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ヤマトの眼差し

 
「この体に取り込んだ大蛇丸様を超え
新たな強い自分を見付けるよ」(カブト)

「新たな自分を見付ける…
君はそのヒントをくれた
だから感謝してるのさ…ナルト君」(カブト)

「大蛇丸様は再生の象徴
僕の超えるべき存在として
僕の中で生き続ける」
(カブト)

ちょっとホラーな方向に転んだ展開で、カブトがちょっと逝っちゃった感じで終わったもんだから…(第39巻/136-137頁)、ナル×ジャンを初めて間もない僕も芸風が決まってなくて「カブトは大蛇丸を…」(アイデンティティ)なんて、ちょーっと痛いお話を書いたもんだわサ…と、痛痒く思い出します(笑)。でも、ま…アイデンティティの形成における失敗例としてのカブトを考えるのは外れてないと、僕は思います。カブトもナルトに負けず劣らずの可哀想な幼年期を過ごし、置き忘れなんかもパネーんだけれども…ぶっちゃけ、ナルトの異常者っぷりに人生を見誤った被害者に過ぎず、お悔やみ申し上げます…としか言いようがありません(笑)。カブトの場合は多少なりともナルトの「チート設定」は知ってるんですが、勿論「八卦の封印式」の真相なんかは知らない筈。それでもナルトを模して行動しちゃうのって、置き忘れの欠乏感がカブトを導いたとしか思えないです(笑)。カブトの魂の不遇さには、まるで自分を見てるような痛さがありました。

大蛇丸の「不死転生の術」の組成…依憑(よりわら)の内部に憑く「白蛇」や、サスケに乗っ取られた転生空間の「抑えのチャクラ」が外れて出て来た「八岐の術」などを見ても大蛇丸が尾獣に近い存在だったか、尾獣化することが「永遠の命」を得る為の手段と考えた結果だったのかも知れないと、僕は考えます。今にして思えば、大蛇丸が写輪眼に憧れたのが、うちはの集会場の下に在る六道仙人が遺した「石碑」を読む為だったのかなーとも思えるし、カカシの万華鏡開眼に大蛇丸が一枚咬んでるのだとしたら、カカシの万華鏡を開いた見返りに「石碑」の解読を要求したんじゃーないか?なんて思えたりもします。カブトがナルトを見本にして大蛇丸を取り込んだのは理屈的には解る…んだけど、方法論としてどうなのよ?って言うのは確かにあります。ナルトの傍らでモジモジしてる…お方の…その気持ち…何だか、僕には手に取る様に解ります。個人的に完璧ツボに入った僕はその深層に潜るにつけ、感じ入り震えてましたっけ(笑)。


「取り込んだ…だと?」(ナルト)

<スッ>「なに…
サスケくんが倒した大蛇丸様の亡骸の一部を…
少しばかりこの体に移植しただけさ」(カブト)

「!」(ナルト)

「とはいえ凄まじいほどの生命力だよ
逆に僕の体をどんどん取り込もうとするんだ…
これがね」(カブト)

「馬鹿な事を…」(ヤマト)

ヤマトがボソリ…黙って見てようと思ったんだろうけど、辛抱堪らず漏らしちゃったんですね(笑)(第39巻/140-141頁)。非常に不遜ながら、ヤマトの気持ちが僕には痛いほど解る…。ちょっと逝っちゃった目のカブトに「馬鹿な事を…」と漏らしたヤマトの気持ち。それって、僕がカブトに感じた「痛さ」と…きっと同質だったんだろうなー…と思います。ヤマトは千手柱間の遺伝子情報を組み込まれた実験体だったから、自分の中に「何か」を入れる事で得られる「アイデンティティ」なんてない事を知っていたんでしょう。ヤマトの場合は赤ん坊の段階で人体実験されたから仕方なかったんだけど、それを任意でやっちゃったカブトを咎めずには居られなかった…ちゅーか、自分の意志でそんな事をしちゃったカブトが酷く哀れに感じたんでしょう。しかも、それが自分を造り出した大蛇丸の細胞(白蛇)と来たもんだから、因果を感じた筈です。

しかし、ここでふと疑問に思うのは、カブトをそんな風に責める事ができるヤマトのしっかりとした物腰であり、怖いくらい確立されたヤマト自身の強固なアイデンティティの存在です。大蛇丸が生まれたばかりの赤ん坊に千手柱間の遺伝子を組み込んだは良いけど、拒否反応が酷くてバタバタ死んでいった大勢の中の唯一の生き残りのヤマトが、そんだけ手厚く愛情を注がれて育てられたのか?大蛇丸ですらヤマトの生存は知らなかったのだから、その存在は完全に秘匿されていた筈です。もしかしたら、その為に暗部に所属してたんじゃないか…そう考えると、三代目火影・ヒルゼンがナルトを庇護(九尾・人柱力の箝口令など)したように、暗部にヤマトを囲い、木遁忍術をナルトの九尾と同様に箝口令で守ったんじゃないかと思えて来ます。暗部の方がパッケージとしては通常任務よりは小さいだろうから、情報の漏洩は防ぎ易かった事でしょう。

「…という事でだ…
お前にはカカシの代行をやってもらう」(綱手)

「あのカカシ先輩の代行とは…
光栄ですね」
(テンゾウ→ヤマト)

第二部の天地橋任務のタイミングで初登場(第32巻/83頁)したのはヒルゼン→綱手に火影がバトンタッチされたからだと思います。他にもヤマトが充分に強くなって秘匿してまで守る必要がなくなったというのもあるでしょう。同時にナルトに封印された九尾のコントロールやナルトのメンテナンスをナルトの直近で行う必要性を綱手が優先した結果というのもあったでしょう。どちらにしても暗部に所属するヤマトの木遁忍術が大蛇丸にすら知られなかった事実を重く見れば、ヤマトは大切に育てられた可能性は高いと思います。つまり、しっかりした「親」に見守られ育った…ただ、ヒルゼンはアスマのヤサグレ方からすればダメ親でしたから…違ーう!!(笑)或いはカブトに対する感情移入の深さから考えれば、ヤマトが独りぼっちで育った可能性も完璧には否定できないです。なので…ナル×ジャン的には柱間の遺伝子情報云々で片付けるの一番平易そうだなー…(笑)。


「確かにあの力を使えば
サスケを助ける近道になるかもしれない…
だがあの九尾に頼った強さは本当の君の力じゃない
これからもこの九尾の力に頼れば
自分自身を苦しめることにもなるし
仲間を傷付けてしまう力にもなりうる
今回のようにね
君も薄々気付いてたはず
でも力の解放を止めようとしなかったのは
焦っていたからだろう?」(ヤマト)

「今から君の九尾の力はボクが完全に抑える
だがそれで君が弱くなると思ったら大間違いだよ
そんな力に頼らなくても君は充分強いはずなんだよ
君は勘違いしてないか?」(ヤマト)

「……」(ナルト)


「君の強さの源は
九尾のチャクラではなく
恐るべき九尾のチャクラに耐えうる
その君自身のチャクラの力だ」
(ヤマト)

「……」(ナルト)

「サスケを助けたいなら
君自身の力で助け出せ」(ヤマト)

「九尾の目ではなく自分の目で…」(ヤマト)

サスケの姿をしっかり見たいなら、
そして、サクラを守りたいなら」(ヤマト)

ま…ヤマトが異常なくらい良い事を言う訳です(第33巻/180-181頁)。ナルトに対する明解にして愛ある叱責からは明らかにヤマトには自己に内在する「得体の知れない力」を克服した過去を感じます。この叱責によってナルトは立ち直ります。サスケと再会して揺れもしますが、九尾の精神侵蝕の耐性は格段に高まりました。ヤマトの叱責はカカシにもイルカにも為せない父親のそれであり、きっとヤマトにも同じ様に諭してくれる父親(役)が存在した筈なんです。ヤマトの人格形成のモデルになるような立派な人が…。若くして暗部入りを果たした(ナル×ジャン的には神無毘橋の直後から)カカシがヤマトを感化した可能性もありで、第455話「繋がり…!!」「お前もそろそろ自分で気付いてるハズだ……サイ」(カカシ)の回想開けのヤマカカの目配せに、それが滲んでるなー…と思います。


「いつもそう…」(サクラ)

「……?」(ヤマト)

「私がナルトにしてあげられるのは
ほんの小さなことだけ」(サクラ)

「………」(ヤマト)

「出来る事の大きい小さいは問題じゃないよ…
大切なのはナルトを想う気持ちの大きさでしょう」(ヤマト)

「………」(サクラ)

「フッ…サクラ…
君を見ていたら分かる
君はホントは…」
(ヤマト)

でも迷うのはヤマトがナルトだけでなくサクラも吝かじゃないとこ(第33巻/144-145頁)。ナル×ジャン的には柱間の遺伝子情報がヤマトに命じている事になってまして(笑)。ナルトの中に柱間が息衝いている事実は第462話「サスケの忍道…!!」でトビが提示済みです。ヤマトが父性全開でサクラに接するのは、僕には到底見逃せないレベルですし…(笑)。ぶっちゃけ、サクラとナルトは非常に濃い血統に在って…詳しくは「サクラってナルトの何なのサッ!!」(恋愛論)で毒づいてます(笑)。ヤマトの圧倒的な父性=柱間の遺伝子(情報…と言ってしまうと味気ないか…汗)が、トビがナルトの中に柱間の存在を感じた様に、ヤマトもサクラの中に柱間の存在を感じたんじゃないかと、僕は思う訳です。或いは、サクラの中に存在する母性がナルトに向かう様を見逃さなかったのか…どっちにしても、ヤマトがサクラに対する姿には一方ならない感情があるように思います。それが「棘」になってナルトに向かう事だってあったんだから…。

「サクラを傷付けたのは…君だよ
ナルト」(ヤマト)

サクラが九尾のチャクラ毒に侵されながらも必死にナルトを看護する姿に打たれたヤマトが軽く切れたシーンです(第33巻/174-175頁)。サクラを休ませる場所から距離を置いてナルトを叱るんですが、九尾の四本目まで出して暴れたナルトがサクラを傷付けたのに怒る…見方によってはサクラの保護者みたいな(笑)。これが柱間の遺伝子情報がヤマトに課した義務感だったとすれば、ヤマトが幼年期を独りぼっちで過ごした可能性が高い…と、僕は考えています。もしかしたら、ナルトみたいな感じで…ぼっちでジャンクフードだけの食卓で…(笑)。それでもヤマトが折れず曲がらずに育てたのは、やっぱり柱間の遺伝子情報のお陰で…で説明がつくのかと言うと、それだとトビのヤマトや木遁忍術を完全に無視する態度がリニアじゃない…。それに、カブトへの哀れみに似た「眼差し」が繋がらない。

しかし、どう考えてもナルトだけでなくサクラに対しても吝かじゃないヤマトは変で、ヤマトが魅せる父親の機微に関しては柱間の遺伝子が関与してるとして、ヤマトが発する圧倒的な父性のベクトルを決してるのは一応、理解できるとしましょう。問題はヤマトの毅然としてて良識ある叱責態度を示せる人間性が如何にして培われたかです。ヒルゼンは端っからないけど(笑)、誰かしっかりしたヤマトの「父親」が居たんならいいけど、かなりの高確立で居なさそう…と、僕は考えています。かと言って、ヤマトに組み込まれた柱間の遺伝子情報がナルトの「八卦の封印式」ばりに機能した痕跡もない…って事はヤマトはぼっちで自分の「今」を作り上げた事になります。そんなの可能なんだろうか?と思うかも知れませんが、可能なんです。自分が自分自身の親になる…手があるのです。そういう人格形成は確かに存在します。少なくとも、僕がそうだったから…。

ここ個人的に暴走してて解り難いので追記します(091030)。ただ…どんなに丁寧に説明しても伝わらない内容だと思うので、スーッと入って行く人だけで良いと思います。ヤマトの「馬鹿な事を…」(第39巻/141頁)に射抜かれた人限定としましょう(笑)。例えば親にいろんな意味で恵まれなかったり、いろんな意味で絶望してたりした場合、親を一方的に停電して自分を自分で育てる方法論を人は本能的に持っているんだと、僕は思うのです。これは実践者としての発言権行使だと、僕は考えています。心理学的な裏打ちなんて勿論ないって事です。誰かが耳打ちしてくれた訳でもない。しかし、ヤマトの異常にしっかりした人さ加減と想像される寒々しい生い立ちのギャップは、何故だか僕には見たくないモノだったのは確かです。ヤマトの凛とした姿がその気持ちに拍車をかけたのも事実でした…。

忌まわしい。遠ざけたい。やり過ごしたい…。

こうして大人になって過去を振り返るにつけ…何故だろう…少しの引っ掛かりもなくスーッと入ってくる(笑)。別に、ヤマトみたいに…僕にもしっかりした父性があるとか、あれ程まで理路整然と叱責できる…しかも愛を込めて!!…なんて言いやしませんて。ただ…ヤマトは単に成功例に過ぎない…とだけは言わせて欲しいです。自分で自分の親になる方法論の…。そんな気持ちが僕にはあるもんだから心の中が痛痒い訳。ホントに個人的な思い入れのみが暴走する考えなんですが、何だか叫びたかった…。文章もめちゃくちゃ。構成もめちゃくちゃ……もう赤っ恥どころじゃないけれど、どうしても黙ってられなかったんだなぁー…これが…(笑)。ま…こうなったらヤマトの「馬鹿な事を…」が刺さった人限定で、抱き締めて貰いたい気分です。僕もホントは病んだ人なのよ…(笑)。

ま…そんな過去があるから、こんな風に僕がヤマトに感情移入してしまう訳で、ヤマト的な目で『NARUTO -ナルト-』を見てしまう僕が居るのです。だから、ヤマトがナルトに父性を大量に投入してみせたり、サクラの横顔にソワソワした事を言ってしまうヤマトに痺れちゃうのです。柱間絡みでナルトやサクラに注ぐ父性…があるのは当たり前と言えば当たり前なんだけど、それがカブト(with大蛇丸)にまで及んだ時にはハッキリ言って堪らんかったのを鮮明に憶えています。ナル×ジャンを始めた当時の感想(第357話「デイダラVSサスケ!!」)…実はナル×ジャンの感想の一発目でした…に、”何だか僕はヤマトに感情移入していると言うか、ヤマト目線で『NARUTO -ナルト-』全体を見ている気がする”と、赤裸々に綴っていました(汗)。あの頃から、こうなる予感や期待があったのだと思います。ま…僕の一方的な思い込みなんですが…。

「ヤマトの眼差し」には感情移入してしまう…。
(ヤマトみたいに…イケメンではない点が問題ではある)


 
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日向ネジ

 
(父上…
人の運命とは雲の様に決められた流れの中に
ただ浮かんでいるしかないものなのか…
それとも自ら選んだ流れに乗ることが出来るものなのか…
それは未だに良く分かりません
…どちらにせよ行き着く先は同じなのかもしれない…
ただ後者は生き方を選ぶ時…
人は生きる目的に向かって頑張れる

そしてそれを持つ者が本当に強いのだと
この戦いでやっと分かったような気がします…
そして…父上…私の目的はただ一つ…
もっと強くなりたい
誰にも負けないくらい…

今はそう思います…)(ネジ)

「…父上…
今日は鳥がよく飛んでいます
とても気持ち良さそうに…」(ネジ)

日向ネジ

日向ネジ illustration:Cerberus

忍者登録番号:012587
誕生日:7月3日(17歳・かに座)
身長:172.1cm 体重:54.2kg 血液型:O型
忍者学校卒業:12歳 中忍昇格年齢:15歳

中忍試験…「ナルトVSネジ」の敗戦がネジを「闇」の中から助け出し、大空に解き放った…(第12巻/125頁)。ナルトの魂の瞬発力とスタミナが、絶望という「闇」を漂うネジに羽ばたく力を与えたのです。ま…ナルトには四代目火影・波風ミナトの実の息子…とか、「八卦の封印式」という超強力な「愛のフィルター」を介した九尾のチャクラの供給…とか、いろいろとチート設定があるんですが、当然ネジはそんなことは知る由もない…。「…フン…落ちこぼれめ………」(第12巻/69頁)と、ネジが見下し、油断する態度がナルトにスイッチを入れてしまう悪循環が重なって、ネジの敗戦と相成る訳ですが、実力的にはナルトとネジじゃ雲泥の差で、まさに「天才」(=天びん)とはネジの為にあるような言葉です。

実はネジの「才能」に最もパックリと食い付いたのが「ナルトVSネジ」を観戦する日向宗家・ヒアシで、その驚きが「日向事件」で命を落とした弟・ヒザシの一件を謝罪し、ネジとの瓦解に導く訳です。ネジが横になって休む医務室にヒザシが訪れ、「日向事件」の真相を説明し、ネジに詫びるシーンは凄く泣けます。ネジが「闇」から救われたように、「ナルトVSネジ」の名勝負は日向宗家・ヒアシの心すら氷解させたのです。それ程素晴らしい一戦でした。ちなみに収録は単行本の12巻。「ナルトVSネジ」に始まって「シカマルVSテマリ」の知将シカマルの「ギブアップ!」(第12巻/184-185頁)まで実に良い流れで、何度読んでも面白い…お薦めの一冊でーす!!…ま、ちょっと「日向ネジ」のお話を…少しばかり…。

(…回天…!)(ヒアシ)

「フフ……」(テンテン)

(あれがネジの防御よ…
ネジの”白眼”の最大視界はほぼ360°…
つまり自分の周囲は全て見通せるわ…
そしてその”白眼”で相手の攻撃を全て感知…
ここからネジの防御法………
八卦掌回天は始まる!!

攻撃を受ける瞬間
体中のチャクラ穴からチャクラを多量放出…
そのチャクラで敵の攻撃を受け止め
自分の体をコマの様に円運動させ…
いなして弾き返す!!

本来チャクラ穴から放出されるチャクラは
コントロールが難しく…
上忍といえども手や足の一部からの
放出を技に利用する程度…
けれど柔拳を極めたネジは
体全体からチャクラを放出し
その放出力だけで物理攻撃を封殺してしまう…
つまりそれは言うなれば
あの我愛羅以上の力を持った…
もう一つの………絶対防御!!)
(テンテン)

「…回転は日向宗家
…つまり日向の跡目だけに
代々口伝される秘術だ…」(ヒアシ)

(…それを独自で作り上げたというのか…
…なんという奴だ…まさかここまで…)(ヒアシ)

使えないテンテンですが、ネジの事には詳しいみたいです(笑)(第12巻/32-34頁)。エーッとここでテンテンが白眼の視界を「ほぼ360°」と言っているのがミソで、実はこの行が「サスケ奪還編」音の四人衆・鬼童丸と繰り広げる名勝負の伏線(※『NARUTO -ナルト-』の対戦でも屈指であり、非常に緻密で精巧に練られたエピソードであると、ナル×ジャンでは評価しております)になっていまして、白眼には「死角」が存在します。そして、ネジはその「死角」を克服する為に日向の柔拳法を磨き上げるのです。しかも、それが攻守を網羅する徹底振りで、めちゃくちゃ使えないテンテンが自分の事の様にペラペラ(ネジの必殺技を声高に吹聴しなかったのだけは評価する…笑)と、読者にだけ、コソッと説明する気持ちも判らんではない…って言うか(GJ)だったんではないかしら(笑)。

きっと宗家も白眼の「死角」を克服する為に「回天」を考案したのだろうけど、ヒアシの驚き方からすると門外不出の筈。それをネジはこの歳(中忍試験当時だから13~14歳程度)で、その境地に独力で考案・会得した事にヒアシは驚いているのです。「日向一族」は非常に厳格な「掟」や「身分制度」が存在する一族で、ガチガチの管理体制で一族を繁栄させる…ちょっと特殊な一族でもあります。しかも瞳術系…つまり兄系の系譜にあるだろうに千手(弟系)に追従するのは、「うちは一族」とは全く違う流れです。また「白眼→写輪眼」(第16巻/117頁)とするカカシの提示や、ペインの木ノ葉襲撃時の宗家・ヒアシとハナビが不在だった描写等々…未だに謎を多く残す集団で、ナル×ジャン的には決して目が離せんとです。

<スッ>「柔拳法八卦六十四掌」<ジリ>(ネジ)

(あの構えまさか…)(ヒアシ)

しかも、八卦六十四掌まで!!(笑)(第12巻/35頁)恐らく「回天」の絶対防御の流れの中で六十四個の「点穴」を見切り正確に穿つ奥義でしょう。ネジの構えでヒアシが驚いたのは、一族の秘密厳守に絶対の自信があるが故に「回天」と同じくネジが独自に辿り着いた認定が下ったからで、ネジが最初にとった「八卦六十四掌」の構えが「点穴」の配置や刺突する優先順位などが理論的に完成された体術である為に奇しくも一致したのだと、僕は考えています。ある程度、基本の型があるタイプの武術であれば考えられない結果ではない…しかし、それを高々13~14歳の下忍が成し遂げた…その現実に日向宗家・ヒアシとしては驚きが隠せない訳です。そして、この驚きが「しきたり」に重きを置く「日向一族」の合理主義に一石を投じるのだと、僕は思います。

(…分家の者が……
…宗家を超えるか…)
(ヒアシ)

(まさに…恐るべき天びんよ
日向の天忍の血脈は…
決して跡目になれぬ分家の子に
宿っているというのか…)(ヒアシ)

「日向事件」以降、ヒアシも悩んで来たのです(第12巻/38頁)。ネジと真逆のヒナタを見た来たから…というのもあったでしょう(笑)。人が生きて行く中で非常に大きな不条理が「家柄」な訳ですが、それと「才能」ががっちりリンクしているかどうかは何ら根拠がないのです。そんな事はオトナなら誰だって知ってる事ですが、保守的な態勢の中で育って来た…それが全てだったヒアシには俄に受け入れられない現実だったのだと思います。ましてや、ヒアシの「今」が弟・ヒザシ(ネジの父)の屍の上に在る事実は更にその現実を覆い尽くし隠蔽する「闇」だったと言えるでしょう。しかし、ナルトの不思議な「光」はヒアシの「闇」にすら差し込んだ…日向宗家・ヒアシにすら過ちに気付かせた強烈な閃光だったようです。

あいつは…ほんとの天才だってばよ…」(ナルト)

お前オレよりいい眼を持っている」(ネジ)

ナルトの超直観「信じる力」はネジの本質に強烈な「光」を当てています(第22巻/139頁)。ナルトは傍目にはフツーの不思議ちゃんですが、冒頭で示したチート設定がある為にやる事はやる。ま…それがあったからこそネジの真価を公衆の面前に引き摺り出せた訳で、それがヒアシの氷解に繋がったのだから…もう良いじゃない(笑)。冗談はさておき、ナルトが信じるからこそネジがそれに応える…ナルトはネジの「本当の強さ」を引き出す「大切な人」になっているのです。べ、別に変な意味の…じゃないだろうけど、ネジはそれくらい感謝してるって事で…(汗)。白眼のネジがナルトに「お前はオレよりいい眼を持っている」(第22巻/50頁)なんて言うのは、ナルトがネジに言う「天才」激しく呼応して胸が苦しくなります。


「この白眼には死角がある
しかしお前の攻撃が
そこからしか来ないことが分かれば
その死角にだけチャクラを集中して放出し
攻撃を感知…僅か数センチ
狙いをはずすだけの動きをするのは
さほど難しくない…
重傷は負うが…即死は避けられる」(ネジ)

「クク……
わざと受けたのか…
死ぬことに変わりねーってのに………
…どうしてそこまで出来る…?」(鬼童丸)

「お前は…今まで戦った敵の中で一番強い………
だがオレには負けられない理由がある…
オレが今まで戦った全ての者の中で一番強い奴
オレにこう言ってくれた…
”お前はオレと違って…」(ネジ)

「………」<コフッ>(鬼童丸)

