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第395話「トビの謎」

 
「行け」

<ガサガサガサ>っと、シノの闘気が乗り移ったような蟲のアーチが解(ほど)けて、トビ(マダラ?)に襲い掛かります。<ザッ>っ押し寄せる蟲たちはまるで放水のような密度です。シノの寄壊蟲はシノの命令に従順に反応しています。描写からは「行け」と言うシノの言葉に反応しているようです。また、シノの台詞に"!"(エクスクラメーションマーク)が付いてないところから、シノの声は抑えた感じで、そんなに大きな音量ではないようです。

「うわあ!キモいって!!」

トビ(マダラ?)は例のように、戯(おど)けるようにシノの蟲による攻撃を<サッ>っと躱(かわ)します。蟲の飛翔の速度=攻撃速度でしょうから、クナイを投げるよりは遅いのかも知れません。でも、シノの蟲は寄壊蟲だけなんでしょうか?ウロなんですが、生物の中で一番高速で飛翔できるのは昆虫類に居て、バッタだっけ、コガネ虫だっけ、ソリッドな感じの蟲だったような…。もし、そんな蟲も使えるなら、超攻撃的な隠し玉も考えられるんですが…。

「何だよ。簡単にかわされてんじゃねーかよ!」(ナルト)

「油女一族は一点集中型の攻撃ではなく
空間を大きくとった広範囲型攻撃を得意とするんだ」(カカシ)


「ナルト。お前はシノと組んだ任務数が少ねーからな
ここはシノに任せて見てろ!蟲の邪魔になっからよ」(キバ)

カカシは別格として、キバはシノと同じチームだから、寄壊蟲の怖さを良く知っているんでしょう。キバがシノの機嫌を損ねないに気を遣うような素振りを見せるのも、シノのホントの怖さを知っているからだと思います(ま、キバがシノに気を遣う本心は、シノのホントの良さを知ってるからなんだけどね)。木の葉小隊にあってキバがシノを見る目は他とはちょっと違う暖かさがあると思います。

蟲を使うから、「キモい」って言うトビ(マダラ?)のデリカシーのない反応は、表層を見るだけの心ない反応であって、その人の「本質」を見つめるにはほど遠い…。もっとも、トビ(マダラ?)にその必要もないんだけど、ホントに愛せるキャラって、敵でも見方でも「心」があると思うんです。それを見極める目は必要だと思う。ホントの意味でその人間が持つ「良さ」を見抜ける目って大切だと思います(トビは確信犯だから嫌なんですよ…個人的には…それってホントの「悪」だと思うから)。

「散れ」

さあ、ここからがシノの寄壊蟲による攻撃の真骨頂。あっさりと躱された寄壊蟲が<バッ>っと、一気に霧散します。トビ(マダラ?)も「!」っと、一応びっくり?していますね。霧散した寄壊蟲はカカシが言及したように、広範囲に広がり、トビ(マダラ?)を中心に5メートル程度の空間を埋め尽くしています。それは潜水艦を雁字搦めにするような…海中を埋め尽くす機雷群のようでもあります。

「あれで逃げられない。蟲を全てかわすことは不可能だ」(カカシ)

「おお!」(ナルト)

自分が完全に包囲網に取り囲まれた事をトビ(マダラ?)も感じているようです。カカシもシノの初手の攻撃回避をナルトのように落胆しなかったのは、この次の手がある事を知っていたからだと思われますが、それはトビ(マダラ?)も同じ筈。こんな風に押し込まれたような素振りをするのは如何にもわざとらしい…。

(かわしているのか、すり抜けてるのか…アイツの術を見切ってやる)

シノは冷静にトビ(マダラ?)に対峙しています。シノはトビ(マダラ?)を"攻撃"してると言うよりは"調査"しているのです。基本的にシノの任務は特殊なものが多いようで、トビ(マダラ?)の特殊性に怖じ気付いてはいないようです。特殊な状況に馴れてる…そのせいで毎度毎度「おいてけぼり」になってるんじゃないかな…と思いました。サスケ奪還任務だって、別の任務で不在だったからだし。

「やれ」(秘術・蟲玉!)

