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『首斬り包丁』


再不斬の首斬り包丁

「再不斬先輩
これはボクがいただくよ」


懐かしい!…波の国の再不斬と「白」のお墓(38巻/150頁)。水月は再不斬の墓標とも言える「首斬り包丁」を何の躊躇も無く地面から引き抜いて我がものとしました。サスケが在籍した第七班(カカシ班)と桃地再不斬と闘ったのは、この描写の3年半ほど前の事。「こんな所にあったとはね…」(38巻/150頁)と言う水月の台詞からすれば、この場所を教えたのはサスケ?(大まかな目星は付いていたような雰囲気でしたね)

この描写を、「早く再不斬に"首斬り包丁"を返してあげて~ッ!!」と思う人も居るでしょうね。でも、僕は「道具好き」として言わせて頂きたいのですが、「道具」って使ってなんぼなんですよ。一番、可哀想な「道具」って使われない「道具」なんですよ。僕はモノが好きで、「道具」が好きだから、どんなにレアで、高価な「道具」であっても使い倒すんです。それが、「道具」にとっては一番の幸せなんだと信じています。

だから、再不斬の墓標としてこの地に残り、「白」と再不斬を見護るもの一興ではあるんだけど、「道具」の気持ち?を考えるなら、その性能を十二分に発揮出来る人の手に在った方が良いと、僕は思います。これには反論もあるだろうけど、「道具好き」としての意見です。何の為に生まれてきたか?を考えれば、それは人が創られた意味に等しいと、僕は考えています。

しかし、3年半も荒されずに、この場に残っていたのは不思議に思えます。「白」の荷物入れ?もあの時のまま残ってるし…。再不斬の「首斬り包丁」だって、レアな刀なんだから、高く売れるだろうに。ちょっと不思議だけど、普通に考えると…イナリや波の国の人々が墓守りをしていたんじゃないか…善意に満ちた人々の死者に対する敬意なのかな…と思えなくもありません。

ただ、完璧に無傷で残っていたかと言うと、それは…ちょっと…と、何やら怪しい雰囲気なんです。実は波の国編で再不斬が使っていた頃の「首斬り包丁」と、「蛇」結成編での「首斬り包丁」のはディテールがかなり違うんです。描写には「描き間違い」が存在しないとするのが、僕の「考察」に対するスタンスなので、これは…どげんかせんといかん!!(笑)

↓上が再不斬が使用していた頃の外観で、下が水月が手にした時点の外観。

首斬り包丁のディテールの変更

で、ディテールがどう言う風に変わっているかと言うと…

  • グリップの長さが違う。再不斬が使ってた頃のグリップは水月が振り翳(かざ)した「首斬り包丁」より長いんです。「首斬り包丁」のグリップは太い握りと細い握りが交互に組み合わさったデザインなんですが、再不斬が4個で、水月が3個。

  • 刀身の根元=鍔(つば)?のデザインが全く違う。再不斬の使ってた頃は円形(2巻/86頁)で、刀身の根元の太い部分に沿う形でしたが、水月の手にした「首斬り包丁」はそれが大きな刀身の刃や棟(むね=背)までをカバーする「鍔」然としたデザインに変更されています(38巻/151頁)。

細かな部分は重箱の隅を突く気になればいろいろありますが、概ね一致しています。刀身のディテールはブレが少ないです。先端の「穴」の大きさは…ちょっと…ですが(汗)。でも、上記の2点は明らかに違う。例えば、「首斬り包丁」に命があり、成長するが如く変形して行ったと考えるのも少年誌的でカッコ良いんですが、惜しくも「首斬り包丁」に「鮫肌」のような生命的な反応を示す描写はなかった…。

「この大刀"鮫肌"は私しか認めない」

鬼鮫の「鮫肌」の場合、鮫肌を奪い柄を持ったガイの手を鮫肌が拒んだ描写が残っています(29巻/88頁)。他にも「私の鮫肌は………チャクラも削り…喰う!!」(17巻/44頁)と、鬼鮫が自慢げに「鮫肌」を翳(かざ)すシーンでは、「鮫肌」が<ガサガサ><ゴソゴソ>と蠢(うごめ)いていました。「鮫肌」には生命反応を感じますよね。

この描写は「首斬り包丁」と「鮫肌」との決定的な相違点と言えます。「首斬り包丁」は単に分厚く、大きく、限り無く朴訥(ぼくとつ)な形の刃物であると思います。圧倒的な質量で運動エネルギーを発生させ、頑丈な刃で対象を切断する…一撃必殺の物理攻撃を意図した…純粋な塊(かたまり)なんだと思います。

ちょっと、横道で…(汗)。首斬り包丁のグリップなんですが、再不斬では示されなかったんですが、脱着式になっていますね。水月は携行する時にさも当たり前の雰囲気に「首斬り包丁」からグリップを外しています(38巻/152頁)。刀身とグリップを分割するのは携帯時の取り回しを向上し、同時に不意に他者に武器を奪われる事を防止する効果があると思われます。