「落ちこぼれなんかじゃない”と…な」(ネジ)

「………」(鬼童丸)

「オレは常に天才と呼ばれてきた…
だから負けるわけにはいかない
凡小なオレを天才と信じている
あいつらの為にもな…!」
(ネジ)

激戦の果て…ネジは深手を負いながらも鬼童丸を打倒します(第22巻/144-145頁)。ネジが決死の覚悟で鬼童丸の一撃を受け、生と死の狭間で中忍試験の「ナルトVSネジ」を回想しながら闘志を燃やす行の前では、敵の分析と戦術を極めて整然と練り上げる…理路整然と戦闘を組み立てる鬼童丸の存在が余りにもチンケに見えて可愛そう過ぎました(笑)。世が世なら(ヒールなんだけど…)鬼童丸なんて絶賛の嵐の凄腕なのに、今回は相手が…相手が悪かった(笑)。それはネジも認めてて、「敵の中では…」とエクスキューズしながら「一番強い」としています。ま、それが「今まで戦った全ての者の中で一番強い奴が」ダシになってる罠には、まるで鬼童丸が”蜘蛛の巣でもがいてる蝶”の様に見えて泣けて来ました…って言うか…ヒールとしては完璧に仕事したって事だ(笑)。

「凡小なオレを天才と信じている」

こんな風に言えるネジが、僕は大好きなのサ。恐らく『NARUTO -ナルト-』の登場人物にあって一番完成されたキャラじゃないかと思うんですけど、それに対する慢心が中忍試験の「ナルトVSネジ」以来、完璧に影を潜めている…。それどころか、宗家・ヒアシですら「天才」(=天びん)を認めるネジが「凡小」なんて、謙った考えを示せるなんて出来過ぎてて怖いです。さすが17歳で上忍になっただけはあります。同時にネジの完成度の高さが『NARUTO -ナルト-』のストーリー内でのネジの登場機会を削いでる…成長の伸び代が少ない?…ような気がしたんですが、そんなチンケな考えがネジにとってどれ程…無礼な事だったか!!どんだけ『NARUTO -ナルト-』の本筋から踏み外した考えだと、須(すべか)らく「考察」などを認(したた)める者として恥ずかしくもありました(滝汗)。


「…………
8羽だったか…」(第20巻/17頁)

「…8羽……
…また1羽見えなかった…」(第22巻/135頁)

『NARUTO -ナルト-』とは子供達が自らの「才能」と向き合う物語だから…(第27巻/53頁)。「天才」なんて言葉で子供達の将来を決めつけてはいけないと、僕は思う訳です。そんな事を大人がいけしゃあしゃあとやっちゃうから、長男だ次男だなんてクソつまんねー理由で…子供の人生を捩じ曲げちゃうんだから!!ネジ(捩じ)はそれと闘ってる訳だから!!だから、ネジは自分を「天才」なんて決めつけないし、こうして努力を続け、成長し続けているのだからッ!!まったく…ネジに伸び代がないなんて、僕は馬鹿な事を考えてたもんだ…と。その後悔が白眼の「死角」の伏線に気付いた時に弾けた!!震えた!!ネジが鳥の数を見誤るアレ…ネジも絶えず自分の「欠点」と向き合い、「才能」と闘って来た一人だった訳だ。だ・か・ら……「天才」と、ネジを呼んで良いのは「(ネジより)いい眼」を持ってる(ちょっと…てか…かなりチートな…)ナルトだけなのよ…。

(まだまだ先があるはずだ…
それが見えるまで…)
(ネジ)

頑張っている…全ての少年少女に捧ぐ…



 
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うちはイタチ

 
何故だろう……イタチの事を考えていました…。

イタチのベストショットは第143話「四代目の遺産!!」…イタチの狙いが「…ナルトか……」と巧妙に誘引されたところで、グッタイミンに風が吹いて、イタチの長くてしなやかな髪が風がざわつかせるのをキレイな指が押さえるカットです(第16巻/153頁)。凄く小さなカットでイラスト描くのを断念しましたが、イタチの儚さが滲んでて好きです。余談ですが16巻は木ノ葉崩しが一段落し、イタキサの「木ノ葉強襲事件」で物語が新展開を迎える…スピード感があってダイナミックで面白いので…特にお薦めの一冊です。ちょっとむさ苦しいくてデカい鬼鮫が側に居るせいもあってイタチがより華奢に見えからか激しく萌えます。久しぶりに会ったアスマと紅にイタチが顔バレする第141話「うちはイタチ!!」のトビラ絵も好きで…なで肩で線が細くて…やはり儚い…キレーなイタチの魅力が溢れています。僕の力不足で…あまりキレイに描けなかったけど、久々に待受を作ってみました。僕はこの頃の線が細いイタチが好きだなー…(待受の線が太いのは見なかった事に…)。こんなのでもよろしければ、是非ダウンロードして待受に使ってやって下さい。

うちはイタチ

うちはイタチ illustration:Cerberus

「常に木ノ葉隠れを想いながら
そして同じくお前のことを…」(トビ)

お前を守ると約束していた三代目火影が死んで
すぐにイタチが木ノ葉に姿を現したのは
ダンゾウを含む里の上層部に
"オレは生きている"と忠告するためだった

お前のことを何より…」(トビ)

「やめろォ!!
嘘だ!!そんなもの全て―」
(サスケ)

「木ノ葉強襲事件」の真実もトビの口から語られました(第43巻/213頁)。「探しもの」とか「遺産」とか…寡黙なイタチがやたらに喋るのもフェイクだったのです。圧倒的な力量の差があるアスマや紅相手にワザワザ顔バレなんて必要ないのに…挨拶までしてるし…時間掛けるもんだからカカシの増援が間に合ってしまう…でも、それら全てがサスケの安全を確保する「広報」みたいなものだったのが、今となってはアレですが…やはりイタチっぽい行動だったなー…と胸の奥をざわつかせます。イタキサの「木ノ葉強襲事件」でカカシが妙に焦りまくってて、イタチの写輪眼に興味津々だったのがやけに引っ掛かってたんですけど、それも近々の五影会談でのトビの提示によって胸の閊(つか)えが取れました。


「うちはには代々伝わる古の石碑がある
今も木ノ葉の地下にある」
(トビ)

「そこにはかつての六道仙人
書きつけた秘密が記してある
瞳力がなければ読む事ができず
写輪眼・万華鏡写輪眼・輪廻眼の順に
解読できる内容が増える」
(トビ)

(…あの眼は昔のまま…
…とはいえ真の写輪眼継承者
最悪の事態も想定しておかなきゃならないな…)(カカシ)

第467話「宣戦」で、トビが…南賀ノ神社本堂…その右奥から七枚目の畳の下に一族秘密の集会場がある…「そうか…そういう事か…」(第25巻/157頁)の石碑について語ります。カカシは「木ノ葉強襲事件」では万華鏡写輪眼ではなかった…秘匿していた訳ではない…筈です。イタチの月読で(文字通り)撃沈しちゃいましたから、死ぬか生きるかの一大事に余力を残すほどバカじゃないでしょうから…。しかし、カカシは少なくとも万華鏡の存在は知っていて、盛んにイタチの写輪眼の変化を窺い、警戒していました。カカシがめちゃくちゃ険しい目付きで漏らす「最悪の事態」(第16巻/132頁)がそれです。そして、カカシのネタ元が六道仙人の遺した「石碑」だった…と上手く繋がった(笑)。きっと…カカシは三つ巴の写輪眼であのお堂の下の「石碑」を見たんじゃないでしょうか。サスケを尾行していて見付けちゃったのよ…多分(滝汗)。

探しものを見付けに来ただけです…」(イタチ)

「………探しもの…?」(カカシ)

イタチの意味あるりげな「探しもの」(第16巻/136頁)の後、「石碑」をシゲシゲと見つめるサスケにパーンするんですが、しっかりと二つ巴文様の写輪眼でサスケは「石碑」を読んでいます。描写的にはサスケが石碑を見るのは二度目で、一度目は第225話「闇の中…!!」「そうか…そういう事か…」(第25巻/157頁)だった筈ですが、サスケは事あるごとに「石碑」を読みにココに通ってたんじゃないかと思います。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)と言うヤツです。「木ノ葉強襲事件」の段階でサスケは二つ巴文様で、「そうか…そういう事か…」(第25巻/157頁)のような落胆はない…って言うか、サスケも意味のない事はしないだろうから…ので、恐らく写輪眼の第一次覚醒→二次、三次と解読できる内容は変わって行くと考えるのが妥当だと思います。また、そう考えた方が「石碑」を読み耽るサスケの険しい表情がリニアに繋がります。

サスケの写輪眼の第三次覚醒は第一部終盤のナルトとの「終末の谷の決闘」で成りますから、サスケが解読できた「石碑」の内容は写輪眼の第二次覚醒(二つ巴文様)までの内容だと思います。サスケが里抜け後、木ノ葉に潜入して「石碑」を読んだ可能性は、大蛇丸の存在…大蛇丸は木ノ葉隠れの里に自由に入れるルートを確保していた?…から、サスケが「石碑」三つ巴文様で読んだ可能性もゼロではないんですが、万華鏡写輪眼を開眼しながらもトビにいいように操られるサスケの情弱っぷりからは、サスケが木ノ葉に極秘裏に帰郷してた形跡はないと考えた方が良いと思います。つまり、写輪眼の覚醒の段階によって解読できる内容が異なるのであれば、サスケは写輪眼の二つ巴文様までの情報しか把握しておらず、カカシは三つ巴文様まで知っていた事になります。

「失明…それが九尾を
コントロールする力を得る代償か」
(サスケ)

「フッ…オレの言った通り
集会場の石版を読んだようだな」(イタチ)

「うちはのアジト」で執り行われたイタサスの兄弟喧嘩編で、サスケがイタチに告げた「失明」と「九尾」二つ巴文様の情報開示部分(第42巻/114頁)だったと、僕は考えます。そもそも、イタチが万華鏡写輪眼の開眼を促したのは六道仙人の遺した「石碑」を読んで貰いたかったからではないかと思います。そして、三つ巴文様で読んだ内容がカカシを焦らせたんだとしたら、万華鏡写輪眼の術の内容の開示があった可能性が高いです。また、カカシは第二部では万華鏡写輪眼を開眼していますので、勿論、万華鏡写輪眼で「石碑」を解読してる筈です。もしかしたら、カカシの万華鏡写輪眼の開眼も三つ巴文様での「石碑」の解読で得られた情報かも知れませんが、僕は大蛇丸のドーピング(←目薬?)派なもんで…そこは何ともむず痒い…(笑)。

ペインの木ノ葉襲撃で天道の輪廻眼を思いっ切りスルー(=慌てなかった)しながら、危機一髪のイルカさんに「ま、ここはオレに任せて」(第45巻/139頁)の『NARUTO -ナルト-』史上に燦然と輝く名セリフを遺す余裕を魅せますので、万華鏡写輪眼での解読だと輪廻眼の存在も開示されてる可能性も高いでしょう。或いは「輪廻眼で読めばもっとネタバレがあるよ…」みたいな予告が組み込まれているのかも知れません…。しかし、「写輪眼→万華鏡写輪眼→輪廻眼」で解読できる内容が増える設定からすれば、「万華鏡写輪眼→真・万華鏡写輪眼」の覚醒の終着点として輪廻眼が存在する流れがあっても良いとも思えて来ます。しかし、それだとカカシの「白眼→写輪眼」(第16巻/117頁)の提示(←暗部?のカカシが「うちは虐殺」以降、サスケを内定していたとすれば「石碑」に刻まれた写輪眼・三つ巴文様で解読できる情報の筈なので…)がガセだったのか?(笑)…と、ちょっと不整合な部分が残ります。

「サスケが長門以上になったとしても
コントロールできなければ意味がない
外道魔像も当分はリンクさせるつもりはない
様子を見た方がいいだろう」(トビ)

第453話「五影会談前夜…!!」で、トビとゼツ・黒の密談の中で、外道魔像とサスケがリンクする事が可能である提示がありまして、輪廻眼に拘らないリンクがあるのかなー…とも思ったんですが、高次の写輪眼が輪廻眼の代用になる…つまり、写輪眼も輪廻眼も同系統の瞳術であり、その中には「写輪眼→輪廻眼」の覚醒の可能性も含まれそうな気配すらあります。或いは、新万華鏡写輪眼が輪廻眼の承認=輪廻眼相当とする設定もありそうですが、どっちにしても五影会談で「極悪人」の札付きになり、トビの手中に完全に堕ちてしまったサスケの身に確実に魔手は近寄っていてヤバい事は確かです。トビが第四次忍界大戦を布告したバックボーンが「尾獣兵器」なのでしょうから、それに外道魔像が絡んでるのは確実で、外道魔像を動かす為にリンクするコマとしてのサスケをどうにかしてコントロールしなければならない…それがトビが持つ「リスク(=不利な条件)」なんじゃないかな…と思います。また、「サスケの眼」が今以上の覚醒を要するのであれば「イタチの眼」の移植もあるかも知れませんし、サスケサイドはめちゃくちゃドス黒い方向に傾いて行きそうな気配ですね(黒汗)。


「サスケはまだ純粋だ
簡単に何色にも染まる
そうなった場合
お前はヤツを止められるのか?」
(イタチ)

「サスケを殺してでも…
サスケと木ノ葉を天秤にかけられるのか?」
(イタチ)

第403話「涙」(←ほぼ10年越しの伏線の回収は今も震えます。できればご一読下さい。この頃はまだ真面目に「感想」を書いてたなー…と、遠い目…汗)で、イタチと森の中でイチャイチャ…おっといけねーッ!!…イタチの尋問に近い接触がありましたが、今…限りなくヤバい方向に転んでいるサスケを、イタチがこの段階である程度予想していた事が、何だか解ります(笑)。イタチがナルトに「サスケを殺してでも…」とか「木ノ葉と天秤に…」などと言わねばならなかったのは(第44巻/11頁)、どんなにか胸が軋んだだろうか…その心中を考えると想像を絶するような痛みがそこには横たわっています。イタチはそのどちらも出来なかった人だったから…ある意味…自分が成し得なかった所行をナルトに委託するようでもあり、だとしたら…「その力…使う日が来なければいいがな」(第44巻/14頁)のナルトの口にねじ込まれた(=イタチの力)が「サスケを殺す力」…つまり、イタチが「どうしても使えなかった力」なのかと思うと…イタチの想いが増幅されてひたすら辛くなってしまいます(汗)。

「さすがイタチだ
死んでなお驚かされる

ここまでの手を打っておくとはな…」(トビ)

「お前に術をかけていたのだ
オレを殺すためだ…いや
お前からオレを遠ざけるためとでもいおうか…」(トビ)

「転写封印・天照」を仕込んで逝ったイタチ…(第43巻/141頁)。恐らく、イタチはトビが「お面」を外してサスケに「自己紹介」する想定があったんだと思います。(さすがのイタチにもオレの全ては知られていなかった…でなければ死んでいた)(第43巻/142頁)と…ホッとするトビですが、少なくとも「お面」とトビの関係性(ナル×ジャン的には…マダラの能力=「閃遁」であり、その本体は「お面」に在る…想定が鉄板です…笑)にイタチは気付いていた筈で、「お前からオレを遠ざけるため」と、トビ自身が言う様にそれ程殺気を感じない仕込みだったのではないかと思います。トビが安心するのは的外れにも思えるのは、一時的に大蛇丸に預けたように、今度はトビにサスケを委ねる…ある種「託卵」だったんじゃないか…と考えるからで、その意味では…トビはイタチに見逃された…とも考えられます。

トビの小心者にも見える安堵の描写や、ペイン(輪廻眼=長門)に接する際の粗野な振る舞いなどを見直すにつけ、トビが大物だとは思えんとです。だからこそ、イタチがサスケを預けたんだとも思えます。ちなみにイタチとミナトには極めて高い類似性があり、どちらも「無意味なことはしない」(第41巻/19頁)。これら…「教育論」としての側面を「終末の谷の決闘」の…サスケの「強化・闇」(終末の谷の決闘…第七撃)と、ナルトの「強化・八卦の封印式」(終末の谷の決闘…第八撃)にまとめています。イタチは兄系の血統に最適な「強化法」でサスケを育ててる訳で、トビをも利用して「うちはの高み」をサスケに与えようとしているんじゃないでしょうか。ま…「うちはの高み」つーのが何なのかが大きな問題なんでしょうが、それが「石碑」の万華鏡の領域か、輪廻眼の領域に記されていたのだと思います。

「…それに六道仙人が作ったと言われる
月に比べれば……大した事はない」
(長門)

ちなみに、十尾の存在や、そのチャクラを九つに分けて”尾獣”が生み出されたり、月が出来たり…の経緯は「石碑」の輪廻眼の領域に記されたものだと思います。第439話「地爆天星」で長門が漏らした「伝聞」(第47巻/124頁)はうちはの集会場に今も在る「石碑」の情報であり、輪廻眼保有者である長門(ペイン)が実際に解読した内容だと思われます。ただ、そこに書かれた情報の全てが漏れなく正確に「長門→トビ」に伝わったかは余談を許さないと思います。それにイタチがトビの全てを知らずに殺れなかったとも、僕は思わないので…トビの完璧にも思えるシナリオを綻ばせる要素は数限りなく存在しているとも思います。何より、イタチの死に際の満面の笑み(第43巻/236-237頁)は、何かをやり遂げた安堵がありました。僕はイタチが好きだから…「イタチの死」の上に在る「サスケの生」無意味であって欲しくはないのです。

「許せサスケ…
…これで最後だ」
(イタチ)

トビはラスボスじゃない…と、僕は思う。



 
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うずまきナルトは渡さない

 
「…一人ぼっちの…
あの苦しみはハンパねーよなぁ…
お前の気持ちは…なんでかなぁ
痛いほど分かるんだってばよ……」(ナルト)

「けど…オレにはもう
大切な人たちが出来たんだ…

オレの大切な人たち…
傷つけさせねェ……」(ナルト)

「………
………」
(我愛羅)

「でなけりゃーお前を殺してでも…
オレはお前を止めるぞ……」(ナルト)

「………何で…」(我愛羅)

「ぐっ……」<ズズッ>(ナルト)

「何でお前は他人の為に
ここまで…」
(我愛羅)

木ノ葉崩し…ナルトVS我愛羅の〆部分…我愛羅がナルトの異常者っぷりに畏れ戦く行です(第16巻/62-63頁)。二人ともチャクラを限界まで使い尽くした状況…それでもジリジリと我愛羅ににじり寄るナルトに、我愛羅は(…何故…こいつはこれほどに強い…!?)と驚きを隠せませんでした(第16巻/58頁)。しかし、ナルトは我愛羅と闘う為に近寄ったのではなく、それが解る…じゃあ何の為に!?…我愛羅には言い知れない恐怖心が募る訳。ナルトのにじり寄りの根っ子には同情や哀れみではなく、強烈な共感のみがあった訳で…ナルトは我愛羅の心に寄り添う為に歩み寄っている…我愛羅の発する「他人」とはナルトが大切に想う木ノ葉の忍が該当するのは勿論ですが、その中に我愛羅すらも含まれる大らかさを感じ取り、驚かずには居られなかったのだと思います。

ナルトは我愛羅に…我愛羅はナルトに…里内での孤独感や虚無感を重ねていました(第16巻/59-60頁)。「…オレの存在は消えない……消えないのだ!!消えてたまるか!!」(第16巻/58頁)…強さだけが我愛羅の存在を認めさせるのだと、我愛羅は信じて生きて来たのですが、ナルトと実際に闘って自信の根拠が完璧に崩れてしまったのでしょう。実に皮肉なのは我愛羅戦で魅せたナルトの鬼神の「強さ」がサスケのコンプレックスを煽り里抜けに走らせたところで、ナルトのチート設定(九尾や八卦の封印式、妙木山の守護等々…)を織り込まないと、自分が間違ってるんじゃないかと思ってしまう罠。凄く狡い(チート)んだけど、そこは…主人公なんだから…と飲む下すべきです(笑)。我愛羅とサスケは似てる…我愛羅もサスケにそんな風な事を言ってましたよね(笑)。

「一人ぼっちの
あの地獄から救ってくれた……

オレの存在を認めてくれた…
大切な皆だから…」(ナルト)

「………」(我愛羅)

「自分の身近にいる大切な人に
尽くしてあげたいと慈しみ見守る心…」
(夜叉丸)

「…愛情……」(我愛羅)

我愛羅はこの時、夜叉丸を思い出します(第16巻/64頁)。そして、夜叉丸の残したかったメッセージ…「愛情」に気付くのです。我愛羅は自分を道連れに逝こうとした夜叉丸が、自分を愛していてくれた事に気付いたのだと思います。我愛羅の存在は自らの「力」が支えていると我愛羅自身が認識しているのだと、先に書きました。勿論、我愛羅の鼻っ柱はそれを土台に立ち上がっているのは明白です。ぶっちゃけ「バケモノ」である事が我愛羅のアイデンティティであったとも言えるのです。しかし、もっと凄い「バケモノ」が現れた!!(笑)(←それがナルトだった…)しかも、コイツは得体が知れない。そして、そのとんでもない「バケモノ」(←ナルト)が我愛羅に「力」とは何か?「強さ」とは何なのか?を教えてくれるのです。


(だからこいつは強いのか…)(我愛羅)

「ぐっ…」<ズズッ>(ナルト)

<ザッ>「もういい
ナルト…」
(サスケ)

「!」(ナルト)

「サクラはもう大丈夫だ
こいつもチャクラが尽きたんだろう…
とっくにサクラの砂は崩れたよ…」(サスケ)

「…そっか…」(ナルト)

<ザッ><ザッ>(!!!)(サスケ)

「もういい…ヤメだ」(我愛羅)

(…うずまきナルトか……)(我愛羅)

ナルトとの闘いが我愛羅に”我愛羅の組成”を教えたのです(第16巻/64-66頁)。我愛羅は自分を孤独のどん底に追い込んだ人柱力(砂の守鶴)としての境遇、自分を道具として認識する父・四代目風影への不信感や、自分の出生の犠牲になって死んでしまった母への自責の念…等々が混ぜこぜに苛まれ、自分から「闇」に沈んだ…孤独の中に活路を見出した訳で、自分の存在を固定する「力」を信じるしかないにも関わらず、同時にその「力」を忌み嫌い、剰え憎みすらする不条理を抱え苦しんでいたのです。しかし、ナルトの「異常さ」はそれが勘違いである事を気付かせたのです。我愛羅の「力」もまた「愛」に根差した想いが詰まっていたのだと…。我愛羅はナルトと接し、ナルトの受容に絆され…ただ…我愛羅を取り巻く環境が「歪」(いびつ)だった為に解り難かった事情を悟るのです。

「姉さん(加流羅)は我愛羅様を
すごく愛していたのだと思います
砂の守鶴は本来
攻撃の為の生霊です」
(夜叉丸)

「砂が自動的に我愛羅様を守ろうとするのは
母親としての愛情………あの砂の中に母親の意志
込められているんだと思います」(夜叉丸)

「カンクロウは何故、”我愛羅に護衛は要らない”と言ったのか?」(疑問の考察)に詳しく書いた事ですが、我愛羅の「絶対防御」利己的な愛情の供与(第15巻/75頁)という観点においてはナルトの「八卦の封印式」と言う「愛のフィルター」に酷似した機能です。ぶっちゃけ…「母親の愛」そのものです。だから、加流羅を愛する夜叉丸がヤキモチから「アナタは愛されてなどいなかった…!!」(第15巻/95頁)と嘘を言ったのです。ま…その一言が我愛羅を大いに迷わせた訳ですが、現実には我愛羅は「母親の愛」に手厚く護られていて、それをカンクロウがイヤミっぽく「護衛は要らない」と言ったのだと、僕は考えまして…子供だった我愛羅には解りようもないややこしさがあって、それも含めた「歪」であって…ま、我愛羅もそれが解るオトナになった…成長した…っちゅー事です。

