スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| BLOG TOP |

第564話「誰でもない男」(ナルト!!よくぞ言った編)

 
(ユギトも居る…
こいつらは元人柱力どもだ!
しかも全員片目は写輪眼
もう片目が輪廻眼……

命を奪われコマにされたあげく
両目もあんなキモイもんにされて…
かわいそうなユギトだ

お前ももしかしたら
あっち側であんなになってたかも
しんねーな…笑えねェ…)(八尾)

「あんなヒドイ目にあわせやがって激怒♪
でもあんなキモイ眼にされなくて安堵♪」(キラビ)

(てめーはどのみちグラサンだけどな
ああなりたくなきゃ気ィ抜くなよ!)(八尾)

第564話「誰でもない男」(テイルズ六道編)でも書いたけど、ユギトとキラビって同じ里で人柱力として育成されてまして、どちらも完成度は相当高かったと思います。時にキラビは尾獣のコントロールにおきまして「四傑」として千手柱間やうちはマダラと並び称される存在です。二位ユギトも飛車角コンビ相手に尾獣化してましたし、飛車角に敗戦を喫しましたが、それが暴走っぽくは感じられなかったので、雲隠れの尾獣コントロールや人柱力の育成ノウハウは他里に対して優位にあったと考えます。その雲隠れで「男と女」の人柱力が存在した事実は、血継限界→血継淘汰の研究の一環だったんではないかと、サブカル妄想癖のあるケルベロスは考える訳です。それが八っあん(八尾)の長喋りに滲んでるように思います。

ここで八尾がユギトを勿体ながる…というか、それを土台にしてさり気なくキラビを心配する機微を示すのは、もう一度、八尾とキラビの関係性を見せておく必要が在ったんじゃないかと、あざとい事を僕は考えています。この辺り…キッ神は凄く周到で卒がない。だから『NARUTO -ナルト-』にハマっちゃったんだけど、これがあるから「大人度」が俄然上昇したナルトと九尾の関係性の変化に<キュン>と来れる訳で、キッ神の掌で転がされてる感じが、近頃は気持ち良いです。基本、「ドMの受け」なもんで(笑)。ま…この部分をしっかりと読み込んでこの後のナルトの「よく言った!!」に震えて欲しいんですね。こんな風にナルトは誰かを叱れるオトナになったな…と、親になった気分を味わってください。


「マダラの目も同じだってばよ…
前してた面と違って穴が二つある!」(ナルト)

「…この面は前のと違って特別製でな
頑丈な戦闘用だ」(トビ)

「いつも隠してた左眼は
長門やあっちのマダラと同じ
輪廻眼だったって訳か…」(ナルト)

「……!?」(トビ)

「お前マダラはオレ達が止める!!」(ナルト)

「お前…だと…」(トビ)

「…!?」(ナルト)

「カブトめ…」(トビ)

ナルトは「あっちとこっちのマダラ」を器用に認めてるんです。これはオオノキ以下、影を背負う忍の認識だと思うんですが…要するにある方法で「六道の力」を手に入れる事ができて、「柱間の細胞」と「輪廻眼」を所有する存在を「マダラ」とし、その象徴だと影は考えてるんだと思います。詳しくは「うちはの石碑」にて書かせて頂きますが…そんな説明は一切在りませんでしたが、ナルトは「あっちもこっちもマダラ」だと何故だか理解できてるんです。ナルトの理解力を何と説明するべきなのか…凄く悩みますが、やはりヒーローだから!!でもいいと思います。そのくらいぶっ飛んでないと「アイデンティティ」の説明ができない(汗)。ま…この話は書かないでお墓まで持って行くかも知れませんが。

話を戻すとトビはカブトが「うちはマダラ」の穢土転生を出したのを知らなかったんですね。ゼツの諜報能力からすれば全てがトビに筒抜けだと思ってたんですが、黒ゼツは大名達を護衛する忍刀七人衆・長十郎の大双剣・ヒラメカレイに苦戦しててそれどころじゃなかったのかも知れませんね。白ゼツクローン部隊も粗方、九尾チャクラモードのナルトの感知能力の前に沈黙したでしょうし。それに、オリジナルの白ゼツはサスケの永遠の万華鏡写輪眼の開眼して、お試しの”須佐能呼”に焼かれたアレかも知れないし、もしかしたら「黒幕」の気配も微妙にあったんだけど、このままフェードアウトしちゃうかもね。お話は急速に整理されつつありますんで、不要なキャラは自然と消えて行くと思います。

「お前らってどういうことだ!?コノヤロー!
マダラってあいつのことだろ!?バカヤロー!」(キラビ)

「………」(トビ)

「ククク…」(トビ)

「!?」(ナルト・キラビ)



「クク…
なんならかつての名
トビでもいいぞ
戦争が始まった今
名前などどうでもいい…
マダラ…トビ…
好きに呼べ」(トビ)

「……お前…
いったい誰なんだってばよ!?」
(ナルト)

「オレは誰でもない
誰でもいたくないのさ…

ただ月の眼計画を成せれば…
それでいい」(トビ)


僕はトビはマダラではない!!と訴え続けました。「終末の谷」で千手柱間と一騎討ちしたうちはマダラが「お面」なんかする筈ないと思ってたからです。綱手も苦虫を噛み潰すように穢土転生・うちはマダラの存在を知った時に「お面」の主であるトビに釣られたと地団駄踏んでましたっけ。トビとしては世界が本気で”暁”に向き合ってくれれば良かったのです。その為に自分を「うちはマダラ」としたかった訳です。しかし、戦争が始まった今、その必要がなくなった…オレは誰でもない…誰でもいたくない…と言い放つ。そういう事を言ってしまえる情けない奴なんです。こんなヤローが「うちはマダラ」な筈はないのです。穢土転生で呼ばれたマダラが反転した自分の眼をその手で覆い隠さなかったでしょ。

ある意味、ケルベロスなんてHNでいけしゃーしゃーと、ありもしない事を偉そうに書いてる僕だって「お面」を付けてるみたいなもんで、些か恐縮してしまいますが、僕は断じて「お面」を付け替えたり、HNを変えたりはしない。ケルベロスというHNを大切にしています。トビが小南戦で壊れた「お面」をリニューアルしてたけど、僕ならば「お面」を直します。それができなくても全く同じデザインにします。だから、僕は何処に行ってもケルベロスだし、ケルベロスのHNに恥じないように振る舞っている。勿論、ネット上での話ですが、その一点において僕はトビと在り方を異にすると言いたい。そして、この名に懸けて”アイデンティティ””愛””生き様””強さ”…を偉そうに論じたいと思っています(笑)。

結局、人の存在とは自分がどう思うかに帰結すると思うんです。だから、自分が誰でもいいとか、誰でもいたくないなんて思ってるんだったら、それは存在してないのと同じなんです。そんなだから「お面」を付けるしかない。それがトビに感じる胸糞の悪さだと思います。しかし、そんなトビの言葉が僕の心を揺さぶらないのは、それがトビの本心ではないからだと思いますね。トビは本心では自分が「うちはマダラ」になりたかったんじゃないでしょうか。それをカブトが嗅ぎつけてて、穢土転生のマダラに「…あの偽マダラが計画通り事を運ぶ気があるかどうかは分かりませんが」(ep561)と臭わせたのでしょう。トビの心の綻びに気付くカブトも大蛇丸に対して似た様な感情を持ってるもんだから切ないのよねーッ。


「絶望しかないこの世界に
存在する勝ちは無い」
(トビ)

「……」(ナルト)

「お前達人柱力は尾獣を取り付けさせられ
絶望ばかりを見てきた…違うか?
お前達だったらこの絶望を…
少しは理解できるだろう」
(トビ)

「…尾獣と一緒に居ることが
不幸せだと勝手に思い込むんじゃねーよ…」
(ナルト)

「……」(九尾)

「……」(キラビ)

それと、ちょっと話が九尾に流れるんだけど、先に八尾とキラビの関係性を再度確認する様な伏線がここにドンピシャに乗っかって来るんです。ナルトがお面の奥のトビの眼を真っすぐに睨みつける。この自信がトビにはない。だから、ナルトの言葉が響くのです。何が嬉しいって、九尾がナルトの言葉に耳を傾けてるところです。ナルトの言葉が九尾に届くのは、ナルトが自分を信じているからです。ナルトの言葉には「力」がある。ナルトの後見人的に寄り添っているキラビがそれを喜ばしく見つめる。僕がナルトの親だったら<ギュギュギュ>っと抱き締めてますよ。何とも立派なオトナになったもんだ。よくぞ!!ここまで成長してくれたと、僕ならば泣いてる。きっとキラビもそんな気もちなんだろうと思います。

ちなみに、ここで留まらないのもナル×ジャンで、九尾がナルトの言葉に耳を貸すのは、九尾チャクラモードでナルトが多重影分身なんかして戦場を駆け巡ったもんだから、その間、九尾はナルトのチャクラをドンドン吸収したんです。これが九尾チャクラモードのリスクなんだけど、多重影分身の数だけナルトと九尾はお互いのチャクラを交換してる訳だ。その所為で九尾はナルトのチャクラの影響を受けてるんです。うちはマダラの口寄せのチャクラを感じた九尾が、あろうことかナルトにチャクラを貸すと切り出したのもそれと無関係じゃないでしょう。あの行の九尾はツンデレ過ぎて萌えましたっけ(笑)。同じようにナルトも九尾の影響を受けている。二人の間が急速に埋まってるんです。それをキラビは感じています。


「てめーにとっちゃあ
価値のねェこの世界でも!
勝手に戦争まで起こしておいて
誰でもねーなんて
そんなんでごまかして
通用すると思ってんのか!!


そんなダッセー面付け変えて
色々な名前語っていくらごまかして
てめーはてめーだコノヤロー!!」(ナルト)

「……頭きた…」(ナルト)

<パン>「ぜってーその面
ひっぺがしてやる!!」
(ナルト)

僕は「ナルト!!よくぞ言った」と手を叩いた!!叩きましたよ!!男はこんな風に怒れないとダメだと、僕は思います。これは喧嘩だから、より強く怒った方が勝つ!!そういうもんです。これまで僕がトビに感じてた胸糞の悪さをナルトは一瞬で吹き飛ばしてしまった…。自分を誰でもないとか誰でもありたくないなんて悲しい事を言う奴はぶっ飛ばせ!!そして、ナルトはトビにすら「アイデンティティ」を与えようともしています。これこそがナルトの凄いところで、ナルトはトビを叱ってるんだな…。かつて「シカマルの考察」で書いたんだけど、怒るのと叱るのは決定的に違うんです。怒るのは感情であって、叱るのは愛情なんです。オトナならば子供は叱らねばなりません。そして、これがナルトの「大人度」です。

ナルトはオトナになった…と心底感じました。僕らは少年がオトナになる過程に立ち会っているのですね。素晴らしいじゃないですか。まるでシカクがシカマルを叱るように、ナルトはトビを叱ってるじゃないですか。もしかしたら、ナルトはトビすら変えてしまうかも知れない。そんな風に期待するくらいナルトは頼もしいです。だから、僕は「ナルト!!よく言った」と思ったんです。ま…ここまで11年もかかりましたから決して速くないですけど(笑)。物語は12歳~17歳だっけ…だけど、こんなに真剣に余所の子の成長を見れるなんて、自分の子よりもしっかり見てるんじゃないですか?お父様。お母様(笑)。ナルトはもう大丈夫。どんな苦難も乗り越えられますって!!きっとサスケだって何とかしちゃいますって!!


「まずはオレが行く!!
ウィイイイイイイイイイイ―」
(キラビ)

「………」(トビ)

「……この面をはがすには…

骨が折れるぞ」<ズズズズズ>(トビ)

第564話「誰でもない男」(テイルズ六道編)でも書いたけど、テイルズ六道の「一本目」の「尾」のディテールが気になって気になって…(笑)。こりゃ外道魔像から尾獣のオリジナルチャクラを引っぱって来てるとしか思えん。これにトビの「六道の力」がどれ程のものかが打倒・テイルズ六道の難易度を決定するでしょう。ここでナルトのしっかりとした成長に気を良くするキラビが先ずは切り込み隊長と思われ…本人は相当やる気になってます…今まで三味線を弾いてた分、本気出してくれると思います。ナルトも九尾チャクラモード全開で、戦場の各所に鏤めた影分身を解除してチャクラを還元する筈。影分身単体=影クラスですから、フルスペックの九尾チャクラモードはガチで凄いと思います。

ただ、ナルトが九尾チャクラモードで禁断の多重影分身をしてしまったので、影分身を解いてチャクラや経験値だけでなく疲労もフィードバックされるのは恐いです。我愛羅も心配してたけど、尾獣チャクラが無害な訳は無いし、ナルトはちょっと頑張り過ぎですかね。僕の分析だとトビが有利。せめてテイルズ六道だけでも何とかして貰いたいんだけど、イタチはKFB(カブトフルボッコ)要員で当分出て来ませんし、ナルキラの増援に誰か来てくれないかな。ケルベロスは甘えん坊なのでいつも増援に期待しちゃうけど、ここはキラビとナルトのもうひと頑張りに懸けますか。ややツンデレ傾向にある九尾が鍵を握ってると、僕は思うんですね。ナルトの男前の一言が二人の距離を一気に縮めましたから。


「―イイ……ィ!?」(キラビ)

「…!!」(ナルト)

「八尾…九尾…
オレはお前らを手に入れて…

月の眼を手に入れる!!」(トビ)

トビは全ての尾獣を手に入れて十尾を復活させ、「六道の力」を利用して十尾の人柱力になる。そして大幻術・無限月読を発動して世界を夢の中に落とし統治しようとしてる…その計画がうちはマダラとトビの間で練られたと思うんだけど、現世に肉を授かってるトビが主導権を握ってる筈なんです。また、トビはカブトが穢土転生でマダラを召還できる事実を知りながら放置してまして、「六道の力」を有しながら(一応、そう言ってる)マダラを外道・輪廻天生の術で復活させる事もなく、ナルトとキラビを一直線に取りにきました。これって、この戦争の勝敗を自分で決しようとしてるって事で、マダラの穢土転生なんて二の次、三の次とも感じられます。その態度にトビの本心があると、僕は思うんです。

詳しくは、今書いてる「うちはの石碑」(結)に納めようと思うんで、そこでシコシコと書かせて頂きますが、トビとマダラの温度差に勘付いてるカブトがマダラを唆(そそのか)して、トビの計画に介入してくる可能性があると思います。しかし、これまでのカブトの所行を観察すると、とてもカブト単独の犯行とは思えんのです。何かこうカブトの後ろに誰かいて手引きしてるみたいな…ちょっと悪のりした感もありますが…「元…”暁”のメンバー」(ep515補足)でも読んで頂きまして、カブトが穢土転生で呼ばなかった忍をもう一度考えるのって面白いんではないかと思います。今週は忙しくて書けるかどうか微妙だけど、期待せずに待っててください。今しか書けないお話だとも思うんで、羽を毟(むし)ろうかと…思いまする。

書きっ放しにつき乱文乱筆、誤字脱字…ご免!!



