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第652話「ナルトの轍」③

 
<ググン>

<ズイン>

「くっ…!」(ナルト)

「フン…」<スッ>(サスケ)

<ズオオオオ><ガッ>


「!」(ナルト)

「いいから引けナルト」(サスケ)

<ババババ>

<ズザザザザザザ>

「ナルト!手を貸せっつったのはお前だ!
最後まで手は出させてもらうぜ!!」
<ガッ>(キバ)

「皆ァ…!」(ナルト)

「それだけじゃねェ」(シカマル)

「!」(オビト)

僕は最近、身も蓋もない事ばかり書いているなと…自分でも呆れています(笑)。高が漫画にお前は何を求めているんだ!?と、心の中で天使の格好をした僕がそう囁(ささや)くのです。そうなんです!!『NARUTO -ナルト-』週刊少年ジャンプに連載されている単なる漫画なんです。子供らに希望を与えたり、カッコ良かったり、面白かったり、単純にワクワクしたり…でいいんです。それなのに大人で、しかも重いものを持つ時には必ず「どっこいしょ」(微妙に…よっこいしょういち…でもオK)と発声するまで老いた僕がお話とリアルの整合性とかイデオロギーなんかを持ち出して騒ぎ立てるのって…どうかしてる(汗)と、天使の格好をした僕は責めたりするんです。

でも、ま…言われてみれば御尤も。小難しい理屈とか無く、忍術カッケーッ!!ナルトカッケーッ!!サスケカッケー(※)!!でいいんです。少しくらい違和感があってもそんなの読み飛ばせばいいんです。だって漫画なんだもの…。下手したら幼稚園に通ってる子とか、間違いなく小学校の一年生とかが読んでるコンテンツですよ!!お正月にはお年玉上げたり→孫相当…つまり、おじいちゃん世代の僕がこんな場末のブログで騒ぎ立てるのって恥ずかしい事なんだ…と、結構な深さまで落ち込んでましたが、「フン…」と言いながらも何度も何度もナルトに手を貸すサスケに心を撫でられた気がして、正直、サスケなら抱かれてもい…おっと…背中を押して貰った気がしてならないのです。

「いいから引け」(サスケ)

サスケはナルトにこう言いました。そうしていると、木ノ葉の同期連が合流して、「皆ァ…!」とナルトがホッカリしてると、忍連合の忍が、この戦争の震央に飛び込んでくるんですよ。これがナルトの”うずまき”求心力なんだけど、僕はこの光景を見ながら報われた…。僕は感じたのです。感じさせられたのです。ああ…僕は既にこの「綱引き」に参加していたんのだ…。ナル×ジャンのアーカイブを見て貰えば、僕が何年かん年こんな事をしてるのかが知れますが(汗)、ナルトから授かった九尾の衣を羽織って、ヒーロー気取りで、勇猛果敢に…僕は忍連合の新参なんかよりズッと先に、ズッと…ズーッと先に、この「綱引き」に参加していたんですよ。

だから…少年少女よ!!

許しておくれよ。

僕は既に全力で、全身全霊を込めて、この綱を引いてんだよ。ただ、僕にはサスケみたいな才能も才覚もないから、「フン…」とは言えないのよ。それでは済まないのよ。少年少女も「※」の偉大さをその内に知りますよ(笑)。それに皆さん(←高齢の)だって、同罪ですよ。皆、こんな風に『NARUTO -ナルト-』という「綱」を…この壮大な「綱引き」に参加してたじゃありませんか!?何だろう…忍連合が一斉に飛び掛かるシーンに感じるものがあったんじゃないですか?つーか、既に「綱」を掴んでて、「遅せーなお前ら」…みたいな(笑)。それでこそご同輩。それでこそ同胞(はらから)。そして、その想いにこそ…この「綱引き」意義が在るのだと、性懲りも無く破廉恥に…

大声で!!

叫ばせて貰ってもヨk(ry

続きます。



 
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第652話「ナルトの轍」②

 
<ググググ>

<ザザザザザザ>

<ブオオオオ>


「引き抜け!
そうすりゃ奴の力は
十尾の抜け殻だけになる!
大樹の花も開きはせん!」(九喇嘛)

「くっ…!」(オビト)

<ギギギギッ…>

「!」(忍連合)

「…止まった…」(穢・ヒルゼン)

(これは…奴が大樹を
コントロールできていないということ!
つまり……)(穢・ヒルゼン)

「皆—」(シカマル)

「!」(穢・ヒルゼン)

「…小さな力でも
要は使いようだって言ったよな

今がその時だ!

その力が世界を左右する…
聞いてくれ」(シカマル)

<グググ>

「奴とチャクラが繋がっているからだ!
奴の心が入って来るが惑わされるな!!」(九喇嘛)

六道仙人と等しい
十尾の人柱力をなめるな!」(オビト)

ナルトが拝領した尾獣の「約束のチャクラ」元・一尾の人柱力我愛羅現役・八尾の人柱力キラビ…勿論、それにナルトも加わって外道魔像が管理下に置く九つの尾獣のチャクラとガップリと四つ(正確には九つ…かな)に組み合って押し相撲ならぬ綱引きの様相です!!形式としてはナルトの「九尾のコントロール」と一緒ですから、この綱引きに勝利した方が十尾のチャクラ、或いは一尾〜九尾までのチャクラを(ほしいまま)に出来る…少なくともコントロール権の争奪を懸けた闘いなのでしょう。ただ、この綱引きの出口にナルトの十尾の人柱力が在るのかというと、六道仙人の遺志を汲むならば薄いと、僕は考えています。六道仙人は自分とは違う「安寧秩序」を望んだ筈。

ちょっと横道ですが、「十尾の人柱力=六道仙人」とするオビトの考え方からして、やっぱ六道仙人「安寧秩序」とは第一回目の「無限月読」発動だったと、僕は考えます。神樹だけでは忍術である「無限月読」の発動には到らない筈で、「禁断の実」(神樹の実)を食った人が神樹(十尾)を飲み込んだ状態でのみ「無限月読」は可能なのだと思います。チャクラの真理を解き明かした忍術大系というものが十尾すら御し得るところに人は面白味を感じ、結果、「忍宗」「忍術」に発展させたのかな…人(の興味)がのめり込んでいく面白味がそこには在ったんじゃないのかな…と、一人想像して悦に入るケルベロスなのであります。でも、それは違う!!…と、六道仙人は感じたのでしょう。

オビトとナルトの対照が余りにも鮮明で、オビトが残念に思えるもんです。そこにシカマルなんて頭脳明晰な子がサポートして俄然、忍連合が盛り上がってもおります。でも、この何の抑制も無く<ワーッ!!>と盛り上がる忍連合に少なからず危うさが在る。それ以前にナルトやシカマルみたいな存在が大勢を纏め上げて一体化する雰囲気に乗せられるのはいけない…と、僕は考えています。何よりそれは一人で世界に「安寧秩序」を齎した六道仙人の遺志に反する…と言うか、例えばナルトが十尾の人柱力を含めた六道仙人と同等になる想定を拒絶するべきだと思う訳です。今在る混乱とは突き詰めると六道仙人が自分の「安寧秩序」バラバラにしたから在るのです。

オビトの「月の眼計画」とは将にそれを再現しようとするもので、やはり六道仙人が残したであろう「うちはの石碑」をトレースした結果と考えて先ず間違いないでしょう。それに対してナルトというとんでもないカリスマが世界を纏めてしまうのも、アプローチが兄系側からか弟系側からかの違いだけで、個人が世界を制御するという点においてそう変わらないと、僕は考えます。また、ナルトを頂点とした人々の精神の集合体が世界を安定させるのも、いのの「心伝身のネットワーク」を介しており、それは神樹の花が月に投影する「無限月読」と何ら変わらないと言う考え方で却下させて戴きたい!!(笑)もしも、そんな感じにお話が落とし込まれるなら、僕は即座にファン辞退しますから。

成熟した社会において突出した個人の能力に頼って安定を見出すなんて有り得ないです。この世界の不幸とは膨れ上がる社会に応じた学問教養が備わらなかったところに在るんです。これが一族・血族といった大きさに収まっていたら無かった不幸なのであります。人と人が本当に理解し合うのは難しいのです。心に念じた事がそのまま他者に伝わるならこんな楽な事はありません。それを忍術で賄うのが「無限月読」だったり「心伝身のネットワーク」だったりする訳で、それじゃーどちらもオチオチと自分で夢が見れなくて困ったりするのです(笑)。それは人が主体的に生きられないという事なのであります。きっと、そういう風に六道仙人後悔したんだろうなー…と、僕は思うのです。

さぁ…ここからが本題だァ!!

……なんだけど…続きます<チッ>。


 
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第652話「ナルトの轍」①

 
<ズズズズ>

<ズズズズ>

「思った通りだ!
お前がもらってた
尾獣共のチャクラに呼応して
一撃で奴から尾獣チャクラを
引っ張り出せたぞ!」
(九喇嘛)

「だな!」(ナルト)

(あの時
尾獣共に気に入られ
チャクラをもらってなきゃ
できなかった芸当だ
…ナルト
お前って奴はホントによ……!)
(九喇嘛)

「今だ!!」(ナルト)

<ズズ><ズズ><ズズ>

<ズオオ>

<ズ><チャッ>


「ここからは
分かってるなナルト!
例の綱引きだ!
そのまま尾獣共のチャクラを
引き抜く!」
(九喇嘛)

「オウ!!」(ナルト)

<バチィ>

<バシィ>

「チィ!
持ってなかった
一尾と八尾に関しちゃだめか!」
(九喇嘛)

<スッ>「元々は
オレと繋がってた一尾だ

オレがやる」(我愛羅)

「我愛羅!」(ナルト)

<ズザザァ><ガッ>

(こっちへ来い守鶴!!)(我愛羅)

「やっと弱点を暴露♪
八っつあんのチャクラは

オレに任せろ♪」(キラビ)

「ビーのおっちゃん!」(ナルト)

(やるぜビー!
負けんなよ!)
(牛鬼)

「へっ!」(九喇嘛)

「……!」(オビト)

血継絶後(仮称)の盾を粉砕して、ぬのぼこの剣を折り、ナルトとサスケはオビトを貫きます。すると十尾の封印から尾獣のチャクラが躍り出ます。ナルトが感じたように封印内の尾獣のチャクラは十尾として在るのではなく、一尾〜九尾までのアイデンティティを保っていました。八尾はキラビがタコ足分身でサスケを騙した行で”暁”がゲットしたタコ足一本。九尾は琥珀の浄瓶(六道仙人の宝具)に閉じ込められた金角銀角(穢土転生)でそれぞれ代用されていましたが、チャクラのアイデンティティは他の尾獣チャクラと変りない風でした。それとテイルズ六道味噌っ滓になってた一尾・守鶴ですけど、やはり「約束のチャクラ」は拝領されていなかったようです。

