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第627話「サスケの答え」(弐)

 
「うちはカガミの子孫が

うちはシスイだ…

お前の兄 イタチの友達だった男じゃ

このワシを含め…
多くの者が初代様の火の意志を受け継いだ

ただワシは誰よりも甘い忍だったかもしれん…
二代目様の里づくりを上手く引き継げなかった

そのためダンゾウに…

里の闇を背負わせてしまった…」(穢・ヒルゼン)

「………」(サスケ)

「…ダンゾウも復讐としてオレが殺った…
奴は最後…卑怯な手を使ってでも里を守ると
公言してたがな…」
(サスケ)


「………」(穢・ヒルゼン)

「…どうやらワシは火影として
失敗ばかりしてしまったようじゃ…
今のこのような外の状況を作ったのは
自分の責任でもあるの…」(穢・ヒルゼン)

「イヤ…三代目のせいじゃない…
アナタはしっかり里の為に尽くされ全うされた

九尾の里襲来の時にオレが倒れてしまった

アナタに火影として期待されていたのに…
その期待にそえなかった…」(穢・ミナト)

「私を差し置いてまで選ばれたのにね

皆 残念だったわよ」(大蛇丸)

「大蛇丸様…少しスネてます?」(水月)

「フフ…

三代目の前だから

少しね」(大蛇丸)

「生きていれば
うちはクーデターの計画も
もっと未然に防げたかもしれない…」(穢・ミナト)

「………」(サスケ)

今回のお話を読んでいて、何だか凄く気持ちがいい…どうしてなんだろう?と考えていたんですけど、やはりそれは柱間の存在に拠るのだろうと思います。そもそも柱間がドッカリと腰を降ろし胡座をかいているのは大蛇丸を安心させる為で、例えそれが可能であろうと穢土転生の縛りを解いて大蛇丸を潰す考えはない事を、躙(にじ)り口から茶室に入る武士のように示しているのだと思います。そして、その姿は同じ穢土転生の歴代火影達にも影響していて、断じて自分より先に動く事は許さないと、特に扉間に歯止めを掛けているのではないでしょうか。しかも柱間は面識のないサスケをえらく丁寧に扱っています。それにほとんど情報のない段階でサスケを「次のマダラ」とも予見していました。

それはサスケの写輪眼が基本巴でないから…だけではなく、もっとちゃんとサスケを見ていたからだと思います。その前にヒルゼンが忸怩(じくじ)としてイタチを使い捨ててしまった事をサスケに詫びるのも見ていましたし、大蛇丸がサスケに付き従う様子もちゃんと汲んだ上で、サスケの唯ならぬ怒りの意味も柱間には分かったんでしょう。それにヒルゼンがそこまで悔やむイタチの真価を柱間には思い遣れた筈です。そして、そんなイタチが木ノ葉隠れの里よりも大切に想っていたサスケがどのような存在であるのかも、柱間なればきっと考えが及んでいたでしょう。これは柱間が強いとか力量云々じゃなくて、理解力や包容力がハンパ無い事を示しているのだと、僕は考えています。

誰であろうと柱間が目の前でドッカリと腰を降ろして付き合ってくれるなら雄弁になるでしょうよ。柱間ならば何だって受け止めてくれる。そういう雰囲気が柱間にはあるのだと思います。きっとそんな雰囲気がマダラを惹き付け虜にしてしまった筈です。基本、歴代火影(全てを知る者たち)を召還した穢土転生は嘘がつけない設定になっていたかとは思いますが、それらの証言をサスケが反証を試みたりしないのは柱間が楔のように歴代火影達を律しているからなのだと思います。恐らくこの場に居る誰もが嘘をつけないでしょう。それは忍術でもチャクラの所為ではない。柱間の纏う空気が物凄く澄んでいて清らかだからなんだろうと、僕は思うのです。何故だかそう思うのです。とても気持ちがいいのです。

きっとこれが柱間の人となりなのだろうと思います。「一国一里」の礎となる木ノ葉隠れの里を興したカリスマ。そして柱間が居たからこそ、扉間が居て、ヒルゼンが居て、ミナトが居る。皆、斯く在ろうと…柱間のようになろうと精進したのでしょう。そして、それこそが火影の意味であり、火影岩の意味なのだろう…と、僕は思います。よくよく見ていると扉間だってかなりの人格者だし、考え方がいちいち大人です。ヒルゼンもミナトも実に思慮深く温かい。斯く在るから火影なのか、火影だから斯く在れるのかの答えは大蛇丸に聞いてください。大蛇丸「今ならアタシだって…」と言うでしょうよ(笑)。けど、ミナトに対して大蛇丸一方ならない感情があったのですね(笑)。

恐らくミナトの火影就任は大蛇丸の里抜けとも密接に関係していて、そこには大蛇丸を殺せなかったヒルゼンの存在も大きく関わっているでしょう。そんな諸々の事情が大蛇丸に拗ねさせたんでしょうが、大蛇丸は決してミナトをバカにしていないし、ヒルゼンを責めもしない。やはり大蛇丸もミナトが火影に適任であったと考えているのでしょう。メチャクチャ昔のお話ですけど、中忍試験でテマリに敗戦したシカマルがしっかりと中忍昇格できたのを見て木ノ葉とは人を見る目があると唸ったのを思い出しましたが、腐っても鯛…死んでも火影の「全てを知る者たち」の人を見る目の確かさは異常(笑)。しかし、ヒルゼンがもう少し大蛇丸の才能に媚びずに、大蛇丸自身を見ていれば…

違う現在もあったのかな…<ボソッ>

「大蛇丸は何故、グレてしまったのか?」参照。

続きます。



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