スポンサーサイト
| BLOG TOP |

第564話「誰でもない男」(テイルズ六道編)

 
トビが人柱力で六道を組んだのをナル×ジャンでは仮に「テイルズ六道」とさせて貰います。長門が「痛み」を表現する為に、弥彦・天道を筆頭に自来也と関係のあった忍の死体で「六道」を仕立て自来也を殺した長門の想いについてはいつの日か書きますが、凄く深いモノがありまして、それとトビの仕立てた「六道」はかなり違うからです。また、長門の「ペイン六道」は死体にピアスを打ち込んで高周波チャクラで操作してた筈なんですが、トビの「六道」は写輪眼の方の白目と黒目が反転してますんで、穢土転生を絡めた臭い。しかも、長門・ペインの地獄・餓鬼・修羅・畜生・人間・天…道の単能ではなく、恐らく生前有した能力=人柱力の能力を発揮してる風なので、こりゃもう全然違う。

もしかしたら…なんですが、トビの「自称・六道」はちょっと怪しいです。長門やマダラが単体で「六道」を発揮できたにも関わらず、未だにトビの「十八番」である「すり抜け」を自慢していますし、「テイルズ六道」が各人柱力の能力を使用し「六道」のコンビネーションを使っていません。理由は他にもありますが、マダラを穢土転生でさらし者にされる可能性を認識しているなら、外道・輪廻天生の術を用いて先に復活させればいい。チャクラが足りないならば外道魔像を使えばいいんです。マダラの計画に背いてトビが暴走してるにしても、「ペイン六道」のメリットは超遠隔操作が可能で本体を秘匿できるところにあったと思うんだけど、「テイルズ六道」ではトビが思いっきり露出しています。

やはり、「テイルズ六道」も写輪眼の反転は如何にもカブトに曝させた穢土転生の写輪眼の術コピーの産物っぽいです。”暁”が捕獲して尾獣を抜いた人柱力の死体を保有している筈ですが、それだと死体に高周波チャクラを受信するピアスが必要だし、縦しんば左眼に装備された写輪眼が操作系を分担しているとしても、反転している理屈が解りません。マダラの穢土転生でも召還後の肉体に手を加える事は可能なので、召還後に写輪眼を埋め込んで穢土転生の影響で反転したのかな…と、僕は考えています。ま…ここまできたら何でもアリなんですけど、トビにしても「テイルズ六道」にしても何か違います(笑)。それと人柱力を集めたにしても尾獣の能力ばかりか尾獣化(部分)するのってどうなんだろう…。

例えば「六道」として召還されようが、穢土転生で召還されようが、元人柱力が尾獣チャクラを使えるのは我愛羅が示すように永きに渡る尾獣チャクラの影響で経絡系が変化してしまった結果、尾獣チャクラ血継限界チャクラが試用可能なのは理解できますし、チャクラ量が半端無いとかも尾獣による強化と飲み込めますが、最終頁の「一本目」が「チャクラの衣」ではなく、思いっきり「実体化」してるのはアレだな…と思うんですが、そこは外道魔像に溜め込んだ尾獣チャクラを抽出して各個体に格納したとも考えられます。しかし、これまでのトビのやり方からすると、やっぱ「テイルズ六道」を編成したのに、再前面に出て行動するトビには違和感があります。システマチックな「六道」の意味が余りにない…。

ま…僕の理解力の低さを露呈させてもあれなんで、「テイルズ六道」の分析をしましょう。キッ神は登場キャラの導入や説明がめっちゃ上手ですよね、例の『NARUTO -ナルト-』唯一の恋愛強化書たる「カカシ外伝」の取っ掛かり部分とか、秀逸の一言ですが、今回もめっちゃ上手い。「テイルズ六道」のそれぞれの攻撃がキャラ設定を極めてシンプルに提示しています。ここで従来型の「六道」ではなく、血継限界チャクラとか通常チャクラとか、秘伝系チャクラなんかを見せてサラッと納得させちゃう。ホントに「漫画の教科書」に載りそうな気配があります…。ここ、擬音ばかりでテキストベースだと伝わり憎いと思うので端折って「テイルズ六道」の各個体の能力を解析して行きますね。

(熔遁・灼河流岩の術!!)(四尾・老紫)

イタキサに捕獲されちゃった四尾・老紫ですが、「熔遁」使いで、メイちゃんとか黒ツチ、ドダイ(護謨)の「溶遁」と違います。辞書で調べると「熔」は「溶」の旧字で意味は同じみたいなんですが、忍術チャクラ考察としては「熔遁=火+土」で、「溶遁=水+土」であると考えるべきかと思います。しかし、この場合、「木遁=水+土」や「爆遁=火+土」(憶測)で、血継限界チャクラの椅子とりゲームの椅子が不足してしまいます。この問題を解消する為に「火+土」(火→土)と「土+火」(土→火)で棲み分けるか、チャクラ性質の陰陽(陰遁と陽遁)を加味するかで暗中模索中です(汗)。しかし、チャクラ性質の指向性(「火→土」と「土→火」を認めるのはナル×ジャン的にちとマズい(汗)。

というのは、血継限界チャクラ(=尾獣チャクラ)とは十尾を九つに分割する為に六道仙人が「万物創造」を用いて創出したものと仮説っているからで、チャクラ性質の指向性を容認するよりは、陰陽遁に絡めて説明する方が有り難い(笑)。でも、こっちの都合で物語を歪めると叱られるので、もう少し考えさせて。ところで、四尾・老紫は鬼鮫の大水遁忍術に沈んだんですよね。相性って忍術の醍醐味だな…ってつくづく感じますね。老紫の吐くのはどう見ても「溶岩」でメイちゃんの吐くドロドロとはかなり違います。それからするとメイちゃんのは高温の溶岩というよりはゲル状で強酸性の「泥」かな…と思います。メイちゃんの特性が「酸」なのね。それが沸遁にも反映してるのかな…と。

(水遁・水鏡の術!!)(三尾・やぐら)

人柱力四傑の一角…元水影・やぐらですが、ここでは水遁を使用しています。血継限界チャクラを10種類に限定すれば「白」と同じ氷遁が望ましいですが(汗)。描写がイチイチ細かいので分析させて頂きますと、ヤグラが拵えた水遁の鏡に対象を移し、鏡を倒すと移された対象が実体化して「同じ力」を返すスゴ技です。しかし、忍術の世界観の「影分身」も凄い高度だと思うんですが、それが一瞬でできるんですから、このくらいの事は朝飯前かも知れません。ちなみに、ヤグラの水遁はある意味、イタチの”須佐能呼”が装備する「八咫鏡」はよりも高度です。「八咫鏡」は全ての性質変化を有し、受けた攻撃のチャクラ性質に応じて自身を変化させ攻撃を無効化しますが、反撃はしませんので。

もしかしたら、ナルトが単なる螺旋丸でチャクラ性質ではなく形態変化で、キラビが武器攻撃だったので、やぐらの水遁がハマったのかも知れませんね。それを瞬時に判断したやぐらの力量を褒めるべきでしょうか。しかし、その理屈が知れれば水遁に優越する土遁で仕掛ければ突破できるのかな?しかし、土遁って守備的だし、そう考えると水遁の強固な防壁で反撃可能なやぐらの「水鏡の術」って合理性があります。しかも、元水影様。写輪眼に操られ死んでしまったようですが、その力量は「テイルズ六道」でも最上級でしょうから、もっと凄い隠し球を持ってるでしょう。しかも、血継限界チャクラも在る筈だから要注意です。それに穢土転生カードを切ってるとすれば「不死」も加わるのでヤバイ。

(水遁・泡沫の術!!)(六尾・ウタカタ)

やっぱウタカタの腰紐にブッ刺してる竹筒って「下着」だと思うんですけど…異存ある方いらっしゃいますか?(笑)アニナルで登場したウタカタですが、ナル×ジャンの考察では一応、それは考慮しない事にしています。ナル×ジャン的にはアニナルは「二次創作」ということで(それ言うならナル×ジャンが二次創…割愛)。メイちゃんの溶遁にしてもアニナルは「熔岩」っぽい表現だったと思います(が無視…笑)。ウタカタも水遁を使っています。手にしたストローで泡沫(しゃぼん)を拵えて放出。それを任意に爆発させる事ができるようです。しかし、水遁チャクラと組み合わせてフルフルした六尾を再現するとしたら…どうなるんだろうと悩みます。既に「土・火・風・雷」とも確定してるんで。

土=溶遁、火=沸遁、風=氷遁、雷=嵐遁…どうしても、ナメクジだかかたつむりだかの、あのフルフルした感じを表現できるチャクラ性質が思い付かんとです。こればかりはキッ神も描かずに墓場まで持って行くつもり…と、僕も安心してたんですが、とうとうやって来ました!!(汗)これは困りました。それかフルフルの六尾が水遁の純粋種だったりしたら、十尾を分割した六道仙人が浮かばれません(ナル×ジャンのコジツケが…)。それか、やはりチャクラ性質の指向性を容認するべきなのか…そうすれば椅子取りゲームの椅子が倍に増えるので暫く安泰ではありますが。しかし、そうなると血継限界チャクラの提示が足りなくなる…けど、全てが描かれなければならない道理もないか…次の提示待ちですかね。

(秘伝・鱗粉隠れの術!!)(七尾・フウ)

人柱力の紹介で一際気になったのがフウちゃんで、女の子の腹筋好きのケルベロスとしては「ツボ」でありました。まだ名前の解らない頃は「ナナミ」とかなんとか勝手に名前を付けてましたっけ。この子は秘伝系の忍術使いなんですね。七尾って確か昆虫っぽかったので、それ繋がりでしょうか。キラキラ発光する鱗粉を使って目くらましするようですが、キラビのグラサンとナルトの感知能力によって阻止されました。ところで、秘伝系って例のチャクラ性質(土・水・火・風・雷)で説明できなくて、ヤマカカでヤマトが端折らせた…チャクラの陰陽の性質変化(←陰遁・溶遁とは違うのか?疑問)が関係するんですよね。ナルトの風遁修行の導入部分でしたが、今にしてあの端折りがめっちゃ忌々しい(笑)。

(怪力)(五尾・ハン)

ハンは「スチーム人柱力」だとか、例のバカ高いイラスト集(1500円ですよ!!)に載ってましたんで、沸遁で決まりかと思いますが、チャクラ性質の指向性(「水→火」か「火→水」)を容認するなら(二水の「蒸危暴威」でその説明が無かったからアレですが)「蒸遁」まであるかもね。ここで九尾チャクラモードのナルトを押す程の怪力を発揮するところをみると、甲冑の中に蒸気(スチーム)を満たして動力に変えてるんじゃないかと思います。ちなみに、これを「沸遁」で解決しても、メイちゃんの場合は「強酸性体質」で整合性が得られます。しかし、甲冑の中を蒸気で満たすなんて熱そう。普通だったら大火傷で死んじゃうんだけど、そこは体質とかチャクラでしっかりと解決しちゃうと思いますよ(笑)。

(爪長)(二尾・二位ユギト)

最期は二位ユギト…。八っあん(八尾)がやけに食い付いてまして、飛段と角都の不死コンビに捕獲され尾獣を抜かれたのが痛ましく感じられます。八尾の食い付き方から、キラビとユギトをカップリングして子供を設けるプロジェクトみたいなものが雲隠れの里にはあったんじゃないかと、僕は考えています。これは「男か女か…それが問題だ」(チャクラの考察)で書いたけど、人柱力の性別が血継限界の一族の発生とか、血継淘汰の発生に大きく関係してると、僕は考える人なので、同じ里に男と女の人柱力が存在する雲隠れって相当、人柱力の運用ノウハウを積み上げてたんじゃないかと思います。もしかしたらいつの日かキラビとユギトで祝言を挙げるとかあったのかしらと…ちょっと複雑な心境です。

ま…ナル×ジャンの妄想はこの辺にしておいて、ユギトの爪が伸びて武器化してます。飛車角戦の時は尾獣化して火の玉を吹いてましたっけ。あれって穢土転生で呼ばれた血継限界のバクラだかバラクだかの「灼遁」じゃないかと思うんですが(ウロ!!←ちゃんと調べろーッ!!)、如何でしょうか。あの時、「磁遁」なんかも提示があって、ナル×ジャンで持ち上げてる我愛羅の「砂遁」は「磁遁」に統合するべきかな…なんて考えましたが、5C2に拘るといろいろ窮屈ですね。ちなみに「灼遁=火+雷」でよろしいかと思います。火もプラズマなんだけど、もっと電子レンジみたいな厄介な火を想像しています。でも、キラビに接触しながらユギトが灼遁を出さなかったのって人情じゃないのかなって思うんです。

「テイルズ六道」って、術者のトビが操作してると言うよりは、穢土転生みたいな縛りの強度を弄って自由度をコントロールして、ある程度自動化してると言うか、個体側に戦闘プログラムを分担させてるんじゃないかと思うんです。その意味でも「テイルズ六道」穢土転生臭が強いです。でも最終頁の「テイルズ六道」がなべて「一本目」と化してて、何気にその「尾」が実体化してまして、高度な部分人柱変化みたいなんです。これって体内に尾獣を宿してる人柱力で、しかも完全に尾獣をコントロールした特権だと思うんですが、マダラだけでなくこの子達も「全盛期以上」に仕上げられたんかしらと…些か腑に落ちないと言いますか、何でもアリ感がトビの「六道」なのかと、僕の迷いを掻き立てております(汗)。

エーッと、「テイルズ六道」のナル×ジャンの見解はこの辺で…。まあ、与太話だと思って聞き流してください。そして、この後、ナルトが実に「オトナ度」の高いセリフを吐きまくり男っぷりを上げるんですが、月曜日、火曜日とアレな「打ち合わせ」と称する「飲み会」がありまして、連日、中華街に参じる事となりまして、ナルトの名ゼリフ満載の後半の感想が書けない状況になって仕舞いました(汗)。その分前倒しで仕込んでおりましたが力及ばず…つきましては第564話「誰でもない男」(ナルト!!よくぞ言った編)はなる早でアップという事でお願い致します。実はこの行が在ったが為に「うちはの石碑」(結)も先送りになった程、デカい部分。遅筆の言い訳じゃーなくてですね(汗)。

言い訳はこの辺にしまして…取り敢えずビールで!!(…って飲む気満々)

 
| BLOG TOP |

「うちはの石碑」(転)

 
「アンコは
手練のダジム・テラに尾行させております
…この際アンコを始末しては?」(暗部)

「今は大切な時期だ…
…ヘタをして状況を悪くする
可能性は避けたい

人員をもっと増やせ
アンコより先にカブトを拘束するのだ」(ダンゾウ)

(あやつ…ワシと大蛇丸の関係を
知っているやもしれん…)
(ダンゾウ)

第454話「五影登場…!!」で、いよいよ「根」が本気出したーッ!!って展開で、その翌週、お面禁止の五影会談に備えて暗部のお面の下に自前のマスクしてるトルネ(名前も絶妙)にただ者に在らざる存在感を感じましたが、後々トビとカブト(穢土転生の展示)にサクッと消されてしまいました(笑)。ダンゾウもサスケの狂気の千鳥鋭槍で香燐共串刺しになって、最期は裏四象封印の自爆で壮絶に散りました。ダンゾウの右眼の包帯の下には幻術巧者のうちはシスイの右眼が埋め込まれてまして、それを使って五影会談で大博打に出て失敗→逃走の果てのサスケとの死闘でした。うちはシスイの写輪眼に関しては第550話「別天神」で提示があり、シスイの左眼こそナルトに託した「イタチの力」だったのです。

しかし、うちはシスイも万華鏡写輪眼開眼者でありましたから、その右眼を搭載したダンゾウに万華鏡写輪眼が備わっていた描写が無かったのは何故かを考えていました。シスイが最後にイタチに合った時には「すでにダンゾウに左眼を奪われた後だった」とありまして、シスイは生きたまま左眼をダンゾウと「根」の手練達に抉り取られたんではないかと思われます。生きたまま眼を抉るなんて、相手が瞬身のシスイだから至難の業だったでしょう。きっと神無毘橋でリンがオビトに施した様な手術ではなく取っ組み合いの中でメチャクチャ乱暴に眼を盗られたんだろうな…痛かったろうなと(汗)。だから、シスイの右眼はかなりの高確率で「眼軸ごと」ではなく「眼球のみ」が奪われたんじゃないでしょうか。