もしかしたら「守鶴」の名は他の尾獣が気を利かせて代返したのかも知れませんね。僕はあの行でテイルズ六道が沈黙した後、オビトが一尾の人柱力になって、今度こそフルスペック「九尾・九喇嘛VS一尾・守鶴」の対決が拝める!!とワクワクしていましたっけ(笑)。そうすれば必ずやナルトは守鶴すら打ち負かし直々に「名前」「約束のチャクラ」を頂戴できたと思ってたんですよ。そしたら両者が犬猿(狐狸)の仲に至るストーリーも提示があった筈。しかし何でか「守鶴」の名は提示がありましたし、風隠れにおける一尾の扱いが「老僧の生霊」みたいになってましたから、他の尾獣と違う特殊な人の関わりがあって独自に発展したんだろうなー…と思います。

ま、それはそれとして「約束のチャクラ」がナルトが「九尾のコントロール」で経験した「綱引き」の種になるとは!!そうきましたか!?キッ神と<ゴクリ>と僕はなりました。そして、問題の一尾・守鶴はかつての一尾の人柱力であった我愛羅が担当して、八尾はリアル人柱力キラビが登場してキレイに整っております。これが忍連合一丸となって綱引きに参加する呼び水みたいになって自然と「オビトVS忍連合」の綱引きが受け容れられると言うか違和感がなくなる。この辺り、キッ神の持って行き方が素晴らしいです。そして気持ちがこう…最高に盛り上がって…これまでナルトが為して来た事共が「この為か!!」みたいな閃きを放ち、一筋の「轍」(わだち)を浮き上がらせる…。

今週「ナルトの轍(わだち)」をじっくり味わいましょう。

続きます。


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第651話「埋めたもの」④

 
「!」(オビト)

(オビト…

最初はバカにしていても
人は人一倍がんばる奴を見ると…

おのずと手を差しのべたくなる

心の穴は互いに埋め合う事を
人はいずれ知る事になるからだよ)
(カカシ)

「!」<ズオオ>(キバ)

「!」<ズオオオオ>(シカマル)

(螺旋丸は皆に託す!
うまく奴の盾をぶっ壊して
くれってばよ!!)(ナルト)

(これね!)(テンテン)

(ボクがうまくできるかな?)(リー)

(大丈夫!!)(ナルト)

(そしてその仲間で満ちた
心を持つ者は)(カカシ)

「!!」(オビト)

(強い!!!)(カカシ)

<ズバ>×9

(行って!みんな!!)(サクラ)

<ガッ>

<バキン>


「はっ!!」<バッ>(ナルト/サスケ)

<バッ>(オビト)

(なぜ…オレは―

こんなイメージを…)(オビト)

<ズバ>(ナルト/サスケ)

この行の冒頭。オビトが「!」となっていますが、これは写輪眼共有するカカシとオビトが不意に繋がってしまったからだと思います。カカシとオビトの写輪眼が視覚を共有している提示は霧隠れがリンちゃんに三尾・磯撫を取り憑かせて木ノ葉を襲わせようとしたところでありましたね。あの時はカカシの映像が一方的にオビトに提供されてたんだけど、今度は逆にオビトからカカシに映像の提供があったんですね。そこでナルトとサスケが戦ってるもんだから、カカシはオビトと自分がリンクしている事に気付いたんでしょう。それでカカシはオビトに語りかけようと考えたのでしょう。カカシはオビトの「風穴」に対するカカシの見解をどうしても届けたかったのだと思います。

でも、僕にはカカシの言ってる事がよくりません(汗)。特に「心の穴は互いに埋め合う事を人はいずれ知る事になるからだよ」は、きっと僕はアスペなんだ…と凹むくらいりません(笑)。カカシも回想していますが、オビトは「痛み」で鈍麻してるから、こんなに大きな「風穴」が胸に開いてるけど痛くない。現実は残酷だから、この「風穴」は広がるだけ。どうやって埋めるか教えろよ!!とカカシに迫ってたんですよね。だけど、カカシは「風穴」は互いに埋め合うと言った後、「仲間で満ちた心を持つ者は強い!!!」と続けています。ナルトが召還した木ノ葉の仲間がナルトの支給した螺旋丸(の操作系も含めて)でオビトを叩いてるんです。結果、血継絶後(仮称)の盾は砕ける。

「風穴」の埋め方も何も大勢で寄って集ってオビトを攻撃してるのが、何でオビトの疑問に対する答えになるんでしょうかと、目が「・」(汗)。これって忍術で都合良く繋がって理解し合った集団がオビトを袋叩きにしてるだけじゃね?(←アンチ上等)確かに気持ちの通じ合う仲間と共同で何かを成し遂げるのって気持ち良いです。医学的にも脳内ホルモンがドバドバ出て達成感パネーッ!!ですけど、僕はこれがオビトの疑問に対する回答にはなり得ないと断言します。忍術で繋がって理解し合って心の「風穴」が埋まってめでたしめでたし…なのなら、それは無限月読と同じなんじゃないの。イヤイヤイヤイヤ無限月読の方が誰も死なないんだから合理性があるんじゃないの?

殺すから殺されるのか?殺されたくないから殺すのか?そういうお話じゃありません。誰がいかいかを咎めているのでもない。忍術は狡いんです。いけないんです。人が苦労して積み上げて省みて、やっと達成できる事共を事も無げに実現してしまう。簡単に殺し、剰え生き返らせてしまう。忍は突出した「力」に翻弄されているに過ぎないのです。「力」を制御するには「心」が乏しい。今だって集団で協力してオビトを襲っている。僕だって自分の意に反して眠らされるのは心外だけど、忍が無軌道に忍術を行使する現状を冷静に鑑みれば、忍連合だって”暁”だってナルトだってオビトだって…そう変わりません。殺されなかった方が、殺した方が、生き残った方が正しいのですか?

誰かが「強い奴が勝つんじゃない!!勝った奴が強いんだ!!」なんて言ってました。確かにそれは真理だけれど、それはスポーツ等の勝負事のある特定の状況ルールが存在する環境大前提だと思うんです。しかし、『NARUTO -ナルト-』の世界観にはそれが存在しないんです。僕は自分がされて嫌な事は他人にしてはいけないと教えられて育ちました。それだけを自らに戒めるよう諭されて育ちました。そして、その想いの根底には「想像力」というものが在るのだと、これまでの人生にて学んで来たつもりです。戦争編の終盤、オビトがそれと似た想いで世界を照らしているかのように僕は感じていました。オビトは自分がされて嫌な事を世界にしようとしているんじゃないかって…。

そんなオビトに対してナルト達は「力」を結集して反抗しています。度々のつまり…いのの心伝身のネットワークで彼らは最終的にはコンセンサスを見出すに至るんですが、それがオビトの「月の眼計画」と何処が違うのか?!僕にはそれがりませんでした。でっかい螺旋丸を九個も拵えて、それを木ノ葉の仲間に委ねて、盾を割った隙にナルトとサスケが気持ちを合わせてチャクラを合わせて拵えた剣で、オビトのぬのぼこの剣をへし折って、そのままオビトを貫くんですよね。まるで目くそ鼻くそ(笑)。この世界は圧倒的に「智慧」が足りない。「教養」が足りない。「学問」「教育」も足りない。忍術やチャクラという過ぎたる「力」に比して、この世界には不備が多過ぎる…。

オビトのアンチテーゼにナルト達は一刻も早く気付くべきだと、僕は考えています。オビトが六道仙人が世界を創造したとする「ぬのぼこの剣」最終決戦にしつらえたのは、この戦いの結果をナルトに委ねたからだと思います。輪廻眼。柱間細胞。十尾の人柱力=血継絶後(仮称)。絶望的な力量の差をこの期に及んで反古にするその選択が意図するものが、オビトが反面教師として世界に示す本当の答えなのではないかと、僕には思えるのです。オビトは世界を照らしているのだと、僕は感じた。オビトの烈日なる想いが、この世界の異常さ…過ぎたる「力」に比して、圧倒的に不足する数々のモノ共を白日の下に曝した。本当の「強さ」って何なのか?

僕らはそれに気付くべき時期に在るのだろう。

第651話「埋めたもの」
ナル×ジャン ケルベロス


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第651話「埋めたもの」③

 
「おい…皆…今の」(キバ)

「ああ…」(しの)

「テンテンこれって…」(リー)

「うん!行くわよリー!」(テンテン)

「…あいつが呼んでる」(シカマル)


「サスケ…
オレ達は一撃に集中する
ほんの小さなスキしかできねーだろう…
見のがすなよ」(ナルト)

「フン……」(サスケ)

<ズズズ>

<キィーン>



「そしてオレが
この剣でこの世界を消す!」
<ザッ>(オビト)

心が流れ込んで来る…そういうシチュエーション『NARUTO -ナルト-』で提示される度、僕は「狡い」と思っていました。ナル×ジャンでもそういう気持ちを滲ませて、お前はホントにファンなのか!?と罵られもしました(笑)。でも、こんな風に簡単に人の気持ちが伝搬して解り合えるなんて許せないのです。表現とは人の根源的な情動であり、恐らく人の行動の殆ど…僕は全てだと思ってる…は表現なのであります。人は自分の行動を持ってその信念や想いを他者に伝えているのであります。それが期せずしてチャクラや忍術云々で自然に伝わるって、何か違わね…と、僕は思うのです。こんなに大切な事を瞬時に恙無く執り行えるなんて、やっぱり忍術は「狡い」と、僕は思うのです。

この世界はやはり異常なんすよ。長門がナルトに、痛みは痛みでしか無く、悲しみは悲しみでしかない…と訴えていたかと思いますが、それって無知・情弱故の泣き寝入りなんですよね。でも、この世界は幼く拙い。無知で無垢な子らを教育すらできない。それ以前に教育する為の学問が存在しない。そんなだから教養というものが無い…。この世界には反省がなく、その前に過去の記録すら無い。反芻する知識が無いから反省の余地すらない(笑)。だから間違いを繰り返す…。そういう世界で育つ子らの絶望を、僕らは容易に想像できるんじゃないでしょうか。それは家庭や学校で教育を施されたからであり、それらが反映された社会に生まれながらにしてドップリと浸かっていたからであります。

僕らには智慧があり教養があるから反省がある。そういう立場で忍術で他者の気持ちが流れ込んで…入って来て…解り合えるのは手軽で気持ち良いのかも知れない。でも、学問が存在しない教養の無い世界で、忍術だけが発達して、殺し合いが世界の均衡を保つ唯一の手段である世界で、人が考え続けて積み上げてやっとこ築かれる繋がりを、チャクラとか忍術がインスタントに実現するなら、それは人の可能性スポイルしていると考えるべきじゃないのかと、僕の中の僅かな教養が騒ぐんです(汗)。この子らはホントの意味で「努力」を妨げられているんじゃないのか?!もしかしたら、この子らは被害者なんじゃないのか!?って。それに気付けないのなら…

たとえオビトを打倒しようとも…

ナルト達は残念な子のままなのだと…

僕は思うのです。

アンチな気配を漂わせながら…

続きます(笑)。


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第651話「埋めたもの」②

 
「!!」<ズキン>(カカシ)

「これは…ナルトとサスケ…?」(カカシ)

<ズズズズズズ>

「今さら何をしようと
変わらんぞ」
<スゥー><ズッ…>(オビト)

「………
上を見てみろ……
この天上の穴から
何が見える?」(オビト)

(…オビトの…
見るもの…
声が入ってくる
共鳴か…)(カカシ)

「月だ
月夜の夢の世界へ
向かう時は近づいている

大きく開いた地獄の穴を
月の夢が埋めてくれる
やっとその時が来たのだ!」(オビト)

「見てみろ!!
オレの心には何もありゃしない!!
今はもう痛みさえ感じやしない!!

