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NARUTO-ナルト-第41巻に寄せて…

 
『NARUTO-ナルト-』第41巻に寄せて… 

ついに出ましたね…第41巻!!ほぼ全編に渡って自来也が大活躍する…『自来也豪傑物語』と言うべき、内容の非常に濃い一冊であります。ここは是非とも「コミックは買わない派」にもこの一冊だけは揃えて欲しいと、僕は思います。情報量としては、これまでの41冊中、最も濃いんじゃないでしょうか。

お話は「胸騒ぎ」(第370話)から入ります。僕はこの「胸騒ぎ」と言うエピソードが大好きで、「巻物蝦蟇」(仮称)と自来也のやり取りは物語全編に渡る「謎」である「九尾事件」の核心に迫る糸口が満載です。何せ言ってる本人の「巻物蝦蟇」が自身が「ナルトの鍵」なんですから…。自来也の二度目の「三途の川渡り」はナルトが原因であった事は知れていましたが、それが自来也の「実験」だった事が、ここで明らかになっています(詳しくは感想の370話「胸騒ぎ」で確認してし下さい)。

ナルトの鍵

「…ただワシに何かあった時はナルトに蔵入りしろ」

自来也は「巻物蝦蟇」に「蔵出しの判」を押し、もしもの時にはナルトへ向う(蔵入り)ように命じます。これは「九尾事件」の後、ミナトが自来也に「巻物蝦蟇」を託したであろう事実を想像させる描写です。また、自来也は「弟子と師を守ることもできなかった…」(第382話「本当の選択!!」)と悔恨しています。しかも、「九尾事件」の核心に関しては推測で語っていますので、ミナトと共に「九尾」と闘ったわけではなさそうです。

つまり、「木の葉崩し」の三代目のように、ミナトは孤軍奮闘だった…と想像できるわけです。結局、ミナトの最期を自来也は「巻物蝦蟇」の伝聞によって知るところとなったと辿り着く事ができます。そして、その回りくどさが自来也を苦しめたんじゃないか…と、僕も巡り巡ってしまうわけです(笑)。

そして、自来也が不幸な結果になってしまった今。今度は「巻物蝦蟇」はナルトに向う筈です。ナルトの目の前に「巻物蝦蟇」が現れ、真実を語り始めた時、ナルトがどう感じるか…。自来也の最期をどう受け入れるか?が気掛かり…と言うか、心配です(汗)。でも、その為にナルトの「天然」があるのかな…とも思ってしまいます。ナルトの異常なまでの真直ぐさ、折れなさは、ある意味、僕らの救いなんですね…。

「ああ…しかしその鍵の術式をミナトがワシに預けたってことは
いずれは、あの術をナルトに完成させるのがあやつの遺志だとワシは思う」


これは「ミナトは何故、螺旋丸を開発したのか?」(チャクラの考察)で、展開しているネタなんですが、この時の自来也と「巻物蝦蟇」の会話から、二人が術の全貌を知っている事が解ります。自来也はもう…だけど、それでも「巻物蝦蟇」がいます。蛙ちゃんなのに良く喋るので(笑)、ナルトにあれこれ指導をしてくれるんじゃないでしょうか?そして、「巻物蝦蟇」がナルトに「蔵入り」する際に、「ナルトの巻物」(忍具の考察)に姿を変えるか、「鍵」を写し取るか…などど考えニヤニヤしています。

その後、自来也は小南と再会し、ペインと対面します。そこで明かされるのが「妙木山」の全貌です。蝦蟇一族は忍界全般の平和と安定を守護するような立場にあり、「大ガマ仙人」の予言を基に時代の行く末を左右するような役割を担っていたのです。そして、自来也が「予言」の負託を受け、「予言の子」(自来也の弟子)を世に送りだす使命を帯びていました。その一人がペイン(長門や弥彦)であったのです。

と言うか、自来也にとっての長門=ペインは「輪廻眼」と考えて良いと思います。それに自来也がミスリードされペインの「本性」を見誤ってしまった。それが自来也のピンチを形作って行くのです。ま、それ程、「輪廻眼」のインパクトが自来也にはあったわけで、自分の弟子として育てた長門に対する期待が大きかったのだと考えてしまうのです。

