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第617話「忍び舞う者たち 其ノ弐」④

 
(フッ
オレももう少し
力を貸してやるか…)
(マダラ)

<スッ>(マダラ)

<ピクン>「!!」(シカマル)

<グググ>(十尾)

<ズズズ>(十尾)


「ナルト
今のうちだ!!行け!!」
(シカマル)

(くそ!力で押される…!!)(シカマル)

<ズオオオオ>(十尾)

(尾獣玉!!)<ドッ>(キラ尾)

<ブン>(一閃!!)(ミフネ)

(風遁・大掛け網!!)<ブオ>(テマリ)

<ドドドド>


「ハッ」(マダラ)

「フン!!」(オビト)

<ぐ><ググッ>(十尾)

<ズン><ズン><ズン><ズン>(十尾)

<ゴゴゴ>「ぐう!!」(忍連合)

「フン…
一度掛けてしまうと
死なねば消えぬ呪印…

日向の宗家と分家が
生んできた忍の呪い……

カゴの中で死を待つだけの存在

……いい暗示
お前らはさっき
犬死にしたガキと同じだ」
(オビト)

「………ネジの……」(ナルト)

「オオオオオ」(忍連合)

「ネジの意志は—」(ナルト)

<ザザ>(忍連合)

「……!!」(マダラ)

<ズバ>「まだ死んじゃいねーんだよ!!」(ナルト)

忍連合九尾のチャクラが行き渡り、攻撃力が三倍以上に跳ね上がった局面をマダラが敏に察知して動く…んですが。僕は十尾の操作系は生者たるオビトがマダラに優越していると考えていました。しかし、マダラの余裕のブッコキ方というか、ゴメン!!まだ本気出してなかった…といった雰囲気が漂っております。オビトは柱間の人造体(柱間細胞)で身体の欠損部分を補完し生命を維持しているので柱間細胞との親和性が高いので、柱間細胞を身体のあちこちに組み込んで、マダラに改造された外道魔像=十尾のコントロール権はマダラよりもオビトにあると、僕は考えています。心転身の術(ep616)が十尾の眼(十尾眼)に照準が合わされてオビトを縛ってるから明らかにオビトと十尾は繋がっています。

もしもマダラが十尾の操作系をオビトと並列で接続されていたなら、心転身の術影響が及ぶべきなので、それがなかったって事はやはり十尾をコントロールしているのは今のところオビトと考えるべきなのではないかと思います。しかし、ここでマダラが(力を貸してやるか…)と印を一結びして奈良家の総力を結集した影真似の術を力で押し返しています。マダラはナルトの影分身が戦場を縦横無尽に疾走して九尾のチャクラを供給しているのを見てて、(オレも…)となってるので、この場合、マダラの言う「力」とは「チャクラ」であれば描写との整合性が得られそうです。もしかしたらキラ尾の特攻のお陰で尾獣玉を暴発させてしまい弱り目に祟り目の十尾にマダラは六道・輪廻眼のチャクラ提供したのかも知れません。

マダラのチャクラ量は穢土転生のチート設定で無限ですから(汗)、何ぼでも渡せそうです(笑)。それにマダラは生者ではなく死者扱い…これも穢土転生の所為なんですけど…マダラは十尾の人柱力になる要件も満たしていません。十尾のこれ以上の変態に際して穢土転生のままでは対応不可で、その為にオビトに外道・輪廻天生の術を発動させて生者になる必要があります。つまり、マダラとしては現状…穢土転生の身で十尾と関わっていても先がないのです。だから、十尾への関与が遊び半分なのかな?と、僕は思います。多分、マダラだって十尾を見るのは初めてだろうから、いろいろと興味があるのではないかと思います。それで忍連合を相手に十尾の力を試しているのです。

マダラには完成体・須佐能呼がありますから、ホントは十尾なんて必要ないのかも知れません。しかし、オビトが月の眼計画を焦って外道魔像覚醒をおっ始めてしまったから、取り敢えず十尾を見てみるかと物見遊山だったのではなかろうかと思います。そう考えるとマダラの雰囲気と描写の流れが上手くフィットします…僕的に(汗)。しかし、マダラもこれ以上、十尾に変態されてしまっては制御できませんから、マダラが十尾肩入れする(=力を貸す)意味がありません。それでも仕方ないと思うのはオビトを守りたいからではないかと思います。オビトに死なれてはマダラを輪廻天生させる手段が無くなってしまうもの(汗)。文字通り、オビトはマダラの生命線なのであります。

マダラはオビトの気の済む様にさせてるんじゃないだろうかと考えてるんじゃないでしょうか。十尾の元となる外道魔像は月から口寄せした筈なので、何となれば口寄せを解き、一旦月に返す事も可能でしょうから、折角集めた一尾〜七尾のチャクラは無駄にはならんでしょうし、代用品の八尾のタコ足と穢土転生の金角銀角はサクッと排除する術(すべ)もマダラにはあるのかも知れません。しかし、何ともデリケートなのがオビトの扱いなんだと思うんです。マダラにしてみればオビトに外道・輪廻天生の術を発動させねばなりません。恐らくそれもオビトが十尾を操る様に、オビトに仕込んだ柱間の人造体(柱間細胞)でマダラがオビトを何とかするのでしょうが、今は邪魔も多いです。

しかも、オビトはナルトに何をか期待している風でもあり、マダラはそれを物凄く警戒しています。また、キラビやナルトが死んでしまうのも八尾と九尾の復活に一定期間猶予が生じるので美味くない(汗)。かと言ってこれ以上、ナルトの男前にオビトを曝すのも得策ではないのでマダラが動くのでしょう。あと、ネジの意志云々は忍連合の全ての忍にネジへの想い入れがある訳ではないので、やはりそこはナルトのカリスマとナルトが供給する九尾のチャクラの中に込めたメッセージが波及した結果と考えるべきでしょう。そして、先陣を切るナルトやリーが一種の神輿のような役割を担い、精神的な一体感を強めているのだと思います。状況は忍連合押せ押せなんだけど、未だマダラは盤石と、僕は考えています。

あと少し…続きます。

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第617話「忍び舞う者たち 其ノ弐」③

 
<プルプル><プルプル>(十尾)

<ゴウ>(ナルト)

(前回よりもはるかに強く
…多い…)
(カカシ)

「…さっき聞いた一連の情報で
確かめたいことがある…

お前は神威で時空間を行き来した上
八尾までまるごと出し入れできたのは…


九尾のチャクラをナルトから
もらったおかげだと言ったな」
(シカク)

「ハイ…正確に言えば
九尾にチャクラをもらいました」(カカシ)

「お前の”できたのは”という言い回しからみて…
九尾のチャクラ無しでの神威は有りと無しで
違うと感じた?
カンタンでいい
説明してくれ」
(シカク)

「…おそらく…3倍以上の力です
それまで神威で飛ばせる回数も大きさも
大したことはなかったですから…」(カカシ)


<パチン><ブォ>(ナルト)

<パチン><ブォ>(ナルト)

(ほぼ渡し終えたか…)(九喇嘛)

(…フン
貴様の思い通りになったな四代目火影…!

今ワシのチャクラにリンクできるのは
クシナの血を引き
人柱力として長年付き添うことになった

ナルトだけだ……

そしてナルトはワシのチャクラを
他の忍共一人一人に合うように
感知し変換させ渡すことができるほど

器用に成長した…
まあ…ワシ自身もナルトを介せば
誰にでもチャクラを渡せる
ミナトてめーがナルトに自分のチャクラを
組み込んで渡したやり方と同じだ)
(九喇嘛)

「……」(九喇嘛)

(こいつはもう…

とっくにてめーらを超えてるぜ
リンクするチャクラ量も渡すチャクラ量も規模が違う!

クシナ ミナト…
ざまぁねーな!てめーら
ナルトのガキに負けてんぜ
クク…)(九喇嘛)

<ザザザザン>(忍連合)

(まぁ…これが貴様らが
ナルトに繋げたかった力なんだろーがな)(九喇嘛)

キッ神って何が凄いって、一般的にはその画力の高さが評価されてると思うんです。まるで一眼レフのレンズを巧みに交換する様に超口角でパースペクティブ(遠近感)を協調して、同時に不安な気持ちを訴えたり、これはきっと将来的に漫画の教科書に載って…なんて、僕は何度か予言を(笑)。きっとキッ神がカメラにハマったら迷わずレンズ沼に沈むんじゃないでしょうか。それで素晴らしい画をやはり切り取ることでしょう。それだけじゃなくナルトが多重影分身で湧いて出た時も不思議にスッキリとしたカットが描かれるのは線が極限に整理されてるからだと思うし、ちょっとした表情に複雑な心模様が明解に表現される…列挙すると朝まで係るので割愛しますが兎に角ハンパ無い(汗)。

でも、それ以上にキッ神って凄い!!と思えるのが「ネーム」なのであります。例えば、ここでカカシがナルトから提供された九尾のチャクラ豊かさに驚くシーンで、これを作戦の鍵と決めるに至るシカクの思案というものを最小限のやりとりで非常に明解に示しています。シカクが物凄い遠隔地で視覚情報のない状況で、カカシのちょっとした発言からその取っ掛かりを見出す頭脳明晰を簡潔に表現し切りました。カカシは自分を包む九尾の鎧が自分の能力を底上げする事実に気付いていたのでしょうが、シカクはそれが忍連合全体に波及するオプションが想像できた訳で、この発想力はハッキリ言って非凡でしょう。カカシはそれを言葉にしませんが賞賛しています。

カカシが自分に提供された九尾のチャクラの有り様と同時にシカクとのやり取りを思い起す…ということは、そういう事でありまして、物凄く複雑な気持ちとか経緯など一切合切を纏めてスパッと表現しちゃう御業こそキッ神なのであります。技術的な評論など僕程度の輩が吹聴するのは如何にも不遜ではありますけれど、ここは黙っちゃ~ァいられねェ!!そのくらい技術が詰まっておりまして、それをサラリとこんな風に惜しげも無く使っちゃうお大尽さって底が知れません。ちなみに、岸本斉史大先生のナル×ジャンの愛称は確か「キッシー」だったけど、いつからか「キッ神」になったのは、余りにもキッ神好き勝手にサイコロを振る!!…じゃな・く・て、ホントに神様だと思うからなのね(閑話休題)

それで今回は九尾・九喇嘛がどんな風にナルトを見てるかってところに注目してみようかしらと思います。九喇嘛”尾獣モード”における多重影分身を許容したお陰で忍連合全体に思いの外早く九尾のチャクラの受け渡しが完了します。その光景を九喇嘛はナルトの中から見てる訳ですが、ナルトの手際が余りにも良過ぎて九喇嘛も驚いているんだと思います。そして、ナルトの仕上がり具合を今は亡き(九喇嘛が殺しちゃったんだけど…)クシナとミナトに報告するかのように思い巡らせるんです。九喇嘛オッサンさ加減と言いますか、ナルトを育てたのはワシや!!とまで言っちゃいそうな勢いに、如何にも偉そうに『NARUTO -ナルト-』の凄さを吹聴してしまう自分とを重ねる不遜(笑)。

きっと、ズーッと一緒に居るってそうなんだよねー…と、もし九喇嘛と一杯やる事があるなら、僕らは美味しいお酒が飲めそうな気が致します(笑)。僕が『NARUTO -ナルト-』を見つめるのと同じ様に九喇嘛は全てを見てる筈なんです。何せナルトが生まれた直後から誰よりもナルトの近くでナルトの大冒険を味わってるんですぜ。そりゃそうでしょうよ。そんな九喇嘛と同列に自分を語るのはどうよ!?と自分で自分を戒めつつ、九喇嘛”よく頑張ったオレ!!”的な高揚感に激しいシンパシーを感じて、今回目頭が熱くなりっ放しであります。僕はナルトが思いやりを最大限に発揮した結果、九尾の毒性を除去して渡しているのだろうと考えていたんですが、どうやらそれ以上だった…!?

