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第398話「木ノ葉のはじまり」


「…分かるか?」(トビ)

「………!」(サスケ)

鍾乳洞の地下室。

「イタチが何故、お前の眼に
"天照"を仕込んだか?」(トビ)

穏やかに…静かに語りかけるトビ。
サスケには未だに受け入れられず。
呼吸が荒く激しく乱れる…サスケ。

「お前とオレを、イタチはどうしても
引き合わせたくなかったからだ」(トビ)

トビが暗い洞窟のアジト?でサスケを匿(かくま)う理由は唯一つ。明らかにトビの話に集中させる為です。この暗い状況に蝋燭(ろうそく)が一本だけ。部屋が暗いと自然と人の眼の"瞳孔"が開きます。それがトビの狙いなんです。サスケの様子が微妙に変化して行く事に注目して下さい。

「その理由は
オレの話を聞けば全てわかる…」(トビ)

「………」(サスケ)

「………」(トビ)

僕は、トビのこの「間」が気になる…と言うか…恐い。サスケの"変化"を待ち望んでいるような…感じがアリアリですよね。そもそも、こうしてサスケに時間をかけて「昔話」をするなんて必要が何であるんでしょうか?その動機は未だ明かされていませんが…。

で、何故、この部屋が暗いのか?これには理由がある。先にも言ったように、暗いと人の反射として、瞳孔が解放傾向になるんですが、これって「恋する瞳」と言って、好きな人を見る時の反射でもあるんです。思い出してみて下さい(笑)。大好きな人を…(何か、僕…トビみたい…)。

人の"心"と"身体"は密接に関係していて、"心"の状態が身体に現われる、所謂、"ボディサイン"ってのはいりいろあります。そして、面白いのはそれが可逆な事。"身体"の状態を作り出す事で、逆にそれが"心"に反映されるものなのです。これは科学的、学術的に実験・検証がなされています。

例えば、好きな人と居ると<ドキドキ>しますよね。これって正常な反応だと思うんですが、実験で、吊り橋を女性に歩いてもらい、それを揺らす実験があって、恐いから<ドキドキ>しちゃうんですが、この状態で男性と対面した時に好意が芽生える傾向にある事が実証されてたりするです。

"心"が"身体"の状態を作り出し、"身体"の状態が"心"に影響するのです。だから、トビはサスケを暗い部屋に置いている。それはサスケの瞳孔を広げる為です。好きな人を見る反応=瞳孔の拡大なんです(試しにやってみれば解ります)。つまり、その状態を作り出してやれば、「好意」を引き出せるのです。

瞳孔もそれと同じで、好きな人を見つめ時に瞳孔が開くのと同じ状況を生み出せば、その「好意」を引き出せるわけです。だから、トビは暗い部屋でサスケに接見しているのです。これは恋愛テクの定石で、実は諄(くど)きのテクニックなのね。有り体に言えば、トビはサスケを口説(くど)いてるのです。

何故、ホテには素敵な"バー"があるのか?

どうして、"バー"とは静かで薄暗いのか?

それが女の子の瞳孔を広げる為だなんて、狡いオトナが間違っても口にする…あっ!!言っちゃった!!…(笑)アハハハハ…程よい暗さと静かさ。これって絶好の諄きのアイテムなんですよ。ま、でもトビがサスケを○っちゃおう!って考えてるんなら可愛いし、そんならもうとっくに○ってる筈ですから、どうやら目的はそっちにはないようです。

取りあえずは、サスケを信用させる。話を聞かせる。それがトビの今の作戦でしょうね。力づくでサスケに接しないのは、それじゃ埒(らち)があかないから。それから考えると、トビはサスケの"心"を開かせようとしている…事に気付きます。これは厄介です。下手をしたら、サスケの「暁」入りだって充分にある…。


「イタチの真実を知る者は
木ノ葉のダンゾウと三代目火影…
そして、相談役の二人
ホムラとコハルの四人だけだった

三代目が死に…
今、それを知るのは
年寄りばかり 三人…

奴ら三人はこれから先も
絶対にあの忌わしい事実を
口外しないだろう…

イタチの「真実」とは恐らくは「うちは虐殺」。それが木ノ葉上層部の相談役クラス。この四人だけが知っている。つまり他に知る者はいない。「うちは虐殺」には「暗部」が関与している可能性を、僕は感じていたんですが(「虐殺前夜…最終夜」参照)、それが揺らぎます。