静かな号令と共に、霧散した寄壊蟲の機雷群が収縮して行きます。寄壊蟲の一群は密度を増しながらトビ(マダラ?)の包囲網を狭め、綺麗な球型を形成して行きます。文字通り「蟲玉」ですね。しかし、トビ(マダラ?)が「!」と、なす術もなく手を拱(こまね)いてピンチに陥っているかのような反応をしてるのは無視よ…無視(笑)。

「よっしゃ!いいぞ、シノ!!」(ナルト)

「オレが決める」(シノ)

「何故なら任務に参加している以上
今回こそは役に立たなければならない」(シノ)

「ったく。まだ根に持ってんのかよ!」(キバ)

シノが「オレが決める」と言ったのは、ここまで追い込んで仕留められなかった相手が居ないからじゃないかと思います。トビ(マダラ?)の能力を探るのが当初の目的だったんだけど、ここまであっさりとトビ(マダラ?)を拘束できたことで欲が出たのかも知れませんね。「くっ…」っと、苦しみもがくように「蟲玉」に飲み込まれるトビ(マダラ?)の戯けた仕草がミスリードを誘ってるんだろうな…と思います。

そして、ここでキバが入れる"間の手"はシノの自尊心を満足させる"愛の手"なんですね。これって、キバの優しさや気遣いのきめ細かさを表しているんです。長い付き合いみたいだし、キバとシノも良いコンビだな…。こう言う友達と出会えるって、幸せな事だと思います。見逃しちゃいけない大切な出会いなんじゃないかな…。

「みるみるうちに蟲が…
あれだけの蟲をこうも自由に操れるなんて…」(サクラ)

サクラはチャクラコントロールが繊細な素養があり、それが医療忍術や瞬間的なチャクラ集約による怪力を我がものとしています。シノも秘伝系の忍術で蟲を操っているわけですが、この蟲の量を遠隔操作でここまで精密に操るシノの技量の高さにサクラは驚愕しているのです。ここがナルトのような表面的にシノの特異さに驚いているのと違う点です。

<ズズズ>っと、「蟲玉」に飲み込まれるトビ(マダラ?)は人形(ひとがた)に圧迫されて行きます。蟲同士の連携が拘束衣のようにトビ(マダラ?)を確保してしまったようです。蟲嫌いにはこの攻撃、予想以上に効くでしょうね。トラウマになっちゃうくらいに…。

「ヒナタ。どう?」(カカシ)

「ハ…ハイ!ターゲットのチャクラは確認できます
確かにシノくんの蟲たちの中にいます」(ヒナタ)

ヒナタは白眼で透視できますから、「蟲玉」の中にトビ(マダラ?)が存在してる事を確認できる筈です。ヒナタの証言の精度は非常に高いと思われます。カカシも異論がないところを見ると、「蟲玉」に飲み込まれる過程で、トビ(マダラ?)が変わり身をしたとか、印を結んで術を発動して既に回避した形跡を察知していないと思われます。つまり、明らかにトビ(マダラ?)は「蟲玉」に拘束されている。

「ヤマト!」(カカシ)

「ハイ!」(ヤマト)

「いつでも攻撃出来ます」<ススススー>(ヤマト)

カカシはヤマトに号令し、ヤマトはそれに阿吽(あうん)で応えます。これは暗部時代の連携なんでしょう。カカシは"写輪眼"で対象を警戒していて、不穏な動きを見逃さないだろうし、ヤマトは木遁忍術による"触手?"で、遠間の接敵が可能です。対象の捕獲・拘束と言った任務で二人は大活躍してたんじゃないだろうか…それが、通常の忍が相手であれば…の話ですが…ね。

「どうなの。シノ?」(カカシ)

「手ごたえは感じる…」(シノ)

「何故なら寄壊蟲がチャクラを吸い取っている
活発な動きが見てとれる」


カカシは、今度はシノにトビ(マダラ?)の状況を尋ねています。このシノの返答からすると、寄壊蟲がチャクラを餌とし、シノとは自分のチャクラを与える事で契約関係を維持する秘伝の一部が垣間見えます。寄壊蟲はシノと居る事で喰いッぱぐれないわけです。そして、シノの指示通りに動けばこうしてご飯(チャクラ)にありつける。

また、「活発な動きが見てとれる」と言うシノの言葉からは、寄壊蟲がチャクラを吸うのが、寄壊蟲の為であり、本能的な食欲?を満たすような行為である事が窺えます。つまり、シノは端的な命令…例えば「行け」とか「「散れ」とか…を下すだけで、その後は寄壊蟲の「本能」(食欲)によるオートマチックな攻撃であるわけです。

