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”雲”

 
「実はちょっとめんどくせーことになっちまってよ」

シカクと共に"忍者登録室"に出向く途中(20巻/11頁)、運悪く(笑)ナルトに出くわしてしまったシカマルの照れ隠しでした。先の中忍試験でただ一人、シカマルだけが中忍に昇格できました。もっとも、中忍試験の本戦での「シカマルVSテマリ」戦ではチャクラ切れを理由にシカマルがギブアップしたので、対戦成績としてはテマリの勝利ではありましたが、木の葉はシカマルを中忍としたのです。

…けど、あの子の知略と戦略はもう下忍レベルじゃ無いわ…
もし、基本小隊の四人組で動く実際の任務であれば、
テマリを捕獲した時点でシカマルの勝利は確定したも同然。
…まあ、勝負に勝って試合に負けたってところね(紅)

確かにやる気が見えないのは残念だが…
それは冷静な状況判断力によるものだといえる。
己の能力と技の技術を知り尽くしているからこそ、
戦闘中にパニくることもないし、変に熱くなりすぎることもない。
だからこそ…最悪の窮地と見れば冷静に引き返すこともできる。
…おそらく、中忍に必要とされる心理的要素でいえば………
シカマルは最も大切な…リーダーとしての資質を備えている(アスマ)

小隊のリーダーとして評価するなら…
任務を遂げる事以上に小隊を危機から守り抜く力の方が
はるかに大切だからね…(イズモ)

情報収集なんかじゃ
「任務はこなしましたが全滅しました」じゃ話にならねぇ…
犠牲やリスクと任務を天秤にかけて
生き残る事を第一に考え動けるタイプでなけりゃ…
中忍になる資格はねーよ…(コテツ)

もっとも、試合が終了した時点で(13巻/9-11頁)、この一戦を観戦していた上忍たちはシカマルの"非凡さ"には気付いていました。彼らは実際に任務をこなす兵隊だから、現場の事は誰よりも熟知しています。当然、シカマルが必要十分な中忍たる資質・資格を有している事を認めています。

木の葉隠れの里のように、組織が大きくなると現場と指揮(上層部)とが乖離(かいり)して、現実にそぐわない判断を下してしまうようになるもので、一般的にリアルの企業(会社)でも重要視するのは"数字"(実績)になってしまいがちです。その方が管理しやすいのですし、結果主義的な"合理性"もあるとも言えます。

しかし、組織にとって何が重要かと言うと、最終的には…やはり"人"なのです。ホントに強い組織とは、管理側がその"人"をちゃんと見極め、評価できるか否かにかかっていると言っても過言ではないのですが、なかなかそれが出来ないのが現実です。これは、社会に出て働くようになれば解ると思います。晩酌の時に、愚痴ってるお父さんを見たら、肩でも<ポンッ>と叩いて、親指立てーの、OKサイン出してやって下さいね(笑)。

だから、対戦の成績(勝ち負け)にこだわらず、シカマルの資質を重視し、中忍に昇格させたのは、非常に嬉しかったです。やはり、木の葉隠れは、ちゃんと"人"を見る目を持った人が管理・運営しているようです。こう言う判断が下せる事実がある限り木の葉は、少々の事では負けないな…と思いました。

…と、横道に逸れてしまいましたが(汗)、シカマルがよく言う「めんどくせー」って、口癖なんですが、シカマルは何故、いろんな事をめんどくさがるんでしょうか?僕は、アスマが言う程、シカマルはやる気がないとは思わないんです。中忍試験でも、サスケ奪還編の小隊長だって、きっちり存在感を示していますし…。ここを考えるとシカマルって子が、よーく見えて来るんですよ…!!

