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TO BI O BI TO(質)

 
「うちはマダラは
世間で千手柱間に負けたとされている
……しかして真実はどうなのかな?
勝者とは先を見据えた者…
本当の勝負はこれから……
かつての戦いは奴の力を手に入れるためのもの

オレは千手柱間の力を手に入れたうちはマダラ!
二人目の六道にして今は唯一の存在」(トビ)

「TO BI O BI TO」を書いてる最中に新しい提示があって…もっと凄い事もトビは吐き捨ててます。僕も既に「トビ=オビト仮説」なんてのには拘っていません。今となってはあまり意味がない(笑)。確かにトビはオビトの身体を使ってますよ。でも、それは筐体に過ぎない。多分、「トビ=オビト仮説」に対する反論とはトビの精神性にあると思うんです。僕もそれに異存ないし、森の中で接近遭遇したカカシが何も感じなかったトビにオビトの血が一滴たりとも流れてるとは思いません(思いたくない)。それと逆の流れを「TO BI O BI TO」「碌」までで血の涙を流しながら展開してみました。ネットでそれを「釣り」なんて嫌らしい呼び方をするけれど、そんなつもりは全くありませんでした。

オビトの黒幕説なんかは面白いと、ほんの少しだけ考えてました(笑)。でも、小南の死に様見せられて、それを踏み台にしてスペックアップしちゃうトビの心なさに、悪の美学を感じなかった。あれを肯定する為にはとんでもない大義か必要だし、そうじゃなけりゃ、とんでもなく恥知らずで知性の欠片も無い人格と呼んでいいのかも不安になるくらいの超低レベル(ヤクザみたいなどっかの国みたいな)じゃなきゃできないです。そりゃいくらなんでも敵たり得んだろ…と思いますんで、そんな救いの無い役目をオビトっちにさせるのは忍びないです。それでいろいろ考えて、ワサワサと書きたいんだけど仕事がアレなもんで…と来たもんだ(笑)。

来週は『NARUTO -ナルト-』がお休みなんでじっくり書かせて下さい。

気長に待ってて下さい。

 
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第511話「帰ってこよう」(小南編)

 
<ザーン>

<ヒュー>

<バサ>

<ジワー>

<フワッ…>

トビのまさかの”イザナギ”に屈した小南の骸が雨隠れの湖上に浮かんでいます。もの言わぬ小南の胸元から式紙が一枚…。小南の傷口から血を吸い<フワッ…>っと風に乗ります。これで小南も死んじゃって、自来也の愛弟子は今のところナルトだけになったのかな?未だにミナトの横に居た女の子と大仏君が気になるけれど、描写がある範囲ではナルトが最後の「予言の子」であります。しかし、外道・輪廻天生の術をして予言が成就されたと判定する大ガマ仙人の言葉を重く見れば「予言」は完結していると考えるべきかも知れません。詳しくは「大ガマ仙人は何故、ほくそ笑んだのか?」(疑問の考察)にまとめてありますが、予言と六道の接点がちょっと曖昧つーか、散漫ですよね。


「一番右が小南
中央が弥彦…
で左が長門のものだ」(自来也)

「何だそれ?」(弥彦)

「これはかえる板という」(自来也)

「かえる板?」(弥彦)

「うむ…これは表は赤
裏は白になっていて
このように板はひっくり返る!」<バチン>(自来也)

「………」<ニヤリ>(自来也)

「………」(弥彦)

「?」(長門)

小南の式紙が目指す先…そこには小南が大切にした想い出がありました。小南、弥彦、長門…もう皆死んでしまったけど、この子らの魂が目指す場所があったのです。僕にはこれがとても幸せな事なんだと思えてならないです。そして、人が生きる限りは必ず死ぬ…当たり前の事なんだけど、永遠に続く命がどれだけ美しくないかを、僕らに問い掛けてるようでもあります。また、僕は自来也がこの子らを見捨てずに忍術を教えた事が、この子らを「予言の戦い」に巻き込む事で不幸にしたとも考えてたけど、自来也はこの子らに生き方を示したんであって、この子らの自己決定を制限も誘導もしていません。自来也はこの子らに忍術を教えて、この子らはそれによって「自分」を確立して行ったのです。自来也は成長とは自分で考える事と教えた。

自来也が敵になるかも知れない他国の子に忍術を三年間も教え続け一人前にした。小南はそれを中途半端と責めもしたけれど、恨んでいようと憎んではいなかったと思うんです。あの時、小南は自来也の油でドロドロになり俯いてましたけど、トビを相手にした時は容赦なかった罠(笑)。自来也はこの子らに与える人であって、何ら見返りを求める事はなかったと思うんです。その一点がトビとは違うのね。自来也はいつかはこの子らを独り立ちさせ生きていけるように必死に考えたんだと思います。全てはこの子らの為に。里も予言も関係なかったかも知れない。無償の愛が在ればこそ、自来也はこの子らの心に残ったのです。自来也は親の愛情をこの子らに注いだのです。自来也の<ニヤリ>の意味…こんなに汚れちまった僕ですら子供の頃を思い出したから。


<スッ>「……とにかく
アジトの中に居る時は板をにし

外出する時は
これをひっくり返してにしてから出かける…
ちなみにこの絵はもうすぐ帰るという
合図になっている!」
<パチン>(自来也)

「………」<ニヤリ>(自来也)

「……いや…何なんすか
さっきから…
ガマ仙人だから大目に見てるだけっすよ
このかえる押し」(弥彦)

僕は親と遊んだ記憶というものが無い人なのでアレなんだけど、子供の頃、近所の大っきなお兄ちゃんやお姉さんが遊んでくれたのを昨日の事のように覚えています。そして、その想い出が自来也の<ニヤリ>と激しくダブります。自来也はこの子らにいろんな愛を与える為に必死に考えてたんだと思います。時に父のように、時に兄のように。専門的には目の高さだったり、ミラーリングだったり、テクニックもあるけれど、それだけでは補えない領域は必ずあるものです。人の心を何と捉えるか?自来也とトビでは雲泥の差が存在します。そして、僕の目に映るトビの醜さや汚らしさと、自来也の清らかさの鮮明な差異は心の所在と愛の有無に根差すものである事を、僕は信じて疑いません。


「…でも
何でそんな事しないとダメなんですか?」(小南)

「この辺はまだ治安が悪い…
いつこの場所が狙われるか分からん……

実はアジトに居る時が狙われやすい
…居場所がバレバレの分
奇襲などをかけられやすいからのう」<ザー>(自来也)

「つまり板が赤のままなのに
アジトにその人が居ない時は
敵にさらわれたとか
白なのに部屋にずっといるって事は
変化した敵って可能性も考えられる…
そういうのがすぐに分かるって事でしょ?」(小南)

「そんなところだ…
よく理解してるのう
小南……
弥彦と違ごーて」(自来也)

「オレだって分かってましたよ!!
……なんとなく……」(弥彦)

「とにかく四人だけの暗号として各々
存在確認を常に意識しておく!
つまりアジトに居る時も
気が抜けない状況だって事だ

…一応地下の隠し部屋
そこから外に出る抜け道を作っておいた<ギイ>

何かあった時は
ここから外に逃げろ

ちなみに
お前らの後ろのがワシの板だ


…さてではそろそろ
”蛙の面に水”の修行に行くか!
蛙に成りきり何事にも動じない忍耐を
鍛える修行だ!!」(自来也)

「よっしゃー!!!」(弥彦)

<サー>「さっさと行こうぜ!
皆ァ!!」<ダダダダ>(弥彦)

<パチン>(小南)

「弥彦…本当に分かってんのかなぁ…
…今回はさっき先生がやってくれたけど…」(長門)

「オレはもっともっと強くなって!!
そんでもってこの国を変える!!」<グッ>(弥彦)

「……!」(長門)

「……」(長門)


<ニコ…>(長門)

「………」<ニヤリ>(弥彦)

「国を変える前にまず
かえる板をひっくり返せのう!!」
(自来也)

(ワシもさっきあんな顔しとったのかのう…?
恥ずかしいのう…)
(自来也)

自来也はこの子らが生き残り、自分を持って夢を持って歩まん事だけを願っていたのです。だから、この子らに力を与えた訳で、その因果によって自来也が命を落とす事になったのは極めて不幸な事ではありましたが、その運命を受け容れ、笑って逝けた自来也の生き様に僕らは震えられたのです。自来也がこの子らに残した合図(かえる板)なんて「愛」そのものじゃないですか。自来也はこの子らの出発点であり、終点でもあったのです。人は何処から来て何処に向かうのか?そんな風に悩む魂にとって、変える場所がある事がどれ程救いになるかを自来也は何故かしら理解していたんだと思います。自来也の示す無償の愛に応える弥彦の無為の笑顔。この光景に僕らは無関心であってはならない。

自来也と別れた後(かえる板が白に反転している)、弥彦らは組織という新しい家族を見出し成長を重ねます。自来也が残したかえる板があるこの庵(いおり)が彼らの拠り所となっています。彼らは自分を持って夢を持って行動する人間になって行きます。何者かと戦い、自分と仲間を守り、いつしか彼らの夢に人が集うようになる。トビはどんな顔をしてこの光景を見ていたのだろう?僕はトビが不憫に思えて来ます。長門のかえる板が白、弥彦と小南が赤…恋もした。思い遣り。優しさ。凡そ本能と対極にある人の知性こそが、この子らに宿り、成長が成長を促し、人としての態を成している。それが「愛」という揺りかごが在ればこそを忘れないで欲しい。そして、自来也に生かされた事実はこの子らの心に刻まれている事も。


「組織も大きくなってきた…
アジトも移らないとな…」(弥彦)

「こことも今日でお別れね…」(小南)

「ああ……」(長門)


「ここでオレ達は変わった…
力をつけた
全てはここから始まった


オレ達は夢の実現のため
ここより出発する!

そして…」(弥彦)

<ザー>

<パタン>(小南)

<スッ…>

弥彦らの成長は自分達のコミュニティの成長と同調していて、自来也の残した器からはみ出す大きさになります。この頃はまだ長門が外道魔像とリンクする前ですんで、額当てに傷が在りません。勿論、弥彦も存命している…あの忌まわしい「半蔵事件」のかなり前でしょう。組織の名が”暁”だったのかも疑わしい。雨隠れの血の色をした雲のモチーフも未だ無いです。出発の朝、やはり降り続く雨隠れの雨の中、静かに魔の手が近付きます。小南は自分のかえる板を白に反転させます。これから外出する…いつかは戻る…から、自来也との約束の合図を守り続けていたんです。ついで弥彦が…かえる板に手を伸ばそうとした時、事件は起こります。恐らく、そのドサクサで弥彦と長門はかえる板をひっくり返せなかった筈です。


<カッ><カッ>

「!!」(弥彦)

<ドウ>

<バッ><バッ><バッ><バッ>

<ボフ><ボフ><ザッ><ザッ>


「!」(敵)

「どこへ行った?」(敵)

<ザッ>(小南)

「隠し部屋が最後で役に立つとはね」(長門)

<ザッ>(小南)

<スッ>「とんだ出発になっちまったけど
この国らしい感じだな」(弥彦)

「さあ行くぞ!長門!小南!」<ザッ>(弥彦)

三人は自来也の遺した地下室と逃げ道を使ってまんまと敵から逃げます。この頃の三人の力なら真っ向勝負でも問題はなかったでしょうが、無用な衝突は避けるのが賢明でしょう。そして、何が在ろうとこの子らを生かしたい。傷付けたくない。それが自来也の想いであった事もこの子らには理解できた事でしょう。この子らは「愛」を感じられる人間に成長できたのです。「愛」を感じる為に人には「心」が必要なのです。生まれてきただけで、人は人では在りません。何かに支えられ励まされ愛されて人は人になる生き物なのです。生まれただけでは人は心の無い肉塊であります。何者でもない肉塊に心が宿り人は人になるのです。その為に「愛」というものが在る。「愛」を感じる為に「心」がある。自来也は三人に「心」を与えたのです。


「オレ達は夢の実現のために
ここより出発する!

