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トビは何故、ヤマトに無関心なのか?


「お前(ナルト)と会うのは二度目だが
千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる
今もお前の中に初代火影を見る事ができる

死んでもなおあいつは生き続けている」(トビ)

「オレの憧れであり…ライバルであり…
オレの最も憎んだ男」(トビ)

「………」(トビ)

第462話「サスケの忍道…!!」半落ちするトビが、ナルトの中に在る千手柱間の存在を提示しています。六道仙人の二人の子供…~仙人の”眼”(チャクラの力と精神エネルギー)と~仙人の”肉体”(生命力と身体エネルギー)が闘いを繰り返す事で「忍宗」が「忍術」に進化し、「忍界」そのものが出来上がった歴史を明かした直後でした。以前から「柱間→ミナト→ナルト」の血の繋がりは薄々どころか非常に濃厚に感じてはいましたが、それにトビの証言が加わった事で確信に変わりました。しかし、トビの言う事の全てが真実と言う確信も持てない…と言うか、トビがこうして半落ちするにはそれなりの思惑…「別ルート」のシナリオに関係する行動と考えた方が良い…と言うのはトビの言動には、少なからず違和感を感じます。


「ナルト……
お前はいずれサスケと戦う事になるだろう
イヤ…オレがお前にサスケをぶつける」(トビ)

「長きに渡る因縁の戦い
…うちはの存在をサスケに証明させる」(トビ)

「サスケはおめーのオモチャじゃねェー!!
勝手な事言ってんな!!」(ナルト)

第463話「サスケVS雷影!!」で、トビが勝手な事を言ってナルトを怒らせてしまったんですが(笑)、トビがサスケを使いたがってるのが見え見え過ぎて、うちはマダラが千手柱間を感じ憎悪するナルトにこれを言うのは変だな…と思いました。トビは自分を「うちはマダラ」だと言い、それがナルトの中に憧れ憎んだ「千手柱間」が在ると感じているならば、トビ=マダラがナルトと闘えば良い…と思うんです。ぶっちゃけ何故、トビが「ナルトVSサスケ」をプロデュースするのかがピンと来ません。「トビ=マダラ」であれば、どう考えても「トビVSナルト」がシンプルで解り易いです。それなのにトビには自分がナルトと闘う気持ちはこれっぽっちも無さそうです。逆に、これが「トビ≠マダラ」の糸口なのかしら…とも思えたりもしています。


「そうカンタン
ナルトに手は出させやしないよ
うちはマダラ」(カカシ)

「だからさっきのオレのセリフは聞いてるだろ
このうちはマダラには一切の攻撃は通用しないと」(トビ)

「やはり…うちはマダラか…!?」(カカシ)

第460話「サスケ包囲網…!」で、獅子奮迅の活躍を見せるカカシがトビにカマを掛けて「うちはマダラ」を聞き出しましたが、引っ掛かったかに見えたトビが一向に困った風でもなく、堂々と応える態度にミスリードを誘おうとする思惑が見え隠れする様でした。でも、それが「裏の裏」で、同じようにカカシに「トビ≠マダラ」を刷り込もうとしてるようにも見えるし、このややこしさ…トビは「やりおる」(笑)(第465話「会談場襲撃!」のミフネ風)。でも、混沌とするもカカシを意識するトビが木遁忍術を使うヤマトを尽くスルーしてる描写は「裏の裏」を完全に消し去るくらいデカイです。現にトビを拘束する木遁をトビは懐かしむでもなく、ヤマトに話しかけるでもなく…そして、これはトビVSヤマトに終始一貫したお約束……。

「うわぁ!君
油女一族かぁ!」
(トビ)

「イタチVSサスケ」でイタチがすっごい事になってる時に森の中でトビが木ノ葉小隊を足止めしてた行で(第43巻/93頁)、ヤマトも一緒に居て木遁を散々使ってるんです。それにトビは蟲を使うシノを「油女一族」と認知してた…これはトビの素性を知る手掛かりだから普通は自分から言わないネタではあるんですが…事を明かしています。しかし、忍界で唯一木遁忍術を使うヤマトにトビは全く触れません。「終末の谷の決闘」を観察すると、マダラが九尾を使うのは木遁に対抗する為とも考えられる程、木遁忍術は難攻不落の防壁だったから、うちはマダラがそれを忘れたり、忘れなくても軽視する筈はないと断言できます。…なのに、超レアな筈のヤマトの木遁忍術にピクリとも反応しないトビは異常と言えるのです。

…って言うか、これだと「油女一族」は知っているけど「木遁忍術」は知りませーん…と言う事になるんじゃないかとも思えます。つまり、トビは柱間と闘った事が無い。しかし、柱間には憧れを感じ、ライバル視し、そして憎んでいる。しかも、「油女一族」は知っている…となると、マダラに近しいうちは一族の誰かがトビの正体で、そんなの「うちはイズナ」しか居ないじゃん!!と、僕は思う訳なんだけど、単にヤマトの木遁忍術が千手柱間のそれに比べたら取るに足らない程チープなのかも知れないし…何せ大蛇丸が人体実験で初代の細胞の遺伝子情報を研究した実験体の生き残りなんだし。ヤマトと柱間は比べ物にならないくらいの存在だったから、柱間が好きなマダラがヤマトの存在を完全に無視したがる気持ちも判かる…。

トビがヤマトを無視するかのような機微には、ナル×ジャンとしては極めて重大に受け止めておりまして、トビと柱間の関係性…つまり、トビが誰(何)なのかを考える重要な手がかりになっています。ヤマトを殊更無視するかのような態度は思いっ切り「トビ=マダラ」は否定するんですが、トビがこうまで無視するヤマトって何だろう?と思えたりもします。ヤマトは個人的にお気に入りで、ヤマトの物語への関わり方は、ナル×ジャンでケルベロスが『NARUTO -ナルト-』と言う世界観に関わる姿と似てるなー…と、不遜ながら常々考えておりまして(でもヤマトみたいなイケメンではないので…)、ヤマトがナルトと出逢い「…これから…忙しくなりそうだな」(第32巻/125頁)と漏らした想いに震えた一人でありまして、ヤマトの存在が物語に落とす影は果てしなく大きいと考えている訳です。


「全忍の中で
唯一木遁忍術を使い
さらに…
”尾獣”を意のままに操る事が出来た
初代火影の力が欲しくてね…
クク…」(大蛇丸)

初代の屍から
その中の遺伝子情報を取り出し
遺伝的素質
六十体の子供の細胞に組み込む
人体実験をした事があったんだけど
拒絶反応が酷くってね…
バタバタ死んでいったわ…
全員死んだと思ってたけど…
まさか生き残りがいたとはね…」(大蛇丸)

「………」(ヤマト)

ヤマトは大蛇丸の実験体の生き残り…(33巻/39-40頁)。天地橋の対峙で大蛇丸の吐露をヤマトは無言で受け入れてましたよね。木遁忍術や”尾獣”コントロール能力は、その子孫には受け継がれない特殊性に注目すれば、初代の精子を抽出して体外受精する形式ではなく、柱間の細胞の核(DNA)の情報から木遁忍術や”尾獣”のコントロールを司る塩基配列を探り当てたか、そんな技術はなくて盲滅法に初代の遺伝子情報を割り当てるなどする非人道的な医療忍術が大蛇丸の手によって編み出されたのでしょう(専門外なのでテキトーでーす…笑)。だから実験体の拒絶反応が酷くてバタバタ死んだとか…そりゃもう酷い実験だったんだと思います。しかし、ヤマトは生き残り、木遁と”尾獣”のコントロールがある程度できる能力を持っています。

(木遁秘術…樹界降誕!!)(柱間)

(チャクラが生命の源に…!!
あれが乱世を治め木ノ葉を築いた
初代様伝説の木遁忍術か…!!)(暗部)

大蛇丸が穢土転生で呼び出した初代はオリジナルの樹界降誕が使用可能でした(第14巻/50-52頁)。「ヒルゼンVS大蛇丸」を音の四人衆が張り巡らした結界防壁の外から観戦してた暗部って、もしかしたらヤマト(テンゾウ)だったのかな?…と、ふと思いましたが…。初代火影の孫である綱手が存在する以上、柱間に子供が居なかった訳でもなく、柱間の血継限界である木遁忍術が木ノ葉に伝承されなかった事実は、柱間の木遁忍術が一代限りの特殊な能力だった事を物語っていると考えるべきだと思います。しかし、二種類の違ったチャクラの組み合わせで新たなチャクラ性質を創出する能力を「血継限界」で括ってるから、親から子に継承(遺伝)する能力に固執してしまうだけで、一代限りの血継限界(失われたチャクラ性質)は他にも存在しましたよね。


「砂隠れで最も怖れられた武器…
砂鉄じゃ」
(チヨ)

「かつての守鶴の所有者が用いた術を応用して
三代目が自ら開発した術で…
あらゆる形状に砂鉄を変化させ
状況に応じた武器を作り出す」(チヨ)

「三代目風影は練り込んだチャクラを
磁力に変える事が出来る特別な体質だった」
(チヨ)

砂隠れの三代目風影の砂鉄(磁遁)も子孫に遺伝しない血継限界であったと、僕は考えています(第30巻/115-116頁)。この場合はチヨ様の言う「特別な体質」を拡大解釈しているんですが、それを言うなら柱間の”尾獣”のコントロールや木遁も一緒だろ!!…と言うのが僕の言い分です(笑)。ま…一代限りの血継限界…と言うからややこしいので、特殊なチャクラ(体質)が存在すると考える事にしましょう。通常は「土・水・火・風・雷」の五大チャクラ性質だけなんですが、違うチャクラ性質を融合させた血継限界のチャクラが現に在る事実は、「月」と”尾獣”の密接な関係から類推するならば、六道仙人が何らかの必要性を考慮して世界に残して行った特殊な「力」(=チャクラ)なんだと考える事ができると思います。

一代限りの血継限界チャクラに注目すれば、一族として親から子に遺伝する血継限界とは違う特殊なチャクラの獲得方法が考えられ、それが人柱力が”尾獣”を手懐け、”尾獣”のチャクラを意のままに扱える境地になった能力の獲得と、人柱力の細胞の変異に関係しているだろう可能性に気付くと思います。例えば、それが一尾・守鶴を抜かれた我愛羅が今も砂遁(土+風…と、ナル×ジャンでは仮定しています)が使える事実を考えれば、人柱力が内包する”尾獣”の影響で細胞を変異させ、遺伝子の塩基配列を組み替える方法で血継限界チャクラを一代限りで獲得する方法論が見えてくるでしょう。そして、それが大蛇丸が初代の細胞を研究し遺伝子情報の組み替えによって誕生したヤマトの異能と関係にも気付きます。

里を捨て極めし術は灼熱の溶融を誘う!!

老紫:幼少より”四尾”を宿し、有り余る力を制御すべく旅をしていた老紫。放浪の末”四尾”の力を借りて、火と土の性質を融合させる”溶遁忍術”を会得。その溶岩の奔流は万物を融かし尽くす(「者の書」183頁)。

岩隠れの老紫も四尾を搭載する人柱力であり、「火+土」のチャクラ性質を融合させる…つまり、血継限界のチャクラを後天的に使用する事が出来るようになった訳で、修行の成果=特異体質の獲得だと、僕は考えています。人柱力は体内に搭載する”尾獣”の影響を受け…封印式の形式にも拠りますが…絶えず精神汚染や”尾獣”が供給する凶悪なチャクラに曝されています。非常に強力な愛の濾過能力を持つ八卦の封印式であろうと、それは変わりません。我愛羅なんかは眠れないから目の周りはクマだらけでしたし…(汗)。きっと、人柱力は”尾獣”の金庫でありながら、後天的に血継限界チャクラを得る一つの手段であったのかも知れません。それが兵器としての人柱力の側面であった事はミリタリーバランスの観点からもガチと言えるでしょう。

ヤマトの木遁忍術は”尾獣”が人柱力本人に影響して起こる細胞の変異人為的に行ったものであり、それが大蛇丸の手に拠る作品である事が、トビがヤマトを直視させない理由になっているのかも知れません。ま、トビがホントはマダラじゃなくて、実際に柱間と闘った事が無いから木遁に対する思い入れが無いだけかもしれませんが…何れにしてもヤマトの能力は柱間をイメージするには貧弱なのは確かで、木ノ葉崩しの穢土転生で召還された柱間が発動した樹界降誕からすれば、ヤマトの木遁忍術は人為的に加工された木材然としていて、原始の森林を彷彿とさせる初代の木遁秘術とは似て非なるものとも考えられます。ちょっと余談ですが、この実験で大蛇丸が”尾獣”と人柱力の関係に着目した可能性があると思います。

…と言うのは、不死転生の術の本体が白蛇であり、依憑(よりわら)である忍の体内にそれが巣食う事で人体を乗り換える方式を採用していたのは、まるで大蛇丸が尾獣化する選択によって不死を得んとしていたかにも思えます。それに「サスケVSイタチ」の終盤で飛び出した八岐の術なんかは、まんま”尾獣”…どっちかって言うとキラビの牛鬼よりも八尾らしかったし…だったから、忍の最終到達目標の一つとしてチャクラの塊としての”尾獣”があったのかも知れないとも思えます。この場合、系譜的には「力」の存在に悟りを開いた兄系の血筋とも言えそうですね。ちょっと、横道に逸れちゃったけど、”尾獣”と血継限界のチャクラとは密接に関係していて、人柱力の場合、その影響が顕著で体質(チャクラ)の変異があった?

その考え方を三代目・風影の磁遁に適用すると、ナル×ジャンの血継限界のチャクラ考察によれば「磁遁=土+雷」で、三代目・風影としてブイブイ言わせてる時に当該チャクラを有する”尾獣”を搭載して異能を発揮していた可能性を感じます…つまり、三代目・風影も人柱力で、サソリの手に掛かり”尾獣”を抜かれ、死体は人傀儡に…。しかし、”尾獣”のチャクラの影響を受け細胞が変異したいたので、三代目・風影の人傀儡も砂鉄(磁遁)が使えた…とする考えです。ま…そんな伏線も兆候も全く無かったからアレですが…(汗)。この方式で考えれば、忍界で唯一木遁忍術が使え、”尾獣”を意のままに扱える特殊能力があった千手柱間の体の中にも何者かが巣食っていた可能性にも光が当たってくるんじゃないかと………。

…実はそれが本命でして…。

柱間の死体の遺伝子情報には木遁忍術や”尾獣”コントロールの能力の情報は残されていた…それは柱間が、木遁チャクラを発生する”尾獣”を搭載した人柱力だったからではなかったのか?…と展開されます。四尾の人柱力の老紫が溶遁忍術を後天的に獲得したり、一尾・守鶴を抜かれた我愛羅が今でも砂遁を使える事実が、可能性として柱間の人柱力を予感させる訳です。三代目・風影の磁遁が一代限り…と言うのも柱間のケースに非常に似ています。しかも、その死体とも言える人傀儡が磁遁を継承する事実は、遺伝子情報が血継限界チャクラを所有する証明であるし、一代限りの能力は”尾獣”の関与(=細胞の変異)の可能性が説明し易いです。別に人柱力に拘らなくても何らかの方法で”尾獣”のチャクラが人体に影響する方法論でクリアできると思います。

「…そうだな…しいて言うなら…
完全体になる事か…」
(トビ)

しかし、一尾~九尾までの”尾獣”に木遁を使う個体があった提示はありません。そもそもナル×ジャンの血継限界チャクラの考察チャートにも「欠けたピース」二種類の違ったチャクラ性質の組み合わせは全部で”十種類”あるから一つ足りない…が存在します。もしかしたら、柱間の中には「十尾」が巣食っていたんではないでしょうか。その影響が柱間の細胞に残留した。それを基にして能力を付与されたのがヤマトだった訳です。だから、柱間の異能はナルトにも遺伝しなかった。トビがヤマトに無関心なのは柱間の血と無縁な能力のみの伝承にあって、しかもそれが不十分であったからかも知れません。トビの示すヤマトに対する無関心が件の半落ちで明かされた大ネタ…『トビ=十尾』の暗示…トビが目指す「完全体」に秘められし”尾獣”…十尾の復活を激しく予感させるのです。


  
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第465話「会談場襲撃!」

 
「スサノオ…だと?」(我愛羅)

万華鏡写輪眼ってやつか…」(テマリ)

「うちは…
何だかんだと隠し持ってやがんな
……いつもよ」(カンクロウ)

僕の記憶だと砂の三兄妹とサスケの接触は中忍試験→木ノ葉崩し以来だから、カンクロウが言う「隠し持つ」はサスケの高速の瞬身や千鳥、呪印のチャクラなどの筈です。写輪眼の究極である万華鏡写輪眼はかなりメジャーな知識のようですが、”天照”と”月読”の覚醒による”須佐能呼”の情報は皆無でしょう。それが目の前のどデカイ図体のチャクラの塊として発現してて、あらゆる忍術や物理攻撃を防いでいる現実に驚いているようです。しかし、カラクリ使いで、その中にどんだけ暗器を隠し持ってるか分からないカンクロウが言うのもちょっとアレだな…と思いましたが、今もイケメンでそつなくカッコ良いサスケにカンクロウはちょっと妬いてるのかも知れません。しかし、”須佐能呼”に誰も怯んでいません。怖くないのかしら?

「ダルイ!砂の衆
いったん下がれ!!」
(シー)

<スッ…><コキッ><ヒュ>(サスケ)

今回、サスケの動きと”須佐能呼”が連動している描写が散見されます。ここでもサスケは”須佐能呼”に合図を送るように首を<コキッ>っとやってます。この際、サスケのワル顔はちょっと置いときますね(笑)……って、”須佐能呼”の左手に剣が握られてるしーッ!!これがサスケの”須佐能呼”を受肉させた正体のようです。”十挙剣”は柄が瓢箪になってたので違いそうですが、これが霊器である可能性は非常に高いです。恐らく、草薙の一振りか?おまけに二股に分岐する意味深に隠された右手にも受肉の兆候から何か霊器が握られてる可能性が高いですから、どこで見つけたのかしっかりと両手に霊器を装備したフルスペックの”須佐能呼”ようです。霊器の入手経路が気になります…まさか、トビ経由?或いは、サスケの草薙の剣(大蛇丸経由)が関係してる可能性もある。


<ガコ><ドガガ>

(狙いはここの柱か…!?)(テマリ)

<ゴゴゴゴゴゴゴゴ>

「柱が!!」(侍)

<ピシシシ…><ピシシシ…>

「これでは天井がもたんぞ!!」(侍)

<ガゴガゴゴゴ>

<ドドドドドド>

「うわああ!」(侍)

<ガラガラガラ>「な…
何だよ!コレェェ!!」
(水月)

<ガラガラガラガラ><ドドドド>

サスケの合図で”須佐能呼”が、左手の剣を振るいます。それが目の前に立っている砂の三兄妹とダルイには目もくれず、大広間の天井を支える柱を尽く薙ぎ払います。砂の盾でしっかり防御しているとは言え、普通は目の前の敵に直接攻撃をするだろう…と思いましたが、サスケはこれ以上ここで時間を浪費したくなかったのでしょう。それとサスケは冷血に見えるけど、我愛羅の砂の盾に護られる三兄妹やダルイに直接手を下す選択肢が無かったのかも知れない…無意味な戦闘は避けたいと考えているんじゃないかと思います。それはこの後のサスケの行動でも感じられるんですが、サスケの超合理主義と言いますか、頭に血が昇って見境なくなってるのでも、冷血な殺戮マシーンになったのでもなく、極めて沈着冷静に行動しているのかも知れません。冷たさにもいろんな種類があるのだと教えられるような気がして来ます。


<カチャ>(サスケ)

<ガラガラ>「!」(香燐)

<スウー…>「!!」(香燐)

<グイン>「キャ!」(香燐)

<ドッ>「ぐっ!!」(香燐)

「うっ…」(香燐)

「!!」(香燐)

サスケの狙い通り大広間の柱が全壊して天井が崩落して来ます。先にシーがこれを警戒したのか、柱の影から三兄妹とダルイに後退を指示していたようです。雷影が柱の影からちょこっと見切れてるのが何ともキュートでしたが、強者故の用心深さを雷影は持ち得るのでしょう。臆病と用心深いのは違うのです。サスケの冷たさの解釈が何通りもあるように、熱さも一色ではないと言う事です。サスケと雷影は似た者同士ですが、その温度は真逆です。この対比への気付きが大事だな…と、僕は思います。ここではサスケの右手に注目で、草薙を携える右手の動きが”須佐能呼”に連動しています。大広間の崩落が敵味方お構い無しに襲うんですが、サスケは香燐を拾い上げます。多分、この判断には水月や重吾の戦死の可能性が薄い事や、我愛羅達が瓦礫に潰されずに足止めが出来る計算があったんじゃないかと思います。

サスケが香燐を救うのは、香燐のチャクラ探知が差し迫って必要なのが真っ先に頭に浮かぶのですが、香燐だけが自力で危険を回避できない…と、サスケが判断したからじゃないかと思うと、我愛羅達を直接、”須佐能呼”の攻撃を加えなかったサスケの判断と合わせ考えれば、サスケの冷静な判断が際立って来るように思います。やはり、”須佐能呼”が直接、目の前の三兄妹に手を出さなかったのは、サスケの怨恨と関係のない我愛羅達に危害を加えたくない想いがあったのだと、僕には思えます。サスケの瞳孔には我愛羅の砂の盾が我愛羅だけでなくテマリやカンクロウにまで及び、他里のダルイをも包む意味が映し出されていたんではないか?!我愛羅の砂の盾こそ愛の顕現である事が、サスケには解ったんじゃないのか?!それはサスケの無軌道さに対する一縷の希望でもある…。


「ダンゾウの居場所は
突き止めたのか!?」
(サスケ)

<カチャ>「ああ…」(香燐)

「案内しろ」(サスケ)

<ゾクッ>(香燐)

「重吾と水月はどうすんだ……?
あいつらのチャクラはまだ……」
(香燐)

”須佐能呼”の一振りが大広間を崩落させ、サスケは拾い上げた香燐と共に一方の出口に逃げ込んでいます。この時、香燐が驚いているのは”須佐能呼”の手で、香燐はサスケのチャクラの冷たさにガクブルで、”須佐能呼”が怖くて見れなかったのでしょう。瓦礫の中からどデカイ右手が出てたのに驚いたのでしょう。ちなみに、”須佐能呼”の右手は二股に分岐していて、その一方に霊器(こっちは防御系…何たの鏡?)が握られている筈で、香燐を救出した手は霊器が握られていないフリー…恐らく内側の手だったんじゃないでしょうか。”須佐能呼”はチャクラが実体化する万華鏡瞳術であり、実体化した骸骨が霊体、実体の如何を問わず触れられる能力だと思います。勿論、”須佐能呼”は瓦礫に潰された訳ではなく、既に仕舞われている筈です。”須佐能呼”はサスケの生命力を喰らう瞳術でうからのべつ幕無しに発動するのは危険ですから。サスケの”須佐能呼”の完全な実体化はもう少しお預けになりそうですね。

「放っておけ
それよりダンゾウだ!
早く案内しろ!」(サスケ)

「わ…わかった…」(どうしちまったんだ
……サスケ!?)
(香燐)

香燐はその能力からチャクラに対して必要以上に敏感なのでしょう。同じ事は雲隠れのシーにも言えますが、禍々しいチャクラを持つサスケの一挙一動が大きな負担になっているようです。禍々しいチャクラを有するサスケの一言ですら香燐には刺さる程の痛みに等しいのかも知れません。その痛みがサスケへの不信感を増長しています。もしも、重吾や水月があの程度の崩落に巻き込まれて戦死するような事はないとの判断がサスケにあったとしたら…。我愛羅達を非情に薙ぎ払わなかった行いを香燐は、サスケのチャクラの冷たさに当てられて見ていないから…。冷たさや熱さにも色々ある訳で、物語を俯瞰している読者が香燐と同じ目線になってはいけないと思います。サスケは取り返しのつかない立場に追い込まれてしまったけれど、それがサスケの人間性まで否定する必要はないと、僕は思います。


<ガラッ…><ガコ>

<ゴッ><ズン><ズン>(雷影)

「すまないっスね…風影さん…」(ダルイ)

「サスケの奴…
このスキに逃げたみたいじゃん」(カンクロウ)

<ズン>「……」(我愛羅)

「すぐにサスケの後を追うぞ!!」(雷影)

「……どうやら上へ向かった
ようです…」(シー)

雲隠れ、砂隠れ共に無事…多分、サスケはそれを想定して足止めしたのだと思います。雷影が腕を失ったのはサスケを攻撃したからで、サスケの最小限の反攻だったとも考えられます。そもそも、雷影戦は似た者同士(どこでもドア)の忍道の衝突であって、雷影はサスケに踏み潰されただけ。「力」を悟りの起源にする忍の末裔…うちは一族…であるサスケには至極自然な結果であるとも言えます。雷影はサスケを「力」で止めようとしてるだけだから、「力」の優劣だけが問われる訳で、サスケに「愛」で立ち向かう者が居るならどうなるかを暗示する問題提起みたいなものだと、僕は考えています。これは物語の根幹を流れる潮流であり、それを我愛羅が感じ取って何やら物思いに耽る訳です。

(ナルト…
お前ならどうした…?)
(我愛羅)

ナルトはちょっと特殊な子…と言うところがミソで、実はその種明かしは以前から書く書くと言って全く書いてない…とある考察にも関係しています。でも、それを書いちゃったらお話が閉じてしまうだろ…と書けずにズルズル来てしまった(汗)。きっと、我愛羅も同じところで悩んでるんじゃないかと思います。我愛羅の疑問は前週示した「サスケへの半分の理解」(”須佐能呼”)に起因していて、その反動がナルトへ気持ちを向かわせる…ちょっとややこしいけど、ナルトの特殊性なくしては、この機微は語れない…って言うか、お話のオチに関わる部分であって、僕としても書くに書けない歯痒い心境であります。でも、ここはお楽しみだから、心を鬼にしてもう少し黙ってようと…冷たさ熱さにはいろんな表情があるって事で…一つ…ご理解を賜りますように…(汗)。


(おかげで鉈が外れたのはいいけど…
これじゃあね…)(水月)

(サスケと香燐と重吾はどうなったかな…?)(水月)

「……!」(水月)

雷遁チャクラを纏ったダルイの鉈が外れて自由になった水月。雷遁チャクラの障害がなくなれば水化の術が使えるから、瓦礫に潰される事もない。後は何とかするだろう…が、サスケの考えだったのだと思います。香燐がサスケを信じれないのはキラビ戦の結束が心地よかったからでしょう。「万感の天照」が示したサスケの温かさに香燐が固執しているから、サスケの今の冷たさが理解できない訳で、香燐の突出したチャクラ感知の能力がサスケの冷た過ぎるチャクラに過敏に反応した弊害とも言えそうです。水月は結構余裕で、倒れる侍を見て何やら思うところありそうです。それと、首斬り包丁は折れてしまったけど是非とも回収しておきたいです。ナル×ジャン的にはなくてはならないアイテムでもありますれば…忍刀の特殊な能力も併せて見せて欲しいものだな…と、ちょっと期待したり。


「うっ…」(重吾)

<ズズズ…>(重吾)

<ズボッ…>(これなら…
まだ間に合う…)
(重吾)

<ズズズズ>(重吾)

<ズズズズズズズズ>(重吾)

<プシュ~><プチャ~ン>(侍)

<モゴモゴ>(よし……!)(重吾)

<ズズズ><ズッ…>(重吾)

一方、半死半生の重吾ですが、良い感じに崩落の被害も免れて水月と同じく侍の死体に注目します。呪印状態の右手から太い注射針のような器官を伸ばして侍に突き立てる一連の描写の解釈ですが、侍が<プシュ~><プチャ~ン>と萎むようになっているところから、重吾が侍の細胞を吸い取って雷影戦での損傷の修復に当てたんじゃないかと思います。重吾は侍の体を食べたんじゃないでしょうか。気持ち、重吾の顔が大人びた…と言うか、仔重吾よりもしっかりしたような。重吾が子供の体でいたのは殺しを許さないサスケに従ったからで、背に腹が替えられない状況で奥の手を出したのだと思います。非常に余談ですが、これが瓦礫のアジトで死体で発見された雲隠れのジェイは”鷹”が殺したのではない事を証明する描写なんだと、僕は思います。ちなみに、あれは雷影に対する煽りであって、サスケを犯罪者として堕天させる為の謀略であり、それを為した者、或いは為させた者こそ一連の騒動の黒幕であると思います。


<ピッ>「来たな!」(青)

「……」(ダンゾウ)

<バサッ…><バサッ…>

「上か!」(フー)

「!!」(オオノキ・赤ツチ)

<ザッ>(ミフネ)

「!」(水影・長十郎)

「!」(サスケ)

<キン>(ミフネ)

