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「御神器」(死・六道仙人)

 
<ズズズズズズズズ>

(仙法超大玉螺旋多連丸!)<ドドド>(ナルト)

<ボン><ボン><ボン><ボン>


「ぐオォオ!!」(九尾)

<ドウ>

<ザー…>

<ズザザザ>

<ザッ>(九尾)


<ボン>

<ザッ><バシャ><バシャ>(ナルト)

「!」(九尾)

第499話「新たなる封印!!」の描写は含みが多いな…なんて一人悶えてました…(笑)。ナルトが通常チャクラの「螺旋超連丸」(これでもホントは凄いんだけど…相手が九尾なもんで…)を九尾に一蹴された直後、仙術チャクラにスイッチして繰り出した「仙法超大玉螺旋多連丸」が九尾に襲い掛かる時、多分、九尾が失禁してて、もしかしたら、仙術ってこの時の為にミナトが修得させる路(みち)を残していた(妙木山との関係を無碍に切らなかった)のかな…なんて考えたりしましたし、九尾も正直、痛かっただろうなと…そこまでやるの?!な気持ち(笑)…人道的にどうなの?!なナルトの攻めでした(笑)。でも、あれってクシナのチャクラの鎖が九尾の動きを封じ込めてたんですよね。だから、そこまで…(ry

しかも、解錠されたとは言え、「八卦の封印式」の結界内…クシナの子宮内部辺りを埋め尽くすののはクシナの羊水?…のどアウエーの九尾ですから、決してフェアな戦いではないし、そもそも九尾のチャクラは半分にされてて、やっぱ、あの場で「風遁・螺旋手裏剣」の追撃は酷いんじゃないの…と思ってしまいました(笑)。何かDQNの親が溺愛する我が子に達成感与えたくてモンペってたような気がしてきますが(笑)。ぶっちゃくけ、「ナルトVS九尾」ってナルトが勝って当たり前で、九尾のチャクラをナルトに与える為の方便だったと思います。正直、アレでナルトが一皮剥けたとか、大人になったなんて思って欲しくない…と、ちょっと冷静になった今はそう思えて来ます。ナルトの元服は長門戦で成ったのかも知れませんね。

事実、ナルトはサスケに対面し、サスケと「拳」を合わせて入った精神世界でどっしりとした大人でした。別にクシナと会ってステージが上がった訳じゃない。ナルトは「サスケの闇」をドンと受けて立つ男でした。そして、その先に続く未来を想像できる大人でありました。あんなの超能力とかチャクラとかなくたって常識的に考えて、ちゃんと想像する力があるならば解るもんです。そこには「達人」たる境地の知覚が介在しているんですが、それだけじゃなくて、ナルトが誰かにぶら下がるだけの子供じゃなくなったから…というのが大きい。それを為し得たのは、自来也を信じる事ができなかった長門の失敗を乗り越え、自分を信じる事で自来也の想いを受け取る事ができたナルトの自己理解があるんだと思います。

つまり、クシナが出てくる前からナルトは立派に自分を確立してたんです。一時、九尾の憎しみのチャクラに揺らいだナルトをクシナは救いはしましたが、それって厳しい言い方をするならナルトの「甘え」に過ぎないと思うんです。ま…これまで独りぼっちで闘って来たんだから…とも思いますが、それも「八卦の封印式」に護られ続けたナルトを考えれば、過保護と言われたって文句は言えませんて。こうしてクシナが出た来たり、ミナトが出て来たりしてるじゃない。こんなのサスケが見たらグレますって(もうグレてますが…何か)。確かに「ナルトVS九尾」は痛快だったですよ。あれがアニナルで放映されるのは是が非でも観たいものだと思ったのも事実。だけど、あれは「儀式」みいなもんだった…からね。

「彼はかつて世界を救った
あるバケモノから……」
(トビ)

「ナルトVS九尾」なんて比じゃないのが「六道仙人VS十尾」だったと思うんですね。十尾の人柱力になった六道仙人は「人外の輩」であったけれど、十尾を取り込む前は「人間」だったと思います。それに、尾獣は大きいですし、その集合体の十尾が小人みたいに小さいとは思えませんし、「宣戦」での描写も「バケモノ十尾」でした。六道仙人にも「角」が生えててアレですが…(「角」じゃなくて「ネコ耳」って説もあります…笑)。しかも、「ペインの木ノ葉襲撃事件」でも、圧倒的な力量の差に人が如何に弱いかも、僕らは思い知らされてまして、六道仙人がナルトの比じゃなく孤独に闘ったのは想像に難くないです(汗)。恐らく非常に高確率で、六道仙人は単独で十尾を沈黙させ、その身に封じてコントロールしたのだと思います。

六道仙人はどんな風に十尾と闘ったんだろう…!?


  
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「御神器」(参・尾獣)

 
「九尾の意志ってのは憎しみの塊
強いチャクラと結びついてくるんじゃ
どんだけ自分を強く保っても
心のどこかにある憎しみと
結びつこうとして心を乗っ取ってくる」(ゲロ寅)

第490話「九尾の真実!!」(ナルトのチャクラ編)で、ゲロ寅はナルトに封印された「九尾の陽のチャクラ」ではなく、そもそも九尾というものは…を語っているんじゃーないかな…と、僕は感じました。しかし、それが「九尾の陽のチャクラ」と大きく違うかというと甚だ疑問で、例えとしてはオカシイかも知れないけど、ナル×ジャン的な「可愛い悪魔」と一緒で、どんなに可愛くても悪魔は悪魔な訳で(ryと同じで、半分でも九尾は九尾で、九尾なんだから物凄く邪悪で厄介で…と思えます。だから、ゲロ寅の「九尾論」としては、九尾が「憎しみ」の権化(塊)のような存在であり、ゲロ寅のアナウンスがある指向性を持ったチャクラを九尾が有している提示をしている感じがしてなりませんでした。

知っての通り、尾獣は六道仙人の「死」を機に九つに分割された十尾のチャクラであり、ナル×ジャンの考察では、尾獣のチャクラは血継限界チャクラと同一のチャクラの五大性質である「土・水・火・風・雷」5C2「木遁」を除いた組み合わせで構成されています。血継限界チャクラの考察はナル×ジャンには腐るほどありまして、その所為かかなり腐ってて精度はイマイチではありますが、一生懸命書いてるんだから良いじゃない!!との声もあり(だ、誰!?)、ま…お時間のある時にでも読んで頂ければ幸せであります。そして、その粘りが功を奏したのか…どうも、尾獣のチャクラの発生エンジンとして二種類の違った性質のチャクラを掛け合わせる意義が「高速増殖チャクラ理論」に活路を見出せそうな気配が…(ry

「チャクラ性質の同時使用の意味を考える」

「血継限界のチャクラについて」

「血継限界チャクラ補正」


(同じ人柱力同士
もっと協力してやってもよ…
オレも九尾は好かねーが…
あのガキは見込みがあるぜ

オレも昔はむちゃくちゃだったが…
お前に会ってこうなった…
なんとなく昔のお前にも……)(八尾)

第493話「闇ナルト」で、九尾を八尾が知ってる事が判っています。それにちょっと時間がなくて過去にも尾獣がそれぞれいがみ合ってたりした雰囲気が漂ってたのもあったなー…と思います。しかし、尾獣(一尾~九尾)って、十尾として存在した時から「個別の意志」とか「思考」があったのかしら。もしそうだとするなら、九尾の極めて指向性の高い…憎しみに特化された…チャクラのパッケージは腑に落ちない…と言うか、余りにも偏り過ぎて独自性を維持できないと思えます。それに、脳科学的には「心」とは「脳の機能」であり、つまりは「肉体」ありきの能力であり、チャクラを分割された尾獣(チャクラのパッケージ)が肉体を持たずしてこれまでに垣間見せた強烈な「個性」を発現できるかどうかは甚だ疑問であります。

「人格」「本体」(肉体)に宿ると仮定すれば,十尾の「本体」「月」にあるので,尾獣の「人格」はどこから来たのか?六道仙人は十尾のチャクラを分割・封印する際に,その辺にいた「蛸」「狐」に単に封印したのではないか?そして,長い年月を経て「人格」を形成していった….だとすると,元に戻るのは嫌なのかもしれない.十尾だったのは知っているけど,今さらって感じでしょうか?

そんな事を鬱鬱と考えているところに、ナル×ジャンのブレーンであるOJITEC氏から助け舟が…危うく溺れるところでありました。OJITEC氏はモノホンの科学者(博士)でありまして、ケルベロスみたいなサブカル野郎とは訳が違います。OJITEC氏の仮説に拠れば、何で尾獣が自然界の動物の姿形に帰属するかが上手く説明できます。九分割されたチャクラに「ある思考」がへばり付いたパッケージングされたチャクラが野に放たれた…しかし、それを制御する「心」が必要だったので取り敢えず手頃な動物を依憑(よりわら)とした。強烈なチャクラと同梱された「思考」依憑に影響しつつ成長した…それが「尾獣」となった…と考えれば、それぞれを敵対視するような雰囲気やそれぞれの強烈な個性がしっくりも来ます。

「…こりゃあ…六道の…!?」(九尾)

しかし、そうなると九尾が「六道(の力?)」(ep499)を知ってたのがややこしい…(汗)。これは、九尾の人格(正確には”狐格”じゃがな)が後天的に獲得されたものであるならば、六道仙人の死を機に分割された以降に体験した記憶だと思われます。そして、それはサスケに感じた「うちはマダラ」(真・万華鏡写輪眼)とも、「八卦の封印式」とも違うものであるべきです。九尾はヤマトの木遁も体験してまして、「火影式耳順術・廓庵入鄽垂手」で沈黙させられたりもしてるので、紛いなりにではありますが、柱間の能力にも「六道の驚き」を示しはしませんでした。つまり、六道仙人亡き後も尚、「六道の力」は『NARUTO -ナルト-』の世界に存在した訳です。そして、それは「うちは」でも「千手」でもなかった…。

「彼はかつて世界を救った
あるバケモノから……」(トビ)

「バケモノ……?」(我愛羅)

「我愛羅…お前も
そのバケモノの一部が封印されていたにすぎない
そいつは尾獣全ての集合体
最強のチャクラを持つ存在…」(トビ)

「十尾だ」(トビ)

「!?」(我愛羅)

「尾獣は九尾までじゃないのか!?」(テマリ)


「言ったはずだ…
そいつは尾獣全ての集合体だと

一尾から九尾までの
尾獣はその十尾のチャクラを分散したものにすぎない…

六道仙人の手によってな」(トビ)

「イヤな話の流れじゃん…
だから”暁”は尾獣を集めていたって事か…」(カンクロウ)

「六道仙人は十尾から世界を守るため
ある忍術を開発した…
今もその忍術は密かに受け継がれている
人柱力の封印システム…
そう六道仙人は……」(トビ)

「十尾の人柱力だった
十尾を抑え込むために
その体に十尾を封印したのだ」(トビ)

「人々を苦しめていた十尾から
世界を救った仙人は人々から神のように崇め奉られた
しかしあまりに強大にして邪悪な十尾のチャクラは
己が死ねば封印が解けまた表へ出てしまう
それを怖れた六道仙人は死に際に最後の力を使い
十尾のチャクラを九つに分散し地上の各地へとバラまいた
そして十尾のチャクラを抜かれた本体
封印され力の及ばない空へと飛ばされた
それがとなった」(トビ)

第467話「宣戦」(③…”月の眼計画”の全貌編に記述があります)で、十尾の紹介があり、次いで十尾のチャクラを九つに分散して尾獣が生まれた驚愕の事実が明かされました。人柱力による尾獣の管理システムも六道仙人が考案した忍術だったとも。そして、今も崩れずに天空にある「月」には十尾の身体が封印されている…。ま…チャクラの真理を解き明かし、忍術の礎である忍教を生み出した六道仙人ですから、それこそ何だって思い通りに実現できた筈です。ましてや「十尾の人柱力となった六道仙人はすでに人外の輩になっていた」(第50巻/76頁)と言われながら、世界に「安寧秩序」を齎したのですから、常に正気を保ち、十尾のコントロールを完全に手中に収める完璧な人柱力だった事でしょう。

その六道仙人が禁術に頼る事なく「死」というものを受け容れた…それには大きな意味があったと思います。そして、己を二分割するように”仙人の眼”を持つ「兄」と、”仙人の肉体”を持つ「弟」を残した。そして、それと同期する十尾の分割は一尾~九尾までの尾獣(元々は狐や蛸)を生み出し、自然界で成長して行く中で、「うちは」でもなく「千手」でもない「六道の力」に触れている…ようなのです。つまり、六道仙人は、自分の子孫(兄と弟)と九つの尾獣(血継限界チャクラ兵器)以外に「六道の力」を残した可能性が極めて高いです。そして、僕はそれが”須佐能呼”が携える「霊器」であり、「九尾のコントロール」を実現したしたナルトの首にぶら下がった「勾玉」だったと考えているのです。

さぁーて、いよいよ「本題」だぁ~お立ち会い!!!(続く)


  
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「御神器」(弐・須佐能呼)

 
<ズズズズズ>(須佐能呼)

「!」(カカシ)

<ゴゴゴゴゴ>(須佐能呼)

「今のオレにとって
お前らの笑い声は軽蔑と嘲笑に聞こえる!!
その笑いを悲鳴とうめきに変えてやる!!」(サスケ)

(……サスケ…!!)(カカシ)


(さらに冷たくなった…)「サスケは…
もうお前の知ってるサスケじゃない」(香燐)

「!」(サクラ)

(こいつはマズイ!!)(カカシ)

ダンゾウ戦の直後、カカシ→サクラ→ナルト…と、第484話「それぞれの第七班!!」でホントなら気恥ずかしくて甘酸っぱい同窓会が実現するところを、サスケのマイナスオーラがドロドロの闇に沈めてしまいましたね(笑)。サスケの変貌ぶりに驚きながらも、未だ何とかなるんじゃないかとするカカシのスケベ根性がサスケの内観を促したもんだから、サスケは自己肯定に突っ走ってしまい、自分以外を否定するしかなくなってしまった。こんな風にサスケを追い込んじゃいけないでしょ…ってのを真っ先にカカシがやってしまったのには驚いたけど、それ程にカカシも動顛するほど悲しかったのかな。そして、サスケの示す防御本能は頂点に達し、ついには”須佐能呼”の完全体たる天狗ちゃんを形成するに至るのです。

結局、チャクラ切れや万華鏡の過負荷によって天狗ちゃんは不発に終わっちゃうんだけど、僕はサスケの”須佐能呼”を見た時、凄く悲しい気持ちになったのを今も忘れられません。「力」とはそれを使う人の「心」で如何様にも変わるもんだわサと、イタチの”須佐能呼”はこんなじゃなかったですもん。イタチはサスケの攻撃を防ぎこそすれ、サスケを傷付けるなんてしなかったです。僕はその姿に「親」を感じましたもの。憎っき敵である大蛇丸や呪印を打ち祓い封印した「十挙剣」父親。サスケがイタチを傷付けようとする刃を尽く払い除ける「八咫鏡」母親。イタチは「うちは虐殺」でサスケから奪ってしまった「親」というものを補完すべく行動していたんだと、僕は改めて確信しましたっけ。

詳しくは「真実」(虐殺前夜…最終夜)に書きました。「虐殺前夜」はサスケの「万華鏡の儀式」を前に捏造限界を総動員して書きまくった考察で、ところどころ(じゃーないかも…)破綻はあるけれど、僕が感じた「イタチ像」が綴られていますれば、お時間のある時に是非とも読んで頂きたいです。「御神器」(「ごじんぎ」と読みます)が閉じたら、一括してナビゲートできるコンテンツを上げますので、その時にでも読み耽って下さい。ちょっと横道に逸れたけど、イタチの”須佐能呼”はサスケに対する「親心」の発露だったと思うんです。でも、サスケの”須佐能呼”ライディーンちゃん「強弓」天狗ちゃん「十挙剣」(…だと思うんだけど…)の超攻撃系でしょ。あれは「全てを否定する力」でしかない…。

それがチャクラの感受性が異常に高い香燐を<ブル><ブル>と震わせる訳です。カカシが掘り起こそうとしたサスケの心の底には「愛」があると思うんだけど、それを認めてしまったらサスケは「ダメだ!!」と思ってるから、「愛」すら否定する「冷たいチャクラ」しか練れなくなってしまったのだと、僕は思うんです。あれは「親」を否定する冷たさなんだと思います。まるで誰の手も借りず、誰の世話にもならず、自分は独りきりで育って来たんだと言わんばかりの傲慢さそのもの。しかして、そうでなければ達せない境地というものも在る…イタチの意向も其処に在るだろうと、僕は考えてまして、「八咫鏡」なんて使えないだろうサスケには与えないで、ライディーンちゃん「強弓」を託したのもその為だと思います罠。

「お前を守ると約束していた三代目火影が死んで
すぐにイタチが木ノ葉に姿を現したのは」(トビ)

「ダンゾウを含む里の上層部に
"オレは生きている"と忠告するためだった」
(トビ)

イタチが”暁”に居たのは、ダンゾウに自分の存在を示す為だと(第43巻/212-213頁)、トビが明かしていますが、他にもイタチにとって”暁”は都合が良かった筈です。何せ鬼鮫という強者が自分を監視するのとバーターで、イタチの護衛(チャクラ切れのバックアップなど)をしてくれますし、術集め、尾獣集めで好き放題に諸国漫遊できますから。イタチは屢々、鬼鮫の眼を盗んで「霊器」を収集していたんだと思います。サスケの”須佐能呼”が所有する「霊器」はイタチが与えたものでしょう。トビのサスケへの関与の仕方や雰囲気からして、ほぼ間違いないと思います。トビはサスケがどんな「人格」になるかなんて全く興味なくて、どんな「瞳力」を宿すかにワクワクしてるだけの写輪眼フェチですから(笑)。

また、自分には「力」がない!!形骸化した存在にすぎない!!なんて宣言しちゃう今のトビには”須佐能呼”は使えない筈です。”須佐能呼”を使えないって事は「霊器」にもアクセスできない。だから、サスケを泳がせサスケの万華鏡を鍛えている…のだと思います。イタチが自分亡き後、サスケをトビに委ねる事になるのを、ワザと外した転写封印・天照の保険だけで済ませたのも、トビに”須佐能呼”がないだろう確信が許した結果だと思います。ま…ここまで書いたからぶちまけちゃうけど、トビにしろ、イタチにしろ、「その先」を期待してる筈なんです。トビとイタチで違うのは「オレが!!オレが!!」がトビにはあって、イタチには無かった…ちゅー事かしらと思います(…解って貰えますかな?)。

「お前にオレの力を分けてやった
その力…使う日が来なければいいがな」(イタチ)

そう考えれば、イタチがナルトに肩入れする気持ちも解るし、ホントはイタチが「九尾のコントロール」なんかしなくていい未来を期待してるんですけど…と考えたい僕の気持ちも解ってもらえるんじゃーないかしら(笑)。しかして、「八卦の封印式」の内に棲む九尾から憎しみを引き剥がし、純粋な尾獣ネイティブの血継限界チャクラ(高速増殖チャクラ)を抽出し、「九尾のコントロール」を実現したナルトの首には「勾玉」がぶら下がっておりまして…僕は慌てふためいたり、痺れたりした訳で、あれこそは「イタチの力」であり、在りし日のイタチがイタチを監視する鬼鮫の節穴…おっと失礼…目を盗んでセッセと集めた「霊器」の一つである「八尺瓊勾玉」なんではないかと思い当たったのであります。

