡黙に振る舞っていたオモイを喋らせる…それ程にサムイがオトナなんだと言う事です…エーッと、それはサムイちゃんが、すっごいナイスバディで、超ミニ(見せパン履いてるんだってねー…超ショック…笑)で、ムンムンと色香を振りまいてるとか、個人的にケルベロスのツボにガッツリとジャストミートしてる…って話ではなくて…(笑)。サムイは非常に冷静で頭がキレる…カルイがキレるのとは全く違う…相当のやり手の筈です。

オモイの提案(情報提供)に対して即座に問題点をピックアップして、過去の事例に照らし合わせてもいます。サムイが「ユギト」と言う呼称を使う所には同期とか、かなり近い関係性がありそうですね。”暁”に二位ユギトが拉致され、二尾を抜かれ殺された…その悔しさを今でも噛み締めてサムイは任務に就いているんでしょう。雷影の五影会談へ向かうルートは事前にサムイには伝えられていて、木ノ葉で情報収集したサムイ小隊が雷影に合流するのが、織り込み済みのミッションだったのでしょう。多分、このエピソードの導入で、ダンゾウが言った「特例を除き」(「其の壱」参照)とは、それを受け入れる為の伏線でしょう。つまり、サムイ達は”暁”とサスケの情報を五影会談で報告する手筈なんだと、僕は考えている訳だ。


「オ…オレも…
連れて行って……
くれってばよ…

オレもお前らの人柱力助けるのに
協力してェ………」(ナルト)

「ナルト!」(サイ)

「それに雷影に…
話してー事があんだ…」
(ナルト)

「雷影様だァ?
ふざけんなてめー!」(カルイ)

<スッ>「カルイ…」
(この子がナルト…
木ノ葉の里の皆噂していた
うずまきナルトか…)
(サムイ)

「まさかナルトがここまで
やってくれるとは…」(木ノ葉)

「あいつは英雄ってやつだよ…
火影になるべきやつだ!」(木ノ葉)

サイが庇う「ナルト!」に食い付くサムイ…。これはサムイを如実に表す機微で、サムイはただ木ノ葉の上層部に謁見したのではなくて、非常にきめ細かく情報収集しながら行動していた…って事です。カルイはサムイの爪の垢を煎じて飲むべき(笑)。僕ならサムイの色んな所を煎じて飲みたいですが、それだと「プレイ」になっちゃうので、ナル×ジャンでは封印します(笑)。仕事なんかだ、教えられた事だけに満足しないで、自分で積極的に吸収する心構えって重要なんだけど、サムイはそれが解る人なんだろうなーと思います。自分の隣で誰かが何かやってたら、それを見て盗むくらいの心構えがないととっても一流には成れませんて。それはガッコでは教えない事だから、解る人にしか解らないだろうけど。

教えられたり、命令された事だけやってるうちは「普通」を脱せないです。これは上昇志向とはちょっと違って、心意気のレベルの突起です。説明しても解らない事だけど、サムイは木ノ葉の中のちょっとした雑談にすら耳目を向けていた訳です。そして、その中から「ナルト」を既にピックアップしている。サムイ達が木ノ葉に到着した時には既に全壊状態だったし、それをした敵(ペイン)をナルトが打ち負かした事を、サムイはきめ細かな情報収集で見出しているのです。そして、それがカルイごときに打ち伏されている…その状況が何を物語っているかも理解しているのです。カルイを窘めるように止めるのはその為です。サムイの、この如才なさが僕は好き(笑)。サムイにはリーダーの資質が大いにあると思います。

素性のハッキリしない君を
移動中で警備の手薄な今…雷影様に
会わせるわけにはいかない」
(サムイ)

「……」(ナルト)

そして、カルイがナルトをフルボッコ(←これは犯罪行為=サスケと一緒)にしたのは完璧にスルーして、ナルトにはセキュリティを理由に雷影との接触を体よく断っています。ナルトへの暴行を無視している時点で理路整然とはしていないんですが、何だか筋が通ったように感じるから不思議(笑)…って言うか、堂々としてるからなんでしょうね。僕はサムイの胸とか太ももばっかり見ててスルーしちゃうんだけど、それは置いといて…(笑)。しかも、木ノ葉をこんなにしたであろう”暁”のペインを打倒したナルトの力量も充分考慮していて、それは確かにセキュリティには宜しくなく、同時に、そのナルトがカルイにこんなにされる意味も汲み取った筈です。オモイの様子からもそれと同質の情報も得てる筈。サムイ…凄い情報処理能力です。

「さあカルイ・オモイ行くよ!
サスケと”暁”の情報の閲覧許可が出た
書き写すのに時間がかかる
お前達も手伝ってもらうよ」<ザッ>(サムイ)

……と、スンナリとなくナルトを黙らせてサムイ達はサスケと”暁”の情報の閲覧に向かいます。ナルトをぶん殴って聞き出そうとした情報は何なんだってばよ!!ってのは言いっこ無しで(笑)、ただカルイもオモイもじっとしてられなかった…。それをナルトが理解した。これは木ノ葉隠れと雲隠れの大切な接触になる事と思います。そして、それをサムイと言う逸材が後見したとなれば非常に心強いです。少なくともナルトの謝罪はオモイには伝わってるし、そのオモイの気持ちの重さを解らないサムイちゃんではないと信じます。ナルトがボコられたのは、きっとムダにはならないと、僕は信じます。しかし、『NARUTO -ナルト-』にはコピー機とかないのね。手書き?…って、複写する忍術とかないんですかね(笑)。サイが何とか出来んのかね(笑)。


「サイ…」(ナルト)

「何?」(サイ)

カカシ先生とヤマト隊長のところへ…
連れてってくれ」(ナルト)

お話はナルトとサイ…そして、カカシとヤマトを巻き込んで回転して行く事になります。すっごく良い所なんですが、本日はチャクラ切れで打ち止め。続きは明日中に必ず。今回は感想を読んで貰えば解ると思いますが、非常に濃厚なの。特に、心の襞はそりゃもう<ビラビラ>(笑)。その全てを書き示したいけど手が足りない。時間が足りないで…無理…そんなの…なので、ご理解下さい。この行の人間の描写ができるキッシーってやっぱ凄いと思います。そして、こんな凄い作品に、こうして出逢えたなんて幸せ。感想は後二つあります故、ちょっと気長にお待ち下さい。今週はちょっと色々とありまして…。ホントは一気に書きたいんだけどね。力が足りなくてスミマセン。

第455話「繋がり…!!」(其の弐)


業務連絡:メルフォのお返事は明日以降になります。先ず「感想」を書き上げてから、必ず返信致します。折角、お便りを頂けたのに誠に申し訳ないです。今週はちょっとアレで、拠ん所ない事情がございまして…ホントに申し訳ないです。後二本、必ず仕上げてアップしますので、生温かい目で見てやって下さいまし(笑)。皆さんも、暑き折、ご自愛召されよ。少年少女はもう直ぐ夏休みだし。もうひと頑張りなのは一緒よね(笑)。


第455話「繋がり…!!」(其の参)に続く…。


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第455話「繋がり…!!」(其の壱)


フートルネは残れ
テライカブトの件を任せる…
行け」(ダンゾウ)

「ハッ!」(テライ)

<フッ>(テライ)

何故だか包帯が巻かれた右手で、何故だか包帯に覆われた右目を押さえるダンゾウ(笑)。詳しくは後述(ぶっちゃけ、写輪眼だったんですけどね…笑)です。今週は諸事の都合により感想が4分割。仕上がり次第にアップで、一応、月火を目処に考えております。ダンゾウが偉そうに踏ん反り返るソファーの前には三人の暗部が控えます。名前はフー、トルネ、テライ。テライはカブト(大蛇丸)捕獲の任務を任され掻き消えます。それが真ん中の忍で、残ったのがフーとテライです。既にカブトの追跡を続行するアンコには手練(てだれ)のダジムとテラが尾行・監視しているので、それに合流して三人一組(スリーマンセル)を形成するのでしょう。

「これで綱手の時代は終わる」(ダンゾウ)

”根”の規模は未だに分かりませんが、ダンゾウがペイン襲来で地下に潜った時に(第46巻/26頁)で、「YAMATO WORKS」のステッカーがこっそり(笑)と貼られた地下の吹き抜け?で従えた手下が16人(4人×4列)確認されています。ペイン戦では地下に忍び、消耗は皆無でしょうから、その内の5人(フー、トルネ、テライ、ダジム、テラ)の名前(コードネーム?)は判明した訳です。一応、サイも”根”の一員の筈なんですが、何故だかカブトの捕獲任務アンコとヤマトと組んで三人一組で行動していました。”根”の中にあってサイはちょっと特殊だと考えられます。ナルトの監視をさせてるけど、ダンゾウのスパイ的な役割だけにしてはちょっと…。


「さて…
ワシはこれから
五影会談へ行く
会談には特例を除き
連れ添いは二人まで
決まっている

”根”の中でも一・二を争う
お前達二人にそれを任せる事にした
面は禁止されている
取れ」(ダンゾウ)

<スッ><グッ>(フー/トルネ)

<バサッ>(フー/トルネ)

「五影登場…!!」(ep454)の描写で薄々分かっていた事ですが、五影会談に参加するにあたっては従者の制限や、他にも事細かなキマリがあるようです(後述)。やはり、護衛は二名で(多分、おやつは200円までで、バナナはおやつには入らないのだと思います…笑)、しかも「お面」は禁止されている。これはコンビニにフルフェイスのヘルメットで入ったらケーサツ呼ばれる理屈と一緒で、セキュリティ管理上のお約束なんだと思います…って、でも、お面とマントを颯爽と脱ぎ捨てたのは良いけど、トルネはお面の下にマスクしてるじゃん…って、バカーッ!!(笑)(←ノリ突っ込み)それをダンゾウも突っ込まないから、お面はNGだけど、マスクはOKなのね(笑)。それか、額当ての延長でOKなのか?これは海パン履いた時に、股間方向から伸びて来るモジャモジャ(ギャランドゥ?)が、何処までやねん!!でOKな理論と似てるかも(笑)。カカシなんかも護衛に就くとしたら、マスクしたままだろうし、お面とマスクは忍の倫理基準としては「別モノ」の認識があるのだと言う事にしましょう(笑)。


「護衛のための
武装はどのレベルまで…」(フー)

「そんな事は気にするな
フー お前に任せる」<ギシィ…>(ダンゾウ)

「ハッ」(フー)

すっごく無表情に語るフーが何気に怖いです(笑)。きっと、いろんな武装のバリエーションがある多彩な攻撃能力が自慢の忍なんだと思います。身体から<ギシィ…>と変な音を発しながらフーに対しては寛容さを示す事から、二人の力量は相当なモノで、ダンゾウが寄せる全幅の信頼に応える事ができる手練なんでしょう。果たしてこの戦力がペインとガチで殺り合った場合、どんな結果があったのだろうかと…非常に興味深いです。フーの選択肢の深さは敵とするならば怖いです(滝汗)。きっと強い忍だと思います。ダンゾウはホントに火影になりたい人みたいなので、部下に活躍されては元も子もなくってしまいますし、”根”の力量云々は別にしても、ダンゾウ対ペインを考えれば、ダンゾウはペインには及ばない筈です。

もしダンゾウがペインを退けられれば、間違いなくダンゾウは英雄であり、上忍の信任投票にビクビクする必要も無くサクッと火影になれた訳です。多分、そのダンゾウの不完全さは身体から出る音と関係しているだろうと思います。その為に、ダンゾウは大蛇丸のデータを必要としているのでしょう。ネットのフローとしては、ダンゾウが大蛇丸の実験体だった説などがありますが、根拠が示されておらず何とも言えません。一応、このエピソードのお終いでダンゾウの隠された右目の秘密(ぶっちゃけ、写輪眼だったんですが…笑)は明かされます。基本的にナル×ジャンではダンゾウは「チンカスやろー認定」がなされていまして、山椒魚の半蔵同様に「どカスのど小物認定」が確定しているので扱いは低いです(笑)。

ただ、ダンゾウや半蔵が見せた「どカスでど小物」な行いには注目が必要で、輪廻眼の正統後継者の長門を外道魔蔵とリンク(外道魔蔵の臍から出た棘=黒いアンテナが長門に刺さった状況をもってナル×ジャンでは「リンク」と考えております)を余儀なくされた「半蔵事件」での、ダンゾウと半蔵(あの場にダンゾウは不在だった事から、半蔵=ダンゾウの可能性もナル×ジャンでは検討してはおりますが…微妙)の連係の裏に、トビが関与する臭いがプンプンと漂い、子供だった長門達を食い物にするかの様な(良い歳ブッこいた)オッチャンたちにあるまじき行動があった事実を、僕らは忘れちゃ行けない…って言うか、それとこれから戦うんだと、今一度、気持ちを引き締める必要があるんじゃないのかなーと考えております。


「トルネ
お前の部下にナルトを
見張らせておけ

サイが”根”を裏切るような
マネはしまいが…

用心のためだ」(ダンゾウ)

「ハッ」(トルネ)

「九尾は里の外へは出させぬよう
徹底させておけ」
(ダンゾウ)