”一人一人に合うよう感知し”とありますので、恐らくチャクラ性質や得意忍術に必要な成分を検出してナルトが調合・調整していたのだから、本来は有り得ない一人でチャクラの五大性質の性質変化をやってのけたのではないでしょうか。つまり、ナルトは輪廻眼を装備し開眼した長門と同等かそれ以上のスキルを、九喇嘛が驚いて腰を抜かす…までは行かなくても…”オレが育てた!!”的な喜び方を示すくらいに上出来な仕事を、これまた九喇嘛の予想を大きく上回る程短時間で達成するおまけ付きの所謂御の字の出来る子のナルト…それは勿論、ケルベロスの予想の斜め上(しかも遥か上)でありまして、それが何とも誇らしき頼もしく喜ばしい。それが九喇嘛と僕の酒の肴(さかな)なんだわさ(笑)。

恐らくナルトは六道の子たる系譜にあると思われます。宿八でしたかトビ(オビト)の半落ちでナルトの中に柱間を感じる…云々がありましたけど、ナルトは特別な子でありまして、ミナトはその子に九尾を託す意味を充分に理解しており、それが必要な敵の存在に対する認識がそれ以前にあった筈です。そして、そうなる必然と予測をあの九尾事件の段階でやってのけたミナトに対するリスペクト(尊敬)が九喇嘛には在る。そして、そんなミナトの子をミナトが予想した通り好きになってしまった九喇嘛がクシナとミナトを小馬鹿にするのは、そうでもしないとここまで青写真通りにハメられた自分がいたたまれないからです(笑)。こうでもしなきゃ今ここに九喇嘛が居る面目が保てない(汗)。

九つの名前と約束のチャクラ…それは尾獣共の信託であります。それは十尾として六道仙人の中に居た時とは違う形で導かれることになる自分達の運命を託せる者とナルトを認めた証なのです。ナルトは六道仙人予言した存在だと、当事者たる尾獣共が認めた訳です。そうして、その期待通りナルトは自らを変革し、世界を変革しようとしている。そして、その後ろ盾を九喇嘛が努める。その誇らしさこそ、九喇嘛が噛み締める達成感であり、何はなくともクシナとミナトに報告しなきゃならぬと九喇嘛が思ってしまうナルトの成長っぷりなのであります。こんなに頼もしいナルトの晴れ姿が嬉しくないですか!?涙がチョチョ切れないですか!?ご同輩!?九喇嘛の気持ちが染みて来ませんか!?同胞(はらから)よ!!

僕らは人の成長を感じているのです。単なる落ちこぼれのいたずらっ子に過ぎないナルトがいろんな試練を経て見事に大成して行く様を、僕らは十年余に渡る月日を費やして賞味しているのです。その中で自分も変われた。ナルトみたいにヒーローでも救世主でもないけれど、僕らは僕らの人生における主人公なのであります。そして誰かに愛され今、ここに居る有り難さ。それを喜ばしく黙っていられない気持ち。感じるでしょう。僕らの中に宿る温かな気持ちを。それは誰かに愛されたと感じられるからこそ育まれる感情なのです。そして、それが人と人は繋ぐのだと、僕らは学んで来ました。誰かに自分が愛された想いが誰かを愛する事で繋がって行くのだと、僕らは気付かされた…。

ナルトの中の”九尾”とは何なのか?!

そのお話は近い内、必ず…続きます。


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第617話「忍び舞う者たち 其ノ弐」②

 
「……」(リー)

「…………」(リー)

(本当のネジを…

ここに…)
<スッ>(リー)


無駄だよリー…
努力したところでお前にオレは倒せない…
これは決まっていることだ

ライバルなら他を当たれ…」(ネジ)

「…オレの負け試合…見てたのか…?
…なぁ リー…オレは今まで…」(ネジ)

「リーいつかお前の剛券とオレの柔拳…
どちらの拳が上か…本気で戦ってやる…
ただし…

…オレの目の黒いうちは負けはしない!」(ネジ)

<スッ……><ゴウ>(ナルト)

「…それを言うなら
目の白いうちはじゃないの?
ネジの場合!」(リー)

「ん…?ああ…うん…まぁ
とにかくライバルとして
オレが居るってことだ」
(ネジ)

<スッ…>(リー)

ネジの骸を抱きかかえて泣きじゃくるリーが一瞬ナルトの言葉に我を取り戻します。リーは自分の胸をそっと押さえる…。そこには自分の命…それとネジが確かに息衝いている。リーは自分の中に止まったネジを掻き集める様に思い返します。そこには傲慢な頃のネジも居ました。そして「敗戦」を機に変節するネジ。この「敗戦」とは恐らく中忍試験(第一部)の対ナルト戦でしょう。あれはネジの人生を大きく変えるイベントだったんですね。ネジの人格形成には「呪印」が大きく関係していて、それは名門・日向一族硬直させる呪いそのものでありました。ネジは深い深い闇の中に居ました。しかし、その闇の中からナルトが救い出してくれた。ネジはそれを足場にして日向の呪縛を撥ね除けました。

ネジがサスケの様に落ちまくらなかったのは、中忍試験以降をヒアシが支えてくれたからだと、僕は考えています。サスケの場合はネジよりももっと複雑で眼の覚醒にまだ何段階かの試練があったから、取り敢えず大蛇丸に預けられましたよね(汗)。ヒアシはネジをネジの父・ヒザシに代わり関わりを持ちました。それは親代わりを努めたという事であり、具体的にはネジの才能を認めるという事から始まったように思います。ここいら辺も大蛇丸に似ているのだけれど、大蛇丸はサスケを欲しがる蟒蛇(うわばみ)で、いつか食べちゃおうと思ってたのね。しかし、ヒアシモズかホオジロの様にカッコウ・ネジ我が子として育てましたから(”托卵”と言います)、その違いは途方も無く大きいでしょう。

非常に余談ですが、うちは虐殺以降、サスケの親(父母)とは正しくイタチでありまして、大蛇丸はサスケが育まれる巣の外でヨダレを流す蟒蛇(うわばみ)だったのですね。しかし、その蟒蛇もサスケに「知恵の実」を運ぶけったいな役割を持っていたので、おせっかいな近所のおばさんみたいな感じですかね。その歪さが削り取られた今となってはもっと近しい気持ちが大蛇丸を支配していて、サスケとの関係性が何とも気持ちいい訳です。アレかな…自分が小さい頃を知ってる子って大きくなってからも可愛いから。こんな僕でもその子の為に何かしたいと心の底から思いますもの。だから、復活した大蛇丸がサスケに世話を焼いて言われるままにナビゲートしちゃう気持ちは痛いほど解ります。

話を戻すと、ヒアシは正しくネジの親の様にネジを導いてくれたんだと思うのです。宗家の庭でネジに修行をつけるヒアシがネジの才能直視しています。ヒナタの現状を鑑みれば、宗家としてそれは在ってはならない事なのだけれど、ヒアシはネジの才能を認め、それを伸ばす努力を惜しみませんでした。マザーテレサ『愛の反対は憎しみではなく無関心』と仰っておられますが、ヒアシはネジに関心を寄せたのです。宗家だ分家だ…という名門・日向一族の掟を超えてネジと向き合ったのです。それは既に日向の呪いから救われたという事でしょう。ヒアシ興味とか関心がネジに向かいネジを支えたから、ネジはナルトへの敗戦以降もネジ曲がらず道を踏み外さず歩めたのです。

ネジはヒアシされたのです。そしてネジはその心地よさを無駄にしなかったのです。それがネジを更なる高みに押し上げたのです。ネジはヒアシや自分を活かしてくれるに気付けたのです。それはヒアシがネジに向けた興味や関心が大きいのだと、僕は思います。誰にも才能はあるのです。この世界の子供ら全て「天才」は宿っているのです。人は誰しも何かの「天才」なのであります。そして、それを見出し育むのは親の役目。また、ネジの傲慢さとは「無関心」であったと、僕は思います。しかし、ヒアシが向ける視線の何と温かな事か。ネジはそれに心の底から感謝したのでしょう。ネジの心はその温かさに真に解放されたのだと、僕は思います。向かうべくしてネジの関心はリーの才能に向かった…。

ネジはリーをしたのです。べ、別に性的な意味では無く、興味と関心を持って二人は関われたのです。リーはネジの言葉を掻き集めながら、ネジが自分に向けてくれた気持ちを想い出します。泣いてる場合じゃない。もう泣いてなんか居られない!!その瞬間、ナルトは何も言わずリーの背中をそっと押すのです。この男前が!!解りますか!?ネジはリーの胸に今も居るのです。ネジがリーに迸らせた関心が今も在るのです。ナルトが余計な言葉を付け足す必要はもうありません。ナルトは無言でリーの背中を押し、そっと温かいチャクラを流し込む…。これは既にイタチ兄さんとかヒアシと同じ「親の所行」なのです。そしてこの見事なまでのナルトの成長気持ち悪さに、図らずも僕は涙してしまうのです…。

続きまーす!!

