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第700+7話「遺伝子の奴隷」①

 
「勘違いするな…
こいつらは

オレの複製(クローン)
同じ遺伝子を持つ
オレの代用品でしかない」(シンパパ改めシン)

「…!」(サクラ)

「………
アンタ…
自分の複製をこんなに…
大蛇丸じゃあるまいし
なんて奴なの!

複製だってね………」(サクラ)

「そうだ
奴はオレの師だ

いや…正確に言うならば
大蛇丸元実験体
複製技術を作り上げるためのな」(シン)

「………
ほんっ…と
モラル欠如のヘビ野郎が…」(サクラ)

「こいつらはオレの歯と神経を培養して造った
言うならばオレが血肉を得る為のであり
血肉の代わりになるストックでもある

それ以上でも以下でもない」(シン)

「………」(サクラ)

オリジナルのシンはホッチキス男(笑)ことシンパパなので彼を「シン」と改め考察を進めます。シンの出自に関してはもう少し後ろの段落でするとしまして、取りあえずシン大蛇丸元実験体でした。「元」ということで大蛇丸との関係が切れて独自に行動している事を意味しているのだと思います。またシンシンクローンである数体の仔シンのみで構成されただけの非常に小規模な集団…と言うのも気が引けるような個人商店の態です。それが”暁”を名乗って行動を起こしたんですが、自分らが攫って来たサクラの目の前でいきなり開腹して臓器移植をおっ始める体たらく(汗)。別にシンらに悪気はない訳ではないですが、拗らせてしまったのねー。仕方ないなーもう…と許したくなりました(笑)。

しかし、医療忍者であるサクラシン「複製」(クローン)をすんなりと受け入れている様子を見ると、サクラにも凡その技術的な知識があるようで、倫理的な批判すら持ち出しているので、この世界観においてはある程度一般化されている医療技術と考えていいでしょう。シンは自分のクローンである仔シンから写輪眼(=牙)欠損した身体(ストック)の供給を受けていたと告白していますので、今回のような移植手術を繰り返してこうなったと考えられます。僕はこの目玉だらけの何とも不細工シン風体が如何にもうちはのオリジナルらしくはないと思えたので別にオリジナルのシンが存在するべきだと考えていたんですが、シン特殊な体質の持ち主らしくてその辺は何となく解決しました(後述)

「悲しむ必要はない…

生物には本来”死”などないと
分かればな」(シン)

「どういう意味!?」(サクラ)

遺伝子…言わば生殖細胞だ
これらは変わる事なく
”子”というシステムを使って
未来永劫生き抜いていく

反対にそれ以外の体細胞は
一定期間で死滅する
つまりだ
人間とは死なぬ遺伝子増殖を支える為に
使い捨ての細胞を犠牲にしながら
生き続けている事になる

ならば”死”と呼ばれるものは何か
それは使い捨ての肉の器

死滅する現象でしかない」(シン)

「たとえそうだとしても
主であるべきは遺伝子じゃなくて
アンタの言う使い捨てられる
肉の器の方でしょ!

想いも意思も
そこに宿るんだから!

親子の間には
遺伝子伝達だけじゃなくて

もっと――…」(サクラ)

「子を成すということは
親の遺伝子を半分ずつ混ぜ合わせ
より強い種を作るための
本能的な行為にすぎない

そして争いは
さらに優秀な遺伝子を選別しつむぎ出す
生命の本質的な行動だ

それが人類の進化だ
そして進化するにつれ
それはどんどん効率的になってきた
この複製技術もその一端だ

忍がそうだっただろう?
追い込まれた争いの中で
新たな強い忍術や技術が
急速に発展し
そして強い忍が選別されてきた

人が進化する為には
争いが必要不可欠だ…

暁はその為にある」(シン)

「………
アンタは大蛇丸以上の大バカ者ね!
アンタは人……
親にとって大事なものが何か
まるで分かってない!」
(サクラ)

シンの長喋りに手術が止まってはいまいかと内心ハラハラ致しました(笑)。何せ現代医学においても最先端の臓器移植ですから、こんなよそ見してて大丈夫なんですかね。でも何度も繰り返す内にそれこそ目を瞑ってもできるくらいに(実際にはどんな事があっても目を瞑らないように手術済みだけどねーッ!!)熟練しているのでしょう。ところでシンが熱弁するのは多分、「利己的遺伝子論」なんだろうなーと思います。ざっくりだと「進化論」の一つですかね。自然選択(進化を説明するうえでの根幹をなす理論≒自然淘汰)や生物進化遺伝子視点で理解するとこんなんなりましたけどー的な小難しいお話です。何と言うか「生命」「現象」として捉えたらそういう考えもあるよなーと思ったりもします。

けど、人の知性とか精神性がここまで高まってしまった時に違和感を感じるだろうと思いますし、そもそも人の一生なんて長くても100年くらいだし、何かを積極的に為せる期間はもっともっと短いので、いくら考えても答えがでないような問題に関わらず一生懸命に生きるのが僕の信条なので遺伝子云々は完璧に無視しています。シンは文句を言わない仔シンらとしか関係を持たず、ズーッとぼっちだったのでしょう。その上で自分のクローンである仔シンを物(道具)のように扱い切り刻んでいるもんだから大切な人ができないでいる…っていうか大切な存在に目を背けて居るのかな。それはシン自身も大蛇丸実験の道具に過ぎない存在だったからなんだろうなと考えてて逆にシンが可哀想になりました。

それはシンクローンである仔シンらの物言わぬ有り様にも一因があるんじゃーないかな。これは圧倒的に教育が足りないのだと僕は思います。生命科学や医療というものが進歩したならば仔シンらのようなクローンが作れるようになるんでしょうが、そこに「愛」というものがあるならばちゃんと育つ筈です。僕らがそうだったのだから!!僕はナル×ジャンで度々こう書いて来ました。人は生まれただけでは人ではない!!と。人は苦労して努力して人になっていく生き物なのだ!!と。僕らはされて教育されて数々の感情を手にして行くのです。優しさすら後天的に獲得する事を忘れてはならないのです。確かに現象として遺伝子云々はあるけど、それだけで片付けたら悲しい。

悲しいよ!!

サクラ第四次忍界大戦を戦い抜いたからいろいろと気付いてるしシンには言いたいことが山のようにあるけれど、シンの言い分だって一応正論だから手を焼いています。でも、だからと言ってサクラシングーパンでぺしゃんこにしないところに大きな意味があるのです。そして、それをナルト達と一緒に学んできた僕らであれば解っていると思います(えッ!?解らないって!?)。ただ「刃」を持ってサクラを威嚇する仔シン達。この子らはまだ人になっていないのです。その両目には万華鏡写輪眼開眼し大した攻撃力だってあるけれど彼らは「忍」ですらありません。それは彼らの持つ「刃」「心」が備わっていないから。教育とは「心」を与えるに等しい行いなのかも知れません。

ああ…本編の第二部だけでもこの子らに読(ry

続きまーす。

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