イタチが最後の兄弟喧嘩でサスケの眼を奪う幻術を見せましたが、あれも「眼球のみ」の鹵獲(ろかく)でしたし、ダンゾウの場合、サスケ戦で「イザナギ」で時間稼ぎした後、復活したシスイの写輪眼が「黒目→写輪眼」に変移する描写が残ってまして、カカシの移植された写輪眼が常時覚醒(チャクラの消費を抑える為に額当てで蓋をしている)に反しています。これとシスイの左眼の奪われ方と合わせれば、元々ダンゾウに写輪眼に適合する「眼軸」が備わっていた可能性が高くなり、ナル×ジャンで仮説ってたダンゾウが「写輪眼の開眼に至らなかったうちは一族」が満更でもなくなって来ます。ダンゾウはシスイから奪った写輪眼を自分の眼軸に繋ぎうちはの瞳術を開眼した出来損ないのうちは一族だったと思います。

ま…苗字が「志村」なんでアレですが(汗)、写輪眼の「黒目→写輪眼」の変移はうちはネイティヴの反応ですし…。ここで「シスイの写輪眼+ダンゾウの眼軸」を受け容れると、シスイの万華鏡写輪眼まで開眼した眼を移植したにも関わらず三つ巴の第三次覚醒しか発揮できなかった原因を出来損ないのうちは一族だった(かも知れない)志村ダンゾウの「眼軸」の限界だったと考える事ができるのです。カカシはうちは一族ではないのでうちは一族であるオビトの写輪眼を機能させる為に「眼軸ごと」移植する必要があり、オビトがリンに念を押した訳で、カカシが万華鏡写輪眼を開眼し、時空間干渉に拠る遠距離攻撃忍術・神威を発動できたのはオビトの「眼軸」が持つポテンシャルの為せる業でありましょう。

三つ巴の写輪眼第三次覚醒まではデフォルトで一族が持ってて、才能や血筋(志村=分家の分家?)で能力が異なり、術特性に関しては「眼球」に依存していたと考えれば、シスイの幻術特性をダンゾウが継承した事実がかなりリニアに繋がります。しかも、ダンゾウは「柱間の細胞」により肉体活性を行い、強力なチャクラ(←ナル×ジャンではこれを陽遁チャクラと考えています)を写輪眼に供給してましたから結果的に強力な幻術が使用可能だったものと思われます。しかし、ここまで肉体を強化したダンゾウでしたが、恐らくオリジナルの左眼が写輪眼の「写の字」も覚醒しなかったんですから、最期までヒルゼンに自分の存在を問い続けた姿勢に悲哀を感じます。そして、それがダンゾウの貌を決定したのです。

「カブトは大蛇丸の人体実験のデータ
持っている…それを必ず手にいれるのだ」(ダンゾウ)

<カチャ>「ワシの右目・右腕の為に
役に立つはずだからな」
(ダンゾウ)

ダンゾウが意地汚くカブトを求めるのは大蛇丸「実験データ」が欲しいからで、ダンゾウの言う「右目」とはシスイの写輪眼を万華鏡写輪眼にスペックアップさせる期待であり、この時は「イザナギユニット」の存在は知れませんでしたが、恐らく不安定だった「イザナギ」の効果時間を安定させる期待を込めたものだったと思います。ちなみに、「イザナギ」とは写輪眼を使い捨てる禁術で陽遁チャクラ(柱間の細胞が発生するチャクラ)があれば取り敢えずの発動が可能なのでしょう。トビも小南戦で「イザナギ」を発動してまして、トビがオビトの身体を使用してる前提で左眼には眼軸は存在しませんので(カカシに譲渡したから)、経絡系の接続で発動可能の筈。これは霧の隻眼・青白眼が透視したダンゾウの構造に符合します。

ダンゾウが大蛇丸「実験データ」を求めたのは、右腕の「柱間のデスマスク」(=柱間の細胞)の侵蝕対策も含まれてた可能性が高く、ダンゾウは我愛羅が一尾・守鶴に抗したように、或いはサスケが大蛇丸を取り込んで大蛇丸の力を全て奪ったように(大蛇丸の特殊な変わり身をサスケは使用できたり、傷の回復が異様に早かった)「抑えのチャクラ」で抑制していたんだと思います。事実、断末魔に余裕が無くなってダンゾウの右腕の柱間の細胞が暴走しています。ダンゾウも大蛇丸の情報は収集していただろうから、大蛇丸「不死転生の術」を考案していて、それに「柱間の細胞」が関係してて、カブトが臨床実験を経て「柱間の細胞」の侵蝕をコントロールする薬品を作り出したのを察知してた可能性は否めません。

「うちはには
代々伝わる古の石碑がある
今も木ノ葉の地下にある」(トビ)

「そこにはかつての六道仙人
書きつけた秘密が記してある
瞳力がなければ読む事ができず
写輪眼・万華鏡写輪眼・輪廻眼の順に
解読できる内容が増える」
(トビ)

例の「うちはの石碑」のトビの提示で、瞳力が無ければ読む事ができないから、大蛇丸が実験体を使って「うちはの石碑」を解読していたのでは…と、ナル×ジャンでは考えていると「承」で書きましたが、「うちはの石碑」の写輪眼領域の解読はダンゾウが行ったのかも知れません。しかし、ダンゾウが「うちはの石碑」の写輪眼領域を解読したのであれば、ダンゾウは自分の三つ巴を万華鏡にスペックアップさせる手段を知り得た筈なんです。だって、「うちはの石碑」とはその為だけに在るんですから…と、僕は考えていますんで…おっと確信に触れちゃう前に、もう少し前戯を楽しみましょうや(笑)。つまり、「うちはの石碑」の写輪眼領域はダンゾウが解読したのではない可能性が高いと考えられる訳だ。

その可能性は大蛇丸がダンゾウを如何にゾンザイに扱っていたかを考えれば良いでしょう。そもそも、右腕に十個も写輪眼を搭載して「イザナギ」なんて「ドMの受け専」の術しか発動できないのって頭が悪過ぎます。めっちゃレアで強力な木遁忍術まで使えるのに、何が悲しくて写輪眼使い捨てて自分の都合の悪い事実を無かった事にしてるのか理解ができません。差し違えであってもダンゾウの勝ちだか何だか知りませんが、写輪眼が十個もあったら、もっとマシな使い方があるでしょうよ。いくら何でも右腕を曝した醜い姿見れば、ダンゾウが大蛇丸玩具以下だったのは明々白々です。あれは「うちはの力+柱間の力」…つまりダンゾウは「六道の力」試作の試作に過ぎなかったんだと、僕は確信しています。

しかし、写輪眼スキー大蛇丸がここまで「六道の力」に肉迫していて、何で自分に写輪眼を搭載しなかったのでしょうか?第一部の中忍試験。サスケの天の呪印を封邪法印で押さえ込もうとした行で登場した大蛇丸は確かに写輪眼を欲してるようでしたが、それが真実ならカカシを殺してサスケから眼軸ごと奪えたし、適当に優秀な忍を捕獲して「柱間の細胞」を移植して乗っ取れば詰んだ筈。そのくらい強化すればイタチだって自分のモノになったかも知れません。でも、ここで大蛇丸が写輪眼に飛びつかなかったのは、大蛇丸「全ての真理」が欲しい人だったからで、もしかしたらこの時点で「輪廻眼」を狙ってたのかも知れない…「うちはの石碑」を書きながら、僕はそう考えるようになって来たのよ。

だから、ダンゾウに「イザナギ」なんて写輪眼とチャクラの浪費を強いる効率の悪い術だけを与え、ちゃっかりと「六道の力」を実験した。しかも、ダンゾウには「うちはの石碑」を読ませず、シスイの写輪眼の万華鏡を開かせもしない。それは大蛇丸の障害にならない為か、はたまたダンゾウの「眼軸」の限界なのか…今となっては不明ですが、大蛇丸がダンゾウを…それこそダンゾウが「イザナギ」で写輪眼を使い捨てるように…使い捨てたのは疑う余地がありません。これをゾンザイとせねば何をゾンザイと言えましょうか(笑)。しかし、「根」がうちは一族の秘密の集会場を知らないとも思えんが、やはり「うちはの石碑」までは知る由もなかったのか…ともあれダンゾウの大蛇丸依存度が高かったという事か。

それで、ダンゾウではなくカカシに「うちはの石碑」大蛇丸が解読させた説を思い付いたんだけど、カカシならば小僧・サスケの跡(あと)を付けて「うちはの石碑」に辿り着くのは容易な事です。天照の黒炎を知っていたり、第二部・我愛羅奪還任務における「カカシさん…アナタまさか…」(第29巻/76頁)の万華鏡開眼者の視力低下に言及する辺り「私読んでます発言」ですんで、間違いなくカカシは「うちはの石碑」を読んでいます。つまり、カカシはオビトの写輪眼で「うちはの石碑」の写輪眼領域を解読し、万華鏡写輪眼の開眼方法を入手したのだと思います。ただ一族でないカカシが単独で万華鏡を開けるか否かの判定が難しく、カカシの万華鏡写輪眼の開眼への大蛇丸関与が消し切れん訳だ目薬(笑)。

「……カブトとか言ったな……
お前はどこまで知っている?
…オレの事を」(マダラ)

「おそらくですが……
初代火影柱間と戦った
あの終末の谷で

アナタは死んでなどいなかった

……その時点では…

あの戦いで初代柱間に負けたものの
アナタは柱間の力の一部を手に入れた


違いますか?」(カブト)

第561話「その名の力」のカブトですが、穢土転生・マダラが第四部隊をほぼ壊滅させた「六道の力」が、ほぼ想定通りに再現された実験の成功をしての「ドヤ顔」でありましょう。ここでカブトの物言いに注目するなら、史実や人体実験等々、数々のデータを積み上げて立てた「仮説」穢土転生・うちはマダラ「実証」した感があり、大蛇丸とカブトは「うちはの石碑」の情報に関係なく「六道の力」にアプローチしてた可能性があると思います。その方がカカシと大蛇丸が水面下で接触する黒い歴史も必要なくなりますし、写輪眼スキーを自負する割に、写輪眼を使い捨てる「イザナギユニット」なんてのをダンゾウに与えたり、カカシなんて瞬殺できるのに喰わずにおいたのがしっくり来ます。

そもそも大蛇丸は第一部から穢土転生を使えたんだから、必要な情報は過去のVIPを呼び出して聞き出す事もできたんだし。二代目火影・千手扉間が穢土転生を考案したのも、戦力としての忍術開発ではなく純粋に兄・千手柱間に再会したい一心だったんではないかと、僕は考える人なので、大蛇丸が情報収集に穢土転生を利用してたのはアリだと考えます。しかし、何で二代目のオリジナル忍術(らしい)穢土転生大蛇丸に伝承されたのかは不明で、その点で扉間の黒さは完全に消せぬ…消せぬのだ(汗)。ま…それはそれとして、研究者たる大蛇丸と助手たるカブトが「柱間の細胞」の研究の延長線上の「六道の力」に肉迫していたのは事実。それは「弟系」の正統なアプローチであったのかも知れません。

カブトの「仮説」穢土転生・うちはマダラによって「実証」された今、マダラの「全盛期」「柱間の細胞」を自分の身体に埋め込んだ結果の「輪廻眼の覚醒」にあり、それがマダラの死因と深く関係していると考えて良いと思います。そして、「柱間の細胞」に対する耐性を確保したカブトが特別製の穢土転生・うちはマダラを拵(こしら)えた…それが「全盛期以上」であると、僕は思います。ここで疑問に思うかも知れませんが、「六道の力」試作とも言うべき志村ダンゾウが輪廻眼を覚醒しなかったのは、ダンゾウの眼軸が万華鏡に値しない塩っぱいうちは一族だったからで、ダンゾウが確立できた最大限が無様で醜い姿であり、中二病を脱せぬまま淀みに淀んだ悲しきオトナの末路だったのです。

それこそが「アイデンティティ」の真理なんだけれど、今語るには物悲し過ぎるので先送りと致します。それは自来也が雨隠れの水底に沈んだ時からの僕の決意でありまして、もしかしたらそのままお墓まで持って行くまであるかも(笑)。しかし、自来也の沈んだのが忍術使える忍ですら手が届かない深海だなんて、「何でそんな深くまで死体が行けるんだよ!!」と軽く突っ込ませて頂いて濁します(笑)。でも、ま、大蛇丸の研究って凄い精度だな…そして、それを継承したカブトが「ラスボス」とまで行かないけど、充分「中ボス」たり得る地位にまで押し上げたのも大蛇丸の七光りでしょう。なので大蛇丸が「うちはの石碑」を読んでいようといまいと「六道の力」にいい線まで達してる筈なんだわ。

<グッ><スッ>(マダラ)

「だからか…段取りのいい奴だ
オレ達の計画も知っているのか?」(マダラ)

「あまり詳しくは…
…ただボクはアナタの味方です…

…あの偽マダラが計画通り事を運ぶ気が
あるかどうかは分かりませんが」
(カブト)

「………」(マダラ)

ここで重要なのは「うちはの石碑」永遠の万華鏡写輪眼領域大蛇丸+カブトの仮説が実証した方法論が提示されてるって事です。マダラが上衣の首を広げて胸の辺りを覗いて納得していますんで、そこに「柱間の細胞」…それが柱間と解ったって事は「柱間のデスマスク」が貼付けてあったんではないでしょうか。外道魔像・蓮華座の下の茎に柱間の複製がセットされてましたように、『NARUTO -ナルト-』の世界観における医療忍術を駆使すれば少量の検体から個体を製造する技術が確立しております。ダンゾウの右腕にも「柱間のデスマスク」が埋め込まれてましたし、同種の複製を複数所有していたと考えられます。しかし、それが塵芥で魂を覆う穢土転生で何度も再生する理屈が今のところ不明です。

穢土転生は魂が記憶する在りし日の姿を再現する忍術(のよう)ですので、マダラが為し得た「全盛期」を上回る「全盛期以上」の付加物が再生する道理が解りません。なので、ブローチのように首にぶら下がってるとか、後付けの装備品として付与してるのかな…とも考えられるんですが、細かい話はいいんだよ…でスルーさせて頂きます(笑)。勿論、その付加物には「柱間の細胞」の侵蝕を抑える薬品が仕込まれてまして、それが「全盛期以上」「以上」ね。そして、その「以上」が無かったからマダラは死んだと、僕は考えてます。ここまで書いたら「うちはの石碑」には何が書かれていたのか…僕が言いたい事がもう皆さんにはお分かりですよね。え…!?まさか…お嬢様は素人でいらっしゃいますか?(謎ディナ風…笑)

注目してほしいのはマダラが「オレ達の計画も知っているのか?」と漏らしてるところです。マダラは既に「無限の月読の幻術の中で眠っていればいい」(ep562)で表向きの計画は提示してますんで、こうして「マダラの体の秘密」を知ってて、「六道の力」にも充分に肉迫してるカブト(大蛇丸)に対して「オレ達の計画」をも知ってると疑念を抱くって事は、「うちはの石碑」にそれが書かれてるって事なんだと、僕には思えるのです。穢土転生・マダラはカブト(大蛇丸)が「うちはの石碑」をホントに解読したんじゃないかと、本気で疑ってる…いやいや…戦(おのの)いている…。そうなんです…恐らく「うちはの石碑」輪廻眼領域には、きっとそのような内容の記述があるのです。