現実は残酷だ…
この穴が広がるだけでしかない

こんな世界に居て
どうやって穴を埋める?」(オビト)

(…オビト…)(カカシ)

「この剣は
六道仙人の神剣むのぼこの剣だ
もう貴様らにオレに勝てん…

その想いの強さが剣に宿る…

心の剣だ…

仙人はこの剣で
この世界を創造した」(オビト)

出し惜しみなし…というのはオビトも同じで、これはもう明らかにロンギヌs(ry…4つの塩基が特定の組み合わせで繋がる螺旋…まるでDNAのよう。オビトは血継絶後(仮称)の黒玉を自在に変形させてを造り出します。その切先はこの世の矛盾を指し示すかのように。ちなみにが籐で編んだ家具みたいになってるのは、血継絶後(仮称)の黒玉がその形状や質量や密度を変えて最大の効果を発揮する特性を持つからだと、僕は考えています。オビトの造り出した籐家具のような形状になっているのは血継絶後(仮称)の黒玉を極限まで薄く延ばし、それを積層する事でクッショニング性能を高めて外的な圧力を物理的・忍術的に吸収する目論見なのだと思います。

「力」に上限が無い以上、どんなに硬くて丈夫に作られていても無駄なのであります。量的に無限なものを納める器も存在しません。それと同じように無限の痛みに耐えられる人など存在しないと断言できましょう。本当の「強さ」とは折れない事でも、曲がらない事でもありません。外力を柔らかく受け流し復帰できるしなやかさだと、僕は考えています。一時の価値観に囚われず、状況を察し、その在り方を自由自在に変更できるオビトの血継絶後(仮称)は、その意味において「強さ」の本質を見抜いていると、僕は思うのです。ま…それすらナルトの心意気に集う木ノ葉隠れの仲間に打ち砕かれるんですが(後述)、それもまたオビトの本懐だったんじゃないのかな…と、僕は思うのです。

オビトは「想いの強さ」が宿る剣を自分の意志で選択したんですよね。こんだけの「力」の差があって、それこそ無限に選択権のあるオビトが、何で今さら「想いの強さ」に掛けるのか?がイマイチ入って来ないんです。トコトン勝ち負けに拘ってきたオビトが、ナルトの「想いの強さ」をしつこく問い質していたオビトが、最後の最後に自分の「想いの強さ」に勝敗を委ねた意味をしっかりと受け止めるべきだと、僕は思うんです。共鳴とか…仲間の友情とか信頼関係とか、確かにいいですよ。忍術もカッケーですよ。ナルサス最高ーッ!!ですけど、オビトの訴えに対する答えをナルトはまだ見出していません。それだとこの世界はループからは脱せない。救われはしない。

ループ(輪廻)からの解脱は叶わないのです。

続きます。

 
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第651話「埋めたもの」①

 
<ズオオオオ>

<ザッ>(重吾)

(須佐能呼が……)(重吾)


<オオオオ>

「!」(ナルト)

「かつてマダラがやったのも…
こんな感じか」(サスケ)


「!
アレは!」(穢柱間・分身体)

<ズズズズ>

<ゴゴゴゴゴゴ>

ナルトとサスケが阿吽の呼吸を示すのは二人が壮絶な試練と修行を乗り越えて得た境地故…細かい打ち合わせとかなくても一瞬のアイコンタクトのみで世界を魅了するファンタジスタをいろいろなシーンでリアルの僕らは目にしております。ここでサスケは「かつてマダラが…」とエクシュキューズしておりますが、純粋にサスケはナルトを守りたかったんだろうなー…と、僕は邪推しています(笑)。それに加えて、サスケが「うちはマダラ」と同じように輪廻眼を開眼し「六道」にアップする前フリであろうかとも思いますが、やはり”須佐能呼”を兄系が扱う意味というものを多極的に吟味するならば、それはかつてイタチがサスケに見せた”須佐能呼”を重く見るべきだと、僕は思うのです。

詳しくは必ずやその内…いつか…近い内に…書こうと思っていますので(汗)。ま…サスケはナルトの”仙人・尾獣モード”の側(がわ)に”須佐能呼”強化装甲を展開しています。このアイデアは柱間の分身体が目を止めたように、柱間とマダラの「終末の谷の決闘」で既に提示されていましたが、僕としてはもっと後に登場するだろうと考えておりました。ナル×ジャン的に命名するならば”仙人尾獣モード・須佐能呼の鎧”ですかね(汗)。何やら一昔前の統廃合を繰り返した大銀行の名称のように長ったらしい(汗)。それに四つ足に剣を持たせるのにキッ神も難儀しただろうなー…と(笑)。しかし、これが角のようにニョキッと頭部に生えたらサイみたいだし、狐のアイデンティティは死守せねばならぬ!!

僕としては”仙人尾獣モード・須佐能呼の鎧”がナルトとサスケの合体技の最高峰と考えております。なので、それを出し惜しみなく登場させるという展開はオビトがそれに値するという事なんだと思います。そしてオビトの後には穢土転生ではありますが「うちはマダラ」が控えていますので、こうなったら”木人木龍・九尾須佐能呼の鎧”で、柱間+ナルト+サスケの連合とマダラの”須佐能呼完成体”が衝突するしか無いですね。何だか既に忍者・忍術の戦いというよりは神々の戦いみたくなって、そんなのが争い合ってる内に世界が焼け野原になって「デビルマン」(永井豪大先生)みたいな終り方はしないで欲しいな…とか、またも白昼に妄想列車の乗客になってしまってスミマセン(笑)。

ちょっとずつ…続きます。

 
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ホント…スミマセン(131021)




感想、遅れます。スミマセン。
拠ん所ない事情故、ご理解ください。
本日夜半か明日アップ予定です。
出し惜しみない展開なので心苦しい。
ただ…正直、面白くは感じない(汗)。
自分でも、最近ズレて来たな…と思います。
それでも自分はファンだと思ってるんだけど…。
忍術は人をダメにするんじゃないですかね。
宜しければ…グダグダと語らせてください。

ナル×ジャン ケルベロス



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第650話「眠るのは」⑤

 
「なぜ起き上がる…!?
お前は何のために戦っているというのだ?
仲間の為か
それともこの世界の為か?

いいか…仲間にはいずれ裏切られる
そしてこの世界では愛は憎しみに変わる
お前も分かってるハズだ

かつて里の者もサスケもお前を裏切ってきた…
そして自来也の愛がお前に憎しみを与えた

お前もオレと同じだ
積み重なる苦しみが
いずれお前を変えていく
そして今
お前にさらなる憎しみが
襲うことになる

それでもお前は
自分が変わらないと
言いきれるのか!?


またいつ仲間が
お前を裏切るかも分からない
連合がまたいつ戦争をするかも
分からない
そしてこのオレに勝てるかも
分からない…

こんな世界の為に
もう戦う意味はないハズだ…
もうこの世界も数分で終る
そうまでしてなぜ戦う!?」(オビト)

圧倒的な「力」の差を見せつけたにも関わらず、それでも再び立ち上がるナルトにオビトはこのように問うております。オビトが「自来也」の名を口にした時は、太い鉈で胸を裂かれたかのような激しい鈍痛に襲われました(汗)。この戦争でネジも死んでいます。多くの忍が白ゼツ軍団と穢土転生軍団と戦い無為に逝っています。それでもナルトは立ち上がる。その姿にオビトは自分の身の内から湧き上がる疑問を抑えきれないのでしょう。オビトの「心」は大好きだったリンを失った瞬間に<ポキリ>と呆気なく折れておりまして、ここまでナルトが持ち堪えられるのが不思議で堪らないのです。だから、ナルトが何の為に戦うのかをオビトは知りたいのです。そして、ナルトはキッパリと…こう言い放ちます!!

「まっすぐ自分の言葉は曲げねェ

それがオレの忍道だからだ」(ナルト)

こんな風にと自分の気持ちを、この状況で答えられるナルトはカッコいい…と思います。そして、サスケとチャクラを合わせて”仙術尾獣モード””須佐能呼”が合わさって”阿修羅モード”(仮称)になるなんて素敵…とは思いますが、いやいやいやいや!!これは危ういでしょ!!と、僕は言いたいのです。そもそも『NARUTO -ナルト-』世界異常なんですよ。この世界には「憲法」「法律」もない。これまで忍社会が積み上げて来た歴史を紐解く「学問」もない。一切の「教養」というものがない。下手したら某国の「文化何たら革命」みたいのがあって「智慧」を捨てさせられた忌まわしい過去すら想定してしまいます(汗)。そうなんです。この世界には何もないのです。

しかし、忍はチャクラ忍術を有し、条件さえ整えばオビトのようにたった一人で世界(ほしいまま)にできる「力」を得られます。僕らのリアルで「核」に相当するようなとんでもない「力」を、この世界では個人が所有できるにも関わらず、それを規制する思考が存在しません。僅かにナルトが主張する「忍道」が良心なんだろうけど、それは忍が個々に唱える思い付きにも似た個人の信条に過ぎません。忍が個々の信条である「忍道」に拘って行動する限り、結局は一人の忍がピラミッドの頂点に立って仕切るしか纏めようがありません。歴史的には六道仙人がそうでありました。この世界にはそもそも「学問」「教養」もないから、その問題問題として知覚・認識できないだけなのです。

この世界異常なのです。忍が有する大きすぎる「力」を制御する為の「智慧」が圧倒的に不足しているのです。自分達が味わう「痛み」の原因や原理を客観的に分析できないから、「痛み」でしか返せない。過去を反省しないから同じ過ちを何度も繰り返す。この世界はもっともっと考えねばならないと、僕は思います。そして、そこで得られた「知識」を蓄積し、研磨する努力も必要でしょう。そこからいろいろな「学問」が育まれ、この世界の人々に「教養」を与える筈です。そうやって、この世界「智慧」が満たしていくなら、六道仙人の遺志を明察し、六道仙人が一度世界に齎した「安寧秩序」とは違うきを、この世界に齎す事が叶うのではないかと、僕は考えています。

オビトがナルトに問う「それでもお前は自分が変わらないと言いきれるのか!?」とは将にナルトがドヤ顔で口にする「忍道」が持つ危うさを指摘している訳です。そんな個人的な想いに囚われるのではなく、真に人と人が繋がれる社会の在り方を目指さねば、同じ過ちを繰り返す。それ程に人は愚か危うい生き物なのであります。その愚かさ危うさを人に認識させる「力」こそ「教養」なのであります。オビトは六道仙人を再現しているのです。その上で個人の「力」世界を安定させるのではなく、普遍性不変性を兼ね備えた人の「智慧」である理性によって世界かれるべきなのだと、その烈日なる想いでオビトがこの世界を照らしているように思えてなりません。

オビトはこの世界を…啓蒙している…。

第650話「眠るのは」
ナル×ジャン ケルベロス


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第650話「眠るのは」④

 
「くっ…」(ナルト)

<ズッ>(ナルト)

<ハァ><ハァ><ムクッ>(ナルト)

「………」(オビト)

「なぜ起き上がる…!?
お前は何のために戦っているというのだ?
仲間の為か
それともこの世界の為か?