(…こんな弱りきった我愛羅は
初めて見るじゃん)
(カンクロウ)

<スッ>「分かったよ………」<ザッ><ザッ>(カンクロウ)

「…………」(サスケ)

「…………」(我愛羅)

(いつか…オレにも…)(我愛羅)

弱りきった我愛羅をカンクロウが気遣っています(第16巻/66-67頁)。確かに身内のカンクロウやテマリですら我愛羅に恐怖していてけれど、恐怖だけが我愛羅とカンクロウを繋いなかった事が良く判かる描写でした。この時、既に我愛羅は自分の「力」の組成に気付いていますから、カンクロウやテマリの気持ちをしっかりと感じ取れる態勢になった…それがテマリとカンクロウに「済まない………」(第16巻/69頁)と言わしめるのです。我愛羅が想う(いつか…オレにも…)とは自分に寄り添ってくれたナルトの人間像をイメージしたものだと、僕は考えます。それにしても、この場にサスケが居合わせた皮肉。サスケと我愛羅の「…………」が外見上は同じでありながら、そのベクトルが真逆に向かう皮肉…以降の二人の「明暗」をクッキリと分かつ流れは余りにも残酷と言えるでしょう。


「ナルトよ…
ババアからのお願いじゃ…」(チヨ)

「お前は我愛羅の痛みを
知ってやることが出来る
唯一の存在じゃ……」
(我愛羅)

「我愛羅もお前の痛みを知っておる…
我愛羅を…助けてやってくれ……」(チヨ)

風影奪還編のクライマックス
…チヨ様もナルトの「本質」(普通に見たら異常者)に気付いておられました(第31巻/156-157頁)。だからこんな「お願い」が出来る訳で、ついでにナルトと我愛羅の関係性を明解に説明できたのです。二人の封印の形式はかなり違いますが、ナルトと我愛羅の「組成」は限りなく近い…「愛」に護られている…のだと、チヨ様も気付いていた。チヨ様がサソリを殺めた戦術に関してサクラに顔向けができない…とする描写(第31巻/82頁)が残されている様に、基本的に歪な人なんです(笑)。しかし、サソリを殺めた後、我愛羅に一直線に向かったチヨ様の性根はキッチリと修正されていました。だからこそ、チヨ様の死は我愛羅にしっかりと届いたのだと思います。

チヨ様は我愛羅に「愛」を注いだのです。


「うずまきナルトは渡さない」(我愛羅)

「私も同じく!」(水影)

「雷影 お前は?」(オオノキ)

「もちろん弟は渡さん!」(雷影)

「オレには力はないが…
今までに集めた尾獣の力がある
お前達に勝ち目はないぞ」(トビ)

第467話「宣戦」で、我愛羅がナルトの恋人なんじゃないかと思えるようなセリフを吐いて、ちょっとドキッとしましたが(笑)、そのくらい我愛羅はナルトに感謝しているんだし、大切な人であると認識しているんだと思います。我愛羅のちょっと危ない言葉を水影ちゃんが空かさず補強したのは、分厚い母性の為せるワザであり…我愛羅は母親としては放っておけないタイプの子なのかも知れません。ま…水影ちゃんの反応がナルトに対しても在るかと言うと、そっちはかなり期待薄で、その根拠は異常者たる面目躍如があるのだと、僕は考えていまして…それはまだ書いちゃいけねーだろッ!!の部分なので今のところは保留とさせて戴きます(笑)。それにしても近頃は書けない事が多くなってきて、何かとやり難いです(汗)。

「希望は捨てない」(我愛羅)

我愛羅が「闇」から解放されたのは、自分が愛されている事に気付けた…信じる事が出来たからだと、僕は思います。我愛羅にそれを為させたのがナルトの偉業な訳ですが、我愛羅にとってはナルトの存在そのものが希望であったとも言えそうです。加えて、八尾と九尾が”暁”のトビが示す”月の眼計画”を阻止する為の最後の砦みたいなもんですから、忍界・世界の為にとってもキラビやナルトは希望であります。ところで”暁”的には外道魔像とリンクするコマとしてサスケを考えてる筈で、トビがサスケを完全にコントロール下に置くまでには少しの猶予があるでしょう。雷影もナルトには吝かじゃなさそうな気配だし、ナルトの人柱力としての本格的な訓練に関与する暇(いとま)くらいはありそうじゃない!?つまり…もしかしたら『ナルトの人柱力修行編』があるかもです。

人柱力のシステムを編み出したのは六道仙人で、六道仙人の死に際に十尾は九つのチャクラに分解され、世界の各地に鏤められたとの事ですから、木遁チャクラや尾獣のコントロールを可能にする血継限界チャクラを六道仙人が独自に所有していた可能性が高いと思われます。木遁チャクラを練る事が出来る柱間が尾獣のコントロール能力を一代限りで有した描写や、柱間の遺伝子情報を継承するヤマトにも不完全ながら尾獣をコントロールする能力が宿っている描写から、木遁チャクラ(血継限界チャクラ)と尾獣をコントロールする能力が密接に関係…ぶっちゃけ、同一であると考える事が出来ると、僕は思います。六道仙人の木遁・血継限界チャクラの獲得時期につきましては、十尾封印による体質の変化の可能性…つまり、後天的な能力の獲得とも考えられます。

マダラが柱間に憧れ、絶えず意識していたのはそれと無関係ではないと、僕は考えています。マダラは六道仙人の二人の子の内の兄系(仙人の”眼”)であり、父親の信託を得られなかった虚無感を引き摺る…ちょっと情けない系譜であり(笑)、サスケにしても極度のファザコン体質をしっかり継承する辺りには、その異臭を強く感じます。トビはそれを「呪い」と呼び正当化しようとしていましたが、余りにも女々しい!!しかし、それも六道仙人のシナリオの一部(←今はこれ以上は…)なんでしょうが、うちはマダラの千手柱間に対する異常なライバル意識の裏には、六道仙人が独自に有した(であろう)木遁チャクラを事もあろうに弟系(仙人の”肉体”)に与えた依怙贔屓が、いつまでも女々しく「呪い」を引き摺る兄系の琴線を激しく掻き鳴らした(笑)…のだと、僕は思うのです。

唯一、九尾だけが写輪眼(兄系)に従属する点がマダラの拠り所になっている感もあり、それを六道仙人の思い遣りと考えられないところがまた女々しいと…(笑)。何故、瞳術持ちのみに読める石碑を六道仙人が刻んだのか?なんて、マダラは考えもしなかったんだろーな(僕もまだ書かないけど…)ま…この辺の力関係の微妙な均衡には六道仙人が操作してて、その恣意的なニオイはかなり鼻に付くレベルでもありますが、何分かなりアレな領域でしてナル×ジャンでも書くに書けない…ちょっと苦しいですが我慢して下さい。兎に角、愛されないでこの世に生まれて来た命なんてない事を忘れないで欲しいと、僕は思っています。ナルトに絆された我愛羅が自分の周囲に溢れる「愛」に気付けたように…素直になれよ!!と…自分の寂しさや不遇何かのせいにするのは止めにしましょうよ…と(笑)。

バケモノ 死ね
それか…関わるな バカ
見るなって どっかいけ!」 

我愛羅は自分の中に居る「力」を嫌っていました(第16巻/60頁)。砂の悪習が代弁するちょっと歪んだ雰囲気が確かに我愛羅を取り巻く環境には存在したんですが、それでも耳をすませば、我愛羅にも「愛」の囁きは聞こえた筈です。事実、ナルトはその声を我愛羅に届けたのだし…。我愛羅に命を与え逝ったチヨ様。血に飢えた獣の様に猛り狂う我愛羅の側にいつも居てくれたテマリとカンクロウ。(※…イケメンの)我愛羅を心から慕う砂の忍達…恐らく、四代目風影が我愛羅に守鶴を封印した行いも我愛羅を強い忍にしたいと願った「愛」だった事にも我愛羅は気付いてるんじゃないでしょうか。そして、それら全てを我愛羅に気付かせる切っ掛けを与えたナルトに我愛羅は心から感謝しているのです。一尾・守鶴を抜かれた今も我愛羅が強いのは「愛」に気付けたからだと、僕は思います。

「うずまきナルトは渡さない」

本当の「強さ」を我愛羅は噛み締めている…。



 
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第468話「八尾と九尾」(後編)


第468話「八尾と九尾」(前編)の続き…

「忍びぃぃ~♪忍んでぇぇぇ~
忍び泣きいいい~~♪」
(サブちゃん)

<フル><フル><フル>「………」サブちゃん)

<カッ>「ただ歌うんじゃない
演歌とは情を込めた魂だからよっ!」(サブちゃん)

「ホイ!ここまでやってみなよっ!」(サブちゃん)

「ヤア!」(キラビ)

<バッ>「忍びィー♪忍んでェイェイ♪
死期延びたァァァ~」
<クイ><クイ>(サブちゃん)

<フルフルフル>「………」(キラビ)

「ウイイイ~イッイッイッイッイッ!!」(キラビ)

「………」(サブちゃん)

<ドキドキ>(キラビ)

ぶっちゃけ、サブちゃんはどーでもイイなー…なんて思っています(笑)。演歌忍者の頭領にキラビが逢いに行って、どんな事を習おうとも今さらキラビのアイデンティティがどうこうなるなんて、僕には到底考えられないので、キラビが誰と逢おうが、誰と交わろうが関係ないなー…と思うのです。ところで、シーのキラビを呼び捨てにする提示から、初見のキラビの想定年齢がかなり下がって、もしかしたら、同じクラスに一人は居た「子供の頃からオッサン顔」(=ふけ顔)なのかと…自来也のちょい下からカカシのちょい上か、も少し上くらいの想定で、既に人間の「芯」は固まっていると思いますので…これは悪い意味じゃなくてね…演歌を学んでもキラビはキラビだし、キラビのメッセージは何ら変わるものではないと、僕は考える訳。


<メラ><メラ>情念がないのよう情念がよっ!!
歌をなめてないか?…って事になっちゃわないかい?
それじゃあよっ!」<メラ><メラ>(サブちゃん)

<ゾクッ>「情念…?」(キラビ)

「そう情念よっ!
演歌とは読んで字のごとく
情念で歌の世界を演じる事が大切だからよっ!

あと小節なっ!
もっとこう腹でかまえて鼻で回す
感じだからよっ!」(サブちゃん)

これまでキラビがどんだけサブちゃん先生に演歌を教えられたかは解りませんが、サブちゃん先生の重い沈黙とキラビの期待感との乖離や、メラメラと燃え盛るサブちゃん先生の笑みには少しは時間をかけて教えたにも関わらず、キラビが全く演歌を吸収した痕跡がなく、僕が期待したどんな事があったってキラビは変わんない…に折れそうになってるように見えます(笑)。思うにソウル(魂)としてはポップスであろうと、演歌であろうと、ラップであろうと変わらない筈で、特殊なテクニックを纏う事で表面上は違って見えても、伝えたい「芯」は変わらない…否…変われないのだと、僕は思います。ぶっちゃけ、今さらキラビが演歌に染まれるくらいなら雷影兄ちゃんがヤキモキする必要はないし、サブちゃん先生だってイラッしない訳。

ただ、キラビが演歌を学ぶ事で「幅」は生まれると思います。サブちゃん先生がキラビを受け入れた理由もそこにある筈。確かにキラビはちょっとぶっ飛んでてイカれたオヤジだけど、味のあるカッコ良いオトナでもあります。率直に魅力的だと、僕は思う。きっと、サブちゃん先生もそんなキラビの光るものを感じて放っとけなかったんじゃないでしょうか。才能は磨けるから。でも、ま…サブちゃん先生の行は物語の大勢に影響はないだろうなー…どうでもイイなー…つーのがナル×ジャンの見解で、サブちゃん先生やポン太にはお気の毒だけどキラビはキラビで、キラビの魂は変わりっこないんだから、雲隠れを抜け出すキラビの大義名分だっただけで、ぶっちゃけ…どーでもイイなー…と(笑)←しつこい?(笑)

<ピクン>「!」(ポン太)

「どうしたポン太?」(サブちゃん)

…ここで物語が動きそうな気配です。ま…五影会談編がトビの第四次忍界大戦の宣戦布告で幕を降ろし、忍連合軍の結成による「”暁”VS忍連合軍」が確定して、連合軍側の火急の最重要案件が八尾と九尾の保護拘束の方向に動き出した訳で、”暁”がそれを黙って指を加えて眺めてる筈もなく…キラビに”暁”の魔の手が及ぶのは時間の問題でしたから、来るときが来たかの気配です。ところで、キラビとサブちゃん先生が練習する森の中にも雪が積もっているようです。非常に都合が良くてアレなんですが、雪深い鉄の国の近くなのかも知れません。そして、サブちゃん先生が「情念」を燃やしている。キラビだって同じ。「情念」がチャクラを関係するかは不明ですが、存在を秘匿する方向とは真逆の力の発散があるのは確かな様で、詳しくは後述されますれば…今暫く(笑)。


(今まで通りやってたら
サスケ探しても見つかりっこねェ…
仙人モード使うしかねーってばよ…
持続時間上げねーと!)(ナルト)

「ナルトそろそろ入って来い!」(ヤマト)

<スゥー…>「!」(ん?)(ナルト)

思わせぶりに場面が「宿八」の屋根の上でのナルトの瞑想シーンにパーンします。ナルトの螺旋丸でぶっ壊した民宿はヤマトが修復する事で一件落着したようですが、ヤマトもカカシも妙に大人しいナルトが心配でならないようです(笑)。ま…ナルトは仙人モードの錬磨に余念がないだけなんですが、普段は騒がしいナルトがこうも神妙に見えてしまうのは、二人には新鮮で…何処となく怖い訳です(笑)。特にヤマトの世話焼きっぷりが「千手のDNA」が騒いでる様でキュンと来ます。それに対してカカシは少し冷静で、ちょっと平常心を欠いている感のあるヤマトをフォローしているようにも見えます。この二人は非常にバランスが良くて、二人が一緒に同じ方向に傾かないのです。これを「阿吽」と言うのだろうけどハマり過ぎ(笑)。

ナルトは動かずの仙術チャクラの錬成はキチンとマスターしているようです。急ぎ足で習得した「仙人モード」でしたが、完全にモノにしたようなので、仙術の師匠であるフカサクもさぞかし草葉の陰から…って死んでないしーッ!!(笑)仙術チャクラを影分身に分担させると、戦闘影分身の数に制約が生まれますから、ナルト的には十八番が活かし切れないデメリットでもあり、動くなの仙術チャクラの持続時間の延長を考えてるようです。動くなの仙術チャクラは蓄電池のようでもあり、肉体の大きさが限定される以上、その容量も自ずと限界があるでしょうから、「仙人モード」にのみ頼るのではなく、ナルトの内なる相棒である九尾の使い道を考えるのが急務なのではないかと思います。それにキラビか雷影が絡めば面白いですね。

…で、ナルトが「仙人モード」に移行して何かを感じたようです。それが何なのかがの提示がないんですが、可能性として「情念」をメラメラと燃やすサブちゃん先生と、それに呼応しようとするキラビのチャクラを、「仙人モード」の感知能力が感じ取った…なんて都合良くて好きです。キラビとサブちゃん先生の居た森にも雪が降り積もっていた事ですし、ナルトの壊した「宿八」のある鉄の国近くも雪深いロケーション。ナルトの「仙人モード」がその強力な感知能力で強いチャクラを感じ取って、それがナルトとキラビの出会いを演出するなんて素敵じゃない!!…と、僕は思うんですが、そこは何と言っても「今、焦らせれば日本一!!」のキッシーですから、ややこしい含みを持たせて答を先送りしちゃうんだなー…これが(笑)。


「………」(カカシ)

<ザッ>「やっと見つけたぜ!」(キバ)

「サクラちゃん…!
サイにキバにゲジマユまで」(ナルト)

「何でお前達ここへ来たの?」(カカシ)

「?」(ヤマト)

…と、そこに例の木ノ葉の若者達の4人一組のご登場で、ここでもカカシとヤマトの反応が180度くらい違ったベクトルを持っていて、それが「やじろべえ」のようにバランスしてて気持ち良い…。カカシは次期火影をも射程に入れる木ノ葉の上忍衆だけに、忍の規律・命令系統の観点で、サクラ、サイ、キバ、リーの4人一組の行動の是非を問うているんじゃないかと思います。勿論、火影不在の木ノ葉にあって若者達の独断による行動でありましょうし、その可能性を網羅したカカシの指摘であるのは明白で、カカシの冷たい語調にサイ辺りは戦々恐々じゃないかしら(笑)。そして、それと全く違う象限でヤマトが「?」の視線を向けるのは勿論、サクラOnlyなのだと…この行動パターン…ナルトに対するそれと酷似してる…。

「フッ…」(ヤマト)

「サクラ…君を見てたら分かる
君はホントは…」
(ヤマト)

それが、ま…ナルジャンで言うところの「千手のDNA」な訳で、在りし日の自来也がナルトに禁じた「人柱変化・九尾四本目」(仮称)の暴走によって傷付きながらも、昏倒するナルトを健気に治療するサクラの姿に思わず吐き出してしまったヤマトのあの切ないセリフ(第32巻/145頁)の正体なんだと、僕は考えています。そして、そのやり場の無い想いはヤマトが温泉宿で独白した「…これから…忙しくなりそうだな」(第32巻/125頁)に端を発している筈です。ぶっちゃけ、ナルトとサクラは非常に濃ゆい血縁があるのだと、僕は考えていまして、ヤマトの醸すカカシとは違う「情」はそれを示す機微なのだとナル×ジャンでは強引に考察しようと思います(笑)。これは「八卦の封印式」の反応にも顕著に表れています(笑)。

「ナルト…
アンタに話があるの…」
(サクラ)

「……?」(ナルト)

ま…ここで「恋告」なんて流れにはならんように祈ります。もしそんなことになったら、サクラの女が廃ると僕は思う。サクラのサスケに対する気持ちは本当だから、サイが意を決して乗り込んだ野戦病院のテントの中で流した涙と覚悟がナルトに傾くベクトルなど含まれる筈は無い…と考えるのがナル×ジャンの「恋愛論」な訳で…だから、これまで散々、恋路で辛酸を嘗めて来たんだろう…?って言う野暮は無しで(汗)、サクラがサスケを手に掛ける腹を括った旨をナルトに伝えるんじゃないかと、僕は考えます。その唯ならぬ迫力にヤマトが過敏に反応してる訳で、カカシが見せる木ノ葉の上忍としての反応と、単なる娘の恋愛話に心配性のお父さんのようなヤマトとの反応の差異の中で、その展開を暗示してると、僕は思うのだ!!


<ザッ>(鬼鮫)

「お前は誰だよっ!?」(サブちゃん)

「”暁”って奴らだ サブちゃん師匠
私用で少々時間がかかるがしょうがない
すぐに消滅させようか」<ザッ>(キラビ)

さてさて、森の中のキラビとサブちゃん先生の元に現れたのは”暁”の鬼鮫。前編の長十郎の提示によって、”鮫肌”との融合に拠るオプションによってイタチが示した力量を遥かに凌駕する力量が鬼鮫にはあって、恐らく、四尾・老紫戦でその力を鬼鮫は使っているでしょう。しかも、四尾・溶遁(土+火)を鬼鮫は打倒しましたし、(ナル×ジャン的には)「炎遁」に相当する血継限界チャクラを有する八尾に対しても相性の良い(…であろう)「水遁」を鬼鮫は使う筈です。キラビがトビが賞賛するくらいに八尾を完璧にコントロールした人柱力である事を考え合わせて、甲乙つけ難い雰囲気です。ま…それがあるから、ナルトが森の中のキラビとサブちゃん先生の存在を感じて欲しいと、僕は願う訳だ!!都合良すぎるけど…ね。

「ずいぶんと探しましたよ八尾
私の大刀”鮫肌”は強いチャクラが大好きでしてね
おいしそうなチャクラのニオイを
やっと嗅ぎつけたみたいで…」(鬼鮫)

「悪いですが
この”鮫肌”のエサになってもらいますよ
なに殺しゃしませんがね」
(鬼鮫)

忍刀”鮫肌”には強いチャクラを嗅ぎ分ける嗅覚みたいなモノがあるようです。”鮫肌”には意志があるようでもあり、チャクラを削り喰う生き物のようでもあります。これが鬼鮫と「融合」なんて事になったら、一体全体…どんなお姿になるのやら…(汗)。デフォで怖い(決してキモくないよね…笑)鬼鮫が、どんな風に変態するのかは見物だし、それにビビる事なくいつも通りちょっと寒い…おっといけねー!!…クールなラップで韻を踏みつつ、華麗に蝶のように舞い、蜂の様に差す…キラービー(ナル×ジャンで「キラビ」と呼ぶのは、八尾と韻を踏むキラービーに対するリスペクトであります)の手加減無しの本領発揮のガチンコ勝負には興味が尽きないのですが…御愁傷様ですが…実は来週の『NARUTO -ナルト-』は…(汗)。

次号は作者取材のため休載いたします。ご了承下さい。
……何か見繕って書くしかないのね…そんな目で見ないで!!