そう考えると、シノは寄壊蟲の「習性」を利用している事に気付きます。だから、サクラが「あれだけの蟲をこうも自由に…」と驚いていたのは、傀儡の術と対比した場合の驚きで、シノは別にチャクラ糸を一本づつ、無数に屯(たむろ)する蟲たちに繋げているのではなく、状況を蟲に与える術(すべ)を知っていると言う点に触れてはいません。つまり、サクラの驚きは「人の目」であり、考え方なのです。

カカシがシノに期待しているのは、それとは違った視点…つまり、「蟲の目」です。シノは状況を蟲に付与し、蟲はその状況に反応しているだけで、それが結果的に攻撃になっている。蟲たちには人のような"知性"もない代わりに(これは仮定です!もしかしたら、めちゃくちゃ賢いかも知れません…寄壊蟲って…汗)、忌むべき"思い込み"もない。寄壊蟲の「本能」や「習性」がトビ(マダラ?)と接しているのです。

そして、カカシはその寄壊蟲の「蟲玉」に捉えられているトビ(マダラ?)の反応からトビ(マダラ?)の能力を分析しようとしています。これは非常に面白い検証であると思います。カカシは、班員の個性を良く把握していて、まるでオーケストラのコンダクターのように変化する状況に対応しています。精神的な支柱にもなっている。できる上司と言った感じで、イカしてますね。

でも、一人だけその緻密な分析の外にいる忍者がいます(笑)。さっきから大声を張り上げてる…ホントはこの物語の主人公の筈の…ナルト…その人です。でも、そんな本能に近いような、無垢な反応が得てして突破口になったりもします。天然で言うと、キバもそうで、トビ(マダラ?)みたいな相手には知識や経験が豊富なタイプより、何も考えてないかも知れない系のナルトやキバが向いてるかも知れません。

「よし!そのまま吸い尽くしちまえってばよ!」(ナルト)

「!?」(シノ)

シノが違和感を感じた瞬間。人形(ひとがた)を形成していた寄壊蟲の「蟲玉」が<ペシャン>と崩れます。そして、<バラッ>っと霧散してしまう。恰(あたか)も羽布団から溢れ出した羽毛のように…。これまで統率のとれた斉一な動きをしていた寄壊蟲の群れが「烏合の衆」と化してしまったのです。

「どういう事だ?」(シノ)

寄壊蟲が「烏合の衆」と化したのは、シノが状況を与えていないからで、逆に、この寄壊蟲の慌てっぷりは、これまでのシノの蟲の使い方に綺麗に符合しています。蟲には「先入観」(思い込み)はありませんが、人にはある…この弱さが次のシノの台詞から多量に感じられます。

「チャクラに反応していた蟲が突然、奴を見失った。
ありえない…」(シノ)


「瞬身の術?」(サクラ)

「いや…瞬身の術ではない」(シノ)

「何故なら、もし瞬身なら蟲たちは奴が飛んだ方向へ反応して動く。
逃しはしない」


先ず、対象の存在する空間の半径5メートルを占拠し、その状態から包囲網を狭め、対象を捕獲して行った…。その間、寄壊蟲が対象のチャクラを狙い撃ちにして追い詰めてるから、物理的に「蟲玉」の包囲網を回避する術(すべ)はないし、実際にその徴候を確認はしていない。それがシノの言う「ありえない」です。

つまり、シノは自分の「現実の枠」で考えてしまっているのです。しかし、そこにはシノの受けて来た教育とか、これまで実戦で培って来た経験が影響しています。これは、概ね悪いことではないのですが、トビ(マダラ?)を相手にしたこの局面ではマイナスに働いてしまったようです。

時空間忍術による瞬間移動は、それこそ"反則技"に近いような最強技です。かつて、「木の葉の黄色い閃光」と恐れられた四代目が「九尾事件」でその命と引き換えにするまでに追い込まれた理由がそこにあるのかも知れないな…なんて考えたりしてます。

「九尾事件」の張本人はマダラみたいだし、四代目とマダラはガチで交戦してるんじゃないかと思います。今、難攻不落にも見えるトビ(マダラ?)ですら、四代目とは脅威に値する存在だったんじゃないでしょうか。マダラは四代目の存在が疎ましかったのでは…。

しかし、「九尾事件」の失敗をしてイタチがマダラを「負け犬」とするのがしっくり来ないでいます。自分の師匠だとか相棒だとか言ってるのに…。もう一度、「九尾事件」は見直す必要があるなと思います。全ての謎の原点…「九尾事件」を。

