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『風魔手裏剣』


風魔手裏剣

「風魔手裏剣 影風車!!!」

再不斬戦のサスケ(2巻/140頁)。懐かしーい!!波の国編のワンシーンです。再不斬の「水牢の術」に捕獲されたカカシをナルトとサスケが協力して闘う…「さーて、暴れるぜェ…」(2巻/127頁)からのターンに胸がすきます。

(こいつを倒すには、もうこの手しかねェ!!)「サスケェ!!」

ナルトの多重影分身による揺動の後、リュックから取り出した忍具をサスケに投げ渡します。この頃は、武器召還(口寄せ)できるようなスキルはありませんでしたから、しっかりポーチから取り出す描写があるんですね。そして、サスケに渡ったのが折り畳まれた「風魔手裏剣」だったのです。

(なるほど、そういうことかよ。ナルト…お前にしちゃ上出来だ)

ナルトの考え出した奇策をサスケは、風魔手裏剣を手渡された時に一瞬で理解しています。サスケの賢さと、ナルトとの気持ちの良い意志の疎通が懐かしい…。実はこの風魔手裏剣はナルトの変化で、同じモノをサスケは既に携帯しています。むしろ、ナルトがサスケの持っている風魔手裏剣を模した…と考える方がしっくり来ます。

しかも、ナルトはサスケが「風魔手裏剣」を擁した手裏剣術を扱える事を知っていなければなりません。再不斬への攻撃を「水牢」の中から見守るカカシも、「手裏剣の影に手裏剣が…!」(2巻/142頁)と再不斬が気付くまで想定できなかった("これは影手裏剣の術!!"と一応驚いている…まさか、こんな時までコピーはしてないよね…笑)ようですから、カカシも知らなかったサスケの奥の手だったのかな…って僕は考えてます。

きっと、サスケとナルトはカカシに内緒で修行してたんじゃないでしょうか。そこで、お互いの術を見せっこしたり、サスケなんかは火遁(バリエーションも数種類を修得していた?)も既に使えたし、ナルトだって禁術の「多重影分身」があった。そこで、サスケはナルトには「影手裏剣の術」を披露していたんじゃないでしょうか。二人は磨きあってたんです。まるで、兄弟のようじゃないですか…。

ややこしい戦術だったので、図解入りで説明がありましたね(2巻/153頁)。

「あの"影分身"の狙いは再不斬を倒すことじゃなく
オレ自身が"風魔手裏剣"に化けるのを隠すためだったんてばよ!
もちろん、それだけで倒せるとは思ってなかったけど、
水牢さえぶち壊せればと思ってね」(ナルト)

  • 影分身は目くらまし!実は二人になればいいのだ

  • 本体は変化!手裏剣に化けて折りたたんでおくのだ

  • 分身の方に手裏剣(実は本体)を持たせて…

  • サスケに投げ渡すのだ!!

  • サスケはあらかじめ持っていたもう一枚の手裏剣と重ねて投げる!!

向こう見ずなように見えるけど、ナルトも堅実に考えてたんですね。再不斬との力量の差を考え、先ずは「水牢」からカカシを救出する事を主眼とした作戦をナルトは錬ったわけです。その上で、声も高らかに再不斬を威嚇した。つまり、煽ったんです。言葉攻めです(笑)。

つまり、「風魔手裏剣」に関する手裏剣術はカカシがサスケに伝授したものではなく、別の誰かに教わった術だと言う事です。

「………新しい手裏剣術、教えてくれるって言っただろ!」<ムスッ>

森の中の手裏剣練習で可愛くむくれるサスケ(25巻/53頁)。この物言いって、サスケが大蛇丸に修行のオネダリをしてる描写(34巻/21頁)に似てるんです。サスケは大蛇丸に対しても、イタチに抱くような信頼感はあった事でしょう。サスケが信頼や尊敬しない人に教えを受けるとは考え難いですから。でも、サスケのむくれっ振りは大したもんですね(モーッご飯、何杯も行けちゃう!!…笑)。

