スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第385話「万華鏡の秘密…!!」


長い長いブランクで忘れてる(笑)人もいるかも知れないので…。イタチとサスケの激しい攻防が繰り広げられ、サスケは自分の幻術でイタチを引き付け、玉座にフンズリ返るイタチを背後から玉座越しに「草薙」でブッ刺したところからです。

うちはのアジト。玉座の間。
イタチの背後のサスケ。玉座越しの「草薙」の刺突。
無惨に貫かれるイタチ。

「南賀の神社本堂…
その右奥から七枚目の畳の下に
一族秘密の集会場がある」

暗部の装備(?)のイタチ。木の葉の額当てに「傷」がない。
「うちは虐殺」の回想。サスケ's view…。

「そこに
このうちは一族の瞳術が
本来、何の為に存在するのか…」

まだ幼いサスケ。頬には涙が乾いた痕。受け入れ難い驚き。

「その本当の秘密が
記されている」

冷静なイタチ。淡々と、一方的に提示される「謎」の数々。

「お前が開眼すれば
オレを含め
万華鏡写輪眼を扱う者は
三人になる」

不敵な笑みともとれるイタチの口許(くちもと)。

「そうなれば…
…クク
お前を生かしておく
意味もある」

サスケは何が何だか解らなかったんだと思います。確か、8歳程度の筈ですから。ましてや、大好きな兄であるイタチの狂行(?)。サスケにとっては「悪夢」で終わっていたかも知れません。このイタチの「笑い」がなければ…。

<ギリリ>

サスケの悔しき記憶が蘇ります。現実に引き戻される…。


「オレの質問に答えろ
答えるまでその胸の痛みは続く…」(サスケ)

「…急所は…わざとハズしたか…」(イタチ)

「忍具の考察」でもやったけど、サスケの「草薙」はこんな風に突き刺す攻撃に特化した構造なんですね。サスケは、一撃でトドメを刺さず、僅かに急所をズラしています。余談ですが、サスケが玉座の背後からイタチを貫いたのは、直接、イタチの死を見たくなかったからじゃないかと思います。未だ、サスケは半信半疑のところがあると思うんです。「オレはやってない」とイタチが今にも言うんじゃないかって…。きっと、同じ気持ちの人、居ますよね。

「三人目…もう一人の写輪眼とは……………うちは一族とは誰だ?」

 キター!!(黒文字)

「うちは虐殺」で提示された"写輪眼"の「謎」。万華鏡写輪眼の「三人」の面子(めんつ)です。年明け早々、そんな大ネタにサラッと進んじゃうのねキッシー(笑)。でも、これって、積年の疑問でした。薄らとは解ってる事だけど、ちゃんとした描写がないと次に進めませんからね。いよいよ!!なのかな?(笑)

「何故…そんな事を気にする?」

イタチは、この言葉を発する前に「………」と例の無言の台詞(笑)を挿入しています。目を閉じ一瞬、間を置きました。イタチは常に用心深くサスケに接しています。それは警戒心ではなく、むしろ包容に近い…。イタチは常にサスケを確かめようとしているかのように感じます。そんな、イタチの"思わせ振り"が、僕(ら?)を惑わせてしまう…。きっと、サスケも同じ気持ちだろうな…と思います。

「アンタの次にそいつを殺す…その為だ」(サスケ)

「殺す?」(イタチ)

「一族を皆殺しにしたあのタイミングで
アンタはもう一人の存在を口にした…
アンタが殺さなかったうちは…
そいつはつまり協力者だったって事だ」

僅かに微笑む(?)イタチの口許…。嬉しい…???