しかし、ここで「待てよ!?」と、ハタと困ってしまう訳で、だって”須佐能呼”を持たないナルトが何で「霊器」を実体化できるんだよ!!…ちゅー話です。実体化とまでいかなくてもその身に纏ってますもの。しかも、明らかに九尾の封印が強固になり、「八卦の封印式」の鉄格子なんか太くなって形状も一新されてました。そして、本気を出そうとした九尾を事も無げに捕縛してしまいました。それが「八卦の封印式」の施錠と見事にリンクしている…。イタチには「九尾のコントロール」の何たるかも非常に緻密に想定できてたんだと思います。だから、ホントは望まなけど、自分がなくなる前に「イタチの力」をナルトに分け与える必要があったのです。そして、その「力」九尾にも既知だった驚き!!(第499話/「新たなる封印!!」)

「…こりゃあ…六道の…!?」(九尾)

九尾は「六道仙人の力」を知ってた事になる…。



  
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「御神器」(壱・イタチの力)

 
十挙剣
別名・酒刈太刀ト呼バレル封印剣デ
突キ刺シタ者ヲ酔夢ノ幻術世界ニ永久ニ飛バシ封ジコメテシマウト言ワレル…
剣ソノモノガ封印術ヲ帯ビタ草薙剣ノ一振リダ」(黒ゼツ)

イタチの”須佐能呼”の天狗ちゃんを形作るのが「十挙剣」(とつかのつるぎ)である(第43巻/58頁)…とするのが、ナル×ジャン流の解釈です…と言うのは、単行本43巻45頁の”須佐能呼”の受肉…骨格 (骸骨ちゃん)に筋肉が纏わり付き、次いで表皮が形成される描写が手先から始まって体幹に向かっている点にあります。また左右の手に握られた霊器が異なる条件が、”須佐能呼”の二重構造…先ずドレッドちゃん(八咫鏡)ありきで、その上に天狗ちゃん(十挙剣)を着込んでおりまして、これを”須佐能呼”の外見が手にする「霊器」に依存する提示と受け止めれば、”須佐能呼”の本体は骸骨ちゃん(雷影の「雷我爆弾」や「雷虐水平」からサスケを救った鎖骨や肋骨、脊椎と言った骨格)であると、ナル×ジャンでは断定できるのです(笑)。

「通リデ…イクラ探シテモ見ツカラナイハズダ…
実体ノ無イ霊剣ダッタトハ…」(黒ゼツ)

「霊器」とは「実体の無い存在」であり、あの大蛇丸をしても発見できなかった代物で、逆にイタチは万華鏡写輪眼のオプションである”須佐能呼”があったからこそ「霊器」の収集が可能だった…そこから、”須佐能呼”とは「霊器」を扱う能力であると、ナル×ジャンでは推察しています。ただ、骸骨(骨格)ちゃんの状態で体術、忍術の耐性が異常に高いので、「霊器」による受肉が軽んじられる傾向にあるように感じますが、”須佐能呼”の本領は「霊器」を召還し、”須佐能呼”の管理下(掌握)した状態で、「霊器」”須佐能呼”「力」(筋肉と表皮)を与える事で変態して「完全体」に移行するのだと思います。ここで注目したいのは”須佐能呼”とは万華鏡写輪眼の瞳術であり、”仙人の眼”のみが謳歌できる特権であるというところです。大蛇丸が真に欲しがったのもコレでしょう。


「あのスサノオとか言う術…
あの盾で全ての攻撃をはじき返してる…!」(白ゼツ)

「間違イナイ…アレモ霊器(レイキ)ノ一ツ
全テヲハネ返ス八咫鏡(ヤタノカガミ)ト呼バレルモノダ…
ソレニ攻撃ニハアノ十挙剣ガアル
コレジャ完全ニ無敵ダ…」(黒ゼツ)

天狗ちゃんの「十挙剣」が大蛇丸を封じ、サスケを追撃する流れで必要性がなくなり仕舞われています(第43巻/69頁)。イタチは余命幾許も無い病に冒されていて、サスケ戦でヘロヘロだったんだけどサスケに付き合ってた…みたいな感じでして、リスクの大きい(であろう)”須佐能呼”を無意味に展開する余裕は無かったのでしょう。チャクラも既に底をつき、命を燃やすようだったイタチを語るのは辛いので置いときますが、この時、イタチの”須佐能呼”がサスケの攻撃の一切を弾き返してしていたのが「八咫鏡」という「霊器」でした。ここで黒ゼツがボソッと呟いてるんだけど、「十挙剣」「八咫鏡」を備えるイタチは最強…って言うか、ズッコイ武器をイタチは隠し持っていた訳です。

恐らく、これがトビがイタチに一目を置き、木ノ葉に手を出さない密約とバーターで”暁”の運営がなっていた理由なのだと思います。レバタラの話になるけれど、もしも病魔にイタチが侵されていなけレバ、イタチが盤石だっタラ、世界はこんなに右往左往はしなかっただろうなー…と思います(笑)。しかし、不死とか、黄泉返りとか、ここまで掟破りが許される世界観で、イタチが「オレがオレが!!」にならなかったのが不思議でもあります。それでもイタチはサスケに委ね、逝った訳で、それをイタチがサスケを愛していた…だけで片付けるのは余りにも合理性がないです。何故ならイタチはサスケをこんなにも傷付けてしまった。傷付ける事に意味があったんだけど、それは愛するのと真逆のアプローチだったから。

ぶっちゃけ、「うちは」(兄系)が九尾を抱え込む強化法だってあったと思うんです。しかし、それは「九尾事件」にて「千手」(弟系)に先手を取られてしまいました。そして、残された選択肢が八年後の「うちは虐殺」だったんだとナル×ジャンでは考えている次第です。この辺はややこしいんで考察の後半で説明しますけど、最終的にサスケの強化に関しては”須佐能呼”…つまり、万華鏡写輪眼のチャクラの完成をイタチは周到に準備を進めていたものと思います。そして”須佐能呼”の完成に不可欠なのが「霊器」だったと思います。イタチは世界の各所に鏤められた…な、何で!?鏤められたんだ!?…「霊器」を集めて集めて集めまくったんではないでしょうか。そして、その目的を成すには”暁”は都合が良かった…。

サスケの”須佐能呼”の完全体のVer.2が天狗ちゃんだった事から、少なくとも「十挙剣」に関してはサスケに移譲が完了しています。「八咫鏡」は描写が無いので不明であります。しかし、それもイタチの万華鏡がサスケに移植された事で変動があるかも知れません。何より、イタチが自分の全てを注ぎ込んでサスケを強化したんですから、トビの邪(に見える)導きすら織り込み済みのイタチのシナリオなんではないかと、僕は考えてまして…だからこそ(姑息にも)先に九尾を押さえた「千手」のナルトに大層な「霊器」を与えるなんて考えられましぇ~ん!!と考える人だったので、イタチがナルトに与えた「力」がサスケに向かう「力」ではなく、ナルトを救う「力」であるべきだと考えた訳です。

「許せサスケ……これで最後だ」(イタチ)

イタチはサスケにそう言い遺し…逝きました(第43巻/236頁)。この時、イタチが何とも満足げにサスケに微笑んでみせたのは、自分の運んで来た万華鏡や「霊器」をサスケに委ねる事が出来たのもあるでしょう。サスケにしか適合しない万華鏡に関してはサスケに移植されなければ意味を成さない代物でありますし、イタチの安堵感から考えれば「霊器」に関しても、トビが「霊器」にタッチできない…”須佐能呼”を発動できない…事情があって、それを認識していた可能性が高いと思います。何せ大蛇丸にすら見出せなかった「霊器」ですから、”仙人の眼”を持つ「うちは」独壇場ですって…。ちなみに「十挙剣」は転写封印・天照と同時にサスケの写輪眼…というよりは眼軸かな…に打ち込まれたものと推測して居ります。

そろそろ”須佐能呼”って何!?「霊器」って何!?の疑問の嵐がわき起こってると思います。その答えはサスケの”須佐能呼”の描写と、ナルトが九尾のチャクラを捕獲し、九尾を再度、「八卦の封印式」に閉じこめた周辺の描写にあると思います。できればその辺りを復習しておいて欲しいです。一気に書き上げたいんだけど、僕もいろいろとありまして…(汗)。ちなみに、イタチが九尾を奪ってサスケに与えなかったのは「九尾事件」で先行した「千手」を尊重した結果なんだと、僕は思います。つまり、イタチは「うちは」の意向にだけ縛られてる訳じゃーない…って事です。そう言えばイタチはそう考えさせるような事を言ってたな…と思い出しませんか?第一部、「シスイ事件」の直後の…アレです(第25巻/102頁)。

「一族などと…
ちっぽけなモノに執着するから
本当に大切なモノを見失う…

本当の変化とは規制や制約…
予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない」
(イタチ)

あの時…イタチの万華鏡には何が映ってたんだろう…。



 
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「御神器」(序)

 
「!」(ナルト)

<ズッ>「うぐっ!」(ナルト)

「お前にオレの力を分けてやった
その力…使う日が来なければいいがな」
(イタチ)

僕の知る限り史上最高に美しい伏線回収だと思える…第403話「涙」のナルトの回想シーンで(第44巻/14頁)、ナルトがイタチに見方によってはメチャクチャ卑猥に口に無理矢理烏をねじ込まれるんですが、この「力」に関しましては「うちは」のサイドであるイタチから千手のサイドであるナルトに対して「強化」に関するアプローチは考え難い…もしかしたら、あの「烏」は「九尾のコントロール」に関係あるんじゃーな(ryと何人もの方にタレ込まれたにも関わらず断固として貫いた…と考えていました。何故なら、イタチはサスケだけを愛する生き様を貫いた人だと信じていたし、今も信じていますので、ナルトの「強化」である「九尾のコントロール」にイタチが関与する道理はないと思いたかったからです。

サスケだけが好きな人だから、「その力…使う日が来なければいいがな」とイタチは言った…のであれば、それはサスケをピンチに陥れる「力」という事になり、サスケの万華鏡写輪眼の主戦力である"天照"の黒炎を消し去る「炎遁チャクラ」を「烏」にパッケージングしてナルトに渡したのですよ…と、僕は「九尾のコントロール」③で書きまくったのです(「九尾のコントロール」は「~書き終えて…」にてナビゲートしておりますので一気にお読み下さい)。しかし、その信念も「一回休み」の前の第499話「新たなる封印!!」のナルトが「九尾のコントロール」を成し遂げた瞬間の煌(きら)めきと共に霧散してしまった訳です。週ジャン2010/29号の45頁スケルトンのナルトをご覧あれ。


「キッ」<ガリ><ガリ…>(九尾)

<ズズズズズズズズズズッ>

<ズッ><チリ><チリ><チリ><チリ><チリ><チリ><チリ>(ナルト)

九尾のチャクラを「八卦の封印式」の座標で吸引して、全身に行き渡たり、今にも発火しそうな程にチャクラが溢れるナルトの身体に浮き上がる奇妙な文様が…ナルトの首ひは六個の勾玉。両肩と腹に「うずまき文様」。右掌の「ナルトの鍵」も術式が両肩の「うずまき文様」をリンクしつつ、胸骨の辺りから丹田部の「八卦の封印式」(跡地?)を囲うようにネットーワークを形成するかのような…思わせぶりに浮かび上がっています。ここまで見せつけられて、ナルトの首に纏わり付いてる「勾玉」「イタチの力」ではないと、僕には思えんのです。そして…「勾玉」…この文様…「忍の始祖とされる六道仙人…」(第41巻/63頁)で初登場の六道仙人の首に似たようなモノがぶら下がってたと繋がってしまうのです。

ここで僕は感じちゃった訳です。折りも折り、梅雨空の分厚い雲の中、蓄電された静電気が堰を切って溢れる雷(イカヅチ)の様が僕目がけて落ちて来るみたいな衝撃波が襲うのです。ちなみに、この描写を受け入れれば、イタチは「九尾のコントロール」なぞ、ナルトに成し遂げて欲しくはなかった事になるでしょう。この時点で既にサスケはイタチのシナリオにより「万華鏡写輪眼のチャクラ」を得る流れでしたから、イタチが千手(ナルトの強化)に擦り寄るなんて状況が奇異に思えるほどイレギュラーであります。しかし、そこまでして、何でイタチがナルトに「イタチの力」を分け与える必要があったのか!?の答えに思い当たった時、僕の脳内では例の「チャイム」が高らかに鳴り響いたのです。

その「音色」を…(できるだけ)連日連夜書こうと思うのだ(ry


エーッと、ナル×ジャンのケルベロスです!!お世話になります。本日(100624)、野暮用で書けませんでした。現時点でかなり酔っぱらってるので間違ってもアップできないと思いますので、寝てしまうなり、サッカー観るなり…有意義に時間をお使い下さい。イタチはナルトに「九尾のコントロール」なぞ、成し遂げて欲しくはなかった=その力…使うことがなければいいがな…が、ナル×ジャンの解釈で、ナルトが「九尾」を否定せずに利用する流れが何を意味するかを考えれば答えは見つかる筈です。イタチが黒幕でも可笑しくないくらい要所要所をコントロールしてるな…(汗)。ナルトとサスケの準備がほぼ整った今、すぐそこに「終末の谷」がある訳で、今度こそ最終決戦でしょう。その結末すらナルトには見えている…切ないな。


  
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第499話「新たなる封印!!」


<ググググググググ>

「愛してる」

「!」(九尾)

(何だろ………)(ナルト)

(すっげー安心する…)(ナルト)

(すっげーうれしいっ!!!)(ナルト)

「ウォオー!!」(ナルト)

ナルトはこれまで「異常者」としてナル×ジャンでは散々な扱いだった訳ですが(笑)、それというのも「八卦の封印式」なんて狡い(チート)システムに庇護されていたからで、それが先刻の「封印崩壊」でミナトによって組み直された事で薄れた…「ナルトは何故、過呼吸に陥ったのか?」(疑問の考察)で、それを書きましたっけ(遠い目)。そして、ナルトはとうとう蔵入りした「ナルトの鍵」「八卦の封印式」そのものにアクセスする段階(フェイズ)に突入。そこで目出たく「八卦の封印式」の深層に潜むクシナ(のチャクラ)と対面するに至るのです。ナルトの紆余曲折には徐々にハードルを上げてナルトの筋力を上げようと願う「親心」というものが大いに感じられるのは、きっと僕だけじゃーないでしょう。

別に少年少女に今、それを感じて欲しいなんて思ってませんけど…何か?(笑)そんなのは自分が自然と感じられるタイミング(時合)があるんだと、僕は考える人なのでどうかお気を遣わずに(笑)。ま…ぶっちゃけ、少年少女の分際で(失礼)そんな事解られたらこっちも立場が無い!!個人的に「幼い頃から物分かりの良い子はグレる」と統計学的に感じてるので、どうか今はナルトのように天真爛漫に生きて欲しいと思います。見て見なさいよ。ナルトの素直さ。明るさ。クシナの言葉…「アナタを愛してる」をこんなにも真っすぐに噛み締められる子で(今は…)居て欲しいと、心から願います。僕も子供の頃はそうだったな…自分を愛してくれる人に目を閉じて駆けてって抱きついたもんだわサ(遠い目)。

(すっげーうれしいっ!!!)

ま…ナルトの九尾の「憎しみのチャクラ」に対する一気の反抗は、ナル×ジャン的には「八卦の封印式」との接続がよりダイレクトになった結果、ナルトの精神面が過去に「異常者」と呼ばれる…ジャンクフードと寒々しい食卓の「食育」でも誰よりも明るく真っすぐしなやかに育ってしまった…ナルトの強化版みたく弾けてる…つー事になります。ちょっと味気ないけど、最先端の脳化学では「愛」の在り処すら突き止められようとしていますし、心の動きも脳内物質の分泌で片付けられるくらい進んでいます。その最先端の介入をクシナがやっちゃってました…がナル×ジャンの「八卦の封印式論」なんだから仕方ない!!<キリッ>しかし、それが「ナルトだけの特別ではない」とするのもナル×ジャンなんで…お許しを(笑)。

ナルトの「異常者モード」を全開に九尾に挑むシーンは、ちょっと古いけど「エヴァ」で自己崩壊したかに見えたアスカが白い羽付のエヴァの集団に独り立ち向かうシーンとダブりました。結局、フルボッコにはされちゃうんだけど、アスカは凄く嬉しかったと思うんです。何故ならズーッと愛されてた事に気付けたんですから。きっと、今のナルトと似た心境だったと思います。クシナの声が聞こえようと聞こえまいと、クシナは「諦めないド根性」でナルトのお腹にしがみついてたんです。今回は偶々、「八卦の封印式の解錠」したからクシナの声が聞こえただけで、ナルトは16年間、抱き締められ、励まされ、愛され続けたんです。それに気付けたから九尾なんてバケモノに堂々と向き合うのが恐くなくなったのです。


(クシナめ…!)(九尾)

<ズズズ…>

<ズズズ…>

<ズオォー…>


「フフ…」(キラビ)

「こ……これは?」(ヤマト)

<ファ>

「いい感じ!このまま監視!」(キラビ)

内部的にナルトが持ち直したのが、外見上に反映されてオッサンズがホッとするんですが、これって「父親」が思春期の子供にヤキモキする代弁みたいで<キュン>と来ちゃいました。ま…使えない風にも見えるけど(笑)、「父親」って「生き様」を示すべき立場役割を持つ宿命として、「母親」のように「内向き」に関与できないからそう見えるだけなのね。この辺りの描写は本当に家庭を築き、我が子を育てるキッ神の精神性が滲んでるんだと、「一度も子供を育てた事の無い教育論」を語る僕としては<チク><チク>しちゃうところです(笑)。でも、キラビが「九尾VSナルト」の導入で九尾のチャクラ砲を握り潰したのってカッコ良かったじゃない。あんな風に体張るのが「父親」であって、「外向き」の損な役回りな訳なのよ。


「九尾をおさえてる私のチャクラもそうもたない……
今のうちにやっちゃいなさい!」<ガッ>(クシナ)

「オウ!」(ナルト)

(影分身の術)

<ボボボン>


「……ガキィ!」<ググ>(九尾)

<メリメリ><メリメリ>

「行くゼェ!!」<ザザザザ>(ナルト)

<ブチチチ>(九尾)

「やっぱり強いわね!」(クシナ)

<バチャ><バチャ><バチャ><バチャ><バチャ>

「くらえー!!」(ナルト)

「グオオオオー!!」(九尾)

<ザッ>(螺旋超多連丸!!)(ナルト)

<ブン>(九尾)

<ボボボボボボン>

「のぼせるなっ!!」(九尾)

ナルトが一気呵成に九尾に飛び掛かって行くんだけど、先ずは「通常チャクラ」の攻撃から。影分身を土台に螺旋丸を一気に浴びせる力技だけど、これはナルトが九尾のチャクラ毒に耐え、その禍々しいチャクラの質量に抗し動いた「ナルトのチャクラ」なんだと思います。しかし、それは「八卦の封印式」の助力があって拮抗した力量であって、今や「八卦の封印式」の内側に入り込んで闘う状況においては通用しない…「のぼせるなっ!!」っていうのは、それを言い表してるんだと思います。そこにクシナの「鎖のチャクラ」…これはクシナの「特別なチャクラ」を具象化したもので、これまで八卦の封印式を組成、或いは補強してきたチャクラなんだと思います…が九尾に仕掛け転ばせます。九尾も多少、脚に来てるのかもね(笑)。


(まだいけるってばね!)(クシナ)

<グイ><ガク>

<ズン>「!?」(九尾)


「ここだァー!!」(ナルト)

「これは…仙人モード!!」(ヤマト)

<スゥー><スゥー>(ナルト)

それで「通常チャクラ」の次に「仙術チャクラ」が来る訳。ミナトが妙木山を完全に切れなかったのは「仙人モード」の伝授が「九尾のコントロール」には不可欠だったからじゃーないかと僕は考えています。一つはチャクラコントロールのスキルアップの為。そして、もう一つは莫大な「九尾のチャクラ」に対抗する為の「チャクラの発生エンジン」として「仙人モード」を重視したんじゃないでしょうか。恐らく、こんな風に精神世界(八卦の封印式の内側)でナルトが九尾と対戦する想定があって、実戦向きではない「動くな」の仙術チャクラであっても関係ありません。そう考えれば、フカサクの「仙術・両生の術」に拠る「融合」を拒絶した「八卦の封印式」のプログラムが妙木山と距離をおいたであろうミナトとしっくり来ます。

そして、九尾のチャクラを手中に収めてしまえば、チャクラがチャクラを無尽蔵に生み出す尾獣ネイティブ「血継限界チャクラ」である「閃遁チャクラ」をその身に抱え込めるんですから、キラビと八尾が内部的によろしくやってる様に、「動くな」を分担する「相棒」として「九尾のチャクラ」が機能できると思うんですね。それが「仙人モードVer.2」であり、異常な高まりを見せるサスケの「闇のチャクラ」に拮抗する「力」になり得るんだと、僕は考えています。この辺りは後述がありますが、いよいよもって『NARUTO -ナルト-』が佳境に入った…入ってしまった!!と思える部分で、麻雀で言ったら、上がりの前の前…エーッと、”リャンシャンテン”だっけ?(麻雀やらないんで…笑)くらいだと思います。


<ズズズズズズズズ>

(仙法超大玉螺旋多連丸!)<ドドド>(ナルト)

<ボン><ボン><ボン><ボン>

「ぐオォオ!!」(九尾)

<ドウ>

<ザー…>

<ズザザザ>

<ザッ>(九尾)


<ボン>

<ザッ><バシャ><バシャ>(ナルト)

「!」(九尾)


「もう一押しィィ!」(ナルト)

<ドッ>「!」(九尾)

(何だ!?この力は…!)(九尾)

僕はもう痛快でならんかったです。無数の超大玉螺旋丸に九尾がチビりそう(多分、ちょっとチビったと思います)になったカット。後ろからだから九尾の顔が見えないけど、多分、目が「点」になってたと思います。そこまでやるかよ…と、長年連れ添ったナルトの人間性すら疑ったかも(笑)。ちなみに、九尾から伸びてるのは「クシナの鎖のチャクラ」ではなくて、ナルトのチャクラで、九尾をフルボッコにしたドサクサに紛れてナルトのチャクラを九尾のチャクラにくっ付けたんだと思います。九尾はそれに「憎しみ」を流し込んでナルトを拒絶する筈なんだけど、ナルトは今度こそ「憎しみ」を克服してしまったから効かないだろうし、九尾に反抗させる余裕を与えない…まさに「押せ押せ」の状況なのだ!!

