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BLUE MOON BLUE

 
幸せであるように…。

Blue Moon 幸せであるように

「BLUE MOON」をお見逃しなく!!
横浜は晴天なり。日中はキレイな富士も拝めました。
Carl Zeise T* Planar 1.4/85の絞り開放で撮った月が、僕は好き。
やっぱり青い!!青いんですよ!!お月様って…(色調未調整)。

Blue Moon 幸せであるように

皆さんが、『NARUTO -ナルト-』が、世界が…
幸せであるように…。

ケルベロス


  
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第488話「それぞれの里へ」


五大国忍連合軍の結成が大名(政治)レベルで承認され、いよいよ対”暁”の態勢が整ったようです。五大国の大名が通信システムを使った遠隔会議で調印が行われましたが、水の国の大名が最後まで考量して渋々了解した感じで、既に腹の決まっていた雷、土、風、火とは明らかに事情が違います。これがこれまでの各国の歴史の緻密な描写である…だけなら良いんですが、何かの火種を残す伏線だったらイヤだなー…なんて、心配性なんで考えましたが、砂(風)、霧(水)、岩(土)の反応が黒くなくて安心しました。先週の雲(雷)の反応は同じように安心できるものでしたが、鬼鮫の潜入ミッションが進行中でキナ臭かったですから、波乱があるとすればそっちからかなーと思います。ちなみに通信システムに発電機ではなく蓄電池が使われている描写は電力すらチャクラに依存してる可能性があり、『NARUTO -ナルト-』の科学技術の歪な進歩がチャクラの存在に影響されてる事を感じさせました。便利なようでいてチャクラがあるから歪んでしまう事もあるのだと、僕らはここに何かを感じないといけないと思うんです。それはリアルの世界でも同じだと思います。簡便さが人の何かを鈍麻させる…ってところにしっかりと気を止めておいて欲しいです。ちょっと地味だけど今後の大きなポイントになると思います。

<ゴン>「サスケを一人でやるぅ!?
そんなんで私達が納得できる訳ないでしょ!」(テンテン)

「テンテンの言う通りだ…ナルト
お前一人のわがままには付き合っていられない
なぜならこれは里の大きな問題だ」(シノ)

「帰ってきてから詳しく話すっつーから何を言うかと思えば!
オレ達だって覚悟してサスケを殺すって決めたんだぞ!!」(キバ)

「わがままじゃねェんだ…」(ナルト)

「おい…ナルト
お前まさか…一人でやるって言っときながら
サスケを庇うってんじゃねーだろーな…」(シカマル)

「………」(サクラ)

さて、ある程度かいつまんで行きますね。で、木ノ葉の若者達の発展場…違った…会議場の材木置き場での行を考えてみましょう。皆が切れてるのはナルトの「サスケとは―オレが闘る!!」(第486話/「拳」)に対する反応だと思います。ま…(個人的に”使えない”と思ってる…)テンテンがナルトにどうこう言うのもアレですが、それじゃサクラがキバ達を眠らせてサスケに走ったのと同じだろ…と、暗にサクラを責めているようにも感じます(笑)。賢いシカマルが抑えた感じでナルトに突っ込むんですが、結果的にそれがサクラに刺さってますよね。これは切れ味の問題で、シカマルがサクラやナルトを悪く思ってるんではなくて、結果的には同じ事なんだぞ…と教えている訳です。サクラは賢いからそれを感じていますね。

「ああ…
サスケを庇うなんてつもりはねーよ…」(ナルト)

「五影会談…ダンゾウとやって
そこまで弱ってたサスケなら
何で一気に片をつけなかった?」
(ネジ)

「マダラもいたし!
そんなに簡単な感じじゃなかった…
それに」(サクラ)

「だからって
みすみす逃がす事はねーだろ!
ナルト…お前は強えーんだせ
ペインを倒した英雄ってやつだろーが!
サスケなんか…」(キバ)

「そうじゃねェ…
そんなんで今のサスケは倒せねェんだ…
それが分かった…」(ナルト)

(あいつの中にも…)(ナルト)

…で、ここなんです。今回のエピソードで一番解り難い部分(…だと、僕は思っています)。ナルトはサスケと「拳」を交えて感じるところが既にある訳ですが、それをそのまま包み隠さず皆に伝えちゃう事を善しとしていません。これはナルトの顕著な成長の一例であり、カカシがサスケの処遇に関してナルトに一任した根拠になる部分でしょう。ナルトが感じたサスケの内部に関しては諸説あると思いますが、ナル×ジャンではサスケのチャクラの変貌を非常に重く捕えた結果だと考えています。チャクラに敏感な雲隠れのシーやサスケにベッタリの香燐が感じてた魔獣の様なチャクラです。サスケの”須佐能呼”にも影響してるようなので、僕はあれを万華鏡写輪眼のチャクラなんじゃーないかと考えています。

(……こいつ…
サスケとは正反対だな…)(香燐)

(こいつのチャクラは…すごく……)(香燐)

(明るくて温かい…)(ナルト)

「!!」<ゾク>(香燐)

(何コレ!?
…さらに奥に…こんなチャクラを!!
暗い…!!これはまるで…)(香燐)

場面は木ノ葉の発展場…違う…材木置き場から少し戻ってサクラがキバ達をまんまと眠らせた現場で、香燐が何だか溶け込んでてサクラにチクチクやるシーンで、カカシの背中におんぶされる香燐がナルトのチャクラを感じるんです。明るくて温かい…。そして、その直後、「!!」<ゾク>と震える。この反応がサスケが鉄の国で大量の侍を躊躇なく殺めたり、シーを圧倒した魔獣系チャクラを感じ取り、サスケが変わってしまった事に悲しむ香燐のトラウマのように感じられます。サスケと真逆のナルトの癒し系チャクラにホッとしたのも束の間、恐らくは八卦の封印式に封じ込まれた九尾を感知してしまったんだと思います。香燐の驚きがサスケとナルトで同質だとするならば、ナルトの九尾に匹敵するチャクラがサスケにもある筈。

しかし、香燐も”鷹”で行動してて、ナルトに九尾が封印されている…九尾の人柱力である事を知っていたと思うんですが、それと九尾のチャクラを直にスキャンするのとは違うのでしょう。それと香燐の感受性は八卦の封印式にも気付いたんじゃないかと思うんです。ナル×ジャン的には八卦の封印式とは「クシナ=母親の想い」と考えていまして、クシナのチャクラが九尾をどんな風に抑え込んでいるだとか感じてくれたんならば嬉しいですが、香燐の驚き方からすれば、変わり果てた(呪印状態2よりも)濃く冷たいサスケのチャクラと同じベクトルをもった九尾のチャクラに純粋に驚いているようです。そして、それがナルトが「拳」を交えてサスケから感じたサスケの中身…サスケの憎しみのチャクラなのかな…と考えております。

ちょっと補足しておくと、サスケの強化とは「うちは虐殺」に始まっていて、両親を含めたうちは一族全員が生け贄になる形でサスケに「憎しみ」の種火を灯し、イタチがサスケを焦らせ、煽り続けた結果、業火に成長させた訳です。そもそもうちは一族とは六道仙人の兄系の図抜けたチャクラ(精神エネルギー)を有していますから、千手のナルトのように九尾などという危険なチャクラを取り込む必要がなかったのです。その代わり、兄系の持つヒガミ根性とか、ファザコン気質を土台に一番伸びる資質にイタチは着目したのだと思います。千手系のミナトが一命に代えてナルトに託した九尾と比肩するほどの「負のチャクラ」である「憎しみ」に…。ミナトもイタチもそれぞれの素養を見抜き、レールを敷いていたのだと思います。


「どういう事?」(チョウジ)

「とにかく今のサスケとは誰も闘っちゃダメだ
闘えるのはオレしかいねー…そういう意味だ」(ナルト)

「!?」(ネジ)

「!」(サクラ)

「一体何があったんだ?
詳しく説明しろ」
(ネジ)

ナルトがサスケの中身を濁すのは、それが危険極まりないチャクラだからでしょう。八卦の封印式を組み直し、ダイレクトに九尾のチャクラを還元できる術式となり、仙術の修得によるチャクラコントロール技術で輪廻眼の長門のチャクラする凌駕するナルトにあっても、「二人共死ぬ」(第486話/「拳」)と言わしめる力量がサスケにある訳です。かと言って木ノ葉にサスケに対抗できる忍がいないのか?と問われれば疑問で、それに食い付かざるを得ないネジの上忍魂も僕は好きだな(笑)。ナルトとしてはサスケに真っ向勝負でサスケの全てを受け止める状況を想定していて、サスケだけを殺める戦いを否定してるんじゃないかと…これはもう期待に近いんだけど…僕は思うんですよ。だから、ネジの突っ込みは…刺さる。


「…言うべき時がきたら言うってばよ」(ナルト)

(「お前とオレが戦えば―…二人共死ぬ」)(…サクラ)

(ナルト…何を隠してるの…!?)(サクラ)

サクラはナルトの螺旋丸とサスケの千鳥が衝突する場面に臨場してるから、他の木ノ葉の若い衆とは感じ方が既に違う。サスケの場合、イタチが強化を担当していて(「強化・闇」終末の谷の決闘…第七撃)、ナルトはミナトが受け持った(「強化・八卦の封印式」終末の谷の決闘…第八撃)…それぞれが「うちは虐殺」(終末の谷の決闘…第六撃)と「九尾事件」(終末の谷の決闘…第五撃)を起点に立ち上がっている訳で、ナル×ジャンのライフワークとも言うべき「終末の谷の決闘」に本編が上手く合流してきてくれたんじゃーないでしょうか(汗)。ま、ほんの少しだけ捏造っぽくなくなって来たかなーという程度ですが、次にあるだろうナルトとサスケの「終末の谷の決闘」が楽しみです。考察モチベーションもモリモリの大盛りです。


「んじゃ!
オレってば腹減ってっから
一楽言ってくるってばよ!」(ナルト)

<ザッ><ザッ>(ナルト)

ナルトはそう言い遺して、木ノ葉の若い衆の発展場…おっといけない…材木置き場の集会場を後にします。あまり多くを語らないナルトには成長の跡がうかがえます。ナルトの背中に一同沈黙してるのも、ナルトに対する信頼の現れであり、カカシと同じようにサスケをナルトに一任する事を了承したのだと思います。こういう判断ができる事自体、ちゃんと「人」を見ているからであり、ナルトだけでなく木ノ葉の若い衆もしっかりと成長を遂げているのです。ちょっと見ない間に、子供は大人の階段を昇るのですね。それは…一心不乱に砂の城を作っていたらいつの間にか足下まで波が迫っていたなんて…潮の満ち引きのように唐突に感じられます。子供達の伸びる力を信じて、大人は必要最小限の軌道修正に努めるべきなのかなー。

「では
はたけカカシ…お前を―」
(大名)

「!」(カカシ)

<ザッ>「失礼します!!」<ハァ><ハァ>(伝令)

…で、とうとうカカシも年貢の収め時で、火影就任が正式に大名に承認されそうなところで「待った!!」がかかります。綱手が目を覚ましたのです。綱手はカツユの術で木ノ葉を守った訳で、しっかりと職責を全うしたと言えます。しかも、決闘的にも初代火影・千手柱間の孫ですから、火影には適任であります。それが復活したのですから、まだまだ若い働き蜂のカカシがそんな職責に縛られる必要もないでしょうから、綱手が五代目火影を続行する方向で落ち着くと思います。カカシも火影なんてガラじゃないと思ってるから、これは「渡りに船」(笑)。確かにカカシの火影コスプレも楽しみだったけど、カカシは「イチャタク」広げてジメーっと読書してるのが似合っています。それに火影就任って「死亡フラグ」っぽいからヤだしね(笑)。

<ガバッ>「綱手様ー!!」(シズネ)

「シズネ…痛い…!」(綱手)

目を覚ました綱手はシワシワのばーちゃんの姿ではなく、若作りで、額の「陰封印」も現れています。きっと、これまでの昏睡はチャクラの貯蔵に全てを割り当てた結果だったのでしょう。綱手も千手直系ですから、仙人の肉体保持者であり、その器に如何にしてチャクラを貯蔵するかがキーポイントになる訳です。同じ構造がナルトの九尾で、仙人の肉体九尾のチャクラを搭載する意味が、弟系の仙人の眼と精神エネルギーに対抗する為の手段である事をミナトは意図していた事が、綱手の組成を考えれば何となく分かって貰えるんじゃーないでしょうか。ま、それが八卦の封印式に拠る「強化」であり、千手側からの「終末の谷の決闘」へのアプローチな訳です。そして、兄系のアプローチがイタチ→トビで進行中なのも分かりますよね。


「当分は安静にしていろ…
万華鏡の場合はなじむまで時間がかかる
痛むか?」(トビ)

「イヤ…」(サスケ)

「しっくりきている…
イタチの瞳力を感じる
自分が強くなっているのが分かる…!」(サスケ)

サスケもとうとうイタチの眼に手を出しましたね。ちなみに、トビの写輪眼デポ(あの小さな小窓がたくさんある窪地のアジトにあるみたいね…)で手術したようで…って事は既にイタチの肉体から写輪眼だけが摘出されてたようです。身体はどうなっちゃったんでしょうか。燃やされたり、埋められたりしてたら辛いです。しかし、それを感じないで自分の事ばかりのサスケが悲しいです。イタチを瞳力として感じるのもどうかと思います。そこにはトビが写輪眼を収集する行いと同じような考えが横たわっているのだけど、それはまた別の機会に書くとしましょうか。取り敢えずは、サスケが真・万華鏡写輪眼を開眼する事で六道仙人の兄系の「終末の谷の決闘」へのアプローチが最終フェイズに入ったと考えていいでしょう。

(気持ちよさそうに寝てやがる
ナルトの奴…何かふっきれたようだな)
(カカシ)

でも、ナルトがふっきれた…というのと、サスケのそれとはかなり違うと思うんですよ。カカシが尊大なサスケの振る舞いをみたら、また殺したくなったりして(笑)。でも、ナルトは「チート設定」と言われながら恵まれた待遇でしたから、サスケが歪んじゃうのも理解できます…って言うか、歪ませて強くするのが兄系のツボみたいなところがあって、それを心を鬼にして推し進めたのがイタチだったのだと思います。ぶっちゃけ、素養の問題で、それを「六道仙人の呪い」と言えば聞こえは悪いですが、その子に合った伸ばし方の選定が「教育論」としては合理性があるでしょう。僕はその側面に注目していて、ナルトとサスケを追っかけてるような次第であります。ほんと…子供の伸ばし方っていろいろあるのよねー(汗)。でもね…

一番、ホッとしてるのはカカシ(笑)。

綱手、おかえりー♡♡



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「BLUE MOON」のお知らせ(100327)


こんばんは!!ナル×ジャンのケルベロスです。
3月30日(火)「BLUE MOON」です。お忘れなく!!
神様!!どうか晴れますように!!(今日はめっさ月が霞んでますが…)

once in a blue moon(めったにない…)←辞書を引いてみて…

「BLUE MOON」を見ると幸せになれると言われています。

I (Please)keep my(your) fingers crossed for you(me)!!

3月30日(火)は「BLUE MOON」でーす!!

明日は冷え込むそうなので風邪をひかないように。
僕は相方とまったりと散歩する予定でーす!!