「いくらアンタでも警務部隊を一人で殺れるハズがない」

「うちは虐殺」の時点で、イタチ以外の万華鏡写輪眼の開眼者が居た事は容易に想像できたと思います。サスケの考えの鋭さは、イタチが殺さなかった「うちはの存在」と言う"着目点"にあります。サスケを殺さなかった理由が万華鏡写輪眼を開眼し得る可能性にある事。「うちは」を全殺する理由があるにも関わらず、もう一人の開眼者を殺さなかった根拠を的確に言い当てています(僕もこう言う「考察」」をしないとね…汗)。

しかも、「うちは虐殺」の不可能性にもサスケは言及しています。「うちは虐殺」の考察はこれまでも散々重ねてきましたが、イタチの単独犯と考えると、どうしても不可能な犯罪なのです。仕方なく「サソリ主犯説」を仮説ったりしましたが、違いました…(脂汗)。でも、犯人が二人になったとしてもまだまだ困難な犯罪であることは変わりないんですよね。だから、未だ…核心は「闇」の中です。

「…ちゃんと気付いたか」

玉座に座したまま「草薙」に串刺しになったイタチ。何だか、イタチが嬉しそうに見えませんか?背後のサスケを感じるように視線が向かっています。ここまでのサスケの「考察」に、イタチは及第点を与えたと言って良いでしょう。イタチの、この台詞は「賞賛」に近いのです。サスケが前から攻めて来てたら、思わず抱き締めてたかも知れませんね。でも、イタチの事だから、その気持ちすら堪(こら)えてしまうんだろうな。

「誰だ?」

サスケは、尚も追求の手を緩めません。イタチの横顔。サスケの厳しい眼差し。短くはない沈黙。時計の秒針も動くのを躊躇うようなプレッシャー。三人目は、果たして「誰」なんでしょう?息もできないくらいに静かです。思わず、「生唾ゴックン」ですね(笑)。

「うちはマダラだ」

聞き覚えのある、その名にサスケが<ピクッ>っと反応します。万華鏡開眼者のもう一人は「マダラ」でした。僕はトビ(マダラ?)の態度や、終末の谷での初代との激戦の伝聞から、マダラの万華鏡写輪眼の開眼の可能性を否定しました(これはその先の覚醒に繋がる?可能性を残しています→後述)。ま、それは「マダラ=トビ(マダラ?)」が前提にある仮説ではあったんですが、でも、僕的にはトビ(マダラ?)の「?」が更に色濃くなってしまいました(笑)。

サスケの"意識"は天地橋編での大蛇丸のアジトでナルトやサクラに再会しエピソードに跳びます。それは、サスケがナルトの中の「九尾」と、初めて合い見(まみ)えるシーでもありました。禍々しい「九尾」の泡?「九尾」のチャクラ?

「その瞳力と
ワシ以上に禍々しい
チャクラ…」

「今なら見える…これがお前の未知の力だったか…」

天地橋の再会でナルトの中の「九尾」に接見したサスケ(34巻/169頁)。サスケの写輪眼の覚醒はナルトの「八卦の封印式」の向こう側に在る筈の「九尾」に易々と近付き、「九尾」のチャクラを一蹴し、封じ込めました。この行いを"写輪眼"の高度な覚醒と共に、サスケのチャクラの禍々しき「質」にある事を「九尾」が評価していました。

「まさか…お前の中にこんなモノがいたとはな…」

ちょっと、余談ついでに…。サスケはナルトの急激な「力」の覚醒に焦りを覚え、強烈な劣等感を抱いて居ました。それがサスケを大蛇丸と言う漆黒の「闇」に誘(いざな)う結果になったんですが、サスケの"写輪眼"の覚醒がもっと早く成っていれば、サスケは木の葉を捨てる必要はなかったと、ちょっと後悔してしまいます。

カカシなんかはナルトとサスケの両方に繋がっているんですから、その辺を上手く調整してやれば良かったんですが、何故だかそこには気が回っていません。これがカカシの散漫さではあるんですが…カカシも何かと忙しい。それに、人と人が居ると必ず組み合わせの"相性"が生まれます。凸凹(デコボコ)がぴったり来る組み合わせって、そうないんです。こればっかりは仕方ない…か。

そして、それと同質の紆余曲折が「自来也と大蛇丸」との間でもあり、それを「理由」に自来也が「火影」を辞退し続けたと展開したのが、「自来也は何故、『火影』を固辞したのか?」と言う考察なんです。年末でバタバタとしてて、言葉足らずなところもありますが、それを踏まえてもう一度味わっていただけると、より深く伝わるかも知れません。