「ある時…あいつ(シカマル)があんまり戦略ゲーム(将棋)が
強いんで、ちょっと腑におちなくて…
遊びに見せかけてIQテストをやらせたことがある。
そんときゃオレも遊びのつもりだったんだが…
キレ者もキレ者!あいつはIQ200以上の超天才ヤローだった!」

中忍試験でアスマがシカマルの非凡さを語るシーンです(12巻/160-161頁)。シカマルの頭脳が明晰(めいせき)なのは疑う余地のないところです。自分がシカマルのように賢ければどんなに幸せだろう…と憧れさえ感じてしまいます。シカマルが褒められるシーンって、結構、多いんですよ。しかも、味方からばかりではなく、敵からも…。読んでる方としては、何だか「自分」が褒められてるような気持ちになって、嬉しかったりするんですよね。そんな気持ちになった時ってありませんか?(笑)

(シカマルは一瞬で十手先を二百通り思考する素早い分析力分析力と、
そこから最善手を選び出す"勘"を備えている)


飛段の「何をしても死なない攻撃」(笑)に押し込められた時も、アスマはシカマルの思考能力に期待してましたね(36巻/95頁)。この時は敵である筈の角都までもが(大したガキだ…)と、目をまん丸く(元々丸いけど)して賞賛してましたし、終止、シカマルを見ていたコテツも(ここまでの子とは…)と、驚きを隠せませんでした。

シカマルの闘いって、敵でも味方でも、その賢さに魅了されてしまうような不思議さがあるんです。中忍試験で、「サスケVS我愛羅」の前座みたいな扱いの自分の試合も、その巧妙な知略によって、最後には会場全体を惹き付けていました。始まる前はまるで期待して無かった観衆が一様に<ゴク…>っと、息を飲んで、シカマルの『詰めろ』(将棋用語)に魅入りました。

で、結局は「まいった…ギブアップ!」となるんですが、その時の"言い訳"もかなりイカしてましたね。

「影真似の連発でチャクラ使い過ぎて、
もう10秒も捕まえとけね…
で、次の手、200通りぐらい考えてたんだけどよ…
どーも時間切れくせー…
もう、めんどくさくなっちまった。
一試合やりゃいいや…」

シカマルって、ホントに一瞬で十手先を200通りくらい考える能力があるんです。この時だって、「まいった…ギブアップ!」は、その200通りの内の一手だったに過ぎない筈です。常人の僕にはとっても想像できないけど、一瞬で何百もシミュレーションのイメージが頭の中に展開したら、僕だったらパンクしちゃうと思います。

シカマルは、普通の子には想像もできないようなイメージの洪水の中に身を置いているようなものです。そんな洪水の中に居たら、誰だってめんどくさくなっちゃうでしょう(笑)。だから、シカマルの口癖って…その類い稀なるイメージ力の副産物なんですよ。だから、無気力が原因で「めんどくせー」と言ってるわけではないんです。

「あーあ…雲はいいよなぁ…………自由で…
…つーか。大体、オレ、全然やる気ねーし。
忍者になったのだって人生、楽しく生きてけそーだと思ったからだしなぁ…」

シカマルが「雲」に憧れるのは、何人もそれに近寄れない存在だからだと思います(12巻/153頁)。近寄れないから、安全(笑)。シカマルが何も考える事なく<ボーッ>っとしてられるのは「雲」になってしまうしかない…。悲しいかな…それも、壮大なシカマルのシミュレーションの産物ではあるんですけどね(笑)。

要するに、シカマルの「めんどくさい」は、彼の能力の反動みたいなものなんです。何かの情報がインプットされたら、そこから洪水のようにいろんなストーリーが浮かんでくるとしたら、凄いプレッシャーだろうなと思います。普通なら混乱してパニくっちゃいますよ!!しかし、シカマルは逃げずにそのイメージと闘ってるのです。だから、シカマルが何でも「めんどくさい」と言ってしまうのも解る気がします。

無気力になるしか、それをやり過ごす術が無い…ちょっと可哀想な一面もあるんですね。でも、そのシカマルが唯一、めんどくさくない相手がいるんです!!もう、解ってると思いますが…あの子です。実は本題はここからなの…ね(笑)。ご用とお急ぎで無い方は、単行本の20巻の前の方…参照願います。単行本の20巻は、それぞれの内的な成長が細かく描かれた、ハデではないけど味わい深い一冊だと思います。

