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『草薙の剣』

 
サスケの草薙の太刀

「オレの気まぐれでお前は命を落とすんだぜ」

天地橋任務でカカシ班(隊長:ヤマト)が大蛇丸のアジトの一つを突き止め、苦難の末、ナルトはサスケと再会をはたします(34巻/150頁)。この時、瞬身でナルトに詰め寄り、腰に付けた物々しいエモノをサスケはナルトに示します。それが「草薙の剣」でした。白と黒(カラーで見たわけではないので確証はありませんが…)のツートン。超モダンの鍔無し。<スウー…>と、艶かしく鞘から解き放たれる「草薙」は威圧感が大いにありました!

しかし、左利きの筈のサスケが右手で使うように腰のしめ縄の後ろに斜(はす)に差しています。サスケは器用だから、右手も利き手の左と同じように使えるかも知れないけど、より攻撃的な戦略性を重視した頭脳的な装備かと思います。具体的には、サスケの"伝家の宝刀"…「千鳥」(左手)とのコンビネーションを意識した組み合わせだと、僕は考えています。「草薙」で間合いを確かめ、「千鳥」で刺す。サスケの「草薙」は、ボクシングで言うところの「ジャブ」に相当するんじゃないでしょうか。

原画の画像解析で判明したんですが、サスケの「草薙の剣」の縦横比が仕舞われた状態で「8:170」で柄と鞘の比率が「5:12」でした。サスケの「草薙」は、やや幅広のデザインでしたから、鞘の横幅を55mmと見積もれば、仕舞い寸法は約1170mmになります。鞘の長さが約825mm。刀身長はそれをやや下回る数字でしょう。ついでに柄の長さが345mm。結構な長物ですね。

実際には、これにサスケの「瞬身」の速度が加味されますから、サスケの「間合い」は非常に長い事になります。多くはサスケの「間合い」を見誤り、「草薙」の餌食になってしまう事でしょう。武器攻撃ではチャクラを消費しませんから、省エネとも言えます。サスケは単独でイタチに辿り着き、それを打破する悲願がありますから、ある程度の持久力が必要の筈です。サスケは綿密なシミュレーションを繰り返し、今のスタイルに辿り着いたのでしょう。

(草薙の剣の一振りか…)

「木の葉崩し」で三代目と闘った大蛇丸も「草薙の剣」を使っています(14巻/55頁)。三代目が「一振りか…」と言うのは、、複数存在する事を示しています。それは、その時、口寄せされた「猿猴王・猿魔」の台詞からも、かなり有名な「業物」である事を感じさせました。きっと、有名な刀鍛冶が存在していたんじゃないでしょうか。登場人物で「草薙の剣」を使っているのは大蛇丸とサスケだけですから、その刀鍛冶も大蛇丸の管理下に置かれる存在(部下か囚われの身?)なのかも知れません。

「行くぞ猿魔!!」(三代目)

「いくら金剛の体でも草薙の剣は痛てーぜェ…」(猿猴王・猿魔)

「金剛・如意棒」に変化した猿魔が弱音を吐くほど、「草薙」は強敵だったのです(14巻/56頁)。大蛇丸の「草薙」は鍔付きで、日本刀っぽい造りでした。これと同じ物かは不明ですが、このズーッと後のエピソードで、四本目のナルトとガチで殺り合った時も、「草薙の剣」を使っていて、それは刀身がめちゃくちゃ伸びました(100m以上?)。三竦みでも登場していて、両手が使えない大蛇丸は喉から蛇を出して操ってましたっけ。綱手の胸を貫きましたね(ホントだったら死んでるところです…笑)。

大蛇丸の使う「草薙」はちゃんと「反り」のある日本刀のような形で、その形状がサスケの「草薙」と決定的に違います。僕は「刃物好き」で有名なんですが(←自分で、盛んに言い触らしてるだけ)、サスケの「草薙」は異例なくらい真直ぐです。日本刀を初めて見ると、その「反り」の大きさに驚くと思います。しかも、日本刀の切れ味は「反り」にある(日本的な刃物って「引いて切る構造」になってるんです)と言って良いくらい大切なんですが、サスケの「草薙」の形状は異質に思えます。

恐らく、サスケの「草薙」は"斬撃"を重視しない、"突き'に特化した設計なんだと思います。「うちはのアジト」でのイタチとの交戦でも、サスケがイタチを「草薙」で串刺しにして悪顔してましたね(笑)。サスケの「草薙」は"刀"と言うよりは、"鎗"に近い武器かも知れません。それに、サスケには"写輪眼"がありますから、相手のカウンターを未然に回避できる前提があるので、瞬身の速度を無条件に上げる事が可能です。突入速度が高ければ高いほど、回避困難な"刺突"には威力が生まれます。「サスケ+直刀」は非常に利に適っているのです。

また、初手の"刺突"をいなされたとしても、サスケには次の手の「千鳥刀」(千鳥の形態変化)もはありますし、普通に「千鳥」を絡めての"二段突き"も有効と言えます。それに、ちょっとズルいですが(笑)、「草薙」の刀身にチャクラを流して切れ味を上げる手が未だ残されています。トビ(マダラ?)も一度、真っ二つに薙いでるはずなんですよね(39巻/147頁)。そして、その補足事項は、天地教任務の「サスケVSヤマト」の攻防にきっちり残されています(笑)。サスケの「草薙」は、立派な"チャクラ刀"でした。

「オレの草薙の剣は少し特別でな。ガード不可ってヤツだ」(サスケ)

(…体が痺れる。これは…刃に千鳥を流しているのか…?
そうか…それで斬れ味を極端に上げた上に…斬りつけた後も痺れで動きを…)