またヒアシとヒザシが入れ子…ヒエーッ!!(修正済)


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第617話「忍び舞う者たち 其ノ弐」①

 
「ここか……」(サスケ)

壊れた鳥居キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

今週はいろいろとありまして(先週が押せ押せだっただけなんだけど)チャクラ切れで一番最後の頁のワンカットから始めさせて頂きます(汗)。しッ、しかしですよ!!大蛇丸ご一行の後ろに壊れた塀と鳥居…これって南賀の神社じゃない!?つまり「うちはの石碑」がある場所。サスケもよく知る場所もクリア。…って事で、サスケサイドでは「うちはの石碑」の謎が大蛇丸のナビゲートでいよいよ白日の下に曝されるのかな…と思います。そこで兄系の役割とか六道仙人が何で自分をバラバラにしたのかの説明があるんではないでしょうか。そうなればサスケは自分が何をすべきかを理解すると思うんです。一方のナルトはサスケと「一緒に死ぬ」とかなんとか言ってますんで…(汗)。

ナルトはサスケと添い遂げる気満々ですな(笑)。だから、お話は一気に「終末の谷」に傾れ込めるでしょうから、新しい敵なんてのが出現する心配なんてなくなります。いや待てよ…南賀の神社うちは一族の地下組織である「道」なんかが現れて、その中の一人は天井からぶら下がってて「大蛇丸はオレがぶっ殺す!!」なんて言ったら…(汗)。か、か、ICBMの発射スイッチは何処ですかー!?ポチッてもいいですかー!?(笑)ワナワナ…スミマセン最近、ピンク色のワニの行列が見えて(江◯寿史病?)。近頃は疲れも蓄積しておりまして、何とか早い事お話をて頂かねば辛抱も堪らんし身体も持ちましぇーん(笑)。それに皆さんとも早い事「反省会」(ですか?)なんかも開催したい!!

…と言う訳で、なるったけ早くナルトとサスケが本気でを交えられるように大蛇丸には頑張って頂きたいと思っとります。しかし、写輪眼を持たない大蛇丸がどうやって「うちはの石碑」を解読したんかしら?と考えると、大蛇丸のおもちゃ…いやはや…実験体のイザナギユニット・ダンゾウとか写輪眼のカカシ協力したんかしら…と思ったりして、そうなればカカシの万華鏡写輪眼の再覚醒(リンちゃんの死のタイミングでオビトと共に万華鏡を開いていますので…)に大蛇丸が関与してる線もまだまだアリかな…と目薬(笑)。第四次忍界大戦の方は何だかマダラが本気じゃないような感じを漂わせててちょっと嫌な雰囲気なんですが、何だか強そうな大蛇丸に心の底から期待してしまうのだ!!

大蛇丸の肩幅広ッ!!まさか…安全地帯!?(←ふ、古ッ!!)

続きまーす!!(ちょびっとでゴメン)


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第616話「忍び舞う者たち」④


マダラにオビトが突かれて十尾を動かしてそれをチョウジが倍化の術で受け止めるところから、いのの心転身→シカマルの影真似の術の連係…所謂、猪鹿蝶の行割愛させて頂きます。お時間もお時間ですし、賞味期限切れということで(汗)。この部分には親と子の絆みたいなものが描かれていています。僕が大変気持ち良くなるのは、子がの思う様に上手く成長を遂げているところなんだと思います。いのもシカマルも非常に出来が良く、特にシカマルは出来過ぎなくらいで気持ち悪くも在ります。少年少女は彼らが示す良き子供像にプレッシャーを感じる事無く自由に育って欲しいと、子を持たぬ身ながら不遜にも願ってしまいます。しかし、伸び盛りに「こう在らねば…」と考えると窮屈じゃないですか。

オトナになれば他人の目を意識して行動せねばならなるんだから子供の時くらい自由に奔放に生きるべきなんじゃないのかと、僕は思うのです。だから、いのやシカマルみたいな良い子にならなくてもいいですよ。しかし「悪い子になれ!!」と励ましてる訳じゃなくて、頑張らないで欲しいな…と思ってます。しかし、オトナはいのいちやシカクの様に在るべきなのだろうと思います。彼らは子供をよく見ています。子供らのひたむきな努力というものを見逃さなかった。それを作戦本部が消滅するまでの刹那にちゃんと伝えています。他にもいろいろとあるだろうに、その一点をちゃんと踏まえるのは凄いです。オトナは子供に「頑張れ!!」じゃなくて「頑張ってるね!!」と言うべきなのです(閑話休題)。

「ネジィ~~!!」(リー)

「リー…もう泣くな…!!」(ガイ)

<ザッ>(ヒナタ)


「う~~~」(リー)

「リー…」(テンテン)

「リーよ…
我らがネジの想いを捨てぬかぎり
ネジは我々の中で繋がり生きている…!」
(ガイ)

「……
お前らにいいことを教えてやる…

その繋がりが今のオレを作ったのだ
それは強い呪いでもあることを
知っておけ…!!」
(オビト)

「……」(ナルト)

「ナルト……
オレが言ったんだよなお前に…
”仲間は絶対に殺させやしない”と…

アレはな…
オレ自身に言い聞かせた
戒めでもあるんだ
…オレは今まで多くの仲間を
守れなかった


だから今度こそ仲間を守ると口にする…
だがその度に仲間を守れなかった事実を
見つめ直すことになる


その”傷”と…
一笑向き合っていくことになるんだ…」
(カカシ)

「だから忍び耐える者…
忍者なんだろオレ達は


忘れさせてなんかくれねーよ」(ナルト)

「……」(カカシ)

「…そもそもその傷が
仲間がここで生きてるってことじゃねーのかよ…


夢の中で
自分が傷つかねーよーに作った
仲間なんて本物じゃねェ…

それって本物の仲間を消すってことだろ…」(ナルト)

「……」(リー)

「呪いだろーが何だろーが
オレは本当のネジをここに置いときてェ!!」
(ナルト)

<グッ>(ナルト)

強力な九尾のチャクラをナルトがチューニングして連合軍の忍に供給して各個の忍術を強化する。一発目にドンピシャの心転身を2秒と持たずに弾かれましたが、それを九尾のチャクラで強化すれば何とかなる…とシカクは考えたのでしょう。「何とかなる」というか、「何とかしろ!!」という願いだったのかな。作戦本部は直ぐに消し飛んでなくなってしまうので、後の事は「自分で考えろ=お前なら何とかなる!!」というシカクのシカマルに向けたメッセージに他ならないでしょう。シカクにそれを言わせるほど、シカマルはシカクを安心させる存在だった…そうなっていたのだと思います。ぶっちゃけ今まさにシカクが消えてしまうから、シカマルはシカクの痒いところに手が届く子を曝け出すのです。

これが今日寝て明日会えるならこんな風には接しないです。もう会えないからシカマルはシカクが欲しがる言葉を選び抜いて届けています。しかし、子供がオトナの気持ちを想いやって言葉を選ぶなんて…と、僕は思ってしまうので閑話休題したにも関わらず止まらない(汗)。しかし、シカマルが子供じゃなければどうだろう…と思うのです。シカマルはもう立派なオトナであれば、こういうのはアリですな。まるで二人で酒を酌み交わす様に二人は交われたのかな。僕は何度でも言う。少年少女はオトナの気持ちなど気にするな。でもいつか。いつの日か。君らを見つめ続けるオトナの気持ちが解る時が来たなら、君らはそれと同じ気持ちを君らの後に続く子供らに向けて欲しい。そういう風に人は繋がるのです。

僕は何でこんな事を考えるんだろう…と考えていました。『NARUTO -ナルト-』の連載が始まって十余年…あの時小学生だった子は高校生とか大学生となり、或いは社会人になった方もいらっしゃる。成人された方もいる。月日は流れ世は移ろう。人生とは一瞬の光陰であります。僕の脂肪がこびり付いた魂にも『NARUTO -ナルト-』の中で躍動する子らの成長が理解できる…。この子らはオトナになった。父と母を見本に実にしっかりとした人物に成長したと感じます。その想いが第四次忍界大戦の最中に酌み交わされたのだと、僕は考えているのだろう事に気付くと、このダラダラとしたやり取りが酷く大切に思えるから不思議(笑)。そしてきっと…それが「忍び舞う者たち」の主題なんでしょう。

「オレは本当のネジをここに置いときてェ!!」

傷付く事を極端に恐れるオビト…。痛みに対して過敏なまでに身構えるオビトに容赦なく突き刺さるナルトの言葉の刃。それはカカシすら躊躇する一手だったのだけれど、局面を覆す妙手でもあった筈です。ナルトの言葉は、ここに居る全ての忍の心を振るわせるに足る衝撃だったと、僕には思えるのです。オビトなんか、もうワナワナとなって膝がガクガクになってるんじゃないでしょうか。隣にマダラが居なければナルトに「抱いて!!」と哀願したかも知んない(笑)。そのくらいナルトの言葉は男前ですよ。昨日まで子供だと思ってたあのハシカイ悪ガキが、どうにもこうにも素晴らしく気持ちの良い若者に成り、カカシの迷いすら吹き飛ばす妙手をサラリと指し切るオトナになった…。

ナルトが子供なら「こうしろ(在れ)」と命令した筈です。しかし、「(オレは)こうだ(在りたい)」とナルトは胸を張った。これはもう親の所行ですよ。いのいちが、シカクが胸を張って生きた。その生き様を子供らに届けたのと同じ。面と向かって「ああしろ」とか「こうしろ」とは言わない。シカクが自分の背中を見せたのは、何も強要したくなかったからです。それはきっと「頑張れ!!」と言わないのと同義なのです。それが「親心」なのです。このお話の始まりの始まりの六道仙人だって「謎」だけを残してバラバラになったじゃない。「親」なんて皆そんなもんですよ。いつか自分の残した事共を子供らが噛み砕き五臓六腑で養分を搾り取り血肉に換える日を夢みてるのよ。教えないのが大事なのよ。

そして、いのもシカマルも…そしてナルトもいつの間にかこんな男前のオトナになってしまいました。この土壇場でネジの死に折れ掛かった連合の性根を叩き直してしまう。ナルトは間違いなくカカシを超えた境地に立っています。精神的に…。そして恐らく、この局面を一番期待してたのはオビトなんじゃないかと思うんです。オビトは不安の塊だから誰かに救われたいと思ってる筈なんです。もっと純粋に「誰かに導かれたい」と思ってる。マダラにはそれが出来なかったんですね。オビトに「力」「知識」をマダラは与えたんだけど、いのいちやシカクのようには出来なかった。ナルトに仕込まれた八卦の封印式のようにも機能出来なかった。つまり「親」には成れなかった訳だ。

僕は何だか嬉しくて仕方ない気持ちで居ます、それは子供だった『NARUTO -ナルト-』のキャラが立派なオトナに成長を遂げたのがお話からアリアリと読み取れるからであります。それはこういった子らの「親」がどれも素晴らしくイカすオトナだったからなのだと思います。自分はそういう風になれてるんだろうか?僕はその答えをこの先もズーッと探しながら何かをするのでしょう。思えば『NARUTO -ナルト-』と僕の関わりとはその答えを探す旅だったのかも知れません。だからもう一度言う。言わせて頂く。親の気持ちなど思い遣らずに自由に暮らせ。いつかそれが解る時が来るから。その時、まだアナタの親御さんがご存命なら一緒にお酒でも飲んであげて下さい。きっと泣きますから。

そして物語に話を戻すと、ナルトはまさにその段階…境地にあると言えましょう。ナルトは手をぐ嫁・ヒナタ(←コラーッ!!デリケートな内容に何故に土足で踏み入る!!)を安心させ、いのに、シカマルに、カカシに…忍連合の皆に毒性を除去して尚、力強い九尾のチャクラを供給するに至る…。そして、オビトの一言にファビョるカカシを男前な台詞で瞬時に落ち着かせます。そして、その男前はオビトにも通じ、きっと誑す…誑し込む筈です。同じ様にネジの死に特別な意味を感じるリーの心の氷もナルトは融解させてしまうでしょう。ナルトはいのいちやシカクが長い時間を掛けてその子に与えて来たものを一瞬で与えるのです。だってヒーローなんですもの!!世界を救う救世主なんですもの!!

