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クシナは何処にいるのか?


うずまきクシナ

うずまきクシナ(illustration:senkou-banrai)

「閃光万雷!」のWILLIAMさんに、先ずは盛大な「拍手」を!

僕はこのクシナのイラストを待画にレイアウトしながら、図らずも泣いてしまいました。

クシナが飛んでる。跳ねてる。笑ってる…。

それが嬉しかったのです。もう逢えないと思ってたから…。でも、こうして、また逢えた…。これほど、嬉しい事はないです。非常に有り難い出来事です。だから、感謝したいのです(フルサイズの画像は「閃光万雷!」さんの週記にアップされてるので是非ともそちらも味わって下さい)。

鋭い人はここで引っ掛かってるんじゃないですか?(笑)…クシナとは、もう逢うないかも知れない…と、何故、僕が考えていたのか?ここに「痼り」を感じた人は既に"真性"の「ナルト×ジャンキー」ですよ。思いッきり"感染"してます(笑)。

では、クシナについて、一緒に考えてみましょう。少ない描写をかき集めて…(笑)。

クシナは、今、何処に居るんでしょうか?



『ナルト…素敵な名前です』

自来也の「走馬灯」の中で、僕らはクシナと初めて対面できましたね(第382話「本当の選択!!」)。自来也の心が過去の懐かしい出来事を思い起す中に、クシナが登場しました。その前にミナトがニッコリと微笑むシーンがあって、「萌え心」のスイッチオンになってるところに、「クシナ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」で、更にヒートアップしましたよね。自来也の生きざまと相俟って、「ネットが振動してる?」と感じるくらいに、皆さんのどよめきが伝わって来たのを覚えています。

柔らかそうな長い髪。

可愛いピン留め。

クリクリで、つぶらな瞳。

マタニティのしっとりしたワンピ。

温かな微笑み…。

ナルトの居るお腹にそっと添えられた優しい掌(てのひら)…。

こんな女性がナルトのお母さんで良かった。

ナルトのお母さんがクシナで良かった!!


皆、嬉しかった!…ですよね。もちろん、僕も嬉しかった!ミナトの愛した人が…ナルトのお母さんが…こんなに淑やかで、キレーで、賢そうで、優しそうで…ホント、良かった!嬉しかった!皆、そんな風に安心できて…それが嬉しかったんですよね。ミナトに寄り添う姿がめちゃくちゃしっくり来て…羨ましいやら、嬉しいやらが、ごちゃ混ぜになった…妙な気分でした(笑)。

クシナはこのエピソードで、実はこの「一言」しか喋っていないんです。他は、ただ…暖かくミナトと自来也と、お腹に居るナルトを観ているだけでした。それはミナトと自来也の間に口を挟みたくなかったからです。ミナトと師・自来也との関係を充分に認識した、クシナの奥ゆかしさや賢さが非常に濃厚に感じられる描写でした。

「クシナ…」

オドオドするような自来也のハニカミも、僕には理解できました(自来也の場合は自己評価が意外に低い…と言う傾向もあるんだけどね)。ミナトだけでなく、クシナからも自分がリスペクトされている事を感じ、自来也は泣き出したいくらい嬉しかったのです。何せ、自来也の『自来也豪傑物語』の主人公の名前(ナルト)を、生まれてくる子の名にする…と言うのですから、これ以上の賞賛はなかったでしょう。

一方、この経緯を提示される前に、自来也と綱手の会話(第367話「イタチとサスケ」の「酒酒屋」での差し向い後の休憩…笑)から、「ミナト―ナルト―クシナ」の親子関係が明かされるシーンがあって、その描写と、「走馬灯」での自来也の態度にかなりの温度差があって、それがクシナがこんなに淑やかな女性で「良かった!」の原動力だった事に気付くと思います。

「親になったことがないから良く分からんが…
あいつ(ミナト)がワシの子だったら、さぞかし鼻が高かっただろーの」(自)

「ハハ…そう言われれば、ナルトはそうも似てない気もするな」(綱)