ナルトが「憎しみ」を克服した…つーのは語弊があるかも知れないけど、ナルトの生い立ちから考えれば、それが「存在の否定」に起因するナルトの中の痼りみたいなものであって、それをクシナの抱擁が打ち消した訳です。「ここにいていいのよ」とクシナがナルトに囁いた。「アナタを愛している」と告げた。ナルトは素直にそれを受け容れた(←ここ大事よ)。ナルトがそれだけで幸せになれたのは、クシナの「愛」が今に始まった訳ではなく、これまで16年の永きに渡ってナルトのお腹にしがみつく、クシナの「諦めないド根性」だった事が何となく感じられたんだと思います。ナルトは明らかに感謝しているんです。ナルトが今まで独りじゃーなかったんだと気付けた結果なのだと、僕は思うんだな。

「……君には大切な人がいますか?」(白)

「人は…
大切な何かを守りたいと思った時に
本当に強くなれるものなんです」
(白)

もう10年になるのかな…「白」がナルトに教えた「強さ」(第3巻/75-77頁)。その想いはナルトの中にしっかりと息衝いています。だからこそ、ナルトはクシナの「強さ」を理解できた訳です。それは自分が愛されてた実感でもあります。だから、ナルトは安心した。心の底から嬉しかった。そして、今まで以上に強くなれるのです。そして、その原理が「単なる力」としてバラバラに分割された九尾には理解できん訳です。恐らく、九尾は十尾の憎しみと閃遁チャクラを組み合わせて解き放たれた「純粋な力」であって、これまでも”暁”の人外共とはいえ尾獣が一人の忍に屠(ほふ)られた理由でしょう。ぶっちゃけ、九尾すら「六道仙人のトラップ」の被害者だったんじゃーないかと思えるほど、九尾は卑しく滑稽で哀れです。


<グググググググ><ズゥー>(九尾)

<グィー…>「引けェー!!」(ナルト)

「うオオオ!!飛んでけー!!」<ゴゴゴ>(ナルト)


<ズリュー…><ドドドドド>(九尾)

<ドザアァァ>「グルル…」(九尾)

<ボン><ボン><ボン><ボボボボ>


「キッ」<ガリ><ガリ…>(九尾)

<ズズズズズズズズズズッ>

<ズッ><チリ><チリ><チリ><チリ><チリ><チリ><チリ>(ナルト)

そして、ナルトは風遁螺旋手裏剣を投げずに臨界まで制御(爆発させずに薄皮一枚で風遁チャクラを圧縮し続けた?!)して九尾のチャクラだけを引き摺り出します。そして、先にくっ付けたナルトのチャクラで九尾との綱引きに勝利するのです。ナルトは九尾のチャクラから「憎しみ」(九尾が九尾たる存在を保つ拠り所)を分離に成功したのだと思います。ナルトが九尾のチャクラを取り込んで「何色」になったのか知りたかったんだけど、僕は「オレンジ色」だと思うな。ちなみに、ナルトに蔵入りしたゲロ寅が九尾のチャクラをコントロールする経絡系を構成ているように思います。お腹には「八卦の封印式」。そしてナルトの両肩には今まで意味不明だった「うずまきのワッペン」。あれは…クシナのチャクラと関係ありそうですね。

その辺の詳しいところは今週中にも考察を上げたいと思いますが…もう一つ、ナルトの首の勾玉。まさか…六道仙人も同じようなものをしてたわ…と、僕は震えてしまいました。この後、九尾はナルトの「新たなる封印!!」で封じられるんだけど、「六道仙人」の影がチラつくんですね。これまでナルトに関与したキャラで、「六道仙人」と繋がってる可能性が感じられる人って「うちはイタチ」くらいしか思い浮かびませんがな…って事はですよ…この勾玉って「うちはイタチの力」かしらと、僕は思う訳です。イタチがナルトに授けた「イタチの力」…使う事が無ければ良いと願った…烏。万華鏡写輪眼の”須佐能呼”が霊器と繋がってて、サスケの”須佐能呼”が「十挙剣」(とつかのつるぎ)を持ってるんだから……

ナルトには「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)って事ですか?

サスケの”須佐能呼”に「十挙剣」は”須佐能呼”の天狗ちゃんが第484話「それぞれの第七班!!」で出てまして、外見的にイタチの”須佐能呼”の攻撃Ver.と瓜二つ(クリソツ)であります。”須佐能呼”の外見が霊器に依存するのはナル×ジャンの独断ではありますが、描写的にも骨格(骸骨ちゃん)が筋肉や表皮を纏い”須佐能呼”の完全体を成すのは、”須佐能呼”が霊器を扱う万華鏡写輪眼のオプションだということを裏付けてると思います。”須佐能呼”を備えたイタチだから、大蛇丸が欲しがった…超レアの霊器(神器)を密かに収集できたと思われ、攻撃系の「十挙剣」をサスケに与え、九尾の憎しみのみを閉じこめる「新たなる封印!!」としての「八尺瓊勾玉」をナルトに遣わしたのかしらね…でも何で?…を考えねばと思います。


「ナルトォ…ワシを」(九尾)

<ズッ>「ワシを怒らせたな!
ナルトォオ!!」
(九尾)

<ガリ><ガリ>(九尾)

<ガリ><ガリ>(九尾)

チャクラをはぎ取られて「憎しみ」だけになった九尾が、黒い玉を呼び出してますが、この時の九尾の<ガリ><ガリ>って、長門が外道魔像にリンクして<ゲソッ>と一気に年老いたのか痩せたのか…に似てると思いました。九尾のチャクラを我がモノにしたナルトが、それに全く対抗せずそそくさと「八卦の封印式を施錠」したのは、九尾を守る為だったんじゃーないかと、僕は思います。ナルトをやっつける為に「この力」が必要だったならもっと早い段階で使った筈です。でも、それをしなかったのは自分もヤバかったからだと思います。九尾の命や居場所(八卦の封印式)諸共を無に帰す自爆行為だったから、ここまで自棄のやん八にならなければ使えなかったのだと思います。それを察してナルトが救ったのでしょう。


「まだこんだけの力が…」(ナルト)

<ズズ…>(九尾)

「やっぱすげーや…お前は……」(ナルト)

<ガッ>

<グルン>


<ズン><ズン><ズン><ズン><ズン>

<ズン><ズン>「!!」(九尾)

<バキキキ>

(…こりゃあ六道の…!?)(九尾)

「八卦の封印式の施錠」を合図にこれまでにないタイプの枷(かせ)が九尾を拘束します。一見、「鳥居風」で、九尾はこれを(六道の……!?)と忌々しく感じています。僕はこれが「新たなる封印!!」であって、その正体が「ナルトの勾玉」であり、それがイタチがナルトに与えた「烏」なんだと、今回の描写で考えました。九尾のチャクラを取り込んだナルトに浮き上がったゲロ寅と思(おぼ)しき九尾の閃遁経絡系。ナルトの両肩の「うずまき」の文様。そして、首に浮かんだ六個の「勾玉」……。謎が謎を呼びます。ここで九尾を沈黙させ、九尾の本気の憎しみすら粉々に砕いた(六道の…!?)の九尾の驚き。それが何なのか!?を今週と来週で考えてみようと思います。ちなみに来週の『NARUTO -ナルト-』休載でーす(汗)。


<ガコン!>(八卦の封印式)

「…覚えていろ…ナルト」(九尾)

<ガチャン>(八卦の封印式)


(……ごめんな…九尾
………でも)
(ナルト)

(おめーを悪ィようにはしねーから…)(ナルト)

<スッ…>(少しの間待っててくれ)(ナルト)

「八卦の封印式」の檻が太くなってるし、縦だけでなく横にも部材が増えて明らかに補強されています。九尾の例の鳥居風の拘束具に取り押さえられたままです。鍵穴は「四象封印」のままみたいですが…。しかし、それ以上に気になるのがナルトの悲しい目つきです。何だろう…ナルトが死を覚悟した…みたいな胸騒ぎがしてなりません。或いは、いずれ九尾を解放しなければならない事を既知するような…物悲しさが漂っています。ナルトの(少しの間待っててくれ)…って、サスケと殺り合う結果が見えてるかのような…それはナルトが当たり前に「ナルトの鍵」を使えたり、サスケの中に在るモノを一瞬で悟った気配と無関係じゃないでしょう。サスケと交えた「拳」…二人の精神世界でナルトとサスケは何を見たのだろう…。


「やったわね…ナルト!」(クシナ)

「…うん…」(ナルト)

「………」(ナルト)

「母ちゃんは今……」(ナルト)


「これでミナトのところへ
やっと行ける…」
(クシナ)

「……!」(ナルト)

「………」(ナルト)

それとすっごい余談ですが、ナルトがクシナに望むべくもない期待を抱いてて、それをクシナがやんわりと否定して、更にナルトが無言で受け容れる行が切なかったです。ナルトは「封印崩壊」でミナトと再会し、今生の別れを既に経験していますが、それとクシナとの再会を同義に考えたくなかったんだと思うんです。僕も似たような事を考えましたけど…「クシナは何処にいるのか?」(疑問の考察)…ナルトはクシナに何処かで生きてて欲しいと願ったんだと思います。それでこんな風に訊いてみた…。しかし、それが叶わぬ期待だと、心の何処かで納得もしてたんです。クシナが登場した時からいつかはこの時が来るだろう事もナルトも僕らも解ってたんだけど、それを紛らせるクシナのハッちゃけた雰囲気だったと思います。

それに付帯するナルトの心の揺れを実に上手くキッ神は描かれてるな…と思います。そして、この後、クシナが何気に大ネタを披露するのも、広義においては優しさなんだと思います。昔は苦い粉末の薬を飲むのに「オブラート」に包んだもんだけど、クシナの態度はそんな優しさがあると思うんです。この優しさにナルトは16年もの永きに渡り包まれてきた訳です。それが、あの悲惨な食卓であっても、食品であっても、こんなにも立派でしっかりとした子を養って来た秘密だったんだから、僕が「異常者」と言いたくなる気持ちも解って貰えますよね。狡い子なんですよ!!ナルトって(笑)。それを良い風に感じる人は「不思議な子」と受け取るんだろうし、第一部のサスケにはナルトが劣等感の震源地でしかなかったのよ。


「行く前にアナタに言っておかなきゃ
ならない事があるの…」
(クシナ)

「!」(ナルト)

「ナルト……
アナタが生まれた…16年前の事件
…その真相を言っておくわ…」(クシナ)

「…16年前の真相…?」(ナルト)

「………」(クシナ)

「私は…アナタの前任の九尾の人柱力…
まずはそこからね」
(クシナ)

……で、いきなりクシナのカミングアウトで第499話が閉じるんですが、次回、『NARUTO -ナルト-』が記念すべき第500話という事で、キッ神にもご褒美の「一週休み」が出るみたいです。この大ネタを抱えて2週間のお預けはハッキリ言ってキツイですが、次週、とうとう全ての謎の起源とも言える「九尾事件」の真相が語られる事になりそうです。僕はクシナの人柱力はかなり嫌だったんだけど、キッ神が言うんだから仕方ない!!<キリッ>それに、もしかしたら…リンちゃんとか、神無毘橋を経験したミナトカカシが出て来そうで楽しみじゃーないですか。ま…その辺を考えながら2週間まったりと楽しみましょう!!僕もいろいろと忙しいんだけど、命を燃やすように捏造限界のチャクラを絞り出してみようと思います(笑)。

僕と皆さんとのお別れも……必ずやって来る……。



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業務連絡@FARTHER'S DAY


こんばんは!ナル×ジャンのケルベロスです!
全てのアクセスに感謝申し上げます。

今週はいろいろと忙しくて考察を書いてる暇がありませんでした。
別に体調不良とか、病気とか、お酒の飲み過ぎではありませんので(笑)。
今日は「父の日」という事もあってお祝いして頂いて申し訳ない。
ま…「一人も子供を育てた事が無い教育論」を唱えてるんだから仕方ない!!
ま…少年少女にはお父さんみたいな口調で偉そうに書いてるので仕方ない!!
本人はとても元気なのでご安心を(書けない時だってあるわよッ!!)

でも、心配してくれてありがとうございます。
メッセージのお返事は「愛の徳政令」という事でお許しを。
明日は定刻にいつも通り「感想」を上げますれば…。

あとどのくらい書けるんだろう…<キュン>
キッ神…いきなり「新しい敵」を出しても怒らないからね。

ケルベロス@父の日(でも…”お兄さん”と呼んでね!!)

ケルベロス(父の日)



 
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第498話「母ちゃんの赤い髪」


「………」(クシナ)

「何だ?どうしてこんなとこに人が!?
それに何でオレの名前を知ってる!?」(ナルト)

「そうか……そうよね…」(クシナ)

「じゃあ…私が誰か当ててみてナルト」(クシナ)

「………」(ナルト)

「………」(ナルト)


「フフフ……」(クシナ)

「まさか…!」(ナルト)

「もう分かった?」(クシナ)

「お前!九尾の正体だな!!」(ナルト)

「あはははは!くぁははは!」(クシナ)

「なんという野蛮な笑い!!
女に化けてオレを騙すつもりだったな九尾」(ナルト)

<ゴン>「違うってばね!!」(クシナ)

「いてェェー!!」(ナルト)

「……!」(ナルト)

「…てばね…?」(ナルト)


「ハハハ…いきなりどついちゃった…」(クシナ)

「………」(ナルト)

「生まれつきせっかち
早口だからつい変な口癖がついちゃって…
…出ないようにはしてたんだけど
興奮するとついね…」(クシナ)

「アナタは大丈夫だった…?
私みたいに変な口癖がでなきゃいいけど…」(クシナ)

「………」(ナルト)

「……じゃあ…」(ナルト)


「ミナト
何も言わなかったのね
もう…まったく」(クシナ)

<フル><フル>(ナルト)

「…そう私はアナタの…」(クシナ)

<バッ…>「!」(クシナ)

<ギュッ…>(ナルト)


「………」(クシナ)

「……ずっと…」(ナルト)

<スウー…>「ずっと…会いたかったってばよ…
母ちゃん…!」
(ナルト)

「…”てばよ”…か…
…やっぱり私の子ね…」(クシナ)

自来也の走馬灯に出てきたクシナとちょっと違うので、僕も一瞬、九尾が化けて…を疑いました(笑)。走馬灯でキッチンの奥から出てきたクシナはもっと淑やかで物静かな女性だったけど、ナルトの目の前に現れたクシナは、酒酒屋のゲロ吐き綱手と自来也が語り合ったおしゃべりなお転婆娘そのもの。見ようによってはナルトのお色気の術のナル子と似てる…つーか、ナルトとクシナの顔がすごく似ています。そう言えば綱手が「どちらかと言えばアレ(ナルト)は母親似だからな…」(第40巻/147頁)と言ってみたり、「ナルトの顔は父親(ミナト)似だな」(第40巻/148頁)となったりややこしいですが、「性格と忍術」はクシナ似で、その他は両親の面影を引き継いでるのかしらね(どうでもいい…)。

しかし、クシナがお初のナルトを迷いなくナルトと認定できる割には口癖を心配するのは何故だろうかと考えたんですが、クシナが登場できるのは「八卦の封印式」を解錠したナルトの精神世界のみとすれば、ほぼナルトにしか会えない…という事になるのだと思います。ところで、「封印崩壊」「八本目→九本目」の大ピンチで現れたミナトはナルトを取り巻く事件をかなり詳細に知っていて、自来也の死や木ノ葉の壊滅も「ああ…見てた…お前の中からね」(第47巻/143頁)と言うように外界を観察する事が出来たようです。それに対してクシナはミナトとも接続できないという事は、ミナトと違ってズーッと休眠状態だったか、外向きのミナトに対してクシナは内向きに九尾を抑えてたんではないかと、僕は考えています。

そして、ナルトも薄々感じてただろう予感…クシナがナルトの母という事に、いよいよナルトが気付きます。一目見てクシナが自分の未だ見ぬ母であると感じていたのかも知れません。クシナが「ミナト」の名を口にして確定した。16年間、ナルトはこの瞬間を夢見てきたのでしょう。そして、夢にまで見た母はその腕の中に在る…。ナルトがこれまで父親や母親を語らなかったのは誰も訊かないのもあるけで、ナルトの中のアンタッチャブルな領域だったからだと言えるでしょう。特に母親に関しては何一つ語らなかったんじゃーないでしょうか。何事にも天真爛漫で明け透けなナルトに在ってそれは「異例」と言えるでしょう。九尾が送り込んだ「闇」すら晴らすほど嬉しかったのかな…ナルトの「憎しみ」が消えて行きます。

「……九尾化が…止まった…?」(ヤマト)

「……!」(キラビ)

「ヤマト何かしたのか?」(キラビ)

「いえ…自発的に止まったみたいです…」(ヤマト)

(何があった?)(ヤマト)