つまり、うちはマダラの協力者であるトビの「月の眼計画」とは表向きの大義名分に過ぎない訳です。きっと鬼鮫が草葉の陰で悔しがる事でしょうが、それすら「嘘」(幻)だったのかも知れません。そして、それらが「うちはの石碑」に刻まれている。イタチもシスイもサスケもトビもマダラも、それぞれの瞳力で「うちはの石碑」を読んで感化されてるんです。それが何を意味するのか?そこを深く考えて欲しい…否…考えるべきだと思います。「うちはの石碑」が意味するもの…それこそ六道仙人が自分を真っ二つに分けるように「兄」「弟」を残し、十尾を九つに分割する為に十種類の「血継限界チャクラ」を創出し、地爆天星で十尾の肉体を天空に置いた。そして「うちはの石碑」を残した…(ep562)。

「世界はこれ以上成長する必要などない」(マダラ)

………つづく…次でびます。


 
| BLOG TOP |

「うちはの石碑」(承)

 
「アナタの穢土転生特別製です
全盛期以上に仕上げておきました」(カブト)

「全盛期だと」(マダラ)

「……」(マダラ)

お前…
オレの全盛期を知っているのか?」(マダラ)

第560話「うちはマダラ」では穢土転生ではありますが、非常に高貴で威厳のあるその姿…うちはの伝説…「マダラ△」の威風堂々を謁見賜りました。後ろに引っ込んでたカブトが無(ムウ)様の身体に出張ってまでマダラにアクセスするのは多大な興味があるからです。カブトがマダラを穢土転生で完璧に縛って能力マックスまで出し切る事もできるんでしょうが、マダラの場合、マダラの魂の欲求が”暁”の目的に沿っていますので自由に泳がせて差し支えないからで、寧ろマダラの思うままに「力」を解放してもらった方が都合が良いのでしょう。その意味ではカブトも完璧にマダラを把握してる訳ではないと考えられます。その不安と研究者しての興味は表裏一体でありまして俄然wktkのカブトなのです。

「全盛期以上(カブト)>全盛期(マダラ)」

面白いのはカブトが言う「全盛期以上」で、逆にマダラがカブトに探りを入れるくらいの勢いで、ちょっとアタフタしてる風にも見えますね。一応、マダラは柱間と殺り合った「終末の谷」で死んだ事になってますんで、一般的なマダラの「全盛期」とは「永遠の万華鏡写輪眼+口寄せ九尾」であろうと思います。なので当初、忍連合と戦うのも通常忍術か万華鏡写輪眼(”須佐能呼”)に留まっています。カブトは「全盛期以上」と言い切ってますから、「終末の谷」の後のマダラを知ってると言ってる訳です。その辺りの細々した部分を第561話「その名の力」でカブトが示しています。そして、「終末の谷」の後のマダラを知ってるとなると「全盛期」が別の意味になる…その「お約束」がカブトとマダラで一致してるのです。

「やはり憶測通り…
写輪眼の行き着く先は…」(カブト)

「輪廻眼でしたか」(カブト)

「オレがこの眼を開眼したのは死の少し前だ
カブトとか言ったな……
この体に何をした?」(マダラ)

「だから言ったでしょう?
……全盛期以上に仕上げておいたと…」(カブト)

「貴様…
オレの体の秘密を…
…あのうちはの石碑を読めもしない
お前ごときが解読したというのか?」(マダラ)

第560話「うちはマダラ」でカブトの仮説がマダラの実際で検証される中、マダラが微妙に諦めて行きます(笑)。二人の中ではマダラの「全盛期」「終末の谷」ではなく、そこから生き延びたマダラの「死の少し前」…つまり、輪廻眼の開眼時期を指し示しておりまして、マダラとしてはぐうの音も出ない訳です。ここでマダラはカブトの情報量に敗北した感があり、カブトが言う「全盛期以上」には心なしか期待すらしてるようです(笑)。と言うのは、マダラが死んでしまったのはカブトの示す「以上」が無かったからで、マダラが為し得たのが「全盛期」までだったからだと、僕が考えてるからです。そんな風に考えてるもんだから、思わせぶりなカブトの言葉にマダラがガッツリ釣られてると感じるのです(笑)。

しかし、「写輪眼の行き着く先は輪廻眼」と言うのも、「うちはの石碑」解読内容「写輪眼→万華鏡写輪眼→輪廻眼」で変化する提示が大きな伏線であったように思います。瞳力的には連続してる訳ですから万華鏡写輪眼の次は輪廻眼という予想も立っても不思議じゃないですね。実際は、その間には永遠の万華鏡写輪眼というものが存在しますが、うちは意外の忍にそこまで詳細に説明する必要もないし、話がややこしくなるのでトビだって割愛したのかも知れません(笑)。つーか、ここではマダラがうちは一族でないカブト(こういう風に断定してると思います)が「うちはの石碑」解読したかのような疑念を抱いていることから、マダラの「体の秘密」とは「うちはの石碑」に記されてるとバレバレ(笑)。

大蛇丸が写輪眼を手に入れた描写はついぞ在りませんでしたが、写輪眼との関わりはダンゾウの「イザナギユニット」でも濃厚ですし、例えば実験体に写輪眼を移植し「うちはの石碑」解読させた可能性は否めません。もっと言うと、カカシの万華鏡写輪眼の開眼には大蛇丸が関与してると、僕は考えてまして目薬、その見返りに万華鏡を開いたカカシに「うちはの石碑」の万華鏡領域を解読させた可能性が在るんではないかと妄想しとります目薬それが何を意味するか…つーと、カブト(や大蛇丸)がマダラの穢土転生に仕込んだ細工(=全盛期以上)の拠り所である「仮説」をマダラの実戦で検証する必要があった事実がキレイにマッチするのです。ぶっちゃけ、永遠の万華鏡写輪眼を入手できなかったが為に「石碑」解読できなかったという事だ…。

もしかしたら…なんですが、イタチを諦めてサスケに手を伸ばした大蛇丸って、そこまで読み切ってたのかも知れんと思うと凄くないですか?(大蛇丸はイタチが強過ぎて手に負えないみたいな物言いだったけど)。それを正と受け容れるならサスケにアッサリ殺され、それでもイタチの眼は誤摩化せないぞとばかりに十挙剣に封印されたかに見えた大蛇丸も、イタチが命を燃やしてサスケの万華鏡を開き、更に自分の眼を供しサスケに永遠の万華鏡を与える親心を織り込んでの「托卵返し」だったなら、大蛇丸って凄すぎると…惚れます(笑)。その上でサスケを奪い返して「うちはの石碑」永遠の万華鏡写輪眼解読して輪廻眼を得る。そんなシナリオを大蛇丸が描いてたなら、きっと何処かで…と、また白昼夢(それ以上の事をカブトがやっちゃってるから…)でスミマセン(笑)。

かなり大蛇丸に話が傾いてしまったけど、大蛇丸=カブト永遠の万華鏡写輪眼には達してなかった可能性が高いです。だから、うちはの伝説・マダラの穢土転生検証する必要があった…。これは研究者としては正統な姿勢だと思われます。ところで、ここまでカブトがマダラに対して優越してるのは「柱間の細胞」に関する実験データが圧倒的に豊富だからでしょう。これまでの提示では木遁使いのカブトとイザナギ使いのダンゾウがありますが、大蛇丸の扱い方からすれば、ヤマトが先でダンゾウが後で、ダンゾウのがより洗練された実験体だった筈です。特に木遁の完成度からすればダンゾウがヤマトに優越してまして、ヤマトを軽視してた大蛇丸の合理的な思考パターンがしっくり来ます。

そして、大蛇丸はダンゾウで得た「柱間の細胞」の実験データを元に「白蛇」を作り出す。つまり、それが「不死転生の術」であり、それでも「柱間の細胞」の拒絶反応、或いは侵蝕に苦しんでおり、それを解決する為にカブトがいろんな薬品を作り出して大蛇丸に投与してたんだと思います。第一部からそんな描写が残ってますね。ある意味、カブトは大蛇丸臨床実験をしてて、それを基に今度は自分に埋め込んだ「白蛇の細胞」をコントロール出来てるんじゃないかと思います。ちなみに「白蛇の細胞」とは「柱間の細胞」を培養して作り出した特殊な細胞で「弟系・仙人の肉体・生命エネルギー」を司るエンジンだと考えます。その技術が大蛇丸→カブトで洗練され、カブトが凄く偉そうなのです。

つまり、それがマダラの全盛期「以上」の正体な訳だ…(つづく)


 
| BLOG TOP |

「うちはの石碑」(起)

 
南賀ノ神社本堂
その右奥から七枚目の畳の下に

一族秘密の集会場がある

そこに
このうちは一族の瞳力が
本来何の為に存在するのか…


その本当の意味が
記されている」
(イタチ)

第一部のクライマックス…巻ノ二十五(上から見たら真っ黒)の全てを裂いて語られたサスケの暗闇…(第25巻/149-150頁)。その中核に在るイタチの存在。そして、イタチが残したの数々…。それらが混ぜこぜになって少年サスケを苛んでいたのは疑いないです。ナル×ジャンの分析ではサスケはブラコンではなくファザコンであります。サスケはフガクの寵愛が受けたいにも関わらず、極めて出来の良いイタチがフガクとの蜜月を恣(ほしいまま)にした。それ故、サスケはイタチが「疎ましい」と感じてて、あろう事か、出来の良いイタチにそれを見透かされ、輪をかけてイタチを意識したのです。そして、サスケの目の上のコブであるイタチが一族を滅ぼし、フガクを奪った…。結果的にサスケにはイタチしか見なくなり、その全てを信じるしかなくなる悪循環が襲うのです。

「そうか…
そういう事か…」
(サスケ)

うちは虐殺直後、傷の癒えたサスケが先ず足を運んだのが「うちはの石碑」だったのはその所為です(第25巻/157頁)。ところで、サスケが第七班の「自己紹介」でサクラに漏らしたイミフの「あの時、泣いてた…」の伏線回収の第403話「涙」で明かされたんですが、この時点でサスケの写輪眼は第一次覚醒(一つ巴文様)を完了していました…が、サスケが写輪眼の覚醒(開眼)を自覚するのは第一部の「波の国任務」での「白」との激戦の最中…「白」の氷遁秘術・魔鏡氷晶の猛攻を木登りの修行のチャクラコントロールをフィードバックして盛り返しつつ、戦いの中で急速に進化して行く「うちは」の真骨頂を確認させて貰いました。なので、サスケの写輪眼はこの時まで休眠してたんではないかと、僕は考えています。

「うちはには
代々伝わる古の石碑がある
今も木ノ葉の地下にある

そこにはかつての六道仙人
書きつけた秘密が記してある
瞳力がなければ読む事ができず
写輪眼・万華鏡写輪眼・輪廻眼の順に
解読できる内容が増える」(トビ)

「話がマユツバものになってきたな
六道仙人など…」(オオノキ)

「これは事実だ
彼は存在した
そしてその石碑を残した」(トビ)

何を差し置いても足が向いた南賀ノ神社の秘密の集会場の「うちはの石碑」でしたが、サスケはそこに書かれている筈の「写輪眼の本当の意味」は解読できなかった…そのソースは第467話「宣戦」のトビの長話(第50巻/73頁)。トビを信じるなら「うちはの石碑」は瞳力が無いと解読できない…サスケの写輪眼が休眠状態であればサスケに碑文の解読はできません。だから、少年サスケが呟いた「そうか…そういう事か…」とは、イタチが読めるものが読めない無力感、或いは敗北感。または門前払いされたかの様な惨めさを吐露したものだと思います。そして、この時から「うちはの石碑」とはサスケとイタチの果てしない差を図る指標になったのではないかと思いました。少し探すとそのヒントが見つかりました。

「探しものを見つけに来たのです…」(イタチ)

「………探しもの…?」(カカシ)

ちょっと懐かしい第一部のイタキサの「木ノ葉強襲事件」の一場面(第16巻/136頁)。思わせぶりなイタチのセリフの直後、「うちはの石碑」を読む耽るサスケの後ろ姿が挿入されます。写輪眼は二つ巴文様の二次覚醒。確かサスケが完全に二つ巴文様の写輪眼を覚醒させたのは、死の森で大蛇丸と殺り合った時だったかしら。しかし、大蛇丸にビビるもナルトの頑張り(+九尾のチャクラの迫力)にうちはの血が騒ぎ出してハッスルしちゃって、その才能が大蛇丸の目に留まり「天の呪印」を打ち込まれる事になろうとは(笑)。ま…これもイタチの「托卵計画」の一環ではありましたが。話が横道に逸れちゃったけど、サスケは事あるごとに「うちはの石碑」を読みに行ってた…まさに「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)ですな。

賢いサスケの事だから、早い段階で「瞳力」がないと読めない事や、「瞳力」が上がったら解読内容が変わる事などを理解してたと思います。しかし、サスケが里抜けしてからは「うちはの石碑」は読みに来れなかった事でしょう。大蛇丸の弟子時代に秘密の抜け穴で侵入した説などを唱えた事もありましたが、木ノ葉崩し以降、木ノ葉がのんびりしてると言えども、さすがにそんな危険な抜け穴とか潰すだろと思いますれば、却下とさせて頂きます(笑)。しかし、今は第四次忍界大戦真っ最中で里の主力は挙(こぞ)って戦争に行ってますし、里の警備も手薄になってるんじゃないでしょうか。戦争に行ってないのってコハルとホムラくらいじゃないの?と言うくらい木ノ葉はもぬけの殻状態ですよね…きっと(汗)。

「その写輪眼お前はどこまで見えている」(イタチ)

そして、サスケはイタチの眼を受け容れ「永遠の光り」を手にしましたから、このタイミングできっと「うちはの石碑」が気になると思うんです。イタチが見てた「うちはの石碑」をサスケは見たくなる筈なんです(第42巻/17頁)。サスケにとって「うちはの石碑」はイタチとの差を計る指標的な存在だと先に書きましたが、自分がイタチを超えたかも知れない…否…とうとうイタチを超えられたとサスケは思ってるとしたら、絶対、今の眼で「うちはの石碑」を読みたいと思うんです。サスケは、うちはのアジトで殺り合った時にイタチとの情報量の差を感じてましたから、イタチが読んでた「うちはの石碑」の内容には物凄く興味があると思います。それとちょっとは木ノ葉が懐かしい…イタチもそうだったように。

ところで、「ペイン襲撃事件」で木ノ葉が潰されちゃったけど南賀ノ神社ってどうなったんでしょうか?まだ在るんですかね。ふと、そんな事考えてて、同じ時期にメッセージでも頂いたんですが、奈良家の管理する森の地中深くにバラバラにされて埋められた”暁”の飛段ももしかしたら這い出して来るかも…とする説に思わず、僕は明け方、窓から飛段が覗いてる恐い夢を見て、mjd魘(うな)されて「うわっ!!」と目が覚めてしまいました(笑)。僕は次のサスケの登場は復興中の木ノ葉隠れの里だと思っています。六道仙人の遺した石碑ですから潰されずに残ってる筈です。それで、手薄な木ノ葉で手持ち無沙汰なので復活した飛段を<キュッ>と捻る…みたいなお話を捏造してほくそ笑んでおります(笑)。

そして、サスケにはもう一度呟いて欲しいんです。

「そうか…そういう事か」って……(つづく)。

 

 
| BLOG TOP |

第563話「五影集結…!!」③

 
「バアちゃん…今のうちに…!!」(ナルト)

「聞けナルト…」<フワッ>(オオノキ)

「!?」(ナルト)

「…ワシはな…
今回この戦争…初めはただを倒すため
しかたなく手を組み忍連合に乗った

が…お前達と共に戦い…
前と違う感情をワシは感じとる
今ワシは忍連合の土影として
ここにいたいのだ…!

そして同じように…
かつてバラバラだった忍の里も
連合として一つになり変わろうとしている…
ならば…憎しみを生んできた
忍の世の無秩序(システム)だって…
もしかしたら変われるかもしれん!!