こんなに大きくなりました…②

こんなに大きくなりました…

こんなに大きくなりました…(って解り難いよね…笑)。
 
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アニナルを偶々拝見して(100325)

 
「”暁”は許さんぞ!!”暁”」<ガッ>(雷影)

「我が弟よ待っておれ!」(雷影)

偶々、アニナルを観れました。”鷹”VSキラビ編を先行させてナルト仙術修行編を後回しにしていたので、単行本の進行とはかなり違います。間にアニオリのウタカタ編が入った所為なんだけど、万華鏡の儀式(自己紹介)とか、ナルトとイタチの森の中の密会なんかが上手く編集されてて解り易かったと思います。そしてキラビの連れ去りから雲隠れの雷影兄ーちゃんにパーンして、例のダンベルエクササイズと机割り。鼻息の荒い雷影兄ーちゃんの”暁”撲滅宣言からオープニング…と小気味いい。このオープニングのクオリティが高いです。鳥肌もの。イタチとサスケの絡みなんか最高です。自来也の死を受けたナルトの涙…とか。これで『NARUTO -ナルト-』にハマっちゃう人が居てもおかしくない出来です。

「自来也ちゃんが戦死した」(フカサク)

「………………は?」(ナルト)

そして、カカシの「窓越し」(まっカカ…其の九)で起こされたナルトが聞かされる自来也の訃報。ここでナルトはガクッと来るんですが、それをイルカ→シカマルの母性→父性の必勝コンボで立て直しますが、その裏に「カカシの舌打ち」がある事を知る人は少ない…つーか捏造なんすけど(笑)。でも、ま…カカシの考察で僕が一番かけたかな…と思ったヤツなんで読んでない方は是非とも読んで下さい。実はここでナルトを立ち直らせる木ノ葉の底力がお待たせしてしまった「愛について」の第一弾の「家族」が指し示す姿であります。血の繋がりや法律的な関係を超えて社会が子供を看る力です。「子育ての社会化」…これから僕らがリアルの世界で真剣に取り組んで行かねばならないテーマなんだと思います。

「はじめましてだな…
オレ自来也ってんだ!
ラブレターは後でいいぜ
よろしく!」<ニシシ…>(自来也)

「バカヤロー……」(綱手)

ウジウジするナルトはイルシカに任せて、泣きたいのは皆同じで、我慢に我慢を重ねた綱手の堰が切れたシーンに、僕も思わず目頭が熱くなりました。仔ジラの声が何とも可愛くて萌え泣きしました。それで、自来也が言う「ラブレター」「イチャイチャ」(『イチャイチャシリーズ』って何だろう…)だったと個人的に気付き泣けました。自来也は綱手に切々と物を書いてたんです。僕も書くのが好きだから何だか自来也の気持ちが解るんです。だから、綱手の泣き所が「ラブレター」だったらメチャクチャ嬉しいんだけど、女子の感性にそれを望むのは酷かとも思います。女子と男子じゃいろいろと違い過ぎるからね。エロなんか全く違うものね。僕がエロ書いたら女子はドン引きすると思いますー(笑)。

綱手は自来也の死が辛くて泣いたんだけど、それを誰にも言わなかったし、見せないようにしてた訳。ナルトは全くそうじゃなかったでしょ。これが大人と子供の違いッス。飯の数ッス。もっと言うと、ナルトを立ち直らせたシカマルは一足早く大人になったなーと思います。きっとアスマの死が今回、自来也を失ったナルトと符合する体験だったのでしょう。それを乗り越えたシカマルは大きく成長を遂げたのだと思います。はっきし言ってチートな設定(八卦の封印式)にナルトは守られ続けた存在だったから、ここでガッツリと悲しみの淵に叩き落とされて悶える必要があった訳なのさ。逆に綱手の泣きは大人の生き様であり、リアルの大人達は何度も経験してるこった!!僕なんか涙もろいから無駄に多いけど(笑)。

ナルトがヨタヨタとしながらも立ち直り、これからフカサクの背中の暗号解読に取り組むところで一時間SPは閉じますが、次にナルトの仙術修行が始まって、ペインが木ノ葉に攻めてくる…。所謂、木ノ葉のどマグロが描かれる訳ですが、あの悶々とした展開がアニメだったら少しは変わるのかしら…と期待しています。大きくなった木ノ葉丸とか、カカシの天道戦とか…ハラハラしながら観るんでしょうね。思い出します…「まっカカ」で何とかナル×ジャンが!!と頑張ってた日々を。カカシが埋められてチャクラ使い切っちゃってイヤーな夢見してるところ…。皆、辛かったよね。「一人では絶え切れない気分の人の為に…」(まっカカ…其の壱)で始まったんですよね。懐かしい…全てが懐かしい…。

ま…カカシは死んでないと口が酸っぱくなるほ(ry

アニナル…来週もまた観よっと…。



業務連絡(100325):いろいろとご心配をかけてスミマセン。何とかやっております。感想もしっかり書けるときは書きますからね。しんどい時は短縮版で行かせてねーってだけなんで。あまり重々しく考えないで下さいね。メッセージもたくさん貰って恐縮しています。お返事が時間の都合で出せずにいますが、ま…それは愛の徳政令ということでご了承下さい。これからも書ける時、書きたい時、書かねばならぬ時にケルベロスは書きます。自来也がイチャイチャを書いたように、ナル×ジャンは皆さんへのラブレターだと思って下さい。皆さんには遥か彼方未来で、<ニシシ…>と笑う僕を思い出して泣いて欲しいものです(笑)。
  
  
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第487話「戦いの始まり…!!」②

 
<パチャ>(サクラ)

(ナルト…いつも…ありがとう)(サクラ)

(アンタのおかげで私はまだ第七班皆で
笑いあえる先を諦めないでいられる…!)
(サクラ)

サクラの機微を見ると、カカシも似た様なベクトルで変心してるんだろうなー…と安心させられます。ただ、サスケがこれまでやらかした事をチャラにして「ワーイ!!」と木ノ葉に帰って来れるか?と言われれば、状況は極めて厳しい。カカシの諦めとサクラの諦めの差はそこに起因するでしょう。しかし、この先、どんな風に物語が転ぶかなんてのはキッ神のみぞ知るところでありますれば、サクラの夢見心地なナルトへの感謝やら期待やらを無碍にするのも大人げないです(笑)。ぶっちゃけ、サスケが世界の王となり「許す」と告げる未来だってある訳で…(汗)。でも、先の先を心配する大人であれば、カカシがホイサッサとサスケを殺しちゃいましょーよ…と揉み手をしてた気持ちも解るってもんでして(滝汗)。


「!」(カカシ)

<ボン><ボン>

<フラッ>(ナルト)

「え!?何で!?」(サクラ)

「ナルト!」(サクラ)

<バシャ>(ナルト)

「ホホの傷
コレだな!

すぐに解毒してくれサクラ」(カカシ)

「これって……!
じゃああの時
私の毒付きのクナイで…?」(サクラ)

「どうやらそうみたいね…」(カカシ)

…で、ナルトも気が抜けたのか?サクラの毒付きクナイの毒が効いてきます。全くナルトらしく鈍感でらっしゃって、サクラも今の今まで自分の毒付きクナイでナルトが頬を傷付けた事なんか思いもしなかったって、どんだけ鈍いのサ(笑)。しかし、こんな子達だからホッカリできて救いがあるじゃない。毒にやられたナルトだって解毒がチャッチャとできるんだし、それはたとえサクラがサスケを傷付けても泣きながら解毒できたって事ですから、忍っぽいと言えば忍っぽいし、女らしいと言えば女らしい。どっちにしてもサクラが降参しちゃったのは、どう転んでもサスケを殺すイメージがサクラになかったからで、それは胸を千鳥鋭槍で貫かれた香燐とて同じ。やっぱサスケは愛されてる訳で、この不条理をナル×ジャンでは「※」と(ry


「行くよ」(カカシ)

「うげ……
まだ気持ち悪いィ~」(ナルト)

「だ……大丈夫?」(サクラ)


「君は木ノ葉へ連れていくよ
………おとなしくしててね」(カカシ)

今さら何もしやしねーよ……」(香燐)

(……こいつがうずまきナルトか…)(香燐)

香燐がナルトを意識してますよね。これはサスケの想いがナルトには特別に感じられたからだと、僕は考えています。香燐はチャクラに対する感受性だけでなくて、気持ちとか感情にも敏感な子なんですね。だから、サスケの想いがあんなにも流れ込むナルトとはどんなヤツなんだろ…という興味が自然と湧いて来るんでしょう。羨ましいのもあるでしょう。憎らしい気持ちもない訳じゃない。でも、その興味の根源はサスケに対する想いなんだから、何かいい…。恋っていいな…と思えます。香燐の好感度が上がってるのはこんな風に純粋にサスケを愛してる…正確には想いを残してるからなんだと思います。それが香燐とサクラで微妙に違ってるのもナル×ジャンの「魂の役割」にガッツリ符合するところが個人的に堪らん訳です(笑)。


「ビー様ァ!!」(雲隠れ)

<ザッ>「帰ったぞ!!」(雷影)

「おう!オモイ カルイ 久しぶりだな
元気で呑気に陽気にしてたか?」
(キラビ)

<ポロ><ポロ>「ンなわけないっしょ!
急に里から居なくなったって!
どんだけ心配したか!」<ポロ>(オモイ)

「ま!生きて帰って来たんだから
いいじゃねーかよ!」
(カルイ)

一方、雲隠れ御一行の帰里風景。誰も雷影のなくなった腕に触れないのは優しさなんでしょう。或いは、腕が一本なくなったところで、強いものは強いという認識があるのか(汗)。同じようにキラビがやけにお気楽なのも、そうなのかしらと。オモイが泣いてるのは個人的にツボで、思考とか理論とかと違う階層で動く部分を人間は持っていて、それが優先して反応してしまう状況がままあります。医学的な確証は僕にはありませんが、泣く事でストレス耐性が上がるんじゃないかと考えてます。昨日も相方と何時間も散歩しましたけれど、頭が軽かったですもの。涙はいろんなものを洗い流してくれる。何でこんなに気持ちが軽いんだろうと、人体実験みたいだけどそんな風に感じてました。心が剥き出しの子の防御反応なのかも…(笑)。


「お疲れ様でした皆様…
早速ですがすぐにでも五影会談の事を
ふまえた会議をもうけます」(秘書ちゃん)

「え~!休み無しかよ~」(ダルイ)

「そうのんびりはしてられないだろ…
これからすぐにもっと大変になる」(シー)


「!」(カルイ)

<スッ>「アレ?
何ですかコレ?」
(オモイ)

「!」(キラビ)

「忍刀七人衆と闘った戦利品
えらくなつかれちまってな
オレ様から離れねェ…
これからオレの武器として使う!」(キラビ)

「へぇ~
あの忍刀七人衆の一振りかぁ…
すげ~!」
(オモイ)

鮫肌はどうなるのかと心配してたんですが、キラビに接収されたようです。しかし、無尽蔵とも思える八尾のチャクラを放出するキラビが、チャクラを吸収し還元できる鮫肌がタッグを組むのは反則過ぎます(笑)。キラビは凄腕の剣士で、水月の首斬り包丁を巧みに操ってましたから、それが最強最悪の鮫肌ともなると、壮絶な破壊力が見込めそうです。或いは、鮫肌と融合できるのか?なんて心配もありますが、あれは見た目も好みじゃないし、効果も疑問なのでなくてもいいかなーなんて思います。でも、キラビが鮫肌を振り回して闘うのがあまりイメージできない…ちゅーか、鮫肌が下品過ぎてキラビの大らかさとマッチしないです。あ~イヤだわァ~…と思ってたら何だかその鮫肌がキナ臭い事になってまして…。


<ズズ…>(黒ゼツ)

「どう?戦いを録画した?」(白ゼツ)

「アア…」(黒ゼツ)

「”鮫肌”は?」(白ゼツ)

「八尾ガ持ッテ行ッタ…」(黒ゼツ)

「そっかじゃあ…」(白ゼツ)

「アア…」(黒ゼツ)

「ウマクイッタ…
流石鬼鮫ダ」
(黒ゼツ)

(さて…これからが
大変になりますね)
(鬼鮫)

白ゼツが鬼鮫に入れ替わって偽装してたんですね。そいでもって鬼鮫は鮫肌の内部に隠形してたって事のようです。もしかしたら、鮫肌の心変わりも鬼鮫の演出なんかも知れません。それで幸か不幸か鬼鮫ッチの存命が判明しています。鮫肌の中に潜むなんて、既に人間離れし過ぎてて、それじゃー忍術とか関係ねーじゃん…と悲しくなったりもしますが、”暁”も未曾有の人手不足につき、少しばかりのズッコはいいとしましょう(笑)。しかし、水牢戦では鬼鮫がキラビを圧倒していたのに、ワザワザ潜入戦を仕込む必要性が薄いです。この後の流れの中で雷影達の増援に気付いた作戦変更の線は消えるので、八尾を鹵獲するだけなら不自然な作戦と言えます。つまり、八尾以外に雲隠れに危険を犯して潜入する必要があった筈。


宣戦布告すれば
おそらく八尾は自由を制限され拘束される
狩るのはその時にゆっくりやれ」(トビ)

「まず潜入だ…白ゼツを使え
あいつは一度接触した相手のチャクラをコピーして
成りかわりの分身を作れる…」(トビ)

「ただし弱い…
戦闘ではあまり使えんが目くらましにしろ」(トビ)

「潜入ミッションですね
…楽しくなってきたら半殺しにしちゃうかもしれませんが…
やってみましょう」(鬼鮫)

(”鮫肌”に八尾を気に入らせたのはよかったが
まさかチャクラまでやるようになるとは思わなかった
しかしかえって潜入のこの手がうまくいった)(鬼鮫)

ココで鬼鮫とトビの密談の回想が入るんですが、白ゼツを使った入れ替わりで鬼鮫の潜入をサポートする算段をしています。トビが白ゼツが「弱い」と断言してるのが<プッ>っとなりつつ、何だか気になって仕方ない(笑)。ゼツについて考えてみたんですが、一個の個体が二つに別れる理屈で分裂してますよね。例えば、黒ゼツは口がなくて、白ゼツは口がある。白ゼツは弱いけど胞子の術などの陽動が得意で、黒ゼツは戦闘の録画ができて、戦闘力に関しては未知数…しかし、黒ゼツも白ゼツを「弱い」と面と向かって断定してるのは、黒ゼツは「強い」という提示なのかな…などと思えてしまいます。ゼツはトビの正体も知っていそうですし、案外、黒幕だったりしちゃうのかなー…なんてアリかもね。

それと鬼鮫の心配ですが、鮫肌の内部にいて鮫肌の行動を完全に統制してるなら、(まさかチャクラまでやるようになると…)とは考えないでしょうから、鬼鮫は鮫肌の内部に潜伏はしているけど、鮫肌は自分の意志でキラビ(八尾)のチャクラを気に入って従うようになってしまったと考えるのが合理的でしょう。それなら鮫肌の邪悪な雰囲気は本能の顕現であり、キラビと接触し、八尾のチャクラを味わってホントに好きになっちゃったんじゃーないかと考えられます。この部分の揺らぎは今後の展開の不確定要素と言え、鬼鮫の潜入戦の顛末を左右するのではないかと思います。鮫肌の所有が鬼鮫とキラビのどっちに転ぶか?つまり、鮫肌がどっちを選ぶかが両者の勝敗を別ける伏線になっているのではないかと思います。


感知タイプノ忍モ気付イテイナイ…」(黒ゼツ)

「ソモソモ鬼鮫ノチャクラヲ吸ッテ
エネルギーニシテイタ”鮫肌”ハ鬼鮫トチャクラガ同ジダ
敵モソウイウモノダト思イコンデイル」(黒ゼツ)

潜入ミッションならボクがやるのに…」(白ゼツ)

「オ前ハ弱イ…
ダガウマク芝居ヲ打ッタナ…」(黒ゼツ)

「ボクだって水中でうまく鬼鮫と入れ替わるのが
大変だったよ」(白ゼツ)

「もう成りかわりの術
解いてもいいよね…」<ズズッ…>(白ゼツ)

「オレ達モソロソロ食事ノ時間ダ
……融合シロ」
<ズズ…>(黒ゼツ)

ゼツが一個の個体を分散して黒白に別れてる根拠として、口の所在が白ゼツにある事で、「食事ノ時間ダ…」と黒ゼツが待ち切れないとばかりに急かしてる描写にありまして、黒ゼツが優位にありながらも白ゼツを切り捨てたりしないのは、食料の摂取を白ゼツが分担してるからではないかと思います。だから、ちょっと偉そうな黒ゼツに天然っぽい白ゼツが従属しっ放しではなく、二つの人格が共生する形式でゼツが成立してるんじゃないかと思います。元々、別々だったのが何らかの事情で一つになったのか?それとも一つだったものが拠ん所ない事情で分離したのか?どうでもいい事のようでいて実は凄く大事な物語の要部だったりして…。それがマダラの掟破りの延命とも関係してるとか、妄想が膨れ上がってしまうんだなー(笑)。


<ハァ><ハァ><ハァ>

<ハァ><ハァ>「どこいった?」(滝忍)

<シュルル><シュルルルルル><シュルル>

「!!」(滝忍)

<ギュルルルルル>

「ぐあっ!!」(滝忍)

<ゴキ><ゴキ><ゴキ><ブラン>(滝忍)

「力がなじむ…いい調子だ
悪くない…」
<スタ><スタ>(カブト)

<ズッ…>「そろそろ行動を起こすとするか」(カブト)

そして、場面は滝隠れ(だと思うんだけど…)。角都の出身里ですよね。そこで暴れ回ってるのが、ちょっとロンゲになって、大蛇丸の目付きになってキリリとしたカブトの登場であります。潜影多蛇手なのか、マントの下から多数の白蛇ちゃんが伸びています。カブトの皮膚は白蛇の鱗(うろこ)なのか、ひび割れたようになってて、ヒナタが白眼でスキャンした時よりは明らかに白蛇(大蛇丸)の侵蝕が進行してるようですが、「力がなじむ…」なんて、サスケが呪印のチャクラに酔いしれてたみたいな事を言ってるので、精神までは侵蝕されてないようです。カブトはカブトとして大蛇丸のチャクラを感じてるのでしょう。そもそも、カブトは受けのドMのところがあったから、ドSの攻めの大蛇丸とは相性が良いんだと思います(笑)。

アイデンティティの確立手順としては戴けない度がかなり高めですが、大蛇丸の侵蝕に抗する事で自分を高めるのは、医学的には予防接種に似てて、例えばインフルエンザのウィルスを任意に撃ち込んで抗体をこさえるのと似てると思いました。その点、カブトが極少量の大蛇丸の細胞を移植したのが理に適ってると思います。ま…この姿をヤマトが見たら何と言うか楽しみでなりませんが、今のところカブトはカブトのままの様なので安心しました。また、ダンゾウといい、ナル×ジャン的にはカカシの万華鏡などにも大蛇丸が絡んでそうな気配がある訳で、大蛇丸の気配が物語にカムバックしてくるのはいろんな謎を解明する為にもバッチ来いで、カブトがやる気満々なのがナル×ジャンとしても嬉しい限りです。

しかし、カブトは勢力的には”暁”なんだろうか。どう転んでも五大国に組みするとは思えんので、第三勢力なのか。”暁”のよしみもあるし、”暁”は人手不足で求人をバンバン出してて”暁”に引っ張られるのか!?トビが擦り寄るのか?ところで、カブトが滝隠れで暴れる意味って何だろうと考えてみましたが、角都の地怨虞(じおんぐ)って滝隠れの禁術で、カブトはそれを狙ってるんじゃないかと考えたりしています。大蛇丸は不死転生の術で延命を試みたけど、カブトは大蛇丸の細胞を宿したカブトの肉体に執着してるだろうから、角都方式で他者の心臓をストックする方法が都合良いんではないでしょうか。心臓に付帯する経絡系も入手するのでチャクラ性質も思いのままですし、医療系のカブト向きだと思うんです。

カブトが新展開の「台風の目」になりそうな予感…。



業務連絡(100321):日中、相方と超ロングの散歩に出て遅くなってしまいました。実は悲しいお知らせで…来週からこれまでの様な大掛かりな感想が書けそうにない気配です。時間がある時は書けると思いますが、全ネームを書き上げて感想するスタイルは維持できそうにありません。ケルベロスもいろいろありまして…。ま、時間の許す限りはナル×ジャンの活動は続けたいので細々とでもアップして行こうと思います。海外のユーザーでナル×ジャンのネームを楽しみにしてくれた方も居ると思うんですが、申し訳ありませんが拠ん所ない事情という事でご了承下さい。でも、書ける時は書くんだわサ!!