そもそも、自来也は「才能」に対して卑屈な一面がありました。その機微は大蛇丸に対するまどろっこしい対応に現れています。「伝説の三忍」と謳われる自来也は妙木山の大ガマ仙人によって「蝦蟇の力」を授けられた以降の自来也であって(←これは僕の仮説に過ぎませんが…)、その運命がなければ、自来也は自分が賢くてエロいだけの平凡な忍であると卑下してしまう…気弱な一面があるのです(ホントは大したヤツなんですけどね)。

その自来也の才能に対する「卑屈さ」が、長門の将来を見誤らせてしまった…のかも知れません。だから、ペインと闘う自来也の横顔には、そんな物悲しい悲哀が漂っています。強くなった今も、自来也はそんなトラウマを引き摺っているんですね。自来也の「選択」に附随する闘いには多かれ少なかれ、自来也の悲哀に満ちた心象風景が横たわっているのです。運命とは実(げ)に残酷なものなのです。

仙人モードの自来也とペイン(ら)との闘いは、ペインの人数を増やしつつ(笑)、延々と続きます。終盤、自来也は左腕をもぎ取られ絶体絶命に…。しかも、目の前には「ペイン六道」が一堂に介する見得きりまで披露される始末(自来也の見得きりは尽く邪魔が入っていたのにね…笑)。そして、最後の頁で…

「お…お前は…」

となる自来也で時間終了となってしまいます(汗)。めちゃくちゃ良いところで、「寸止め」です(笑)。コミック派は「早く次ィ…見せろやァァァァ~ッ!!」と、プライドの高田総帥風(ふ…古い?!)に叫んでしまうところです(笑)。実はこの後、自来也の「ド性骨」が如何なく発揮され、僕らの涙を誘う絶妙の展開になるので、第42巻の発売も今から楽しみになってしまいます。

僕は自来也の行動の不可解さから、「暁」のリーダーだとか、黒幕だとか疑ってしまったんですが、自来也のこれまで歩んで来た人生や、背負って来た運命を垣間見れて、それが間違いであった事に気付けました。自来也はどんな辛い運命も、苦しい使命に対しても不平不満を誰にも愚痴る事なく行って来たのでした。その奥ゆかしさを、僕は見誤ってしまったのです。

その過ちは、自分が子供の頃に抱いていた社会やオトナに対する「不信感」を思い起させました。僕は、寂しがり、不平や不満を募らせる事しかできない子供でしかなかった。子供だった僕は、自分を育ててくれるオトナの「我慢」や「苦労」は理解し得ませんでした。理解し得なかった…も違うな。そんなオトナの我慢や苦労を僕に感じさせられなかった!!オトナが感じさせないように頑張ってくれていたんです。

僕は守られていたんです!!

その「優しさ」に気付けるようになってから、自然と自分の内に「感謝」と言う気持ちが芽生えたように思います。有り難い事を「ありがたい」と感じる事ができる人になれたんだと思います。不平不満を言うだけの子供だった僕も、少しはオトナの仲間入りができたんだと感じています。

しかしそれは、僕が自活を始めてから暫くしてからの事。子供だった頃の僕は、空気や水を無尽蔵に感じてしまうような「無知さ」に支配されていたのかも知れません。余りにも自分の周囲に「愛」が満たされ過ぎていて…大きな愛に包まれた揺りかごの中でいる自分に気付けなかったのだと思います。

自来也の生きざまは正に、僕を育んでくれたオトナのそれだったな…と思います。何も言わず、気取らせず、「隈取」だけが伸びて行く…。日々、危ない橋を渡り、命からがら帰還する。オトナとはそう言う生き物なのです。血の涙を流しながらも、子供たちを大きな愛で包(くる)み、育(はぐく)んで行く。その為にはどんな苦労も厭(いと)わない……全く……オトナとは理解不能な生き物なのです(笑)。

少年少女よ!!自来也の「闘い」や「生きざま」はしっかりと心に刻んでおいて下さい。僕がそうだったように、今、リアルに子供を満喫してる少年少女に自来也の生きざまを「理解」して欲しいとも思わないし、「理解」出来るとも思っていません。ただ、忘れないで欲しいんです。心の片隅で良いので、仕舞っていて下さい。そう言えば、そんな事あったな…くらいでも良いですから…。

そして、自分がオトナになったら存分に『後悔』して下さい。

自来也の行いのホントの「意味」が解る日が来る事を祈っています。

僕は僕で、自来也みたいなオトナにならないとね…。

もっと、もっと頑張らないとね。

  

カカシは何故、オビトの死を忘れられないのか? | BLOG TOP | 第388話「力の差…!!」

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