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第628話「ここに、そしてこれから」①

 
(火遁・豪火滅却!!)(穢・マダラ)

「ウォオオオオ」(十尾)

(火遁・爆風乱舞!!)(オビト)

<ハァ>(ナルト)

<ゴゴッ>

<グラ><グラ>

<ドコ>


「ムッ!!」<パン>(ナルト)

<グラ><グラ>

<グオオオ>

「!!」(忍連合)

<ゴゴゴ>




<ギン>(穢・マダラ/オビト)

<ズオオオオ>(穢・マダラ/須佐能呼)

<ドドド>(オビト)

<ブオオオオ>



<ゴゴゴ……>

「くっ…!」(忍連合)

<ザッ>「助かった…!」(忍連合)


(ナルトのチャクラの衣がなかったら
ブタの丸焼き以上になってたよ!!)
(チョウジ)

「!!」(サクラ)

「はっ!!」(ナルト)

<バシ><バシ><バシ>

<ガッ><ドゥ><ガッ>

<ドゥ><ガッ><ガッ><ガッ>



(…ずっとナルトのチャクラが
皆を守ってくれてる)
(サクラ)

(こんなこと続けてて

大丈夫なの…?ナルト)(サクラ)

第627話「サスケの答え」から場面は第四次忍界大戦の震央に変わります。ep627が題名通り「サスケの答え」なら第628話「ここに、そしてこれから」の主題は「ナルトの答え」なんだと、僕は考えています。尤もナルトの場合はこれまでの戦いの中でいろいろと提示があり、その中でナルトの考えもまた方向性・指向性を帯び、ナルトの成長と共に定まって参りました。それを八卦の封印式とその中に込められた父・ミナトと母・クシナの想い(チャクラなんだけどー…)が支えて来たのだと僕は考えておりします。まぁ…そんな風にチートなナルトだから、サスケの様に複雑ではなく分かり易いです(笑)。恵まれた家庭を搭載した名血がナルトの「チート設定」(笑)。

だから、サスケの燻し屋に穢土転生でイタチ兄さんが出て来たって狡くないです<キリッ>。それ以上の手当をナルトは受けていたんですから。サスケがイケメンな分を足せばナルトと丁度釣り合うのかな。ナルトとサスケ。この二人は何か大きな意志の導きで陰と陽が合わさり太極を成すような関係でして、ナル×ジャン的に表現するなら「表裏が合う」ってとこでしょうか。全く違うアプローチで異質ではあるけれど等価な存在を生み出す壮大な計画の結果集大成なのであります。それがいよいよ整った…と、これまで何度宣言したでしょうか(笑)。しかし、やっつけではありますが、十尾とマダラの双方が登場して猛威を振るう…今度こその佳境(…と何度も言ってます)ですので(汗)。

サスケサイドにお話が移る前に、オビトはナルトの風遁螺旋手裏剣に、マダラはリーの九尾の衣Ver.の高速の蹴りによって両断されましたけど、どちらも現状に復帰し、攻勢に転じています。ここでオビトは兎も角マダラが火遁を使っているのは、マダラが輪廻眼を使わねばならない状況にあるからだと、僕は考えています。恐らくマダラは六道・輪廻眼封術吸印によって忍術攻撃を無効化しなければマズいのでしょう。そうやって物理攻撃のみにリスクを集中させることで多勢に無勢の忍連合軍との戦いを優位に運んでいるのだと思います。しかし、マダラは輪廻眼の展開中に永遠の万華鏡写輪眼の二種類の強力な瞳術を使えないデメリットも存在するのもまた事実なのだと、僕は考えています。

ところで、輪廻眼を展開中にも関わらずマダラが”須佐能呼”を扱える描写は、僕には物凄く興味深いです。マダラが輪廻眼永遠の万華鏡写輪眼固有の強力な瞳術を使っていない状況。そして、輪廻眼のマダラが”須佐能呼”を扱える描写。加えて永遠の万華鏡写輪眼が提供者の文様と新しい宿主の双方の文様を合わせ持つ文様を再現する事実。万華鏡の移植に「眼軸ごと」の条件が存在しない事実(イタチはサスケの眼球だけを奪う幻影をサスケに見せています)…等々を考え合わせると、”須佐能呼”「眼軸」オプションであると考えられるのです。何やらネタ元の神話的にも鼻がどうたらこうたら…というのもありましたし、万華鏡の文様が忍術で言うところの「印」とする考えにもリニアです。

ちなみに、「眼軸」解釈ですが、医学的には眼球内のうんたらかんたらになろうかと思いますが、「カカシ外伝」におけるオビトの写輪眼移植マニュアルを想像させる「眼軸ごと」の提示に従い、ナル×ジャンでは写輪眼と脳を結ぶ「視神経束」「眼軸」解釈することにしています。「眼軸」が眼球に含まれないデバイスであるから、提供者の文様に宿主の文様がミックスされる訳で、これは「眼軸」に宿主の万華鏡写輪眼の情報が格納されていて、それが提供された万華鏡に作用して二つの万華鏡の文様がミックスされる事実を説明する為に非常に都合がよろしい。また”須佐能呼”の発現が万華鏡写輪眼と永遠の万華鏡写輪眼の中間(万華鏡写輪眼の成熟期?)である事も見逃せません。

オビト(トビ)がちょっとした説明をしていましたが、万華鏡写輪眼を開眼しても”須佐能呼”が扱えるようになるとは限らない…”稀”と提示した事があったと思います。カブトに説明してた時…サスケの瞳力開発に言及した辺りだったか、ちゃんと調べればいいんですが、何かと時間がない(汗)。感想が済んだら何かまとめを書くのでその時にしましょうかね。しかし、いろいろと考えると、”須佐能呼”はどうも「眼軸」に関係する瞳術っぽいじゃありませんか。それだと”須佐能呼”永遠の〜になっても万華鏡の頃と変化しないのが説明し易いです。それと、マダラがメイちゃんを失禁(←絶対だ!!絶対に…ry)させた「完成体」輪廻眼オプションで、柱間細胞が必要。ぶっちゃけ六道専用と、今のところ解釈しています。

2週間…ダラダラと書いていきますよ。

よいGWを!!(続きまーす)


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第627話「サスケの答え」(七)

 
「火影達よ!

里を見守ってきた
この顔岩の上より
しっかと
里を目に焼き付けよーぞ!!」
(穢・柱間)

「ハァ………」<タン>(穢・扉間)

<スッ>(穢・ミナト)

<タン>(穢・ヒルゼン)



<フッ>(穢・柱間/扉間)

<フッ>(穢・ヒルゼン/ミナト)

<フッ>「やっと息子に会える
ナルト今まで父として
何もしてあげられなかった分…

大きなプレゼントを持っていくよ」(穢・ミナト)

「さて!久しぶりの戦争じゃ…
気を引きしめていかんとな!」<フッ>(穢・ヒルゼン)

「マダラ…今度こそ倒す!」<フッ>(穢・扉間)

「不謹慎だが…

慣れ親しい友に会えるのは

楽しみであるな」
<フッ>(穢・柱間)

<ザッ>(穢・ミナト)

「いつの世も戦いよ…
だが戦争もこれで最後ぞ!!」(穢・柱間)

<ザッ>(穢・ヒルゼン)

<ザッ>(穢・扉間)



<ザッ>(穢・柱間)

「行くぞ!!!」(穢・柱間)

そしてお約束の出陣の儀式が柱間の鶴の一声で執り行われます。扉間は溜め息を付いて柱間の肩を叩いてますが、生前から柱間は度々気合いを入れていたのでしょう。しかし、この兄と弟…性格が全く違うんですね。兄の柱間がおおらかで楽天的なO型っぽい性格(←私見:単にO型がスキなだけ)なんですかね。個人的に好みです。でも破天荒過ぎて近くに居るとめっちゃ疲れるかも知れません。弟の扉間は知性的で思慮深いようですが、キレ易そうでちょっと恐い(私見です)。また几帳面で何かとキチッとしてそうで個人的に合わなそう(笑)。どっちも極端で、二人を足して二で割った辺りがちょうど良さそうに思えるんですけど、もしかしたらナルトってそうなのかも…と思ったり(笑)。

どっちにしても「一国一里」社会の構造が複雑になって、柱間個人ではコントロール不能になってしまい、柱間の後を継いだ扉間がその点において最適化してしまうんですが、それを予見したマダラは早々に離反してしまいます。尤も何がどうあろうと、マダラは柱間オンリーな人だったので、二人の「夢」が実現してしまうのは宜しくなかったんだろうと思います。マダラは柱間と思い描いた「夢」「夢のまま」にしておきたいと思うようになったのは、やはり柱間との関係を維持したかったからなんじゃないかと、近頃僕は考えているんです。そして、その物凄くちっぽけで自分勝手な願いを実現するのがマダラの「月の眼計画」なんじゃないかしらと思えてならんのです。

ま…四の五の持論の展開もアレですので、柱間の号令で歴代火影がそれぞれの顔岩から木ノ葉隠れの里を一望し士気を高めます。顔岩に飛び移る前にちょこっと提示されてますけど、柱間はマダラとの再会を楽しみにしてて、マダラを「友」と、しかも「親しい」としています。それに対して扉間は今度こそマダラの息の根を止める覚悟で、何やかんや言いながらマダラをめっちゃ恨んでいます(笑)。やっぱ扉間は穢土転生でうちは一族に殺された兄弟の声を聞いてるんですよ。そうじゃなきゃこんなに恨めませんて。マダラはかなり繊細な子だったから、柱間と扉間の温度差なんてお見通しだったのでしょう。マダラが言ってた「自分を止められるは柱間だけ」って、そういう事なんですよね。

扉間にはかなりしっかりとしたマダラに対する見識があったけど、それでも救えなかった訳だ…。つまり、理屈じゃないんです。かと言って柱間だって終末の谷でマダラを殺しちゃったんだから、その「現実」はマダラには受け容れ難いものだった筈です。それでマダラは「夢の世界」に逃げ込もうとしてるのだと思うんです。そこんところをマダラに納得して貰わねば本当の意味で「救済」は成らないと思うんです。また、単にマダラを倒して一件落着するお話でもないと思うんです。サスケが柱間の説明で木ノ葉隠れを守る方向で動いてはいますが、その後のサスケの処遇や居場所は定まっていません。多分、それを「終末の谷」で決するのでしょうけど、何かこう…見えて来ないんです。

どうしても四の五の…と考えてしまっていけません。でもイケメンのサスケが何とか許されてうずまき一族の末裔である香燐と交わって繁殖したりしたら、また同じような…つーかもっと揉めそう…問題が起こるでしょう。しかし、どっちにしてもファンなんて「まな板の上の鯉」みたいなもんですから、キッ神の思うままに進む物語を愉しむしかありません。このお祭りモードに取り敢えず乗っかるのがファンたるものの本懐だとも、僕は思います。それに、こんだけの面子が戦場に駆け付けるなんて胸が躍るじゃないですか!!きっと、そこであの「終末の谷」マダラサイドの説明柱間とマダラ其ノ参…があると思いますし、残された謎もしっかりと説明がありますから…。

よいGWを!!

第627話「サスケの答え」
ナル×ジャン ケルベロス


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大蛇丸は何故、「木ノ葉崩し」を起こしたのか?(ep627・六)

 
「大蛇丸…どうしてサスケに
協力することにしたのじゃ?」
<スッ>(穢・ヒルゼン)

「!」(大蛇丸)

「お前は里を潰そうとしていたのに…」(穢・ヒルゼン)

「カブトの中に入っていて分かった…
私の生き方を真似し
全てを蓄積していたカブトも失敗した

今はサスケくんの

違う生き方興味があるだけ……」(大蛇丸)

「あの子はカブトと違い
私を真似なかったから…」(大蛇丸)

<ザッ>(サスケ)

香燐が騒がしくサスケ達に合流する頃、大蛇丸は三代目火影・猿飛ヒルゼンとの静かなる邂逅を果たします。一瞬、虚を衝くようにヒルゼンは大蛇丸に話しかけたのでしょう。大蛇丸は「!」と驚いています。僕は第627話「サスケの答え」で、この行が一番興味深く感じました。確かに大蛇丸は見た目、とても穏やかではあります。しかも表情を少しも変えずヒルゼンの問いに応えています。しかし、その心の内は、大蛇丸の心の鏡のような湖面には確かに波紋が起こっていると、僕は感じました。歓喜。そう言い換えてもいいくらい、その波紋は凡そ負とは違い心地よい。大蛇丸はこの状況を非常に喜ばしく感じている筈です。ヒルゼンが触れた大蛇丸の心の(ひだ)。ここ、感じないと勿体ない…。

大蛇丸は何故、ヒルゼンの一言に「!」っと、心を乱したのか?…と、昔なら考察を仕立てましたかね(※考察扱いにしますけどね)。ま…今はそれをこうして感想の一部で消費してると申しますか、いろんな意味早漏気味で(汗)。内容は同じですから一つお許しを。本誌206頁。この一頁に大蛇丸の人となりが絶妙に描かれてると、僕は思うんです。傍目には凶悪な犯罪者にしか見えない大蛇丸だけど、実は聡明で優しい。僕は大蛇丸が大好きだからあばたもえくぼなんですかね(笑)。でも、大蛇丸の部下が洗脳や恐怖で従ってた訳じゃなかったのは、大蛇丸に魅力があったからでしょう。そして、それは砂隠れの里を巻き込んで木ノ葉を揺らす騒動となりました。