この場合は、一度、寄壊蟲を呼び戻し、蟲たちを手の内を収める必要があると思います。やはり、「蟲玉」をこうまで完璧に破られたのが、シノにはショックだったのでしょう。いつもの冷静で落ち着きはらった年齢に不相応なシノの、こうした脆さが見えるのは可愛いな…と思ってしまいます。

しかし、この状況すら冷静に分析の材料にしてしまうのがカカシ…なんですが、カカシもやはり人。知識や経験が豊富な人だから、余計に「先入観」の影響を受けてしまうんですね。その意味では表面的な機微に一喜一憂するナルトの方が救いがあったりして…。

(あの状態で時空間忍術を使ったということか
いや…そんな事はありえない…)

しかし、カカシには「時空間忍術」を知っていますから、選択肢はシノよりは豊富です。「時空間忍術」=四代目と言ったところでしょうか。その凄さは「神無毘橋の戦い」で、生死の境を彷徨うような苦闘のなかで、カカシは嫌と言うほど、見せつけられていましたね。

「…そんな…突然…消えた…」(ヒナタ)

ヒナタが「消えた…」と言っているのは、トビ(マダラ?)のチャクラです。チャクラとは忍術における動力源。その「在り処」こそが、出力デバイスである術者の居場所と言う見識なのでしょう。ヒナタは白眼を展開していますから、この認識の精度は高い筈です。そして、その認識力は、ほぼ360度で全方位ですから、ヒナタの「消えた…」はこの戦域…少なくとも瞬身の術の間合いの中には居ないと、僕は考えています。

つまり、トビ(マダラ?)は何処かに跳んだ…。

(印も結ばず、マーキングも口寄せも無しに空間を飛んだってのか?
それじゃ四代目以上の時空間忍術だぞ!)(カカシ)

恐らく、カカシの中で忍界最強が四代目…つまり、ミナトでしょう。それを超える忍術や忍者の存在に対してカカシが否定的な点に、僕は注目しています。それがカカシのミナトに対する認識…存在感なんだと思います。サスケがイタチを見る視線にそれは似ている。これはカカシの持つコンプレックスなんだと思います。その為、カカシの口から四代目やそれにまつわる記憶の露出が極めて少ない…(詳しくは…別の機会に)。

「体全体を消した…奴は存在を消せるってのか?」(ヤマト)

「そんな……でも…!
自在に体を消せると仮定すれば、体の一部分だけを消せても不思議じゃない…
だとしたら、体に当たるであろう外的攻撃のその部分だけを消すことも…
そうすれば攻撃はすり抜けて見える」(サクラ)

「やはり攻撃はかわされていたわけじゃなく
奴の体をすり抜けてたってことか…」(カカシ)

トビ(マダラ?)の不可解さが余程ショックだったのかな…。もう、こんな事、分かったって何にもならない…と言うような内容に終始してますね(笑)。サクラの「体を自在に消せるから、一部分も可能」なんて考えは意味不明なんですが、みんな必死に真剣に考えてるので、邪険にするのもアレなんですが…。

僕はトビ(マダラ?)は二人居るんじゃないか?と考えています。実体のあるトビ=物に触れる=攻撃できる…と、実体のないトビ=全てがすり抜ける…が、何らかの方法で入れ代わっているんじゃないかと思うんです。体全体を消すのより、攻撃される一部分を消す方が大変でしょ(笑)。

以前、デイダラの大爆発の後。雨隠れに帰還して、ペイン(壱)と小南の顔バレがあった時に、黒幕(トビ?)とおぼしき人物の描写が引っかかるとタレコミがあって、僕もチクと分析中なんですが、あの時の描写が何かのヒントになるんじゃないかなって考えてます。

<キッ>(白眼!!)(ヒナタ)

「ワン!ワン!」(赤丸)

「見つけたわ…あそこ!」(ヒナタ)

ヒナタが再度、トビ(マダラ?)の気配を捕捉します。一度、何処かに消え失せた(跳んだ)トビ(マダラ?)が、白眼の守備範囲の内に舞い戻ったのだと思います。一同、その意外な方向に出現したトビ(マダラ?)に「!!」と驚いています。

「いやー!どーも どーも」(トビ)

「くっ!」(ナルト)

(オレの鼻から逃げられっと思うなよ!)(キバ)