おまけに、ちゃっかり携行用のホルスター?も用意していましたね。そのホルスター?も「首斬り包丁」の半円の切り欠きをベルトで固定する非情にクールなデザインでした。サイズと言い、「首斬り包丁」の切り欠き部分に刃が立っていない事を前提にした固定方法から、それが「首斬り包丁」の専用設計…つまり、汎用ではない事が伺い知れます。つまり、水月は予め準備していたんですね。

水月が大蛇丸に拘束された時期は判定できませんが、水月が水槽に軟禁されていた描写から、軟禁期間の情報収集が困難であった筈だから、水月は再不斬の戦死を知っていた事になる。つまり、波の国の第七班と再不斬の死闘の後、水月が大蛇丸に拿捕(だほ)された…と推測されます。水月は水槽の中で「首斬り包丁」(或いは「忍刀」)に焦(こ)がれていたことでしょうね。

首斬り包丁のグリップ

グリップの連結

「首斬り包丁」のグリップは分割で捩じ込み式?

再不斬の4個に対して水月の3個。グリップの長さの違いは、「首斬り包丁」のグリップが分割式である事を示しているのだと思います。しかし、再不斬の墓で水月が手にした「首斬り包丁」は端っからグリップが3個バージョンで、「鍔」が丸型ではありませんでした。「首斬り包丁」が成長した線も薄い……。

「首斬り包丁」は誰かがメンテナンスしていた!?

墓荒らしにあっていない点。それにディテールが大きく変化している点を考え合わせると、誰かが「首斬り包丁」を監視し、朽ちないようにメンテナンスをしていた可能性を強く感じます。「首斬り包丁」に生命や意志がないと仮定すれば、首斬りちゃん本人が自分をどうこうしたとは考え難いので第三者の存在が必須になります。

「重い…これが血霧の里…
鬼人・再不斬の首斬り包丁か」


それに、あんなにか細い水月がこれほどまで重たがるのに(38巻/151頁)、墓地から「首斬り包丁」を抜く時は、呆気無いほどに<ズボッ>と抜いています(笑)。もし、3年半も地面に刺さったまま抜かれずにあったのだとしたら、どう考えてもあっさり抜け過ぎです。あの描写は、水月が「首斬り包丁」を抜く前に誰かが抜いていた証拠だと思います。

つまり、それはメンテナンスする為に…。それが誰の仕業なのか…波の国の心ある刀鍛冶なのか?それとも、霧の忍刀の見張りをする役割を帯びた使者が存在するのか?など、いろんな想像が可能ですが、どんな人物であるにせよ、刀剣に関する非常に高度なスキルを有している事だけは確かでしょう。その人なり組織が気長に見守っていた筈です。

「鍔」のデザイン変更の為に「柄」(グリップ)の一部を使った?!

その「見張り番」は、「鍔」(つば)のデザインを変更しています。再不斬の「首斬り包丁」が、戦闘行動によって破損していたか、野ざらしによる腐食、その他で損傷した部分を、グリップの一ブロックを溶かして作り出したんではないかと、僕は考えています。だから、再不斬の4個のグリップに対して、水月は3個なのね。

ぶっちゃけ、「鍔」のデザイン変更は防御能力の向上を意図してた?

「首斬り包丁」は機敏に捌(さば)いて相手に刃を浴びせると言うよりは、有無を言わせぬ力圧(お)しみたいなところがあるし、相手の斬撃の防御をするにしても、重さや大きさの不利があって、半円の切り欠きだけでは心許(こころもと)ないと、「鍔」になるような障壁を追加したんじゃないでしょうか。

と言う事は、その「見張り番」は第七班との戦闘も監視していた?可能性もある。そして、その目は再不斬と言うよりは「首斬り包丁」に向けられていた…。「霧の忍刀」。その存在の意味に、何かありそうな気がしませんか?

「霧の忍刀・首斬り包丁」と言う特殊性には、非常に特殊な素材を使用している可能性を感じます。何らかの「念」や「作業行程」が関わっているのかも知れません。どっちにしても代替のきかない「素材」で構成されているので、「鍔」が破損したとして、それを補う為に「柄」(グリップ)の一部を転用せざるを得なかった…と、僕は考えているのです。

そして、その補修作業の為には刀本体を地面から抜く必要があったかも知れません。或いは、全体のチェックの為に一度抜いて各部をチェックしていたかも知れません。「首斬り包丁」の地面に刺さる角度もナルトたちの墓参り(4巻/118頁)は垂直だけど、サスケと水月の時(38巻/150頁)は10度くらい右に傾(かし)いでますね。

何にしても、3年余りも野ざらしにして、そのまま使えるような刃物があるのは信じ難いです。それが「ヒヒイロカネ」とか「オリハルコン」と言った少年誌的な金属でできてました…と言う理由で解消するにしても、盗難に遭わなかった事実がクリアできないし。やはり、順当に考えて、第三者の「見張り番」が必要になると思うんです。