それが大蛇丸の「木ノ葉崩し」本質でしょう。

「動いているものを見るのは面白い
止まっているとつまらないでしょ………

回っていない風車なんて
見るに値せず
…ってね

かと言って…
止まってるのも情緒があっていい時もある…

とにかく…
今は”木ノ葉崩し”という
私が風車を回したい…」(大蛇丸)

「木ノ葉崩し」において大蛇丸はヒルゼンに、その動機をこう説明しています(第13巻/160頁)。あの頃は大蛇丸が何を言っているのか見当すら付きませんでしたっけ。しかし、時が経ち今またこうして大蛇丸とヒルゼンが邂逅する。それが穢土転生という禁忌で成った事の是非は今暫く横っちょに置いておきまして、大蛇丸に歩み寄り、ヒルゼンが大蛇丸がその心の奥に大切に仕舞い込んだ風車に、ヒルゼンがフッと優しく息を吹き、回した事だけは確かでありましょう。ここで大蛇丸が鳴き出さなかったのは大蛇丸の我慢なのか?成長なのか?もうどうでもいい事ですが、「木ノ葉崩し」で背後からヒルゼンの締め上げたあの時、大蛇丸は図らずも涙をポロリと零してしまったんですよね(第13巻/156頁)。

「それほどに嬉しいか…
…それとも…」(ヒルゼン)

<グッ>(大蛇丸)

であるヒルゼンに痛いところを突かれた大蛇丸は自傷で誤摩化すんですけど、大蛇丸のヒルゼンに対する感情が何なのかは言わずもがなでしょう(笑)。大蛇丸の純粋さとは時に巨大な「悪」として感じられるのでしょう。しかし、それは絶対値でありまして、何かと大事にしてしまうのは大蛇丸の力量を「忍術」が増幅してしまうからだと、僕は思います。そして、それが暴走してしまうのを何より大蛇丸の純粋さが許してしまう。大蛇丸は純粋な欲しがりであり知りたがりなだけなのです。その純粋さ純粋純粋超純粋で、子供が遊んでいて蟲を殺してしまうように大蛇丸の無邪気な一挙一動が世界に多大なる迷惑となるだけだから、大蛇丸に「悪」と自分を責める根拠がないのです。

そもそも「悪」とか「善」とかを決める基準が『NARUTO -ナルト-』の世界観として在りません。何たって忍者は暗殺者に過ぎません。恐らく人として、生き物としての最大の禁忌であろう同族殺しを、しかも生業(なりわい)としているのですから、弁護のしようがありません(笑)。六道仙人の子孫として生を受け、チャクラを扱える身なれば、彼ら忍はそれを運命として受け容れて生きている。僕はそう思うのです。極論すれば、「忍術」が使えるのだから使って何がいけないの?という事であります。そして、大蛇丸は「忍術」の全てに興味があるだけなのです。その探究心知識欲が停滞する「忍界」に苛ついたのだと思います。大蛇丸の苛立ちが単に木ノ葉隠れの里に向いてしまった…。

それが「木ノ葉崩し」だったのでしょう。木ノ葉隠れには猿飛先生が居ます。大蛇丸は自分の所行で自分の存在をヒルゼンに知らしめたかったのだと思います。大蛇丸にとって猿飛ヒルゼンとは格別の存在だったと思います。それは大蛇丸が幼くして失った両親にも等しいのかも知れません。そして、その耳目を大蛇丸から奪っていた自来也も大蛇丸にとって格別でありました。大蛇丸をグレさせたのはヒルゼンの「遠慮」だったと、僕は考える人なので、大蛇丸の才能と純度が全てにおいて「徒」(あだ)に思えます。大蛇丸の純粋さというものが無垢に「忍術」向かうなら、その欲求が六道仙人に向かうものまた必然でありましょう。全ての真理…それを得る為に大蛇丸は写輪眼が欲しかった訳です。

しかし、カブトがカブチ丸としてその宿願を為そうとしましたが、非常に残念な結果と相成りました(笑)。それを受けて大蛇丸も反省したのだと思います。それは六道仙人が何でも一人で成し遂げてしまった「安寧秩序」に対する疑問とも同義であろうかと思います。人が完全な存在となる事とはそういう事ではない…。それは今まさにうちはマダラと戦うナルト達が探し求める答えを導く糸口になる気付きなのだと、僕は考えています。大蛇丸はカブチ丸の中でイタチに燻されたも同じでしょう。そして、大蛇丸の中に在る純粋な真理への欲求ある方向性を見出しています。それが大蛇丸のサスケへの援助なのであります。そして、斯様な大蛇丸の変節に気付かぬヒルゼンではありません。

この時…ヒルゼンの気持ちは大蛇丸に対する遠慮や才能に媚びた卑屈さではなく、自分と同じ忍として人として、同じ目線に立った大人としての興味に変わっていました。大蛇丸にヒルゼンが差し向けた一言がどんなにか嬉しかったでしょうか!?よく…よくぞ我慢した!!泣かずに取り繕ったな大蛇丸(笑)。そして、この機を逃さず大蛇丸はヒルゼンに語るのです。大蛇丸の興味を。それは裏を返せば「木ノ葉崩し」の理由であった訳です。有り体に言えば、それは大蛇丸のヒルゼンに向けた謝罪に近いものでありましょう。ただ先にも説明したように、大蛇丸には格別な存在たるヒルゼンには複雑な心境があり、「あの時はゴメンナサイ」とか「殺しちゃってスミマセン」とは言えなかった…(笑)。

「イヤ…眠くてね…
あくびをして涙が出ただけですよ………」(大蛇丸)

「……!」(ガイ/カカシ)

臨場するガイとカカシばかりか暗部達までが「……!」と、今にも「お…おいッ!!」っと大蛇丸に突っ込みたい雰囲気を漂わせて居ましたっけ(笑)(第13巻/158-159頁)。自分の手をクナイで痛めてヒルゼンへの呪縛に近い想いを沈静化させ、大蛇丸は我に返ったのです。大蛇丸にとって木ノ葉で事を起こした意味とはヒルゼンに対するアピール以外の何ものでもありません。ヒルゼンに自分を見て欲しいと願う大蛇丸の自己提示以外、「木ノ葉崩し」に何の意味がありましょう。大蛇丸の想いの大きさが何とも尻の座りの悪い言い訳となり違和感として噴出しただけなのです。大蛇丸はヒルゼンに向き合って欲しかったんだろうな。同じ目線に立って語り合いたかっただけなんだろうな…。

大蛇丸は「木ノ葉崩し」を足掛かりにして「全ての真理」を掻き集め、最終的には六道仙人を目指そうとしたのだろうと思います。しかし、そのプランはカブチ丸たるカブトの失敗によって破綻します。ところで、あの時見せたカブチ丸の醜態とはトビたるオビトの能力を掻き集めた感じと凄く似ていましたね。イタチはそれを燻し浄化したのです。いやさ、そのカッコ良さに大蛇丸は撃ち貫かれたのでしょう(笑)。しかし、それとこれとは別とばかりに、此度のヒルゼンが大蛇丸に与えた千載一遇のチャンスに素直に泣けなかったのはやはり大蛇丸の純粋な意地っ張りさ加減の賜物でしょう。そういうところがまた大蛇丸の魅力でして、ヒルゼンに問い質しておかねばと感じさせる部分でしょう。

結果的にヒルゼンは大蛇丸にを与える為に屍鬼封尽を発動してしまいます。大蛇丸への罰と自分の命が同じ重さだと考えたからです。その想いが大蛇丸の両腕を奪い、そこから大蛇丸の迷走が始まります…。しかし、全ては無駄になることなく、漏れなく大蛇丸の中で集積してサスケを導いている。そして、ここでヒルゼンが大蛇丸の心の(ひだ)を優しく撫でるようにその真意を問う。これらの人生の綾というものに、僕は震えてしまうのです。この時の大蛇丸の喜びや嬉しさを想像すると、こっちまで幸せな気持ちになってしまいます。ヒルゼンは大蛇丸を許したのです。全ての事に意味があり、無駄な事などない。だから大蛇丸の「今」が在るのだと、ヒルゼンは大蛇丸に伝えたかったのだと、僕は思います。ヒルゼンも大蛇丸と同じく謝らなかったけど…(笑)。

ヒルゼンもまた許された…。

大蛇丸は何故、「木ノ葉崩し」を起こしたのか?
第627話「サスケの答え」(六・余話)

ナル×ジャン ケルベロス


 
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第627話「サスケの答え」(伍)

 
「ほおぉ!!
ここからの眺めは懐かしいぞ!!」(穢・柱間)

<ダッ>(今だよねェー!!)(水月)

<ドッ>(香燐)


<バチャ>「やっぱサスケか
てめー!!!
チャクラ感じたんで<バチャ>
まさかと思って
引き返してみりゃーよォ!!」<バチャ>

「ボクは…ぐはっ!!
関係…ゲフッ!!」
(水月)

「ほう…かつての良質な実験体が
こうも集まるとはね」(大蛇丸)

「…香燐」(サスケ)

「てめェ
ぜってー許さねーから…」
(香燐)

「すまなかった…香燐」(サスケ)

「て…てめェ…!
そんな言葉 許さごときと
思っているされるか
この…ろくでなし〜〜」(香燐)

「あいかわらず
サスケくんに弱そうね香燐」
(大蛇丸)

<タタッ>(香燐)


「あのねェ〜!大蛇丸様!!
サスケがねェ〜うちをねェ
突き刺してねェ…」
(香燐)

「私もよ…

でも今はサスケくんに協力している…
アナタも協力なさい」
(大蛇丸)

「誰ぞ?」(穢・柱間)

「チャクラからして
うずまき一族だな」(穢・扉間)



「し…しかたねーな♡」<スリ><スリ>(香燐)

(最強ゾンビ4体バケモノ3人に
さらにバカ1人加わるとは…

マダラもびっくりだろーよ!」(水月)

うちはの秘密の集会場から外に出たサスケ様ご一行ですが、それだと「うちはの石碑」が…(汗)。大蛇丸もなんでまたここに来て歴代火影達…全てを知る者たち…を呼び出したんだか、意味が解りません。折角、サスケには超レアな永遠の万華鏡写輪眼があるんですから、それで「うちはの石碑」を解読して、終末の谷で柱間と殺り合うと決めたマダラが見つけた…柱間とは違う「別のモノ」は何だったのかを検証するべきだったと思うんです。もっとも、その部分は抜かりないサスケですから、歴代火影を相手にする片手までしっかりと解読してて、かなりの不思議ちゃんかも知れない柱間が気付かなかったマダラの想いにサスケは先回りしているのかも知れません。しかも風雲急のコックドピストル

(全盛期以上の)うちはマダラが復活してしまったとなれば、ゆっくりと謎解きを楽しむ暇などございますまい。歴代火影が事の重さに焦れながらもサスケの要求に万事恙無く応えた心意気に免じれば向かう先は一つ…戦場…うちはマダラが居る第四次忍界大戦の震央に異存はなかろう(笑)。ま…男気としては、この流れ…通させて頂きます(笑)。そして、そんな素朴な疑問を掻き消すのが香燐の合流でありました。この繋ぎ方。こう来ましたかとキッ神の手腕に惚れ直しました。きっと「うちはの石碑」の謎はマダラとサスケ、或いは柱間が対峙する段階で提示があるでしょう。具体的には「柱間とマダラ」「其ノ壱→弐」と来てるんですから、ここはお約束で「其ノ参」が必ずあるでしょう。

ま…七面倒くさいお話は横っちょに置いといて、香燐が合流できて良かったですね。しかも、水月なんてサンドバック改めウォーターバッグ(←ホントに存在します)が転がってたもんだから香燐はやりたい放題です(笑)。サスケへの鬱憤を一気に爆発させています。チャクラ感知がお得意の香燐ですから自分が殴りまくってるのがサスケじゃない事くらい香燐には重々解ってるのは皆さん承知していますよね。香燐が懐かしいサスケの上品で気高いチャクラを感じている筈です。そして、小狡く離脱しようとする小僧が水月であることも百も承知しています。その上でサスケに汚い言葉を吐きながら水月をボコルのは、香燐大好きなサスケを傷付ける事なんかどうあっても出来ないからです。

しかし、自分が殺されかけた事実とその怒りは無き事には出来ません。それでも香燐はその鉄拳をサスケに向ける事なんか出来ないので丁度良い具合に飛び出して来た水月憂さを存分に晴らしている訳です。水月なら水化できるので打撃はもしかしたら痛いのかも知れませんが致命傷にはならんのでしょう。それで香燐は起こってるんだけど、これでサスケは許すアピりたいのだと思います。もう許すから私も合流させて…と。サスケの側に居させてくださいと祈っているのだと思います。それで香燐水月を出汁にしているんだけれど、それが重吾じゃないのは、それが水月だから…というのが香燐の思考なのだと思います。香燐水月そんなに嫌いじゃないと思います。