「通牙!!」<ギュン>

キバだけが辛うじてトビ(マダラ?)の存在を察知していました。デイダラの大爆発で、消え失せたサスケの臭いをキバは何故だか追尾できました。「今のオレは犬以上に鼻が利く」(40巻/92頁)と術の内容の説明はありませんでしたが、物理的な臭いの追尾ではなく、サスケのマンダの口寄せを利用した時空間移動を追尾したことから、時空間に及ぶような追跡能力かと思います。つまり、それがトビ(マダラ?)のイチ早い捕捉に繋がった筈です。

<ガコッ>「ぐっ!」<ズン>

ただ、臭いで敵を感じるタイプだから、ある程度、ざっくりした範囲での認識してるようで、非常にカッコ良い攻撃ではありましたが、事も無げに躱されてしまいました。キバの攻撃は直線的過ぎるのかも知れません。性格的な問題もあると思いますが、こう言う自分の弱点を分析して改良を重ねる必要があるように思います。

「こら、キバ!一人でムチャしない!!」(サクラ)

「…………」(←キバを良く知る人々。或いはオトナ…)

「キバくん…今のは単にかわされただけだと…」(サイ)

「クゥ~ン…」(赤丸)

で、明らかに、このKYな発言はサイだと思います。背中からニョキッと仕込み刀が飛び出してますよね。天然のKYですし…。オトナのカカシとヤマト。それとシノはキバのこの何とも無惨で滑稽な結末に閉口はしていますが、ことさら人前でそれを突き詰めたりはしません。こう言う指摘は二人きりで、人目を憚(はばか)って伝えるのが礼儀と言うものです(笑)。サイにもまだ「心」が備わってないんでしょうね。誰かが導いてあげる必要があるな…と思います。

でも、キバがトビ(マダラ?)をイチ早く捕捉できた事はトビ(マダラ?)の分析に一縷(いちる)の望みを繋いだんではないでしょうか。少なくともキバはトビ(マダラ?)に何かを感じてると思うんです。例えば、トビ(マダラ?)の瞬間的な移動の範囲とかは追尾していたのかも知れません。キバの鼻はヒナタの白眼より先にトビ(マダラ?)を捕捉していたんですから…。

「!」(カカシ)

<ズズ…><ズズズ…>

トビ(マダラ?)の足下の樹から涌いて出てきたのがゼツでした。ゼツは土遁系の術者で、地下茎のようなネットワークを持ち、その上を自在に行き来する事ができると、僕は考えてるんですが、サスケVSイタチのうちはのアジトから、トビ(マダラ?)に事の顛末を報告に来たようです。

「どうだった?」(トビ)

「終ワッタゾ」<スッ…>(黒)

何よりの発見はゼツがトビ(マダラ?)寄りの人材である事が発覚した点です。それに、トビ(マダラ?)の話し方。初登場の「トビはいい子だ…」(31巻/185頁)で、トビ(マダラ?)を子供扱いするようなゼツの口振りがフェイクだった事が知れました。あの時は、トビ(マダラ?)がゼツの紹介で「暁」に入隊するような流れだったと思います。ゼツもまた「暁」の核心に触れる存在と言う事です。

「何?あれ…」(サクラ)

「カブトの残した"暁"のリストに載っていた…」(カカシ)

「邪魔ばっかしやがって!」(ナルト)

大蛇丸の細胞を移植して、ちょっと勘違いしたホラーなカブトが手土産に持って来た「暁」のファンブック(笑)=ネタ本にゼツは載っているけど、トビ(マダラ?)は載っていないと言う事ですね。当たり前ですけど、第一部完の時点から7年前に大蛇丸は「暁」を脱退していますから、コアな情報はそこまでの筈です。

問題は、サソリやデイダラ…それに、飛段や角都はどんな風に掲載されてたか?であって、それがどれだけ信憑性があるかで、その他の情報のクオリティに関わって来る筈です。そして、そのファンブックにペインや小南が掲載されてるのか?が非常に気になります。果たして、大蛇丸とペイン(長門&弥彦)や小南は対面していたんでしょうか?