五影会談場の火影の垂れ幕を切り落とすサスケ。サスケがダンゾウを不意打ちする事なく、自分の存在を知らせる行いに、サスケの忍道の正当性を感じます。天井に逆さまに立ち、ダンゾウを見据えるサスケの態度は、イタチを死に追いやった木ノ葉への恨みが満ち溢れています。しかし、余りにもサスケの気持ちが入り過ぎたのか僅かなスキに乗じてミフネの接敵を許してしまいます。ミフネも剣技が使えるんですね…ってか、相当の手練そうです。オッチャンなのに跳躍力も抜群で、誰よりも早くサスケに反応しています。迂闊に敵の懐に飛び込まないのが忍のセオリーなのに対して、侍もチャクラは使うけど忍のように忍術の出力が無い分、もう少しシンプルなんだと思います。あと、サスケの眼差し…これに感じないのは嘘でしょう。

「やりおる」(ミフネ)

<ギン>

ミフネの斬撃を草薙の剣で受けるサスケの剣技に、ミフネは手応えを感じています。サスケの剣技は侍の剣技に似ているようなので、ミフネにもサスケのチャクラの強さがストレートに伝わったのもあると思います。それ以上に、サスケの堂々とした態度にミフネは一定の理解を示したようにも感じられます。サスケは取り返しのつかない悪事に手を染めてしまった立場ではあるけど、それでもそこに大義があるからこそ、凛と前を向いていられる訳で、それがサスケの忍道を見事に補強しています。サスケの淀みない真っすぐな眼差しにミフネが感じた気概は、ダンゾウと鮮明なコントラストを為している事に注目できる人が一人でも居るなら、僕は嬉しいです。それでサスケの犯した罪がどうこうなる筈はないけれど…生き様の問題だから。雷影もそれを否定していない一人である事も注目に値しますね。


「!」(青)

<ザッ>(ダンゾウ一味)

「サスケ!
ダンゾウが逃げたぞ!」
(香燐)

<ザッ>(青)

「チィ!」<ザザッ>(サスケ)

<ザッ>(ミフネ)

<ザッ>「水影様と長十郎はここに!
私はダンゾウを追います!
まだ会談の決着はついていませんので!」(青)

「分かったわ…
でも深追いはやめなさい!」(水影)

「ハッ!
では”暁”の賊をお任せします」<タッ>(青)

サスケが五影会談場に乱入したのを良い事にダンゾウ一味が逃走を図ります。何でダンゾウが逃げるのか意味がイマイチ分かりませんが、五影会談での失態…ミフネの操りなんて言う犯罪行為…と言う大恥が今さら拭える訳でもないのですが、ダンゾウが逃げるからには何か考え…勿論、悪だくみですけど…があるのでしょう。青は颯爽と登場したサスケには目もくれずダンゾウを追うと言うのは雷影の命に対する信義なのだと思います。青は雷影の筋の通った行動が好きな質…そう言う年代…と言うのがあって、それに加えて青の白眼を「霧の隻眼」とした雷影の朴訥でありながら深い理解に青がやられたんじゃないのか…と、僕は考えてまして、青のダンゾウに対する執着心や責任感と関係していると考えております。

「ワシは腰にくる
他の皆で好きにやってくれ」
(オオノキ)

「それがいいだに」(赤ツチ)

青の雷影に対する信仰心にも似た命令への責任感は、オオノキの人間性と雷影のそれを比較すると極めて鮮明なコントラストが生まれます。雷影は「きかん坊」と揶揄されるよな横暴さがあるけれど、それを覆い隠すような実行力が伴っています。一方、オオノキは何も他者に望まないけれど、同じように何もしません。兵法に「漁父の利」があるにしても、オオノキの態度や行いは里影とは言い難い狡さが感じられます。それがオオノキのスタイルであり、自里の利益を守る為の外交的な方針であるにしても、一人の男として雷影の表裏の無い…雷影の場合、為政者としては無さ過ぎとも言えますが…態度や行いが青には響くのだと思います。僕も個人的にオオノキよりも雷影の方が断然好きだし、人間として雷影は信用できると思います。ま…僕の個人的な感情移入が青の雷影マンセーを主張させるんですが、「疑問の考察」で詳しく考えてみる事に致します。


「香燐来い!」<ザッ>(サスケ)

「ヒー!」<タッ>(香燐)

「!!」(サスケ)

<サッ>(サスケ)

<ブチャ><ブチャ><ブチャ>

<ジュウウウ><ドロドロ>

<ビロ~ン><ジュウウウ…>

「………」<ギロ>(サスケ)

<クイッ>「四代目水影を玩具にし
霧隠れを蹂躙した”暁”……
…よく見ると…
やっぱりいい男
うちはの一族って…」(水影)

(出た……
水影様の血継限界
溶遁の術……!!)(長十郎)

「邪魔をするな」(サスケ)

サスケがダンゾウを追いかけるのを見過ごせる程、水影も諦めてない訳で、サスケを”暁”と認定してやる気満々です。しかし、サスケがどう思おうと、既に”暁”のメンバーとして社会的に認知されてる事実はかなり重く感じられました。そして、水影ちゃんが「溶遁」を使う提示が…。「溶遁=土+火」の血継限界で、霧隠れでは血継限界は迫害され、「氷遁」を使う「白」の一族は根絶やしにされかけた筈で、水影ちゃんも当時はヤバかったんじゃないかと心配してしまいます。現水影の年齢が30~35歳程度として、再不斬のクーデターに拠る水影暗殺事件などの絡みから考えれば、現水影は四代目水影・やぐらと同年代?かちょっと上かしら…と。でも、水影ちゃんの恨み方には「女」を強く感じるし、もしかしたら…と思ってしまう機微であると、僕は考えています。


追記(090928)ナル×ジャンでは情報のプライオリティを「ファンブック>単行本>本誌」と定めておりまして、今回の「溶遁」に関しましては、「”四尾”の熔遁を使う…」(第39巻/67頁)の記述よりも「者の書」で用いられる「溶遁」(土+火)を採用しようと思います。以下出典参照「血継限界のチャクラについて」(チャクラの考察)~里を捨て極めし術は灼熱の溶融を誘う!!老紫:幼少より”四尾”を宿し、有り余る力を制御すべく旅をしていた老紫。放浪の末”四尾”の力を借りて、火と土の性質を融合させる”溶遁忍術”を会得。その溶岩の奔流は万物を融かし尽くす(「者の書」183頁)。…僕の所有する単行本39巻第一刷ですが、それ以降で改訂(タイムマシン)されてるかも知れません。「熔遁→溶遁」に自分の単行本が変わっている人が居たら教えて欲しいです。或いは、「者の書」の183頁が「溶遁→熔遁」になる可能性もありますので、お気付きの方は教えて下さい。



「ハァ…いい男なのに…
もったいないわ」
(水影)

これも「疑問の考察」で掘り下げてみるべき部分だと思うんですが、再不斬がクーデター起こして「白」を連れ出したのと、血継限界である「溶遁」を有する水影ちゃんが現水影に就いてる現実は凄く近い出来事なのかな…とも思えたりもします。ここはもう少し熟考を重ねて、何らかの形にしたい引っ掛かりでもあります。思えば、ナルトが初めて手がけた本格的な任務であり、ナルトの人生=忍道を決定付けてしまうような出逢いがあった「波の国任務」が今、こうして物語に合流してくる因果に震えます。雷影が邪魔しに来なければ、「白」や再不斬の真実が水影ちゃんの恨み節で明らかになるかも知れません。兎に角、水影ちゃんの怒り方が、僕は怖い(汗)…ってか、女子を怒らせるのは賢い男子のやる事じゃないのよ。

…と言うのも、水影ちゃんがサスケを「男」と呼んでいるでしょ。これはかなりの面食いであるだけじゃないな…と。そして、これは水影ちゃんが決して長十郎に見せない機微であると思います。水影ちゃんの気性が、ドロドロに溶けて高温の溶岩みたいに粘着質で、今から15年も前にあった諍いを未だに引き摺っていて、偶々、目の前に現れたサスケを”暁”と認定して、その矛先を向けるのであれば怖いし、この怨恨の根っ子には女の情念みたいなもの…ぶっちゃけ恋愛絡みの怨恨が水影ちゃんを突き動かしているなら、ドロドロなのが溶岩だけじゃない…ちゅー話になって…だから、女子を怒らせちゃいけない…と、口が酸っぱくなる程(汗)。それで青がダンゾウを追っかけたんじゃなくて、この修羅場を目の当たりにしたくなかった…青の先見にはシンパシー感じたりするのだ(笑)。

水影ちゃんのリップサービスに期待しましょう!!(笑)


  
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NARUTO疾風伝スペシャル『ド根性忍伝~自来也忍法帖~』

 
「あいや待たれい!!
その喧嘩~この自来也様が買ったァ~ッ!!」(自来也)

偶々、撮れてて観ました(汗)。修業時代からナルトの誕生直前までの自来也外伝と言ったところでしょうか。アニナルはあまり観ない主義なんですが、これはなかなか面白かった。特に自来也が妙木山に迷い込む部分の解釈…と言うか提示が非常に新鮮でした。僕の想定では大蛇丸の早熟で突出した才能に劣等感を抱いて当ての無い放浪の旅に出た事になってたんですが、契約無しの口寄せの術の発動が、逆口寄せの術のように働いて、自来也を妙木山に召還されるとは…思っても見なかった展開で、そこでフカサクやガマブン太と出会い、仙術の修行をしながら大ガマ仙人の予言を待っていただけでなく、木ノ葉での修行と妙木山での修行期間が重複していた設定になっているのが非常に興味深かったです。

「ヤツ(←修羅道)は破滅の波に
乗る
事を選択したのじゃな」(自来也)

「コイツ(←餓鬼道?)
今の世の流れに不満を持っておるのか?」(自来也)

「やはりこの男(←地獄道)も違ったか…」(自来也)

自来也が仙忍術をマスターしたのを契機に、大ガマ仙人が暗示した森羅万象を見て歩き、本を書く旅を自来也は始めます。もっとも、それは自来也が真面目だったからで、妙木山の岩蝦蟇(仙術修行に失敗して石化した先人達)を見れば分かる通り、妙木山の予言は数打ちゃ当たる方式で、別に自来也だけに付託されたモノではなかったと…ナル×ジャンでは黒い事を考えてますが…(汗)。妙木山の結果オーライもあるし、唯一の成功例が自来也だけだった…と言うのがあってバレなかっただけで、大ガマ仙人以下、妙木山の少なくともフカサクやシマくらいまでは結構な"ドス黒さ"の中で人間界に関与してたんだと思います。でないと、あの数多の岩蝦蟇の存在が説明できない…つーか、バレバレ…妙木山のバカーッ!!(笑)

「ワシが諦めるのを諦めろ!!」(自来也)

ま…自来也は真面目に世界を旅して弟子に相応しい人材の発掘に当たるんですね。その中で、修羅道(傀儡使い)→餓鬼道(博打打ち)→人間道(手練の忍術師範風)→地獄道(僧侶)→畜生道(風魔の忍)と出会い、どれも弟子とするべき男ではない事を悟り落胆します。つまり、ペインを構成する自来也が諸国を巡る中で多少なりとも交わった忍達であって、自来也に何かしらの縁を持った事が示されています。しかし、長門はこの経緯なんか知る由もないんだから、ペイン六道を構成したのは長門ではない筈…。物語を俯瞰できる忍…となると、ゼツくらいしか居ません。ゼツの情報を知る立場にあるトビも居ますので、ペイン六道にどちらかが関与してる事になると思います。自来也が長門や弥彦に逢うのは「三忍命名」の後ね。


「殺す?この子たち」(大蛇丸)

「よせ大蛇丸!
…お前は綱手と先に帰ってろ
ワシはしばらくこいつらの面倒を見る」(自来也)

「はっ?」(綱手)

半蔵の「どカス認定」がナル×ジャンでは下ってまして、自来也達を「三忍」と命名したのは態のいい幕引きで、実は半蔵も自来也・綱手・大蛇丸のコンボは怖かった。しかも、戦局は木ノ葉に傾いてますから、木ノ葉に恩を売って和平交渉の足掛かりにする腹積もりが半蔵にはアリアリで、その後、皮肉にも第三次忍界大戦で自来也達が武功を為し「三忍」を広めるんですが、その影には半蔵のアナウンスが在って、「三忍」を許した強者として名を上げる狡い思惑が潜んでいたように思います。ハッキリ言って「三忍」なんて自来也達にしてみれば蔑称に過ぎず、それを自分達で吹聴する筈は無いので半蔵の配下が巧妙に流布した可能性が高いです。僕の中では半蔵の通り名は「山椒魚の~」よりも「寄生虫の~」の方がしっくり来るんだな…(笑)。


<ハァァ~>「なかなか…
小説のアイデアが浮かばんな…」(自来也)

「分かり合うなら
相手を同じ目にあわせてからだろ
だから戦争がなくならないんだ!!
みんなを守る!!」
(弥彦)

主人公には
その憎しみを消して
平和を作り上げて貰いたいのだが…

さて…どうしたものか…」(自来也)

自来也が「ド根性忍伝」のプロット(枠組み/粗筋)を練り出したのは長門達に逢ってから…取り分け、長門の輪廻眼に気付き、「予言の子」への期待感が高まった頃だったと考えて良いでしょう。自来也との相性的には弥彦がドンピだったけど、実質的に自来也は長門を買っていたのだと思います。基本的に「才能」に対するコンプレックスを大蛇丸によって植え付けられていますから、輪廻眼なんて素養を持った長門に自来也が靡くのは異例なんですが、この一時の気の迷い…みたいなモノが「予言の子」の失敗例を予言自体が恣意的に生む流れのようにも思え、妙木山の黒さと相まって「運命」だけじゃ片付けられない大きなウネリみたいなモノを感じてなりません。しっかし…長門の熱い諦めない名台詞が端折られてたのはちょっとアレでしたね(笑)。


「僕はただ二人を守りたい
どんなに痛みが伴うことがあったとしても…」(長門)

「そうか…」(自来也)

ワシの影分身を殺るようにまでなるとはの…
これで安心して里に帰れる…」(自来也)

自来也が三年間だけ面倒見て長門達を放り出したのは未だに納得できないんですが…ま、それがあって長門の堕天が在る訳で、それが成って予言の子同士の闘いがあって、最終的に大ガマ仙人がほくそ笑む…「予言の成就」(←ナル×ジャン的には輪廻眼の承認と言う事になっております)がある訳で…全てが仕組まれたかのような(汗)。自来也が幻術にハマったかのように、超レアな輪廻眼の長門を雨隠れに放置してソソクさと木ノ葉に帰還したのも、その見えざるレールに乗っかった行動の一環だったのかと、モヤモヤした想いでこの周辺の描写を拝見しておりました。ま…この後は僕らが知っているようにどカスの「半蔵事件」のど汚い大人の手に掛かって弥彦は命を落とし、長門と小南は”暁”に堕ちる事になるのです。


「この戦いいつまで続くんだ
どうやれば終わらせられるのか」(綱手)

そんな方法ある訳ないわね
憎しみは憎しみを生んで行くからね」(大蛇丸)

「方法は分からん
だが必ず平和を掴む!!
そう信じる者がある限り
希望はあると思うがの…」(自来也)

第三次忍界大戦の最中…綱手と大蛇丸と自来也が先行きの見えない忍界を語り合うんですが、本編にないオリジナル部分でしたね。大蛇丸の黒さは既に地下活動に手を染めてたようにも見えるし、自来也がちょっとカッコ良い事言うのに綱手が頼もしさを感じるような…父を見上げるかのような眼差しが…(これはイケるかも!?)と、僕には感じられました…が、自来也はその辺は硬過ぎて鈍感で、不思議ちゃんまで入ってるから見逃してましたね。こんな事してるからダンに大外一気で綱手を持って行かれるんだと(笑)。しかし、若かりし日の綱手はメンコイです~ゥ!!少女時代の声も好きだし、まだ胸もあんまり大きくなくて、巨乳綱手よりもどっちかって言うとタイプ(笑)。

「あの子達が死んだ…」(自来也)

「ワシは正しい選択肢を選ぼうと努力して来た
それが自分に与えられた運命だと思ってな
正しい選択が出来たと思い込んでおった
しかしまた違っておったのかも知れんな」(自来也)

…で、その時、長門達の戦死の情報が連絡蝦蟇によって自来也に伝わります。自来也が長門にどれだけ期待してたかが良く解る描写でしたが、それなら何で雨隠れに放置したんだよ…となりますが、雨隠れ発で世界を変える変革があると思ってたのかな…。ま、その反省がミナトに生かされる訳で、自来也は長門の戦死の後、ミナトを弟子受けし、妙木山との契約を交わさせ庇護し育てたんじゃないかと思います。自来也の妙木山への召還もそうだったけど、口寄せ契約は運命によって予め決まってるのだとすれば、長門は蝦蟇との契約には当たらない事が最初にありきだった訳で、逆にミナトやナルトは最初から蝦蟇との契約が在った…。つまり、予言(運命)的に長門は明確に差別化されてた事になる訳で、そこに予言の黒さがあると、僕は思う訳。

自来也もインテリの割りには不思議ちゃんで、そこんところ突っ込まないのは違和感ありありで、それが大外一気の「ラスボス疑惑」もナル×ジャン的には多少残してる部分でもあります。余りにも妙木山の予言が黒すぎるし、特にそれは長門周辺で極端に黒い…黒すぎる(笑)。それを自来也ともあろう者が放置するだろうか…。難民時代の長門達の弟子受けに関して、大蛇丸が積極的に自来也に絡んでる描写(殺す?)も引っ掛かるっちゃー引っ掛かるし…未だ釈然としないで引き摺ってる僕も女々しいっちゃー女々しい(笑)。兎に角、自来也はこの後、ミナト→ナルト…と、蝦蟇と口寄せ契約の運命にある弟子を取る訳で、その都合の良さを「運命」と呼ぶんなら、呼べば良いさ!!と、更に女々しく叫ぶ訳だ(笑)。


「御主は己が忍道
誰かに引き継いで貰いたいとは思わんのか?」(自来也)

「世にある全ての術を集め極める事
私の願いはそれだけ」(綱手)

「例え術を集め極めようとも
人の命は永遠ではない」(綱手)

「それはどうかしら…」(大蛇丸)

自来也の「予言の選択者」としての使命はこれからも連綿と続く訳で、妙木山の付託、仙術の伝授や蝦蟇一族の庇護によって強化された自来也の眩しさが、大蛇丸と言う闇を生み出す皮肉が最後に描かれていました。医療忍術を専攻する綱手の意見を意味ありげにサラリと否定する大蛇丸には、既に「オレが!!オレが!!」が垣間見えます。恐らく、不死転生の術を手中に収めた自信だと思いますが…。予言に応えんとする自来也の存在が大蛇丸に影響を及ぼしているのは興味深い描写でもあります。このパターンは「ナルト→サスケ」でも近似しており、それが「予言の子」の宿命なのかとも思え、更に妙木山が黒蛙の隠れ里に見えてしまうからオカシイ(笑)。ま…運命とはかくも残酷なのだと…ここは一つ…(黒汗)。

偶然…観れた『自来也忍法帖』(外伝だな…)でしたが、正直、面白かったです。基本、自来也の回想部分を上手く繋げた構成だけど、無理なく繋がっています。特にペイン六道の構成を提示した描写は非常に有意でした。よく考えると、その組成を長門が知り得ない事実の上にペイン六道は在る訳で、その編成には黒幕の関与が濃厚です。そして、その恣意的な流れを生み出した黒幕が誰なのかが今後の展開のカギを握っていると言えるでしょう。次回の予告を見る限りでは、1時間スペシャルでいよいよ自来也の雨隠れ潜入編のようです。ゲロ寅(巻物蝦蟇)も見切れてたので、僕の大好きな「胸騒ぎ」も盛り込まれるかも知れません。ちょっと駆け足のお大尽な展開は原作以上に先を急いでるみたいでアレですが、次週も観れたら観ます…てか、録画予約済み(笑)。

プレゼントのキーワードは最初の「じ」バレバレ(笑)。


 
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”須佐能呼”

 
(もう二人ともバテバテだね
チャクラ無いんじゃない?)(ゼツ・白)

(ソノヨウダナ…)(ゼツ・黒)

「これがオレの最後の術になるだろう」(サスケ)

「写輪眼はチャクラを見る眼
強がりはよせ…
もうお前にチャクラが残っていないのは分かる」(イタチ)

”天照”を回避した大蛇丸の変わり身の術
バレにくく良く出来た変わり身だが
アレは多量のチャクラを使う」(イタチ)

「サスケVSイタチ」の終盤…(第43巻/21-22頁)、イタチの”天照”の猛攻を大蛇丸の変わり身で凌いで反転攻勢に出た…サスケが”麒麟”を繰り出す直前の二人。イタチの台詞からサスケのチャクラがほとんど空になっていた事が分かります。しかし、サスケが大蛇丸の変わり身の術を使えたのは大蛇丸を取り込んだお陰で、サスケが自分の中に在る大蛇丸のチャクラに対して「抑えのチャクラ」が展開している事もイタチは織り込み済みでした。つまり、大蛇丸が自由に動ける状態でないと言う事は、内部的には余裕がある…完璧にカツカツの状態でも無かった訳です。後から分かる事ですが、イタチの闘いとはサスケのチャクラを使い切らせ、「抑えのチャクラ」すら戦闘に割り当てさせ、大蛇丸を表に出させる事だった…。

「確かに今のオレには
チャクラは無い…」
(サスケ)

「さっきの火遁で全てを
使い切ったからな…」(サスケ)

イタチはサスケを煽ってる訳ですが(第43巻/22頁)、サスケにはピンと来ない内容だったから構わず”麒麟”の準備をセッセと行ってる(笑)。多分、”麒麟”が大蛇丸のアジトでカカシ班(ヤマト隊長Ver.)に浴びせようとした術で、デイダラに告げた「ただの二択だ そうなればオレにはもう一つの手があった」(第40巻/44頁)の「もう一つ」だったと思います。火遁で上昇気流を起こして雷遁チャクラを積乱雲(雷雲)に練らせる…と言う…ちょっと気の長い忍術ではありますが、流れの中で仕込む戦術性の高い忍術でありますれば、頭のいいサスケにはピッタリとも言えますね。こうして、イタチの世間話に付き合うのも”麒麟”の準備の一環でもありますし、イタチはそんなサスケの苦労を頼もしく感じてたのかも知れません。


コレがなければ…
やられていたな…」(イタチ)

「!?」(サスケ)

「本当に…
強くなったな……

サスケ…」(イタチ)

「!」<ゴゴ…>(サスケ)

「今度は…
オレの最後の切り札を見せてやろう…
”須佐能呼”だ」(イタチ)

サスケが自信満々に繰り出した”麒麟”を辛くも防いだのがイタチの”須佐能呼”でした(第43巻/40-41頁)。イタチならば、サスケの”麒麟”が発動する前に<キュッ>っと締める事も可能(…ぶっちゃけ、サスケを殺すつもりなら一話も要らなかった)だったんですが、サスケが大蛇丸を閉じ込めている「抑えのチャクラ」を外すのが狙いだった訳で、”須佐能呼”ですらサスケへの展示の意味合いが強く、イタチの命の全てがサスケの強化に向けられていた事が、サスケの万華鏡写輪眼の開眼条件とも言える「多大なる後悔」のイタチの死とキレイに重なって、余りにもピッタリと重なり過ぎて辛くなります。ま…ここまでしたイタチの行動の重さを考えれば、サスケの非行少年化なんかあり得ない…親の心子知らずの妙…(笑)。

「…スサノオ…?」(サスケ)

”月読””天照”
…二つの能力を開眼した時に
この眼に宿ったもう一つの術だ」
(イタチ)

ここからイタチの”須佐能呼”の全貌が明かされます(第43巻/44頁)。”麒麟”がイタチを襲い、瓦礫の中でイタチが立ち上がった辺りからの描写を洗い直すと、”須佐能呼”の基本構造が見えて来ます。サスケの”麒麟”を凌いだのは骸骨の状態の”須佐能呼”で、基本的にストックの”須佐能呼”は骸骨だと僕は考えています。雷遁の鎧を纏う本気の雷影の雷我爆弾(ライガーボム)や雷虐水平(らいぎゃくすいへい)を受け切ったのも、肋骨の形状が違ったりしますが、”須佐能呼”の骸骨ちゃんでした。「者の書」(下記引用)に拠れば、”須佐能呼”とは「実体化したチャクラ」であり、イタチとサスケの”須佐能呼”が全く同一でないのは、それぞれのチャクラの個性に拠るのでしょう。サスケの”須佐能呼”(つの)まで生えてましたっけ(汗)。

天壌の理を掌握せし瞳に宿るは
剣振り盾持つ勇武の荒神!!