…というか、モッサリしてて不思議ちゃん過ぎる重吾よりも小狡いけれど下ネタオッケーの水月の方が香燐コミュニケーションが取れていました。案外、香燐水月は良いカップルになるんじゃないかと、僕は考えたりもしています。重吾と水月を比べれば親近感という点では断然水月であり、それが好意と呼べるものではないにしても香燐にとっては殴るならば重吾でなくて水月だったのでしょう。多分、同じことを重吾にしたら反撃されたでしょう(笑)。でも水月なら香燐にされるまま、ホントに水化して水に流してくれると香燐は安心できたのです。そういう相互理解が二人には在る。これは心の距離としてはかなり親密なんじゃないかと思うんです。それにこれで水月も逃げ出せなくなります。

それは目先の損得で動いてしまう水月物凄く大切なものを失うのを未然に防ぐ助け舟でもあり、同じことを重吾がしたとしても(する筈無いけど)香燐はこんな風に関わらなかっただろうと考えると、香燐水月の関係というものは相互に補完し合う素晴らしい間柄なのだと、僕は思うのです。ま…水月単なるドM香燐が共謀極まりないメンヘラのドSに過ぎないのかも知れませんが、何でも都合良く…ゲフォッ…良き方に考えるのがナル×ジャンでありますので(笑)。しかし、香燐千鳥鋭槍串刺し事件なんか大蛇丸はお構いなしに「私もよ…」と流すのがツボで、そう言えば大蛇丸はサスケに切り刻まれたんだよな…しかも、大蛇丸がプレゼントした超レア業物・草薙の太刀で…。

それでも許しちゃう受けっぷり香燐シンクロしてるみたいで、何かこう…祭りに華を添えますな(笑)。また、サスケを守ると明快な立ち位置を示す重吾に香燐が加われば心強くもあります…が、穢土転生で召還された柱間を含む歴代火影の戦闘力を考えれば水月じゃなくともマダラが可哀想になります。マダラもカブトの余計なお世話で全盛期以上に仕上げられてますが、ミリタリーバランスは圧倒的に”鷹”が有利なんじゃないでしょうか。しかし、それがマダラを援助する「道」(仮)の登場を許容する事になりは仕舞いかと、僕は気が気じゃありません。こうなったらアマゾンで購入した卓袱台三段式のロケットブースターを装着してホントに成層圏の向こうまで飛ばさないと…と

余計な事を考えています(笑)。

続きます。


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第627話「サスケの答え」(四)

 
「……決まりだ!」(穢・柱間)

「扉間 外へ飛ぶ準備ぞ!!」(穢・柱間)

「……」(穢・扉間)


「飛雷神を使おうにも
今は縛られておる…」(穢・扉間)

「大蛇丸とやら
お前はどうする?」(穢・柱間)

「お前はサスケに付く
さっきは言ったハズじゃがの?」(穢・ヒルゼン)

「………」(大蛇丸)

「もちろん同行しましょう」(大蛇丸)

「え〜!!」(水月)

「じゅ…重吾は?」(水月)

「オレも同行する…
サスケを守るのはオレの役目だからな」(重吾)

(最強ゾンビ4体にバケモノ3人…

こんなのに付いていったら確実に死ぬ…

スキを見て逃げよう…)(水月)

柱間の性格がめっちゃ熱いです。しかも人の気持ちの高まりに、こう…上手に乗っかって来るのか…こっちが彼の勢いに引っぱられてるのか…こんな人と一緒に居たらどんなに楽しいだろうな…と、僕は思います。きっと、マダラも柱間と将来とか夢を語りながら、良い気持ちになってたんじゃないでしょうか。柱間と居れば何だって出来る!!そう感じさせる何かを柱間は持ってるんだと思います。しかし、一族に対する拘りをマダラは払拭できず、柱間との蜜月に別れを告げた訳ですが、マダラが憧れた柱間の何かがマダラには欠けていたのかも知れません。そしてマダラは自分が固執した一族からも裏切られボッチになってしまう…。だからと言って柱間に詫びを入れて復縁することも出来ず…。

それでマダラは「夢の世界」に逃げ込もうとする。そこには「うちはの石碑」教唆が在りきでしょうが、やはりマダラの性格悪循環の元凶なのかも知れません。柱間だったらどんな状況からでもマダラを許しただろうに、「ごめん」の一言が言えないマダラが可哀想…というか勿体ない。しかし、マダラを柱間から遠ざけたのはマダラにとっては小五月蝿く思える扉間の存在も小さくはなかったでしょう。扉間もうちは一族に対する私怨が心の中になかったとは言わないでしょう。そして、それが穢土転生の術の開発と無関係でもなかろう…というのが僕の読みでありまして、柱間を取り合う男臭い悋気が漂ってて、リンちゃんに未だにご執心のオビトだけを責めるのは不公平に思います(笑)。

柱間の小気味良い指示が場の雰囲気を俄然上げます。そんな中、小狡い知恵を独り巡らせる水月が何とも可愛らしく見えます。僕は水月が”鷹”に忍び込んだ大蛇丸のスパイだと考えていたんですが、単にサスケの評価が大蛇丸とダブってたか、音隠れも余程の人材不足選択の余地が他になかったかのどちらかだったみたいです(笑)。それに水月だってやる時はやります。やれば出来る子なのです(笑)。雲隠れで”鷹”が大暴れした時だって水月は頑張りましたもの。その姿をして重吾が「水魚の交わり」としたくらい"鷹"は利害関係だけで到底成し得ない共闘というものを実現しています。その意味で"鷹"の中核に居るサスケには柱間に似た雰囲気何か…があるのかも知れません。

ところで、雲隠れの一件で八尾の人柱力であるキラビとサスケは対戦していて、写輪眼瞳術・枷杭の術を返されたサスケはキラビの雷犂熱刀の餌食となって胸部が吹き飛ぶ…ホントなら即死の…大ダメージを喫しています。そして、その難局を重吾の細胞を提供でサスケは何とか九死に一生を得るんですが、これって兄系(サスケ)が弟系(重吾・仙人化)の肉体を得る要件を満たす描写じゃなかったのかな…と、僕は予々考えておりました。その後もヤンチャを続ける”鷹”が、今度は侍の国で五影会談を開催したところに場違いに乱入して侍をサスケが殺しまくった時に、サスケのチャクラが香燐を<ガタ><ガタ>と振るわせる姿に、重吾がやっちゃった感を滲ませたりしていましたっけ。

胸部と言うと、丁度、チャクラを練る経絡系が在る身体部位ですし、重吾は仙人化できる特殊な肉体の持ち主であり、非瞳術系であることから明らかに弟系の末裔であります。そして、侍を殺しまくるサスケのチャクラが重く冷たく変化して、それを感知した香燐がその変わり果てたチャクラに腰を抜かし、重吾が冷や汗を流す…。それが開発される万華鏡写輪眼のチャクラであれば問題はないのですが、サスケのチャクラの変化に重吾の細胞が関与しているなら、然るべきタイミングでサスケの輪廻眼開眼があるのかも知れません。きっと、大蛇丸の重吾からサスケに細胞が提供された事実を聞き及んではいないでしょうけど、こんだけの面子が同伴していますから、サスケに異変があればいちいち説明してくれるでしょう(笑)。

ま…そんな事を考えてると、大蛇丸がアッサリとサスケに殺されて、一度サスケに自由となり、大蛇丸の遺産とも言える良質な実験体を自分の手駒にした”鷹”の結成そのものが、大蛇丸がサスケを放牧したようにも思えて来るから面白いです。水月が妖しい…大蛇丸のスパイなのでは?と考えてしまったとは、そういう都合の良さにあったのかも知れません。そして今、サスケの後見人よろしく大蛇丸がサスケに付くと言う。きっとそれはサスケの成長を見届けたいという好奇心に拠るものでしょう。大蛇丸にそう思わせるサスケが僕は妬ましい。もしかしたらマダラもサスケに会ったらそう思ってしまうかも…否…ないかな。マダラはそれでも「オレが!!」と思う人だからこうなった訳で…。

それが「中二病の境界」だと、僕は思うのです。

続きます。


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第627話「サスケの答え」(参)

 
「さぁ…サスケくん
どうするの?」(大蛇丸)

「里を潰すのか…
それとも…」(大蛇丸)

「オレは…お前にいつも許せとをつき

この手でお前のことをずっと遠ざけてきた

お前を巻き込みたくはなかった…

だが今はこう思う

お前が父を母を…
うちはを変えることができたかもしれないと…

オレが初めからお前とちゃんと向き合い
同じ目線に立って真実を語り合っていれば…

失敗したオレかが今さら
お前に上から多くを語っても伝わりはしない

だから今度こそ本当のことを少しだけ

お前はオレのことをずっと許さなくていい

お前がこれからどうなろうと

オレはお前をずっと愛している」(穢・イタチ)

オレは戦場へ行く
この里

イタチを無にはさせん!」(サスケ)

歴代火影達の証言をしっかりと聞き届け、サスケが全身全霊で考えて出した「答え」「マダラをぶっ潰す!!」でありました<ホッ>。結果的にサスケもうちは一族にに存在した「一族の枠を越えて里の為に尽す忍」だったようです。そう言えばイタチが「一族に固執していては…」と怒りまくって、木ノ葉隠れの里の転覆を企図するうちはの上役をフルボッコしましたけど、あれってそういう事だったんですね。結局、マダラは「一族」固執したまま、忍の先、里の先までは考え及ばなかったのでしょう。しかし、だからと言ってサスケにも「本当の変革」が明確に見えている訳ではなくて、取り敢えずマダラは違う…イタチとイタチが守ろうとした木ノ葉隠れの里を守るべきだと判断したのでしょう。

ま…この面子良心(穢土転生?)に従つて、真実のみを述べ何事も隠さず、又何事も附け加えない態度を貫きましたし、イタチやサスケをちゃんと見て、それに対する評価も怠りませんでした。きっとそれだけでもサスケにしてみれば心の憂さも晴れたんじゃーないでしょうか。何よりイタチがここまで高く評価されている事実に心底救われた事でしょう。サスケの「答え」をこの場をファシリテートする大蛇丸が促すと、サスケはイタチがかのKFB(カブトフルボッコ)の最後にイタチがサスケに贈った言葉の数々を思い起します。ちなみにイタチがサスケに「オレのことをずっと許さなくていい」というのは「ずっとオレを忘れるな」という意味なんじゃないかと、僕はイタチの墓標の方を向いてそっとグラスを持ち上げ一礼しました(笑)。

サスケがイタチを恨み続けたっていい。憎しみ続けてもいい。そうすればサスケはイタチを忘れないから、イタチはサスケの心に居座れます。イタチはどんな形であれサスケと共に在り続けられます。例えそれが負の評価であろうと、イタチにとってサスケと共に在れるということが最大のご褒美だったのだと思います。最期の最後までイタチにはサスケへの罪滅ぼししかなかったのでしょうが、それを貫き通すのがイタチであり、それでこその奥ゆかしさでありましょう。勿論、サスケは忘れるどころか、別れてから何年経っても忘れられない恋人のように、事あるごとに思い出すんでしょうが、それはイタチの優しい恣意だったのかな…。何やら川の向こうでイタチが<テヘペロ>を出しているような…。

イタチがサスケに「愛している」と告げたのは、サスケが独りぼっちでこの世に在るのではなくて、サスケを愛した父と母が居て、サスケに関わった多くの人がいて…そして、その中にイタチも居るからだと、サスケに伝えたかったからだと思います。ま…サスケにしてみれば、もうイタチしか見えない…みたいな状態なんでしょう。これはもうイタチの呪いです(笑)。しかして、それは幻術なんて小狡いものじゃなく、正真正銘のイタチの想いでありました。穢土転生で呼ばれたイタチでしたが、サスケの為にナルトに託した筈の別天神に救われます。しかし、正気に戻った直後、超レアな瞳力である別天神"天照"で燃やしてしまいます。イタチは既に気付いていたのだろうと思います。

どんなに高度であろうと、巧妙であろうと、忍術なんかでサスケを変えてはならないと。イタチは全ての忍が何の戸惑いも無く犯す過ちというものに気付いたのです。もうサスケに嘘はつけない。だから、イタチは『NARUTO -ナルト-』の読者が目を爛々と輝かせ見守る中、あんなにコッ恥ずかしい台詞をサスケに吐けたのです(笑)。僕はイタチがサスケに「愛している」と言ってくれ!!と祈りを捧げる人だったので、あの時は裏の井戸で水業してましたけど(笑)。ま…サスケがイタチを忘れることなく、イタチの金言を拠り所とするなら、これから先、大きく外れる事もブレる事もないでしょう。それこそ「イタチの真実」が最期の最後でサスケに与えたインパクトなのだよ!!オビトよ。これが…

正真正銘「イタチの最後っぺ」だろうよ…。

続きます。


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第627話「サスケの答え」(弐)

 
「うちはカガミの子孫が

うちはシスイだ…

お前の兄 イタチの友達だった男じゃ

このワシを含め…
多くの者が初代様の火の意志を受け継いだ

ただワシは誰よりも甘い忍だったかもしれん…
二代目様の里づくりを上手く引き継げなかった

そのためダンゾウに…

里の闇を背負わせてしまった…」(穢・ヒルゼン)

「………」(サスケ)