  
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第487話「戦いの始まり…!!」①

 
「………」(サスケ)

「………」(香燐)

「いいだろう………
お前を一番に殺してやる」
(サスケ)

「オレってば………
まだお前にちゃんと
認めてもらってねーからよ!」(ナルト)

「オレもお前の憎しみを背負って
一緒に死んでやる!」
(ナルト)

(ナルトは…覚悟を決めてこの場に居る…
私なんかの甘い覚悟とは違う…!!)(サクラ)

(私は…忍のくせに泣いてばかりで
ナルトにはずっと頼りきってて
それを振り切ったつもりでここへ来たのに…
覚悟もできてなくて…)<ゴシ><ゴシ>(サクラ)

(何もできない
何も言えない

私のできる事は―)(サクラ)

(二人を信じる事!!)(サクラ)

僕はココでナルトがやった事って何だろう?と考えていました。サスケがナルトをちゃんと見て考えている。本誌1頁の香燐が「………」と考えるコマ…ココ凄く深いと思います。香燐はサスケが示すナルトへの反応に嫉妬してるんじゃないかと、僕は思うんですよ。サスケのナルトに対する「聞く耳」は異常ですから。単に「聞く」といっても、「聞こえる」のではなくて、自分の興味がその人に向かっていなければ聞いたことにはなりません。これをもっと高次で実現するのが「傾聴」であり、堅苦しく言うならば「受容」のシーケンスの一角であります。香燐はそれを女の本能で察知してるんじゃないかと、僕は考えているんです。サクラもナルトには感じるところがあるんですが、香燐とは立ち位置(視点)が全く違うのね。

香燐はナルトを見るサスケの視線が羨ましくて、サクラはサスケを受け止められたナルトの覚悟…或いは成長に憧れている。どっちもサスケが「スキ」で一致してるんだけど、サスケに向かう気持ちがナルト越しがサクラで、サスケの目になってナルトを見てるのが香燐…ウウン…何ともややこしくて…上手く表現できないのは僕自身もしっかりと理解できてないからなんだろうなーと思います。兎に角、サスケスキーの香燐とサクラがナルトに降参したんだと、僕は考えます。恐らく、それが「ココでナルトがやった事」なんだと思うですよ。清々しいナルトとサスケ。二人が確かに向き合っている。これこそ「戦いの始まり…!!」なのだと思います。カカシもそれを容認んするような事を言う…。新展開だわ。


「…分かった…
サスケはお前にまかせる…ナルト」(カカシ)

(だが…)「サクラ
オレの体をたのむ…)(カカシ)

「!」(サクラ)

(マダラはここでオレが処理する!!)(カカシ)

<スウー…>(神威!!)(カカシ)

「止めておけカカシ
そんな術はオレには効かない」
(トビ)

「……!」(カカシ)

第七班として、それぞれがサスケを何とかしたいと考えていたんだと思います。前回、「拳」を交え、ナルトとサスケは繋がりました。そこには「二人だけの世界」が確かにあった。あの一瞬に二人はお互いを感じ合えたんだと思います。それは「もう殺すしかない」と考えるカカシや、「サスケと生きたい(殺せない)」が本心だったサクラには到底実現できないものだった筈です。だから、降参するしかない。香燐やサクラがそうだったように、カカシもナルトにサスケを委ねるしかないと判断したのには整合性が感じられます。カカシにはサクラの気持ちが痛いほど解る…それはサクラの気持ちな訳で、カカシがサスケを「スキ」(←恋愛の)とは違うと思います。気持ちの中心がサクラは自分にあって、カカシはサスケにある…っていう。

ま、ケルベロスの未消化はお時間を頂戴するとしまして、気持ちの中心がサスケにあるからカカシはトビがサスケにベッタリなのが気に食わないのだと思うんですよ。だから、神威までだしちゃって、次出したたら木ノ葉病院行き決定だから、サクラに一声かけてるのね(笑)。しかし、カカシの万華鏡瞳術すらトビはお見通しで、もしかしたら同じ眼の片方を既に持ってるような…(汗)。これが「トビ=オビト仮説」に繋がるんだけど、トビが収集してる写輪眼を見せられた今ではオビトだけに拘るのはちょっと無理があると思う訳。それに、トビはトルネの毒蟲に汚染された右腕を迷わずパージ(切り離し)して、それが何事もなかったように復帰してる。転写封印で燃やされた行もきっと同じ理屈なんだと思います。


「行くぞサスケ」(トビ)

<トン>(トビ)

「マダラ…」(サスケ)

「……後で話がある」(サスケ)

<ズズズズズズズズズズ>

<ズズズ…>

「……いつでも来い…サスケ」(ナルト)

マダラのお面の力が”暁”(もうサスケも”暁”ですよ!!)を移送…トビが登場しなかったら、カカシはナルトに任せるなんてなくて、サスケを削り喰ったと思います。カカシがトビに神威を見透かされて悔しがったのはそれと関係してる筈です。僕はカカシの万華鏡開眼にもしかしたらトビが咬んでるのかな…と考えてたんだけどこれで消えました。ダンゾウも三つ巴文様の写輪眼止まりだったから却下で、残るは大蛇丸のみ。もしかしたたら「目薬」なんて…(笑)。あんな痛い話でも大蛇丸が加わると力を帯びてくるから不思議なんだよな…。しかし、トビはサスケを触りすぎ(滝汗)。厳しい職場だったらセクハラで訴えられまっせ(笑)。ま…それにカカシも苛ついてるのかもね。ナルトやナルト越しにサスケを感じるサクラと違う機微が出てる。

”暁”が時空間に消えたコマの頁で、ナルトがやけに堂々としてるのと、それと真逆に目を背け、自分の無力さを責めるカカシとは好対照です。サクラは今度こそ覚悟決めたけど、それはナルトとサスケに丸投げしちゃったたけで、覚悟の趣旨はシズネ直伝の毒付きのクナイから様変わりしています。しかし、第七班としてはナルトがサスケ担当窓口として機能する事になりましたから、ナルトがサスケを「バッチ来い!!」と自信満々なのは凄く嬉しい事です。何せ「二人の世界」があるんだもん。この繋がりに部外者が入れる訳はない。この部分の説明にはどうしても「魂の役割」が不可欠であり、それを「今はできない」と思う僕が居まして、もう少し腹の中に収めさせて貰いたい。だから、もう暫くモゴモゴと続けさせて貰いますから(笑)。


<ザッ>「話とは何だ?」(トビ)

<ザッ><ザッ>「イタチの眼をもらう」(サスケ)

「……!」(トビ)

<ザッ>「……やっとその気になったか…」(トビ)

「…”須佐能呼”の使いすぎだな
もうろくに見えてないのも分かっていた
……いいタイミングだ」(トビ)

「すぐに移植してくれ」(サスケ)

「しかし…急だな
どうしたと言うのだ?」(トビ)

「オレは全力でナルトを潰す!
そして奴の全てを否定してやる!」
(サスケ)

「…それだけだ」<ザッ>(サスケ)

”暁”の秘密基地の大きな凹みに無数の四角い窓?が開いた、どデカイ恐竜(尾獣)の骨格のシェルターみたいな中を颯爽と歩くトビとサスケ。こんな大規模なアジトが忍相手に見つからないのは不思議な事なんだけど、それは結界とか隠形術とか何かで説明するとして、とうとうサスケがイタチの眼の移植を決断しています。サスケがトビに移送される描写でサスケの視界は確かにボヤけてたから視力が相当弱っているのでしょう。それが”須佐能呼”を使い過ぎというのも解る。サスケは”須佐能呼”に頼り過ぎてましたよね。”須佐能呼”とは「親の加護」みたいな能力だと、僕は考えてたんだけど、それを事あるごとに見せびらかすように使うサスケは強がってはいるけど不安なんだろうなと思います。

アレはサスケの強がりなんだよ!!(笑)

それでね…ナルトがココで何をしたか…が鮮明になって来ます。先ず、あれだけイタチの眼の移植を拒んだ…っていうよりは避けてたサスケが掌を返すようにトビに懇願しましたよね。それにはトビも戸惑ってすらいました。僕はサスケの不安が払拭されたからじゃないのかな…と考える人なんですね。サスケはイタチを受け容れる心の準備が整ったのだと思うんです。勿論、それを為したのはナルトです。ナルトはサスケを引き受けましたから。それって何なんだ…と考えると、イタチの代わりになったのだと、僕は思うんです。サスケは不安だから失明のリスクをより多く伴う”須佐能呼”を使いまくった。それはイタチが居ない不安だと思うんです。強がっちゃーいるけれどサスケは不安不安で仕方なかった筈なんですよ。

ここでサスケがイタチの眼を移植しちゃったら、サスケは生でイタチの死を実感する事になります。ましてや自分が手にかけた肉親(精神的な意味です…ナルジャン的には)ですよ。イタチの眼で世界を見るプレッシャーたるや、今までのサスケには到底受け容れられるものではなかった筈です。あの「涙」すら記憶の奥底に仕舞い込んでいた繊細な子が、イタチの眼を受け容れようとしている。それは狡い話だけど、別の支柱がサスケに感じられたからだと、僕は思います。それは恋愛の機微にも似てます。ぶっちゃけ、イタチはサスケの「親」になろうとしたいたと僕は考えてまして、それが「虐殺前夜」の最終夜である「真実」に綴ってあります。そして、ナルトはイタチの想いを引き継ぎ、サスケの承認を得られた…と。

サスケが本気になってナルトを「潰す!」とか「否定する」とか言えるまでにナルトのステージが上がったのです。それは力量であったり、ナルトの戦闘スキルだったりするんだけれど、一番大事なのはナルトの「親離れ」だったんだと思います。例の「過呼吸事件」に示される八卦の封印式の庇護の喪失です。ナルトは自分の力で積層する悩みを昇華し立った…。ナルトの中の意味不明な自信ではなくて、ナルト自身の人間力が今のナルトの凛とした姿を造り、凛とした考えを吐き出させている。サスケがナルトに「聞く耳」を持ち、カカシを納得させるに足る人間力を示した。サクラや香燐なんかは、もうバンザイ(降参)するしかない状態。ナルトはサスケにとってイタチに代わる…忘れさせる…存在になれたのだと、僕は思うのだ!!

それが「ナルトがこの場で為し得た事」なんだと、僕は感じました。トビがサスケにベタベタするのは、ナルトに対する畏(おそ)れなんだと思います。サスケはナルトのお陰でイタチを乗り越えられたんじゃないかな。「乗り越えた」という言葉の響きが寂し過ぎるなら、「受け容れられた」でもいいじゃない。それが、イタチの眼を移植するモチベーションですよ。視力が半端なく落ちてるのもあるけど、それは僕にとっては些細であります。しかし、サスケのバージョンアップは今あるナルトとの均衡を崩します。こりゃもう短気な僕には「第二部完フラグ」な訳で、何もかんも端折って、木ノ葉ベストを纏った青年ナルトの再登場を予感させるの。勿論…カカシはお約束で恥ずかしそうに火影の装束で…(笑)。

これ以上、お待たせしては申し訳ないので、
「感想の第一部完」…という事で…(続く)。


 
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「泥」

 
僕は釣りをよくした。

よくしたと言うのは最近行ってないからだ。
近頃は道具ばかり磨いている。

夏にはまだ暗いうちから竿を振ったものだった。
極太極硬のロングロッドで改造フロッグを投げた。
ウィードレス仕様のバーブレスフックのルアー。
狙うのはネバエンのファルコンの顔をした雷魚である。

大きい個体になると1メートルを超える。
鋭い歯と旺盛なファイティングスピリット。
兎に角、元気で勇敢で、面白い魚なのである。

止水域。

蓮などの水草が生い茂る沼にヤツは居る。

だから、僕は夏になると沼地によく立っていた。
水面を時に騒がせ、時に静かにフロッグを操る。
誘い、騙し、掛けるのがルアーフィッシングである。
偉そうな事を言っているが、釣れない太公望だった。

静かな沼の静かな夜明けは素敵だった。
息をするのを忘れるくらい、それは素敵な景色だった。

蓮の花はそんな時に開く。
唐突に、その花は開く。
鈴かな沼に<ポン>と音がする…。
綺麗な綺麗な花が咲く事を知らせるチャイムのように響く。

この世にこんな綺麗な花があるんだと思わせる花は咲く。
こんな濁った水の、鬱蒼とした沼に不釣り合いな花が咲く。

一瞬が一生のように煌めく。

しかし、護岸が進み、雷魚が棲める沼が減った。
コンクリートの護岸が「泥」を押し流してしまうのだ。
人の住み良い環境とは自然に厳しい形なのだろう。
当然、僅かに自生する蓮も減りに減ってしまった。
そして、あの神々しい花も、今では見れなくなってしまった…。
僕が最近、釣りに行かないのはそれと無関係ではない。

蓮も雷魚も「泥」がないと生きて行けないのである。

「泥」の中から蓮は頸を擡(もた)げ、あんなにも綺麗な花を咲かせる。

「泥」が在るからこそ蓮はあんなにも美しく咲けるのである。

「泥」が蓮を生かしているのである。

柵(しがらみ)。

妬み。

嫉み。

痛み。

苦しみ。

不満。

不服。

……。

数えたら切りがない…。

僕らも「泥」にまみれているのである。

僕はその「泥」を感じる時、あの光景を思い出す。
静かな沼地の静かな夜明けである。
蓮の花の咲く、静かな静かな朝マズメである。
息をするのを忘れるほど美しい花である。

「泥」があるからこそ咲ける花がある。
僕らがいろんな「泥」にまみれる意味はそこにあるんだと思う。
それぞれが、それぞれの花を咲かせる為である。

「泥」を受け入れて欲しい。

「泥」の中でもがいて欲しい。

きっと君の花は咲くのだから。

人生という「泥」の中から君の花は咲くのだ。

きっと美しい花だろう。

僕はそれが楽しみでならない。

……と、まあ、こんな話を考えていたのだが……
涙と想いが込み上げて来て一言も伝えられなかった。
最近、極端に涙もろくなってしまった。
最早、制御不能なほどに涙腺が暴走する。
何で泣いてるんだろう…と頭脳だけは冷静だった。
しかし、身体がそれに応えてくれなかった。
言えなかったから、ここで書く事にした。

僕が愛した君達に届け。

ありがとう!

忘れないよ。

リアルの僕より。






業務連絡(100320):ごめんなさい!ジャンプの発売日を失念していました。実は打ち上げがあってベロベロで、オールが老体に堪えています。少し休んだら相方と散歩してノンビリ書かせて貰います。凄く切ない時間を過ごしましたもので、リアルの僕が疲れきっておりまして。少し休んだら感想はキッチリ書きます。出会いと別れに馴れては来たけれど…何度経験してもしんどいです。皆さん、良い週末を。ちょっとホッカリさせて貰います。



泣いてまうやろーッ!! 