ナルトは必ずやリーを立たせる。

第616話「忍び舞う者たち」
ナル×ジャン ケルベロス


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第616話「忍び舞う者たち」③

 
(奈良の忍め…
ワシのチャクラ受け渡しに関して
よく分析してやがったな…)
(九喇嘛)

「ずいぶん待たせちまったからな…
影分身も少々大丈夫だ」(九喇嘛)

(す…すごい
こんなチャクラをナルトくんは…)
(ヒナタ)

<ボボン>(影分身の術!!)(ナルト)

<ザッ><ザッ><ザッ>(影分身)


「遅せーぞナルト」<スッ>(シカマル)

<ザッ>「わりィ!」(ナルト)

<ガッ><ズオオオ>(シカマル)


「チョージ!!いの!!」<ザッ>(ナルト)

<ザッ>(チョウジ)

「う…うん!」(いの)

<パチン><パチン>(ナルト)



「何…これ…
カロリー…が…」
<ブク><ブク>(チョウジ)

「おい!チョウジ!!
また太ってんぞー!!」(キバ)

<パン>(ナルト)

<パチン>(ナルト)

<パチン>(ナルト)

<バン>(ナルト)

<パチン>(ナルト)

<パチン>(ナルト)


「ナルトのガキ…
九尾のチャクラを渡してるのか?」(マダラ)


「!」(オビト)

<バッ>(十尾)

<バッ>(ヒナタ)

<ドン>(八卦空掌!!)(ヒナタ)

「うおお!」(ヒアシ)

<バチン>

(…力が…沸いてくる…!)(ヒナタ)

「…ただの空掌でアレを…!」(ヒアシ)

「小娘がナルトの力を受けて
ずいぶんと強くなったな…」(マダラ)


「!!」(オビト)

ナルトがヒナタを安心させるようなチャクラを練り上げて忍連合軍に配布する…それがシカクの最期の作戦の鍵だったようです。恐らくシカクは九尾ネイティブのチャクラだと危険極まりないので一般向けにナルトにチューニングさせたのでしょうが、十尾のチャクラ砲(尾獣玉)が襲う刹那の伝達でしたから極めてザックリとした指示がナルトに伝わったと思うんです。殆ど丸投げで九尾のチャクラの一般への譲渡を申し受かったナルトはやはりその毒性を極力排除した形で皆にチャクラを渡したいと考えたのでしょう。奇しくもそれが往時の八卦の封印式に濾過されて、クシナとミナトのド根性で濾されてかなりマイルドになった九尾のチャクラと同等品かそれより清浄だったんではないでしょうか。

ナルトはシカクのオーダーに従い九尾のチャクラを、これまで自分が困った時に九尾から咀嚼したチャクラと同じ感じにチューニングしただけなんじゃないでしょうか。しかし、今となっては八卦の封印式の有り様も大幅に変化していますから、ナルトが八卦の封印式に代わって九尾のチャクラをチューニングした筈なんです。八卦の封印式とは父と母…親の愛そのものとも言えますので、その仕事をナルトが代行できたという事は、ナルトが真に両親の想いを理解したと言えるのではないでしょうか。ぶっちゃけ、自分が今までどんだけ守られていたか?どんだけ父と母に愛されていたかをナルトが心から理解したから実現したチャクラのチューニングだったと、僕は考えています。

そして、それをシカクの指示ではなくナルト自身が必要性を感じ実行したと思われるところが重要なのです。それは他者の痛みを知る…という事です。ナルトは今まで充分痛い目を見て傷付いて来ました。ま…その背面でメチャクチャ愛されて護られて来たから死なずに来れたんだけど(汗)。お陰でナルトは「痛み」をかなりの高レベルで熟知しています。それは痛みのオーソリティとも言える兄弟子の長門と同レベルで、それが二人の心を通わせる呼び水と成った事は確かでしょう。そして、そんなナルトだからシカクの命じた九尾のチャクラの受け渡しで皆が傷付かない様にするべきだとナルト自身が考えたんだと思うのです。それはナルトの想像力の賜物であり、所謂…思いやり…であります。

そして、こういう風なナルトを育んだのは数々の恩人達と言いたいところなんだけど、何たってお腹にお父さんとお母さんがド根性でしがみついてる子なんてナルトだけなんでアレですが、八卦の封印式だったと言ってしまおう(笑)。ま…これがなけりゃナルトは育つどころか生きてられなかったんだから仕方ない(脂汗)。どんなに狡い手だっていい子に育ってくれればオッケーなどとローラみたいにあっけらかんと笑えるのよ親って。そのくらい利己的な愛を発散するのよ。そして自分らの思うままに…イヤイヤ…それ以上にナルトがいい子に育ってくれたんだから、そりゃホイホイと自分の役割を終えて逝きます罠(笑)。ナルトの仕上がりに満足できなきゃいつまでだってしがみついてます。

『NARUTO -ナルト-』を読んでるとキッ神の考える親子の定型というものが見えて来ます。それが今回のお話で描かれていると、僕は思います。それこそキッ神の独断と偏見をナル×ジャンの独断と偏見で賞味しているのでアレですが、間違いなく言える事は親が居るから子が居るという事ではないでしょうか。ナルトが皆に見えないところでどれ程苦心したかはホントに描かれませんけど、きっと「よくやった!!オレ」みたいな充実感がナルトには在ると思います(笑)。ナルトは既に親レベルでこの戦いに望んでいます。親レベルに戦闘中に急成長した…というのが正確かも知れんけど、ナルトの男前な立ち振る舞いはそれに根差しているんだと思います。ミナトとクシナもきっと草葉の陰で…。

纏め切らんので一度切ります。

ブツブツでスミマセン。続きます。


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第616話「忍び舞う者たち」②

 
<ゴウ>

「………!」(ヒナタ)

「!」(マダラ)

「!」(オビト)


「!!」(忍連合)

「!」(これは…九尾の…
イヤ…ナルトのチャクラか…)
(シー)

「うまくワシのチャクラを変化させ
渡せたな…ナルト…」
<ズイ>(九喇嘛)

「コツは分かった……
一緒に頼むぜ九喇嘛!」(ナルト)

ヒナタは「とっても安心する…」(ep615/繋がれるもの)で感じてましたけど、恐らくそれはナルトが物心ついてからずっと感じてた気持ちにピタリと重なるでしょう。九尾のチャクラが如何に強力であるかは既に説明は不要ですが、同時にそれが有毒の諸刃の刃だということはナルトの特殊性の為に忘れられがちです。ナルトは九尾の器としてのクシナの特性を大いに継承していまして、九尾のチャクラに耐え得る強いチャクラも持っています。加えて八卦の封印式解毒というものがバックグラウンドに在りまして幾重にも保護されながら九尾のチャクラの恩恵に(あずか)れた訳です。多分、八卦の封印式解毒能力もナルトの九尾のチャクラへの耐性にかなり依存してたと思います。

しかも今は八卦の封印式そのものが組み直され以前とは違います。それがナルトの精神面の不安定さとなって表面化していますけど過呼吸、その状況で九尾(九喇嘛)のチャクラを如何にして無毒化して、しかし出力は落とさぬ様に渡せるかに腐心した跡を九喇嘛が労っていますね。またチャクラに対する感受性が他より抜きん出て高く、高過ぎるが故に陽動を出汁に虚を衝くサスケの幻術に翻弄された雲隠れのシーが九尾なのかナルトなのかの判別に迷うほどあれこれ弄くり回されたチャクラでした。八卦の封印式役割が九尾のチャクラ毒の解毒から積極的な九尾のチャクラの運用に変わった状況で、九尾(九喇嘛)が協力的である事を差し引いてもナルトの配慮とはいろいろとハンパ無い…。

ナルトがヒナタにチャクラを渡した途端、ヒナタの身体は九尾の鎧に包まれています。一昔前なら耐性のあるナルトですら皮膚が剥けたんですから、ヒナタちゃんの柔肌などひとたまりもなかった事でしょう(笑)。そもそもチャクラの具象化『NARUTO -ナルト-』の世界観にあっても寧ろ希有であります。そして先きに説明した様に八卦の封印式役割そのものが解毒から運用にシフトした状況で九尾(九喇嘛)がナルトを労うくらいに一般向けにチューン(調整)されてて、それら全てをナルトがやっちゃったところにナルトの成長が伺えると思うのです。きっとナルトは思い出してるんじゃないのかな?自分が何故だか安心してた事を。そして、それ以上の安全性を実現しチャクラをえたのです。

それができたのはナルトがこれまでどんだけ守られて満たされていたかを実感できるからで、ぶっちゃけされた事実を認識しているからこそだと思うんですよ。された事実。それに対する感謝。それらをナルトが実感できるオトナれたからこそ寝る事が出来るチャクラだったということです。僕は第615話「繋がれるもの」の感想でそれを訴えました。あれはナルトの「成人」を意味すると!!そして、それはこれまでえられるだけの子供だったナルトがえる側に回ったことを意味するのだと!!僕もそれに釣られてされる側ではなくてする…える側に在るんだと不遜な物言いをしてしまい昨日書いたラブレター状態ですがお立ち会い!!lここ凄く大事だと思うんです。

それはオトナ役割に関してであります。えられた記憶のない子供にはこれができないと思うんです。自分が安心したり、幸せだったり、気持ち良かったのはのお陰だったんだって…自分を育んでくれた人々が居たから自分が在るんだと気付けるから、自分の中から感謝が湧き出して、それが誰かに注がれるに変換されると、僕は思うんですね。僕らは幸せにもその連鎖の上に生まれて来た訳です。そして、その連鎖を維持する為にオトナが何をしないといけないかに気付かなきゃいけない…と思うんです。簡単な事です。を注げばいいんですから。された記憶は子供らを育み誰かをする事ができるオトナを生みます。それがオトナ役割なんだな…って。

僕はそれを第615話「繋がれるもの」で再確認しました。人は繋がれるものにを貰い、繋がれるものにえられる。そうやってとは繋がれるものなんだ…と。きっとナルトもそれを実感したと思うんです。ネジの死だけじゃない。これまでナルトという人間を形成してきた師…恩人達が自分に注いでくれた愛の重さ感謝できるからこそ、今度は自分がえねばならないと芯から思えるんだと、僕は思います。そうやって子供オトナになり、人は人にれる生き物なんだと思うんです。そして、ナルトはそうれた。だから、こんな風にヒナタちゃんを安心させられるようなチャクラを練る事ができた。そして、それはナルトがえられたからで、オトナ子供がそうれる様にえなきゃいかんと!!