「…ダンゾウも復讐としてオレが殺った…
奴は最後…卑怯な手を使ってでも里を守ると
公言してたがな…」
(サスケ)


「………」(穢・ヒルゼン)

「…どうやらワシは火影として
失敗ばかりしてしまったようじゃ…
今のこのような外の状況を作ったのは
自分の責任でもあるの…」(穢・ヒルゼン)

「イヤ…三代目のせいじゃない…
アナタはしっかり里の為に尽くされ全うされた

九尾の里襲来の時にオレが倒れてしまった

アナタに火影として期待されていたのに…
その期待にそえなかった…」(穢・ミナト)

「私を差し置いてまで選ばれたのにね

皆 残念だったわよ」(大蛇丸)

「大蛇丸様…少しスネてます?」(水月)

「フフ…

三代目の前だから

少しね」(大蛇丸)

「生きていれば
うちはクーデターの計画も
もっと未然に防げたかもしれない…」(穢・ミナト)

「………」(サスケ)

今回のお話を読んでいて、何だか凄く気持ちがいい…どうしてなんだろう?と考えていたんですけど、やはりそれは柱間の存在に拠るのだろうと思います。そもそも柱間がドッカリと腰を降ろし胡座をかいているのは大蛇丸を安心させる為で、例えそれが可能であろうと穢土転生の縛りを解いて大蛇丸を潰す考えはない事を、躙(にじ)り口から茶室に入る武士のように示しているのだと思います。そして、その姿は同じ穢土転生の歴代火影達にも影響していて、断じて自分より先に動く事は許さないと、特に扉間に歯止めを掛けているのではないでしょうか。しかも柱間は面識のないサスケをえらく丁寧に扱っています。それにほとんど情報のない段階でサスケを「次のマダラ」とも予見していました。

それはサスケの写輪眼が基本巴でないから…だけではなく、もっとちゃんとサスケを見ていたからだと思います。その前にヒルゼンが忸怩(じくじ)としてイタチを使い捨ててしまった事をサスケに詫びるのも見ていましたし、大蛇丸がサスケに付き従う様子もちゃんと汲んだ上で、サスケの唯ならぬ怒りの意味も柱間には分かったんでしょう。それにヒルゼンがそこまで悔やむイタチの真価を柱間には思い遣れた筈です。そして、そんなイタチが木ノ葉隠れの里よりも大切に想っていたサスケがどのような存在であるのかも、柱間なればきっと考えが及んでいたでしょう。これは柱間が強いとか力量云々じゃなくて、理解力や包容力がハンパ無い事を示しているのだと、僕は考えています。

誰であろうと柱間が目の前でドッカリと腰を降ろして付き合ってくれるなら雄弁になるでしょうよ。柱間ならば何だって受け止めてくれる。そういう雰囲気が柱間にはあるのだと思います。きっとそんな雰囲気がマダラを惹き付け虜にしてしまった筈です。基本、歴代火影(全てを知る者たち)を召還した穢土転生は嘘がつけない設定になっていたかとは思いますが、それらの証言をサスケが反証を試みたりしないのは柱間が楔のように歴代火影達を律しているからなのだと思います。恐らくこの場に居る誰もが嘘をつけないでしょう。それは忍術でもチャクラの所為ではない。柱間の纏う空気が物凄く澄んでいて清らかだからなんだろうと、僕は思うのです。何故だかそう思うのです。とても気持ちがいいのです。

きっとこれが柱間の人となりなのだろうと思います。「一国一里」の礎となる木ノ葉隠れの里を興したカリスマ。そして柱間が居たからこそ、扉間が居て、ヒルゼンが居て、ミナトが居る。皆、斯く在ろうと…柱間のようになろうと精進したのでしょう。そして、それこそが火影の意味であり、火影岩の意味なのだろう…と、僕は思います。よくよく見ていると扉間だってかなりの人格者だし、考え方がいちいち大人です。ヒルゼンもミナトも実に思慮深く温かい。斯く在るから火影なのか、火影だから斯く在れるのかの答えは大蛇丸に聞いてください。大蛇丸「今ならアタシだって…」と言うでしょうよ(笑)。けど、ミナトに対して大蛇丸一方ならない感情があったのですね(笑)。

恐らくミナトの火影就任は大蛇丸の里抜けとも密接に関係していて、そこには大蛇丸を殺せなかったヒルゼンの存在も大きく関わっているでしょう。そんな諸々の事情が大蛇丸に拗ねさせたんでしょうが、大蛇丸は決してミナトをバカにしていないし、ヒルゼンを責めもしない。やはり大蛇丸もミナトが火影に適任であったと考えているのでしょう。メチャクチャ昔のお話ですけど、中忍試験でテマリに敗戦したシカマルがしっかりと中忍昇格できたのを見て木ノ葉とは人を見る目があると唸ったのを思い出しましたが、腐っても鯛…死んでも火影の「全てを知る者たち」の人を見る目の確かさは異常(笑)。しかし、ヒルゼンがもう少し大蛇丸の才能に媚びずに、大蛇丸自身を見ていれば…

違う現在もあったのかな…<ボソッ>

「大蛇丸は何故、グレてしまったのか?」参照。

続きます。



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未だ読んでいない人の為に…⑬

 
書く書く…と言って書かない。その内、誰かに訴えられるじゃないかと、僕は怯えています(笑)。しかし、僕も日々、血の涙を流しながら戦う(零細)企業の戦士でもある故、侭ならない時もあります。特に週ジャンが合併号とか休載(あるジャンのないナル)って時は大抵、衆生の休み時と重なっていて、当然、世の中と連動してる…仕事をしてる…僕もその影響下にあります。特に年末年始とGW。これはもう地獄と言ってもいい。きっと閻魔大王も許してくれる…って言うか、閻魔大王がこんな会社は嫌だと言うくらいの地獄です(笑)。だから誰もナル×ジャンを訴えないでください。そして、上がらない時にはケルベロスもそういう事…燃え盛る地獄の豪火の中で…なんだと思って頂けると助かります。

それで…書けない時の神頼みじゃないですけど、「サスケの答え」と密接な関係にあるイタチの存在に今一度触れて頂きたい。サスケが大蛇丸を復活させ、大蛇丸が両腕を取り戻し呼び出した「全てを知る者たち」でしたが、その証言とはイタチの正しさを実証(決して反証ではなかった…)する為の材料に過ぎないのです。ここまでの面子だろうが出汁にしてしまう…サスケにとってイタチとは斯様にも尊き存在なのであります。そして、サスケが確かめたいイタチの核心とは?!しかし、そんな疑問は『NARUTO -ナルト-』を共に読み解くご同輩には愚問でもありましょう。穢土転生が幅を利かせてしまって、命の重さが蔑ろに…との想いもあるでしょうが、イタチの泣きの一回で絞り出した…

「あの一言」を今一度噛み締めてください。

「序」(「愛している」と言ってくれ!!)

「紡」(「愛している」と言ってくれ!!)

「月」(「愛している」と言ってくれ!!)

「標」(「愛している」と言ってくれ!!)

「言」(「愛している」と言ってくれ!!)

四の五の言ってないで書けやーッ!!すまそn




 
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第627話「サスケの答え」(壱)

 
とは……耐え忍ぶ者……
目標を…叶えるために…」(サスケ)

「オレにとって
それが里づくりだった
だがマダラは別のモノを見つけたようだ

さっき大蛇丸とやらが言った
…マダラが復活しこの世の忍を消すつもりとは
具体的にどのようなものなのかは分からぬが…」(穢・柱間)

「無限月読…
里もも 国も民も関係ない…
ただ全てを幻術にはめ
己の思い通りに操ることだ


オレの兄が…マダラの弟が…
そしてアンタ達が守ろうとしてきた
全てのモノを……
無にするのだ」
(サスケ)

「……!」(歴代火影)

「………」(大蛇丸)


「兄さんは……
…柱間…アンタの意志を直接語ることなく
受け継ぐ者だったってことだ…


そしてアンタ以上に耐え忍んだ
そして木ノ葉の忍であることを
誇りだと語って死んだ

アンタを一番理解していた
うちは一族だったとは皮肉だな」(サスケ)

「……」(穢・柱間)

「お前の兄だけではない
ワシの部下に甘えの兄と同じような
うちはカガミという男がいた」(穢・扉間)

「…二代目…アンタは
うちは嫌いじゃなかったか?」
(サスケ)

「そういうことではない…
ワシはどの一族とて
里にとって危険性があるものを
注意深くとらえていただけだ
うちはは特に
それを考慮すべき一族だったのは確かだが


…だが本来…愛情に深いうちはだからこそ
時にお前の兄やうちはカガミのように
一族の枠を越えて里のために尽くしてくれた者も
少なからずいた

里とは一族と一族の枠を取り払うものだと
兄者は考えた…
まあ…そう簡単にはいかぬのも事実だったが

兄者 柱間の甘さ…
うちはマダラの危うさ…
この2人の間を取り持ちつつ
里を守り つくり 固めるのが
二代目のワシの役目だった」(穢・扉間)

「………」(サスケ)

僕はとはチャクラを扱える特殊な人種…六道仙人の子孫…であると考えています。その経絡系で精神エネルギーと身体エネルギーを練り込む事で発生するエネルギー…チャクラを「印」を介する事で「忍術」という事象を発生させる異能を持つ特別な存在であります。『NARUTO -ナルト-』世界にはチャクラを扱えない普通の人間も存在し、「国」を運営する大名等はボヤボヤした出来損ないの公家みたいな感じで何なんだろう?と思えるような人々ですが、何故だかはそれらに従う立場に甘んじているようで個人的にリアリティ希薄でありました。しかし、「耐え忍ぶ者」とする柱間の忍観六道仙人世界安定させる役割をその子孫に課した(さが)なのだろうと納得しました(笑)。

本来は六道仙人が一人で世界安寧秩序というものを齎していたんです。しかし、六道仙人は自分のコピー=同等品を残すのではなく、自分を真っ二つに割るように兄・弟を遺し、それが繁殖し、ある意味、希釈されるようにチャクラを扱う者を数的に増やして行く方針の転換を図っています。そもそも六道仙人が寿命に抗わず次の世に期待して九喇嘛ら九つの尾獣を解き放った静謐(せいひつ)な六道仙人の表情から、自分ではない何かに譲る安堵のような気持ちを、僕は感じました。何だろ…あの「僕じゃダメなんだ感」は…(笑)。それがオビトが代用品で無理矢理起こした十尾「感情も概念もない途方もない(自然)エネルギーの塊」(ep610)だった事で何だか解った気がしました。

その核心部分はもう少し伏せさせて頂くとして、六道仙人兄・弟を意図的に発生させ、それが交配・生殖していく人の自然な営みの中である程度の集団を形成する見立てがあったのでしょう。そして、案の定、「一族」を形成するに至ります。柱間とマダラが企てた「変革」とは正に「一族」という単位を「里」にスケールアップするものであり、個別「一族」が内包する小さな「闇」が集積された時に看過できない存在として噴出する弊害を合わせ持っていた…ひとつの提示でありました。実は同じことが六道仙人安寧秩序でも存在したんでしょうが、それは六道仙人個人が飲み込んで済ませていたのだと思います。ここ、上手く表現できないでいるんですが似たような描写は既に在ります。

「九尾事件」でミナトが九尾のチャクラを屍鬼封尽陰陽分離「九尾の陰のチャクラ」を死神の腹に納めたアレであります。親とは常に子供が扱えるか扱えないか…ギリギリの課題を子供に課して、懸けたくなる生き物なのであります。きっと六道仙人も同じように自分の能力を分割して後世に託し、それらが個別に関わる中で、それぞれが個別に持つ越えようもない程大きくない問題点を乗り越え、徐々に発展して行く未来というものを願ったのだと思います。ナルトはミナトの思惑通り「九尾の陽のチャクラ」と懇(ねんご)ろになり、今また「陰のチャクラ」を統合しようとしています。これが最初から一体であったならナルトは九尾に屈したかも知れない。ミナトがそれを「危険過ぎる」と判断したのです。

同じような親心六道仙人にもあり、その大き過ぎる力を尽く分割する事で危険性を排除しています。そして、その配慮は六道仙人という「個」として在った時には顕在化しなかった些末な問題を露にするものでもありました。それがの単位が「一族」から「里」にスケールアップする段階で看過し難い「闇」として顕在化しています。そして当事者たる柱間とマダラで別々の選択をする…。それも六道仙人の意図したところだったのだろうと、僕は考えています。自来也が長門に言ってましたが、「どうするか?自分で考えることだ」六道仙人は子孫に望んでいるのだと思います。つまりは、子らの成長を期待しているのです。ミナトが九尾の片方をナルトに託した意味がそれと近似しています。

その親心が納得できるなら、六道仙人から分割された末裔たる忍共が何故に斯様な胎動を継続するかは理解の範囲に留まるでしょう。そして、無限月読世界「夢」で統合しようとするマダラが「悪」だとも言い切れず、「里」を基本単位に「国」を支え、それが世界を構築していかんとする柱間の考えが完全な「善」だとも言い切れず、人々の心の中に静かに降り積もる「澱」(おり)のような「闇」と人がどうして向き合うか?その心構えを個々がどうするかを考え、成長して行く…。その過程に僕らは臨場しているのです。これからどうなるのかなんてキッ神にしか解らないけれど、少なくともこれらの課題の起点「親心」が在るだろうことは解ります。そして、その温かな試練こそが…

『NARUTO -ナルト-』魅力であることも…。

続きまーす!!


