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第625話「本当の夢」③

 
「そして
オレ達は里づくりを始めた…
その後
火の国と手を組み国と里が
同等の立場で組織する

平安の国づくりも始まった

とにかくのようだった…」(穢・柱間)

「覚えてるか…
ガキの頃にここで話したこと」(柱間)

「ああ…」(マダラ)

<パシ>(マダラ)

「アレはただの夢だと思ってた…
掴もうとすればできないことはなかったってのに
オレは…」(マダラ)

「これから現実になる」(柱間)

「…火の国を守る影の忍の長…名を火影
どうだ?」(柱間)

「何だそれ?」(マダラ)

「火の国から里の代表を決めるよう要請があったんだ

お前に長をやってほしいと思ってる火影

もうお前に兄弟はいないが…
この里の忍達は皆お前の兄弟だと思ってほしい

しっかりと皆を見守ってほしいんだ…」(柱間)

「うちはの兄弟すら守れなかったこのオレに…」(マダラ)

「弱気になってるヒマなんてないぞ
うちは千手はもちろんとして
猿飛一族志村一族も仲間に入りたいそうだからな」(柱間)

「うそだろ…本当かよそれ!」(マダラ)

「その他にもまだまだ…
この里はどんどん大きくなる!

そろそろ里の名前も決めないとな
何か案はあるか?」(柱間)

「………」(マダラ)

<スッ……>「………」(マダラ)


「木ノ葉…隠れの里

…てのはどうだ?」(マダラ)

<ずぅ〜ん>「…単純ぞ……
ヒネリもないぞ…見たままぞ……」(柱間)

「火影とどう違うんだゴラァ!!
てかまだ治まってねーのか
その落ち込み癖!!」(マダラ)

「長い時間がかかったが
オレ達は昔の仲に戻れた気がした」
(穢・柱間)

何だろう…柱間が「窓口」っぽくて、何でマダラが柱間と同じ情報を持ってないんだろうと、僕は考えていました。二人の感じから見て、いろいろと動いてるのは明らかに柱間なんだと思います。またマダラの感じからすると、柱間が参加しているであろう「火の国」との折衝の場にすらマダラは居ないであろう事も何となく判ります。もしかしたら千手とうちはが対等なのは戦場だけだったのかな…と、ふとそんな風に思えます。「国」と専属契約する事で安定を得る。しかし、「国」としてもそれなりの効果を欲級するでしょうから、相応のパフォーマンスが必要と成ります。それが血族がなす「一族」から「里」という複数の「一族」が寄せ集まるの複合体を構成する理由なのでしょう。

少なくともマダラも「一族」リーダーであった訳で、そこではしっかり機能できていたんだと思うんです。きっと、それは同じ「姓」…つまり血縁に支えられたコミュニティであり、ある程度、いやいや…かなりの部分、思考の一体化連動が当然として在った筈です。皆、親戚みたいなもんで、見知った仲が、ある程度同じ価値観でまとまっていられたんだと思います。しかし、血族が前提のコミュニティとは量的な限界があり、文字色「一国一里」における「国」が要求する効果をクリアするには「一族」が実現するスケールでは不足するのでしょう。だから、複数の「一族」が結集する必要があったのだと思います。そして、その状況はそれまで必要なかった「政治力」を要求したのだと思います。

或いは、千手一族とうちは一族が手を組む事で互いに削り合う不利益を回避できるメリットが生じます。恐らく差し迫った危機感といいうものはそこに在って、二つの一族を引き寄せた「引力」の多くはそれであったでしょう。これまで否定し合う方うだけだった「力」を同じ向きにまとめる事ができる「里」とは、「国」にとっても「忍」にとってもメリットがある仕組みであると言えましょう。しかし、これまでは「図抜けたチャクラ」だけで求心力を得られた小規模なコミュニティでしたが、複数の「一族」が寄せ集まる「里」ともなれば、それだけではいけない。それに気付けずにいるマダラを柱間は何とかソフトランディングさせる為に「火影」という居場所を与えようとしているのかも知れません。

リアルでも仕事で活かせる「頭の良さ」とは「コミュニケーション能力」なんだと、僕は考えています。そして、それこそが国際社会において日本が最も遅れを取るファクターであり、ちょっと大袈裟ではありますが、一刻も早く国家レベルで考え直さねばならない部分だと、僕は考えております。日本の教育では「記憶能力」「計算能力」が重視される傾向があると思われます。でも、日本という島国がもっと大きな世界と繋がる時には、外と内を上手く繋げる「調整能力」が必要になるでしょう。きっとそれと似た状況が「一族」から「里」パラダイムシフトが為される段階で要求されているのだと思います。それを柱間は何となく判っててマダラに関わっているんだと、僕は思います。

以上を客観的に提示し問題定義してみせるのが「学問」なんだと、僕は思うのです。この時、柱間にそういった「学問」が在ったなら、マダラを上手く誘導できたんじゃないでしょうか。少年少女には是非とも、この部分に気付いて欲しいと、僕は考えています。それは何で勉強するか?って事です。「学問」とはこれまでの人類の失敗の積み重ねなのです。先人達が犯した過ちを、何度も繰り返さないように体系化した「願い」とか「祈り」みたいなものなのです。それを皆さんは学ぶ為に先ずはランニングとか筋トレをしてるのかな…だからちょっと地味でつまらなかったりします。でも、時が経てば、何であの時もっと…と思う筈です。実際、そう思ってる僕がここに居るので確かですよ(笑)。

ま…必死にマダラを導こうとする柱間をよそ目にマダラの主体性の希薄さが何気に<イラッ>っときますが、それはマダラのキャラとマッチしていないからかも知れません。人には適材適所というものも確かにあります。この場合、柱間が適任で、存分にリーダーシップを発揮し、そのカリスマ「里」とか「国」なんて単位に拘らず、いっその事、「世界」をまとめてしまえばいいと勢い思ったりもしますが、それは六道仙人の前例がありまして…。先にも書きましたが「個人」に頼る「安定」とは非常に脆いです。「社会」で生きるものとしてはそうならない「仕組み」を構築するべきだと、僕は思うのです。きっと、その方向に物語が目指すパラダイムシフトが在るのではないかと、僕は考えています。

続きます。

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