「笑うなっての」

焼肉屋の中忍昇格祝い(20巻/18頁)。しかし、しっかり"木の葉ベスト"(中忍以上が着用できる/「兵の書」105頁)を着用してるんですね。ホッペを赤らめてチョウジといのの羨望の視線に耐えるシカマルが可愛かったですね。そして、アスマはこんな風に三人に手厚く面倒を見ていた……アスマは優しくて気風(きっぷ)の良い兄貴分だったんですね。

「何人たりとも、この最後のひと口は渡さない!」<パク>

中忍に昇格したシカマルに対してチョウジは食い気ばかりが目に付きます(20巻/36頁)。それをアスマも感じていて「チョウジ、お前は食い気ばかりだな…少しは修行しろよ…シカマルはもう中忍だってのに」と、言っちゃいけない諌め方をしてしまいます(笑)。この時はさすがにチョウジも<しゅん>となってしまいます(20巻/37頁)。これをシカマルは「…………」と、静かな表情で見守っています。

「チョウジ…アンタはいいわね―
ガツガツ食べても気にしない性格で
私なんてダイエットで大変よ―」

いのの、如何にもデリカシーのない…チョウジに対する言葉をシカマルは聞いていました(20巻/54頁)。シカマルは洗面所で手を洗っていて二人と一緒にはいませんでした。しかし、この時、出て行ってチョウジを助ける事も、めんどくさい事になるのでやらなかった(笑)。シカマルは女の子が苦手ですから…。

しかし、『NARUTO-ナルト-』に登場する女の子は夕顔チャンを除いて(笑)、やや"痛い子"が多いです。でも、これは歳相応の子供っぽさと捉えれば納得できるレベルです。子供の時って、自意識は強いし、その割には辺りが見えないし…。それを嫌悪してる人も多いけど、皆、通って来た道ですから、あんまり邪険にしちゃいけませんよ(笑)。皆、子供の時はあんな風に、時に残酷な行いをしていたんですよ。

「なんで、いのはダイエットすんの?」(チョウジ)

「女の子ってのは好きな人には
ちょっとでもかわいく見られたいもんなのよ―」(いの)

「………でも、その人が細い人が好きとは限らないでしょ」(チョウジ)

「ふん…大体、男の子ってのは、デ…じゃなかった…
やせてる女の子がすきなのよ。で…逆もまたしかりなのよ~
チョウジも少しは体に気を使いなよ…モテないよ~」(いの)

と(20巻/54-55頁)、ここまで散々好き勝手言い尽くして、いのは去って行きます(笑)。本心を言うと…このまま地球から居なくなってもらいたいです(笑)。でも、いのもサスケをイメージしたりして、可愛いじゃないですか。ま、女の子って、自分の視界に入る男の子しか興味ありませんから…。男の子とは違う生き物として考えないと、男の子なんてやってられませんから…(脂汗)。

このやり取りで注目して欲しいのは、チョウジの飄々(ひょうひょう)とした態度です。別に熱くなるでも無く、かと言って、いのに対して卑屈になるでもなく…結構、いのの痛い部分も突いてたりします。チョウジはシカマルみたいな頭脳明晰なタイプとは違うんだけど、物事の真偽に対しては相当、鋭い一面を持っています。

そして、いのの退去を見計らってシカマルが登場します(笑)。

「ふん…分かってねーな」(シカマル)

「!」(チョウジ)

「男は女が思ってる程、やせてる女が好きな訳じゃねェんだよ
どっちかってーとポッチャリ系が好きってのが一番多いんだ
で…逆もまたしかりってな。
いのもダイエットするより、もう少し太った方が、今の2倍モテるぜ、きっと」

「シカマルって、優しい!」って思っちゃうシーンです(20巻/55頁)。シカマルはいのが言った事をそのまま、いのの事として返してるんです。それって、実はチョウジの願望と言うか、チョウジが優しくて、いのに対して出来なかった事と同じなんです。シカマルも優しくて、それを、いのに直接言うわけではないけど、チョウジには「解ってるよ!」と伝えているのです。これって、「凄く優しい!」と思うんです。