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第627話「サスケの答え」(零)

 
<フッ>「やっと息子に会える

ナルト

今まで父として
何もしてあげられなかった分…


大きなプレゼントを持っていくよ」(穢・ミナト)

穢・柱間の長話が終り、いよいよ「サスケの答え」が出ました!!エーッと…しかし、ちょっと時間が取れなくて感想は本日夜半からシコシコと取りかからせて頂きます。しかし、穢・ミナトの「九尾の陰のチャクラ返還フラグ」が捨て置けない!!これでナルトの”尾獣モード”フルスペック九尾によって激烈パワーアップするんでしょう。それに穢土転生の歴代火影軍団+”鷹”&大蛇丸強力杉で、さすがのマダラも旗色が悪い(滝汗)。これが「道」(仮)登場の言い訳となりませぬよう、心の底から祈りを捧げております(笑)。戦力が穢土転生ばかりなのは些かアレですが、泥を喰らわば皿まで…と申しまして、ここまで来たらキッ神と心中上等で物語に入り込んで行きましょう!!

ところで、次週…あるジャンながらないナルにつきまたまた二週間のお預けと、おまけにその次の『NARUTO -ナルト-』掲載号が合併号(22・23)で二週間のお預け連チャン確定です。ま…こんな時こそナル×ジャン一肌脱がねばならん…と思っとります。そう思うなら今書け…と突っ込まれると痛いですが(汗)。お話はいよいよお祭りモードで、何だかやる気スイッチが…見つかったんならいつ書くんですか…今でしょ!!じゃなくて…<ポチッ>と押して「ワァーーーッ!!」と叫びながら走り出しそうです(笑)。いろいろと突っ込みどころはありますけど、歴代火影の嘘偽りのない言葉をサスケは自分の目と耳と心で感じ、自分自身で「答え」を出したのです。

そして、これが「キッ神の答え」でもあるのだ!!

つべこべ言ってないで早めに書きます(汗)。


 
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第626話「柱間とマダラ 其ノ弐」④

 
「…今 マダラが
どう復活したのかは分からぬが…

オレは確実に友を殺した…

…里の為に

………
そう…

里とは—…

始まりに…マダラとオレが望んだ里とは…
一族と一族を繋げるものだった

無秩序から秩序を形づくり
それを保つための大切な要だった


子供達を守り無駄な争いを避け…
平和を実現するものだった

だが…
君の兄…イタチが背負ったような
闇を生み出してしまった

………

マダラの言った事は正しかったのかも知れん…
この状況をみすえていたのかもしれん…

この状況を作りあげてしまった忍はオレだ
そして それをよしとした忍もオレでしかない…
…そして思う…

忍とは

目標に向けて耐え忍ぶ者だと…

ただ
何を目標に置くのかで忍も変わる…

マダラとオレのように…」(穢・柱間)

一個前の感想で一寸舌足らずだったので補足させて頂きますと…九尾を沈黙させた柱間とマダラがサシで向き合ったところで描かれたマダラの永遠の万華鏡写輪眼をマダラの幻術発動のタイミングとすれば、かなりの勢いで降っていると、行く行くは終末の谷の象徴とも言えるあの滝の向こうに煌煌と輝くがマダラの瞳力が創り出した幻術空間であったと説明できるかも知れないなー…と、僕は思ったんです。そしてマダラは自分が柱間に背後を取られ心臓を貫かれたにも関わらず何故だか生きていたのも、描写がなかった「柱間の生きた細胞」の採取も<プル><プル>と縛られている柱間から<チュルルルル…>っと吸い出せるじゃありませんか!!しかも「道」(仮)の手助けが必要ない!!

実はそれが一番の理由だったりもしますが、マダラと柱間の闘いが一見、柱間がマダラを削っているように見えましたけど、その裏ではマダラが柱間のチャクラを消耗させる緻密な作戦を練っていて、遂には柱間の仙人モードまで出させて真数千手・頂上化仏を使わせるのも計算の上。九尾献上も柱間のチャクラを剥ぎ取る為の餌に過ぎなかったのかも知れません。そして無尽蔵にも思える柱間のチャクラの底が見えたタイミングでマダラは永遠の万華鏡写輪眼十八番シスイの別天神クラスの幻術を柱間に浴びせかけて柱間の身体を好き放題に弄くり回したんじゃないでしょうか。しかし、それならそこで柱間を殺めてしまえばいいじゃないか!!…と思ったアナタ!!アナタですよ!!そこが深いんです。

「…変わったな…柱間…」(マダラ)

恐らくマダラにはこの時点で「うちはの石碑」をネタ元として輪廻眼開眼(この先)「月の眼計画」(先の夢)が現実的なプランとして存在したんじゃないでしょうか。きっとマダラは「柱間の生きた細胞」を入手して輪廻眼・六道となって夢の(ような)世界を創ってしまえば、もう誰も殺す必要はなくなると考えていたんだと思うんです。だから、「里」を守る為に「友」を切り捨てた柱間にマダラは「変わった」と言ったのではないでしょうか。幻術の中で踊る柱間はマダラを殺してしまったけれど、マダラは「友」を殺さない…柱間を殺さなくていい「夢」の世界を創ろうと真剣に考えていたんではないでしょうか。その「夢」を実現する為に何としても「柱間の生きた細胞」がマダラは必要だった。

そして、その計画がまんまと成功しマダラは目出たく六道となるも寿命の壁に死を余儀なくされます。そして、自分の開眼した輪廻眼をオビトに託し外道・輪廻天生の術に復活を誓う…のですが、オビトのリンちゃんに対する想いが「月の眼計画」そのものを捩じ曲げて行ったのでしょう。しかし、マダラもそれには気付いているけど、オビトが復活の命綱(輪廻天生発動可能な似非六道)なもんでその扱いに苦慮してるんだと思います。もし、マダラが計画通りに長門に輪廻天生されていたなら、第四次忍界大戦なんて下らない殺し合いなんてなく、もっとスマートに「夢」を実現しちゃっただろうと思いますよ。そして…マダラは恋愛に眼の色を変えてるオビトよりももっと純粋だったと思います。

それで、何でマダラが終末の谷にを降らしたか…ちゅーとこです。が降ってるのになんでがあんなに煌煌と輝いていたかってとこですよ。あれがマダラの創り出した幻術空間だった…という前提でなんですが、あの「雨の月夜」とはマダラが柱間に向けたメッセージだったんじゃないかと思うんです。マダラは二人の闘いの終幕がマダラの幻術だったと柱間に気付いて欲しくて、が降ってるのにを夜空に浮かべたんじゃなにのかな…って、僕は思ったんです。お前は幻術の中でオレ(マダラ)を殺したけど、オレ(マダラ)はお前(柱間)を眠らせた後、散々お前の身体を(まさぐ)ったけど、お前を殺さなかったよ!!オレはそんな世界を創りたいんだ!!って、マダラは柱間に発信してたんじゃないでしょうか。

忍が忍である限り…忍術が人を殺めるスキルである限り…「一族」「里」として変革され「無秩序」から「秩序」が錬成されようとも、必ず「闇」が噴出する。忍の神がそれを悔恨しているのが実情であります。「里」を創った想いが純粋であればあるほど、その「闇」が重荷に感じられる。それは構造的に避けられない破綻でありましょう。加えて兄系は遺伝子レベルに人格破綻因子を抱えるメンヘラの地雷ちゃんでありまして、忍が内包する不安を増幅する六道仙人のトラップそのものなんだろうと、僕は思います。しかし、単純にマダラが「悪」であり、柱間が「善」とは、僕には思えないのです。もしかしたらマダラの方がもっと真摯に忍が抱える問題と向き合ってたんじゃないかとも思える…。

僕はそんな迷宮を今まさに彷徨って居ります。

第626話「柱間とマダラ 其ノ弐」
ナル×ジャン ケルベロス


 
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第626話「柱間とマダラ 其ノ弐」③

 
<ザーーー>

<ハァ><ハァ>(柱間)

<ハァ><ハァ>(マダラ)


「今度は…お前が届かないのさ」(マダラ)

<ダッ>(マダラ)

「!」<ダッ>(柱間)

<バシャ>

<ズバ>

<バシャ>(柱間)

<ザ><ザッ>(マダラ)




「立っているのはオレだ…
…あの時とは逆だな」(マダラ)

「くっ……
…届いたばかりの夢を
…守りたいんだ…オレは
…これ以上は……」(扉間)

「…ずいぶん落ち込んで見えるぞ…柱間
今度こそ開き直りはできないか…?」(マダラ)

<コッ>

「…腑を見せ合うことは
できねーだろうか?」

「まずはこの考えを捨てねェことと
自分に力をつけることだろうか」

「ここにオレ達の集落を作ろう!」

「掴もうとすれば
できないことはなかったってのに
オレは…」

「これから夢が現実になる」


<ズカ>「……!!」(マダラ)

「……」(マダラ)

<スッ…>(マダラ)

「…木遁分身…」(マダラ)

<ザー>




「…オレが後ろを…
とられるとは…」
(マダラ)

「オレはオレたちの…
イヤ
オレの里を守る…
何があろうとも

里を守ることが
何より人を…
忍を
子供を守ることになると
オレは今でも信じる…!

たとえそれが…
友であろうと
兄弟であろうと
我が子であろうと…
里に仇なす者は許さぬ」(柱間)

<ガクッ>(マダラ)

「…変わったな…柱間…」(マダラ)

「オレはこの時覚悟を決めた
今を見守るために耐え忍ぶ覚悟を」
(穢・柱間)

「……」(柱間)

「…本末転倒だな……

それが…里の…闇になる…
いずれ…」(マダラ)

<バシャ>(マダラ)

「!」(柱間)

<ザーーー>

<ガクッ>(柱間)

「そうして…マダラとオレの
戦いは終わった」
(穢・柱間)

柱間は「終末の谷の決闘」で確かにマダラを殺したと思っていた筈です。それはこの後の穢・柱間の語りでも解るんですけど、何せ「忍の神」ですから、マダラの背後からブッ刺した一太刀は確実にマダラの心臓を貫いていたでしょうし、事後の死亡確認も抜かりなかったと思います。何より「友」であるマダラを柱間がこんなに悲しいが降りしきる寒々しい場所に放置する筈もありません。きっと柱間なればマダラの骸を拾い上げ、然るべき場所に埋めたと思います。そして、マダラが愛用した首斬り鎌うちは墓標とした事でしょう。柱間がマダラの死を信じて疑わない状態から、どうやってマダラが復帰したのかを想像したんですが、やはりマダラ単独では難しいんではないかと思います。

しかも、二人の闘いの中でマダラが「柱間の生きた細胞」を奪った描写がありません。そうなればマダラの首斬り鎌や辺りに飛び散った柱間の組織を集めるしかありません。しかし、こうも勢い良くが降ってますからボヤボヤしてると雨粒に洗い流されてしまいます。やはり、マダラには協力者が存在して、しかも、二人の闘いをかなりの近距離で注目していた可能性が高いです。恐らくはマダラを信奉するうちは一族で、木ノ葉隠れの里にうちはが取り込まれる前に地下に潜ったとされる…ナル×ジャン的には「道」(仮)が、柱間がマダラを丁重に埋葬して柱間が現場を立ち去った直後にマダラの甦生「柱間の生きた細胞」の回収を担当したのだろうと、僕は考えています。

或いは柱間がマダラを埋葬する段階で、柱間がマダラの骸を抱き上げた時に偶然、柱間の血や肉片がマダラの傷口に付いた可能性もありまして、埋められた後、「柱間の生きた細胞」が死んでしまったマダラに働きかけて甦生してしまったのかも知れないと、僕は考えたりもします。柱間は「友」であるマダラを殺めてしまった事を悔いていますから、もしそうであれば多少救われますし、やはり柱間の細胞は特別なのだとも思えますね。何より、そうであれば「道」(仮)が存在しなくていいので、再び風呂敷が広げられる事もないし、どっかの洞窟で「何年振りだな…」とか「ぜってー殺す」とか言いながら洞窟の天井からぶら下がる必要もないので、精神的に救われますよねー…第二部(完)とか(笑)。

もしもそんな事になったら、卓袱台がジョジョみたいに地球の成層圏を脱して考えるのを止めるくらいまで飛ぶと思います(笑)。だから、そうならないように祈りますけど…第二部と第三部の間で「自来也外伝」「ミナト外伝」を読んでみたい気もします(笑)。ところで、この場に降ってるですけど、「終末の谷」となろう窪地の遥か彼方に月がガッツリと見えてますんで、かなり局地的な現象のようです。きっとマダラと柱間の熱気というか、壮絶な闘いのエネルギー上昇気流を起こして雨雲を創り出したんだろうと思います。二人の闘いが起因する猛烈な爆発が巻き上げた水飛沫が降り注ぐには二人の闘いは余りにも長過ぎます。ま…いろいろと説明が難しい状況ではありますな。