一方、洞窟内部の白い部屋で九尾化せんとするナルトを見守るキラビとヤマトですが、ナルトの精神世界をモニターするスベがないようで、いきなり九尾化傾向が現れたかと思うと、ピタリと止まり戸惑っているようです。九尾の鎮静は千手柱間の木遁チャクラの独壇場で、ヤマトの見せ場だけにガシガシやってもらいたいところですが、ナルトは内部的にハッピーな状態でして、今まさに母・クシナと16年ぶりの再会を果たしてるなんて、ジタバタするオッサンズには知る由もなく(笑)。ナルトは座禅を組んだ状態で九尾の衣に包まれ、半分は黒い憎しみのチャクラを纏う三・五本~四本目?恐らくナルトが意識を保てるギリギリのところでしょう。余談ですが、柱間の首飾りがなくてもナルトにヤマトは介入できるのか心配です。


「母ちゃんに会ったら
聞きたい事がいっぱいあったんだ!」(ナルト)

「…うん…ゆっくりと聞くわね…
…その前に九尾をおとなしくさせなきゃ!」(クシナ)

<グワッ>「くっ!」(ナルト)

<ズズズ><ズズズ>(ナルト)

<シュウウ>

<シュルルルルルルルル>「!?」(九尾)


<ガッ>

「!?
このチャクラ…」
(九尾)

<グググググググ>「クシナか…!」(九尾)

九尾との接続を一方的に遮断するんではなく、恐らく一時的に「八卦の封印式」経由に切り替える作戦に出たと思われます。ナルトのチャクラとダイレクトに繋がれてたであろう九尾のチャクラが、ナルトの腹に移動します。次にナルトの身体から太いチェーンが出てきて(イカかと思いましたが…)九尾をグルグル巻きに拘束します。それがナルトの身体からだけでなく、周囲を満たす液体からも伸びています。ここが「八卦の封印式」の内部と考えれば、それがクシナの子宮であると、僕は考える人なので、そこを満たす液体は「羊水」という事になる(汗)。つまり、この空間全体がクシナの管理下にあるようなもので、九尾がクシナの名前やクシナのチャクラの感じを知ってる雰囲気が非常にしっくり来てしまいます。


「ミナトはアナタが九尾の力をコントロールする時の為に
私のチャクラを封印の式へ組み込ませていたの
ナルトの力になれるようにって…」
(クシナ)

「?」(クシナ)

「へへへ…」(ナルト)


「聞いてるの?」(クシナ)

「母ちゃんが美人な人でよかった!」(ナルト)

「そりゃどーも!フフ…
髪は父親似だけど顔は私に似ちゃって
ごめんなさいねナルト」
(クシナ)

「何で?
美人の母ちゃん似ならオレってば美男子って事だろ?
それに母ちゃんの髪だってキレーな赤でストレートだし…
そっちも似たかったってばよ!」(ナルト)

「……フフ…」(クシナ)

「……?」(ナルト)

「私の赤い髪を褒めてくれた男は
これで二人目ね」
(クシナ)

「そうなの?…じゃあ一人目は?」(ナルト)

「もちろんアナタのお父さんよ」(クシナ)

「ああ……!そーゆー事!」<ポン>(ナルト)

「……何が?」(クシナ)

「あのさ!あのさ!これ絶対に母ちゃんに会ったら
聞こうと思ってたんだけどさ…!」<ズイ>(ナルト)

「父ちゃんとのなれそめって言うやつは
何だったの?」
(ナルト)


「……!」(クシナ)

「な…何か…恥ずかしいってばね…!」(クシナ)

「あ”てばね”って言った!
興奮してるー!」(ナルト)


「こういう場合は動揺って言うんだってばね!」(クシナ)

「また言ったアハハハ!」(ナルト)

「………」(クシナ)

クシナとナルトは白く清浄な空間で歓談しています。ミナトが現れた時もこんな感じの空間だったと記憶していますが、「八卦の封印式」のセーフティーゾーンがあるのかしらね。クシナの言う通り、ナルトはクシナに似てますね。髪の毛はツンツンと立っててミナトの形質が引き継がれているようです。最初はクシナの弾けた感じに違和感を感じたけど、このくらい元気な方がナルトのお母さんらしくて良いですね。俯いて恥ずかしがる雰囲気なんてナルトの女装にも思えます(笑)。ナルトの「てばよ」に対するクシナの「てばね」はイマイチしっくり来ません(笑)。キラビがこのビートを何とするのかも興味があるところですが、あんなむさ苦しいオッサンがこの場に居たら邪魔なのでもうどうでも良いです(笑)。

しかし、どうでも良くないのが「八卦の封印式」を書いたのがミナトに確定してしまったのでナル×ジャンの「八卦の封印式」の組成に関する考察が崩れてしまいます(笑)。しかし、クシナのチャクラが「八卦の封印式」に組み込まれ、今に至るまで在った…事も同時に確定します。「八卦の封印式」にクシナのチャクラを組み込んだのは、クシナの言う通り「ナルトの力になれるように」なのでしょうが、後述される「少し特別なチャクラ」が関係してると思います。そして、母親のチャクラが組み込まれた「八卦の封印式」がナルトを安定させる方向にセッセと介入してたんじゃーないか…こんな感じのお母さんだから、そりゃもういろいろとエネルギッシュにナルトに関与してたんじゃーないでしょうか(笑)。


「下忍の頃
私は他里から引越して来たから
木ノ葉の事はよく知らなくて…
お父さんと初めて会った時はまだ
二人共幼かったの

お父さん…
つまりミナトを初めて見た印象は
女男みたいで頼りなさそーでね…」(クシナ)

「へーそうだったんだぁ…」(ナルト)

「……

引越してきたその日のアカデミーの授業で
将来の夢を発表しなくちゃならなくて
私は皆になめられたくなくてこう言った

女性で初めての火影になってやる!
……ってね…」(クシナ)

「さすがオレの母ちゃん!
なんかオレに似てるってばよ!
」(ナルト)

「逆…アナタが私に似てるの!」(クシナ)

「で?」(ナルト)

「うん…

いきなり他里から来て
火影になるだなんて言うからなまいきよね
それから男の子によくイジメられたわ…
それで付けられたアダ名がトマト!」(クシナ)

「トマト?何で?」(ナルト)

太ってて丸い顔赤い髪………まるでトマトそのもの!
命名された私ですら納得してしまいそうだったから
ホントズバリね!」(クシナ)

「そっか!そのイジメっ子から
母ちゃんを守ってくれたのが父ちゃんだった!
…って事だろ!」(ナルト)

<メキキ>「いいえ…!全然違う!

トマトとバカにした男子共をいつも返り討ちにして
逆に潰れたトマトみたいにしてやったの」(クシナ)

「長い赤い髪を振り回し
男の子を半殺しにする様から
さらなる通り名が私に付けられた…
赤い血潮のハバネロ!!」(クシナ)

「キバやシカマルも言ってたな…
母ちゃんってのはすげー恐えーって…」
<ゴク>(ナルト)

自来也や綱手はどうも幼い頃のクシナのお転婆ぶりに引っ張られているようですね。「クシナも大人になって美人になったが」(第40巻/148頁)と綱手が言うように、年頃の女の子は大きく変わります。自来也はその変貌を例の走馬灯の行でいきなり見たもんだから驚いたのかも知れませんね。しかし、子供の頃のクシナはお転婆と言うよりは凶暴だったみたいですね。「トマト」ってバカにした事になるんかしら?僕は可愛いと思うんだけど…。それで、「潰れたトマト」にされた男の子達も浮かばれません(笑)。リアルでも幼い頃は女の子の方が早熟で一歩も二歩も先行ってるし、大きくなってからも「可愛い悪魔」に移行するのでズーッと負けっ放しの可能性が…(汗)。でも、そのくらいが丁度良いんだから仕方ない!!(笑)


「……で…父ちゃんは将来の夢
何て言ったんだ?」(ナルト)

「…ミナトはね…こう言ったの」(クシナ)

「………」(ナルト)

「里の皆に認められる立派な火影になりたい…って」(クシナ)

「……里の皆に認められる火影……か」(ナルト)

「初めてそれを聞いた時私は
頼りなさそーな人だし火影なんてなれる訳ないって
ミナトをバカにしてたのよ」(クシナ)

「何でェ!?
父ちゃんってすごく強そうなのにィ!」(ナルト)

「……そうね
けど私もまだ若くて何も分かってなくてね
ミナトをみくびってた
ある事件が起きるまではね」(クシナ)

「?」(ナルト)

「……ある事件…?」(ナルト)

「私は自分の赤い髪がすっと大キライだった…
けどその事件以来私はこの赤い髪が好きになったの…
ミナトのおかげで」(クシナ)


「何があったんだァ?」(ナルト)

「…私には少し特別なチャクラがあってね…
それを狙って雲隠れの里が私をさらった事があったの

その時連れさられていく中で私は敵の足取りを残すため
とっさにこの赤い髪を切って道に落としていった

敵に気付かれないように…<プチ>

木ノ葉はすぐに捜索隊を組んで
私を探してくれたけどなかなか見つけられなくてね
私は国境の間際まで連れていかれてて…
もうダメだと思った時」<パラ><パラ>(クシナ)

「そこだぁ!!?」(ナルト)

「そうミナトが唯一駆けつけて私を助けてくれたの

ただ一人…私の赤い髪に気付いてくれた
キレイな髪だからすぐに気付いたって言ってくれた

その時のミナトはとても立派な忍者に見えた
夢を叶える人だと思わせてくれた
そして何より彼は私を変えた…


この大キライだった
ただの赤い髪は私の中で運命の人を連れてきてくれた…


”運命の赤い糸”になってくれた
それ以来自分の髪を好きになった
そして何よりミナトを大好きになった」(クシナ)

<ニカー>(ナルト)

クシナの「少し特別なチャクラ」を雲隠れが狙ってたなんて…どんだけ悪い奴らなんだと(笑)。白眼のヒナタを拉致ったりもしてますし…。しかし、逆にここまで悪さを働いた雲隠れだから、サスケが五影会談場を襲撃して雷影の左腕を燃やしちゃった事くらい許してくれるかも知れませんね(無理かな…笑)。それで拉致られたクシナが長い髪を切ってマーキングしていたんですね。それにミナトが唯一気付いた!!ミナトのこの時点での力量は分かりませんが、雲隠れの上忍(?)を最低でも3人を人質を取られながらもやっつけられるくらい強かったんですね。一戦交えた後も結構余裕で、クシナをお姫様ダッコなんかしちゃって、こりゃクシナが惚れない筈ないわ…僕だってミナトだったら断りませんし(汗)。

是非とも絵の上手い同人様にはこの行をばスピンアウトして貰いたいです。ミナトの感じからすると自来也に弟子入りしてた時よりも成長してるから、螺旋丸は使えただろうと思います。飛雷神の術はどうでしょう。ナル×ジャン的には、アレは九尾のチャクラ(=閃遁)絡みの特殊な忍術で、九尾の人柱力との接触に拠って達成された想定なので微妙。ま…当時の九尾の人柱力は何を隠そうミナト班のリンちゃんでして、詳しくは「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」(疑問の考察)をご参照下さい。そ、そんな!?と思うかも知れませんが、最後まで我慢して読むと、もしかして…となるかも知れない(笑)。そして、恥ずかしい話を終えたクシナにナルトが<ニカー>って…これでミナトもクシナも成仏できると思います罠(笑)。


「私の髪を褒めてくれた男だけに
私から贈る大切な言葉があるの…
ナルト…受け取ってくれる?」
(クシナ)

「?……うん……」(ナルト)

<ニコ…>(クシナ)

「アナタを愛してる」(クシナ)

「………」(ナルト)

クシナのコンプレックスだった赤い髪の毛…それがミナトとクシナを結ぶ「赤い糸」になったのは、ミナトがあるがままのクシナをそのまま受け容れた結果だと思います。ミナトを一見して「頼りなさそーな人だし」と評価したクシナでしたが、実際のミナトは違った…。ミナトにしてみれば線の細いキレーな外見が男の子としてはコンプレックスだったのかも知れません。しかし、ミナトはしっかりとした「自分」があるから、そんな考えもあるんだ…としなやかに対応できたんだと思います。そして、真のミナトを実際に感じたクシナは自分の小ささに気付く訳です。傷付き、気付く。クシナはミナトに出逢って本当の「自分」に気付けたのです。

そして、そこに在った「恋」にも気付けた。

ま…ぶっちゃけ一言で済ませるなら「※」(←ただしイケメンに限るの法則)でも良いんですが、それじゃー愛想がない!!(笑)兎に角、こうして目出たくクシナとミナトは結ばれる事になったんですが、そんな「なれそめ」に便乗するようにナルトに「愛してる」とクシナが告げるのはハッキリ言って照れ隠しをしてるんだと思います。クシナは髪の毛を褒められようが褒められまいが、ミナトとナルトを愛している筈です。クシナはこうしてナルトと語らうのが楽しくてしかたなかったんだと思います。きっと、ナルトがお腹に居る時から今日までズーッとクシナはナルトに語り掛け続けたと思うんです。そして、その囁きはナルトを安定させ、盤石なアイデンティティを確立した「異常者」に仕立てた…(笑)。


「木ノ葉の黄色い閃光と
赤い血潮のハバネロが合わさったら…」
(クシナ)

「へへ……」(ナルト)

<スッ…>(ナルト)

<バッ>「木ノ葉のオレンジ火影だってばよ!!」(ナルト)

「木ノ葉の黄色い閃光=金髪」「赤き血潮のハバネロ=赤髪」が合わさってオレンジ色(のニクい奴…古ッ!!)になるなんて、キッ神様ってば、どんだけ前からこのネタを温めてたんだろうと。こりゃもう第一巻からですよね。凄いです。僕だったら忘れちゃいますよ…絶対(笑)。もしかしたら、髪の毛の色とチャクラの色って関係してるのかも知れませんね。ナルトのオリジナルのチャクラは「黄色」で、九尾が「赤色」。それがキレーに混ざり合えばオレンジ色になります。じゃーナルトの通り名って、やっぱ「オレンジ色」になるんでしょうか。何気に命名し難いですよね。僕が思い付くのはやはり「オレンジ色のニクい奴」(古ッ!!多分、夕刊紙のキャッチコピーだったような…)しかございま(ry

クシナのお姫様ダッコ超可愛いッス!!


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「…ここに居ていいのよ…」を書き終えて…

 
おはよーッス!!ナル×ジャンのケルベロスです!!全てのアクセスに心より御礼申し上げます。本編が「九尾のコントロール編」に突入して、ナル×ジャン的には「大団円」に向けて一直線のラストスパートを感じてまして、今回もクシナが突然現れて「書かねば!!」老婆心チャクラが湧いてしまいました(笑)。ただ、今回は「八卦の封印式の組成」に関するナル×ジャン的な捏造限界の為せるワザでありまして、信憑性がなくて筆に詰まってしまいました(笑)。それが苦し紛れにではありましたが、「デイダラ→ナルト」のラインを浮き彫りにした次第であります。今にして思えば…デイダラとナルトは似ていたな…特にデイダラが示したナルトへの理解は格段でしたし、二人が命懸けで闘わなかった「妙」も味わい深いです。

デイダラの生き方に僕が共感を覚えるのは「自分で自分の親になる生き方」をデイダラが実践していたであろう臭いからです。対して幸運にも、母親格であるイルカとカカシと父親格である自来也とヤマトをアウトソーシングできたナルトが、その腹の「八卦の封印式」に親を隠し持つ過剰なまでの配慮に、ホントはお金持ちの家の子なのに破れた服を着てる…みたいな。いつかは校門に白いリムジンがお迎えに来るみたいな…(笑)。ま…それをして「チート設定」と呼んでた訳ですが、子育ての社会化を逸早く取り入れ普及せんと努力した木ノ葉隠れに生まれたナルトの幸運と言えましょうか。しかし、ナルトの歪な食生活を丸抱えで補正しまくる「八卦の封印式の介入」を見逃せる程、僕はお人好しでもなく(笑)。

親は子が健やかに成長できるように支える使命を帯びてると思うんです。特にナルトの私生活に関して木ノ葉の親代わりは介入してませんし、世界観として社会保障精度が完備されているようでもないので、ナルトは自力で生活の基礎を確立したように見えます。しかし、ジャンクフードと寒々しい食卓がその一切を否定するのに、如何にもナルトは強くしなやかであり整合性が無い(汗)。僕はこの「異常」「八卦の封印式」に依ってしか説明できないと諦めちゃったのです(笑)。そして、それが「親」にあって唯一できるのは「父親・ミナト」ではなく、「母親・クシナ」だな…と考えるに至る訳です。「八卦の封印式」を観察するにつけ、如何にも「母親的」であり「内向き」であり「利己的」で、それを「母」としか感じられなかった…。

これには大いに僕の「マザコン属性」が影響してるんだけれど、そう思うんだから仕方ない!!<キリッ>しかし、邪悪な九尾のチャクラ毒すら解毒し、剰えナルトのチャクラに還元する…そんな大層な「愛のフィルター」なんて母親にしか出来ませんて…。九尾を殺してしまう事なくその身に抱え込み、可愛い我が子にはしっかりと栄養管理各種欲求のコントロール気付かれずにできちゃうのはお母さんしか「い・な・い」ですって(笑)。ぶっちゃけ「親はなくとも子は育つ」は言えてると思いますが、「育つ」ハード面とソフト面を分けて考えないと危険でしょう。ま…その「裏」「自分で自分の親になる方法論」というものがありまして、今はデイダラは「そっち系」とだけ言っておきましょうか。

詳しくはまた場を変えまして書かせて頂くとして、ナルトになれなかったデイダラと、デイダラにならずに済んだナルトの違いが鮮明に感じられた時、ナル×ジャンの考察に一本筋が通るように流れが見えたように思います。特に意識して書いた訳じゃないんだけど、『NARUTO -ナルト-』が根底に携える「教育論」と申しますか、単なる「忍者アクション」に収まり切らない雄大なテーマをしっかりと内包している所為だと思います。かなり前に書いたものもあって、新展開の新しい情報提示を加味してなかったりしますが、大筋で僕の「一度も自分で子供を育てた事が無い教育論」を恥ずかしげもなく(いけしゃあしゃあと…)書けたと思っておりますれば、お時間のある時にお読み下さい。


「デイダラ」(”暁”の考察)

「デイダラは何故、大蛇丸を恨んでいたのか?」(アイデンティティ)

「おくるみ」(アイデンティティ)

「家族」(愛について…)



「…ここに居ていいのよ…」(疑問の考察)

「タイミング」(…ここに居ていいのよ…①)

「存在」(…ここに居ていいのよ…②)

「承認」(…ここに居ていいのよ…③)


 
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「承認」(…ここに居ていいのよ…)

 
<ガチャ>「!」(シカマル)

「…シカマルか
何だってばよ?」(ナルト)

「とりあえず
上がっていいか?」
(シカマル)

他にも幾つかあるんだけど…(第44巻/70頁)、ナルトの居室(住居)の描写。生活感があって雑然としてる。誰か、ナルト以外の人が居て後始末したり整理整頓したりしてない…この光景はナルトが物心ついてから変わらないだろうと思うのは、カカシが初登場した第一巻の中盤の「ここがナルトの家ねェ…」(第1巻/107頁)で腐った牛乳パックを取り上げた時と何ら変わりないです。ナルトはズーッと独りきりで家事をし、アカデミーに通い、食事をして来た訳です。どう見ても料理が得意そうでもないし、栄養価に厳格な可能性はゼロに等しい。孤独とジャンクフード。恐らく、ナルトの食生活は近くで居たら手を出したくなるくらい酷いものだったと思います。だから、一楽のメンラーなんてナルトにはご馳走だった訳だ(笑)。