だから…チャクラって何なのか?

もう…解るよな(笑)。

続く…。



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第616話「忍び舞う者たち」①

 
「…………へ」(重吾)

(…このチャクラ…何だ?)(水月)

(ここにいる全員…
感知タイプじゃないにも関わらず
チャクラを感じている

…このチャクラは…)(大蛇丸)

「…行くぞ
さっさと案内しろ大蛇丸」<ザッ>(サスケ)

(……
少し気になっているようね)
(大蛇丸)

(ナルトくんが…)(大蛇丸)

火影岩…復興されつつある懐かしい街並…大蛇丸のナビで"鷹"の面々は木ノ葉隠れの里に導かれているようです。アンコの呪印から解邪法印で復活した大蛇丸にサスケは「全てを知り自分で考え答えを出し己の意志と眼で成すべきことを見据えたい」(ep593/復活の大蛇丸)から協力しろと申し出ました。それで大蛇丸はある場所にサスケを導く約束をしています。兄系の高みを目指す波に揉まれまくったサスケの人生を上手く説明する為には、僕はどうしても「うちはの石碑」の説明が必要だと思っていましたので、多分大蛇丸が向かう先きは木ノ葉隠れ…南賀の神社(跡かな?)のうちは一族の秘密の集会場…だろうとは見当がついていましたけどね。

もっともサスケはうちは虐殺直後イタキサの木ノ葉強襲事件(カカシが月読でブスブスとイタチに突き刺されたアレ)で「うちはの石碑」を一応解読していまして、うちは虐殺で第一次覚醒(一つ巴文様)を済ませていましたが、恐らくチャクラ不足でサスケの写輪眼は波の国任務の対「白」戦まで休眠していたでしょうから、未覚醒状態と第二次覚醒(二つ巴文様)で解読内容が変化することに気付いているでしょう。賢いサスケだから自分の写輪眼のスペックアップの度に「うちはの石碑」を読みに木ノ葉に忍び込んで…と考えたりもしましたが、サスケは大蛇丸のような情報強者でもありませんし、賢いからこそ凶状持ちの身として木ノ葉の敷居は跨がなかったのかも知れませんね(笑)。

しかし、イタチが何度かサスケに「どこまで見えている?」意味深な質問を投げかけましたが、それが「うちはの石碑」解読範囲であろうことをサスケが認識しているかは甚だ疑問です。折角ヒントを与えようとしていた(のかな…?)イタチに酷い悪口雑言(あっこうぞうごん←テスト出るぞ〜!!)で応酬していましたから(汗)。でも、そういう”ツン”としたところがサスケの魅力だから仕方ないか(笑)。しかし、サスケの言葉の槍が向かう先きがイタチから大蛇丸に変わっただけだけど懐かしい感じがしますね。ま…その大蛇丸が居るから木ノ葉隠れの厳重(なのかな?)なセキュリティを搔い潜って潜入できるんだけどね。それにはサスケもしっかりと感謝してると思います。

つーか、大蛇丸を復活させるリスクを冒しても得るものがあると踏んだのはサスケだからね。ただ怖がってフタをしようとした水月とは認識の深さが違います。そこら辺が大蛇丸にも解るのでサスケを拒絶しないのです。そういうオトナの認識が二人の関係性を構築してるのが素敵…ス・テ・キです!!ホントにサスケは気持ちのいいオトナに変貌しましたね。しかし、サスケは「うちはの石碑」を本当に理解してないのかな?ちょっと不安(笑)。サスケは物凄く賢い子だから…。写輪眼がスペックアップして読める内容が変わったら「アレッ!?」って思う筈なんです。だから、一行が向かう先きが「うちはの石碑」じゃない可能性もある罠。もしかしたらコハルとホムラに事情聴取かァ!?

しかし、それだと「うちは虐殺」の顛末くらいしか解らないよな…。それに、その辺のお話は読者としては散々頂戴して来たので、やっぱ「うちはの石碑」の方が面白いです。もっとも「うちはの石碑」に脚光当てて膨らませてるのってナル×ジャンの独断と偏見の暴走列車(←自覚があるんかーい!!)だから。しかし、凄い余談だけど、未だにサスケは大蛇丸から授かった「草薙の剣」を大切に愛用していますね。(さや…元鞘のさや)なんて何度も放っぱらかしてるのにしっかり回収してるし(草薙の自動帰還?!)、嫌いな人から貰ったものをこんなに大切に使うもんですか!!大蛇丸はそういう心の機微が解る人だから、別に口には出さないけどサスケの大蛇丸に対する理解を感じてますって。

エーッと、お話が逸れまくって申し訳ありません。大蛇丸と"鷹"の面々が感じるチャクラ…ですよね。重吾は感受性が他と違うけど一応全員感知系じゃない筈。香燐が居たら真っ先に騒いでるだろうけど。勿論、これは十尾に反撃フラグをおっ立てるナルトが垂れ流すチャクラなんだけど、サスケ達が佇む火影岩の見える場所がメチャクチャひっそりと静まり返ってて戦火の「せ」の字もないようなので十尾の戦場から遠く掛け離れた場所なんだと思います。それでも感知タイプじゃない子にも解るって事はメチャクチャ強くて特異なチャクラだということでしょう。そういう物凄いチャクラをナルトは発散させて、サスケ達をらせてる訳だ。キッ神って…まったくもって導入が上手ですね。

蛇足ですが…香燐の「救出フラグ」も立ったかな…と。

今週もボチボチ書いて行かせて…続きまーす。


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第615話「繋がれるもの」⑤


「……」<スッ…>(ナルト)

<スッ……>(そうだ…)(ナルト)

(父ちゃんと母ちゃんだけじゃねェ…)(ナルト)

(そうだろう…今までだって)(ナルト)

<スッ>(ナルト)


「ヒナタ…
ありがとう!」(ナルト)

(オレの命は一つじゃねェ…!!)(ナルト)

「…お前がオレの横に
いてくれたおかげだ…」(ナルト)

(そして…ネジ…
ありがとうだってばよ…)(ナルト)


(ナルトくんの手って…
大きくて…強くて…何より…)(ヒナタ)


<ズン>(十尾)

<メラ>(ナルト)

<グッ>(ナルト)

「行くぞヒナタ!!」(ナルト)

「!!」(ヒナタ)

(とっても安心する………)(ヒナタ)

「う…うん…!!」(ヒナタ)


<ゴウ>(ナルト)

ナルトは九尾事件において八卦の封印式を施され、その中に父・波風ミナト母・うずまきクシナのチャクラと九尾の(陽の)チャクラを格納した狡い子でありました。父と母の温かいチャクラを絶えず感じながらナルトは生活していましたから、傍目にはどんなに寒々しい環境であろうと不安でも孤独でもありません。ナルトがどんなピンチに陥ろうと、諦める事無く生き抜けたのは、父と母のチャクラがどんな時も励まし続けたからなのだと、僕は考えています。それに加えて、封印式の奥には無尽蔵ともいえる九尾のチャクラが待機していて、それを母・クシナが胎盤で濾しとり、徹底的に九尾のチャクラ毒を解毒し、その上、非接触の毛細血管が完全に母子を分離して関与するかの如く強烈なチャクラを供給するんだから堪らない(笑)。

それが一般的にはナルトの施された「チート設定」であり、所謂「主人公補正」というものであります。そして、それがあるからナルトは独りきりで生活し、成長する事を許容されたのだとも言えます。ま…「師」は居ましたよ。イルカさんとかカカシ先生とかエロ仙人とか…しかし、それらはあくまでも補助的にナルトに関与しただけで、ナルトのメンタリティは完璧に八卦の封印式の管理下にあったと、僕は考えています。だから、ナルトの底知れないポテンシャル(潜在能力)にいつだって先生が驚いてましたもの(笑)。自来也までがそうだったのを見ると、恐らく封印式にミナトやクシナのチャクラまで格納されているとは思わなかったんではないかしら。彼らレベルの忍にもナルトは不可解極まりない存在だったのは確かでしょう。

大蛇丸がアンコの「天の呪印」に白蛇の細胞(≒柱間細胞)を組み合わせて復活(解邪法印)できたのは、大蛇丸の呪印が仙術チャクラで構成されるからで、仙術チャクラとは「分離された術者の意志」と大蛇丸が定義しているように、思考や精神を肉体から切り離してパッケーングする術(すべ)が忍術には許されている事が分かります。僕は黄色い閃光・波風ミナトは二大仙人と融合することなく仙術を会得していたものと考えて居ります(「ミナトは何故、"黄色い閃光"だったのか?」参照)。なので、八卦の封印式に織り込んだミナトのチャクラは仙術チャクラだったんではないかな…と考えています。クシナは殆ど情報がないのでアレですが、仙術ができようができまいが女&母の意地で何とかなるでしょう(笑)。

話が逸れ逸れですが…ナルトの「チート設定」を考えてるとサスケが不憫に思えます。こんなにも父と母を近くに感じ…ミナトもクシナもナルトのお腹にへばりついてるんだからゼロ距離もいいとこじゃない!!一方サスケは目の前で父と母を大好きな兄・イタチに殺められて、煎餅屋のオバチャン以下一族を一瞬にしてうしなって天涯孤独になって、ホントのホントに独りぼっちで、勿論ナルトみたいに父と母のチャクラなんてありません。でも表面的には判別できないし、サスケの方がイケメンで写輪眼を開眼してたりいろいろと出来る子と来たもんだから「何で!?」となってしまう(笑)。ナルトもサスケも「独り」だったんだけど、二人の味わった「独り」は全くもって意味とか内容が違うのです(汗)。

しかし、「うちは虐殺」に端を発する孤独という「闇」によってサスケは強化されましたし、これまでグダグダ説明したナルトも「八卦の封印式」という「愛」に強化されて来ました。それぞれに「力」を与えた…という意味において二人の「孤独」とは子を想う親の「善かれ」が満ち満ちており、違わない訳です。それぞれが兄系と弟系に合ったやり方だったのかな…と思います。今から考えると、サスケの肩口に撃ち込まれた大蛇丸「天の呪印」ですけど、あれが仙術チャクラ大蛇丸から分離された意志だったのだから、少しはサスケの為になったのかも知れません。しかし、大蛇丸のチャクラは冷たくてサスケを安定させるには至らなかったのかな。でも、悪意だけではないような…が大蛇丸なんだな。