万象の理を見通す天眼。”万華鏡写輪眼”の開眼者のみが使用を許される二つの瞳術―「物質界と光」を示す”天照”と、「精神世界と闇」を象徴する”月読”。これら双方を掌握した者だけに宿る、荒ぶる神の力…それが”須佐能呼”である。実体化したチャクラは、容貌魁偉(ようぼうかいい)なる闘神の姿を象(かたど)り、その猛る魂は、眼前の敵全てを滅するまで、鎮まることは無い…!!”須佐能呼”が攻守共に完全無欠を誇る所以―それは、双方の手に握られた”霊器”にある。右手の”十挙剣”(とつかのつるぎ)は如何なる敵をもなぎ払い、左手にした盾”八咫鏡”(やたのかがみ)は、あらゆる攻撃を跳ね返す。実体も霊体も、そして忍術も物理攻撃も、神の効験(こうけん)の前では一切の意味を失するのだ。最強の瞳術として、周囲より畏怖される”万華鏡写輪眼”を、さらに極めた者のみが至る、神の境地。術者の守護神であると同時に、術者の命を喰らう者でもある。

左右の手に握られるのは
霊験あらたかな無双の神器


十挙剣:(とつかのつるぎ)突き刺した者を酔夢(すいむ)の幻術世界へ飛ばし、永久に封じ込める力を有した、”草薙剣”(くさなぎのつるぎ)の一振り。刀そのものが”封印術”を帯びている。瓢箪の中より飛散した酒が、剣の形を作り”十挙剣”と化す!また、剣により吸引された魂も、ここに封じられる。

八咫鏡:(やたのかがみ)実体を持たぬ”霊器”の盾。全ての”性質変化”を有し、受けた攻撃の属性に応じて自信の属性を変え、術を無効化する。

(以上、者の書/274-275頁より引用)

第392話「須佐能呼…!!」にイタチの”須佐能呼”の発動過程が克明に描かれています。象徴的な鎖骨。脊椎や両腕、肋骨が先ず発生し、丁度心臓に当たる部分に術者であるイタチが居ます。逆に言うとイタチを心臓(部)としてチャクラが実体化した骨格(骸骨)が形成される構造が経絡系を投影するかのようであり、術の発動と共に出現する骸骨が”須佐能呼”のベースになっているのはガチでしょう。そして、その防御力は自然の力を利用した大規模な雷遁忍術の”麒麟”や雷遁の鎧を纏った本気の雷影の大技を二度までも防ぐ程に強力であり、砂の三人衆と嵐遁を擁するダルイの共闘をも一蹴する鉄壁の防御力がある…相当に骨太である事が分かります。その骨格に筋肉や体皮を纏う事で多彩な能力が付加されるのが”須佐能呼”の特徴であります。

「サスケ…
お前の術はこれで…終わりか…?
隠している力があるなら…
出し惜しみはしなくていいぞ…」(イタチ)

「ここからが本番だ…」(イタチ)

イタチの”須佐能呼”の成長過程を具に観察すると、”須佐能呼”の骨格に筋肉や体皮が形成される描写があります(第43巻/45頁)。イタチの場合は右腕から、その受肉が始まっているように思います。頭部も骨格があり、受肉によって顔や髪の毛まで備わります。最終的には右手に”十挙剣”。左手に”八咫鏡”を持った闘神に仕上がります。”須佐能呼”の受肉が手から始まっている事から”須佐能呼”の受肉には”霊器”が大きく関係していると、僕は考えています。その兆候はイタチの”須佐能呼”の造詣である程度類推が可能です(第43巻/46-47頁)。”須佐能呼”が尖った鼻の天狗ちゃんになっていますが、口の中に目がある…あれは”八咫鏡”のドレッドちゃんの両目…つまり、ドレッドちゃんが天狗ちゃんを着てる。

「クク……
この程度の攻撃
この私がやられると思って…!!<グラ…>
こ…この剣は!まさか…十挙剣?
イタチ…アナタが隠し持って…くっ!」<ズズ……>(大蛇丸)

(通リデ…
イクラ探シテモ見ツカラナイハズダ…
実体ノ無イ霊剣ダッタトハ…
十挙剣
別名・酒刈太刀ト呼バレル封印剣
突キ刺シタ者ヲ酔夢ノ幻術世界ニ永久ニ飛バシ
封ジ込メテシマウト言ワレル…
剣ソノモノガ封印術ヲ帯ビタ
草薙剣ノ一振リダ」(ゼツ・黒)

サスケの「抑えのチャクラ」を外させたイタチは、表層に出て来た大蛇丸をまんまと封印してしまいます(第43巻/58頁)。この時、大活躍したのが天狗ちゃん(右手)の持つ”十挙剣”でした。「者の書」の解説に拠れば大蛇丸の本体(魂)は”十挙剣”の瓢箪の中のようです(封印してるんだから、死んでなくていつか無罪放免される可能性も残している?永久に…と言うのが曲者なんですけど…)。ゼツ・黒が「イクラ探シテモ見ツカラナイハズダ…」と言うくらいですから、”暁”で集めてた「術やら何やら集めてる」(第16巻/156頁)の目的の一つだった事でしょう。大蛇丸は草薙の剣スキーの刀剣コレクターでしたから悔しさも一入(ひとしお)。そして、”十挙剣”が実体のない霊剣=”霊器”だったのが大きなポイントになります。

実体のない”霊器”を扱える能力…それが”須佐能呼”にはあると言う事です。チャクラが実体化した”須佐能呼”の骨格があればこそ、”霊器”に触れられるのだろうし、そもそも実体のない”霊器”を見つけられるのは写輪眼(万華鏡写輪眼限定?)の役得なのかも知れません。そして、”須佐能呼”の骨格が”霊器”を手にする事で受肉が始まる…だからこそ、手先から体に向かって受肉が進む描写があるのだと思います。つまり、”須佐能呼””霊器”を着る依憑(よりわら)で、イタチの”須佐能呼”のドレッドちゃんと天狗ちゃんは、それぞれ”八咫鏡””十挙剣”を着る(纏う)事で個性が別れたのだと考えています。サスケ戦の場合は先に”八咫鏡”の受肉があり、次いで”十挙剣”の受肉があったから、天狗ちゃんの口の中にドレッドちゃんの目が輝いていた訳です。

「ゲフッ!!」(イタチ)

(うわ!な…何?)(ゼツ・白)

大蛇丸の封印が完了すると、イタチは吐血してその場に踞ります(第43巻/64頁)。吐血くらいなら僕も日常茶飯事ですが、唯事でない雰囲気にサスケやゼツも驚いてましたね。そして、この直後、イタチの”須佐能呼”の天狗ちゃんが消え去り、その下からドレッドちゃんが出て来ます。同時に”十挙剣”も喪失する事から、天狗ちゃんは”須佐能呼”の骨格に”十挙剣”が受肉させた可能性は非常に高い…って言うか、ナル×ジャンではガチガチの鉄板です(笑)。ところで、このタイミングでイタチが”十挙剣”を引っ込めたのは”須佐能呼”の反動が大きいせいもあっただろうけど、本命の大蛇丸を封印して殺傷(封印)能力の高い”十挙剣”を仕舞わないとサスケを傷つける恐れがあるから…の、イタチの思い遣りだったんじゃないかと思います。

「これでお前の眼はオレのものだ」(イタチ)

「ゆっくりと頂くとしよう」(イタチ)

だから、イタチは絶対防御…”八咫鏡”=ドレッドちゃんのみした筈です。サスケはイタチが恐いから見境なく攻撃してくる…起爆札のいっぱい付いたクナイは投げるし、草薙の剣で斬り掛かったりします。この期に及んでもイタチはサスケを夏の夜に懐中電灯で下から照らす「オバケが出るぞ~ォ!!」的な脅し方で迫るから仕方ないんですが、その反応をイタチが読んでいたから”十挙剣”を引っ込めた訳で、逆にサスケを脅し続けるのって、イタチの茶目っ気なんだろうか…と思えて来て切なくなってしまいました。結局、最後までイタチはサスケを欺き通した訳で、サスケの眼を奪う為にサスケに近寄ると思い込ませる事で、サスケはイタチを攻撃し続け、それがサスケの罪悪感として根付き、サスケに「力」を与えるのですから…。

「許せサスケ…
…これで最後だ」
(イタチ)

イタチが最期に微笑んでしまったのは我慢の限界だったからだ…と、僕は考えています(第43巻/236ー237頁)。最後の最後までイタチはワル役を演じる覚悟があった筈なんです、イタチの生き様はその考えを肯定します。しかし、イタチが死力を振り絞って”転写封印・天照”をサスケに施した瞬間、流石のイタチも緊張の糸が解けてしまった…。その安堵の笑顔がサスケに更なる罪悪感を抱かせるまで考えろや!!…と言うのは殺生と言うものよ(笑)。ま…そこまで考えてイタチが最期に微笑んだ…と言うのは何だか味気ないし、イタチの辛抱が堪らんかったと、僕は考えたいです。どっちにしろ、サスケはこの世にこれ以上無いくらいの罪悪感に苛まれる事には変わりないんですが、それが「闇の強化」の本質なので…(汗)。

「闇の…力か…」(我愛羅)

両目の写輪眼を開眼した者だけが手にする力…
第三の力……”須佐能呼”だ」(サスケ)

…で、サスケもイタチと同じく”須佐能呼”を使えるようになりました。その威容はイタチのそれにも増して禍々しい…。”須佐能呼”とは術者のチャクラが実体かしたモノだから、サスケの「闇」の深さが「力」の深さに比例する。我愛羅にはその重さが解る訳だ。かつて自分も一尾・守鶴と言うバケモノを飼っていましたから。問題はサスケの”須佐能呼”が受肉してるところ。明らかにサスケの”須佐能呼”の右手が二つに分かれてサスケを覆い隠すような掌と、煙に隠れたもう一方の掌。見えない掌に何らかの”霊器”が握られている可能性はナル×ジャン的には非常に高いです。左手の受肉は観測されないので、右手のみ。つまり、一つだけ”霊器”を持っている筈です。今のところ、”霊器”はイタチが使ってた二つだけが提示されてるだけです。

サスケの”須佐能呼”が天狗ちゃんになれば”十挙剣”になるし、ドレッドちゃんになれば”八咫鏡”になりますが、イタチの眼の移植を拒んだ律儀なサスケにイタチが使用した”霊器”だけが継承される可能性は極めて低いと思われます。それに、サスケの「力」…香燐がガクブルに震える程の冷たいチャクラがサスケの罪悪感(…と、ナル×ジャン的には重吾の体細胞の移植に関係してる)に起因してるだろうから、これイタチに甘える事をサスケは善しとしない筈ですから。ぶっちゃけ、サスケの”須佐能呼”の右手に握られてる”霊器”をナル×ジャンでは「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)としていますが、三種の神器繋がりの極めて行き当たりばったりの仮説に過ぎません。サスケの自信からは攻撃系の霊器を感じます。

「…復讐を生きる糧としても
何も解決はしない事をオレは実感できた
お前ならまだ間に合う…
憎しみに取り憑かれ
一人の世界に逃げこむな…
帰って来られなくなるぞ」(我愛羅)

「で…オレが帰ったとして…
そっちには何がある?」
(サスケ)

兎に角、雷影の左腕が”天照”に焼かれて切除しなければならなかった以上、現実問題としてサスケに退路はこれっぽっちも存在しません。サスケが生き残るスベは世界征服してしまう以外ない…そのくらい取り返しのつかない状況に在ります(ep464)。しかし、サスケが自棄になってる風でもなく、未だに「目的」なんて言葉を口にする裏にはサスケの”須佐能呼”や万華鏡写輪眼の瞳力に対する自信が窺えます。雷影と風影、護衛の上忍衆…この面子を前にしても怯まないサスケの態度には”須佐能呼”のオプションとしての”霊器”の存在があると、僕には思える。”暁”にも”霊器”のストックがあった可能性もあるから、トビ→サスケでの授受もあり得るし、うちはの集会場の碑文に何か記されてた可能性もある。サスケの”須佐能呼”容貌の変化に注目しましょう!!

「我愛羅…
お前以上の絶対防御だ」
(サスケ)

(…このチャクラ…
もう前のサスケのじゃねェ…
冷たすぎる……!!)(香燐)

砂の三兄弟+ダルイの一斉攻撃を一蹴したサスケが、我愛羅の絶対防御である”砂の盾”を引き合いに出して”須佐能呼”を自慢してたけど…それ違うから…サスケ。”砂の盾”のオートマチックな防御には我愛羅の母・加流羅の残留思念が関与してるんであって、何も見返りを要求しない「愛」に支えられた「力」。だから、我愛羅だけでなく、カンクロウとテマリも”砂の盾”は護っている。しかし、”須佐能呼”術者の命を喰らう万華鏡写輪眼の瞳力に過ぎない…。「サスケVSイタチ」でチャクラがカツカツだったのはイタチも同じだった筈。イタチが死を賭して…命を燃やして”須佐能呼”を振るったのは、サスケを護りたかったからだ。その現実から目を逸らしたがるサスケを我愛羅は半分だけ理解できた……。そして、その理解が我愛羅の左目だけに涙を流させた…のかも知れない。

見返りを期待しない無償の想い…それが「愛」だ。
人は「愛」の眩しさから目を逸らしてはならない!!


 
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血継限界のチャクラについて

 
炎遁をここまでガードされるとは
絶対防御は健在だな」(サスケ)

雷遁の鎧をまとった雷影様に
触れる事ができ…
二つの大技を食らっても生きている…
左目は”天照”…
右目はその”天照”の黒炎
形態変化させる能力とみて
間違いないだろう…)(シー)

(炎遁・加具土命!!)(サスケ)

第464話「闇の力…!!」で、サスケのの万華鏡写輪眼の瞳力が明かされました(凄く余談ですが…サスケの”月読”と”天照”は左目で発動してる臭い…)。シーの分析やサスケの右目の描写(左目を手で押さえて右目に瞳力を集中している)などからして、ほぼ間違いないでしょう。具体的には、左目の万華鏡写輪眼の瞳力によって既に発火済みの”天照”の黒炎を形態変化の技術を駆使して操る能力…キラビ戦では黒炎の消火のみだった…だと思います。サスケはそれを「炎遁」と呼んでいて、語気から推察すれば、新規のチャクラ性質…つまり、血継限界(二つの違ったチャクラ性質を同時使用して新たなチャクラ性質を創出する)であると、僕は考えています。そして、火遁秘術の”天照”の黒炎を自由自在に造形する形態変化には風遁特性のチャクラが関与していて、”加具土命”(かぐつち)なる黒炎の武器を生み出しているのではないかと、僕は考えています。

「うちは一族は火遁が使えて
初めて一人前と認められる」(フガク)

「うちはの家紋は
火を操るうちはを持つ者の意」
(フガク)

そもそも、うちはの家紋が「風遁」をイメージさせました(第25巻/115頁)。また、火遁秘術…最高峰の火遁である”天照”の黒炎を操るうちはを持つ意味が、イタチがサスケに命と引き換えに齎した能力であるなら、イタチの苦労も少しは報われるんじゃないでしょうか。サスケに「最高のうちは」を与えた事になるから…そして、それが「うちはの高み」にかするネタであれば、少なくともイタチの命はムダじゃなかった事になる。ま…「うちはの高み」とはまだまだこんなモンじゃないと思うけど、シーがサスケを「天才」と呼んだり、「イタチ以上」と絶賛するのは、敵の発言ながら嬉しかったりします。私情・怨恨を抜きにして、能力の高さを正当に評価する態度には「忍の何たるか」…が、それこそ忍んでいる…みたいな(汗)。

(す…すげー)(黒ツチ)

「アタイはデイダラ兄をやったっていう
サスケが見たい!」(黒ツチ)

第461話「雲隠れVS”鷹”!!」で、デイダラと黒ツチの親しい間柄が提示されたにも関わらず、黒ツチがサスケを恨むでもなく、能力や力量に対する興味を優先させるところに、一抹の淋しさも感じていたんですが、それがかつて、六道仙人の二人の子が袂(たもと)を分かった事実を飲み込めば、「力」を優先した兄系の血が騒ぐとも考えられ、忍には生来、「力」を崇拝する気質が存在し、「力なき物は踏み潰される!」(第457話/「五影会談、開幕…!!」)とした雷影の言葉にも色濃く滲んでいます。だから、黒ツチがデイダラを殺ったサスケを恨む事なく、その能力に興味を示すのは、忍的にはデイダラに対する最高の賛辞とも取れます。しかし、別の象限では、それが「痛み」や「憎しみ」を齎す部分に人間としての性(さが)が見え隠れする…ココ、ポイントだと思います<グリ><グリ>(←チョークの音…「テスト出るからなーっ!!」…古典の先生風)。


<バッ><バッ>「協力する砂の衆!!
初弾はオレが!続けてたたみかけ
お願いする!」
<ザッ>(ダルイ)

「よし!」(三兄弟)

(嵐遁・励挫鎖苛素!!)<ギューン>(ダルイ)

第464話「闇の力…!!」では、ダルイの「嵐遁」まで飛び出してて、これが「竜遁」でなかったのがメチャクチャ残念ではあったんですが、血継限界の欠けたるピースも埋まって来たなー…と、時合を感じました。ダルイに関しましては「ダルイに首っ丈!!」にて考察しておりまして、両肩の意味深な「水」「雷」には、濃ゆ過ぎる雷影の後方にあっても確かなる存在感がありましたし、個人的にはお気に入りのキャラでして、血継限界の能力者である期待は異常に高かった…ッス(笑)。勿論、ナル×ジャン的には「水+雷=竜…」…おっと…「水+雷=嵐遁」が確定しまして、10種類(5種類から違う2種類を選んだ組み合わせ=5×4÷2)の内、6種類は確定。残りの4種類もある程度、特定(笑)が進んでいます。どんな風に特定(笑)が進んでるかって言うと…↓以下、捏造記事が続きます(笑)。


里を捨て極めし術は灼熱の溶融を誘う!!

老紫:幼少より”四尾”を宿し、有り余る力を制御すべく旅をしていた老紫。放浪の末”四尾”の力を借りて、火と土の性質を融合させる”溶遁忍術”を会得。その溶岩の奔流は万物を融かし尽くす(「者の書」183頁)。

「溶遁=火+土」「者の書」の記述で確定しています。当初、ウィキペディアなどで、四尾が「毒」に関する能力とされてて混乱しましたっけ(笑)。ウィキの記述のネタ元が何処だか分からないんですが、ま、何かの間違いと言う事で…。最近、発売されて、勢いで買ってしまって失意のどん底に叩き落とされたイラスト集『NARUTO -ナルト-』でも「コンセプトはゴリラ。又はDB(ドラゴンボール)の孫悟空の化け猿です。額のツノは中国の孫悟空の頭の輪っかです。コラボしました。口から溶岩を吐きます」と解説されてまして、血継限界の要件たるチャクラ性質の組み合わせ的にも「溶岩」のイメージにも「火+土」はベストマッチです。しかし、それが鬼鮫の水遁に封殺されたのが、ちょっと「?」で、まさかトビが手を貸したなんて…三尾の捕獲の時みたいな…出来レース(黒汗)。

「かつて戦った白という少年もそうだ
彼は”氷遁”という”血継限界”を使えたんだが」(カカシ)

「彼は”風”と”水”の二つの”性質変化”
同時に用いて”氷”を発生させた」(カカシ)

「氷遁=風+水」で確定(第35巻/126頁)。カカシが「白」を「少年」と呼ぶのが個人的には引っ掛かるくらいで…(笑)。「白」は「氷遁」の血継限界を持つ一族であるがために迫害され、唯一の生き残りであった訳ですが、その元凶は四代目水影・やぐらの悪政…「血霧の里」に端を発していて、それが何者かに操られた事実と、トビの仮面の下の顔が「元水影様」(第44巻/26頁)とする鬼鮫の提示とミックスされて、トビが関与する策謀も臭わせ、血継限界が存在する意味をも考えさせる流れを作り出しています。トビは何らかの理由があって、血継限界を絶やす方向に働いていて、水影まで操ったんだから、トビの世界への関与…「月の眼計画」とも無関係ではないような…現在、この周辺を洗い直している最中ですが…。

「砂隠れで最も怖れられた武器
砂鉄じゃ」(チヨ)

「かつての守鶴の所有者が用いた術を応用して
三代目が自ら開発した術で…
あらゆる形状に砂鉄を変化させ
状況に応じた武器を作り出す
三代目風影は練り込んだチャクラ
磁力に変える事が出来る特別な体質だった」(チヨ)

サソリの手によって人傀儡と化した三代目風影の能力…(第30巻/115-116頁)。僕はこれが「磁遁=土+雷」だと考えています。我愛羅の砂の能力は一尾・守鶴のチャクラに拠るモノですが、守鶴が風遁を多用した事と、土中の岩石を砂に加工して使う我愛羅の戦法などから「砂遁=土+風」を捏造…<ゴフォッ!!>…想定してまして、砂遁が「風」の能力で砂を操るのに照らし合わせれば、砂鉄を「磁力」で動かす方法論に「土+雷」を無理くり…<ゲフォッ!!>…非常にナチュラルに当て嵌めたナル×ジャン的な見解です(笑)。チヨ様が言う「特別な体質」と言うのは「木遁」の柱間にも言える事ですが、何故かしらの一代限りの能力で、この提示にも血継限界が存在する意味に深く関わっている可能性がある?…と、ナル×ジャン的にはワクワクテカテカ(笑)してるところです。

<ドコ>「熱ちー!
こいつは猫舌じゃねーのかよ」<ゴゴゴゴ>(飛段)

「こいつが生霊と言われる”二尾”の化け猫か…
オレはまさしく袋のネズミってわけだな
クク…笑えねぇ…」(飛段)

「火+雷」に関してはもっとアバウティで…(汗)(第35巻/76-77頁)。これはもうユギトが人柱変化した二尾の化け猫(猫叉?)が吐きまくる炎のイメージだけで、これこそ無理くり当て嵌めてるだけで、ちょっと…ってか…かなりアレですが(汗)、「尾獣のチャクラ=血継限界のチャクラ」とする想定の下、残されたジグソーのピースとして嵌め込んでいます。そして、それは完璧未出の「水+火」の血継限界にも適用されています。これは、例のイラスト集の五尾のコメントのみが補強するネタでありまして…「イルカと馬を合体させたんですが思いつかなくて自分でもよく分かりません。ハンは蒸気の鎧を着てて蒸気を利用する忍者。スチーム人柱力です」と言うコメントのみで捏造…<カハッ!!>…提案しています(汗)。

水を火で温めたら…が起点で、当初、チャクラが<ポコ><ポコ>してる九尾のチャクラをイメージしてたんですが、上手くお話が作れなかった(笑)。それに人柱力の能力が内部に搭載される尾獣の影響を強く受ける事実を考えれば、スチームの「蒸遁」を捏造…熱烈プッシュするのは人情です(←人情かよッ!!)。それで、かなり苦しいけど、「蒸遁=水+火」とする仮定で血継限界の欠けた部分を埋めてみようと思います。ま…こんなに涼しいのに汗だくになっちゃって、ちょっと変な人…発見ーッ!!ではありますが、これで血継限界のチャクラ性質の組み合わせ…10種類の内の9種類が埋まりました!!<ハァ><ハァ>…かなり苦しくて、途中何度か意識がなくなりそうになりましたが、残るは一種類…。

「万華鏡写輪眼か!?」(そうか
だから雷影様はあそこまでの活性化を…
瞬身の術で対抗するする気だ)(シー)

(雷影様の体内の神経伝達
反応スピードは黄色い閃光に劣らない…
こいつらよくついてきている方だ
しかし
反射を活性化するための
雷遁チャクラをまとった以上
写輪眼でも追いつけない)(シー)

第462話「サスケの忍道…!!」→第463話「サスケVS雷影!!」で、シーが雷影の戦法を強烈にアナウンスしていましたが、雷影に関しては、キラビ登場直後から、柱間系の思想を強く感じる「何か」を持つキャラだと、僕は考えていまして…それが、「雷遁の鎧」「黄色い閃光(に劣らない…)」で最接近しています。そこに、六道仙人の二人の子の末裔が今の忍界を作っている事実の提示が加わって、柱間→ミナトの系譜近似する血統的存在としての雷影(キラビを含む)がナル×ジャンでは非常に濃厚になっています。ぶっちゃけ、弟系の仙人の”肉体”の系列です。また雷影の戦法は、ミナトの「飛雷神の術」を考察する材料になっていて、ミナト=黄色い閃光の超高速移動に「雷遁」が深く関与していた可能性をシーがしつこくアナウンスして…僕らの脳裏に埋め込んでると…。

シーが雷影の反応速度を「黄色い閃光」と比較する意味を重く見れば、雷影とミナトは無関係ではないと思います。ナルトが五影会談に向かう雷影に土下座した行で、雷影が地に伏して懇願する姿に一別する雷影の哀愁を帯びたワンカットも何らかのナルトに対する理解があったと思います。ただ、雷影の「雷遁の鎧」とミナトの「飛雷神の術」が全く同一ではない事も明白で、シーのアナウンスは写輪眼の見切り(動態予測)をも振り切る「反応速度」に言及したモノであり、時空間移動をもカバーする飛雷神の術大系は「雷遁の鎧」を含む更に大きく複雑な忍体術が必要でしょう。また、カカシが「飛雷神の術」を使用しない=コピーしていない(血継限界は写輪眼でも術コピーできない)事実は「飛雷神の術」が血継限界に拠る特殊な忍術である可能性を示唆しているように思えてなりません。

血継限界のチャクラ

「迅遁(じんとん)=風+雷」=「飛雷神の術」

今夏の映画血継限界の提示があったようですが、本編との関係性はナル×ジャンでは考慮していません(笑)。「迅遁」に関してはかなり前から風の噂(失われた性質変化等々…)でもあったように思いますが、雷影の超高速の瞬身を可能にする「雷遁の鎧」「風遁」が加味された血継限界の特殊なチャクラ特性によって「飛雷神の術」が可能になったと仮定すれば、カカシがコピーできなかったミナトの超高速移動の正体が見えて来ます。ま…雷に風が合わさって、それが何なんだ!?…ちゅー話ではありますが、血継限界のチャクラ、或いは特異な体質が「飛雷神」レア度を生み出していると考えれば、三代目風影の「磁遁」や初代火影・千手柱間の「木遁」と同列に「迅遁」が存在した…と考えると面白くないですか?

そして、それが既に風遁特性を発揮するナルトに関係してくるとなると、俄然拍車が掛かる(笑)。それに、ミナト→ナルトの親子関係は最早動かぬ事実。チャクラ特性や素養の遺伝は勿論、よく見れば外見も似てるし、髪の毛だって同じ色…「黄色い閃光」の由縁が味方が戦域を駆け巡る黄色い髪の残像にあったのなら、ナルトも「黄色い閃光」になれる要件は充分に満たしていると思います。そして、木ノ葉をもう一度襲うと予想される”暁”の黒幕対策として、ミナトがナルトに搭載した九尾の陽のチャクラが発揮する無尽蔵のチャクラが実は「迅遁」のエンジンであり、それがナルトの中に眠るミナトの素養を目覚めさせるなんて展開になれば、サスケの「炎遁」に対抗するナルトの「迅遁」は雷影の写輪眼対抗策としての「雷遁の鎧+瞬身の術」からして、戦術的には極めて有効です。

何で僕がこんなに尾獣のチャクラと血継限界(二つのチャクラ性質のミックス)の関係に拘るかと言うと、六道仙人の二人の子が忍界の起点になっている事実ともリンクしています。「忍教」「忍術」として発展させた意図。「力」「愛」を真っ二つに分け、「仙人の”眼”」「仙人の”肉体”」を分けた…。同じように、外道魔像と言う「器」と、その中を満たすチャクラを十種類の血継限界のチャクラとして遺した…と考えれば、これが六道仙人のクエッションだった事が分かると思います。だから、一尾~九尾までの尾獣って言うのは足りない罠。それが血継限界のチャクラと符合するならば…の前提があっての話だけど。つまり、十尾が居て欲しいと言う罠!!ぶっちゃけ、ナル×ジャン的には…願ったり叶ったり…なの(笑)。

そして、それが「トビの溜め息」に繋がる…。

「…そうだな…しいて言うなら…
完全体になる事か…」
(トビ)

第463話「サスケVS雷影!!」のトビの「完全体発言」
それが…「トビ=十尾(とび)」予兆かも知れない…。


 
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第464話「闇の力…!!」

  
「カハッ」(サスケ)

<ズキン>「くっ!」<バッ>(サスケ)

<シュウウウウウ><ギン>(サスケ)

(義雷沈怒雷斧!!)(雷影)

(炎遁・加具土命!!)<ズイ>(サスケ)

先週、渾身の雷虐水平を首に叩き込まれたサスケでしたが、即死は免れてました。サスケは”須佐能呼”を展開して防御してましたし、”天照”の黒炎を形態変化させた盾も咬ませて雷虐水平の衝撃を減衰したのでしょう。でも、ま…端っからサスケの死はあり得ない前提なので心配なんかはしてませんけどねーッ(笑)。サスケは”天照”の使い過ぎなのか左目が痛むようです。しかし、仰向けに倒れるサスケに雷影の義雷沈怒雷斧(ギロチンドロップ)が降り注ぎます。雷影の攻撃の名前がややこしいのは雷遁の鎧を纏い、雷遁チャクラのドーピングで底上げされた忍体術(を雷影が強く意識してる…)だからだと思います。ぶっちゃけ、プロレス技に無理くり当ててるのは気付いててもスルーするのが人情というものだよ(笑)。

消せた…あの”天照”の黒炎を…)(サスケ)

(それがこの万華鏡の瞳力なのか!?)(サスケ)

サスケも雷影の大技に対抗すべく右目で”須佐能呼”で燻る黒炎をコントロールします。これがキラビ戦で見出したサスケの右目の万華鏡の瞳力でしょう(第45巻/52頁)。ナル×ジャンではこれを「威挫凪」(いざなぎ)と仮定してたんですが、サスケの術名の詠唱では「炎遁」となってました。発火した”天照”の黒炎を自在に操る忍術大系なのだと思います。チャクラの性質変化の解釈からは複合使用…つまり、血継限界と考えるのが妥当でしょう。”天照”が火遁秘術ですので、それを自在に操る風のチャクラ性質の複合使用であるとナル×ジャンでは考えています。もう随分と前ですが、チャクラの考察にそんなような考察がありまして、そこでは「焰遁」(えんとん)としてましたが…理論上は八尾のチャクラになるけど(「チャクラ性質の同時使用の意味を考える」参照)。

チャクラ性質の同時使用と血継限界

血継限界のチャクラ性質(2年前のだからちょっとアレですが…)

「土命」・加具土命:カグツチとは、記紀神話における火の神。古事記では、火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)・火之毘古神(ひのかがびこのかみ)・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)と表記される。また、日本書紀では、軻遇突智(かぐつち)、火産霊(ほむすび)と表記される(ウィキペディア引用)。

火之迦具土神(ひのかぐつち):迦具(かぐ)は、「かか」と同様「輝く」の意であり「かぐや姫」などにその用法が残っている。また、現代語の「(においを)かぐ」や「かぐわしい」に通じる言葉であり、ここでは「ものが燃えているにおいがする」といった意味とする説もある。土(つち)は、「つ」と「ち」に分けられる。「つ」は現代語で「私の本」と言う時の「の」に相当する古語である。また、「ち」は、神などの超自然的なものをあらわす言葉である。まとめると、火之迦具土神とは、「輝く火の神」一部の可能性として「ものが燃えているにおいのする火の神」といった意味がある(ウィキペディア引用)。

一応、うちは一族の家紋が火を操る「うちわ」をモチーフにしてる事から、うちは一族が火遁を常備するように風遁もファンダメンタルとして備えててもおかしくないなーとは思っていましたが、炎遁に関してはサスケの万華鏡写輪眼の特殊能力と考える方がフラットに思えます。サスケがキラビ戦で右目の瞳力に気付いた時に、反動の大きな”天照”の発動を最小限に抑えて、既に発火した黒炎を再利用する方法を見つけて嬉しくなったのかな…と思います。”天照”とは消せない炎ですから、一度発火した炎はズーッと在る訳で、それを利用する事で効率は飛躍的にアップします。ただ、炎遁を発動する右目の反動も無視できないでしょうが、痛々しく流血する”天照”ほどのチャクラ消費や反動はないのだと思います。


(あいつまだ…!!)(シー)

(サスケェ!!)(香燐)

「!!」(サスケ)

<ドシュ>「!」(雷影)

(砂!!)(雷影)

(これは…!)(サスケ)

「!」(侍)

雷影の義雷沈怒雷斧(ギロチンドロップ)にカウンター気味にサスケの炎遁・加具土命(かぐつち)が極まりそうになった瞬間、砂の盾が両者の間に割って入ります。砂の盾の防御力が雷影の渾身の一撃を受けきれるとは思えないので、サスケのカウンターに雷影が気付き回避行動に入っていて間に合わなかった…つまり、フルパワーの解放ではない状態だと考える事にします。我愛羅の砂遁(さとん)は「土+風」の血継限界の想定がナル×ジャンにはあって、一尾・守鶴の置き土産よろしく、我愛羅に遺ったんではないかと、僕は考えています。それが”天照”の火遁に対して土遁の相克によって若干優越してるんじゃないかと思います。雷影が本気だったら砂の盾はひとたまりもなくて、雷影の右脚も”天照”の餌食になったんだろうな。