そして、この第三者の存在に、チクと黒くなってしまうケルベロスなのです(黒汗)。

「"忍刀七人衆"の刀は
代々受け継がれていくシステムだった
七人衆に憧れて修行を積んできたからね…ボクは
この大剣があれば君にも負けない…かもね」

水月の挑発?ともとれる自信満々さ(38巻/152頁)。そして、「さぁ行こうよ サスケ。香燐はダメだったようだしね」(38巻/169頁)のカットの水月の太腕。めちゃめちゃマッチョじゃないですか(笑)。大勢の状態2と交戦した部分(39巻/18頁)の描写は伏せられていましたが、水月の戦闘力はサスケが背中を預けるに値する心強さがあった事でしょう。水月の「修行」と言う言葉に重みを感じてしまいます。

そして"忍刀七人衆"の意味深。それを、水月は臭わせているわけです。

「霧隠れ七刀のうちの一振り
うちはイタチと組んでる干柿鬼鮫
大刀の"鮫肌"をこの手にするまではね」

水月の次の目的は「鮫肌」(39巻/58頁)。この言葉には「鮫肌」が最終目標と言うニュアンスを感じます。ここがファジーなところで、もっと大きな野心を抱えるようでもあるし、単なる鬼鮫に対する怨恨も臭わせる…キッシー流の『どうにでも転ぶ伏線集』(笑)に登録されそうな伏線になっています。僕は「刀集め」に意味があるんじゃないかと疑ってるんですがね…(黒汗)。

「それに重吾を仲間に加えるなら
この刀は役に立つと思うしね…」


で、更に意味深な水月の発言(38巻/152頁)。これを、重吾の暴走を「首斬り包丁」で止めると言う考えは、既に水月と重吾のサスケの潜影蛇手で止められた描写(39巻/37-41頁)で挫(くじ)かれてます(笑)。単純な格闘戦において二人の実力は拮抗していました。つまり、「首斬り包丁」が決定的な重吾対策とは考えられないと言う事です。

「前とは違う能力を使ってるね
重吾
堅いし…」
(39巻/36頁)

だから、「重吾+"首斬り包丁"=役に立つ」と言う図式は、「そうか!てめーは水月。思い出したぜ」(39巻/37頁)と重吾が言う…過去の交戦での水月の体験が大きく影響している台詞だと思うんです。サスケと対面して暴走した重吾が発揮した能力とは違う、別の重吾の能力と「首斬り包丁」とのコンボで「何か」が起る予感がします。もしかしたら…重吾の「状態3」がある?…とすら、僕は考えています(汗)。

それが、サスケを先行させた水月・重吾・香燐VS鬼鮫の一戦で確認出来るんじゃないかと、僕は考えています。水月に重吾が加勢して鬼鮫を迎撃する可能性です。大蛇丸からの情報のリーク、或いはスパイ活動で、「蛇」を編成した時点で、サスケにはその認識があったかも知れませんし。

そして、もしかしたら、その闘いを通して、"忍刀七人衆"とは何なのか?そして、水月が何故、鬼鮫の「鮫肌」を欲しがるのか?「霧の忍刀」を集めるのか?が白日の下に曝されるんじゃないでしょうか?そして、その奥に垣間見える水月の野心。誰か感じてる人は居ませんか?僕と同じように黒くなってる方々。勇気を出して、誰も見てないから(皆には目を閉じさせています…笑)…手を、手をお上げなさい…。誰にも言いませんから…(笑)。

「今から鍵を開けるよ
だだその前にみんなに一つだけお願いがあるんだ
大蛇丸を倒し
ボクたちの自由を取り戻してくれたのはサスケだ

外にでたらその事を広めてくれ。
この世に安定と平和をもたらす男が現われたとね…クク…

南のアジトの牢屋の鍵を解き放つ時(38巻/165頁)、水月が喋ってましたよね。香燐のツンデレ振りに隠れて、流されてしまいましたが、別にサスケが水月に指示した痕跡は残っていないので、水月の単独犯行かと思います(笑)。水月の行いに野心や野望を感じませんか?「蛇」にあって、解り易い重吾や香燐に比して、水月がグレーなんです。水月は解り難い(汗)。

そして、それが「霧の忍刀」に繋がる…。

再不斬の「首斬り包丁」が永きに渡り水月を待っていた(ようにも思える)事。「首斬り包丁」のデザイン変更やコンディションの維持がされていた事実。そして、そこにチラつく「第三者」の影。「霧の忍刀」の意味。鬼鮫の「鮫肌」への水月の執着。水月の怪しい行動の数々…(水月は「伏線と謎の百貨店やぁ~ッ!!」…笑)。だから、何気に「水月VS鬼鮫」もワクテカ(wktk)なのです。

そして…これが『NARUTO-ナルト-第三部』の一つの勢力……?!
繋ぎは勿論、『自来也外伝・自来也豪傑物語』でキマリ!!(笑)


   

第390話「最後の術…!!」 | BLOG TOP | ケルベロスは何故、サソリが苦手なのか?

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