いいか…仲間にはいずれ裏切られる
そしてこの世界では愛は憎しみに変わる
お前も分かってるハズだ

かつて里の者もサスケもお前を裏切ってきた…
そして自来也の愛がお前に憎しみを与えた

お前もオレと同じだ
積み重なる苦しみが
いずれお前を変えていく
そして今
お前にさらなる憎しみが
襲うことになる

それでもお前は
自分が変わらないと
言いきれるのか!?

またいつ仲間が
お前を裏切るかも分からない
連合がまやいつ戦争をするかも
分からない
そしてこのオレに勝てるかも
分からない…

こんな世界の為に
もう戦う意味はないハズだ…
もうこの世界も数分で終る
そうまでしてなぜ戦う!?」(オビト)

「………」<スゥー…>(ナルト)

「自分の忍道だからだ」(ナルト)

<スゥ…>(重吾)

<スッ>(サスケ)


「まっすぐ自分の言葉は曲げねェ

それがオレの忍道だからだ」(ナルト)

「………」(オビト)

<ザッ>(ナル/サス)

「次で決着つけるぞナルト」(サスケ)

「オウ!」(ナルト)

<ブオッ>(ナル/サス)



<ズオ>「眠るのは明日

夢は自分で見る!!!」(ナルト)

そして…カカシが期待した通りにオビトはナルトにいちいち問い質して行きます。確かにオビトがナルトに何かしらの期待をしている…というのは間違ってはいないでしょう。無限に伸し掛かる「痛み」にもナルトはそれでもこれまで通りに「折れずに曲がらずしなやか」に居られるのかと、オビトは詰問している訳です。それに対してナルトはキッパリと自分の「忍道」を通すのだと言い張りました。僕はオビトがこの戦争に拘る姿から、この異常な世界の異常さに気付きました。そして、その異常さの元凶が「忍道」に他ならないとも、既に思い当たって居ります。なのに、本編の主人公であるナルトにここまでキッパリ「忍道」を誇示されては些かナル×ジャンの旗色が悪い(笑)。

ここで…『NARUTO -ナルト-』の歴史というものを今一度、考えてみましょう。その昔、六道仙人がいましたとさ…。で、その前に大筒木かぐやが神樹の実(禁断の実)を食ってチャクラを得て、その子供が大筒木ハゴロモで、それが六道仙人になったのだと、どデカイ提示が最近になってありましたっけ(ep646「神樹」)。それで世界を苦しめた十尾と六道仙人は戦って見事に鎮めるんですね。結果的にそれが十尾の人柱力でありまして、どうも「無限月読」神樹ではなくて十尾の人柱力のオプションとしか思えず、六道仙人「安寧秩序」が第一回目の「無限月読」だった件(笑)。そして、六道仙人は十尾を九つに割り、己を真っ二つに割り、兄・弟を残してお隠れになる…。

には「うちはの石碑」を。弟には「予言」を。六道仙人はそれぞれ残しています。そして、六道仙人の中に在った時とは違う形で世界(描写的には九つの尾獣だったんだけど…)が導かれる事を六道仙人は願っていた事実を、幼き九喇嘛がその涙を持って担保して居ります。そこまでの提示でハッキリと分かっている事は、六道仙人は自分の「安寧秩序」に疑問を持っていたといことでありましょう。延命に関しては”暁”で散々と提示がありましたから、六道仙人なれば不死は可能であった筈ですんで、寿命を機に全てを反故(ほご)にする必要はなかった筈…っていうか、反故どころか何だかんだバラバラにして後退しています(笑)。却ってややこしくしてお隠れになるなんて!!

それは六道仙人やり直したかったからだろうと、僕は考えています。ちなみに神樹が積極的に人間と関わりを持たない存在だったり、十尾に知性が無くて自然エネルギーの塊(に過ぎない存在)で、チャクラコントロールや忍術の類いを扱わない事実から、文字色無限月読は十尾の人柱力のみが扱える忍術であり、それでも忍達が同じ過ちを犯す救い難い存在である…等々の事実から、六道仙人の「安寧秩序」は「無限月読」による幻術支配だったと、僕は推認してるのね。それで、「うちはの石碑」を忠実にトレースしたオビトが兄系の本懐であるならば、何で弟を敢えて残したのよ…と、素朴に思う訳です。しかも、三大仙山(提示的には妙木山のみ)を後ろ盾にした「予言」まで添えて…。

恐らく、それが十尾を九分割して、自分を兄・弟に割って意図的に全てを後退させた理由なのだと、僕は考えています。言うなれば、それは六道仙人の陰陽の分離でありましょう。=陰であるならば弟=陽であり、今在る自分=安寧秩序無限月読十尾の人柱力六道仙人に対する、自分の中に在る可能性、或いは疑問が弟に托された六道仙人の願いなのだろう…願いではないのだろうか?!と、僕は思うのです。具体的には、ここでオビトがナルトに何をか期待する様こそ、が父・六道仙人に托された願いを実直に体現しているのではないかと思えます。逆に十尾の人柱力たるオビトとは在りし日の六道仙人であり、弟(=予言)に対する「命題」なのだと言えましょう。

オビトの「無限月読」とは、即ち「安寧秩序」なのであります。しかして、六道仙人はそれに疑問を持っていたんです。満足できなかったんです。だからそのモヤモヤの解消を弟に托した訳です。そして、それを「予言」でサポートしたのだと思います。その完成形たる仙人ナルトがオビトの前に立ちはだかる!!しかし、そんなナルトが「忍道」なんて如何にも個人的な思い付きに近いイデオロギー(物事に対する包括的な観念)を振り回していてどうするんだ!?と、僕は思うのです。だって個人の「想い」「力」に頼った世界の安定は六道仙人が既に実現してるんだから。そうじゃない世界の教導というものを企図して『NARUTO -ナルト-』の世界観は仕組まれているんだから…。

ナルトが六道仙人になるのは本末転倒なのです。

纏まり切らなかったので、あと少し続きます。


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第650話「眠るのは」③

 
<ブン>(サスケ)

<サッ>(オビト)

<ブン>(ナルト)

<サッ>(オビト)

(くそ!やっぱ速ェ!!

けどだんだん感知できてきたぞ!

ここだ!!)(ナルト)

<ザッ>(サスケ)

<バッ>(ナルト)


<ガッ>(オビト)

「!!」(サスケ)

「そろそろ眠る時間だ
夢の中へ連れていく…
時間はもう無い…」
(オビト)

「!」(ナルト)

<ズオオオオオオオオ>

<ガッ>「!!」(ナルト)

「!!」<ガッ>(サスケ)


(オビト…
やはりお前は確かめたかったんだろう…

何があろうと決して折れない心と
変わらない火の意志…
それが本当にありえるのかを!)(カカシ)


<グググ>

<メリ>


「くっ!」(ナルト)

「ぐぐっ……」(サスケ)

(一度は捨てたはずだった…

だがナルトと戦いナルトの言葉を聞いて
一度否定したはずのそれがあるかもしれないろ
心の奥で否定しきれなくなったんだろう…
オビトよ

そして何度確かめてみても探してみても
そんなものは無いと思っている
その狭間で今も…

……お前はナルトに…)(カカシ)


<ヒュ>

「!」(忍連合)

<ドーン>

「ぐわっ!!」(忍連合)

「うわっ!!」(忍連合)


<ゴゴゴゴゴ…>

<ゴ…………>

「うっ」(忍連合)

「……」(忍連合)



「…う…」(サスケ)

<ガラ><ガラ>

「くっ…」(ナルト)


(その答えを

見ようとしている)(カカシ)


もう僕はナル×ジャンの読者を完全にミスリードさせようと…させてしまっても構わない!!と思って書いているので、その熱意を重々お含み置きください(笑)。それとナル×ジャンが面白くないとお叱りを受けていますが、ナル×ジャンは本編に準拠してるんだから仕方ないかと(汗)。何でも与えられてきて、それが「当たり前」だと思ってしまうのは悲しい。何事に対しても「有り難い」と謙って考えられれば、自然と感謝の気持ちがその人に根付くのに…。折角、『NARUTO -ナルト-』という素晴らしい作品を通して繋がれたのに、その取っ掛かりに在るともいえる大切な部分を、気持ちを自分のものにできず居る…。それでは勿体ないと、僕は思っています。このお話はここまで。

ここでカカシがオビトに寄せて…いろいろといいお話をしていますが、僕にはこれすら間違ってはいないにしてもかなり足りないと感じています。もう僕の頭の中ではあの苦痛でしかなかった世界史「福音」が如く谺(こだま)してて、恰もUFOで未開の地に降り立ったエイリアンが土人にものを教えるようにあれこれ『NARUTO -ナルト-』の登場人物に説教したい気分で一杯なのであります(笑)。何でカカシがこのように感じ、それをケルベロスが何故、斯様に感じるのかは、この感想のまとめで説明できると思います(次で〆)。しかし、カカシの瞳力神威の異空間から脱出可能なのか心配(汗)。もしかしたらミナト先生がカカシが未だに大切に隠し持つ「お守り」に飛ぶのかしら…。

一方、オビトと対戦するナルトとサスケはその感知能力瞳力を持って、オビトのスピードに適応ししつあるかに見えます。しかし、オビトはその二人を凌駕する「力」で応えます。「力」って、例えば少年誌的な「炎熱系能力」では高温とは無限でありまして、熱さ比べしても切りがありません(汗)。確かな事は「後だし」の有利さでしょうか(笑)。ここでもオビトに肉迫するかに見えたナルトとサスケの「力」はオビトの血継絶後(仮称)一捻りでした(笑)。「力」には際限がないのです。つまり「力」を用いた人と人の戦いには限界がないのです。しかし、その「力」を扱う人間は有限なんだから惑いもしましょう。忍はその身に過ぎた「力」翻弄されていた…それが全てなのであります。

続きます。

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第650話「眠るのは」②

 
「!」(少し
攻撃形態にするか)(オビト)

<ズズズズ>(神樹)

「!?」(忍連合)


<ゴッ>(神樹)

<ドッ>

「!?」(忍連合)

<フッ>

「アレ?」(忍連合)

「ワシの瞬身の術で
危険な奴は逃がしていく
億さず行け!!」(穢・扉間)

「百豪で2人なら
湿骨林からおそらくカツユの
本体の10分の1を口寄せできる!