そして…オレ達の夢が叶ったら

たとえバラバラになっていたとしても……」(弥彦)

<フワ…>(小南)

「いつかここへ帰ってこよう」(弥彦)

<スッ>(小南)

「そして三人で祝福すんだ!」(弥彦)

「…ならその時は
自来也先生も呼ばなきゃ…」
(小南)

「そうだね……」(長門)

「ま……そうなるか…」(弥彦)

そして、自来也と三年間を過ごしたこの庵がこの子らの「帰る場所」になった。自来也の「心」がこの庵には宿っているのです。三人の子らは自来也の「愛」を祝福したいと思っていたのです。そう思える「心」がこの子らには宿ったのです。「心」「愛」に応えたのです。だからこそ、僕は自来也の雨隠れ潜入戦で長門(ペイン)が自来也を殺めたのが信じられないでいます。ホントに長門は自来也を殺したんだろうか…そんな期待めいた疑問が今も僕の心の中には渦巻いています。蝦蟇瓢牢の中で初代畜生道を破り、何故だか自来也は表に出た。フカサクの言葉を無視して。不必要、且つ無意味な特攻だったと思います。自来也が長門に与えた心が潰えていただけなんだろうか…。

自来也が三人を放免し、雨隠れを去る時、自来也のかえる板は「不在」の白にされた筈です。弥彦と長門は出発時の奇襲で「在宅」の赤のまま。小南のかえる板は小南が白(不在)にしてたけど、自来也のかえる板が赤になってるって事は、自来也がこの庵に帰った…って事ではないのかな?もしかしたら、全てをトビがコントロールしてるように見える展開とは裏腹に、トビだけが欺かれてるって事はないかしら。トビが何でも見える眼を持ちながら、実際、何も見えないでいるのもまた真実ですから、トビすらまた、一つのコマに過ぎないかも知れない。それに…お面をしたまま「ともだち」になってくれなんて叫ぶの…どっかの他の作品であったよなー…(笑)。この物語のオチって意外とその辺りにあったりして。

「孤独の反対は無知」(宇多田ヒカル)


  
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第511話「帰ってこよう」(トビ編)

 
<スッ>

<サッ>

<ズオオオオオオオオ>

<ズン>

<ドッ>

うずまき一族の末裔・赤い髪の長門+輪廻眼=三人目の六道…って事は、うずまきクシナの実子であるうずまきナルトも輪廻眼を搭載すれば四人目の六道になる可能性がある訳だ。トビも自分を六道(兄系+弟系)と言い切る辺りにその正体が隠されてる筈。ま…詳しくは例の考察に委ねるとして、トビの吸い込みが長門の骸を異空間に移送します。暗闇に人工的な直方体のブロックが敷き詰められたトビの占有空間だと思いますが、そう言えばここにフーとトルネも吸い込まれたと思うんだけど、その安否が描かれてないですね。”暁”VS忍連合軍の対戦が確定した後、忍連合軍のメンツらしき猛者達(イルカを含む)の扉絵があって、そこにフーとトルネも描かれたんだけど、どうしたらここから帰れるのか分からん(笑)。

<ザッ>(少し手間取ったな
行くか…)
<ザッ>(トビ)

しかし、長門・弥彦・小南の死が折り重なり、その上にトビが自分の野望を積み上げてる姿が、僕には醜く映って仕方ないです。トビがまるで物の様に長門の死体を持ち去り、悪びれるでもなく着々と歩みを続ける姿に激しい嫌悪感を覚えます。トビはこの後、バージョンアップを果たしより「完全体」へと近付くんだけど、その間を小南の最後の忍術が雨隠れの三人の子供らの回想と共に織り込まれるんです。良い歳ブッこいた…自分を「うちはマダラ」と称する大物が、子供の生き血を啜(すす)るような下衆なやり口をいけしゃあしゃあとやってのける。余りにも心がない。もし、トビがホントにマダラであろうと、それはマダラではないと、僕は思うんです。それは「心が宿らないタダの肉塊」に過ぎないから。



(小南の行)←別記事に分割

「手こずっただけあって
いい眼を手に入れたね」(カブト)

「……アレは元々オレのものだ」(トビ)

「ほら……
鬼鮫からの情報も届いた事だし…」(白ゼツ)

「色々ト状況ハコチラニ傾イテイル…」(黒ゼツ)

<ガッ>(トビ)

「九尾を取りにいく」<ザッ>(トビ)

トビのお面がサクッとリニューアルされて、今度は輪廻眼と写輪眼のコラボ文様になっています。写輪眼の巴文様が穴ぼこになってるようですし、輪廻眼の瞳孔部分も穴ぼこが開いてるかも知れません。カブトのセリフから考えれば、輪廻眼をトビ自身が移植したようですし、前回のトビのうずまき文様のお面と眼の数が符合してましたから、今度のトビは四つ眼っぽいです。それに小南戦で無くした腕も元通りになってます。ここまで人間の骨格とか命を無視するかのような忍術が存在するのに、何で輪廻眼を所有して三人目の六道たり得た長門が両脚を「半蔵事件」で両脚を失っただけで諦めてしまったのか不思議でなりません。単に知らないだけ?!外道魔像は呼び出せたのに?!

ま…そこにド汚いトビの情報操作があった事は明白で、絶望に暴走する長門が堕ちる一本道のみをトビは長門に指し示した訳だ。僕はそれに行き当たった時、何で小南の回想がトビの行の間に挿入されたのかが分かりました。これは自来也との対比です。自来也は子供達に自分を持って夢を持って生き抜く術(すべ)を与えたのに対して、トビは後戻りのできない選択肢しか与えない事で将来を奪った…自分のモノにした。両者の埋め様の無い隔たり。トビが意気揚々と立ち上がる姿に、僕は嫌悪する。同時に、このキャラクターが人望を得られない原因だった事に未だに気付けない浅はかさに映るのです。大人が子供にしちゃいけない事をトビはガチでやっている。自分で自分を孤独にしている。

トビが”暁”のマントじゃなくて、無地のコスチュームになっています。それが唯一のトビの罪滅ぼしみたいにも思えますが、マダラの芭蕉扇を手にしてやる気満々で「九尾をとりにく」と息巻く。八尾はどうしたんだ?と思うし、その前にサスケはどうするんだよ!!と突っ込みたい(笑)。つーか、ここまで大見得切って自分で行かずにサスケを動かしてナルトにぶつけるのがトビっぽいです。それでこそ「形骸化した存在」です(笑)。そもそも、二人目にして唯一の六道とし、自分を「うちはマダラ」と名乗るトビが形骸化してるって、身体じゃなくて心が欠けてるとしか僕には思えんとです。この何とも言えん胸糞の悪さって何処から来るんだろう。僕にはもう…溜め息しか出ませんって。

トビには立派な目ん玉があるのに何も見えてない…。


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業務連絡(100927)

 
こんばんは!ナル×ジャンのケルベロスです。
全てのアクセスに心より感謝致します。
皆々様のお陰を持ちまして目出たく200万アクセスを突破しました。
ナル×ジャンも三年とちょっとでここまで来たなぁ。
『NARUTO -ナルト-』も11周年なんですよね。
思えば遠くに来たもんだ…と、何だろ全てが懐かしい(笑)。



メッセージはお返事もせず頂くばかりで申し訳ありません。
頂きましたメッセージは熟読させて頂いております。
ここんところ仕事が立て込んでて難儀をしております。
それでも書ける時には書く所存でございます。
今後ともよろしくお願い致します。

ナル×ジャン ケルベロス

 
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TO BI O BI TO(碌)

 
「リン…お前の…医療忍術で…
…オレの写輪眼を…眼軸ごと…」(オビト)

「…カカシの左目に……移植してくれ……」(オビト)

オビトがシナリオをトレースしてたとして(27巻/163頁)、じゃ、何で自ら不完全になる「眼軸ごと…」なんてエクスキューズしながら左眼をカカシに譲渡しなければならなかったのか?オビトがトビになるにしても両眼とも眼軸があって、写輪眼が備わってる方が良いに決まってます。「御神器」でも書いたんだけど、トビはどうやら”須佐能呼”が出せない。だからこそ、イタチが「御神器」(三種の神器…十挙剣・八咫鏡・八尺瓊勾玉)をコンプリートさせ…コンプリートする為に”暁”に居たような…滅私奉公に徹してたのだと、僕は展開しました。兄系が霊器にアクセスする為の瞳術が”須佐能呼”だったのだと思います。弟系には「仙人の肉体」がありますんで、オビトのシナリオはそれをオミット(放棄)してる訳です。

(さすがのイタチにも
オレの全ては知られていなかった…
でなければ死んでいた)

第397話「真実を知る者」で、転写封印・天照を辛くも凌いだトビが腹の底から安堵しますが、イタチがトビの正体(本質)を見誤ったと思わせる為に、イタチは転写封印・天照でトビを意図的に殺めなかったのだと、僕は考えてまして、トビが安堵したのは寧ろイタチの「思うツボ」だった筈です。トビにそう思わせる事で、トビの関心を「御神器」から逸らしたかったんじゃーないかと思います。トビに両眼が備わってないから”須佐能呼”が出せない。それは構造的な問題ですんで、オビトのシナリオでトビが組成される以上、唯一の死角といえます。恐らく、イタチはそこを衝きサスケとナルトにアクセスしてる筈です。しかし、オビトのシナリオにとっても左眼を眼軸ごとカカシに譲るのも大きな意味があったのです。

一つは、何が何でもオビトの右眼を含む経絡系、及び生命活動が維持できる身体(筐体)を死守しなければならなかったから、オビトの死体を回収させる訳にはいかないので、オビトの死を決定的なものにする為、カカシに左眼を与え、それを施術したリンをオビト戦死の証人に仕立て上げる必要があったのです。どんなに深い地底に沈もうと土遁忍術で回収は可能でしょうから、ワザワザ一個小隊の潜入者に対して岩隠れが大袈裟な増援を出して黄色い閃光を戦線から押し戻す必要があったんでしょう(カカシが目覚めたのは平原だった)。結局、四代目が岩隠れを殲滅してしまいますが、オビトの遺体は回収されていないと思われます。ゴーグルはオビトを執刀したリンがギリギリ持ち出したんじゃないかと思います。

じゃ、何故、「眼軸ごと…」だったのかと言うと、写輪眼の一族以外への移植の臨床試験でもあり、写輪眼の有用性を世に知らしめる広報としてカカシが選抜されたんじゃないかと思います。後々、カカシは万華鏡をも開く事になりますし、木ノ葉の白い牙の一子のカカシですから、いろんな意味で有望だったんじゃないでしょうか。多分、眼軸が備わらないと写輪眼は機能しないのでしょう。或いは、カカシが弟系の家系であり、かなり濃い血脈にあったとして、弟系の肉体で写輪眼を育成する事に意味があった可能性もあるでしょう。案の定、カカシは諸国に勇名を馳せる大物になりましたから狙い通りだったと言えますね。逆に言うと写輪眼があったからカカシが成り上がった訳で、オビトのシナリオの狙いはそこにあった?!

<スウー…>(神威!!)(カカシ)

「止めておけカカシ
そんな術はオレには効かない」
(トビ)

第487話「戦いの始まり…!!」で、トビが「カカシの事なら何でも知っている」みたいな態度を取ったのが、僕は非常に気になりました。もしかしたら、トビはカカシの左眼を通して木ノ葉を監視してたんじゃないかと思うんです。自分の眼を他者に渡す事で視界を共有するような忍術が写輪眼にはあって、カカシは知らず知らず木ノ葉の情報を眼の本来の持ち主に吸い上げられてたんじゃないかと、ふと思ってしまったんです。だから、トビはカカシの”神威”だって熟知してた…カカシが見た景色だったら何でも知ってる…と笑ってる…と、まぁ…驚愕の新描写が飛び出すまで考えてた訳ですが、トビに左眼があった場合、この考察は一気に消失しちゃいますから第510話「まさかの禁術!!」”隠された左眼”には困りました(笑)。

「どうして…確実に死んだはず
何度もシミュレーションして…
この手順なら…
アナタを倒せたはず…なのに」(小南)

イザナギ
光を失う事と引き換えに
幻と現実を繋げる事のできる
うちはの禁術…」(トビ)

でも、それが”イザナギ”で良かった(汗)。あれは”イザナギユニット”で、ダンゾウが右腕に仕込んでたのと一緒だと思います。ダンゾウは別に右腕の十個の写輪眼で視覚情報を得ては居ませんでしたし、目の周りの経絡系(顔の経絡系)ごと写輪眼が搭載されていて”イザナギ”をドライブする為だけにセットされていたんだと思います。だから、暴発しないように厳重に拘束具で覆い隠されていたんですよ。拘束具を外して、宿主のダンゾウが印を結んでチャクラを流せば作動する火縄銃(種子島)みたいな原始的な構造だった筈です。もしかしたら、トビはダンゾウの”イザナギユニット”を参考にして左目に”イザナギユニット”を仕込んだのかも知れません。ダンゾウのイザナギにちょっと驚いてましたから。

”イザナギ”を発動する為だけに写輪眼を消費するお大尽な運用。視覚情報を必要としない接続形態。それはトビの左眼の状況には好都合だったでしょう。”イザナギ”の暴発に関してもご自慢の「お面」が上手く働いたとも思います。それに、トビは屈指の写輪眼コレクターですので写輪眼のストックには事欠きませんから、”イザナギ”で使い捨てにしても良い写輪眼だって数持ってたと思います。だから、トビに左眼があろうと、それがオビトの身体ではない証拠にはなり得ないと、ナル×ジャンでは断言させて頂きます。寧ろ、小南の猛攻に”イザナギ”を出すしかなかったのは、やはり”須佐能呼”を持っていない事が決定的となり、いよいよ「トビ=オビト仮説」が強固になったんだけど、それじゃお話がフラット(碌・陸=ろく)過ぎる。

ここからナル×ジャンの反撃が始まる…(笑)。

ex.ナル×ジャン=碌でもない


 
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TO BI O BI TO(號)

 
「…カカシ…
リンを…リンを連れて…
早く…ここを離れろ……」(オビト)

「て…敵の増援が
く…来るぞ…」(オビト)

写輪眼に白眼みたいな望遠眼透視眼などで敵を探知する能力ってあったんですかね(第27巻/173頁)。オビトが岩の下敷きになって、それでも迫り来る岩隠れの増援を感じてカカシを促し、リンを助けようとした…スッゴく良い場面なんですが、写輪眼にこんな能力あったのかなーと、ふと思うんです。これが常識的な戦場の知識だったならば、はいッ!!それまでーではあるんですが、若年でビビリで場数を踏んでないオビトが、こんな修羅場で発揮できるスキルとも思えませんし、覚醒したばかりの写輪眼が白眼ばりに探知しまくった…とも思えない…。黒くなってもヨカですか?現に今、トビはオビトの身体を使ってますんで。小南の起爆札に割られたトビの「お面」から覗く顔は明らかにオビトじゃーないですか。

僕にはトビの顔はオビトのそれに見えます。それに、身体がオビトがかなりガタイのいい、下手するとおっちゃん体型で、神無毘橋で命を落とした14歳(でしたっけ?)の華奢な少年体型<ジュルッ…>じゃないとおっしゃいますが、岩に潰された手足を差し替えて大きいものに換えたとしたらどうでしょうか。トビは戦闘で右手をよく失っています。それはトビの吸い込みの条件であろう「ワンタッチ」のリスクを受け止める「トカゲの尻尾」みたいだし、何ぼでも換えの利くギミックであるのは、経絡系と頭部、右眼等を回収した後に人体構造を補完したオペレーション(手術)を物語っているようにも思えます。トビが何でオビトの頭部を流用せねばならなかったのかが、ここでは重要なファクターになると、僕は思います。