 
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第468話「八尾と九尾」(前編)

 
「第四次忍界大戦じゃと…
正気か!?」(オオノキ)

「!!?」(一同)

「冗談でこんな事を
言い出すほどバカでもない」(トビ)

「………」(雷影)

「今度は戦場で会おう」<ズズズズズズッ………>(トビ)

トビの”月の眼計画”の全貌…それに対する五影(火影を除く)の拒絶…第四次忍界大戦の宣戦布告…一同が騒然とする中、トビは時空間の渦の中に消えて行きます。ここで雷影が壇上から見下ろすトビに「………」で険しい目付きで睨んでいます。今回のエピソードで、この「………」が頻繁に出て来ます。僕はその紙背に目を向けてみようと思います。言葉無き言葉。表現しない表現。漫画におけるノンバーバル(非言語)の描写がキッシーの画力があって初めて成立する事に感謝すると共に、五影会談編の締め部分でのダンゾウ以外の里影が醸すそれぞれの温度をもう一度考えてみるべきだと思います。トビの”月の眼計画”に反発する気持ちもそれぞれで、その核心を即座に「言葉」にできないのも、「言葉」にしないのも自然な人の在り方であると、僕は思います。

人はそれぞれ違う…同じじゃない事を僕らは理解すべきであり、それこそがアイデンティティに続く果てしない道程なんだと、物語が訴えているんだと思います。明らかにトビの”月の眼計画”とはそれに背反する…ぶっちゃけ真逆の行いでしょう。そこに違和感が在る。しかし、それが同一ではない機微が僕を唸らせている…。これが『NARUTO -ナルト-』の中に厳然と在る合理性であり、神様が気ままにサイコロを振っている訳ではない確証であり、考察を成立させる要件になっている店に注目して貰いたいものです。これは男の生き様で言うところの「筋」(すじ)であり、それが物語に宿っている限りはナル×ジャンを続けようと思っています。またこれに電光石火の反応するのが、座右の銘が「筋」の雷影なのが痺れちゃう訳(笑)。

…で、雷影の「………」の解釈ですが、雷影は先週(第467話「宣戦」)でトビの不可思議な攻撃回避を実体験した忍として、トビの能力を分析中なんだと思います。雷影は写輪眼、特に天照対策に「雷遁の鎧」を纏った超肉体活性による瞬身の術を用意していましたが、万華鏡写輪眼のサスケが後手後手に回った描写からは写輪眼すら雷影の瞬身は補足不能な戦法であった事が判ります。その高速瞬身を持ってしてもトビは捕えられなかった…。雷影はトビを睨みながら必死にトビのぶっ飛ばし方を考量してるのだと思います。ナル×ジャン的にはトビの能力は九尾の血継限界チャクラである「閃遁」であり、能力の本体はお面にあると考えていまして、チャクラの発生源であろう身体とお面を分離するのが得策なんですが、雷影は果たしてどんな答を弾き出すのか…(笑)。


「さて…
どうしたもんかの…?」(オオノキ)

「忍連合軍をつくるしかない
七体もの尾獣の力に対抗するにはな」(我愛羅)

「………」(雷影)

「雷影様は反対してましたが?」(水影)

「弟は無事だったようだが…
…これ以上”暁”にだらだらと振り回される訳にはいかん!
忍連合軍をつくり一気にケリをつける!」(雷影)

我愛羅が切り出した「忍連合軍構想」に空かさず水影ちゃんが同調します。ベクトル的に二人は非常に近いと思われます。まだ若い我愛羅を独りぼっちにしないように、そっと背中を支えるように優しく寄り添うようです。水影ちゃんは人柱力だった四代目水影・やぐらと恋仲か片想いだったんじゃないかと、僕は考えてるんだけど(ドロドロ)…もと人柱力で何処となくやぐらに似ているイケメンの我愛羅が水影ちゃんは放っとけないのかなー…と思えます。雷影は”暁”に殺された(=尾獣を抜かれた)キラビが生きてたのを知って掌を返したように(笑)。しかし、それもトビの能力(閃遁?)への興味や一尾~七尾までの尾獣の脅威への危機感の為せるワザであり、為政者としての雷影の正当な考え方であります。

「木ノ葉はどうするんじゃ?
火影は逃げたままじゃぜ」(オオノキ)

「ダンゾウは黒い噂が絶えん!
今回の会談の件でワシらの信用を失った!
それにこれが木ノ葉の忍達に知られれば
木ノ葉でのダンゾウの立場も危うい…
いずれ失脚だ!」(雷影)

今にして思えばミフネの操りがダンゾウが木ノ葉の上忍衆の信認を受けるための大博打だったのかも知れません。しかし、他里の影忍を前にバレないと思ったのかしら…。その上、会談場から逃げ出すなんて、もう後がないじゃない(汗)。おめおめと木ノ葉に帰るんだろうか?その前にダンゾウは何で逃げたのか?ミフネの操りがバレてバツが悪かっただけで逃げるかね…どう考えても何か目的があってこの場を放棄した…としか、僕には思えんと(笑)。ダンゾウもバカじゃないし、今回の大失態で木ノ葉隠れの上忍衆の信認を期待できないのが判る筈だから、正攻法を断念して強硬路線で切り替えた…のではないかと、僕は考えています。ダンゾウの強硬路線とは…一体何なんでしょうか?今回の逃げっぷりからは予め想定はされていただろうシナリオだったろうし…。

大蛇丸(カブト)との接触

大蛇丸(カブト=カブチ丸?)の掌握…ダンゾウの写輪眼…左目、左腕(写輪眼の経絡系が埋め込まれていて、眼球のチャクラが二つ点灯している)の写輪眼の万華鏡を開く方策を得ると同時に、音隠れのインフラや残存勢力の継承を、ダンゾウは考えてるんじゃないのでしょうか。もうどう転んでも木ノ葉で芽が出る可能性はなさそうだから、今以上の力(万華鏡)と自分の忍里を得る事で活路を見出す…それがダンゾウの強硬案じゃないかと、僕は考えます。つまり、ダンゾウはカブトの居場所に向かっている。だとすれば、カブトに張り付いているアンコが危ない!!アンコは大蛇丸にもう一度逢いたいと思うだけの女の子だから、カブトの存在が気が気じゃない。その女の使命感=恋心を踏みにじる(?)ダンゾウが、僕は許せない(笑)。


「忍連合軍の話は
オレが信用できる木ノ葉の忍に伝えておく」(我愛羅)

「誰だ?」(雷影)

「写輪眼のはたけカカシだ」(我愛羅)

「あの白い牙の息子か」(オオノキ)

「…今ここで若い忍が不器用なりに
雲と木ノ葉…互いの里・国を想い頭を下げている
雷影様
アナタは五影の一人として
これをどう捉どう思われる?」(カカシ)

「…いいだろう
ダンゾウよりは信用できそうだ」(雷影)

「……だな…」(カンクロウ)

人を見る目があるならば、カカシの人となりは理解できる。雷影にも勿論、確かな目がある。カカシはナルトの非礼を詫びつつも、その無邪気で馬鹿げた誠意を笑う事も善しとしなかった…カカシが雷影に告げた極めて回りくどい想いも雷影には充分に通じてた訳です。あの時、雷影がナルトの土下座に一別した描写がここに繋がっている。ナル×ジャンでも、カカシには立派なオトナ認定が下ってまので、なかなか雷影もやるじゃないかと(笑)。同じ事は木ノ葉崩し以降、砂のカンクロウやテマリも経験してまして、「それ見た事か…」がちょっと笑えます。ま…サクモの勇名がオオノキ世代に轟いているようなので「七光り」も揶揄されそうですが、そこは為政者の端くれ共です。カカシを一見すれば見極めくらいはできるものなのです。


「雷影様
すぐにでもキラービーを探す手配をつけましょう!
”暁”が八尾と九尾を狙っているなら
奴らもまだビーを執拗に追っているはずです」(シー)

「うむ!シー
すぐに捜索隊を編制してビーを探させるよう
里に連絡しておけ!」(雷影)

「ハッ!」(シー)

「サムイ小隊にもすぐに知らせなきゃな
オモイもカルイも落ち込んでたからさ」(ダルイ)

キラビを呼び捨てにするシーって、同格か上役っぽいです。ダルイはシーと同列だから、もしかしたらキラビは老けて見えるだけでそんなにオッチャンじゃないのかも(汗)。小学校の時にむちゃくちゃふけ顔だったけど、同窓会の度に年取ってなくて、オッチャンになっても全く変わらない子っているけど、キラビってそれなのかしら(笑)。「いつまでも若くて良いな!!」と言われるんだけど、小学生の頃は先生と同い年みたいで、それってどうなの?の世界だから、どっちとも言えん(笑)。役割的にはシーが参謀役みたい。そんなしっかりしたシーが居るから、ダルイは「情」を出せる。サムイ小隊への配慮…特にオモイやカルイに対する思い遣りはグッと来ちゃう。それもシーが居るから出来る訳で、実に良いバランスが雲の衆にはあるな…。


「マダラの”月の眼計画”とやらを阻止するためには
絶対に八尾と九尾を渡してはダメです
だから八尾と九尾をこちらの連合軍で先に見つけ出して
隠しておくのがベストだと思われますが…」(水影)

「………」(我愛羅)

「そ…その通りです!
もし”十尾”とかが復活なんかした日には…」<スッ…>(長十郎)

「いや……
マダラの持つ七体の尾獣が集まった力は想像もできん…
それに尾獣を使った術や隠し球を持っとるやもしれんぜ」(オオノキ)

「でなけりゃ
あんな強気には出てこんだに!」(赤ツチ)

「ワシら忍連合軍側も
八尾と九尾の尾獣は戦力として計算した方が
いいのではないか?」(オオノキ)

「それはダメだ
これは二人を守る戦争でもある
マダラが集めた七体の尾獣で戦争を仕掛ける理由……
おそらく弱っている今のマダラや残りの”暁”のメンバーだけでは
八尾と九尾を捕える事が難しいからだ…
できたとしてもリスクが大きすぎると考えた
……それに戦争で二人を誘き出すためかもしれない」(我愛羅)

「私もそれがいいと考えます」(水影)

「………」(雷影)

「ワシも風影の意に同意だ!」(雷影)

この辺でオオノキの動きが活発になって来ます。気付いてる人も多いと思いますが、オオノキだけ「………」がないんです。何も考えてない…答が最初から在る…用意されてる訳です。つまり、予め答があってそこに総意を向かわせたい意図がアリアリで、これはもう何をか言わんやの様相です(笑)。オオノキとしては人柱力を前面に押し出したい意向があって、それを我愛羅が極めて明解な分析をもって牽制しています。オオノキの淀みなさ…と言うか、胡散臭い誘引を我愛羅は機敏に感じ取っています。そして、我愛羅の反抗を水影ちゃんが補強しています。雷影はちょっと不思議ちゃんだから、「筋」にのみ反応してて、やはり我愛羅の一本筋の通った考えに賛同しているので、水影ちゃんのそれとは幾分違うので念の為に…(笑)。


「もしもの事を考えれば
敵の前に八尾と九尾をおいそれと出すわけにはいかん!
そもそも八尾であるワシの弟は作戦などという言葉には
縁遠い奴だ!」<ヨナッ>(雷影)

「何をしでかすか分からん…
逆に戦場が混乱するかもしれんしな!」(雷影)

<ヘヘヘ!!>「………
九尾のナルトも同じだ」(我愛羅)

「言えてるじゃん」(カンクロウ)

「ハハ……だな…」(テマリ)

雷影はキラビの存命が余程嬉しかったのかな…と思います。言わなくても良い事までペラペラと…(笑)。偏に気持ちのベクトルが「弟」(キラビ)に向かっているからでありましょう。僕は個人的にこういう親(兄)バカは嫌いじゃなくて、雷影の裏表のない性格と相まって信用のおける人だと感じさせます。雷影には多少…いやいや多量の野心が雷影にはあってちょっとばかりややこしいですが、トビの能力や尾獣の脅威を前には野心もクソもあったもんじゃない(笑)。またキラビとナルトの類似性は人柱力の特徴なのか?とも思えますし、そのくらい大らかじゃなきゃ(良い意味でね)人柱力なんかやってらんないんでしょう。実は我愛羅もそうなのよ…ってのが、カンクロウとテマリの「裏の本音」みたいで、ナルトの事ばかりじゃないなーとわろた。


「分かりました
では八尾と九尾は保護拘束という事でどうです?
土影様?」(水影)

「……うむ…」(オオノキ)

「岩・霧・砂.木ノ葉には
キラービーの情報を提供する
それを元に捜索チームを編成し
すぐに動け!
八尾は見つけ次第
ワシのところへ連絡が来るようにしろ
弟はワシの言う事ぐらいしか聞かん!
それと風影…
さっきのカカシへの件
頼むぞ」(雷影)

「ああ…」(我愛羅)

「ここに来る道中で
はたけカカシと九尾の人柱力のガキに会った
まだこの鉄の国に居るかもしれん…
まずはこの国から探してみろ」(雷影)

「了解した」(我愛羅)

「………」(ミフネ)

微妙な反応をするオオノキを置き去りにして雷影がテキパキとトッウダウンで話を進めて行きます。我愛羅や水影ちゃんが口を挟まないのは間違った事をやってなければ雷影に任せるべきとの判断があるからで、雷影の勢いは政(まつりごと)という「祭り」においては無視できないからです。その意味では我愛羅は大人びてて気持ち悪いくらいです(笑)。ここでも水影ちゃんが絶妙に寄り添てて、我愛羅が「ぼっち」にならないように配慮してるし、水影ちゃんってメンコイな…と思ってします。ま…個人的な好みはさておき…雷影が我愛羅にナルトとの接触の情報を伝えた事が雷影がカカシを信用しても良いとする判断を肉付けしている機微が、雷影と我愛羅の距離をグッと近づけた感がある。徐々に通じ合っているように思います。


「あ…あの…
ちょっといいですか?」(長十郎)

「何だ?」(雷影)

「あ…ハイ………
あの…その……」(長十郎)

「さっさと話せ!」(雷影)

「あ…”暁”にはまだボクと同じ
忍刀七人衆の干柿鬼鮫がいます……」(長十郎)

「その人は…人柱力並のチャクラ量と…
…七人衆の刀の中でも最悪な”鮫肌”を持っていて…
刀と融合すると人間でありながら
人柱力に近い力を発揮する尾を持たない尾獣だって…
先輩達からそう聞かされました
あいつは特別だって……
決してなめない方が…」(長十郎)

「そんな事は分かっとる!
それより本当にそれでええのか?
マダラの操るであろう七体の尾獣の力は未知じゃぜ…
もし八尾と九尾を拘束して
ワシら忍連合軍が二人を守ったところで…
その連合軍が全滅しては意味がない
だったらじゃぜ…はなから二人を参戦させ
忍連合軍と協力戦を仕掛けた方が
有利だと思うがの」(オオノキ)

「………」(雷影)

引っ込み思案の長十郎と雷影の相性は最悪ですね(笑)。でも、勇気を振り絞っただけあって、その情報は非常に有意でした。イタチが評価してたところに拠ると、鬼鮫の強さはカカシと同等かやや上だったかと思いますが(木ノ葉強襲事件)、長十郎の情報を重視すればそんなもんじゃなさそう…って事は、鬼鮫はイタチを欺いてた訳で、そりゃとんでもない食わせ物って事です。そう言えば、四尾・老紫を捕獲した行もイタチを休ませた単独行動だったけど、鬼鮫は本性をイタチに魅せたくなかったからじゃないかと勘ぐってしまいます。また、忍刀の「融合」の提示がありますが、それが鬼鮫の鮫肌に限定されたものなのか、それとも忍刀全ての奥の手なのか?見解の別れる部分で、その吟味は慎重に行うべきだと思います。

しっかし、オオノキはしつこい(笑)。ここまでバレバレなのにまだ人柱力を前線に押し出したい意図がアリアリで、トビや”暁”との密約みたいなものがあるんじゃないかと邪推すら生まれます。逆にバレバレ過ぎてフェイクじゃろ…とも思えますが、オオノキ以下岩隠れの里の動向は疑って掛かった方が良いと思います。…と言うか、共同戦線張るにしても互いに監視し合うようなシステムにしないとヤバいです。それがオオノキ以外の里影とミフネの「………」に滲んでいます。でも、この判り易さがオオノキらしくなくて、実はめちゃくちゃ良い感じの水影しゃんが…とか、やっぱり雷影が…と、アンフェアな気持ちになって仕舞うところが「11人いる…」みたいで好きです(笑)。やっぱ、『NARUTO -ナルト-』はオトナの読み物なのよ。


「それはどうかな?」(ミフネ)

「?」(オオノキ)

「今ここに世界初の忍連合軍が出来つつある
その力もまた未知数…
マダラが七体の尾獣の力を使用するにもリスクがあるハズだ
でなかればここへ来てわざわざ交渉を持ちかけたりはしない
向こうにも不利な条件があるのでござろう」(ミフネ)

「それに…この戦争 我々侍も参戦する
土影殿…これでもまだ心配事がおありか?」(ミフネ)

「フン」(オオノキ)

雷影が行くのかなー…と思ってたら、大外一気にミフネが来たか(笑)。オオノキの違和感は無視できない大きさです。ただ、忍の先頭に侍が混ざってメリットがあるか?は、サスケの傍若無人の行を切る限りでは不安ばかりが募りますが、例えば鉄の国というくらいで、武器の錬成がお家芸で、忍に武器・忍具の類いの供給ができるとか、独特の技術を活かした存在感があるのかも知れません。オオノキも五影会談の途上で黒ツチや赤ツチに話していたけど、鉄の国にはアンタッチャブルな雰囲気がありそうなので、何かしらの隠し球があるんだと思います。できれば無手のなるとに、アスマの「飛燕」みたいな忍具を与えて欲しいんだけど、兎に角、ミフネの進言はオオノキを黙らせるに足る「力」があると言う事のようですね。


「雷影や風影も上へ行ったようだしさ
やっぱ行ったんだよサスケも香燐も
オレ達も上に行ってみる?」(水月)

「だが警戒されている…
すぐに見つかるぞ」(重吾)

「ならさ…いい方法があるんだけど……」(水月)

さて、場面が変わって重吾と水月。サスケが水影ちゃんの「沸遁」の酸の霧に溶かされそうになった密室に辿り着いたようです。重吾も水月も充分に回復しているようです。重吾なんて、仔重吾からどデカイ重吾にカムバックしてますから、サスケのリミッターが外れて「殺すな」の抑制がなくなったもんだから、重吾は人を喰って回復したんだろうな…と思います。多分、似たような方法で水月も回復した筈です。二人ともサスケに引っ張られて黒い方向に転んでいるのだと思います。そうなると、”鷹”の行く末もちょっとヤバめに思えて来ますが、どっかで持ち直して欲しいところです。ちなみに水月が言う「いい方法」とは侍の甲冑を着込んで潜入するベタな方法だと思うんですが、首斬り包丁はどうするんだか…(汗)。

「何だったんだ
急にコイツ!キモイなあ
もう!」(黒ツチ)

そんで心配してた黒ツチですが、やはりゼツの胞子の術の被害に遭っていたようです(笑)。でも、胞子の術はあまり攻撃性の高い術ではない様で、黒ツチにボコられて伸びちゃたみたい(笑)。”須佐能呼”の大暴れの崩落には土遁忍術で対応したようです。ナル×ジャン的にはダンゾウの逃走に気付いて追跡くらいしてて欲しかったんですが、そこまで気の利く子じゃなかったみたい(笑)。でも、この後、ダンゾウの気配に気付いて…という可能性もありますけどね。…で、お話はここで場面が変わります。五影会談編も一段落してお話は新展開へと向かいます。今週もいろいろとありまして、本日はこの辺で失礼をば致しまして、続きは明日…という事で一つ…(汗)。一気に書けなくてスミマセン(滝汗)。

第468話「八尾と九尾」(後編)に続く…



 
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自来也は何故、木ノ葉の額当てをしないのか?


アニナルの1時間SP自来也雨隠れ潜入編の感想を書こうと思ってたんですが…第368話「情報収集」(オエオエ君による雨隠れ潜入)~第374話「神への成長!!」(ガマケンさんの登場まで)の感想で書き尽くした部分でして…今さら…の気持ちが強くて(笑)。週刊の6話分を前回の自来也SPと今回のSPで一挙に出し尽くす太っ腹で、先急いでる感は否めない(汗)。オイオイ…こっちも仕舞いに掛かってるのかよと心配になってしまいました。アニナルは余り観ないんだけど、OPのアニメは凄く良いと思います。きっと本編を読み尽くしてるご同輩には自来也編~イタサス編粗筋に見える筈です。それくらい凝縮されたメッセージだと思います。イタチの万華鏡とか、ラストのナルトの涙お腹一杯になる傑作OPだと思います。あと、手綱ちゃん…あれはアニナルスタッフも重々、自来也の『おっぱい星人』を認識してる自己提示で、なかなかやるじゃないか!!…と(笑)。

「どうだ?」(畜生道)

「……自来也よ」(小南)

「………
「そうか…自来也先生か
懐かしい」
(畜生道)

「どうする?ペイン」(小南)

「もちろん殺る
今さら未練も無いだろう…
侵入者を殺すために
この体で出張ってきたんだ」
(畜生道)

雨隠れ潜入編でのペイン・畜生道の機微に注目してみましょう(第41巻/35-37頁)。小南が自来也を発見し、畜生道に報告するんですが、その時、畜生道がメチャクチャ懐かしがるんです…。空を見上げるように、何とも言えない目付きで「自来也先生」と言うシーン。アニナルではその周辺のセリフがやや肉付けされていて、それが畜生道の表情に絶妙にマッチして胸に迫りました。この後の展開で畜生道が口寄せ専門で、人間道と餓鬼道を増員する口寄せをするので、この時、畜生道が「この体で…」と言うのが、戦術としての「口寄せの術」を重視したものかしら…と当時考えたんですが、どうもしっくり来ない。もしかしたら、畜生道で出張ったのには別の意味があったかも知れない…そんな疑念がムクムクと…(汗)。


「殺す?この子たち」(大蛇丸)

「なっ!」(弥彦)

「ずいぶん戦争孤児
見てきたけど惨いものよ
いっそのことここで殺してやるのが
この子たちにとっても……」
(大蛇丸)

「よせ大蛇丸!
…お前は綱手と先に帰ってろ
ワシはしばらくこいつらの
面倒を見る」
(自来也)

「はぁ!?」(綱手)

「多少自立が出来るようになるまでだが
これがせめてもの償いだ」(自来也)

長門は自来也に大いに感謝している…(第41巻/53-54頁)。それは確かに動かない事実だと思います。確かに、大蛇丸の「殺す?」「愛」だけど、自来也なんか3年間も弥彦、小南、長門に忍術修行して野たれ死に寸前の難民の子供の自立支援してくれたんですから!!3年間だけ教えて、後は野となれ山となれ…で放り出した点には些かの黒さも感じはしますが、一応忍術を皆伝し、長門には「平和」を託した訳で、これも予言の付託があったればこその苦渋の選択であると受け入れましょう。ま…その直後の弟子であるミナト以降、妙木山との口寄せの一括契約を結んで手厚く庇護した変節もありまして…しかし、口寄せ契約自体が「運命」に基づく提示(自来也SP)もあって、解釈が混沌としてる部分も残していますが…。


「あれから数年
お前たちの名をちらほら聞くようになった
いくつかの紛争で名を売ったが
その後死んだと聞いた…」(自来也)

「先生はあれからの私たちを知らない」(小南)

「確かに知らないがのォ
"暁"のやっとることは間違っとる!」(自来也)

「それが自分で考えた結論ですよ…
自来也先生」(畜生道)

「外見はだいぶ変わったが
その眼…やはりお前がペインだったか…長門
正しい成長はしてないようだの…
何かあったか?」(自来也)

自来也の「そりゃァちょっと冷たいんじゃねーの?」なセリフに小南が噛み付く…例のドロドロの緊縛シーンの濡れ場…(汗)(第41巻/75-77頁)。自来也もその冷たさを「確かに知らないがのォ」と容認する辺り、やっぱ黒いわ…と思えます。そして、そこに「この体で出張った…」の畜生道が髪の毛を逆立てて登場する訳です。輪廻眼の長門が堕天して”暁”のペインとなった経緯にはド汚い大人(半蔵事件)の存在が不可欠なんですが、ド汚くはなけど自来也なくして長門は無い訳で、自来也も堕天の一翼は確かに担っているのです。そもそも「予言」なんてのがなければ、ペインは生まれなかった…長門は野たれ死んでいましたから、妙木山の大ガマ仙人がそもそも発端なんですが…ま…言い出したらキリがない…(汗)。

「アナタは知らなくていい…
しょせん外の人間だ」
(畜生道)

でもこの時、自来也は言わなきゃ良いのに、「この体で…」の畜生道の輪廻眼を見るや否や、畜生道を「長門」と認定してしまいます。非常に微妙なんですけど、その直後から畜生道の雰囲気が自来也に対して逆立つのです。自来也は畜生道と過去に会っています。大ガマ仙人の「予言」に従い諸国を放浪し、森羅万象に触れ、「弟子=予言の子」を見出す為に世界を流離(さすら)っていた時、森の中で風魔の忍(アニナル・雨隠れ潜入編SPでは「風魔」を補強する描写が追加されていました)で、自来也は畜生道を瓢箪蝦蟇の結界内でやっつけて初めてその事実に気付く事になるのです…。実は長門にとって、自来也のこの誤認が大きなストレスだった筈で…もっと言うと、自来也の本心を確かめる為に「この体で…」だったんじゃないかと、僕は思う訳です。


「長門…
お前にいくつか聞きたいことがある
弥彦はどうした?」(自来也)

「ああ…いたな
そんな奴も」
(畜生道)

「!?」<キッ>(自来也)

「とっくに死んだよ
そんな奴は」
(畜生道)

「長門…お前」(自来也)

自来也の言わなきゃ良いのに…が駄目押しのように続きます(笑)(第41巻/84-85頁)。だから、長門(畜生道)は自来也を<キッ>とさせるように、弥彦を蔑ろにするようなセリフを吐いてしまうのです。そもそも、何で風魔の忍である畜生道を長門と誤認する自来也って記憶力悪過ぎ(笑)。自来也を「ドジ」だ何だと散々バカにしたくなる長門の気持ちは概ね解ります。しかも、言うに事欠いて…一等最初の質問が「弥彦の消息」ですから、弥彦の親友の長門であっても、こんな風に嫌らしい言い方になるっちゅーもんです(笑)。長門にしてみれば、弥彦の前に「オレだろ!!オレ!!」みたいな…ちょっと空かされた悲しさみたいな気持ちが、きっとあった…自来也の不思議ちゃんな天然さが長門を激しく傷付けたんだな~ッ!!