特に成長期の子供にとって食生活は非常に大事だと思うんです。必要な栄養を食物で摂取するのは当たり前っちゅーか、子供の頃は僕もそうだったけど食べました。日本人ならば、お米の味を覚えるのはこの時期でしょう。『NARUTO-ナルト-』の世界観の中で、木ノ葉隠れの主食が何だったのか?が「米」なのか「焼肉」なのかイマイチ良く解りませんが(笑)、少なくとも僕らが見る限りにおいてナルトの食生活で真っ当に成長できる可能性は皆無でしょう。しかし、ナルトは立派な青年に成長し、大いに溌剌としています。それが忍者の修行の賜物だってばよ!!と言われるのなら仕方ないけれど、身体が一人前に育とうと、ナルトの精神がこんなにも真っすぐに育ったのが、僕には解せないのです。

それは「食卓」がナルトの居室には存在しないからです。

英単語で「食卓」とは「table」だと思います。逆に「table」と記されれば「テーブル」と答えても正解になる。それが単なる無味乾燥した「家具」なのか?それとも温かき「光景」なのか?は全く違うので、英語のテストの回答で、僕は屢々、「光景」を情感させる「食卓」という表記を用い、先生を喜ばせる…ちょっと嫌らしい子でした(笑)。ま…文章の組み立てで、それを「団欒」と思わせるように書くのだけど、僕は幼い頃からコマシャッくれた筆を走らせる子だった事だけは確かなようです。そんな僕の目で見ると、ナルトの「食生活=食卓」酷く貧相で、『NARUTO-ナルト-』の社会保障精度がどうなってたのか知らんけれど、民生委員が足繁くナルトの住居に訪れなかったのかと心配になります(笑)。

「ここがナルトの家ねェ…」

食事をする時のコミュニケーションほど大切なモノはないと思います。それを一般的には「団欒」と言うのであって、行き着く先には「家族」「家庭」という温かく強固なコミュニティが存在する事に、誰しも気付くでしょう。しかし、ナルトにはそれが全くと言って良いほど無いのです。きっと独りで牛乳を飲み、カップラーメンを啜る…しかも、語らいなど無い。「団欒」とは無縁の寒々しい食卓だった筈です。その上、子供の頃は人柱力の箝口令の下、忌み嫌われていた…。そんな子供が真っすぐにしなやかに育てる筈が無い!!僕は真っ先にそう思ったものでした。そして、『NARUTO-ナルト-』に登場する誰しもが同じように思ったでしょう。こんな子が真っ当な成長をする筈無いと…カカシもそれが気掛かりだった筈です。

それでも実際のナルトは気持ち悪いくらい真っすぐで屈託が無い。それは何でなんだろ!?と、誰もが不思議に思っても良いんだけど、『NARUTO-ナルト-』には「チャクラ」なんて、トランプで言うと「ジョーカー」(ババ)みたいな切り札があって、何でもそれで吸収してしまう…。その狡さが「愛」を見え難くするんだと、僕は独り叫んでいるのであります。しかし、ナルトはかくも真っすぐにしなやかに育った…それが『NARUTO-ナルト-』の中の事実でありまして、そうなればナルトに取り憑く「異物」の関与を疑う必要が出て来る訳でして、「八卦の封印式」(その中に在る「九尾」は「異物」といってもナルトを感化するベクトルではないので…)がその「異物の筆頭」に当然のように挙って来るのです。


「ナルト…
お前に封印した九尾の封印術はどんなのだ?切望♪」(キラビ)

「え?」(ナルト)

「四象封印です」(ヤマト)

第496話「再会九尾!!」で、九尾の封印の術式をヤマトが迷いなく「四象封印」と答えています。「八卦の封印式」とは自来也の命名で、「四象封印」が二重(二重封印)に施された様を見て、あの温泉場で即興で名付けたように思います。(八卦の封印式かの…)(第11巻/17頁)に続けて(……この子を守るためだな………四代目よ…)と自来也が震えるアレです。しかし、ミナトとクシナを知らない(だろう…)ヤマトにしてみれば、ナルトのお腹の術式は単なる「四象封印」が重なっているようにしか見えないのだと思います。この辺の認識はヤマトとカカシでも大きな温度差があって、カカシだったらこれを「八卦の…」と伝えてたと思います。これは「九尾事件」への臨場の有無に関わる部分なのでしょう。

「クク…
お前は弱いな…小僧ゥ…
感謝…するんだな…このわしに…
そしてこのわしを貴様ごときに封じ込めた
四代目・火影とやらにな…」(九尾)

第一部の終末の谷での「ナルトVSサスケ」で九尾が口ごもる…(第26巻/82頁)、九尾封印に関する四代目火影・波風ミナト以外の関与を強く感じさせています。僕は九尾の「とやらにな…」のハニカミに、ミナトではなくクシナの関与を強く感じてまして、九尾も「可愛い悪魔」に屈した一人なのかと、お悔やみ申し上げようかと(ry…。しかしながら、九尾のチャクラ毒を解毒し、封印式の隙間から漏れ出した九尾のチャクラをナルトに還元する機能が、父親ではなく母親のそれに思えてならなかったのです。父親はこんな風に子供を守りはしないな…もし、ミナトが封印式になっていたら九尾を殺しちゃうと思うんです。真正面で九尾と向き合い、九尾と戦ってしまうから。でも、お母さんならばナルトを守ると思えるんです。

「八卦の封印式」を組成するものがクシナだったら…
最強の魔獣?の九尾そっちのけでナルトに向き合って…
迷わず可愛いナルトを抱き締めちゃうと思うんです。

神無毘橋リンだって、ペインの木ノ葉襲撃で一人気を吐いたヒナタだって、「可愛い悪魔」はいつだって「愛」に一直線でした。どんな強敵が目の前に居ようとお構い無し(笑)。そのくらいの集中力をもって「愛」に向き合えるのが女の子であり、その強化版とも言える「母親」なんだと、僕は思います。木ノ葉隠れを沈黙させたペインを鼻にも掛けず、登場するなり大技で殴る掛かったかと思うと、いきなりナルトに「告白」なんかしちゃって…ペインの眼が「輪廻眼」だったから分かり難かったけど、明らかに泳いでたと思います(笑)。(オ…オレの立場は!?)(ペイン)って(笑)。そして、その「恋愛力」に呼応したのが、何を隠そう「八卦の封印式」でして、詳しくは「ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?」参照。

仙術を修得したナルトがその協力なチャクラ感知能力でカカシの存在を感じなかった時も、目の前でシマが吹き飛ばされ、フカサクが串刺しになった時もキレなかったのに、めちゃくちゃノンケを貫いて来たヒナタが殺された演出で、突如としてキレてしまったナルトは異常(笑)。それじゃーカカシやフカサクの立場は!?(笑)あの時、ナルトは一気に六本目になって、九尾の骨格までが顕現しています。強固な「四象封印」が…しかもそれが二重に施さされた「八卦の封印式」が在る筈なのに!!これはもう「八卦の封印式」が意図的に九尾のチャクラをナルトに還元する…封印を開くしか無い。勿論、あの時点でナルトはゲロ寅を蔵入りさせとりませんので、「八卦の封印式の独断」…という論調であります(汗)。

そもそもナルトの年頃で女の子に性的な興味が「お色気の術」だけで昇華されてる事自体が変です(笑)。もっと、<ピー!!>な事とか<ピー!!>な事が無いとオカシイのだけど、何故だかそれがない。加えて、めちゃくちゃ偏った…って言うか悲惨な食生活でも歪な成長を遂げないナルトは、ハッキリ言って「異常者」であります。それがデイダラに対する「暴力」だと考える理由でありまして、自分で自分の親になった…であろう…デイダラに対するナルトとの決定的な違いであります。ハッキリ言って、ナルトはデイダラのように生きるしか選択肢はないと思えるんですが、ドッコイ…それをナルトのお腹に刻まれた「八卦の封印式」が捩じ曲げてしまった訳です(ナル×ジャン的に…)

自分で自分の親になった…は誤解されそうなので近々きっちり説明しようと思いますが、子供は親がなくても育ちます。しかし、成長ってそれだけじゃーないと、僕は思うんですね。ナルトもデイダラも両親が居ないのは同じだと思うんです。それでもしっかりと生きている。デイダラなんか逞しいテロリストになりましたがな。事の善悪は兎も角、それでも子供は成長できる…って事です。デイダラと違ってナルトは「親」というものをアウトソーシングしながらも、歪まず真っすぐな子に育ちました。そして、僕らの見て来たナルトは怖いくらい「素直」でしたよね。「一期一会」を怖いくらいモノにして来ました。それは「聞く耳」があるという事です。デイダラにはそれが全くと言って良い程ありませんでしたよね(笑)。

「…ここに居ていいのよ…」

ナルトとデイダラは似たような子になっても良かった筈だけど、二人の「成長」を分けたのは「八卦の封印式の有無」だったと、僕は考えています。ナルトは栄養価の偏重も、精神の不安定も、果ては性的な興味すら「八卦の封印式」がコントロールしてきたんだと、僕は考えています。ナルトが不思議なくらい盤石な自信を早い時期に確立し、剰え「他者」の運命を左右するほどに感化できたのは、強固な「自己同一性」(アイデンティティ)が在ったからで、それをして「異常者」と、僕に言わしめていた訳です。それが、「八本目→九本目」の大ピンチで「八卦の封印式」を組み直されたナルトが「過呼吸」に陥った一件が証明してると思うんです。僕はあの辺からホントのナルトの自立が始まったと考えています。

それでも、ナルトがいよいよ「九尾のコントロール」に乗り出し、「八卦の封印式」を自ら解錠しました。そして、ナルトは九尾とガチで対戦が始まり仙術チャクラで優位に立つも、ナルトが九尾のド汚い戦術の前にかなり揺らいだ…そんな時、クシナがナルトの前に現れた。僕は「八卦の封印式」「母親的」だと思うし、時に「クシナそのもの」とも思う人なので、ナルトの精神世界の中でクシナが登場する事と、「八卦の封印式」解錠は無関係ではありません。寧ろ術式の組み替えでナルトとの接続を遮断されたとも思えるクシナがしゃしゃり出て来る自由を与えられた「解錠」に思えるのです。ナルトはミナトに「八卦の封印式」を組み替えられるまでズーッとこうして励まされ、抱き締められて来た筈です。

「…ここに居ていいのよ…」

ナルトは絶えずクシナの「承認」の中に在ったのです。僕はその大切さを「おくるみ」(アイデンティティ)で書いた…。柱間が、扉間が、ヒルゼンが…一様に伝えようとした「家族の概念」「愛の形」。その想いが、僕がナル×ジャンを通して学ばせて頂き、書かねばならないと気付かされた「愛について」「家族」に昇華した…。「教育論」として『NARUTO -ナルト-』を感じるなら、恐らくこれがメインテーマとなる事でしょう。ナルトが「異常者」たる所以はそこに在って、「自分で自分の親に…」ならずとも、こうして曲がらず折れず成長できた…のは、「八卦の封印式」がナルトを温め、励ましていたからだと、僕は思います。24時間365日…ナルトはズーッと、クシナの囁きに拠って「承認」されていたのです。ただ、その囁きが「八卦の封印式」解錠に依ってナルトに聞こえただけで…。

だから、「タイミング」という言葉はクシナに失礼だと…(汗)。

こんなにも永きに渡り…クシナは…

「諦めないド根性」でナルトを抱き締めて来たんだから…。

「…ここに居ていいのよ…」
ナル×ジャン ケルベロス



 
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「存在」(…ここに居ていいのよ…)

 
ナルトの中のクシナの「存在」…僕はこれまで何度も何度も感じて来たし、その度にかなり騒いで来たと思います。そして、案の定(ナル×ジャン的にはホントに案の定なのよ)、クシナがナルトの前に姿を現した…。もう九尾なんかそっちのけにしてナルトに面と向かって…。これって何かに似てるなー…とふと思たんです。今や「木ノ葉の英雄」とも「奇跡の子」とも賞され、仙術マスターであり、輪廻眼の長門(ペイン)を退けた力量を持つナルトすら苦しめる(セコ手だけど)九尾を全く意識する事なくナルトに一途に向き合うクシナの姿が「告白」(恋愛論)のヒナタちゃんにダブってしまったのです。ペインの木ノ葉襲撃事件で、天道にフルボッコのナルトに唯一しゃしゃり出た木ノ葉の忍と言えばヒナタちゃんしかいないです!!

あの姿は神無毘橋で今にも襲い掛からんとする岩忍のプレッシャーをどこ吹く風であしらったリンちゃんにも匹敵する「恋愛力」を持ってたと思います。岩忍の一人がカカシの「根性」を褒めちぎって意識を自分に向けようと努力するんだけど、下手したら「うるさい黙れ」の世界だったかも。それでもって、あの一件(詳しくは「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」参照)がカカシではなくリンの力量に拠って沈黙したのなら、あの場に居た男共の立場は!?な訳で、やっぱ女の子には敵わん!!特に「可愛い悪魔」(どんだけ可愛くても悪魔は悪魔なのでとても怖いわよ)には手出しは禁物(笑)。もし「彼の地」が赤く燃えたなら…それをカカシが「九尾事件」で知ったなら、「もう恋なんてしない!!」なんて言うだろうなー…(笑)。

『NARUTO -ナルト-』「恋愛論」を考えると、どうしても萌えられない部分が僕の心の中には在って、それを近々書こうと思ってるんだけど、ここでは置いときまして(汗)、ナルトが内から支えられてたナル×ジャンの疑惑はクシナの登場で一応払拭さたんじゃーないでしょうか(笑)。ま…こういうのをして「チート設定」と呼んでた事だけでも納得して貰えれば嬉しいです。サスケがナルトを見てると不安になって木ノ葉隠れを抜けて大蛇丸に奔ったのも、その「チート設定」に拠るところで、ナルトを見てグレない子が居るんなら「異常」だな…とすら思ってましたから、サスケが「ココに居たらダメになる!!」と追い込まれたのは、僕には至極当然な出来事であったのを昨日の事のように(ry

でも、これがサスケだから良かった訳で、もっと「ナルトに逢わなくて良かった人」が居まして…正確には逢ってるんだけど、ナルトと心を通わせてない。それを「逢う」とはナル×ジャンでは言わないので…デイダラちゃんであります。そして、デイダラをサスケと対戦させたのはキッ神の悪意なのか!?善意なのか!?未だに不明ですが、デイダラがサスケと出逢い、心を通わせ、命を燃やすかのように果てた姿に、僕は凄く複雑な心境なのであります。ぶっちゃけ、デイダラがナルトと真剣に殺り合ってたなら死なないで済んだんじゃーねーの?と考えたり…。デイダラが死ぬ事でその「存在」を知らしめるか、生きる事で「存在」を知らしめるかを、サスケとナルトは分けたと思います。

そんな想いがあって、デイダラの死の直後、ナル×ジャンには「デイダラの考察」が残っています。一度も逢った事のない大蛇丸(デイダラは大蛇丸の欠員を補填する為に”暁”に勧誘された)を何故だか恨んでいたのは変じゃないかと叫んだ「デイダラは何故、大蛇丸を恨んでいたのか?」…そして、それがサソリの仕業だった…とナル×ジャン的に告白した「ケルベロスは何故、サソリが苦手なのか?」(笑)。デイダラにはアイデンティティが欠如していたのです。サスケには当然ありましたし(アナタはアナタ。イタチはイタチ…ミコト)、デイダラがサスケにガツガツ行ったのはイタチの「存在」があったと思います。何故なら、サスケはイタチに愛されてましたから…それをデイダラは見逃せなかったのです。

僕はそんなデイダラが愛おしくて放っとけなくて書いた…「デイダラ」。この考察は未だに高い評価を受け(←自分で言うなーッ!!)、僕もお気に入りの一本です。そして、リアルの世界を見回してみると、デイダラに似た子のなんと多い事か!!……僕はそれが堪らなくて、「デイダラ」を書いたんだと確信しています。何で大人が子供の「存在」を素直に認められないのか。許せないのか。僕はそれが歯痒くてならなかったのです。僕らにも子供の頃が必ずあった。あの時、感じただろ…悔しさ。不条理。遣る瀬なさ何で忘れちゃうんだろう…何で「存在」を認めるのに「条件」が介在するんだろう…って、子供の頃、言葉にできたなら世界は変わってた事だろう…と、僕は悔しくてならなかったのです。

そして、「デイダラ」を書いた。

泣いた…。

その想いがあるから、キッ神がデイダラとナルトではなくサスケを闘わせた思い遣りがあったのかしら…とも思うんです。デイダラはイタチの中の「何か」に興味を示しています。認めない!!と叫んでますよね。そして、サスケと逢って、イタチと凄く似てるサスケを見て虐めたくなった。才能。努力。そのどちらもを有し、イタチが黙々と愛した(であろう)サスケの大向こうにイタチを感じた時、サスケの「存在」を許容できなくなった…。デイダラはサスケ諸共の「死」を選択してしまう。それはあくまでも人間的な反応に思えます。もし、デイダラの相手がナルトだったら…ナルトと本気で魂を削り合うような対戦をしてたら…を想定すると、あんなに華々しい花火は上げられなかっただろうな…(遠い目)。

そう考えると、あれはキッ神の「優しさ」だったんだよな…と思えてくるでしょ。サスケですらナルトの「存在」にはたじろいで仕舞った訳です。ましてや、デイダラをやを…と(笑)。つまり、何を言いたいのかと言うと、ナルトがそんだけ「異常者」って事。だって、クシナが出て来たじゃない。ミナトだって「あわや!!」に登場したじゃない!!そんなスッコイ(=チート)な子が何処に居ますか!?ってーのよ。だから、僕は「…ここに居ていいのよ…」(第497話「九尾VSナルト!!」)でクシナが出て来たのが「タイミング」という言葉を使うのはどうなのーって思っちゃった訳。それ認めちゃったら、サスケは兎も角、デイダラなんて浮かばれないです。ほんと…大爆発して消えちゃうしかないですから…。

ナルトは、意識してないのに「存在」許容されている…。
それが「デイダラ」にとっては最大「暴力」だった筈です。

…ここに居ていいのよ…



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「タイミング」(…ここに居ていいのよ…)

 
(消えていなくなれよ!!)