そもそも、自分を「うちはマダラ」と名乗るのに、何が悲しくて「お面」なんてしなきゃなんないんでしょう。これは物凄く合理性のない事なんです。第一、うちはマダラの顔なんて知ってる人の方が少ないんですから、お面なんかしなくても堂々とさえしてりゃ「うちはマダラ」になれると思いますもの。また、大蛇丸がよくやった変装なんかも忍術のベテランならば簡単な細工でしょうが、それもよろしくない。トビは少しでも「うちはマダラ」を知ってる人にあったり、忍術で変装している事がバレる事が恐かったのだと思うんです。ぶん殴られたら化けの皮がすぐに剥がれますもの。それでも、「オレがマダラだ!!」と言い張れればいいんですが、何故だかトビは「お面」に頼ってしまう…顔を隠してる。

トビには自信がない。

ここまで悪い事してるのに「オレはオレだ!!」と言えない小心者なんだと思います。だから、僕はトビを「うちはマダラ」だとは認めない。トビはトビと呼ぶ事にしています。例え顔がオビトでも、あれはトビなんだと思います。それは「お面」のアイデンティティなんだと、僕は思い至るのです。右眼だけ穴ぼこが在る。右眼しかない写輪眼。つまり、不完全なオビトです。不完全さがトビの自信のない描写には滲んでるんです。トビは明らかに強い…四代目と互角に渡り合ったじゃない。なのに、自分を「形骸化した存在」(第50巻/71頁)とも呼んじゃう。それを謙遜とは言わないです。オビトをトビに貶めた神無毘橋の一件。僕はオビトが失った左眼の重さを、このところ考えています。

オビトは虫の息でリンにこう告げました。

「リン…お前の…医療忍術で…
…オレの写輪眼を…眼軸ごと…」(オビト)

「…カカシの左目に……移植してくれ……」(オビト)

「眼軸ごと…」と(27巻/163頁)。ちなみに、「眼軸」とは医学用語ではレンズ体から網膜に向かう光の道筋を指すようですが、ナル×ジャン的には写輪眼に繋がる視神経束を指すのだと解釈しています。うちは一族間の眼のやり取りで眼球だけを抉り取る描写から、写輪眼に合った一族の身体と眼軸が有る者同士はそれで大丈夫なんだと考えました。オビトがうちは一族でないカカシに写輪眼を渡す際に、「眼軸ごと」と強調したのは、写輪眼の移植マニュアルが存在する可能性を臭わせますした。あんな緊急事態で、オビトがリンに要点のみをスパスパと伝えられたのは、岩の下敷きになったオビトが敵の増援を危惧するのと同等の違和感でもありました。僕の良心は、この描写を「火事場の馬鹿力」と受け取っております。

例えば…例えば…ですけど…ネ(あくまでもネタ振りです)

もし、これがオビトの演出だったら、どうなのよ…と思う悪意も僕の中にはあるんです。それが、オビトの死すら汚せる…僕の「強くて弱くて強い」ところであります。例えば、オビトが岩隠れ(オオノキ)と繋がってて、ワザとカカシの左眼を奪わせ、自らは大岩の下敷きになり、残された写輪眼をカカシの失われた光と入れ替えるシナリオを描いてたとしたら…。だから、本来、写輪眼では見えない敵の増援を察知したかのうようにカカシを急かせる訳。カカシとリンは四代目が救うけれど、オビトの骸までは回収させない。恐らく、木ノ葉の英雄の碑に吊るされたゴーグルを回収するのが精一杯だったと思われます。オビトが一旦死んで見を隠すミッションが、真の神無毘橋の戦いだったとしたら…。

「カカシ外伝」って、マジで良い話なんで、ホントはこんな考察はしたくないんだけど、トビの身体にオビトが使われている以上、オビトが主導した象限も考えるべきだと思うんです。僕は恋愛論の「オビトは何故、”目薬”をさしていたのか?」が凄くお気に入りで、神無毘橋のラブラブな感じも大好きで、『NARUTO-ナルト-』恋愛強化書と位置付けてるにも関わらず、こんな事考えるのは、ある側面でオビトが「黒幕」なのが面白い…と考えるからで、トビがオビトの身体を使ってて「お面」をしちゃう意味が説明し易いからです。しかし、じゃ、何でオビトを不完全にする「眼軸ごと」の移植を実行したのか?と思いますよね。その答えも一応用意してるんですけど、一族の身体じゃないもんでチャクラが(ry

<スウー…>(神威!!)(カカシ)

「止めておけカカシ
そんな術はオレには効かない」
(トビ)

第487話「戦いの始まり…!!」で、何かが過った…。
でも…ここで落とすつもりはないのでご安心を(笑)。


 
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第510話「まさかの禁術!!」②(六道の力編)

 
<ゴウウウ>

<ザザーン>

<ハァ><ハァ><ハァ><ゼェ><ハァ>(小南)

<パラ><パラ>

<ハァ><パラ…><パラ…>


<バラ>(神の使者の術が…解けた…
ここまでのチャクラが…
必要になるとは思わなかったけど…
これで……)<バラ><バラ>(小南)

<ハァ><ゼェ>「マダラは…確実に…」(小南)

「死んだかな?」(トビ)

案の定…それでもトビは死ななかった(汗)。しかも更に欠損が増えたお面から左眼…写輪眼…が覗いています。神の使者の術(多分、小南の紙分身の術を支える忍術で、小南に対するあらゆる攻撃を無効にする完全防御)が解けるほどチャクラを使い果たして生身に戻った小南を背後からトビが襲います。この時、トビは大きな注射針みたいな武器を使ってまして(クナイではない)、お初の装備品?だと思いますが、この武器には意味がある…かも知れないです。ま…それは今後の展開に譲るとしまして、話題をトビの「左眼」に移しましょう。トビがオビトの身体を使用している…とするならば、左眼はあってはならない訳でして(汗)、書きかけの考察…「TO BI O BI TO」がこのまま闇に沈むのか…と震えました(笑)。


「!!?」(小南)

<バラ><バラ><バラ>

<パラ><パラ><パラ><パラ>

<パラ><パラ><パラ><パラ>



<ザー…>

<ポタタタ>

「どうして…確実に死んだはず
何度もシミュレーションして…
この手順なら…
アナタを倒せたはず…なのに」(小南)

「イザナギ…
光を失う事と引き換えに
幻と現実を繋げる事のできる
うちはの禁術…」(トビ)

<スウ……>「うちはと千手…
この両方の力を持つ者だけが
許される瞳術!」
(トビ)

しかし、トビの説明で「うちはと千手…」で、左眼が「イザナギユニット」であると思われ、逆にトビがオビトの身体で造られた確信が得られました。これも「TO BI O BI TO」のいいところなんでココでは書けないけど、発作的に書き始めた「TO BI O BI TO」だけど、やっぱそれは「時合」が僕に書かせた考察だったと思えます。今、トビの事を書かなければ!!そんな無意識の知覚が僕を衝き動かしたんだろうな…。ちなみに、小南が「10分間起爆し続ける!!」と明かしたのを、ダメダメと責めたのは、トビの物質透過の5分のリミットに、イザナギユニットの有効時間が合わさってトビが助かるフラグになったからです。トビは物質透過のリミットである5分の後の、残りの5分を凌ぎ切れば良いと確信する訳で…。

小南がトビにヒントを与えてしまった事になります。ま…小南にも6千億枚も起爆札を用意した自信があった訳で、同時に黙っていられないご苦労でもあった訳で、これを「浅はかさ」と断ずる冷血さを、僕は持ち合わせない。皆、一生懸命生きているんだから、その人の持つ満足とか達成感を、他者が評価するなんて下らないと思うから。大きな注射針みたいなトビの武器?で刺された小南。長門と弥彦の御霊が眠る神殿の花が散ります。これは小南が戦いながらもこの神殿に自分を残した証拠であって、それすら散る…小南の命が潰えようとしている描写でありましょう。同時に、その変化が長門の骸…御霊にも届く仕掛け。これが直後の奇跡に繋がる伏線なんで見逃さないように。これが小南の一生懸命だと感じて欲しいです。


<ハァ><ハァ>「…うちはと千手…
両方の力……?…それは…六道の力
アナタにはそんな力は…」(小南)

「クク…かつては仲間…
そのよしみとして少し
オレの術とオレ自身について
教えてやろう……」
(トビ)

「………」<ハァ>(小南)

「…イザナギとは
本来お前の言う六道仙人の”万物創造”
応用した術の事だ

もともとうちはと千手は一つだ
その二つの始祖である六道仙人は
その二つの血と力を持ち
あらゆるものを創った


想像を司る精神エネルギーを元とする陰遁の力…
それを使って無から形を造り
生命を司る身体エネルギーを元とする陽遁の力…
それを使って形に命を吹き込む

尾獣達もその一つ…
十尾のチャクラから陰陽遁の力を使い
各尾獣を創造した

想像を生命へと具現化する術

それがイザナギ」(トビ)

「アナタは…一体何者……なの…?」(小南)

「うちはマダラは
世間で千手柱間に負けたとされている
……しかして真実はどうなのかな?
勝者とは先を見据えた者…
本当の勝負はこれから……
かつての戦いは奴の力を手に入れるためのもの

オレは千手柱間の力を手に入れたうちはマダラ!
二人目の六道にして今は唯一の存在
」(トビ)

「クク……柱間の力を制御できず
不完全なイザナギを披露した輩は数いたが…」(トビ)

「…うちはと千手…」「六道の力」と言い切る小南の知識は長門が与えたものでしょう。ちょっと余談ですが、「千手」を「柱間」とした方が正確かと思います。実はチャクラの考察にある「うちはの力と柱間の力…」ですが、僕のミスタイプで「うちはの力と千手の力…」となっていたのを最近(コソッと)修正したばかりでした(汗)。柱間は千手一族にあって特異点とも言うべき存在だったんだと思います。だからこそマダラが求めたんでしょうし、憧れもした。「うちは」「千手」ではなく「柱間」を求めるのには特段の意味がある事が、「六道の力=六道仙人」再構築しようとするコンサバな路線をあぶり出している点に注目して下さい。僕はトビがダンゾウをして(こいつもナルトを狙っている…)と漏らしたのが気掛かりです。

それから、ナルトの九尾の完全制御で「六道の…」も出てますね。あの鳥居がガシガシと九尾を封じてしまった…アレ。詳しくは「御神器」に認(したた)めてあるので確認しといて下さい。この考察は妄想全開で捏造限界しまくってて不評ではあったんだけど、個人的には面白いと思っています。十挙剣、八咫鏡、そして未出ですが…八尺瓊勾玉…三種の神器=「御神器」であれば、十尾の完全制御に六道仙人が使用していたり、十尾だった頃の記憶が九尾にもあって…と、いろいろと繋がってありがたいのです(笑)。それと…陰遁と陽遁。万物創造。これらの説明から、六道仙人の二人の子=兄弟も六道仙人に創られたアダムだったと僕は確信しました罠。それが「忍」「人間」を分ける間仕切りになってる筈です。

そして、終末の谷の決闘の勝敗に拘らないようでいて意外に拘ってるトビですが、トビの外見は明らかにうちはマダラではありません。しかも、柱間の力を手に入れたと言い張っています。少し前にダンゾウの出来損ないっぷりも僕らは見せられてまして、眼の有る者が身体を…身体有る者が眼を…が、両方なき者が眼と身体を…も可能にしてると思うんです。「血」とか「才能」といった人の優劣をスタートラインから違える不公平に対する嫉妬心みたいなものに支配された卑しさが漂ってるように、僕には感じられてなりません。自分と誰かを比べるから劣等感ってものがある訳で、自分が自分だけを評価すれば良いんだけど、それがなかなかできる事じゃない。そして、失敗すると「オレが!!オレが!!」に堕ちるのね(笑)。


<ズボッ>「くっ…!」(小南)

「………」(トビ)

<ガハッ>(小南)

「そろそろ長門に会えそうだな
向こうに行ったら二人で後悔するといい…
ナルトの戯れ言に乗せられた事を

本当の平和など無い!
希望など有りはしない!
長門はナルトを信じる事で
哀れだった自分を慰めたかっただけだ」
(トビ)

「!」(小南)

(…これは…まさか…)<パラ><パラ>(小南)

「長門は………あいつは平和への懸け橋になる男だ
オレの役目はその橋を支える柱になる事だ」(弥彦)

「平和への懸け橋は彼だよ
彼の意志そのものがね」(長門)

「オレの役目はここまでのようだ……
ナルト……お前だったら…本当に―」(長門)

トビの使う武器が大っきな注射針みたいになってて、柱間の力を終末の谷で得た…みたいなことも言ってます。また、うちはと柱間の両方の力に擦り寄ってみせたダンゾウの身体を参考にすれば、トビがマダラの眼か能力と柱間の身体の何処か大切、或いは有効な部分を、この注射針みたいな武器で吸い取った…みたいな可能性ってないですかね。まだ、描写が出てないので仮定の仮定のお話は置いといて、今度はトビが小南の信念を奪おうと嫉視な訳です。僕は別に他人がどんな考えでも構わないし、それがどんなモノであっても自分の存在が揺らぐ事なんてないと思ってます。だから、トビがこんな風に小南に迫る必要があるのは、トビに自分がないからだと、どうしても思えるんです。


「止む事のない雨隠れの雨が…
どういう事だ?」
(トビ)

<スッ…>「弥彦!長門!
…彼らの意志は消えない!
私もナルトを信じてる!
今度は彼が…

平和の懸け橋になる男だと!!
そして私はそのための柱となる!!!」
(小南)

(ありがとう長門………
死んでなお私に希望を見せてくれて!)
(小南)

そして、そんなトビの言葉に少なからず動揺する小南の揺らぎを、雨隠れの止まない雨が止ませるのです。小南に去来する弥彦と長門の言葉。小南は思い出すのです。弥彦と長門の生き様。それに触れて自分が感じた役目。これは奇跡なんだと、僕は思います。そして、小南の断末魔が弥彦と長門が眠る神殿に、小南の散らない花が散る光景が伝えた事も見逃せないです。しかも、輪廻眼をどうしても回収せねばならないトビの事情も考え合わせれば、長門が死すとも輪廻眼の瞳力は未だ健在なのかも知れません。それが事実として、雨隠れの止まない雨を止ませた…。その光景がトビを立ち止まらせ、崩れそうになった小南を立ち直らせるのです。これを「奇跡」と呼ばなくて何を「奇跡」と言えましょうか!!