結局、それもイタチ兄さん須佐能呼・十挙剣で吸い出しちゃったんだけど、その後のフォローはイタチ兄さんがしっかりとやり遂げましたね。しかも、カブトの穢土転生の泣きの一回のオプションまでありましたから、大蛇丸もカブトの中から眺めてて「余計な事しちゃったわーッ」と呟いてたりして(笑)。それがサスケに「悪くない」と告げさせたのかな…などと、僕は思ってたりします。そして、その通りサスケは悪くない…否…寧ろいい!!凄くイケてるオトナに脱皮しました。サスケの場合はナルトと真逆で貶(おとし)められる形で強化されてますから解りにくいんだけど、見た目マイナスであったんだけど「愛」を与えられてたんです。そして、それがKFB(カブトフルボッコ)で完全に取り除かれた訳です。

きっと、それと同じフェイズにナルトも居ると、僕は思うんです。ナルトは八卦の封印式という「愛」に絶えず庇護されてきた狡くてチートな子だったんだけど、それじゃーダメ…というか、そろそろ自分自身の足で地面を踏みしめ、自分自身の目でものを見て、耳で聴き、頭で考えなきゃならないオトナになる時期に差し掛かったんだと思うんです。サスケが大蛇丸をメロメロにした…ああも気持ちのいいスッキリとした物言いができるオトナになれたように、ナルトも変わらなきゃならない。傍目には解らないけど、愛されてチャクラも含めていろんなものを与えられて来たナルトと(サスケもな…)だから、ナルトは自分が愛されて育まれた事をちゃんと認識しています。こんだけ愛されたんだから当たり前(笑)。

イタチが穢土転生の泣きの一回で果たした「愛している」ってのは、実はそういうことなのです。イタチはサスケにそれをちゃんと教えねばならなかったのです。だからサスケはああも変われた…。そして、今度はナルトの番とばかりにナルトが試されているのです。勿論、ナルトはしっかりやり遂げると思いますよ。それを先ずヒナタが感じています。ヒナタの手を握りしめたナルトの手の温かさ。ナルトはこれまで守れなかった命を思い出しています。そして、彼らが居たから在る自分というものをしっかりと感じている。確かに生きるのは自分です。でも活かされる自分もまた在る。その両輪が合わさって人は人になれる。そういう風にできている。また、人のアイデンティティとは正しくそうやって形成されるのであります。

だから、それが解るナルトに在るのは「感謝」なのであります。だから「感謝」がナルトの身体から迸るようなのです。今年、成人されたナル×ジャンの読者様もそんなような事を話されていました。僕はそれが嬉しくて嬉しくて何度も何度も何度もメッセージを読み返しては泣いた…。泣かせて頂きました。それと同じものをヒナタは感じているのかも知れない。しかしナルトの温かさとは父・ミナト母・クシナだけが与えたものではない。これまでナルトと関わった数々の恩人がナルトに与えた温かさなのであります。それは断じてナルトの「チート設定」などではない。人が人を愛する純粋なのであります。今まで何だか解らないけど豊かだったナルトの「心」が、リアルの「愛」を実感し、それら全てに感謝している。

何となく…じゃなく、ナルトはしっかりと、ハッキリと「愛」を感じています。そして、それらに感謝できた。これこそナルトの「成人」なのだと僕は思うのです。ナルトはようやく「人」「成」れたのです。様式は全く違うけれどサスケがそう成ったように、ようやくナルトもそう成れたのです。僕は何でこんな風に書いてるんだろうと思う時がある。しんどい時も面倒臭い時もある。眠いのは毎日だ(笑)。でも書き続けている。それは僕が愛されたからなんだろうと、今…思える。僕は愛され育まれたのだ。だから感謝している。そして、こうして皆さんとネットで繋がれている。僕には僕の得たもの…「愛」を伝える義務がある。その為に僕は書く。それは恩返しみたいなものなのだ。今まで沢山愛された。

今度は僕が「愛」を与える番なのだ…。

第615話「繋がれるもの」
ナル×ジャン ケルベロス


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第615話「繋がれるもの」④

 
<シュルルルル>(十尾)

「もういい…」(オビト)

「…!!焦るな…!
それでは十尾が傷つく上
お前も…」(マダラ)

<ズズズズ>(十尾)

「少々は構わん!
十尾の表皮は強い!」(オビト)

<キィーーーン>(十尾)

「!!」(連合軍)

<クイ…><キィーーーン>(十尾)

「ここを狙う気だ!!」(連合軍)




<ヒュン>「充電充分!!」(キラビ)

<バッ>(キラビ)

(気をつけてビー様!)(オモイ)

「行っけー!!」(カルイ)



<キィーーーン><ズズ…ン>(キラ尾)

<ゴッ>(キラ尾)

<ズボ>(キラ尾)

<ピタタタ><ガッ>(キラ尾)

(これでも食らえ!!)<ドッ>(キラ尾)


<ゴクン…>(十尾)

<ボン>(十尾)

<ボフッ><グラグラ>(十尾)

<プシュ〜><ズン>(十尾)



「無茶しないで下さい…!!」(オモイ)

<ズン>「心配無用♪
連合を守るオレなりのクロウ♪」
(キラ尾)

ここでちょっとオビトがリズムを崩していますね。それはネチネチと絡み付くようなマダラの視線と大いに関係していると、僕は考えています。マダラはオビトがナルトに期待…それもハンパ無い程の…している事に既に気付いています。そして、それをオビトが勘付いている…それでオビトはマダラの疑念を払拭すべく十尾を動かすのですが、焦りが隠せません。やはり、操作系により深く接続されているのは「柱間の人造体」と親密な関係性にあるオビトのようで、十尾が今まさに体に巻き付けている尻尾(腕型)は恐らくマダラが外道魔像に後付けした「柱間の人造体」で構成され十尾と一体化した改造箇所でしょう。それで体を防御して十尾の尾獣玉の自分への被害を最小限に抑える腹でしょう。

しかし、そこにサイの超獣偽画のサポートでキキラビが突入して来ます。これはこのクラスの人柱力の再充電フラグでもあり、八尾がオッケーなら九尾も充電が完了しているという提示になると思います。そして、キラビは人柱変化しながら尾獣玉を練ります。それで練り込まれつつある十尾の尾獣玉を十尾の顎(あぎと)に押し返してしまいます。八尾の尻尾(タコ足)の吸盤で十尾に取り付き十尾の口にフタをする形で、十尾は自分の尻尾で周囲を固めていますからかなり機密の高い密閉された空間が出来上がっています。それが災いして十尾が練り込んでいる最中だった自身の尾獣玉とキラ尾が一瞬早く練り上げて撃ち込んだ八尾の尾獣玉が尾獣の内部(恐らく喉の奥〜胃?)で誘爆します。

しかし、決死の覚悟で十尾の口にフタをしたキラ尾の頭部が消し飛ばなかったのは意外と言えば意外です。ネジはあんなにアッサリと死んでしまったのに、キラビは前歯を失って残ってた方の角も折れちゃったのかな…その程度で死を免れるのはちょっと…(笑)。この部分にはもしかしたらオビトの手加減と言うか意図的なキラ尾の保護…例えば尾獣は殺してはならない法則とか、オビトのいい人フラグ(←反マダラ系)とか、実は他にやりたい事が在ります的な(笑)…があったのかも知れません。少し前にも考察したように、「柱間の人造体」(柱間の細胞)で傷口を修復しただけのマダラと、欠損した体を「柱間の人造体」で補完して命を繋ぐオビトとではやはり接続の深度が違う筈です。

それにマダラは穢土転生で召還された死人であり、歴とした生命体であるオビトとは十尾からの認識が異なり、服従の度合いも違うと思われ、描写からも十尾の操作系はオビトが握っています。そして、キラ尾の頭部が消し飛ぶ事無く、「無用」と「クロウ」(=爪)で微妙に韻を踏める余裕をキラ尾に与えるくらい緩い爆発の割に十尾が如何にも青息吐息の被害を受けているのはオビトの何らかの意図が働いているのではなかろうかと…また余計な事を…僕は考える訳です(笑)。取り敢えず、マダラとオビトは一枚岩ではなく、どちらも腹の奥を探り合う関係にあるということは言えるでしょう。それが終盤でどっちに転ぶかで物語は動くのだろうと思います。ま…細かいですが伏線の一つではあると思います。

それと十尾は八尾と九尾のチャクラを代用品で叩き起こされて盤石でもありません。そして少なからず、しかも内部的に大打撃を受けて自己修復だか何だかをこれから行う羽目になって、それが内部分裂と申しますか、サブカル的には「ゲシュタルト崩壊」の引き金になれば、「九つの名」と「約束のチャクラ」(←これはナル×ジャンの憶測に過ぎませんが)を拝領したナルトに十尾内に存在する個別のチャクラ=尾獣に対するアクセス権を優先できる目も出てくるんではないかと思います。ここまで圧倒的な十尾でしたが、ちょっとした綻びが出て来て、充電完了した九尾が「ネジの死」に端を発するある種の揺らぎから復活したナルトに合流する…と、綺麗な反撃フラグが立ち上がる流れなのだと思います。

しかし、サラッと書いたけれど「ある種の揺らぎ」というものが何なのか?というところに違和感を感じて欲しいのです。これはペイン戦から九尾のコントロールで「八卦の封印式」の中に織り込まれていたミナトとクシナのチャクラを使い果たしてしまった結果なのだと、これまでナル×ジャンでは考察して来ました。そして、これまでナルトは「狡い子、チートな子♪」と散々扱き下ろして参りましたが、我愛羅に少しばかり責められただけで過呼吸になったり、九尾・九喇嘛が接続を断ち引き蘢ると途端に情けなく不甲斐なくなってしまうナルトが、狡くもなくチートでもなくなるべく胎動しているのだと…その為にナルトは揺れているのではなかろうかと…僕は訴えたいのです。

いよいよ本題だよ!!お立ち会い!!

