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「白」に関する考察(その2)

 
ナルトがサクラを何故、好きになったのか?と言う話題になった時、これまで、数々の浮き名を流して来た僕としては、決して沈黙を守れる心境ではありませんでした(笑)。その時、偉そうにぶちまけた持論は今も不変で、人が人を好きになる事に、「理由」は必要ないと考えています。

往々にして、「〜だから、好き」って言うのは後付けで、気付いたら「好き」になっていた。少なくとも、僕の場合はそうでした(笑)。ただ、そこに確かにあるもの。言葉にするとしたら、「運命」…。二人が出会ってしまう…「運命」だとしか、思えない。

アカデミーで二人が同じ教室。同じように勉強していた。ナルトが、サクラと同じ空気を吸っている。声が聞こえる。笑顔が見える。サクラの香りがする。風で髪が靡く…。これだけで、充分、恋がはじまるんです。

" Boy meets girl !! "

ただ、それだけで恋は始まる。始まっちゃう!(笑)。これは極々、自然な風景であると、僕は思います。これまで、数々の可愛い悪魔との遭遇をくり返した、僕の言う事ですから(笑)。それに、本編を読み返しても、ナルトがサクラを好きになった描写ってない!と思いませんか?キッシーもきっと、僕と同じ事、考えてるんじゃないでしょうか?と、僕はおもうんですけどね…(苦笑)。キッシーのホントのところは、どうなんでしょうか?(笑)

ナルトはサクラに出会ってしまった…。だから、好きになった。この場合、出会った…と言うのが大事で、出会わなければ始まらない…。でも、出会わない「運命」と言うのもあるんですね。先にも書きましたが、サスケは「白」と出会っていない。仮面の回想はそれを決定付けている。むしろ、強調している。それは何故なんでしょうか…。ちょっと、考えてみましょう。

「白」がナルトと薬草を一緒に採った初対面にサスケもカスっています。立ち去ろうとする「白」と、入れ替わるようにサスケが登場しています。その時、サスケがシャイなのか、「白」とサスケは視線を合わせていません。普通、誰かがすれ違ったら、気にして見るし、沢山、人が要る訳でもないし、こんな所に女の子がいたら、誰だって気になる。

サスケはどうして「白」を見なかったんでしょうか?

もしかしたら、サスケは「白」に出会ってしまうのを、本能的に回避してしまったんじゃないだろうか?これから果たさなければならない「復讐」の障害になる可能性を、サスケの本能が恐れた。でも、これだと、もう少し描写が欲しかった。…薄い(笑)。

もう、これは純粋に、出会わない「運命」であった…と受け入れる方がしっくり来ます。僕的に(笑)。好きになるのは理由は必要ない。好きになる同士が…出会えば始まってしまう。それが「恋」ですから。サスケが「白」に出会わなかった。それが、サスケの「運命」だったのだと思います。

うちは虐殺で、何不自由ない幸せな家庭を一瞬で失い、失意のどん底に落とされたサスケ。一方、初めから「ゼロ」で、孤独と悲しみの中で生きて来たナルト。奇しくも、この時点で二人は同じスタートラインに立ったと言えます。二人のサスケ。二人のナルト。無意識に二人はシンクロして行くのも頷けます。

「白」に出会えたナルトと、出会わなかったサスケ。確実に「白」は二人の運命の選択者であったと思います。非常に重要な存在です。大きな存在です。

もし、サスケが「白」に出会っていたとしたら…。お待たせしました。妄想、スタ〜トッ…(笑)できるだけ、ライトに徹して、十八禁しない表現にするつもりだけど…、少しでも、そっち系がダメっぽい人はスルーして下さい。






「白」はサスケの「ど真ん中」だったのではないでしょうか?