     
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第486話「拳」


<ザザザザ>「くっ!」(カカシ)

<ドバ>

<バッ>「うわっ!」(ナルト/分身)

<バシィ>(カカシ)

<ズズズ>(ゼツ・白)

<ガッ>「ぐっ」(サスケ)

<ボヨン>「おっと!」(ゼツ・白)

ナルトとサスケには一瞬でも、僕らにとっては長い長い一週間でした(笑)。螺旋丸と千鳥の衝突で弾け飛ぶ二人。余りの衝撃に脳震盪でも起こしてるんでしょうか…ナルトはカカシに、サスケはゼツに、それぞれ助けられます。サスケの身体から出現したゼツは胞子の術の白でしょう。五影会談の陽動で大活躍し、チャクラ切れのサスケにチャクラを与えたり、補助系の能力を発揮してたアレです。非活動期にはチャクラを持たない胞子として何かに付着していて大人しくタイミングをうかがっていたのでしょう。チャクラは依憑(サスケ)から拝借する形式だから、サスケにベッタリ付いていた香燐ですらゼツの存在には気付けなかったのだと思います。一体一体は分身のようにかなり自立した存在なようです。


<バチャ>(ゼツ・白)

<ハァ><ハァ>「……お前は…
いつの間に…」
(サスケ)

「もう随分と前からお前についている
…ホントはお前に気付かれない様にって
トビに言われてたんだけどね」(ゼツ・白)

「どうみてもこれピンチだからさ…」(ゼツ・白)

<ゼェ><ハァ>(サスケ)


(そろそろ呼んだ方がいいかな…
素直には退きそうにないし…)
(ゼツ・白)

「ナルト…
お前は帰れって言ったでしょ!」(カカシ)

「これで…ハッキリした」(ナルト)

ゼツはトビをトビと呼ぶココ!!凄く好感が持てます(笑)。そして、一応、トビの指示でサスケに取り憑いていたようです。所謂、保険というヤツでしょうか。そして、今回みたいにサスケがヤバい時には救援する…つまり、トビはサスケが死ぬと困る訳です。サスケみたいな性格の子にはいくら口喧しく指導しても反発するだけなので、ゼツみたいな植物系のお守りって凄く適材適所だと思います。特にゼツ・白のサバサバしたキャラは神経質なサスケにドンピシャで、今までのサスケの相方の中では一番相性が良いのではないでしょうか。僕もゼツの白い方は黒と引っ付いてる頃から好きで、一時はイタチ親派で”暁”内の造反分子になってくれるかも知れない期待すら抱いてましたんで…(汗)。

それで、ナルトの一言…「これで…ハッキリした」がズドンと来ました。恐らく、これがナルトの「会えば答が分かる気がする…」(第484話/「それぞれの第七班!!」)の根拠でしょう。詳しくは後述がありますが、ナルトが落ち着いてると言うか、大人になったなぁ~と、何だか嬉しいです。きっと、親御さんはこんな風に自分の子供を見ているのかな…と思います。そう考えれば、そうだ!!これが「成長」というものなのか!!と気付きます。ナルトが雷影や我愛羅の圧迫で過呼吸(「ナルトは何故、過呼吸に陥ったのか?」参照)に陥った宿八から確実に立て直して来ました。ナル×ジャン的には「八卦の封印式」の組み替えでナルトの内助は期待できないです。その為の過呼吸でしたから。

…ということは…です。ナルトは独力で過呼吸に陥る様なストレスを撥ね除けた訳です。これまでは周囲の誰もが驚くくらいナルトは盤石に問題を受け止め解決してきました。しかし、それにはナルトの「チート設定」が深く関与していて、その主体を「八卦の封印式」であるとするのがナル×ジャンの分析でした。ナルトが独居の寒々しい食卓でジャンクフードのみで真っすぐに育ち、カカシでもフカサクでも切れず、ヒナタで六本目を覚醒した大外一気の九尾の解放(「ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?」参照)も、母親の独断と偏見に満ちた利己的な愛がナルトに纏わり付くようで…ま、そうじゃなきゃ説明できないでしょ…みたいなお話です(笑)。でも、今回は自分で乗り越えた!!ココ!!大事です。


「戦争前に輪廻眼の回収
さっさとやっておくか」<コキ…>(トビ)

「!」(トビ)

<ズズズズ…>「サスケ…
ピンチだよ…どうする?」(ゼツ・白)

一方、怪しい小部屋?で頸を<コキ…>っと鳴らすトビに移動。トビはお面を外しています。顔は確認できないけど若い…。それと腕。右腕がある(汗)。トルネの毒蟲に汚染されてパージした筈の右腕。<ゴキ>っと外して捨てて来たから、この腕は新規ということになりそうです。これまでもトビの正体に関しては諸説あって、ダンゾウの髪型と似てる事から「複数説」までありました。そういえば、サスケの転写封印・天照で燃やされたのも腕で、暗闇に紛れて復帰した時には「燃えてませんけど、何か?」みたいな態度でした。トビは写輪眼のコレクターだから、身体もコレクションがあって自由度が高いのかも知れませんね。そして、全てを知るであろうゼツがトビをトビと呼ぶ…少しずつ謎の範囲が絞られて来ました。

それと、輪廻眼。恐らく長門の身体を意味するんだと思います。外道・輪廻天生の術で燃え尽きた長門の骸と弥彦の骸は小南が大切に梱包して雨隠れに持ち帰ったから、それを回収するって事は今度は小南が危ないんじゃーないでしょうか。”暁”を抜けたら死んでもらうとトビはサスケにも言ってたから小南ヤバいです。今や雨隠れを守る 雨虎自在の術(天道の降らしていた雨)もありませんし、トビは神出鬼没…。しかし、小南だってただ”暁”に居た訳じゃないだろうし、そもそもが賢い女の子です。トビの秘密にも気付いてるかも知れません。何より腹括った女の子は怖いです。それが可愛い悪魔の小南ですから、トビだって迂闊にゃー手出しはできんのではないかと、僕は思うんですよ(どんだけ痛い目に遭ったんだよ…と)。


「……ハッキリした…?
一体何の事だ!?」(カカシ)

「……」(サクラ)

「………」(ナルト)

<ハァ><ハァ>(サスケ)

何だか僕はナルトの落ち着きが凄く嬉しいのよ…。凛としてる…ちゅーか、凄くシャンとしてる。それを一番強く意識してるのはサスケでしょう。本誌58頁のナルトとサスケの対峙が全てを物語っていると思います。確かにサスケは連戦でお疲れ気味だけど、サスケがここまで卑屈になる必要もないと思うんです。サスケにはサスケの考えがあってやってる訳で、ナルトはそれを理解すると言うんだから…。それでもサスケがナルトに圧されて見えるのは気持ちの加速度の違いなんじゃないかと思います。微分(今、どうなってるか?)…傾きの違い。第一部から第二部にかけて、特に天地橋任務の後、大蛇丸のアジトで久方ぶりの再会を遂げた辺りのナルサスは完全にサスケ優位だったと思うんですね。力量の点で。

ぶっちゃけ、終末の谷で殺り合った時も、サスケが九尾の衣の一本目に守られた状態のナルトに勝ってる訳で、その差は大蛇丸のサスケへの肩入れで大いに広がってました。結果、大蛇丸のアジトでは本気を出す前のヤマト諸共フルボッコにされて辛酸をなめたナルトでした(笑)。それが、これまでの激戦や封印崩壊の危機を乗り越えたナルトが猛追し、追い抜け追い越せまで持ち直している…今、ココ!!だと思うんです。それが、「八卦の封印式」の組み替えに端を発する過呼吸から復帰できた内助に頼らないナルト自身の力を示すナルトの急成長にありありと示されていると思うんです。ここに来てナルトが一気に伸びた…急成長した…つまり、グラフが立ってるのです。「成長」が急加速してるのだと、僕は思うんですよ。


<ズズズズズズ……>(トビ)

「!」(カカシ)

「帰って休めと言ったハズだが」(トビ)

(マダラ…)(カカシ)

「………
………九尾か…」(トビ)

「こいつらとは
ちゃんとした場をもうけてやる…
今は退くぞ」(トビ)

<ハァ><ハァ>「……」(サスケ)

凄く良い感じのナルトとサスケを邪魔するようにトビがいつものように現れます。どうせ…と思ってましたが、トビはサスケを大事なコマだと思ってる事だけは確かです。しかし、トビの「ちゃんとした場」って、やはり「終末の谷」なんでしょうか。ナル×ジャン的にはトビがどんな「ちゃんとした場」を用意するのかはとても興味深いです。「終末の谷の決闘」(第399話/「すべての始まり!!」)の提示は衝撃的でしたから、あの見開きに<ドキュン>と胸を射抜かれた男子は多いと思います。僕はトビはマダラご本人じゃーないと思ってるけど、私怨がなければこんな事してませんから、決して部外者でもないと思うんです。だから、ロケーションのセッティングには拘りがある筈…だから、どんな「ちゃんとした場」なんだろうと…wktk。


<ズズズ>「代わりにボクがやるよ
どうせ九尾の人柱力は狩らないと
いけないんだし…」<ズズズズ>(ゼツ・白)

「!」(サスケ)

(マダラにゼツ…
サスケにベッタリだな…
こうなってくると
オレ一人ではキツイか…
どうする?)(カカシ)

…と、ここでゼツがやる気満々モードに入ってるんですが、ゼツの術大系から考えると、この周辺のチャクラを奪ってる様でもないので、ゼツの地下茎ネットワークからのチャクラ供給があるのだと、僕は思います。ゼツが見るからに植物系の能力者なのは分かりますし、トビの時空間移動ほどではないにしろかなり広範囲に行動できる事を考えれば、相当広大なネットワークが存在するものと思います。また、トビの秘密部屋の描写で<コキ…>のトビの仕草の背景のアロエっぷりが捨て置けず、もしかしたら…というのもありますが(←ゴフォッ)、ゼツを殺るのも一筋縄じゃー行かなそうだと気が遠くなりそうです。しかし、トビとゼツさえ来なけりゃ、カカシはサスケを<キュッ>っと絞めちゃうつもりだった様なのが…ちょっと(汗)。

「ゼツ…お前じゃ
ナルトを捕まえるのは無理だ
戦闘タイプじゃないお前に
九尾はキツイ…」(トビ)

「九尾はサスケにやらせる…
オレの余興も兼ねてな…」(トビ)

確かにゼツは諜報活動とか監視要員だと思うんだけど、「戦闘タイプじゃない」ってゼツ・白の事なんでしょうか?ゼツには黒も居て、そう言えば五影会談で鉄の国の三狼から相当離れた位置からゼツ・白を操作してたような…あの時はトビの指令がゼツ・黒に下達され、その後、会談場にゼツ・白が出現しましたよね。その辺の描写から分析するなら、本体はゼツ・黒が本体でゼツ・白が黒の造り出す胞子の分身みたいな関係になるのかなー…とも思えます。しかし、ゼツ・白は白で独立した意識みたいなのもありそうだし、微妙。そうすれば、ゼツ・白は非戦闘タイプだけど、ゼツ・黒は違うという解釈もできるのね。つまり黒と白が全く別の個体ならば、ゼツ・黒が戦闘タイプと言う可能性も残す…ちゅー事です。

「それより鬼鮫が気になる…
そろそろそっちへ行け
黒と合流してな」(トビ)

「…ハイハイ分かったよ」(ゼツ・白)

僕は鬼鮫はホントに死んじゃったと思ってるんだけど、二人のやり取りを見てると復活しそうな気もして来ます。でも、一度死んだ人間が簡単に生き返る設定は命そのものを軽んじる事になるので困る(笑)。「死」こそが全ての生命に与えられた「平等」なんだし、『NARUTO -ナルト-』の神とも言える六道仙人だってそれには逆らえなかった(逆らわなかった?)…。だから、可哀想だけど鬼鮫ッチにはこのまま静かに眠って貰いたいなと思います。でないと皆、一生懸命に生きなくなっちゃうからね。少年少女も死んだら生き返れませんから、お間違えなく。命って大切なんです。人は死ぬまで生きるのです。その真面目さ「一生懸命」と言うのです。どうか、それだけは忘れないで欲しいと、僕は思っています。


<パシャ><パシャ>(ナルト)

「ナルト…!」(カカシ)

<パシャ>「うん……
ただサスケにちゃんと言葉で言っときてー
事があるんだ」(ナルト)

「行くぞサスケ…」(トビ)

「待て…」(サスケ)


「……?」(トビ)

「……」(ナルト)

<スッー…>(サスケ)

水面下でいろんな事考えてる…トビ、ゼツ・白、カカシってやっぱ汚れた大人なんだなー…と感じます(笑)。それは良い悪いじゃなくてそんな生き物だって認識でもあります。だから、ナルトがカカシに対して無頓着…ちゅーか鈍感に見えませんか?別の世界の生き物みたいな(笑)。そのくらいナルトは汚れを知らない。その神々しさにサスケは目を奪われるように吸い寄せられる…かのように、ナルトとサスケが二人だけの世界に浸っているように僕には感じられました。トビが嫌らしくサスケの背中に掌を添えるのが気持ち悪くもあり、静かに立ち上がりナルトをしっかりと見ようとするサスケには、未だに堕ち切ってはいない期待感が漂っているように思います。サスケのナルトに対する「聞く耳」は今回、異常です(笑)。


「サスケェ…覚えてっかよ…
昔 終末の谷でお前がオレに言った事をよ
一流の忍ならってやつだ…」(ナルト)

「………」(サスケ)

「一流の忍同士ならを一度交えただけで
互いの心の内が読めちまう」(サスケ)

「口には出さなくてもだ
お前は甘いなナルト
どうだ…?」(サスケ)

「お前には本当の心の内が読めたか?
このオレの!」(サスケ)


<パシャ><パシャ>「直接ぶつかって…
今は色々分かっちまう

オレ達や
一流の忍になれたって事だサスケ
お前もオレも…」<パシャ><パシャ>(ナルト)

「サスケェ…
お前もオレの本当の心の内が読めたかよ…
このオレのよ」<グイ>(ナルト)

「それに…見えただろう?
お前とオレが戦えば―…」(ナルト)

「………」(カカシ)

「……?」(サクラ)

「二人共死ぬ」(ナルト)

ココ!!ココです!!これが具体的なナルトの「成長」なのだと、僕は目を細めてた訳です。ナルトはサスケを手合わせをして感じたのだと思います。サスケの力量。サスケのチャクラ。ナルトはサスケに追いつけた事を実感したんだと思います。かつて終末の谷では明らかにサスケに対して劣勢でしたし、殺されるも止む無しの状況だったのは事実です。大蛇丸のアジトでは敗北感に打ちのめされるようだったじゃないですか。それが、今は堂々と向き合える。それにはナルトの力量がアップした事も関係してるけれど、もっと多きのは「八卦の封印式」からの解放だったんじゃーないかと、僕は思っています。ミナトが最後の力を振り絞るように組み替えたアレ…アレって究極の「母子分離」だったと、僕は思うんですよ。

「!?」(サクラ)

「……!」(カカシ)

「……?」(ゼツ・白)

「………」(トビ)

ナルトの見立てに驚く下々(笑)。サスケがナルトに棘を立てなかったという事は充分に納得できるからで、二人は螺旋丸と千鳥の衝突で本当に繋がれたんだと思います。繋がったからこそ、ナルトはサスケの拒絶が理解できる訳で、それが「これで…ハッキリした」と憂いを隠せないナルトの納得の正体なのだと思います。しかし、「二人共死ぬ」と言うのはカカシの想定とは違う訳で、それにカカシが「……!」と驚いているのだと思います。ここにはサスケの気持ちをどう受け止めるか?を考えるナルトと、一切をシャットダウンして殺めるかを考えるカカシの果てしない温度差があるのだと思います。これはカカシの男性的な機微なんだけど、やや気ムラがある。それが要所要所で悪さをしております(続く…笑)。


「お前が木ノ葉に攻めてくりゃ…
オレはお前と戦わなきゃならねェ…

憎しみはそれまでとっとけ…
そりゃあ全部オレにぶつけろ」(ナルト)

「…お前の憎しみを
受けてやれんのはオレしかいねェ!
その役目はオレにしかできねェ!」
(ナルト)

「オレもお前の憎しみを背負って
一緒に死んでやる!」(ナルト)

<ギリ…>「………」(サスケ)

詳しくはココでは書けないんだけど、サスケが<ギリ…>っとなるものをナルトは出しています。「一緒に死んでやる!」と言うのはカカシが「やる」(殺る)の真逆だと考えて良いと思います。ああ…ココ、実は例の「書くに書けない領域」なんですが…どうしましょう(汗)。ココ、ナルトを描いてるように見えますが、実はカカシをクローズアップする内容だと、僕は思うんですね。何でカカシはサスケを止められなかったのか?そんな考察(「カカシは何故、サスケを止められなかったのか?」参照)を過去に書いたけど、この時、未消化だった想いが今ならば書ける!!と思います。実はこれって「まっカカ」で書けなかった例のお話で随分とお待たせしてしまった…。やっぱ、今…書くべきなのかなー…(続く…汗)。


「……何なんだ…?
てめーは一体何がしてーんだ!?
何でオレにそこまでこだわる!?」(サスケ)

「……」(ナルト)

「友達だからだ!!」(ナルト)

この清生としたナルトの「告白」にサスケは驚いています。<キュン>としちゃったかも知れない。神・キッシーの画力に僕は震えちゃったんだけど、サスケが鼻から息を吸ってるように、僕には見えちゃう。これは一瞬、<ハッ>っと、サスケは圧されたんです。ナルトの言葉はサスケにちゃんと届いたのだと思います。迷いないナルト。揺れるサスケ。このコントラストにサスケの希望はあるのだと、僕は感じました。そして、ここまで頑なサスケに届く言葉をナルトが持ち得た事は、偏にナルトが為した急激な「成長」を物語っているのだと、僕は迷わず考えるのです。ナルトの動向に不安を抱くカカシに「言葉で言っときてー」なんて、随分とカカシには痛痒かったろうな…と、カカシの置いて行かれた感がマシマシ(笑)。


「サスケェ…お前と分かり合うにゃ
一筋縄じゃいかねーって
初めて会った時から分かってた…
そういやよ!」(ナルト)

「拳で分かり合うのが
お前とのやり方なのは間違いねーよな!

さっきも言ったけどよ…
もうお互い一流の忍になれた事だしな!」<スッ>(ナルト)

(分かり合えばお前の憎しみも…
オレがイルカ先生に会って変われたみてーに…)(ナルト)

「オレはまだ諦めてねェ!」(ナルト)

ナルトの罪って物凄く大変な事を事も無げにやっちゃうところで、結局それがサスケに劣等感を植え付ける悪循環が続いてたと…僕は考える人なんだけど、同じような問題がカカシやサクラにも発生してるように感じます。それがカカシの置いて行かれた感だったり、サクラの示す気付きなのかな…と思うんですよ。もう、この辺になると「書くに書けない領域」だらけで、こうして読んでても「何のこっちゃ!?」と思う人もいるだろうけど、これってナルトの特殊性であって、でも常々ナル×ジャンで騒いでる「チート設定」とも違う…ややこしいけど、それがこれまで「書く!!書く!!」と言って書かなかったお話な訳で…(滝汗)。ナルトの「諦めてねェ!」に我が身につまされるサクラの表情を…よく描けたもんだよ…キッ神よ…。


「けど…
ぐちゃぐちゃお前に言うのは
やめだってばよ!
……ったくよ
…口べたなオレが説教なんて
ガラじゃなかったぜ!」(ナルト)

「へへへ……
もし行き着くとこまで行って
お互い死んだとしても…
うちはでもなく
九尾の人柱力でもなくなってよ」
(ナルト)

「何も背負わなくなりゃ
あの世で本当に分かり合えら」(ナルト)

(ナルト…アンタ…)(サクラ)

シズネ直伝の毒付きクナイにサクラの覚悟を感じたカカシは、ある種サクラにシンクロしてたように思います。その上で、サスケを刺せなかったサクラの限界も指摘しています。カカシとしては既にいつでもバッチ来いの「殺る気スイッチ」が入ってて、サクラを納得させるに足る雰囲気がありました。しかし、それではナルトは納得させられない。それが、サクラの(ナルト…アンタ…)に滲んでいます。サクラはサスケを「殺すしかない」と覚悟したものの本心では「一緒に生きたい」と願っていたのです。その不整合がクナイをサスケに突き立てる事を拒ませた…。しかし、ナルトはサスケに「一緒に死んでやる!」と言い切れた…。この差分がサクラに欠乏していた「情」(=魂の性格)なのだと、僕は考えています。


「オレは…変わりはしねェ!
お前と分かり合う気もねェ…!