続きます(次で〆ますので)。



業務連絡(130117):ナル×ジャンの読者から新成人のお知らせが届きました。ナル×ジャンが拍手のコメント欄を開設していた時からの読者様ですが、目出たく成人を迎えられたそうです。コメント欄で語り合ったのを僕も昨日の事の様に覚えて居りまして、非常に懐かしく、また月日の過ぎるのは何と早い事か、それを痛感しました。そして誰かに支えられ愛されて迎えられたその良き日をしっかりと感じて居られた事が、僕は何よりも嬉しかった。自分一人で大きくなれる人なんて何処にも居ません。誰かと繋がり愛し合い支えあう。それが「人」なのであります。その「感謝」が心の中に在るならば心配ないでしょう。今のそのお気持ちを是非とも親御様に伝えてあげて欲しいと思います。

今まさに『NARUTO -ナルト-』において提示されているのはコレなんだと、僕は思います。人の成長がどんなに素敵なことか!!それをキッ神は自ら求め訴えているのです。それを僕らは感じようとしている。こんな何でも無い僕が偉そうに声高に叫ぶのは酷く不遜なのだろうけれど、成功者じゃないから分かる真理というものがあるとも思うのです。その意味で僕は「ケルベロス」というお面を被ったオビト(トビ)なのかも知れない(決してナルトのようなヒーローではない)。それでも何をかを感じるから黙っていられない。そして、その与太話に少しでも何かを感じ、何かを考えて頂けるならば、これ以上の幸せはないと思っています。人の成長とは斯くも眩しい…。おめでとう!!そして、ありがとう!!


 
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第615話「繋がれるもの」③

 
「仲間は絶対殺させない
その言葉も信念も偽りじゃない…!」(ヒナタ)

「…!?」(ナルト)

「それを
ちゃんとやってんけたの……

ネジ兄さんは…!!

ナルトくんだけじゃない…
皆がそうやってその言葉…
想いと同じものを胸に
お互いに命を繋ぎあってる

…だから仲間なの

その言葉と想いを
みんなが諦め棄ててしまったら
ネジ兄さんのした事も無駄になる…

それこそ本当に仲間を殺すことになる…!
もう仲間じゃなくなってしまう

…そう思うの」(ヒナタ)

「……」(オビト)

「…だから…
私と一緒に立とう
ナルトくん…

まっすぐ自分の言葉は曲げない
…私もそれが忍道だから!」(ヒナタ)

「……」(ナルト)

「ナルト…
ヒナタ様はお前の為なら死ぬ
だから…

お前の命は…」(ネジ)


「一つじゃねェーだろーが!
ワシもいるの忘れんな!!」<ドン>(九喇嘛)

「!!」(ナルト)

「…分かってる
オレだって繋がりは…
仲間は絶対棄てたかねェ

でも…実際ネジは…」(ナルト)

「それ以上グダグダ言ってみろ!
ぶんなぐって
今度こそお前の体をいただくぞ!!
コラ!

これも忘れたか!?
てめーの父と母はお前が生まれて
すぐネジと同じことをした!

お前の仇であるワシまで封印し
未来を託して死んだ

てめーの命は生まれた時から
すでに二つの命で繋がれてんだよ!!」(九喇嘛)

(動かず
ナルトの出方を伺うか…


ずいぶん気になるようだな)(マダラ)

ヒナタちゃんが何をナルトに伝えようとしてるかと言いますと…と、さもありなんに説明するのも最早無粋の域にあると思われ(汗)、ま…読んだままという事で宜しいかと思われます。『NARUTO -ナルト-』が佳境を迎えて…という記述もこれまで何度書いたか忘れてしまいましたが、信者にすらお経が同じ場所でループしているような錯覚を与えかねないグダグダとした雰囲気が立ち籠めているようでもありまして、寸止めももうこの辺で…と、これが濡れ場だったら哀願するレベルです(笑)。もしここで「新しい敵」みたいのが登場するような事があったら、きっと日本中…いや…世界中のあちこちで卓袱台がひっくり返るでしょう(笑)。そのくらい物語は完熟しているという事なのだろうと思います。

これが果実だったら少しの振動で落ちてしまう…そのくらいデリケートな状態だと言えまして、僕なんかが軽口を挟むのは如何なものか…それが、僕が描き渋る最も大きな理由であろうかと思います。それでも書き続け考え続け見守り続ける事こそ大切なのだと思いますれば、ツイッターのつぶやきにしては長いけれど、独り言程度に感じて貰えれば幸せです。ホントに読んだままなので、「…という事でーす!!」で済むんだけど、それだと愛想がないので少しだけ盛りましょうか(笑)。変な前置きがくっついてしまって、アレ?!と変な気を回させてしまうかも知れませんね。偏に「物語と添い遂げる」という自己満足に皆さんを巻き込んでしまってる罪悪感からなんで、ご心配なく。

エーッとヒナタちゃんに話を戻しますと…ま、そういう事です(オシマイ)…じゃなくて(汗)。これってイタチがサスケを燻したアレと一緒だなー…と思いました。ナルトは自分だけが世界を守ってるのだと、そういう気持ちで頑張っていたんだと思います。その結果、ネジが死んでしまった。僕はそれがナルトの責任ではなく、ネジが自ら選択した結果だったと考察してナルトを慰めてしまったんだけど、ヒナタちゃんはナルトをっているんですね。「怒る」のと「叱る」のは全く別物で…というお話はこれまで散々尽くして来たので割愛しますけど、”叱”(シカマルの考察)とか参考になるかも知れませんね。凄く前に書いた考察ですけど、シカマルの考察は漢字一文字に拘ったよなー(…遠い目)

ヒナタちゃんがナルトの頬を<ペチィ>と打った…しかし、その掌はナルトを弾く事無く添えられたまま…。動揺するナルトにヒナタちゃんは自分の体温を伝え続けているのです。まるで母親が子の背中を摩る様に。それもこれまでは「八卦の封印式」が自動で処理されていた内容なんだけど、今はその役目を終えてしまったので、ナルトがややもすると不安定になってしまうのをヒナタちゃんがしっかりと受け止めて補正してるんですね。基本的に僕は「ナルヒナ押し」ではありまして、しかもこれは非常にデリケートな問題を孕んでおりましてアレコレ独善的に決めつけるのは避けたいんですが、ヒナタちゃんがやってる事はクシナがもしここに居たらするだろう事ですよ。だからヒナタちゃんはナルトをってるんです。

僕はイタチ兄さんが命を燃やす様を「虐殺前夜」で書きました。そして、その一つの結論として「真実」(虐殺前夜…最終夜)を導き出しました。それがKFB(カブトフルボッコ)の穢土転生の泣きの一回で再現されてホッとしましたっけ(笑)。イタチは「うちは虐殺」で自分がサスケから奪ってしまった父・母が果たせなかった想いをここで遂げた訳です。だからイタチ兄さんが「愛している」とサスケに告げるのも自明の理だったんだけど、それをさもありなんに書くのがナル×ジャンなので許してください(笑)。そして、ヒナタちゃんが今まさにクシナに成り代りナルトをる。その為にネジの死というものがあり、想いがあった…。ヒナタちゃんはそれを無駄にしちゃいけないと訴えているんです。

ぶっちゃけ、ナルトが一人で完璧に全てを成し遂げようと思い上がっていたのをヒナタは正しているのです。それは兄系の高みを「六道の再誕」と定義する「うちはの石碑」に対する理解を覆したイタチの想いが、サスケを燻したのと同義なのだと、僕は思うのです。それはフガクやミコトが在るならば当然サスケに向けられた行いでありまして、それを代行したイタチの扱いを当時、フガクとミコトが苦慮していたのは何をか言わんやであり、サスケとイタチ兄さんの本当の関係性を考える上で非常に興味深いです。でも、ま…それは別の機会にするとしまして、取り敢えず、イタチ兄さんがサスケに「そう」したようにヒナタちゃんがナルトを正しています。一人で頑張るな!!と、ナルトをっているのです。

これは伏線的には「人のあるべき姿」というものを示唆していると、僕は考えています。具体的には六道仙人が十尾を割り、自分を割った意味をどういう風に理解するかの指針として「繋がり」が存在するという意味においてナルトがいろんな「力」を寄せ集めた「六道」となる道を排除しているように思います。それは六道仙人がかつて実現した「安寧秩序」に対するアンチテーゼとも言えるでしょう。ヒナタちゃんの役割とは、その核であるナルトの無意識がなんだか解らないけど実現しちゃうのではなく、しっかりとした認識の下、ナルトの意識が世界を導く為の前段階を支えるものであり、正(まさ)しく「親の御業」なのだと、僕は思う次第です。しかし、その一部始終を静観するオビトは”粋”だわー…(棒)。

きっとヒナタちゃんにオビトはリンちゃんの影をダブらせているんじゃないのかな…。期待と後悔。いろんなものが混ぜこぜになった複雑なものがオビトの中には在るのだろうと思います。そんな複雑な心境を引き摺るオビトの輪廻天生の術頼みのマダラも内心ヒヤヒヤしてるのか思いきやどうもそんな感じがない(汗)。その雰囲気にそこはかとない悪意を感じつつ、僕も傍観しようと思います(笑)。まったくここまで熟したお話にあーでもないこーでもなと論ずる不遜…どうかお許しを(汗)。兎に角、ヒナタちゃんの行いとは、…そういう事なのだと、僕は思います。そして、それが何を意味するのか?を次でじっくりと説明してみようかと思います。余計な事ばかり考えててスミマセン(笑)。

続きまーす!!

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第615話「繋がれるもの」②

 
「ネジが…

死んだ……!?」(忍連合軍)

「これからコレが続く…
お前の軽い言葉も理念も偽りになる

理想や希望を語った結果がコレだ
これが現実なんだ

…ナルト…
この現実に何がある!?
父も母もいない…師の自来也も…
そしてお前が対立する限り
これから仲間もそうやって次々いなくなる…
お前を認める者が存在しない世界だ…」(オビト)

「……
オビト…」
(カカシ)

「その先きに待っているのは…
お前もよく知る最も恐ろしい…

孤独だ!」(オビト)

「……」(ナルト)

(ヒザシ…すまぬ…ネジを…)(ヒアシ)

(まるで
かつてのオレの様になったな…オビト…
ナルトはもう少しで落ちる…
連合の心を折るか…)(マダラ)

「現実に居る必要がどこにある?
いいかげんこっちへ来い!ナルト」<スッ>(オビト)

<スッ…>(ヒナタ)

<ペチィ>(ヒナタ)

「!!」(ナルト)

「……」(ナルト)



「…!」(オビト)

「!」(カカシ)

「さっき…ネジ兄さんが言った
”ナルトくんの命は一つじゃない”って意味…

「分かる…?」(ヒナタ)

ネジが死んだ…忍連合の背骨に一瞬悪寒が走ります。きっとそれはネジという人物が木ノ葉隠れだけでなく忍界全体で評価されていた証なのだと思います。そして、その重さをオビトは巧妙に利用しナルトを突き崩しにかかります。ナルトは無知で無垢だと、僕は思っています。それは凡そネジとは正反対であり、特にナルトは気持ちの出力が極めてストレートです。ネジだったらもっとしっかりした仮面を被って対応できたんじゃないでしょうか。ナルトが俯いてしまうのは今の気持ちがそのまま表現されているだけなのです。そして、それが分かり易いからオビトに付け入られる。大人になれば誰しも仮面を纏って外圧に備えるものなんですが、恐らくナルトには少し前まで必要なかったと思うんです。