連合の足場全てをカツユにする!
その場に立っているだけで回復できる
回復エリアだ
行くぞサクラ!」(綱手)

「ハイ!!」(サクラ)

(口寄せの術!!)<ダン>(綱サク)

<ボフン>(カツユ)



「いの!
皆にも伝えたな!」(綱手)

「ハイ」(いの)

<ドロ〜〜〜>(カツユ)

「!」(忍連合)

「こ…
これか!?」(忍連合)

「!」(忍連合)



「これなら…
チャクラをぶん取られ
ながらでも戦える!」(忍連合)

<ドロドロドロドロ>(カツユ)

この部分は割愛しようかと思ったんですけど伏線として残します…扉間が瞬身(飛雷神)の術で忍連合の誰かが潰されそうになったのを拾い上げてサポートしています。これは扉間の感知能力に高さで神樹のヤバイ状況を敏に察して手を打つみたいな解釈で良いと思います。ミナトのチャクラも協力可能なので飛雷神のクナイを移送ポイントとして扱えるのでしょう。また綱手はサクラの百豪覚醒を受け容れて(もっと喜んでよーッ!!)湿骨林からカツユを大量口寄せして戦場をカツユで覆う作戦(笑)。足場をカツユにして常時回復を目論んでいます。五影は忍連合に参加する自分の里の忍にそれぞれ戦う意欲を与え、文字通り一丸となってこの難局を乗り切ろうとしているんだと思います。

読者の信条としてはこの場合、イケイケでいい!!と思うんだけど、一社会人として、会社という組織の一員として、その中で単なる兵隊として安閑としていられない立場の職責を纏う人間としてはこれはトップの仕事ではないと、敢えて言わねばなりません(汗)。仮にも五影とは各里のトップですから、そもそもこんな戦場の真っ直中に居るのはオカシイと、僕は思います。忍連合の司令部は既に十尾の尾獣玉で蒸発しちゃったからアレですが、本当のトップはこんな危ないところに居てはいけません。忍の世界というか社会はオカシイよ。トップ最前線アタフタしててどうすんのよ!?と思うんですよ。こんな状況で性格な判断とかできないでしょ。ってか、アンタら何も考えてないでしょ(笑)。

そもそも、この世界の人は何も考えずに行動してるから、与えられた「痛み」「痛み」でしか返せない。だって、集団を統率する最高権力者が普通の兵隊と一緒に爆風に身を曝し、一寸先は闇の中で命のやり取りをしてるんだから!!これはもっと小規模な組織トップの在り方でしょうよ。国とか里とか、かなり大きなスケールの集団だと思います。ここに居る忍にだって家族はあるでしょう。妻や子供も居る。年老いた親だって、爺ちゃん婆ちゃんだって居るでしょう。その集団のトップは忍だけでなくそれら非戦闘員の生命まで責任を感じなきゃです。今だけじゃなくこれからにも責任があるんです。赤ちゃんだって里にはいるでしょッ。トップが易々と命張ってどうするんですか?!

今までもそうだったんでしょう。だからトップからして何も考えていない。自分らが与えられた「痛み」意味理由も何も考えていない。トップからしてその場の気分で動いてしまっている。柱間の「火の意志」でしたっけ。それだって忍が個々で携える「忍道」とそれほど大差ない。驚くのはそれがおそらくこの世界の最上位のイデオロギーだって事です。それでトップからしてその程度なもんだから集団全体のリテラシーが低い…つーか無い(汗)。トップは命をかけて戦う必要はないと言えば語弊があるけど、命懸けで考えなきゃでしょ!!トップの決断には戦う忍から分派する家族何百何千何万…の命まで責任があるんですよ。それがこんな最前線で戦っててどうするッ!!?(ナックル徳井風)

って言うか、戦う前にもっともっと考えてなきゃ!!そんなだから「うちはマダラ」の名前に殺気立って戦争をおっ始めちゃうんですよ。そもそも戦争に至る理論的な思考とか分析とか皆無ですし、忍だって何だか解んなくて「ワーッ!!」ってなって戦ってるだけだし(笑)。この世界は異常なんですよ。だから簡単に殺し殺されるんですけど。オビトはそれに「いいんだな」と問うているんです。ナルトだってサスケだってそれに気付けないでこれまで修得した「力」をこれ見よがしに使ってるに過ぎないんです。それに五影がこの程度でこの戦争に加担してるんだから、これで”暁”が…オビトが…絶対悪じゃなけりゃ、この戦いの先に何が在る残る…って言うんでしょうか!?

つまりは…そういう事なのであります(汗)。

続きます。


 
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第650話「眠るのは」①

 
「怯むな!!

行くぞーーーー!!」(忍連合)

<ダダダダ>

「あの大樹を
切り倒すぞ!!!」
<ダッ>(穢柱間・分身体)

<ズオオオ>

<ズババ>


「侍も気圧されるな!!」<カチン>(ミフネ)

「四代目
お前とナルトのチャクラの
繋がりを利用させてもらうぞ

お前と違い一度には無理だが
ワシなりの瞬身の術で
皆を援護する」(穢・扉間)

「大蛇丸…
お前はただ傍観するだけか?」(穢・ヒルゼン)

「…この戦争に興味はないわ」(大蛇丸)

「………」(穢・ヒルゼン)

「ただ…彼の言う夢とやらは
私の大切な この大きな実験場を
捨てるのと同じ…
容認はできそうにないわね」(大蛇丸)

「なら手を貸せ」(穢・ヒルゼン)

<ズオオ>(神樹)

<コッ>(穢・ヒルゼン)

<タン><ズニュ〜ン>(穢・ヒルゼン)



「いいでしょう
今はほんの少し
思い出しましょうか—」(大蛇丸)

<シュルルルル>

「うわっ!」(水月)

<ブン>(穢・ヒルゼン)

<バキ>


「懐かしき師弟の関係を」(大蛇丸)

季節はと言うよりは…涼しい夏…みたいな(笑)。ちょっと変な気候ですが、朝夕はちょっぴりだけどヒンヤリして何をするにも(しないにも)いい季節になりましたね。僕は今日明日で相方とお出掛けする予定です。『NARUTO -ナルト-』の方もお話が進んでるのやら進んでないのやら良く分からない展開ですけど、心が折れかけた忍連合がいのの心伝身のネットワークで柱間の記憶やナルトの想いなどに触れ持ち直したようです。そこに五影の合流なども加わり士気が一気に高まり、忍連合が今にも花弁を開こうとする神樹を切り倒すべく駆け出しました。この花弁が開いちゃうと皆が夢に落ちゃうので、その前に神樹の幹をぶった切ってしまおうという作戦が整ったんですね。

そこに至る忍共の心の内というものを「忍の夢」(ep648)〜「忍の意志」(ep649)で提示して、忍が神樹と戦う意味「合意形成(コンセンサス)」が造り上げられる様を、僕らは俯瞰していた訳です。勿論、戦闘中なんで大勢が集まってワイワイ話し合う事はできませんので、いのが心伝身の術で忍連合の意識を一体化させました。全く防壁のない状態で人々の心が繋がるなんて危険極まりないですが、プロトコルネゴシエーションもへったくれも無い代わりに一欠片の悪意もない…かなり異常なネットワークが形成されていたのだと思います。そして、そのネットに接続された意識の中で、より強い想いを持った柱間やナルトの意識が皆に波及したのだと、僕は考えています。

実際は戦争に至る前に戦士は充分に教育され意識改革されているべきなんですが、「月の眼計画」を阻止する為に忍連合が急造されたという状況を差し引いても、忍世界の未熟さは度し難い(救い難い)レベルでしょう。僕は忍連合が如何に異常であり未熟であるかを、この戦争で嫌という程感じさせられました。彼らは教養を持ち得ない。しかして人を殺めたり誑かしたりする「(暴)力」は有している。だから忍は主体的にモノを考えられず、その場の雰囲気気分に左右される。それで今、「ワーッ!!」っとなってるんだから危う過ぎます。そして、そういう異常さを炙り出したのは誰でもないオビトなのだと、僕は考えています。良い悪いじゃなくて正しさを問うならオビトの方が正しいと思える。

オビトはしっかりと考えて行動しています。その場の雰囲気とか気分ではありません。惜しむらくはいのの心伝身のネットワークにオビトが組み込まれなかった事であり、そこで忌憚の無い議論が催されていたなら、また違った「合意形成」が存在しただろうと考えると口惜しいです(笑)。ま…「いいんだな」の一言から判断すると、その交わりを拒絶したのはオビトなんでしょう。そこからもオビトのやろうとしている事が何なのかも知れましょう。そして、これらの問題点に今話でいよいよスポットライトが当てられて行きます。ナル×ジャンではその部分をクローズアップしながら皆さんをミスリーど…おっと…ファシリテートして行こうと考えているんですけど、ヨカですか(笑)。

良い三連休を!!………続きまーす。


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第649話「忍の意志」③

 
「違うよサクラ…
ナルトは無意識でやってる…

シカマルを助けたいと

心から強く願う想いだけで

チャクラが動いている…

心伝身の術で感じるから
ハッキリ分かる」(いの)

事情があるので短縮版にて失礼します(汗)。それといのが現在発動してる忍術は「心転身」ではなくて「心伝身」なのねー(汗)。恐らく人と人を無線接続する為にいのが特殊なチャクラを発散してるのかな…と思うけど、そのネットワークを通じてそれぞれの忍が内に秘めた気持ちが交錯してるんですね。今風に言うと忍連合全員がチャットしてるような感じ?LINE?…非常に余談ですが、僕はソーシャル系のインターネットって超苦手で今のところ手を出していませんので、実はLINEとか、もっと言うとmixiとFacebookとかTwitterとか全く存じませんし、そもそも「ソーシャル系」なんて僕が言うのが危うい(←自分で言うかよ)のでお察しください(笑)。

ナルトはオビトの詰問により自らはオビトと戦いながら絶賛死にかけ中のシカマルにも想いを馳せたのでしょう。な…何と自動でナルトが提供した九尾の衣が治癒能力を発揮しております。後の展開で綱手がサクラを労うみたいな描写がありますが、そっと綱手がサクラの頭に手を乗せた時のサクラの形容し難い表情…僕個人の見解ですが、シカマルはサクラの医療忍術で「為すスベなし」みたいな状態じゃなかったかと思います。それがナルトの想いだけでサクッと治っちゃったんじゃないでしょうか。ぶっちゃけるとサクラは何もしていなかった(できなかった)…と、僕は考えています…けど、どうでもいいです(笑)。便利な忍術で簡単に人が死に、簡単に生き返る。

それが『NARUTO -ナルト-』世界観なのであります。悪意を排して聞いてくださいね(笑)。そして、柱間の想いとかナルトの想いがクロスオーバーに皆に波及し、驚くべき速度と精度で全体のコンセンサスが得られる。心が入って来る…とか、正直凄いです(棒)。こんだけ居るんだから、一人くらい強い心でエッチな事を考えてて欲しかった(笑)。それが心伝身のネットワークに乗っかってコンセンサスが得られてもよか…よくなーい!!(笑)こんなネットワークの中に居たら雑念なんて持てません。ふとヒナタの胸を思い出したりなんて決して出来ません(笑)。ま、同じ理由でそれに似たインターネットのサービスが僕は嫌いなんだけど伝わるかしら(笑)。

この後、半ば強引に人心がまとまり、士気が猛烈な勢いで高まって行きます。そこに柱間やナルトの「いい話」みたいのが影響してたり、ふと漏れ出した言葉にできない気持ちなんかが絡み合って、何だか皆分かり合えるんです…が、が、が、が…ガガガガガガガ…と壊れたトーキーのように僕は挙動不審に陥ります(笑)。それはこれまでの感想に書きましたから割愛しますけど、そんな事は是非とも戦争をおっ始める前に議論するべきだと思うし、ここで運よく知り得た柱間の願いなんかは有識者が書物に編纂して後世に伝えるべきだと思いますよー…。明らかに忍共はその場の雰囲気で右往左往しています。それぞれの自分勝手な思い込みだけで行動しています。