<ザッ>「!」(シー)

<サー…>(我愛羅)

<ザザザ>(雷影)

「砂漠の我愛羅…」(サスケ)

サスケは木ノ葉崩し以来の再会になるんじゃないでしょうか。あの一戦ではサスケの雷遁・千鳥が我愛羅を苦しめたんですよね。我愛羅の背中の瓢箪の中には予めチャクラを練り込んだ特別性の砂が格納されていて、それが我愛羅の母・加流羅の残留思念と呼応して我愛羅の絶対防御を形成していて、我愛羅を今も愛する母・加流羅の想いにちょっと嫉妬してしまったカンクロウのイヤミを考察した「カンクロウは何故、”我愛羅に護衛は要らない”と言ったのか?」(疑問の考察)に切々と綴っておりますれば、お暇な時にご一読下さい。我愛羅を暗闇のズンドコから…どん底から救ったのがナルトだけではなく、加流羅の想いに我愛羅が気付けたからだと、僕は思いたい訳で…子を愛さない親なんて、この世に居ない訳で…。


<バッ>(鎌いたちの術!!)
<ズオオオオ><ズバババ>(テマリ)

<グイ><バラララ><ガシャ><ガシャ>(カンクロウ)

「これが消えない炎…
”天照”ってやつか…」
(カンクロウ)

颯爽と登場した我愛羅が良い感じに揺動になって、テマリとカンクロウがそれを見逃さず”天照”に焼かれる侍を救います。サスケが散々殺しちゃったから、一人ぐらい助けたところで、マジ…「焼け石に水」なんですけどーッ(ワンピのブルックス風)。ま…ここは、カンクロウやテマリに”天照”の予備知識がある提示であって…(汗)。ってか、何気に”天照”って有名(笑)。うちは一族=写輪眼自体が既にレアだから、それ程考慮する必要はないと思うんですが、同盟国のよしみで、綱手→我愛羅で情報提供があったのか?それとも砂の相談役が知恵袋なのか?ま…兎に角、カンクロウは黒炎対策を充分考慮してて、テマリが剥いだ侍の鎧にチャクラ糸を結んで排除してるんですね。”天照”の鎮火は七日七晩待つか、封火法印でおk。


「侍達はさがっていろ
これは忍の世界のゴタゴタ
アンタ達侍が犠牲になる事はない」(我愛羅)

<ザッ><ザッ>「うっ」(侍)

「す…すまない風影殿…」(侍)

「…どうなってんだろ?」(水月)

「なぜ邪魔をした風影!?
返答次第では許さんぞ!!」(雷影)

あのままアンタが技を出せば
黒炎でさらに体を傷つける事になった
それにうちはサスケには
話したい事がある」(我愛羅)

ここで雷影が風影に黙っていられなかったのは、雷影の面子と言いますか、砂の盾に雷影の義雷沈怒雷斧が防ぎきれるとは思えない事からも、雷影の照れ隠しみたいなもんだと、僕は考えています。ま…それに、我愛羅が尤もらしく理由を付けてくれたもんだから、雷影も安心して退き下がれたのだと思います(笑)。基本、雷影としては「敗戦=死」くらいの覚悟があって、サスケとタイマン張ってるんですが、サスケの”須佐能呼”の防御力を見る限りでは良くて相打ち、最悪、雷影の無駄死になりそうな予感ですから、ホントは礼の一言でも…の場面なんですが、我愛羅の返答に雷影が一言も反論しないところが、雷影的には「ありがとう!!」になるのかなー…と、雷影の意地っ張りさ加減も筋金入りみたいですね(笑)。


「フン!」(雷影)

<スッ><バチチ…><ズバ><ドッ>(雷影)

「ボ…ボス!!」(ダルイ)

「シー早く止血しろ!
出来次第サスケをたたく!!」(雷影)

「ハッ」(シー)

そんな、ちょっとホッカリするやり取りの後、雷影は”天照”の黒炎に焼かれる左腕を躊躇なく切り落とします。雷影の性格を知るダルイとシーが、先週の雷虐水平で呆れたのは、この覚悟を予め予想できたからなんでしょう。もしも雷影が武器使いだったら、もっと違った結果になったかも知れませんし、忍の闘いには「相性」が大きく影響するのはこれまで何度も観て来ましたしね。それに雷影がここで生き残れば、傀儡の技術を応用した義手をつけたり、武器を仕込んだりするのかな?でも、雷影の人間性からすると薄い…と思います。そう言えば、白眼持ちの青を「霧の隻眼」と呼んでたけど、それって修羅場を潜った勲章みたいな理解で、雷影も「雷の隻腕」で行くのでは…それが青の示す雷影へのリスペクトなのかなと。

雷遁の鎧をまとった雷影様に
触れる事ができ…
二つの大技を食らっても生きている…
左目は”天照”…
右目はその”天照”の黒炎を
形態変化させる能力とみて
間違いないだろう…)(シー)

(本当にビー
このサスケに捕まったのかもしれない…
忍の世界…まだ先があるというのか……)(シー)

シーは予想通り、感知タイプの医療系スキル持ちでした。やはり、小隊内に補助系能力者を配備するのが定石みたいです。加えて、シーの分析力や博識さは出色であり、サスケの攻撃パターンから見事に万華鏡の瞳力に肉迫しています。それと、キラビを「ビー」と呼び捨てにしている事から、序列的にキラビと同等クラスか、やや上位にも思えます。僕はキラビがかなりオッチャンだと考えてたんですが、キラビがシーと同年代だとすれば、キラビがクラスに必ず一人は居ると言われる?若い時から妙に「ふけ顔」で、歳をとってもあんまり外見が変わらない子だったんじゃないかと…妙に可笑しくなりました(笑)。シーがサムイちゃんに妙に高圧的な話し方してアレだったんですが、この機微でちょっと納得しちゃいました。

サスケの万華鏡の分析は、サスケのキラビ戦の描写からも間違いないと思います(前出)。ここで、注目したいのはキラビの評価で、恐らくシーは「キラビ=雷影」の力量判定があって、この二人が最強だったんじゃないかな…と思います。しかし、追い込まれたように見えつつも、サスケがしっかりと雷影にカウンターを併せて来たり、現実問題として雷影が左腕を失うなんて状況になって、「雷影<サスケ」の認定が既にシーの中では下ってるんじゃないかと思えて来ます。僕の勘ぐり過ぎかも知れないけど、妙にシーが雷影の止血に手間取るんです。ぶっちゃけ、ワザと遅らせてるように見える。シーは雷影をサスケと闘わせたくないんじゃないかと思えるのです。これがシーの優しさならば、ちょっと嬉しいんですけど…。


「お前の目は昔のままだな…」(我愛羅)

「言ったはずだ
お前はオレと同じ目をしていると……
力を求め憎しみと殺意に
満ち満ちている目………


オレと同じ……
己の孤独という地獄に追い込んだ者を
殺したくてウズウズしている目だ」(我愛羅)

「………」(サスケ)

「…復讐を生きる糧としても
何も解決はしない事をオレは実感できた
お前ならまだ間に合う…
憎しみに取り憑かれ
一人の世界に逃げこむな…
帰って来られなくなるぞ」(我愛羅)

「で…オレが帰ったとして…
そっちには何がある?」
(サスケ)

そんな風に妙に手間取るシーを尻目に、いよいよ「我愛羅VSサスケ」の様相です。ま…その前に我愛羅のお話があるんですが、木ノ葉崩しと全く逆Ver.にも思えるシーンで、我愛羅が全くどのツラさげて…でもあるんですが…(笑)。我愛羅は一度闇に沈んで這い上がって来れてから、こんな風に優しくなれるんだと思います。今の世の中って一度失敗したら終わり…みたいな風潮があるけど、一番大事な事って、転けた時にどうやって立ち上がるかだから、我愛羅の一見、いけしゃあしゃあも大人っちゃぁ大人です(笑)。我愛羅はナルトと出逢って気付けたんだと思うんです。人柱力だったり、夜叉丸の呪いとも言える死に際のジャミングも堪えたと思うんだけど、最後には気付けた…自分は愛されてたんだと。その感謝が我愛羅を動かしてるんだと思います。

「我愛羅やめとけ…
説得できるならナルトは失敗してねーじゃんよ
こいつは今や”暁”にまで落ちた犯罪者だ…
お前とは違う」(カンクロウ)

「それに雷影や…
”暁”にやられた者達も黙っていない
五影会談を襲撃した時点で国際手配される…
どの道こいつに未来はない」(テマリ)

しかし、冷静に考えれば、五影会談でここまでの悪行を働いたサスケが「ワーイ!!」と帰れる場所なんてない。そのくらい…取り返しのつかない事をサスケは既にやっちゃった訳で、我愛羅の気持ちも分かるんだけど…と、カンクロウとテマリが我愛羅の背中を摩るような事を言う。勿論、我愛羅だって重々分かってるんだろうけど、やっぱ、サスケを五影会談に向かわせ、城内に潜伏するチクリをさせたトビの意図が、サスケの取り返しのつかない状況を生む為の謀略だったと考えられ、サスケに極悪犯罪者の烙印を捺す目的だったとしたら、それはサスケの完全なる堕天であり、最早、「半蔵事件」にも匹敵する大ピンチにサスケは追い込まれている事になる。雷影が「雷遁の鎧」を纏い、超高速の瞬身の術を用いて写輪眼に対抗しようとしたのが、何だか皮肉に思えますね(笑)。


「………」(我愛羅)

「サスケ
お前はオレと似ている…
この世の闇を歩いてきた者…

だからこそ
小さな光明ですら目に届くはずだ
昔も…そして今も…」(我愛羅)

「オレはとっくに目を閉じた…
オレの目的は闇の中にしかない」(サスケ)

それでも我愛羅はサスケを見捨てられない。それはサスケが(昔、バカだった…)自分に他ならないから。しかし、我愛羅のシンパシーはサスケには届かない。サスケもここまでやらかしたからには、どう転んでも「ワーイ!!」がない事は分かってるから。ましてや「木ノ葉の任務」なんてチートな設定もないんだから、我愛羅に靡くなんてあり得ない。しかし、我愛羅が言う事は凄く良く分かるものであり、”天照”の反動で閉じられた左目はちょっとアレだけど、右目はちゃんと見開いて我愛羅に応えてるんだと思います。ちなみに我愛羅が「お前の目は昔のままだな…」はサスケの万華鏡写輪眼に対するイヤミなどではなくて、サスケの本質=内面を言っています。その認識が我愛羅の説得力のベースになっているのです。

「私情は挟むな…
お前は風影だぞ」
(カンクロウ)

「我愛羅…」(テマリ)

ま…我愛羅とサスケの類似性が誰よりも理解できるのがカンクロウとテマリであって、だからこその庇い手が二人には見て取れる訳。これを家庭とするなら、カンクロウがであり、テマリがの役割を受け持っているのだと思います。三者は兄姉なんですが、我愛羅が失った両親を補完する想いがカンクロウとテマリにはあって、それはサスケの父に成り代わろうとしたイタチにも似ていると思います。こんな微笑ましい関係を見せられた日にはサスケも目のやり場に困るだろうとも思えたりもしますが、自分が愛されてる実感をヒシヒシと感じる我愛羅は尚の事、サスケを闇から引き摺り出したいと願うのだろうし、サスケとしてはその温かさを拒絶したくもなる。それがサスケのチャクラの冷たさの一因でもあると、僕には思えます。


<ズズズ…>(我愛羅)

<ツー…>「ああ……」(我愛羅)

<ブワ>「分かっている!」(我愛羅)

我愛羅が図らずも流してしまった涙…。これは何だろう?と考えてみたんですが、サスケを救えないのは端っから明白だった訳で、サスケがこれからどうこう…と言うよりは、今、自分がこうして在る事への感謝じゃないかと、僕は思いました。ナルトに対する感謝。カンクロウやテマリに対する感謝。砂に想いを残してでも、今も自分を護ろうとする母・加流羅に対する感謝…。数限りない感謝が我愛羅には満ち溢れたんじゃないでしょうか。人はただ生きてるだけでは生きてるとは言えない。大きな世界…「自然」の中で自分が生かされてる事実を意識すれば、それは一層鮮明になる。それに気付けた我愛羅だからこそ、「サスケの闇」に泣けるんだと思います。人は生まれただけでは人ではないのです。苦労して人になる…そして、我愛羅は人になれたのだ…と。

<バッ>(テマリ)

<カチャ>(カンクロウ)

<スゥー…><ギン><スゥー>(サスケ)

サスケは人になる事を拒んでいるようにも見える。この逆恨み根性が血の成せる業ならば、厄介な遺伝です(笑)。ま…しかし、その頑さが世界を変えるのかも知れないし、忍なんて無くなっちゃえば本当に世界に平和が訪れるのかも知れません。サスケが何の考えもなく無軌道に悪さをしてないのは「目的」と言う言葉が示していて、サスケの目指すものは「闇」の中に在る。これが強がりじゃない事を心から祈るんですが、サスケの雷影をも凌駕する瞳力と力量がサスケの行動を支えているのでしょう。イタチもこれに似た事をサスケに言っててなーって、懐かしく思い出しました。サスケの周囲を包む”須佐能呼”が微妙に成長しています。イタチの死が開いたサスケの万華鏡写輪眼。そのオプションがサスケを護る皮肉。我愛羅の砂の盾は与えるだけの愛だけど、”須佐能呼”は奪うから…。


見つけた!ダンゾウもいる!
すぐにサスケに知らせねーと!
しかし…辺りは
強えーチャクラばっかだな)(香燐)

「!」(やはり感知タイプがいたか)(フー)

「どうやら敵には感知タイプがいるようです
いずれここにも来るかもしれましんが
どのように?」(フー)


このままでいい…そいつらが来たら
その混乱に乗じて外へ出る」(ダンゾウ)

こそこそ話すのはやめろ!
悪いがオレも感知タイプだ
…敵にここがバレたのも分かってる」(青)

「だがアンタ達は決して動くな
敵はこちらで対処する
」(青)

一方、香燐もガタガタ震えてるだけじゃなくて、ちゃんとダンゾウを探してたんですね。五影会談の会議場は睨み合いが続いていて、馬蹄形のテーブルの上に乗っかってるのが長十郎。尖ってるのが大双剣ヒラメカレイで、その切先がしっかりとダンゾウの喉元に向かって残心してる…。これは剣士の一番大切な心構えで、水月には長十郎の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいです(笑)。テーブルの内側にあるトゲトゲがゼツ・白で反対側がオオノキと赤ツチ。一番奥に座るのがダンゾウで、その両脇をフーとトルネ(トルネはマスクを取るね…で覚えると、フーと混同しなくてよろしい…笑)が固めています。ミフネと側近も残っていますね。黒ツチと砂の三兄弟がこの場に居ない…つまり、「サスケVS雷影」に行ったと言う事です。

(この会談も面白くなりそうじゃぜ)(オオノキ)

しかし、チャクラ感知は個体が発するチャクラを一方的に感じるのではなくて、検索側からもアクセスが必要なようです。でないと、感じられる側が敵を察知できないから、航空戦の空対空ミサイルの追尾方式のパッシブとアクティブの違いのように、熱源に向かう方式ではなくて、チャクラを当ててその反射で感知する方式が一般的…ちゅーか、そうでないと感知できないのでしょう。だから、感知タイプの存在は非常に重要で、各里とも抜かりない様です。霧隠れは青(白眼)がいて、雲隠れがシーで、木ノ葉はフーが感知タイプみたいです。砂と土は不明。我愛羅の場合は絶対防御の砂の盾があるから、至近に近付く敵に対してはある程度、感知能力があるとも言えるし、その内、岩隠れも何かの提示があるかも知れません。


<ドッ>

(す…すげー)(黒ツチ)

炎遁をここまでガードされるとは
絶対防御は健在だな」(サスケ)

またまた場面はサスケの修羅場に移動。黒ツチが観戦中(笑)。我愛羅の砂の盾はサスケの”天照”の防御には有効のようです。砂であろうと黒炎は燃やすんだろうけど、一粒燃やしても術の要件は満たすだろうから防御効率が良いのでしょう。しかも、我愛羅は岩石から砂を生み出せるので補充も可能です。サスケにとっては闘い難い…相性の悪い相手と言えそうです。ここで、注目して欲しいいのは我愛羅の砂の盾がしっかりとカンクロウとテマリを取り囲んで防御してるところで、これが何を意味するかと言うと、母・加流羅の愛がちゃんとカンクロウとテマリにも向かってるって事です。重複するけど、砂の盾の絶対防御がオートマチックで機能するのは加流羅の残留思念があるからで、それは子を想う母の愛そのもの。母の愛は三人とも等しく及んでるって事です。サスケが絶対防御に辟易とするかのような描写が、羨ましがってるようにも見えて痛々しくもありますね。だから、カンクロウももう我愛羅をチクチクするのは止めな…と(笑)。


<シュウウウウ…>

「まだかシー!」(雷影)

「もう少しです!」(シー)


<バッ><バッ>協力する砂の衆!!
初弾はオレが!続けてたたみかけ
お願いする!」
<ザッ>(ダルイ)

「よし!」(三兄弟)

(嵐遁・励挫鎖苛素!!)<ギューン>(ダルイ)

(大鎌いたち!!)<ザッ>(テマリ)

<ガチ>(赤秘技・機々三角!!)(カンクロウ)

(連弾・砂時雨!!)<ズザザ>(我愛羅)

<ジュバ>(ダルイ)

<カカカカ>(カンクロウ)

<ズォォォォ>(テマリ)

<ドドドドドド>(我愛羅)

<ガガガ>

雷影の無事に安心したのか、ダルイが砂の三兄弟に共闘を申し出ます。印を結びながら機敏に合流して一瞬で連係が成立する辺りは流石、手練。しかも、ダルイが「嵐遁」を使っています。ナル×ジャンでは早くから、ダルイの両肩の「水」と「雷」のタトゥーには注目していて「竜遁」を提唱していたんですが、ちょっと違いましたね(汗)。ホント言うと実体化した竜が「励挫鎖苛素」(レイザーサーカス)みたく飛び出して敵を殲滅する筈だったんですが…。ま、「水+雷=嵐遁」が確定しましたから、チャクラ性質の複合使用=血継限界もかなり埋まって来ました。恐らく、血継限界(チャクラ性質の同時使用に拠る新しいチャクラ性質の創出)は尾獣のチャクラと関係してる筈です。ちょっと帳尻合わせみたいでアレですけども(汗)。

…で、カンクロウは忍具に拠る物理攻撃(矢じりの後ろに球体が仕込まれてるので、火薬などの爆発物が搭載されてるんじゃないかと思います。でないと、大爆発する要素が…汗)。ダルイの嵐遁(水+雷)。テマリの風遁。我愛羅の砂遁(土+風…として)。都合、四種類ものチャクラ性質による忍術と、忍具に拠る物理攻撃が同時にサスケを襲う訳です。四者の力量から攻撃の威力がパネー事は明白(汗)。流石に爆発も尋常じゃないっス。恐らく考え得る最悪の攻撃がサスケを襲ってる訳です。惜しむらくは、これに火遁が入ってれば…と言うのもあるんですが、それをしても強烈である事は揺るがない…筈。この同時攻撃が意味するモノは非常に大きい…と言うか、サスケの”須佐能呼”の耐用試験みたいな要素が多分にある…。

「!?」(こ…これって!!)(香燐)

<ゴゴゴ…>「!!」(砂の三兄弟+ダルイ)

多分、チャクラに敏感な香燐が、砂の三兄弟と嵐遁のダルイの連係攻撃の意味に驚いたんだと思います。ま…それと、その攻撃に反応するサスケのチャクラにも驚いたと思うんですけど、その種明かしはこの後、直ぐ!!なんですが、理論的にこの状況を分析すれば、防ぎようがない筈なの。何せ四種類のチャクラに拠る忍術がある訳で、つまり、それを相殺する為にはサスケにも四種類のチャクラ性質が必要なんだけど、これまでサスケは火遁と雷遁しか使ってませんでしたし、炎遁なんてのが来て、風遁がある可能性があっても、土遁と水遁が足りません。この理屈はイタチの”須佐能呼”が使った霊器の八咫鏡で説明されていまして、簡単に言うと角都の雷遁・疑暗をカカシの雷切が相殺した理屈を各チャクラ性質に適応した防御方法です。しかも、それにカンクロウの武器攻撃+火薬?まで加わるとなれば、普通は防げない…それが香燐の「!?」の一部の筈です。


<ゴゴゴゴ>「我愛羅…
お前以上の絶対防御だ」
(サスケ)

ワシの攻撃
ガードしていたのもアレか…」(雷影)

(このチャクラ…
あの時の幻術と同じ…!)
(シー)

ところが、ギッチョンチョン(笑)。サスケの”須佐能呼”が見事にその悪辣な攻撃を封殺しちゃうんです。しかも、”須佐能呼”が成長してるし、幾分、受肉してる描写が…。”須佐能呼”は骸骨がベースで、それが受肉(筋肉や体皮た体毛などを纏う)する想定は霊器の所有が前提ですから…がナル×ジャン的考察なんだけど、それがサスケの”須佐能呼”の右腕から始まっちゃってる…って言うのは、サスケも霊器を持ってそうな雰囲気が漂ってる事になる(笑)。イタチの霊器がサスケに継承された形跡はなかったので、別の何かか?!描写が足りなくてちょっとアレなんですが、イタチの所有した霊器が「八咫鏡」(やたのかがみ)と「十挙剣」(とつかのつるぎ)だった事から、「三種の神器」に準えた設定ならば、残るは「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)が濃厚。イタチがいつも首に着けてたネックレス勾玉の素敵なヤツ…あれをサスケが形見として貰っていたら…(汗)。

三種の神器:(みくさのかむだから、さんしゅのじんぎ)天孫降臨の時に、天照大神から授けられたとする鏡・剣・玉を指し、日本の歴代天皇が継承してきた三種の宝物である。神器とは神の依代(よりしろ)を意味する。天皇の即位に際し、この神器の内、鏡と剣のレプリカ及び勾玉を所持することが日本の正統なる帝として皇位継承の際に代々伝えられている。但し過去には後鳥羽天皇など神器がない状態で即位したケースもあり、必ずしも即位の絶対条件ではない。三種の宝物とは、「八咫鏡」・「八尺瓊勾玉」・「天叢雲剣」(「草薙剣」)のこと。神器という言い方が一般化したのは南北朝時代ごろからと言われている。『古事記』では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が日子番能邇邇藝命(ひこほのににぎのみこと)に「八尺の勾璁(やさかのまがたま)、鏡、また草薙(くさなぎの)剣」を授ける。『日本書紀』本文には三種の神宝(神器)を授けた記事が無く、第一の一書に「天照大神、乃ち天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)に、八尺瓊の曲玉及び八咫鏡・草薙剣、三種(みくさ)の宝物(たから)を賜(たま)ふ」と記している。古代において、鏡、玉、剣の三種の組み合わせは天皇家だけに特有のものではなく、一般に支配者の象徴であったと考えられ、仲哀天皇の熊襲征伐の途次、岡県主の熊鰐、伊都県主の五十迹手らは、それぞれ白銅鏡、八尺瓊、十握剣を差し出して恭順の意を表している。また景行天皇に服属した周防国娑麼の神夏磯媛も、八握剣、八咫鏡、八尺瓊を差し出している。また壱岐市の原の辻遺跡では最古の鏡、玉、剣の組み合わせが出土されている。現在では八咫鏡は伊勢神宮の皇大神宮に、天叢雲剣は熱田神宮に神体として奉斎され、八尺瓊勾玉は皇居の御所に安置されている。また皇居には八咫鏡と天叢雲剣の形代があり、八咫鏡の型代は宮中三殿の賢所に、天叢雲剣の形代は八尺瓊勾玉とともに御所の剣璽の間に安置されているとされる。儒学伝来以後、鏡は「知」、勾玉は「仁」、剣は「勇」というように、三種の神器は三徳を表わすという解釈もある。なお、これら三器を「三種の神器」と総称する用例は、『平家物語』、『神皇正統記』などに見える。また『神皇正統記』では、「三種の神宝(さんしゅのしんぽう・みくさのかむだから)」とも称される(ウィキ引用)。

しかも、サスケの”須佐能呼”は角まで生えてて、シー曰く、幻術の時に出て来たバケモノに似てる。”須佐能呼”は術者のチャクラが具現化するモノだけど、それが影響してる…だけなのか?ここは良い感じに右手が煙に隠れてて判別が付かない(汗)。サスケのチャクラの変貌には重吾の細胞移譲が関係してると、僕は考えてるんだけど、それに”須佐能呼”が影響されるのか?ちょっと、ここはお時間を頂戴致しまして、”須佐能呼”につきましては本腰を入れて考察を書きたいと思いますれば、もう少しお待ち下さい。多分、これがサスケに「木ノ葉を潰せる」と思わせた力の正体だと思うんですが、ちょっと釈然としない部分も残っていて、もう少しジックリ考えてみたいと思います。このタイミングで受肉するのは…想定外だったな…。


「なんか…
ヤバそうだな……」(水月)

「う……」(試したかった
ってのは……これか!?)(重吾)

(…このチャクラ…
もう前のサスケじゃねェ
冷たすぎる……!!)(香燐)


「何だ…アレは?」(侍)

「闇の…力か…」(我愛羅)

「両目の万華鏡を
開眼した者だけが手にする力…

第三の力……”須佐能呼”だ」(サスケ)

水月も雷遁が弱まって来たのか徐々に水化してるし、もう完璧、お陀仏だと思ってた重吾も何とか残してるようです。水月が自由になれば重吾を助けられるだろうし、重吾が動ければ、もう一発くらいはあのチャクラ砲だって放てる?!(汗)ところで、香燐が感じるサスケのチャクラの冷たさ…。ナル×ジャン的には、サスケの”須佐能呼”がドレッドヘア(天狗ちゃんの内に潜んでいた子)の受肉じゃないので…「八咫鏡」がない筈のサスケの”須佐能呼”が何故、複数のチャクラ攻撃や物理攻撃の雨霰の攻撃を凌げたのか?それがサスケの「闇のチャクラ」のせいなのか?何だか、サスケスキーの”鷹”スキーには見たくない方向にお話がまっしぐらの様相ですが、どんな事してでも”鷹”は生き延びて欲しいですよねーッ。

サスケのワル顔が板に付いて来たーッ!!
補足は『須佐能呼』(疑問の考察)にて!!



業務連絡:取り敢えず、書きっ放しデース<ゲフォッ>。不備は時間のある時に修正致します。時間をおいて読み返してみて下さい。これから、ちょっと病院に行って参りますれば(汗)。もう元気になってますので、ご安心を。メールは徳政令施工中につきご容赦を。ゆっくりと休養させて頂きます。楽しいシルバーウィークを!!今度はちゃんと休養しますね(←…って、コラー!!)。しかし、今回は「金欠」と言う不治の病が…(脂汗)。

  
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トビの溜め息(第463話「サスケVS雷影!!」補足)

 
「…仕方ないのさ
…それが血塗られたうちはの憎しみの運命
遥か昔から永久に続いてきた
呪いのようなものだ」(トビ)

「…憎しみの運命
…呪い……!!」
(ナルト)

「そうだ……遥か昔
六道仙人と呼ばれる忍の祖から始まる
憎しみの呪い」
(トビ)

「六道仙人だと…
そんなものはただの神話のハズだ
輪廻眼は突然変異にすぎないし…」(カカシ)

神話
真実になぞらえて語られる…
かつて六道仙人は忍宗を説き
平和を導こうとしたが…

夢半ばにしてその時が来てしまう

六道仙人は忍宗の力と意志
二人の子供に託す事にした

は生まれながらにし
仙人の”眼”
チャクラの力と精神エネルギーを授かり
平和には力が必要だと悟った

は生まれながらに
仙人の”肉体”
生命力と身体エネルギーを授かり
平和には愛が必要だと悟った

仙人は最後に死の床で…
後継者を決めなければならなかった…
しかし
その決断が永劫続く憎しみの呪いを
生んでしまった」
(トビ)


「どういう事だ?」(ナルト)

「仙人は力を求めた兄ではなく…
愛を求めた弟こそ後継者にふさわしいと
そちらを選んだ」
(トビ)

「長男として当然
自分が後継者だと思い込んでいた兄は納得せず…
憎しみのあまり弟に争いをしかけた

時がたち血が薄れても
二人の兄弟の子孫は争いを続けた


兄の子孫は後にうちはと呼ばれ
弟の子孫は後に千手と呼ばれるようになる

このうちはマダラ
初代火影千手柱間との闘いも
運命だった」(トビ)

第462話「サスケの忍道…!!」トビの半落ちの行…思えばこの辺りからそこはかと無い哀愁が漂ってましたね。「終末の谷の決闘」を熱烈に推進するナル×ジャンとしては、驚愕の新証言を信用してみようと考えています。ここで唯一反論するカカシも「うちは一族も元をたどれば日向一族にその源流があると言われている」(第9巻/117頁)に固着した頑さが否めないし、どこから引っ張って来たんだか…多分、自来也経由…輪廻眼が突然変異だなんて!!(笑)ま…トビの半落ちを全面的に信頼して考察してみますが、六道仙人の力が二人の子に分岐される事で「呪い」が生まれたと…トビの半落ちを掻い摘めば、そう言う事でしょう。しかし…これは偶然なんだろうか?偶然、仙人の”眼”と”肉体”が真っ二つに都合良く別れた……?