「ペイン…
それはオレたち六人全員を指し示す呼び名だ」(天道)

「何故…六人もの"輪廻眼"が…」(自来也)

「!!
お…お前は…」(自来也)

自来也の雨隠れ潜入編の佳境で、とうとうペイン六道が登場して、弥彦の体を使ったペイン天道が登場します(第41巻/189頁)。ここで止めときゃ良いのに、自来也は天道=弥彦には気付いちゃうんです(笑)。もうこの辺りになると、長門(ペイン)のイヤミ発言も最高潮で、同時に自来也を殺す最終決定みたいな…良心のリミッターも外しちゃった筈なんです。「侵入者を殺すためにこの体で出張ってきたんだ」(第41巻/37頁)とは、「未練はない」と言いつつも迷いを孕んだ気持ちを整理する為に自来也を試す必要が長門にはあったんだと、僕は考えます。つまり、長門は畜生道が長門(自分)ではないと、自来也に気付いて貰いたかった…と思う訳です。現に天道=弥彦には一発で気付いたじゃない!!(笑)


「…お前は…その顔…
弥彦なのか…」
(自来也)

「ああ…いたなそんな奴も
とっくに死んだよそんな奴は」
(畜生道)

「一体どういうことだ…
弥彦は死んだんじゃ…

それにその眼…」(自来也)

「…オレに弥彦の面影を見たか
やはりかつての師だけはある。
…だがすでに弥彦は死んだ
ここに居るのはペインだ」
(天道)

「…そんな理屈はいい!
何故お前が”輪廻眼”を持っている!?」(自来也)

ま…この後、ペイン六道は自らを「神」と名乗り自来也に襲いかかるんですが…(第42巻/8-9頁)、もし長門がシノだったなら、「弥彦には気付いたものだな」とメラメラと変な陽炎を立ち昇らせたんじゃないかと思います。長門は自来也を心の底から信用し、勿論、多大なる感謝と親愛の情を感じていた。ぶっちゃけ、兄のように…父のように愛していた。できれば殺したくはない。だから、小南に殺させようともした。もしも味方なら…と言う淡い期待すら感じている描写がアニナルには追加されてもいました。長門は小南には偉そうな事を言ってたけど、ホントは殺したくはなかった筈です。それで、風魔の忍の体を使い、自来也と交戦経験のある畜生道で自来也の前に現れた…それは自来也を確かめる為だったと、僕は思います。

「だが自来也先生は
少し違う気がした」
(長門)

「先生は己の身を守るため
忍術だと言ったが
オレだけに関して言えば
輪廻眼の力をコントロールさせる
ためだったようだ」(長門)

第446話「ただ二人を守りたい」で、弥彦は自来也への想いをナルトに切々と語ります。しかし、自来也は長門の「輪廻眼」しか見ていなかった。何故なら、畜生道を輪廻眼だけで「長門」と、自来也は認定してしまったから…。それが、雨隠れの修行における弥彦に対する唯一の優越感であった自来也の長門に対する認識(修行=輪廻眼のコントロール)の価値観を真逆に変えてしまったのです。しかも、自来也にとっては弥彦天道の輪廻眼が違和感ですらあった…。それは長門の嫌悪感をも増長する結果になってしまったのだと、僕は思います。これは自来也の行動パターンからすると非常に異例で、大蛇丸に代表されるところの「才能」に対して魅力を感じない筈の自来也の唯一の大失態だった…と、僕は思います。

ま…これが「予言」に付帯する自来也の行動の「黒さ」を際立たせる部分であり、ド汚い大人じゃないけれど、自来也だって長門の堕天には加担してんだよ…とするナル×ジャンの見解であります。そもそも、妙木山の大ガマ仙人の「予言」には善悪の双方を生み出そうとする「未必の故意」(実害の発生を積極的に希望ないしは意図するものではないが、自分の行為により結果として実害が発生してもかまわないという行為者の心理状態)が存在していて、ナル×ジャン的には非常に胡散臭い構造なんですが、その一部には不思議ちゃんで天然の自来也の「選択者」としての選抜も含まれていて、自来也の異例なブレとも言える「輪廻眼への期待」もそれに付随する要件だったのかな…と、僕には思えてならんとです。

「はるか昔…人々は常に争い
…戦争が絶える事がなかった
今よりひどい時代だ


そんな時代に
ある一人の僧侶が現れた
始めてチャクラの真理を解き明かし
世界を平和に導こうとした

忍宗という教えを説いて
世界を回ったと伝えられる


時が経ち
忍宗は忍術と呼ばれるようになる
忍術は武力ではなく
人々を平和に導くための教えだった


その僧は六道仙人と呼ばれ
この世の救世主だと言われた存在だ…
お前と同じ輪廻眼を持っていた

”我 安寧秩序(あんねいちつじょ)を成す者”

それが仙人の言葉だったそうだ
いつしか人々が
本当に理解し合える時代が来ると
信じていたんだろう…


もしかすると…
お前は仙人の生まれ変わり
なのかもしれんのォ

お前の目に仙人の想いが
託されている気がするわい」
(自来也)

「オレに平和を託し…
そして先生はオレ達の前から
去って行った」
(長門)

第446話「ただ二人を守りたい」で、自来也は長門にだけは特別なメッセージを与えています。本来、「才能」に対して否定的な考えを持つ自来也には異例とも言える行動だった訳ですが、輪廻眼の特殊性を考え見れば、自来也が過度に期待したのも少しは譲歩も可能です。それでも…長門としては畜生道との誤認はないだろ!!って言うのもあったけどね(笑)…しかし、そんなこんなも含めて、輪廻眼の長門の弟子受けと、ちょっと呆気ない放免に関しては若き日の自来也の苦渋の選択であったのだと受け入れる事ができるでしょう。徹頭徹尾、自来也は大ガマ仙人の「予言」の付託に全身全霊で応えていた訳で、綱手への想いもそこそこに自来也が東奔西走したのは木ノ葉隠れの里の為ではなく、忍界の為だった…。

ココ…ちょっと解り難いんで補足しときます…エーッと、自来也は弥彦が一番のお気に入りだったと思います。純粋に自来也と弥彦は人間的な相性が良かった…のだと思います。勿論、三人の子供らの中での依怙贔屓なんてなかっただろうけど、自来也と弥彦の関係性は傍目にも良く分かった筈です。長門なんて繊細で賢いもんだから、それを凄く敏感に感じて心の中がチクチクしてたと思います。自来也はそんな弥彦のざらつきも感じていて、長門の事情…使命に近い…を聞かせ、同時に安心させていたのだと思います。愛情の分配が如何に公平であろうとも、受け手には勝ち負けが必ず存在します。非常に軟弱な土台の上に人は立っているのです。もしも…自来也が長門自身に興味があったのではなく、輪廻眼に格別な配慮をしていただけだった…とすれば、弥彦に対する自来也の笑顔と比較すれば、その差は残酷にも感じます。その仄かな気配がペインとの交戦の中で漏れ出している…ちょっと嫌らしい考え方ですが、僕らにも自来也もいろいろと事情がありまして…の理解が必要だと、僕は考えています(091015)。

自来也は木ノ葉の忍でありながら、雨隠れの難民を拾い上げ、剰え忍術まで伝授した。しかも充分な力量を有し、輪廻眼なんてレアな血継限界を他里に放免した。そこには極めて高次な視点での「平和」への願いが存在した筈です。自来也の行動の全ては大ガマ仙人の「予言」に根差している事は確かな事実です。だから、木ノ葉の額当てではなく、「油」の額当てをしてたんだと、僕は思います。木ノ葉隠れの里の利益の為ではなく、世界・忍界「平和」その為に鬼にも成る…自来也の決意や覚悟自来也の額当て「角」には宿っていたかのようです。ナル×ジャンの疑念の矛先は自来也が「予言」が併せ持つ「黒さ」を感じ取っていたかに向かっていて、もし自来也がそれを感じていたならば…もしかしたら死んでない…とする想定もムクムクと…かなりしつこく…(黒笑)(第42巻/35頁)。

「今こそが大ガマ仙人の予言された選択の時!」
あの時…自来也が出て行く必要は…なかった…。


 
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第467話「宣戦」④(宣戦布告編)


第467話「宣戦」③(”月の眼計画”の全貌編)の続き…。

「ふざけるな!!
お前などに世界は渡さん!!」
(雷影)

幻の中の平和などごまかしだ
現実の世界で成してこそ意味がある」(我愛羅)

「そんなものの中に何があるって言うの!
希望も夢もない!逃げているだけよ!」(水影)

「世界を一つにするか…
確かダンゾウも同じような事を言っとったが…
お前のは世界を一つにすると言うより
世界を自分一人のものにしたいとしか
聞こえん」(オオノキ)

トビの「人類補完計画」…違います…”月の眼計画”の全貌を知らされた里影、それぞれの反応…ダンゾウは逃走中につき…オオノキがここでトビとダンゾウの考え方の類似性を取り上げてますね。僕はこの機微を「オレが!オレが!」と呼んでおります。同じものを山椒魚の半蔵も持っていました。半蔵なんかは幼い長門を絶望せしめ、堕天させた張本人であり忌むべき大人の見本みたいなもんです(笑)。トビ、ダンゾウ、半蔵大事な事はあっさりと諦めてしまう割りには、余計な事は執念深くて諦めが悪そうな方々…ナルト達が何に向き合い、何と闘うべきなのかが見えてくると思います。また、トビの考えに即座に反応した里影達は少なくとも諦めてない事が分かります。細かい事を言うと…雷影の反抗には多量の野心が含まれている様でちょっとばかりアレですが…(笑)。


「ククク…
そういうお前達五影に何ができたと言うのだ?
お前達なら本当は理解しているハズだ…」(トビ)

「希望などない事を!」(トビ)

「希望とはあきらめに等しいものだ…
それこそごまかしのセリフでしかない」(トビ)

ただ、トビの言う通りに「具体的な指針」を示せない現実もある訳で、忍の世界の混沌の中では「希望」こそが幻のようだと、トビは言いたい…”月の眼計画”という具体的なビジョンを示したトビに対して、何の対案も示さずトビを否定する里影達にトビの言葉の槍が鋭く投げられるのです。しかし、トビの示す性急さが如何に大人げないかをトビ自身が気付いてない部分に、命ある者と形骸化した存在との温度差を生んでいる事に注目すれば、トビに激しく反発する里影達の態度こそ「希望」だと分かるでしょう。ナル×ジャン的にはキラビを育て上げた(であろう)バイタリティ溢れる雷影に期待しておりまして、完全なる”尾獣”のコントロール法をナルトに叩き込む流れ(修行)…11年目を頑張ると仰るキッシーのプロットの拡張の一案としてあるかな…と。


「残りの八尾と九尾を差し出し
オレの計画にもろもろ協力しろ

でなければ戦争になる」(トビ)

「戦争だと…?」(我愛羅)

「八尾…?
…どういう事だ!?
ビーはお前達が…!」
(雷影)

八尾の捕獲は失敗し逃げられた…
あれこそ人柱力として完璧な忍だ…
お前の弟だけはある」(トビ)

<ガ~ン>(雷影)

トビがサラッと「八尾捕獲失敗」を告げられ複雑な心境なのが雷影でしょう。キラビが生きてる(=捕獲失敗)のは嬉しいけど、キラビが殺されたと思ってたから、左腕をサスケに献上するような無謀な闘い方をした訳で、キラビが生きてると知ってれば多少は堅実で用心深かった筈ですから…。体術系の戦闘スタイルである雷影が片腕を失うマイナスは計り知れません…が、雷影の義手も逆に怖かったりします。「三倍段」と申しまして…勿論、サブカルネタですが…空手有段者がエモノ(武器)を持つと飛躍的に攻撃力が上がるチート設定がありまして、もし雷影が刀剣を所持していたならサスケ戦も違う結果があったろうにと思います。例えば傀儡の技術を応用した義手(仕込みのカラクリ)が雷影の忍体術と組み合わさったら凄く怖いですよね(笑)。僕なら逃げる(笑)。


「ああ…やっぱり
そんな気もしてたんスよね…」(ダルイ)

「ハァ…」(シー)

<グワ>「あのアホーンめ!!
これを機に里の外へ出て遊んどるのかァァァ!!!
許さん!鉄ノ爪(アイアンクロー)じゃ!!」(雷影)

ま…でも、雷影の片腕なんかよりキラビの命は重い…と、雷影はサッパリしたもんです(笑)。ちょっと年の離れた?弟であるキラビが、雷影は可愛くて仕方ないんだと思います。そして、幼い頃から「鉄ノ爪」(アイアンクロー)でキラビのコメカミをギリギリと締め上げてドSなコミュニケーションを雷影は楽しんできたのでしょう。キラビもヤンチャで狡賢いところがあったんでしょう。八尾捕獲失敗=ドサクサに紛れて遊びに行った…が見事に的中してるところなんか、キラビの雲隠れ脱出が明らかに初犯じゃない事が判ります。また、トビの示す雷影の評価お前の弟だけある…には、トビの中身が雷影を良く知っている雰囲気を醸し出しているのが雷影と柱間の何かしらの縁を感じさせ、僕の中では今後の展開への期待感に変換されて心地良いです(笑)。


「うずまきナルトは渡さない」(我愛羅)

「私も同じく!」(水影)

「雷影 お前は?」(オオノキ)

「もちろん弟は渡さん!」(雷影)

ダンゾウを除き四影=忍界の総意として”月の眼計画”の不信任が下った瞬間です。その口火最年少の我愛羅が切り、水影ちゃんがそれに追従しました。水影ちゃんは我愛羅の姿や態度からナルトを感じ取っているんだと思います。それが「母性」と言うモノだと、僕は思う。その温かさが霧隠れを包んでいるから、今の霧隠れがある訳。水影ちゃんの噎せ返るような「母性」ドロドロの方向に転ぶ事だってあるんだけど、そういう女性だから魅力的なんじゃない!!僕は水影ちゃんみたいな女子が大好きです。水影ちゃんとはちょっと粘度は違うけど、ヒナタにも似たような機微があります。八卦の封印式もヒナタを認めた事ですし(「ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?」参照)、恋の行方も楽しみ(ナルヒナ派でーす!!)。

オオノキが雷影に信義を問うのは、我愛羅や水影ちゃんが他里の忍である「うずまきナルト」に関して言及する態度に軽く楔を打つ気持ちがあるのだと思います。本来は火影がもの申すべき案件であり、堅い事を言うならば筋違い…でも、ま…火急でもあり場の雰囲気では間違った対応でもないので、雷影に話を振る事とでバランスを取る心配りを感じました。オオノキもまた老獪なだけの忍ではない。矍鑠としたオトナなのだと思えて、ちょっと嬉しかったな。そして、雷影の答は勿論「NO」で、交渉は決裂(汗)。これもトビの想定の範囲内なのだとは思いますが、こう何度も「ぼっち」を味わうなんて…何とも可哀想な運命を背負った魂だなー…と同情を禁じ得ません(笑)。正に「受けのドS」(笑)。それでも人の性根って変わらんモノなのね(笑)。自分も含めて仕方ないとは思うけど…。


「オレには力はないが…
今までに集めた尾獣の力がある
お前達に勝ち目はないぞ」(トビ)

「希望は捨てない」(我愛羅)

「いいだろう…第四次忍界大戦
ここに宣戦を布告する」(トビ)

我愛羅の表情が凛としています。先にトビが「バケモノ」で我愛羅を釣った時とは雲泥の差です(笑)。我愛羅は恐怖を乗り越えたのです。それが我愛羅自身の「希望」であり、その根っ子には木ノ葉崩しで得たナルトとの「繋がり」がある。人は変われる生き物である事を、我愛羅は実感しているのです。そして、その鋭い眼差しは固着した「うちはマダラの魂」に向けられているのだと、僕は思います。具体的な答なんて今は分からなくていい。トビの”月の眼計画”に感じる違和感だけで充分なのです。そこに「絶望」が無い限り人は前を向いて生きていられる…のだから。トビはこの光景を見て何を思うのか?トビが宣戦布告する「第四次忍界大戦」が空しく響く鉄の国・五影会談場。時代が大きく動こうとしている…。


 
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第467話「宣戦」③(”月の眼計画”の全貌編)


第467話「宣戦」②(トビの能力分析編)の続き…

<キッ>「一つになる……?
全ての統一じゃと…?

どういう事じゃ!?」(オオノキ)

「うちはには代々伝わる古の石碑がある
今も木ノ葉の地下にある」(トビ)

「そこにはかつての六道仙人
書きつけた秘密が記してある
瞳力がなければ読む事ができず
写輪眼・万華鏡写輪眼・輪廻眼の順に
解読できる内容が増える」(トビ)

南賀ノ神社本堂…その右奥から七枚目の畳の下に一族秘密の集会場がある…「そうか…そういう事か…」(第25巻/157頁)の石碑…あの時、サスケは写輪眼の第一次覚醒(うちは虐殺でのイタチへの反撃)を済ませてたから九尾との関係が解ったんじゃないのかな…と思います。写輪眼の覚醒の度合い…一次~三次…で見え方が変わるかは不明です。万華鏡写輪眼を開眼したサスケが木ノ葉に帰郷した描写は無いので、イタチとサスケでは知り得た内容に差異がある筈です。イタチがサスケの万華鏡写輪眼開眼を要求したのは、万華鏡を開いた者にしか届かないメッセージがあったからだったのかな。また、「お前が開眼すればオレを含め万華鏡写輪眼を扱う者は三人になる」(第25巻/150頁)との関連があるのではないかとも考えてしまいます。

問題はカカシがこの石碑の存在を知っているか否かで、カカシも万華鏡開眼者ですから、イタチと同じ内容が解読できた筈で、イタキサの「木ノ葉強襲事件」~「我愛羅奪還編」の「カカシさん…アナタまさか……」(第29巻/76頁)のイタチの全身総毛立った驚きが、この石碑の存在を示唆していたんじゃないかと、今度はこっちが全身総毛立つ始末です(笑)。カカシがサスケ(とナルト)のお目付役として第七班を任されたのだとすれば、サスケの内定の中で「うちはの石碑」をも知り得ただろうし、万華鏡開眼後に碑文を読んだ可能性は極めて高いと思います。写輪眼と万華鏡写輪眼の解読内容の差異がサスケのイタチに対する理解不足を生んでいたのは明白で、それをも飲み込んでサスケの過激な攻撃の全てを受け切ったイタチの存在は偉大だと思います。

もっと深読みすれば、六道仙人が残した石碑は「瞳力がないと解読できない」という前提ですから、平和には「力」が必要だと悟った仙人の眼(チャクラの力と精神エネルギー)=兄系への六道仙人のメッセージと考えられます。六道仙人は仙人の肉体(生命力と身体エネルギー)を継承し、平和には「愛」が必要と悟った弟を正当な後継者として選んだ訳ですが、わざわざ瞳力保有者限定にメッセージを残したって事は、六道仙人が父親として兄の将来にある種の危惧…を抱いていた可能性を感じます。それが兄が落選して、弟が当選した結果に現れているんじゃないでしょうか。その上でメッセージを残すのには、そこに「愛」があるのだとも思います。それが…長門とトビの微妙な関係性を考え合わせれば、果たして長門がトビに真実の全てを伝えたのかが疑問で、長門とトビの温度差を生み出しているように思います。


「話がマユツバものになってきたな
六道仙人など…」(オオノキ)

「これは事実
彼は存在した
そしてその石碑を残した」(トビ)

「話が逸れた!
お前の計画とその六道仙人と
何の関係がある!?」
<ズン>(雷影)

「!」(一同)

一同が「!」となってるのは、トビの話に聞く耳を持たない筈の雷影が「六道仙人」に食い付いた無邪気さに対する反応です(笑)。トビの口から飛び出した大ネタに雷影も辛抱が堪らんかった。普通はその変わり身を突っ込むんですが、相手が相手なので塞き止められた想いがキレイにシンクロしたのだと思います。この場にナルトが居たらそんなのお構い無しに突っ込んだかも知れませんね(笑)。雷影のガタイから察するに六道仙人の子の弟系=仙人の肉体の系譜にあると思われ、ユギトやキラビの人柱力の育成に対する姿勢やノウハウからは、千手柱間の意向を極めて真摯に受け止めた使命感のようなものを常々感じていまして、きっと雷影は「六道仙人」名に血が騒いだんじゃないだろうか…と、僕は考えています。


「なぜ彼が伝説となり忍の神のように
崇められるようになったのか知っているか?