こっちのマダラはワシらにまかせい
…必ずケリをつける!!
それがこれまでの憎しみの呪いを止める
一歩となる!!


マダラと同じように
かつて憎しみを生み出してきたワシらには…
そうしなければならない責任がある!!
ここは安心してワシらにまかせろ!!
……じゃから

あっちのマダラはお前にまかせる!!
それがこれからの
希望を進める一歩となる!!」(オオノキ)

「古い奴
新しい奴…

どっちのマダラにも勝つことが
この戦争の終わりを意味する!

私たちはこの戦場でお前を守る!
だからお前も向こうで戦い私たちを守れ!!

分身ナルト…
お前に五影からこの言葉を預ける」(綱手)

「勝つぞ!!!」(五影)

写輪眼の行き着く先は輪廻眼…。恐らくマダラは終末の谷で柱間から奪取した柱間の生きた細胞を培養し自分の身体に埋め込んだのでしょう。柱間の細胞が齎す肉体活性が永遠の万華鏡写輪眼の最終覚醒を促したのではないでしょうか。そして、かなりの確率で輪廻眼の開眼条件は「うちはの石碑」に永遠の万華鏡写輪眼領域に記されていたと思われます。マダラはその手順に従って粛々と行った。それがマダラ「終末の谷の決闘」の深層でしょう。柱間(の細胞)の必要性に関しては九尾も少なからず関係してるでしょう。細かい経緯は端折りまして、マダラは柱間の細胞の移植によって輪廻眼へとスペックアップしたんだけど、柱間の細胞の侵蝕に耐えかねて帰らぬ人となった。それが「全盛期」「死期」が近接する理由でしょう。

大蛇丸やトビはマダラの失敗を踏み台にして「柱間の細胞」の侵蝕を抑える方法を見出したのだと、僕は考えています。大蛇丸などはダンゾウすらモルモットにしていたフシがあって、柱間のデスマスクなんてダンゾウに埋め込む罰当たりな事までして「六道の力」を再現しようとしてました。しかし、ダンゾウの能力を「禁術・イザナギ」に限定する為に「イザナギユニット」(仮称)を与えたのはある種の情報規制であり、大勢に実害の無い「六道」を生み出す方便だったのだと思います。もう少し大蛇丸に良心というものが存在したなら、たった数分の為に写輪眼を使い捨てるような効率の悪い能力を与えたりしなかったと思うんです。ダンゾウの無様な姿…あれは単なる「六道の力=陰陽遁」の実験体に他なりません。

トビはその組成から、潰れた右半身を柱間の生きた細胞で補完していると思われます。これも詳しくはちゃんと席を設けて書きたいと思いますので、この辺で口ごもらせて頂きますが、フー&トルネの根の手練相手に右腕をパージした描写。外道魔像の蓮華座の根幹に埋め込まれた柱間の生きた細胞の培養体から林立する腕。左眼の写輪眼を小南戦で使い捨て、割れたお面をバージョンアップしたかと思うと輪廻眼を備える。そしてペイン六道を操ってるところを見ると、本物の「六道」でしょうし、そのトビの現状が示すものこそ「うちはの石碑」の導きでありましょう。その意味で、穢土転生のマダラ「うちはマダラ」でありますし、お面をした自称マダラのトビだって「うちはマダラ」と言えるでしょう。

僕は第四次忍界大戦で、五大国の連合軍が作り物の白ゼツ軍団や穢土転生で呼ばれた死人共と生者が戦う意味を見つける事ができませんでした。生ける者が何故、命亡き者と戦わねばならんのか?何でこんな戦いに忍連合が一致団結して戦うのかが解らなかったのです。それに加えて穢土転生で死者がボコボコ蘇って不条理というか辻褄が全く合わないというか、チート過ぎて萎え掛かった時もあった程です(笑)。でも、それを感じてたのは僕だけじゃなかったんだと、オオノキの長喋りを目の当たりにして確信したのです。写輪眼の行き着く先は輪廻眼とか、こぞって柱間の細胞に興味を示す悪だくみとか、その先に見え隠れする「六道の力」がどんだけ不幸を生み出すのかに、いくら何でも気付け!!と(笑)。

恐らく、「月の眼計画」なんて下らないリークにオオノキは踊らされてはいないでしょう。マダラがオオノキに「踊れない」とか「踊れる」とか言ってたのが凄く皮肉に思えますが、100年生きたオオノキには忍術そのものが下らなく感じられてるんじゃないかと、僕は思うんです。ある方法で「六道の力」は再現できる。方法論としてはこれまでの提示により確立していると言って過言ではないでしょう。しかし、そんな大それた力がやった事が第4部隊を壊滅させた「隕石落とし」だったんだから、何をか言わんやな気持ちなのだとお察し致します。そして、その無価値観こそ、穢土転生とか白ゼツ部隊と生者・忍連合軍が戦う事に面白味を感じられなかった僕の感情にしっくりと来る事に気付くに至る訳です。

オオノキの物言いからすれば、穢土転生のマダラもお面のトビも「うちはマダラ」であり、その両方を粉砕してこそ忍の未来が開けると言うのでしょう。かつて千手柱間に対抗心を燃やし、「うちはの石碑」の呪いに縛られ、今も亡霊のように忍界に纏わり付く…その浅ましさにオオノキは辟易としているようです。ぶっちゃけ、オオノキの長喋りは「うちはマダラ」へのダメ出しでしょう。オオノキが感じる「うちはマダラ」とは「輪廻眼・六道の力」に他ならないでしょう。実際、隕石落とし阻止に命懸けで挑んだオオノキの感情を信じるべきです。そして、それに五影は応じています。それがナルトに託した「勝つぞ!!!」でありましょう。忍が忍を否定する…そこに本当の変革があるんだと、僕は手を叩くのです。


「!!」(ナルト)

<ザッ>(キラビ)

「うん!
勝つ……!!!」
(ナルト)

「!」(ナルト・トビ)

<ゴチ>(ナルト・トビ)

きっと分身ナルトは空気を読んで掻き消えたと思います。そして、本体ナルトに五影の「勝つぞ!!!」が届いた。皮肉にも忍術によって忍術の否定が伝わった訳です。ナルトは咄嗟に目の前のトビに頭突きで飛び込んで行きます。トビもすり抜けをせずナルトをしっかりと受け止めます。ナルトの後方には八尾人柱力のキラビが控えていますんで、このナルトは間違いなく本体でしょう。僕はトビの目指す先が凄く気になっていたんですが、人柱力のキラビとナルトに一直線だった訳で、本気でこの戦争に勝ちに行ってるのだと思います。カブトが何をしようが一向に関知しない方針でしょう。カブトもそれを充分に承知してるでしょうが、両方とも余りに淡白過ぎて「張本人」という感じがしないのです。

ま…下らない心配事はおいときまして、これにて「ナルト&キラビVSトビ with ペイン六道」が確定しました。キラビはガチで鬼鮫に敗戦してますからホントに強いのか疑問ですが、例のシャベクリ(ラップ)と剣技でそこそこ仕事してくれると思います。ナルトは影分身を整理すれば分散したチャクラが復帰するでしょうから、分身ですら元影をぶっ飛ばす力量が在るんですから相当な力量が期待できます。トビの時空間移動を含む不可思議なすり抜けとナルトの「閃光」の速さ比べとか、四代目火影・ミナトを凌駕する意外性でトビの秘密を丸裸にして貰いたいです。それで期待マックスだったんですが、来週(恒例の)休載とな(汗)。さて、どう致しましょうか…で、ここはナル×ジャンが踏ん張らねば…(滝汗)。

書きたいお話があるんで、ちょっと悶えてみます。


 
| BLOG TOP |

第563話「五影集結…!!」②

 
「まだか火影!?」(エー)

「もう少し…」(綱手)

「綱手のバアちゃん大丈夫なのか!?
額の印の術使うとババアになって
倒れちまうだろ!?」
(ナルト)


「今回はペインの時と違う…
自分一人の…しかもこの程度の
傷を治しただけだ
まだまだチャクラはタップリ
残してある!」
(綱手)

「ならオレも回復たのむってばよ!!
分身でもまだ消える訳にはいかねェ!!
…ここでオレも……」(ナルト)

「その必要はない…」<ズズズ>(綱手)


「!!?」(ナルト)

「何で!?」(ナルト)

「………」(我愛羅)

「…この戦争は
もうお前を守るだけのものじゃ
ねーんじゃぜ…」
(オオノキ)

「!!?」(ナルト)

基本的に穢土転生で呼ばれた「うちはマダラ」に五影が雁首揃えて拳を振り上げるのは如何なものかと、僕は考えています。しかし、穢土転生であろうと曲がりなりにもマダラを呼んだ敵がその後ろに控えている訳です。それがカブトなのか、もっと違う何かがいるのかは別にして、輪廻眼を有し、木遁・樹界降誕まで使える全盛期のマダラの力を実際に見せつけられ、「六道の力」を知るならば、外道も想定の範囲内かも知れません。つまり、穢土転生でなく輪廻天性をも視野に入れねばならないと(きっと考えてないだろうけど)、この戦の重さを五影は感じ始めたのではないかと思います。もう少し解り易く説明するならば、忍術の行き着く先であろう「六道の力」に固執するマダラへの嫌悪感でしょうか。

そもそも穢土転生なんかと実際に戦ってたらやり切れないというか、下らない戦いだな…気落ちすると思うんです。だって既に死んだ人=命の無い人とこっちは命懸けで戦うんですから。白ゼツ部隊にしたって植物だか何だか解んない敵で、それが結構な力を持ってる。実際、何人も仲間が殺られたでしょうし、それでもこの戦いに引っぱり出された以上、戦わざるを得ない。そんな無意味な戦いを忍連合軍は強いられてきた訳です。そのベースには”暁”が保有する外道魔像の尾獣チャクラだったり、柱間の細胞による生命の発生=陰陽遁や下っ端であった筈のカブト某かが、白蛇と大蛇丸から継承した膨大なデータを元に発動する穢土転生なる禁術が在る訳で、そんな忍術に自分達も頼ってる現実を生々しく感じてる筈なんです。

実際、僕らだって第一部は良かった…とか、穢土転生つまんねー…とか愚痴を言ってますが、その感覚を『NARUTO -ナルト-』の世界観の中でも感じていいのではないかと、僕は思うんです。忍術って下らない。酷すぎる…って(笑)。忍とは六道仙人の子たる兄と弟の末裔であり、ナル×ジャン的には陰陽遁によって生み出された眼と肉体をそれぞれ持ったアダムと人たる女性・イブが交わった人造人間の子孫だと考えています。厳密に言うと普通の人間はチャクラなんて使えませんから、人智を越えた身体能力とか忍術を使えるとか人間じゃないんです。もっとも忍がそんな事は意識してないでしょうし、卑屈になったり、傲慢になったりしないで生きてると思うんです。あんなバカそうな大名を命懸けで守ってるんですから。

忍の持つ清貧さとは、自分の持つ能力に対する畏怖というものが根本的にあると思うんですね。そして、それを自分の大切なものの為に使おうと必死に生きてるんだと思うんです。大部分は。でも、そうじゃない人…違った…忍もいる。それが「うちはマダラ」であり、”暁”なんだと、そろそろオオノキ以下五影達は気付き始めたんじゃないかと思うんです。もっともじゃ今すぐ忍術捨てるか?てーと、それも違って、やっぱそこは忍術には忍術で戦うしかないと思うんです。それは過去との戦いで、自分らの因果から逃げちゃいけないとする道理があると思います。それが綱手やオオノキがナルトを排除して戦おうとする決意の原動力なんじゃないかと(綱ノキはそんな事は考えてないだろうけど)、僕は思うんです。


<ドロ>「雷遁の瞬身に溶遁の血継限界か……
攻めはなかなかだが…」<ジュゥゥゥ>(マダラ)

「溶けにくい男は好きなんだけど……
アナタは遠慮したいはね」(メイ)

「ワシのスピードでもガードしてくる
もっとスピードを…
ガードを崩すパワーを上げねば…!」(エー)


「………」(オオノキ)

「………」(我愛羅)

「守りはどうだ?」(マダラ)

メイちゃんの溶遁ってアニナルだと高熱の溶岩(熔岩は旧字っぽい扱いで同じ意味に使われているようです)のような描写でしたが、本編は酸で溶けるような気がしてなりません。基本、「溶ける」とは「固体が、熱や薬品などによって、液状になる」の意味があり、溶岩の熱で溶けるか、メイちゃんのドロドロが酸で、それが対象を溶かすのもありでややこしい。メイちゃんは「溶遁」の他に「沸遁」も持ってて、そっちは「酸」の霧で敵を溶かす系の能力だったけど、メイちゃんの特性が「酸」でそれを粘着性の泥(溶遁)で使うか、蒸気(沸遁)で霧散させて使うかの違いかしらんと、独りややこしくなっています(笑)。それと言うのも溶遁(水+土)と熔遁(火+土)の可能性が僅かながら在るからです。

サスケ戦でメイちゃんは「私は火・水・土の三つの性質を使う」(第50巻/48頁)と言ってまして、「水+土」と「火+土」のどっちの組み合わせもバッチ来いなんです。「沸遁」は「水+火」でガチだと思うんです。何でこんな些末な事に拘るかと言いますと、「木遁」も「土+水」で、それと「溶遁」が被ってしまうんです。そこでチャクラ性質の組み合わせの指向性(「水→土」と「土→水」で違う性質)を持ち出す選択肢もありますが、これだと組み合わせが20通りになるんだけど、そこまでチャクラ性質の提示がないし、何よりナル×ジャン的に「十尾分割の意味」と整合性が得られなくてマズいんです。ここら辺は「チャクラの考察」で片付けないといけないんだけど、クリアしてないハードル多数(ry

話を戻すと、エーはサスケ戦で「ほぼ敗北」を喫してまして、写輪眼対策をしてるものの”須佐能呼”との相性が極めて悪いです。もっと恐いのはマダラが積極的に瞳術で攻撃してないところで、例えば天照を炎遁で操る「黒炎の盾」みたいなのをマダラが使ったら残った右腕も持って行かれます罠(汗)。ところで、一度発火させた天照の黒炎を絶やさず使い回すアイデアは、天照の発火で消費する膨大な瞳力を必要最小限にし、危険極まりない黒炎を最大限に使える画期的な方法で、賢いサスケだから思い付いたものかも知れません。だから、マダラがサスケの「黒炎の盾」「炎遁・加具土命」などを見たら衝撃を受けたりして(笑)。そこにサスケ再登場の期待が極々微細ですが漂ってると、僕は考えてます。

多分、マダラは「全盛期」を迎えて直ぐに死んだと思うんです。その思い遺しが今、いろいろと術を試したい欲求と符合しています。マダラが死んでしまった理由としては、柱間の細胞の副作用ではないかと、僕は考えてまして、大蛇丸やトビはそれに対処する方法を見出したから死なずに活動できたんだと思います。大蛇丸の白蛇も勿論、柱間の細胞の応用で、大蛇丸が写輪眼に注目したのは「六道の力」を手にしたかったからに他ならないでしょう。カブトは大蛇丸の研究を更に発展させ、自分の身体や白ゼツの強化にヤマトを組み込むアイデアなどを思い付いたのでしょう。またお話が横道に逸れてしまいましたが、マダラは折角得たにも関わらず使えなかった「六道の力」を使いたくてウズウズしております(笑)。


<ズオオオオオオオ>

<ドドドド>

<ピシ><ピシ><ピシ>


「…!?」(連合忍)

「岩のゴーレムに…
砂の盾…!」<ピシ>

「この戦争はもう
皆で守り合う戦いじゃぜ!」(オオノキ)