「夢半ばにしてその時が来てしまう」(トビ)

「仙人は最後に死の床で…
後継者を決めなければならなかった…」
(トビ)

チャクラの真理を発見し、全ての忍術を生み出した六道仙人ともあろう者が、そんな不覚を取るだろうか?六道仙人の地爆天星は「月」をも創ったのに…おかしい…僕は二人の子の能力や特徴の分岐には恣意的なものを感じてなりません。何故だか、お母さん(六道仙人の奥さん)が描かれてないのも引っ掛かるし…。根拠が希薄でちょっとアレなんですが、「月」が創れたんだから、「人間」だって…と、僕は考えています。ちょっと壮大な話になってしまうけど、「月」があるからチャクラがある…みたいな想定もナル×ジャンにはある。それがナル×ジャン用語の「チャクラ界」なんだけど、六道仙人がチャクラを発見したんではなくて、チャクラそのものを創った…ちょっとぶっ飛んでるけど…それが「月」のナル×ジャン的意義

そこまで行かなくても、安寧秩序への責任感から六道仙人は、ただ死を選択する事を躊躇った…。それで「月」を創って世界を見守ろうとしたんじゃないでしょうか。それを土台に、六道仙人の二人の子供も六道仙人によって創造された…と考て「月」と六道仙人の二人の子がセットになって六道仙人のピースが完成する…みたいな想定だって面白いと思います。何れにしても六道仙人が自分の想いを「月」と二人の子に託したのはナル×ジャン的にはガチで、例えば…「月」が尾獣を覚醒させたり、写輪眼に力を与え…る可能性があった…たり、「月」が世界に関与し続ける描写には六道仙人の粘着があるとも思えます。他にも「月」に関しては外道魔像(尾獣を含む)が関係してる描写があり、終盤の非常に重要なファクターであります。

「月」が二人の子の争いを後見する必要があるから「終末の谷の決闘」は満月の晩に行われたのでしょう。或いは「月」がマダラが口寄せした九尾と関係してる可能性とか、写輪眼の瞳力に「月」が関与してて尾の口寄せの要件として「満月」が必要な想定もあるけど…。この辺りは非常に混沌としてるけれど、何らかの形で「月」「終末」には関係しているのは事実です。その執念深さと、如何にも対立しそうでさもありなんの二人の子孫を残したのは、そのまま六道仙人の内部的な矛盾を象徴してるんじゃないかと、僕は考えています。ぶっちゃけ、六道仙人には最初から答はあったんだけれども、それを伝えるスベとして、自分の力を半分に分けて(或いは三分の一…「月」と二人の息子)、葛藤そのものを託し、逝ったのではないかと…。

「仙人は力を求めた兄ではなく
愛を求めた弟こそ後継者にふさわしいと
そちらを選んだ」(トビ)

「長男として当然
自分が後継者だと思い込んでいた兄は納得せず…

憎しみのあまり弟に争いをしかけた」(トビ)

或いは、六道仙人の願いが歪められた形で二人の子に引き継がれたのかも知れないけど、そこから忍界の「憎しみ」は始まったと言えそうです。ま…このお話ってトビの一方的な吐露なんでアレですが…。ぶっちゃけ、「憎しみ」なんてのは「兄→弟」の一方通行で、基本、親(六道仙人)に認められなかった兄が弟を恨むなんて、八つ当たりとか逆恨みレベルで、それを血が薄れるくらいの長きに渡って永々と引き継ぐのも、正直、どうなんだろ?と疑問に思います(笑)。例えば、立場が逆になって兄が認められ「力」が平和を築く為に必要だと六道仙人が選択すれば逆の結果になったのか?それでも「愛」が平和の為に必要だと悟った弟ならば、「愛」の為に闘った…つまり、二人の衝突は不可避な設定だった。

六道仙人には「愛」(=弟)を後継者に選抜した時点で、兄が不服を申し立て、弟と争う事が解っていたんじゃないでしょうか。それでも、「愛」と「力」の二つの悟りを分けたのもまた六道仙人に他ならない……そこに、恣意を感じてならない訳。既に六道仙人の中では「答」は存在したんですから、その上で敢えて全く正反対の『二つの自分』(=兄と弟)を残し、それを争わせる…それって壮大な親心なんじゃないかと…ナル×ジャンで言う「気付く=築く」で、教えないのは気付いて欲しいからだと、父性代表のケルベロスとしては踏ん張り所だと感じております。こう言う導き方は父性としてはある。教えられないのは気付いて欲しいからで、「平和」に気付けない者が「平和」を築く事なんかできない…と、父ならば思う…と、僕は思う。


「お前と会うのは二度目だが
千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる
今もお前の中に初代火影を見る事ができる
死んでもなおあいつは生き続けている


オレの憧れであり…ライバルであり…
オレの最も憎んだ男」
(トビ)

「………」(トビ)

「千手とうちは
火の意志と憎しみ
ナルトとサスケ…


お前達二人は運命に選ばれた
次の二人になるだろう」
(トビ)

第462話「サスケの忍道…!!」で、自分を「うちはマダラ」とするトビが余りにも及び腰なのが気になった…ちゅーか、コイツ…マダラじゃねーなと(笑)。トビがマダラならば、既に運命の中にいる訳で、それが今さら長門の「外道・輪廻転生の術」に期待してみたり、ヤマカカとナルトにナルサスが「運命に選ばれた次の二人」なって言うのは、ぶっちゃけ、自分が運命の中にいない…つまり、自分はマダラではない…と言ってるよなもんだと、僕は思います。ま、しかし、このトビの性格設定は先祖代々、「愛」(=弟)を恨み続ける「力」(兄)の設定だと思いますので、兄系の関係者だと思います。六道仙人としては自分の葛藤を継承させる為に兄に異常な粘着気質を与えた…恣意があったように思います。

兄系(仙人の”眼”)の強烈な粘着気質異常なまでのファザコンも六道仙人は織り込み済みだったんじゃないかと思います。それが兄の攻撃性を弟に向かわせる訳で、その最終地点には「終末の谷」がある…。サスケは一般的にイタチスキーのブラコンに思われがちですが、実はフガクスキーの超ファザコンだと、僕は思ってるし、イタチの死が執拗にサスケを苛むのは、イタチに強烈な父性があったからだとも考えています。この辺は「イタチの生き様」に記してあるんだけど、イタチは「うちは虐殺」によって喪失した父性の補完を全うして逝ったのだと考えられて、「サスケVSイタチ」で擬似的な父性に触れたサスケが多大な後悔を抱き、以降のサスケの常軌を逸した行動を形成しているのだと考えております。

ちょっと横道に逸れちゃったけど、六道仙人は二人の子の性格設定を踏まえて、子々孫々に至る諍いの歴史をワザと残した…それが「忍宗→忍術」の第一のパラダイムシフトだったのだと思います。そして、「マダラVS柱間」で柱間に軍配が上がり、「一国一里」の忍のシステムが確定した…これが第二のパラダイムシフトで、長門が苦しんだ「痛み」を引き受け、輪廻眼の承認を受けたナルトが、うちは(兄系)代表のサスケと第三のパラダイムシフトを懸けて闘う…「終末の谷の決闘」があると、トビは予言してる訳で、その為にサスケに対する輪廻眼の承認=真・万華鏡写輪眼の開眼=イタチの運んで来た眼の移植(…をサスケに許容)をする為のシナリオを粛々と執り行っている最中なのだと思います。

でも、ま…トビが言う「呪い」とは兄系の歪んだ性格設定が増幅した部分もあって、それは柱間に憧れを感じるマダラの想い(を伝えるトビ)にも滲んでいます。しかも、「呪い」を残した六道仙人の「善かれ」には多量の「親心」(って言うか100%親心だわ)が含まれる事を考えれば、六道仙人には二人の子に「気付いて貰いたい」と言う本意がある筈です。そもそも、それが「教え」を闘う「術」に換えた第一のパラダイムシフトそのものであり、「力」(兄系)が「愛」(弟)に憧れ、「愛」(弟系)が闘う為に「力」を振るう不条理に目を向けるなら、「力」と「愛」が別のモノであるとする認識がそもそものトラップである事に気付くべきだろうと思います。そして、それが六道仙人の親心=真意ではなかろうかと、僕は考えています。


「サスケも長門のように心変わりさせてやるとでも?
それこそ勝手な言い分だぞ…ナルト
人をコントロールするには
心の闇を利用するテクニックが必要だ
長門はたまたま人に感化されやすい子だったがな」(トビ)

「………」(ナルト)

「長門とてめーを一緒にすんな!!」(ナルト)

やり方は違っても
あいつは本心で平和を望んでいた!
けどおめーは違う!!」(ナルト)

「フッ…だな…」(トビ)

第463話「サスケVS雷影!!」で、トビが見せた哀愁…「トビの溜め息」には遣る瀬なさが滲んでいました。勿論、トビに溜め息をつかせたのは、ヤマトでもカカシでもなく(笑)…トビの眼前のナルト…そして、その向こうにダブって見えた…千手柱間。この時、トビが見せた「理解されてないオーラ」…これはマダラのものでは決してないと、僕は思いました。ナルトの真っすぐな言葉に気圧されるようなトビの不純さ。マダラの気持ちに何か…ワンクッション挟んだ具合に解したような鈍さをトビは醸し出しているように、僕の目には映りました。そして、トビは恐らく六道仙人の親心にも気付いている筈です。その上でどうするべきなのかは「長門のように心変わり…」でゲロったのも同じ…だと、僕は思います。

トビにはどうしたら良いかの答があるにも関わらず、別の事を考えているように感じるのは、僕にとってはトビがマダラではない…と言う確証にも近いです。恐らくトビの正体はマダラに同情を禁じ得ない誰かでしょう。そして、被害者意識がムンムンと噎せ返る雰囲気は…うちは一族の誰か。そして、トビの溜め息の中にマダラに対する同情成分が多量に含有していた事を考え合わせれば、これらの要素の重なり合う部分にある人物が特定できます。ナルトの真っすぐな言葉に「溜め息」を漏らしてしまえ、かつ、六道仙人の残した「呪い」を恨んでいる誰か。柱間の血を色濃く宿すナルトに理解されてない状況に同情を禁じ得ない…マダラではない人…一応、死んだ筈なんだけど…僕が思い当たるのは唯一人。

うちはイズナ…死んだ筈のマダラの弟…。
イズナはマダラへの同情を隠せなかった。

「フッ…だな…」(トビ)



 
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第463話「サスケVS雷影!!」


(千鳥!!)(サスケ)

(重流暴!!)(雷影)

<バチチチチ><チチチチチチチ>

指先まで伸ばして突くサスケの千鳥。それに対して肘打ちする雷影の重流暴。ガタイの差はあるけど、間合い的にはサスケの方が合理的。しかし…ホントにガチの徒手格闘では間合いを制した者の勝ちなんだけど、忍術(忍体術)の場合はチャクラが絡むので微妙。例えば、雷影は間合い(=リーチ)の不利をスピードで補っているし、全身に纏ったチャクラ(雷遁の鎧…後述)で防御力を高めています。それに、サスケに写輪眼があったからこそ雷影の重流暴を躱せただけで、普通だったら当たってます。雷影は雷遁チャクラを纏う事で反射を活性化しているから、動きの見切りに関しても写輪眼並…もしかしたら、それ以上の動態予測が可能な筈です。だから、雷影の右胸を見事に穿ったかに見えるサスケの千鳥ですが、総合的に判断すれば、雷影の「後の先」(カウンター)かと(汗)。

実は本誌2頁目の上のカット…今回のお話でこのカットが一番興味深かった。一つは雷影の周囲を雷遁チャクラが霧散するかのように放出していて、その大外を力場が取り巻くように建物が崩壊…球状に削り取られています。この描写は何だろうかと考えてみたんですが、雷影の「雷遁の鎧」って、サスケの千鳥の雷遁チャクラを外部に放出させてるんじゃないかと思います。サスケの千鳥が一点集中の雷遁チャクラの突きとすれば、雷影の「雷遁の鎧」は我愛羅の「砂の鎧」に似た防御系の忍術で、砂が物理攻撃を和らげるように、雷遁チャクラが霧散する事で千鳥の衝撃を周囲に放出した…つまり、建物を球状に抉り取ったのはサスケのチャクラであり、力押し一辺倒に見える雷影のクレバーな戦法に唸ってしまった。

向こうの壁に張り付いてる…ハエ叩きで潰されたみたいなの…のは、恐らく重吾だと思うんですが、雷影のチャクラがダダ漏れで、それが周囲に影響してるなら、重吾に重流暴をカマした時にも周囲に異変がある筈です。柱の抉れは重吾のチャクラ砲の弾痕だし…。雷影は熱くなってるように見えるけど、実は冷静に闘ってるんだと思います。ま…雷遁VS雷遁がサスケに不利に転んでるんですが、どっちにも意地があって…この場合は素直に雷影に応えるサスケには仁義を感じるし、それが二人が凄く似てる…と感じる由縁なのよ。そして、重吾がここで描かれてる…これは結構、重要な伏線だと思います。それは凄く悲しい想定なんだけど、この一戦…重吾がもう一度絡んでくる…と、サブリミナルな期待が拭えんとです。


<ググッ…>「チィ!」(サスケ)

<ガッ>(雷影)

「雷遁で
威力と貫通力を高めた突き攻撃
……はたけカカシと同じ術か!
雷遁の鎧をまとった
このワシに触れる事ができるとは…
たいした術だな!」(雷影)

通常、千鳥のチャクラ放出は突きの突入方向に集中する筈なんだけど、サスケの左手は僅かに雷影の胸部に刺さっただけ…しかも、雷影は大胸筋を硬直させる事でサスケの自由を奪ってるようです。サスケも千鳥鋭槍のウニのような形態変化を出して応戦しても良いのにそれがない。つまり、雷影の「雷遁の鎧」がサスケの雷遁チャクラを完璧に無効化してる状況と考えるべきでしょう。サスケのチャクラ性質や使用忍術などが筒抜けだった事や、ダルイが駄目押しにサスケの雷遁特性を見極めた辺りで雷影の戦法は決まっていたと思います。サスケと雷影の相性は非常に悪いです。雷遁特性で一致しているから、後は力量の勝負になります。スピードで競り負けてるサスケが距離を取るにも「雷遁の鎧」を纏ったイケイケの雷影の前にはちと厳しいです。


「くそ!ダメか!?」(水月)

「ああダメだな…
アレでサスケは死んだ」
(ダルイ)

「!?」(水月)

「!」(そんな…!
こんなチャクラ!!)
(香燐)

<グイン>「!!」(サスケ)

<バチチチチチ><グワ>(雷影)

(雷我爆弾!!!)<ゴゴッ>(雷影)

ここではダルイの役割が大きく、それは水月の焦り方でも良く判ります。ダルイは雷影とサスケを一対一で闘わせる為に水月を足止めしてる訳です。重吾は壁にめり込んで生死は不明…僕はまだ僅かに生きてて、それが次週に…と考えてるんだけど、ま…ここでは置いといて…です。香燐は戦闘では全く使えないから、サスケが雷影なんて強者と独りきりで闘わざるを得ない現状に、水月は少なからず責任を感じてるようです。この機微は水月のスパイ説を否定するベクトルを持つんですが、サスケを殺されないのも任務の一環とすれば平らにはなる。しかし、水月の首斬り包丁の折れた先っぽ…回収するでもなく、この瓦礫の中にあるかと思うと再不斬が浮かばれません(笑)。忍刀に自己帰還能力が…。

さて、雷影の雷我爆弾が炸裂!!香燐がドン引きする程のチャクラを練る意味がちょっと解りませんが、これは「雷遁の鎧」を防御方向ではなく、攻撃的にシフトさせるモードで、かと言って感電系の雷遁チャクラはサスケのチャクラ相殺テクニックで無効だから…大量に練り込んだ雷遁チャクラを筋力の増強に回す…言わば「雷遁チャクラのドーピング」みたいなものじゃないでしょうか。つまり、サスケは香燐がドン引きする程の巨大なチャクラで増強された力で後頭部から強か…地面にうち伏せられた訳で、普通だったら頭蓋が割れて脳味噌が飛び出してる筈なんですが、どうも違う(笑)。地面が雷影を中心にして同心円に崩壊してるところを見ると、サスケが地面にコンタクトしてるのは間違い無いでしょう。

<ゴゴゴゴ>「!!?」(香燐)

<ゴゴゴ>「!!?」(香燐)

<ゴゴゴゴ>「う…」(シー)

<ゴゴゴゴゴゴゴ>「終わったな」<タッ>(ダルイ)

雷影の雷我爆弾の轟音が香燐、水月、シー、ダルイ…それぞれに響きます。シーに意識があって良かったです。今のサスケが手加減するとは思えないので、シーの抵抗がサスケの幻術のダメージを軽減したのかな…と思います。"鷹"は”鷹”で、水月と香燐の反応が全く一緒だったのが、水月のスパイ疑惑をイキとするならば、香燐まで…と心配にさせます。そもそも、”鷹”とはサスケが自らの目的達成の為に立ち上げた小隊だけれども、それが巧妙に仕組まれたトラップで、密命を帯びた草(任務を帯びて潜伏する忍)が大蛇丸の配下にワンサカ送り込まれてたとすれば、その手法にはトビの臭いを感じます。サスケを生かし続けて利用する為に”鷹”は仕組まれたんじゃないのか?と考える僕は黒すぎる?(笑)


(あれが雷影の忍耐術か…
これではもうサスケは生きてはいまい…
増援はいらなかったな)(侍)

「!?」<ピキッ>(雷影)

<ピシィ>「うっ…」(サスケ)

<スゥー…>(サスケ)

「フン!」<スッ><ズン>(雷影)

決まったかに見えた雷影の雷我爆弾(雷我…ライガーは解るんだけど、爆弾…ボムの読みが解らん!!)ですが、サスケは間一髪!!…”須佐能呼”で防いだようです。イタチがサスケの麒麟を受け切った時に出した…例の骸骨ちゃん。サスケは未だ、霊器を所有していないので骸骨ちゃんだけなんでしょう。霊器がこの骸骨ちゃんに肉を宿すのだと、僕は考えています。イタチの場合は八咫鏡(やたのかがみ)がドレッドちゃんで、十挙剣(とつかのつるぎ)が天狗ちゃんでしたっけ。多分、サスケがイタチの眼を移植して引き継げば自動的にサスケに二つの霊器が渡る仕組みなんだと思います。”須佐能呼”の基礎的な防御能力で一応、雷影の雷我爆弾を受け切る事が出来たけど、霊器を持ってないのは痛い。

多分、”須佐能呼”に関しては誰もがお初で、雷影も積極的には仕掛けて行きません。木ノ葉からの情報提供でも”天照”や”月読”に関しては伝わってるでしょうが、”須佐能呼”の情報はなかった筈です…と言うのは、”須佐能呼”が命を媒介(”須佐能呼”が術者の命を喰らう)にする瞳術であり、それが万華鏡写輪眼の保有者に限定されるので極めてレアだから。ちなみにサスケが”天照”と”月読”を使えるのは万華鏡写輪眼のコピーだと、僕は考えています。サスケはキラビ戦で発動した”天照”の黒炎を消し去る瞳術を会得していて、ナル×ジャン的には「威挫凪(いざなぎ)」と命名してるんですが、それがサスケの万華鏡のオリジナルなんだと思います。右眼と左眼で各一ならば都合四種類の瞳術が使える筈です。


<ザッ>「シー大丈夫か!」(ダルイ)

「ダルイ…
そっちはケリついたのか?」(シー)

<ザッ>(サスケ)

<ハァ><ハァ>(サスケ)

(あれが万華鏡写輪眼か…)(雷影)

倒れて動かないシーの元にダルイが駆けつけます。よく見ると背中の鉈(竜牙鉈)は鞘(さや)のみ。一応、水月との一戦は剣士てしての決着は付いている事が後の描写で解ります。この時点で、ダルイはサスケの敗戦=死を信じて疑ってませんから、既に雷影班の任務はコンプリート…であれば、仲間の安否を気遣うのが優先順位であり、ダルイの冷静さが光ります。きっと、僕が期待するくらいにダルイの力量は高いのだと思います。もしも、雷影が大ピンチを迎えようもんなら、ダルイも伝家の竜遁を繰り出してェェェ~ッ!!(笑)ま…口は悪いけど仲間想いの良いヤツなんだと思いますよ。あと…カップリング的には「ダルシー」(ダルイとシー)なんて出来てもおかしくないくらい二人は仲良しなんだろうな…(汗)。

<バチィ>「フン!」<バン>(雷影)

サスケがあられもない姿で仰向けの大股開きなんてッ!!激萌えの悲鳴がそこかしこで………(笑)。ま…僕もちょっと萌えましたけど(汗)。しかし、”須佐能呼”がなければヤバかった…ってか、脳味噌ピューッ!!でした。雷影は六道仙人の系譜で言うと弟系(仙人の肉体)なのはガチだと思います。キラビの雰囲気や尾獣管理の思想を分析した時点で柱間親派としての雲隠れを想定した程で、それがナルトの土下座の時に雷影が見せた…別れ際の非常に穏やかな目配せで急上昇してたんだけど、忍界が六道仙人の二人の子の樹形図として成立してる事実と重ねると、雷影の屈強さには「仙人の肉体」を強く連想してしまいます。トビが雷影を見て何と言うかは興味深いところではあります。


「アレ(雷我爆弾)を食らって
生きてる奴なんて今までいなかった…
あの骨にしろ…何なんだコイツ?」(ダルイ)

「オレが幻術で押し負けた」(シー)

……体がまだ思うように動かない…
ああいう天才ってのはたまに出てくる…」(シー)

サムイ小隊が木ノ葉で書き写したサスケの情報は雷影小隊には100%伝わってる筈ですから、それでも”須佐能呼”を「骨」と言うからには木ノ葉にも伝承すら残されてないって事でしょう。ここでは、シーの台詞が非常に興味深いんですが、「天才」と言う響きの中には四代目火影・ミナトやうちはイタチ…それに…はたけカカシが居そうな気配です。この後のシーのリークの中に、その可能性が随所に仕込まれていますので、どうぞお見逃しなく(笑)。シーはかなりの事情通のようですし、雷影とミナトの関係についても、僕は期待してるので、どうか戦死する事なく今後もペラペラとネタを披露して欲しいものです(笑)。ま…シーにはダルイが付いてるからちょっとやそっとじゃ死んだりしないよね(笑)。


(うちはサスケ…しぶとい…!)(侍)

<ガチャ><ガチャ><ガチャ>

「!」(増援か!?)(侍)

<ザザザッ>

「………」(サスケ)

「!」(ダルイ)

「!」(シー)


「おいシー
うちはの眼…前と少し違わねーか?」(ダルイ)

<ツー>(サスケ)

「万華鏡写輪眼か!?」(そうか
だから雷影様はあそこまでの活性化を…
瞬身の術で対抗するする気だ)(シー)

サスケも万華鏡写輪眼を出して本気モード。”須佐能呼”をいきなり出しちゃうのには驚いたけれど、それだけ雷影が強敵だった…と言う事だ。どうやら雷影がサスケの万華鏡写輪眼…三つ巴文様じゃないサスケの眼…を見るや否や「雷遁の鎧」を増強したのは、どうやら”天照”対策だったみたいです。”天照”の発動条件としては対象にピントが合う必要があるから、超高速移動で躱せると判断したんでしょう。一対一で”天照”のようなタメが必要な忍術は不利です。特に雷影みたいな超高速の瞬身がある相手には厳しい。それを補完するのが”須佐能呼”の防御力なんだろうけど、霊器を持たないサスケの”須佐能呼”は如何せん役不足です。また、雷影が”月読”を警戒しないのは「ガイ方式」の情報提供があったのかも?


<バチチィ>(ボク…雷遁に弱すぎるかな?
しびれてうまく液体化もできやしない…)(水月)

(雷影のチャクラが
むちゃくちゃでかくなった)
(香燐)

(これじゃ尾獣並だぞ!!)<ガタ><ガタ>(香燐)

サスケが粛々と”天照”のチャクラを練り込む中、役には立たないと思うけれど、侍達の増援も到着します。何気に”須佐能呼”も成長してるようですが、霊器を携えて受肉する気配はありません。やはり、霊器の継承、或いは新規の獲得はサスケ的にもなかったようです。"鷹"がキラビ戦の傷を癒す暇に霊器を探しまくるサスケも可愛いっちゃあ可愛いんですが、サスケは自分の万華鏡の瞳力にもの凄い自信があったからね。若いと言うか何と言うか…(汗)。ちなみに、水月は雷遁チャクラを帯びた竜牙鉈の餌食になった模様。ダルイが惜しげもなく手放してしまうんだから業物じゃないんだろうけど、刀剣フェチの水月が放っとかないだろうし、首斬り包丁とのニコイチの可能性もあり。あと、雷影のチャクラは尾獣並だそうな。







「ナルト……
お前はいずれサスケと戦う事になるだろう
イヤ…オレがお前にサスケをぶつける」(トビ)

「長きに渡る因縁の戦い
…うちはの存在をサスケに証明させる」(トビ)

「サスケはおめーのオモチャじゃねェー!!
勝手な事言ってんな!!」(ナルト)

一方、場面は変わって鉄の国近くのとある民宿。ヤマカカがトビの捕縛に成功して尋問中の場面です。思いっ切り「終末の谷の決闘」を予感させるトビですが、これはハッキリ言って好かぬ…と言うのは、例えば、トビがサスケの身体を乗っ取って自分(マダラとして)が闘うならアリなんですが、第三者として二人を闘わせるみたいなのはナル×ジャン的に叫ぶところの「終末の谷の決闘」ではないからです。先週の提示で六道仙人の子孫としての「兄系」「弟系」の衝突が「終末の谷の決闘」と言う事になると思いますが、それはDNAに刻まれた「呪い」に拠るべきであって、それに深く関わっているとは言え、ナルトとサスケ以外が関与するべきではない…と思うんです。ナルトの「オモチャ」とはそれを上手く指し示しています。


「サスケも長門のように心変わりさせてやるとでも?
それこそ勝手な言い分だぞ…ナルト
人をコントロールするには
心の闇を利用するテクニックが必要だ
長門はたまたま人に感化されやすい子だったがな」(トビ)

「………」(ナルト)

「長門とてめーを一緒にすんな!!」(ナルト)

「やり方は違っても
あいつは本心で平和を望んでいた!」(ナルト)

「けどおめーは違う!!」(ナルト)

「フッ…だな…」(トビ)

何が気に食わないって、人の心を操るなんてオトナが口にしてはならない。特に子供の前でこんな事言うなんて信じられないです。ところが、ナルトが「平和」を口にした途端、トビが萎えるように大人しくなったのは何だろう。ちょっと胸が<ザワッ>っと来た(笑)。トビはナルトに千手柱間を感じてるから、ナルトが真っすぐに自分を睨みつけて、真っすぐな言葉をぶつけて来る姿には恐怖に近いプレッシャーを感じるのかも知れません。しかし、この退き方…。物悲しい…と言うか、落胆した…と言うか、理解されてない…失望感みたいなものが滲んでませんか?それがこの後、カカシの尋問に歪んだ答を返させたんじゃないかと…相容れない…お互いを許容できない…これが「呪い」の正体なんだろうかと辛くなってしまいました。


「くだらない
その証明が目的なら…
なぜ尾獣を集める?