そこにオレの目的とこの男の繋がりがある」(トビ)

「…うちはマダラ
アナタは万華鏡写輪眼を持ち
”暁”には輪廻眼の輩もいた
アナタは全てを知っているのね」(水影)

<フワッ>「聞こう」(オオノキ)

雷影が話に加わる事で、五影側にも対談のベクトルが生まれましたね。オオノキも臨戦態勢の空中浮遊を解きます。水影ちゃんは”暁”に対してはドロドロな情念があるんですが、そこはキッチリと抑えています。また、トビの対してやぐらの「や」の字も感じていないので、鬼鮫を前にお面を外して顔バレさせた個体とは違うものと思います。或いはトビのお面が鉄壁の隠蔽能力を持つのかも知れませんが、女子の眼力を欺けるかは、個人的に疑問です。可愛い悪魔の眼力は瞳力云々を超越した次元に在って…事実、これまで決してバレる事がないと確信した嘘を何度も見破られた経験があるようなないような……<ゴフォッ>。可愛い悪魔の水影ちゃんが何も感じないなら、目の前のトビは元水影様じゃない…と、僕は確信致します。


「彼はかつて世界を救った
あるバケモノから……」
(トビ)

「バケモノ……?」(我愛羅)

我愛羅…お前も
そのバケモノの一部が封印されていたにすぎない
そいつは尾獣全ての集合体
最強のチャクラを持つ存在…」(トビ)

「十尾だ」(トビ)

「!?」(我愛羅)

六道仙人が十尾から世界を守った…と、トビは言います。何でトビが我愛羅に話し掛けるかというと、我愛羅が元人柱力で一尾・守鶴を一番間近に感じた忍だからだと思います。我愛羅もトビの言う「バケモノ」に反応しています。我愛羅は自分の中に居た守鶴を生々しく感じてるから、トビの言う「バケモノ」が響くのです。我愛羅の揺らぎは近くの忍に伝わりますから、我愛羅を弄るのはトビの非常に巧妙な演出であったと思います。強硬派の雷影を話の輪に引き込んだ適時適切な情報の提供と言い、尾獣の恐怖を最も生々しく伝えるために我愛羅を弄る演出と言い、トビはもの凄く上手いと思います。きっと僕らが見せられた十尾とそれに立ちはだかる六道仙人の姿が我愛羅には見えたんじゃないでしょうか。我愛羅はそんな顔(恐怖心?)してますよね(笑)。


「尾獣は九尾までじゃないのか!?」(テマリ)

「言ったはずだ…
そいつは尾獣全ての集合体だと」(トビ)

「一尾から九尾までの
尾獣はその十尾のチャクラを分散したものにすぎない…
六道仙人の手によってな」(トビ)

「イヤな話の流れじゃん…
だから”暁”は尾獣を集めていたって事か…」(カンクロウ)

「六道仙人は十尾から世界を守るため
ある忍術を開発した…
今もその忍術は密かに受け継がれている
人柱力の封印システム…
そう六道仙人は……」(トビ)

「十尾の人柱力だった
十尾を抑え込むために
その体に十尾を封印したのだ」(トビ)

「人々を苦しめていた十尾から
世界を救った仙人は人々から神のように崇め奉られた
しかしあまりに強大にして邪悪な十尾のチャクラ
己が死ねば封印が解けまた表へ出てしまう
それを怖れた六道仙人は死に際に最後の力を使い
十尾のチャクラを九つに分散し地上の各地へとバラまいた
そして十尾のチャクラを抜かれた本体
封印され力の及ばない空へと飛ばされた
それが月となった」(トビ)

これまでナル×ジャンでは「月」血継限界のチャクラ”尾獣”を関連づけて考察して来ました。長門が「月」が六道仙人の地爆天星で作った(とされる…)と提示してから、きっとこの時が来るものと信じて疑いませんでした。六道仙人が十尾を倒し、自分の身体に封印し、自ら人柱力となり十尾を制御していたようです。それが六道仙人の死によって再び十尾が世界に解き放たれるのを阻止せんと六道仙人が十尾の陰陽を分離した…肉体(陽)は地爆天星によって「月」に封印(地爆天星は封印術の一種だったようです)され、「陰」の精神エネルギーであるチャクラを九つに分散した…。”尾獣”のチャクラを血継限界チャクラに符合させて考えるなら十種類ですが、それを外道魔像が補完していると考えています。

その辺は別の考察に任せるとして、六道仙人もまた人間であり、人の寿命と言った(ことわり)に逆らうことができない存在であったと言えそうです。「死」こそ生命の逃れられない絶対なのです。六道仙人ですらその摂理には逆らえなかったのです。その事実に注目すれば、トビを含む”暁”はそれに相反する存在である事に気付くと思います。大蛇丸を筆頭に角都、飛段、トビ(マダラ?)…忍界が「禁術」として慎む忍術を駆使して摂理に反してでも「オレが!オレが!」を貫く…アンチ六道仙人とも言える集団こそ”暁”なのであります。何でもかんでも自分でしようとするから歪みが生じる訳で、人の命が限り在るからこそ次の命に想いを託すのです。それが「繋がり」である事を、僕らはいろんな忍の生き様に見出してきました。

「話がでかすぎる…
人間にそんな事が本当にできるのか?」(ダルイ)

「十尾の人柱力となった六道仙人は
すでに人外の輩になっていた」
(トビ)

「嵐遁」の血継限界チャクラを持つダルイが言うのもアレなんですが…十尾の人柱力だった六道仙人が十尾のチャクラの影響を受け、全てのチャクラ性質を網羅する体質に変異して行ったのは、一尾・守鶴が抜かれた後も「砂遁」が扱える我愛羅を見れば、六道仙人が十尾のチャクラと同等のチャクラ性質を有していた事が容易に想像できます。ヤマトが柱間のDNAの情報を組み込む事で木遁忍術が使える提示からは、チャクラ特性を発現する為の情報がDNAに組み込まれている事が明白ですから、六道仙人の二人の子の末裔達に、十尾のチャクラが遺伝子情報として散り散りバラバラに伝承して、血継限界の一族が偶発的に誕生した理屈も理解できると思います。それが”尾獣”のチャクラ血継限界チャクラの関係だと、僕は考えています。

また、六道仙人単体で考えた場合、一尾~九尾まで全てのチャクラを合わせた量と質があり、勿論、キラビのように完璧に十尾を六道仙人がコントロール出来ていた筈ですから、そりゃもうパネー力量があったことでしょう。神様と崇め奉られるのも良く判る…ちゅーか、人外認定済み…みたいです(笑)。何せ「月」まで作っちゃうんですから。六道仙人はその強大な「力」と、自らを十尾の人柱力に仕立ててまで世界を守り抜こうとした「愛」で世界を総べていた訳です。非常に特殊なケースでありますが、突出した単独の才能が世界の平和と安定を作り出していたのだと思います。しかし、「死」に抗う事なく、次世代にバトンを渡す「選択」を六道仙人は下したのです。それは人が生きる意味を示唆していると、僕は考えます。


「お前が分散してあった九つのチャクラ
つまり全ての尾獣を集めて
その人外の力を手にするつもりなのは分かった

が…そんな力を手に入れて何をする?」(ミフネ)

「十尾復活!
そしてオレは十尾の人柱力となる
その力を利用して己の瞳力を強大化させ
…そしてある術を発動させる」(トビ)

「ある術じゃと!?
何じゃそれは!?
何をするつもりじゃ!?」
(オオノキ)

「月に己の眼を投影する大幻術
無限月読……」
(トビ)

地上に存在する全ての人間に幻術をかける!
オレが全ての人間をその幻術の中でコントロールし
世界を一つにするのだ!」
(トビ)

「!!!」(一同)

「わだかまりも争いも無い世界だ
全てがオレと一つになる全ての統一

それがオレの”月の眼計画”」(トビ)

六道仙人の「死」と極めて鮮明なコントラストを成すのがトビであり、トビのしがみつき…「オレが!オレが!」…は六道仙人の対極と言っても良いでしょう(笑)。事もあろうに、トビは十尾を復活させ、十尾の人柱力になろうとしています。そして、十尾の強大なチャクラを擁して「大幻術・無限月読」を発動しようとしているのです。「月」には十尾の身体が封印されてる筈で、一尾~九尾のチャクラを外道魔像に収集した後、「月」から十尾の身体を取り出して十尾を復活させるのでしょうが、「月」はそのまま残るようです。でないと「無限月読」を投影できませんから。しかし、幻術で世界を一つにするなんて寂し過ぎる…と、僕は思うんだけど…。うちは一族の離反がそんなにショックだったのかしら…。

僕は第399話「すべての始まり!!」の千手柱間とうちはマダラの「終末の谷の決闘」のワンカット(第43巻/180-181頁)に魅せられて、あーだこーだと考察してるんですが、幻術で世界をコントロールする…なんちゅーチンケな”月の眼計画”なんてのをうちはマダラとあろー者が考えて実行するなんて思えんとです。マダラは柱間とサシで闘った男です。「平和」を得る為には「力」が必要だと悟りを得た六道仙人の子(兄系)の末裔です。仙人の”眼”とチャクラと精神エネルギーを色濃く受け継いだ希代の傑物です。柱間との戦いの傷が深すぎて形骸化した存在に過ぎないと言えども、プライドまで何処かに置いてきたんかしらん…(汗)。丁度お時間(←何の?!)となりましたので、続きは第467話「宣戦」④(宣戦布告編)にてまとめさせて頂きます。


 
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第467話「宣戦」②(トビの能力分析編)


第467話「宣戦」①(サクラとナルト編)の続き…

 
<ガッ><カチャ>(ミフネ)

「シーの見た通り
火影はやはり逃げたようだな!」
(雷影)

「うむ…
サスケのせいでな」(オオノキ)

「!」(トビ)

<ズッ>「!!?」<ドコ>(雷影)

オオノキの「迅遁・原界剥離の術」から間一髪サスケをトビが救います。そして、その場に居合わせた雷影が「雷遁の鎧」を纏い瞬身で攻撃を仕掛けます。オオノキと会話するのは相手を安心させるフェイクで、鎮まったチャクラを一瞬高める為の「間」を自然に生み出してるんだと思います。オオノキがそれにさり気なく気付いて如才なく応答してるのが老獪さを感じさせます。しかし、老獪さで言えば、「うちはマダラ」を名乗るトビですから、オオノキや雷影なんてヒヨッコ扱いが妥当で、雷影の高速の瞬身にも対応します。ここでトビの攻撃回避能力の描写でのお約束の「!」が出ます。サスケの「押し通る…」(第453話/「五影会談前夜…!!」)でもありましたが、この刹那にトビが何らかの忍術(ナル×ジャン的には「閃遁」ですが…)を発動してるんじゃないかと、僕は考えています。

<ズズズズズズズズ>(トビ)

トビのお面の穴ぼこを中心に、その周りの空間がお面のうずまき文様が拡大するように歪んで、サスケを吸い込んで行きます。トビの能力とお面は密接な関係があるようです。サスケの「押し通る…」(第453話/「五影会談前夜…!!」)でもお面に千鳥の直撃をすり抜けていて、今回の雷影の正拳もまともに顎(最大の急所)に極まった筈なんですが、同じようにすり抜けています。すり抜けの前にトビが決まって「!」と反応するので、不意の攻撃には対応し切れない場合がある…第397話「真実を知る者」でサスケの「転写封印・天照」を浴びた描写がそれだと、僕は考えています(第43巻/135頁)。そう言えば…あの時、トビはお面を外そうとしてましたね。トビの自己紹介でお面を外す想定がイタチにあったとすれば…。

「うちはマダラの力」お面に宿っている!?

サブカル好きのケルベロスとしては、金属生命体みたいな形式で「うちはマダラの力=チャクラ」が定着してるみたいな…可能性ですけど、イタチがトビがお面を外してサスケを安心させようとするタイミングを狙って「転写封印・天照」を仕込んだのであれば、イタチはトビとお面の関係に気付いていたんじゃないか…と思います。事実、お面を外したトビは”天照”の黒炎に焼かれて危なかった…って言うか、一度暗闇の中に退いて帰って来ましたが、”天照”の黒炎に焼かれた痕が全く残っていなかったのは焼かれた身体を放棄して別の身体を用意したんではないかと思えたりもします。つまり、お面が「うちはマダラの力」マダラのアイデンティティであり、トビの身体はお飾りに過ぎない…のではと仮説ってたりします。


「”暁”の計画など…
どうせろくなもんではない!

理解はできん!」(雷影)

「!!」(サスケが…!!)(香燐)

<ズズッ>(トビ)

「サスケを戻せ!」(雷影)

<ズッ>「だったらオレの説明を聞け
それの返答次第だ」
<カクン>(トビ)

<スッ>「少し落ち着け雷影
聞くだけ聞いてそれからじゃぜ」<フワッ…>(オオノキ)

「チィ…!」(雷影)

雷影が怒鳴ってるのは渾身の一撃スカッたからです(笑)。ぶっちゃけ、雷影にもトビの能力が「理解はできん!」…と言ってるんです(笑)。香燐がサスケを心配しているのは、サスケのチャクラが感じられなくなったからだと思います。後述されますが、サスケは別の空間に飛ばされています。どうやら…お面の穴ぼこがその空間と繋がっているようです。ナル×ジャンの血継限界チャクラの考察では、「九尾のチャクラ=閃遁」と考えていまして、もしかしたらトビのお面…九尾の体毛で編んだとかないかしら…と考えたり。色は確かオレンジ…うちはマダラが九尾の影響下で「閃遁」の血継限界チャクラを得た結果、神出鬼没の時空間忍術を応用して全ての攻撃をすり抜けて回避する能力が備わったんだと、僕は考えます。


<ザッ>「!」(香燐)

「サスケを回復させておけ…」<ズズズズズズ>(トビ)

「キャー」(香燐)

<ズン>(トビ)

何が何やらの香燐の側にトビが移動して、香燐を異空間に転送します。この様子だと香燐とトビは全く関係無さそうです。僕は水月は鉄板でスパイだと思ってるんですが、香燐と重吾が微妙だった。重吾が殺しを思い止まっていた(少年の姿のママだった)描写で重吾への疑いが晴れて、今回の香燐の転送で香燐も消えた(笑)。今、重吾と水月は裏で動いてる筈なので、その行動で水月への疑いも晴れたら良いなと思います。やっぱ”鷹”は学生のサークルノリで和気藹々が良いです。表面上はワルだけど、身体の芯までワルに染まり切れない…最終回で主人公の身代わりになって「お前ホントは良いヤツだったのね」的な善人オーラ全開で<ゴフォッ>と血を吐いて倒れるのが好み。しかも、ホントは死んでなくてエンドロール病院のベッドで四人並んで見切れる…みたいな(笑)。

「あれがマダラの能力ってやつか…」(カンクロウ)

「時空間忍術だな」(テマリ)

砂のカンクロウとテマリの驚かなさは相談役からの情報提供の臭いがプンプンします。トビがカカシに自慢してましたが、「うちはマダラ」に対する攻撃の無効はかなり有名そうです。ま…それを「殺した…とされている」のが「忍刀」であり、何故だかそれが霧隠れの「忍刀七人衆」に伝承されているとするのが、ナル×ジャンの「終末の谷の決闘」の一角を支えています(汗)。これまで敵に対して残心を怠らなかった「大双剣ヒラメカレイ」を、事もあろうに地べたに放置し、両膝を付いて座り込んでるが不思議でならないんですが(←ゼツの「胞子の術」のホントの狙い?!)、是非ともトビに一撃してみて欲しいところです。その時、きっとトビがすり抜けではなく「忍刀」の刃を受け止める筈なんだなー…ナル×ジャン的には…ね(笑)。

「!?」(香燐)

「……ここは?」(香燐)

そして、異空間に飛ばされて横たわるサスケと香燐。香燐の高速治癒でサスケは持ち直すんだろうけど、そしたらまたトビに利用されちゃうな…。しかし、この異空間…一体、何なんでしょうか?大蛇丸も「不死転生の術」の依憑を保管する異空間を持っていたけど、あれはもっと生物的な何かの生き物の腹の中のようでしたが、トビの所有する異空間モノリスが組み合わさったような人工的な造りです。まだ部分的にしか見せてないし、いろんな身体を貯蔵してるかも知れないですね。理屈はサッパリ判りませんが、この異空間がトビの不可思議な攻撃回避能力=「うちはマダラの力」を担うものと思います。チャクラに敏感な香燐が何かを探し出せば面白いんだけど、(普段はあまり使えない…)香燐がどんだけ機転を利かせるかがポイントになりそうです。


「さて…そろそろ
聞く気になってくれたかな……諸君」
<ザッ>(トビ)

「なぜお前が
サスケを手懐けようとする?」(我愛羅)

「”須佐能呼”まで開眼する写輪眼は稀だ…
いい眼をストックしておきたくてな
五影との実戦でさらに瞳術を鍛えさせておきたかった…
ここにサスケを送り込んだのはオレだ
五影を弱らせて人質に取ろうとも思っていた…
そこまでは無理だったようだが」(トビ)

「人質?…一体何のために!?」(水影)

「さっき言った”月の眼計画”を円滑に運ぶためだ」(トビ)

「本当にあのうちはマダラ
まだ生きていたとは驚きじゃが…
お前ほどの男がなぜこんな回りくどいやり方をする?
お前の力ならどんな計画でも思い通りのはずじゃぜ」(オオノキ)

「初代火影柱間との戦いの傷が深すぎたのだ…
今のオレに力はない
言わば今のオレはただの形骸化した存在にすぎない」(トビ)

トビが使う「ストック」という言葉が、「身体はお飾り説」を下支えしてます(ナ、ナル×ジャン的にですよ)。トビのお面に「うちはマダラの力」が宿っているからこそ、身体は何ぼでも替えが利く。「転写封印・天照」に燃やされた身体を放棄しても痛くも痒くもなかったし、鬼鮫には「四代目水影・やぐら」の身体を使って安心させた。ここで水影ちゃんがトビに何の違和感も感じていないのは、明らかにトビはやぐらの身体ではない。これまでトビの不可解な行動に「複数説」を提唱していたのは、そう考えないと辻褄が合わない事が多すぎるからです。いろんな状況に対応するためにトビにはいろんな身体が必要な筈で、それが「ストック」という言葉に滲んでいる様で…って事はイタチの身体も使われるのかしらん…と心配なの。

また、トビが「今のオレに力はない」とか「形骸化」とか言っちゃうのって、トビにしては不用心ちゅーか、ブラフっぽくもあります。しかし、ここまで来たらそんな事、関係ねーよ…ちゅーのもアリだから。今のところ、トビの能力=「うちはマダラの力」は攻撃不可能だし、外道魔像”尾獣”一尾~七尾までは既に”暁”の手の内にある。トビとしてもこの状況にはかなりのアドバンテージを感じているのでしょう。でないと…トビが五影の前でこんなに余裕綽々は無い罠(笑)。不完全ながらも長門の言っていた「尾獣兵器」を製造できる段階にあるんじゃないかと、僕は考えています。「尾獣兵器」というのは、初代畜生道が自来也に説明した核爆弾みたいなヤツで、一発で大国を吹き飛ばせる代物…という想定です。”尾獣”のチャクラをパッケージングした禁術で、術式化すれば巻物に出来そうですね。


「お前が本来の自分に戻るための
計画ってやつか…?」
(シー)

うむそうとも言えるが…
ただそれだけではない」
(トビ)

「何を企む!?
”月の眼計画”とは一体何だ!?」(ミフネ)

「………ゆっくり話したい…
腰を下ろさせてもらう」<スッ>(トビ)

「どんな計画かって聞いてんだろが!」(カンクロウ)

<スッ>(トビ)

「?」(我愛羅)

「全てがオレと一つになる!
全ての統一を成す完全体だ」
(トビ)

「……!?」(一同)

シーが鋭い突っ込みを入れるなーと感心してたら、カンクロウが噛み付くし…(笑)。ま…トビは太っ腹だから、そんなのは気にせずに話を進めますが、何だかエヴァの「人類補完計画」みたいなお話になって来ました。基本的に「アイデンティティ」を考える上で、「個体と群体」は大切なアプローチではありますが、「全てがオレと一つになる!」なんて事をトビが真剣に考えてるなら、何とも可哀想な大人だな…と同情すらしてしまいます。しかし、「うちはの憎しみの呪い」なんて、父親に認められなかった過去を未だに引き摺ってる幼児性を残す部分と、それはキレイに符合します。詳しくは次のパート…トビの「人類補完計画」じゃなかった…第467話「宣戦」③(”月の眼計画”の全貌編)でキチッと説明しましょうか!!


  
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第467話「宣戦」①(サクラとナルト編)

  
鉄の国に入ったら
ナルトくんの探索…
お願いしますよ……キバ」(サイ)

「分かってんよ!」(キバ)

<スタ><スタ>(サクラ)

「治足集落」(地名?)付近をサイ、サクラ、リー、キバ+赤丸4人1組+ワンで移動中。どうやら隊長はサイのようです。サイも10歳で中忍に昇格しているし(「者の書」調べ)…って言うか、ナルトとサスケ以外のアカデミー同期生は既に中忍に昇格していますので、小隊長の要件は全員が満たしています。ま…こんなご時勢ですし、中忍試験なんかやってる場合じゃないから、この流れで行くとナルトはホントに下忍のまま「火影」になっちゃうかも知れませんね(笑)。もしそうなったら中忍試験でナルトに驚かされたイビキはきっと喜ぶだろうな…と、変なところに食い付く不思議ちゃんでスミマセン(笑)。ナルトに任せっ放しを猛省した若手達が自発的に行動を起こしたのでしょう。鉄の国へ向かって進んでいます。

まだ雪が積もっていないので位置的には鉄の国からは遠いでしょう。ナルトはヤマカカの護衛でちょっと五月蝿かったけど隠密行動だったので、ナルトの現在位置の情報は無さそうです。その為に感知タイプのキバが参加したんだろうけど、ヒナタだって参加したかっただろうなー…と、ちょっと心が<チクン>と痛みました。ヒナタの心配はサスケではなくナルトにあって、サクラの想いとは中身がかなり違うんだけど、居ても立ってもいられない気持ちは変わらない筈。この小隊のメンツで隊長?のサイ以下、キバとリーの雁首をマジマジと見ても、とても女心の繊細な領域に配慮できる子はいねーッ!!と思うので、ここは…ヒナタちゃんが自ら身を退いた…と(汗)。その点を重視すれば、サクラが小隊長の可能性もありです。

そのサクラが妙に口数の多い男子の中で、やや視線を下にやりながらモクモクと歩いています。男子の口数が多いのは、サクラの寡黙さが怖いからでしょう(笑)。「地震・雷・火事・親父」なんて今は死語かも知れないけれど、この世の怖いモノの語呂合わせがありますが、これは口に出せる怖いモノだから……。アータ、そこのアータ…ホントにmjdに怖いモノは口には出せないもんですよね。そ、そうなんです(遭難です?)…この語呂合わせには隠れメッセージが在って、親父の後ろを目を細めて凝視すると「女」と言う文字が浮き上がって来ます。そんなサクラの女心が大量に漏れ出してるもんだから、微妙なの…微妙な雰囲気がこの小隊にはあって、だから女子を怒らせては逝けないと、僕が口を酸っぱくして…(汗)。


「ハァ…」(キバ)

「どうしたんです?」(リー)

いのは泣いてるだけだってのに
サクラはこの覚悟だ…
ナルトに何て切り出すのかは知らねーが
……気不味い雰囲気になるのは
間違いねーからよ」(キバ)

「……サクラさんにも
色々考えがあるんだと思います」
(リー)

「しかし…
4人1組が基本だからって……
探索任務だとオレだもんよ
それに…秘密裏にってのがサイの注文…
”根”の尾行確認までオレの鼻まかせだぜ」(キバ)

ダンゾウが五影会談でやらかした情報は、まだ伝わる筈もなく…しかし、ダンゾウはどうなっちゃうんでしょう?五影会談で犯罪行為を働いて、バツ悪くなって逃げ出しちゃうなんて大恥。これが木ノ葉に伝わったらダンゾウの失脚は動かないから、自棄になって行動を起こしたり…なんて想定が、物語の回転数を更にアップさせちゃうんじゃないかと、11年目に入った『NARUTO -ナルト-』の先行きに些かの不安を思えさせます。不安と言うのはここ最近の一話当たりの情報量の多さに何ぼ何でもお話が閉じる方向に進んでるだろ!!と、極めて鈍感な僕にすらバレバレの…です(笑)。ちなみに、非常に余談ですが、週刊本誌の最終頁の目次に岸本斉史大先生のお言葉が掲載されていますので、ご紹介させて頂きます。

10月10日はナルトの誕生日ってことになっていて今号は10周年達成号でもあります。11年目も頑張るぞ!!(斉史)

つまり、丸々十年過ぎちゃったのね。そして岸本先生は11年目も頑張ると仰る…。しかし、今週号の内容を見ると…ホントにホントなんですか?…と言いたくもなる(笑)。しかも、今号は内容が特濃につき分割にて感想をアップさせて頂きますが、忍界の組成に関わる重大な提示があったし、トビの”月の眼計画”の全貌も明らかになるわで、自来也じゃないけど胸騒ぎがしてならんのです(笑)。そんなこんなをちょっとお時間を拝借致しまして考えて行きたいと思います。ま…取り敢えず、”根”の脅威も未だ残されている。ダンゾウ一味は何処行ったか不明(黒ツチちゃんが追っかけてるのかもね)。ちょっと怖いサクラだけど、これを増援と考えれば心強い(笑)。何はともあれ…ナルト、お誕生日おめでとーッ!!