「ならオレだって
ここでマダラを!!」(ナルト)

「砂と岩の二重防壁か……
これもなかなかだな」<ザッ>(マダラ)

「来るぞ!!
ここからは攻めに回る!!
水影!!雷影!!
すぐ耳を貸せ!!」(オオノキ)

マダラは”須佐能呼”の霊器を使って五影に攻撃します。イタチが穢土転生・長門の地爆天星のコアを破壊する時に使った「八坂の勾玉」と同種の遠距離攻撃用の霊器だと思われます。きっと「八尺瓊勾玉」は複数あって、それを取り合うなどして分割したのではないかと思います。基本、手裏剣のように投げて、自動帰還する形式の飛び道具だと思います。相当な破壊力が期待されますが、我愛羅とオオノキの「砂+岩」の二重防壁に呆気なく阻止されてしまいました(笑)。マダラの攻撃を凌いだオオノキは水影と雷影に耳打ちし反撃ののろしを上げます。今までの難敵だけに味方になれば心強い。オオノキはちゃんと人を見る目がある忍ですんで、エーやメイちゃんの力量には一目置いてるでしょう。

だから、エーやメイちゃんと協力して戦うのは楽しくて仕方ないんじゃないでしょうか。ところで綱手の回復がオオノキのチャクラまで回復させたのかが疑問ですが、綱手の医療忍術がオオノキの身体的なダメージをチャラにしたことで、オオノキが自分のチャクラの再製造に一点集中できたと考える事にしました。という事は、オオノキは必死でチャクラを回復中で塵遁・原界剥離の術だって打てるかも知れない…或いはもっと凄い自爆技…おっと…凄い攻撃でマダラを吹っ飛ばしてくれるんじゃないかと期待しています。それと、何だか我愛羅が元気が無い様に見えて辛いです(笑)。それに、マダラとは忍界の悪夢みたいな存在なんだから若い我愛羅には関係が薄い。だからナルトを外したみたいに我愛羅も外してください(笑)。


「なろ!!待て!!」(ゲンマ)

<ガン>(マダラ)

「水影!!」<フワ…><ピタ>(オオノキ)

(水遁・霧隠れの術!!)(メイ)

「!」(無・カブト)

(霧隠れ…
これで輪廻眼の視界を鈍らせる
つもりですね)(無・カブト)

「<ガラ>「やるぜ雷影!!」(オオノキ)

「オウ!!」<ガラ>(エー)

<ザッ>(無・カブト)


(土影め
雷影自身を軽くして
さらにスピードアップしたか…

だがそれだと…

軽いパンチだね)(無・カブト)

「あの時と同じだ」(無・カブト)

(気にすることは…)(無・カブト)


<フッ>(オオノキ)

<ドッ>「!!?」(無・カブト)

<フッ>(超―

加重岩の―

―術!!」
<ドゴッ>(オオノキ)

<バキ>

<ドドドドドドドドド>

オオノキの作戦はメイちゃんの「水遁・霧隠れの術」(再不斬が使った目くらまし)でマダラの見切り(動態予測)を遮断して、更に「超軽重岩の術」で雷影の質量を減じてスピードアップを図り、攻撃時「超加重岩の術」で破壊力をアップさせるものでした。実際の物理で考えれば、運動エネルギーは質量に比例し、速度はその二乗に比例する筈なので単に雷影のスピードだけをアップさせれば効果があると思いますが、「軽重岩→加重岩」の切り替えが瞬時に完了するなら確かに効果的です…が、オオノキがコントロールする質量の出入りの帳尻は絶対に合わないので確実に「チート認定」です(笑)。でも、それいうなら「六道の力」なんて「チートの極み」なもんで行って来いでチャラですかね(笑)。

でも、ま…ここで注目したいのは”須佐能呼”も物理的な攻撃によって充分に看破できる事が実証されたところでしょう。と、なればナルトが「黒玉螺旋丸」…おっといけねー…「尾獣螺旋丸」を完成させたアカツキにはきっとサスケ戦の突破口となるでしょう。しかし、無(ムウ)・カブトの扱いがゴミにも等しいのはかなり笑えます。エー兄ちゃんのボディーブローがジャストミートして、身体が「くの字」です。このまま粉々に弾けた方がマシとも思えるくらい無様です。できればカブトが無(ムウ)様の身体を介して戦場を感じるリスクとして「痛み」くらいはフィードバックさせてもらいたいものです。エヴァでも神経接続してましたが、そのくらいしないと自分の身体の如く戦場を感じられないでしょう。

それで、エー兄ちゃんの一撃で何処か安全圏で戦争に参加するカブトの内蔵が破裂して冷たくなってるのも心地良いですが、それだとイタチのKFB(カブトフルボッコ)の見せ場が無くなってしまいます。しかも、カブトはもう一つの素敵な「術」を持ってますんで(何かそんな自慢話をしてたような…ウロ…って調べんかい!!)、それ見せなきゃ(笑)。それで強かフキ飛ばされたマダラですが、まだ本気出してる風じゃないし、どんなダメージも穢土転生だから再生するんですよね。それで「六道の力」使えるんですから、多勢に無勢も戦場に転がってる死体を使って「ペイン六道」だって使えるだろうし、もっとあるなら「万物創世」で凄い怪物を作っても言い訳だ!!だから、「五影VSマダラ」はまだまだ続きますよ。

続きは夜半か明日の夜。相方と遊びに行ってしまサボ(ry


| BLOG TOP |

第563話「五影集結…!!」①

 
「ちょうどいい……
これぐらいでなければ
試しがいがない」(マダラ)

<ザッ>「二人を回復する!!
雷影 水影 少しの間
時間稼ぎをたのむ!!」(綱手)

「すまぬ!綱手姫!」(オオノキ)


「行くぞ水影!」<バチチ>(エー)

<サッ>「ハイ!」(メイ)

<ドプ>(メイ)


(溶遁・溶怪の術!!)<ジュ>(メイ)

<サッ><ドプン>

<ジュー……>


(この程度の術なら吸い取るまでも…)(マダラ)

<ゴッ>(エー)

<ジュ><ジュ>(速いな…)<ジュ>(マダラ)


<ブオ>(メイ)

<ジュ~!!!><ドプ>

「…!」(エー)


<ジュゥゥゥゥ…><ドロ>

(雷虐水平千代舞!!)(エー)

<ガガガ>


<ズ><ブブ>

<フォ>(メイ)

<ダン><ピシ>(エー)


<ドプッ>(メイ)

<ダン>(エー)

<フッ>(メイ)

(…こ…こんなところに居るのが
場違いな気がしてくる…)
(連合忍)

「セリフ」<効果音>だけだとイメージ湧かないかも知れませんが、事務的に進めて行きますね(笑)。いよいよ、「マダラVS五影」が開戦です。果たして綱手の怪力がマダラの”須佐能呼”に通用するのか心配してましたが、綱手には医療忍術がありますから、戦術的には回復役が適任で、ドラクエのパーティーに一人は入れとけッ!!的な存在でありました。医療忍術がチャクラの性質変化云々で説明できないのはナルトの風遁修行の段階で示されてまして、あの時、せっかちなヤマトが端折らせた「”陰”と”陽”の”性質変化”についてはまた今度に…」(第35巻/127頁)に関係してるのは明らかです。それが現在までの提示で「六道の力」たる「陰遁」「陽遁」に符合するところで暗礁に乗り上げてます(笑)。

しかし、綱手が「忍法創造再生」を発動する時、前もって「陰封印・解」を必要とする描写は大きなヒントでありまして、ぶっちゃけ綱手の生い立ち(柱間の孫)を踏まえれば自ずと「弟系」からの「六道の力」へのアプローチであると解ると思います。ここでオオノキと我愛羅の回復を行う綱手が「陰封印・解」を必要としないのは、二人に臓器や肉体の欠損がないからで、通常の医療忍術で事足りるという事なのでしょう。つまり、通常のの医療忍術は単なる「陽遁」であると、僕は考えます。この辺り大ネタに引っ掛かる部分で書きたい気持ちで一杯なんだけどグッと我慢しています(笑)。その内、しっかりと書くので待ってて欲しいです。そして、その時間稼ぎをエーとメイちゃんのコンビがしてる訳だ。

ここで連合の忍が呆然と立ち尽くす無力感に苛まれるくらいにエーとメイちゃんのコンボは脅威だったんだろうけど、隕石落とし(天道・地爆天星)や木遁・樹界降誕(柱間の力)を使用できるうちはマダラの防戦一方は手を抜いてるとしか思えません。また、輪廻眼の状態で”須佐能呼”が使用可能である事から、永遠の万華鏡写輪眼が輪廻眼の下位互換であり、輪廻眼が下位の瞳力を兼備すると考えて良いと思います。つまり、輪廻眼には写輪眼の瞳力である幻術とか動態予測とかチートな能力があるって事です。エーの「雷遁の鎧」が写輪眼対策で動態予測を上回る移動速度を有する為に後手に回るも”須佐能呼”で攻撃を回避していいます。この辺はサスケも同じでノープラン風なのがうちはのプライドなのでしょう(笑)。

しかし、勿体ないのがエーの攻撃なんです。もしエーがエモノ(武器)を手に戦ったらもっと強くなれるのにな……と思えて、僕は悔しいです。エーッと、武道有段者の「三倍段」と申しまして(サブカル系?)、ステゴロ(素手)に比してエモノ(武器)を手にしたら三倍強くなる法則みたいのがありまして、もしエーがアスマの「飛燕」みたいな刃物を携えて戦ったら、その切先はマダラに届いたのではないでしょうか。サスケ戦でも、平手ではなく剣か金棒なんかで攻撃してたら腕をくれてやる事もなかったし、一番でかいのは間合いを遠く取れる。物理攻撃が全く通用しない訳でもない”須佐能呼”に対しても例えば肋骨の隙間を通すなんて有効な攻撃法でしょう。でも、エーだから素手(ステゴロ)もアリ。

バトルスタイルって生き様と一緒で、その人なりの嗜好があるから、エーはその身一つで敵の懐に飛び込む決死のインファイトが好きなんだろうし、今更、賢く武器を手に間合いを誤摩化して…なんてできないんでしょう。それができる人だったら、決戦に備えてなくなった左腕修復(この場合は創造再生が必要…先週の五影集結の見開きはタイムマシン改修でしょう…笑)させるとか、カラクリで義手でも作らせて仕込みを一杯ぶっ込んだりもできる筈なの。でも、無くなった腕はそのまま。それでもオレは強いんだ!!って胸晴れるのが現雷影・エーなんだと、僕は思います。カッコ良いのってこういう事なんだと思います。やはり、そこは「アイデンティティ」が確立したオトナ。これは「頑固」とは違うよな…。

一方、メイちゃんも例の「ドロドロ」でマダラに猛攻を(汗)。血継限界・溶遁ですが、四尾・老紫は「熔遁」だったよな…(遠い目)。よくチャクラ性質の質問を受けて応えに窮しますが、デイダラの「爆遁」とか、この「熔遁・溶遁」とか、「砂遁」じゃなく「磁遁」なのか…とかね。他にも「木遁」の立ち位置とか(汗)。ナル×ジャンでは六道仙人が行った「十尾の分割」と「血継限界チャクラ」の発生を関連付けて考えてるので完全に椅子が足りなくなってます。どうしても5C2に拘ってるもので。じゃないと困るの(笑)。なもんで、先の「陰陽」とコンボで理論武装してる最中です。でも最近、やる気スイッチが入らなくて書けないでいます。ホントにその内書きますんで…(その内っていつだよ!!)


「…やって…ねーよな
…たぶん」(イワシ?)

「ああ…辺りをこんなにした奴だ
気を抜くな!」(ゲンマ)

「割って入るタイミングが無いぜ…」(ライドウ)


「お前達はオレと一緒に
もう一人の方を狙うぞ!
協力しろ!!」(ドダイ)

<ガラ>(無・カブト)

「あいつか…」(ライドウ)

「行くぞ来い!」<ザッ>(ドダイ)

僕が密かに楽しませて貰っている某サイト様で、四代目火影の護衛小隊のゲンマとライドウとイワシ?としてるので、僕も乗っからせて貰います。五影がマダラに総力結集するのをみて、ドダイを中心に残りの面子で無(ムウ)様を操るカブトを抑える事になったみたい。無(ムウ)様は分裂して片割れを封印されたままで血継淘汰・塵遁を使えないので、わざわざオオノキ(血継淘汰)が出る必要もないということなのでしょう。できれば無(ムウ)様の片割れが何らかの血継限界を使って貰えると「塵遁」を考える材料になるんだけど、サクッと封印されちゃうのかな。後述がありますが、結構、無(ムウ)様の扱いがゾンザイなんです(笑)。「こら」とか言いながら追い回したりしますから(笑)。

しかし、ここに来てゲンマとかライドウの株が上がりまくりで、そもそも「四代目火影の護衛小隊」とか、「飛雷神の術」が使えるとか、それなら早いとこナルトに伝授しなよなんて思いながら、バックナンバーを読み返すと、角都戦で鳥使いのアオバと組んだライドウが黒刀一閃で角都をビビらせた行とか、充分暗部の風格がありましたね。やはり腐っても(決して腐ってなどいませんが)木ノ葉の上忍。層が厚いと申しますか、できればライドウには武器召還の口寄せで「黒刀」を呼び出して無(ムウ)・カブトをビビらせて欲しいもんですが、自来也の雨隠れ潜入戦の大ピンチでも同じような期待して裏切られてるんで無かった事にしましょう。ゲンマにも爪楊枝飛ばし以外に期待しちゃいけないんだろうな(笑)。

今回も小出しでスミマセンの三分割でーす!!


 
| BLOG TOP |

第562話「己を拾う場所」(NAVI)


「己を拾う場所」はかなり面白かったと思います…というかキッ神がまた元に戻った…みたいな、もっと凄い言い方するなら、自分で書いてる…本来のテンポを取り戻したんだと思います。何だか、ここからかな…と、僕は感じてて、キッ神がホントに書きたいと思ってるお話がそろそろと始まるんじゃないかとワクワクしました。しかし、五影が雁首揃えて穢土転生のマダラ一匹に拳振り上げるのも何だかなーなんですが(笑)、そもそも第四次忍界大戦がナルトとサスケの「終末の谷の決闘」の前座だと考えれば納得できます。それほど「終末の谷の決闘」には重い意味があるんじゃないかと、僕は考えています。勿論、ソースは「うちはの石碑」なんですが…(笑)。ま…今度はこっちが書きたくても書けない(汗)。

それでもオオノキの会心の「見得」は心に響きました。『NARUTO -ナルト-』がホントに少年少女に伝えたい「愛」に気付いたオトナの姿が鮮明に描かれていた様に思います。「愛」は空気の様に世界に満ち溢れている。でも、空気の様だから大切に感じられない。当たり前の様にあるからそれが大切なんだと感じられない。感謝とは有り難い事を有り難いと認識する事であります。時が満ち、自分が誰かに「愛」を与える様になってその大変さ、困難さに、かつて自分が浴した温かい想いに気付けるのです。僕はそれをして「後悔」だけが人生なんだと訴えています。この有り難さ…有る事が難しい。その希有に対する認識を「感謝」と言うのです。それに気付けずにいるマダラにオオノキは血を滾らせているのです。

あれこれ語り出すと収まらないのでこの辺にしますが、いよいよ在るべき姿にお話が戻ると思います。同時に未出のトビの輪廻眼・ペイン六道と永遠の万華鏡写輪眼・サスケ…そして、KFB(カブトフルボッコ)に一直線(希望)のうちはイタチの動向も気になるところで、もう毎週wktkで週ジャン買いに走る…走りますがな!!(笑)やっぱお約束の五影集結のラストの見開きが暗示する様に忍界大戦編はいよいよクライマックスです。ここに来ての風呂敷の畳み方からしてキッ神のリミッター解除でゲシゲシ描いてくれると思います。僕もここまでの道すがら何度か辞めちゃおうかと思うくらいのグダグダがありましたが、もう安心して良いと思います。安心して「己を拾う場所」を読み耽ってください(笑)。