…で、ここなんですよ。ダンゾウがサイをサイと呼んでいる(笑)。あれって確か天地橋任務で第七班に潜り込む時に授けたコードネームの筈ですよね。しかし、五影会談に従えて赴くフーとトルネは面を外しても特にコードネームの付与もないし…。この描写は”根”の一員と言っても何種類かの階層がある事を示すのではないかと思います。サイなんかはかなり浅い部類で、暗部(火影寄り)に居るダンゾウの子飼い的な存在で、フーやトルネなんかは腹心で、ガチガチの”根”で…。だから、サイとは別にナルトの監視を増員する訳で、そこにはダンゾウが危惧するサイの心変わりも同時にあるんだとも思います。この次のパートでサイに関しては突っ込んで考えてみようと思います。同時に、ヤマト(九尾関係)についても…。

”根”の内部構造の描写がもう少し詳しく描写されれば面白いんですが、少し前に書いた「テンゾウが先か?ヤマトが先か?」(←何気にお気に入りの考察で、オトナのナル×ジャン読者には是非読んで頂きたい考察です)なんかも満更でもなくなって来るんじゃないかと思います。しかし、最近の『NARUTO -ナルト-』は週刊ベースでは情報量が多い。多すぎる…と言っても良いと思えます。今回、分割を余儀なくされたのも、それがちょっと関係してて、ヘタしたら三話分一挙公開くらいのお大尽な展開で、逆に描き込みがアッサリ(カット割りが小さくなっている)な傾向が否めず、勿体ない(有り難くもあるんだけど)と言いますか、キッシーが先を急いでる様な印象があって…軽くブルーになってまーす!!(笑)

第455話「繋がり…!!」(其の壱)


業務連絡:今回は四分割なので、最終的にはインデックスを作ってまとめますね。今週は拠ん所ない事情がございまして…。拍手のコメントも停止中です。その分、考察に専念させて頂きます。連絡がある場合は左コラム中段のメルフォをご利用下さい。メルアドの欄はダミー(ex~naruto@junkie.comなど)でも良いし、返信が必要な方はご自分のメルアドを打ち込んで下さい。個人情報は毎回削除しているんで過去にメルアドを頂いても、その都度ないと返信できませんのでご注意を。あと、画像は待ち受けサイズ(240×340px)なんで、こんなので良かったらダウンロードして使って下さいね。


第455話「繋がり…!!」(其の弐)に続く…。

  
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青・写輪眼疑惑

  
「では水影様を頼んだよ
水影様に無理させるんじゃないよ」(霧忍)

「わかってる」(青)

第454話「五影登場…!!」のお大尽な新キャラ登場で一際目立った霧隠れ。水影、長十郎…そして、青。水影はメンコイ女子で、長十郎はめちゃくちゃ気の弱いミリオタ(笑)。そして、青が意外にタッパ(身長)が高くちょっとお腹の出たオッチャンで、当初、読者がなべて持っていたであろう…「血霧の里」(波の国の再不斬のプロパガンダ?)の示すドロドロのズブズブの悪辣な忍里をイメージとは裏腹に、三人三様に…何とも魅力的で気の置けない(余談ですが…「気の置けない」は「気配りや遠慮をしなくていい人。気楽に付き合える人」と言う意味で、褒め言葉だそうです)雰囲気を持つ愛いキャラだったのが嬉しかった…。

他里に目を向けても…砂隠れ(我愛羅、テマリ、カンクロウ)は言うに及ばず、岩隠れのオオノキ(「両天秤」と言うのは「狡い」って意味かも知れないけど…)、黒ツチ、赤ツチも個性豊かで、僕には愛せました(笑)。それに、雲隠れの雷影は暑苦しいけど真っすぐな漢気が感じられるし、それを(生)温かい目で見守る秘書やシーやダルイの様子を見れば、雷影が愛されてない筈はないと思え、こうして五大国のそれぞれの隠れ里の里影と里の忍たちが出揃って、何だか木ノ葉のダンゾウだけが何が何でも…気が置けなくない?!と思えて心配になって来ました(笑)。

これから催される「五影会談」でどんなお話になるのかは分かりませんが、「第四次忍界大戦」と言う最悪のシナリオは、各里の描写を見る限りでは俄には陥(おちい)り難い状況であるように思えました。人々に「愛」が確かにあるならば、そこには必ず「心」がある筈です。「心」とは人の「考える力」です。人が人をしっかり見て、しっかりと考える事ができれば、お互いを思い遣れる筈です。長門が苦しんだ「痛み」ですら、ナルトが癒して上げる事が出来ました。今はナルトをフルボッコにするカルイ(カルイのパンチは意外に重い…笑)だって、きっと……。波の国任務でナルト達が残した「ナルト大橋」のように…ナルトが世界の架け橋となって!!

そんな明るい未来を予感させてくれる「五影登場…!!」(ep454)だったと思います。人々の笑顔。期待。思い遣り。それが在る限り、世界は良き方向に向かうのだと、僕は信じます。そして、その微笑ましい光景とダンゾウのズブズブのワルっぷりも対比が物語の方向性…真に戦うべき相手を鮮明に映し出しているように思います。ま…それはダンゾウと言う個人に限らずで、ナル×ジャン的なヒントとしては「オレが!!オレが!!」となっております(笑)。それが具体的に何のかは是非とも考えて頂きたいと思います。何故なら、『NARUTO-ナルト-』とはそれを考えさせるお話だから。

輪廻眼の長門。その類い稀なる天秤を堕天させた「半蔵事件」。その首謀者である山椒魚の半蔵。協力者のダンゾウ。そして、その背後で長門と外道魔蔵とのリンクを画策したであろう黒幕…。それらが携える気持ち。人の心の(よこしま)な領域。力を持てば持つ程、人が慎まねばらないないもの。自然界にあって人だけが持つ特殊……。それを戒める戦いが『NARUTO-ナルト-』には示されているのです。それを感じ、噛み砕き、大人は子供に伝える存在であれと、『NARUTO-ナルト-』の中の「痛み」は訴えているのです。だからこそ、「考える力」が人々には必要なのです。「心」が「愛」を育めるように……。


「青・写輪眼疑惑」

「青・写輪眼疑惑」 illustration:Cerberus

「説教こそは助言だ
我々の時代では―」(青)

「黙れ殺すぞ」(水影)

(え……)(青)

……と、堅苦しいお話はさておき(笑)、水影の射程範囲にもない、利害関係も稀薄なを護衛に置く意図には、青の高い力量、或いは水影が必要とする能力が存在する筈です。ちょっと恰幅の良い、年期の入った感じの青を分析してみましょう。先に考察した長十郎は水影マンセーで一途なミリオタでしたから、きっと水影ベッタリで(水影も無味無臭でサッパリな長十郎…梨っぽくて絶妙…な長十郎を身近に置くのは吝かでない)護衛する想定があり、忍刀を携え、その装備品の分析から機動性重視の接近戦~中距離のレンジをカバーする水影の懐刀(ふところがたな)的な存在であると思います。

長十郎の忍刀の能力が不明ですが、それ程、長い段平(だんびら)ではなく、複雑な刃の形状は鍔迫り合いなどの接近戦を意識した戦法をイメージしやすいです。長十郎の特殊な眼鏡も耳をカバーする形状は近接格闘戦闘には意味があり、極力、体の突起を少なくする事で敵との接触でのダメージを軽減する役割があります。水影や青と比較すれば、一目瞭然に動き易そうな小柄で軽快な長十郎の出立ちや装備品からは、長十郎の機動性の良好さが容易に想像できます。…で、今回の考察のド本命の青ですが…どデカイ図体。裾の長い着物。突き出た腹…(笑)。長十郎と正に真逆(笑)。これは見逃せない!!

特に青のピアス?のような…両耳にぶら下がるお札。これは徒手格闘(近接格闘戦闘)を意識するならばあり得ない装備で…普通の喧嘩でも先ずピアスを狙うのはお約束で…(笑)、こんなモノは一発で引っ掛けられて引き千切られるのがオチです。しかも、動き易いとは言えない服装…となれば、接近戦を重視しない遠距離タイプだと考えるのが妥当でしょう。逆に、耳に装備したお札が聴力(聴覚)を強化する護符と考えれば、敵の接近や周囲の不穏を逸早く察知する早期警戒を得意とする感知タイプの能力者である可能性も考えられます。

「…そういうことでしたか
トビがまさかアナタだとは
思いませんでしたよ」(鬼鮫)

「これで安心しました…
アナタが黒幕なら私の立ち回りもやりやすい
元水影様…いやマダラさん」(鬼鮫)

もっとも引っかかるのが、青の右眼(ちょうどカカシの反対側…汗)の眼帯?です。例の「”鷹”と”暁”」(ep404)の鬼鮫の「マダラさん発言」(第44巻/26頁)で分かるように、霧隠れの元水影には写輪眼が装備されている…しかも、「マダラさん」ですから(汗)。つまり、霧隠れには元水影の時代には写輪眼移植のノウハウが存在した可能性(可能性…です。マダラ本人が潜り込んだ可能性もある)があり、「我々の時代では―」と、「血霧の里」を生きたであろう臭いを感じさせる青も当然その可能性の傘の中には入る訳だ…。そして、右目…(滝汗)。もしかして!!ナル×ジャンでは、青の「写輪眼疑惑」が急速に高まり、異常な胸騒ぎと期待を孕み、ムクムクと膨れ上がっております(笑)。

「…あわ…てるなよ…
…リン…」<ドサッ>(オビト)

「…カカシ…
リンを…リンを連れて…
早く…ここを離れろ……
て…敵の援軍が…く…
来るぞ…」
(オビト)

「カカシ外伝」のクライマックスで(第27巻/172-173頁)、完成した千鳥で岩隠れのカッコウを退けたカカシの気配をオビトは敏感に感じています。しかも、オビトは岩隠れの援軍の接近を感じても居ました。オビトは大岩の下敷きになって右半身は感覚がない…潰れた…と言っていましたが、恐らく右眼…写輪眼はこの時も機能していた筈です。オビトの右眼は潰れていなかったのです。だから、大岩越しにカカシのチャクラを逸早く感じ、怯えるリンを安心させ、迫り来る岩隠れの増援の忍のチャクラを視認した写輪眼残存していたからこそ、カカシとリンに危険を報せ、大切な二人の離脱を促せたのだと思います。

眼軸ごと眼球を移植すれば写輪眼は血継限界になくとも機能する特殊な器官だと言えます。別にオビトの写輪眼に拘らずとも、忍界大戦中には戦場でうちは一族の戦死者も数多くあった事でしょうから、うちは軽視の傾向の高かった木ノ葉の情勢と会わせれば、写輪眼の入手は比較的平易な事例だったと思います。可能性として神無毘橋の地中に埋まったオビトの写輪眼も考慮したいのは、青の外見や容貌から推察される遠距離(支援)タイプの戦闘スタイルにカカシの万華鏡瞳術「神威」が都合が良いだけで、特に他意はありません(笑)。それに、右眼と左眼では瞳術特性が変わる想定(←有耶無耶になるかも…笑)もあるし…。

青に写輪眼が搭載される可能性は、カカシの万華鏡写輪眼の開眼の謎解きと相まって、個人的には非常に興味深いです。うちは一族以外での万華鏡の開眼。それにイタチが総毛立った「カカシさん…アナタまさか…」(第29巻/76頁)の伏線回収の一助になれば…と、ナル×ジャンでは強力に青の「写輪眼疑惑」を支持しています。そもそも、あんな「眼帯?」なんて、「ボクも写輪眼でーす!!」と言っている様なものです(笑)。しかも、水影が利害関係なしに護衛に採用する力量となれば、これはもう「霧隠れのカカシ」と、ちょっと腹の出た恰幅の良いオッチャンではありますが、青には期待してしまう訳です(笑)。

両耳に装備された特殊な護符で強化された聴覚による索敵能力。それと万華鏡写輪眼瞳術(或いは別の特殊瞳術)による超超遠距離攻撃…これが青の必勝パターンだとすれば、近接戦闘を意識しない青の装備には整合性があります。同時に高機動性を利した忍刀の長十郎と、青の二枚看板の護衛は、遠距離~接近戦を満遍なくカバーする非常に合理的な布陣であり、勿論、水影はあんなにメンコイ女子でありながら、もしかしたら可愛い悪魔ちゃんで、そりゃもう悪魔は悪魔だから、ものすっごく強くて…青と長十郎の防壁を掻い潜った敵を瞬殺しちゃう水影との強力なコンビネーションは是非、見たいちゅーか、"鷹"は間違っても近付くんじゃないぞーッ!!…と、マジに心配してしまいます(笑)。

そして、恐らく「護衛は二名まで」遠足のおやつ代みたいな制限がある五影会談のメンバー選びに、長十郎と青を選抜する合理的で如才ない水影の判断に、「血霧の里」の悪習(悪臭?)をきれいさっぱり払拭した水影の賢さを充分に感じ、この才覚があればこその水影で、この水影があったればこその霧隠れの盛大で和気藹々としたお見送りがあったのかな…と考える訳で……べ、別に水影ちゃんがちょっとタイプで、実は激しくメンコいと思っていて、何気に…何気にナイスバディなのが原因で贔屓(ひいき)する訳ではなく(脂汗)、べ、別にクサリ帷子が網タイツに見えたからじゃないぞーッ!!と、イミフに取り乱してる訳でもなくって……(滝汗)…物語の行く末に大きな希望を感じるケルベロスなのです。


  
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忍刀七人衆・長十郎


「黙れ殺すぞ」(水影)

(え……)(青)