死ぬ気もねェ…死ぬのはお前だ」(サスケ)

「もういい…ナルト
サスケはオレがやる
お前には火影になるって大切な夢がある…
サスケの道連れでお前が潰れる事は―」(カカシ)

「仲間一人救えねェ奴が
火影になんてなれるかよ」
(ナルト)

「サスケとは―オレが闘る!!」(ナルト)

カカシは木ノ葉の上忍だし、しっかりとした規範を意識せざるを得ない大人だから、未だに下忍で立場役割のないナルトとは比べようもありません。思えば、第一部の樹上でサスケの慰留に失敗したカカシはあの頃から不自由な存在だったのかも知れません。それに、カカシがあそこで「もう…みんな殺されてる」(20巻/112頁)なんて言うしかない重苦しい人生(「焚き火・まっカカ…其の伍」参照)を歩んでたんだから、これ以上、サスケをカカシに任せるのは可哀想です。ナルトがカカシの言葉を「仲間一人救えねェ奴が…」と制したのは、ある意味、惨い事なんですが、それを頓着しない自由さがナルトにはあるのです。サスケだけを見てられないカカシと、サスケだけを見つめていられるナルトのコントラストが極めて鮮明…。

ナルトとサスケ「終末の谷」必ず(や)る!!


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「家族」(愛について…)


「サスケ……」(ナルト)

「……何だ!?」(サスケ)

イタチの真実ってのを
トビって奴から聞いた!
ウソか本当かはよく分からねェ…
けどどっちにしても
お前のやってる事は…」(ナルト)

「!」(イタチの真実…!?)(サクラ)

「分かるってばよ」(ナルト)

「!」(カカシ)

「!?」(サクラ)


「……!」<ピクッ>(サスケ)

「ナルト…前に言ったハズだ…
親や兄弟もいねぇてめーに
オレの何が分かるってな…」
(サスケ)

<キッ>「………」(サスケ)

「他人は黙ってろ!!!」(サスケ)

第485話「近く…遠く…」で、とうとう出ちゃった…なと思いました。やけに落ち着いてて妙に堂々としてるナルトと、必要以上に粗野に、汚れきった下品さの漂うサスケのコントラストが、お金持ちと貧乏な家に取り違えられた子供の末路みたいに見えて可笑しかった(笑)。「第七班」のメンバー=仲間であるサクラを迷いなく殺めようとするサスケを、ナルトは咎めました。しかし、それは今もサスケが「第七班」のメンバーであることが前提にあり、ナルトの大らかさというか寛大さが、如何にもゼロの状態から「足し算」の人生を歩んできた生い立ちに起因していて、何不自由ない幸福な状態から身ぐるみ剥がれるように転げ落ちた「引き算」のサスケとは根本的に違うのです(「サスケは何故、甘ったれなのか?!」参照)。

サスケのナルトに対する態度は、カカシやサクラとは明らかに違っていて、予想だにしないくらいサスケはナルトの話に聞く耳を持っています。カカシなどは額当てを上げて戦闘モードに入って写輪眼を出しただけで噛み付かれ、目上の人にそこまで言うかよ!!というくらいサスケは無礼な口調でカカシを口撃してました。サクラなんかは可哀想なもんで、会話すらも成立しないレベルで、実際に二度ほどサスケに殺されかけています(笑)。二度目の危機はナルトがグッタイミングに救援に入ったんんですが、アレがなけりゃサクラは完璧死んでましたから…香燐といい、サクラといい、サスケを好きになった女子は不憫です。それでもサスケに気があるようなので、これは最早、「※」としか説明のしようが(ry

そんな一途な女心なんかに頓着しないところにサスケのクールさはあって、またそのサディスティックな振る舞いが逆に女心に栄養補給しちゃって、女心が鎮火しちゃうどころか激しく燃え盛り、「非※」には想像すら及ばない不条理極まりない恋愛スパイラルが勝手に巻き起こってしまう。それがナル×ジャンが提唱する「ただしイケメンに限るの法則」(※)でありますが、それを知ってか知らいでか、サスケはもう好き放題に毒づくんですが、その姿が余りにも卑しく歪んでいて下品なんですよ。正直、小汚く見える(笑)。それをして、それでも女子は嫌いにならないと「非※」としては騒ぎたくなるんですが、それだけじゃなくてサスケの小汚さには理由があると思うんです。ココ…ポイントだと思います。


「今までにない感覚
汚されたうちはが浄化されていく感覚
腐れきった忍世界から
うちはを決別させる感覚」(サスケ)

「ある意味
お前たち木ノ葉がずっと望んできた事だ
昔からうちはを否定し続けたお前たちの望み通り
お前たちの記憶からうちはを消してやる」(サスケ)

「お前達を木ノ葉の全てを殺す事でな!

つながりを全て断ち切る事こそが浄化!
それこそが本当のうちは再興だ!」(サスケ)

第485話「近く…遠く…」のサスケの小汚さは哀れにも思えるほどで、あくまでも自分の非道は…うちはを蔑んだ天罰である…みたいな被害者意識が支えていて、そのえも言われぬ自信満々さが、ホントは何処かの大金持ちのお坊ちゃまと言って憚らない乞食に見えてしまいました(差別表現は平にご容赦を…)。忍の世界の理論でうちは一族が滅んだのだから、同じことをサスケがして何が悪い!!として、サスケの非道も容認されて然るベキでしょうが、であるにしても、こんな風にサスケが卑屈に歪む必要なんかなくて、もっと堂々としていれば良いと思うんですよ。それが何でこんな汚れた品のない表情で、言動で自分の正当性を誇示するのか?

何でこんなに必死なのか?

僕にはサスケの狂気とも言える饒舌さが、微かに残したサスケの良心に思えました。「第七班」…懐かしい仲間や先生を前にサスケが揺れている。ホントは悪い事とも解ってる…そんな罪悪感がサスケの中にあるんじゃないのか…それはサスケがこっち側に戻れる期待にも等しく、僕にはサスケの小汚さが逆に嬉しく映りました。同じようにナルトがサスケを前に堂々としているのはサスケの卑屈な態度の不自然さを静かに批判してるように思えます。しかし、ナルトはサスケを認めてる訳で、ナルトとサクラをオミットし、サスケとサシで殺り合おうとしたカカシの「諦め」とは真逆の「抱擁」のようです。だからこそ、どう見てもナルトには不純さはないのに、それを否定するしかないところにサスケの悲しさが滲んでいるのです。

(もしかしたらサスケ…
お前とオレが…
逆だったかもしれねェ…)(
ナルト)

ナルトがサスケとの衝突の直前にサスケを思い遣るんですが、これはサスケに対する多大なる「共感」です。それを「同感」とする不遜さもナルトにはなく、「同情」とする弱さも持ち得ない…ナルトの揺るがないアイデンティティが地に足を着いた安定感を齎しているのだと思います。感想にも書いたけど、サスケはナルトに絶えず劣等感を感じてきた子だから、ぶっちゃけナルトがサスケに相対するのは好ましいとは思えないんだけど、カカシですらサスケを殺すしかないと諦めちゃうくらいだから…もうナルトじゃなけりゃ受け止められない!!…と、僕は思います。そして、その可能性をサスケも充分に感じています。何よりサスケは焦り狼狽(うろた)えています。そして、尚もサスケはナルトにこう毒づいた……(汗)。

「他人は黙ってろ!!!」

第485話「近く…遠く…」で、この言葉がサスケから飛び出した時、僕は嬉しくて飛び上がりました。所謂、これがナル×ジャン的な「そしてとうとう出てしまった…」であり、「これは書かねばなるまい!!」の腹括りであります。サスケの隠し持つ善良さは自らの邪悪さを苛んでいて、その無意識の葛藤が他者を否定する事で辛うじてバランスしていると、僕は考えています。サスケが”鷹”の香燐を切り捨てたのは自分以外を決して認めないサスケルールであり、同じく”鷹”の水月や重吾を鉄の国で放置したのもそれと似たロジックです。サスケが他者を尊重するという事は、自らが抑圧する善良さを認めるに等しく、復讐の鬼として邪悪さのみに傾倒しなければならない現状に極めてミスマッチなのです。

だからこそ、サスケはこんなにも小汚く下品にならざるをえないのです。それは、それと真逆の抑圧であり、サスケが大好きな子には心苦しいけど、サスケが小汚ければ小汚いほど救いがあるという事だと思って下さい。サスケが小汚いというのも傍目を気にしたものであるというのは、螺旋丸と千鳥の衝突が生んだナルトとサスケの差し向かいの精神世界では、サスケは凛とした静かで品格の高い…キレーな青年だったので解って貰えると思います。サスケの自意識は極めて過敏に「外界」を警戒しています。勿論、「外界」にカカシやサクラは含まれようと、ナルトは含まれない点に注目して欲しいです。二人きりの世界が確かにある…それが刹那の精神世界での交わりで示されたのではないでしょうか。

サスケにとって……ナルトは「他人」
近くて…遠い…遠くて…近い「他人」


親族が集まったとき、「ある人」がいないことに欠落感を覚える人と、その人がいないことを特に気にとめない人がいる。
「その人がいない」ことを「欠落」として感じる人間、それがその人の「家族」である。
その欠落感の存否は法律上の親等や血縁の有無とは関係がない。(……)

家族とは誰かの不在を悲しみのうちに
回想する人々を結びつける制度である。


<空虚>を中心にして人間の運命は形成される。
邪悪さ善良さも不幸も幸福も、その起源は<空虚>のうちにある。
<空虚>は因習的な意味では「存在しない」ものであるから、あらゆる人間的事象に起源は存在しない、というより、「起源の不在」を起源とすることが可能だということを知った霊長類の一部が人類になったという言い方の方がより厳密であろう。

内田樹著「こんな日本でよかったね」~構造主義的日本論(文春文庫・66-67頁)にちょっと難解でアレですが…タレコミで教えて頂いて、この本を読んでみて、ナルトがサスケを追いかけてしまう訳が何となく解った気がしました。ナルトはサスケを「家族」だと思っているのです。それは…法律上の親等や血縁の有無とは関係がない…と、これを読んだ時、ナルトはサスケを「家族」だと認識している事が、僕には理解できました。ナルトはサスケの「不在」「欠落感」を覚えたのです。ナルトはサスケの「不在」を悲しみのうちに回想する…ナルトにとってサスケは大切な大切な「家族」なのです。これはサクラの恋愛感情とは異質であり、その違いはナルトとサクラのサスケに対する機微で読み取れるでしょう。

サスケはサスケで、父母の「不在」をイタチの「死」で埋め、イタチの「死=不在」を自らの善良さの放棄=邪悪さへの傾倒…人の根源への回帰…<空虚>で埋めようとしているのだと思います。<空虚>の認識とは人類の唯一無二の特権であり、人が人たる根拠と言っても良いでしょう。サスケの本能は自らの「非道」で自らの善良さを鈍麻させなければ生きれないと悟っているのです。そして、同じ事がナルトに対するサスケの態度にも適用できる事に気付きます。サスケがナルトを認めるのは自らの善良さを認めるに等しいのです。それがサスケの頑な小汚さの正体でありましょう。ナルトがサスケにとって特別なのはカカシやサクラをしても「他人」と言わしめない……サスケにとってナルトはかくも特別なのです。


家族というのは、起源的には「礼」を学ぶための集団であると私は考えている。
「そこにいない人」「不在」を痛切に感知する訓練が「礼」の基礎となるからである。それは死者の弔いというかたちをとることもあるし、やがて家族のうちの誰かから生まれてくる子供への期待というかたちをとることもある。
「もういない人」の不在と「まだいない人」の不在をともに欠如として感知する人々が「家族」を構成する。

それが解体しつつある。

そういえば、上野千鶴子の『おひとりさまの老後』という本には、「家族の不在(悼むべき祖先の不在、来るべき子孫の不在)を少しも痛みとして感知しない人間」になるための方法がことこまかに書かれていた。
だが、「もう存在しない他者」「まだ存在しない他者」の現時的な不在を「欠如」として感じることは人間が種として生き延びるために不可欠の能力である。
この能力の重要性を過小評価すべきではないと私は思う。

この難解な考察の結びの部分で内田先生はこんな風に示されています(「こんな日本でよかったね」~構造主義的日本論/70-71頁)。人の運命の根源たる<空虚>とは、ナル×ジャン的に表現するならば「想像力」であります。だって、「そこにいない人」の「不在」を痛切に感知する…のですから。ちなみに「礼」とは孔子の説いた「六芸」の一つで、最も重要な人間的教養であるにも拘らず、最早、一部葬礼にのみ名残りをとどめるばかりに、その命は旦夕(たんせき)に迫っていると、内田先生は嘆いておられる。その嘆かわしさをもって警鐘を鳴らしているのだと、僕は感じました。理論展開に拠る数学的な認識は手品に化かされたようで好きではないけれど、この気付きは、僕にとってもの凄く尊いものです。


「この木ノ葉の里には
毎年多くの忍が
生まれ育ち…
生き…戦い……

里を守るため…そして
大切なものを守るため
死んでいく…」(ヒルゼン)

「そんな里の者達は
たとえ
血の繋がりがなくとも…
ワシにとって
大切な…大切な…」(ヒルゼン)

「家族じゃ!」(ヒルゼン)

『NARUTO -ナルト-』ではいろんな「家族論」が展開されています(第14巻/93-95頁)。ヒルゼンが示した全人間的な「家族論」はナル×ジャン的には「おくるみ」(アイデンティティ)に示してありますので、お時間のある時に是非とも読んでみて下さい。思えば、『NARUTO -ナルト-』では奈良家(シカマル)くらいしか「家庭」が描かれてないんじゃないでしょうか。秋道家(チョウジ)もコンプリートでなかったし、『NARUTO -ナルト-』の描く「家族論」どちらかと言うと、少なくとも一般的な「家庭」じゃーない(笑)。ナルトに至っては完璧に「ボッチ」ですから、それでも真っすぐに育ってしまったナルトって狡かァ~(笑)。でも、そこにはいろんなチート設定もあったりしましたけど…(笑)。

イルカが許し

「白」が導き

カカシが護り

ヤマトが叱り

自来也が託した

ナルトにとってそれら全てが「親」であり、彼を育んだ木ノ葉隠れの里こそ彼の「家庭」と言えるでしょう。それはヒルゼンの言う「家族」そのものでありましょう。言わば、これは「子育ての社会化」です。リアルの世界に目を向ければ「子供手当」とか「高校の授業料無償化」とかに当たるものでしょう。それは同時に「家族」というものの無力化を意味し、人間の本能の減衰にも似た響きがあるのですが、それもかつ消えかつ結ぶウタカタの理であり、全ては無常、全ては流転の中にあると思えば致し方ない事なのかも知れません。『NARUTO -ナルト-』が凄い漫画だと思えるのはリアルの社会に通じるリアリティがあるからです。これから大人になろとする少年少女へのメッセージがてんこ盛りに盛りに盛られているのです!!