オビトはそれで…いいんだな…と言っているのです。それを受けてナルトはシカマルを治してるんだから、忍の傷口は思いの外深いと言わざるを得ません。百歩譲って何としても「月の眼なんたら」を阻止して…という気持ちを優先させるとしても、オビトの真意というものも、この際、いのの心伝身のネットワークに乗せるベキではなかろうかと思うくらいです。何でオビトの想いが、心が忍連合に流れ込まないのか?それが疑問ではありますが、それは陰陽遁がベースになったうんたらかんたらで無効化され…みたいな説明でよかろう(笑)。僕はこれもまた親心と容認していますけど…。この惨憺たる異常さ。この異常な世界の異常さ。便利な忍術は何故それを教えないのだろう。

(…ナルト
お前は今まさに

この世に必要とされる存在になった

オレ達のなりたかったモノだ
そしてこのままこの世を救うぞ
ナルト!!)(我愛羅)

神樹がまた養分を吸い取りに来るかも知れないのに、忍共が自由に忌憚の無い意思疎通を(ほしいまま)にしているのは横っちょに置いときまして、我愛羅がナルトの想いに呼応して気持ちを高めてますけど、ここで言う「オレ達」とは「人柱力」なんだと、僕は思います。我愛羅も里の皆から慕われる存在に成れる事が出来ましたが、それは幸か不幸か一尾・守鶴を抜かれた後の事。今も九尾・九喇嘛を抱えるナルトが、こうして世界の中心となるような光景を、我愛羅が人柱力として賛美している訳ですが、それを為したのっていのの心伝身のネットワークなんですよね。感慨一入(ひとしお)の我愛羅にはご愁傷様ですが、安くないですかね。そんなんでいいんですか?って気持ちになります。

またまた余談で申し訳ありませんが、うちの相方って大きくて白いから結構目立つんです。それにめんこい顔をしてるしー(←もうその辺にしとけやー)。交差点でお座りとかした日には一斉に人の目が集中。思わず僕はタオルで前を隠して(何でやー)。去年だったか、ウチの相方に気を取られた左折車に後続の直進バイクがオカマ掘ってしまい、相方と僕は泥棒頭巾してコソコソと逃走したのも今となってはいい想い出です(←何やそれッ)。ま…いろんな方々に注目されるので散歩も大変で、「可愛ー」とか「触りたーい」とかヒソヒソ話しなんかは耳に入っても聞き流しています。そうでもしなけりゃ一歩たりともお天道様の下は歩けやしません。気持ちは解るけど…ってお話です。

それでいつものように相方と散歩してると、子供連れの主婦友みたいな方々が「可愛い」とか「触らしてもらってもいいかしら」みたいに連れ同士で子供さんを交えてヒソヒソやってるんです。僕はいつも通りそれらをオミットしながら粛々と散歩してるんですけど、その主婦友さん達が「すみませーん」と声を掛けて来たんですよ。それで何て言ったと思います?皆さん。僕は耳を疑ったね。僕はその人らに感心もなく相方と歩いてましたし、目を合わせるとか全く無い状態ですよ。勿論、彼女らのお話に相槌を打つなんてアクロバティックな関わりも持っていないし、赤の他人ですよ!!天下の往来を歩いてて、偶然すれ違う全く知らないどっかの人ですよ。その人が駆け寄って来て…こう言いましたとさ。

「…で、いいですか?」

ですよ…お前はオビトか(ゴルァア!!)。お前らのヒソヒソ話の部分を端折るなーッ!!縦(よ)しんば「…で」の部分を「触って」と解釈するにしても、お前は僕の知人か?友達か?と(笑)。多分、犬くらい…と思ってるんでしょうが、犬くらい…と思ってる方に正直触らせたくない(触って頂きましたが)。どんだけ大事に育ててると思ってんだー…と、僕は心の中で怒鳴ってます(勿論、その心が届く事はありません)。ま…子供らに罪は無いし。存分に相方を触られて去って行かれました(汗)。しかし、いのの心伝身のネットワークでも無い限り、自分の心の内が他者に伝わるなんてこたーないのよ。そんなの在ったら恐いし面倒臭いよー。エッチな事とか考えられんでしょ(笑)。

だから…人と人が真に解り合うのは大変なんですよ。

コミュニケーション能力の欠如はアイデンティティの構築とも非常に密接に関係しています。アイデンティティがしっかりと構築できていないからコミュニケーション能力が不全な場合も多々ある。歴史的にみても苦労して苦労を重ねて人は解り合って来たんです。だからこそ進化発展でいた部分もある訳です。しかしそれが『NARUTO -ナルト-』ではいのの心伝身の術で一発で解決しちゃうのが危うい。危ういと僕は叫んでいるのであります。そして、それを素直に喜んじゃってる我愛羅も危うい。問題は忍術やチャクラが便利過ぎてチート過ぎて自分らの成長を阻害している事に気付いていないお気楽な脳味噌にあるのです。生まれた時に忍術やチャクラが既に在った世代にはかな…。

(…お前の過去が…
皆を通して入ってくる…


うずまきナルト…今…
お前が皆を一つにしている
お前のその波乱に満ちた人生が。
今のお前を作り……

お前のその生き様が
皆の胸に希望をあたえたのだ!)(穢柱間・分身体)

「希望を追う行くぞ!!!」(穢柱間・分身体)

忍連合がこんだけ簡単に解り合って、猛烈な速度で「合意形成(コンセンサス)」を図れたんだから、これに…いのの心伝身のネットワークにオビトやマダラさんを組み込めば戦う必要ないだろーと、僕は言いたいです。しかし、それだと絵面がTV版のヱヴァの最終回みたいにアイを叫んじゃいそうなので(汗)。否…待てよ。もしかして、マダラさんの企図する「月の眼計画」って、そういう話し合いの場を設ける幻術空間だったらどうしますか?全ての人の心がガシッと繋がって解り合える夢の世界。それに柱間さんたちが反対してたらどうなるんだろう?どっちが悪いんだか…もう僕には解りません。どうです?頭の中がコンガラガって来ませんか?これが忍術やチャクラの利便性に…

その発達を阻害抑制された忍社会の…危うさなんですよ。

停電した時の大変さを思い出してみてください。震災のオール電化はどうですか?(笑)僕らにしたってもう電気の無い生活なんて有り得ません。生まれた時から忍術やチャクラの利便性に触れて来た忍らも同じでしょうよ。忍と忍術やチャクラとの関わりは僕らが原子力の是非に直面してる僕らと凄く似ているように思います。しかし、僕らは情報を研磨し、問題を議論できます。ま…それを政治に反映させて云々はアレですが、取り敢えず考える事は厭(いと)いません。しかし、忍はそれを忍術でチャッチャと片付けてしまう。議論する事も、それらを蓄積する事も蔑ろにしているんです。それではいけないと、僕は考えます。この中の一人でいいから、そこに突っ込めよ!!と、僕は思うのですが…。

第649話「忍の意志」
ナル×ジャン ケルベロス




<クィ><スッ>「よし…<ハァ>

<ハァ>そろそろ行けるか……」<プチン>(カカシ)

傷口の手縫いキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

オシマイ(笑)。


 
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第649話「忍の意志」②

 
「…いいんだな…」(オビト)

「…………」(ナルト)

「オレの仲間は絶対殺させやしねェ!!」(ナルト)

「ウォオオー!!!」(ナルト)

オビトがナルトに問う…いいんだな…で、何だか僕んはオビトがいい人に思えて来ました。きっと、これがマダラさんだったら、こんな風に訊きはしなかったろうし、もっと早く世界は夢の中に沈んでいたでしょう。オビトはナルトにまるで許可を得るかのようじゃないですか?オビトの問いにナルトは「オレの仲間は絶対〜」を思い起していますから、その言葉に対する許可なのだと思います。ちなみにナルトが思い出した言葉はナルトとオビトが殺り始めた頃にナルトが吐いたものかと思います。この戦争で沢山の忍が死にました。木ノ葉隠れの忍も沢山死にました。その中にはネジも居ます。ナルトはこの言葉を守れていません。それでも…いいんだな…と、オビトは確認しているのです。

自分の言葉は曲げねェ!!

それがナルトの「忍道」だったかと思います。ナルトはこの言葉に従い生きていると言ってもいい。その行動の全てがナルトの人生なのであります。しかし、オビトと戦い仲間は死んでいます。オビトはこのまま「月の眼計画」を実行させてくれたら誰も死なないと言いました。それなのにナルトはオビトに手を上げる。そんな事してたらまだまだ死者は増えるし、ナルトの大切な「忍道」に背く事になる。コンティニューそれともジ・エンド…それはまるでナルトの脳内妄想の二択のように二つのボタンをちらつかせます(笑)。非常に余談ですが、「オレの仲間は絶対〜」とは短期忍道であり、「自分の言葉は〜」が長期の忍道で、今まさに短期忍道見直しを迫られているところなのかな。

ココ…漠然と…でいいので心の何処かに置いておいてください。この戦争を長々と傍観する読者の一人として、僕は忍というものの「危うさ」を看過できなくなっています。『NARUTO -ナルト-』の世界は異常だとも考えるようになっています。それで僕はオビトが何でナルトに…いいんだな…と問うのかを考えていました。別に仙術・尾獣モードかっけー!!で『NARUTO -ナルト-』を愉しむのもいいと思いますけど、それだとおっちゃんとおばちゃんが少年誌読む意味がない!!(`・ω・´)キリッ なんで今、オビトがこんな風にナルトに詰問するのか?何でナルトが自分の言葉を思い出すのか?僕にはその答えに、その先に…この戦争の出口がある気がしてならないのです。

次でます…続く。

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第649話「忍の意志」①

 
「ワシ達の代で…

そのについての
会談はもう必要なさそうだな
…違うか?」(現雷影・エー)

「…そうですね」(現水影・メイ)

「当たり前じゃぜ
ただしここで勝たねば

それも成就せんぞ!」(現土影・オオノキ)

「土影の言う通りだ

…もう負けは許されん」(現風影・我愛羅)

「よし!
我らは広がって指揮をとるぞ!
そして忍連合の最大の力を引き出す!