あの森でスヤスヤと眠っていたのがサスケだとしたら、そして、それを優しく「白」が目覚めさせていたら、二人は一瞬にして恋に落ちてしまったんではないかと、僕は考えています。勿論、「白」には再不斬と言う「想い人」が既に居る訳ですから、また別の葛藤と、悲しいストーリーが展開されてしまうでしょう。サスケも「復讐」と言う大義を抱えていますから……。もう、妄想してるだけで泣いちゃう。ま、その辺は、できれば絵の上手な同人を描いてる方の手に委ねるとして…(笑)。

人の一生には大切な出合いと言うものが存在します。問題はそれを感じ取れるか?本人が大切な出合いと認識できるか?にかかっています。ナルトは無意識ながらも、それに気付いた。悲しいかな、サスケはその出会い「そのもの」を逸した。それが「運命」と言うものなのでしょうか?とても、悲しい…。

サスケが、何故、サクラやイノに萌えないのか?「白」の事を考えると解る気がして来ます(笑)。

一般的に「母親」は男の子にとって特別な存在であると思います。何せ、生まれて初めて感じる異性ですから(笑)。男は多かれ好くなかれ、皆、「マザコン」なんですよ。僕も男の子ですから、痛いほど解ります。ま、それと、現在の嗜好が一致するかどうかは、それ以降の「可愛い悪魔」との出会い方。つまり「運命」に左右されると思いますが(笑)。逆に考えれば、その「マザコン」を払拭しちゃえるような、「母親」よりもっと強い「情」を持ち得る「好きになれる人」(←異性とは言いません。念の為に)に出会えるかが重要になると思います。もう「運命」で片付けられない(汗)。頑張るしかない!

で、サスケは僕の見る限りでは彼女居ない歴15年? (笑)清い躯かどうかは置いといて、未だ、母親とのファーストコンタクトで与えられた「檻」からは飛び出していないんではないか…と、僕は考えています。

気になるのは大蛇丸の存在。サスケは大蛇丸の「力」を求めたんだけど、大蛇丸にも、僕は「母性」を感じている。肉体的な性別と魂は同じとは限らないし。きっぱり、男女を分別する事自体、ナンセンスだとも、僕は考えています。サスケが、大蛇丸に近付いた理由の一部分でも、その「母性」が影響してるとしたら…。

あの、2年半に何かがあった…(ズズズズズズズズズッ…「うッ」←呪印が疼いた…笑)かもしれない(脂汗)。サスケと大蛇丸。二人の性的な関係を…臭いを…僕は激しく感じています。現在のサスケの雰囲気や女性(香燐)に対する態度など、かなり「達観」している。これまで、数多く可愛い悪魔にお相手をしてもらった、僕をも凌ぐ…既に(汗)

大蛇丸も再不斬と同じようにサスケを利用しようとしていた。決定的な違いは「道具」である筈の「白」が再不斬を愛していたところです。サスケは大蛇丸を愛してはいなかった。だから、大蛇丸に勝てた。大蛇丸を乗り越えられたんだと思います。それも、かなり呆気無く。

性的なつながりは別に「愛」が介在しなくてもできます。「肉」の持つ欲望と言えば良いでしょうか?何度も出ていると思いますが、「肉体」と「魂」は別の存在です。それぞれ独自に意志なり、要求を持っています。それが、完璧に独立していなくて、お互いが補完、或いは影響し合うような関係にあるから、ちと、ややこしいですが、「肉体」だけが望む交わりも確かに存在します。

少年少女たちよ!

大人になって自分で自分の人生に対して責任を持つようになったら、それこそいろんな状況があなた方を取り囲むでしょう。これも以前、誰かさんに言った事だけど、「他者を思いやる」「自分は自分で守る」と言うネットの大前提と同じ心構えが、最低でも必要でしょう。

ココを少し拡張して考えると、ハンドルで顔を隠したウェブ上の世界。実は、それはそのまま世の中と同じものなの。違うものだと思ってるかも知れないけど、実は繋がっている。と言うか、一部分。社会と言う入れ物の一断面。ま、そこを泳いでいる…と言う事なのです。それに、気付くと思います。