「……私は散ってもいい花!!
ここでアナタを―」<バサ><バサ><バサ>(小南)

<ザッ>「!!」(小南)

「お前はオレの事を闇だと言ったな」(トビ)

「ぐっ…ぐ……」<バシャ>(小南)

「ならオレがお前を枯らせる…
そして…七色に輝くこの虹の懸け橋とやらも
闇の中に消してやろう」(トビ)

「幻術をかけ終わった時
お前も終わる
…輪廻眼の場所を吐かせてからだがな…」(トビ)

「!」(小南)

僕はこんなトビだけれども、期待してる事がありまして、トビが小南を殺す描写がないでしょう。だから、もしかしたらトビは小南を殺さずにおくんじゃないかと期待しちゃうんです。僕はトビが小南の気持ちをどんな風に感じていたのか、凄く興味があるんです。弥彦と長門の死を辱めたトビに、心底怒った小南の想いを、トビはどんな風に受け止めたんでしょうか。人の気持ちを感じられるのは、「心」なんだと思うんですね。脳科学で「心」とは脳の機能に過ぎないんだけど、「肉」があって、それに「魂」「心」が宿って、「人」は「人」に成れると思うんです。『NARUTO -ナルト-』では「心」「魂」「肉」を明確に分けてますよね。それを取り合うのが「忍術」なんだとも言える。

僕らは「忍術」とか「チャクラ」とか都合の良い「チート設定」に幾許かのリアリティを感じながら『NARUTO -ナルト-』を味わってるんだと思います。同時にそんな「チート設定」がリアルに存在する「愛」を見え難くもしています。その功罪をあたかも「万華鏡」を覗くが如く効果をもって見せられているのです。だから、トビには小南を殺して欲しくはないのです。トビが小南を生かしたとすれば、トビにも「心」というものが存在します。そうすればトビにも救いがあります。長門や小南ほどのメンバーが”暁”を裏切ったと、トビは驚いてましたよね。それはうちは一族にソッポを向かれたうちはマダラのトラウマなんだと思います。トビは無意識に長門や小南のように変えられるのが恐いんじゃないでしょうか。


「ここか……」<ザッ>(トビ)

<タン><ザッ>(トビ)

「お前は…三人目の六道
うずまき一族末裔の証である赤い髪が
白に変色するほど力を…」(トビ)

<トン>「……!」(トビ)

「裏切ってなおオレを笑うか…」(トビ)

とうとう輪廻眼にトビがアクセスします。長門と弥彦の骸を優しく包む小南の希望の花がトラップだとは思えんので、このまま輪廻眼がトビの手に落ちるのかな。しかし、長門の赤髪が「うずまきフラグ」だったのは驚きです…が、他に赤髪のキャラって居ましたっけ。トビが次に狙うのは赤髪のキャラか、その血を色濃く受け継ぐ存在だと思いますので、関係キャラだと”鷹”の香燐なんか長門と同色の髪の毛だったと思います。特殊なチャクラを持ってますし、胸を千鳥鋭槍で貫かれても死ななかったんですから、生命力は低くはないでしょう。トビも香燐には面識ありますし、今は木ノ葉に居るのかな?もしかしたら、また吸い込みに行くかも知れませんね。兎に角、今は外道魔像とリンクするコマが必要ですから。

外道魔像に尾獣のチャクラが七尾まで収納されてる今、外道魔像とリンクするコマを手中に収めるのが”暁”の会戦条件でしょう。ペインが不在でも外道魔像が動いてた描写もあるんですが、それは長門が存命してた時期で、遠隔会議なんか簡単に開ける”暁”の技術力から考えると、ペイン(長門)も遠隔地から尾獣封印に関わってたとも考えられるので、長門亡き今、外道魔像とリンクするコマが必要なんだと思います。そして、トビが自分で何かをする時期でもないだろうから、誰かを引っ張って来るとも思うんですね。次週からいよいよ新展開か…それまでに「TO BI O BI TO」をまとめてしまわないと、また腐らせてしまう…。今回はいろいろとその所為で書けない事が多くてスミマセン。分かり難かったかな(汗)。

 
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第510話「まさかの禁術!!」①(女の情念編)

 
<ズズズズ>(トビ)

<ペト><ペト><ペト><ペト><バッ>

「!!」(トビ)

<カッ>

<スウー…>


<ボン><ボン>

「時空間移動は失敗のようね
アナタの隣りに
今までただ居た訳ではない」(小南)

(アナタは己を吸い込む時
必ず体が実体化する

そして…それは自分以外のものを
吸い込む時より…遅い)
(小南)

<ボフッ>(トビ)

先週、モーゼの十戒(じっかい)だったっけか…小南が紙海を割ってトビに襲いかかったところからの続きだけど、そんん事したってトビが跳んだらお終いだろッ!!と思ってましたが、どっこい小南はトビの忍術特性を読んで待ち受けてたんですね。ま…当たり前っちゃー当たり前ですが、長門が命を落としてから今日まで、小南が研ぎに研いだ刃にはしっかりと心がこもってたんですね。それもまた「忍」の真骨頂でありましょう。小南はそもそも戦闘的な術者ではなく早期警戒や索敵・情報収集に長けた忍特性だと、僕は思ってるんだけど、それがトビを終止見張ってたんだから、僕らからすれば謎の総合商社みたいなトビの能力も筒抜けだったようです。やっぱ女の子を敵にまわすのは君子のやることじゃーないのね(笑)。

小南とトビの丁々発止のやり取りの中で、トビの忍術特性がある程度明らかになって行きます。忍がこんなにもペラペラとやりとりするのはどうなんだ!?とする考えもありますが、登場する忍が寡黙に戦い続けたりしたら、何十回何百回と連載が続いても僕らは何一つ知る事ができない(汗)。ある程度、『NARUTO -ナルト-』の中のキャラにもサービス精神ってものがあるからこそ、僕らも楽しめる訳で、あまり細かいところに食い付くのは野暮ってもんですよ(笑)。それに、小南もトビもどちらも鉄板で相手を葬るつもりだから、隠し立てする必要もありません。これまで自分の心に仕舞って隠して来た反動がここに来て爆発しちゃうのも人間の反応としては整合性のあるもんじゃーないかと思います。

トビの能力は①時空間で飛ぶ(ナル×ジャンでは「跳ぶ」としていますが…)②何かをすり抜ける…の二種類に大別されるようです。実は今、発作的に「TO BI O BI TO」なんて考察を書いてまして、そっちとダブっちゃうんでここでは割愛しますが、正直、トビの秘密がここまで明かされるとは思ってませんでした。もう少し小出しにするだろう…と思ってたから、今回のキッ神のお大尽っぷりには「時合」(じあい)を感じる勝負師の潔さを感じます。ここでちょっと気になるのはトビの時空間移動の描写も何種類かある点です。それが先の考察でトビが「眼」を忍具をチョイスするようにTPOで使い分けてるんじゃないかという疑惑に発展しています。詳しくは「TO BI O BI TO」にまとめますね。


「時空間で飛ぶのを止めて
爆発をすり抜ける方へシフトしなければ
確かにヤバかったかもな…」(トビ)

(辺りにはいつでも攻撃できる起爆札…
うかつには時空間移動はできない…)
<ヒュー…>(トビ)

(…そしてアナタが物質を物質を
すり抜けていられる時間は約5分!)
(小南)

「!!」(トビ)

(これは…!
ほぼ全てが起爆札!)
(トビ)


「アナタを殺すために用意した
この6千億枚の起爆札……
10分間起爆し続ける!!」
(小南)

<バッ>(小南)

<ガッ>「…!!」(トビ)

<ボッ>

<ドドドドドド>

<ドウ>


トビが落ちて行く紙海の裂け目の深部はほぼ全てが起爆札…小南が<パラ><パラ>の紙の集合体であるのは、後出する「神の使者の術」に支えられてるんだけど、その一枚一枚には小南のチャクラ、或いは意志が通じてると思うんです。そんな式紙の中に起爆札を混ぜるのは、小南だって無傷じゃすまないと、僕は考えています。小南はトビと刺し違える覚悟でこれまで準備して来たと思います。先週、あわやもトビの機転にそしされましたが、僕は女の子を怒らせてはいけないと再確認して小刻みに震えました(笑)。そのくらい思い詰めて小南はここに居る。自分と繋がってる式紙に起爆札を忍ばせて…って言うよりは、自分と同義の式紙に「起爆の術式」をセッセと書き込んでいたんじゃないのかしら。

小南は自分の命を削ってトビに攻撃してるんだと思うんです。そして、木ノ葉隠れから雨隠れに帰って来て、長門と弥彦を弔ってから、小南は不眠不休で6千億枚もの起爆札を用意したんです。その光景を想像すると恐いです。小南の一念…女の情念が、式紙にはこもってる訳ですから、これは重いです。重過ぎて恐いです。小南も6千億枚も書いたから自分を褒めたいと思ったのか、「10分間起爆し続ける!!」なんて言ってましたが、これはトビには「福音」だったのかな…と後の展開で思えて来ますが、僕には小南を責められないです。何たって6千億枚ですよ。どんだけ小南がトビを殺したかったか!?それを言う小南の顔が恐くて、懐中電灯を下から当てて兄弟で脅かし合ったうちは一族にもそれは通じたでしょうね(笑)。


「”暁”を弥彦に立ち上げるように仕向けたのはオレだ」(トビ)

「輪廻眼を長門に与えたのもオレだ」(トビ)

<ドドド>

(弥彦も長門も己の考えで動いた…)(小南)

<ドドドド>

(彼らはアナタのコマなんかじゃない!

どんな形であれ
己の意志のために戦って死んだ!


だからこそ!!
その意志は繋がっている!!


邪魔はさせない!!)(小南)

<ドドドドドドドドドドドド>

<ドド>

<ド>

女の情念を考えながら、小南の紙海の爆発を見てたら、小南がトビの言葉を思い出してて、やはり小南はトビが許せなかったんだと思います。弥彦を”暁”の立ち上げに仕向けた…とか、長門に輪廻眼を与えた…とか、後から聞いた話しても、自分を持って夢を持って歩んだ…どんな形であれ…長門や弥彦を辱めるトビが許せんかった。それは自分で何もしようとはしないトビの人間性の否定だったんだと、僕は思うのです。だから、この爆発が小南の怒りそのものに見えて来て、どんなに痛かろうが、疲れようが、激しい爆発は止まないのです。小南は自分を持って夢を持って歩む長門や弥彦を見守る「母性」だったと思うんです。かつて「聖母」(恋愛論)でも書いたけど、僕の脳味噌は腐ってるんで…(笑)。

トビはこの爆発をどんな風に感じたんだろう…と、ふと僕は考える訳です。きっとその答えは「トビの正体」に繋がる隠し扉の筈です。トビには小南の「母性」が理解できるんだろうか?僕が小南に感じてる「可愛い悪魔」を理解してもらえるんだろうか…小南は長門を信じ、弥彦を信じてる。彼らの死が、痛みがナルトに引き継がれ安堵してたのは、ナルトがしっかりと長門と弥彦に繋がってくれたからです。想いは死なないから。少年少女にココは解って貰いたいと僕は思うんです。『NARUTO -ナルト-』「オレが!!オレが!!」と戦う物語なんです。死なない生き様と、死を超えて紡がれる想いの戦いなんです。小南がトビを許せない気持ち…トビがそれをどう感じてるのかがこの先、物凄く大切になって来る…。

お待たせしちゃうとアレなんで、一回切ります。


 
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業務連絡(100918)

 
ごめんなさーい!!
メランコリーな気分に浸ってて週ジャンの発売日を失念してました。
毎度、特殊なルートで週ジャンを入手しているもので土ジャンには弱す(汗)。
焼き鳥とビールで一杯やりながらボチボチ書きます。
皆様、良い三連休を!!