或いは、理由や目的を知らずとも粛々と任務に徹すると言うのであれば、第三者の支援・協力も可能になります。それか…これは考えたく無いけど、その「暗部」すら始末されてしまった…なんて酷い展開だってあり得るか…。でもそうなると、「木ノ葉」=「正義」で、「暁」=「悪」なんて勧善懲悪は通用しないな。

「イタチの真実は永久に闇へと消える
そして、イタチもそれを望んでいた」(トビ)


「…………」(サスケ)

しかし、三代目はその秘密をお墓まで持って行ったし、相談役の二人も口が堅そう。ダンゾウには誰も近付いて話し掛けたりしないだろうから(ダンゾウは「良いネタ、あるんだけどな~」なんてやる気満々だったりね…笑)、それはトビの言う通りだろうな。

可能性があるとしあたら、三代目→自来也のライン。三代目も自来也なら…と言うのがあったんじゃないかなと思います。問題はイタチの「真実」の内容なんだけど、それが、どんな色合いの秘密なのかに拠ります。そして、それが自来也が写輪眼に関与しなかった理由に繋がるのだとしたら、実に面白い!!、

「だがオレもイタチの真実を知っている…
さっきも言ったな…
イタチはその事については気付かずに死んだと

…しかし、念には念…
イタチはオレを信用していなかったようだ

万に一つ、その真実を知るやもしれぬと…
"天照"でオレの口を閉ざそうとした…」(トビ)

核心部分が秘匿されているからこんなにもどかしいんですね。トビは秘密をペラペラと話しているようでいて、ちっとも肝心の部分は白状していないんですよ。この件(くだり)もモゴモゴとした食感で、めちゃくちゃ消化が悪いです(笑)。

トビが言ったようにイタチの秘密を知っているのが残り三人だとするなら、それを知っているトビはその残り三人の誰かに当たりはしないんでしょうか?それをイタチは知らずに死んだ…とトビは言っているのか?その三人以外に、「虐殺」に協力した自分も知っているのだよ…と言う事なのでしょうか。

それはさておき、この不整合は「木ノ葉上層部の四人」とイタチとトビの三者が当事者なのだとして、「木ノ葉」はトビを認識していなかった事を物語ってはいると思います。これはイタチが「暗部」として「木ノ葉上層部」と繋がっていて、同時にトビと言う"謎の第三者"とも繋がっていた事を示しています。

つまり、「木ノ葉」はトビを認識していなかった。

「お前と話をするために
オレが写輪眼を見せることまで計算していたんだろう」

きっと、トビがイタチに初めて合った時、同じように写輪眼を示したのだと思います。イタチは取りあえず写輪眼を見て同じ一族であると安心した。そして、話を聞いたんじゃないでしょうか。写輪眼とは一族だけのモノですから、対人障壁を低くするのは自然に感じます。

そして、もしかしたら、イタチの前にシスイにもトビは接触していたのかも知れません。そして、同じように関わって行った…。恐いのは、今、トビがサスケに対しても同じような事をしようとしている可能性があることです。そして、これが…今、トビが執り行おうとしているのが「万華鏡の儀式」なのだとしたら…。

サスケの混乱は高まり、やや不安定に変化して行きます。

「何を…言ってる?」

「何を言ってんだ。コイツ…?」

「……!」

サスケの混乱をジッとトビは静観していますよね。そして近付いている。トビのサスケに対する「口説き」の真意がここに見隠れしています。トビはサスケに情報を与え意図的に混乱させています。そして、その変化を具に観察している。そして…期待している。サスケが「鷹」になるのを…。

「オレを守る…?…まもる…???」(サスケ)

「…真実……だと…?」(サスケ)

こう言う精神的な追い込みは、「人格改造」にもあるんですが、かなり強烈な精神的なショックとか状況を与え、自我を崩壊させ、そこに新しい自我を注入する…のに似ています。ま、トビの真意は未だ測り知れませんが、これは「洗脳」のシーケンスに非常に似ています。

「…思い出せ」(トビ)

<ピクン>と、サスケが反応します。

「イタチの事をゆっくり思い出してみろ」(トビ)

自分の掌を覗き込んでいます。この手で兄を殺してしまった…。サスケはそう思ってると思います。<ハァ><ハァ>と、息遣いが荒くなっています。明らかに、サスケは揺れている…。