「シカマルはやっぱ面白い奴だ。それに頭がいいしね」

チョウジはそのシカマルの優しさが解ってるから、こう言う言葉が出て来るんですね。先にも言ったけど、チョウジはシカマルと違って知性で物事を理解するタイプじゃないと思うんです。それは「バカ」って意味じゃなくて、もっと感覚的な、ちょっと違うけど、方向性としてはナルトみたいな物事の理解の仕方をしてるんじゃないかと、僕は考えています。だから、先のいのの子供っぽい物言いに対して、理詰めで言い包めたりは出来ないわけです。

「ん?」(シカマル)

「サスケやネジって人なんかより、
シカマルはずっとずっとスゴい奴だってね」

チョウジのシカマルに対するリスペクトは極めて純度の高いでしょう。それは、別の言い方をすると…チョウジもシカマルの本質を見抜ける"力"を持っている…と言う事です。シカマルがチョウジに強く惹かれるのも、チョウジの直感力と言うか、分厚い理解力にあるんじゃないかと思います。それはチョウジの優しさ…と言い換えても良いかも知れません。

ところで、シカマルの能力の高さは木の葉隠れ自体が意識しているんじゃないかと、僕は考えています。もしかしたら、木の葉の上層部からはシカマルを死守するような支持か通達が上忍に出回っているんじゃないでしょうか。何より、アスマがその一命を懸けて護り通した事は特筆に値します。個人的にシカマルスキーの戯言かも知れませんが、シカマルは木の葉の"玉"(ぎょく)たる存在ではないか?と、僕は考えています。

「ふ~ん…そんなの考えたことねーな。
オレはオレだかんなァ…」(シカマル)


そして、シカマルのスゴイところはココだと思います(20巻/57頁)。「オレはオレ」って言い切れる…これって"アイデンティティ"が確立してる人格なんですよ。これをサラッと言って仕舞える13歳って、はっきり言って恐い!!(笑)恐ろしい!!下手したら…23歳でも、33歳でも、こう言い切れる人って少ないかも知れません。

そもそも、「自分らしさ」なんて探してる内は"アイデンティティ"なんて遠いです。「自分」は解るんだけど、「自分らしさ」って、僕は解らないです。「らしさ」って何でしょう。「自分」は「自分」じゃないんでしょうか?シカマルはそれに気付いている。賢いだけじゃないんだな…。シカマルのアイデンティティって非常に強固です!!

「だって……今回の中忍試験で中忍になったのシカマルだけだし…」(チョウジ)

「でも、やり合やぁ、お前の方が強いかもな…だろ?
お前とやり合ってもギブアップしてたかも知れねーし」


シカマルの高速シミュレーション炸裂!です(笑)。こう言う「切り返し」ができるのって、やっぱり、シカマルの「切れ味」と言えます。そして、そのベースに「思いやり」があるんです。知性、つまり、想像力って優しさの"根"なんだと、僕は思います。僕はシカマルのこんなところが凄く好きなんです。

シカマルと大蛇丸の絡みって全くなかったけど、きっと描きにくかったんだと思います。大蛇丸とシカマルの知性的なレベルって近いと、僕は考えていて、大蛇丸がシカマルと接した時には、大蛇丸がカブトに対して時折見せる…やり難さみたいなモノがもっと多量に放出されるんじゃないかと思うんです。

もしかしたら、大蛇丸はシカマルを避けるんじゃないかとすら思えます。大蛇丸なんてヤバい事、テンコ盛りだから、シカマルにしたら突っ込みどころ満載でしょうし。第一、大蛇丸って"アイデンティティ"に関しては怪しいところがあるんで、シカマルみたいに強固な"自己"に触れるのは恐いと感じる筈ですから…。

「でも、さっき先生にお前は食ってばっかで成長しないって…」(チョウジ)