サスケの風魔手裏剣、もしくは手裏剣術のバリエーションはこれまでにも提示が残っています。ま、基本忍術ですから、アカデミーでも教えているでしょうが、サスケのはカッコ良い!!と言うか、特殊な手裏剣を使う場合が多いです。しかも、かなり古くから描写があります。

「これは写輪眼操風車・三ノ太刀!!」

死の森で、大蛇丸とサスケの初対決がありました(6巻/81頁)。そこで、サスケは小型の風魔手裏剣?を使い、大蛇丸に傷を与えています。風魔手裏剣には中心に大きな穴が開いていて、そこをホールドして投げたり、その穴にワイヤーを通して操る構造になっています。

「糸?」<シュルルル>
(私の逃げ道を完璧に読んでそこに見えない三手目を打つとはね…)

大蛇丸もワイヤーの有無で、サスケの放つ手裏剣術の正体を認識していました。大蛇丸も術名を知っていましたから、平凡な"写輪眼"(笑)の術の大系ではあるんでしょう。大蛇丸はサスケの能力を確認する目的があったから、容易く術中に踏み込んでいる部分も多々ありますが、この時のサスケは一味違って…四手目があった。

「フン 火遁・龍火の術!!」

「その歳で、ここまで写輪眼を使いこなせるとはね……
さすがウチハの名を継ぐ男だわ……
やっぱり私は…君が欲しい…」

操風車の術に火遁をアレンジして攻撃力を高めているんです。大蛇丸が風魔手裏剣?を口で受ける事も織り込み済みの攻撃シーケンスだったようにも思えます。そして、これがサスケの一瞬の閃きだったのか、誰かに伝授されたものなのかは憶測の域を出ませんが、基本忍術としての手裏剣術をサスケは手厚く指導されていた痕跡は充分に感じますね。

「やっぱり兄弟だわね…あのイタチ以上の能力を秘めた目をしてる」

そして、大蛇丸はサスケを本格的に認め、サスケに「天の呪印」を施し去って行きます。もしかしたら、大蛇丸はサスケの手裏剣術にイタチを感じたんではないでしょうか。「暁」で大蛇丸オリジナルの「指輪の腕」を切り落とした…イタチのクナイの切れ味を思い出していたんではないか?と、僕は思ってしまいました。

「明日はちょっと大事な任務があって、その準備がある」

イタチのお決まりの言い訳に「兄さんのうそつき」<プイ>のサスケ。そのむくれ顔を<チョイチョイ>と呼んで「デコトン」に流れる…。微笑ましい兄弟の描写がありました。それは、サスケの哀しい回想の一部ではあるんですが…。それは…サスケの心の中のイタチとの記憶。どんなに憎んでも忘れる事ができない想い出。

サスケの手裏剣術はイタチが伝授した!!

実はイタチって、手裏剣術がメチャクチャ得意だった筈です。サスケの回想の森の中の手裏剣修行でも「すっげーよ兄さん!岩の裏の死角の的にもド真ん中だ!!」(25巻/52頁)とサスケが絶賛しています。イタチもそんな姿をサスケに焼き付けるあざとい意図があったのか…(黒汗)、それは今も闇の中ですが…。

そして、うちはのアジト。その玉座の間で二人は闘っています。サスケの両手首の裏には「剣」の術式が装備されている。静かにそれを隠した包帯を外すサスケを見ながら、イタチも「暁」のマントの下で<ゴソゴソ>とやってまたね。あの描写はイタチもサスケと同じ「準備」をしていたんじゃないか?と、僕は考えています。

この期に及んで、サスケが手裏剣合戦で兄・イタチに挑んだと言う行いは、サスケが自分の成長を示したかったからではないかと思うんです。兄の背中を追い続けた…今日までの幾星霜をイタチに思い知って欲しかったんじゃないでしょうか。そして、思い出して欲しい…と、サスケが考えていれば良いなと思ってしまいます。

『許せサスケ…また今度だ』

イタチさんはやってない!


 

第389話「サスケの流れ!」 | BLOG TOP | カカシは何故、オビトの死を忘れられないのか?

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