第454話「五影登場…!!」で、続々と登場する新キャラの中で一際好感度が高かったのが、霧隠れのパーティでした。出発時の盛大なお見送り…その和気藹々とした雰囲気にはかつての「血霧の里」と恐れられた血腥(なまぐさ)い禁忌の里のイメージは完全に払拭されていました。ま…その影に潜む水影の尽力…それを水影が護衛の青に垣間見せた機微から考察したのが「水影は何故、青にキレたのか?」な訳ですが、再不斬が起こした水影暗殺→クーデター(失敗)を契機にした霧隠れの変革があり、青が見せるやや安穏とした無責任な責任感(長十郎に対する説教)と水影の深層にあるリアルな責任感温度差が誘発した水影の憤怒には言うに言えないご努力が感じられ、目頭を熱くしたものでした(笑)。

「説教こそ助言だ
我々の時代では―」(青)

青も悪気はなかったのだと思います。恐らく、水影よりも年上でしょうし、長十郎にした説教は青が水影に存在感をアピールする一種の自己提示であったとも思います。青が言う「我々の時代」とは「血霧の里」が示す霧隠れの暗黒時代を含んでいるのだと思います。つまり、殺すか殺されるかの殺伐とした力だけが支配する時代からすれば、口で順序だって説明説教されるなんて幸せな事なんだと…言っている訳です。しかし、その大口の割りに水影の職責をこんなメンコイ女子に負わせ安穏としているかのように…と、水影本人には見える訳で、そんな水影の前で「婚期」(本当は「根気」だった…笑)を口にするなど、それこそ禁忌だったのですが、それを感じないところに青の無責任な責任感があると、僕は思う訳です(笑)。


「長十郎」(霧隠れ・忍刀七人衆)

「長十郎」 illustration:Cerberus

忍刀七人衆の一人として
水影様をしっかりとお守りしろ」(霧忍)

「は…はい…たぶん
大丈夫だと……思います…」
(長十郎)

「もっと自分に自信を持って
アナタは強いのよ
だから会談までの護衛
アナタを選んだのですから…
 長十郎」(水影)

見送りの霧忍が長十郎を「霧隠れ・忍刀七人衆」としています。これまでに既出の七人集と言えば再不斬鬼鮫。それと首斬り包丁を手にした=忍刀に認められた…と言う意味では水月もその一員と考えて良いでしょう。長十郎もその一人で、多少の流出はあるものの、忍刀の伝承は今も続いているようです。「忍刀」の意味については近々に「終末の谷の決闘」(第九撃)で書こうと思います。一部は「鬼手仏心」(終末の谷の決闘…第四撃)で書いたんですが、新事実や新発見があって追記になります。見送りの霧忍が「忍刀七人衆」と鼓舞するのは、それなりの力量がある訳で、それに比例しない長十郎の態度に対する苛立ちみたいなもので、それを女性らしい柔らかさでアシストしているのが水影の偉大さなんだと思います。

長十郎も見送りの霧忍に対する反応とは違った機微を水影には示していて、ぶっちゃけ…思いっ切り好意を抱いている訳で、そのあからさまな好意の垂れ流しが同時に水影を安心させる共生関係みたいなものが両者の間にはあるのだと、僕は思います。もし水影がショタであったなら、長十郎なんてとっくに喰っちゃった筈で、長十郎の反応からはそこまでの接近は感じられず、一方的な憧れに近く、水影にしてみれば、息がかからない程度の距離で、自分を羨望の眼差しで見てくれる長十郎が有り難いのです。水影が長十郎に自信や安心を与えるのと同じように、水影も長十郎から女としての価値を感じさせられ安心しているのだと思います。だから、長十郎の護衛の徴用は付加価値が高い訳。利害関係があるから。

ま…折角なんで、長十郎の事を少し…って、長十郎の考察だから(笑)。外見的には歳の頃はナルトと同年代「戦争を知らない子供たち」と言ったところでしょう。ファッション的にはパンク系かと思うんですが、あまり詳しくないので置いといて(笑)、セーターと迷彩パンツの感じでは「ミリタリーオタク」(ミリオタ)と見ました!!(笑)何を隠そう僕もこう言う系のファッションは吝かではなく、結構持ってはおります。長十郎の装具で一番のお気に入りは胸のアーマーで、忍刀を装着するホルスターの様でもあり、胸の額当ては確実に心臓を防護していて、接近戦での刃物の使用を深く意識した配慮だと思います。これで手首に防刃バンドとかパンク風に巻いてたら完璧なんですがセーターで見えん(笑)。

刃物を使う接近戦における急所とは頸動脈や手首の静脈(脈を採るところ)で、それを防護しつつ相手の急所を先に斬る…のが定石です。だから、手首や首筋を覆う長十郎のファッションは合理的で、素材がカーボンファイバー製で防刃処理なんかされてるんじゃないかと思います。もっともそれってナイフ(忍具ではクナイ)による格闘戦の理論で、長刀を使う殺陣とはちょっと違いますが…。ただ、刃物を使った格闘を視野に入れる必要は剣士としては多分にあり、その心構えは少なからず長十郎の装備品やファッションからは見て取れます。セーターのしたにはしっかりと決めの細かいクサリ帷子なんかが仕込まれてる確率高そうだしね。両腿のポーチの位置も絶妙抜け目ない印象がありますね。

肝心の忍刀に関しては包帯?に巻かれていて確認できず…ですが、刃の形状は非常に複雑そうです。鬼鮫の鮫肌も包帯で覆って携行していますが、あれは鮫肌の名前の由来のように刃の表面が鱗のようになっていて、それが引っかかって移動の妨げにならないように巻いているので沿うから、長十郎の忍刀も似た様な問題があって…刃の表面に業(わざ)があって、それを秘匿しているのかも知れませんね。注目は柄(グリップ)が二本立ってて、それが紐のようなもので連結しています。これから二刀かそれを繋げた三節棍(さんせっこん)に似た仕組みで槍に変化する武器なのか、この紐が伸びて、敵に一方を奪われないようにしつつ自由に二刀を動かせるシステムなのか?どんな風に使うのか?早いとこ見せて欲しいです。

<クルッ>「では長十郎・青…
参りましょう」
(水影)

「優しい水影様の笑顔をボクが守る!
…できる事なら」(長十郎)

基本、彼って自信が希薄…なようですが、既に「忍刀七人衆」なんですよね。最低でも何らかの「忍刀」に出逢い、選ばれている…「選ばれている」…と言うのは、波の国編で再不斬が戦死し、その墓標となった首斬り包丁が"蛇"(現”鷹”)の結成で、水月が回収に向かうまでその場に無傷であった描写によります。あの時、水月が剛力で抜いた…と言うよりは「抜けた」と考えた方が妥当で、普通なら墓荒らしか金属回収のホームレスのオッチャンに持って行かれててもおかしくないのに、何年も墓標としてあった…それには、第三者(機関)に拠る監視か、或いは「忍刀」自身に拠る選別・承認が必要だった…とする考えに基づきます。鬼鮫の鮫肌なんかは思いっ切り使用者を選別して、柄がを立てるシステムでしたよね。

詳しくは「首斬り包丁」(忍具の考察)に記述があるので読んで欲しいです。かなり前に書いたお話なので精度はちょっと怪しいですが、首斬り包丁の形状の変化…特にグリップは思いっ切り長さが変わってるし、鍔(つば)なんかは形状がまるで違います。この描写(=事実)から、僕は第三者機関の存在…忍刀保存の会?…を想像していまして、忍刀が忍界に関わる重要なアイテムであると考えています。でないと、ちょっと説明し辛い事が多くて…。それに、最近では雲隠れに置き去りにした首斬り包丁が”鷹”のアジトで寛ぐ水月の下に回収されていた描写があって、草薙みたいな自動帰還能力(意志)もあり得る。詳しくは「終末の谷の決闘」(第九撃)でやるとしましょうか。勿体ないので(笑)。

…で、まあ、忍刀には意志、或いは第三者(機関)の承認…どっちにしても承認がありそうで、忍刀を所有できるってことは、既にそれなりに力量が認められていると言う事になると考えて良い訳です。だから、霧忍の見送りが「忍刀七人衆」と言う言葉で奮い立たせようとした訳で、長十郎は充分に強い…それは水影も認めるところで、問題は当の本人の長十郎がそれに気付いていないところでしょう。これは幼児期の情操教育に問題ありで、何らかの事情があって親御さんと一緒に暮らせなかったとか、特に母親の愛情が不足しているのではないかと思います。その欠落感が長十郎を水影に向かわせるんじゃないかと考えれば、水影の笑顔「安心」を得る長十郎の行動原理は極めてリニアであると思います。

ぶっちゃけ、長十郎が水影に「母親」を求めるから、水影も気が楽であり、稀に息がかかるにしても男性ホルモンを多量に混入した生臭さは無いし、水影の敏感な部分には影響しない訳です(笑)。ま…そこに水影がショタコンでなく、水影自身もある種の自己無価値観を抱える病み人としてのアイデンティティがあり、それを良い感じに長十郎が中和するところに、二人の利害関係の一致があると…。それで、それとは全く関係しない青の存在が逆に際立つ訳です。水影が何の臆面も無く「黙れ殺すぞ」と凄める青に対して、水影の精神的な逆依存は存在せず、それでも護衛(2名の制限あり)の一翼を担わせるところには青の持つ力量の高さがあるからでしょう。それに、青の右目の眼帯?…これが非常に気になる(汗)。

青の容貌を含めた考察もチョコッと行きましょうかね。ま…何にしても霧隠れの水影班は魅力的です。それに、鬼鮫が言った「元水影様…いやマダラさん」(第44巻/26頁)とも微妙に繋がっていて面白い!!いやいや…写輪眼(マダラ)と鬼鮫(忍刀)が微妙どころか、極めて濃厚に関係しています。これを放っておく事はナル×ジャンには適いません(笑)。それがちょっと…ここ数日、黒ーくなって(実はズブズブに…)過ごした原因でありました。今後は霧隠れには注目せざるを得ないでしょう。それは暑苦しい(笑)雲隠れ…特に雷影のお兄ちゃんとは全く違うベクトル…『NARUTO -ナルト-』の謎の深層にアプローチする大きな手掛かりなのだと思います。ちょっと、潜ります。次は「青」……ね。


  
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水影は何故、青に切れたのか?

 
「再不斬…
少しはしゃぎ過ぎだな」(カカシ)

「…………」(再不斬)

「お前の野望は大きすぎた…
霧の国を抜け”抜け忍”となった
お前の名はすぐに木ノ葉にも伝えられたよ…
水影暗殺…そしてクーデター失敗したお前は
数人の部下とともに野へ下った
……と…
報復のための資金作り
そして”追い忍”の追討から逃れるため
…そんな所だろう
ガトーのような害虫にお
前が与したのは…」(カカシ)

波の国任務での「カカシVS再不斬」の終盤(第4巻/48-49頁)。雷遁チャクラの「ら」の字も出ない雷切でカカシが再不斬を威嚇するシーンで、土遁・追牙の術で捕縛された再不斬をカカシが執拗に言葉攻めにするのが、何故だか印象に残っていました。霧隠れで水影暗殺やクーデターを起こそうとした…台詞の解釈が非常に微妙で、再不斬が水影暗殺に成功したけど、クーデターに失敗したのか?水影暗殺もクーデターもどっちも失敗したのか?どっちでも取れる言い回しです(笑)。一応、ナル×ジャンでは水影暗殺に成功したものの、クーデターは失敗→下野…と仮定して考察を行っております…再不斬の情報を事細かに知っていた訳で、カカシが暗部でブイブイ言わせてた当時の記憶と思われ、それは木ノ葉隠れと霧隠れの良好な連係があった事を窺わせる描写ですね。

もし、木ノ葉隠れと霧隠れの仲が悪ければ、再不斬が何をしようと手配書なんか木ノ葉に回しっこなくて、霧隠れとしては再不斬がクーデター起こして部下と逃げたから、もし木ノ葉で見つけたら始末してね…と声を掛けてくれた訳で、外交的には貸しを作る様な…ま…一種の恥を霧隠れは木ノ葉隠れに去らせる程には仲は良かった…と、僕は考えます。「血霧の里」と呼ばれ、血腥(なまぐさ)いイメージの霧隠れですが、それなら砂隠れも似た様なもので、過去の忌まわしい歴史が尾ひれ背びれ胸びれを付けて泳いでいたのかも知れません(笑)。ま…過去の忌まわしい風習に歪められたのが再不斬や「白」だった訳で、ホントに可哀想なのは彼らの方なんですが…それはちょっと置いといて…(笑)。

「お前の野望は多くの人を犠牲にする
そういうのは…
忍のやることじゃあないんだよ」(カカシ)

問題は再不斬がどんな酷い事を霧隠れでやったかです(第4巻/51頁)。カカシの再不斬に対する言葉攻めがヤケに執拗だった事から、そりゃもう相当酷い事を霧隠れでやったんじゃないかと、想像力が偏っている僕としては過敏に反応してしまうんですが、水影暗殺…を再不斬が取り敢えず成して…と言うのは、このカカシの台詞で認定と言いますか、容認させて頂いております(笑)。ま…ぶっちゃけ、再不斬が当時の水影の首を取ったか否かはあまり大きな問題ではないんですが、再不斬が水影に対して刃を向けた事実の認定はできると考える訳で、霧隠れ忍刀七人衆であり、首斬り包丁を持つ忍である事が重要でして、再不斬が首斬り包丁で水影に斬り付けた事実が、僕は欲しいのッ(笑)。

<ガッ>「サスケ
しつけがなってないぞ」(トビ)

(…こいつ腕だけで…)(水月)