また、サスケが魅せられた「闇」が大蛇丸であったところに(小憎らしいほどの…笑)キッシーの上手さがあって、ナルトを取り囲むオトナたちの「胸キュン」を誘発してた事を想像すると、僕までやられてしまうわけです。だからあの時、三代目は…、自来也は……と思い付く度に"雷"に撃たれるかのような感動に襲われてしまうのです。だから、もう感電死寸前なのです(笑)。


「かつての
うちはマダラと
同じだな…」

「知るかよ…そんな奴」

「九尾のチャクラ?」を<バン>と吹き飛ばすサスケ(34巻/174頁)。サスケがマダラを知らない…とするのは本当だと思います。「九尾」の言葉を分析すれば、マダラと「九尾」は関係があった。また、「胸騒ぎ」(370話)の自来也の証言を採用するなら、マダラは「九尾の口寄せ」が可能だった事になります。

「木の葉隠れ創設者の一人…万華鏡写輪眼を最初に開眼した男だ」

やや伏せ見がちのイタチ。サスケに教えたくはなかった感じがします。

「創設者…?」と、サスケも突っ込んでいますが(笑)、これは地味ですが、"お初"の条件提示です。これまで、木の葉隠れの里を興したのは「初代・火影」と言う事になってた筈で、マダラは「創設期」の人物だった筈です。巻物蝦蟇(仮称)が「ゲロゲロゲロ!!」(←何でここだけ"蛙語"なんだよッ!)となった、あの件(くだり)です。

「そのマダラならとっくに死んでるハズだ
オレをおちょくってんのか!」

「アホ!うちはマダラは木の葉創設期の人間じゃ!
ほんの十五・六年前に生きとるはずがねーだろうが!」


「胸騒ぎ」(370話)の巻物蝦蟇(仮称)の言葉です。巻物蝦蟇って「ナルトの鍵」だけじゃなくて「謎を紐解く鍵」でもあるんです。「胸騒ぎ」のエピソードは次の単行本(2月4日発売?)に収録されるでしょうから、是非とも購入して吟味して下さい。ここで、"蛙語"まで出して自来也に必死に抗う巻物蝦蟇は、有り体に言うなら「常識」の象徴でしょう。

ちょっと、脇道です…(汗)。

「組織に執着し、一族に執着し、名に執着する…
それは己を制約し己の"器"を決めつける忌むべき事…
そして未だ見ぬ…知らぬモノを恐れ憎しむ…愚かしき事!!

一族などと…ちっぽけなモノに執着するから
本当に大切なモノを見失う…

本当の変化とは規制や制約…
予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない」

「シスイ事件」で疑われたイタチがマジ切れしたシーンです(25巻/98頁)。イタチの自宅にうちはの上役たちが押しかけ、イタチを尋問まがいに問いつめた横暴さに、不意に過敏な反応をしてしまったのです。この時の、遠くの一点を見つめるようなイタチの病んだような視線が痛々しくもありました。誰にも理解されない、イタチの内包する「孤独」を、僕は感じました。

同時に、このイタチの不自然とも思える「切れ具合」から、イタチがシスイを殺したのではない事を、僕は確信しました。ホントにイタチがシスイを殺しているなら、こんな風に切れて事を大きくはしない筈です。イタチの一貫した冷静さを重く見るなら、この行動がイタチの「無実」を証明しているのだと思います。だから、イタチはシスイを殺ってない…のです。

イタチさんはやってない!