それが我ら五影の本来の為すべき事だ」(現火影・綱手)

「散!!!」(五影)

<スッ>〜<ザン>(忍連合※面倒臭いんで割愛します)

<ドッ>(ナルト・仙術尾獣モード)

<バシュ>(サスケ・呪印須佐能呼)


<ザッ>(オビト)

<ドシュ>

「………」(サスケ)

<パラ><パラ>

「くっ…!」(ナルト)

「…いいんだな…」(オビト)

エーッと…困った時はこの書き出しだな…お話がグルグル回ってると言うか、忍連合さんってば今まで何を胸に置いて戦って来たんだから怪しく思えてて、ここに来て漸(ようや)くコンセンサスが取れた…みたいな勢いなんで、もう放置する事にします(笑)。いろいろ考えてみましたが、彼らの拠り所って、詰まるところ「忍道」なんですよね。でも、それって個人の拘り行動の指針として定めるって事だと思え、よーく考えるとメチャクチャ自分勝手な掟だなー…って、僕には思えるんです。同時に、そんな自分勝手なルールがこの世を(個々に)規制するのであれば殺し合いも止む無しと思います。しかも、彼らは過去を省みる事もなくその場の気分で行動してるんだから、最早手遅れ…。

…と、僕は考えています(笑)。自分の決断の責任は自分で取るしかありません。だから、彼らがそのを持って自らの決断に応えるのはある意味清々しいと思えますが、リアルで生きる僕らにしてみれば酷く非合理的であり、決して真似てみようとは思いません(笑)。それは忍の生き方が何ら過去を活かさず、何も学ばないからであります。一方、リアルの僕らには「学問」が在ります。学校に行ってる時はこんな事勉強して何になるの…とか思ってましたけど、僕らは先人の失敗というものを自分らの反省に換えて逞しく歩んでいます。あらゆる事象数値化したり、パターン化したりして分析する術(すべ)を既に得ています。それは確実に僕らの「痛み」を軽減しています。

ま…僕も寄る年並で繰り言が多くなってしまって、割愛するつもりが長くなってしまったけど、つまりはそう言う事なのであります(おしまい)。しかし、現影全てがこの期に及んで本来の在るべき自分らの役割を想い出すとか、もういろいろと仏心を逆撫でされて微妙にイラッとしてしまいました(笑)。でも、トップが先陣を切って戦うのが忍本来のスタイルだった筈なんだから、ここで見せる影達の変心とは、もしかしたら、少しは高いステージに忍そのものが上がって行ってる様を描いてるのかな…と、そこはかとなく期待しています…が、ヨカでしょうか(笑)。それもこれも…忍の意識が一体化したのは…全ては忍術であるいのの心転身のネットワークが生み出した進化なのであります。

それを狡いとするか、バカとハサミは使い様と思うかは、それぞれの価値観にお任せ致します(笑)。結局、忍はチャクラや、その恩恵である忍術を今後とどう付き合うのか…が、先送りになっただけではありますが、取り敢えず…取り敢えずです(笑)。目先の「月の眼なんたら」阻止しなければならない。それが遅過ぎた忍連合の「コンセンサス」であり「戦争の大義」なんですけど、もう傷口に塩を塗るような物言いは止しましょう(笑)。しかし、ここでふと考えるケルベロスなのであります。この異常な世界の異常さ。忍道の危うさ。忍達の勉強(反省)の無さ…その諸々を考えさせてくれたのはオビトだよな…と。その気付きオビトのこの一言弾けた

<パッ>咲いたッ!!

「…いいんだな…」(オビト)

卓袱台用意しつつ(笑)…続きます。

 
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第648話「忍の夢…!!」⑥

 
「………」(忍連合)

「……」(忍連合)

「今日はその夢への
第一歩にしていただきたいのだ…!
どうか!どうか!どうか!どうか!

どうか!」(柱間)

「頼む!!

我らの愛すべき子供達よ!!

今こそ我ら忍の痛みから

苦悩から

挫折から…

紡いで見せてくれ!!

我ら忍の—

本当の夢を!!」(穢・柱間/分身体)

柱間の言いたい事は良く分かるんです。それに忍が詰まらない事で殺し合わないで済む仕組みを何とか創ろうと、生前頑張っていたのも良く判ります。加えて、柱間の純朴な人間味が理屈云々ではなく注目に値する希代のカリスマを有していた事も、『NARUTO -ナルト-』の読者として毎週週ジャンを心待ちにして毎回毎回しゃぶり尽くすように味わってますから、柱間のウンタラカンタラは容易に理解できます。柱間人間味…もっと言うと…人間力が世界をダイナミックに動かしていた様が伝わって来る。それを「カリスマ」の一言で説明するのは癪ではありますが、凡人には如何ともし難い、越えられない壁。人生の不公平たる「血と肉と骨」を、読者の一人としてヒシヒシと感じます。

しかし、柱間の意識がいのの心転身のネットワークを介して忍連合全体に流れ出して、この期に及んで忍連合が柱間の偉業を知るに至り、「忍の夢」とされるモノに気付く…。僕はそれを「今さらかよッ!!」と糾弾したい気持ちで一杯なのであります(笑)。まったく…この子らは、いい歳したオッチャンも居るやないですか…忍連合は何と戦うつもりだったんですか!?と、僕は問いたいです。命懸けで戦ってましたよね…彼ら。我愛羅が演説して<ワーッ!!>と盛り上がってましたけど、今さら柱間意識に触れて本気出すとか、正直有り得ない…と言うか、今までおまいら何の為に戦ってたんだよ!!と言いたい。言わせて頂きたい。ああ…戦死したネジが不憫だわーっ。

まさかとは思いますが、我愛羅が演説して何か盛り上がってるし、”暁”だか何だかの悪者が「月の眼なんたら」をしようとしてるから蹴散らそう!!皆もそう言ってるし…みたいな感じで戦争が始まったのかと思うと、これまでに戦死した忍が犬死にしか思えません(汗)。僕にはこんな事で揺らいで、こんな事で持ち直す忍連合の忍達が危うく感じられます。こんなんでこの人らは命を懸けるし、他人の命も奪えるのですから、これを危ういと言わないなら、何を危ういと言いましょう(笑)。この子らは「歴史」から何も学ばない…と言うか、そもそも「歴史」という学問がない。いやいやいや…それ以前にこの世界には何も無い。「憲法」とか「法律」とか。僅かに「拳法(剣法)」はあるか(笑)。

ハッキリ言って異常ですよ。雷影の「押し通る」とする単純明快な生き様を「忍道」『NARUTO -ナルト-』の世界観では定めています。そして、忍はそれぞれ自分が好き勝手に決めた「忍道」を拠り所にして生きています。それは裏を返せば敵である忍には何をしてもいいという事なのであります。トビがナルトの「忍道」に対して度々ツッコミを入れてましたけど、それって自分勝手な生き方に対する批判であって、メチャクチャ正論なんじゃないでしょうか?!「自分の仲間は死なせない」→「じゃ、それ以外は死んでもいいの?」ってなりますよね。それで「オレもお前と同じなんだけど」ってなったらお互い殺し合うしかないじゃない。それがこの世界の「痛み」なんじゃないの!?

僕は柱間の意識一つでやる気出す忍連合って恐いと思いました。それ以前に、自分らが何の為に戦っているのかをイメージできないまま命を懸けたり、他者の命を奪えるこの人らが恐ろしいよ。こんな程度の低い人らがチャクラとか忍術を操って大それた事が出来る世界があったら、普通は絶望すると思います。民度が低すぎる。ホントの土人さんには悪いけど、この人らは土人です(笑)。僕も「無限月読」でこの人達を眠らせるのに賛成!!!!なんだけど、それだと『NARUTO -ナルト-』不憫なので、ここから改心する方向に突っ走るお約束を信じて監視を続行します(笑)。誰か…この異常な世界異常さに気付いて!!その為に考える力が何よりも重要だと、僕は考えるのです。

絶賛死にかけ中シカマルの頭脳が…。

第648話「忍の夢…!!」
ナル×ジャン ケルベロス


 
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第648話「忍の夢…!!」⑤

 
「我が里には
古くよりある寺の者達が
尾獣を一匹封印してきた…
すでに尾獣を持っている…
よってもう要らぬ

協定に協力するには
他里と違いそれなりの見返りを求めるが
……よろしいか?」(初代・風影)

「何が望みだ?」(初代・雷影)

「我らの国は砂ばかりだ……
よって隣接する木ノ葉には尾獣の代わりに
豊かな土地を分けていただく
そして他国には尾獣を買う額の三割を
こちらにいただきたい」(初代・風影)

「ふざけるな風影!!」(初代・雷影)

「なっ!」(初代・土影)

「すぎるぞ風影殿!」(初代・水影)

「この条件を飲んでもらえなければ
協定にサインはしない!!
砂漠ばかりの生産性の無い我が国で…
四つの大国と渡り会ってくには
我が里の尾獣の存在を大いに
利用するのは当然!!」(初代・風影)

「我ら四国が手を組み
風の国をたたくことも
できるのだぞ……」(初代・水影)

<ゴン>(柱間)

「………!」(一同)

「…今まで確かに我々は
上手くいかない事だらけだった…
我ら各々同胞や一族を守る為にやってきたことだ…
致し方ない時もあったかもしれぬ

そして今日…
五国の協定が上手くいったとしても…

それがどこまで続くかも
守られるかも正直分からぬ


………

だが…オレはいつか…
いつの日かこれから先…

国は関係なく
忍が皆協力し合い助け合い…
心が一つとなる日が来ると


夢見ている

…それがオレの思う…

先の夢」(柱間)

<ザザザザ>(五影)

柱間の溢れんばかりの想いが図らずもいのの心転身のネットワークに漏れ出し忍連合に波及している…。これは柱間が意図した状況では無く、柱間すら困惑を隠せず、今一度、自らの起源に遡(さかのぼ)るように、過去を顧みる過程が不意にネットに流出したのだと、僕は考えています。だから、このイメージで神樹に怖じ気づく忍連合を再び奮い立たせんと、柱間が企図しているとは思いません。柱間自身も戸惑いの中に居て、何の為に、何と戦うのかが怪しくなって、初心に立ち戻って確認しただけなんだと、僕は思うんです。お涙頂戴のイメージで、ええ話やー…とさせて忍連合を纏めようと柱間が考えるような人だったら、何度も机に額を打ち据えるように<ゴン>とお辞儀をするのが「人間失格」の一節みたいになる(笑)。

仮にも各里のトップである影達が柱間同じ夢を見てみようと乗せられて行くんです。それには政治的な思惑も大いに絡んでいますが、それだけじゃ纏まらない。柱間という人物が存在して、それが影達を、その心を動かすに足る「何か」を携(たずさ)えているから、時代というものが動いたのだろうと、僕は想像しています。合理性とか利害関係だけで人は必ずしも動きません。もっと心の芯の部分で、響く「何か」を感じる力が、聞き分ける力が人には在ると思うのです。この会合が理詰めで纏まるなら扉間チャッチャと決を採ってましたって。そうじゃなくて、柱間がこの席に居る事の意味を重く考えるべきかと思います。まるで…柱間カリスマが燦然と輝くようじゃないですか…。

しかし、それを単に「いい話」として受け取っているなら、『NARUTO -ナルト-』は果てしなくループし続ける…と、僕は考えています。大体、この場でようやく忍連合のいい歳ブッこいた忍達が「最初の五影会談」を知るなんてのがボヤボヤし過ぎでしょう(笑)。柱間が意気揚々と立ち上げた忍者学校(アカデミー)って何教えてるんでしょうか?恐らく「歴史」の時間なんて無かったんでしょうね。僕はこれまで『NARUTO -ナルト-』の世界観をいろいろと研究していましたが、多分、忍術や体術しかやってません。ホントに「学問」がこの世界には無いんです。里の興りとか、平和に向けた各里の動きとか、その中で活躍した人物像とか、しっかりと勉強すべきでしょ!!(`・ω・´)キリッ