小南は大蛇丸の事を自来也に話していましたから、かなり意識していたろうし、大蛇丸だって、変わり果て成長していたとしても、難民だった小南や弥彦を忘れるような人ではないと思いますし。大蛇丸が「暁」を抜けても容易に抹殺されなかった経緯に、大蛇丸の「暁」に対する関与の度合いも関わってるんじゃないかと思うんです。だから、カブトの手渡した、あのファンブックの解析は一刻も早く行なうべきなんです。

「サスケの勝ちだよ!うちはイタチは死亡」(白)

「うわー!しんじられなーい!」(トビ)

「なんてね…思った通りだ…」(トビ)

「サ…サスケくんが…イタチを…」(サクラ)

「サスケも倒れちゃったけど…どうだろ?結構、ギリギリかも」(白)

このリークの仕方…ゼツは情報操作のエキスパートかも知れないと思ってしまいます。このあからさまなやり取りで木の葉の面々は明らかに動揺しています。トビ(マダラ?)にしてもわざと木の葉に伝わるように戯けているようにも見えます。でも、この戯け方が返って怖かったりします。

「おい!!そこのトゲトゲアロエヤロー!!
今、サスケはどこにいる!?」(ナルト)

「アロエだとォ!?」(白)

「構ウナ…」(黒)

「アロエ」に食い付くかよ、ゼツ!!(笑)ナルトの悪態に切れたゼツが仕返しに、自来也VSペインの顛末なんかを話さない事を、切に祈るケルベロスです。自来也の…あの情報は心無い方法でナルトに伝わって欲しくはないと考えてます。変な形で伝わったりしたら、それこそ切れたナルトが尾獣化してしまうかも知れないから…。それが、トビ(マダラ?)のもう一つの狙いだったりして…(汗)。

ところで、ゼツが登場したカットで、穴ボコの開いた樹の根元のキバが地面に衝突した現場に赤丸が急行してますから、ここでキバが体制を立て直して、キバと赤丸の合体ワザ…「牙狼牙」で下から足場ごと粉砕するような攻撃を仕掛けて局面を動かす事で、何とか心無いゼツの口だけでも塞いでもらいたいな…と思います。ゼツがあたふた逃げるのも見たい気もするしね(笑)。

「!」

カカシが何かに気付いたようです。その"写輪眼"が何かを見つけています。カカシはここで気付いています。トビ(マダラ?)の仮面の奥にある"写輪眼"に…。<ギロッ>っと、睨みをきかす仮面の奥の三つ巴。この時、カカシが何を考えたかは非常に気になるところです。もったいぶらないで、是非とも明かしてもらいたいです。

もしかしたら…それが誰なのかにも…カカシは勘付いてたりして…(滝汗)。

「貴様らの相手はまた今度だ」

一方的に優位にも見えるトビ(マダラ?)ですが、今は本気で攻撃しているわけではありません。どちらかと言うと攻撃回避が多いです。もし、トビ(マダラ?)が木の葉小隊を瞬殺して、九尾を含めるナルトを拘束してしまえるような力があるのであれば、とうに手を下してるんじゃないのかと思います。それは、しなかった…のではなくて、できなかったんじゃないかと、僕は考えています。

トビ(マダラ?)が本気で闘わないのは、サスケVSイタチの時間稼ぎができれば良いと思ってるのと、ここで本気で闘う事にリスクを感じているのがあると思います。つまり、トビ(マダラ?)も解析不能な能力者ではありますが、磐石ではないと言う事です。本気になれない弱味みたいなモノがあるんですよ…きっと。トビ(マダラ?)も「本来の姿」に戻る過程にあるのでしょう。

トビ(マダラ?)が、、サスケの脱皮を願った事。そして、それを思い通りとした点から判断するなら、トビ(マダラ?)はサスケに興味があるように思います。トビ(マダラ?)が「また今度だ」なんて言ってますから、行き先はサスケとイタチが横たわる「うちはのアジト」跡でしょう。「蛇」の面々は一体、何をしてるんだ?!(で、もしかしたら、次は「水月VS鬼鮫」が見れるかもね)

これもキバなら追尾可能でしょうから、木の葉も追撃できると思われますが、果たして追いつけるのか?トビ(マダラ?)の移動速度に加え、ゼツの神出鬼没さ。それに抗すると思われるのが、イタチの遺した「天照」の黒炎ですが…。その描写が「暁」の二人にどう振る舞うかも気になるところではあります。それによってイタチの本心が判りますから…。ゼツがあの場で、倒れた二人に近寄らなかったのに少し引っ張られてます…。

ゼツが「オレはハエトリソウだッ!!」って言ったとか、言わなかったとか…。

  

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