イタチが「うちは虐殺」の前の「シスイ事件」からズーッと誇示して来た人の愚かさ…「思い込み」。ここにもイタチの行動の不可思議さを探る「鍵」が存在すると思います。イタチはこの期に及んでも、それをサスケに教えようとしている。サスケに本当に理解してもらいたいから、遠巻きに見守るしかないんだけど、苦労している姿が僕の胸の奥底をチクチクと突きます。これって「親心」そのものだから…。

「…マダラは生きている。信じる信じないはお前次第だ」

イタチは急所を僅かに外されているとは言え、致命傷の痛みの中に居る筈。なのにめちゃくちゃ余裕で応対していますね(笑)。膝の上で手を組んで、脚まで組んでます。上体も普通に動かしてそうです。もっと痛がっても良いのにね(笑)。これも常識に縛られない行動?!(笑)

「戯言は止めろ!」

多分、これを"蛙語"の翻訳機にかけたら「ゲロゲロゲロ!!」になるんじゃないか?と思います。このシーンのやり取りは、自来也の結界空間の中での巻物蝦蟇と繰り広げたやり取りの相似形なのです。イタチが責めているのは、サスケの「器」が、一般的な常識の檻に囚われているかのような頑(かたく)なさなんだろうと、僕は考えます。

「…人は誰もが己の知識や認識に
頼り縛られ生きている
それを現実という名で読んでな
しかし、知識や認識とは曖昧なモノだ
その現実は幻かもしれない
人は皆、思い込みの中で生きている
そうは考えられないか?」

非常に遠回しなんですが、これは「アスマ→シカマル」の関係性にその相似形を感じてしまいます。「シカク→シカマル」でも同じなんですけど、人に物事を教えるのは非常に繊細な配慮が必要なのです。どうでも良い事ならまだしも、ホントに大切な事を、真にその人の為になるように理解させるのは非常に難しい。それをイタチは行っているのだと感じます。それが、イタチの醸し出す「もどかしさ」なんです。

「一体何が言いたい?」

サスケの反応にイタチは(心の中で)やや落胆したのか、ちょっときつめの返しをしてしまいます。サスケにこの言葉を言ってしまうとは…。静かですが、イタチも盛り上がってるんでしょう。恐らくはこれが最後の交わりでしょうから…(汗)。

「マダラが死んでるというのはお前の勝手な思い込みだ
かつてお前がオレを優しい兄だと思い込んでいたようにな」

森の中の手裏剣の修行で脚を挫いたサスケを優しくおんぶしてくれた兄。お約束の「デコトン」。クナイの持ち方、投げ方を手取り足取りで教わった嬉しさ。長くイタチに教えてもらいたかったから、サスケはワザと的を外してた…独りで修行してる時はこんなに外すサスケじゃなかったですから(25巻/73頁)。図書館での勉強。暖かな縁側での語らい。兄の優しき微笑み…。

お前が望む様な兄を演じ続けてきたのは…
お前の"器"を確かめる為だ…

それが「うちは虐殺」で一瞬で否定されてしまった。サスケの視線が右下に向かいます。何かを思い出している。それは嫌な想い出。抗う術(すべ)のない、弱く幼き自分の目の前に横たわる自分の父と母の骸。フラッシュバックする兄の冷たき視線。写輪眼…。冷たい影を落としたイタチの表情…。想い出したくない…忌わしき過去。

「あの夜の出来事…幼かったオレには幻にしか思えなかった
酷い幻術の中にいるのだと…そう思いたかった
だがアレは!!まぎれもない現実だった!!」

一瞬、振り向き、千鳥刀を勢い良く繰り出すサスケ!!泣いてるみたい…。

サスケはイタチを今でも信じたいと考えていると、僕は感じています。それがサスケの成長と共に揺らいでいる。サスケの考える力はどうしても「現実」を意識してしまうのだと思います。サスケから全てとも思えるほどの「世界」を一瞬にして奪ったイタチをサスケは許すわけには行かないのです。

それが、サスケにとっての「現実」だから。サスケがイタチにこだわってしまうのは、サスケがこの「現実」に縛られているからだと、僕は考えています。哀しいかな…今では、サスケにとってイタチが全てになってしまった。イタチはサスケに唯一の「繋がり」です。「憎しみ」と言う…。その「不条理」をサスケはリセットしようとしているのかも知れない。それが、サスケがイタチを殺したいと願う理由なのだと思います。