しかし、マダラには柱間が「もしかしたら”里”じゃなくて”自分”を選んでもらえるかも!?」みたいな淡い期待があったんでしょうか?しかし、それじゃー「里」が何の為に必要なのか…その前提を崩してしまう事になりかねません。柱間がマダラに鬼のような表情で誰であろうと許さない!!という気持ちがマダラには既に解らなくなっているようで、増々、マダラの不適応さが際立ちます。僕なんか気が短い方だから、マダラなんか直ぐに切り捨てちゃいます…っていうか、喪失感人格破綻の引き金になるうちは一族とか即刻根絶やしにすると思います。その意味では扉間寄りの性格なのかもね(笑)。しかし、ちょっとした事で人格が破綻して人が変わるとか弱弱のアマチャン杉ですって。

そんなこと言ってたら実際生きていけないと思います。そればかりか他人様に迷惑掛けるんだから、いっその事…と思いますよ。そう思えるくらい世の中は厳しいんです。少年少女のお父様もお母様もそんな世の中で生きながら皆さんを育ててるんです。辛いとか悲しいとか、血の涙を流しながらも、へこたれずに一生懸命働いているんです。その積み重ねが「社会」を維持しているんです。マダラにはその道理が通じないのだろうと思うとこっちがへこたれますが、それだと物語はいつまで経っても終われないので、ナルトは何とか瞳力者の居場所を見出さねばならんのでしょうね。ところで、九尾が落ちた直後の二人の対峙…そこで描かれたマダラの永遠の万華鏡写輪眼にもう一度、注目しましょう。

もし、あれがマダラの幻術発動タイミングであったら!?二人の肉弾戦でイタチやサスケのような"天照"黒炎もないし、オビトのような時空間忍術に苦戦する柱間の描写もありませんから、もしかしたらマダラの瞳術特性別天神・シスイレベル高度な幻術系だったとしたら…!?しかも、マダラの単独犯行でマダラが柱間に死んだと思わせて、同時に「柱間の生きた細胞」をまんまと採集して逃げ果せないといけないのだから、あのタイミングでマダラが柱間を幻術にハメた…とするのが意外と都合がいいです。幻術にハメたのに柱間を殺さないのはマダラに「この先」を確かめる時間が必要だったからとも取れます。そして…この状況がマダラの幻術であれば、もう一つの解釈が許されるんです…

満月が煌煌と照るの「終末の谷」が…。

続きます。


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第626話「柱間とマダラ 其ノ弐」②

 
「オオオオ!!!」(マダラ/柱間)

<ババババ>(真数千手)

<ドドド>(連続尾獣玉)


(頂上化仏!!!)<ズカカカカカカカカ>(柱間)

<ドッ>

<ガコ>(真数千手)


「須佐能呼をはがされたか…!!」(マダラ)

<ハァ><ハァ>(柱間)

<ズオ>(千手観音)

<ガッ>「ガルルルル!!」(九尾)



「行くぞ!!」(柱間)

<バッ>(木人・木龍)

(廓庵入鄽垂手!!)(柱間)

「座」<バッ>(木人)

「!!」<ザッ>(マダラ)

<ダン>(マダラ)

<ズン>(木人)

「!!」(九尾)

<フッ…>(九尾)

<ガク>(九尾)



<タン>(柱間)

「!!」(マダラ)

穢・柱間のマダラと柱間の紆余曲折の説明…子供の頃から木ノ葉隠れの里の立ち上げてマダラが里を離れるまで…が終り、「終末の谷の決闘」の佳境にお話は移ります。マダラが九尾を須佐能呼の鎧ガードしたのを見て、柱間が仙法・真数千手で応じたところからの続き…。真数千手の夥しい数の拳がマダラに襲いかかると、マダラは九尾の連続尾獣玉に須佐能呼の剣を刺して応戦します。恐らく、須佐能呼の鎧のお陰で九尾と須佐能呼の連係がとり易くなっているのでしょう。もしもこの戦法がマダラになく、単なる連続尾獣玉だったら、それらを柱間は尽く木手で掴み、そのままマダラ(須佐能呼)に浴びせかけていたでしょう。そうなれば万事休す。マダラは九尾ごと灰燼と帰していたでしょう。

しかし、(千手だけに…)手数の優位は柱間にあって、マダラの須佐能呼の鎧も剥がされ、間髪入れず木人木龍が九尾の鹵獲(ろかく)に動きます。この時、柱間は「廓庵入鄽垂手」(かくあんにってんすいしゅ)を用い、九尾のコントロール権をマダラから奪っています。恐らくはマダラの瞳力に拠る九尾の幻術支配を解き、柱間の支配下に無理矢理置いたのでしょう。ヤマトも同じ能力を木遁を絡めて発動していたので尾獣のコントロールは木遁チャクラのオプションと考えていいと思います。やはり柱間の木遁チャクラは尾獣と深く関連した能力だったと考えるべきだと思います。柱間がこの能力を獲得、或いは会得するタイミングで六道仙人の遺物、遺志か十尾に関連する何かと柱間は接触する必要があると思います。

兄弟の扉間とも全く違う柱間の異能…特に超レアな木遁(チャクラ)説明がそろそろ欲しいと、僕は考えています。他にもマダラが「印を結ばずに…」と絶賛する弟系らしくない柱間の陰遁体質(?)…綱手は「印」を額の♦マークに練り込んだチャクラと一緒に封印していて柱間の「印なし」術発動と比べるとやや見劣りします…などもありますが、それも柱間が六道仙人の恣意に触れた痕跡があるなら比較的簡単に説明できるので、それが成れば後は謎と言えば「七振りの忍刀」くらいになりますかね。無茶苦茶大きな風呂敷でしたけど、徐々にではありますが綺麗に畳まれて参りました。折角、丁寧に畳んでいるんですから、ここでまた無理矢理広げないで欲しいな…と、僕は祈りを捧げております(笑)。

ところで、頂上化仏化仏(けぶつ)とは衆生を救う為に仏がその教えを聞いて修行する弟子に憑依して具現化する現象であるとナル×ジャンでは解釈してて、この場合、柱間が仏様の弟子、つまり柱間は六道仙人の弟子だったんではないかと考えています…で須佐能呼の鎧を引ん剝いたまではいいんですが、柱間も仙人モードも失せて些かお疲れ気味です。九尾を廓庵入鄽垂手で眠らせて柱間優勢に一見見えますが、逆にマダラが須佐能呼の鎧で九尾をガードして柱間を疲弊させ、遂には真数千手を浪費させた…と考える事はできないでしょうか。それが九尾の鹵獲と共に木人木龍までが失せた柱間と、マダラがサシで対峙する場面で描かれるマダラの永遠の万華鏡写輪眼に見て取れて…

僕は…<ゴクリ>生唾を飲み込むのでした。

続きます。


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第626話「柱間とマダラ 其ノ弐」①

 
「本当の夢って何だ…?
オレたちの目指したモンは
この里にあるんだろーが!!」(柱間)

「お前は…見えないのさ…

さらにこの先が…
先の夢が」<スウー…>(マダラ)

「……」(柱間)

「だったら…
その先の夢ってのを教えてくれ
この里の夢とつながるなら…
導き役としてお前の力が必要だ…

上役としても…

そして…友としても」(柱間)

「フッ…
つながりなどない
そして
お前には決して届かない

オレの後を追いかけても無駄だ…
お前なら知ってるだろ…
オレの後ろに立てる奴など居ないと」(マダラ)

「そう言ってマダラは里を出た…
2人で届いた場所…
マダラとオレが望んだ里に
マダラは居なくなった

だが世界では
かつての対立したライバル
うちはと千手が手を組み作り上げた
忍者連合体である里システム

皆 高く評価して真似ていった

マダラとオレの夢が叶ったのだ

忍の子供たちも戦う事ではなく
学ぶ事…遊ぶ事を知り…
酒の味を知るまで生きていけるようになる…

だがマダラ
かつての夢を潰すがごとく
木ノ葉の里を襲って来た」(穢・柱間)

マダラが「火影」に成れなかったのは、マダラが「うちは」だけに関心があったのが周囲にバレバレだったから、「里」の全ての民を見渡し守る「火影」には不適任と判断されたからだと、僕は考えています。しかも、マダラがリーダーである筈の「うちは」からも三行半を渡されて、マダラには居場所がなくなってしまう…。それでも柱間はマダラに何とかして「里」に留まるように苦心惨憺するんですが、「一族」とすら繋がれなくなったマダラは既に「糸の切れた凧(たこ)」でありました。柱間がマダラに「火影」という表現を避けて「上役」と柱間の立場を示しているのは、柱間のさり気ない優しさなんだけど、マダラの眼にはもうそれすら映ることはありませんでした。

斯くしてマダラは「木ノ葉隠れの里」から離れてしまいます。偏にマダラの不適合者っぷりが原因だと思います。しかし、同じ職場にこんなのが…マダラの事ね…居たら大変だろうなー(汗)。だって二者択一とかして、それが意に添わなければ脳内に「特殊なチャクラ」が吹き出して人が変わってしまうなんて、そんなの思いっきり「地雷」じゃないですか!?何、この「メンヘラ臭」は!?もしも僕の隣にこんな方が座ってたら!!…と思うと、背筋が凍ります(笑)。きっと柱間もマダラが「里」を出てってホッとしてたんじゃないでしょうか。しかし、それも柄も間…今度はマダラが「木ノ葉隠れの里」を襲って来るというのだけど、もう「逆恨み」の域を超えてますよ…下記参照。

柱間がマダラにリスカやめるように言う

「柱間のためにやめるように努力するね」(マダラ)

マダラが一日中「切りたい…ハァハァ…切りたいよぉ…!」と泣きながら柱間に電話

\(^o^)/(柱間)

しかし、マダラの行為は単なる「構ってチャン」じゃなくて、「うちはの石碑」永遠の万華鏡写輪眼記述に裏打ちされたもので、搔い摘むと柱間の体がマダラは欲しい訳だ…。マダラの言う「この先」とは永遠の万華鏡写輪眼輪廻眼にアップさせる事だと、僕は考えています。そして、その為に弟系の肉体ただし、よりオリジナルに近い生体に限る…が必要であると、「うちはの石碑」からマダラは読み取ったのだと思います。そして、「先の夢」というのはマダラが輪廻眼を開眼して「六道」となって、世界を無限月読「夢」に導く…というマダラ個人が思い描く「夢」なんだと思います。それを実現する為に、九つの尾獣を統合して十尾の人柱力となる必要があるんだけど…。

きっと、その委細も「うちはの石碑」記述があったんだろうと思います。マダラがしたり顔で柱間にその核心部分を明かさないのは、恐らくはマダラの逆も可能だからだと思います。つまり、柱間がマダラの眼を奪うのもアリだと…。恐らく、柱間がマダラの永遠の万華鏡写輪眼を移植しても「六道」の再生とは成るのだと思います。写輪眼に合った「一族の身体」も、「柱間細胞」が埋めてくれるだろうと思います。何でかは未だ明かされていませんが、柱間の特殊性に拠るとだけしか現状では方法が在りません。そもそも、木遁チャクラが何で柱間(細胞)だけに存在するのか?からして明かされていないんだから打つ手はありませ(汗)。あと、その部分の提示さえ在れば一応リーチ(←届く)だと思います。

しかし、マダラが居なくなった「木ノ葉隠れの里」はかつて柱間とマダラが思い描いた構想通りとなって、文字通り「届いた」なのであります。そればかりか世界中がそれを評価し続々と真似ていく…というマダラにとっては「負のスパイラル」が発生してしまいます(汗)。それがマダラを煽り、マダラの中の柱間への憧れを増幅させるのです。何気にこんなマダラの想いが「うちはの石碑」に影響して、「石碑」の解読領域の拡張とか、下手したら改竄(かいざん)までしているのではないかと、僕は考えたりしています。もしかしたら「石碑」記述マルチシナリオ(レイヤー構造)になっていて、瞳力者をズブズブの泥沼に引きずり込む悪意に満ちたものだったのだろう…と、僕は考えています。

続きます。

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第625話「本当の夢」⑤

 
「これはうちはに代々伝わる石碑
他族に見せた事は一度もない
解読するには瞳力が必要な読み物だ

今オレが解読できるところまでに
こう書いてある

”一つの神が安定を求め陰と陽に分極した
相反(あいはん)する二つは作用し合い森羅万象を得る”


これは全てに当てはまる道理だ」(マダラ)

「つまり…相反する2つの力が協力することで
本当の幸せがあると謳(うた)っている…」(柱間)

「だが…別のとらえ方もできる」(マダラ)

「…?」(柱間)

「柱間…オレが何も知らないと思うか…?」(マダラ)

「………」(柱間)

「扉間の事はオレに任せてくれ…
お前無しではやれない…
火影の右腕として兄弟として
共に協力してくれ!
いずれ民もお前の良さに気付く…」(柱間)

「その時
二代目火影としてお前の後
おそらくあの扉間が火影となろう

そうなればうちははいずれ消されていく…
それが分かっていて里をでるよう
うちはの他の者に声をかけたが…
誰一人オレに付いて来る者はいないようだ

弟も守れなかった…
一族を守ると弟と交わした約束も守れそうにない…
守りたい同族からも信用されていない…」(マダラ)

「そんなことはない…!
皆 直ぐに…」(柱間)