第404話「”鷹”と”暁”」で、水月が首斬り包丁で鬼鮫に斬り掛かるシーンで(第44巻/36頁)、トビが鬼鮫を庇う…と言うか、二人の間に割って入って右腕一本で水月の首斬り包丁の斬撃を受け止める…そう、受け止めるのです。トビって、相手の攻撃をすり抜けさせる能力者の筈ですが、この時だけは受け止めています。多分、これは鬼鮫に対してのアピールであり…折角、鬼鮫がトビの動きを信頼して微動だにせずに水月のやりたいようにさせていたのに、トビが水月の斬撃をスルーしてしまったら、鬼鮫に当たってしまいますがな(笑)…鬼鮫に対しては敵の攻撃をすり抜ける能力を見せずに、剛力、或いは角都の様な鉄壁の防御能力を見せる必要があったからだと、僕は考える訳で、それが鬼鮫が知るトビの正体に関係しているのだと、僕は考えていると言う事です。


「結局最後になってしまったが…
一番身近なお前を騙していて済まなかった」(トビ)

「!?」(鬼鮫)

「…!」(鬼鮫)


「…そういうことでしたか
トビがまさかアナタだとは
思いませんでしたよ」
(鬼鮫)

「これで安心しました…
アナタが黒幕なら私の立ち回りもやりやすい
元水影様…いやマダラさん」(鬼鮫)

「これからも頼むぞ鬼鮫」(トビ)

やっぱり同じ「”鷹”と”暁”」の導入でトビは仮面の下の素顔を鬼鮫に曝しています(第44巻/25-26頁)。ここはキッシーのタイムマシーンが発動してて「水影様」(週刊本誌)→「元水影様」(単行本)に修正されています。水月が鬼鮫にやんちゃに斬り掛かる前に鬼鮫に仮面を外して「正体」を曝したもんだから、鬼鮫の信託にトビとしては応えなくてはならなかったのだと、僕は考えます。つまり、水月の首斬り包丁を受けた剛力や防御能力とは元水影の手腕であり、再不斬と同じように対戦したであろう元水影だから、能力不明(元水影だから忍刀については熟知してたとも思いますが…)とも思える大刀を無碍(むげ)に受け切る…これは能力の秘匿があったにしても、用心深いトビにしては無謀な行動だったと言えると思います。

「元水影様…いやマダラさん」(鬼鮫)

チョーッと、鬼鮫の問題発言を考えてみましょう(笑)。お面を外したトビの素顔?を見た鬼鮫が「元水影様」と言うのは顔を見たんだから分かります。でも、それを「マダラさん」と言い換えるのって何なんだろう…これを僕はズーッと考えていました。トビの右目は確かに写輪眼です。これは描写と言う事実があるからガチガチの鉄板。左目の存在は不明ですが、鬼鮫が「元水影」に対して「マダラさん」と言い換えたのは、やはりその写輪眼に対してだと、僕には思えます。素顔を鬼鮫に曝したトビの雰囲気からして、水影のアイデンティティを充分に残していましたから、写輪眼に乗っ取られたとは考えられず、写輪眼の能力に対する畏怖としての鬼鮫の「マダラさん」だったのかな…と考えております。

うちはマダラが水影になったとするのは、人の寿命(100歳超?)から考えると不可能ですが、忍術に拠る延命の手段は”暁”で嫌と言うほど紹介されていまして、一応可能性は残しています。しかし、他里の忍を里影にするのもアレですし、水影が写輪眼を移植した忍だったと考えるのが、ナル×ジャン的には妥当で、カカシの移植例や近々で登場した現水影の護衛の青も右目に眼帯?をしてて一応、「写輪眼フラグ」が立っていますので、霧隠れに写輪眼移植ノウハウがあってもおかしくはないと考えます。トビが元水影だった事実を考えれば、写輪眼を移植したと考えた方が平坦だと思います。可能性としてはマダラが存命してて霧隠れに潜り込んだ線もあるので何とも言えません。

トビ(元水影)も鬼鮫も今は”暁”なんて非合法組織で悪事?を働いてる訳ですが、鬼鮫の元水影と知った後のトビに対する態度からは何らかの目的を持った行動である事を感じさせます。鬼鮫がトビが仮面を取って元水影である事を知り、それをマダラと言い、「黒幕」だと安心した…その反応から考えると、元水影→マダラと変節する事と、”暁”が持つ表層の悪者集団のイメージの裏にある真の目的の方向性は等しいと思えます。つまり、輪廻眼の外道魔蔵に尾獣のチャクラを溜め込む先にある「月の眼計画」の首謀者がトビ=マダラであると、鬼鮫は気付いたのではないかと思います。そして、鬼鮫は鬼鮫で、その計画とは別の目的を有している多量の臭いも同時に振りまいている事も目が離せませんね。

元水影(ナル×ジャンの考察では単行本の記述や描写がイキです)が再不斬に殺された…と、僕が考えるのはその方が都合が良いからで、アレは再不斬のクーデターを利用(便乗)した元水影が歴史から姿を消すのには非常に都合が良いイベントだったと考えるからです。元水影は何らかの事情でうちはマダラの写輪眼を有していて、里影として居てはとても達成できない目的(月の眼計画?)があって霧隠れを抜けないといけないんですが、やっぱり追い忍が面倒くさい。それで、死んだ事にすれば都合が良い。その為に、再不斬は利用されたんじゃないかと、僕は考える訳です。或いは、再不斬の協力説もあるんですが、それだと再不斬が”暁”と無関係(額当てに横一文字の傷が無く、勿論マントなし)なのが説明できん。

「…再不斬の小僧
アナタとやり合ったと聞きましたが…?」(鬼鮫)

「ああ…」(カカシ)

それに、再不斬のちょっと寒々しい用心棒生活がカカシの指摘した通り「報復のための資金作り」(第4巻/49頁)とも符合します。あれは「白」と生活を共にする理由(言い訳)でもあったとも思いますけどね(笑)。鬼鮫がイタキサの木ノ葉強襲(第16巻/133頁)で再不斬の名を出し、それに応えたカカシに殺気を漲らせた視線を向け、「削りがいのある方だ」(第16巻/134頁)と凄んだのが、同じ目的を共有する同志だったからではないかと、今にして思えば引っかかります。鬼鮫がトビを元水影と知った時に再不斬の無念感じさせなかったのは鬼鮫が隠し持つ大義の大きさで説明できるし、鬼鮫が”暁”に与(くみ)するのは、鬼鮫が目指す目的を達成するのに効率が良いからでしょう。

鬼鮫が再不斬を重視してる傾向を僕が考えるのは、鬼鮫の目的が忍刀に関係してるからではないかと考えているからです。鬼鮫が後輩の分際でえらく無礼な水月に対してある程度寛容なのも、忍刀…首斬り包丁の継承と無関係でないように感じます。ただ、水月に関しては"鷹"の五影会談への転進の行で主導的な役割で立ち回ったのが、トビのスパイフラグで、元水影寄りの立ち位置で、大蛇丸に捕獲されたのも意図的な潜入に近い可能性も拭えず、それに気付かない鬼鮫でもなく、今のところ、静観しているのかなーと思ったりしています。個人的に、鬼鮫はイタチの「薫陶」(くんとう)によって目的意識を強固に保ったと信じていまして、それが忍刀の存在に収束する予想(希望?)がありますが、それは別の終末に…(笑)。


「これだから最近の若い奴ら
根気が…」(青)

<ピクッ>(婚期が)(水影)

…説教はいいから
早く出発しないと会談に
遅れる!」(霧忍)

(婚期が遅れる!!?)(水影)

「説教こそは助言だ
我々の時代では―」(青)

「水影…黙れ殺すぞ」(笑)

『黙れ殺すぞ』(水影) illustration:Cerberus

(え……)(青)

第454話「五影登場…!!」で、とうとう明かされた現五影の全貌。中でも一等目を惹いたのは水影様でした。ナル×ジャンのブレーンの分析に拠れば歳の頃は34~5歳とな(笑)。丁度、「婚期」に敏感なお年頃だそうで、女子の生態には全くもって門外漢なケルベロスとしては言いなりになっております。外見も非常にフェミニンで、容姿も十二分に美しく、スタイルもグー!!なのに、お相手がいらっしゃらないのは、霧隠れがだらしないのだと思いますが(笑)、そんな下世話なお話はさておき、彼女が「婚期」を遅らせているのは霧隠れの改革に心血を注いで来たからではないかと、僕は考えていまして、それが「元水影」が暗殺、或いはクーデター時、MIA(Missing In Action/戦闘中行方不明)なった以降…。

ぶっちゃけ、非常にメンコイ水影ちゃんが、「婚期」を遅らせてしまった…適齢期に忙しかった→現在の年齢を35歳とすれば、再不斬のクーデター時期が「白」の年齢(15歳)から推測して10年程前(現状から13~4年)と考えれば、現水影が20歳程度で現職に就き、職務に埋もれ「婚期」を遅らせた…それがホントは里影となっても良い世代の「青」(相当の手練の筈)に向けられた憤怒であった想像に同情を禁じ得ません(笑)。現水影の職務への埋没は「血霧の里」の悪習やイメージの払拭があって、彼女なりに霧隠れへの愛があったんじゃないかと思えます。だからこそ、里の年期の入ったオヤジ「根気」「婚期」に聞こえ、それが「遅れる」で着火して大爆発しちゃうんじゃないかなーと思えるのです(笑)。

現水影が登場するまで、霧隠れの里は相当な武闘派でヤバい存在の急先鋒だったんですが、それが大きく緩和…と言うか、他里の描写を見ても、和気藹々と五影会談に出立する里影を見送る雰囲気には安心させられまして、これは「忍界大戦」なんてのは起こりそうも無い罠…と思えました。未だ出発していない木ノ葉隠れのダンゾウを除いて、唯一、里の忍の見送りの無かった雷影ですら、秘書や護衛の二人には呆れられながらも愛されてる雰囲気はありましたもの。これだったら安心です…って言うか、逆にドロドロに真っ黒なダンゾウが里影の木ノ葉隠れが一番心配なんですけど(汗)。ま…これがナルトが真に戦うべきは「何か?」を示すキッシーの巧妙な問題提議なのだと、僕は考えています。

キッシーがタイムマシーンで修正した「水影→元水影」とは、多分、現水影のご苦労(元水影が没した後、必死なって…婚期を遅らせてでも…霧隠れの里を人々の笑顔や歓声が示す様な安定した社会にした…)に整合性を持たせる為で、右目の異様な眼帯「写輪眼フラグ」が何本も立つ「青」「根気」に着火した水影の逆鱗正当性を確固たる為だったと、僕は考えます。そして、そのベクトルは木ノ葉以外の里全てに一様に感じられた希望でもありました。しかし、これで実は水影がドロドロのグズグズにワルで、シシシとやってたらアレですけど、女子には全く無垢で素人なケルベロスには知る由もなく…(笑)。ま…可愛い悪魔って、どんなに可愛くても悪魔な訳で…そりゃもう悪魔は悪魔なのよ(笑)。


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第454話「五影登場…!!」


黒ツチ
赤ツチ頼んだよ!」(岩忍)

「土影様ァ!
他の里長に一発かましてやれー!!」(岩忍)

この歳になると
会談に行くのも一苦労じゃぜ』(土影)

腰に爆弾抱えとる
ワシの気も知らんで
若いもんははしゃぎよる!』<トントン>(土影)

「じゃそろそろ引退するかじじい?
いつまでも栄光ひきずってんじゃねェ」(黒ツチ)

「アハハハ
土影様の荷物はワイが持ってやるだに!」(赤ツチ)

<ビシュッ>『触るな!赤ツチ!
いらぬ世話じゃぜ!!』
<ガッ>(土影)

<グキ>『ムオオオオオ!!!
腰がぁぁz!!!』(土影)

「どうすんだ?
別の者に行かせんのか?」(黒ツチ)

『バ…バカ者
このワシを誰だと思ッとる!
岩隠れ両天秤のオオノキ
恐れられた土影じゃぜ!!
ええい!
ワシの荷物はワシが持つ!!』(土影)

「まったく…頑固じじいが!」(黒ツチ)

<スッ><トン>『?』(土影)

「どうぞ自分の荷物は自分でもつだに
では行くだ」
(赤ツチ)

五影会談に向けた各里の動き…岩隠れの里(土の国)の岩影出発風景里影+従者(護衛)2名は砂隠れも一緒だったので、五影会談の仕来り(通例)か、要請があったんではないかと思います。土影は相当の老体。腰に爆弾…とギックリ腰の持病があるようです(笑)。「両天秤のオオノキ」の通り名があるようです。強くなければ里影にはなれないだろうし、ホントは強い忍だと思います。その護衛に大男(どう見ても力持ち)の「赤ツチ」(赤土?)とちょっと良い感じの女子(能力は不明)の「黒ツチ」(黒土?)が担当します。黒ツチの土影(オオノキ)に対する口の聞き方から推測するなら、孫とか…かなり近しい関係ではないのかな…と思います。背中に大きな木製のバッグ?をしょっていますが、武器らしい装備は見当たりません。