「肉体」だけが満足する関係があると言いました。そう言う性的な関係は事実、数限り無く存在します。でも、間違わないで欲しいのは、それだけじゃない!と言う事です。「魂」を置き去りにした「肉体」だけの関係は、はっきり言って空しい。それを、キモに命じて欲しい。でも、全否定でもない…。こればっかりは、何ぼ何でも、説明し切れん!(笑)

若い時は「心」も「身体」も治りが早いから、傷だらけになったら、治せば良い。もがかない人は怪我もしないだろうけど、強くなれないのです。運動と同じです。「心」も「身体」と同じように、運動が必要なんです。練習も必要です。適度な…ね(笑)。

で、横道それちゃったけど、もう少し(笑)。

「白」はナルトにとっての「母親(格)」であった…と、先に書きました。これは、別に「生んだ」と言う意味ではなく、その「傾向」を意味します。当たり前ですが…(笑)。確かに、ナルトは「白」に好意を、あからさまな好意を抱いていたけど、でも、恋人に対するそれじゃなかったと思います。むしろ、慕情に近い執着心。

波の国任務の終盤…ナルトが再不斬に噛み付きます。

「あいつは…あいつは、お前の事がホントに好きだったんだぞ!!」

それは、母を慕う子のやっかみに似ているように僕には思えました。「子」が見る「母」を「女」として見る「男」への嫉妬心。

【追記】ここはちょっと違うな…と思いました。再不斬は「白」を「女」として見ないように意識的に「道具」として扱って来た…でも、本心は愛しているから、「母を女として…」と言うのはナルトの眼を介した感じ方です。結果的には正解なんですが、本心をナルトが抉じ開ける、その少し前…。再不斬すら、この時点では気付いていない深層です。だから、運命は二人を死に導くのですから…。(2007.07.06)

「あいつは、お前の為に命を捨てたんだぞ!!」

ナルトがたたみ掛けます(一気呵成に!!)。

「道具として死ぬなんて………
そんなの…つらすぎるってばよォ………」

と、ココまで捲し立てて、とうとう「鬼人・再不斬」の涙を引き出したのです。正に「鬼の目に涙」でした。「お母さんを殺された!」と猛り狂う、ナルトの恨み節炸裂と言うところでしょうか。

ナルトは「白」に出会う前にサクラと出会っています。つまり、サクラが最初に意識した「異性」なわけです。ナルトに「母親」と言う概念がなかったのか?サクラの「母性」が希薄過ぎたのか?ナルトはサクラに兄弟の臭いを感じたんではないでしょうか?「お姉さん」みたいな。

そう考えると、ナルトがヒナタのラブラブな視線に一向に反応しないのが、何だかしっくり来てしまう(笑)。ヒナタは完璧な「妹」ですから。萌える人は萌えるんでしょうが、萌えない人は全く萌えない(笑)。

ところで、今、ヒナタがナルトと行動を共にしていますが、どこまでヒナタが大人びたか?が気になって来ました(笑)。もし、2年半で大人の女性の、ナルトを包み込むような柔らかさをヒナタが備えていたとしたら、ナルトとヒナタが急接近なんて線が急浮上して来るかも知れませんね。女の子は結構、したたか…と言うか、可愛い悪魔ですから(笑)。

長くなりました。(ズズズズズズズズズッ…)携帯で、この文章が読めるのかしら、不安(笑)。

兎に角、サスケは「白」に出会わなかった。それは悲しいけど、現実です。「運命」なのです。その「運命」を受け入れて、サスケは自分のこれからを構築している。「白」に出会ってしまったナルトも同じ。二人は自分の力で、自分の人生を切り開いて行くのです。これから、あるだろう、幾多の出合いと別れを繰り返しながら…。

「……君には大切な人がいますか?」

一瞬でも人生を変えてしまうような出合いがある。

それを忘れてはいけない!

「一期一会」



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