「…今なら
アンタの言ってた事も
少し分かる気がするよ」(アスマ)

「木ノ葉を離れたり…
好き勝手な事ばっかりして悪かったな…
後悔はしてねーけどな
…今は猿飛一族に生まれたのも
悪くねーと思えるぜ
アンタはちゃんと
里長としての役割を果たした」
(アスマ)

「かっこいい父親だったよ…」(アスマ)

ちなみにアスマはヒルゼンの親心の深層が理解できない部分があった訳です(第35巻/95-97頁)。若かりし日のアスマの紆余曲折(ヤサグレ)は有り余るヒルゼンへの期待や情に起因したのでしょう。アスマがヒルゼンにどれだけ期待したか?しかし、ヒルゼンには「木ノ葉隠れの里」という大きな責任が厳然とあった…。その乖離たるや「グレてまうやろーッ!!」のレベルで、アスマが煙草に走ったのも何だか解ります(笑)。でも、アスマが自分の「玉」(←シカマル)に気付き、折しも紅のお腹に自分の子が宿っている事を知った上で、その一命に代えて「玉」を守り抜こうと覚悟した時に、初めてヒルゼンの想いに辿り着けたのは凄く皮肉だけど、凄く素敵な事だと、僕は思います。そして、その深さが今にして心に刺さります…。

「オレはお前に会えて
ホントによかった」
(ナルト)

第485話「近く…遠く…」で、ナルトはサスケに笑顔でそう言いました。勿論、サスケはそれを即座に否定したけれど、ナルトは揺るぎませんでした。この場合、サスケの浅はかな冷たさを見切ったと言う方が適当でしょうか。そして、ナルトはある種、確信をもってサスケに向かいます。ナルトはサスケがいない事に「欠落感」を覚える人だからです。サスケはナルトにとって「家族」だからです。サスケの堕天を悲しみのうちに回想する…ナルトにとってサスケは大切な大切な「家族」なのです。ヒルゼンはそれを自分の命と引き換えに伝えました。木ノ葉隠れにたくさんの「種」をバラ撒いたのです。いつの日かその「種」が芽を吹き、生い茂り、花を咲かせ…

「愛」という実がなる事を願って…。

『NARUTO -ナルト-』には「愛」が満ち満ちています。そして、そこには条件評価もない。ただ、そこに居ていいのだと…。アナタが何者でも構わない。唯唯、生まれてきてくれて嬉しいよと、その両腕を大きく広げ微笑んでくれている。誰もがその人のいない事を悲しむ…人々が喧噪に見失いそうになっている「愛」が溢れているのです。ナルトの自信は「愛」に支えられています。それはナルトがたくさん愛されたからに他なりません。木ノ葉隠れという「家族」にナルトは多くの「愛」を貰っているのです。「愛」を与えられた事がない人は、決して他に与える事はできません。だから、僕ら大人がまず子供達を思い切り愛するべきなのです。

彼ら(・・・)が「愛」に迷わない為に。

彼ら(・・・)が「家族」を見失わないように……。

「家族」(愛について)
ナル×ジャン ケルベロス




 
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第485話「近く…遠く…」


うずまきナルト。
うちはサスケ。
落ちこぼれとエリート。
ド根性と憎しみ。
0距離の闘争。


「!」(サスケ)

<ドッ>(カカシ)

<ザッ>(サスケ)

<バシャ><ザッ>(サスケ)

「オレ以上にいいタイミングだよ…ナルト
お前まで来ちゃうとは思わなかったけど…
助かったよ」
(カカシ)

「あ…ありがと
……ナルト…」
(サクラ)

<スッ>(ナルト)


「サスケェ…
サクラちゃんは同じ第七班のメンバーだぞ」(ナルト)

…第七班だ
………オレはな」(サスケ)

ので分かっただろう…ナルト
サスケはもう昔のサスケじゃなくなってる」(カカシ)

サスケからサクラを奪い離脱したナルト。サスケがちょっと驚いた雰囲気なのはナルトの接敵に気付けずにいたからでしょう。また、著しく成長したナルトのスピードとパワーに素直に驚いているのかも知れません。そして、そんなサスケのスキをカカシは見逃さず攻撃しています。サスケはそれに咄嗟に反応し十字受けをとり、自ら後方に弾け飛びカカシ渾身の突きを受け流しています。カカシの突きが雷切でなかったのは、サスケへの迷いもあったでしょうし、取り敢えずサスケを退かせ仕切り直しする意味があった筈です。それと、サスケがサクラから奪ったクナイを封じておくべきだと考えた可能性もあると思います。後述されますが、サクラがサスケにどうしても突き立てられなかった理由が示されています。

ナルトがサクラを「第七班」と言ってサスケに詰め寄るのは、ナルトがサスケも未だに「第七班」だと考えてるからで、それが解るサスケは自分を「元…第七班」と言う。もう仲間じゃないとサスケはナルトに告げているのです。それをカカシは「昔のサスケじゃなくなってる」と完全に諦めたセリフ回しになってしまっています。カカシは小隊長(先生)だし、大人だからいろんな責任を帯びていて、サクラやナルトのようでは居られません。立場役割があるという事です。それでもカカシに全く迷いがない訳でもなく、サスケを問答無用で葬る冷徹さはありません。カカシも揺れているのです。しかし、大蛇丸のアジトでヤマトが見せた「悪いがもう本気でやるよ…」(第34巻/182頁)の「上忍スイッチ」が入りましたーッ!!


<スッ…>「……」(ナルト)

「サスケ……」(ナルト)

「……何だ!?」(サスケ)


イタチの真実ってのを
トビって奴から聞いた!
ウソか本当かはよく分からねェ…
けどどっちにしても
お前のやってる事は…」(ナルト)

「!」(イタチの真実…!?)(サクラ)

「分かるってばよ」(ナルト)

ナルトはカカシとかなり違ってサスケを諦めていないんです。この期に及んでもサスケを受容しようとしています。ナルトが言う「イタチの真実」とはサスケが「万華鏡の儀式」でトビに告げられた内容と同じでしょう。サクラはトビの話を聞いていないのでこんな反応になるのはしっくり来ます。しかし、ある程度割り切った大人の反応を醸すカカシと比べても、サスケの現状を受容し切れないサクラと比較してみても、ナルトの好青年さは異常(笑)。よくもここまでしっかり育ったもんだと、このケルベロス…目頭が熱く(ry。しかし、それってサスケにとってはどうなんだろうと考えると、ちょっと不安になってしまいます。これまでもそうだったけど、劣等感を強く感じてるのはナルトじゃなくてサスケの方だからね。

「!」(カカシ)

「!?」(サクラ)

「……!」<ピクッ>(サスケ)

ナルトの言葉に反応するカカシとサクラ。それとサスケ。三者三様に意外だったのだと思います。恐らくナルト以外の第七班、サスケも含めた三人がサスケのやってる事を受け容れるなんてのは毛頭なかったのでしょう。それはサスケ自身も期待してなかった答えだった筈で、その意味においてサスケは正気を保っていると言えそうです。ある種、確信犯的に人を殺し、傍若無人の行いをあちこちでやっちまっている(笑)。だから、こんな真顔で真っすぐにサスケを理解していると言えるナルトがサスケには信じられないのでしょう。これは先にも書いたけど危険です。かつて大蛇丸が堕ちた経緯に自来也が関係しているであろう状況に極めて酷似してしまうからです。サスケの顔が卑屈に歪むのが、僕は怖いです(汗)。


「ナルト…前に言ったハズだ
親や兄弟もいねぇてめーに
オレの何が分かるってな…」
(サスケ)

<キッ>「………」(サスケ)

「他人は黙ってろ!!!」(サスケ)

…エーッと、そしてとうとう出てしまった…と、僕は感じました。サスケが堂々と宣言する言葉の前に余りにも卑屈で、下品で…。そのくらい気持ち悪い理解不能さをナルトにサスケは感じているのです。ここは読者諸兄、少年少女には非常に解り難いと思いますが、実は『NARUTO -ナルト-』神・キッシーが描かんとするテーマが潜んでいます。とうとう出てしまった…と言うのは、それを説明するための描写であります。何でナルトがサスケを追い求めるのか?カカシですら諦めてしまったサスケを、ナルトは何で見放さないで、しかもこんなに堂々と胸を張って、こんなに無垢な目でサスケを見つめられるのか?それを僕は書きたかったの。それで…これは書かねばなるまい!!…と腹を括ってるしかなさそうです。

「!」<ギッ>(サクラ)

「ナルトはどんな想いでサスケくんを…!
どんな悪い事を耳にしても
ずっと仲間だと思ってた!

それに今だって……」(サクラ)

ここでサクラが<ギッ>っとなるのは、サスケのナルトに対する拒絶に自分まで否定された様で悔しかったのだと思います。だから、罵声にも似た反論をサスケに浴びせられた筈のナルトが微動だにしないのに、その傍らに居るサクラが吠えちゃっている…。サクラは女としてサスケに焦がれてて、ナルトの示すある種「全人間的」な気持ちとは全く違った利己的な欲求に突き動かされてる…ぶっちゃけ恋愛感情がエンジンになってるから激しい(笑)。ここでもナルトを気遣う様な素振りだけれど、実はサスケに傷付けられたコンプレイン(苦情)に過ぎないのだと、僕は考えています。けれど、サスケはサクラの想いに気付いているから、何事もなかったかのようにスルーしちゃう。サクラだけ表情が険しい。サスケが好きという気持ち…。


さっきだ…
さっきやっと一人だけイタチの仇を討てた
木ノ葉の上役をこの場で殺した
ダンゾウって奴だ」(サスケ)

「!!」(…何…あのダンゾウを…!?)(サスケ)

「!!」(サクラ)


「今までにない感覚
汚されたうちはが浄化されていく感覚

腐れきった忍世界から
うちはを決別させる感覚

ある意味
お前たち木ノ葉がずっと望んできた事だ
昔からうちはを否定し続けたお前たちの望み通り
お前たちの記憶からうちはを消してやる」(サスケ)

「お前達を木ノ葉の全てを殺す事でな!
つながりを全て断ち切る事こそが浄化!
それこそが本当のうちは再興だ!」
(サスケ)

「サスケくん…」(サクラ)

サスケの中の「うちは虐殺」の理解がサスケを大きく歪めている。しかし、「うちは虐殺」の真実をサスケはホントに知ってるんだろうか?トビが膨大な数の写輪眼をストックしてて、背後で暗躍してる姿をサスケは感じてるんだろうか?ううん…サスケが長門とダブります。「輪廻眼」という才能を長門は持ち得たのだけれど、人生はそれが全てではない。「痛み」という暗闇を彷徨う長門を巧妙に操ったトビが付け込んだのは「才能」というものが狭めた結果でしょう。それはそのままサスケにも適用できるでしょう。サスケも「写輪眼」という才能の迷宮を彷徨っているのです。トビに付け入られている。「才能」がサスケの視野を狭めている。それが何でもお見通しの「瞳力」というのが皮肉過ぎます(笑)。

サスケの「浄化」とか「決別」には極めて歪んだ自尊心が絡み付いているように感じます。他者を否定する生き方は悲しい。それは自分を認めないというのと同じだから。どんな凄い事ができるとか、たくさんお金を稼ぐとか、人生を成果主義で図るのは酷く滑稽な事だと、僕は思います。厄介なのは忍の世界に「チャクラ」という価値観がある事で、その力量をもって人を評価するところに、人々が悩む不条理の根源があるように思います。サスケがハマる「写輪眼」も一緒で、才能だけが人を評価するスベなのだと思ってしまうから物事がややこしくなる(汗)。ナルトとサスケはその問題に肉迫しているんです。サスケの転びっぷりがパネーけど、ここが正念場だと思います。だから、ナルトには期待しちゃいます。


(…憎しみ
その積み重ねの歴史
今のサスケを作ってしまった…

…サスケもその時代の被害者なのだと
ナルトもサクラもハッキリとではないが肌で感じている
だからこそ………)(カカシ)

<スッ>(ナルト)

<ボン><ボン>(ナルト)


<すっ…>「これはオレの役目だ」(カカシ)

「!!」(ナルト/サクラ)

「ナルト…サクラ…
お前達はここから消えろ」
(カカシ)

カカシは既に大人で立場役割がある…だからこそコンサバティブ(保守的)に傾いてしまっています。これは「忍」の倫理観が多分に影響していて、恐らく、カカシはサスケを殺す決断をこの段階で初めて固めたのだと思います。これまで何度もサスケを殺すチャンスがあったにも関わらず手を下さなかった甘さ…それはカカシの人としての「揺れ」だったように思います。しかし、カカシは「忍」に徹しようとしている。だから、ナルトやサクラの目が邪魔なのです。まだまだアマちゃんのサスケにはカカシの極悪非道な暗殺術でイチコロなのかも知れません。もし、カカシが「羊」を口寄せできるなら、大量に呼び寄せてナルトとサクラの目の目隠ししたいのかも。カカシの「殺る気スイッチ」(ウォー!!)


「カカシ先生………でも!」(サクラ)

「ここに居れば
見たくないものを見る事になる…
今のうちに行け!」(カカシ)

「私は…!」(サクラ)

シズネに教わった
毒付きクナイじゃサスケは死なない…
大蛇丸に耐性を埋め込まれてる…」(カカシ)

「それに……もう自分の気持ち
分かっただろ」<パシャ><パシャ>(カカシ)

何よりカカシはサクラを気遣っているようです。サクラが持っていたクナイは毒付きで、シズネがソースだった…それをして「覚悟の重さ」(第483話/「再びの師弟!!」)と言っていたのでしょう。しかし、サクラ救出のやり取りでナルトのホッペも傷付いてまして、ナルトも耐性なり解毒する体質、或いはチャクラみたいなものがあるんでしょうか。そもそも八卦の封印式とは「愛のフィルター」として九尾のチャクラ毒を解毒していますから、サクラの毒なんかじゃービビらないのかも知れません。ま…それでもサクラはこのクナイで本気でサスケを殺そうと思ってたんだから可愛いじゃない。カカシはサクラの「覚悟」と同時に「女心」までも理解したんだろうと思います。草葉の陰できっとリンちゃんも喜んでると(NASA)


<バチチチチチチチチ><パチャ>(サスケ)

(サスケ…ウチが回復させたとはいえ
これ以上は……)(香燐)

(イヤ…もういいんだ…
サスケの事は…)
(香燐)

一方、香燐も未だにサスケの心配をしています。つい今しがたサスケの千鳥鋭槍で瀕死の状態に追い込まれ、生死の境を彷徨っていたのに(汗)。サスケはダンゾウと刺し合い、かなりの深手を負ったけど、香燐に噛み付いて回復しました。ダンゾウを追い込む為に香燐を利用した作戦だった訳で、そんな香燐を足手まといと切り捨てるサスケにはまだ堕ちきってない可能性を極々微細には感じるんだけど…。そして余りにも冷たいサスケの仕打ちに絶望しつつも、この場から立ち去らず、サスケのチャクラ残量を心配する辺り、香燐がサスケにもう一度噛ませちゃう展開も残してそうです。僕も騙されても騙されても似た様な悪魔ちゃんに飛び込んで行く質なので、香燐の「女心」が痛いくらい理解できるの!!


「カカシ先生
それってば……」(ナルト)

「サスケを殺すって事か…?」(ナルト)

「…行け!」(カカシ)

サクラに対してナルトが冷静なのは、カカシみたく諦めてないからだと思います。確かにナルトにもサスケを殺す選択肢はない訳じゃないけど、それはイタチの分身との密会でナルトは退けています。ナルトはあくまでもサスケを殺さずにサスケを止めようとしています。だから、ナルトとサクラに見せるに忍びない激烈な「攻め」をイメージしているカカシは捨て置けない…(笑)。きっとすっごい事をサスケにしちゃおーと、カカシは考えてた筈です。すっごい事と言えば、イタチの分身がナルトに分け与えた「烏」…イタチの「力」って何なんだろ?カカシがサスケを諦めて殺そうとしてるように、イタチがサスケを諦めた想定だって考えたくはないけどあっただろうから、もしかしたらすっごい「攻め」なのかも…(汗)。


「……」(ナルト)

<バチャ>

<ガッ>(ナルト)


「!?」(カカシ)

<グッ>(ナルト)

「スキを生んだな!
容赦はしない!」
(サスケ)

「待て!ナルト!」(カカシ)

「ナルト!!」(サクラ)

ナルトの多重影分身の一体がカカシを後ろから羽交い絞めして、残った一体が螺旋丸を作ったようです…が、ナルトは端っからサスケを殺すつもりがない筈だから、多重影分身が二体出したのは風遁・螺旋手裏剣の錬成が目的ではない事になります。螺旋丸も既に片手で練れるように訓練してたと思うんですが、まさか最初からカカシを押さえつける為に影分身を出しておいたのか?だとしたら、ナルトは「まっカカ」の心配までしてくれてるんだろうかと嬉しくなってしまいました(笑)。兎に角、サスケとカカシがガチで当たる想定はカカシにとってリスキー…カカシって優しいからサクラみたく最後の一手が出せなさそうで…だからできればナシにして貰いたいです。このままナルトの分身に締め上げられていて下さい(笑)。


(もしかしたらサスケ…

お前とオレが…

逆だったかもしれねェ…)
(ナルト)

「千鳥!!」<ゴッ>「螺旋丸!!」

「お前も知ってんだろ…
オレが昔里の皆に嫌われてた事
その理由ってのがオレん中の九尾

……オレも昔は里の皆を恨んでた
復習してやろうと思った事もあるし………

一歩間違えば
お前みたいに恐ろしい事まで考えたかも知れねェ…

オレには誰ともつながりなんてないと思ってた
お前やイルカ先生に会うまでは」
(ナルト)

「………」(サスケ)

「オレだって
いつもお前が一人なのは知ってた
同じような奴がいるって安心した…
すぐに話しかけたかった…
なんだか嬉しくてよ!


けどそりゃ止めた
何でもできるお前がうらやましくて…
オレのライバルに決めた!

お前はオレの目標になった

何にもなかったオレがつながりを持てた
第七班で任務やってよ……
お前みたく強くかっこよくなりたくて
ずっとお前の後を追いかけてた」(ナルト)

「………」(サスケ)

「オレはお前と会えて
ホントによかった」
(ナルト)

かつて第一部のクライマックスでナルトとサスケが「終末の谷の決闘」予行演習みたいな戦いをしましたが、あの時も螺旋丸と千鳥の衝突がありましたっけ。ナルトは第二部で風遁螺旋丸も練る事ができるようになったけど、サスケに向けたのは通常の螺旋丸のようです。丁度、螺旋丸と千鳥の威力がバランスする程度にナルトがセーブしたのかも知れません。そして術の威力が拮抗する空間でナルトとサスケは対話するのです。ナルトは八卦の封印式に封じられた九尾の存在が自分に課した陰惨な記憶をしてサスケに問い掛けます。自分もサスケのようになった可能性があったとその胸の内を打ち明けます。ナルトが高度なネゴシエーションの技法など知る筈ないから純粋に気持ちを打ち明けてるんだと思います。

しかし、ナルトの言葉に真心が込められていればいるほどサスケのダメージはデカイんじゃないかしら。それに裏表のある人間は好きじゃないけど、余りにも裏表が無さ過ぎる人間も付き合い難いと思ったりもします。それにサスケが世界中の誰よりも不幸で可哀想で…と不幸自慢してるのに、オレも似た様なもんだ…とするナルトがこんなにも歪んでないのは、サスケにしてみれば受け入れ難い話だと言えるでしょう。それでは寧ろサスケの劣等感を刺激する事になってしまいます。木ノ葉崩しの対我愛羅戦でのナルトの大活躍や、木ノ葉病院の屋上の大喧嘩でナルトは無為にではありますが、サスケを傷付けています。ある意味、ナルトの存在自体がサスケを追い込む最大の要因であると、早く気付いてあげないといけない。


「ナルト…
お前が今さらオレに何を言おうと
オレは変わらねェ!!