「お前の優しかった兄を…」(トビ)

トビが写輪眼を出しています。もしかしたら、幻術まで使って、サスケにイタチを思い出させてるのかな。サスケにチャクラは残って無くて、写輪眼も使えないようだし…。

「あいつは…オレを殺そうとしたじゃないか…」(サスケ)

でも、思い出すのは優しき兄・イタチの笑顔。うちはの家紋の暖簾(のれん)があるから、集落の内部か…。

「オレの眼を奪おうと…!」(サスケ)

サスケに何かを教えてくれてるイタチ?手裏剣術の講議かな?イタチの眼はサスケを見つめてました。それをサスケは思い出しています。賢く強い兄。自分の質問には何だって応えてくれた…サスケの目指すべき姿。父に認められる忍。

「ゲホ!ゲホ!」

過呼吸?!

「落ち着け…ゆっくり息をしろ」

「オレに触るな!!」<バシィ>

「くっ…」<ガクン>

トビは機敏にサスケに寄り添い気道を確保します。それが顎を掴んで顔を<グイ>っと上げるもんだから、ク・チ・ビ・ル…危なーいッ!!って、変な勘ぐりしちゃうじゃないですか!!やっばい!!ヤバイですよ。サスケ…。思いっきり追い込まれてます。

トビを払い退けたサスケは、またイタチの事を思い出してしまいます。凛々しかった「暗部」のイタチ。縁側で優しく語らったイタチ。死力を尽くして闘い、なおもサスケに「守り」のトラップを仕掛けて逝った(まだ死んだとは限りませんけどねーッ)イタチ…。

暗闇に…深い暗闇にサスケは沈んで行きます。


「うっ…」(サスケ)

やや時間が経過したのでしょう。サスケは壁を背に座らされています。上半身は太いロープでグルグル巻きに縛られています。

「気がついたか…
悪いが拘束させてもらった
大人しく話を聞いてもらえそうになかったからな」(トビ)

トビは蝋燭が灯る木箱に腰掛けています。やはり、照明はこの蝋燭が一本。そして、トビはその灯りと共に居ます。これなら嫌でも注目はトビに向かいます。実に上手い。ヒトラーは演説で同じような手法を使いました。しかし、ここまで周到ってのは、ただの雑談じゃないってのは明らか。

「…あいつは…イタチは敵だ…

父さん母さんを殺し…
…一族を皆殺しに…
抜け忍で…"暁"のメンバーだ…

あいつは憎むべき存在だ…」

サスケはやや幼児退行してるように感じます。トビの精神的な圧力で相当部分の自我が削り取られているようです。さっきまでの呼吸の乱れも無い。暴れるような力みもない。これがトビの作り上げた下地です。物理的以上にサスケの精神はトビに雁字搦めにされています。

「オレの目的…」

サスケはまだ気付いてはいないかも知れない…きっと、気付いてないと思うんだけど、サスケが生きるモチベーションを失わないように、たとえそれが憎しみとか恨みであろうと、それを甘んじてその一身に背負っていたのがイタチなのです。

サスケはその「目的」と言う結果だけに目を向けています。と言うか、その真意に目を背けているだけなのです。そして、トビがサスケにこんな風にサスケに接するのは…サスケにそれを教える為なのだと思います。トビはサスケを後悔させようとしているのです。

それが「万華鏡の儀式」…。

「あの夜…
奴がうちは一族を皆殺しにしたのは事実だ
そして、木ノ葉を抜けた」(トビ)

「…だったら…」(サスケ)

「そして、そうすることが
木ノ葉から下された任務だった」(トビ)

やはり、「うちは虐殺」には木ノ葉が関与していたんですね。でないと、あれ程の大規模な犯罪が木ノ葉のセキュリティの中では成立しっこないですから。そして、それが「任務」だった…。つまり、「うちは虐殺」そのものが「木ノ葉隠れの里」の意志だった…と言う事です。

思えば、虐殺の夜の描写で、イタチは「暗部」の装備でした。木ノ葉の額当てまでしていました。でも、「暗部」のお面をしてなかったのは「暗部」ではなくイタチが個人として罪を負う方便だったのでしょうか。難しいところです。イタチってどんだけ深い「闇」を抱えてるんだろう!!