普通だったらいろんな分野の学者が居て、書物などに書き起こして提供するもんですよ。例えば「歴史」だったら、かくかくしかじかで柱間さんが頑張ったんだから、君らは目先の欲や何やらで道を踏み外さないように…みたいな注意喚起を潜在的にでも行うもんですよ。それが、この期に及んで初見って…そりゃ何の疑問も持たずに殺し合いますよ。そんな反省の無い生き方をしていたら、そりゃ自分らが負った「痛み」をまた「痛み」でしか返せないよ。学んでいないんですよ。殺し方とか騙し方くらいしか。これはいけません。だから、忍連合の皆の心に流れ込む柱間の記憶なんて、別に「いい話」じゃないんです。忍達は自分らの勉強の足りなさを徹底的に嘆くべきなのです。

あと少し…続きます。

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第648話「忍の夢…!!」④

 
「あいつら本当に…
向かって行きやがった…」
(忍連合)

「…ああ…
オレ達はどうする…!?」
(忍連合)

「五影様達が来てから…
聞いてみるか?」
(忍連合)

「そんなんでいいのか!?」(忍連合)

「……」(柱間・分身体)

「本当の夢の道へ行くまでの間…
お前との闘いを愉しむさ」
(マダラ)

「本当の夢って何だ?
オレ達の目指していたモンは
この里にあるんだろーが!!」
(柱間)

「お前には見えないのさ…
さらにその先が…先の夢が」(マダラ)

「だったら…

その先の夢ってのを教えてくれ」(柱間)


「これは…先代様の……記憶?」(忍連合)

……先の夢……

「ここにこうして
各五大国初代五影が集い
五影会談ができること
本当に……………………
…………………………

感謝する!!」<ゴン>(柱間)

「兄者…!
火ノ国木ノ葉隠れ代表である火影が
他の影相手に簡単に頭を垂れるな」(扉間)

「だがうれしくてのォ~!!」(柱間)


「火影殿
頭を上げろよ
長たる者がよ
する行為じゃねーよ

それはよ」(初代雷影)

「確かに
火影殿の言われる五影協定の趣旨に
賛同するためにここへ来たが……

ただでサインする訳ではない」(初代土影)

「あまり下手に出られると
何かあると勘ぐってしまうぞ」
(初代水影)

「火影殿が集めた尾獣
他里に分配するというのが
協定へのサインの条件…

これは取り引きだ
感情だけに流されるのではない」(初代風影)

「その通りだ…
尾獣はバランスを考えて分配するが

全て買い取っていただく」(扉間)

「…タダでも」(柱間)

「黙れ!!」(扉間)

<しゅ~~~ん>(柱間)

「これが最初の会談……」(水影・メイ)

「うむ…
これを期に小さな争いは安定していく」(土影・オオノキ)

<ガッ>(オビト)

<ガッ>(穢・柱間)

…と言う訳で、非常にヤバイと思われる錫杖を準備して待ち構えるオビトに、ナルトとサスケは勇敢に飛び込んで行きます。それを指を咥えて見ている忍連合の忍達は情けないやら恥ずかしいやらの想いが沸々と湧き上がるようです(笑)。そして、そんな想いがいのの心転身のネットワークを伝って飛び交うもんだから余計にいたたまれない(笑)。十尾が最終形態に移行して、自分ら忍が結局は十尾の「養分」に過ぎないと分かって、戦意を喪失してたんですよね。まさに「こんなのアリかよ」…な状態。そんな忍達の心のザワメキが同じようにいのの心転身のネットワークを介して柱間(分身体)にも届きます。柱間ですら混乱しそうになる…しかし、柱間はそこでグッと踏ん張るのです。

柱間はふと想い出していました。里が興り、それでも戦乱に明け暮れていた忍世界が安定に向けた交渉の席に就いた…第一回目の五影会談を。柱間が収集した尾獣を各里に分配してミリタリーバランスを整えようとしていたんですね。丁度、「核の傘」(Nuclear Umbrella)が世界を覆う事で、先制攻撃報復抑止すると(考えるのと)似ています。当然、この仕組みには「同盟」によるリスク回避も組み合わさるでしょう。もしかしたら、六道仙人が十尾を九つに割った意図というものを、しっかりと明察できていたんじゃなかろうかと思えなくもありません。何故だか分かりませんが尾獣をコントロールできる能力を持っていた柱間が居たからこそ実現した抑止構造だと思われます。

しかし、その概念をここまで具体的に整備したのは柱間ではなくて扉間だったんだろうなー…などと僕は考えています。特に尾獣の受け渡しを一方的な譲渡ではなく購入として、そこだけは譲れん!!みたいに柱間に噛み付く扉間の意気には、柱間とは違う意味でこの交渉事に対する思い入れが在ったのだと思います。柱間は何と戦っているのかを、今必死になって想い出そうとしているんじゃないでしょうか?何の為に自分らは頑張っていたのか?柱間はここで、それを想い出そうとしているのだと、僕は思います。柱間はテーブルに頭をぶつけるくらい深く頭を下げました。そのくらい嬉しかったのです。斯くして世界は一時の平穏に向けて歩み出します。柱間が思い描いた「夢」に向けて…。

続きます。

 
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第648話「忍の夢…!!」③

 
「狙え!!」(サスケ)

「オウ!!」(ナルト)

<ダッ>


「後悔は先に立たんぞ…
お前らの先には何もないがな」
<ズッ>(オビト)

<ズオッ>(オビト)

<ギューン>(オビト)

ややこしいお話は横っちょに置いといて…。何でオビトの黒玉に頭部を吹き飛ばされたヒルゼンさんが(穢土)転生できたのかと申しますと、オビトの錫杖(しゃくじょう)にミナトの腕は切り取られて、ヒルゼンさんはそうじゃなかったからじゃないかと、僕は薄らと考えています。血継絶後(仮称)にも段階があるって事ですかね。確か、オビトに肉迫したミナトに黒玉爆弾を引っ付けつつ、その腕を錫杖でオビトはぶった切りましたっけ。対してヒルゼンさんの頭部は錫杖ではなく、黒玉がやや変形した状態で頭部を<グシャッ>と吹き飛ばしました。この微妙な描写の違いに血継絶後(仮称)の段階が示されていて、錫杖はその頂点で、フルスペックの血継絶後(仮称)ではないかと。

錫杖(しゃくじょう)ってRDG(レッドデータガール)でもあったけど山伏(やまぶし)のアイテムなんですよね。結局、あの如何様にも変形する黒玉で意図して錫杖を模すところに意味があって、それでこそ最上級の血継絶後(仮称)の陰陽遁の効果を発揮できるんじゃないかな…と思います。だから、黒玉がちょこっと変形した状態で被害に遭ったヒルゼンは修復(転生)に時間を要したけれど、穢土転生が無効にならなかった。あれが錫杖だったら一貫の終わり…ということで、扉間さんの陰陽遁分析も間違いじゃなく、ヒルゼンさんの転生(復活)も一応「理」に叶うと、説明させてください(汗)。要するにオビトの無双も全てに置いてではなく限定されるという事です。

逆に、仙術(自然e)で反転攻勢にでるナルトとサスケですけど、この錫杖にやられたらマズいとも言える。血継絶後(仮称)とは通常チャクラ(基本五大性質)や血継限界5C2)や血継淘汰5C3)のチャクラを相殺するチャクラで対処する事で全ての忍術をロハ(只:「タダ」にする=チャラにする)にする忍術(チャクラ)なんだと思います。だから、オビトの錫杖には要注意なんです。けど、逆にそうじゃない黒玉とか、それが少し変形した形態のアイテムは錫杖に比して甘いのかも知れません。こういう疑問をどんだけサラッと自然にお話に織り込むかがキッ神の腕の見せ所なんじゃないかな…と思いつつ、今のところは静かに見守っていたいっと思うんですけどヨカでしょうか(笑)。

サラッとしててアレですが…続きます。

 
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第648話「忍の夢…!!」②

 
(そして
うずまきナルト…
まるでかつての兄者を見ているようだ

バカで甘くキレイ事を

大声で口にするガキ

だが…なぜだか

皆に好かれ…頼りたくなる…)(穢・扉間)

僕…この扉間の想いに絶句してしまったんです。ちょっと大袈裟ですけど、扉間がナルト越しに柱間を感じてる様が、どうしようもなく泣けて来たというか、切な過ぎて辛かったのです。搔(か)い摘(つま)む(=ぶっちゃける)と…柱間ガキだった…と扉間は言っています。厳密には言葉にしていないのでアレですけど、読者には届いてますよね。バカだとも言ってます(笑)。いいですか!?扉間飛雷神の術穢土転生の術を考案しただけではなく、多重影分身の術オレの術だ!!と宣(のたま)っておりましたですハイ!!…まで考案した方なのであります。恐らくはナルトがまんまと盗み出した「禁術の巻物」扉間遺品(オーパーツ)だったのだろうと、僕は考えています。

きっと、近代忍術基礎、根幹扉間が築いたのではなかろうかと、僕は考えています。加えて木ノ葉隠れの里の組織とか整備を本格的に行ったのは、どう考えても扉間であろうかと思います。もしかしたら、忍者学校(アカデミー)だってナルト達が通っていた頃の態を為したのは柱間ではなくて扉間じゃなかったのかな…などと、描写の無い部分まで、何故だか僕は扉間に肩入れしたくなる(汗)。何て言ったらいいか…正直、僕にも解りませんけど、柱間「こうしたらこうなる」という理屈が通じない人というか存在だったんだろうなー…と思えるのです。それを「天然」なんてキャラ設定で説明したくないんだけど、どうもそれ以外ない。その悔しさ扉間(だけ?)が知っているのでしょう。

僕は何故だか、そんな風に扉間感情移入してしまって(汗)。しかし、よくよく考えてみれば、柱間が如何に「忍の神」と持ち上げられようとも、伝説を残そうと、柱間扉間が残した程に後世には伝えていないのです。木遁にしたって超レアですよね。それが何でかと申しますと、全ては柱間「チート設定」に収束する訳です。全ては柱間だから為し得た事なのであります。しかし、扉間は違うのです。後世の忍が常用する…できるような基本忍術を考案したり、もっと身近に生活や政治の基礎などと言った広範なインフラを整備した(のだと、僕は考えています…けど)んです。しかし、それはきっと「唯一」ではなかったんでしょう。それに対して柱間「無二」だった…。

考えてみれば柱間にしか出来ない事が確かに存在します。後述がありますが、「一国一里」による世界の「安寧」というものは、柱間の存在があったからこそ得られた「秩序」でありましょう。その場に臨場した扉間なればこそ、柱間の異常な存在感が理解できる。だから頼もしく悔しい。愛しく疎ましい。相反する想い扉間を裂く音に、僕は思わず身を(よじ)らせる。この痛みに免じまして、どうかこの独白を許してください。扉間は如何なる努力と苦労を積み重ねようと、柱間「血と肉と骨」をついぞ越えられなかった。ただそれだけの事なのであります。愛憎。きっとそれが「澱」(おり)のように扉間の心に積もっている。この偉大なる凡人に、僕は心の中で静かに一礼するのです。

意味不明のまま…続きます(汗)。




いつも何かに守られている気がしてなりません。不束な僕を愛してくれるアナタへ。ありがとう。ありがとう。ありがとう…。ケルベロス



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