「あの時…お前に”弟を殺せ”
断定するべきだったのかもな…

お前はオレを兄弟と言う…
だが里のためにどちらを斬れる?」(マダラ)

「………」(柱間)

「…オレはお前の事をよく分かっているつもりだ
これ以上は無理だ…オレは里を出ていく

オレは別の道を見つけた

腑を見せ合ったからこそ見えた…
協力とは言わば静かな争いでしかない」(柱間)

「そんな事はない!
オレがそうさせん!」(柱間)

「現実をどうとらえるかだ柱間……
…ただ卑怯なのはヤメにしよう…

この世はただの余興と見る方がまだ健全だ…」(マダラ)

「オレの話を聞いてるのかマダラ!」(柱間)

「オレと対等に争えるのはお前だけだ」(マダラ)

「………」(柱間)

「本当の夢の道へ行くまでの間…
お前との闘いを楽しむさ」(マダラ)

…そして、穢・柱間の回想は「うちはの石碑」をとうとう…引き摺り出します。しかし、この状況…マダラは何で他の一族に決して見せる事のなかった石碑を、事もあろうにかつて敵対した一族最強の千手一族の長である柱間に見せたんでしょうか?この時、柱間は既に「初代火影」に就任しています。「火影」岩には柱間の顔が彫られました。それでマダラは柱間をこんなところに呼び出して、別のものを掘ろうとしたのでは!?…スミマセン。最近、脳が疲れてるみたいで(汗)。そうじゃなくて、マダラはこの時、里抜けの決意をばしていたんですよね。それで柱間との今生の別れの場に、ここうちは一族の秘密の集会場の、しかも極秘も極秘、超極秘の「うちはの石碑」の前をワザワザ選んだんですよね。

柱間が扉間の意見に押し流されるように「火影」に就任した…マダラを切り捨てた…のは、マダラが「火影」の要件を満たしていないと判断したからだと思います。同じようにマダラも別段反抗するでもなく、「火影」をこれ見よがしに辞退するでも無く、柱間だけに別れを告げて出来たばかりの里を去ろうとするのは、柱間と共に「夢」を熱く語り合った「里」のリーダーである「火影」に自分が相応しくないと実感したからだと思います。非常に皮肉ではありますが、その意味で柱間とマダラの「火影」に対する想いというものは極めて近似していたのだと思います。「火影」になった柱間も「火影」になれなかったマダラも、その事に口を噤(つぐ)んでいる姿は非常に興味深いです。

これでは「火影」の装束に身を包んでマダラに席巻した柱間の立場が…(笑)。多分、もう「火影」なんてどうでもいい…と、マダラは装ってるんでしょう。そして、柱間はそんなマダラの痛さを刺激しないように触れないのかな…。柱間の装束はこれ着てないとダメみたいな縛りがあって…とかでは説得力がないので、こういう事となりました!!ゴメンナサイ!!みたいな柱間らしいおおらかさでマダラに現状の報告をしたのだろうと、僕は考えています。マダラが如何にも負け犬過ぎてちょっと痛々しいんですけど、マダラもそんな事は重々感じてて、感じてるからこそ、ここ!!なんだと思うんです。瞳力がないと読めない「うちはの石碑」の前。マダラが自分はお前と違うを示せる唯一の場所。

マダラは自分が里を離れる理由を「うちはの石碑」に求めたのだと、僕は思います。君には読めないだろうけど…ここにはカクカクシカジカが書かれててね…僕はその啓示に従って行動するんだよ…瞳力のない君には解らないだろうけど…僕には天命があってね…こんな小さな「里」のリーダーなんかよりもっと遣り甲斐のある「夢」があるんだ!!お前はせいぜい「火影」でもして地べたを這いずり回ってろ@鷹…みたいなメッセージを込めて、マダラはこの場所に柱間を呼んだんだと思います。如何にも中二病で、うちは一族らしい…”清々しいくらいうちは”じゃないか!!マダラ!!…と、年甲斐も無く僕はマダラにエールを贈ってしまいました(笑)。瞳力が疼くのですね…分かります(笑)。

僕だって小学生の頃は校門にロールスロイスがお迎えに来てくれて、お父様が急病の折りには校庭にヘリが舞い降り、遠足におきましては数十名の侍従が僕のお弁当を頭の上に担いで現地に運んでくれ…痛々しいのでこのくらいにしておいてあげますが、そのくらい中二病でしたから、マダラのイミフさ加減が何となくどころか我が事の様に理解できるもんですから、心臓がチクチク痛みます(笑)。何だったらこの行を穢土転生で召還されたマダラに見せたら恥ずかしくて昇天しちゃうと思うんですけど、同類としてそれだけはしちゃいけないと思ってます(笑)。でも、瞳力者をこんな風にしちゃう碌(ろく)でもない事「うちはの石碑」にはホントに書いてあったんですね。マジで御愁傷様です。

ま…ここからマダラはドツボにハマって行くんですけど、それを誘導したのは明らかに六道仙人の残した兄系の遺伝子レベルでの人格破綻設定であり、瞳力者にしか決して読む事の叶わない「うちはの石碑」の存在だったと思います。つまり、兄系は堕ちるの上等に出来てる…仕組まれてるのです。そして、そんなマダラを「お前なしではやれない…」なんて心細い事を言ってしまう弟系・柱間だっていいように仕組まれているんではないでしょうか。つまり、この流れ…六道仙人の思うままなのであります。そもそも兄・弟は一つで、それを陰・陽に「分極」したんだから、魅かれ合うのは仕方ない…つーか、元の貌に成ろうとする罠…そう!!ホントに「罠」なんだわ…この設定!!

これこそ「六道仙人のトラップ」なのだよ!!

第625話「本当の夢」
ナル×ジャン ケルベロス


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第625話「本当の夢」④

 
「火影ってのは里にすっと居て
皆を見守ってる役目って事か?」
(マダラ)

「それもあるがそういう意味だけじゃない
これから里づくりが本格化するにあたって
火影も忙しくなる…

だからお前のデカイ顔岩を
この足元の岩壁に彫る
この里を守る象徴だぞ!」(柱間)

「…冗談だろ…」(マダラ)

「顔がイカツしぎるから
ほんの少し手を加えるけどな!」(柱間)

<サッ>「ここに居たか…
こんな所で何油売ってる!
火の国の大名達が会談に来る頃だぞ!」(扉間)

「…扉間か…」(マダラ)

「……」(扉間)

「……」(マダラ)



「火影だと!?

何を勝手なことを!
マダラを長の候補として推薦するまではいい
…だが決定は火の国と里の民意を聞きつつ
上役と相談して決める!
もう父上の時とは違う!」(扉間)

「…しかし…」(柱間)

「そして…
うちはマダラが長に選ばれることはまず無い
皆分かってる…里をつくった立役者は兄者の方だと
それは…うちはの者達まで言ってる事だ

それに…兄者はうちはの噂を知らないのか?

奴らの瞳力は憎しみの強い者ほど強く顕れる
写輪眼がそうだ
何をしでかすか分からない連中だ
…これからの里にとって…」(扉間)

「そういう言い方はよせ!扉間」(柱間)

<ミシ>

<フッ>(柱間)



<ガラ><ガラ>「ここに
誰かいたような気がしたぞ
扉間お前なら分かるだろ」(柱間)

「イヤ…今はチャクラを練っていない…
話をそらすな兄者!」(扉間)

「!」(柱間)

<スッ>(柱間)

<パラッ>「…!」(柱間)


「これからは民主的な運営をやっていく…
異議はあるか?」(扉間)

「………

イヤ…それでいい」(柱間)

地味に穢・柱間の回想が続いていますが…「火影岩」の意味について考えてみましょう。べ、別にマダラと柱間の喋くりが面白くないというのではなくて、マダラの終点が既に見えているので、そこまでの紆余曲折はこんなの見せられなくてもいろいろとありましたよね…と思いますので、殊更追いかける必要もありません。それに見たまんまなので説明する必要がそもそもありません(笑)。でも、柱間がマダラの顔岩を彫る…マダラを「火影」になってもらう…という判断を下した点は非常に興味深いです。基本、柱間はマダラに気を遣っていたんだと思います。それは柱間がマダラの力量をしっかりと評価できていたからだと、僕は考えています。ぶっちゃけ柱間とマダラは別格だったと思います。

うちはと千手の同盟とは、極端に評価するならマダラと柱間が削り合わない為の方便だったと思います。千手一族においても扉間すら柱間の大きさを考えれば誤差程度だったのかも知れません(汗)。うちは一族だってマダラがその存在の大部分を定義していたんだと思います。特にマダラが永遠の万華鏡写輪眼を開いてからはそれが顕著だったでしょう。マダラと柱間の「引力」とは途方もない「力」が途方もない「力」に触れる「親近感」みたいなものだったのではないかと、僕は考えています。しかしマダラの「力」はこれまでも数限りない提示がありましたから、そういうもんかと納得できますが、柱間は提示があるようでない…そもそも「木遁」「もの字」明かされてはいないのです!!

後々、「柱間細胞」がどうたらこうたら…とか、花樹界降臨まで!!…とか、この人どんだけもの凄かったんだよ!!と思える事ばっか(汗)。しかし、それらに何一つ納得の行く説明がありません。…なので、柱間は兎に角凄かったんです…と納得するしかない(笑)。そう…笑うしかないのです(笑)。きっと、そんな柱間とそれに唯一人比肩できるマダラがガチで殺り合う事は全てを壊してしまう!!と柱間は予見したのではないでしょうか?ま…結局は「終末の谷の決闘」が執り行われており、それでも世界は存続しているんですが…(汗)。しかし、それでマダラが死んだとされる点が大きい訳で、残ったのが柱間だったから事も無く世界は平静を保てたのだと僕は思っております。

ま…詳しくは穢・柱間が語り部となってしっかりと解き明かしてくれると思いますのでそっとしておきましょうか(笑)。話を本題に戻すと、「火影岩」ですよね。それにマダラを彫ると柱間が言った…つまり、マダラを「火影」に任せると柱間が言ったのは、勿論、マダラに居場所を与える為であったと思います。それで柱間はマダラを影から支えればいい。そして…きっとその逆はできないと、柱間は判っていたのです。マダラの居場所が無くなれば間違いなく暴れだす。その不利益を柱間は一人で受け止めてそうとしていたんだと思います。金持ち喧嘩せず…と言えばいいのか?!(汗)柱間一人が重荷を背負ってやり果(おお)せればいい…そうなのだろうか?当の柱間が真っ先に、それを疑問視していた筈です。

「火影岩」とは何ぞや!?という…。いみじくも「火影岩」とは外界の侵攻者に対して見せるものではないと、僕は思うのです。確かに火影になる程の忍であれば、それに立ち向かう者にとっては大きな障壁ではあります。しかし、あの顔岩には何の仕掛けもありませんでしたし、邪魔ならサクッと潰せばいい(笑)。でも…多分、それやったのは九尾だけじゃないですかね。それも四代目が止めましたけど…。でも、顔岩対外的な象徴なんかじゃなくて、木ノ葉隠れの里の内的・精神的な支柱なんじゃないかと、僕は思うんです。対外的に示すんなら里の中心とか奥じゃなく一番外側にしますよね普通(笑)。きっとあれは木ノ葉の少年少女が毎日眺めて「斯く在りたい」と思うべき象徴じゃなかったんでしょうか。

老若男女…全ての木ノ葉の民が目指すべき象徴として「火影岩」(顔岩)というものは存在して、精神的な支柱として木ノ葉を支えていたんじゃないでしょうか。だから顔岩が見つめるのでは「敵」ではなく「仲間」(家族)であった筈です。顔岩は決して敵を威圧するトラップなどではない。顔岩とは木ノ葉の民守るべき象徴なのだと、僕は思うのです。平和誰もが心の中に抱えてる脆くて掛けがいのない想い…顔岩とは人々守るべき象徴では無く、人々守るべき象徴だったと、僕は思うのです。だから、これまで…ペイン襲来においても「火影岩」は守られました。それはナルトが、そして木ノ葉の民が守ったからです。きっと、その考えが「火影岩」(顔岩)を刻ませるのだと、僕は思います。

柱間のマダラに対する施し”施(ほどこ)し”と表現するのが正当に思えます…を扉間は一笑に伏します。「火影」の意味。「火影岩」(顔岩)の意味。それらを理解しているなら、この時示された扉間の反応異議を唱える者等在りましょうか!?(笑)そして、扉間がチャクラを練ってなかったから第三者的に確認できなかったけど、扉間と自分の話をマダラが盗み聞きしていたのも柱間は何となく気付いてて、それでもマダラではなく柱間が「火影」に就いたのは「火影岩」(顔岩)の持つ意味というものに従った結果でしょう。だから、扉間の押しに少しも抗わず…イヤ…それでいい…と受け止めたのだと、僕は思います。きっと…柱間にもハッキリと見えていたんでしょう。

マダラの眼には「うちは」しかっていなかった事が…。

そして、誰もマダラ見(ry

続きます。



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第625話「本当の夢」③

 
「そして
オレ達は里づくりを始めた…
その後
火の国と手を組み国と里が
同等の立場で組織する

平安の国づくりも始まった

とにかくのようだった…」(穢・柱間)

「覚えてるか…
ガキの頃にここで話したこと」(柱間)

「ああ…」(マダラ)

<パシ>(マダラ)

「アレはただの夢だと思ってた…
掴もうとすればできないことはなかったってのに
オレは…」(マダラ)

「これから現実になる」(柱間)

「…火の国を守る影の忍の長…名を火影
どうだ?」(柱間)

「何だそれ?」(マダラ)

「火の国から里の代表を決めるよう要請があったんだ

お前に長をやってほしいと思ってる火影

もうお前に兄弟はいないが…
この里の忍達は皆お前の兄弟だと思ってほしい

しっかりと皆を見守ってほしいんだ…」(柱間)

「うちはの兄弟すら守れなかったこのオレに…」(マダラ)

「弱気になってるヒマなんてないぞ
うちは千手はもちろんとして
猿飛一族志村一族も仲間に入りたいそうだからな」(柱間)

「うそだろ…本当かよそれ!」(マダラ)

「その他にもまだまだ…
この里はどんどん大きくなる!