(いいえ…
…ここに居ていいのよ…)(クシナ)

「!!」(ナルト)

「ナルト…」(クシナ)

第497話「九尾VSナルト!!」で、とうとう…クシナが登場しました。九尾が「最強の魔獣」の称号を地に落とすド汚く、ドス黒い戦いを演じ、少年少女を導くオトナとして週ジャンを叩き割ろうかと思ってた矢先、その蛮行を制するようにクシナが出て来たのに、僕は小一日、上機嫌でありました。かつて、「閃光万雷」の管理人で在らせられましたWilliamさんの作品にインスパイアを受けて書いた…「クシナは何処にいるのか?」(疑問の考察)で、クシナの在り処を考えたりしてまして、ナル×ジャン的には「八卦の封印式」とクシナはほぼ同義の存在でありました。ナルトが九尾に丸め込まれそうな…やけにコスくはあるけど…ピンチにクシナが登場するのは、それを強烈に裏付ける描写として、僕の頬をほころばせる訳です。

そもそも自分の命と引き換えに相手の命を奪うなんて効率の滅法悪い「封印術・屍鬼封尽」を擁してミナトがナルトに「九尾の陽のチャクラ」を残した事実を考察すると、どうしてもミナト一人の命では足りん…と、僕は考えてまして、やれ影分身だ…とかの「逃げ手」もあるけれど、自分(ミナト)の身体ではなく他者(ナルト)の身体に「八卦の封印式」を刻み、対象の霊体(陽)を封じるのには、忍術発動の描写を見る限り無理があります。「屍鬼封尽」とは発動者の肉体を依憑(よりわら)とし、契約した死神の両腕が封印結界内に対象の霊体(陰)を引き摺り込む封印術だから、ナルトに「八卦の封印式」があるんなら、ナルトが発動すべきだと思うんです。しかも、「術の発動=術者の死」な訳で…(汗)。

つまり、「屍鬼封尽」で九尾を封印した…という証言を重視するなら、ナルトが発動者でないとオカシイ。でも、ナルトと一体の忍者が「屍鬼封尽」を発動したならば、どうでしょうか。ぶっちゃけ、クシナのお腹にナルトが居る状態でクシナが「屍鬼封尽」を発動した場合のみ、「屍鬼封尽」に拠る九尾の封印が可能なんじゃーないかと、僕は思う訳です。だから、ナルトの「八卦の封印式」を組んだのはミナトではなくクシナなんじゃーないのかと疑ってた訳です。しかも「九尾の陰のチャクラ」のみを「屍鬼封尽」して、「九尾の陽のチャクラ」のみをナルトに封印した…なんてイレギュラーがあって、「一忍一殺」の超効率の悪い封印術と来たもんだから、ミナトとクシナの共同作業では?と考えたくなる訳です。

だから、クシナが登場するのはナル×ジャン的には至極当たり前なのです。「八本目→九本目」でミナトが登場した前例もありますし、ナルトが「ナルトの鍵」で「八卦の封印式」「四象封印」を回した事で、術式の奥の奥に詰め込まれたクシナの想いが溢れ出したって良いじゃない!!と、声を大にして叫びたくなるのです(笑)。そして、九尾のドス黒い精神汚染に揺れまくる中、その魂をそっと抱き締めるようにクシナが言葉を掛けました。その声の主にナルトはハッとしています。僕は「このタイミングで…」なんて感想に書いてしまったけど、この場合、「タイミング」っていう言葉は不適切だと後悔しています。そういう表現はクシナに対して失礼だな…と反省しました。何でそう思うのか…少しずつ説明させて下さい。

…ここに居ていいのよ…


 
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第497話「九尾VSナルト!!」


<サッ>(ナルト)

<スッ…>「……八尾と組んだようだな…
九尾の人柱力ともあろう者が情けない!」(九尾)

<ポコ><ポコ><ポコ><ポコ><ポコ><ポコ><ポコ>

(確かにリスクはでかい…!
だがぶん取っちまえば九尾のチャクラは
一生己のもんになる!)
(ナルト)

「!!」(ナルト)


<ズズオオオオ>(九尾)

(九尾の意志から”九尾のチャクラ”を
取れるだけぶん取っちまえ!それが褒美♪)
(キラビ)

<キュ!><アーン>(九尾)

(九尾の憎しみに囚われるな!)(キラビ)

<パクン>(九尾)

<スッ><プクウウウ>(九尾)

<サッ>(ナルト)

(強い自分の意志でそいつを防備♪)(キラビ)

<ドウ>(九尾)

「ナメんな………」(キラビ)

<ガッ>(キラビ)

(ありがとう…
タコのオッサン!!)
(ナルト)

さて…いよいよ「九尾VSナルト」の始まり始まり!!要は「八卦の封印式」に格納された「九尾の陽のチャクラ」(九尾のチャクラ+九尾の意志)から「九尾のチャクラ」のみを取り出すミッションです。当然、九尾が黙ってそれを見てる分けないし、ミナト(とクシナ…)に半分にされてしまった(正確には半分の半分で1/4だと思うんだけど…)とは言え、腐っても(腐った訳じゃーないけど…)九尾(笑)。ナル×ジャン的には「可愛い悪魔」と同等の侮れない強敵であります。ここで注目したいのは、ナルトが普通に「九尾のチャクラ」を奪えば「一生」使える事を認識している点です。やはり、チャクラの概念として、チャクラがチャクラを生み出す高速増殖リサイクル回路が存在するとしか思えません。

その為に基本五大性質(土・水・火・風・雷)のどれか二つのチャクラ性質を組み合わせて全く新しいチャクラ性質を創出するロジックが存在するのは画期的な考えだと言えるのです。僕は「尾獣のチャクラ」が血継限界の一族に影響したと考えてるんだけど、それは「血継限界チャクラ」の創出法のみの伝承であって、「チャクラの塊」である尾獣の「チャクラの発生エンジン」までは伝承していないと考えています。そして、尾獣のチャクラ発生原理が経絡系に拠らないチャクラ同士の反応で組成されていると考えれば、ナルトの「八卦の封印式」の中で今まさに起こっている「九尾VSナルト」の説明が容易になるのです。唯一のイレギュラーが「うちは一族」であり、「万華鏡写輪眼」なるデバイスが存在する事でしょう。

サスケの強化を観察すれば、「万華鏡写輪眼」が尾獣にも匹敵する存在である事は明白であり、チャクラの感受性の高い香燐やシーのサスケのチャクラに対する認識がそれを裏付けています。その辺を「九尾のコントロール」に連日連夜に渡り、僕は書きまくった…。この忙しい時期に何で自殺行為とも言える「鶴の機織り」をしてしまったかと言うと、全く違ったアプローチで強化される「ナルトとサスケの表裏」が奇しくも一致する…だろう…事に気付いたからであります。これは「今」書くしかない…。僕の身体の何処かにある「やる気スイッチ」が入ってしまった訳(笑)。それが「捏造限界」を激しくドライブして…(汗)。詳しくは「九尾のコントロール」を書き終えて…にてナビゲートしてるんで一気にお読み下さい。

いきなり横道に逸れてしまって、今、僕の子供が生まれたら勢いで「ケルベロス横道」にしちゃいそうだけど、冗談は置いといて、九尾が対大蛇丸戦で四本目のナルトが見せたチャクラ砲を仕掛けます。ナルトは為すスベもなくそれの餌食に…の大ピンチを救ったのがキラビ。キラビの「ナメんな………」は、サスケの五影会談襲撃の「雷影VSサスケ」の「炎遁・黒炎の盾」(仮称)を”須佐能呼”に纏わせたサスケに、左腕献上も辞さない雷影の意地と凄く似ています。大蛇丸の最強防御である「口寄せ・三重羅生門」をものともしない貫通力を受け止めるのにはキラビにも極めて大きなリスクがあるだろうに、きっとそこには…同じ人柱力としてナルトを捨て置けない…キラビの「放っとけないチャクラ」が溢れてたんでしょう。

少年少女には是非、この「意地」を感じて貰いたいと、僕は考えています。この世の中にたった一人で生まれて来れない事実が在って、それでも「孤独」を感じてしまうのは、空気や水といった自然を感じていないからで、思い上がった独りよがりな傲慢さに支配されてる事に気付く必要があると、僕は思っています。そうした謙った考えをインストールできるならば、自分の周囲を満たしているものが空気や水だけじゃーない事に気付けると思うんです。愛されずに生を受けた命などない。愛されずに育つ命などない「自分」の弱さを知り、誰かに想われ助けられる事を恥じない「自分」を見つけられれば、自ずと心の内に「感謝」が芽生える事に気付くでしょう。何でも見える眼があるのに、それが見えない子がちゃんと教えてく(ry


<チラ>「グググ」(九尾)

<シュウウウ…><フシュー…>

<スッ>(ナルト)

<ズオオオオオオ><グッ>(キラビ)

<ズズズズ>(キラビ)

<ズッ>(キラビ)

<ボフッ>(キラビ)


「爆発は抑えた!
強力な協力はここまでだナルト♪」
(キラビ)

(サンキュー!)(ナルト)

(座ったままだから…
やっぱ思った通り…!!)
(ナルト)

キラビのサポートで大ピンチを凌いだナルトのターン。もしかしたら、「仙術」とは対九尾戦の戦術的要素としてミナトがナルトに残したものだったのかと、何故だか僕は思いました。ミナトと妙木山の関係は描かれてないし、僅かに僕の「捏造チャクラ」だけが指摘するに過ぎませんが、余りにも実践的でない「動くな」の仙術チャクラ錬成のプロセスは、こうしてナルトが精神世界において九尾と対等にチャクラ戦を行う為だったんかな…と思うんです。何たって九尾と戦うんですから、ナルトの土壇場の生命線だった「九尾のチャクラの租借」なんて、九尾が許可する訳ないし(笑)。だからこそ、「黄色い閃光」として融合を拒否りつつも妙木山と険悪な関係にならずに居たミナトの「オトナ度」が光ると…また…捏造チャクラ全開(笑)。

ところで、対九尾戦はナルトの精神世界内部(八卦の封印式内部?)ですから、本体のナルトは「動くな」放題の状態であり、仙術チャクラを安定供給できるのだと思います。つまり「5分のリミット」なしに、畜生道の強力な口寄せのサイの突進を受け止め遥か上空に投げ上げた剛力を使える筈です。そう考えれば、リアルの実践に余りにも不向きな仙術を修得する可能性を残し、それを見事にやってのけたナルトってこうなる事を運命づけられた子だったんだと、やっぱ「普通じゃないわ」と思います。でも、普通じゃない子の活躍が目隠しになってて、それがホントは「特別」ではない…と、ややこしい所で落とそうとしてるのがナル×ジャンでありまして、宴たけなわでありますが、それはまた別の機会に…(これバッカな)


<ザッ>(ナルト)

<プシュ~>(キラビ)

(仙法・超大玉螺旋丸!!)<ドコ>(ナルト)

「グォオオオ!!」<バチィ>(九尾)

「うわっ!!」(ナルト)

<ヒュン>(九尾)

「!」(ナルト)

<ダン>(ナルト)

<タン><タン><タン>(ナルト)

「!!」(ナルト)

「早い…!!」(ナルト)


<ズン>(九尾)

<パシャ><パシャ><パシャ>(ナルト)

「ワシに勝てると思っているのか?」(九尾)

「じゃねーと封印開けたりしねーだろ
それに…」(ナルト)

<ガッ>「捕まえたってばよ!」<バシャ>(ナルト)


<ボン>「………」(九尾)

<グイ>「うおおりゃああ!!」(ナルト)

「!!」(九尾)

<スッ>(ナルト)

「!!」(九尾)

「くらえ!!」(ナルト)

(風遁・螺旋手裏剣!!)(ナルト)

<ドッ>「ぐはっ!」(九尾)

九尾もナルトの中で鬱鬱としてたんだろうけど、ナルトの意外に賢い闘い方くらい学んでてもいいじゃない!?(笑)ナルトの影分身の陽動と潤沢(練り放題!!)な仙術チャクラの大技連発に決してもらっては行けない大技…風遁・螺旋手裏剣をモロに喰らってしまいます。仰向けに投げ飛ばされた九尾の腹に描かれるどデカイ球体は螺旋手裏剣が風遁チャクラのナノレベルのメスを一斉に解放しているんだと思います。九尾が風遁・螺旋手裏剣の直撃で真っ二つにされなかったのは、草薙の太刀でも貫けなかった硬い外皮と、ナル×ジャン的な「閃遁チャクラ=風遁+雷遁」に拠れば、風遁チャクラによる威力の「相殺」があったのではないかと推察しています。ここまではナルトが良い感じに戦局を握ってますね。

九尾が「閃遁」=風遁+雷遁…と考えるのは消去法の果ての苦し紛れみたいなものです。そもそもキッ神が描き下ろした尾獣の全体像を見て、血継限界チャクラとの整合性が極めて低い事が判ってますし(汗)、キッ神が全人柱力や尾獣の相関関係を明かさないのも既に帳尻を合わせるつもりがない意志表示かと思います(笑)。加えてナルトの精神世界で闘う九尾が「閃遁」を使ってなさそうなのも明白で…(汗)。これが「九尾のチャクラを半分残して…」(第47巻/142頁)でミナトが示した九尾の不完全さに拠るものならば救われるんですが(笑)。僕が九尾を「閃遁」としたいのはトビのお面が九尾の外皮(毛皮)と同質っぽい(色が似てる…オレンジ色の憎い奴…古ッ!!)からです。

マダラが九尾との蜜月で「閃遁」を後天的に獲得し九尾の外皮で拵えた「お面」にその力尾を残したんじゃーないかとの推測に拠ります。あの「お面」は九尾の毛を編んで拵えてるのね。ホント…見た目だけの推理なんですけど…。そして、その「力」をトビは使って辛うじて面目を保ってる…自分を「うちはマダラ」と言い張ってるのね。ついでに、ミナトの「飛雷神の術」「閃遁」であり、ミナトも血継限界チャクラを操る異能者であり、その能力がどのようにして得られたのか?がポイントになるところです。砂鉄を操った砂隠れ・三代目風影も一代限りの血継限界チャクラを持ってたけど、人柱力(尾獣)と無関係ではないと思うんです。木ノ葉も人柱力…リン…で九尾を保有してたとすればミナトとも繋がるんだけど…(閑話休題)。


<ガッ>(今だ)(ナルト)

<ズイー…>(ナルト)

<ボン><ボン>


「ぐぐぐっ…!」<ドドドド>(九尾)

<ズイー>(ナルト)

<ニヤ>(九尾)

<ズズ…><バシャ>(ナルト)

<バシュッ…>


<グググ…>「ニャロー!」(ナルト)

<ムクッ>(九尾)

<ガクッ><バシャ>(九尾)


「!」(弱ってる今のうちに!!)<ググッ>(ナルト)

<ギロリ>(九尾)

<ズズズズズ>

<ズズズズズ…>



「!!」(ナルト)

<ズー…>「!?」(ナルト)

<ズズ>(憎い…!!)

(苦しい…!)

(殺してやりたい…!!)

(助けてー!)

(どうしてだ!)

(あいつさえ居なければ!)

(復讐してやる…!!)

(何もかもイヤだ!!)

(どうせうまくいかない…)

(あいつばっかり…!)



「…な…何だよ…コレ…!?」(ナルト)

<ズズズー…>

「!!」(ヤバイ!)(キラビ)

(負けるなナルト!!
バカヤロー!コノヤロー!!)
(キラビ)

「くっ…」(ナルト)

<フッ…>(ナルト)

<ズー…>「くっ……………」(ナルト)

「お前にワシの力をコントロールする事などできん!
お前はワシの憎しみの小さな一部にすぎん!」
(九尾)

ナルトの仙術を核にした戦術が九尾を圧してる…と思ってると、九尾が嫌らしくナルトをチラ見するんです…。九尾は自分の黒さに相当自信があるようです。これじゃーまるで黒犬(ケルベロス)みたいじゃないの!!(笑)ま…黒さだったら確かにナル×ジャンも負けませんよ(笑)。しかし、黒さを子供に向けるのはどうよ…ちょっとちっちゃくね↑(笑)ま…九尾が「憎しみの塊」なんだから仕方ないっちゃー仕方ないけど、九尾が「力」(チャクラ)でナルトに圧されながら、黒い方でやっつけようとするのを見ると、既に勝負あったなーなんて思いました。ナルトは強く育ったんですね。これまで多くの人の想いがナルトに注がれた結果なんです。この世の何処を探しても独りで大きくなった奴なんて居ないのよ。

それと九尾が馬脚(九尾なのに…)を現したなー…と思ったのは、「九尾の人柱力とあろうものが…」と八尾と組んだナルトを牽制した行と、もう一つココ。九尾がナルトを一体化して考えてるところです。僕は「九尾のコントロール」とは「自分のコントロール」なんだと思う人なので(「自分」参照)、九尾にナルトと一体化した意識がある事自体、ナルトに物凄く有利な状況だと思うんです。それに九尾の口数が多いのも、若いナルトを揺らして丸め込もうとしてるように見えて、何ともちっちぇーなと(笑)。ぶっちゃけ、戦いに口数は要らんです。余談ですが、『NARUTO -ナルト-』の術名の詠唱の多くは、ナル×ジャンの解釈としては「★」ではなく(★)でさせてもらってるのは、発声してない…とする黒犬的な拘りです。


(あれか…)

(いなくなれ…)


<ハァ><ハァ>(ナルト)

(お前なんか誰も認めやしない)

(消えろ!!)

(消えちまえ!!)


「うるせェ!!」(ナルト)

<スウー…>(ナルト)


「九尾の憎しみ
思ったより強すぎる!!
本当にヤバイかもしれん!
かなりの試練!!」
(キラビ)

<ポコ><ポコ>(ナルト)

<サッ>「ボクが抑えます!!
くそ!」
(ヤマト)

九尾の撹乱に揺れるナルト…。「動くな」の明鏡止水が揺らぎ仙術チャクラが練れなくなったようです。隈取りの消失→九尾の衣の発現…黒い九尾の精神汚染がナルトを苦しめます。九尾の見せる「負のイメージ」が克服した筈の「闇ナルト」をナルトの表層へ押し出してきます。ナルトの左眼がブラックアウトしています。実はアイデンティティとは盤石ではなく、心の状態と連動する非常に脆弱な一面を持っています。だから、何かの拍子に人は不安になる。心もいつまでも同じじゃなくて移ろいますし、人は変わるのです。だから、絶えず人は「自分」と向き合い葛藤するのです。人生とは「自分」を探すと似ている…というのはそういう事であります。まさに「終わりなき旅」なのよ人生って…。

ナルトが安心してたのもあるし、九尾がその隙を見逃さなかったのもある。しかし、心の揺らぎに付け入るなんてオトナのやる事じゃーないよ…九尾。オトナがやっちゃいけない事っていろいろとあるんだけど、その中で禁忌の大罪と僕が思うのは「子供を迷わせる事」であります。それに「悪意」が混ざってるなら、それこそ「人間辞めなさいよ」になるんですが、相手が九尾だから仕方ない!!(笑)しかし、そんなナルトの揺れにしっかりと寄り添っているキラビとヤマトって良いと思いますもの。お話がナルトの精神世界で一緒にいるのがやけに焦れったく感じられ、ヤマトなんか<ジタ><バタ>しちゃってるのが、リアルのお父さんみたいで、僕は堪らなく好きです。そうなの…こんな風にナルトは想われ守られてるのね。


(消えていなくなれよ!!)

(いいえ…
…ここに居ていいのよ…)
(クシナ)

「!!」(ナルト)

「ナルト…」(クシナ)

クシナ…キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

小賢しくド汚い九尾の攻撃にセカンドピンチを迎えたナルトに最強の増援。ナル×ジャン的には「八卦の封印式」を組成し、最強のチャクラを発生する尾獣・九尾(その割にはちっちぇー?)に「四代目火影とやらに…」と言わしめた…であろう…その人。ナルトのお母さん…クシナの登場です。僕はクシナが「諦めないド根性」でナルトのお腹にしがみつく「八卦の封印式」そのものだと考えてます。「八本目→九本目」でミナトが出現するプリセットの更に深層にクシナは居たのです。「九尾のコントロール」をすべく「八卦の封印式」を解錠したタイミングでクシナがナルトに再会できる設定になってたのかな…いやいや、ド汚い九尾の手口に黙ってられなくなって飛び出して来たんだと、僕は思います。

こんなにメンコイ…「モンスターペアレント」だったら「どうぞ!!どうぞ!!」のウエルカムですが、ミナトの時もそうだったように、たった一回の邂逅。刹那の再会が今生の別れになる事も肝に銘じないといけないと思うんです。忍術やチャクラなんて「チートな設定」『NARUTO -ナルト-』の中の「愛」を見え難くしてるんだと、僕は思うんです。それはそのままリアルで子供らが見失ってる状況に重なる…。その忌々しいまでのアイロニーを僕らは冒険活劇に織り込まれた「苦み」として味わってるんです。リアルの世界では死んだらお終いだし、二度と逢う事なんて出来ないんだから!!でも、ナルトがこんなにも重苦しい人生歩んでるんだから一回くらい良いじゃない…の、人情もある罠(笑)。

ナルトの最後の「チート設定」が剥がされる…。

……もう二度とない「刹那」一期一会…。



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三周年!?