そして、サスケが、これまで蓄積して来た「怒り」や「恨み」が迸(ほとばし)ります。これがサスケの持つ「禍々しさ」です。<バチチ>と、サスケの千鳥刀が背後に放たれます。そして、<ガツ>とイタチを襲う??これは、まるで夢の中の闘いのようです。今まで見てたヴィジョンでは…イタチはサスケの「草薙」に胸を貫かれ、断末魔で玉座に坐っている筈なんですけどね。

<バチチチ>と唸るサスケの雷遁のチャクラ。<グッ>っと掌を絞り込むサスケの動きに呼応するように、千鳥刀が刀の"態(てい)"に変化する事から、サスケは掌の動きで千鳥の形態変化をコントロールしているように感じます。以前、洞窟の中で見せた内部から四方八方に散る「千鳥針千本」(仮称)では掌を勢い良く開いてましたから(40巻/141頁)指の動きでイメージを作ってるのかも知れませんね。

「今のオレの眼は昔と違う!
オレの写輪眼は幻術を見抜く!」(サスケ)

「フッ…相変わらず強気な物言いだな
その言葉…とりあえず受け取っておこう」(イタチ)

サスケが身を潜めた玉座の後ろに階段があり、そこに又、玉座とイタチが在る。万華鏡の中で彷徨うような光景です。「エッ?!」と思ってしまうような…。この現象が上手く説明できない。

「小芝居に付き合うのはこの辺でいいだろう」(サスケ)

サスケが「草薙」で貫いた筈の玉座とイタチが<スウー…>っと消えて行きます。これも幻術の産物だったのです。サスケが千鳥刀でイタチを威嚇し、その後、写輪眼で睨む事でサスケが「草薙」で串刺しにした玉座が消えています。二人の深層で幻術の激しい応酬が繰り広げられているようです。

サスケがどの時点でイタチの幻術に気付いていたのかは不明ですが、「とりあえず受け取っておこう」と言うイタチの言葉は、サスケの無防備さを嗜めているんだと思います。それを受け入れると、その後の「小芝居」と言うサスケの台詞が虚勢に感じられます。サスケの背伸びするような態度に対するイタチの平静さには「格」の高さを感じますね。

また、非常に細かい話ですが、サスケが千鳥刀を仕舞ったあと、新たに出現した玉座の後ろからサスケを見下ろすカット(105頁の上)で、玉座の背もたれを千鳥刀が貫通した痕がありません。サスケの千鳥刀は、確かに玉座には到達していた筈ですが、貫通していないのです。玉座の背もたれの後ろには傷がありません。それが、イタチがこの位置に玉座を置いた理由でしょう。

つまり、イタチはサスケの千鳥刀の間合いを見切っていたのです(デイダラの見切りでは5メートル程度の射程)。そして、その距離において、サスケが洞窟の交戦で見せた劣悪な形態変化である「千鳥針千本」が不可能であろうことを確信していた可能性を感じます。イタチはサスケの危険な術を分析してあったのです。だから、イタチは落ち着き払っていたのだと思います。

イタチがサスケを「うちはのアジト」に召還する前に、サスケの手の内を探る必要を感じ、洞窟で一戦まじえたのではないか?と、僕は考えていました。それは、こんな風に別格の余裕を示す為にイタチが思い巡らしたのだとすれば、イタチも結構、可愛いところがあると思いませんか(笑)。強く偉大な兄を示す必要がイタチにはあるのです。イタチも自分の立場を意識しているのではないでしょうか?

イタチの行動には、ある種の「意図」を感じてしまうのです(黒汗)。

「…だが…サスケ…お前はまだオレと同じ眼を持ってはいないようだな」

「そして、いつかオレと同じ"眼"を持ってオレの前に来い」

イタチのこの言葉は、間違いなく万華鏡写輪眼を意味すると思います。サスケに万華鏡写輪眼を示し、その力で眠らせ立ち去ったシーンをサスケも思い出しています。ご丁寧にも、イタチはサスケに万華鏡写輪眼の開眼条件も明かしています。しかも、サスケは大蛇丸と言う「漆黒の闇」に2年半の修行を過ごしていますから、イタチも多少は警戒している空気を感じます。