「それがイタチの真実への入り口だ」

トビの写輪眼がサスケを見つめています。そして、サスケもそれに応えている。気付かない内に二人の"心"の距離が縮まっている。少なくとも会話が成立する程には…。トビは上手い。凄腕のセラピストみたい…。

「……任務 だと…?」(サスケ)

「そうだ
あの夜イタチは己を殺し
任務をやり遂げたのだ」

「……」(サスケ)

「………」(トビ)

サスケの反応をきっちり観察しているトビ。僕が注目しているのは二人の目の高さです。サスケが気を失うまでトビは立ってましたよね。サスケは寝ていた。当然、トビはサスケを見下ろし、サスケはトビを見上げるような位置関係にあった。これは子供が大人を見る目線なんです。

子供が自分を見て怖がるような雰囲気がある時は、目線の高さを合わせるのが基本です。つまり、しゃがむとか、膝を折って子供の目線が水平になるように調整してあげれば、子供はすごく安心するのです。そして、距離が縮まります。

トビがサスケを壁を背に座らせたのも、感心を自分に向けさせる為だし、壁を背にする事での安心感(電車の乗車位置も壁際とか椅子の端っこが先ず埋まりますよね)を補助するものです。暗い洞窟。僅かな灯り。そして目線の高さ。全てがトビの演出である事に注目して欲しいです。

「少し落ち着いたようだな」(トビ)

「どういう事だ!?」(サスケ)


トビの言葉にサスケが何の躊躇(ためら)いもなく追従しています。これはもう立派な議論です。そして、サスケはトビの話に興味を持っている。思いっきりトビのペースでこの場が動いている…。

ここまででサスケが完墜ちするならばそれで良し。しかし、そんなちっちゃい玉じゃないこともトビにはお見通しでした。それはサスケに対するトビの期待感からも解るし、トビのこの場の切り返しにも現われています。局面は2ndフェイズに突入…恐らく、そんな感じです。まだまだトビの掌の上と言う事です。

「イタチの話をするには
木ノ葉創立の時代にまで
さかのぼらねばならない」(トビ)

「?」(サスケ)

「イタチは犠牲になったのだ
古くから続く因縁…その犠牲にな

そもそもは木ノ葉隠れの里が
生まれた時からある大きな問題だ

それがイタチの生き様を決めた」(トビ)

「…犠牲……?」(サスケ)

「そうだ」(トビ)

「………」(サスケ)

「…少し長い話になるが
これから話すことは全て事実だ」(トビ)

「何を根拠に信じろと?
お前は信用できない」(サスケ)

「提示できる証拠はない
オレの話を信じるかどうかは
お前が決めればいい」(トビ)

「…だが話は最後まで聞いてもらう」(トビ)

「………」(サスケ)

「いいだろう…話せ」(サスケ)

「フッ…」(トビ)

ここまでのしっかりしたトビの下準備には舌を巻いてしまいます。サスケの防壁である「自我」を一瞬で削り取り、対人的な距離感を徐々に切り詰め、自分に対する興味と信頼…とまでは行かなくとも、最低でも不信感の払拭は達成しています。普通の女の子なら既に墜とされてます…(汗)。

木ノ葉草創期のお話はイタチからも聞かされています。そこでは「千手一族」と「うちは一族」の共闘と離反の歴史があった…。そして、うちはマダラが失脚し、現在に至り、今、自分の目の前に居るトビがマダラと名乗っている…そう言う状況です。

「今より八十年も前の話だ」

「かつて世界は戦いの絶えない戦国時代だった

国々は自国の利権や
領土の拡大の為に争いを続けていた

その戦乱の時代
忍の組織はまだ一族単位の武装集団でしかなく
それぞれの一族は国に雇われ戦争に参加していた」

忍術自体は輪廻眼の所有者である「六道仙人」が考案したものとの提示があるので、その技術を持って闘う部族を形成して行ったんでしょう。原始的な社会はやはり血縁から始まるだろうし、小規模な集団が乱立していたのは自然な姿だったと思います。

ただ、それを雇う「国」が存在した事から、忍術に拠らない生産や消費と言った生業(なりわい)があり、経済活動があり、それを支える政治が存在した事が伺えます。そして、それが「忍」は仕事を請け負う事でで生計を立てていた。つまり、かなり高度な社会構造は既にあり、何故だか、忍者たちはその外に居たのです。

