スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第629話「風穴」(ナルトサイド②)

 
「オオオオ!!!!!」(十尾)

<ニョキ><ニョキ>(十尾)

<ボココ>(十尾)


「くっ…」<ザッ>(ナルト)

<ブワワワ>「!」(忍連合)

<ブワワワ>「!」(忍連合)

「…消えてく…」(忍連合)



「強がってもここまでのようだな
次の楽しみもできたことだ…
ご退場願おうか…そろそろ」(穢・マダラ)

「!」(穢・マダラ)

<ザザザ>「!」(ナルト)

「皆さん!!
力を合わせていきますよ!!」
(ヒナタ)

「アンタは回復!!」<ブウウウ>(サクラ)

「!」(ナルト)



「オー!!」(忍連合)

(…皆ァ…)(ナルト)

ナルトが九尾のチャクラを忍連合に配って「忍連合の術」だと気を吐いていた内は未だ良かったと思うんです…。でも、穢・マダラとオビトが本気出して攻勢に転ずるとナルトは防戦一方のジリ貧でした。それはナルトが一方的に仲間を保護する方向に九尾のチャクラをコントロールしたからじゃないかと、僕は考えています。その様子を見て、ナルトは自分勝手な戦い方をしてるな…と、僕は思っていました。描写から判断するなら忍連合に配布した九尾のチャクラはナルトの管理下に在り遠隔操作が可能でした。同時に、それはナルトのチャクラも猛烈に消費させるようで、九喇嘛が心配していました。サクラも同じようにナルトを心配してましたけど、その辺りの知識が彼女にあるのかも知れません。

基本的に九尾のチャクラを提供された忍の能力は何倍にもアップするのかな。カカシの神威が完成体の八尾・牛鬼を…タコ足一本は端折ってしまったけれど…ほぼ完全な形で移送したり、その他の忍達も軒並みパワーアップしていました。それに彼らは第四次忍界大戦の修羅場を潜り抜けて来たからこそこの場に立っている忍達ですから、本来ならば九尾のチャクラなんかなくても個々が充分な戦力である筈なんです。しかし、ナルトは…仲間は死なせない…という自らが切った見得に引っぱられて、個々の能力を全く無視して九尾のチャクラ遠隔操作して一方的に守り始めるんです。自分の周囲を分厚く囲う九尾のチャクラが個々の能力を何倍にも高めるのではなくナルトの操作で勝手に動いてたんです。

それは一種異様でもありました。九尾のチャクラが内側ではなく外側に働きかける状況が個々の自由な動きを阻害していた可能性すらあるかも知れません。そして、その異様な光景は十尾の天変地異まで続きました。九尾のチャクラ(の衣)がなければ焼豚が出来ていたかも知れませんが、なければないでこの子らは何とかしたかも知れない。否きっと…それが出来る子だからここまで戦ってこれた。この場に立っていられるのではないのかと、僕はナルトに言いたくて言いたくて…喉の奥に刺さった魚の骨が勝ってに這いずり出してきた程です(笑)。そして、この状況、草葉の陰でイタチ兄さんが見たら何としただろう?兄さんはまた<ペロッ>と舌を出して<テヘへ>と笑うのでしょうか?

イタチは穢土転生の泣きの一回でサスケに(ずっとお前を)「愛している」と告げました…ああ…告げましたとも(遠い目)。そして、そこでサスケを信用せず子供扱いしていた自分を詫びています。嘘と瞳力でサスケを雁字搦めにして抜け道のない一本道に追い込んだ…それがイタチの施したサスケの強化でありました。しかし、それが間違いだったのかも知れない。サスケと同じ目線に立って真実を語り合っていたなら、サスケから父と母を奪わないで済んだかも知れない。自分は大きな過ちを犯したのではないか…と悔恨しておりました。それを踏まえてナルトの九尾のチャクラを擁した戦い方に転じると、イタチが感じた過ちと似たものをナルトにも感じます。

ナルトもまた忍連合を信頼していないのです。

誰も死なせない…もし、その言葉にナルトが縛られていたのなら、それは酷く見栄っ張りで自分勝手だと、僕は思うのです。一人が完璧な存在を目指す必要はない草葉の陰でイタチ兄さんが見ていたならば、きっと同じ風に思ってくれたんじゃないかと、僕は期待しています(笑)。ナルトは九尾・九喇嘛と完全に繋がれたんです。その力…ナルトが物心ついてからズーッとナルトを他から阻害する忌むべきものだったのだけれど、ナルトはそれを克服できたのです。そして、この大戦でナルトは忌むべき力、忌むべきチャクラで忍連合を一個の生き物の様に纏め上げられたのです。それが「忍連合の術」なのであります。それはナルトの予想と期待を大きく上回る力でした。

ナルトはそれが嬉しくて思い上がってしまったのではないでしょうか。自分が…自分だけの力で…何とかしなければならない!!巨大な力を制御した瞬間、喩えようのない万能観がナルトを支配してしまった…のかも知れません。九尾のチャクラが余りにも強力だったから、それをナルトが遠隔操作できたもんだから、ナルトは勘違いしてしまったんじゃないですかね。いいですか!?忍術とかチャクラとか、そんなものが人は繋ぐんじゃないのです。現に今、九尾のチャクラが失せてしまった後も忍連合は地に膝をつくナルトの盾になってるじゃないですか!!ヒナタがその先頭に立って…体を張ってナルトを守ってるじゃないですか!!これが本当の人と人との繋がりなんだと、僕は思うのです。

「心」が人と人を繋ぐのです!!

続きます。


第629話「風穴」(カカシサイド①) | BLOG TOP | 第629話「風穴」(ナルトサイド①)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。