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「鬼子」⑦

 
「父さん…」(サスケ)

「!」(フガク)

「写輪眼っていくつか種類があるの?」(サスケ)

「何だ…
もう写輪眼に興味があるのか?
でも まだお前には早過ぎるな…
火遁の術とはワケが違う」(フガク)

「…でもいつかオレだって!
なんたって…オレは父さんの子だからね」(サスケ)

「確かに写輪眼にはさらにその上の瞳術

万華鏡写輪眼がある」(フガク)

(万華鏡写輪眼…)(サスケ)

「うちはの長い歴史の中で
ただの数人にしか発現していない
とされている伝説の瞳術だ」(フガク)

「そして
それはある特別な条件下でのみ
開眼されると言われている」
(フガク)

「………」(特別な条件…)(サスケ)

豪火球の術を会得し、父・フガクに「さすがオレの子だ」と言わせたサスケは「写輪眼」についてフガクに突っ込んだ質問をします(第25巻/132-134頁)。それは「シスイ事件」の折りサスケだけが気付いたイタチの眼の異変が切っ掛けでありました。未だ子供のサスケの質問にサクッと「万華鏡写輪眼」の存在を明かすのは如何なものかと一瞬思いもしましたが、やはりそこはフガクが子・サスケを溺愛していたからこその親バカなのでしょう。それに僅かな時間で会得したサスケの豪火球の見事さにフガクはサスケのポテンシャルに対する評価を上方修正したでしょうし、我が子であるサスケがそう遠くない時期に写輪眼を開眼するかも知れない期待感がフガクの中で芽生えていたのではないでしょうか。

フガクは木ノ葉隠れの里で警務部隊を分担されたうちは一族のリーダーでありました。勿論、基本巴(三つ巴文様)の写輪眼の開眼者であります。また「うちは虐殺」の原因とされるクーデターの首謀者でありましたから、南賀ノ神社のうちは一族の秘密の集会場で夜な夜な例の「うちはの石碑」の前で打ち合わせをしていた筈なので、「うちはの石碑」解読基本巴の領域は完璧に済んでいた事になると思われます。基本巴(三つ巴文様)ということはその上位である「万華鏡写輪眼」開眼に必要な条件も記されていたでしょうから、サスケには濁した形で伝えていますが、フガク本人としては「万華鏡写輪眼」開眼に必要な個人的資質や条件に関しては熟知していただろうと、僕は考えています。

しかし、イタチが提示したように「万華鏡写輪眼」は一度開眼してしまえば瞳力と引き換えに失明へと真っ逆さまに堕ちる「諸刃の刃」とも言える瞳力(瞳術)でありました。またフガクであれば、これまで蓄積された一族の犠牲の上に得られたという「眼のやり取り」実験データーやそれに拠って得られた写輪眼移植のノウハウなども知らない筈はありません。そして、そのような知識がフガクに在るならばフガクの家系が血統的に「万華鏡写輪眼」開眼可能か否かを調べ上げる事もそれ程難しい事ではなかったでしょう。そう言えば「うちは虐殺」でイタチはサスケが「万華鏡写輪眼」開眼し得る立場に在ると言及していましたね。きっとそれと同等の知識はフガクにもあったんじゃないでしょうか。

そして、サスケはイタチの死を踏み台にして見事に「万華鏡写輪眼」開眼してしまいましたから、「隔世遺伝」なんて条件が追加されない限り、フガクも「万華鏡写輪眼」開眼し得る系譜に在ったと認定できるでしょう。ま…個人的な素養云々も考慮する必要があるでしょうが、今となってはフガクの力量を示す描写の登場も望めないですし(…って言うか、決して望みません!!だって長引くと困るもの!!)、「岡っ引き」の閑職に在ろうとも、うちは一族のリーダーだったんだからそれ相応の高い力量だった…という事でスルーさせて頂きます(笑)。しかし、サスケの質問に応えたフガクの様子を見る限りではフガクは未だ「万華鏡写輪眼」開眼していないだろう…と、僕は考えています。

そもそも「万華鏡写輪眼」「永遠の万華鏡写輪眼」スペックアップできる状況が整わなければ開眼してはならない瞳力(瞳術)だからです。確かに一時的に瞳力が飛躍的に高まりこそすれ、単独での開眼であればいずれ必ず失明してしまうからです。カカシは兎も角、オビトの場合は「柱間細胞」の恩恵ウンタラカンタラで免責されている可能性がありますから除外しますが、シスイの別天神などは一族の存亡を回避する為に仕方なく刹那的開眼したか、或いはどうしようもないような喪失感を感じてしまうような偶発的な事故開眼したのではなかろうかと思います。そうでなければシスイがどうしようもない情弱だった可能性もありますが、シスイってそんな感じじゃなかったですよね(笑)。

「万華鏡写輪眼」の運用を真面目に考えるのであれば、開眼可能な瞳力者の移植可能な範囲に少なくとももう一名の「万華鏡写輪眼」開眼し得る瞳力者が必要な事に気付くと思います。マダラにはイズナという「万華鏡写輪眼」提供者が幸運にも存在したので「永遠の万華鏡写輪眼」スペックアップできた訳で、その後、一族内で多くの犠牲を払ったとされる眼のやり取りとは恐らく、イズナ→マダラ間の「万華鏡写輪眼」移植の検証だったと思います。もっと平易にいうなら「万華鏡写輪眼」開眼しても失明しないで済む方法の模索だったと思います。そして、フガクはその知識を知り得る立場に居たのでしょう。だから、意図的に「万華鏡写輪眼」開眼を回避していたのではないでしょうか。それは…フガクが…我が子である

サスケを愛していたから…だと、僕は思うのです。

続きます。


 

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