サクラへの攻撃を庇ったヤマトが代わりに「草薙」の餌食でした(34巻/161頁)。結局、サスケの「草薙」はチャクラ刀で、サスケの「雷遁」を上手く活かした攻撃が可能な特製の武器だったようです。きっと、サスケとの相性を良く吟味して、大蛇丸がサスケに与えた物でしょう。「草薙」が何振りかあるにしても"レアもの"だった筈。もしかしたら、サスケ専用に、あつらえた可能性もある。大蛇丸って面倒見が良くて、ちゃんと弟子に「力」を与える人だったんですね。誤解され易いタイプなんだけど、きちっとした部分を持ってる人なんです。

サスケは大蛇丸の「恩義」を感じるべきだと思います。サスケはナルトの比じゃないくらいに強く逞しく成長を遂げたけど、それって、ほとんどが大蛇丸の援助があったからだと思うんです。それをどう感じられるかが、人としては大きな問題だと思います。僕もそうだったけど、若い時って、「オレが!オレがッ!」ってなっちゃって、周りが見えないのは"普通"だとは思いますが、その時の自分の「青さ」を、後から後悔するものなんです。

たとえ、どんなに輝かしい成功を遂げようとも、心の何処彼処に必ず「後悔」は付き纏います。人の行いとは常に不完全なのです。でも、それを実感できる時は既に遅いものなのです。人は誤り易く、老い易いのです。お礼を言いたい気持ちが芽生えても、その恩人はもう居ない…事がままある。そう言う「空しさ」をオトナは皆、感じて生きているのです。悲しいかな、それが「人」と言うもので、今はサスケに何を言っても通じないとも思います。みんなそうだろうし、僕もそうだったし…。そして、後悔は先に立たない。

逆に(今は死んでいますが…)大蛇丸にも頑張ってもらいたいと、僕は考えています。カブトも勘違いな方向性ではあるけど、一応、頑張ってるし(笑)。サスケの中には大蛇丸の「思念」が取り込まれてるだろうし、トビ(マダラ?)が言う…「サスケが「蛇」から「鷹」に生まれ変わる」(これも厳密にはズレた表現なんだけど…)為には不要な筈です。だから、サスケの"真の覚醒"が大蛇丸復活の切っ掛けになれば良いなと思っています。大蛇丸にはもう一花咲かせてもらいたいな…。世の中の大勢に誤解されたままじゃ死んでも死にきれないでしょうから…(笑)。

サスケが大蛇丸を完全に払拭できるのなら、「呪印」も要らない筈です。何ものかに頼るのではなく、自分自身の「力」に目覚める。それが本当の「強さ」なんだと思います。人が成長を遂げるとは、そう言う事じゃないでしょうか。同様に、鳶(トンビ)は鷹にならないと気付くべきです。現実は、鳶は鳶として生まれ、鷹は鷹として生まれるのです。常に自分は自分なのです。自分が何者かに気付く。そして、自分自身を受け入れる。それが真の"アイデンティティ"なのです。

ヤマトと殺り合った時には、サスケの「草薙」は、その刃を受けたヤマトのクナイの刃を一瞬で真っ二つにして、そのままヤマトの胸を貫きました。そして、刀身に千鳥を流したままにして、ヤマトの動きを封じました。この時、ヤマトを殺してしまう事もできたと思うんですが、サスケは本気じゃなかったんでしょうね。サイとヤマトの「草薙」の捌きを「正解」「不正解」で、サスケは評価してましたが、あれは大蛇丸との修行で自分が言われてた"言葉"だと思います。サスケの"誇示"が自分の成長を、ナルトやサクラに示したかっただけ…と思うと、ちょっと、可愛いですね。

「悪いがもう本気でやるよ…」

"可愛い"で言うと、ヤマトも「負けず嫌い?」と思えてしまいます(34巻/183頁)。ヤマトって、充分に可愛いですよね。それまでだって、ヤマトは気を抜いていたわけではなく、結構な「本気」("マジ"と読む…笑)だったと思いませんか?サスケの「情報」だって、ヤマトは事前に知っていた筈です。その情報をサスケの「成長」が凌駕しただけなんですが、ヤマトが、それにムキになってしまうところが、カカシに従順に従ってしまう人の良さと相まって、ヤマトの魅力になっているんですね。ヤマトもまた、味わい深き人なのです(笑)。

そして、サスケの「草薙」には特筆すべき能力があります。それは…『自動帰還能力』です。デイダラのC2ドラゴンを打破した時に地面に刺して踏み台にした「草薙」をサスケは回収していません。あの時、C2ドラゴンが落下して辺り一面は火の海で、デイダラもサスケも横に飛んで逃げましたから、サスケの「草薙」はあの火の海の中の筈なんです。しかし、デイダラをやっつけた後、民宿「お越」で傷を癒したサスケが、衣装をチェンジして再登場した時にはちゃっかり戻ってました。

サスケの「草薙」は時空間忍術の応用で遠隔地からサスケの元に帰還できるようです。日本刀にまつわる"慣用句"は多いですが、その一つに「元の鞘に収まる」と言うのがあります。きっと、サスケの「草薙」も「鞘」を目指して帰還するのではないかと思います。もっとも、「元の鞘」とは日本刀の「反り」が固有で、一つとして同じモノがないから、専用に誂えた「鞘」にしか刀身が収まらない事に拠るので、サスケの「草薙の剣」の極端な"直刀"にはあまりそぐわないんですけど…ね(笑)。

 

第385話「万華鏡の秘密…!!」 | BLOG TOP | 『飛雷神のクナイ』

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