神無毘橋の戦い「木ノ葉隠れVS岩隠れ」だったと思うんですが、あれは18年程度前のお話…土影のお歳からすれば当然経験者でしょうし、もしかしたら当時から土影だったのかも知れません。黒ツチが「いつまでも栄光…」と揶揄するのは相当長い在任期間を示唆してるようにも思います。黒ツチって次期土影候補だったりして…(笑)。ところで、岩隠れの歓送の雰囲気は非常に明るく和気藹々としてるように感じました。そう言えば、神無毘橋でカカシがリンを庇い踏ん張る姿をちゃんと認め、岩忍の一人が賞賛するシーンが印象的でした。赤ツチにしても黒ツチにしても老体の土影を結局は気遣っているのだし、満更、ドロドロのワルの里ではないようです(笑)。木ノ葉を恨んでなければ良いですが…。


「では水影様を頼んだよ
水影様に無理させるんじゃないよ」(霧忍)

「分かってる」(青)

<プル><プル><コツ><コツ>(長老)

<スッ>「ありがとうございます…
長老様…
水影の名にかけて立派にお役目
果たしてまいります」
(水影)

「ほふふ…」<プル><プル>(長老)

今度は霧隠れの出立風景ヨボヨボのジーちゃんが水影かしらん…と焦ったけど、結構フェミニンな感じの女子が水影でした(笑)。髪の毛が地面に達するかと言う程長い。これを武器にして戦うとか…自来也の乱獅子髪みたいな。クサリ帷子なのか網タイツなのかが、ヨー分かりませんが(笑)、ちょっといい女の登場です。従者(護衛)はやはり二名。お札の様な耳飾り。右目の眼帯?尖りヘアーのオッチャンと、背中に変な包みたいのをしょったメガネッ子の青年。しかし、霧隠れと言えば再不斬に代表される「血霧の里」が真っ先にイメージされて、ちょっとヤバい雰囲気かと思ったら、そうでもなくて、良い雰囲気なんですよね。里の風景も荒んだ感じもしないし、見送りにも笑顔がある…。きっと、この水影の創り出す雰囲気なのかしら…と思うと、また好意ブスブスと…(笑)。


忍刀七人衆の一人として
水影様をしっかりお守りしろ」(霧忍)

「は…はい…たぶん
大丈夫だと……思います…」
(長十郎)

「もっと自分に自信を持って
アナタは強いのよ」(水影)

だから会談までの護衛
アナタを選んだのですから…
ね 長十郎」(水影)

「あ……ハイ…
がんばれると思います……たぶん…」

(なんて優しい方なんだ)(長十郎)

メガネッ子の背中の筒はどうやら忍刀が一振りのようです。筒のように見えるのは柄で、それがワイヤーで連結するヌンチャクみたいな構造なのかも知れません。カンフーの三節棍みたいな構造で(やり)の様に使ったりするのでしょうか。刃(やいば)は包帯で巻かれている様で確認できませんが、相当奇抜な形状のようです。「長十郎」と言う名前から推測すると忍刀七人衆…干柿鬼鮫・桃地再不斬(鬼灯水月)(注・アニナル除外…笑)で、植物系の名前なので、「長十郎」でチョチョッと潜ってみたら、どうやら長十郎は「赤梨系」(梨は果皮の色から黄褐色の「赤梨系」と、淡黄緑色の「青梨系」に分けられる)ですから、「赤梨長十郎」と言うフルネームではないかと…(笑)。それだと一緒の「青」も青梨でバランスが良い(笑)。

長十郎: 1893年に川崎市で当麻辰次郎(当麻長十郎)が発見した。赤梨系の中生種。かつては和なしを代表する主要品種であったが、現在はあまり生産されていない。本来は十分に甘いが、収量を上げるために糖度を下げていることが多い。肉質は硬く、やや劣る。受粉用の花粉採取のためによく使われている。

基本的に長十郎は水影に好意があるようです。ちょっと気が弱く、自己無価値観が高そうな長十郎。そんな自信が希薄な長十郎を優しい笑顔で受け入れてくれる水影に、長十郎は惹かれているのでしょう。もっとも、霧の忍刀七人衆の一人。実力がなければ忍刀に選ばれる筈も無いんだし、きっとやる時はやる子で、こうして護衛として2名の制限?の一方に加えるんですから、理由があるのだと思います。この後に続く描写で水影の微妙さで解るんですが、自分に対する好意(マンセー)で、水影は気分を良くしてるようにも見えるところがあって、この小隊には結構、おもしろい人間関係が潜んでいます(笑)。この機微はナル×ジャン的には捨て置けず、今後も追っかけようと思っています。水影…タイプッ!!(笑)


「そこは”ハイ”だけでいい!
そんなてきとーな気持ちでどーする!
これだから最近の若い奴らは根気が…」(青)

<ピクッ>(婚期が)(水影)

「青…説教はいいから
早く出発しないと会談に遅れる!」(霧忍)

(婚期が遅れる!!?)(水影)

「説教こそ助言だ
我々の時代では―」(青)

<スッ>「黙れ殺すぞ」(水影)

(え……)(青)

非常に高い確率(鉄板)で水影は独身です(笑)。それに、必要以上にそれに対する自意識が強いです(笑)。青(青梨菊水?)の非常に気の聞いた助言(長十郎に対しては極めて適正かつ妥当なアドバイスだと言えます)をの「根気」を「婚期」と聞き違え、それと全く関係無い里の忍の台詞を組み合わせるお約束(笑)。これはトラウマに近い女子のヤバめのサインでしょう(笑)。スタイルも良いし、普通にキレーなオネーさんなのに、運が悪かったのか、選り好みが激しい(要求する条件が過大なパターン…水影はこれだと思う…笑)のか、独り身が堪えてるようです(笑)。きっと周囲はそんな事考えてないだろうに、逆に容姿が美しいく、おまけに強い(水影ですから)ので近寄り難いだけなのに(笑)。

水影の射程範囲に無い青の耳元でそっと示す殺気に一瞬、青が凹みますが、射程範囲に無いのは青もきっと同じで所帯持ちっぽい雰囲気もある。一方、長十郎はバリバリの水影マンセーで、ちょっと草食系男子で無害に自分を良い気持ち(安心)をさせてくれる長十郎を身近に置く意味と、それに当たらない(マンセーでもなく射程範囲にも居ない…)青を制限?人員の残り一人に加えるからには、これこそ実力重視の徴用と考えるべきでしょう。つまり、青は相当な手練…。右目の眼帯なんか思いっ切り「写輪眼フラグ」で…「元水影=トビ=写輪眼=マダラ」ですから、霧隠れに写輪眼移植のノウハウが存在する可能性もある…もしかしたら、霧隠れのカカシみたいな猛者なんじゃないかと想像します。

<クルッ>「では長十郎・青…
参りましょう」
(水影)

(優しい水影様の笑顔を
僕が守る!…できる事なら)
<グッ>(長十郎)

ま…かなり外面重視の水影様と思います(笑)。長十郎の水影マンセーが凄く可愛いですね。何気に長十郎のファッションはツボで、特に胸のベスト?(アーマー刀ホルダーか…)の額当ての装備方法なんか、オシャレでサイバーじゃないですか。それに歯が水月みたいにギザギザで可愛い!!霧隠れって何気にレベル高そーです。ショタのケルベロスには吝かじゃない隠れ里に昇格でーす(笑)。しかし、カカシが火影で五影会談で水影が人目惚れなんてなったら、一気に霧隠れの脅威が無くなるから良かったんだけど(笑)。多分、水影はイケメンスキー(ロシア人?)で、霧隠れには水影の要求(水影非ショタ説)を満足させる忍がいなくてー…と考えるので、それが他里との接触で一波乱、二波乱…の予想(笑)。


サムイの小隊からの連絡はまだか?」(雷影)

「はい ですがもう少しで
何かしらの連絡はあると思います
それに雷影様が会談に行かれるルート
前もってサムイに知らせてあります
どちらにしろ道中で接触ないしは
連絡鳥が来るでしょう」(秘書)

「よし!ならいい!
ワシも出発する!」
<ダン>(雷影)

一方、雲隠れ。キラビのお兄ちゃんの雷影も五影会談に向けて出発するようですが、雲隠れは里の忍のお見送りがないです。今まで「砂」→「岩」→「霧」と里影出立の描写がありましたが、どれも里の忍がお見送りをする…ちょっと、ホンワカと和気藹々としてて、特に一番ヤッパいと思ってた「霧」が一番良い感じに(しかも笑える)和んだモノでした。これはちょっと驚きで、逆にナル×ジャン的に一番期待してた雷影が里の忍の見送り無し…と言うのが不安材料になってしまいました。個人的に、雷影の秘書ちゃんが可愛い…って言うか、テキパキしてて余計な事言わないのが…好きです(笑)。雷影の濃ゆさとか、熱(苦し)さをモノともしないクールさ(スルースキル)は、僕も学びたいものだなーと考える今日この頃です(笑)。


「雷影推参」(五影登場…!!)

「雷影推参」(五影登場…!!) illustration:Cerberus

<ザッ>「行くぞ!!シー!ダルイ!!」(雷影)

「ハッ!」(シー)

「オ~スッ」(ダルイ)

「ついて来い!!!」<ガシャン>(雷影)

「ハァ~また…!」(秘書)

「行くぞダルイ」(うわっと)(シー)

「イヤ…オレは普通にトビラから
降りるわ…追いつくから先行っといて…」
(ダルイ)

如何に濃ゆくて熱(苦し)いとは申しましても、僕は雷影がちょっと…と言うか、かなり気に入っていて、こう言うちょっとイカれたオッチャンになるのが一つの希望です。ま…近くに居る人は困るだろうけど、存在自体が楽しいな…と思います(笑)。そして、何気にカッコ良くないですか?座右の銘が「筋肉」?多分、背中の「筋」物事のスジを通す信念を掛けた言葉で、サスケのキラビ拉致疑惑に関しても徹底的に糾弾する所存なんだと思います。本名は多分、キングエー(King A)なんじゃないかと、僕は予想しています。キラビ(Killer Bee)で、”鷹”のアジトで死んでいたのが確かジェイ(J)だった事から、雲隠れの名前がアルファベットの序列をなしてるんじゃないかと考えてまして。サムイとかカルイなんてラインが別にあって…ややこしい…って言うか不整合な考察です(笑)。

そして、雷影に随伴するのが「シー」(C)「ダルイ」の二人。シーはクールなイケメンで、手甲、ボディーアーマー、太ももの加圧ベルト(ダッシュ力を強化する雲隠れの装備品?夜月系?)のコンベンショナルさと、その名前「シー」から察して、キラビ(Killer Bee)に次ぐ存在なんじゃないかと想像しています。雷影のヤンチャな振る舞いを秘書と似た様なスルースキルを発揮して躱し(笑)、素直に付いていこうとする辺りに真面目な優等生的な要素を感じます。もう一人のダルイはその名の通り、ダルそうな風貌?ですが、良いガタイをしてて強そう。両肩のタトゥー「雷」「水」特殊なチャクラ能力(血継限界=雷+水)を期待させます。字のタトゥーなんて解り易くてアレですが、雷影が解り易いので…通させて下さい(笑)。

ダルイの装備品はシーとはちょっと違って、パンツなんかもダブダブで、おまけにポッケに両手突っ込んで、ちょっと不良っぽくて、窓を突き破って(秘書が呆れていたので…雷影の奇行?はお初ではなくて、雷影がヒートアップした時のお約束みたいです…笑)飛び出したの姿に、シーはある程度の理解を示し追従しようとするんですが、ダルイは端っから却下してましたが、あれはめちゃくちゃ身が軽くて機動性の高いシーに対して、多少、パワー系の能力を重視した性格の違いを表現しているのかなーと思いました。じゃ雷影ってどっちもいける訳で暑苦しいだけじゃなくて、この小隊は強そうです。これにサムイ小隊が合流したところに、五影会談のダンゾウを目指す”鷹”と鉢合わせ…なんてのは是非とも避けたいです(汗)。


「この辺りでいいだろう」(カルイ)

「さて…さっそく
サスケの事について聞く…」<ダン>(カルイ)

「……」(ナルト)

知ってる事を話せ
奴の事は全てだ」(カルイ)

「どうした早く話せ!」(カルイ)

「やっぱり話せねェ…
サスケを売るなんて事はできねェ」
(ナルト)

<ピキイ…>(カルイ)

「ふざけんじゃねーぞ!
てめェ…ここへきて今さら
何言ってやがる!!」<グッ>(カルイ)

「けど……
サスケは同じ木ノ葉隠れの忍だ
仲間だ!
だから命懸けで助ける
それが木ノ葉流だ」
(シカマル)

「ナルト…私の…一生のお願い…
サスケくんを
サスケくんを連れ戻して…」
(サクラ)


「………」(ナルト)

「どうなんだ!?
何とか言え!」
(カルイ)

「忍とはその憎しみとの戦いなんだ
その忍もその憎しみと戦っている」
(ミナト)

「だが復讐は正義と言うならば
その正義はさらなる復讐を生み
憎しみの連鎖が始まる」
(天道)


「………」(ナルト)

「わがままなのは分かってる…
けどサスケは売れねェ」
(ナルト)

「きさま……!」(カルイ)

場面は木ノ葉隠れの里…多分、体育館の裏だと思うんですが(笑)、そこにオモイとカルイがナルトを連れて行って、サスケの情報を聞き出そうとします。ナルトも先週は勢い「何でも話す」みたいな事を言ったようですが、ここに来てサスケの事を思い出すにつけ話せなくなってしまいます。第七班の想い出。サスケの笑顔。ナルトが思い返すサスケの想い出でちょっと目頭が熱くなる(笑)。それに、ここでナルトがペラペラとサスケの事をオモイやカルイに喋るのも何だかなーですし…、サスケを仲間だと言うナルトが、簡単に情報を漏らしたら、今度はナルトを信じる事ができなくなってしまうと思うんです。ナルトが喋ったりしたら、オモイやカルイがキラビを案ずるベクトルと大きく外れてしまいます。

