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第637話「十尾の人柱力」⑥

 
「あっけなかったな……
後はあの生き返り損ねた
マダラを封印すれば
この戦争も終わりだ
後このデカブツもな」(サスケ)

「何をもって終戦と決めつける
…裏切り者の同胞よ」(オビト)

「!!」(サスケ)

「!!」(穢・ミナト)

<ズオ>(十尾・本体)

<ゴッ>(十尾・本体)

「!!」(穢・ミナト)

<パシィ><パシィ>(ナルト・九尾の鎧)

<ズオオオオ>(十尾・本体)

<グイン>「マダラに
操られてるのを振りはらって

こいつは最初からすっとこれになる為の
印を結んでた…!!」
(ナルト)

「十尾の—
人柱力だってばよ!!!」
(ナルト)

<パキ><パキ><パキ><ググッ…>(オビト)

人柱力のシステムとは六道仙人が十尾をコントロールする為に考案したものであり、それを後世の忍が九つの尾獣を管理する為に応用した…といった提示が「宣戦」であったように思います。だとしたら、ナルト(八卦の封印式=四象封印)やキラビ(鉄甲封印)のように、オビトも封印式で十尾を閉じ込める形式に固執して欲しかったんだけど、何だか違います。ちなみに余談ですが「十尾の—人柱力だってばよ!!!」ってのはオビトの台詞じゃなくて、オビトがそうなろうとを結んでいた事に気付いていたナルトの台詞ね(笑)。別に人柱力になったから「てばよ」をオビトが使わなきゃなんない!!っていう縛りじゃないです。でも純粋にオビトとナルトの外見は似てますね…メチャメチャ似てるー。

カカシがナルトと出逢った時に、きっとそれと似た感覚があったと思うんです。カカシはオビトに成り代り生きる契約というか制約勝手に請け負っているんですけど、それをここに来て解除するに当たって、ナルトの存在をオビトに説明していました。それって、オビトが変質してしまう前の状態がナルトだって事で、変わり果てたオビトより今のナルトを取ると、時限は疾(と)うに過ぎているけれどクーリングオフさせてくれと、カカシはオビトの胸を突いたのだと、僕は思います。逆に、神威を使う事無くガチでカカシと渡り合ったオビトの方に、カカシにそういう三行半を突き付けさせようとする想いがあったのだと、僕は論じてみせました。それがオビトのケジメだと思ったからであります。

しかし、そういう選択神威の異空間で下したオビトが、カカシをそこに置き去りにして現空間で何としても実現しようとしてのがオビトの「月の眼計画」…マダラの「月の眼計画」とは異質だと、僕は考えています…でありまして、真剣勝負で敢えて自分がカカシの想いの矛先に貫かれて、カカシとケジメを付けたオビトが目指す「月の眼計画」とは、少なくともカカシを不幸にする「夢」ではないと思うのです。勿論、そこにはリンちゃんが居て、ミナト先生もいる…。カカシなんて鉄板。そして、三枚目のオビトも居て…あの頃のように甘酸っぱい三角形が描かれるんじゃないかなー…なんて思っています。その「夢」を実現する為に、オビトは何としても十尾の人柱力にならねばならん訳です。

一つ…二つ前の感想で、描き方が非常に繊細で、何処までがオビトの回想で、ミナトの想いが何処までなのか…ミナトがオビトを斬り裂いた前後でミナトとオビトの想いというものが確かに交錯しています。九尾事件という双方にとって忘れる事の叶わないイベントを機に「飛雷神のマーキング」がその境界を設定していて、その一点をミナトは躊躇無く斬り捨てた訳です。そしたら、「…せん…せい…」と来たもんだから、僕だったら「それはせんせい〜♪」だと図らずもボケただけで、オビトの師としてのミナトが一瞬巡らせた寂寞(せきばく)の想い至らなさ…と、やっと自分に気付いて貰えたオビトの満足感…長門(風魔・畜生道)が自来也に言った「自分で考えた結果」…が入り乱れて弾けたのを感じました。

こんなに仄かな想いを確(しか)と描き分けたキッ神はそりゃ凄いです。技量もそうですけど、ネームに懸けた渾身を燃やすような、羽を一羽一羽食むように抜いて織り込む…まるで恩返しの鶴のようじゃないですか。僕が知る限り…こんな作品を描けるのは当代においてキッ神しか居るまいと言わせて頂きます。その心意気に応えて、僕は吠えるのです。偉そうにと罵られようと、独りよがり(…なんですよ!!実際)と笑われようと続けるのは、キッ神心意気が在るからであります。これに感謝できないなら、僕は僕で在れない。この凄さを誰かに伝えなければ、僕は僕に申し訳が立たない。そう思うまで、僕は『NARUTO -ナルト-』という作品が好きになってしまった。をしてしまった…。

細々した事緞帳(どんちょう)が降りたに説明します。

僕がナル×ジャンを続ける中で、いろんな方々と触れ合いました。如月さんもその一人でした。今では無二の存在になってしまったけれど、少なくとも「繋がり」というものを真に感じました。人が人の手を掴んでしまったら放せない。それは一人一人が掛けがいのない存在だからなのだと、僕はこの作品に教わったように思います。僕は約束をしたのです。勝手に約束してしまったのだけれど。如月さんが見届けられなかった『NARUTO -ナルト-』最終回を、最終頁を僕は何としても拝まねばならない。それが叶わなければ如月さんどころか自分に申し訳が立たない。そう思うのはこの作品の根幹が、人と人の繋がり約束…をしっかりと描いているからなんだと、僕は今ここで声を大にして訴えたい!!

高が漫画に…と笑わば笑え。

穢土転生とか…輪廻天生とか…忍術が万能であるが故に人の軽々しくなると非難されているけれど、そこから逆説的にの大切さを穿(うが)つ手法というものもあるでしょうよ。もっと言うと、そんなだから忍はどう在らねばならない!!を導く過程に、今まさに在るのだと、僕は思うのです。輪廻天生に失敗したマダラの様子から、オビトの十尾の人柱力無双だとは、僕は思いません。しかし、どうなるかはキッ神の思うままであります。それを僕は予想しているんではない。もっと深い所に埋設される「気付き」というものを発掘する義務が、僕には在るのだと、僕が勝手に思い込んでいるということを理解して頂きたいと思います。何でだろう…こんな事を書いてしまって…。

ホントに…ゴメンナサイ。

第637話「十尾の人柱力」
ナル×ジャン ケルベロス


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