ケルベロス
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TO BI O BI TO(死)

 
いきなり余談で申し訳ないけど、「ナル×ジャンの走馬灯」を書く構想があります。特に主要キャラが臨終の間際に回想する黒バックのアレですけど、ナル×ジャンの臨終も近いのでしょうか…勿論、『NARUTO -ナルト-』が仕舞うまでは続ける覚悟で活動していますが…僕がこれまでナル×ジャンで感じた色とりどりの体験を、僕は常に回想して来ました。あの考察を描いた時はこうだった…とか、ホントに電気が流れたんです…みたいな超常体験を、僕は何度も何度も体験して来たから。きっとケルベロスのナル×ジャンが命を閉じるときは、何本も墨汁が空になるくらい黒バックの回が続くだろうと思います罠(笑)。それを今…感じるだけで目頭篤男でチョロっと涙が溢れてしまいます。

だから、ここんところよくある…ありがちな…「走馬灯」って他人事じゃなく自分の身を切るような痛みがあって、その度にワナワナなんだか、ゾワゾワなんだか震えております。ま…僕は比較的潔い質なので、ナルトとサスケが「整いました~ッ!!」な状態になったんだから、こっちとしても腹を括らねばならんと思うだけで、ぶっちゃけ、「さっさとやっちゃえーッ!!」って心境な訳です。僕も週ジャン歴が長いので、週ジャン編集部の商業的な執着心が何本もの名作を輪姦するが如く汚した過去も知ってますから(逆に堕胎させるように命を無駄に潰えさせるのも多いけど…)、どうか同じ轍を『NARUTO -ナルト-』だけでは踏ませまいと、踏んで欲しくはないものだと願っておる次第です。

そんな中で、伏線の重みも同時に感じていて、あの伏線は凄かった…だとか、あの時は心底震えたな…なんてのを、僕は皆さんに整理して伝えておきたいと思ってるんです。それが人の死に様を死に際に垣間見させる「走馬灯」なんだと思います。僕はそれを皆さんに伝えなければ死んでも死にきれない。縦しんば、僕がこれまで垂れ流した考察を読破して、そんな事、充分分かってますがな…と仰る神妙な読者がいらっしゃるなら本望ではありますが、表現とは兎角侭ならないものでありますれば、表現者としては常に疑心の中を漂っているようなもので、キッチリとハッキリとお伝えしたいと思うものなんです。実際、リアルにその人の「走馬灯」なんてのが見えるには、相応の条件と言うものがあって…。

例えば、鬼鮫の「薫陶」にしても、キッ神が描いてくれるから僕らが感じられる訳で、その人との関係性…歴史…がなければ、そう簡単に「走馬灯」(NHKの”みんなの歌”で岩崎宏美が歌ってたなー…古ッ!!)なんてのは見れんのです。だから、僕は不遜ではあるけれどキッ神に成り代わり書き記したいと思ってるのです。でも、それが「老婆心」である事は明々白々でありますけれど、ナル×ジャンの「捏造限界チャクラ」が成し得る「功罪」と申しますか、こんな感じ方もあるんだよーッ!!っていう問題提起なんだと思って貰えれば、僕は死んでもいいな…と思えるくらい幸せです。僕は卓球で言うと「カットマン」なんだと思います。テーブルから下がって拾って拾って拾いまくる…カットマン。

それには「血」が黒くないとできない。例えば、自来也の「忍法・蝦蟇口縛り」(第17巻/64頁)でイタキサの退路を残すかのような窓枠を自来也が意図的に残したと妄信できるくらいじゃないといけない(笑)。四尾が「溶遁」だったと明かされただけで、自来也とイタチ…それが「蝦蟇口縛り」の行で情報交換したと断じれるくらいに突っ走れなければならない(笑)。←ナル×ジャンのスタートラインみたいなもんですが、解る人には解ると思います(笑)。僕の「血」は黒いんです。汚れてて歪んでて卑しい。あの人は「強くて弱くて強い」と言ったな…。まさにその通りさ。だから、オビトの死に際をも僕は汚せるのさ。僕に惚れた人よ。もし、そんな人が居るなら感じて欲しい…と言うよりは…共に分かち合いたい…。

だから、僕は『NARUTO -ナルト-』を汚す人で在りたいのよ。

ゴメン…ちょっと酔ってて…
あの「ノート」にアクセスしちゃったもんで

 
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TO BI O BI TO(参)

 
「!!」(リン)

「…あわ…てるなよ…
…リン……」(オビト)

<フラッ>(カッコウ)

<ハァ><ハァ><ドサッ>(カカシ)

「…カカシ…
リンを…リンを連れて…
早く…ここを離れろ……
て…敵の増援が…
く…来るぞ…」
(オビト)

泣き虫カカシが千鳥で岩隠れのカッコウをやっつけた直後(第27巻/172-173頁)、岩穴の底に居るリンはもの言わぬカッコウの無表情に戦慄するのですが、岩の下敷きになった上に、大好きなリンの手に拠って左眼を抉られて視覚が塞がった筈のオビトがやけに落ちついています。しかも、敵である岩隠れの増援まで予測しています。若年で経験不足のオビトに危機管理の定石としての知識が備わっていたと考えるよりも、オビトは何をかを感じてカカシとリンを逃がしたいと考えたんだと、僕は思うんですね。この時、オビトには岩穴の周辺の状況が見えていたんじゃないかと思うんです。つまり、岩の下敷きになったけれども…オビトの右眼は潰れていなかった…僕は考えているという事です。

「オレは…もうダメみたいだ
体の右側はほとんどつぶれちまって…
…感覚すら…無ェ…」(オビト)

オビトもダメ宣言してるものの(第27巻/159頁)、右眼が潰れたとは断じていませんし、オビトがカカシに左眼をプレゼントしたのはカカシの左眼を自分のミスで失わせてしまったからでして…。勿論、大岩がガッツリ被さってますが、それはオビトのを傷付け、右半身を潰していた…それはトビのお面の下の左下に醜い傷があり、右腕を<ガコン>と切り離すギミックがある描写に幾許かの整合性を感じます。オビトが失った機能がトビの不可思議な構造にキレイにマッチしていますね。そして、トビには写輪眼が搭載されている。しかも、瞳力を使いまくってもカカシみたいに痛みに喘(あえ)ぐ事もなく、スタミナ切れで病院送りになる描写も今のところ無し。それは写輪眼に合った一族の身体を所有しているからに相違ありません。

オビトとトビの違いはアイデンティティの違いで、”暁”弥彦に作らせた…とか、輪廻眼長門に与えた…とか、自分でしないトビと、カカシのサスケばりに歪んだ性根を自らの言葉と気迫と愛で叩き直したオビトは違います。これはもう人間性の違いだから、同一人物でないと言い切って良いと思います。それでも、「トビ=オビト仮説」を唱えるのは、神無毘橋の地底に埋まったオビトの身体を何者かが拾い上げ、使っているのだと思うからです。それは自分で何かを為さないトビのやり口に整合性が保てると思っています。だから、トビはお面で身体の出所を隠したい訳。顔に傷があるとか関係なく。仮にも自分を「うちはマダラ」と名乗る忍が誰に何を恥じる必要があるのでしょうか?!マダラは柱間にタイマン張った漢ですよ!!

だからトビはマダラをリスペクトする誰か。
ここで微妙にオビトに疑惑が浮上して来る。

単に僕の血が黒いからなんだけど。
ま…27巻を復習しながら待たれよ。



 
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TO BI O BI TO(弐)

 
「貴様らの相手はまた今度だ」<ギロッ>(トビ)

「あれは…写輪眼!?」(カカシ)

「?」(サクラ)

「こいつ…一体何者だ!?」(カカシ)

エーッと、今となってはスッゴイ懐かしーお話ですけど、サスケの万華鏡の儀式に並行した木ノ葉小隊(お大尽の二個小隊)をトビが独りで手玉に取る…例の森の中の交戦で、第395話「トビの謎」第396話「自己紹介」のトビなんだけど、思いっ切り写輪眼をカカシに見せるんですね。僕はこの想定が前々からあって、こんな場合、少年誌的には間違いなく左右の眼の「共鳴」が起こるもんです(笑)。「ハウリング」ね(笑)。これ、鉄板でアル筈だったんですよ。この行で。でも、全く無かった。少年誌の常識、定石として、元々一つだったものが何らかの事情で分離され、再び出会った場合、イミフに「共鳴」せねばならんのです。これは理論とかじゃなくて、約束なもんで、これは同じものじゃなかった…って事に僕の中では落ちつきました。

中二病みたいね(笑)。

例えば、カカシの左眼が突然痛み出すとか、血の涙を流すとか、森の中でトビのカカシが出会って起こらなかったんだから、トビとオビトは無関係だなーと、僕は落胆したのです。神無毘橋の激戦。大岩の下敷きになりながらも盟友…アレルゲンとも言える存在…カカシに心の底から贈ったプレゼント…サクモのメメント(形見)に取って代わる程の重大な転機…であるカカシの左眼の写輪眼が何も察知しなかったトビの右眼の写輪眼にはオビトの香はない。少年誌的にも、ナル×ジャン的にも認められない。トビとオビトは無関係。この時の失望。「トビ=オビト仮説」はこの時、死んだ…推して知るべしの(ry…でも、トビのお面が割れて素顔が出たら、やっぱオビトじゃね?という展開です。お面の下はオビトだった(と思う)んです。

そして、カカシがトビにオビトを感じなかった理由が「トビの正体」を明確に示す事に僕は感じ至る訳です。つまり、カカシと会った森の中のトビの写輪眼はオビトの右眼じゃなかったんです。「じゃあな」(第43巻/116頁)と別れるトビの瞳術…よく見て下さいよ!!…今のトビが使う瞳術とかなり違います。お面が<ズオオオオオオオ>ってならんでしょ。掌をお面の穴ぼこに翳して(掌に鏡を隠してて、写輪眼を当てて瞳術を自分に掛けてる?)、今とは違った術の発動で掻き消えてます。これは「眼」が違うんだと、僕は思うんです。ナル×ジャンでは「トビ複数説」ちゅーのがあって、トビが何体かないと説明がつかない描写や行があったからなんだけど、トビが単体でも説明ができるカラクリがもう一つ存在します。


「当分は安静にしていろ…
万華鏡の場合はなじむまで時間がかかる
痛むか?」(トビ)

「イヤ…」(サスケ)

「しっくりきている…
イタチの瞳力を感じる
自分が強くなっているのが分かる…!」(サスケ)

第488話「それぞれの里へ」で、とうとうサスケがイタチの(運んで来た)万華鏡をトビに移植させるんですね。凄く衝撃的な移植なんだけど、その陰でトビが「馴染む」と零してますよね。万華鏡は馴染むのが遅い…と(いうような…)。逆に言うと、三つ巴の写輪眼は比較的簡単に馴染むのでしょう。そう言えば、ゼツは写輪眼をして「忍具」と比喩していましたっけ(サスケVSイタチの天照の行)。手裏剣や石コロと同義に写輪眼を受け止めれば、眼の挿げ替えは忍具ポーチの中身を入れ替えるように簡単な事なのかも知れない…と、僕は思うのです。マダラもイズナの眼を素手で取り出して、自分の眼を抉り、即座に入れ替えたんですよね…きっと。うちは一族にしてみれば、眼球なんて「手裏剣の貸し借り」みたいなものなのかも知れん…て。


「ダンゾウめ………」(トビ)

「死ぬ前に己でシスイの眼を…」(トビ)

トビの写輪眼コレクション第482話「もう一度…」で、ダンゾウの骸を屠(ほふ)るトビが、ダンゾウのGJに舌打ちしてますよね。多分、ダンゾウが死ぬ間際にシスイの写輪眼を潰したんだと思いますが、悔しがるトビの背後に陳列?される…トビの写輪眼コレクション。僕はこのコレクションがホントの意味での「うちは虐殺」の目的だったんだと思ってますが、それはさて置いて、トビは写輪眼を大量に保有しています。これが単なる「収集癖」だったら、ここでお話はお終いですが、それだと愛想がなさ杉なので(汗)、やっぱトビに必要不可欠のコンポーネンツなんだと考えれば、トビがこの「眼」を日常的に使ってたんじゃーないかと、僕は考えたくなる人なんです。これはトビの忍具倉庫みたいなものだったんだと考えれば面白くないですか。

つまり、森の中の対面で繊細なカカシがオビトに気付けなかったのは、トビの眼がオビトの写輪眼じゃなかったからじゃないかと言えますまいか…ということです。トビはこマメに自分の眼をTPOに合わせて入れ替えてたんじゃないでしょうか。操り用とか、時空間忍術用とか、幻術とかチートな写輪眼瞳術を写輪眼の特性を使い分ける事で切り替えてた。勿論、カカシにオビトがバレないように別の写輪眼を持って行った訳。ややこしいのは四代目水影を操ってた”暁”のお面(マダラ?)と必ずしもオビトトビが必ずしも一致しない点。ここで捻れがある。僕は何らかの事情、理由で筐体(きょうたい)が入れ替わってると思うんだけど、少なくとも森の再会でトビの眼はオビトのじゃなかった…。

あれはオビトであって、オビトではなかった…(続く)。


 
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TO BI O BI TO(壱)

 
TO BI O BI TO

トビ オ ビト

「アナグラム」(anagram)

何か暗号めいた感覚が当初から「トビ」には感じられました…。こう言うのが「アナグラム」(anagram)つーのを皆さんは知ってましたか?…で、wikiの但し書きに「文字列を逆順にして一致するかどうかを調べればよい回文とは異なり、単純に考えて異なるN種類の文字列ならNの階乗通り(例えば5文字なら120通り)の並べ替えが可能なので、意味のあるアナグラムを一瞬で見つけるのは困難である。逆にそれだけの可能性があるため、大抵の言葉は(強引な意味づけをすることで)アナグラムになりうる」なんて、戒めっぽくも思えて、疑えばどんな事だって疑えるんだよー…って聞こえるんだけど、それを耳元で囁いてるのが相方に変化したトビの可能性だってある!!(笑)←これが始まると終わらない(笑)。

ツンツンと立った髪。戯けたキャラ設定。変な渦巻き文様のお面をしてて右眼のところだけ穴ぼこが開いてる…隻眼?…それって神無毘橋で大岩の下敷きになったオビトの復活フラグだったし、黒ずくめで秘匿しなきゃならない思わせぶりが、トビがオビトである自己提示だと、僕は考えていました。思いっ切り乗せられ易い性格なもんで、キッ神の思うツボなんでしょうけど、さもありなんの地雷は尽く踏む。自分で踏む。そして吹き飛んで来ましたがな(笑)。これって「攻めのドM」なんですかね。性癖って隠せないですね。そんなこんなで、ゼツが「トビはいい子だ…」(第31巻/185頁)で、サソリ亡き後、”暁”に入隊した瞬間から、僕はトビはオビトなんじゃーないかと、疑う…と言うよりは期待していました。


<ザー……>

「甘くみていたな…
考えれば元”暁”メンバーだ
お前も」
(トビ)

<ハァ><ハァ>(小南)

それで、第509話「平和への懸け橋」で、小南の女の意地に気圧され気味のトビのお面が綻びます。右眼の辺りがガッツリと消し飛んで、ご尊顔が露になっちゃう。フー&トルネ戦で簡単にパージした右腕も小南の起爆札に持って行かれてました。額には包帯が巻かれてて、僕の目には左眼を覆う為に巻かれているように見えまして、地雷踏み師としては、それが神無毘橋でカカシにプレゼントした左眼の欠損部位をカバーする医療処置にしか見えません。そして、細眉。キリリとした。そして、写輪眼に適合したうちは一族の身体…。この顔。面影。最近、激しい老眼なので可能なかぎり腕を伸ばして週ジャンの紙面を遠ざけたけど、それでもぼやけてたけど(←どんだけ激しい老眼なんだか!!)、これってやっぱ…

オビトでしょ

どう見たって神無毘橋で岩の下敷きになった、例のボーイズラブの…戦場のボーイズライフ「カカシ外伝」で登場したオビトじゃね…としか思えません。既に地雷をポチッと踏んでますんで。でも、トビのアイデンティティとオビトのアイデンティティは違う。それは悪役の権化みたいなゼツと居るトビと、眩いばかりに光を放つ…まるでナルトのような…オビトとは違うって意味ね。実際、カカシもトビとは対戦(対面?)してますが、トビの写輪眼まで見せられて、それでも何の共鳴驚きもありませんでした。僕はその機微に一時、「トビ=オビト仮説」を棄てたんだけど、今となっては、その機微こそ「トビって何なのか?」に通じる抜け道だったんじゃないかと。

そうか…そういう事か!!