必死にナルトを問いつめる影に隠れてオモイの沈黙は地味ですが、確かなプレッシャーとして伝わって来ます。僕だったら、ガリガリ噛み付いて来るカルイより、黙って二人を見守ってるオモイの方が怖いです。この先、ナルトがホントにサムイの小隊に合流してサスケを追いかける事になるのかは、里の規律や命令系統の問題があってどうなるか分かりませんが、仲間を簡単に売るナルトをオモイは信用なんかしないと思います。普段は口数が多いオモイが黙ってるのは、ナルトをしっかりと見ているからだと思います。同じように、しっかりと自分を見つめ、これまでのサスケと自分の関係性や、ナルトがこれまでに知った問題点を整理し考える姿は、オモイの沈黙と非常に似ているのだと思います。


「お前らの復讐したいって
気持ちは分かるってばよ!
けど憎しみにまかせて
サスケを殺しちまったら
今度はオレの仲間が黙って
ねーかもしれねェ!」(ナルト)

「やったらやり返す!
その繰り返しが始まっちまう!
守りてーはずの仲間が
お互いをどんどん殺し合っちまう!」
(ナルト)

「最初に手を出したのは
てめーらのサスケだ!!
そんなもん知るか!!
サスケはぶっ殺す!!」(カルイ)

「なら…オレらの憎しみは
どこに持っていきゃあいい?
どう責任とってくれるんだ!?」
(オモイ)



「………」(ナルト)

「………気の済むまで
オレをぶん殴ってくれ
オレにはそれぐらいしか………」
(ナルト)

<ドガ><ガガガ>(カルイ)

「ぐあ!」(ナルト)

「都合のいい事言ってんじゃねェ!!
そんなでウチらの気が済むかどうか
だったら試してやるよォ!コラァ!!」
(カルイ)

<ゴッ>「ゔっ!」<バキ><バキ>(ナルト)

「………」(サイ)

ナルトはこれまでに無い落ち着きをもって軽々しい対応には出ませんが、かと言って決定的な回答が用意できる訳でもなく、カルイに気の済むまでぶん殴れと言い、カルイも素直にそれに応えてナルトはフルボッコになってしまいます。それを樹の影からそっと見守るサイは複雑な心境です。サイがナルトを見張るのはダンゾウの命令があるからですが、サイには既に心が備わっているから、これを任務だと割り切れないでいるのでしょう。きっと、ナルトがサスケの為にフルボッコにされながら詫びている行いを、自分だったら…と感情移入して考えているのでしょう。それはサイがナルトを友達だと考えていると言う事です。ナルトがサスケを想う気持ち…それに似た気持ちをサイはナルトに感じているのかも知れません。

きっと、僕だったらここまでやっちゃえるカルイに切れて、この場でオモイもカルイもミンチにしてしまうと思います(笑)。でも、それだと今度はナルトが恨まれる。しかし、最初に手を出したのは確かにサスケですが、ナルトは何にもしていません。オモイやカルイの気持ちは分かりますが、ナルトの非は思いの外少ない…って言うか、関係無いでしょう。尋問されるのもハッキリ言って筋違いです。それでもオモイやカルイを拒まないのがナルトの優しさ…包容力なんだと思います。そして、この行いをちゃんと見る目がある人が見れば解ってくれると信じたいです。そして、その役目をオモイが担ってくれないかな…と期待してしまいます。人の考える力とは大切で、人々にそれがちゃんと備わっているならば、人は解り合えると思うんです。


アンコ
手練のダジム・テラに尾行させております
…この際アンコを始末しては?」(暗部)

「今は大切な時期だ…
…ヘタをして状況を悪くする
可能性は避けたい」
(ダンゾウ)

人員をもっと増やせ
アンコより先にカブトを拘束するのだ」
(あやつ…ワシと大蛇丸の関係を
知っているやもしれん…)
(ダンゾウ)

カブトは大蛇丸の人体実験のデータ
持っている…それを必ず手にいれうのだ」(ダンゾウ)

<カチャ>「ワシの右目・右腕の為に
役に立つはずだからな」
(ダンゾウ)

一方、いろんな人の痛みを考えて、フルボッコにされる荒行に挑むナルトなぞ何処吹く風のダンゾウは自分の事ばっかりですね(笑)。アンコは前火影・綱手の任務でカブトを未だに追跡している様です。アンコと言えば、三代目の親戚っぽい描写があるから、ダンゾウの暗躍に先手を打った任務続行とも考えられますし、何よりそれをダンゾウが恐れています。しかし、ダンゾウは火影の装束を身に纏っていますが、こんなとこでのんびりしていて良いんでしょうか?五影会談の招集が掛かって、他里の里影は一路会場に向かっています。会場が木ノ葉の近くなのか、もしかしたら替え玉が参加するのか?それとも、トビみたいに時空間移動が可能なのか…ダンゾウが思いっ切り余裕こいてのんびりしてる理由を是非とも知りたいです。

それと、五影会談に向かう各里の里影の様子から護衛2名は鉄板のようですが、ダンゾウの護衛って誰なんでしょうか?まさかお面を着けた暗部が表立って火影を護衛するとは思えませんし、お面して五影会談なんてセキュリティの厳しいだろう会合に参列できるとは考え辛いので、お面を外した根の忍が同行する事になるんかしら。でも、そんな事したら根の忍の素顔が少なくとも2名は特定されてしまいますね。もしかして、それが僕らの知ってるキャラだったりしたら相当にショックですよね。それとも、メチャクチャ嫌みにヤマトとカカシを指名するとか…。ダンゾウってかなり陰湿な思考パターンをもってるから、凄く悲しい展開を余儀なくされる様な嫌らしい人選とかしそうで怖いです。

でも、カカシが護衛に就いて水影と出逢って、水影が「ほの字」になるってのも素敵ですし、ゲンマとか…あの辺のイケメンが大外一気に水影のハートをさらっちゃうなんて面白い!!ま…五影会談が水影の「婚期が遅れる…」を心配する会みたいになってアレですが、少しでも木ノ葉の味方になってくれる材料が欲しいだけなの(笑)。それに、ダンゾウの五影会談の出立を木ノ葉隠れはどんな感じに見送るんでしょうか?砂も岩も霧も、里影を送る里の雰囲気は凄く良かった…。愛されてない里影は雷影も含めてなかったです。あんな風にダンゾウを送り出す想像が僕には出来んとです。ぶっちゃけ、ダンゾウの火影をイメージできません。同じ意味で、里の忍の見送り風景がなかった雷影の出立もちょっと心配な訳です。

ダンゾウから変な音聞こえるし、大蛇丸なんてヤバい忍との繋がりを残している(期待している)ダンゾウが木ノ葉をどうにかしちゃうのだけは何とかしないといけません。それにダンゾウが強く意識するカブトもあらかた大蛇丸に支配されてしまって、カブトの影も形も無いくらい大蛇丸になってる可能性もありますよね。それか、カブトが大蛇丸の細胞を克服して自分のアイデンティティを確立してる想定も僅かにあるか…。それと、ちょっとハメ外して彷徨ってるキラビ…。あれがサムイの小隊か雷影にーちゃんにばったり出くわせばナルトの心配事は一つ減るし、真摯に付き合った雲隠れの二人とは解り合えるようになると思います。さて、緊迫の五影会談…どうなりますやら…続きは「疑問の考察」でチェケラッチョ(笑)。


業務連絡:皆さん、こんにちは!ナル×ジャンのケルベロスです。引き続き、拍手のコメントは停止中です。申し訳ありません。御用がある方は左コラム中段のメールフォームをお使い下さい。メールアドレスを入力したくない場合はダミー(たとえばnaruto@junkie.comとか)を入力すれば送信可能になります。返信アドレスのある場合は必ず返信致します。それと、先週オフラインでマシンのメンテナンスをすると言ってましたが、データバックアップや何やらでズルズルに遅れています。突然、オフライン(音信不通)になったらメンテナンス中だと思って下さい。考察は今後も続けますからね。心配かけてスミマセン。あと、気付いてると思いますが、ナル×ジャンで使用するイラストはそのまま待ち受けサイズ(240×340)なので、こんなのでも良かったら…ダウンロードして使って下さい。何かリクエストがあったらメルフォで教えて下さい。彩色はテキートーなので、あまり突っ込まないように(笑)。

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「おくるみ」


「この木ノ葉の里には
毎年多くの忍が
生まれ育ち…
生き…戦い……

里を守るため…そして
大切なものを守るため
死んでいく…

そんな里の者達は
たとえ
血の繋がりがなくとも…
ワシにとって
大切な…大切な…
家族じゃ!」
(ヒルゼン)


「おくるみ」~ヒルゼンの想い…

「おくるみ」~ヒルゼンの想い illustration:Cerberus

木ノ葉崩し「大蛇丸VSヒルゼン」で、封印術・屍鬼封尽を発動したヒルゼンの走馬灯が始まります(第14巻/93-95頁)。若かりしヒルゼンの頭を撫でるのは二代目火影・扉間柱間が腕組みしてそれを見守っています。初代・柱間と二代目・扉間がヒルゼンの師匠だったのでしょう。同期のホムラとコハルの姿も見えますね。ヤンチャなヒルゼン。オデコに傷(笑)。喧嘩でもしたんでしょうか?歳の頃は14~5歳と言ったところ。血気盛んな面構えです。ちょっと時が経って後に三忍と呼ばれる…大蛇丸・自来也・綱手を弟子受け。その後、ヒルゼンは火影に就任(火影の帽子)。三代目と呼ばれるようになった。自分が育て上げた自来也と大蛇丸がそれぞれ弟子を受ける。自来也の弟子にはミナトと大仏と黒目の女の子が居ます。しかし…大蛇丸はアンコ…のみ………。

「すみません私は…」(アンコ)

死の森から生きて戻った事
悔いておるのじゃな…」(ヒルゼン)

「………」(アンコ)

「余計な事じゃ
もうお前と大蛇丸は
何の関係も無いのじゃし…」
(ヒルゼン)

中忍試験の真っ直中(第11巻/72頁)、火影の居室(多分、執務室に併設された火影のプライベートスペース)で、死の森で大蛇丸と殺り合ったアンコと、ヒルゼンの何とも重苦しい会話がありましたっけ。先ず、アンコがこの部屋に入れるヒルゼンとの関係性がある事に気付くと思います。そして、大蛇丸の弟子だったアンコに「大蛇丸は何の関係も無い…」と言うところに、大蛇丸がアンコと師弟関係以上にあり、それにヒルゼンも関与していた複雑な経緯があった臭いを感じます。もし、アンコが大蛇丸の単なる弟子に過ぎないならこんなドロドロには悩まなかったでしょうから、それにヒルゼンとアンコが近しい関係にありそうな雰囲気が、大蛇丸とアンコの婚姻を視野に入れたカップリングだった可能性を感じさせます。

これは過去にも考察したんだけど…「大蛇丸はアンコに何を教えたのか?」(大蛇丸の考察)参照…アンコはヒルゼンの近親で、大蛇丸の保毛田保毛夫疑惑を払拭する為に許嫁(いいなずけ)として大蛇丸に委ねた間柄なのかなーと、僕は考えています。多分、師弟期間中、ちょっと大蛇丸に「ほの字」だった(だろう)綱手に、全くノン気だった大蛇丸と、もしかしたら自来也に危ない感情抱いてるんじゃないか…と内心、ドギマギする不安を、ちょっと歳は離れてるものの、可愛いアンコをカップリングする事で何とか正常な恋愛に目覚め(目覚めてくれよ!!と…笑)、落ち着きを得るかと期待したヒルゼンの配慮みたいな行が…きっと、あったんだろうなーと、そう言うお話が大好きな僕は考えとります(笑)。だからこそ、大蛇丸の弟子はアンコ一人だった…の……だと(閑話休題)。


…ま、ちょっと横道に逸れちゃったけど、ヒルゼンの走馬灯の前半戦自来也と言う光に満ちた希望と、大蛇丸と言う漆黒の闇とも言える失望がヒルゼンにも印象的だったようです。そして、この走馬灯に綱手が出て来ない…。多分、それは自来也と大蛇丸の弟子受けと、ヒルゼンが三代目火影として木ノ葉を任される時期に放浪の旅に出ちゃった…のかなと思います。そして、自来也の弟子だったミナトが成長し、カカシ・オビト・リンを弟子受けする。そして、ミナトは四代目に…。しかし、この後、またヒルゼンの火影姿が挿入されます(第11巻/94頁)。これは、「九尾事件」でミナトが逝った為の、三代目の火影の再任を示しているのだと思います。このヒルゼンの火影再任に関してもダンゾウはブチブチ(グズグズ…かな?)と五月蝿かったんでしょうね(笑)。

ダンゾウも「オレが!!オレが!!」の人ですから(笑)。隣の頁に移って、「おくるみ」に包まれた赤ちゃんが挿入されています。これはヒルゼンの走馬灯の描写ですから、時系列に沿って展開してる事を踏まえれば、「九尾事件」の後、ヒルゼンが火影に再任された後の記憶です。赤ちゃんのホッペには髭痣…がある。この赤ちゃんは十中八九…否…鉄板にナルトだと思います。僕の想定では、この時点でミナトもクシナも既に居ないので、この「おくるみ」でナルトを大切に包んだのはヒルゼンでしょう。ヒルゼンが再度の火影登板となったのも、ナルトを守る為ではなかったのかな…と、思います。九尾の金庫であるナルト…それを柱間・扉間の直系(弟子)であるヒルゼンが護り、ホムラとコハルが同意した結果のダンゾウを打っちゃったヒルゼンの火影再任だったと思えるとです。