「何て事をしてくれやがったんだコラ!
これだから忍は!」(宿八)

「す…すみません
私がちゃんと直しておきますから…」(ヤマト)

「……」(カカシ)

一方、鉄の国近くの民宿。螺旋丸で大穴が開いてしまって、おまけにヤマトの意味不明な牢屋と、どう見ても不必要な柱がニョキニョキと立ち上がってて、そりゃ「宿八」のご主人も怒る罠(笑)。でも、ま…ヤマトは腕の良い大工さんみたいなもんですからしっかり直せます。そんなだから忍が好き勝手すると怒られるんだけど…。ヤマカカのペアリングを見てると、ヤマトがお父さんで、カカシがお母さんに見えて仕方ない。サクラ達…木ノ葉の若者達がナルトに任せっきりなのを恥じたように、ヤマカカだって充分それを感じてる…。それがトビの襲来時に見せた二人の「獅子奮迅」だったと、僕は思う。オトナだから口に出さないだけで、二人の命懸けはどう見ても親のそれです。そして、カカシが屋根の上のナルトを見上げる……。

ヤマトは優しいから、宿八のオッチャンの苦情を一手に引き受けカカシをも守っています。まるで大きな壁のようになって…父親のように…カカシを庇っているようです。それはカカシの胸の内が判るから…。カカシはサスケとナルトに神無毘橋の自分とオビトを重ねてるところがあるから、悪夢に魘されているような辛さがある。それにカカシはサスケもナルトも同じように愛してるから辛さも二倍です。その点、ヤマトはナル専(ナルト専門)なので、多少は楽なのよ(笑)。ヤマトのカカシに対する共感だって一つの「愛」だろ…と思います。僕はこんな風に優しさを示せるヤマトが大好きなの。しっかりとした父性がある毅然とした「親父」…怒れば怖いし…ヤマカカの擬似的な家庭がナルトを優しく包んでいるようだ……。


「サスケはうちはの憎しみを全て背負い…
その憎しみの呪いを世界へぶつけるつもりだ
最も強い武器であり…力である憎しみ
それがサスケの忍道だ!!
サスケ自身がそう選択したのさ」(トビ)

「………」<グッ>(ナルト)

「もう…直接会ってみるしかねーんだ」(ナルト)

そして、屋根の上のナルト…。トビが打ち込んだ「闇」を思い出しています。漠然と「うちはの憎しみ」なんて言われてもピンと来ないだろうし、それがまさか六道仙人の二人の子の兄弟喧嘩が発端だなんて判りっこないちゅー話で、考えれば考えるだけ深みにハマっちまう罠(笑)。そんなナルトが出した答が「実際にサスケに会うしかない」で、これがサクラの覚悟にキッチリと重なってるんだと思います。サクラのキリリとした眼差しと、ナルトの決意は非常に近似してる…と、僕は思います。これも千手の血の為せる業なのかしら…と、やっぱり二人が男女として結ばれない関係なのかと深読みしちゃう…つーか、二人の眼差しって似てませんか?ミナトがやんちゃさんだったのか、ミナトの兄妹の子=従姉妹とか。

ナルトが実際にサスケに会って確かめて、それでもダメだったら…その先にはサクラと同じ考えがあるでしょう。その究極の選択こそ「愛」の為せる業なのだと、僕は思います。ただ「うちはの憎しみ」……つーのが、ちょっとチンケに感じられて、僕は嫌なんだけど、それも少年少女の人格形成アイデンティティ(自己同一性)の確立には大いに関係する事だから、『NARUTO -ナルト-』的にも避けては通れない一本道でもありますれば、遠い昔にそんなの経験済みな皆々様方も、甘酸っぱい想い出を<ツンツン>と突かれながら臨場しようではありませんか。それが子供らの修羅場…『NARUTO -ナルト-』の修羅場ですから。悩み、苦しみ、もがく…その中で前を向く…転んだら立ち上がり再び歩き始める……そうやって人は人になって行く……。

それを「成長」と呼ぶ事を…思い出しながら…
ナルト達と共に感じて行こうじゃありませんか!!

第467話「宣戦」②(トビの能力分析編)に続く…。


業務連絡(091010):お話が特濃故に一発で書き上げられませんでした。週末はイベントも盛りだくさんで、また夕刻から続きを書き始めます。トビの術の分析や、大本命の”月の眼計画”の全貌。五影の反応。今後の展開…などなど。盛り沢山に考えて行きたいと思います。これから『NARUTO -ナルト-』がどうなっちゃうのか?と言う心配や疑問もあろうかと思います。その辺も踏まえまして、一緒に考えて行きましょう。導入のサクラとナルトは個人的に刺さった…な。超甘酸っぱっかったス。良い週末を!!

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血継限界チャクラ補正

 
<バッ>「お前に恨みはないが
忍の皆が死を望んどる…
じゃあのう」<スウー>(オオノキ)

<ズコッ>(塵遁・原界剥離の術!!)(オオノキ)

「私は火・水・土三つの性質を使う
だから血継限界も二つ持ってる」(水影)

第466話「密室の大攻防戦!!」で、まさかの水影ちゃんの「沸遁」の提示の直後…腰痛の…おっと失礼…両天秤のオオノキの「塵遁」が炸裂して、サスケが死ぬ想定がないにも関わらず、ほんの少しですが焦った…香燐なんて泣いてましたもの…驚愕の展開でした(汗)。オオノキの「塵遁」はナル×ジャン的には「風+土」で、能力は万象を「塵」に帰する「超振動」を発生させる血継限界チャクラなんだと考えています。水影ちゃんの「溶遁」が「土+火」で、「沸遁」が「水+火」…水影ちゃんが説明する「私は火・水・土の三つの性質を使う…」が何気に意味不明なんですが(笑)、それにオオノキの「塵遁」が加わっていよいよ「血継限界チャクラ」の全貌が明らかになって来ましたね。二尾の説明がイマイチあやふやですが…。

「こんなガキがデイダラをのう……」<フワ><フワ>(オオノキ)

オオノキが天井に張り付いていたところに、ゼツの「胞子の術」が発動したのを、「土遁・加重岩の術」で一蹴したオオノキですが、その後、<フワ><フワ>と空中に浮遊しています。これらも何かしらの忍術であると考えるべきだと思うので、オオノキの「塵遁」に関しては天道の能力である「神羅天征」「万象天引」に似た「重力」に関係してるんじゃないかと仮説ってます。ま…「重力」と言うところで「土遁」が絡んでいるだろうな…と(笑)。エーッと、ぶっちゃけここは悩んだ部分で、「風+雷」もアリかな…という想定もあるにはありましが、それだとナルトのオプションがなくなってしまう(汗)。サスケには既に「炎遁」が割り当てられていますので、このままでは「終末の谷の決闘」で不公平になってしまいます(笑)。


血継限界チャクラ補正

「風+雷=閃遁(せんとん):飛雷神の術の完成形」

ナルトには是非とも「閃遁」を付与したいと、ナル×ジャンでは熱望しています。先の考察で「迅遁」としていたんですが、オオノキの「塵遁」に被るので別の名称にしました(笑)。このチャートの血継限界チャクラの分配だと、三代目風影の「砂鉄忍術」の根拠になる「磁遁」が消滅してしまいますが、チヨ様の言った通り…「三代目風影は練り込んだチャクラを磁力に変えることが出来る特別な体質だった」(第30巻/116頁)を真に受けて、三代目風影は特異体質だった…で溜飲しましょう(笑)。だから三代目風影(人傀儡)の「砂鉄」は有機的な動きではなく武器化する傾向が強かったです。その意味では傀儡の術のチャクラ糸の代わりに「磁力」を使うようでもあり、血統的にはカンクロウ寄りの能力に近いとも言えそうです。

二位ユギト・二尾(猫叉)の吐く「火焔」の血継限界チャクラの判定が微妙…(汗)。飛車角コンビが「アチチ」と(文字通り)手を焼いた二尾の「火焔」のネーミングをどうしたものかと考え倦ねましたが、サスケが「炎遁」(火+風)で提示していますので、「焔遁」(えんとん)だと…「塵遁・迅遁」のように…被ってしまいますので、「火遁」「雷遁」を加えた強烈な業火をイメージして「灼遁」(しゃくとん)と仮に考えてみました。二尾・猫叉が口から吐き出していた火球ですが、サスケの「炎遁」のような形態変化…「炎遁」とは既に在る「炎」を操る「砂遁」に近いチャクラだと、ナル×ジャンでは考えています…がなく、猛烈に熱値の高い火球だった事から、雷遁チャクラによるアークの加熱が面白いと思いました。


「ああ…しかしその鍵の術式
ミナトがワシに預けたってことは
いずれは
あの術をナルトに完成させるのが
あやつの遺志だとワシは思う」
(自来也)

自来也が「胸騒ぎ」(ep370)で、ゲロ寅に言っていたのが(第41巻/17頁)、何だが合流して来る…。自来也がナルトに「螺旋丸」を伝授してナルトが螺旋丸を会得した後、自来也がナルトの「螺旋丸」に性質変化を付加する修行を積まなかった事実(カカシがズレてる想定…笑)から、自来也的には「あの術≠螺旋丸」で、ミナトの独壇場である「あの術=真・飛雷神の術」が可能性としては高くなります(ナル×ジャン的には”九尾の膨大なチャクラ量+螺旋丸=黒玉螺旋丸”もあるんだけど…(「ミナトは何故、「螺旋丸」を開発したのか?」参照)。ミナトは「九尾事件」で”暁”の黒幕に敗戦してる訳で、「動き=飛雷神の術」を完全に見切られています。つまり、ミナトの「飛雷神の術」は不完全な術だったのです。

もしかしたら、ミナトが神無毘橋でカカシの「千鳥」禁術にしようとしたように、自来也もミナトの「飛雷神の術」の欠点を指摘し、禁術指定した過去があったのかも知れないな…と考えたりもしています。また、「九尾事件」の”暁”の黒幕も「写輪眼+九尾」の最強コンボがミナトを凌駕する力量を得た可能性もあり、千手の血が「写輪眼」「九尾」のリンクを切り離す決断を下した結果の「九尾事件」の終息だったのかな…なんて、ちょっと繋がるなーとも考えています。サスケは万華鏡写輪眼の瞳力としての「炎遁」が使用可能になっていますが、「九尾」を手中にしたいた当時のマダラは「九尾のチャクラ」のお陰で「閃遁」が可能で、ミナトが独自に開発した「飛雷神の術」を凌駕できたんではないでしょうか。

そして、「九尾」を意のままにコントロールしたマダラの体細胞に「九尾のチャクラ」が影響を与え、マダラの「眼」或いは「眼軸」遺伝子を組み替え「閃遁」を使用している図式は、初代火影・千手柱間の遺伝子情報を組み込んだヤマトが「木遁」を使える理屈で、トビに伝承されているのではないかと、僕は考えています。同じように、ナルトは「八卦の封印式」という「愛のフィルター」を介して「九尾のチャクラ」の影響下に絶えず置かれている訳で、「九尾の陽のチャクラ」がナルトの体細胞(=遺伝子)を組み替えている可能性は非常に高いのだと思います。つまり、「九尾のチャクラ」を完全にコントロールできるようになれば、ナルトは「閃遁=トビと同じ能力」が使用可能になる訳です。

「お前に九尾のチャクラ
半分残して封印したのは
この力を使いこなすと信じていたからだ…

オレの息子ならと」(ミナト)

(印もマーキングも口寄せも無しに
空間を飛んだってのか?

それじゃ四代目以上の時空間忍術だぞ!)(カカシ)

それをミナトはナルトに伝えたかったんじゃないのかな…(第46巻/142頁)。印もマーキングも口寄せも無し(第43巻/106頁)で時空間移動が可能なトビの能力(=”暁”の黒幕って事ですが、貌…かたち…としては違うんじゃないのか?!あの頃と今とは…或いは、複数説、寄生説…うちはマダラの能力には未だ諸説紛々です)の根源を「九尾」と見切ったミナトの決死の覚悟が「屍鬼封尽」を決断させ、「九尾のチャクラ」の陰陽分離とナルトへの「八卦の封印式」の布設を考えると、そこにはクシナの覚悟すらあった…。それでもナルトに「九尾のチャクラ」を託したのは、ナルトに「閃遁」(風+雷=九尾のチャクラ)を与えたかったからじゃないのかと、僕には思えてならんとです……でないと…ミナトもクシナも浮かばれんとです。

「オレの名はうちはマダラ
お前達にある説明をする…
それを理解してもらった上で
聞きたい事がある
オレの目的
”月の眼計画”についてだ」
(トビ)

第466話「密室の大攻防戦!!」で、サスケを間一髪で救ったトビが五影の前に姿を現します。そして、”月の眼計画”を説明すると言う…。”暁”全ての尾獣を集めるのは「全てのチャクラ性質」「土・水・火・風・雷」以外の「失われた性質変化(=血継限界チャクラ)」を集める為で、恐らくは今も天空に在る「月」に何らかのアクセスを意図しているのだと思います。「月」は六道仙人の存在に大きく関わっているし、”尾獣”「月」に大いに影響を受けています。ぶっちゃけ、「月」”尾獣”は元々同一だったんじゃないのか?!つまり、六道仙人の「死」とは六道仙人のチャクラ分散だった…と、ナル×ジャンでは考えています。そしてトビはそれを”月の眼計画”で、またそれらを一つにしようとしているような…。

「拡散」と「凝縮」…「始まり」と「終い」…
「光」と「闇」…
「ナルト」と「サスケ」…

トビはホント”月の眼計画”を語るのだろうか?


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水影ちゃんは何故、ドロドロなのか?

  
「お前の野望は大きすぎた…
霧の国を抜け
"抜け忍"となった
お前の名はすぐに
木の葉にも伝えられたよ…」(カカシ)

「水影暗殺…
そしてクーデターに失敗したお前は

数人の部下とともに
野へ下った……と…」(カカシ)

「報復のために資金作り
そして"追い忍"の対討から逃れるため…
そんな所だろう
ガトーのような害虫
お前が与したのは…」(カカシ)

波の国任務の「カカシVS再不斬」でカカシが再不斬の過去をアナウンスしましたが(4巻/49頁)、「水影暗殺→クーデター」が再不斬の犯行であり、再不斬は凶悪な犯罪者であるとするカカシの情報が再不斬の評価を見誤らせていた可能性があるんではないか?近頃の矢継ぎ早の新事実の提示…特に水影ちゃん(現水影)の怨恨に塗れたドロドロには、「溶遁」のチャクラ特性のせいだけじゃなさそうですし、少なくとも五大国にあって唯一島国として独立性が高く、「血霧の里」の悪習で怖れられた水の国・霧隠れの里の歴史の真実は再考すべきだと思います。そう言えば、五影登場の行で水影ちゃんご一行を送り出す霧隠れの衆は和気藹々とした雰囲気でしたよね。あの時、感じた違和感…それと水影ちゃんのドロドロとのコントラストに注目してみましょう。

水影ちゃんと四代目水影・やぐらの関係

「その昔
”血霧の里”と呼ばれた霧隠れの里には
忍者になるための最大の難関があった…」(カカシ)

「フン…
…あの卒業試験まで知ってるのか…」(再不斬)

「生徒同士の”殺し合い”だ
同じ釜の飯を食った仲間同士
2人一組になりやり合う…
どちらかの命尽きるまで……

それまで助け合い夢を語り合い
競い合った仲間
だ…」(再不斬)

10年前…霧隠れの卒業試験
大変革を遂げざるをえなくなる
……その前年(度?)
その変革のきっかけとなる
悪鬼が現れたからだ……」(カカシ)

「なんのちゅうちょもなく…
なんのためらいもなく…

まだ忍者の資格も得ていない幼い少年
100人を超える
その年の受験者を喰らい尽くしたんだ…」
(カカシ)

時系列チャート参照で「アレッ?!」っと思うのが(第2巻/131-133頁)、カカシの台詞の「10年前」です。波の国任務の時点(ナルト12歳…アカデミー卒業直後)から10年前とは、ちょうど再不斬のやらかした「水影暗殺→クーデター」(失敗)の時期です。しかし、カカシは「その前年」に「悪鬼=再不斬」が現れた…例の「卒業試験」での再不斬の皆殺しを取り上げて紹介しています。しかし、忍者学校卒業年齢9歳(臨の書/125頁)で、再不斬は「10年前」には16歳(白は5歳)です。ここでカカシの「その前年」の解釈が問題になってくると思うんですが、これを「前年度」と捉えればどうでしょうか。つまり、再不斬の皆殺しで「卒業試験」が凍結された…クーデターまでの間、「卒業試験」が行われなかったのではないかと、僕は考えたりしています。ま…里の運営が木ノ葉のように里影の独裁でなく相談役や上忍衆の信認の上に成り立っているとすれば、再不斬以外の同期生の全滅が里の利益にならないのは明白ですから…。


「ここまできたので
正直に言います…」(水影)

(まさか五代目はあの事を…!)(青)

「先代…
四代目水影は何者かに
操られていたのではないかという
疑いがありました…

それが”暁”の可能性もあった…
だから事を大げさにしくなく…」(水影)

第458話「五影の大論戦…!!」で、水影ちゃんが前水影(やぐら)の異変について語りますが、再不斬の卒業の頃には霧隠れは悪習に染まっていましたから、最低でも同時期に前水影の異変(=操り?)が始まっていたと考えるベキだと思います。つまり、その時点でやぐらが水影に就いていた事になる訳で、まさか5歳や6歳で水影もないだろうから、ある程度の年齢…今の我愛羅程度…最若で16~17歳で、クーデターの時期にやぐらは23~24歳以上だった可能性が高いと思われます。水影ちゃんの推定年齢が35歳として、クーデター当時のやぐらとかなり近い年代か若干下か?である事が判ります。三尾の人柱力として完全に”尾獣”のチャクラをコントロールしていたとされる麗しの四代目水影・やぐら…水影ちゃんはそれをどんな目で見てたんでしょうか…。


「絶え間ない内戦を繰り返した霧に国では
血継限界を持つ人間は忌み嫌われて来ました」(白)

「その特異な能力のため
その血族は様々な争いに利用されたあげく…
国に災厄と戦火をもたらす
汚れた血族と怖れられたのです」
(白)

「戦後…その血族は自分の血のことを隠して暮らしました
その秘密が知られれば必ず”死”が待っていたからです」(白)

波の国任務の佳境…「ナルトVS白」で、霧隠れでの血継限界の一族が如何に迫害されたかを「白」が訴えました(第4巻/36頁)。「白」は優しいからサスケ(写輪眼)の事まで心配してたけど、「うちは虐殺」を含む木ノ葉隠れ内部でのうちは一族の斜陽は霧隠れの血継限界の迫害とはちょっと違うように感じますが、血継限界の一族が特異な能力と共に数奇な運命を背負い込む因果を嘆いていたのかも知れません。霧隠れの「血霧の里」の悪名が四代目水影・やぐらのご乱心で生み出されたと仮定すれば、「氷遁」という血継限界を有する「白」の一族の血を絶やそうとしたのもその一環と考えて良いでしょう。また、「四代目水影・やぐら=元水影=マダラさん」なのだから、ある意味、「うちは虐殺」霧隠れVer.みたいな惨劇だったとも考えるのも面白いです。

この場合は、やぐらが「白」の一族を試した…「高み」を問うような試練だった可能性もある訳です。そして、高々5歳(幼児ですよ、幼児)の「白」を拾い上げ一緒に里抜けしたのは、「白」を生かす為だったのかな…とも考えられます。同じ考え方で再不斬が「卒業試験」で同期の全てを喰らい尽くしたのも、霧隠れの「悪習」に対する問題提起であり、相談役や上忍衆を刺激して「卒業試験」を廃止に追い込まんとする再不斬の「血の涙」だったのだとしたら、カカシが一方的に凶悪犯罪者と再不斬を扱き下ろしたのが、今にして思えば…ちょっとなーッ…と言う気持ちにさせます。再不斬も「白」ももう逝ってしまったからアレなんですが、兎に角、霧隠れの悪政下で血継限界の一族は迫害されていた…。

それは当然、水影ちゃんにも及んだ筈です。

「私は火・水・土の三つの性質を使う
だから血継限界も二つ持ってる」
(水影)

第466話「密室の大攻防戦!!」で、「溶遁」以外に「沸遁」までも血継限界のチャクラを持っている提示があった水影ちゃんなんか、迫害されまくった事でしょう。しかし、水影ちゃんはやぐら亡き後、霧隠れの里影に就任し、「黙れ殺すぞ」(第454話/「五影登場…!!」)と凄みながら、霧隠れの「悪習」を払拭し、五影会談出立の盛大な見送りの和気藹々とした霧隠れの再構築に成功しています。「水影暗殺…そしてクーデターに失敗したお前は…」(4巻/49頁)の解釈で、再不斬が水影暗殺とクーデターの両方に失敗したのか、水影暗殺には成功したけどクーデターには失敗したのか?が非常に微妙ですが、どっちにしても再不斬のクーデターを契機に霧隠れが現水影ちゃん体制に移行した形跡からは、やぐらの死と水影ちゃんに極めて濃厚な関係性を感じさせるのは確かです。


<クイッ>「四代目水影を玩具にし
霧隠れを蹂躙した”暁”……

…よく見ると…
やっぱりいい男
うちはの一族って…」(水影)

(出た……
水影様の血継限界
溶遁の術……!!)(長十郎)

「邪魔をするな」(サスケ)

「ハァ…いい男なのに…
もったいないわ」
(水影)

第465話「会談場襲撃!」の水影ちゃんのドロドロの女心が「溶遁」のせいばかりではないだろうと、僕が考えるのは、水影ちゃんがサスケを「(いい)男」と呼んでいる一点にあります。また、水影ちゃんが単なる面食いではなく、「うちは一族」を名指してイケメン振りを褒めるのは、絶対、直に逢った事(=手合わせ)あるしーと思わせる機微でもあります。しかも、霧隠れの隻眼…青が左目に「白眼」を装備する事実から霧隠れの瞳術関係の移植技術やノウハウの蓄積を感じさせ、tailsでのやぐらのご尊顔の左目直下の左頬「サンマ傷」(刀傷=左目を失った過去がある?=カカシと似ています)が在る事から、やぐらの左目が写輪眼を宿していた可能性…水影ちゃんらのうちは一族との対戦経験?つまり、霧隠れの「写輪眼の鹵獲」をそこはかと無く感じたりします(汗)。

「…そういうことでしたか
トビがまさかアナタだとは
思いませんでしたよ」(鬼鮫)

「これで安心しました…
アナタが黒幕なら私の立ち回りもやり易い
元水影様…いやマダラさん」(鬼鮫)

鬼鮫が「”鷹”と”暁”」でトビに面を取って素顔を見せられて「元水影=マダラ」と認定したのは(第44巻/26頁)、トビの左目ではなく、右頬の「サンマ傷」(さもありなんの縫った痕)が根拠であり、その場合はコンタクトレンズによって写輪眼を秘匿してるなどのトリックが同時に存在するのだと思います。或いは、やぐらが「うちは一族」の出身だった可能性もあって、マダラを語るうちは某(なにがし)が霧隠れに入り込んだ線もあるかも…と言うのは、水影ちゃんが「うちは一族」のイケメン振りを知ってて、エロさ全開でサスケに迫り、ドロドロ「溶遁」と一緒に、それ以上にドロドロな女心の発露があるのは、ぶっちゃけ、過去にうちは一族のイケメンと恋愛経験があるからだとも思えるし、それが四代目水影・やぐらだった…線も捨てきれない…。ま…そこは「死んだフリの術」で逃走してるんですけどね。何せ柱間さえそう思ったハズなんですから…(笑)。


「このままイイ男
溶けて崩れていくのはいつ見ても心が痛むけど……
死んでもらう」(水影)

<パラ><パラ>「ぐっ!」<ジュウウウ~…>(サスケ)

(今度は酸の霧か)<ズジュウウウ>(サスケ)

第466話「密室の大攻防戦!!」で、更にドロドロの女心全開の水影ちゃんは、今度は「沸遁」まで出して、酸の霧でサスケをドロドロに溶かしちゃおうとしています。そして、それと似たような一戦を水影ちゃんは経験している…明らかに。「イイ男」が自分の術にかかり目の前で「溶けていく」のを何度も「見てる」と、水影ちゃんは実際にいっちゃってるし…って事は、水影ちゃんはやぐらも溶かしちゃったのかしら…と。再不斬が元水影暗殺にも失敗してた想定下で、その後のクーデターが起点になって水影ちゃんがやぐらのスキを突けたお陰で、四代目を退けられたのならば、再不斬の起こした霧隠れでのテロ行為が水影ちゃん側の揺動作戦だった可能性もある訳。事実、水影ちゃんご一行は再不斬や「白」を犯罪者扱いしていなし、1ミリの嫌悪感も持ち合わせていませんよね。少なくともカカシが扱き下ろした重罪人の認識は霧の衆にはありません。


「オレの名はうちはマダラ
お前達にある説明をする…
それを理解してもらった上で
聞きたい事がある」
(トビ)

「何だ!?」(雷影)