少し落ちついたので、少しずつ説明させて下さい。



 
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第509話「平和への懸け橋」

 
「一つ問う…
なぜお前らほどのメンバーが
オレを裏切った?」
(トビ)

「………」(小南)

「うずまきナルト…
奴にそれ程の価値が
あるとでもいうのか?」(トビ)

「…彼は光
だからこそ皆……」
(小南)

<ペリ><ペリ>「希望の
花を持てる!」
<ペリ><ペリ>(小南)

雨隠れの「小南VSトビ」…可愛い悪魔の小南であってもトビをうっちゃる事はない…と、ぶっちゃけ、僕は考えてます。それでも小南が立てる爪がトビの背中に傷を付ける期待が打ち消せないのは、やっぱ小南が可愛い悪魔だからで、僕なら間違っても闘わないなー…と思います。できれば避けて通ります。トビも願わくば…と考えてるんじゃないかなと思いますが、そこには避けて通れない「輪廻眼の回収」がありまして、トビも虎穴に入らずんばな心境なのでありましょう(笑)。それと、ちょっと笑えるのはトビの古傷が疼きまくってるところで、こんな風にトビが小南に問う姿に、トビの心の傷が想像以上に深いんだなー…と同情しちゃいます。しかもナルトの名を自分から言い出すなんて!!まさに「柱間コンプレックス」(笑)。

そんなトビのおっかなびっくりに小南が即座に「光」と応えるのも可愛い悪魔っぽくて、どんなに可愛くても悪魔は悪魔なんだなー…と、トビの傷に塩を塗り込む小南の口撃が、僕は恐いの(笑)。基本的にトビは「うちはマダラ」の感情を発露するデバイスの一種だと僕は考えてるんだけど、マダラは木ノ葉隠れでうちは一族に裏切られて全てを失った悲しい過去があります。この世で独りぼっちになって彷徨い、終末の谷で千手柱間と闘い、果てた…とされる人物です。これは考えようによっては千手柱間だけがトビに関心があった事を物語ってて、それが柱間に対する憧れや憎しみが入り交じった気持ちを生み出してるんだと思います。そして、「お前らほどのメンバー」と思ってた小南がこの有り様で涙目になってるトビ…(笑)。


<パラ><パラ><パラ>(小南)

「フッ…
オレに牙を向けるというのに
まだその衣を着てるとはな
”暁”に未練があると見える」(トビ)

「”暁”は弥彦の作った組織

この衣にある赤き雲は
ここ雨隠れに血の雨を降らせた
戦争の象徴…!

”暁”にアナタが乗っかっただけだ
この衣は私達の正義
アナタのものではない

そして輪廻眼は雨隠れの忍
長門が開眼したもの
やはりアナタのものではない

彼の眼はこの国…里の宝だ!!」(小南)

<スカ><スカ>「クク…
お前は二つ勘違いしている
どうせ最後だ
教えてやる」<スカ>(トビ)

「……!?」(小南)

「”暁”を弥彦に立ち上げるように
仕向けたのはオレだ」
(トビ)

「!!」(小南)

「そして…

輪廻眼を長門に与えたのもオレだ」(トビ)

「……!!?」(小南)

「だから
返してもらうと言った方が
正しいか…

まあいい…
オレからすれば
お前は何も知らないただの小娘
ただ今は…
長門の輪廻眼の場所を知っている小娘だが…」(トビ)

「お前を捕えさえすればどうにでもなる
うちはの瞳力をなめるなよ小南!」
(トビ)

小南の特性や戦法を分析すると意外にトビの天敵っぽくて期待度が高まります。しかし、「”暁”を抜ける」(第48巻/130頁)とナルトに言った小南の言葉とトビに対する口上が食い違うけど、あれはナルトにクドクド説明するのが面倒だからかいつまんだのかな(笑)。僕は”暁”のマントはイタチがデザインしたんかしら?と思ってたんだけど(目立って存在を木ノ葉の上層部に訴え続ける為)、小南達が考えたものらしいです。だから、組織のアイデンティティは自分達にあると主張できるんでしょう。ちょっと勝ち誇った感じの小南が<キリッ>としてるのが癪に障ったんでしょうか、トビは大ネタを二発もぶちかますもんだから、小南が黙り込んでます。これは小南の純粋さが残る描写にも思えて、トビが一層汚れた大人に見えますね。

先ず一発目の「”暁”を弥彦に立ち上げるように仕向けた」の解釈だけど、これって瞳力による操りなんですかね。四代目水影・やぐらを操ったアレ。勿論、「半蔵事件」にもトビは関与してると思うんだけど、もっとズーッと前から、トビが弥彦に接触してった事実があるって事なんじゃないでしょうか。”暁”のトレードマークの額当ての傷は「半蔵事件」を契機にしたもので、恐らく現行の”暁”のマントもそれ以降にデザインされたもんでしょう。トビが弥彦にどんな風に関わったのかは不明だけど、何処までも自分でやらずに誰かの手を汚させる手法は、リアルの政治家で黒幕気取ってる某にも似てて、ド汚くて、如何にもトビらしくて反吐が出そうになります(笑)。ま…その芸風がお面なんて付けさせてるんだけどね(笑)。

そして、もっと驚くのが二発目の「輪廻眼を長門に与えたのもオレだ」で、…って事はですよ、長門の輪廻眼の開眼時期、つまり両親が木ノ葉の忍に殺される以前に長門とは接触してた事になりそうです。しかも、その輪廻眼を回収に可愛い悪魔・小南を避けて通れないのですから、トビが現物を持ってて子供の長門に移植したんじゃないかと思います。回収しないといけないのは写輪眼みたくストックがないからで、トビが長門に与えた輪廻眼って、もしかしたら六道仙人の死体から奪ったのかも…と思えます。例のうちはの集会場の六道仙人の石碑ですけど、真・万華鏡写輪眼の解読領域もある筈で、そこに六道仙人の死体(月に封じられたのは十尾の肉体)か、輪廻眼の在り処が記されてる可能性を、僕は感じてるんだな。


<バサァ>(小南)

<ギュン>(小南)

<ザザァ>(小南)


<スウゥー>(数で攻め
オレが実体化するスキを逃さない気だな…
…いいだろう
何か策を練って誘っているのは分かる…
勝負してやろう!」(トビ)

<ズザザザザ>(小南)

(ここか!!)(トビ)

打々発止やりとりの直後、果敢に攻める小南を受けて立つトビが実体化して小南を吸い込もうとするんですが、これは小南の無数の紙手裏剣が途切れてトビの身体を擦り抜けないタイミングをトビが狙ったように見えるけど、ここまで大量の紙手裏剣が一瞬トビに触れない状況はあまり現実味がありません。返ってこの状況を作る方が難しい。つまり、小南が意図的にトビが自分に触れられる間合いで小南の紙手裏剣がトビに触れてない瞬間を生み出したと考えるべきで、トビは小南のタイミングで、例のお面の吸い込みを出させられた…と言う方が正しそうです。ま…ぶっちゃけ小南の仕込みだったんですが、小南はトビのお面の吸い込みの発動条件=一度対象に触れなければならない(?仮説)…を知ってたんじゃないかと思います。


<ガッ>(トビ)

「終わりだ!」<ズウウウウウウウ>(トビ)

<ズザザザ>(小南)

「!!」(起爆札を混ぜこんで………)(トビ)

<カッ>(私があの世に連れていく)(小南)

小南は最初から死ぬ気でトビに向かってたんですね。紙化した自分の中に大量の起爆札を混ぜてるんですから、最初からトビもろとも果てる気満々だったと思います。恐らく実体化する前(霊体化?)に透過中の物体が残存した状態で実体化できない縛りがあって、小南がワザと実体化するタイミングをトビに与えて吸い込ませる戦略に出たと思うんだけど、小南は吸い込みの条件として実体化しなければならない事を知っていたのかな。その一瞬を無数の起爆札で襲ったんだけど、やっぱ女の子って恐いです。奇しくも忌まわしい「9.11」が今年もやって来たけど、自爆テロが防ぎ難いのは犯人が生きる道を棄ててるからなのね。自分の逃げ道確保するあさましさがないもんだから、計画自体が自由で予測が困難なんです。

小南の走馬灯……

「第7区でまたメンバーがやられた」(小南)

「午後からオレが偵察に行く
あそこはゲリラ戦になってきてる…
今のうちに手を打っておかないと」(長門)

「長門…少し休め
お前は無理しなくていい」(弥彦)

「いや…でも」(長門)

「いいから休め…
オレが行く」(弥彦)

「………」(小南)

<ザー…>

小南が自分達が一生懸命だった頃の”暁”を思い出してます。ちなみにマントはまだ「雲」のモチーフはなく、額当てに横一文字の傷もありません。弥彦も長門も頭に包帯を巻いてて、長門なんか右眼に傷を負ったようです。多分、弥彦は長門の負傷を気遣って自らが赴く決定を下したんだと思います。二人だけじゃなく”暁”自体が満身創痍のようで、長門が後に熱弁する「痛み」を仲間の戦死と共に感じていた時期なのでしょう。そんな中で弥彦は長門を庇おうとしてる訳です。小南はそんな二人を子供の頃からズーッと見続けてるんですね。だから、心配そうなんだけど、それだけじゃなく弥彦と長門の間で揺れ動く女心みたいなものも同時に感じさせます。どちらか一方を選べない苦しさが小南の表情に滲んでいるようです。


「気をつけて弥彦…」(小南)

「見送りなんていい!
それより長門の傷を診てやれ

あいつは”暁”の要!!
これからの国を世界を変える男になる!

これからは
心配する気持ちは全てあいつに注げ」(弥彦)

「それはアナタも同じ事…
皆アナタという人間を慕い
ついてきている…
…それは何より長門も同じ」(小南)

「………

長門は………
あいつは平和への懸け橋になる男だ

オレの役目は
その橋を支える柱になる事だ」(弥彦)

「…弥彦」(小南)

<ザー…>

「この国は相変わらず泣いている
痛みに耐え続けている

昔は泣いてばかりの
この国が嫌いだった
…だが今は救ってやりたい…
心からそう思ってんだ

泣き虫だった俺と似てて
ほっとけないくてな」(弥彦)

「…弥彦!」(小南)

<タン>(弥彦)

「…気をつけて」(小南)

弥彦は自来也に師事して忍術始業してた頃から長門の能力にある種のコンプレックスを感じ続けてたと思います。何せ「輪廻眼保有者」ですし、全ての性質変化をやってのけるあり得ない能力を持った長門に劣等感を感じない筈はないと思うんです。しかし、それを負の感情にしないところが弥彦の人間性であって、小南が感じる希望みたいなものだったんだと思います。弥彦の長門に対する想い。雨隠れに対する想い。その真摯さを小南は見続けて来た訳です。純粋で歪みのない人間性。それが小南の女心の振り子を激しく揺さぶったのだと、僕は考えています。だから、小南が弥彦に投げかけた「…気をつけて」が、僕には「好き」と同じ言葉に聞こえてしまった。小南は弥彦に「光」を感じたんだと思います。

ところで弥彦に大きく傾いてしまった小南の女心(小南と弥彦は双子の姉弟だと思ってた時期もあったんすけど…)が「半蔵事件」の二者択一で弥彦に自身の死を選択させたのではないかと、僕は考えてまして、何とも皮肉で悲しい事件だったと思います。そして、その一件にトビが濃厚に関与してるのが、今回判明しまして辛くなりました。長門の堕天=外道魔像との契約に弥彦の死が必要不可欠だったとすれば、小南を人質に取る戦力はド汚い大人の考えそうな事ですし、山椒魚の半蔵もトビの瞳力によって操られた一人なんだったら、ペインにフルボッコの上、関係する人が根刮ぎ殺められたのには謹んでお悔やみ申し上げたいです。でも、弥彦すらトビの掌の上に居て操られてたかも知れないし…

…もう何が何だか分かりません(笑)。


「平和の懸け橋は彼だよ
彼の意志そのものがね」
(長門)

<ザッ>(長門)

「長門…」(小南)

「オレ達は弥彦を信じてる!!」(長門)

「行くぞ皆!」(長門)