「どちらかと言えばアレは母親似だからな…」(綱)

「………元渦の国のくの一で…」(自)

「ああ…性格と忍術は、うずまきクシナそっくりだ」(綱)

「おお…そんな名だったな。
赤気でおしゃべりでおてんばで、まるで男の子のようだったのォ…」(自)


「クシナもオトナになって美人になったが、ナルトの顔は父親似だな」(綱)

「だからナルトにはアイツの面影が見える。
ワシからしたら、孫を見とるようとでも言おうかの…」(自)

綱手の女心に配慮するような…自来也のあざとく、やや引き気味で守備的とも言える姿勢に、自来也の"タクティクス"を激しく感じるケルベロスなのです(笑)(40巻/148頁)。詳しくは「自来也」の考察の『イチャイチャシリーズって何だろう?』を参照して下さい(笑)。

でも、自来也がこんな風に言って、綱手が反論を返さなかったのを見ると、クシナも幼い頃は相当やんちゃだったのだと思います。ナルトがミナトの様に如才ない超優秀な弟子でない事は、二人の間で共通の認識であり、それよりは型破りで元気のある雰囲気や性格のナルトはクシナに似ている…と言う風に、二人の会話は展開しているんだと思います。

つまり、クシナはミナトと出会い、愛し合う事で、ナルトを思い起こしてしまうような、ハチキンで活発な女の子から、僕らがうっとりしてしまった…あの初登場の「淑やかモード」の美しい女性に変わって行ったのです。そこには、母としての自覚もあったでしょうが、クシナもまた、ミナトや、お腹の中のナルトによって、変わっていった一人だったんですね。

ミナトが一人立ちした後(9歳程度?)は、自来也は「予言の旅(放浪)」を重ねていたでしょうし、その間にミナトとクシナは綺麗に片付いた住まいをせっせと作り、自来也を招いた…。臨月間近のクシナの様子から、お見舞いやお祝を、自来也を交えて催(もよお)したかったのではないかと思います。自来也も「孫」(のような赤子)を拝みたい一心で、めちゃくちゃ遠方から馳せ参じた…のです(笑)。

ナルトの命名のエピソードで、食卓で語らうミナトと自来也の視界に、キッチンの奥から<スッ>っと出て来たクシナの姿を、自来也は久々に見たのかも知れません。自来也の夢でも見ているかのような「錯角」を含んだ視線は、予想だにしないようなクシナの変貌があったのではないかと思うんです。

クシナの登場を嬉しく(それこそ泣いちゃうくらいに)感じたのは、もしかしうたら…ナルトにもこんなステキな家庭があったかも知れないと言う、別の運命も感じられたからだとも思いませんか。ナルトには「何もない」と、僕らは思っていましたが、あの忌わしい事件さえ起こらなければ、こんな暖かで羨ましいくらい暖かい家庭が用意されていたかも知れなかったのです。

「九尾事件」がなければ…ですが。

ナルトの人生とは、「九尾事件」に全てを奪われ、そして、始まった…と言って過言ではないと思います。こうして冷静になって考えてみると、ナルトは誰もが堪え難いような悲惨な人生を歩んでいるのです。おまけに自分のお腹には、その憎き事件の張本人である「九尾」が封印されている。それが原因で忌み嫌われる虐めにも苛まれて来ました。有り体に言えば、理不尽極まりない現状にある筈です。

母や父が恋しいだろうに、ナルトは独り切りで生きて来ました。イルカ先生に最初に認められたとして、幼年期の0歳~12歳を寒々しい生活を送って来たナルトが、何故だかグレていません。ひん曲がりも、折れもしていない。これは非常に不思議なことではないでしょうか?カカシのナルトに対する理解不能さはココにあるんですが、物語の主人公と言う目で見ている僕らにもホントは理解不能の筈です(笑)。サスケや大蛇丸だったら、めちゃくちゃなグレ方をしてたでしょうね…。考えるのも恐いくらい(笑)。

