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第652話「ナルトの轍」②

 
<ググググ>

<ザザザザザザ>

<ブオオオオ>


「引き抜け!
そうすりゃ奴の力は
十尾の抜け殻だけになる!
大樹の花も開きはせん!」(九喇嘛)

「くっ…!」(オビト)

<ギギギギッ…>

「!」(忍連合)

「…止まった…」(穢・ヒルゼン)

(これは…奴が大樹を
コントロールできていないということ!
つまり……)(穢・ヒルゼン)

「皆—」(シカマル)

「!」(穢・ヒルゼン)

「…小さな力でも
要は使いようだって言ったよな

今がその時だ!

その力が世界を左右する…
聞いてくれ」(シカマル)

<グググ>

「奴とチャクラが繋がっているからだ!
奴の心が入って来るが惑わされるな!!」(九喇嘛)

六道仙人と等しい
十尾の人柱力をなめるな!」(オビト)

ナルトが拝領した尾獣の「約束のチャクラ」元・一尾の人柱力我愛羅現役・八尾の人柱力キラビ…勿論、それにナルトも加わって外道魔像が管理下に置く九つの尾獣のチャクラとガップリと四つ(正確には九つ…かな)に組み合って押し相撲ならぬ綱引きの様相です!!形式としてはナルトの「九尾のコントロール」と一緒ですから、この綱引きに勝利した方が十尾のチャクラ、或いは一尾〜九尾までのチャクラを(ほしいまま)に出来る…少なくともコントロール権の争奪を懸けた闘いなのでしょう。ただ、この綱引きの出口にナルトの十尾の人柱力が在るのかというと、六道仙人の遺志を汲むならば薄いと、僕は考えています。六道仙人は自分とは違う「安寧秩序」を望んだ筈。

ちょっと横道ですが、「十尾の人柱力=六道仙人」とするオビトの考え方からして、やっぱ六道仙人「安寧秩序」とは第一回目の「無限月読」発動だったと、僕は考えます。神樹だけでは忍術である「無限月読」の発動には到らない筈で、「禁断の実」(神樹の実)を食った人が神樹(十尾)を飲み込んだ状態でのみ「無限月読」は可能なのだと思います。チャクラの真理を解き明かした忍術大系というものが十尾すら御し得るところに人は面白味を感じ、結果、「忍宗」「忍術」に発展させたのかな…人(の興味)がのめり込んでいく面白味がそこには在ったんじゃないのかな…と、一人想像して悦に入るケルベロスなのであります。でも、それは違う!!…と、六道仙人は感じたのでしょう。

オビトとナルトの対照が余りにも鮮明で、オビトが残念に思えるもんです。そこにシカマルなんて頭脳明晰な子がサポートして俄然、忍連合が盛り上がってもおります。でも、この何の抑制も無く<ワーッ!!>と盛り上がる忍連合に少なからず危うさが在る。それ以前にナルトやシカマルみたいな存在が大勢を纏め上げて一体化する雰囲気に乗せられるのはいけない…と、僕は考えています。何よりそれは一人で世界に「安寧秩序」を齎した六道仙人の遺志に反する…と言うか、例えばナルトが十尾の人柱力を含めた六道仙人と同等になる想定を拒絶するべきだと思う訳です。今在る混乱とは突き詰めると六道仙人が自分の「安寧秩序」バラバラにしたから在るのです。

オビトの「月の眼計画」とは将にそれを再現しようとするもので、やはり六道仙人が残したであろう「うちはの石碑」をトレースした結果と考えて先ず間違いないでしょう。それに対してナルトというとんでもないカリスマが世界を纏めてしまうのも、アプローチが兄系側からか弟系側からかの違いだけで、個人が世界を制御するという点においてそう変わらないと、僕は考えます。また、ナルトを頂点とした人々の精神の集合体が世界を安定させるのも、いのの「心伝身のネットワーク」を介しており、それは神樹の花が月に投影する「無限月読」と何ら変わらないと言う考え方で却下させて戴きたい!!(笑)もしも、そんな感じにお話が落とし込まれるなら、僕は即座にファン辞退しますから。

成熟した社会において突出した個人の能力に頼って安定を見出すなんて有り得ないです。この世界の不幸とは膨れ上がる社会に応じた学問教養が備わらなかったところに在るんです。これが一族・血族といった大きさに収まっていたら無かった不幸なのであります。人と人が本当に理解し合うのは難しいのです。心に念じた事がそのまま他者に伝わるならこんな楽な事はありません。それを忍術で賄うのが「無限月読」だったり「心伝身のネットワーク」だったりする訳で、それじゃーどちらもオチオチと自分で夢が見れなくて困ったりするのです(笑)。それは人が主体的に生きられないという事なのであります。きっと、そういう風に六道仙人後悔したんだろうなー…と、僕は思うのです。

さぁ…ここからが本題だァ!!

……なんだけど…続きます<チッ>。


 

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