おくるみ(御包み):赤ん坊を抱くとき、着衣の上からくるんで防寒・保温などのために用いるもの。多くはかいまきに似て、袖(そで)がない。おくるみ。くるみぶとん。(大辞泉)

「おくるみ」と言う言葉に関しては育児経験の全くない(そして生涯経験しない…)ケルベロスとしてはお初の用語で、実はこの描写を説明する為に潜りまくった記憶があります(汗)。赤ちゃんを優しく包んで護るもの。これをゴツゴツしたヒルゼンの太い指と、分厚い掌が包んだのかと思うと、ちょっと泣けました。それに、「おくるみ」に包まれたナルトの健やかな寝顔。この寝顔を見るだけでこっちまで静かで穏やかで温かい気持ちになったであろう事を想像して、また泣けました。そして、その一部始終をヒルゼンは誰にも語らず、記憶の奥底に仕舞い込んだ。自来也やカカシ、イルカに至るまで、この事実は秘匿されていた筈です。唯一の露出がこの走馬灯のワンカットだけですから…全てはナルトを護る為に…。

「あの印の順………
やはり猿飛め……
あの術を……!!」(猿魔)

(これが四代目の言っていた
この術と契約した者のみが見えるという
死神か…)
(ヒルゼン)

ナルトはこんなにも愛されてたと言う事です。柔らかで温かい「おくるみ」に包まれるように、愛され護られた…。それには、ホントはそれをしたくてもならなかったミナトとクシナの想いを汲んだベクトルがあったものと思います。ヒルゼンが封印術・屍鬼封尽を知っている事。多分、たった一度きりのミナトの術の発動を見取るしかなかった理屈(猿猴王・猿魔も屍鬼封尽の印の配列を知っていた)を考えれば、九尾に対する屍鬼封尽にヒルゼンは臨場し、ミナトが死神を見た事実を聞かされている筈です。屍鬼封尽は一回こっきりの術ですから、練習もクソも無く…(笑)。ま…ヒルゼンはその修羅場でのミナト(…と、クシナ)の覚悟をマジマジと見ているから、ナルトへの理解も一入(ひとしお)な訳です。

その想いの全てが走馬灯のナルトの「おくるみ」には盛り込まれていて、生まれて来た「命」に対する人の持つ本能的な慈しみが溢れるようです。愛されずに生まれた「命」なんてない…。人の清らかな想いが「おくるみ」の柔らかさだったり、手触りだったり、温かさだったり…そもそも、赤ちゃんを包んで護る…ちゅー考え方に表れているんだと、僕は思う!!きっと、それはお母さんとお父さんの想いそのものなんだと、僕は思う!!僕だって忘れてるし、誰だって忘れてると思うけど、愛されてたんですよ。護られてたんですよ。あんな風に包まれて、望まれて、愛されて、安らいでいた………。愛されない命なんて何処にも無いって事ですよ。大切じゃない「命」なんて何処にもない!!それをヒルゼンは思い出し、存分に「愛」を託し、逝ける…自分の人生を満足に思ったのだと思います。


木ノ葉の上層部とは…明らかにヒルゼン・ホムラ・コハル…それにダンゾウを含めた4名でしょう。その合議制で大方の里の治世は行われてる筈で、ナルトの処遇に関してはヒルゼンが必死にホムラとコハルを説き伏せる事でダンゾウを黙らせたのだと思います。ヒルゼンの走馬灯は次にイルカの子供時代の笑顔→イルカ&ナルト(額当て)のアカデミー卒業(「ミズキ事件」直後)へと続きます。イルカの育成はヒルゼンの関与が大きく、師弟関係は確認されませんが、イルカがナルトのアカデミーでの担当?に就いた事に、まるっきり意味がなかったとは、僕には思えないです。ある種の特命がヒルゼン→イルカであっても良いと思うし、もう少し分析が必要だけど「ミズキ事件」だって、怪しいっちゃー怪しい(汗)。

そして、ヒルゼンの想いはカカシに引き継がれ、第七班でのサスケ・ナルト・サクラの武勇伝に繋がって行きます。ナルトの同期の下忍たち。特にヒルゼンの心に残っていたんでしょう。それら全てがヒルゼンの「家族」だった…。ヒルゼンは木ノ葉隠れの里全てを「おくるみ」で包むように愛していたんではないかと…愛そうとしていたんではないかと、僕は考えています。そして、それが火影なんだと…ヒルゼンの胸にはあったのだと思います。木ノ葉崩しの対大蛇丸戦で、穢土転生で呼び出された柱間と扉間を封印し、その依憑として音忍(多分、ザクとキン?)を使用していたのを知ったヒルゼンが、大蛇丸の行いに本心で憤怒するところで、柱間と扉間の回想(第14巻/112頁)が入りましたね。

「木ノ葉の同胞はオレの体の一部一部だ…
里の者はオレを信じオレは皆を信じる…
それが火影だ…!」(柱間)

「サルよ…里を慕い貴様を信じる者達を守れ
そして育てるのだ次の時代を託す事のできる者を…
明日からは貴様が…火影だ…!!」(扉間)

ヒルゼンは大蛇丸すらも愛していたんだと思います。だから、ギリギリまで大蛇丸に直接手を下す事を躊躇していたのです。それが、部下の命を弄ぶかのような大蛇丸の行いにブチ切れた訳です。ヒルゼンは柱間と扉間に託された別れがあったんですね。この経緯があったから、ヒルゼンはホムラとコハルを納得させ、ダンゾウを黙らせて再度、火影に就任したんだろうし、最後の最後まで大蛇丸に対しても愛を捨て切れなかったのだと、僕は思います。ヒルゼンが隠し持った大蛇丸に対する躊躇が木ノ葉崩しのクライマックスにしっかりと描かれているんです。単行本では屍鬼封尽の発動が14巻で、その完了が16巻ですから…間に「ナルトVS我愛羅」でのナルトの大活躍があったにしても長いッ(笑)。それでチャクラが切れたんじゃないのか?…つーのもあるくらい(笑)。

愚かなるかな…大蛇丸
共に逝けぬのじゃ残念じゃが…
…我が弟子よ
いずれあの世で会おう」(ヒルゼン)

「風前の灯火のジジィが!
よくも!よくも私の術(印)を…!」(大蛇丸)

「木ノ葉舞うところに…
火は燃ゆる…」
(ヒルゼン)

ヒルゼンはそう言って大蛇丸の両腕を屍鬼封尽し逝きます(第16巻/43頁)。チャクラ切れが大蛇丸全体を封印する事を許さなかった原因なんですが、「両腕=印」ですから、それを奪われた大蛇丸は印を結べなくなり、結果、忍術が使えない訳で、全ての忍術を極めたい大蛇丸にとっては死にも等しいお仕置きだった訳です。きっと、それが屍鬼封尽が完了して命尽きたヒルゼンが倒れる時に見せた笑顔(第16巻/49頁)だったんではないかと、僕は考えています。ヒルゼンは大蛇丸を殺さずに済んだ事が何より嬉しかったんではないかと、僕には思えるのです。穢土転生の対抗策として仕方なく屍鬼封尽を発動してしまったけれど、愛弟子をその手に掛ける事を、ヒルゼンは躊躇していた…。自分は大蛇丸の草薙の剣にグッサリと貫かれてるにも関わらず…です。

「猿飛!!」(せめて
この剣だけでも…!)(猿魔)

(忍の道を極めた…
まさにお前らしい最期だった…)
(猿魔)

それが「愛」なんだと…僕は思います。大蛇丸なんてどんだけ酷い事してたのか分かんないくらいですが、それでもヒルゼンは「愛」を捨て切れなかったのです。ナルトを護ったように…木ノ葉の全ての人々を愛したように…ヒルゼンは大蛇丸すら愛していたんだと思います。確かに忍術は人を殺めるスキルではあるけれど、それに留まる事にはヒルゼンも疑問を感じてた筈です。猿猴王・猿魔が言い残したように(第16巻/50頁)…それを僕らに示す一戦だったように思います。「命」とは大切なのだと。大蛇丸にすら、「愛」を禁じ得なかったヒルゼンの大往生には、人が人を愛する社会の形が示されていました。それをヒルゼンは「家族」と呼んだのではないでしょうか。そして、その向こうに「変革」があるだろう………予感と。

愛されない「命」など、何処にあろうかッ!!
この世界の全ての「命」に…ありがとう!!

「おくるみ」  ナル×ジャン ケルベロス



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「NARUTO-ナルト-イラスト集」

 
イラスト集…買わないで良いと思う(汗)

「NARUTO-ナルト-イラスト集」

早速、購入してきました。価格は税込みで1575円。確かにイラストは奇麗だし、しっかりした装丁ですが、僕みたいにナルトの研究(ナル×ジャンの考察は、一応、研究と言う事で…汗)してたり、イラストを描くのに彩色見本が欲しい…と言う方以外は必要ないと思います。情報量は非常に希薄です。イラストも扉絵やカバー絵が元で、それに着色、或いはノーカットで掲載されてるだけです。尾獣がうんたらかんたら…と、番宣がありましたけど、本編に出てこないんだから必要ない情報です(笑)。この本を買うくらいなら、単行本の持ってない部分を埋めるとか、単行本を全く持ってない人なら、16巻(イタキサ木ノ葉強襲)、25巻(うちは虐殺周辺)、27巻(カカシ外伝)、41巻(胸騒ぎ)辺りの購入をお薦めします。400円/一冊としても4冊程度は購入できますし、古本(ブック○フとか)ならもっと買えます。明確な目的がないならば、イラスト集は購入しないで良い…が、ナル×ジャンの見解です。少年少女には大枚過ぎます。もし、購入を考えてるなら、よく考えるべきだと思います。

キッシー…ゴメンなさい(笑)。でも、ぶっちゃけボリ杉(笑)。


  
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虎視眈々…

 
虎視眈々…

「虎視眈々…」 illustration:Cerberus

「虎視眈々といくのはここまでだ
”月の眼計画”を急ぐとしよう」(トビ)

恐らく、何通りものシナリオをトビは想い描いていた事でしょう。その中で、”暁”のリーダーはペイン(長門)に任せ、自分は剽軽(ひょうきん)なキャラで周囲を欺き、矢面に立つ事はありませんでした。文字通り…虎視眈々と機を待っていた訳です。そして「ナルトVS長門」と言う「予言」に付帯する戦いの結末…大ガマ仙人がほくそ笑むように、恐らくは「予言の成就」があり、勝者・ナルトには変革者たる(輪廻眼の…)承認が得られた…ナル×ジャン的には「終末の谷の決闘」の一方を担う存在として確定した…を受けたトビの反応が機を見て敏な策士然としたトビの本性が垣間見えたように感じました。

「…イヤ…長門にしても
オレのための輪廻天生の術を
あんな事に使うとは思わなかった…
裏切るとはな…」(トビ)

長門が裏切った…と、トビが受け取ったところが僕には重かったです。ゼツ(黒)を前に、悔しがる勢いすら見せるトビが、長門がナルトに勝利するシナリオを明らかに「本命ルート」としていて、外道魔像にシンクロするコマ(長門)を残したまま、一尾~九尾までの捕獲・封印を完了するイメージを持っていた事を感じます。しかし、その目論みはナルトの「諦めないド根性」によって覆された…。そして、長門(輪廻眼)のない状況のシナリオをトビが選択するを余儀なくされた訳で、それが「月の眼計画」であると、現状の描写からナル×ジャンでは考えています。

「サスケが長門以上になったとしても
コントロールできなければ意味がない
外道魔像も当分はリンクさせるつもりはない
様子を見た方がいいだろう」(トビ)

今後は「予言の成就=輪廻眼の承認」を果たしたナルトの存在を許容した上でシナリオが進んで行くと、僕は考えます。そして、外道魔像にリンクさせるコマ=サスケの存在を意識するならば、写輪眼を保有するトビはいよいよ矢面に立たねば成らない状況になったのだと思います。つまり、虎視眈々…とは行かなくなった訳です。トビは「計画が少しズラされた」と言うけれど、これまでの暗躍っぷりを見るならば、相当に大きな計画変更ではないかと思います。詳しくは「”月の眼計画”って何だろう?」赤裸々に考察しています。いよいよ矢面に立ったトビ(矢面に立たされた?)…それが物語を大きく回転させることでしょう。

トビの示すであろう…「オレが!!オレが!!」を見逃すな!!



 
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”月の眼計画”って何だろう?