「オレはオレだっつったろ…で、お前はお前だ。
どっちがどうのこうのなんてくだらねー話だよ。

ま、あんまり気にすんなよ。アスマの言うことなんてよ。
もっと自然のまま、気楽に生きてきゃいんだよ」

シカマルはアスマの気持ちも良く解っているんです。アスマの性格的な面も熟知していて、三代目譲りのダメ親っぷりも織り込み済みなんです(笑)。これは、シカクの功績と言って良いと思います。シカマルにとってシカクの存在は大きいです。家庭もしかり。シカクとシカママのバランスも絶妙で、"頭"と"姐さん"を彷佛とさせます。

この時のシカマルの口調。これはシカクのものではないかと思います。厳密に言うと、シカマルのものなんですが(笑)、きっと、同じようなシチュエーションでシカマルはシカクに叱咤激励された過去があるんじゃないか…と思うんです。シカマルに対するシカクの教育法(性教育を含む…笑)に関しては近く別の考察を練ってみたいと思っています。

「…………」<ニコッ>

チョウジはホントに穏やかににっこりと笑います。

「じゃあな!オレ、帰るわ。オヤジが新技伝授するなんて
めんどーくせーこと言い始めやがってよ」

実はシカマルはシカクとの修行が楽しみでならないのです。中忍に上がった祝いにきっと新たな"秘伝忍術"(恐らく、影首縛り…シカクは段階的にシカマルに難易度の高い術を教えてるようなフシがあります。ま、それが秘伝の秘伝たる所以だとは思いますが…)を教わるのでワクワクしてる筈なんです。でも、いのがチョウジにあんな風な痛い事を言ったから、放って置けなかったんです。

だから、チョウジに付き合っているんですが、チョウジはそれにも気付いているんです。そして、それをシカマルの"哀れみ"だとは思っていないんです。普通(中途半端…)に賢い人って、変に気を回して、逆に怒ったりしてしまうものなんですが、チョウジは、これをシカマルの"優しさ"であると気付ける人なんです。そして、それはシカマルにも伝わっている。その相互理解が二人の強固な友情を形作っているのです。

「…シカマル」(チョウジ)

「…ん?」(シカマル)

「…………」(チョウジ)

「…………何だよ?」

シカマルは気付かれてるのが解ったから、バツが悪かったんですね(笑)。チョウジは知性で理解するタイプではなくて、もっと感覚的な認識をするタイプですから…。シカマルがチョウジを思いやった気持ち。それと、同じ気持ちをチョウジがシカマルに返しているのです。これが「友愛」と言うものです。清らかで尊い…人の心の在り方の一つです。

「へへ……修行ガンバレよ」(チョウジ)

「……」(シカマル)

シカマルとチョウジの幼き日の回想…。恐らく、アカデミー入学前。

「そこで、仰向けになって雲見んのが好きなんだよな…オレ」(シカマル)

「…雲見に来たの?忍者ごっこは?」(チョウジ)

「へへ…めんどくせーから抜けてきた。
お前…名前は?」(シカマル)

「チョウジ!秋道一族の秋道チョウジ」

最初は哀れみだったかも知れないけど(21巻/202-203頁)、二人は急速にお互いを認め合っていったのだと思います。一緒に居るだけで解り合える…尊敬し合える…と言う関係は非常に希有(けう)ではありますが、確実に存在します。それを『ソウルメイト』と呼ぶ事もあります。深い縁(えにし)を持って生まれた存在です。

チョウジがシカマルを尊敬するように、シカマルもチョウジを尊敬しています。もしかしたら、シカマルはチョウジが羨ましく思えているかも知れません。ややもすると、全ての物事が「心配事」になってしまう自分にはない…"大らかさ"がチョウジにはあるからではないかと、僕は考えています。

チョウジはシカマルにとって『雲』にも似た存在なのです。

「あーあ…雲はいいよなぁ…………自由で…」(12巻/153頁)

シカマルだって、チョウジに憧れているんです…………きっと。

「………ああ」

シカマルは、それだけを言い残して家路に就きます(20巻/59頁)。

そして、心の中で感謝した…………。そこには多大なリスペクトがあった。

(お前はいい奴だぜ…チョウジ)

  

第393話「オレの眼…!!」 | BLOG TOP | 第392話「須佐能乎…!!」

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