「オレの目的
”月の眼計画”についてだ」
(トビ)

第466話「密室の大攻防戦!!」で、そんな「元水影様」がノコノコと水影ちゃんの前に登場してる訳で、うちは一族で写輪眼を持つサスケにドロドロの女の情念を燃やす水影ちゃんが、トビの仮面の下の正体に気が付いてしまうなんて事になりはしないかと、内心ワクテカでして…(笑)。何度も言うけど、女の眼力はそんじょそこらの瞳術使いの比じゃないし、ここまでドロドロになっちゃう女の一念を見過ごすと、男は絶対に痛い目を見る事になるのもまた必定(汗)。ただ、トビには複数説もあって水影ちゃん対策が万全で、堂々とトビが出て来た可能性もあって、このワクテカも肩すかしかも知れんが…。しかし、水影ちゃんは「可愛い悪魔」ですから、どんなに可愛くたって悪魔は悪魔な訳で…ドロドロに燃え盛るのは「溶遁」のチャクラだけじゃない訳で…(以下、トラウマ大爆発につき割愛)。


  
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第466話「密室の大攻防戦!!」

 
<スッ>「せめてとろけるような
キスをしてあげる」
(水影)

「てめー何者だこのやろー!!
色目使ってんなよババアのくせに!!」(香燐)

(水影様やる気だ…
ボクが水影様をお守りしなきゃ…)(長十郎)

(でもこの人…
再不斬さんをやった人…
こんなボクに本当に…)(長十郎)

<ガチャ>(……イヤ…できる…
ボクならガンバれる…事にしておこう!!)(長十郎)

さて、いよいよ「水影VSサスケ」ですが、エロさ全開の水影ちゃんに、早速香燐が一咬み!!(笑)どっちも似たようなもんだろうが!!香燐の反応を参考にして長十郎を分析すると、長十郎の無垢さが良く判ります。男女関係に対するレディネスが整っていないとも言えるけど、この雰囲気だと水影ちゃんは長十郎を食ってない(笑)。長十郎の義務感も母親を守ろうとする男の子のように見えるし、青がヤキモキする二人の関係を水影ちゃんの有り余る母性が支えてたと言う事なんだと、僕は思います。だからか…我愛羅を見る目が優しかったんだ。水影ちゃんは霧隠れのお母さんなんだ…しかし、その水影ちゃんがサスケを「男」と呼び、ちょっとエロい方向に転んでいる…この機微には注目したいです。

実はこれを先週書きたくて書きたくて仕方なかったんだけど、拠ん所ない事情があって時間が作れなかった。今週は何とか書き上げたいです。でも、ま…水影ちゃんの新しい描写も追加されたので考察精度も上がると思います。その意味では良かったかも知れません。一方、長十郎の描写で、「再不斬さん」となってて、抜け忍の筈の再不斬が嫌悪されてない…ちゅーか、思いっ切り仲間だし、現水影の体制下での再不斬の評価に注目すれば、「四代目水影暗殺→クーデター失敗」を起こしたとされる再不斬の大罪には現体制に対する大義があるように思えます。そして、再不斬が仲間として「白」を選抜した事実。当時、推定4~5歳の子供「道具」として随伴させた再不斬の真意…それも再考の必要性がありそうですね。


<ザッ>「土影様
参戦しないのなら逃げておいて下さいね」<プク>(水影)

「フン!」<ドッ>(オオノキ)

<ドプ>(溶遁・溶怪の術!!)(水影)

(またそれか!)(香燐)

<サッ><サッ><ガタッ>(土影)

<スゥー>(サスケ)

<ドプ>「キャ」(香燐)

<ウウウウ>

「うっ!」(香燐)

<ザッ>「長十郎!!」(水影)

「ハ…ハイ!」<ザッ>(長十郎)

<パラパラ>(ヒラメカレイ解放!!)<ズオオ>(長十郎)

<ヒュッ>「!」(サスケ)

<ドッ><ドプ><ガッ>(サスケ)

<タッ>(水影)

「くっ!」(サスケ)

<ドロドロドロ>

水影ちゃんの「溶遁」の解釈ですが、やはり、「土+火」で四尾・老紫が会得した「熔遁」と同一と、ナル×ジャンでは考えようと思います。「熔岩=溶岩」で、ここでは温度による分別が可能であると判断しました。水影ちゃんの「溶遁」は「水+土=泥」の可能性も感じますが、ナル×ジャンでは「血継限界チャクラ=十種類」には一定の意味を感じているので、「木遁=水+土」が確定…しかも最大のキー…していますので、一応、水影ちゃんの吐き出してるのは低温…と言っても200度程度…の溶岩で、高い粘性を有するゲル状の物質と言う事に仮定して考察を進行します。<ジュウウウ>という擬音は壁材が焦げる音だと考えます。水影ちゃんの特性に「酸」が関係してるのでややこしいんですが、少し後の描写で種明かしがあります。

それで長十郎の忍刀「大双剣ヒラメカレイ」がその全貌を明かしますが、刀身に纏うチャクラが「鎚」(つち)の形態変化をし、尚かつ、チャクラのバーニャが推進を加速させる打撃系の攻撃能力を発揮しています。チャクラ特性は不明ですが、性質変化ではなく形態変化で攻撃力を得ることで、チャクラ性質における優劣関係に依存しない攻撃性を重視して忍具だと思います。恐らく、別の攻撃形態があると思いますし、柄が並列している所から物理的に分離する形態も考えられます。それと、包帯が解けて完全解放されたヒラメカレイの刀身の形状や寸法が変化しています。鬼鮫の「鮫肌」のように、ある程度、刀剣自体に「意志」が在る可能性も考えられます。包帯がその「意志」を抑え込んでいるとか…。

(こいつ…殺されたのか?
チャクラの流れが止まってたから
おかしいとは思ったけど…)(香燐)

一方、激戦に翻弄される香燐はゼツ・白の遺体?の近くに飛ばされます。香燐のチャクラ感知に拠れば、ゼツ.白のチャクラの流れは止まっている=死んでいるようです。ま…この後、ゼツ・白の時限式忍術が物語に大きく影響して来る事になるんですが、その前フリと言いますか、ゼツの死体を一度見せておくテクニックがちょっと嫌らしく感じられました(笑)。これは上手いという意味でして、漫画の描き方の教科書にして良いと思えるくらいしっかりした作りだと思いました。今回はコマ割りが非常に緻密で、ネームも随所に繋がり、それが散漫な戦況の描写に不思議な「一体感」を生み出していて秀逸でした。それらが混ぜこぜになった「スピード感」…それを嫌らしいと感じてしまう訳で、キッシーって凄い人なのよ(基本、僕が『NARUTO -ナルト-』を語る場合、書き手のテクニック云々は評価しないのですが、このワンカットは拍手するべきだと思ったもので…)。


<ハァ><ハァ>(体中の細胞が痛む…
これが”須佐能呼”のリスクか…

長時間使い続けるとこうなるとはな…)<ハァ>(サスケ)

(まだ完全体にすらできていないのにこの痛み……
イタチはどれほどの…)(サスケ)

<ズズズッ>

<ハァ><ハァ><ハァ>(サスケ)

<ジュウウウ>「これで
二人っきりね…」
<ドロドロ>(水影)

<ドローン>

「アナタの後ろ…
その壁は最初の攻撃の時に
フタをしておいたの…」
(水影)

「これでここは完全な密室……
逃げ道はないわ」(水影)

「私は火・水・土三つの性質を使う
だから血継限界も二つ持ってる」<スッ>
(沸遁・巧霧の術!!)(水影)

サスケは水影ちゃんと長十郎の連係によって水影ちゃんの作り出した密室に押し込まれたようです。ま…サスケ相手に構造物の中に閉じ込めたくらいで安心してられない筈なんだけど、霧隠れが孤立しててサスケの情報が不足してるんでしょう。サスケが狭い通路に追い込まれて水影ちゃんのプレッシャーが一時切れて、”須佐能呼”の反動を感じる余裕が生まれたようです。そして、その「痛み」にイタチを感じている…。イタチを「イタチ」と呼ぶサスケには希望を感じます。サスケの後悔にも似た”須佐能呼”の認識は、親不孝の子供が自分で苦労して生活するようになって初めて親の偉大さを知るような…ありがちなパターンでもあり、イタチがサスケに刷り込んだ想いの深さが今になって効いて来てるようでもあります。

水影ちゃんが「溶遁」に加えて「沸遁」まで持っていたのは驚きですが、ちょっとややこしいのは三種類のチャクラ性質が使えたとしても血継限界チャクラは誰でも練られる訳ではなくて、特別な素養=血継限界が必要なので…。チャクラの同時使用に拠る新たなチャクラ性質の造出を「血継限界」で括ってしまった弊害なんですが、水影ちゃんは非常に特殊な一族にあった事は明白で、かつて四代目水影・やぐらの悪政下で相当な迫害を受けた事は「白」の吐露からも推して知れます。そんなこんなが水影ちゃんの女心と合わさって「ドロドロの溶岩」を吐き出しているところがポイントですかね(汗)。詳しくは別の考察にて。ちなみに「沸遁=水+火」でナル×ジャンで仮想してた「蒸遁」(スチーム忍者のハン)の失われた性質変化血継限界チャクラのピースにハマる血継限界だと思います。

<スッ~>(ってサスケは!?
あの壁の向こうか!)
(香燐)

長十郎の描写で「残心」が非常に多いです。長十郎の生真面目さがよく出てると思います。この場合、長十郎は水影ちゃんの溶遁忍術のドロドロが冷えて硬化するのを待っているのだと思います。そして、密室内に飛び込んで行かないのは水影ちゃんの邪魔になりたくないからで、それが密室を作り出した理由でもあり、二人の連係の良さが窺えます。「溶遁」と「沸遁」の二つの血継限界を所有する水影ちゃんは体内で「酸」を生み出せる特異な体質でもあるんだと思います。溶岩の成分と水の組成である水素(H)が合わされば簡単に「酸」が製造できるのだと思います。同時に生み出した「酸」を中和する強力なアルカリ性物質も精製する能力があるからこそ水影ちゃん自身が溶けずに居られる構造になっているのだと思います。


<ブク>(水影)

<クワッ>「!」(サスケ)

<ズズッ…>「溶けている……」(サスケ)

<ハァ><ハァ>「スッ」(サスケ)

<ビキ><ビキキキ>
「ハァアアア!!!」<ズズォォォ>(サスケ)

<ガク>「!?」<ゲホッ>(サスケ)

「!」(ヤバイ
サスケのチャクラが弱まってる!
だいたい無理しすぎなんだよ!!)
(香燐)

<ハァ><ハァ><ハァ>(サスケ)

「どうやら下で随分
雷影殿に絞られたようね……
……悪いけどアナタを助ける気はないの…」
(水影)


「このままイイ男が
溶けて崩れていくのはいつ見ても心が痛むけど……
死んでもらう」
(水影)

<パラ><パラ>「ぐっ!」<ジュウウウ~…>(サスケ)

(今度は酸の霧か)<ズジュウウウ>(サスケ)

…つまり、今までは酸の攻撃では無かった…サスケの分析が「溶遁」が物質を溶かす攻撃ではなく、「者の書」に拠って提示された「溶遁=土+火」の溶岩であった事が分かります。そして、「沸遁」が密室内に蒸気を充満させる理屈で気化した「酸」を行き渡らせる…他に被害を及ぼしたくなかったので密室を作り出した…と考えられそうです。また、空間を限定する事で効率良く攻撃できますからチャクラ消費を抑えられます。水遁でも「霧」を発生させる忍術はありますが、「沸遁」は術速度が早かったり、水遁に優越する土遁の影響を受け難かったりするのだと思います。「巧霧の術」に関しては「酸」を密室に充満させる補助的な意味合いが強そうですし、他にもっと攻撃的なバリエーションが存在する可能性は非常に高いでしょう。

ここで、水影ちゃんの台詞が非常に意味深で、先週書けなくて、今週こそは書くぞ!!と思っている考察を補強する発言であると、僕は注目していまして、水影ちゃんの吐き出す「溶遁」のドロドロ以上にドロドロな女心が水影ちゃんの中に渦巻いている様で、正直、怖い!!怖いの!!(笑)ま…その辺りを巧妙に捏造…おっと逝けない…これまで提示された描写を積み上げて考察を展開したいと思います。間違いなく水影ちゃんは「可愛い悪魔」でして、どんなに可愛くても、キレイでも…悪魔は悪魔な訳で、デフォで悪魔って事は実際に遭ったらチビッちゃう程怖い訳で…(汗)それを怒らせればドロドロになるのは当たり前の事で…だから、女子を怒らせるのは逝けないと…口が酸っぱくなる程(笑)(←どんだけトラウマやねん!!)。


「!?」(水影)

(何!?)<ズズッ><ズズッ><ズズ><ズズ>(水影)

「!?」<ハァ><ハァ>(サスケ)

「!?」<ズズ…><ズズ…>「なっ!」(長十郎)

「!?」<ズ><ズズ>(オオノキ)

「何だに?」<ズズ>(赤ツチ)

「!!」(このチャクラ!!)
「………」(香燐)

サスケが水影ちゃんの「酸」に圧されて膝を着き、これはヤバい…という瞬間、戦場の各所で異変が起こります。水影ちゃんや長十郎、オオノキ、赤ツチの身体に何やら綿菓子のようなものが纏わり付いてドンドン増殖しているようです。サスケや香燐にはその兆候が見られない。チャクラに敏感な香燐は何かに気付きます。そして、その先にはゼツ・白の死体がある。多分、ホントにゼツ・白の死体のチャクラの流れは今も止まっているんだと思います。しかし、それと同質のチャクラが今、この戦場には満ち満ちている…その不思議が香燐の「………」が如実に表しているのだと思います。この場合、サスケや香燐の身体に異変が見られないのがポイントで、それがこの後の種明かしに非常にキレイに繋がります。


<ズズズ…>「こ……これは
さっきの”暁”の!」
(水影)

(これは…あの男の…)(サスケ)

「胞子ノ術ニ
気ガツカナカッタトハ
五影モ意外ト間抜ケナ連中ダ」
(ゼツ・黒)

鉄の国の城塞から少し離れた所に待機するゼツ・黒が不気味です。僕はゼツには二つの人格が在って、対等な関係だと考えてたんですが、「胞子の術」の発動に関する一連の描写を見る限りでは、本体がゼツ・黒で、黒が生み出した胞子の一つ=胞子分身がゼツ・白のように感じます。ちょっとヤマトの木遁分身にも似てて、植物繋がりで、身体の一部を供出する事で自立性を強化してるんだと思います。ゼツ・白が雷影に殺されて少しして死体からは胞子が粛々と放出され、会談場に残った者の身体に付着し、それらが成長して時限式の術の発動が成る。サスケや香燐に「胞子の術」の発動が見られないのは胞子が撒き散らされる時間帯にこの場に居なかったからでしょう。ゼツ・白の城内侵入は最初からこれが目的だったのね…。


<フッ>(これ……
私のチャクラを…)
<ドロッ>(水影)

<ドローン><ズイ>

<ズズズ>「(チャクラを)吸い取って
成長しているのか!?」
(侍)

「いつの間に!?」(ミフネ)

「雷影にやられる前に
仕掛けておいた時限式の術じゃな」
(オオノキ)

<ジュウウウ><ジュウウウ><ボテッ>(水影)

<ズズズッ>(サスケ)

<ズィ>「くそっ…何だ!?」<ドチャ>
<ハァ><ハァ>(サスケ)

「!」<ズズッ>(チャクラが…回復していく…)(サスケ)

ただ「胞子の術」はそれ程攻撃性がなく、取り付いた身体からチャクラを吸い取ったり、動きを阻害する程度の穏健な術のようです。或いは本気なら取り付いた個体に攻撃も出来るのでしょうが、トビの戦略の一環として行動してる可能性が高そうです。サスケは水影ちゃんの攻撃に後一歩のところまで追い込まれてましたが、この揺動の中でゼツ・白に取り付かれてチャクラを回復して貰います。ゼツ・白の任意と言うよりは鉄の国の城塞を遠く望むゼツ・黒の遠隔操作で動いてるようで、ゼツ・白がゼツ・黒の生み出した「胞子」の一つに過ぎず、それが城内で増殖した結果…と言うのが、僕の見解です。そう考えれば、トビとゼツの100%通通じゃないところは、純粋にトビとゼツの関係性で、ゼツ・白を意識してない事になります。


<ズカ>「うわ!」(長十郎)

「!?」(ミフネ)

「!?」(オオノキ)

<ハァ><ハァ><スゥー><ザッ>(サスケ)

「サスケ!!大丈夫か!?」(香燐)

(霧が皆の所へ漏れる…
酸度を変えないと…!)
「フー…」<ドロ~ン>(水影)

ゼツ・白の揺動&チャクラ補給で持ち直したサスケが”須佐能呼”で壁に穴を開けます。サスケも大ピンチだったけど、雷影戦での消耗が激しかったからここまで追い込まれただけで、万全ならあの程度の密室は意味なかった筈です。水影ちゃんには悪いけど、サスケは防御一辺倒で最初から水影ちゃんと本格的に交戦するつもりはなかったような…。状況的にはサスケは追い込まれてたけど、”天照”も出さなかったし、炎遁で攻撃もしませんでした。やはり、この判断には木ノ葉の忍としての「心」が残ってるように思えてならんとです。ところで、水影ちゃんが霧の酸度を調整できる理屈はアルカリ物質を分泌できるからで、「酸」を飛ばしたのと同じように「沸遁」によってアルカリ物質を霧化させて「酸」を中和して行くのだと思います。


「手こずってるようじゃぜ…
赤ツチ…ワシらもそろそろ参戦するか?」
(オオノキ)

「ワイ!」(赤ツチ)

<ガパッ><ズゴゴ><ガッ><ガブ>(赤ツチ)

「フン!」(土遁・加重岩の術!!)(オオノキ)

<ズリュ><パキキキ…>(オオノキ)

<モグモグ>(赤ツチ)

<ドガ><ドガ>「キャー!」(香燐)

「こんなガキがデイダラをのう……」<フワ><フワ>(オオノキ)

「!?」<ハァ><ハァ>(サスケ)

<ドサ>(香燐)

<ズキン>(サスケ)

<バッ>「お前に恨みはないが
忍の皆が死を望んどる…
じゃあのう」
<スウー>(オオノキ)

<ズコッ>(塵遁・原界剥離の術!!)(オオノキ)

そして、「胞子の術」にハメられたオオノキもとうとう参戦します。オオノキのゴーサインが赤ツチは嬉しく感じられたようですね(「ワイ!」って…笑)。赤ツチは口から「ゴーレム」みたいな人形(ひとがた)を出してゼツ・胞子を喰い散らかします。術名は「土遁・豪霊夢(ゴーレム)」って事にしときますか?オオノキはゼツ・胞子を岩石化する方式で振り解きます。こんなベタな仕込み忍術にハメられて余程腹立たしかったのかも知れません。ゼツ・胞子を一蹴したオオノキは<フワ><フワ>と浮遊するように…さっきの「土遁・加重岩の術」もそうだけど、オオノキは重力を操る能力者みたいです。天道の使った「神羅天征」「万象天引」も忍術だから、それと似た理屈の忍術大系をオオノキは持っているのではないでしょうか。

そして、印を組みながらサスケに接近し、サスケも何か対策すれば良いんだけど、”須佐能呼”の反動がパネーみたいで、左目を押さえてオオノキをただみているだけ。炎遁を使うにも”天照”の種火がないので、左目で”天照”のチャクラを練っていたのかも知れませんね。ゼツ・胞子にチャクラを貰って回復したんだろうけど、これまでの激戦の消耗がサスケを苦しめてるんだろうと思います。ま、そんなサスケにお構い無しにオオノキの血継限界「塵遁」が襲います。この部分の解釈が微妙で、現在NASAの上層部と打ち合わせしながら方針を考え中です。血継限界のチャクラに関しては「血継限界のチャクラについて」(チャクラの考察)で考察したばかりですが、今回の提示を元に再考するつもりです。ちょっとお時間を………。

「サスケ!!」(香燐)

<パラ><パラ>

「!!
サスケのチャクラが……ない…!!
そ……そんな…じゃあ…」
(香燐)

「そりゃそうじゃ…
体ごと分子に近いレベルで
バラバラにしたんじゃぜ

次はお前じゃ」(オオノキ)

オオノキの「塵遁」NASA仕込みのサブカル脳に拠れば、「超振動を利用した破砕」なんですが、ぶっちゃけ思いつきなので根拠その他が極めて希薄です。術の理屈としてはナルトの螺旋丸に血継限界チャクラ性質を付加した形式…としたかったんですが、それだとオオノキが多重影分身無しに実現したのが天才過ぎて嫌なので、もう少し考えさせて欲しい思います。ま…何せ、全てを「塵」(ちり)に帰する「塵遁」で、分子レベルの「塵」を作るにはきっとアレとアレのチャクラ性質が必要で…でも、それだと血継限界チャクラの考察が大胆に変わってしまいます。五影会談の行でここまで血継限界チャクラが出るからには恐らく、お話の核に大きく関わる筈ですし、キッチリ考察しとくべきでしょう。ここはジックリと考えさせて下さい。


<ダダ>(雷影達)

<グイ>「ぬ!こいつ!」(長十郎)

<ザザザザ>(雷影・我愛羅)

「!」(オオノキ)

「カンクロウ!」(我愛羅)

「サスケはどこだ!?」(雷影)

「ワシがチリ(塵)にした…」(オオノキ)

「オラッ」<ズボボボボ>(カンクロウ)

「…何だと!?
それはワシの役目だった!
何を勝手な!!」
(雷影)

<ズズズズ>「そのチャンス…
まだ残っている…そう喚くな雷影」
(トビ)

「!!」(オオノキ・雷影)

「サスケ!!」(香燐)

「オレの名はうちはマダラ
お前達にある説明をする…
それを理解してもらった上で
聞きたい事がある」(トビ)

「何だ!?」(雷影)

「オレの目的
”月の眼計画”についてだ」(トビ)

オオノキの「塵遁」によって分子レベルにまで破砕されたかに思われたサスケですが、ギリギリでトビに救われたようです。雷影がオオノキにグダグダ言うのは我愛羅にゴネてみせたのと同じで「ありがとう」という意味です(笑)。雷影としては片腕持ってかれてますからキッチリけじめ付けたいのもあったでしょうが、流石にお疲れの筈ですし、雷遁の鎧は消耗が激しそうです。雷影や砂の三兄妹に「胞子の術」が付着していないので、ゼツ・白の死後、砂の衆が会談場を出た辺りから術の影響があったのだと思います。長十郎が未だに脱出できないでいますが、生真面目が勝ち過ぎて応用が利かないっぽいですね(笑)。また。カンクロウのチャクラ糸がゼツ・胞子を支配する描写から、意志の在る自立行動ではなく単純な遠隔操作である事が判ります。

「お前らに話してもあまり意味がない
もっと効果的な場所で話す…」
(トビ)

そして、大外一気に登場したトビ…。トビの口から出た”月の眼計画”。ヤマカカには「…そうだな…しいて言うなら…完全体になる事か…」(第463話/「サスケVS雷影!!」)の直後に二人には濁した話をここでするつもりのようです。つまり、”月の眼計画”とはトビが完全体になる為の計画という事になります。そして、トビが五影会談場が「効果的な場所」と考えているなら忍界の趨勢に関わる内容という事にもなりそうです。ただ、それと「完全体」を一緒に話すかが問題で、トビの事だからそういう部分は上手く端折りそうです(笑)。でも、血継限界チャクラの矢継ぎ早の提示と言い、トビの余りにも性急な五影との接触と言い、お話が急転直下過ぎやしませんか…と些か心配ではありますが、今週もお腹いっぱいの大満足ではありました。

アーッ!!忘れてたけど…黒ツチは何処!?


 
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