<ザッ>「はい!」(小南)

(私は弥彦と長門…
二つの懸け橋を支える柱になる!!)
(小南)

しかし、小南とシンクロする長門の気持ちを僕は汚らしい忍術の影響だとは思いたくないな。例えば、直接弥彦を操ったんじゃなくて、弥彦の周囲に入り込んで巧妙に誘導して行く事も可能だし。こうして忍術とかチャクラとか、都合良くて便利なアイテムがあるから、人の心が見え難くなって、世界に痛みが蔓延してると思うんだけど、少なくとも小南と長門は弥彦の人間性に惚れてたんだと、僕は考えたいです。同じように”暁”の仲間が吸い寄せられるのも弥彦の人間性だったんだと思います。やはりトビはそれに相乗りする形で関与してたんじゃないかと思います。そして、弥彦の人間性というカリスマに最も嫉妬しちゃうのがトビで…っていうか気付けないでいるのがトビで…行の冒頭でトビが小南に問うた理由でありましょう。

弥彦とナルトの相似。それとトビの対照。これがトビが物語の背後で暗躍せざるを得ない状況に追い込んでいるのだと思います。お面で顔を隠してるのも一緒でしょう。瞳術で他者を操ったり、嘘をついたり、策謀を張り巡らさなければならない。それは悲しい事です。誰かが誰かの為に何かをしたい。自然にそう思えるなら、僕はそれが「愛」なんだと思っています。世の中が複雑になればなる程、それが上手く説明できなくなるんだけど、近くに居る人だけには、僕は「愛」を感じていたいし、「愛」を感じて欲しいものだと思うんです。だから、忍術やチャクラって余計なんだと思うんです。ちょっと話が散漫になっちゃったけど、トビは嫉妬心の塊なのかもね。それが小南の走馬灯とコントラストして浮き上がって見えますね。



<ザー……>

「甘くみていたな…
考えれば元”暁”メンバーだ
お前も」
(トビ)

<ハァ><ハァ>(小南)

トビは右腕を失い、自慢のお面も1/4ほど欠けてしま…って、お面の欠けから覗いてる顔って、オビトだしーッ!!!!細眉で右頬に傷がある。サスケの万華鏡の儀式でチラ見せさせたあの顔?!イヤイヤ…この顔はどう見てもオビトよ。僕にはオビトに見えるんですけど。ちなみに、トビの右手って吸い込みの条件で、どうしても対象に障らなきゃなんないリスクを負ってるのでトカゲの尻尾みたいに簡単に切り離せるようにしてあるのかも知れません。だから、トビのお面から覗く顔が仮にオビトであろうと、オビトにはあまり意味がなくて、せいぜい写輪眼を運ぶ器としての身体…うちはマダラが感情を発する為のデバイスとしてトビは存在するのではないか…写輪眼に適合したうちは一族の身体に過ぎないと思います。

それとトビの頭部に包帯が巻かれてますが、これってもしかしたら左眼を覆う為かも知れないなと思いませんか?左眼は神無毘橋でカカシに移植しちゃったでしょ。しかも眼軸ごと。オビトの左目には眼軸(視神経束)がないから、トビがコレクションする写輪眼が使えないのではないでしょうか。逆に右眼は眼軸があるから、それこそいろんな写輪眼を搭載できます。万華鏡は馴染むのに時間がかかりますが(サスケへのイタチの眼の移植の行でトビが言ってましたよね)、写輪眼はそうでもないのでしょう。トビがオビトの身体を利用して作られたとしても、「九尾事件」の二年前の「神無毘橋の戦い」以降のエピソードの整合性は保てます。ただ、森の中でカカシに会ったのにカカシが何も感じなかったのは腑に落ちませんけど。


「…吸い込む瞬間に自爆して
オレごとやるつもりだったようだな…
だが失敗だ…

爆発ごと吸い込んだ…
オレの方が速かった
少しくらったが……

………おかげでお前も助かったな…
……感謝しろ」(トビ)

「………」(小南)

「これで…お前の秘策も終わりか?」(トビ)

「マダラ…アナタに一つ問う」(小南)

「何だ?」<スッ…>(トビ)

「なぜアナタは
私達に裏切られたか分かる?」
(小南)

「さあな………
それはお前らの問題だ」
(トビ)

小南のセリフが冒頭のトビのセリフにシンクロしてるところがポイントですので…。トビは何だか分からないけどう「ずまきナルト」の存在に嫉妬してるんです。しかし、弥彦を巧妙に操作し、長門に輪廻眼を与えたと威張り散らしてる(笑)。そして、小南の質問にも明解に答えられない。自分のトラウマを作った「裏切り」を他者の問題としているように僕には見えます。目を背けてる…と言った方が正しいかも知れません。トビはマジで「終末の谷の決闘」に至る一族の裏切りが受容できないでいるのでしょう。それに小南も気付いているから、沸々と怒りを滾(たぎ)らせてるんじゃないでしょうか。僕はここまで小南がトビを追い込むとは思ってなかったし。何たってトビの「顔バレ」させちゃったんだもんね。


<シュルルルルルルルル>(小南)

「アナタは闇
光のない世界では花は枯れるしかない!!」
(小南)

「!!?」(トビ)

小南がトビを「闇」だと断ずるのは、トビがホントは何も分かってないからだと思うんです。だって目を閉じてるんだもの。小南や長門が感じた弥彦の存在。自分が弥彦になれなかった現実。うちは一族に裏切られた理由。うずまきナルトの放つ「光」の意味…。何でもお見通しの写輪眼があるのに何にも見えない…見ようとしていない。見え過ぎるから眩しいのもある…つーか、それが兄系の性格を決定する六道仙人の意図なんだとしたら、親にしちゃ酷過ぎるでしょ。目を閉じてるから「闇」なんだと小南は痛烈に批判してて、真っ暗闇を実際に感じてるのはトビだけなんだから…それが如何に滑稽で可哀想な事か。相当、大それた事を数多くしでかしてるトビなんだけれど、僕は心の底からトビに同情しちゃうのです。


<プリ><プリ>

<スウー…>

<ズバァ>

<ズオ>

それでもトビは死なないけど…(笑)。




業務連絡(100913):ようやくお仕事の方が落ちつきそうです。ナル×ジャンに来てくれる皆様にはご心配をお掛けしました。僕も相方もいたって健康ですので御心配なく。暑いのももう少しで終わりそうですし、そんな事してると今度は寒いと騒ぎ出しそうな予感もあり(笑)、沢山メッセージをいただきながらお返事を出せない理由にはなりませんが、何卒、愛の徳政令という事で(意味不明)。とうとうトビの顔バレがあって…僕にはオビトに見えるんだけど…。ナルトとサスケの表裏があった以上、もうイーシャンテン(リーチでもいい)ですんで、いろんな事共の説明をチャッチャと終わらせるしかないと思われますんで、壮大な風呂敷が畳まれるのも時間の問題でしょう。小南の行がやけにフラットに感じられるのは僕だけかしらん。あまり時間稼ぎすると腐っちゃうから気お付けないとね。お話って「生もの」だから。…と言いつつ、今回も校正無しでゴメン(汗)。


 
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第508話「忍の死に様」


「!!」(ヤマト)

「ウオオオ!!」(鬼鮫)

<ズザッ>(アオバ)

<ガコッ>(鬼鮫)

(木遁でチャクラを押え込んでいたのに!
…まだこんな力が!!)
(ヤマト)

先週、諦めないド根性でヤマトの拘束具をぶち壊した鬼鮫が大暴れ!!ここでヤマトが木遁を用いて鬼鮫のチャクラを押え込んでいた事が確定。やっぱ鬼鮫に恥ずかしい格好をさせてたのはヤマトの造った拘束具だったのね…。手の穴など、所々に金属っぽい部品があったので口寄せした可能性もあるな…と思ったけど、木遁忍術だったようです。しかし、木遁のチャクラのコントロール能力が尾獣に限定したものではなくて、チャクラそのものを制御する能力だと解り、柱間の能力がチャクラを鎮める方向に働く考え方は間違ってなかったなーと安心しました。ダンゾウが写輪眼と柱間のデスマスクを用いて九尾を狙った「うちはの力と柱間の力…」がジワーッと補強されて来ました。まさにベタなおっちゃんのコンサバ路線ですけど…(笑)。

しかし、チャクラを押さえ込まれた鬼鮫がこんな剛力を出せるのは何でだろう?と考えてみたんですが、方向性としてはガイの開門に近いんじゃないかと思いました。段階的に肉体のリミッターを外す技術として体術の究極奥義=開門があると思うんだけど、理論や理屈抜きの「火事場の馬鹿力」を人間は持っています。それに、鬼鮫ってデフォで力持ちで、鮫肌の切先でアスマのダブルハンドの飛燕を余裕で押しまくってましたから。大きな家の梁(はり)ほどもある拘束具を叩き割る事ができたんだと思います。人は本当に大切なモノを守ろうとする時、本当に強くなれる…鬼鮫も今まさにそれを感じようとしてる訳でして、それは自分の存在意義を実感する瞬間でもあるのです。そして、それが死に際なもんだから切ないのです。


「往生際の悪い奴だ!!」<ザッ>(ガイ)

「生きたまま捕まえて下さい!
こんなチャンスはもうありません!
もっと情報を抜き取ります!」(アオバ)

<パン>(鬼鮫)

<グッ>「分かってる!!」(ガイ)

(水牢の術!!)<ズオオ>(鬼鮫)

<ズバ>(ガイ)

(水の壁で届かん…!!)<プル><プル><プル>(ガイ)


<バッ>(鬼鮫)

(口寄せの術!!)<ザン><ズザ>(鬼鮫)

「!!」<サッ>(ガイ)

「!!!」<ゴボボ>(鬼鮫)

<フラッ>(鬼鮫)


「水牢の術とか言うやつだってばよ!」(ナルト)

<ザッ>「慌てる事はない
いくろこの人でもこの状況…
もう何もできないさ…
ボクが捕える!!」<ズズ>(ヤマト)

「………」(鬼鮫)

(イタチさん
アナタの言った通りですね…)
(鬼鮫)

木遁の拘束具を破壊して、木遁チャクラの影響下から外れれば、またチャクラが練れる…忍術が使えるようになる。鬼鮫は直ぐさま「水牢の術→口寄せの術」で一旦間合いを切ります。鬼鮫は人柱力のナルト並みにチャクラ量が多いから水のないところでも水遁が使えます。ガイの正拳が鬼鮫に届かないのは鬼鮫の吐き出す水に鬼鮫のチャクラが大量に練り込まれていたのと、ガイが開門(第七驚門)の反動で疲れていたからでしょう。加えてアオバが鬼鮫を殺す事を躊躇させるような事を言うもんだから、ガイのリミッターが強く働いてしまった。何事も中途半端が一番いけない。人の行動に一番大きな影響を齎すのは「気持ち」ですから。最後の最後は気持ちの強さが問われるのです。皆、それを探し彷徨っている。

鬼鮫の「火事場の馬鹿力」が多勢に無勢をひっくり返すのは、自分の気持ちに気付けたからなんだと思います。本当に大切なものが何だったのか?自分は何をする為に生まれてきたのか?人は何処から来て何処に向かうのか?鬼鮫が自分の存在そのものに不安を抱いた結果、”暁”という「闇」に安心を得た過去と、この期に及んで向き合えるようになった…人生とは永遠とも思える旅のようであり、一瞬で燃え尽きる流れ星のようでもある。時間とは何と不確かな尺度であろうか。一瞬は永遠のようであり、永遠は一瞬にも感じる。「色即是空空即是色」(疑問の考察)で書いたけど同じものを違うと感じる万華鏡を僕らは覗いてるのかも知れません。鬼鮫の走馬灯はナル×ジャンの走馬灯にも思えます。鬼鮫の終焉…そこに見えたもの………。

それが「イタチの薫陶」でありましょう。



以下……鬼鮫の回想…

「今日からアナタと組む事になった者です」(鬼鮫)

「………」(イタチ)

「元霧隠れ
忍刀七人衆の一人
干柿鬼鮫…
以後お見知りおきを

で…アナタは元木ノ葉隠れの
うちはイタチ
噂は聞いてますよ…
うちはの同胞を
片っ端から殺したとか…」(鬼鮫)

「……」(イタチ)

「アナタの事はよく分かりますよ………
だからこそ”暁”の中でアナタと
組む事にしたんですから……

同胞を殺すあの感覚は
とても口で言えるもんじゃありませんよねェ…
…イタチさん」(鬼鮫)

「……
よくしゃべるなお前」
(イタチ)

「オレの事を分かっているつもりだろうが
お前自身はどうなんだ?
霧の中を迷ってここへ来た…
自分の行き場所も決められないごろつき」
(イタチ)

鬼鮫とイタチがツーマンセルを組む事になった行でしょう。鬼鮫的には「うちは虐殺」を仕出かしたとされるイタチに「仲間殺し」を自分の任務と受け容れた境遇をイタチに受容して欲しかったのだと思います。鬼鮫としてはイタチに「そうだな」とか「お前の気持ちがよく分かる」とでも言って欲しかったのだと思います。鬼鮫はイタチの反応で「自分」を感じたかったから、こんな風にイタチに近寄る訳ですが、イタチは確固たる「自分」がある人だから、軽ーく拒絶してるのです。だから、口数の少ないイタチが極めて明解に鬼鮫のトラウマを…自分の行き場所も決められないごろつき…と指摘しています。鬼鮫は四代目水影を操る写輪眼に会い”暁”に入隊して、こうしてイタチに出会ったのです。