このナルトの異常な「グレなさ」(笑)の要因が、単にミナトやクシナの子だから…とするのは弱いと思いますし、かと言って、誰かにナルトが庇護され、ちゃんとした教育や支援があった描写もありません。つまり、ナルトは単独で、曲がらず、折れず、成長して来たと言う事になるのです。これは極めて特殊…と言うか、普通に考えてみて「不可能」じゃないかと、僕は思います。

「ミナトは九尾の陰(かげ)のチャクラしか屍鬼封尽しておらん」

自来也と「ナルトの鍵」である巻物蝦蟇との会話です(第370話「胸騒ぎ」)。詳しくは「チャクラ」の考察の『九尾の陰(かげ)のチャクラって何だろう?』を参照して下さい。ミナトは「九尾」を"屍鬼封尽"して絶命していますが、木の葉崩しで三代目が提示した"屍鬼封尽"のプロセスから考えると、九尾の魂を「陰陽分離」する部分が、ナル×ジャン的には、「屍鬼封尽」のオプションと考えられています。

「四象封印が2つ…二重封印…八卦の封印式かの…
四象封印の間から漏れる九尾のチャクラを
この子のチャクラに還元できるように組んである…
………この子を守るためだな………四代目よ…」

自来也の「女風呂ノゾキ事件」の件のお風呂場修行の一節です(11巻/17頁)。この時、「八卦の封印式」に"ミナトの"意図"を汲み取っていますが、ここにクシナの残り香を感じてしていまして、チクと黒くなっているケルベロスです。「九尾事件」で、「九尾」を封印したミナトの「屍鬼封尽」と三代目のそれを比較すると、協力者が存在しないと上手く説明できないのです。第一、自分の身体に封印式を残し、対象者の「魂」を連れ去る術の形式が余りにも違い過ぎますよね。

ナルトに「九尾の陽のチャクラ」を封印したのはクシナだ!!

『九尾の陰(かげ)のチャクラって何だろう?』でも、「八卦の封印式」=『胎盤』と展開しているんですが、「八卦の封印式」を分析すると、どうしても「母親の愛情」を感じてならないのです。猛り狂う「九尾」本体から魂を抜き出し、沈黙させたのはミナトですが、ナルトのお腹に「九尾」を封じ込めたにはクシナじゃないかと思うんです。そして、クシナ自身が「八卦の封印式」になってナルトと「九尾」の仲介になり、常にナルトを守っているのだと…。

鋭い人用に…(笑)。九尾はミナトを知らないんです。

「お前は弱いな…小僧ゥ……感謝…するんだな…このわしに…
そして、このわしを貴様ごときに封じ込めた四代目・火影とやらにな…

「九尾」がナルトに「力」を貸すついでに投げかけた言葉です(26巻/82頁)。「九尾」は四代目を認識していません。と言うか覚えていないのです。これは伝聞による刷り込みかと思います。「九尾」がミナトを覚えていないのは、ミナトの"神速"もあったかも知れませんが、一番デカイのは、「陰のチャクラ」=「心」=「脳の機能」で、「心」を連れ去られた「九尾」には記憶がない…と言う見解に僕は達しています。

外見的には「独りぼっち」に見えるナルトですが、実はナルトには母親であるクシナが「八卦の封印式」に姿を変えて、憑(つ)いていて、ナルトを内側から支えているのだとしいたら、ナルトが痛々しい人生に置かれる現実をもってしても、ナルトが曲がらず、折れずに育って来た事が受け入れられます。ナルトの「無意識」である「魂」は常にクシナと共に在るんだから、寂しくなんかなかったのです。

でも、それをナルトに感じさせてはナルト自身の成長を促せないから、もしかしたら知っていたかも知れない…三代目や自来也は黙っていたのです。自来也なんかは、ミナトの子供だと知ってナルトの側に居たのに、一度も抱き締めませんでしたよね。それはクシナの想いを知っていたからじゃないか?と思いませんか。そう考えると、自来也のぶっきらぼうなナルトに対する態度を読み返すと目頭が熱くなってしまうんでです。