 
エーッと、ナル×ジャンのケルベロスです!!
全てのアクセスに御礼申し上げます。

メッセージ貰って気付いたんですけど…ナル×ジャン、三周年のようです(笑)。
現在浮かべてる記事数が515本。書きました。書きまくりました(汗)。
『NARUTO -ナルト-』がいよいよ佳境って来てて物悲しくもありますが、
そんなすぐに終わりませんって…。週ジャンの編集部が頑張りますがな(笑)。
僕にとってナル×ジャンは空気みたいな存在なってしまって…特別何かしませんが、
四年目のナル×ジャンも何卒、お引き立ての程、宜しくお願い致します。

メッセージのお返事も満足にお返しできないでスミマセン。
少しでも良いモノが書けるように日夜励む結果だと思って下さい。
戴きましたお言葉を噛み締めながら書いております。感謝しております。

『NARUTO -ナルト-』という愛すべき作品に皆様と共に出会えた幸せ…。

ナル×ジャン ケルベロス

  
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「九尾のコントロール」を書き終えて…

 
ナル×ジャンのケルベロスです!!全てのアクセスに感謝致します。エーッと、「九尾のコントロール」①~⑤まで書きまくりました。別に暇だったからじゃーなくて、書かねばならんと感じたからで、ぶっちゃけ、むちゃくちゃ忙しかったんだけど書き上げられたのは、書かねばならぬ「時合」(じあい)だったからかと思います。『NARUTO -ナルト-』が示す物語の旨味を少しでも味わって戴きたくて、僕の「老婆心」が騒ぎまくったのです。この旨味を少しでも噛み砕き、是非とも少年少女に届けたかった…多少、僕の偏った性格が影響して捏造が入るんだけど…兎に角、今まさに『NARUTO -ナルト-』から沁み出して来る旨味のエキスを、大きく広げられた口に放り込みたかった。その舌の上に乗せたかった。

ま…そんな気持ち悪い人間なんで(汗)、考え過ぎチャクラ満載だし、捏造限界だし(笑)。それを僕は「老婆心」と呼んでる。老婆の心ですよ。何でか若い男女をくっ付けたがる…「後はお若い方同士で…」と言い遺し、不敵で嫌らしい笑みを残して立ち去る…ババアですよ(笑)。そんな性癖が「自分」(前編・後編)→「九尾のコントロール」(①~⑤)を書かせた…。何かが降りて来て書かせる。だから、忙しかろうと、しんどかろうと書ける。それは書かねばならんタイミング(時合)だからなんだろと、僕は思います。ナルトが九尾とガップリの四つで勝負している。その為に「自分」と向き合い、「自分」になった。そして、ミナトが残した「課題」と決着を付けようとしている……。

キッ神がそれを描く事にどんな意味があるのか?!それを伝える義務が僕にはあるんだと、僕は感じている。もう、勝手に感じてるだけなんだけど、僕はそれを「使命」だと思い込んでいる。僕がこれを書かなければ誰が書くんだ!!と(笑)。ま…それが「老婆心」なんだと思います。「自分の心遣いを、度を越しているかもしれないが…」の、一応、謙譲を表現する言葉なのね…知らなかった(汗)。でも、そんな決意だから書けた…書き上げられたんだと思います。しかし、しんどくなかったのは、忍術じゃーなくて仙術みたいに、書く事で何かを得てるからなんだろうなー…なんて思えて来る。書く事で、僕は確認して、再認識してるんだろうと思います。そして誰よりも『NARUTO -ナルト-』を楽しんでる。

そんな風に恥ずかしい事を恥ずかしげもなく書ける人だからナル×ジャンをやってられるのかな(笑)。でも、「九尾のコントロール」は書けたなー…書けた(←自分で言うなーケルベロス!!)。自来也が「物語は最後の”結び”の出来で決まる」(第42巻/48頁)と言ってたけど、今日書き上げた時、何だろう…何か大きな存在に書かされた…書かせて頂いた…みたいな感じがしてならなかったです。別に意識した訳でも、狙った訳でもないんだけど、「ナルトとサスケの表裏」が合った。全く違ったアプローチで「強化」される二人の出来上がりが、気持ち悪いくらい等しく整った…と、僕は感じました。やっぱ、それが成るのは守られてるからだと思います。誰かに守られてるからなんだと…感謝が湧いて来ます。

ナルトとサスケは守られてるから、こんな風に成長し強化された訳です。ある時は不幸に塗れながら、実は守られてる。支えられてる。それに「気付かせる教育論」「気付かせない教育論」をナルトとサスケで『NARUTO -ナルト-』は提示してる訳です。ナル×ジャンではそれをして「アプローチが違う」と言ってるのです。僕が感謝するのは書かせてくれるお話に出逢えた事に対してであって、それは少年少女を取り巻く日常と酷く似てると思います。これ以上書くのは無粋だし気付く事を妨げるから書かないけど、皆さんの周囲を満たしてるものを感じて下さい。空気と水がないと生き物は一秒たりとも生きていけない。そして「自分」が生かされているのが、それだけじゃ足りない事も…もう感じてるでしょ。

あと…どれだけ皆さんと交われるか?…どれだけ『NARUTO -ナルト-』が続くか解らないけど、僕はそれまで書き続ける。こんなにも素晴らしい作品に皆さんと共に出逢えた事に感謝してるから。こんな僕が「老婆心チャクラ」を絞り出して騒いでる。その滑稽さも、僕には快感でしかないのよ。書く事が僕の幸せ。有り難い。有り難い事です。そして、書けた!!と思った後、僕は激しく「褒めて欲しい!!」と思ってしまう甘えん坊でもあります。そんな気質が『NARUTO -ナルト-』ドンピシャでハマってるのかな。でも、今は褒めて欲しい。こんなにも頑張ってしまったケルベロスの頭を優しく優しく撫でて欲しい…(笑)。何の事か解らない人は「自分」から「九尾のコントロール」まで一気に読んで頂きたいです(笑)。

「自分」(前編)
「自分」(後編)

「九尾のコントロール」①
「九尾のコントロール」②
「九尾のコントロール」③
「九尾のコントロール」④
「九尾のコントロール」⑤


  
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「九尾のコントロール」⑤

 
<ゴゴゴゴ>「我愛羅…
お前以上の絶対防御だ」(サスケ)

「ワシの攻撃を
ガードしていたのもアレか…」(雷影)

(このチャクラ…
あの時の幻術と同じ…!)
(シー)


「なんか…
ヤバそうだな……」
(水月)

「う……」(試したかった
ってのは……これか!?)(重吾)

(…このチャクラ…
もう前のサスケじゃねェ
冷たすぎる……!!)
(香燐)


「何だ…アレは?」(侍)

「闇の…力か…」(我愛羅)

「両目の万華鏡を
開眼した者だけが手にする力…
第三の力……”須佐能呼”だ」
(サスケ)

サスケの五影会談襲撃でチャクラの感受性の高い雲隠れのシーと”鷹”の香燐の反応が顕著だったんだけど…(第50巻/22-23頁)、サスケの強化がいよいよ本格的に成し遂げられそうな気配を、この時、僕も感じとりました。シーはこの直前に一瞬の隙を衝かれサスケの幻術に押し負けておりまして、その折りに感じたサスケのチャクラの圧力と”須佐能呼”を同一視しています。シーのチャクラ感知能力を重くみれば「同じもの」と考えていいと、僕は思います。そして、これがナル×ジャンで騒いでいる「万華鏡写輪眼の血継限界チャクラ」であり、唯一、"天照の黒炎"をコントロールし得る「炎遁」なのだと考えとります。ここで重要なのはサスケが「万華鏡写輪眼」が両眼に備わった「うちは一族の完全体」である事なのでしょう。

それにはイタチがどんな想いで「うちは虐殺」をサスケに与えたかが関わるでしょう。イタチは「うちは虐殺」でサスケを「復讐者」(リベンジャー)としての人格を刷り込む事に成功しています。何より最愛のサスケに自分を憎ませ恨ませるなんて「ドMなシナリオ」を書き上げたのは、両親、家庭、一族、日常、幸せ…全てをサスケから奪い尽くしてしまった結果、サスケが生きるモチベーションを失ってしまう想定を排除する為だったと思います。サスケに恨まれる状況がサスケを生かすなら、イタチは喜んで泥に汚れ塗れられる「愛」に溢れた人だったと、僕は信じています。そして、シナリオ通り事は運び、イタチはサスケに「万華鏡写輪眼」を授け、逝きました。つまり、イタチはサスケに二つのアイテムを授けたのです。

香燐がシー以上にサスケの変貌に<ガク><ブル>なのは、サスケの笑顔を絶えず探す乙女だったからで(巻ノ51、早く買わねーと)、勿論、シーよりもズッとサスケとの付き合いが長いし、ベッタリですから、サスケのチャクラの変節を一番間近に感じる…ちょっとストーカーっぽくもある…サスケの語り部みたいなもんです。その香燐が危惧する「濃く冷たいチャクラ」に震え始めるのが、サスケが「殺し」にその手を染めた辺りだったのはお気付きだと思います。大蛇丸の弟子だった頃は決してそんな事しなかったし、返り血も浴びないくらいに「血」に対する敬意と畏怖が、サスケにはあったと、僕は考えています。そのサスケが鉄の国に入ってダンゾウをその眼で捕えてからというもの、一変するのです。

サスケは躊躇なく…ほぼ100パーセント「うちは虐殺」に関係ない…だって中立国なんだもの…鉄の国の侍をダンゾウに向かうサスケの行く手を阻んだだけで、バッタバッタと薙ぎ倒し…殺した…。その姿に水月と重吾が呆れる程だったし、僕らも何だか悲しかった筈です。そして、サスケが”鷹”に示した唯一のルールらしき「殺さずの禁」の破棄が重吾を動かし、瀕死とは言え侍を喰らわせた。キラビ戦でめっちゃヤバかったサスケに自分の身体を分け与え、少年の風体になってしまった重吾が大人のガタイに戻ったのは細胞の補填をこの時成したからであり、描写にはなかったけれど水月だって疲弊する体力を似たような方法で回復した事でしょう。この禁忌に、ホントにサスケが堕ちたのを実感せずにはいられなかった。

しかし、サスケの変貌がイタチのシナリオから外れるとは、僕は考えていません。寧ろ、非常に正確にサスケはイタチの敷いたレールを突っ走ってると思います。それが「うちは虐殺」に大きく関与したダンゾウを前に噴出した…サスケのチャクラが大きく変貌を遂げた理由でしょう。サスケは「うちは虐殺」で多大なる「悲しみ」を託されたんだと、僕は考えています。愛する人が愛する人を殺す。平和で豊かな日常を無にする。人が人を殺める。自分以外の存在を許容しない極めて鋭角な利己が、サスケには「悲しみ」として刷り込まれたんではないでしょうか。しかし、到底受容し切れない量の「悲しみ」が皮肉にもサスケを生かし歩ませた訳です。それがイタチが描いた絵…シナリオだったんだと思います。

そして、サスケの内に宿った「悲しみ」はドンドンと増殖し、イタチを殺す事で得られた…って言うか授けられた…万華鏡写輪眼と結び付き、「魔獣のチャクラ」となった訳です。万華鏡写輪眼とは人が奇跡的に有する血継限界にあって希有なチャクラのエンジンなのだと、僕は考えています。そして、それが「悲しみ」という「闇」と極めて高い親和性を示す事は見逃せないです。イタチがスッゴくイヤな奴だったら草葉の影でほくそ笑むような…そのくらい見事にオンコースにシナリオが運んだ結果、サスケの万華鏡写輪眼のチャクラは尾獣(魔獣)クラスに成長したのです。そして、「拳」を交えたナルトがそれを感じ、頑に否定し続けた「九尾のチャクラ」頼らざるを得ない選択をさせたのです。


「タコのオッサンに気付かされた
自分ってのを全く疑ってもねェ…すねてもねェ
自分に誇りを持ってる!」
(ナルト)

<バッ>「お前は…オレが邪魔なのか!?
なら…オレはいったい…何だったんだ!?」
(闇ナルト)

「………」(ナルト)

「お前がいたからオレは強くなれた…
おかげでここまで来れたのかも…」
(ナルト)

<スッ>(闇ナルト)

<ダッ>「なら!オレは…
オレはどうすりゃいい!?」
<バシャ>(闇ナルト)


「ンなもん簡単だろ」(ナルト)

「!?」(闇ナルト)

「お前はオレになりゃいい…!
お前もオレなんだから」
<ドッ>(ナルト)

「!?」(闇ナルト)

「…今までありがとうなぁ…
もういいんだ」
(ナルト)

第495話「闇ナルト撃破!!」で、自己同一性をより強固なものにしたナルトは自らの内にある「憎しみ」を受容できました。人の清濁を理解した…と言いますか、汚れた自分も自分と認められる大人になったのだと思います。これを「元服」と言えば良いのかしら。「割礼」でも良いかな…(汗)。もうお母さんは見てらんないッ!!「性徴」(せいちょう)と言うのかしらね(笑)。「真実の滝」がその行く手を指し示したんですが、そうなうようにミナトがプリセットしていた…シナリオを書いていた…とするなら、愛する我が子に「憎しみの塊」とも言える「九尾の陽のチャクラ」を封印した意味がゲロ寅にも理解できるんじゃないかと思います(笑)。そして、「ミナトの親心」に震えられるならイタチの想いも理解できるでしょう。

ナルトは「闇ナルト」という「憎しみ」を受容することで、自分の中の「憎しみ」を正当化したとも言えます。この場合、「憎しみ」の善悪に囚われる子供じゃない事が大切なのだと思います。そして、それがミナトの望んだ「成長」だったと思うんです。ナルトは今、「八卦の封印式」の内に入り込み九尾と戦っています。九尾とは「チャクラの塊+憎しみ」であり、九尾のチャクラのみを引っ張り出すミッションに挑んでいるんです。九尾のチャクラはナル×ジャン的には「閃遁チャクラ」であり、サスケの万華鏡写輪眼「炎遁チャクラ」を生み出すのと同等の高速増殖リサイクルの超高出力のチャクラの発生エンジンと言えます。そして、それを制御する「憎しみ」をナルトは既に我がものにしているのです。

イタチは「うちは虐殺」においてサスケに「悲しみ」を与え、自らの死をもって「万華鏡写輪眼」を授けました。ミナトは「九尾事件」でナルトに「憎しみに塗れた九尾のチャクラ」を託し、ナルトはそれをコントロールすべく、自らの「憎しみ」を受容し、自らの汚れを認める事ができる大人へと成長しました。後は「九尾のチャクラ」から「憎しみ」を引き剥がし、自分の中の「憎しみ」と引っ付ければ良いのです。それがナル×ジャン的な「九尾のコントロール」であります。そして、アプローチが全くもって違うけれど、ナルトとサスケは「ほぼ同じ力」をその手にする事になる…その相似形が指し示すものこそ、ミナト(とクシナ)とイタチが命を燃やすようにそれぞれに注いだ「親心」という「愛」に根差すのだと…。

いつの日にか…気付け…少年少女よ。

「九尾のコントロール」
ナル×ジャン ケルベロス


 
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「九尾のコントロール」④

 
「フカサク様…
九尾の力ゆーのは
”九尾のチャクラ”と”九尾の意志”の
二つが合わさってできとんじゃ」
(ゲロ寅)

九尾の力をコントロールするゆー事は
その九尾のチャクラの方だけ引き出して
自分のチャクラに変えて己の力にする事なんじゃ

じゃあけどそんな簡単なもんじゃねェ…
九尾のチャクラを引き出したら
九尾の意志も付いてくる

九尾の意志ってのは憎しみの塊で
強いチャクラと結びついてくるんじゃ

どんだけ自分を強く保っても
心のどこかにある憎しみと
結びつこうとして心を乗っ取ってくる」(ゲロ寅)

「つまりじゃ
九尾の力をコントロールするゆーんは
九尾の意志と九尾のチャクラ…
この二つを憎しみのない強い己の意志で
完璧に分離する事を言うんじゃ」
(ゲロ寅)

第490話「九尾の真実!!」(ナルトのチャクラ編)をもう一度読んでみて下さい。ナルトの鍵=八卦の封印式の鍵を写し取って大切に保管するゲロ寅が今更ながら、ナルトに封じられた代物の説明をしています。ゲロ寅は自来也以上に「九尾事件」への感受性が高いだろうし、「八卦の封印式」の解錠を一番間近に感じる立場から、「九尾」の知覚の信憑性は誰よりも高いのではないかと思います。それに、「胸騒ぎ」で見せたミナトがナルトに九尾を封印した行いに対する認識が意外にゾンザイだったのは、きっと「こんなモノを封印して何になるんだ!?」みたいな諦めに似た感覚があったのだと思います。それ程、ゲロ寅が間近に感じた「九尾のチャクラ」は禍々しく制御不能な存在だったんではないでしょうか。

(今まで漏れ出した九尾のチャクラとは質も量も違う
何より邪念が強い
何なチャクラを身にまとっていたら普通は…
どうして…動いていられる…)(ヤマト)

ヤマトもナルトの「四本目」(ナルト…君はいったい)でナルトを訝しがりましたが(第33巻/101頁)、ナルトだから九尾を与えられた…想定はアリなんだと思います。ミナトが期待した…ちゅーか、「オレの息子ならと」(第47巻/142頁)のアレです。その「親バカ」がゲロ寅には理解できんかったと思うんです。でも、自来也は違った。「胸騒ぎ」(ep370)で感じられる両者の果てしない温度差(ゲロゲロゲロゲロ)はそれだと思うんです。「九尾事件」でミナトがナルトに託した「九尾の力」はゲロ寅の証言するように、「強大なチャクラ」「憎しみ」という「厄介な思念(意志)」が合わさったモノなのでしょう。そんな「厄介な代物」を我が子に封印する意味がゲロ寅には分からなかったんだと思います。

それにナル×ジャン的にはミナトは「反妙木山」で、仙術は修得したけれど、融合は拒否った…と考えてまして、自来也が「予言」に雁字搦めになり、仙人モードでも二大仙人の監視、或いは管理下にあった自来也と一線を画した存在でありまして、詳しくは「ミナトは何故、"黄色い閃光"だったのか?」(疑問の考察)に切々と綴っております。僕は妙木山の大ガマ仙人を信用しとりませんし、愛娘のシマ(多分)ですら「戯言」と扱き下ろす「予言」なんて認めません!!それと似た知覚がミナトにはあったのだと考えています。その上で、自来也にナルトを託し、九尾を託したのは、「オレの師匠ならと」の想いがあったのだと思います(笑)。ま…同じ理由で僕は自来也も疑ってるんだけど、それは別の機会に(最近、これバッカな…)。

横道に逸れまくりでややこしくなって来ましたが、ミナトがナルトに封印した「九尾の力」の組成に関しましては「九尾のチャクラ+憎しみ」で相違ないと思います。そして、恰もその「力」「九尾の妖狐」として、これまで再三再四、ナルトに接触し、その「力」を分け与えて来ました。確かにナルトの中の九尾はナルトに無尽蔵とも思えるチャクラを注いで来ました。それが思念が付着しているとは言え「チャクラの塊」に過ぎないとは思えない程に…。それは通常、忍が練るチャクラとは趣を異にする事に着目して下さい。通常のチャクラは「精神エネルギー」「身体エネルギー」「経絡系」で練り合わせて発生させています。それがナルトの中の九尾は「思念+チャクラ」でしかないのです。