第562話「己を拾う場所」①

第562話「己を拾う場所」②

第562話「己を拾う場所」③

 
| BLOG TOP |

第562話「己を拾う場所」③

 
<パシィ>

<ガクン>「くそ!!」<スカ>(ナルト)

<ズッ>(長十郎)

「!?」(黒ゼツ)

「うわ!!」<ドサッ>(ナルト)


<ハァ>「自身の力
イコール斬った数…
…だから…斬らなきゃ
…とにかく」
(長十郎)

「うん!」(メイ)

「おお!」(ライドウ)


「ずいぶんチャクラを溜めてると思ったが
…ここまででかい剣になるとはね…」
(ゲンマ)

(コ…コレデハ動ケナイ…
一瞬デ…刀ノ形状ヲ
ココマデ変化サセルトハ…)
(黒ゼツ)

「やるじゃねーか…
あいつ…」
(ナルト)

場面は森林に隠蔽された…各国の大名を匿った…楼閣。ナルトの風遁・螺旋手裏剣が黒ゼツの妨害でスカったところで、霧隠れ忍刀七人衆が一人…長十郎の大双剣・ヒラメカレイの水平斬りが炸裂。危うくナルトの影分身も三枚に開きそうになってるのがご愛嬌(←って危ない危ない…笑)。登場以来、気弱な弄られキャラをジミーに続けてきた長十郎ですが、ここにきて大化けして良かった(笑)。しかし、大双剣・ヒラメカレイって忍刀七人衆のトップである鬼灯満月が前任の由緒在る剣なんですよね。ちょっとウロ(←手抜くなーケルベロス)なんだけど、忍刀の全ての能力を合わせ持つんだったか何だかで、そう言えば五影会談のサスケ乱入編で水影メイちゃんのサポート役の長十郎は鈍器として解放しましたよね。

恐らく、大双剣・ヒラメカレイってチャクラを溜めていろんな特性を発揮できる特殊な性質があって、今回の水平斬りも刀身に溜め込んだ大量のチャクラをメチャクチャ長い刀身に形態変化させて鋭い切れ味と予測不能な攻撃範囲を生み出したんじゃないかしら。きっと他の忍刀の能力だって長十郎の覚醒次第で使える様になるんじゃないでしょうか。ところで忍刀もナル×ジャン的には六道仙人の武器で、終末の谷の柱間の決戦兵器的な位置付けなんだけど、分割好きの六道仙人の事ですからサブカルチックなケルベロスは、きっと集めたら何か重要な意味を帯びるんではないかと期待しています。そして、それが「月」と関係してて『NARUTO -ナルト-』の謎を解く鍵になればいいなと願っております。

そんな妄言は横っちょに置いときまして、長十郎の急激な成長に目を細める水影のメイちゃんに「死亡フラグ」が一本(笑)。大双剣・ヒラメカレイ所有者って事でいきなりダークホースにのし上がった長十郎ですが、メイちゃんの「もう思い遺す事ないフラグ」は長十郎の「次影フラグ」じゃないのかと心配でなりません。ここで青が居たらきっとメイちゃんに要らん事言ってぶっ飛ばされるんだろうけど、青は作戦本部だし、そんな些末な天丼にコマを裂く程余裕はありません。そのくらい小気味良いテンポで奔ってますので、気持ち良いじゃない。少年少女漫画はこうでなくっちゃ!!と、僕は大絶賛ですが、このテンポの良さの裏にはある悲しき事実がありまして…それがこの直後に描かれます(笑)。


「!」(ゲンマ)

(ゲンマ
悪いがオレの言う通りにしてくれないか!
急を要する事態だ…
何を言ってもツッコミは無しだ!)(シカク)

(まず本物のマダラが穢土転生で復活した)(シカク)

(…すみません…
ツッコンでいいですか?)
(ゲンマ)

(無しだと言ったハズだ!)(シカク)

まずは綱手とエーをマブイが転送する運びになって、シカクからゲンマに連絡が入ります。これは先に綱手が指示した「飛雷神の術」の使い道に関するものだと思われ、事の次第を一々説明できない状況をシカクがサクッと説明するにも関わらずゲンマが「本物のマダラ」に食い付きます(笑)。これは2ch「だが断る」の応用で何度見ても笑います。漫画というかお話の技巧的に説明すると、ここでシカクとゲンマの関係性を極めて短時間に説明してるという点に注目が必要ですね。そして、これまで意外と登場機会が少なかったゲンマに脚光を当ててるんです。今回のテンポの良さといい、ここでゲンマ来るかー!!みたいな、この後の飛雷神の術の説明に極めて良い流れの連続性があるなーと感心するんだな。


「やれ!」(綱手)

「……い…いきますよ…!」(マブイ)

(転送の術!!)(マブイ)


「くっ!」(綱手)

(………)(エー)

<バシュ>

綱手とエー兄ちゃんの転送は特記事項無し(笑)。ま、余計な事を書くけど、この戦いって「兄系VS弟系」がベースにあって、”暁”は完全に「兄系」で連合軍は概ね「弟系」なんです。筋肉命の肉体派の雷影・エーはバリバリの「弟系」だし、綱手も柱間の孫で「弟系」です。どっちも肉体へのダメージを何らかの方法で回避する事でマブイの転送の術で時空間移動を可能にしています。三雷の直系がエーだからって、これまでエーの肉体が特別頑丈で…とか、異常な回復力がある…なんて設定無かったんですが、その説明をする為に三雷にナルトが手を焼く行があったのかしらと考えると面白いです。綱手とエーはこれでマダラの前に一気に飛ぶ事になります。忍術って便利だな…とイヤミは無しと言ったハズだ!(笑)


「一瞬で移動って…
四代目火影の術でしょ?」(メイ)

「オレ達は元々
四代目火影を守る護衛小隊の忍です…

今は五代目ですが…」(ゲンマ)

「ただ四代目と違って
三人でやらないとできなくて…
きゅうくつですみませんね…」(ライドウ)

ここは飛雷神の術の説明です。エーッと四代目が一人でやってた忍術を三人掛かりでやっとできるとライドウが説明するんですが、これってナルトが螺旋丸を影分身使って練ったり、更に風遁特性を加味するのにもう一体影分身を用意したのと似てますね。基本的に飛雷神の術には特殊なチャクラが必要なんだと僕は思ってるんです。ミナトの場合は「男か女か…それが問題だ」(参)や、その他いろんなところで書きましたが、九尾の人柱力だったクシナとの性交によって後天的に九尾チャクラの影響を受け、単独での飛雷神の術を可能にしたと考えとります。そしてゲンマ以下四代目火影護衛小隊の三人が協力して同等のチャクラを練り飛雷神の術の発動を可能としているように思われます。

これがこのまま戦闘に活用できるとは思わないけど、増援に手練を送り込むとか、戦闘支援の需要はあると思います。例えばライドウが雷遁使いで、ゲンマかもう一人の忍が風遁使いで、残りがそれらのチャクラを術に変換する印を組む役割だとしたら、凄く納得できます。でも、こんな風に飛雷神の術が伝承されてるって事は、既に特殊なチャクラを保有し、自由にコントロールできるナルトならば、ゲンマから術のレクチャーを受ければ直ぐに単独で実現できるんじゃないでしょうか。特に九尾チャクラモードなんかだと九尾の鎧が複雑な手順をも多元的にサポートする事が可能になるので難易度が高くても大丈夫。ゲンマ達が三人で協力してやっとこさであろうとナルトには朝飯前でしょう。


「水影様…
マダラをぶっ倒してきて下さい!!
ここは忍刀七人衆のボクが死守します!」(長十郎)

「………」(メイ)

「長十郎…」(メイ)

(…この子
…里を出てからずいぶん逞しくなった…)
(メイ)

一方、ゲンマやライドウに時空間移動の飛雷神の術の説明を受けながらも水影・メイちゃんは急速な成長を遂げた長十郎にご満悦の様子。きっとメイには自信のない気弱な長十郎の中に眠る潜在能力がしっかりと見えていたんでしょう。それを引き出す為にこれまで手塩にかけて育成して来たんではないかと思います。そんな長十郎にお墨付きを与えるような機微って「死亡フラグ」っぽいよな…と、少しばかり不安になります。でも、ジイちゃんバアちゃんなら兎も角、未だ若い美空のメイちゃん(我愛羅も含む)だけは何卒お残しください(汗)。代わりに土影・オオノキが漢の花火を高らかに上げますんで!!何なら現在捕獲中のデイダラを呼び寄せてC0点火もありますので…(笑)。デイダラだったらやってくれると思うんだけど(笑)。


「用意を!」(ゲンマ)

「綱手様にマーキングが施してあります!
綱手様が戦場に着き次第我々も飛びます!」(ゲンマ)

「了解よ
遅れるのは婚期だけで充分よ!」
(メイ)

…で、ここなんです。先にも書いたけど、ここに青が居なくて良かったわと思うんです。ま…こんな感想書くのは僕くらいのもんでしょうが、結果から言うとメイちゃんの水遁をマダラの火遁対策にする為の飛雷神の術なんです。メイちゃんをマダラの居る場所にゲンマやライドウら火影護衛小隊が送ってく訳ですが、メイちゃんをマダラの戦場に「送れる」を(婚期が)「遅れる」と勘違いしてキレるのがメイちゃんなんです。しかし、今回はそんな事は一切なく、時空間移動を促すゲンマにサラリと「遅れるのは婚期だけ」と何気に独り身をアピるって、青じゃなくてゲンマが相手だからなんですね。つまり、これが世に言う「※」でありまして、今世紀最大の不条理とされる「ただしイケメンに限るの法則」であります。

これってメイの「生還フラグ」でもあって、全てのお話が片付いて物語の大団円でゲンマがメイちゃんとチューしてメイが後ろ向きにブーケを投げるカットでテマリがサクッとキャッチみたいなのが浮かんで来ちゃうんです。だから、ここに青が居なくてメイちゃんが余計なチャクラ使わなくて良かったなと(笑)。それでコマ使われたら尺が収まり切りません(笑)。そのくらい今回のエピソードはギュッと詰まっててテンポがいい。しかし、青が全くもって不必要かというとそうでもなくて、メイちゃんに対する親近感の半分は青が受け持ってますし、青が居たから長十郎も活きました。だから霧隠れの三人は待画作ったもんね。シコシコと…。そう言えば最近は相方の写真でサボってるなと…反省反省(笑)。

「水影…黙れ殺すぞ」(笑)

青・白眼確定(笑)

「長十郎」(霧隠れ・忍刀七人衆)


<バッ>

<カッ>「!!?」(カブト・マダラ)

<ゴッ>(綱手・エー)

「オレが本部へ座標を連絡しておいた!」(ドダイ)

<ドカ>(カブト)

<ザザッ>(マダラ)

<ズズズ…>(陰封印・解
忍法創造再生!!)
<ハァ>(綱手)

<ザッ>「大丈夫か!?」(エー)

<ジュ~…>「ああ…」(綱手)

「バアちゃん…!?」(これ…
再生する術のやつ!!)
(ナルト)

「……!」(マダラ)

マダラとカブトが容赦なく第4部隊に襲いかかりますが、そこに綱手とエーが突然出現しカウンターが決まります。分裂後の無(ムウ)様は受け身も取れないくらい吹き飛ばされてて笑いました(笑)。綱手は創造再生で破損した肉体を修復中。エーは三雷譲りの頑丈な肉体で回避したのかな。しかし、綱手の怪力とかマダラの”須佐能呼”相手に役に立つんかしら?それとも「三竦みの戦い」みたいに口寄せ合戦とかするのか?この戦いの内容には興味があります。特にエーは「雷遁の鎧」を写輪眼対策としてましたし、メイちゃんの純粋な水遁とかどんだけ凄いのか楽しみ。ただマダラがほぼフルスペックで輪廻眼・六道の力を使え、しかも不死ときてるから厄介です。無(ムウ)様は分身の片割れだからサクッと封印かな(笑)。


<フッ>(飛雷神の術)

「うわっ!!」(ナルト)

「生きてるってことは…
遅れずにすんだようね……」(メイ)

「やっと暴れられる…
待ちくたびれたわ!」(エー)

「さあ準備はできた…!」<ズズッ>(綱手)

「………」<ザッ>(我愛羅)

<フワッ>「やはり…
長生きはしてみるもんじゃぜ…」
(オオノキ)

「まさか五影揃って…
共に闘う日が来るとはな!!」
(オオノキ)

最強、集結!!!!!<ザン>

しかし、威風堂々の五影勢揃いでいよいよ持って少年少女誌の王道の見開きで〆なんて素敵です。でも穢土転生のマダラ相手にゴージャス過ぎませんかとも思えます。同時にじゃトビの立場は?的な何処に向かってるんだろう感もありますね。僕としてはイタチのKFB(カブトフルボッコ)に未だ興味津々ではありますが、多分数週に渡って「五影VSマダラ」が続くと思われます。気がつけば今年も後二ヶ月を切り、ホントにイタチは年末年始の法則…みたいな雰囲気です。そして、この分で行くとそう遠くない将来、「終末の谷の決闘」が開催されるでしょう。具体的には来年一杯かと、僕は予想しています…が、まさかの「第二部完」の可能性も(汗)。その時は「自来也外伝」でも挿んで貰いましょうか(笑)。

雷影の左腕は綱手が創造再生で治した!!(ウッソ~ッ)


 
| BLOG TOP |

第562話「己を拾う場所」②

 
<バサッ>(綱手)

「綱手様…!」(カツユ)

<カッ><カッ>「マブイと言ったな
転送の術を用意しろ!来い!」(綱手)

「!!」(マブイ)

「転送の術は物を送るための術です!
口寄せや逆口寄せと違って人は無理なんです!
本来!!」(マブイ)

「ぐだぐだ言ってるヒマはない!
やってみなければ分からないだろ!」(綱手)

「分かります!
早すぎる転送に肉体がついていけず
ズタズタになって死亡するだけです!」
(マブイ)

「かつてこの転送の術で移動できたのは
三代目雷影様だけです!