お前の目的は一体―何だ?
何が望みなんだ?」(カカシ)

「…そうだな…
しいて言うなら…」(トビ)

「完全体になる事か…」(トビ)

カカシが言う「くだらない」はトビがプロモーターになった「終末の谷の決闘」です(笑)。それと”暁”が集める尾獣が全く繋がりませんけど…と、鋭い突っ込みを入れたのですが、これにトビが悪びれて応えたように見えて仕方なかとです。もしかして、ホントはトビも「平和」を求めてるんじゃないだろうか…なんて、僕は考えたりしています。それはダンゾウが危惧する忍界と”暁”の軋轢(あつれき)に起因する仮説でもあります。ダンゾウが”暁”の真意に気付いている一人だとして、それで恥も外聞もなく火影になって…としてるのだとして…。ならば、”暁”は今ある忍界を終わらせようとしてる事になります。例えば、忍と言うスキルがあるから憎しみが連鎖するのだから、忍界を終わらせるのは極めて正論にも思えます。

「完全体…!?」(カカシ)

「どういう事だ!?」(ヤマト)

「………」(ナルト)

トビの言う「完全体」が「月の眼計画」の最終目標なのだとしたら、やはり「オレが!!オレが!!」の忌むべき存在になってしまうんですが、その先に「平和」があるならば、それがトビの「よかれ」になる。これはダンゾウも一緒でしょう。だから、ナルトに長門と違うとか、「平和」を持ち出されて悲しくなっちゃたのだとしたら、トビにも同情を禁じ得ない(笑)。あの「だな…」をナルトへの同意だとするならば、トビの「オレが!!オレが!!」が希薄になってしまうから、それだとトビがワル役でいられない…ちゅーか、結構良いヤツになってしまうので、ここは「理解されてないオーラ」の発露と解釈したいです(笑)。この部分の解釈は今後の展開に非常に重要だと思えるので、もう少しだけ考えさせて…。


「お前らに話してもあまり意味がない
もっと効果的な場で話す…」
<ズズズ…>(トビ)

「!」(カカシ)

<ズズズ>「…お前らとの会話…
楽しかったよ…じゃあな…」(トビ)

…って、言うだけ言って<ズズズ>って………ヤマト、バカーッ!!時空間結界とか張ってなかったんかい!!ナルトを捕まえる為に実体化したトビの時空間移動を全く警戒してなかったんかい!!…ってか、まさか、民宿の修理を優先してたとか、そんなこたあないよな(笑)。ところで、トビが言う「もっと効果的な場で…」って言うのは、もしかしたら五影会談の会場かしら…と、僕は考えています。つまりは、正式な”暁”による忍界に対する宣戦布告と言う事。でも、ま…それも実は揺動の一環で、ホントの狙いはサスケの救出、或いは回収じゃないかと、僕は考えています。”鷹”の存在。トビがサスケに積極的に関わる事実。それらが「輪廻眼の承認=真・万華鏡写輪眼」に付帯した兄系(仙人の眼)の強迫にも見えます(笑)。

それが、僕の言う「トビの悪びれた態度」であって、ナルト(=柱間)の理解が得られなかった落胆なんじゃなかろうかと…些かトビに同情してしまった部分です。確かに物語は「終末の谷の決闘」に向かってまっしぐらな雰囲気ではあります。ナル×ジャン的にはサスケが木ノ葉に「ワーイ!!」と返って来れる未来を推奨していたので(「サスケの瞳孔」参照)、あるにしても「終末の谷の決闘」もかつて在った「柱間VSマダラ」とは違った景色を想定していたんですが、どうやらちょっとやそっとでは解けない「呪い」があったようで、それが兄弟に降り注ぐ親の愛情を起点にした愛憎だったんだから、ちょっと厄介です。その予感がトビの「だな…」に共鳴して、僕の心の中でのたうち回ってる…。何故だか切ない訳です。







<ポチャ>(サスケ)

(天照!!)(サスケ)

<ズッ><スゥー>(雷影)

<ズゴッ>「ぐあああ!!」(侍)

「!」(サスケ)

<ジュウウウ>「うわああ!!」(侍)

「炎を消すんだ!」<ダッ>(侍)

<タタッ>「ただの炎じゃない
近付くな!」
(侍)

<ザッ>「!?」(侍)

(見ている視点から発火する
天照!コレが…)(シー)

一方、”須佐能呼”の庇護の下、サスケがいよいよ天照を発動しますが、その黒炎を雷影の瞬身が躱します。この反応速度が「黄色い閃光」に劣らない…と言うのは、瞬身のスピードが「閃光=光速」に近いとも取れる…。理屈としては雷影の残像にサスケが着火しようとしたと解釈するべきで、写輪眼でも見切れない程、高速に雷影は移動している筈です。つまり、これが雷影の天照対策…シーが予見した通りの戦法です。サスケも状態2の瞬身でイタチの”天照”を躱してましたから…あれはイタチの手心とする説もありますが…同じ理屈ですね。それと、この周辺でシーの「もしかしたら…イタチを知ってる?疑惑」が大量に噴出しています(笑)。ま…”天照”の知識は「木ノ葉→サムイ」経由の提供ではあると思いますが…。


(雷虐水平!!)(雷影)

<ゴウ>「!!」<ザッ>(雷影)

(うまい!黒炎の盾!
雷影の瞬身スピードはケタ違い!
目で追いきれないなら
触れてはいけない盾にすればいい!
これでうかつにはサスケに攻撃できない!)(香燐)

(黒炎をコントロールしたのか!?形態変化まで!!)(シー)

(イタチよりも黒炎に長けているというのか?)(シー)

マンマとサスケの刺客を背後から忍び寄る雷影。勿論、写輪眼も前周囲索敵が可能な瞳術でしょうが、如何せんスピードが桁外れに速い。今度は雷影も重流暴ではなく雷虐水平…空手チョップ…で突っ込み過ぎには注意をしています。しかし、その攻撃にサスケの”須佐能呼”が反応したのか?教えたのか?”天照”の黒炎が湧いて出て「黒炎の盾」を形成して雷影を迎え撃ちます。この反応は我愛羅の絶対防御に似てるけど、あれは「母親の想い」が染み込んだ砂が自動で我愛羅を護るもので、イタチがそれを残した描写はありませんでした。親の愛…と言うならば”須佐能呼”はそのものなんだけど、「者の書」の情報に拠れば万華鏡写輪眼のオプションとの事なので却下です。雷影を見失ったサスケの機転かも知れません。

シーはサスケの「黒炎の盾」を”天照”の形態変化と受け取っていまして、それをしてイタチよりも”天照”の扱いに馴れている…と驚いています。つまり、シーはイタチを知っている可能性が高い。イタチの”天照”は木ノ葉の情報にあっただろうけど、そこに「形態変化は出来ません」なんて情報…ない事を証明する為には情報量が明らかに少ないから…が入っている筈ないので、シーがイタチとサスケのスキルを比較できるって事は、木ノ葉からイタチの情報もリークがあった?…と言う事ではないかと、僕には思える訳。それと余談ですが…シーの推理の下のサスケの流し目。これって雷影の視界だと思うんですけど…思いっ切り、サスケの写輪眼を見てますよね。それで雷影は切れてるんだし…(汗)。


<ドシュ>「雷影をなめるな!!!」(雷影)

<バキィ><バキィ>

(え!?)(香燐)

「雷影様!…まさか?」(シー)

左腕……
くれてやるとはね…」(ダルイ)

誰もが「黒炎の盾」に雷影が踏み止まる…と思ってた次の瞬間…雷影の雷虐水平が躊躇なくサスケの首元に叩き込まれます。サスケの”須佐能呼”は霊器を携えない素の状態ですから、絶対防御とは言えない。せめてイタチの八咫鏡(やたのかがみ)だけでも譲り受けるべきでした。ただ、この一撃の前に雷影がサスケの写輪眼を見てる可能性もあるので、幻術オチの可能性も僅かながら残します。しかし、遠く離れた香燐やシー、ダルイが同様にこの一撃を見てるので、サスケヤバしは高確率配当です(汗)。心配なのは雷影の左手ですが、腕の忍具を捨てて助かるのか?それとも、自分で切り落とすのか?そんなのお構い無しの一撃でしたから、これを「覚悟」と言う事をサスケも身をもって学んだ事でしょう(笑)。


<ドカ>(サスケ)

<ザッ>(雷影)

<バッ>「止めだ!!」(雷影)

つーか、止めも何も首の骨が折れたら即死でしょうよ(笑)。それでも雷影が残心するのは浅かったからか?サスケの周囲には”須佐能呼”が展開されていて、雷影の一撃も「黒炎の盾」→”須佐能呼”越しでしたから、威力は減衰してる筈です。それでも、雷影の空手チョップはサスケの首に入ってるし、サスケも思いっ切り豆鉄砲です。これは雷影とサスケの喧嘩だから、どっちがどれだけ怒るかで勝敗は別れる。以前、サクラの行でも考えたんですが、それ程、人の情念とは恐ろしいモノだと思います。その結果、サスケは絶体絶命の大ピンチだし、僕はここに救いを見出すなら、このエピソードの序盤に提示された重吾の存在が関係して来るんじゃないでしょうか。そこには重吾の覚悟がある訳で、人の情念とは如何に恐ろしいか…を僕らに示す事になるんじゃないかと…(汗)。

それか…ゼツ・黒トビ大外一気の介入か?!
そして、その退路の先に「イタチの眼」がある?!

全てはトビのシナリオ通り…?!



 
業務連絡:まだ風邪が長引いて床に臥せっております。インフルエンザではないのですが、身体がだるかったり、微熱が続いていたりで会社もお休みさせていただいております。メールも沢山いただいていていますがお返事をする元気が残っていません。なので、愛の徳政令と言う事でご了承願います。しっかり休んで養生しようと思います。心配かけてスミマセン。もう大分良いので週中には正常パターンに戻れると思います。何事にも極端なところが良くない。風邪も大袈裟に引く(笑)。じきに良くなります。メール貰った方々には申し訳ないです。ホントにゴメンなさい。<ヘックションッ!!>ケルベロス

  
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「別ルート」(サスケの忍道ep462補足)

  
「ウマクイッタナ」(ゼツ)

「…イヤ…長門にしても
オレのための輪廻天生の術を
あんな事に使うとは思わなかった…

裏切るとはな…」(トビ)

「サスケが長門以上になったとしても
コントロールできなければ意味がない
外道魔像も当分はリンクさせるつもりはない
様子を見た方がいいだろう」(トビ)

「ダガ長門ガ死ヌシナリオ
用意シテアッタト…」(ゼツ)

「一応な…だが
オレの本命ルートじゃないのは確かだ
うずまきナルト…
奴のせいで計画が少しズラされた」(トビ)

「ドウスル?動クノカ?」(ゼツ)

虎視眈々といくのはここまでだ
”月の眼計画”を急ぐとしよう」(トビ)

第453話「五影会談前夜…!!」で、サスケの標的を木ノ葉隠れの里からダンゾウにすり替えたトビとゼツ・黒が話してた内容が黒過ぎて、こっちまでズブズブに黒い考察チャクラが吹き出して、手の持ったコップの水が真っ黒になったのを思い出しました(笑)。この時、ゼツは”鷹”を五影会談の会場である鉄の国に案内する為に白黒で分離し、ゼツ・白が”鷹”と共に立ち去って、残されたのがトビとゼツ・黒のみ。この条件が更にトビが提供する情報の信憑性を高めていると、僕は考えています。例えば、「真相うんぬんは抜きにして」(第44巻/41頁)…あれはゼツ・白を意識したはトビの配慮だったと考えていまして、ゼツ・白が居なくなった後のトビとゼツ・黒のズブズブの黒さを喜々として拝見しておりました(笑)。

「サスケが長門以上になったとしても
コントロールできなければ意味がない
外道魔像も当分はリンクさせるつもりはない
様子を見た方がいいだろう」(トビ)

ま…ここで語られるトビの真っ黒な台詞の読み込みは佳境に入った物語の解析には非常に重要で、サスケが五影会談に向かう…トビに仕向けられた…理由に大きく関わっています。当初、それを「外道魔像とのリンク」に拘っていたんですが、トビ的には「当分はリンクさせるつもりはない」と明言しております故、ちょっと違う(汗)。ナル×ジャン的には「オトナの恥」とも言うべき「半蔵事件」の再来を予見させるトビの邪な作戦を避難したかったんですが(笑)、五影会談の会場に外道魔像が再臨する想定は”暁”にとっても危険度が高いですし、サスケを手懐けたと言っても、完全にコントロールには至っていません。それに関してトビが言及している点を重く見れば、サスケの「五影会談への潜入→ダンゾウの暗殺」には別の理由が欲しい。

「オレの本命ルートじゃないのは確かだ
うずまきナルト…
奴のせいで計画が少しズラされた」(トビ)

ゼツ・白が居なくなった後(←ココ!!重要)のトビとゼツ・黒の会話…そこに信憑性を見出せる…として考えるならば、長門の「外道・輪廻転生の術」の発動を「裏切り」と避難し、「オレのための…」と言い切る部分にトビの本音が潜んでいると考えてまず間違いないでしょう。しかも、トビは長門の死をそんなに悲しんでも、落胆もしていません。「…また外道魔像とシンクロさせるコマが必要だな…」(第450話/「歓呼の里!!」)と極めて事務的に流しています。確かに長門がナルトのに勝利し、木ノ葉を潰し、同時に九尾を”暁”が得る結果がトビ的には合理的であり、それを「本命ルート」と呼んでるように感じます。しかし、結果として長門はナルトに絆されて「外道・輪廻転生の術」を使ってしまい、剰え死んでしまった…。

虎視眈々といくのはここまでだ
”月の眼計画”を急ぐとしよう」(トビ)

トビがナルトのせいで「少しズラされた…」と言っている事から、「本命ルート」であろうと「別ルート」であろうと、トビの目指すモノは変わらないと考えるべきでしょう。そして、その計画名が「月の眼計画」である事までは解りました。この情報だって、ゼツ・白が居たら出なかったんだろうな…とも思えます。ちょっとお話がズレちゃうけど、この考えにはゼツ・白がトビやゼツ・黒と違う層を泳いで貰いたいからで、ゼツが白黒で分裂する想定が現実になった事で更にナル×ジャン的な必要性を高めています(笑)。だから、雷影に首の骨を折られて倒れてるゼツ・白も狸寝入りで、ドサクサに紛れて…と期待中(閑話休題)。そして、「月の眼計画」に黒くなるトビとゼツ・黒にも増して黒かったのが、大ガマ仙人だと、僕は考えて居ます。


「終わったようじゃ…」(大ガマ仙人)

「どうなったんですかいのう!?」(ガマブン太)

「予言通りじゃ…
自来也の弟子二人共
予言の子として交わり
忍の変革を導く者達だったとは思わなんだが
あの時…自来也が諦めん選択をした時点で
この事はもう決まっていたのかもしれんのう
……あの本(『ド根性忍伝』)が
本当に世界を変える鍵になるとはのう」(大ガマ仙人)

第449話「希望の花」で久々に登場した大ガマ仙人と、全身包帯だらけのガマブン太が語らうシーンに、予言の持つ黒さが見え隠れ…(笑)。この時の大ガマ仙人のはしゃぎ方に多大な違和感を覚え、黒い考察チャクラで書きなぐったのが「大ガマ仙人は何故、ほくそ笑んだのか?」(疑問の考察)で、大ガマ仙人は長門の死…と言いますか、寧ろ「外道・輪廻転生の術」に注目しているフシがあって、その解釈が「ほくそ笑み」を起点にして「予言の成就」に繋がっている…とするのがナル×ジャンの見解担っていまして、それがトビの言う「オレのための…」とか、「裏切るとは…」に重なります。長門の死が痛くも痒くもないトビが唯一悔しがった「外道・輪廻転生の術」の発動…そして、それが大ガマ仙人をほくそ笑ました…。

「この物語は素晴らしいです
エピソードが先生の数々の伝説になぞらえてあって
何か自伝小説っぽくて―」(ミナト)

「だがの…まったく売れんかった
次回はお得意のエロ要素でも
入れてみるかのォ」(自来也)

そもそも、輪廻眼の長門を三年間だけ面倒見て放り出した自来也にも不信感がありました。もっと、不自然に思えたのが「ド根性忍伝」「まったく売れんかった」というところ(第42巻/51頁)。「ド根性忍伝」とは自来也の処女作であり、長門の熱い魂に触発されて一気に書き上げた渾身の一本でしたから、面白くない筈ない…。現実問題として、長門やナルトはその文章に打たれています。二人が物語に甚く感情移入していたのは、自来也が物語に埋め込んだ主人公の「超イケメン設定」に長門とナルトがそれぞれ呼応していた事で明らかです。この本が売れなかった…のは、僕には多大な違和感です。そう言えば、妙木山で修行中のナルトに「ド根性忍伝」は唐突に手渡されました…あの時、フカサクが何の脈絡もなくナルトにさし出したんですよね。

もしかしたら、あれは「予言の子」だけに読まれるべき書物であり、人目を忍ぶ名著だったんではないかと、僕は黒くなっています。ミナトが持っていたのも妙木山から直々に手渡されたんじゃないでしょうか。「まったく売れんかった…」と言うのも、妙木山の介入で買い占めされたか、流通をコントロールされてたかで、販売の機会を尽く邪魔された結果だったんじゃないかと、僕は考えるとです。ま…エロ要素が忍界の閉鎖的な性衝動に見事にハマった…と言うのもアリはアリですが…(笑)。結果的には、「ド根性忍伝」を呼んだ長門とナルトが、自来也の伝えんとした「物語の芯」に震え…両者が交わり、長門はナルトへ自らの「痛み」を託し、輪廻眼の最後の能力である「外道・輪廻転生の術」を発動した…。

それは輪廻眼の承認だった…。

長門の輪廻眼は血継限界ではなく、突然変異…厳密に言うと、「月=六道仙人のチャクラ」が特異点に降りる…ような…憑依に近い発現なのだと、僕は考えています。これは「サスケの忍道…!!」(ep462)で提示された六道仙人の二人の子…兄(仙人の眼)と弟(仙人の肉体)のそれぞれの「血の継承」とは全く違った能力の発現で、長門が「月=六道仙人」に選抜された結果だったする考えです。そして、長門がナルトを認め、「外道・輪廻転生の術」を発動し逝った…。この一部始終を俯瞰する大ガマ仙人がほくそ笑んだ事。トビが何よりも驚き悔しがった事。この二つを考え合わせれば、これを「輪廻眼の承認」とするべきだと、僕は考える訳です。そして、それは「予言の成就」(=大ガマ仙人がほくそ笑んだ…)と等しかった。

つまり、大ガマ仙人の「予言」とは「輪廻眼の承認」を得る事にあったのだと、僕は考えます。その為に長門が自来也に弟子入りした行にも妙木山の恣意的な関連があったとも思います。この場合、描写的に最も積極的に絡んだ大蛇丸が臭い!!(汗)ぶっちゃけ、柱間も「予言の子」であったと思います。系統で言えば、弟系(仙人の肉体)であり、その系譜の上に「波風ミナト→うずまきナルト」がある事も、トビの吐露で提示されるに至りました。また、ナルトが長門に敗れ、九尾を”暁”が手に入れる想定がトビの「本命ルート」とするならば、それは大ガマ仙人の「予言の成就」の阻止だったのだと思います。逆に、トビが「本命ルート」を諦め「別ルート」にスイッチするのは、ナルトが「輪廻眼の承認」を得た事に起因してる…。

一度、「輪廻眼の承認」がナルトに下ってしまったからには、動かせない事情があった筈です。トビの「ルート」が狂わされ、それが「別ルート」を選択させる訳で、現在、ヤマトの木遁に縛られ、カカシの尋問にペラペラと喋りまくるトビの積極性には「別ルート」を成そうとする意図を濃厚に感じます。それは、それ以前にサスケを五影会談に向かわせた行動から既に始まっていて、ゼツ・黒が言う「ウマクイッタナ」に集約されています。トビとゼツ・黒の阿吽が尚の事、僕には黒く感じられる訳で、六道仙人の兄系(仙人の眼)である写輪眼の系譜で、既に万華鏡写輪眼を開いたサスケに二人のネットリとした視線が絡む描写にはサスケに対する期待(=別ルート)の目的意識が溢れている様です。

「サスケェ!!
お前はオレにとっての新たな光だ!
お前はオレのスペアだ!!
元来うちは一族は万華鏡写輪眼の為に友と殺し合い…
永遠の瞳力を得るために兄弟で殺し合い

そうして力を誇示し続けてきた汚れた一族なのだ!!
そしてその一族の中に生まれ落ちた時からお前も
この血塗られた運命に巻き込まれている!!」(イタチ)

「さあ来い!よ!!
オレはお前を殺して一族の宿命から解放され
本当の変化を手にする!」(イタチ)

「イタチVSサスケ」のイタチの「止めて~ッ!!」なシーンですが…(笑)(第42巻/128-130頁)。イタチがサスケの眼を奪おうとする必死さって、結局はサスケにイタチの眼を移す事の大切さを切々と伝えた事に他ならないと思うんですよ。そもそも、万華鏡を開いただけでは、使う度に封印されて行く限定的な力に過ぎません。しかし、それは兄系(仙人の眼)を受け継ぐ一族としては余りにも不完全なシステムです。それを解消する為の方法論として「一族内での殺し合い」があった…。万華鏡写輪眼も「大切な友を殺す」という「多大な後悔」が引き金ですし、人の心のダークサイドを押し広げるような極めて理不尽な構造を兄系(仙人の眼)の系譜は内包しているのです。この陰惨な宿命こそが「輪廻眼の承認」だと思います。

うちは一族は「真・万華鏡写輪眼」によって
「輪廻眼の承認」を受ける…。

万華鏡が閉じる=封印に向かうのは「輪廻眼の承認」を得られないからで、兄弟を殺し眼を奪う禁忌を乗り越えてこそ認められる要件こそが「永遠の万華鏡」(真・万華鏡写輪眼)なのだと、僕は考えます。六道仙人の子孫の弟系(仙人の肉体)が「輪廻眼の承認」を得たのと同じように、兄系(仙人の眼)にも「輪廻眼の承認」が必要なのは至極、当たり前に思います。そして、それを目指す流れが、トビの「別ルート」ではないかと、僕は考える訳です。その一環にサスケは五影会談に向かわされ、ゼツ・白のチクリで「雷影VSサスケ」なんて大ピンチを迎えています(汗)。雷影の後ろには残りの「影」と、海千山千の護衛がセットで控える…誰が見ても大ピンチです(笑)。そして、それがトビの狙いだと、僕は考えています。

トビはサスケの「真・万華鏡写輪眼」を開こうとしている!!

全てはサスケに「イタチの運んで来た眼」を移植させる選択をさせる為の企みだと思います。恐らく、トビはサスケの退路を準備していて、その先にはイタチの身体があるのでしょう。追い込まれたサスケは「力」を得る為に一線を越える…その禁忌こそトビの「別ルート」なるシナリオだと思います。ぶっちゃけ、「本命ルート」は長門の勝利でしたから、ナルトは殺された筈。それがならなくなった上に「輪廻眼の承認」がナルトに下ってしまった。それに対応した「別ルート」がサスケの「五影会談襲撃事件」であるならば、うちは(写輪眼)に対する「輪廻眼の承認」=真・万華鏡写輪眼の開眼に向けたもので、「本命ルート」では端折られる筈だった「終末の谷の決闘」が不可避になった事を意味するんじゃないでしょうか。


「お前と会うのは二度目だが
千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる
今もお前の中に初代火影を見る事ができる
死んでもなおあいつは生き続けている」(トビ)

「オレの憧れであり…ライバルであり…
オレの最も憎んだ男」(トビ)

しかし、それがトビの「月の眼計画」と重なるかは微妙…って言うか、「本命ルート」であろうと「別ルート」であろうと、トビの目的は一つだろうから。そこにはトビが頻繁に使う「呪い」と言う言葉が関係してると、僕は思います。詳しくは「終末の谷の決闘」で分析しますが、トビがその「呪い」を解かんが為に腐心してるのは極めて濃厚です。そして、その奥底には父親・六道仙人の選ばれなかった兄(仙人の眼)の弟(仙人の肉体)に対するジェラシーが横たわっているように思います。まるで「闇」が「光」に憧れるかのような…。イタチの想い…父のようだった…「イタチの生き様」。それを遥か彼方から懐かしそうに見るトビの写輪眼…。縺(もつ)れた運命の糸が織り成す螺旋…トビの「別ルート」怪しい道筋を照らしている…。

 
  
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第462話「サスケの忍道…!!」(雷影VS”鷹”編)

 
<フッ>「速い!!」(重吾)

<ドッ>(雷影)

<バチチチチチ><メリメリ>(雷影)

先週の最終頁で重吾が呪印を解放して「グハハハ」となったのを見た雷影が「図にのるなアアア!!!」と切れた続き…”鷹”が「速い!!」と驚くのは雷影が重吾の様子見をする事なく飛び込んで来た事と、純粋に雷影の瞬身が速かったのが混ざってると思います。雷影程のガタイでスピードがあると言うのは、忍の世界にあっても反則なのでしょう(笑)。重いものが速い…これは運動エネルギー(質量×速度二乗)が途方もない!!(汗)ナルトがカルイには「殴ってくれ」と言ったのに、雷影に土下座した時は「殴れ」の「な」もなかったのを誰も責めないでしょう(笑)。これまでの雷影の戦闘を観察する限りでは体術系の徒手格闘がメイン…ただ全身に纏った雷遁チャクラ(後述)が曲者なんじゃないかと、僕は黒くなっています。

「アタイは
デイダラ兄をやったっていう
サスケが見たい!」(黒ツチ)

「ただし雷影に巻き込まれたら
死んでしまう…手は出すな」(オオノキ)

第461話「雲隠れVS”鷹”!!」で、我愛羅に一本取られたオオノキが黒ツチに注意してたのもちょっと引っ掛かる…。雷影の戦闘スタイルが単なる徒手格闘だったら、オオノキがこんな風に注意するかな…と、ふと疑問に思いました。岩隠れの基本忍術・チャクラ特性が「土」で雷影のチャクラ特性である「雷」に劣勢であるだけが理由だとは思えなかった…。雷影の移動スピードが速くて…と言うのも、スピードの上限を敵の攻撃の見切り=眼が決める筈だから、雷影は相当高い動態視力があると思うんです。だから、味方、或いは敵じゃない忍を誤って攻撃する…と言うのは可能性が薄い。だから、徒手格闘以外に広範囲を一瞬で灰燼に帰す凄惨な忍術が雷影にはありそうな予感がオオノキの腰を痛くさせた…と(笑)。


<ゴゴゴ>「!」<ピクン>(シー)

<フッ>「!!」(シー)

(もらった!!)(水月)

雷影の拳を間一髪で受けた重吾ですが、壁にめり込む程圧されています。呪印の部分変化で盾状の防具を拵えて抗ってはいますが防戦一方のようです。重吾の後ろに控えていたサスケと水月は姿が見えないので、ドサクサに紛れて間合いを切ったものと思われます。やはり、徒手格闘は一対一が基本だから巻き込まれる危険性があるのは他の要素が絡む筈です。多分、感知系のシーは消えたサスケと水月のチャクラを捜してたんだと思います。一瞬、後ろを取った水月に驚いていますが、シーと”鷹”の間合いは凄く離れていましたから、ここは水月の瞬身と接敵能力を褒めるべきでしょう。シーは早期警戒や補助系であまり戦闘的でないのかも知れません。役割的に香燐に近いから、回復系の忍術なんかも持ってったりして…。


<ギン>「!!」(水月)

「いいの持ってるね…」(水月)

「折れたからって
こりゃやれねーよ」
<ギギ>(ダルイ)

水月の斬撃に対応できなそうなシーを間一髪でダルイが救います。シーも防御する様子もなかったので、ダルイのチャクラも感じていたのでしょう。水月は折れた首斬り包丁をそのまま使っています。先週、雷影の一撃を受けて折れてしまった切先の方は回収されるんでしょうか?ちょっと心配です。でも、雲隠れの里に置いて来た首斬り包丁がいつの間にか水月の手元に戻っていたし、雲隠れにキラビ戦の後、雲隠れに鹵獲される事もなく現場に残った首斬り包丁を再度、水月が忍び込んで回収したとは考え難いです。それに仮にも忍刀…きっと、サスケの草薙の剣のように自動帰還能力があるんじゃないかと思います。いつの間にか折れた方も水月の手元に戻って復元されるか、二刀に仕立て直すとかあるんじゃないかと楽しみでなりません。

水月が、首斬り包丁を受けたダルイに離し掛けるのは刀を折られた恥を誤摩化す為だと思います。剣士としては刀を折られたり、敵に奪われたりするのは大恥ですから、ダルイの刀(鉈)に興味を示す事でダルイにプレッシャー…ダルイの刀を奪う…を掛けてる訳です。水月は忍刀を集める使命みたいなものを帯びてて、忍刀以外の刀剣には興味がない筈ですから、ダルイの刀には興味ない筈だから、こんな風に牽制するのは雷影の加勢にシーやダルイを向かわせない配慮もあるでしょう。雲隠れチームは非常に攻撃的で、シーの探知能力や幻術による揺動などが加わる事で危険度が増しますから、分断するのが得策。"鷹"は個々の個性が豊かでややもするとバラバラに見えがちだけど、実は凄く連係が良いんですよね。

<ザッ>(シー)