これまで、ナルトの九尾のチャクラの租借を九尾がナルトの経絡系を咀嚼してチャクラを練るものと考えて来ましたが、それは「八卦の封印式のフィルタリング」を無視する危険性を併せ持ちました。「九尾のコントロール」でナルトの内部で起こっている戦いも「ナルトのチャクラVS九尾のチャクラ」であります。つまり、九尾はこれまでも、今も「八卦の封印式」の中で独立して存在し、無尽蔵とも思える莫大なチャクラを練り出す存在なのです。明らかに「八卦の封印式」の中の九尾は独自にチャクラを練り出しているのです。「チャクラの塊」が何らかの方法でチャクラを生み出す仕組みが存在するという事実が存在するのです。チャクラがチャクラを生み出す方法論がなくては説明できない現実があるのです。


(九尾が封印から出たら…自分のチャクラで
九尾のチャクラを捕まえて引っぱり抜け!!)(キラビ)

(チャクラはチャクラでしか捕まえられねェ
…これ常識♪
九尾から直接九尾のチャクラを奪えばいい
…それ勝者♪)(キラビ)

(九尾に直接振れて自分のチャクラ
九尾のチャクラをくっつけたら引き合いになる
ようするに綱引き勝負だオーケー!?)(キラビ)

第496話「再会九尾!!」でキラビに師事するナルトがいよいよ九尾とガチンコ対決してるんですが、早い話…ナルトが「八卦の封印式」の中に居る九尾(思念+チャクラ)からチャクラのみを引きはがせば「九尾のコントロール」は成るのです。「九尾のチャクラのみ」を取り出せれば良い訳。「憎しみの塊」である九尾の思念(意志)から「九尾のチャクラ」のみを引き剥がす…つまり、無尽蔵とも思える強大なチャクラを生み出すエンジンは「九尾のチャクラ」に在るのです。「九尾のチャクラ」はそれ自体がチャクラを生み出すエンジンに成っている訳です。待てよ…これって何かに似てる!!僕は「ある考え」に、ハタと思い当たる訳です。まるで雷に打たれたように痺れちゃって、こんな考察をシコシコと書きまくってる訳。


「そろそろ修行内容の説明を…」(カカシ)

「じゃあシカマルの”影真似”とか
チョージの”倍化の術”はどうなんの?」(ナルト)

「………」(カカシ)

「それに医療忍術幻術とかは
どうなってんの?」(ナルト)

「んー
その説明にはまた時間がかかるし
一度に話すと混乱するからな…」(カカシ)

「”陰”と”陽”の”性質変化”については
また今度にしたらどうです
…カカシ先輩
それより修行を」(ヤマト)

ナルトの風遁修行でチョロっと提示がありましたが…(第35巻/127頁)、性質変化の話なんだけど…チャクラには「陰陽」があるようです。「九尾事件」でミナトは「封印術・屍鬼封尽」を擁して九尾から「陽」(=霊体)を抜き出し滅した筈なんです。三代目が木ノ葉崩しで大蛇丸の「霊体」を抜き出しますが、それが「チャクラの塊」と考えれば、「陰陽論」に頼らずともチャクラの「陰陽」を分離する事は可能だと思います。詳しい説明は本編に期待するとして、二段階の屍鬼封尽をミナトだけでカバーするのは無理で、どうしてもクシナの助力が必要になる…そして、それが「八卦の封印式」の組成である…とするのがナル×ジャンの「マザコン理論」なんですが、ここでは横っちょに置いておきまして…(笑)。

チャクラがチャクラを生み出す理論につきましては、例えばATP(アデノシン三燐酸)の「クエン酸回路」(TCAサイクル)や核燃料をリサイクルする(かのような)高速増殖炉の構造がチャクラにも適用されるんじゃーないかと思います。或いは、チャクラがチャクラを生み出す仕組みを説明する為に「違った二つのチャクラ性質で新たなチャクラ性質を創出する」があるくらい「血継限界チャクラ」とは画期的なのです(笑)。只今…「万華鏡写輪眼」をして「炎遁」(風・火/黒炎のコントロール)と九尾の「閃遁」(風+雷/飛雷神の術やトビのお面)がナル×ジャン的には「旬」であります。違った性質のチャクラがぶつかり合い反応する事で新たなチャクラを生む。その廃棄物が「憎しみの思念」を触媒にリサイクルされる…。

六道仙人が死に際に九つに十尾のチャクラを分割した…尾獣のチャクラが「血継限界チャクラ」と同一なのは、寧ろ、尾獣が人間に関与する事で後天的に与えたチャクラであり、本来は高速増殖リサイクルに拠るチャクラの発生エンジンとしての尾獣のチャクラ発生メカニズムだったんではないかと…僕は考えるのです。例えば、人柱力がチャクラ性質を継承するように…尾獣のチャクラが人に影響する理屈は色々と思い当たります。それが、血継限界一族の忍が尾獣のように無尽蔵にチャクラを生み出す存在でないのと、サスケの万華鏡写輪眼が尾獣並のチャクラを発生する強化を受け容れた違いなのだとも思います。ナルトもそれと似た(同じ?)理由で九尾のチャクラが欲しい訳です。イタチがナルトに与えた烏と似たようなロジック…。パッケージング。

ヘタレなのでチャクラ切れ!!(続く)


 
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「九尾のコントロール」③

 
「!」(ナルト)

<ズッ>「うぐっ!」(ナルト)

「お前にオレの力を分けてやった
その力…使う日が来なければいいがな」
(イタチ)

これまた僕の大好きなお話…第403話「涙」の中のナルトとイタチ(正確には烏分身)がイチャイチャするシーンで(第44巻/14頁)、イタチがナルトに「力」を授けています。病に蝕まれた身体で、自分の身体に埋め込まれた宝石を人々に分け与える姿が、「幸せの王子様」のようだと、愚痴の一つも零す事なく笑ってサスケの足下に崩れ落ちたイタチを今も痛々しく感じますが、この時、ナルトの口に嫌らしくもねじ込んで「うぐっ!」っとさせた烏が(九尾のコントロールに関係する…)「うちはの力」ではないかと、何通かタレコミがあったんだけど、僕は違うと考えています。ダンゾウを見れば「うちはの力」とは写輪眼の「瞳力」であり、それを完璧に使いこなすにはカカシが煮え湯を飲む…「うちはの身体」が必要になります。

トビが「千手の力とうちはの力」から「九尾のコントロール」を察したのは一般の忍に過ぎないダンゾウの「限界」を指摘したものであると、僕は思うんです。ナルトは恐らくは「千手柱間」の直系か、或いは六道仙人の弟系の「特異点」とも言うべき資質の所有者であり、既に「仙人の肉体」を持っている筈です。九尾のチャクラ毒に耐え、四本目の高密度チャクラに取り巻かれようとも動ける…ヤマトをして(ナルト…君はいったい)(第33巻/102頁)と考え込ませた特別に強い身体と強いチャクラを持っているのです。ダンゾウは悲しいかな「うちは」でも「千手」でもなかったから、それぞれを嫌らしく自分の身体に盛っているのです。そこまでしなくては「九尾のコントロール」がかなわない訳です。

「うちは虐殺」の八年前に「九尾事件」が起こりました。それが九尾の鹵獲戦だったのではないかとナル×ジャンでは考えてるんだけど、「教育論」として『NARUTO -ナルト-』を考えるに、ナルトとサスケを「強化」する慮りが「終末の谷の決闘」に向かう道筋が鮮明に浮かび上がって来ます。それをナル×ジャンのライフワークとも言える「終末の谷の決闘」「強化・闇」(終末の谷の決闘…第七撃)と「強化・八卦の封印式」(終末の谷の決闘…第八撃)にセッセと書きましたっけ。何が言いたいのかと申しますと…「九尾事件」で先にミナトが九尾を押さえてしまったから、イタチはサスケに「うちは虐殺」という「悲しみ」を与えた…九尾がない状況で「うちはの高み」を目指す「強化論」をイタチは実践しているのです。

「その力…使う日が来なければいいがな」

そこまで考えて行動するイタチがナルトの「九尾のコントロール」を手助けする合理性がない…と言いますか、「うちは」から「千手」に擦り寄ったりしない結果(その逆もない)、現在のような強化へのアプローチになっている筈です。だから、ナルトの口に嫌らしくねじ込んだ烏は「九尾のコントロール」に関係したものではないと思います。それにサスケの為に自分の命を使い切るような生き様を示すイタチがサスケ以外の為に何かをする事が考え難いです。強いて言うならばサスケがやらかした「粗相」(そそう)の尻を拭く色合いの「力」ではないかと思います。例えば、サスケの天照の黒炎を消す「力」とか…。対象物が燃やし尽くすまで消える事のない黒炎…それを唯一消す事の出来るチャクラのパッケージ

「炎遁チャクラ」「万華鏡写輪眼の血継限界チャクラ」


 
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「九尾のコントロール」②

 
「ミナトは九尾の陰(いん)のチャクラしか
屍鬼封尽しておらん

ミナトがわざわざ九尾の力を二分
陽の側をナルトに封印したのは
九尾のチャクラをナルトに遺すためだ

しかし何故わざわざ
我が子に九尾のチャクラを封印する?」(自来也)

「さあ?
たまたま封印の都合でそうなったか…
そうじゃねーなら
子供に力を残してやりたいとかの
親心じゃねーか」(ゲロ寅)

「ミナトの師だったから分かる…」(自来也)

「?」(ゲロ寅)

「あやつは
無意味なことはしない奴での…」
(自来也)

僕の大好きな行…第370話「胸騒ぎ」の一節(第41巻/18-19頁)で、自来也がゲロ寅を相手に大ネタを連発した時は…そりゃ…たまげました罠(笑)。この衝撃はかなり大きくて「九尾の陰(かげ)のチャクラって何だろう?」(チャクラの考察)にも書きまくった記憶があります。ナル×ジャン的には「封印術・屍鬼封尽」にスポットを当てて、「陰陽論」を引用して(プッ…)人間の「陰」(肉体)と「陽」(精神)を分離させる事で殺める術とし、九尾の「肉体」と「精神」を分離する事によって九尾を殺めた…と考察しています。しかし、「胸騒ぎ」の提示でそれを更に陰陽分離して「九尾の陰のチャクラ」のみを屍鬼封尽した(=死神の腹の中に持って行った…)となったから、さあ大変!!(笑)

ま…この時、本誌では「陰」(かげ)とわざわざルビ(読み)を振り、単行本で「陰」(いん)に変更するキッ神のタイムマシンが入ってまして、更に愕然としたんですが、ミナトが一人で「封印術・屍鬼封尽」を発動して九尾を二回も陰陽分離できるもんかしら…と、そっちの方に引っ掛かってしまって、それでクシナが「八卦の封印式」に大きく関与してるんじゃないかと…つまり、クシナも九尾の封印=屍鬼封尽に関与してるんじゃないかと、ナル×ジャンでは考察している訳です。ぶっちゃけ、クシナが最終的な九尾の封印を受け持ち、九尾を閉じこめる「檻」たる「八卦の封印式」を組成してるんだ…だから、九尾は「四代目火影とやらに」(第26巻/82頁)と言わしめたんだと…(笑)。

かなり横道に逸れちゃったけど、自来也がゲロ寅に語った内容が自来也の想像に過ぎないのか?それとも、自来也の知恵と経験と情報収集の結集した結果、限りなく信憑性の高いネタになったのかが、非常に分かり難いのは師弟関係にあった筈の自来也とミナトの疎通が余りにも希薄に感じられたからで、それが「予言」に縛られ、「二大仙人」を口寄せに拠る「両生の術」でその双肩に癒着させるなんて…絶えず妙木山に干渉される「仙人モード」を戦力の中核に据えた自来也が、「木ノ葉の黄色い閃光」の通り名が示すように「5分のリミット」の中で完結させようとしたミナトとの接触をオミットしようとしてたように感じられてならない黒犬であります。しかし、自来也の予想を何年か後にミナトが肯定してくれたんですけどね…。

「お前に九尾のチャクラを半分残して封印したのは
この力を使いこなすと信じていたからだ…」
(ミナト)

「オレの息子ならと」(ミナト)

あわやの九本目…まさかの四代目登場で「イーブン祭り」が巻き起こり、ついでに「ん」が頭から離れないでチック化しそうになった直後の…やはりの大ネタ連発(第47巻/142頁)でこっちが九尾化しそうになったりしましたが(笑)、ミナトもナルトに「九尾のチャクラを半分残して…」と告げています。自来也が断言する「九尾の陰のチャクラ」をミナトが屍鬼封尽した事実を土台に考えれば、ナルトの「八卦の封印式」の内部には「九尾の陽のチャクラ」格納(封印…より適当かと)されている筈です。そして、その理由はナルトが「九尾の力」を使いこなす為です。それを知ってか知らいでか雲隠れのキラビがナルトに関与してるんですが、余りにもその辺は無頓着に事が進行してると思います。

尾獣のコントロールのノウハウを持つであろう雲隠れの完全なる人柱力であるキラビの態度を「人柱力の常識」と考えれば、ナルトへの「九尾の陽のチャクラ」の封印自体が逆に雲隠れ、或いは「人柱力の常識」をミナトが参照したようにも思えて来ます。雷影兄ちゃんの描写でシーが(黄色い閃光にも劣らない…)(第49巻/155頁)と漏らしたのが、六道仙人の弟系の系譜である「仙人の肉体」を持つキングエー(雷影)とキラービー(キラビ)に脈々と受け継がれ、それと黄色い閃光たる「波風ミナト」がシーをして比較対象するに当たる関係性がある事実。それに加えて、トビがナルトに愛憎ある「柱間」を感じてしまう事実。この二次方程式の解は「弟系」である…と、ナル×ジャン的にはなってしまう訳サ…。

ナルトには「九尾の陽のチャクラ」が封印されている!!

ここまで来て未だ納得できない人も多いでしょう。描写でもナルトは「八卦の封印式」の内側の禍々しい妖狐と接見してますし…。どう見ても「九尾の妖狐」です(笑)。でも、あれは「九尾の陽のチャクラ」なのです。自来也もミナトもめちゃくちゃ明確に提示してますがな…「九尾の陽のチャクラ」(或いは「半分」でもいいけど…)って。ナル×ジャン的にはチャクラが擬似的に九尾の態を成してる…と考える事にしました。つまり、あれは「チャクラの塊」に過ぎないのです。経絡系も心臓も脳もない…肉体は「陰陽論」では「陰」に相当しまして、そんなもん「屍鬼封尽」で先ず最初に破棄されてますがな!!しかし、チャクラだけってピンと来ませんよね。使い切ったらお終い…みたいで明らかに「有限」でしょ。

「チャクラが0になったらどうなるか…」(キラビ)

「八卦の封印式」の中のナルトと九尾の攻防戦に加勢するキラビが、ナルトに注意喚起してます(ep496)。「ナルトVS九尾」の着地点は明らかに「チャクラの奪い合い」です。ナルトが九尾のチャクラを全部引きはがすか、九尾がナルトのチャクラを持って行くか…「八卦の封印式」が障壁として両者の間に介在しない状況(ナルトが守られない状態)で、ナルトは命懸けの勝負を挑んでる訳です。その相手が「チャクラだけの存在」である九尾に見える「チャクラの塊」であるところに注目すれば、九尾のチャクラの「特殊性」に気付くんじゃーないでしょうか。それにコレまでの描写を見直しても「有限」の筈がない(笑)。「チャクラだけの存在=塊」の筈なんだけど「無限」なんです。

これが僕の脳内の<キンコン><カンコン>音源…なのサ。


 
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「九尾のコントロール」①

 
(オレ様も戦いに参戦♪お前の精神の中だ
うまく力が出せるわけでもねェ…残念♪)(キラビ)

「やっぱ強ぇーな…」(ナルト)

(言っとくがチャクラを取ろうとする時は
逆に引っ張り取られる危険もあるぜ

こっちが全部抜き取られて
チャクラが0になったらどうなるか…
説明はいらねーな?)(キラビ)

<ズズズ…>「…そうか…
ワシの力をコントロールする気だな…」
(九尾)

「来いってばよ!!」(ナルト)

第496話「再会九尾!!」のナルトとキラビ(八尾)のタッグが九尾と真っ向勝負を挑む行で、九尾が「コントロール」という言葉を使った時、僕の頭の中では<キンコン><カンコン>チャイムが鳴り響きました(笑)。場面はナルトの「精神の中」であり、キラビが舌打ちしてしまう程、奥まったところでナルトと九尾が”くんずほぐれつ”になってチャクラのやり取りに血道を上げている…そうか…そんな事だったんだ…と、「終了~ッ!!」チャイムが鳴り響いたのです。ナルトはキラビに師事して「九尾のコントロール」をものにしようとしてる訳で、方法論としては「人柱力の完成形」を目指しています。その為に「チャクラの綱引き」をして、ナルトは九尾のチャクラを引っ張り出そうとしてる訳だ。

これまで尾獣を完全にコントロールした忍は千手柱間、うちはマダラ、やぐら、キラビの四傑で、人柱力はやぐらとキラビだけです。つまり、千手柱間とうちはマダラの「尾獣制御論」は人柱力とは違う大系と考えられ、ナル×ジャン的にそれを「うちはの力と千手の力…」(チャクラの考察)で考察しています。その考察の中でやや消化不良な部分があって、今回の九尾の提示で、それが一気に解けた…ちゅーか、ああ…そういう事だったのね…と、僕の中でぎこちなくなくなったのです。そして、九尾の提示(コントロール)とスッゴく似た提示が過去にあった…ダンゾウが右手の「封」を解いた…あの行…のを思い出しまして、柱間&マダラと人柱力のキラビの「尾獣コントロール」の違いが何だか解っちゃったのです。


「見るかぎり腕の写輪眼は十個
そして初代の細胞…」(トビ)

「うちはの力と柱間の力…
九尾をコントロールするつもりでいるようだな」(トビ)

(こいつもナルトを狙っている…)(トビ)

第478話「”須佐能呼”完全体…!!」で、うちはマダラを名乗って憚らないトビが、ダンゾウの右腕の写輪眼群と右肩の柱間のデスマスクを見て、ピンと来た…アレです。これも「うちはの力と千手の力…」(チャクラの考察)に不完全ながら考察してる部分ですが、柱間とマダラがセットになれば尾獣がコントロールできるんだよ…つー事を、トビは知ってて僕らに提示したんだと思います。そして、ダンゾウが狙う尾獣を「九尾」と特定したところがポイントで、やはり九尾は特別で、普通の忍(ダンゾウ)が手っ取り早く九尾をコントロールする為には「千手+うちは」が必要だったのかな…と思います。恐らく、トビが反応し裏には「十尾の人柱力」を睨んだ構想が、そこにはあったのだとも併せて感じたな…。

ナルトの中に「柱間の存在」がある事をトビが明かしてまして、波風ミナトの実子であるナルトが六道仙人の弟系の極めて高貴な系譜にある事は恐らく動かないでしょう。ナルトは既に「千手の力」を宿している筈です。しかし、ナルトは「うちはの力」を持っていません。それでも八卦の封印式を解錠し九尾に挑む姿に堪らず「コントロール」と九尾は口を滑らせた(笑)。その後ろ盾には「完全なる人柱力」であるキラビが付いている…のもあるでしょう。キラビがナルトを導いた「真実の滝」の奥の空洞…その奥の「白い部屋」…九尾が八尾に引っ張られて逆にタコ足を斬り裂いてチャクラを奪った綱引きに、九尾が「コントロール」の可能性を示唆してしまう…この状況がケルベロスの脳内でチャイムを打ち鳴らすのです。

「九尾のコントロール」…一緒に考えてみましょう。


 
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