「フッ…」

サスケは不敵な態度を示しながら(この時、サスケの"眼"が描かれてないところに注目して下さい。これがキッシーの嫌らしさの真骨頂なのです…笑)。そして、サスケは<ブラブラ>と千鳥を仕舞った左手を揺さぶります。カカシによって与えられ、自らの修行で研ぎ澄ました…「伝家の宝刀」を無言で示しているのです。

(このチャクラ性質は…だが、こんな形態変化は見た事が無い)

大蛇丸をサスケが殺った時(38巻/79頁)、千鳥刀の形態変化は大蛇丸にとって未知の存在でした。サスケの奇襲を受けた大蛇丸はチャクラ性質はサスケのものと充分に理解しましたが、形態変化がそれと結びつきませんでした。だから大蛇丸は、「誰なの?」と、見えない敵を訝(いぶか)しそうに窺ってましたね。

つまり、サスケは大蛇丸に隠れて千鳥の形態変化のバリエーションを増やしていったのです。それは、大蛇丸の打倒を念頭に置いたサスケの「戦略」だとは思いますが、カカシに教わった「千鳥」を大蛇丸に弄られたくはなかったのもあると思います。サスケの中でカカシは特別な存在なんですね(イタチが独走してる状況には変わりないんだけど…ね)。

「ならカカシもいるのか?」

天地橋任務では、カカシはその前の万華鏡写輪眼の影響で欠席(木の葉病院のベットの上)でした。それを知ったサスケは、複雑な心境でしたね。サスケは、ナルトよりも、サクラよりも、カカシに自分の成長した姿を見せたかった筈です。見知らぬヤマトやサイが混ざってたので、やや、やんちゃな行動に出てしまった(汗)。それもサスケの「青さ」ではあるんですが…。

「なら、さっさと万華鏡写輪眼を使ってオレを殺ってみろ!
それとも今のオレでは己の"器"を量りかねるか?」

イタチはサスケの挑発ともとれる仕草に<イラッ>っと来ています。微妙に、サスケの中のカカシの存在も多少臭うところが、それに拍車をかけてると、僕は感じています。イタチは取り澄ましては居ますが、暖かさとか、微妙さとか言った「機微」を持ち合わせています。このカットにも、イタチの微妙な"揺れ"にがあると思います。そして、それがサスケにも、僕(ら?)にもイタチを「信じたいッ!!」と思わせてしまう"原動力"なのかも知れません。

それと、イタチが使う「器」と言う言葉。"写輪眼"は使用者とある意味、独立していて、使用者を試している。やはり、「器」と言う言葉には"写輪眼"を運ぶ「容れ物」と言う響きがあるのではないでしょうか。だから、万華鏡写輪眼でなく千鳥(の左手)をことさらに示すサスケの"不遜さ"(笑)にイタチは苛立つのです。

「大した自信だ…」

静かに立ち上がるイタチ。

二人の闘いを、天井から静かに見守る人影(?)あり。一人2マンセルのゼツでした(笑)。ゼツのツートンの顔が天井に溶け込むように潜んでいるのです。そして、ゼツが俯瞰する広間には玉座の前に立つイタチと、広間に立つサスケ。二人とも微動だにしない。見つめ合う"写輪眼"。これが幻術の闘いと言うモノなのでしょうか。

(二人ともさっきから全然動かないね)(白)

(幻術ヲカケ合ッテイルダケダ)(黒)

今まで、僕らが見て来たのは二人の幻術が生み出した結界内の闘いなのだと思います。それだと鏡の中で彷徨うような理解不能な状況が一応(汗)は飲み込めそうです。幻術の成り立ちは種々あると思いますが、"写輪眼"の生み出す高度な幻術世界では全てが現実にフィードバックされるような高度な術世界が実現されている事と思います。だから、幻術の中の「死」は、現実の「死」と同義…の筈。