死に際に思い出す…この一瞬が鬼鮫の人生だったのかな…。

僕にはそんな風に感じられました。鬼鮫の回想の直前、(イタチさん、アナタの言った通りですね…)と鬼鮫は悔恨していました。それが全てでしょう。鬼鮫はこれまで生きて来た中で、恐らくこの「記憶」には一度たりともアクセスしなかったんじゃーないかと思うんです。それは看過できない想い出だったから。イタチの言葉を肯定する事は自分の人生の全てを否定する事になる…そもそも鬼鮫には否定すべき「自分」がなかったんですが…だから、鬼鮫は一度たりともこの記憶は開かなかったと思うんです。でも、鬼鮫はこの忌まわしい記憶に向き合えた。それでイタチの考えを受け入れるに到るのです。鬼鮫の人生はこの一瞬に報われたのだと思います。永遠とも感じられる一瞬を鬼鮫は味わっているのです。


<カチャ…>「いい事を教えてあげましょう…

…鮫は卵胎生といい
卵をお腹の中で孵化させてから
出産するんですが…
ある鮫は卵から生まれた稚魚の数と
母親のお腹から出てくる
稚魚の数が違うんです
……どうしてだと思います?」(鬼鮫)

「……」(イタチ)

「共食いですよ…
孵化してすぐ母の子宮内で
稚魚同士が食い合うんです

生まれてすぐ仲間内で殺し合いが始まる
…自分以外は全て食うためのエサでしかない……

今日からアナタも
私と同じ”暁”の仲間です
気をつけて下さい……

私には…」(鬼鮫)

「お互いにな……」<スウ…>(イタチ)

イタチが「黒目」で写輪眼じゃーないのがスッゴく気になるんですが、鬼鮫の本気の殺意を一瞬で鎮火(幻術云々ではなくて力量の差でイタチは鬼鮫を圧倒した…と思います)させたイタチの万華鏡写輪眼。その文様が「うちは虐殺」の前後で変化してると、ナル×ジャンでは騒いでいます。「シスイ事件」直後のうちは上役のフガク邸怒鳴り込みでサスケに魅せてしまったイタチの万華鏡は「三本足のクモヒトデ」みたいな文様でした。それが「うちは虐殺」でフガクとミコトの骸の前に立つイタチがサスケを月読で落とした行では「手裏剣文様」になってて、一応、鬼鮫に見せた万華鏡と同一だと思います。イタチは「うちは虐殺」当日も「黒目」があったから、この後徐々に病状が悪化して写輪眼の常時覚醒に移行していったのかな…と考えたりしています。

ちょっとお話が逸れてスミマセン。鬼鮫が「鮫」に心酔していったのは鮫肌との出会いが加速させたのもあるだろうけど、ここで鬼鮫が持ち出した「卵胎生」のエピソードによって、自分の生き様を肯定しようとする心理学的な「すり替え」があったんだと思います。鬼鮫は受け容れ難い「同胞(仲間)殺し」を自分が鮫と一体化する事で肯定したかったのだと思います。自分が生きる為に「共食い」する事が鮫にとっては正義なのですから。逆にそう考えなければ生きられない程、鬼鮫は「同胞殺し」を悔いていて、それを自慢げに語り恍惚感に浸った再不斬よりも寧ろ人間らしかったと思います。鬼鮫は極めて純粋な人だった…。そんな鬼鮫が鮫のアイデンティティに縋ったのは物凄く切なくてやりきれないです。


<ニヤリ>「クク…

まあ…仲良く楽しくやりましょうよ
お互いが最後の相手にならない事を願ってね」<カチャ>(鬼鮫)

「一度でも仲間を手にかけた人間は
ろくな死に方をしないものだ
覚悟しておけ」<スッ>(イタチ)

「クク………
ならアナタも私も…
すでにろくでもない人間って事ですね」(鬼鮫)

「イヤ…
オレ達は魚じゃない
人間だ」(イタチ)

「どんな奴でも
最後になってみるまで
自分がどんな人間かなんてのは
分からないものだ………」(イタチ)

「死に際になって
自分が何者だったか気付かされる
死とはそういう事だと思わないか?」
(イタチ)

イタチはサスケの前で倒れた時、確かに笑いました。そして、凄く満足そうでした。そして、イタチの死生観…予言にも似た「死に際」の本質に、鬼鮫は最後の最後に到る訳です。人生は長さではないな…と思います。それを最も強く感じてるのは鬼鮫でしょう。鬼鮫の一生はこの回想に集約されている。鬼鮫はやっとこさ、自分というものに気付けたのだと思います。その為にこれまで傷付いてきたのだし、だからこそ、この刹那に一生分の気付きがあった。そして、自分を築けたのだと思います。それが「死に際」だっただけで、早いか遅いかの違いだけ。イタチはそれを鬼鮫に教えたかったのだと思います。イタチが鬼鮫だけでなく自分に言い聞かせるようにしてるのは、鬼鮫に対する共感の現れでありましょう。

………鬼鮫の回想終わり…



<バッ>(鬼鮫)

<ザッ>(口寄せ鮫)

<メキキ…>(ヤマト)

(イタチさん………
どうやら私はろくでもない人間…)
<ニヤリ>(鬼鮫)

<ガブブ>(…でもなかったようですよ…)(鬼鮫)

鬼鮫は自分で口寄せした鮫に食われる事で情報の漏洩を防ごうとしたのです。鬼鮫はトビの描く未来に興味があった。「月の眼計画」の達成こそ偽りに満ちた世界の終焉だと信じたから。自分が信じられるものを一つずつ、少しずつ増やして行くのもまた人生でありましょう。そして、いつか「自分」を信じる事ができるようになるのかも知れない。鬼鮫が”暁”の秘密がこれ以上漏洩しないように自分の命を断つと決めたのは、自分のしている事を信じる事ができた…つまり、自分を信じる事ができたからだと思います。それが鬼鮫の辞世である「ろくでもない人間…でもなかった」なのでしょう。そして、それはイタチの生き様に対する評価でもあった。或いは、イタチに対する激しい憧れだったとも言えるでしょう。

「仲間殺し」のトラウマで自分が何なのかも分からなくなってしまった鬼鮫と、サスケ…いやさ…うちはの高みの為、完全なる自己の滅私に直(ひた)走ったイタチの鮮明なコントラストは奇しくも鬼鮫の壮絶な死に様に重なるのです。だって全く違った人生を歩んだ二人の死に際の笑顔が凄く似ているじゃない…造りは全く違うよ!!それに※(←ただしイケメンに限るの法則)だし(笑)。でも、どんだけ富を築くとか、名声を得るとか、そんな事じゃなく、人生の満足とはもっと別の所にあるんじゃーないかと、鬼鮫の死に様に僕は感じ入りました。ま…これで鬼鮫がまーた鮫肌に潜んでたり、ゼツの胞子分身だった…なんて事になったら週ジャン真横に引き千切ってしまうかも知れませんけど(笑)。


「!!?」(ヤマナル)

<ズオオオオオオ>(口寄せ鮫)

「………」(ナルト)

<ガッ><ブチ><ズ>(口寄せ鮫)

<ジワアー…>


「………」(ガイ)

<バシャッ>

<ビチャ>(口寄せ鮫)

<ボン>(口寄せ鮫)



「…自分の口寄せした鮫に
己を食わせるなんて…
もうかなり弱ってた…
オレ達を前に逃げられないと
踏んだんだ…

イタチとツーマンセルで
組んでたほどの”暁”のメンバーで
霧隠れの怪人と恐れられた干柿鬼鮫の
死に様がこれとはね」(ヤマト)

「………
本当に死んだのか?」(モトイ)

「ギギギギィ~」(鮫肌)

「こいつもさめざめ泣いてるゥ♪
今回ばかりは本当のようだぜ……亡き者ゥ♪」(キラビ)

「………」(ナルト)

「でも…敵のオレ達に
仲間の情報を渡さないためにやったんだ

”暁”の中にも
仲間の事を思って動く奴がいるんだってばよ」(ナルト)

<トン>「!」(ナルト)

「敵ながらアッパレだ!
忍の生き様は死に様で決まる!」
(ガイ)

「干柿鬼鮫!
お前の事は一生覚えておこう!」
(ガイ)

ガイは何故、鬼鮫を覚えられなかったのか?…という考察が書けそうです(笑)。それはガイが天然だからでもなかった。寧ろ鬼鮫側の問題が原因で、鬼鮫自身が「偽りの世界」の中で彷徨った迷い子のような存在だったから、自分を持って、夢を持って人生を歩むガイには酷く存在感が希薄に感じられ…結果的に感じられない存在だったんだと思います。しかし、鬼鮫はその死に際の刹那に鬼鮫は自分の存在に確信が持てた。自分を信じる事が出来た。だから、あんな怪力を発揮して誰も寄せ付けない一方的な展開になったのです。そして、その死に様は初めてガイに鬼鮫の存在を知らしめるのです。偽りのない鬼鮫をガイは感じたのだと思います。兎に角、鬼鮫の本質を表現する為にガイは必要不可欠な存在だった…

ですよねー…キッ神。

鬼鮫がヤマトの木遁を凌駕し、ガイやナルト、キラビを瞬間的に手玉にとれたのはチャクラや開門と言った技術論は全く関係ないと、僕は考えています。同じような事が、「白」や再不斬の行でもあったし、木ノ葉崩しのナルトでもありました。勿論、イタチもそうだったし、そろそろ僕らは何で『NARUTO -ナルト-』で忍術やチャクラなんてのを描いてるのか気付く時期なんじゃなかな…と思います。その答えも既に語られています。そして…これから、僕らはいろんな忍の「死に様」に出くわす事になるでしょう。その中で、強さって何なのか?人生って何なのか?自分って何なのか?…を僕らはもう一度考えねばならなくなるでしょう。それぞれにそれぞれの答えがあろうかと思います。それから目を逸らしてはいけない。


「これで”暁”に情報が漏れないですんだ」(ガイ)

「その巻物に
こちらの情報を記して
持ち出す気だったようですね」(アオバ)

「その巻物の中身を一応確認しておこう
…奴らの知りたかったものが分かれば
対応しやすい」(モトイ)

「そうだな!」(ガイ)

<ドッ>「!!」(キラビ)

「!!?」(ガイ)

「!!」(ナルト)

「!」(モトイ)

「!!」(アオバ)

「!!?」(ガイ)


<ズオオオオオオオ>

「くっ………
重い水…これは……
水牢の術!!」(ヤマト)

「うわっ!!」(ナルト)


<ゴボゴボ>「!!
仕掛け用のブービートラップってやつです!!
気をつけてって…鮫ェ!!!」<ズイ>(アオバ)

<ズオオオオ>(口寄せ鮫)

<カプ>(口寄せ鮫)


「しまった!
海の方へ行ったよ!」(アオバ)

「うわぁ!!鮫がァ!!
この水圧でうまく動けねェ!」<ググ>(ナルト)

「バカヤロー!コノヤロー!」<ドコ>(キラビ)

「八門のせいで…体力が…ゴボボ……」<ゴボボボ>(ガイ)

「ガイさん!!しっかり!」(アオバ)

<ドプン>(口寄せ鮫)

<スウー>(口寄せ鮫)

…と、ちょっといいお話の直後にアレなんだけど、情報収集の任務に長けたアオバとか、感知系のモトイや、三代目火影在任当時からの手練のヤマトや、完全に尾獣をコントロール下に置く人柱力のキラビやナルトが雁首揃えるにも関わらず、こんなベタなトラップに引っかかるなんて…これだから危機管理体制がなってないと口が酸っぱくなる程(笑)。でも、ま…このくらい鬼鮫の死に様に免じまして大目に見てやってくんなまし(笑)。しかし、まんまと収集した情報を鬼が島の外に持ち出した鬼鮫はきっとあの世で高笑いしている事でしょうよ(笑)。しかも、ナルトなんか思いっ切り鮫に食われてるし、水牢の中で全員死亡でもおかしくない(笑)。まさか…そんな事にはならんと思いますが、危機感があまりにもなさ杉(笑)。


<ザァー……>

「輪廻眼…
長門の隠し場所を素直に話す気はなさそうだな……」(トビ)

「アナタが私の前に来る事は分かってた
待っていたわ…アナタを仕留めるために」
(小南)

「かつての仲間だからといって
手加減はしない……いいな」(トビ)

そして、お話はトビが輪廻眼の回収に乗り出して「トビVS小南」に突入で、どんどん加速して行くようです。小南も待ってましたのトビのようですので、一筋縄じゃ行かないでしょう。そろそろトビのお面の秘密なんかも提示が欲しいところですし、輪廻眼も秘密もまだまだ語られてないですから、興味深い展開ではあります。しかし、輪廻眼をわざわざ回収する必要があるって事は、サスケが外道魔像とリンクする心配はなくなりそうですから、ちょっと安心しました。だって、サスケの背中に長門みたいなアンテナが林立するの見たくないしね。…って事はこれからも新キャラ(外道魔像にシンクロするコマ)が出て来るのかしらん?それともトビが自分でシンクロする為に輪廻眼が必要なのか?全てはキッ神の召すままに…。

お面ヤロー!!可愛い悪魔を嘗めんなよ!!


業務連絡(100906):実は9月に内部監査が入る事になりまして書類関係の整備に謀殺されています(汗)。今まで余裕ぶっこいてた自業自得なんですが(汗)。何気に書類の整備と考察の属性が似てて、どんどんチャクラを吸い取られているような状況です。落ちついたら前みたいに書けると思うんですが、ま…これも生きる為。しかし、9月に入って更に暑くなりましたね。未曾有の猛暑に疲れてると思いますんで、どうか皆々様方もお身体にはご自愛下さい。僕も出来るだけしっかり寝るようにしています。監査が終わって不備事項の修正が終わった頃にはお話も良い感じに進展してるんじゃーないでしょうか。いろんな謎をしっかりと解消して貰いたいものです。決して「結末は映画館で!!」になりませんように(笑)。今週も校正なしでスミマセン。今はこれが精一杯<ヌググゥ><ポンッ…>。


 
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