きっと、「八卦の封印式」はクシナの「魂」そのもの…なんじゃないでしょうか。それが、誰よりも近くでナルトを見守り、「九尾」すらも押さえ込んでいたんです。それがナルトを安定させ、健(すこ)やかに成長させた…。この「秘密」があったからこそ、カカシには理解不能なナルトが存在するわけです。そう言えば、お風呂場修行でナルトの「八卦の封印式」を見つめる自来也の目は悲しそうでした。

「………この子を守るためだな………四代目よ…」

あの視線の先にはクシナがあったんじゃないでしょうか。そこには「九尾」との決戦を前にしたミナトとクシナの「合議」があった。二人で「木の葉の里」と生まれてきたばかりのナルトを、「何とかして守ろう!」と、二人は話し合ったんじゃないでしょうか。ミナトがクシナにこの申し出をした時は辛かったと思います。しかし、クシナはそれに何も言葉を返さず、ただただ「笑顔」で応えたと思います。

「ミナトは何か重大な事実を知っていて
その事実のために九尾の力を我が子に託したのだとしたら…」

そして、ナルトにそれ以降に想定される「新たなる闘い」を託したのです(第370話「胸騒ぎ」)。その為のナルトに対する「九尾の"陽"のチャクラ」の封印だった筈です(詳しくは、「チャクラ」の考察の『ミナトは何故、ナルトに九尾を封印したのか?』を参照して下さい)。ミナトが愛するクシナをも矢面に立たせねばならなかった、非常に「重大な事実」がそこには横たわっているのです。

この仮説が「正」だっとすれば、クシナもミナトと同じく亡き人になっている…事になります。たとえ、ナルトの「八卦の封印式」が解放される時が来ようと、陰陽が分離された結果、それは「陰陽論」が示す「死」ですから、「九尾」の封印に「屍鬼封尽」を使ったのだとしたら、完全にクシナはアウトです。別の術だったら、話は違ってくるけど…でも、大蛇丸も三代目も九尾を封印し、木の葉を守ったのは「屍鬼封尽」と言ってましたので、描写的には厳しいですね(汗)。

クシナの「魂」はナルトと共に在る?!

クシナとミナトがナルトを守り通したのです。しかも、生まれてからもクシナの「魂」が「八卦の封印式」としてナルトを守護して来たとすれば、それはミナトとクシナの「本懐」(ほんかい)とは言えるでしょうが、ホントは、普通にナルトを抱き締めていたかった…でしょうから、それを思うと胸の奥がキュンとなってしまいますね。ナルトだって、暖かい家庭で、父と母の笑顔に接したかったろうし。やっぱり、ミナトにおんぶされたり、クシナに柔らかく包まれるようなリアルの繋がりが欲しかったですよね。

結果的にクシナも死んでしまった…って事になってしまいます。

クシナはもう何処にも居ない…。

これが、クシナにもう逢えないかも知れないと考えた理由……。

でも、甘えん坊で、宮崎アニメ風のハッピーエンドが大好きな"ヲタク"としては、クシナが、何らかの事情で身を隠し、何処かに生きていて……ナルトを待っている。そして、『予言の戦い』の全てを終息させた後、ナルトはクシナの居場所を知らされ急行します。ナルトの訪問を感じたクシナ…二人は再会を果たします。

「ナルト…大きくなったわね」(クシナ)

「母ちゃん…?」(ナルト)

「よく頑張ったわね…」(クシナ)

「ホントにオレの母ちゃんなのか?」(ナルト)

「今まで…独りきりにしてごめんなさい…」(クシナ)

「母ちゃん…会いたかったってばよォ!!」(ナルト)

「ナルト……」(クシナ)

ナルトが涙でボロボロになりながら、クシナを抱き締めるエピローグが、密かに用意されている事を…キッシーが僕らのハートを鷲掴みにしてしまうようなカットを準備している事を…ナルトと同じくらいボロボロに泣きながら…妄想してしまうケルベロスなのです(笑)。

 

第387話「現実…!!」 | BLOG TOP | 「写輪眼の本当の秘密~Ver.2」

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