オレはお前も里の奴らも
一人残らず全員殺す!!


行きつくところ
お前の選択はオレを殺して里を守った英雄になるか!!
オレに殺されてただの負け犬になるかだ!!」
(サスケ)

負け犬になんかならねーし!
お前を殺した英雄なんかにもならねェ!
そのどっちでもねーよ!」<スッ…>(ナルト)

(オレは―)<ドッ>(ナルト)

だから、そんなナルトがサスケをちゃんと見つめて、サスケを認め、尊敬し、「お前と会えてよかった」なんてニッコリ微笑むのはどうなんだろー!?これじゃーサスケが一層、劣等感を感じて閉じこもっちゃうんじゃーないかと心配になってると、サスケの心模様もどうやらそんな流れで、ナルトの長喋りには聞く耳を持たないみたいです(笑)。もっともサスケのやらかした事の大きさを考えればもう後戻りなんかできる訳もなく、何せ雷影の腕を一本切り落として、中立国の鉄の国で関係ない侍をバッタバッタと殺しちゃったんですから、情状酌量もないでしょうよ(笑)。サスケはサスケが言うように忍世界から決別して生きるしか道が残されていないと思います。その点ではやはり長門に似てると思います。

彼も「世界征服」が夢でしたっけ。それって忍の世界に対する「絶望」が起点だった筈で、サスケも似た様な凝り固まり方してますよね。差し詰め、サスケは第二のペインってところ。例の外道魔像にシンクロさせるコマの件もあるし、トビのサスケに対する粘着を見るにつけ、サスケの利用されてる感が高まります。傍目には全てがサスケの意志で決してるように見えるけど、要所要所でトビが介入してきて、明らかにサスケはコントロールされています。サスケの「五影会談襲撃事件」なんて長門を堕天させた「半蔵事件」にクリソツじゃないですか。だからこそ、ナルトを信じる事で変心した長門「外道・輪廻天生の術」(第48巻/117頁)は希望なんだけど…。あの時のトビの悔しがりようと来たら(笑)。

しかし、最近の神・キッシー「三択法」を多用し過ぎなんじゃないかと思ったりもします。技法が目に付くと感情移入し難い…。それにナルトにサスケを殺させず、ナルトもサスケに殺されず、それでもサスケを救い出す方法をナルトだけに探させるのも虫がいいのを通り越して無責任(笑)。もっとも単行本50巻の感想でも書いたけど、お話の練り込み不足に加えて、ココ最近の尾ひれ背びれが付け足されてなければ、今回の衝突でホントは一気にクライマックスだったんだろーな…と嫌らしい想像をしてると、どうせ最後はトビが介入してきてサスケを連れ去っちゃうんでしょ…なんて汚れた考えしか浮かばないし(汗)。僕も汚れ具合的にはトビに近いし、トビが写輪眼集めちゃう気持ちもよーく理解るんですけどねーッ!!

やがて…ナルトとサスケは一つになる…だろう。


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NARUTO-ナルト-第50巻に寄せて…③


水影ちゃんは何故、ドロドロなのか?

血継限界チャクラ補正

うずまきナルトは渡さない

「告白」

キバは何故、溜め息を漏らしたのか?

…やはり、本編に萌えてない時期なので当該単行本(50巻)に関する考察も少ないです。ところで、50巻血継限界チャクラのピースが全部埋まったと思います。それが「十尾」の存在と無関係では無さそうなんですが、六尾(アニナルのウタカタ編)が血継限界のどれに当てはまるんだか解りません。ナル×ジャン的には血継限界チャクラ10種類が都合良い。つまりそれが六道仙人が分割した十尾のチャクラという事です。人柱力が宿主のチャクラに関与して能力を残す理屈…我愛羅が一尾を抜かれても砂を扱えるように…の説明がし易いです。しかしあまり突っ込んでると、水影ちゃんが「溶遁」「沸遁」の二種類を同時に持ってるとか、イレギュラーがあってよう解らんようになって参りました(笑)。

でも、ま…尾獣人柱力が全て描かれなかった事からキッシーもその辺は有耶無耶に幕を引くつもりじゃーないかしら…と(笑)。血継限界チャクラ尾獣が深い関係があって、人柱力以外にも特例的に一代限りの伝承が可能な方がいろいろと都合が良い事が多くて、特にマダラとか、マダラとか、マダラとか(笑)。この辺はもう少し検証したいんだけど、トビが「ただの形骸化した存在にすぎない」(第50巻/71頁)と宣った事と関係してマダラの「今」があるんだと、ナル×ジャンでは考えています。ある程度の事は「トビの”今、ココ!!”」にまとめてありますんで読んでみて下さい。鬼鮫ッチが死んじゃって”暁”トビとゼツの二人組(笑)。トビに吸い込まれたフーとトルネが入隊の勧誘されてそうで怖いです(笑)。


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NARUTO-ナルト-第50巻に寄せて…②

 
NARUTO-ナルト-第50巻に寄せて

「いいだろう…
第四次忍界大戦…
ここに宣戦を布告する」
(トビ)

サスケが五影会談に乱入してフルボッコに遭い、トビがその救出に当たる…(第50巻/81頁)。五大国に対する宣戦布告がトビ(マダラ?)の利益になるのかは疑問でしたが、少なくとも「”暁”VS五大国」に続くお話の流れがキレイに形作られました。その過程で、オオノキ(土影)とエー(雷影)の因縁が浮かび上がり、その二人を何とも言えないメランコリーな気持ちにさせちゃうくらいピュアな我愛羅の頑張り…「うずまきナルトは渡さない」…がその流れを良い感じにサポートしていたと思います。メイ(水影)がその流れに乗れないながらも我愛羅にウットリする様なシンパシーを覚えたのも、孤立した霧隠れの歴史と整合性があり、”暁”がそんな霧がくれを温床としたのも嫌らしいくらいの一体感があります。

トビじゃないれれど…「実にいい流れだ…」な訳です(笑)。トビがカカシ達に「もっと効果的な場で話す…」(第49巻/182頁)と告げたのは五影会談「六道仙人の呪い→中日の存在→月の眼計画→第四次忍界大戦」までをペラペラと捲し立てる意向があったからで、それはそれで六道仙人の兄系(仙人の眼)の系譜にピッタリの気性であり、極めて美しく破綻のない流れだったと思えます。だから、この辺りまでは楽しめるんです。こうして『NARUTO -ナルト-』に心酔する僕が迷う事なく飲み下せる内容なんです。とても美味しいんです。でもココからがいけない。何だか喉に引っ掛かるんです。しっくり来ない。ぶっちゃけ美味しくないんです。神・キッシーよ!!どうしたんだい?!と詰め寄りたくなるとです(笑)。

「だから…ナルト
アンタの事が好きだって
言ったのよ!」
(サクラ)

サクラの告白(第50巻/110頁)なんて、血の繋がってない息子が学校で血液型の話を聞いてきて、両親の血液型からではどうあっても自分の血液型が生まれてこない事を知り、台所で夕食の準備をする母親に詰め寄り、思わず手に持った皿を床に落としてしまうように…読んでいた週ジャンが手から滑り落ちそうになりましたもの。何でこんな酷い事をサクラにさせる必要があったんでしょうか?僕はそれが凄く疑問で、五影会談での「宣戦」までの流れが台無しになっちゃうなー…と訝しく思えたのです。ぶっちゃけ、練り具合が違うんです。「宣戦」の前後で…。サクラの辺りから三択法で言うところの「意外」に転んでばかりで、いくら何でも…な展開が大杉ますもの。それがキラビの再登場にも影響してまして…。

「悪いですが
この”鮫肌”のエサになってもらいますよ
なに殺しゃしませんがね」(鬼鮫)

鬼鮫っちがキラビの前に現れて…(第50巻/99頁)、ここからはナル×ジャンでは完璧やる気をなくしてしまうんです。「キラビVS鬼鮫」なんて好カードですが、全然萌えなくて困りました。雲隠れのVS”鷹”ではあれ程、良い味出して立っていた(ギンギンに立ちまくっていた)キラビのキャラが全く立ってない…ように、僕は感じました。その辺りは「感想」を読んで貰えば解ると思いましたが、正直書きたくなかった…。義務感で書いてて「書くな!!」と何処の馬の骨とも分からないお方(笑)からお叱りを受けるくらいに、僕も荒んでましたっけ(笑)。でも、面白くないものは面白くなくて、それでもライフワークのナル×ジャンは停滞させたくはなく…僕だって辛かったんだよ…と(笑)。

僕は純粋に『NARUTO -ナルト-』を楽しんでいるので、過敏なくらい「不純」には鼻が利くのだと思います。この練り具合の違い…。神・キッシーじゃなくて別の人が書いたんじゃーないか?くらいに疑っております。ホントは「宣戦」からクライマックスに突入する腹積もりだったのを、何らかの圧力(勿論、週ジャンのもっとやって攻撃)で延長したんでは!?なんて東スポ的な疑惑がフツフツと湧いて参りまして、思わず吐く息も黒くなってしまった次第であります(笑)。いろんな表現の技法を駆使はしているけれど、魂が伴ってないから震えない訳。だから「キラビVS鬼鮫」の行なんて動画だったら早送りですよ。そのくらい僕は面白くないと考えています。少なくともこれ見てファンにはならんとですよ。

「八尾、バージョン2!!」

ただ、キラビの存在はナルトの人柱力の完成には不可欠であり、鬼鮫戦で見せた「バージョン2」はナルトに封印された九尾の活用法に一石を投じる描写であり、キラビがナルトの錬成に関わるであろう予感には胸が躍ります。でも、そうならばどんな形であっても鬼鮫にキラビがフルボッコに遭うのはいただけんとです。我愛羅もデイダラに敗れたけれど、八尾と九尾は別格…って言うか、完全なる人柱力が”暁”の忍一人にフルボッコに遭うのは頂けんとです。特に封印方法うんぬんで八尾と九尾は近似してる方がナル×ジャン的に好ましいのもあり、相性がどうあれ、人質がどうあろうと、キラビがあそこまで一方的に敗戦(実質的にキラビは鬼鮫に敗れています)したのは「?」だし、鬼鮫の「死」軽いのもイヤなのだ。

これ以上、愚痴を書くのもアレですし、面白くないと思うのはそんな事しても消えません。また、これを面白いと絶賛する人にも悪いし…。でも、『NARUTO -ナルト-』全巻をコンプリートしたい人や、僕みたいに『NARUTO -ナルト-』の研究してる人は別にして、僕はワザワザお小遣いを工面して50巻を買う必要はないと思います。でも、アレか…「宣戦」のところは良いし(笑)…と考えると、「宣戦」の後のパートの練り込みの甘さが口惜しい訳。キッシーに直接、質問したいくらいです。何でこんな事になってしまったのサ?!と(笑)。ぶっちゃけ50巻は微妙なんで、そのお小遣い読みたい文庫本(純文学のお硬いの…ね)でも買いなさいよ…と、僕は心を鬼にしてでも叫ぶべきなんだと複雑な心境だな…。

それとも…キッシーも「書くに書けない領域」に悶えてるのかな…。

 

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NARUTO-ナルト-第50巻に寄せて…①

 
『NARUTO -ナルト-』単行本50巻を購入して参りました。
色々と書きたい事があるので明日じっくりとまとめます。
個人的に萌えないパートがあって…複雑でーす。
きっとキッシーも複雑だったんじゃーないかな。
リストアップはナル×ジャンの50巻集録の「感想」
復讐…おっと…復習しといて下さいな(笑)。


第464話「闇の力…!!」

第465話「会談場襲撃!」

第466話「密室の大攻防戦!!」


第467話「宣戦」①(サクラとナルト編)

第467話「宣戦」②(トビの能力分析編)

第467話「宣戦」③(”月の眼計画”の全貌編)

第467話「宣戦」④(宣戦布告編)


第468話「八尾と九尾」(前編)

第468話「八尾と九尾」(後編)

第469話「サクラの告白!!」①(練炭女疑惑編)

第469話「サクラの告白!!」②(戦闘シーン編)

第469話「サクラの告白!!」③(忍連合軍結成編)

第470話「キラービーVS鬼鮫!!」①(サクラの告白!!顛末編)

第470話「キラービーVS鬼鮫!!」②(オオノキ改心編)

第470話「キラービーVS鬼鮫!!」③(鮫肌不気味編)


第471話「八尾、バージョン2!!」(キラビVS鬼鮫編)


第471話「八尾、バージョン2!!」(フーVS青編)

第472話「水牢の死闘!!」①(お口パクパク編)

第472話「水牢の死闘!!」②(水牢鮫踊りの術編)

第472話「水牢の死闘!!」③(鮫肌ご乱心編)

第473話「ブラザー」


おやすみーッ!!(ZZZ…)




  
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業務連絡(100304)

 










思うところあり聴いてました…
一緒に泣いて下さい

出会いと別れを繰り返して人は成長して行く

アナタを愛した人を忘れるな
アナタが愛した人を忘れるな

さくら…

素敵な花が今年も咲く
寂しいけれど何故だか温かい
春はすぐそこに近付いている

ケルベロス


 
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業務連絡(100302)

 
皆さん、こんばんは!
ナル×ジャンのケルベロスです。
全てのアクセスに心から感謝申し上げます。

最近、仕事がめちゃ×2忙しくてちょっとアレで、
メッセージのお返事をご容赦願っております。
「愛の徳政令」という事で宜しくお願い致します。
皆様のお言葉はケルベロスに届いております。

ありがとう…

ケルベロス@コフォッ(←吐血)


 
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第484話「それぞれの第七班!!」


<ジュウウウウウウウ>(サクラ)

「…お…お前…」(香燐)

「今はまだ喋らないで!
もう少しだから…」(サクラ)

「………」(香燐)

(敵の……お前の気持ちなんか
分かりたくもねーんだ…)
(香燐)


(だから…)(香燐)

<ポロロ…>(だからウチの前で……)(香燐)

(そんな悲しい顔で泣くんじゃねーよ…!
……ちくしょう…)
<ツー…>(香燐)

橋梁の隅っこでサクラが香燐の傷を治療します。香燐の意識もしっかりして来たようで安心しました。香燐は高速治癒の特殊能力者だけど、自分で自分は治せないのでしょう。だから、身体に無数の噛み痕が残る訳で、それでもサスケには進んで噛ませたところに香燐の本心が在り、僕はそれを「香燐はどんな想いでサスケに腕を噛ませたのか?」(恋愛論…何故だか疑問の考察カテに入ってたので移しました)で書きました。水月や重吾は噛ませた形跡がなく、サスケにはホイホイ噛ませる(笑)。そこに香燐の本心が在るのだと、僕は思います。ツンデレで粗野なイメージで覆われた内側…香燐がどんなにサスケが好きだったか?サスケを愛していたか?それが少しずつ見えてきました。

しかし…サクラはサクラで、サスケが使い捨てた香燐の事を想って泣いてるんじゃない訳で…。サクラはサクラで変わり果てたサスケに…心の何処かでサクラを尊重するだろうと抱いていた期待が、サスケの本気の千鳥に切り刻まれて痛いのです。確かにサクラは香燐を治療しています。でも心はサスケに向かっている。しかし、それは香燐とて同じで、サクラと香燐の交わらない心がサスケに収束する様が、香燐には凄く解るから悔しいのだと思います。サクラも香燐もこんなになる前のサスケに恋した女の子だから…一心不乱に香燐を治療するサクラが堪え切れずに零す涙の真意がいろんな意味の「敵」であるにも関わらず解り過ぎて悔しいと、香燐が感じてしまうのだと、僕ならば解釈するでしょう。

ココまで来て僕が息苦しくなってしまうのは、所謂、ナル×ジャン的な「書くに書けない領域」に踏み込んでいまして、サクラと香燐が見せる魂の共鳴に近い理解。或いは変態とも言うべき切り替えにこそ「パラダイムシフト」が在るのだと思います。所謂、落としどころ…というヤツです。僕はできるだけ野暮な事はしたくないと考える人なので、ここはそれぞれに感じて欲しいです。ただ、サクラが泣いていて香燐も泣いてる…だけじゃなくて、この子達は何で泣いてるんだろう?もっと言うと、何で泣けるんだろう?この子達の行動の奥の奥を読み込んで欲しいです。僕なんかが偉そうに言うのはちょっとアレで気が引けるけれど、これが文学の醍醐味なんだと思います。ホントにホントに不遜でスミマセン(笑)。

少年少女よ!!