ダルイの加勢に救われたシーが間合いを切ります。この後、シーが積極的に雷影やダルイの戦闘に参加する動きがなかったので、シーが戦闘タイプではないのがガチっぽくなりました(笑)。それでも雷影が五影会談の貴重な二名の枠にシーを加えたのは補助的な能力が高いだけでなく、非常に博識であったり、知的な能力が高いからでしょう。それにダルイが相当な手練で戦闘能力が高い…きっと、雷影はダルイを非常に信頼している…のもあったと思います。あと…水月やダルイの剣技を見る限りでは、刀剣にチャクラを流してる描写がないので、どちらも純粋に刀剣の切れ味で戦うタイプのようです。ま、これでダルイがチャクラ刀使いだったら首斬り包丁にまた傷が入って、三刀流になっちゃうのだけは防げて良かったですね(笑)。


<バチチチ><ズブブブ…>(雷影)

「まずは一匹…」<ギロリ>(雷影)

「写輪眼ごときに
とらえられるワシではないわ」
(雷影)

一方、雷影の拳に圧されていた重吾が抗いきれなくなって殺られちゃったようです(笑)。次はサスケ…とばかりに雷影が眼光鋭く睨むとサスケが何だかビビってる?(笑)サスケの表情は非常に複雑で、雷影の見得からすると、ホントに動きを見切れなかった可能性が高いです。サスケの三つ巴の写輪眼は九尾の衣を纏ったナルトの瞬身や八尾の衣を纏ったキラビの雷犂熱刀も難なく躱しています。そう言えば、雷影(ブラザー)も雷犂熱刀を躱している…しかも、サスケをここまで驚かせるんだから、写輪眼の動態予測能力を凌駕する瞬身の速度や、それを可能にする動態視力が雷影にはある事になります。雷影の怖さはパワーではなくスピードにありそう…そこにコソコソと遠間に潜むシーの解説が挿入されます。

(雷影様の体内の神経伝達…
反応スピードは黄色い閃光に劣らない…

こいつらよくついてきている方だ
しかし
反射を活性化するための
雷遁チャクラをまとった以上
写輪眼でも追いつけない)(シー)

(それにまだ…)(シー)

実はこの吐露が今回のエピソードで一番興味深かった…。ま…トビの半落ちと併せて考慮するなら、やはり雷影は千手→波風の系譜に非常に近い関係性にあると考えるべきだと思うからです。エーッと、シーが(黄色い閃光に劣らない…)と言うのは、チャクラの使い方を意味してて、血継限界、或いは身体的な素養を意味してるんじゃないかと思います。雷影が全身に纏うのはやはり雷遁チャクラであり、それが反射スピードを上げる効果があるとの事。多分、神経伝達の効率を飛躍的に向上させる事で運動能力だけでなく視覚もそれに応じた底上げがなされるのでしょう。それが雷影の言う「写輪眼ごとき」で、恐らくチャクラを膨大に消費しつつ、時間的な制約のあるチャクラのドーピングみたいな忍術体系だと思います。

そして、その引き合いに「黄色い閃光」が出るのは、雷影がミナトと似た体質にあった事を意味すると、僕は解釈しいます。六道仙人が残した二人の子が元になって、代々その子孫同士が憎しみ合い、殺し合うのが忍の世界なのだとしたら、千手(弟)の血がミナト→ナルトだけでなく、他にも分岐して残るのが妥当でしょう。兄もうちはや日向に分岐した筈ですから、何かの事情があって、千手の系列が雲隠れに分岐し伝承された可能性はあっても良いと思います。きっと、シーはその事実を知っていて雷影のチャクラを「黄色い閃光」と比較して見せたんじゃないでしょうか。逆に、ミナトの飛雷神も雷遁チャクラの応用だった可能性がある。そして、シーが含みを残す(それにまだ…)の意味深には雷影の奥の手がプンプン臭いますね。


<スッ>「!」<スッ>(雷影)

<ニヤ>(重吾)

「クァハハアー死ねー!!」<ズズズズズ>(重吾)

「!?」(ダルイ)

「!」(ゼロ距離!)(シー)

<キューン><ドウ>(重吾)

<ゴゴゴゴゴ>「くっ…」(ダルイ)

(やったか!?)(水月)

(何だ!?
雷影様の一撃を食らって
生きていたとでも!?)(シー)

一見、殺られたかに見えた重吾ですが、無数のチャクラ砲を作り出して雷影の浴びせます。雷影の左手は重吾に刺さってて身動きが取れない状況。重吾は圧されてるように見せて、雷影を拘束してた様です。後の描写で雷影の拳が重吾の右腕を劈(つんざ)き右胸=心臓に達していた事が分かるんですが、重吾は呪印の能力を駆使して心臓の位置も変える事が出来るようです。もっとも、重吾の芝居に気を抜いた雷影も甘いっちゃあ甘い(笑)。ホントならトドメに頭部を潰すとか駄目押しがあっても良いと思います。でも、それを言うなら攻撃の前に大声で喚き立てる重吾もどうかしてて、これから攻撃しますねー…みたいな、これじゃ残心がなくても躱せるだろうと。水月がシーに迫った時の無口と鮮明なコントラストがあります。

重吾のチャクラ砲はゼロ距離での射撃だったけど、射撃の前の大声や、射撃までのタメ…これを武道では「おこり」と呼んで非常に嫌います…があったので、雷影なら躱せるでしょう。ただ、チャクラ砲の威力や規模は大層であり、重吾には絶対の自信があったのも分かります。これがサスケに身体の大部分を分け与える前だったら分からなかったかもね。これって運動会の掛けっこでコケちゃうお父さんに似てるかも。お父さんは掛けっこで若い時のイメージがあって、その割には足腰が衰えてて面白いくらい転ぶそうです。我が子に良いところを見せたいのもあるだろうし。きっと、重吾もそれに似たイメージと実際の乖離があったのかも知れません。しかし、有効な揺動にはなった…それをサスケは見逃さなかった…。


「!?」(シー)

「!?」(シー)

<ガッ>「くっ…!」(こ…これは…幻術か)(シー)

シーはチャクラ感知タイプのようなので、重吾の膨大なチャクラ砲に撹乱されてスキが出来たのだと思います。そして、そのスキにサスケの写輪眼が迫る。シーがサスケの写輪眼のチャクラを感じた時には既に遅し…で、完全にサスケの幻術の中です。この時、サスケの写輪眼が微妙に変化してる。三つ巴文様は通常なんだけど、白眼の辺りに黒い稲妻のような文様が浮き上がっています。状態2の写輪眼も白眼が反転してたから、呪印をイタチに抜かれた後、キラビ戦の雷犂熱刀の瀕死の大けがを修復した重吾の細胞の供与がサスケのチャクラと写輪眼に大きな影響を与えたのだと、僕は考えています。香燐がガクブルに震えたサスケの状態2より濃くて冷たいチャクラ…サスケの行く末が非常に心配になってしまいます。

(こいつら仲間の攻撃を
うまく揺動にあててきやがる!
オレとした事が…くそ!)<ズズズズズ…>(シー)

<ガクガク>(体が動かない…)<ガクガク>(シー)

サスケの幻術の中の醜悪な魔獣?のイメージですが、これはサスケの心に居座る「憎しみ」が具象化したものだと思います。サスケのチャクラそのものと言っても良いでしょう。幻術戦に関して、サスケはイタチと散々、殺り合いましたし、チャクラの力量がダイレクトに影響するだろうから、恐らく重吾の細胞で経絡系を強化されたサスケの写輪眼のチャクラに抗うスベはシーにはなかったでしょう。この攻撃が雷影やダルイに向かわないのは二人にスキがないからでしょう。恐らく、シーは感度が良過ぎたが故に重吾のチャクラ砲に揺れたのでしょう。逆に雷影やダルイはそれほど敏感でもなかったのね。サスケが真っ先にシーを落としたのは香燐の自由を生み出して、ダンゾウの居場所を捜させる意味合いもあったでしょう。


<ドサッ>(シー)

「!」(ダルイ)

「シー
何寝てやがる!
立てって!」<ギン>(ダルイ)

水月がダルイに纏わり付いて離れない連係がそれを如実に物語っています。ダルイが水月に防戦一方なのはサスケの写輪眼の警戒が足枷になってる可能性もあるでしょう。それに、首斬り包丁が折れた事で取り回しが良くなって水月の身体に上手く馴染んだのかも知れません。忍刀が進化する刀剣であるならば、水月への最適化で折れるべくして折れた考えもあり、そもそも、再不斬が使っていた頃の切先の大穴や半月状の切り欠きなどは再不斬に適合した姿だった可能性もあるし…それが水月への適応の中で形を変える…同時に水月の戦闘力がアップしているのが、忍刀と水月の呼応のように思えて、非常に興味深いです。物語が「終末の谷の決闘」に向かうのであれば「忍刀」も重要なファクターですから、首斬り包丁の進化もまた注目が必要です。


<ズズズズ…>「キャハハハ
殺した!殺してやったぜ!!
次はどいつだァ!!?」(重吾)

(重吾の奴
意外と役に立つじゃねーか!
よし!今なら感知されない!
今のうちにダンゾウを…)(香燐)

「!!」<ピクン>(え!!?)(香燐)

<ゴッ>「!!?」(重吾)

重吾には雷影をやった確信があったようですが、無傷の雷影がいきなり横から肘打ちを食らわせます。雷影の両腕に装備される重そうなブレスレット?の突起が突き出てて重吾を吹き飛ばします。重吾の非常に強力なチャクラ砲の攻撃にも雷影が無傷なのが、雷影が纏う雷遁チャクラの防御力なのかと考えてたんですが、先のシーがゲロッた「黄色い閃光」から考えると、シーが含みを残した(それにまだ…)を雷影が発動して躱したんじゃないかと思えて来ます。僕は雷影も時空間移動による超高速の移動ができるんだと考えてます。それは特異な体質に関係してて、波風ミナトの能力とも関係がある…って事で、雷影の弟であるキラビにもそれが伝承してる可能性を残す…つまり、ナルトとキラビが出逢えば非常に面白い事になる訳なのだ(笑)。


<パラパラ>

<スッ>(サスケ)

<バチイイン><キーン>(サスケ)

アッサリと吹き飛ばした重吾に追撃しない雷影もアレですが、一応、残心している。そのスキを見逃さないサスケが雷影の背後を取ります。勿論、無言で…(笑)。基本、闘いに言葉は要らないと思います。重吾みたいに喋る奴ってどんなに強くてもチョロく見える。ま…それが呪印の影響で脳内麻薬が大量に分泌されてるのが原因だとしても、強さと引き換えに精神面での弱さが同居する呪印は問題が多いです。多分、それを知ってて大蛇丸はサスケに呪印を与えたんだと思います。サスケの不安を煽るにはピッタリの道具だった筈です。もしも、呪印が完全無欠であったなら大蛇丸は迷わず自分で使ってたでしょう。欲しがりの大蛇丸が使わなかったのだから、不完全で不安定な選択肢だった事は明白。それが重吾の殺られっぷりで証明されています(笑)。

<ザザッ><バッ><バッ>(サスケ)

<バチチ>(サスケ)

雷影が全身に纏う雷遁チャクラは守備的な要素もある様です。サスケの草薙の剣はチャクラ刀であると同時に、匠によって鍛え上げられた名刀ですから、物理的な切れ味も充分に高い筈です。しかし、サスケの斬撃を見事に弾いています。サスケの雷遁チャクラと雷影の雷遁チャクラとの反発によるところも大きいでしょうが、雷影だけがその恩恵にある訳ではないので、雷影の内部的な尋常でない反応速度の向上が草薙の剣の物理的な攻撃を筋肉や皮膚の硬化などの瞬間的な反応によって防いだんではないかと思います…って言うか、そう思いたいです。何故かって言うと、同質のチャクラ性質でサスケが弾かれたのであれば、チャクラの力量的には雷影が上回ってしまう事になるから。それだと、サスケの千鳥も同じように弾かれちゃうでしょ(汗)。

ま…まだ、サスケも万華鏡写輪眼(威挫凪…仮称)を残していますし、雷影も(それにまだ…)を隠し持っている…。状況的にはイーブンだと思います。それに、サスケは賢いから、"鷹"が全滅する局面は何があっても回避するだろうし、退く勇気を持っていると思います(思いたいです)。トビの半落ちを受け容れるとして、サスケが「憎しみ」を忍道にしてチャクラの強化をなし得たとしても、その先には「うちは一族の再興」や、六道仙人の子供らが悟った「平和」がある筈です。その為の「力」(兄の悟り)と「愛」(弟の悟り)だったじゃないですか!!だから、狂ったように闘いにのめり込むサスケが、冷静に状況判断をしてくれる事を祈ります。サスケが死ぬ想定が全く無いだけに…雷影兄ちゃんが心配で仕方ない罠(汗)。

誰か…邪魔しに来て下さい!!(笑)



業務連絡:心配かけてスミマセン。以前、容態が思わしくなくて自宅で養生しております。今週はノンビリさせて貰う事になったのでゆっくり休んで回復しようと思います。メールのお返事は暫く徳政令発動と言う事でご勘弁願いまして状態の回復に努めたいと思います。夏バテもあったと思います。今夏はちょっと無理し過ぎたかも(汗)。ここらでしっかり養生させて貰います…って、夏休みは何の為にあったんだ!?と言うのは無しの方向で…(笑)。皆様もお身体にはご自愛下さいませ…って、言えた義理ではないけれど…トホホ(汗)。それと…おかゆ…ご…ご馳走さまでした…ケルベロス<グォフォッ>(090909)。

  
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第462話「サスケの忍道…!!」(トビ半落ち編)

 
<ドン>「嘘だっ…!!
そんなのでたらめだ!!」(ナルト)

「そんな…
まさか…」(ヤマト)

「サスケの事を話す上で
イタチの事は避けては通れない」(トビ)

「冗談はよせ…
そんな話は信じられない」(カカシ)

「いや……
嘘ではない」(トビ)

「それがイタチの真実だ
奴はサスケのため木ノ葉のために死んだ」(トビ)

<ヂヂ…>(カカシ)

エーッと、いきなり端折りですが、ここは単行本の43巻辺りでサスケの「儀式」でトビが語ったイタチの一部始終…イタチはうちはにスパイとして送り込まれて、「うちは虐殺」も任務で、”暁”でもスパイの役割をしてて、サスケに殺される事で、サスケの万華鏡を開いた…を、長々と喋った直後なんだと思います。ヤマトの「そんな…まさか…」からも、暗部がイタチや「うちは虐殺」にノータッチだった事が分かります。同時に、暗部なら…そのくらいの密命もある…と共感が滲んだ反応であるとも思います。この行で、ヤマカカの反応の微妙な差異が目に付いて仕方ないッス。これは二人の想いの方向…或いは、起点が違うからで、味わい深くもある……。凄く仄かなんで見逃さないように、読み込んでみて下さい。

ここではヤマトよりカカシの方が心中穏やかでなくて、それがカカシの人となりとリニアに表現されててシビれます。キッシーって、そう言うの凄く上手い。本誌80頁の左下の小さいコマ…。このカット、凄く良い。非常に冷静に木遁チャクラを維持しつつ、トビを捕縛し続けるヤマトに対して、カカシの揺らぎが、カカシの左手の雷遁チャクラの<ヂヂ…>に見て取れます。雷遁チャクラだから、自由放電かとも思うんですが、トビの「半落ち」で、カカシの雷遁チャクラが揺れる…描かれるのはココだけなの。これってカカシの動揺…チャクラの揺らぎ…なんだと、僕は思ってしまう訳だ。しっかし、このカットは上手い!!美味いよ!!キッシー。この「間」でお腹いっぱいになっちゃうくらいにシビれたよ。


「どういう事だ?
それがもし真実だとして
それをサスケが知っているなら
なぜサスケは”暁”に手を貸す!?
あいつならイタチの意志を継ぎ
木ノ葉へ帰ってくるハズだ」(カカシ)

「フッ……
サスケの師として友として
お前らはサスケの本心を分かっているつもりで
いたんだろうが…とんだお門違いだ」(トビ)

「本物だ…
本物の復讐者だよ
彼は!」(トビ)

<ギリ>(ナルト)

「お前がサスケを
そんな風にしたのか!?」(ナルト)


「イヤ……
違う…」(トビ)

「……!」(ナルト)

「サスケ自身が
そう選択したのさ」(トビ)

「……!」(カカシ)

「……!」(ヤマト)

「嘘だ!!!」(ナルト)

ココ!!ココなんですよ!!具体的にはトビが「サスケ自身がそう選択したのさ」の後のカカシとヤマトの「……!」。これは絶妙過ぎるの。例えるなら、ダウンタウンの浜ちゃんの突っ込みのような(笑)。叫んでるナルトがヤケに浮いてる…ちゅーか、黙して受け入れたヤマカカとのコントラストを明確に表現してるんです。この辺はあざとい。ま…ちょっと細かい話なるけど、今回の描画はほとんどキッシーじゃないと、僕は思ってる。線が違うもの。全部が全部でないにしても…。きっと、前の回もそうだった…。これは時間的な問題もあるんだろうけど、キッシーは極力…ネーム(台詞)に集中してる筈です。だから、ネームは切れてるのよ。普段からネームに力入れる人だし(べ、別に絵…は上手いから…がどうこうじゃなくて、配分、配分ね)。

…で、話を戻すと、マダラの吐露の後の「……!」のヤマカカ。ケルベロスとしてはカカシの目線はサスケを見てて、ヤマトの視線はナルトを見てる…これは物理的な視線じゃなくて、心の向き…僕が言う、二人の想いの方向…ってヤツです。ぶっちゃけ、カカシには「サスケの選択」が心に刺さって、ヤマトはそれがナルトにどう刺さるか?を心配してるんだと、僕は考えてます。それがナルトの言う「嘘だ!!!」に共鳴してるみたいで震えてしまった。ヤマカカも嘘だと思いたい訳だ。でも、二人はトビを受け入れている。トビの語るサスケを受け入れている。それがナルトの「嘘だ!!!」を空しく打ち消すかのようで、まるで磯を洗う波が砕け散るみたいな美しさがあった。<ザッパァァ~ン>って(笑)。


「オレも賭けだった…
彼がイタチの意志を取るか…
はたまた木ノ葉への復讐を取るのか

彼は復讐を選んだ…
本心はこちら側の人間だったという事さ

サスケの今の目的……
それはうちは一族…そして
イタチを追い込んだ木ノ葉への復讐」(トビ)

「……」(ナルト)

「何で……
何であいつが……
どうしてこんな事になっちまう…!!
どうして復讐に向かっちまう…!?」(ナルト)

ナルトは長門との対峙で「痛み」を託されています。そして、「痛み」が「憎しみ」を連鎖させる元凶だと知った。それが、長門との瓦解…外道・輪廻転生の術…で払拭された…人は分かり合えると、ナルトはちょっと安心したところがあったんだと思います。しかし、サスケがホントに「痛み」に押し流され連鎖する「憎しみ」にまみれる現実が、ナルトには受け入れられなかったんじゃないでしょうか。トビの吐露がナルトの達成感を一気に押し流した感じですね(笑)。傾向としてはカカシとナルトはシンクロしてる筈です。きっと、ヤマトはカカシとナルトを同じように心配してるんだと思います。だから…だから、ヤマトはほとんど喋らないのです。それは、ヤマトはナルトとカカシが心配で心配でしかたないからなんだろうな…。


「…仕方ないのさ
…それが血塗られたうちはの憎しみの運命
遥か昔から永久に続いてきた
呪いのようなものだ」(トビ)

「…憎しみの運命
…呪い……!!」(ナルト)

「そうだ……遥か昔
六道仙人と呼ばれる忍の祖から始まる
憎しみの呪い」(トビ)

「六道仙人だと…
そんなものはただの神話のハズだ
輪廻眼は突然変異にすぎないし…」(カカシ)

「神話は
真実になぞらえて語られる…
かつて六道仙人は忍宗を説き
平和を導こうとしたが…
夢半ばにしてその時が来てしまう

六道仙人は忍宗の力と意志を
二人の子供に託す事にした

兄は生まれながらにし
仙人の”眼”…
チャクラの力と精神エネルギーを授かり
平和には力が必要だと悟った

弟は生まれながらに
仙人の”肉体”…
生命力と身体エネルギーを授かり
平和には愛が必要だと悟った

仙人は最後に死の床で…
後継者を決めなければならなかった…
しかし
その決断が永劫続く憎しみの呪いを
生んでしまった」(トビ)

「どういう事だ?」(ナルト)

「仙人は力を求めた兄ではなく…
愛を求めた弟こそ後継者にふさわしいと
そちらを選んだ」(トビ)

「長男として当然
自分が後継者だと思い込んでいた兄は納得せず…
憎しみのあまり弟に争いをしかけた

時がたち血が薄れても
二人の兄弟の子孫は争いを続けた

兄の子孫は後にうちはと呼ばれ
弟の子孫は後に千手と呼ばれるようになる

このうちはマダラと
初代火影千手柱間との闘いも
運命だった」(トビ)

カカシ的には六道仙人に対する知識はその程度だったと言う事です。しかも、写輪眼の起源が白眼にあるとも言ってました。ま…トビの発言が真実だと言う確証はありませんが、一応、真実とすれば輪廻眼の系譜の中に写輪眼がある事になる。描写的に兄の眼は輪廻眼だから、血が混ざり合う中で、写輪眼が発生したのでしょう…と言う事は、白眼もその系譜の一派でしょう。カカシは輪廻眼なんて信じてないから、突然変異なんて言うんだし、血族の趨勢から「白眼→写輪眼」の分岐を容認したのかも知れませんね。トビの証言では輪廻眼を起点にして「うちは」(兄:仙人の”眼”…チャクラの力と精神エネルギー=写輪眼)と「千手」(弟:仙人の”肉体”…生命力と身体エネルギー)の分岐があった事になります。

当然、大きな樹形図として血は枝分かれしてる筈。白眼は兄(眼)系だろうし、雷影(キラビを含む)は弟(肉体)系の血統なんだろうなーと思います。雷影の描写ではその可能性が描かれて、ホントはそっちから攻めたいくらいだったんだけど(笑)。雲隠れの人柱力(=尾獣)の扱いや、雷影の雷遁チャクラや、それ以前の人となり…あと、ナルトとの接触で見せた仄かな理解?などなど…登場以来、千手柱間との関係を匂わせる機微は多々ありました。ま…感想の後編(雷影VS”鷹”編)で、そこんところをクローズアップしてみますんで。結局、忍とは六道仙人を元にした、その子孫・血族であり、六道仙人の力を真っ二つに分離するところから始まってる事になります。「兄=陰」であり、「弟=陽」で陰陽論にも符合します。


「………」(ナルト)

「お前と会うのは二度目だが
千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる
今もお前の中に初代火影を見る事ができる
死んでもなおあいつは生き続けている

オレの憧れであり…ライバルであり…
オレの最も憎んだ男」
(トビ)

「………」(トビ)

父・六道仙人が「弟=愛」を選択したところに「憎しみ」の起点がある。それはちょっとチンケだな…とも思ってしまうけど(笑)、兄としては余程の「痛み」だったんだろうなと。だけど、それが元で兄が弟に争いを仕掛けた…のは、やっぱ小さい(笑)。二人が屋根の上で対峙するシーンに「満月」があるから六道仙人は最後の力を振り絞って「月」を創った…と、僕は考えてます。自分の子供の行く末を星になって見守りたい…そのくらいの想いが親にはあるのよ。同時に、月の存在は『NARUTO -ナルト-』世界のチャクラをも関連してる筈。それが目的で六道仙人は月を造った…ってか、そのくらいの目的がなけりゃ、天体なんて創れんだろう!!(笑)そして、それがトビの「本命ルート」の矛先でもあったと(別の考察にします)。

…で、トビは長門の死によって「本命ルート」を失っています。詳しく別の考察に送るけど、ヤマカカの前にワザと姿を曝し、木遁に捕まりペラペラと喋るのは、「別ルート」に関係する暗躍でしょう。「本命ルート=長門の勝利」であり、その場合は九尾が”暁”に渡っている状況。対して「別ルート=長門の敗戦」で、ナルトが予言の子として、予言を成就させる…大ガマ仙人をほくそ笑ました…つまり、輪廻眼の承認=外道・輪廻転生の術の発動にあったと、僕は考えています。トビが言う「長門の裏切り」とはそこにあって、トビがナルトを拉致って九尾を奪う事はトビの想定には既にない事になると思います。ここは物語の大きなポイントとも言える。そして、「終末の谷の決闘」への道筋がいよいよ本格的に整ったとも言える。

トビの物言いでオカシイ…変だと思うところがあって、ナルトの中の柱間の存在を「火の意志」と言い切り、柱間の存在を感じながらもナルトを殺さないのが、何とも不純でならない(笑)。もし、トビがマダラなら、「柱間=憎い男」ならば、それが宿るナルトも憎い訳で、殺すか自分が決闘を申し込んでも良いと思いますが、どうもその気は全くないらしい(笑)。また、ここでトビがマダラとして、柱間を「憧れ・ライバル・憎んだ」と言うのって、結局、父・六道仙人の「信託=愛」が得られなかったジェラシーになる。平和を得る為に「力」が必要だと悟った筈の兄・仙人の”眼”の系譜のうちはマダラが、なんで「愛」を欲するのか?思いっ切り捩じれてるじゃないか!!もし、そうならこれはチンケな逆恨みに過ぎない…。


「千手とうちは
火の意志と憎しみ」(トビ)

「ナルトとサスケ…」(トビ)

「お前達二人は運命に選ばれた
次の二人になるだろう」
(トビ)

トビの存在感が希薄に感じられてならないのは、全部が全部、本心…本当の事を言ってはいないと感じるからかも知れません。確かに、ナルトが千手の血を強く引いてる可能性はこれまでも感じて来ました。しかし、ナルトとサスケを「運命」で括り、対決させる行動の何処に「うちはマダラ」のアイデンティティがあるって言うんだろう?そこが僕には分からない。確かに、今のサスケのちょっと逝っちゃった目付きとか、冷たく濃い「闇のチャクラ」にはサスケの意志と言うよりは、もっと大きなうねり…「運命」…に翻弄されてるように感じるし、それが千手の血が確立した「忍のシステム=一国一里」に挑む方向性には違和感は薄いけれど、それだと「トビ=うちはマダラ」の立場ってモノがない(笑)。

って言うか、真に戦うべき相手がトビで、トビが黒幕ならば、トビが「予言の子=ナルト」に挑まないのは変だし、それがトビの「別ルート」を尚更強調しています。「本命ルート」であれ「別ルート」であれ、”暁”の目的は一つ…ダンゾウが懸念する「忍世界の崩壊」である事は明白で、その一方の「本命ルート」は予言の成就で潰されてしまったけど、「別ルート」を残している。そして、トビはナルトとサスケの対決を誘引するかのような行動に出ている…。きっと、この裏にトビの「別ルート」の本体は隠れているんではないかと、僕は考えています。だから、トビはこんなにおしゃべりさんなんじゃないでしょうか。トビの何でもペラペラ喋る行動の裏がきっとあると思うんです。そして、それが「オレが!!オレが!!」だと。


「うちはは復讐を運命づけられた一族
サスケはうちはの憎しみを全て背負い…
その憎しみの呪いを世界へぶつけるつもりだ」(トビ)

「最も強い武器であり
友であり…力である
憎しみ」(トビ)

「それがサスケの忍道だ!!」(トビ)

そう言えば、「九尾事件」に失敗したマダラを、イタチは「負け犬」と呼んでいましたね。確かに、うちはが兄・仙人の”眼”の系譜ならば、精神エネルギーの強化に「闇=憎しみ」を利用する整合性はある。事実、「うちは虐殺」を利用して、イタチはサスケの「闇」を強化して来ましたし、最後は自分の死すら、そのネタとしました。それは、イタチがサスケを強くしたかったから。何故なら、兄・仙人の”眼”は「平和には力が必要だと悟った」訳で、憎しみが欲しかった訳じゃない。しかも、平和を目指した点では兄も弟も一致しています。それでも「憎しみ=サスケの忍道」とするところに、トビの悪意が見え隠れしています。きっと、この不純さ…考えのズレ具合…をして、イタチはマダラを「負け犬」と言ったんじゃないのかな…。

でも、それでも「トビ=マダラ」と認めた訳じゃなくて、やはりトビのナルトに対して冷めた態度とか、背後で暗躍する手法にはマダラを感じないです。ま…トビの真偽に関しては保留させてもらうとして、サスケですよ!!サスケ!!雷影とガチで衝突して、勿論、サスケが死んじゃうなんて前提がない以上、このまま罪を重ねて行く事になるでしょうし、「サスケの瞳孔」で展開したサスケが木ノ葉に「ワーイ!!」なんて言いながら帰る未来は100%なさそう(笑)。あれは個人的な希望的観測に過ぎない考察だったけど、それが根底から崩れてしまって辛いです。ホントに「憎しみ」で世界を平和に導けるならやってみれば良い。それで、サスケが本当に欲するものが手に入らない事を一番分かってるのはマダラだろうし…。

だから、トビの「半落ち」が、僕には全く響かない訳だ…。
半落ち: 警察用語。「一部自供した」と言う意味(ウィキ)。



業務連絡:心配かけてスミマセン。たくさん戴きましたが、メールのお返事は「徳政令」が発令されておりまして…(汗)。ベッドにパソを持ち込んで書いてます。続きは「雷影VS”鷹”」(第462話「サスケの忍道…!!」後編)に続きます。もし、このまま僕が死なないで生きてたらアップできと思います。感想の内容はグダグダだけど、今回は状況が状況だけにご容赦下さい。涅が…おっと…熱が退かずに狂しんで居ります。喉の奥がヒリヒリして、関節が…こっちは歳のせいかも…痛い。だ、誰か…おかゆを(笑)。…生きてたらまた(090908)。

  
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雷影は何故、”何処でもドア(笑)”な人なのか?