サスケは「蛇」を結成する時、ヤケに綿密に描写があって、それがイタチ以外の目的を憶測させたりもしましたが、サスケは第三者から見ると無防備ともとれる、この描写のような高度な幻術戦を予期した周到な編成にこだわったのだと解りました。だから、「うちはのアジト」に向かう途中、鬼鮫の出現を残りの三人に委ねたのです。サスケにとっては想定通りの展開だったと言う事でしょう。

イタチが動きます。羽織った「暁」のマントの合わせ目から白い腕を出し、静かに語り始めます。この仕草はイタチ&鬼鮫の「木の葉強襲」の折、アスマたちに対面した時にも見せていて、イタチの本気を感じさせる仕草です。余談ですが、「木の葉強襲」で見得を切る鬼鮫の傍らで凄みをきかせるイタチの「悪顔」(←必見)には若気の至りすら感じてしまいます(笑)(16巻/113頁)。

「万華鏡写輪眼…この眼は特別…」(イタチ)

「………?」(サスケ)

「開眼した時からその眼は闇へと向かう
使えば使うほど封印されていく」(イタチ)

「どういうことだ?」(サスケ)

「万華鏡はいずれ光を失う」(イタチ)

「お前の視力………どこまで落ちてる?」

以前、イタチとカカシが殺り合った時にカカシの唐突な突っ込みにイタチは大きな"揺れ"を見せました(29巻/75頁)。そして、これが『NARUTO-ナルト-』史上に燦然と輝きを放つ「カカシさん…アナタまさか…」と言う名言を生み出すに至ります(笑)。この後、知れるんですが、カカシも万華鏡写輪眼(?)を開眼していました。「視力の低下=封印」と言う事だったんだ…。

「奴も覚悟は決まっているだろう…そう長くはないからな」

ペインと小南野顔バレのエピソードで(40巻/77頁)、トビ(マダラ?)が言った言葉が気に掛かります。これと万華鏡写輪眼が関係しているとすれば、マダラの開眼が怪しいと僕は考えたのです。その考えが、イタチの清々しさに対するトビ(マダラ?)の下品な振る舞いにマッチしていたのです。でも、万華鏡を開眼したマダラが永きに渡り命を繋いでいるとしたらイタチが余命幾許もないのは別の理由と言う事になります。病気か、それか…呪い?(笑)

それか、万華鏡写輪眼の次なる覚醒に準拠するのか?
ちょっと、先送りさせて下さい…(滝汗)。

つまり、カカシもまた「闇」に向かっているのです。写輪眼の持つ「儚さ」と言うか、「非運な運命」を僕が感じ取った描写なんですが、万華鏡写輪眼を開眼すると言う事が"写輪眼"の本望だとすれば、「器」の存在は不要になると僕が考えるに至った根拠にもなっている部分です。詳しくは年末に書いた『写輪眼の本当の秘密』を読んでもらいたいんですが、全然外れてます(笑)。

僕は予想屋さんではないので、外れているのは余り頓着しないようにしています(汗)。サスケとイタチの最後(?)の闘いが始まった時に、今、ここで上げないと、もうどこでも書けないネタでしたから急いで書き上げて上げたんです。外れるのもまた一興…ほどほどに満足…(脂汗)。でも、また新しい条件の提示がありましたから、これは書かねばと思っています。『写輪眼の本当の秘密~Ver.2』(笑)。一丁、行きますかッ!?(黒汗)

工事中でーすッ!!

<スウー…>っと、イタチの"写輪眼"が更なる異形へと変化していきます。イタチの"写輪眼"の巴紋が成長し、中央の光彩に伸びて行きます。万華鏡写輪眼のデメリットは視力の低下だけに止まりません。めちゃくちゃカッコ悪いです。イタチが万華鏡写輪眼を発動する度に全国のイタチファンの悲鳴が僕には聞こえるようです(笑)。

失明…それが九尾をコントロールする力を得る為の代償か」

僕らの知る「万華鏡写輪眼」も過程に過ぎないと言う事でしょうか?と言うのは、トビ(マダラ?)がマダラだとしても、別に失明してるようではないですよね。仮に、仮面で隠された左目の方が失明しているとすれば筋は通るんですが、それでは左右で覚醒の度合いが違う条件が必要になる(第一、それだと「トビ=オビト仮説」が崩れるじゃないですか!!…笑)。