三代目は強靭すぎる肉体があったからこそです!
三代目の血を引く四代目雷影様ならともかく
火影様はまず無理です!」(マブイ)

「………」(シカク)

「………」(エー)

「少し考えがあります…
飛雷神の術です
ゲンマの小隊をここに呼び
カツユの一匹にマーキングを付けて
転送させれば……」(シカク)

「私はバラバラになっても
平気ですから…」
(カツユ)

「必要ない!」<スッ>(綱手)

「…私はコレを使う」(綱手)

「そういうことですか…… 
でも危ない賭けですよ…
だいたい綱手様は懸けに弱いってのが…」(シカク)

「!?」(マブイ)

「それは金を賭けた時だ…

命を懸けた時は別だ
だから今まで生きてる」
(綱手)

秘書忍って「マブイ」ってんだと想い出しながら、転送の術と来たもんだと(汗)。ま…この流れはダルイが金角銀角戦で「琥珀の浄瓶」を使った時から分かっていましたよね。綱手が戦場を目指すのはトビが「柱間の細胞」を悪用している事実が確定したからだと、僕は考える人なんですが、ま、事の真偽はどうあれ戦争編もいよいよ大詰めに突入ってところでしょう。気になるのは雲隠れの忍のネーミングセンス…じゃなくて、飛雷神の術の存在ですかね。後述がありますが、四代目の時空間忍術は木ノ葉に伝承があったんですね。危険すぎる綱手の転送の術の要請に堪らずシカクが代案として出した様子からは、ミナトのように適時サクサクと使える忍術でなく奥の手的な感じがしますね。

綱手が通常戦闘で戦死しない自身を第一部の大蛇丸戦で自慢してましたが、これって「柱間の細胞」か、その研究と密接に関係してると、僕は考えています。そもそも綱手は柱間の孫ですから、何らかの柱間の遺伝的形質を所有している可能性は高いです。大蛇丸が木ノ葉上層部の要請により柱間の遺伝子情報を弄くって研究した経緯からも柱間の亡骸(肉体)は少なくとも木ノ葉にあったのだろうし、柱間の木遁忍術とか尾獣コントロール能力は生前から特異な能力だった筈で、当時から医療系忍術の研究対象であった可能性は極めて高いです。そして、その機密に木ノ葉の医療忍術の第一人者たる三忍の綱手が無関係であったとは考え難い。それが「柱間の細胞」とトビの「不死認定」の結び付けたのだと思います。

ぶっちゃけ、綱手の「陰封印・解+忍法創造再生」は六道仙人の「陰陽遁・万物創造」を意識した忍術だと思います。綱手は柱間の孫なので「弟系」は確定ですんで、「ある事情」で予め「陰」を用意しておく必要がありまして、それを封印している訳です。オデコのダイヤ(♦)マークに。そして、それをシコタマ溜め込んだチャクラと共に解放して(その為の「陰封印・解」ね)、「忍法創造再生」をドライブしてる訳です。ここ非常に重要で、ナルトの九尾チャクラモードがヤマトの木遁に影響を与え、白ゼツを樹木化させちゃう「生命力」とめっちゃ関係しています。ここで僕が口ごもる「ある事情」が問題になって来るんですが、ある事情で今は書けません(笑)。その内絶命…おっと…説明しますんで(汗)。


「ハァ…」(シカク)

「ら…雷影様!!
火影様に考え直すようにと…」(マブイ)

「うむ…

マブイ
転送の術を準備しろ…
二人分だ!」
<スッ>(エー)

「雷影様まで…!!
シカクさん…!!」(マブイ)

「状況は最終段階まできている
今こそ総大将の出番だ」
(シカク)

<ザッ>「…しかし
マダラはうちは一族…
火遁をどうにかしなければ

勝ち目はない…」(綱手)

「飛雷神の術はあいつの為に
使ってもらう」
(綱手)

ここに来て里影が急に活発に動き始めるんですが、シカクが指摘する様に戦局が最終局面に差し掛かってるからで、六道の力たる天道・地爆天星の二段隕石落としを見せつけられた忍連合としてはうちはマダラが例え穢土転生の傀儡といえども本気出さなきゃいけない訳で、それじゃ輪廻眼・ペイン六道を引っさげて何処かに向かうトビってなんなのさ?!となりますが、ここはグッと堪えて「名の力」ということで一つご納得をば(笑)。逆に戦略性では連合軍がうちはマダラに総大将蓮を投入するのはトビにとっては棚ぼた的で、トビがホントに世界をひっくり返したいと考えてるなら迷わずナルトの本体とキラビを目指して奔ります罠。その意味で、シカクの判断ってホントに正しいのかしらと疑問が残ります。

”暁”は別にこの戦争に勝利する必要は端っから無いんです。外道魔像の尾獣のチャクラを大量に投入したとはいえ、白ゼツ軍団なんて「生きた柱間の細胞」で白ゼツを増殖させた只のお人形さんなんだし、後付けでカブトの穢土転生軍団なんて参加したけど、これも全員命なき人ばかり(死んで無いと呼ばれない術ですんで)。つまり、”暁”は戦局がどう傾こうが痛くも痒くもない訳です。人的損失は連合軍が一方的に被るめちゃくちゃ不利な条件なんです。こんな意味の無い戦争をおっ始める為にトビは「うちはマダラ」を名乗り、その策略にまんまと連合が乗っかっちゃっただけなんです。だから、トビがもしも本気なら連合がマダラに気をとられてる隙にナルトの本体とキラビを確保すると思うんです。

逆に、今回、オオノキの男前な「見得」にも連合軍側にも救いがあって、オオノキが「かつての戦争で奪い合ってきたものとは別のものを皆が手に入れるための戦いじゃぜ!!」とマダラを窘める様に言ったセリフが忍の変革を予感させてなりません。これまで無意味に戦いを戦いで塗り固める様に「痛み」の無限に続く地獄を彷徨ってきた忍が「月の眼計画=無限月読」に対して不信任を下した訳です。その意味で世界は一つになろうとしているのです。しかし、”暁”という世界共通の敵を倒した後、どうなるのか?という明確なビジョンがない点が連合の痛いところでして、やはりマーケティングプロデュース能力で一歩も二歩も”暁”が連合に先んじてると思えます。でも、ま、どっちも一生懸命だわ。

ホント今回は力が要るんでまた切りまーす。


| BLOG TOP |

第562話「己を拾う場所」①

 
「ワシが相手をする!!」(オオノキ)

「無茶だって!!
ボロボロじゃねーかよ
もう!!」(テマリ)

<ザッ>(カブト)

<ザッ>(マダラ)

「………!」<ハァ><ハァ>(ナルト)

<サッ>(ナルトに駆け寄る我愛羅)

「もう少し術を試したいんだが……
もう踊れそうにないな…
オオノキよ…」(マダラ)

ナルトの(今にも…消えちまいそうだ…)の頑張りに揺り動かされたのか、オオノキのやる気スイッチが入りました。先週、心配した「ワシらがやる」「ら」に我愛羅も入ってんのかしらと心配しましたが、そこは人格者・オオノキですんでちゃんと「ワシが」に修正してきました(笑)。これは我愛羅は同じ影だけど死なせないという宣言なんだと思います。一方、我愛羅が影分身のナルトに駆け寄るのは護謨のドダイが戦力としてナルトを保護したのとは違うベクトルで、恐らく親友としてナルトの身を案じた自然な行動でしょう。我愛羅は人柱力経験者ですんで、尾獣チャクラを享受する九尾チャクラモードが持つリスクを充分に認識してるんだと思います。影分身でも本体のモニタリングは可能なのでしょう。

我愛羅もナルトを心配してる場合じゃないくらい疲弊してる筈で、マダラの隕石落としで一命を取り留めた第4部隊の残存勢力は押し並べて気力体力チャクラ共にギリギリでしょう。そんな現状を見透かすのがマダラで、息も絶え絶えのオオノキを高みから見下ろします。しかし、火遁”須佐能呼”輪廻眼・六道の力(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道)と木遁の他にどんな隠し球があるんでしょうか?うちは一族のベイシックには火遁チャクラがあり、炎遁で火遁を操る血継限界チャクラの一方に風遁があるとすれば、超攻撃的な風遁忍術とか、天照や大規模火遁攻撃を炎遁、或いは風遁の補助で威力を増すコンボがあるんでしょうか?マダラと言えば芭蕉扇(うちは)を口寄せするのかもね。


「………」(オオノキ)

「……
何だその顔は…
昔一度力の差を教えてやったハズだが…?」(マダラ)

「なぜ!?…話が違う!!
柱間殿は……」(オオノキ)

「同盟などない…
木ノ葉の力の前にただ従え!
それと…オレの前で
その忍の名を口にするな!」
(マダラ)

エリート意識の極めて強いうちはの頭領らしいマダラの高い所からの物言いに、オオノキは封印した記憶の扉を抉じ開けられます。描き方がめっちゃ淡白でオオノキが「己」を捨てざるを得なかった経緯がイマイチよく解りませんが、きっと先の隕石落としのような神々しいチャクラを見せつけられたんじゃないでしょうか。前に寝起きの悪いサスケに恐怖心を持たない筈のサイが怖じけ付く幻術だかチャクラだかを見せつけられた威圧力がうちはの瞳力にはあるのだと思われます。しかし、「血継淘汰>血継限界」の割にはオオノキの横に突っ立ってる二代目土影・無(ムウ)様なんてちょっと木偶の坊過ぎますね(笑)。何気に背中の二刀掛けがカッコ良い…もしかしたら無(ムウ)様の大戦装備なのかも知れませんね。

それとオオノキが「己」を捨てたのが、まだうちは一族の頭領として木ノ葉にマダラが留まっていた時系列であることが分かります。マダラは一応、万華鏡写輪眼ですかね。絵柄が小さくて三つ巴文様なのか、マダラの万華鏡文様なのか判別ができませんが、無(ムウ)様を木偶の坊にさせ、オオノキの「己」を捨てさせる圧力を考えれば万華鏡写輪眼であるべきかな…と思います。しかし、永遠の万華鏡写輪眼の文様ではないのでイズナが存命してる時期で、柱間VSマダラの「終末の谷の決闘」のかなり前ではないかと思います。オオノキも「柱間様」と呼び「火影」とはしてないので、柱間とマダラの抗争が激化する前でしょう。勿論、一国一里のシステムができる前だろうから指揮系統を含め混沌とした頃と思われます。


「…ワシら忍はずっと戦いに明け暮れてきた
自国と自里の利益のためだけにずっと戦い続け
他国と他里など省みずただ奪う!


奪っては奪われ…奪われては奪い返す…!
憎しみは膨れ上がり三度も戦争をした!」(オオノキ)

「それが生きていくということだ
その歳まで生きて過去の痛みから何も
学んでいないとはな」
(マダラ)

「アンタよりは長く生きてる!
…学び一回りした!
過去の痛みを知るからこそ
どう先へ繋げていくのが最善かを
考えることができる!」
(オオノキ)

「で…また四度目の戦争だ…
これが最善ですか?」(カブト)

「この戦争は違う!
かつて戦争で奪い合ってきたものとは別のもの
皆が手に入れるための戦いじゃぜ!!」(オオノキ)

「………?」(マダラ)

「こいつらを見ていて
時はただ刻むだけではないと分かった……
世界は過去を重ねて
ゆっくりとだが成長をしておる

…平和へ向けてのう」(オオノキ)

オオノキはマダラを前に自分の成長を語ります。「一回り」の解釈ですが、マダラとの接見の雰囲気から考えると100年でもいいかな…と思います。オオノキが100歳で、「己」を捨てた小僧時代が10歳と仮定すれば、マダラとの接見は90年程前の時系列になります。「胸騒ぎ」の行でガマ寅(巻物蝦蟇)が自来也にマダラ存命説を真っ向から否定してますんで、『NARUTO -ナルト-』の世界観の寿命も100歳辺りがボーダーで、その意味でオオノキは大変長生きで充分天寿を全うしたと言えそうですね(笑)。その影に弛まない研鑽と学びがあった…だからこそ、マダラの諦めの中に満足を見出すような情けない生き様を否定できる自分の生き様を見つける事ができたのだと、僕は思います。

オオノキは一時、”暁”に傾倒し、安易に利益を得る方法を選択しました。しかし、それは各国が抱える財政難やそれに伴う軍縮の流れと、優秀な傭兵としての”暁”のコンパクトさが上手くマッチしていたからで、当時、天道・弥彦が高らかに掲げた「世界征服」の前段階にあった「戦争のコントロール」を企図した”暁”のマーケティングの勝利であり、各里がこぞって水面下で”暁”と繋がっていた事実も一定の合理性が感じられます。その考え方のベースには自分の仲間の血を最小限に留めたい利己的な愛があったんだと、僕は思います。そうじゃなきゃマダラと同じ思考で永遠にループした事でしょう。オオノキが若僧・我愛羅の一言に改心できたのは、オオノキが自分以外の誰かを愛せる人だったからだと思います。

我愛羅がナルトを大切にする気持ちがオオノキに希望を与えているのです。自分以外の誰かを感じ、交わり繋がる。そうやって人間は世界を築いているのです。誰かが誰かを愛する…その連鎖が絆なのです。オトナならば子供の頃から自分の周囲に空気の様に存在した愛に感謝できる「今」があるかと思います。そう気付けるのは誰かに愛を与える自分が居るからです。だから、人生は後悔そのもだと皆知っている。空気のようだから気付けない「愛」がある。その幸せに感謝して欲しい。自分が気付いてからでいいから。僕らが現にこうして生きている事実は「愛」の存在を証明しているのです。僕らは「愛」を当たり前の様に享受しているのです。この極めてシンプルな世界の成り立ちを受け容れる時、人は誰かを愛している筈です。

オオノキの愁訴とは、「愛」に目を背けるマダラへの痛烈な批判でありましょう。恐らく、「うちはの石碑」にはより強い瞳力の獲得を教唆する内容が記されてると思います。写輪眼を覚醒したら、万華鏡写輪眼。万華鏡は時限付きで閉じる袋小路。でもそれを回避する手段がある。永遠を手に入れたら次は輪廻眼。神の力を授けよう…しかし、その対価として「愛」を捨てさせる仕組みになっている。うちは一族の消滅とは「うちはの石碑」の必然の上にある訳です。うちは一族の悲運とは「うちはの石碑」のミスリードによる人災であります。その張本人が六道仙人なんだけそ、何でそんな事をしたのかはお話の旨味を削ぐので今は書けない…。でも、人は、世界は時(過去)を重ね成長する。極々、自然な事なのです。


「世界は
これ以上成長する必要などない

無限の月読みの幻術の中で
眠っていればいい」
(マダラ)

<スッ>「…かつて…
アンタがワシに己を捨てさせた…
じゃからアンタに勝ち…己を拾う!


眠るのはアンタじゃぜ…!」<フラフラ>(オオノキ)

「………」(我愛羅)

<ガクン>「くっ…」(オオノキ)

「土影殿!!」(ドダイ)


<サー…>「!」(オオノキ)

「さあ…
一緒に拾うとしよう」
(我愛羅)

「年寄りに若い奴らが世話をやきすぎると
文句を言うのが決まりなんだが…!」

「フン!
今回ばかりはおせっかいも
認めてやる!!」(オオノキ)

「…まだ踊れそうだな」(マダラ)

「己の為に!世界の為に!
お前はここで倒す!」(
オオノキ)

マダラは「うちはの石碑」の指示の通り「力のヒエラルキーの頂点」を極めた忍。六道の力。神の力。そのやり遂げた感が自らの成長を否定するのだと思います。無限月読が示す「月の眼計画」はそんなマダラの立案だと考えて差し支えないでしょう。ちなみにマダラとトビが一枚岩でないのは、輪廻眼を備え、自ら六道を名乗るトビがその瞳力で外道・輪廻天生の術を発動し、マダラを復活させない事実からも明らかでしょう。ここで僕はオオノキの男前な見得に心底感動しました。オオノキは自分が与えられた愛に気付き感謝できる人であり、誰かに愛を注げるオトナに成長できた人なのです。チャクラがどうだとか、忍術とか剣技とか体術とか、そんな下らないスキルじゃなくて「人間の力」に目覚めた人なのです。

時はただ刻むだけではない。時(過去)を重ねて人は、世界は成長しているのです。すっごい昔に書いたお話だけど「サスケは何故、甘ったれなのか?!」(アイデンティティ)で、「足し算」「引き算」の考え方が人生にはあると、僕は考えております。「過去を重ねる」とは正に「足し算」であります。よく「歳をとる」と申しますが、正確には年齢とは「重ねる」ものであります。人間、死ぬまでズーッと勉強です。それは成長しているという事です。オオノキは既に「己」を取り戻したと言っていい。そのくらい男前な見得でした。それが届かないマダラってどんだけ鈍いんだか…(笑)。何でも見える筈の輪廻眼が一番のミスリーダーなんてお節介もマダラには決して届く事はないんだろうな…。

ちょっとが要るので区切ります。



| BLOG TOP |

| BLOG TOP |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。