しかし、九尾のコントロールに際して「ミナト→クシナ」と、八卦の封印式に織り込まれた虎の子のチャクラを解放してしまったから、ナルトは外圧に対して滅法弱くなってしまいました。おまけにミナトが待ちに待った我が子との再会に驚喜し八卦の封印式を組み直しています。僕はこれらをしてナルトにしてみれば「親離れ」であり、ミナトやクシナにしてみれば「子離れ」であったと認識しています。ナルトの「チート設定」とは、四代目火影・波風ミナトとうずまきクシナの子としての血統だけではなく、八卦の封印式の存在が大きいでしょう。それはナルトが体内に「九尾の(陽の)チャクラ」を保有している事も含めて『NARUTO -ナルト-』に登場する他のキャラと一線を画すものだったと思います。

そもそも、「ドベの落ちこぼれ」とされたナルトが「火影になる!!」などといった大それた夢を平気で公言できたのも八卦の封印式がナルトに組み込まれていたからだろうと思います。ぶっちゃけ、この当時(ペイン戦以前)、人知れず八卦の封印式のサポートをナルトは享受しておりまして、死んだ筈の父・ミナトと母・クシナを八卦の封印式に隠し持ち、誰よりも近くに父・母を備へ、ナルトの無意識は絶えず安定していた訳です。加えて八卦の封印式の内部には九尾のチャクラが封印されていて、そこから漏れ出すチャクラを徹底的に解毒してナルトの経絡系に還元されていたんですから、ナルトは常にフル充電された蓄電池の様に力が漲(みなぎ)っており、それが常人の何百・何千倍なんだから身の程知らずに傾いた…。

ナルトは物心ついた頃には独りで生活していたようですが、それを許容させたのも、ナルトがこんなに快活な子に育てたのもみんな八卦の封印式のお陰なんだけど、それが軍事的にも木ノ葉の最高機密でもあったから情報操作も手伝って提示されなかったから、ナルトと同じ世代はきっと不思議に思えた筈です。それが嫌悪に転ぶか、興味に転ぶかでナルトと同世代の忍がナルトとの関係性を違えているのが個人的に面白いです。ナルトは八卦の封印式に全てを詰め込んでいましたから、そこには温かな食卓やそこで繰り広げられる家族の団らんというものが存在した事でしょう。しかし、それはナルトを含めた全員が認知していませんから、登場人物には「不思議な子」だし、物語を俯瞰する読者には「狡い子」に映る訳です。

ナルトと同じように独りぼっちだったのがサスケなんだけど、サスケには八卦の封印式などありませんから、自分と比較して明らかに歪んでいないナルトが如何にも不思議で得体が知れない。しかも、八卦の封印式に封印された九尾のチャクラがナルトに供給する潤沢なチャクラがナルトをファンタジスタに仕立てるもんだからサスケはいたたまれない。結果的に強烈な劣等感がサスケには植え付けられて里抜けに走ってしまいます。しかし、ネジはそうならずに済みました。それどころか、ナルトに敗れた事実をを足掛かりとして更なる高みに向かっていたのです。それで上忍も一番乗りしたし、忍連合の内部でも一目置かれる存在となっていました。そんなネジを支えたのが、ヒアシだったと僕は考えています。

中忍試験の後、ヒアシ「日向事件」を包み隠さずネジに吐露し、謝罪しました。その後は分家の子であるにも関わらずネジを招き修行すらしました。ヒアシがネジを理解し導く事でネジは孤独を免除されたとも言えるでしょう。サスケにはそのような繋がりが無く、復讐の仮面を被ってでもサスケがイタチを求めたのは救命信号に近いものだったのかも知れません。そして、それが結局はサスケを「うちは虐殺」から解放し、彼をオトナへと押し上げた訳で、それがイタチの死を足掛かりにしているのは皮肉ではありますが、紆余曲折はあれど子供らの成長を支える繋がりが事実としてあった…ということです。そして、それに類する事をナルトは内包する「チート設定」があった…。ペイン戦前までは。

今はミナトとクシナのチャクラも使い果たし、九尾ともダイレクトに繋がれるに至り、ナルトに対する「内なる庇護」というものが失せております。そして、それは”尾獣モード”効果時間が終わり、九尾がチャクラを練る為に引き蘢った途端、ナルトが不甲斐なく情けなくなってしまいました。しかも、心が俯(うつむ)けば体も俯いてしまうくらい対外的な防壁がナルトは未成熟なまま。これはナルトの「チート設定」が齎したナルトの致命的な欠陥であります。ナルトはその組成上、単独で完結してきましたから八卦の封印式が沈黙した今、好機でもあるのです。ネジやサスケが誰かに助け導かれたのと同じ。そして、その好機を見逃さないのが、八卦の封印式のお眼鏡に適ったヒナタだったから…これはもう!!

ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?

<ペチィ>

続きます!!



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第615話「繋がれるもの」①

 
<スッ…>(ナルト)

「……」(ナルト)

「オレの仲間は絶対殺させやしねェ!!」(ナルト)

「……」(ナルト)

<スッ>(ナルト)


”仲間は絶対殺させやしない”
言ったお前のその言葉…
さあ…辺りを見て…」(オビト)

「もう一度言ってみろ」(オビト)

「……」(ナルト)

「もう一度言ってみろと
言ってるんだ!!


…冷たくなっていく
仲間に触れながら実感しろ…

死を!」(オビト)

ネジが呆気なく死んでしまいました。ネジは僕の贔屓キャラでもあったのでこの呆気なさはちょっと…と思っておりましたが、戦場の死とは突然に訪れ、本当に呆気なく人の命を奪うということなのでしょう。今まさにナルトもそれを実感していて、動きを止めたネジの温かみが急速に失せる様にナルトは呆然とするしか方法を知らない。それでオビトは高い所から見下ろすように(実際、十尾の上からなんですけど)ナルトをそれ見たことかと責め立てます。ネジの死、その他大勢の死…ナルトの周囲には夥しい数の死体が転がっています。確かにこの光景はナルトの軽口(かるくち)を糾弾して差し支えないですが、でも誰が仕出かしたんだと(汗)。でもその前に「戦争」という前提がある…。

これは「戦争」なのです。忍達がチャクラを練り、土・水・火・風・雷の忍術を発動して十尾の襲いかかり殺し殺される間柄。そもそもナルトの螺旋丸も殺しの手段でしかない事を僕らは気付かされずにいました(汗)。自来也がナルトに螺旋丸を展示しましたけど、結構しっかりした樹木を自来也の螺旋丸はその形に抉り取りました。あれが人だったらミンチですよミ・ン・チ(汗)。しかし、それを喰らったカブトもペインもそうはならず、そんなものなのかしらんとスルーしていましたが、忍術とかチャクラを双方が使っているから相殺された結果なのでしょう。しかし、間違いなく忍術とは殺しの手段であり、戦争とは単なる殺し合いに過ぎません。そしてネジが死んだのはその中の一場面に過ぎません。

ここでちょっと昔話を…。カカシとガイはどっちが強いのか?そんな風な質問を『NARUTO -ナルト-』が好きな少年から投げかけられた事がありました。勿論、彼は僕が黒犬とは知らない。時折、僕が口から黒い息を吐くのも、僕の血が黒い事も彼には見せないようにしてるから多分大丈夫(笑)。もうその頃は白犬と同棲してましたから返って来てから慌ててナル×ジャンのバーナーを白犬からサスケの永遠の万華鏡写輪眼に変更しましたけど。しかし、僕はその答えに一瞬困りました。だってカカシとガイは戦わないから。二人が戦ったらどちらかが死んじゃうじゃないですか!!二人は友達なんだから!!彼はきっとナルティメット何たら的な観点で質問したのだろうけど、やっぱ僕ってオトナ気ない!?(笑)

いろいろと描写を積み上げてカカシとガイが決して殺し合わない説明をしてみせて、そもそも「強い」というのはどういう事なのかを論じるのもオトナ気なかったので「カカシかな…」と、僕はその少年が望む答えを差し出した。本当の答えはそれぞれの中にしかないから答えられない…とは言えなかった…けれど、もしも幻術に操られたら…とか、もしも戦争でカカシとガイが敵対したらどうなるんだろう?なんてのもあるっちゃーある。しかし、そこに忍術とかチャクラってダメだわー。戦争っていけないわーと、僕は思うのです。カカシとガイがジャンケンで決めるのは実はそういう事なんだと、僕は思います。そして、カカシとガイが…なんて疑問を少年少女に抱かせる忍術やチャクラはいけない

それでね…(腐った←コラーッ!!)オネーさん達はカカシとガイがベッド上で攻め合うのを想像してるんだよ…おっと、お話が違う方向に…下らぬ初夢は置いといて、簡単に人が死に生き返る…。それは忍術とかチャクラがあるからなのです。僕らは図らずも『NARUTO -ナルト-』で戦う忍達をカッコいいと思ってしまっている筈です。しかし、それは重武装した戦闘機をカッコいいと思ったり、もっとシンプルに研ぎ澄まされた日本刀をカッコいいと思うのと同義で仕方ないのかも知れません。物事には多面性があります。その一面がカッコいいだけなのね。それを踏まえて僕らは『NARUTO -ナルト-』を楽しんでいるのだと思います。そして、ネジに突然に訪れた呆気ない死…それをただゾンザイに感じるだけでは勿体ない。

しかし、この惨状を前にナルトが不甲斐ない(汗)。またパニクって過呼吸になっちゃうくらい情けない。そういえば「ナルトは何故、過呼吸に陥ったのか?」(疑問の考察)ってもう読んで貰ってますかね。かなり前に書いたんで忘れてる人もいると思います。五影会談辺りだったかしら(うろ)。我愛羅がナルトを追い込んで(正確にはナルトが自分で自分を追い込んで)過呼吸っちゃうところで考えてみましたけど、ナルトって主人公補正が満載されたチートな子だったんです。そしてナルトの表面しか見れなくて堕ちたのがサスケなんだけど、ここら辺でナルトの「チート設定」についてもう一度考えてみるべきかなー…と、僕は思っています。次ジャンまで間があります故、ゆっくりと生きましょうか…。

そうでなきゃネジの死無意味になるので。

……続きます。


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あけましておめでとうございます(130101)

 
あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!!
いろいろとご心配をお掛けしていますが、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
相方もスクスクと育ち、四歳となりました。
末永くイチャイチャさせて貰います(笑)。
次の週ジャンの感想は1月4日13:00〜です。

ナル×ジャン ケルベロス

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