写輪眼の考察では左目が「天照」で、右目が「月読」と言う仮説も生まれてるけど、どちらかが次のステージに進めるような覚醒があると言う事なのか?と考えています。つまり、万華鏡写輪眼も究極の形態ではないとする仮説です。サスケやイタチの物言いや、これまでの"写輪眼"と「九尾」の関係を考えるとかなり有力に思えます。

「どうやら、この"眼"…初めてではないらしいな
…なら…お前が九尾の妖狐か…」


既に天地橋編で「"写輪眼"を知る尾獣」=「九尾」と言う図式が成立しています(34巻/172頁)。サスケはイタチの残した言葉の通り、うちはの秘密の集会所に向かっています。そして、そこで、残された碑文を読み「そうか…そういう事か…」(25巻/157頁)になったのです。この記憶があって、「九尾」とお初だったサスケが「九尾」を言い当てたのです。

と言う事は、うちはの秘密の集会所にある「写輪眼の本当の秘密」には、その昔、写輪眼の特別な覚醒による瞳術が「九尾」を操った…と言うような故事が書いてあった事になりますね。僕は"写輪眼"が世界を終わらせる選択を下す存在である…と言う旨の文言を予想してたんですが、違うみたいですね(笑)。

「フッ…オレの言った通り集会場の石盤を読んだようだな」

玉座の階段をゆっくりと下りるイタチ。

「マダラ…一体何者だ?」

ゆっくりとイタチはサスケに近付いていきます。

「その眼で九尾を手懐(てなず)けた最初の男」

イタチの写輪眼の変形が続きます。あの手裏剣紋様(月読?)に<スウー…>っと変わる。

「オレの相棒であり師であり不滅の男」

近寄って来るイタチに<キッ>っとなるサスケ。それは、イタチがマダラの名前を口にするのが嫌だったんではないかと思います。それはサスケにとってイタチが全てなのに、イタチの全てが自分に向いていない事を知った苛立ちにも似た感情だと思います。これは言い過ぎ…かも知れませんが、部分的にはサスケの心に作用はしてると思います。

でも、「不滅の男」とか、マダラが永きに渡って時代に関与して来た事と関係してるんだろうな。トビ(マダラ?)の何でもスカしてしまう難攻不落な闘いっぷりも、それに関係してそうです。マダラにはペインも従っている描写があるし、これまでで最強で最悪の敵になってしまいそうな気配がしますね。ま、僕の中でマダラとトビ(マダラ?)がどんな風に一致して行くのかが楽しみな展開ではありますね。

「そして、この万華鏡写輪眼のもう一つの秘密を暴いた唯一の男」

この「もう一つの秘密」が「禁術兵器」とリンクしてるんじゃないかと、かなり前から追っかけてるんです。僕が"写輪眼"に魅入られてからだから、もう何年かん年になります。"写輪眼"は魅力的な考察対象なんです。僕の"写輪眼"考察は突飛で人気がないんですけどね…(笑)。でも、今年は"写輪眼"の「修羅場」がようやく拝めそうですね。楽しみですね。

「それが、うちはマダラだ」

芭蕉扇(ばしょうせん)?を背負うマダラ。額当ては不明。木の葉の上忍ベストらしき装束。恐そうな顔してるけど、黒髪直毛(髪質がイタチやサスケに似てる…)のちょっとしたイケメン(笑)。

しかし、マダラ…アンタ…なんで、右目だけ髪の毛で隠してるの…。変な憶測とか妄想が生まれちゃうじゃないの。左目がおイタをしたんだね。「九尾」を呼んじゃったんだね。それで、今は仮面でそっちだけ隠してるんだね(ハァハァ…)。あくまでも「トビ=オビト仮説」を邪魔しようってんだね…!!(笑)。

『暗部のカカシ』 | BLOG TOP | 『草薙の剣』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。