そろそろ里の名前も決めないとな
何か案はあるか?」(柱間)

「………」(マダラ)

<スッ……>「………」(マダラ)


「木ノ葉…隠れの里

…てのはどうだ?」(マダラ)

<ずぅ〜ん>「…単純ぞ……
ヒネリもないぞ…見たままぞ……」(柱間)

「火影とどう違うんだゴラァ!!
てかまだ治まってねーのか
その落ち込み癖!!」(マダラ)

「長い時間がかかったが
オレ達は昔の仲に戻れた気がした」
(穢・柱間)

何だろう…柱間が「窓口」っぽくて、何でマダラが柱間と同じ情報を持ってないんだろうと、僕は考えていました。二人の感じから見て、いろいろと動いてるのは明らかに柱間なんだと思います。またマダラの感じからすると、柱間が参加しているであろう「火の国」との折衝の場にすらマダラは居ないであろう事も何となく判ります。もしかしたら千手とうちはが対等なのは戦場だけだったのかな…と、ふとそんな風に思えます。「国」と専属契約する事で安定を得る。しかし、「国」としてもそれなりの効果を欲級するでしょうから、相応のパフォーマンスが必要と成ります。それが血族がなす「一族」から「里」という複数の「一族」が寄せ集まるの複合体を構成する理由なのでしょう。

少なくともマダラも「一族」リーダーであった訳で、そこではしっかり機能できていたんだと思うんです。きっと、それは同じ「姓」…つまり血縁に支えられたコミュニティであり、ある程度、いやいや…かなりの部分、思考の一体化連動が当然として在った筈です。皆、親戚みたいなもんで、見知った仲が、ある程度同じ価値観でまとまっていられたんだと思います。しかし、血族が前提のコミュニティとは量的な限界があり、文字色「一国一里」における「国」が要求する効果をクリアするには「一族」が実現するスケールでは不足するのでしょう。だから、複数の「一族」が結集する必要があったのだと思います。そして、その状況はそれまで必要なかった「政治力」を要求したのだと思います。

或いは、千手一族とうちは一族が手を組む事で互いに削り合う不利益を回避できるメリットが生じます。恐らく差し迫った危機感といいうものはそこに在って、二つの一族を引き寄せた「引力」の多くはそれであったでしょう。これまで否定し合う方うだけだった「力」を同じ向きにまとめる事ができる「里」とは、「国」にとっても「忍」にとってもメリットがある仕組みであると言えましょう。しかし、これまでは「図抜けたチャクラ」だけで求心力を得られた小規模なコミュニティでしたが、複数の「一族」が寄せ集まる「里」ともなれば、それだけではいけない。それに気付けずにいるマダラを柱間は何とかソフトランディングさせる為に「火影」という居場所を与えようとしているのかも知れません。

リアルでも仕事で活かせる「頭の良さ」とは「コミュニケーション能力」なんだと、僕は考えています。そして、それこそが国際社会において日本が最も遅れを取るファクターであり、ちょっと大袈裟ではありますが、一刻も早く国家レベルで考え直さねばならない部分だと、僕は考えております。日本の教育では「記憶能力」「計算能力」が重視される傾向があると思われます。でも、日本という島国がもっと大きな世界と繋がる時には、外と内を上手く繋げる「調整能力」が必要になるでしょう。きっとそれと似た状況が「一族」から「里」パラダイムシフトが為される段階で要求されているのだと思います。それを柱間は何となく判っててマダラに関わっているんだと、僕は思います。

以上を客観的に提示し問題定義してみせるのが「学問」なんだと、僕は思うのです。この時、柱間にそういった「学問」が在ったなら、マダラを上手く誘導できたんじゃないでしょうか。少年少女には是非とも、この部分に気付いて欲しいと、僕は考えています。それは何で勉強するか?って事です。「学問」とはこれまでの人類の失敗の積み重ねなのです。先人達が犯した過ちを、何度も繰り返さないように体系化した「願い」とか「祈り」みたいなものなのです。それを皆さんは学ぶ為に先ずはランニングとか筋トレをしてるのかな…だからちょっと地味でつまらなかったりします。でも、時が経てば、何であの時もっと…と思う筈です。実際、そう思ってる僕がここに居るので確かですよ(笑)。

ま…必死にマダラを導こうとする柱間をよそ目にマダラの主体性の希薄さが何気に<イラッ>っときますが、それはマダラのキャラとマッチしていないからかも知れません。人には適材適所というものも確かにあります。この場合、柱間が適任で、存分にリーダーシップを発揮し、そのカリスマ「里」とか「国」なんて単位に拘らず、いっその事、「世界」をまとめてしまえばいいと勢い思ったりもしますが、それは六道仙人の前例がありまして…。先にも書きましたが「個人」に頼る「安定」とは非常に脆いです。「社会」で生きるものとしてはそうならない「仕組み」を構築するべきだと、僕は思うのです。きっと、その方向に物語が目指すパラダイムシフトが在るのではないかと、僕は考えています。

続きます。

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第625話「本当の夢」②

 
「いいか扉間…

オレの最後の言葉として

しっかり心に刻め…
オレの命に替える言葉だ
一族の者も同様だ

オレの死後
決してマダラを殺すな
今後はうちはと千手は
争うことを許さぬ


皆の父と
まだ見ぬ孫達に懸けて誓え


さらばだ」(柱間)

<ポロ>

<パシャ>

<ポロ>

<パシャ>

<バシャ>



<ガッ>(マダラ)

<コッ>

「………」(柱間)

「もういい……

お前のは…見えた」(マダラ)

「夢のようだった……
うちはと千手が手を組んだのだ

もう多くの犠牲が出る事もない…
多くの子供の死も必要なくなる……」
(穢・柱間)

自分か弟を殺してみろ…究極の二択柱間は笑顔で自害を選択します。そして辞世を遺しうちはと千手の未来の安定と平和を自分の命と引き換えに約束させるのです。柱間はそれでも笑顔を絶やさず自分の(はらわた)にクナイを奔らせます(<チラッ>っとマダラの出方を伺うようでも無く…笑)。柱間の目から涙が一粒…二粒…とこぼれ落ちます。それが足元の川面に…柱間マダラが出会った水切りを競い合ったあの川です…吸い込まれます。柱間は自分の決意と行動に、あの水切りと同じように「願」を懸けたんではないかと、僕は考えています。ここで自分が無事に死に果(おお)せたらきっとうちはと千手は手をつなぐ事が出来る…出来ますように…と。

しかし、柱間に一直線で奔るクナイを寸前で阻止したのはマダラでした。柱間に投げかけた無理難題…それもマダラが懸けた「願」だったのかも知れません。まったく二人は良く似ている(笑)。マダラ柱間が考量の余地なく弟ではなく自分を殺める決断を下したところに自分の「願い」が成就する期待を充分に感じたのだと思います。柱間クナイを止めるマダラの手に驚きを隠せなかったのは、自分の「願掛け」を邪魔されたからだったんじゃないか…つまり、ホントの本気で死ぬ気満々だったからだと思います。マダラはそんな柱間の本気を感じ取ったのです。柱間<ボロ><ポロ>川面に落とす涙に、二人で競い合った水切りの波紋を思い出したんだと思います。

マダラ柱間クナイを止めた手が、うちはと千手握手に代わり、ここに…うちはと千手同盟が取り交わされました。柱間をして「夢のようだった……」と言わしめる不可能な約束が交わされたのです。これで「多くの子供の死も必要なくなる」柱間は安堵しました。しかし、マダラの心を動かしたのが柱間だけだった…というところに不安が潜んでいるのだと、僕は思います。この時、扉間マダラを否定するだけでした。兄・柱間がそのクナイを突き立てようというのに、扉間はそれをただ見ているだけでした。柱間の手を止めたのはマダラでしたが、扉間がそうしても良かった…僕はそう思うのです。「兄者が死ぬ事はない!!」とか「オレが死ぬ!!」扉間が叫んでも良かった…。

もし、扉間がそうしていたら、マダラはそれも止めたのではないかと、僕は思います。それもマダラが掛けた「願」に含まれていただろうとも、僕は思います。もし、それが成っていたら、未来は大きく違っていたのではないでしょうか。それがこの場で成らなかった…そこに柱間功罪というものが在るのだと、僕は思うのです。何でも出来てしまう。誰よりも優れている。その度が過ぎた柱間出来た子感…恰(あたか)も「神」が如く在る柱間とは周囲を無能にしてしまうのかも知れません。それが世界の変革を遅らせているのではないか…と僕は考え込んでしまうのです。そして、同じような疑問の芽が、この時、マダラの心の中に芽生えていたのではないかと…僕は考えています。

地味に続きます。

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第625話「本当の夢」①

 
「弟を殺すか自害しろだと!?
ふざけたこと言ってんじゃねーぞ
この…」

「!」

<スッ>(柱間)


「言ってることがムチャクチャだ!
どうするんだ兄者!?…このオレを殺すか?

それともこんな奴のたわ言の為に死ぬのか?
バカバカしい…耳を貸すな兄者!」(扉間)

<スッ…>「ありがとうマダラ
お前はやっぱり情の深い奴だ」(柱間)

「!」(扉間)

「マダラはちゃんと選択肢をくれたのだ…

弟を殺さないでいい選択肢を…」(穢・柱間)

エーッと、今週も穢・柱間の回想が続いています。永遠の万華鏡写輪眼を開眼(←愛する弟を踏み台に「うちはの高み」に立った…)しながら柱間の力量の前に屈するマダラは、事もあろうに奇妙な…究極の選択を柱間に強います。これは扉間じゃなくとも「ムチャクチャだ!」と思うレベルでありまして、到底受け容れられるものではありません…と思っちゃいます…よね。しかし、そう思うようでは「忍社会」が抱える問題は永久に解決せん訳です。それに唯一、この場で気付けたのが柱間でありまして、気付いた…というのは語弊があるかもですが、恐らく小脳反射的にマダラの要求に笑顔で応えます。兄系・うちは遺伝子レベルの破綻因子を受け止めるにはこのくらいのぶっ飛び方が必要なんですね。

ところで、前回の「相子」で書き漏れたんですけど、柱間の木遁覚醒は別にマダラの写輪眼開眼と同期してなくて、いつの間にか(双方が一族のリーダーとなる前…本格的に頭角を現した頃かな)柱間は木遁忍術を使えるようになっていましたね。きっと柱間には特別な才能があって、体も後々「柱間細胞」強力なチャクラ発生エンジンになる等、全くもって特異な存在なのだと思われます。僕はその柱間の特殊性というものの説明期待しているのですが、それはここまでの描写ではまだ隠されています。しかし、このお話の後半にとうとう「うちはの石碑」が登場してマダラ直々にウンチクがありまして、少し動きがありそうな気配ではあります。それに少なからず期待しております。

そして、それに漏れず柱間の精神面の安定というか容量がハンパ無く、誰が考えてもムチャクチャなマダラを、こう何と言うか…<ガシッ>っと受け止めちゃうんです。これを単なるポジティブとかいい人で片付けるには、ここまで荒唐無稽に書きまくる僕も憚(はばか)るレベルです(笑)。しかし、そのくらいじゃないと六道仙人の課題はクリアできないのかも知れません。しかし、問題は柱間だけがそれを出来てもどうにもならん…というところにありまして、これはリアルの社会にも当て嵌まりまして、何事も「個人」に頼ってるようでは不安定であり、そうならない「仕組み」を構築するのが社会人たるものの心構えであると、僕は考えています。実際、会社でしてる事って極論すればそれに収束しますね。

確かに柱間ってどデカイ存在なのであります。きっと一人で世界を纏め上げる事だってできたかも知れません。事実、これから明かされる木ノ葉隠れの里の立ち上げは柱間一人で為されてようなもんだと思います。でも、それじゃー何の解決にもならない…というか、六道仙人ワザワザ自分を真っ二つに割って兄・弟を残して、それがお互いを弾き合って関わらないように遠ざけるのではなく、寧ろ取っ組み合ってグルグルと巻き付き合うみたいな暑苦しい関係性を運命付けた意図(恣意)を汲んではいないように思います。つまり、柱間一人が世界を纏めるようでは六道仙人の課題はクリアできん訳です。じゃ…どうすればいいのかよく考えてみましょう!!キッ神は僕らにも……

課題を突き付けている…と、僕は思うんです。

続きます。


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