  
「ウマクイッタナ」(ゼツ)

「オレたち”鷹”
五影会談火影の首を取る
行き先変更だ」(サスケ)

「…それがいいだろう」(トビ)

ゼツの「ウマクイッタナ」はサスケを言い包めて五影会談に方向変換させられた事を言ってるんだと思います。第453話「五影会談前夜…!!」の本誌37頁の…サスケ達が分裂したゼツの白い方に先導されて五影会談の会場に向かった後のトビとゼツの黒い会話には注目するべきでしょう。これまでゼツに対する曖昧な疑惑が、僕にはありましたが、こうして白と黒で分裂した後、トビとゼツ(黒)の会話がズブズブの真っ黒になっちゃう描写を見せられると、ゼツの中の二面性=白(ちょっと善良)+黒(ズブズブのワル…もしかしたら黒幕?)が想定され、ゼツ(白)に秘密を隠し持つゼツ(黒)が居て、それがトビと非常に懇(ねんご)ろなのではないかと、こっちまで真っ黒くなっちゃう訳です(笑)。

これまでゼツとトビの黒いシーンは度々ありましたが、基本、トビがはぐらかし傾向にイミフなお話をしてるように感じてまして、特に第404話「”鷹”と”暁”」のサスケの儀式が終わった安堵感が滲むトビとゼツ(白黒)の黄昏れた会話で「真相うんぬんは抜きにして…」(第44巻/41頁)とトビがイタチの「真相」をゼツにはぐらかしている(…様に見えた)のが気になって仕方なかったんだけど、あれがゼツ(白)に対するトビの用心深い配慮だったと考えれば、上手く説明できます。ゼツの黒の博識さや情報量の多さとゼツ(白)の情弱さ加減は余りにも掛け離れててちょっと疑問でした。それは、ゼツ(白)の持つ清廉潔白で真面目な雰囲気が見誤らせてたんじゃないかと…ふと…考えたりしました。

大蛇丸を倒し
ボクたちの自由
取り戻してくれたのはサスケ
外に出たらその事を言い広めてくれ」(水月)

「この世に安定と平和をもたらす
男が現れたとね…クク…」
(水月)

偶々アニナル(090702放送分)を観てて、丁度、香燐の"蛇"(現”鷹”)への勧誘の行で、南のアジトの捕虜を解放する水月がやっぱりイミフな台詞を吐いていてチクッと気になりましたっけ。トビが”鷹”を五影会談に向かわせたベクトルを「成功」と捉えるなら、その意思決定において水月がヤケに必死にサスケに干渉香燐に<キッ>と棘を立てられた…)してたのが、水月の南のアジトのイミフの台詞と合わされば大きな疑惑に成長します。水月の言う「この世に安定と平和を…」って、何処かで聞いたなーと思うし、それを言っちゃえる水月って何なのサって事になるんです。水月が何で南のアジトでサスケを持ち上げたのか?やっぱ「予言絡み」ですよね。それはナル×ジャン的には「終末絡み」って事になる訳で…。

「ナルト!?」(水月)

「そのナルトってのが
ペインを一人でやったのか?」(水月)

水月が「ナルトってのが」と言うのと「ペインを一人で…」って言うのは、異常な違和感があって、水月がナルトは知らないけど、ペインは知ってます。凄く強いでーす!!と言ってるように僕には聞こえるとです(笑)。これって、思いっ切り水月の”暁”フラグであって、ダンゾウをターゲットと言い、ダンゾウが行く五影会談に行くべきだと水を向ける姿には解り易過ぎるくらいのスパイフラグが立ちます。もっとも、サスケの方向変換の決断が非常に性急で、水月に全く違和感を感じていなさそうなのが、逆に違和感で、僕が凝るくらいの突起ですから、抜け目のないサスケなら…と、逆に安心しています。ま…もっとアレな想定はサスケ以外の”鷹”が皆スパイってヤツですが、それは…無理…そんなの…で(笑)。

「…イヤ…長門にしても
オレのための輪廻天生の術を
あんな事に使うとは思わなかった…

裏切るとはな…」(トビ)

「外道・輪廻生の術」(長門)

輪廻眼を持つ者は
ペイン六道全ての術が扱え
生と死の存在する世界の外に
居ると言われている

長門の瞳力は生死を司る術
七人目のペイン…外道」(小南)

第449話「希望の花」で発動した外道の能力「輪廻天生の術」…それを「オレのための…」と言うトビにはいろんな憶測が生まれます。同じ回で、長門が「木ノ葉に来てオレが殺めた者達ならまだ間に合う」と言ってましたから、うちはマダラのような過去の死にまで及ぶ能力とも思えませんから、トビのため…と言うのは、「予言の成就」に関わる…大ガマ仙人をほくそ笑ませた…「輪廻眼の承認」に当たる術の発動ではないかと、僕は考えています。もしかしたら、トビも「変革者」としての自分を期待してるんではないかと考えたくなる想定です。写輪眼であれば、「終末の谷」試験官として立つ要件が満たされる筈なんですが…それが輪廻眼に認められる想定の必要性を描くところにトビの不完全さ、或いは…不可解さ?複数説?等々…があるのではないかと、僕は考えています。


「サスケが長門以上になったとしても
コントロールできなければ意味がない
外道魔像も当分はリンクさせるつもりはない
様子を見た方がいいだろう」(トビ)

「ダガ長門ガ死ヌシナリオ
用意シテアッタト…」(ゼツ)

「一応な…だが
オレの本命ルートじゃないのは確かだ
うずまきナルト
奴のせいで計画が少しズラされた」(トビ)

そして、長門=輪廻眼が潰えた今、輪廻眼の承認=外道・輪廻天生の術はもうありませんから、トビの「本命ルート」が無くなった…とするならば、トビもまた「終末の谷」で戦う意気込みがあったのでしょうか?そして、それはどう見てもナルトサイド…つまり、非写輪眼での受験であり、トビがうちはマダラと言う想定から外れます。マダラは飽くまでも写輪眼サイドのファクターですので。ただ、「ペインVSナルト」で、長門がナルトを看破し、「外道・輪廻天生の術」を残したのなら、ナルトは死ぬ事になりますから、「終末の谷の決闘」の非写輪眼が欠ける事になります。それにすら名乗りを上げる用意がトビにあった可能性も感じるとなれば、「トビ(黒幕)複数説」だってあるので消せないな…。

長門(輪廻眼)が潰えた状況で、外道魔像とのリンク…これは多分、第447話「信じる」で描かれた外道魔像のおへそから黒い棒が伸びて長門の背中に刺さったアンテナ?を意味してるのだと思います。つまり、トビはサスケの背中に黒い棒(アンテナ?)を立てるつもりなんじゃないでしょうか?この場合、長門がナルトを承認して逝ってますから、「終末の谷の決闘」の非写輪眼の戦士は確定してる状態です。つまり、トビが「オレが!!オレが!!」(←コレ…とても大事なキーワードですんで…)の人なのならば、今度は写輪眼側の戦士(試験官)として「終末の谷」に立つ為の暗躍が始まっても良い訳です。それが、外道魔像とサスケのリンク=背中アンテナを許容するのだと…僕は思う訳です。

トビには元々、リャン面のシナリオがあって、一方が長門(ペイン)がナルト(予言の子)を殺す想定…これが本命ルートで、この場合は九尾が手に入るから、八尾は残すものの”暁”の目的=尾獣集めはほぼ達成できるから、外道魔像とリンクするコマも残った状態で、「尾獣(禁術)兵器」が完成した筈で、そうなれば「終末の谷の決闘」など必要ない状況を造り出せたんではないかと思います。トビには長門をコントロールしていた自信がありますから、「外道・輪廻天生の術」だって任意に発動させられ…それは「輪廻眼の承認」であり、「終末の谷の決闘」に匹敵するか、或いは必要としないイベントを自前で催せたんじゃないでしょうか。それが、トビが言っちゃった「オレのための…」の深層だと、僕は考えています。

…で長門が逝き、サスケの背中にアンテナを立てるならば、残ったナルトと一戦交えるシナリオが残る訳です。ナルトは既に「輪廻眼の承認」を受けてしまったので、それを打破する必要性があるのかも知れません。大ガマ仙人が「外道・輪廻天生の術」をもって「予言の成就」を感じた件のほくそ笑みは捨て難い訳です。詳しくは「大ガマ仙人は何故、ほくそ笑んだのか?」を参照して下さい。トビがナルトを面倒くさがり、計画がズラされて悔しがるのとも奇麗に符合していると思います。トビはサスケの背中にアンテナを立てる=外道魔像とのリンクの下準備として、サスケの決定的な堕天(犯罪者としての烙印)が必要で、ダンゾウを餌に五影会談と言う誰もが注目するイベントにサスケを仕向けたんじゃないかと思えて来ます。

つまり、五大国の里影全員を証人にして、サスケの犯罪行為を確定させる策略…これは、長門の堕天とも言える「半蔵事件」にも非常に近似する流れで、あの時、長門を追いつめ外道魔像とのリンク(背中のアンテナ繋ぎ)を余儀なくさせた半蔵とダンゾウって、ナル×ジャン的には同一人物なんですけど(笑)、でなくとも思いっ切り、トビとグルっぽくないかと…黒い考察チャクラがブスブスと毛穴から吹き出して来るのが解ります。トビとしてはサスケを徹底的なワルに仕立てる事で、五大国全てを敵に回させ、外道魔像とリンクするしか…サスケの復讐を成就させる為にはもう何もない!!位まで追い込もうとしてるんじゃないでしょうか。もしかして、そのシナリオの為にダンゾウが火影になったなら、グルの可能性もある…な。

例えば、ダンゾウがただ火影になりたいだけの名誉欲に支配されたオッチャンでもあって、それをトビが利用してるだけの想定もあります。どっちにしても、サスケを誰が擁護しようともどうにもならない位まで追い込むのがトビの狙いで、”鷹”の水月、或いは全員がそれをサポートしようとしてるんだとしたら、サスケは相当ヤバいです。しかし、サスケの水月の違和感のスルーの仕方には僅かに救いがあって、サスケのプライドがトビに乗せられた状況を拒絶するならば、トビの思い通りには行かないだろうし、折しも五影会談に参加する我愛羅思い遣りと機転を利かせて、サスケの真の堕天を阻止してくれるんじゃないかと期待してしまいます。それとゼツ(白)にもちょっと期待してて、彼もイタチスキー(ロシア人?)じゃなかかと…。


「ドウスル?動クノカ?」(ゼツ)

虎視眈々といくのはここまでだ
”月の眼計画”を急ぐとしよう」(トビ)

それで…大外一気で出て来た「月の眼計画」。いきなりの大ネタでしたが…ナル×ジャンの読者なら「月」と聞けば六道仙人が刷り込まれてると思いますんで、慌てたりしないと思いますが…(笑)。先にも考察したように、長門がナルトを承認=外道・輪廻天生の術を発動した事がベースにあって、ならばサスケの外道魔像へのリンクの道が出て来る訳です。「終末の谷の決闘」、或いはそれに準じるイベントが必要で、ナルトをここで殺る選択肢がなくなり、九尾を取り敢えず諦めるしかなくなった結果、トビが大きく動き出す決意をしたのではないかと、僕は考えています。それがトビの宣言した「月の眼計画」の方向性を指し示すものと思います。ナルトの存在が大きくなって来ましたね。トビが引き摺り出された形…。

それに、サスケを外道魔像にリンクすると言う事は、長門のように不自由な状態に置かれるでしょうし、ナルトは既にペイン六道を打倒しています。外道の能力に関して写輪眼の最高峰の瞳力を持っても扱えると思えませんし(もし扱えるなら輪廻眼って何なのサ…になっちゃう)、六道並みの能力が発揮できるのが関の山でしょう。つまり、今のナルトのチャクラには適わない訳です。トビにとってサスケが外道魔像とリンクさせるコマに過ぎないとすれば、「終末の谷の決闘」の想定では別の写輪眼の戦士が必要です。つまり、トビの中のうちはマダラの力が発揮される必要があるでしょう。しかし、九尾はナルトに大切に仕舞われた状況は変わりません。「九尾事件」での黒幕(マダラ?)のミナトに対する優位九尾があっての筈…(詳しくは「ナルトを殺すと何故、後悔する事になるのか?」参照)。

トビが「オレが!!オレが!!」にならざるを得ないにしても、ナルトがこれまでに獲得して来たチャクラ強化「九尾+仙術」の力量に匹敵・凌駕するチャクラ強化がトビにも必要になる筈です。つまり、その為の「月の眼計画」じゃなかと、僕は思う訳です。九尾鹵獲九尾が非写輪眼の手にある状況がトビを追い込んだ…と言う事だと思います。きっと、ミナトの真意もそこら辺にあって、自来也が戸惑ったのも、「予言」と輪廻眼の絡みに考えが及ばなかったからではないかと思います。そして、トビの「月の眼計画」とは「月」の奪取「外道魔像+八尾までの尾獣チャクラ」による万象天引によって「月」を手中に収める…「月」と言う接触不可能の距離…不可侵の金庫に仕舞われた六道仙人のチャクラ経絡系(肉体?)を手に入れる事ではないかと…僕は考えるのです。

「…それに六道仙人の作ったと言われる
月に比べれば
……大した事はない」(長門)

多分、この知識はトビによって長門に齎されたものでしょう(第439話/「地爆天星」)。そして、長門の利用価値は外道魔像とのリンクに重きがあった…。その代用品にサスケが選ばれるならば、自分が表舞台に出る気満々なのでしょう。それが「虎視眈々といくのはここまでだ」に表れている様に思います。しかし、トビが単体とも限りませんし(トビ複数説)、黒幕認定も未だ怪しい…今、ここで盛り上がる時点でラスボスではないと、僕は考えます。今後はサスケを如何に護るか?外道魔像とのリンクの可能性を潰すのが大事に思います。それとキラビ(八尾)の確保…ちゅーか、ナルトとの接触がトビの「月の眼計画」の阻止には重要でしょう。サスケを後回しにするならばキラビ(八尾)が狙われる可能性大ですから…。


  
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