 
「行くぞ!!
シー!ダルイ!!」(雷影)

「ハッ!」(シー)

「オ~スッ」(ダルイ)

<ガシャン>「ついて来い!!!」(雷影)

「ハァ~また…!」(秘書)

第454話/「五影登場…!!」で、続々と五影が五影会談を前に全里影が登場します。(前週ラストの我愛羅→)土影→水影→雷影の順に出発してて、木ノ葉の暫定火影・ダンゾウを除いて唯一雷影だけが里の人々の見送りがなかった…のが、ちょっと気になってました。特に「血霧の里」と呼ばれた霧隠れの里影(直前のヨボヨボ爺ちゃんはフェイクだった…笑)が、あんなにメンコイ女子だと分かり、しかも盛大にお見送りがあって和気あいあいとしてただけに、雷影が執務室の窓を突き破り飛び出して行く姿に、人心を「力」のみで掌握してるのかしら…恐怖政治?…と不安になったと言うか…。ま、ここも可愛い秘書ちゃんが呆れてて、だだっ子に焼く手に温かみが感じられたのが救いではありました。


<ドゴ>「シー!ダルイ!行くぞ!!」(雷影)

「机とか壁とか…
すみませんね」
(ダルイ)

「コラ ダルイ
そんな事はいい
行くぞ!」
(シー)

第460話/「サスケ包囲網…!!」でも、ゼツ・白が五影会談に乱入→サスケの侵入をチクるや否や、雷影はいきり立ち、つべこべ言うゼツ・白を瞬殺→サスケの捜索に乗り出す雷影の行動には瞬発力を感じました。この時も、雷影は鉄の国の五影会談をしていた会談場の壁をその拳でぶち壊して、退出しています。探知タイプのシーにサスケの検索は命じてはいますが、方向を指示された訳でもなく、ゼツ・白がサスケの居場所を明示した訳でもないのに、雷影は出発してしまいました。勿論、この会場に入場したんですから、入り口はある訳で、そこから出る方が数倍速くて安全でスマートですし、かと言って雷影の頭が血が昇って見境がなくなってるようでもない。ちゃんと、青にダンゾウを見張る指示してますからね。

「まったく荒っぽい奴じゃぜ」(オオノキ)

雲のきかん坊
五影になってもそのままじゃな…」(オオノキ)

オオノキも雷影のやり方に対して嫌悪感を示しておらず、寧ろ、幼き日の雷影の姿すら知っているみたいな…懐かしさを滲ませる苦笑には、雷影の振る舞いが昨日今日始まったものでもなく、ダルイの何気ないフォローの仕方や、シーの雷影に対する絶対的な服従や随伴・護衛の義務感に明確な好意が存在する事からは、雷影の粗野で横暴にも思える行動も周囲には雷影の個性として受け入れられているように感じます。嫌悪や恐怖ではなく、雷影は愛されてる…と。先の雲隠れの出発にしても、きっと雷影の着地点に大挙して雲隠れの忍が待ち受けてて、雷影コールをもって雷影小隊を送り出したものと思われます。雲隠れでは雷影を誰もが認めている…愛している…それは雷影に「徳」があるからだと、僕は考えています。

オオノキの雰囲気からも、雷影は子供の頃から変わってないでしょう。そして、それはこれからも変わらない。雷影の”何処でもドア(笑)”は雷影の信念そのものであり、雷影にとっては、自分の進路が「道」な訳で、そこにドアがなければ、当然、自分で拵える=壁があったら突き破るし、窓があったら叩き割る(笑)。雷影の通った跡が「道」になるのです。味方であれば頼もしい存在。口だけでなくちゃんと殺る(笑)。自分の向上心とのバランスもあるだろうけど、僕は憧れを感じます。雷影は為政者としては裏表がなさ過ぎだけど、僕は好き。だから、シーやダルイがこんなメチャクチャな行動をとる雷影にかしずくのは全く不思議じゃない。それは雷影が解り易いから。雷影の行動の全てが「生き様」みたいなもんだから…。

「バ…バカ者
このワシをだと思ッとる!」(オオノキ)

「岩隠れ
両天秤のオオノキと怖れられた
土影じゃぜ」(オオノキ)

第454話/「五影登場…!!」で、荷物を持つなりギックリやっちゃったオオノキが吠える訳ですが、この「両天秤」にはいろんな意味が込められているのだと思います。勿論、両天秤…天秤=棒術使いじゃないかと思うし、それで土影なんだから弱くはない筈。ぶっちゃけ、スゲー強いと思います。でも、大人語の「両天秤」って、少年少女には聞かせたくない…ちょっと狡い意味合いもあります。これは、リスクマネージメントの見地からは決して間違いじゃなく、大勢の生命・財産に責任を持つ為政者としては当然の姿でもあり、逆に雷影が異常なんですが…(笑)。普通だったらオトナは子供に対して自分の「両天秤」なところは見せたくない筈。人の「表裏」(両天秤)は必要ない訳じゃないから、気付かせない…と言うか。

天秤(てんびん)に掛・ける:
①選択にあたって、二つの物事の優劣・損得を比べてみる。
身の処し方に困らないように、対立する両方に関係をつけておく。両天秤に掛ける。

雷影とオオノキは正反対のキャラなんだと思います。だから、誰よりも反発し合うし、その反面、異常に理解し合ってる…ように感じます。後は好き嫌いの問題で、僕だったら雷影について行くな…と。一か八かで怖いけど、雷影と言う人間が解り易く、信じ易いから。それって、愛せると言う事なんだと、僕は思います。ただ、反目し合う雷影とオオノキも、目的は自里を守る…点では一致してて、目的達成の方法論の違いだけなのね。それが、各里を後にして五影会談に向かう砂、土、霧隠れの見送りシーンを織り成していた訳で、雷影の場合はちょっと特殊だったけど、前記の描かれざる描写があって他里と同質の理解の下に里影たる面目を保っているものと思います。スタイルの違いだけ。皆、愛されてるだと思います。

雷影の裏表なさや、粗野で乱暴なところは為政者としては現実問題としては甚だ疑問だけれど、これで雲隠れが成り立っているのだから、認めたいです(笑)。ま、きっと…そりゃもうしっかりした側近がいて、あれこれ世話を焼いて切り盛りしてるんでしょうし、あんなメンコくて頭の切れそうな秘書ちゃんまでいるんだから、バランスが取れてるんでしょう。逆にこんだけ乱暴な雷影なのに雲隠れの里がちゃんとやれてるって事は、雷影の周囲が異常に頑張ってるとも言えそうです(笑)。そして、その原動力は雷影への信頼に他ならないと思います。ぶっちゃけ…雷影のブレのなさは異常(笑)。それが顕著に描写されたのが、例のナルトが雪に額を擦り付けて土下座してサスケの許しを請うたシーンでした。


「忍が簡単に頭を下げるな!
忍が尊重するものは行動と力だ!」
(雷影)

「忍同士の話に譲歩ぐせは禁物だ」(雷影)

「人類の歴史は戦争の歴史だ!
三つの忍界大戦以後……
あらゆる国…里が強い忍術を
手に入れようとしてきた

力なき者は踏みつぶされる!
それが忍世界の絶対の真理だ!」
(雷影)

第457話「五影会談、開幕…!!」で、土下座してサスケの許しを請うナルトを雷影が諭しています。どこの馬の骨だか解んない青年の言葉に耳を貸す程、雷影だって暇じゃない(笑)。五影会談を控えてるんだから、考える事だって一杯あるかもしれない(不安だけど…笑)。それでも雷影がナルトを無視しなかったのは、写輪眼のカカシが口添えやヤマトの毅然とした物言いがあった上で、ナルトがホントに友達を想い、本気で許して貰おうと諦めなかったからだと思います。そして、その機微を雷影は感じる事ができる人なのです。雷影は結構、繊細なところがある。だから、忙しい状況ではあるが、こんな何処の馬の骨に(笑)懇々と聞かせた訳。そして、それは雷影が終始一貫して貫く「生き様」そのものでした。

雷影は「己」に基づいて行動している。

軍縮傾向のご時世の中、忍術を集め、かつては尾獣(人柱力)も保有し、そのコントロールをなし得ていた…。「日向事件」においても、完全なワルではあったけど、交渉事で譲歩した木ノ葉に非があると言う。「力なき者は踏みつぶされる」…雷影はその言葉通り、全てを踏みつぶして歩く姿勢を貫いている。文字通りの「有言実行」を雷影はやり抜いている訳。しかも、異常なまでのブレなさで(笑)。だから、窓だろうが壁だろうが、目の前に在るモノは全て、粉々に砕く雷影の”何処でもドア(笑)”が存在するのです。この異常なまでの雷影の表裏のなさ。そして、五影会談なんて格式張った場所ですら、それを憚らないブレなさ。これこそが雷影の「徳」…愛される理由…その原動力なのだと、僕は考えています。

言ってみれば、雷影は柱間やマダラがブイブイ言わせてた頃の忍像を色濃く受け継いだ存在でしょう。逆に、腹芸や根回しに長けてそうなオオノキやダンゾウは、ある意味、社会性が豊かで、過去の経験をより真摯に受け止め、問題解決策としての変革を受け入れた先進性があるニュータイプなのかも知れません。その対立の構図ははっきりと五影会談でも描かれていました。どっちも譲れないから衝突するんだけど、それでも4:1で受けて立つ雷影…雲隠れって凄いまとまってると思います。ま…その中核には明らかに雷影が存在します。それは雷影が変わらないから。(ここまでガチだとやり難いのはあるが…)変わらないから里の全てが雷影を信じる事が出来るのだと、僕は思います。しかし…これって…異常なまでの…。

雷影のブレなさは何かに似ている…。


「まさかあのキラービー様
やられた…」(ジェイ)

「そんなうそでしょう…
あいつら何者なんです!」(後輩)

「”暁”のメンバー
相当の手練だとは思うが…
ちょっと待てよ!」(ジェイ)

「何です?」(後輩)

「あれはうちはの家紋!」(ジェイ)

「”鷹”VSキラビ」で”暁”のマントが脱げたサスケの背中には「うちはの家紋」がありました(第45巻/54頁)。普通は、自分の身元がバレちゃう装備はしないです。特に悪い事するなら尚更(笑)。ま、そのオブラートが”暁”のマントだったのかもしれないですが、サスケの「うちは一族」に対する想いは雷影の「生き様」と同質の頑(かたくな)さを感じるんです。そう言えば…木ノ葉に向かう”鷹”の前に現れたトビにも「押し通る…」(第453話/「五影会談前夜…!!」)と、千鳥で問答無用でしたね(笑)。あれは雷影の”何処でもドア(笑)”に似てるなー…と、思ったものでした。サスケも正しいとか間違ってるかとかではなくて、人間としてはブレない…しっかりとした覚悟があるのだと、僕は思います。

だから、常に「うちはの家紋」をあしらったコスチュームに身を包んでいます。これは、明解な自己提示だと思います。サスケは木ノ葉隠れにこれっぽっちも想いはないけれど、「うちは一族」には相当に執着しています。終末の谷でナルトとやり合ったサスケが自分の額から滑り落ちた額当てを拾わなかったのがその証拠(あれはナルトに額当てを預けた…とする考えもあるんですが)。これは「うちは虐殺」で、サスケの反撃…写輪眼の第一次覚醒がサスケのポテンシャルを引き出しただけでなく、イタチが泣いてしまったが故の失態だった…で額当てを落として、それを拾い上げまた結び直したイタチとは正反対の行動だったと言えます。サスケはある「野望」を携えているのです。それは第一巻の「自己紹介」から変わってはいない…。

「名はうちはサスケ
嫌いなものならたくさんあるが
好きなものは別にない
それから…
夢なんて言葉で
終わらす気はないが
野望はある!」
(サスケ)

一族の復興
ある男を必ず…殺すことだ」(サスケ)

サスケは本気で「うちは一族」を再興しようと、今も考えているのでしょう(第1巻/115頁)。それが、サスケの背中の「うちはの家紋」に込められています。サスケもまた雷影と同じなのかも知れない…僕にはそう思えてならないです。「力なき者は踏みつぶされる」「うちは虐殺」のトラウマがサスケの人格形成には大きく影響してますから、今あるサスケの頑な行動は「生に対する諦め」ではなく、寧ろその真逆の「一族の再興」に向かってる…ホントにサスケは世界を征服して「うちは一族」を再興してるんじゃないでしょうか。だから、サスケの無軌道にも思える行動に儚さが感じられない。そして、その行いや態度が雷影に凄く似てると、僕は考えています。どっちも頑固者。そして、口だけじゃなくてパネー…「力量」がある。

<ガガガガ><バチチチチチチ>「小僧!」(雷影)

「憤怒の恐怖を教えてやる!!」<バサ>(雷影)

第460話「サスケ包囲網…!」で、とうとうサスケと雷影が対峙してしまいました。雷影はキラビを殺されたと思ってるから、超高温(笑)。十中八九、お茶が沸く!!(汗)対して、サスケは香燐がガクブルに震えるくらい冷たいチャクラを練っています。この両極端なチャクラがこれからぶつかる訳です。かと言って、二人が全く違うかと言うと、実は怖いくらい似ています。「己」を捨てずに、真っすぐに自分の道を歩んでいるから。そして、立ちふさがるものは何であろうと押し通る。酷似した「信念」が二人にはある。その類似性が、僕には救いでもある。かつて、輪廻眼の長門を堕天させた「半蔵事件」と、それが符合しないから…。雷影が「どカスでど小物」ではないから…。それがトビの計算外だと思いたい訳だ。

トビの胸算用では、五影を向こうにまわした劣勢の中で外道魔像とのリンクがある筈…僕はそう考えてます。「半蔵事件」の再現がトビの思惑なんだと、僕は考えています。サスケのチャクラ切れに尾獣のチャクラを閉じ込めた外道魔像が出現して、力(チャクラ)を貸すとなれば心が揺らぐでしょ。それが背中にアンテナ(外道魔像の臍から伸びた黒い棘)を立てる承認になるなんて、サスケは知らない訳だし。でも、「半蔵事件」の最悪さって、「オトナへの絶望」があったところで、それは半蔵が長門と戦わずして逃げた描写に滲んでました。雷影にそれはない(笑)。そもそも雷影の「生き様」は雲隠れを守護する目的意識に根差していますし…。そして、サスケに向ける「憤怒」はキラビを殺られた(と思ってる)恨みが根っ子。

だから…少なくとも雷影と対決するサスケに「オトナへの絶望」はない筈なのよ。長門が全てに絶望して、「己」を捨ててしまった…折れてしまった…あの忌まわしき「半蔵事件」のようにはならないと思うんです。サスケが雷影の前に立ちふさがるなら、雷影は迷わず”何処でもドア(笑)”な人に成りますし、サスケだって、四の五の言ってないで「押し通る」人に成る筈です。勝敗はこの際、どっかに置いといて(笑)。似た者同士の戦いの中で、サスケが「己」とは何なのか?を考える切っ掛けが出来れば良いな…と、僕は思います。それが、サスケが目指す「一族の復興」の重大なヒントになるんじゃないかとも期待しています。ま…勿論、サスケが死ぬ前提なんかありませんし(笑)。そして、雷影には期待しちゃう…。

「オレが!!オレが!!」「欲」で動いてない事を。


  
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「アンタ達はいつ己を捨てた?」


「やもしれぬのでは困るのだ
ワシは忍の世界を守るために
どんな手でも使うつもりだ

この世界は一つになるべきなのだ
かつて初代火影柱間が一族をまとめて
里を創ったように

今度は里をまとめ忍世界を一つにする

話し合い
この忍の世界が一つになる事はない…
時間をかけて道徳的にやっていては
何も変わらん
いずれは”暁”に
忍世界を潰されてしまうだろう」
(ダンゾウ)

理想を実現するには
時間がかかるもんじゃぜ
焦れば周りが見えず…
失敗を引き起こす…
今のお前だ
まあ所詮
そんな理想は無理な話じゃぜ!

よかれと思っても
結果
不信を生み
わだかまりを生み
憎しみを生む」(オオノキ)

「ダンゾウ…
今はお前の言っている事すら
信用できん」
(オオノキ)

第461話「雲隠れVS”鷹”!!」の五影会談場。雷影がシーとダルイを引き連れて、勿論、雷影の”どこでもドア(笑)”なれば、眼前の壁には大穴が開き…。残されたのが我愛羅、オオノキ、ダンゾウ、水影とその従者達。それに鉄の国のミフネとオキスケ、ウラカク。ダンゾウの写輪眼(うちはシスイのもの)によるミフネの操りが発覚し、ま…それに盗人猛々しく持論を展開するダンゾウがちょっと痛々しかったです(笑)。でも、ゲロゲロのワルだとばかり思ってたダンゾウにも、ダンゾウなりの志があり、ダンゾウの一見大ピンチにも焦らない態度には後ろめたさが感じられません。そして、忍として唯一ダンゾウを責めるのがオオノキでした。ただ、責める…と言うには語弊があるくらいにオオノキにはダンゾウへの理解がありました。

「理想」とか「よかれ」とか…ダンゾウのぶち上げる「忍界の統一」なんて大義を寧ろ、擁護(ようご)?しているようにも思えます。ダンゾウが心配するのは”暁”の存在であり、明らかに「忍界VS”暁”」をイメージしています。確かに、”暁”の目的はペイン(長門)曰く「世界を征服する…」(第36巻/184頁)でしたし、世界中の戦争をコントロールし「大国の”忍里”というシステムを崩壊…」(第36巻/183頁)とも明言しています。つまり、”暁”とは柱間の創設した「一国一里」=「忍のシステム」をぶち壊そうとする集団な訳です。「忍の闇」と怖れられた…そんな「有名な闇」もちょっとアレかな…と思うんですが…ダンゾウなれば、どこからか聞きつけたか、思い当たり、”暁”に危機感を抱いていたのだと思います。

ダンゾウは現体制=「一国一里」にも不満がある訳で、”暁”もシステムの不備を衝いているのもまた事実であり、ダンゾウなりに忍界の行く末を深慮遠謀した末、新しい「忍のシステム」を構築する必要性を唱えているのです。世界が一つになる…今で言うならば「国連」みたいなものでしょうか…否…ちょっと違う…共同体…それも世界規模の共同体を拵えようとしているようです。それは、社会の成熟(ゲマインシャフト→ゲゼルシャフト)をも意味し、血縁単位の一族から成長してきた忍の歴史を考えれば、学問的には非常に理に適った進化発展と言えると思います。善し悪しは別にして、これも「パラダイムシフト」の一例です。そして、これがダンゾウのガチガチの合理主義が導き出した答だとも言える。これが忍界にとって正しいか否かはさておき、ダンゾウなりの大義である事は確かです。

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト:テンニースは、人間社会が近代化すると共に、地縁や血縁、友情で深く結びついた伝統的社会形態であるゲマインシャフトからゲゼルシャフト(Gesellschaft)へと変遷していくと考えた。ゲゼルシャフト(Gesellschaft)は、ドイツ語で「社会」を意味する語であり、テンニースが提唱したゲマインシャフトの対概念で、近代国家や会社、大都市のように利害関係に基づいて人為的に作られた社会(利益社会)を指し、近代社会の特徴であるとする。ゲマインシャフトとは対照的に、ゲゼルシャフトでは人間関係は疎遠になる。日本においては、労働集約型の農業を基礎に「協働型社会」とも呼べるものが形成されていたといわれる。これは産業革命、工業化のプロセスに従って企業共同体へと変貌したと言われる。しかし経済のソフト化に伴いそれが崩れつつあり、日本の歴史上において最も激しい変化を経験していると言える(ウィキペディア「共同体」引用)。

ダンゾウとオオノキは知らない仲じゃないようだから、オオノキにはダンゾウの言いたい事がこの場に居る誰よりも解った筈です。その気持ちがオオノキの「よかれ」と言う言葉に集約されています。”暁”と繋がり、利用する政策に転んだオオノキだから偉そうな事は言えないだろうけど、このまま”暁”を放置していては忍界そのものが危うい事も解っていたのでしょう。多分、オオノキは”暁”と連係、或いは統合を視野に入れた思惑があったんではないでしょうか。さすが、「両天秤」と言うところか(笑)。ま…オオノキの立ち位置はアレだけど、ダンゾウの大ピンチに<シーン>とするよりも、物事の複雑な裏側を周囲に展示する事で事態をある程度、沈静化させようとする配慮だったのです。オオノキの「信用できん」は優しくもある。


「信用があろうとなかろうと…
結果は必要だ」
(ダンゾウ)

「それが世界
それが人間だとするなら未来はないな
分かち合う事
信じる事…

それを止めたら世界に残るのは
恐怖だけだ

道徳を考慮しないやり方や諦めは
今のオレにとって
受け入れ難いものになった」
(我愛羅)

「難しい事を簡単に言うの…
を治める事を
まだ何も知らぬガキが…」(オオノキ)

そして、お話は我愛羅に移って行きます。ダンゾウとオオノキのやり取りの中で、我愛羅は世知辛(せちがら)い現実を感じた事でしょう。自らの陰惨な過去も思い出しています。我愛羅の内部的には「…今ならアンタの言ってた事も少し分かる気がするよ」(第35巻/95頁)のアスマの気持ちだったのかと思うと、ちょっと胸の奥が<ザワッ>っとなりました(笑)。我愛羅はダンゾウの言う「結果」を自分に重ねています。我愛羅は砂隠れの切り札=人柱力…ぶっちゃけ、生体兵器でした。我愛羅は当時、それを憎み…歪んでいましたよね。守鶴の制御が無理っぽかったもんだから、暗殺の危機もあった…(汗)。我愛羅の「心の闇」には父・風影への不信感(=愛がない)が大きく影響していたのは揺るがない事実でしょう。

しかし、その「闇」は木ノ葉崩しで殺り合ったナルトによって払拭される事になります。我愛羅の言う「分かち合う事」「信じる事」とは、ナルトが示した我愛羅に対する理解そのものであり、それを土台に我愛羅は「己」自分の力で見出したのです。きっと…最初は我愛羅も朧(おぼろ)げで、不確かで、認識すら怪しかった筈です。それでも我愛羅は見えざるモヤモヤと必死に闘った筈です。時間を要した…。我愛羅は必死に自分を立て直したのです。「一国一里」が世界のスタンダードなら風影の就任時に上忍衆の承認も必要だったろうし、「力」のみで里を統べる事ができないのはダンゾウでも証明済みです。つまり、我愛羅は誰からも認められる「徳」を木ノ葉崩し以降、第二部が始まるまでの間に培って行った訳です。

「今のオレにとって
受け入れ難いものになった」
(我愛羅)

我愛羅の内面の穏やかな変化が、この一言に色濃く滲んでいます。リアルなら成人までの20年間程度のスパンで、親の庇護の中で成し得るところを、我愛羅は2~3年で自分一人でなし得た訳だから、微分すると断然、勾配は急激なんだけど、それでも「穏やか」と言わせて頂くのは、密度を考慮してるからです。そこには並々ならぬ我愛羅の努力があった筈だから…。五影会談なんて場所で、ダンゾウやオオノキ、雷影の海千山千を向こうに回して一歩も引けを取らなかった我愛羅なれば、常人には想像もつかない濃密な時間を過ごした…時間軸の目盛りが違うのです。その中で我愛羅は穏やかに成長した=「己」を獲得したのだと、僕は考える訳です。それが我愛羅の落ち着き払った雰囲気を作り出している…。


「今のうちに
聞きたい事があったら何でも質問しろ
先輩として何でも答えよう…のうダンゾウ
……ククク」(オオノキ)

「何だとジジィ!!」(カンクロウ)

「よせカンクロウ!
これでも土影…他里の長だぞ!」(テマリ)


「…なら一つだけ問う」(我愛羅)

「ああ!
何でも答えてやるぞ…若僧」(オオノキ)

「アンタ達はいつ己を捨てた?」(我愛羅)

我愛羅の清生とした態度にオオノキは既に圧されています(笑)。こう言う場合、得てして言わなくても良い事を言ってしまうもので、不安だから、ダンゾウに擦り寄ってしまうオオノキが居る(笑)。我愛羅の言葉の槍はその畏れを見逃す事なく一直線に飛んで行きます。ここで「アンタ」と言ってるのは、この修羅場ですら我愛羅が見せた「優しさ」とも言える。何故なら、我愛羅はオオノキしか見ていないから…。ホントは「アンタは…」とするべきところを、それじゃちょっとオオノキのショックがデカ過ぎるだろうと多少、配慮があったのだと、僕は考えています。ぶっちゃけ、我愛羅はダンゾウは尊重していると思います。先にも説明をしたけれど、大義があるから。オオノキは「諦めてしまったダンゾウ」と言えば分かり易いか…(笑)。

「!!」(オオノキ)

「………」(ダンゾウ)

オオノキとダンゾウの反応の差異が非常に顕著です。この機微にオオノキに一番近し関係だと思われる黒ツチが「一本とられたな」傷に塩を塗ってましたよね(笑)。ま…これも<シーン>とするよりは尻の座りがマシだからの優しさなんだけどね。対してダンゾウはオオノキと違って、我愛羅の言葉はそれ程、刺さらなかった筈です。寧ろ、共感したくらい…と言うのは、ダンゾウにも「己」があるから。我愛羅はそれが「道徳」に照らし合わせてどうなのか?と威嚇はしているものの、人としての骨格をどうこう指摘はしていない筈です。しかし、オオノキは違う。「そんな理想は無理な話じゃぜ!」と諦めて、”暁”に迎合する政策を推し進めている。我愛羅はそれをして「己を捨てた?」と質問…否…叱責に近いです(笑)。

我愛羅が許せなかったのはオオノキ一人で、シスイの写輪眼を使ってミフネを操るなんてズルをしたダンゾウや、”どこでもドア”の雷影を微塵も責めてはいません。やってる事がどうこうではなくて、そこに「芯」があるかどうかを我愛羅は問うている訳です。「芯」とは「己」「己」が信じるもの…それを「信念」と言うのです。それを諦めてはいけない事を我愛羅はナルトに教えられた訳です。我愛羅の標的とも言えるオオノキに「己」がないかと言えば、実はそうでもなく、オオノキの行いもまた自里の利益に直結するもので、その想いは里影としての責務に起因している筈です。しかし、”暁”を利用し、場合によっては与する両天秤まであるのが見え見え(笑)。我愛羅はただオオノキの不純さが許せなかったのだと、僕は思います。

(純粋な子…)(水影)

母性に溢れる水影ちゃんには、我愛羅の言葉の槍が快かったんじゃないでしょうか。まるで我が子の成長を喜ばしく思う母のように我愛羅を賞賛しています。現実問題として、我愛羅の持論が一朝一夕に成し得る事でない事も、水影ちゃんには解っている。それでも、五影会談の…この面子を前に堂々と言い放てる…我愛羅の(オオノキの不純さを責めた…)純粋さを水影ちゃんは、それこそ純粋に愛(め)でたのです。恐らく、霧隠れの里は「血霧の里」の悪名の猛省(もうせい)の上に再構築されて来たんだと、水影ちゃんの静かで真摯な態度が物語っています。そして、水影ちゃんの…この柔らかな視線が我愛羅のような子を育んでいる筈です。人の一生なんて高が知れてる…。成し得る事は余りにも少ない。それでも、人は諦めはしない。それは受け継がれるからです。その仕組み(=システム)を作るのがオトナの役割と言えるでしょう。

きっと、水影ちゃんは必死こいて、それを霧隠れでやってるんでしょう。婚期も婚約も省みず…そりゃ、ボヤボヤとしてる青にもキレるわな…と(笑)。人が人を大切に想う。喜びを分かち合う…信じる。それが出来る社会(仕組み)こそ重要なのだと、我愛羅は訴えている訳で、それを水影ちゃんは既に実践してるからこそ、我愛羅の言葉が水影ちゃんには心地良かった訳。我愛羅は殊更、責めはしなかったけど、ダンゾウが性急に「己」を貫こうとする事も善しとはしていません。それが、ナル×ジャンで言うところの「オレが!!オレが!!」であって、これは在りし日の大蛇丸にもあったし、山椒魚の半蔵にも顕著な傾向でした。諦めないところは悪くはないんですが、如何せん「欲」が突出している…。ちなみに、この「欲」雷影とは重ならない…って言うのを次の「考察」で赤裸々に…(笑)。


  
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