学校の運動場を駆け回るように文学を楽しんでくれ。虫食いのカッコにどんな言葉が適当か?とか、文意に適当な四文字熟語を選ぶとか関係無しに、何でこの人はこんな事言うんだろう?何でこの人は悲しいんだろう?嬉しいんだろう?物語の中でいろんな事を考えて欲しいと、僕は願っています。それは「想像力」の鍛錬…心も身体と一緒で運動する必要があるのよ。走って転んで飛び跳ねて…心にも汗を流して欲しいのよ。文学は心のスポーツだから。世の中がマニュアル化して、人から「想像力」を奪いました。それはインターネットの普及でそれは大いに加速しています。人々の「想像力」が豊かならば避けられた不幸の何と多い事か。是非とも「想像力」を養って欲しい!!それには若い内がいい。身体と一緒で心も柔らかいから。

文学作品の中にはいろんな人の叡智や人生が詰まっています。文章を読み解き、自分の脳内にイメージを展開する。そこでいろんな人の考えを感じる事を僕は愛おしく思います。そして、その連続が人の心を鍛えるのだと、僕は信じています。人の悲しみや苦しみをその機微から感じるには「想像力」が必要なの。同じように喜びや楽しさも感じる事ができる。学術的にも「言語」はコミュニケーションの7~8パーセントしか占めてないんです。その人の仕草や表情、語気、雰囲気…ノンバーバルな中にホントに伝えたい事は潜んでいるものなのです。勿論、『NARUTO -ナルト-』は文学作品なんだけど、できれば純文学のお硬いのとかも…。是非ともいろんな作品に触れて僕が言う「想像力」の正体を見極めて欲しいなー…。

閑話休題。


(…よし…)(カカシ)

「…写輪眼ってのはな…
うちはの証だ……」
(サスケ)

<ダッ>「うちは一族でもねェ
低俗な忍がその眼を見せびらかすな!!!」
(サスケ)

「!」(カカシ)

そんなサクラと香燐の無事をカカシは見届け、チャッチャとサスケの相手をするんですが、サスケが思いっ切り傲慢なんですよ。かつて、「シスイ事件」でフガク邸に怒鳴り込んでイタチを脅したうちはの上役達を見た時に似ています。僕はアレ見て「うちは一族岡っ引き説」を思い付いたんですが、サスケってこんな下品な子だったっけ?…と悲しくなりました。サスケには「うちは再興」という野望があって、既にマイノリティ…だって一人っきりだもん…となってしまった為に過度に噴出される自意識みたいなものが「防壁」になってるように思えてならんとです。サスケが振るう”須佐能呼”ってまさにその「防壁」みたいじゃない。何者も拒絶しちゃう。そして、気に食わなきゃ「力」で捻り潰しちゃうみたいな…。

でも、イタチの”須佐能呼”は違ったな。サスケのオイタを撥ね付け、かと言ってサスケを傷付けたりせず、剰え、サスケに巣食った呪印と大蛇丸を引き摺り出した…。サスケが今みたいに無様に卑しい限り、イタチが自分の命と引き換えにしてまで練り出した”須佐能呼”とはほど遠い、下品で力だけが突出した鬼しか生まないだろうなー…と思います。じゃ、それで何ができるのか?…っちゅー話です。少なくとも憎しみからは何も生まれないでしょうよ。この世には憎しみ以外のいろんな「情」があるのです。たくさんありすぎて解らなくなる程。サスケが陥ったのはその中の闇の部分で、同じ根っ子なのに違う花が咲く。違う実が成る。それに子供が迷っているだけなの。やはり近くのオトナがしっかりしなきゃ…ダメだよ。


<ガッ>(ナルト)

「……」(ナルト)

「お前はサスケを連れ戻したがっていたな
だが上手く行かなかったらどうする?

サスケが木ノ葉を襲ってきたとしたら
どうすると聞いてるんだ


サスケはまだ純粋
簡単に何色にも染まる
そうなった場合
お前はサスケを止められるのか?
サスケを殺してでも…」(イタチ)

「木ノ葉は守る!
そんでもってサスケも殺さずに止める!」
(ナルト)

「…子供だな
お前の話は絵空事ばかりだ…
忍は時に厳しい選択を
迫られることだってある」
(イタチ)

「サスケの友としてお前が
本当にやるべき事をやれ」(我愛羅)

犯罪者のために頭を下げ
仲間の安全のため慈悲を請う
忍の世界でそれは友情とは言わん!

木ノ葉のガキ…
お前が何をすべきかもっと考えろ!
バカのままやり通せるほど
忍の世界は甘くない!!」
(雷影)

「お前はサスケのために
何をしてやれるのかよく考えろ」(我愛羅)

「……」(ナルト)

(会えば…
会えば答えが分かる気がする…)
(ナルト)

一方、宿八を脱出してカカシのチャクラ目がけて一目散のナルト。思い出すのはイタチの言葉。奇しくもサスケはイタチの想定した最もバッドなシナリオをトレースしています。あの森でイタチがナルトに接触したのは最悪の想定を意識していたからでしょう。基本、イタチはサスケに殺される覚悟がありましたから、自分の亡き後、サスケにマダラが関与する危険性を充分に考慮していた筈です。だから、あの森でイタチがナルトに託した「力」は相当に重い。何より、イタチが一直線にナルトを選び、満足げに微笑んだのは希望です。しかも、宿八では雷影や我愛羅の言葉を思い出して過呼吸に陥ってしまったのに、完全に乗り越えています。もっともナルトがそれどころじゃないのもあると思いますが(笑)。

ナルトが凄いのはこんな風に全てを受容して行くところだと、僕は思うんですね。サスケは全てを拒絶してるでしょ…そのコントラストが強烈なんだけれど、ナルトは「光」であり、サスケが「闇」ならば…というしっかりした軸で物語が回転してる訳で、僕らは人の「情」が全く違うアプローチで「愛」「力」を研ぎ澄ましてぶつかり合う有り様に触れているんです。古の人が自然の中に「風」「雷」が神となり衝突した景色を「風神雷神図」としたように。もの凄く荘厳な景色。実はこれが「六道仙人のトラップ」が想定したシナリオで、イタチもトビもそれに乗っかってるのね。シナリオの解釈の違いはかなりあるけれど…(汗)。ナルトも急激に成長を重ねて、その流れに遅れないように一生懸命なんじゃないかな…と思います。


<ドシュ>(須佐能呼)

<ドッ>

<ハァ><ハァ>(サスケ)

(速い…
万華鏡で消し飛ばさなければ
やられていたな…)
(カカシ)

「………」(サスケ)

さて、場面は「サスケVSカカシ」に移って、二人は橋桁の下の運河に居ます。これはサクラ達からサスケを遠ざけて二次的被害を最少にしようとするカカシの配慮でしょう。サスケは全く遠慮なしに”須佐能呼”の弓をカカシに射かけます。カカシはそれを神威で消し飛ばすんですが、どうやら”須佐能呼”の弓は瞬身で躱せるレベルの攻撃ではない様です。それがダンゾウが写輪眼を使い捨てにするお大尽な”イザナギ”を使わざるを得なかった道理でしょう。しかし、僕はカカシがサスケに対して絶対的優位に立ってると考えてたんですが、どうもサスケの力量がカカシを圧倒してるようですね。でも、何故だかカカシが落ち着いててサスケが焦ってるように見えるところにこの疑問を解く「鍵」がありそうです。


「それが”須佐能呼”ってやつか…?」(カカシ)

まさか…うちはでもないアンタが
万華鏡を開眼しているとはな…
助かったのは…どうやら
その眼の能力らしいが……」(サスケ)

「うちはの力に感謝するんだな」(サスケ)

…で、カカシが”須佐能呼”を知っているのはうちはの秘密の集会場にある「六道仙人の石碑」によるものでしょう。カカシはあれを万華鏡写輪眼で読んだ筈です。つまり、石碑の万華鏡領域に”須佐能呼”の記述があるって事だと思います。うちは一族以外の写輪眼保有者が存在し、カカシに至っては万華鏡まで開いている…サスケにもそれは驚きだった。しかし、”須佐能呼”の存在が余りにもメジャーな事にサスケは驚いていないので、もしかしたらサスケは万華鏡で石碑を読んでないのかも知れません。サスケは第一次覚醒(うちは虐殺直後)→第二次覚醒(イタキサの木ノ葉強襲事件当時)で石碑を読み耽る描写が残ってるんだけど…という事は写輪眼の覚醒段階での記述の変容はないって事になりそうな気配です。


「サスケ…
お前の中にあるのは
一族だけじゃないハズだ
憎しみだけじゃないハズだ
もう一度……自分の心の奥底を
見つめてみろ…」
(カカシ)

「まだそんな事を言ってんのか…」(サスケ)

「……」(カカシ)

「……お前は本当は分かってるはずだ」(カカシ)

「………」(サスケ)

「全員……笑ってやがる…」(サスケ)

「…!」(カカシ)

「イタチの命と引き換えに笑ってやがる!!
何も知らずに一緒にヘラヘラ笑ってやがる!!」
(サスケ)

<ズズズズズ>(須佐能呼)

「!」(カカシ)

<ゴゴゴゴゴ>(須佐能呼)

「今のオレにとって
お前らの笑い声は軽蔑と嘲笑に聞こえる!!
その笑いを悲鳴とうめきに変えてやる!!」
(サスケ)

(……サスケ…!!)(カカシ)

カカシがサスケに圧されている…と感じるのは、カカシがサスケの説得を試みようとしてるからだと思います。これはアプローチの問題で、「愛」「力」かと一緒だと思います。しかし、僕がカカシの「死亡フラグ」に関して問題ないと考えたのは、カカシが「攻め」ならばの前提がある訳で、カカシがダンゾウみたいに「受け」に回るのは正直、ヤバいです(汗)。ただ、この後のサクラの行動でもそれは顕著に現れるんだけれど、サスケを何とか説得できないか?と真剣にカカシは考えてるんだと思います。だからこそ、裏の裏を読んだ嫌らしい攻撃をカカシはしないのであって、僕達はそれが忍然としない「愛」に満ちた戦い方なのだと理解して上げる「想像力」が欲しいと、僕は考える訳です(←しつこいぞー!!ケルベロス)。


(さらに冷たくなった…)「サスケは…
もうお前の知ってるサスケじゃない」(香燐)

「!」(サクラ)

(こいつはマズイ!!)(カカシ)

イタチの”須佐能呼”こそ「親心」…ちゅーか「無償の愛」を感じたものだけど、サスケの”須佐能呼”って「引き蘢りニート」を許すダメ親みたいな「偏愛」が相応しく感じます。サスケはカカシの想いすら既に感じる事が難しくなっているじゃない。香燐を悲しませる様な冷たいチャクラを練って、”須佐能呼”が更に補強されます。そして、香燐はサクラの想いに共感しているからこんな事を言うんだけど、二人ともチャクラの変化に敏感になっているから、サクラが過剰に反応してしまいます。これは香燐の僻み根性も少なからずあって、この期に及んでもサクラを焦らせたい女心が悪さをしてるようにも見えます。サクラの涙に香燐は自分を映した部分があって、狡さが出たのかなー…なんて思います。

それとサスケの”須佐能呼”ですが、弓を引くライディーンちゃんにイタチが「十挙剣」で使った天狗ちゃんが被さります。天狗ちゃんの右手には黒炎っぽいものが燃えています。天狗ちゃんの左手が描かれてないのでアレですが、外見からすれば「十挙剣」をサスケがイタチから継承したような…可能性が高いと僕は考えます。或いは別の霊器か、そもそも”須佐能呼”の外見を霊器が構築しているというのはナル×ジャンの独断と偏見で、実際は全く関係ないかも知れず…(汗)。でも、ま…カカシがmjdヤバいと感じるチャクラをサスケが練ってるという事で、先の香燐のささやかな悪心(?)がチャクラを感じやすいサクラを焦らせる絡みと極めてバッドタイミングを織り成しているところが嫌らしいです(笑)。


<スウー>(須佐能呼)

「!?」(カカシ)

<ブワァ>(須佐能呼)

「くっ…!」<バッ>(サスケ)

「くそ!!」(サスケ)


「!」(サスケ)

<ボヤー…>(サスケ)

(…視界が!!)(サスケ)

カカシの「死亡フラグ」が再燃するかと思いきや、サスケの”須佐能呼”が萎んで行くんです。サスケは眼を抑え痛がり悔しがります。視界もぼやけて、サスケ戦で何度か不調を示したイタチの症例と似ています。これはトビが去り際に言い遺した「いずれ強がってはいられなくなる」(第482話/「もう一度…」)が示す万華鏡の宿命であり、イタチの運んで来た眼をサスケに搭載する「移植フラグ」なんだと思われます。基本、ナルトとサスケには各種のチート設定が存在しまして、何せ物語の軸ですから、それ相応に図太いものがあります。ナルトは八卦の封印式と九尾のチャクラがあって、それに仙人モードまで付加されました日、対してサスケは呪印と大蛇丸がマイナスされたばかりです。

八尾戦の雷犂熱刀で吹き飛ばされたサスケの胸部と頸部に重吾の呪印細胞を移植保管した事で、サスケの経絡系は強化され、それがサスケの中の闇と強力な連係して濃く冷たい…香燐を悲しませる…チャクラを練り上げるに至ったと、僕は考えています。問題はサスケの万華鏡写輪眼の失明のリスクで、サスケの戦法として”須佐能呼”に頼り過ぎる傾向があって、ややもするとトビを心配させる程に瞳力を使い過ぎダンゾウ戦の終盤には右眼はグレーアウトしてました。視界のブレは八尾戦の直後から散見されましたし、いずれはイタチの眼を移植するしかないとは思ってましたが、サスケの性格が意固地なとこがあるから、積極的になれないでいたんだと思います。サスケの瞳力が停止でカカシのピンチは終了だと思います。


「!」(香燐)

<ザッ>(サクラ)

「何をする気だ…!?」(香燐)

「クッ」<グリ><グリ>(サスケ)

「!?」(カカシ)

<ザッ>(サクラ…
何で出てきた!よせ!)
(カカシ)

(…カカシ先生に重荷は背負わせない!!)(サクラ)

「サスケくんの件…
ナルトには全て私から話す
だからナルトには何も言わないで欲しいの」
(サクラ)

こんな事…ナルトに言える訳ない!
……私が…全部うまくやんなきゃ…!
覚悟を決めなきゃ…!!)(サクラ)

(私が…!!
私がサスケくんを―!!)
(サクラ)

「ありがとう…」(サスケ)

(…覚悟
……したハズなのに…!!)
(サクラ)

これでカカシはホントに大丈夫だろ…とホッとしたのも束の間、今度はサクラが虎穴に入ってしまいます(笑)。これは先に書いたように、極々微細に香燐の悪心(?)が関与していて、「女」が悪い方に働いたんじゃないかと、しつこい僕は考えています(笑)。それで、サスケがボーッとしてるのは、カカシに殺気が希薄なせいで、ちょっと甘くみてるからで、サクラが無言で本気だしてサスケを殺めようとしていれば間違いなくクナイで心臓を貫けたでしょう。でも、その一刺しができない。これは偏にサクラが「女」としてサスケに向き合っているからだと思います。カカシがサスケに「受け」に回ってしまうのと、サクラのサスケを刺せない気持ちは凄く似ています…しかし、これを「覚悟」がないとは思わないのよ。


「!!」(サスケ)

「サクラ……!!」(カカシ)

<ガッ>「う…!」(サクラ)

<フラッ…>(くそ!!!
万華鏡を使ったらすぐこれだ!!)
<バシャ>(カカシ)

「うっ……くっ…」(サクラ)

<パシィ><カチャ><スッ>(サスケ)

「よせ!!サスケェ!!」(カカシ)

しかし、サスケは「忍」として戦う意固地ちゃんだから、躊躇するサクラに迷わず刃を向けられるのです。カカシやサクラとサスケの違いは今まさに「忍」が抱える不条理そのものであり、じゃどうしたらいいのか?を考えてる最中な訳です。ナルトが雷影に土下座して懇願した行がありましたが、サスケは雷影が示した「忍の本分」を素で行ってるだけであります。だから、サスケと雷影が戦った時、雷影はサスケの黒炎の盾を「雷影をなめるな!!」(第49巻/186頁)と左腕を献上したのだと思います。しかし、それは「力」の大きさ比べに過ぎず、憎しみは止まらない訳です。「力」に対して「力」で迫っても何の解決にもならないという事です。それがカカシの「受け」っぽい戦いに関係しています。

それと、そろそろカカシは写輪眼を卒業すべきだな…と思います。ペイン戦のカカシの「夢見」で、サクモさんと邂逅し、オビトやリンの呪縛からも逃れられたと思いますので、写輪眼に頼らない「白い雷閃」のアイデンティティを見つけないといけないと思うからです。カカシが写輪眼を使うメリットには、割に合わないデメリットがある過ぎです。カカシの父であるサクモさんは三忍をも霞ませる存在だったんだし、カカシが写輪眼に縛られるのはオビトとして生きてる証みたいなもんだから、カカシにはカカシとして生きて貰いたいと思います。カカシはカカシでいいと思うんですよ。でないと、サスケを「大切な人」(「焚き火」まっカカ…其の伍参照)と言えないじゃない。それではいくらなんでも悲し過ぎる……。


<ザッ>(ナルト)

(ナルト!?)(カカシ)

(…ナルト…)(サクラ)

サスケに会えば何か分かる!!と考えてたナルトがサクラのピンチに間に合います。ナルトはサクラの首根っこを掴んだサスケの右腕を跳ね上げ、サクラをサスケから奪い返しています。ぶっちゃけ、サスケはそれに全く反応できてなくて、ナルトに殺意があったら真っ二つにされててもおかしくないレベル(笑)。先にサクラに接敵されたのを見ても解りますが、サスケは隙だらけです。僕の見立てだと4回死んでますもの(笑)。しかし、サスケが持つクナイってサクラから奪ったものだから、もしかして毒刀だと思ってたんだけど、ナルトの頬に傷が…それでも何ともないみたいなんで、サクラってば何の考えもなくサスケを殺せると思ってたんかしら…(汗)。だったらサクラの「中二病」真性っぽいかと(笑)。

ナルトの仙人モードは終了してるようですが、サスケも瞳力の使い過ぎでハッキリ言ってお疲れ気味。ナルトの登場で戦局的にはサスケは大いに不利で、カカシの「死亡フラグ」(そもそもそんなのはなかったと、口を酸っぱくして…)も消滅で、「まっカカ」も必要無さそうですね(笑)。あと、サスケには鉄の国で侍と殺り合っている"鷹"の水月と重吾のオプションがあって、トビの介入も残しています。それでもナルト達にもナルトの脱走に気付いたヤマトの追加があるでしょうから、どう考えてもサスケが不利。それにしても久方ぶりに第七班が集まったのに何とも気不味い同窓会になってしもーた(汗)。やはり、あの樹上でサスケを突き放し、抱き締められなかったカカシの立ち位置が余りに中途半端過ぎるんだなー。

ぶっちゃけ、カカシの写輪眼が邪魔なのだ!!(笑)


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