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第653話「ちゃんと見てる」②

 
「………」(ナルト)

「…お前…
本気で言ってんのか…
ソレ…?」(ナルト)

「………」(オビト)

「…本当の本当に
そう思ってんのか?」
(ナルト)

「………」(オビト)

「……」<スッ>(オビト)

リンがオレを救ってくれるって事はつまり
それは世界を救うって事と同じなんだよな」(仔・オビト)

「え?」(仔・リン)

「だってホラ…
オレは火影になって
この戦争を終わらせる訳だろ!
それにはオレがこの世に元気でいないと
…意味分かる!?」(仔・オビト)

「うん…!
分かりにくいけど…」(仔・リン)

「それにはやっぱ…
何て言うの…
オレの事ずっと側で見ておいてくれないと…
…つまり…その」(仔・オビト)

「ん?」<スッ…>(仔・リン)

「…………」(オビト)

「……」(オビト)

「…そうだ…
そう思ってる」
(オビト)

「……」<キッ>(ナルト)

<スッ>「行き先もハッキリせず
わざわざ険しい道だと分かっていて歩くことはない
仲間の死体を跨ぐだけだ

ハッキリした行き先があり
近道があるんなら誰でもそちらを選ぶ
そう…火影の目指すべき行き先
世界の平和だ」(オビト)

<ギュッ>(ナルト)

「何言ってんだお前……」<スッ>(ナルト)

「!」(オビト)

「オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ

険しい道の歩き方だ」(ナルト)

「…………」(オビト)

「その2つの道の行き着く先が
同じだとしても
…そう言うのか?」(オビト)

「一方が険しい道だとして
最初に誰が教えてくれんだよ?
結局誰かが逃げずにやらなきゃ
ならねーんだろ


火影ってのは
痛ェーのガマンして
皆の前を歩いてる奴のことだ
皆の為にどん詰まりを
壊していく奴のことだ

火影になるのに近道はねェ!

そんで火影になった奴に

逃げ道はねーんだ!!」(ナルト)

「あの人」の事は暫し横っちょに置いとくとして…ナルトって気持ち悪いと思いませんか?この子の歳(16歳?)で、カカシの世代の年上のオッサン捕まえて、ここまで自信満々に説教垂れるの見てて、正直気持ち悪くなりました。確かにオビトの「月の眼計画」には僕も反対です。だけど、オビトには明確なビジョンがある。世界を導く目的地が…良い悪いは別にして…ハッキリと定まっています。それに対してナルトは険しい道を皆で歩いて目的地を探す…ぶっちゃけ「根性論」に終止してて、でもそれは長門が道を踏み外した前例があるだろう!!と、思わず僕は突っ込んでました。ナルトも人間であります。つまるところ「程度の問題」で、ナルトだっていつかは<ポキリ>と折れる可能性がある。

楽観的なのは確かに明るくていい。サッパリとしてて気持ちもいい。若い子は元気でいい。しかし、ネジも死んじゃいましたし、名もなき忍がこの戦争でそれこそゴミのように死んでいます。ナルトはその忍や、その忍の家族に、行き先も分からない。方向性も定まらない。細かいことはこれから皆で探す…みたいな不確定要素がてんこ盛りの口上をどんな顔で垂れるのでしょうか?歴史的にはうちはマダラが似たようなアプローチでうちは一族に総スカンを喰らってアボーンしてますし、長門だって何とかしようとしても何ともならず敢えなく堕天しています。結果的に忍社会の混沌の出口は見出せていませんから、論理的に無策のナルトの危うさと来たら、充分に同舟を躊躇うレベル(笑)。

ま…しかし、今の急務はオビトの「無限月読」の阻止でありますれば、ナルトの弁舌は一種のディベートテクニックとも取れます…ってか、そうじゃなきゃ気持ち悪いってーの(笑)。こんな若僧にここまで達観されたらおっちゃんらの立場がないし、こんなに若くしてここまで訳知りな子は間違いなくグレるというのが僕の持論でありまして、こんなに子供らしくない子は大人になった時に枯渇というのかな…子供の蓄積がなくて乾涸びちゃうと思うんです。カカシがあんなに三味線弾いちゃうのって幼少期の反動形成ですんで…。この世界は異常だし、ナルトは主人公で弟系の特異点だから補正されて然るべきなんだろうけど、こんなの間近に居たら気持ち悪ッ!!(あ…また非難の投書が…汗)。

こんな風にナルトが提案して、それでも皆が善しとするなら進めばいいです。その中で何人死んでも我慢すればいいだけの事。それを僕は「程度の問題」と言っている。現時点でナルトはそれを単なる「根性論」で片付けようとしているのが問題だと、僕は思っています。だから、この戦争に勝利してめでたしめでたしで済まさずに、そこからこの世界の不備を皆で考えて欲しいと思っています。僕は人々が過去を学び、知識を蓄積して、将来を予測して欲しいと考えていて、教養がこの世界を満たしてくれればいいなと思っています。その為には学者が必要だし、それを子供らに伝える教育というものが重要になってくる。僕はそういう未来を期待して、これまでクドクドと書いて参りました。

確かにナルトがオビトに浴びせる見得カッコいいです。耳ざわりもいい。スカッと気持ちいい。そして、これでオビトが止まるなら、そこには一定の意味が在ると言えるでしょう。同じやり方でマダラだって打倒できるのかも知れません。しかし、その先を考えなきゃ詰まらない。僕にはオビトの唱える「平和論」も間違いだとは言い切れない気持ちがある。少なくとも「根性論」のナルトよりオビトの方が合理性があります。明確なビジョンがある。勢いだけで世界を牽引するって危ういでしょう。それでも人は主体的に生きるべきだと僕は思うので、「月の眼計画」には反対。結果的にナルトの選択と一緒なんだけど、ナルトにそれを説明する理屈がない。それこそ、この世界が内包する問題なんだと言いたい。

…と、ここまで書いて、「やっぱくどいよケルベロス」と言われそうだけど(汗)、基本的にナル×ジャンは大人のコンテンツなので、少年少女のレベルで<ワーッ!!>となっていられません。僕がたまに少年少女に向けてメッセージするのは、実は少年少女に向けてじゃなくて、昔、少年少女だったおっちゃんとおばちゃんに向けてなのでスミマセン。少年少女に言ったって解らないもの。それは自分が少年(少女)だった時に充分検証済みなので真理なんです。僕の言ってる事なんか解らないでいい。解ろうと思うなと言おう(汗)。それでも凄く解っちゃうなんてナルトみたいで気持ち悪いよ。そんな子はグレるからやめよォ…。そんな訳でクドクドと論じさせて下さい。

それでお話を戻すと、「ナルトVSオビト」とか、「ナルトVSマダラ」「ナルトVSサスケ」って、結局は「予言VSうちはの石碑」に収束するように思えませんか?「うちはの石碑」六道仙人を再現するシナリオで、六道仙人の既定路線。オビトは真面目だから「無限月読」「安寧秩序」<サクッ>と実現しようとしたのだと思います。そして、そうじゃない未来を弟系に託すのが「予言」だったんじゃないのかなーと、僕は思うのです。そして、完璧な個体=六道仙人=十尾の人柱力=血継絶後(仮称)を打ち負かす為の仙術を漏れなくオプションにして、「兄系VS弟系」対立の構図が世界を導く仕組み。よーく考えるとかなり残酷。出来損ないの弟子は暗殺してたり…。

その仕組み「あの人」疑問を抱いたんだ…と。

続きます。

※でも少年少女が読むのは自由だからね!!



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