忍術を使う者と使わない者が存在していた事実は確実にあったと言う事です。ここは話がながくなるので別の機会に説明するとして、多分、忍術が使えるか使えないかの違いって、「チャクラ」の所有の有無じゃないのかな…と、僕は考えます。

きっと、普通の人は大勢いるんだけど、「チャクラ」を使えなかった。で、忍術を使える人はその「チャクラ」を自由に扱える人種だったんだけど、数が極めて少なかった。ま、超能力者みたいな…そんな存在だったんではないかと思うんです。

そして、「チャクラ」を使えない大勢の人間は社会を発展させ、経済と言う概念を構築し、世界を発展させた。そして、それは「力」となり少数民族である忍者を支配した…のではないか?と思います。ここには社会と言う構造自体が生み出す「差別」があったかも知れません。詳しくは別の機会に…。

「そして、その数多くの忍一族の中にあって
最強と恐れられた二つの一族があった

「それが我らが"うちは一族"と

うちは一族のエンブレム


"森の千手一族"と呼ばれる一族だった」(トビ)

千手一族のエンブレム

「我ら、うちは一族は
図抜けたチャクラと写輪眼を有し
あらゆる戦闘に長けた
いわゆる戦闘一族として知れ渡っていた」

「虐殺前夜」で感じていた「うちは一族」のもどかしさって、これかな…って思うんです。そして、イタチもこの「力」を傲慢と感じていたんじゃないでしょうか。「最初は望まれてたとしても」と言うのは、この時代の「うちは」と木ノ葉隠れの里が態を成す時代では違う…と言う暗示だったと言う事です。

確かに、原始的な集団で活動している時はそれでも良かった…。戦闘だけが全てだった。逆に戦闘技術しかなかったから、「国家」と言う社会に牛耳られる結果になった事もイタチは憂えていたのかも知れない。過ぎたる「力」がその自分たちを抑制した。"器"を見誤らせ、変化を拒んだ…。

「そして、オレはそのうちは一族の中でも
特別に強いチャクラを持つ者として生まれた」

ヤマトもナルトが九尾のチャクラに耐え忍ぶ姿を見て「君の強さの源は九尾のチャクラではなく、恐るべき九尾のチャクラに耐えうる、その君自身のチャクラの力だ」(第33巻/181頁)と、絶賛していましたが、ヤマトがそう言うところに、チャクラの大切さを感じています。

そして、マダラ(トビ)が言う「強いチャクラ」。これが特筆に値するものであり、忍術を使う上で重要な「強さ」の指標となっている示唆に感じます。つまり、一対一の闘いにおける「強さ」とは如何にチャクラが強いかにかかっていると言う事なのです。

それで、かなり前になりますが「ミナトは何故、ナルトに九尾を封印したのか?」(チャクラの考察)と言うのを書いてみたんです。それもやはりヤマトの言葉がヒントになっていたんですが、ここで綺麗に符合して来ました。九尾もサスケのチャクラに言及した描写もありましたし、この指標は見逃せません。

つまり、ミナトはこれから起こるであろう「血戦」を見据え、ナルトのチャクラ強化を意図して、ナルトに九尾を封印したのだと思うのです。「九尾事件」を起こしたマダラを自分の手で滅却してしまわなかった…わざわざ、わが子に九尾を封印して逝かねばならなかった…ミナトの慮りを察すると胸が締め付けられる。

「しぶとく生き長らえているのが
その証と言ってもいい」

そして、そのチャクラがマダラ(トビ)の延命に関与している。しかし、今も何故、お面で顔を隠しているのか?何故、「暁」のリーダーであるのに、その中でも身分を隠し、デイダラと行動を共にしたりする必要があったのか?それが単にイタチを誤魔化す為であるなら、今も続ける理由が知りたい…。

「かつてのオレは戦いに明け暮れていた」

「力がモノを言う時代
オレはより強い力を求め
友も弟もこの手にかけた」

「………きさま…」

「だが、そのお陰で完全なる万華鏡を手に入れ
オレはうちはのリーダーとなった」

イタチがサスケに告げた「万華鏡の秘密」と符合する内容に、サスケは忌わしいイタチとの殺し合いと、自分の眼を何度もしつこく奪いに来たイタチの指先を思い出したのでしょうか?それとも、自分の手で殺めた(と思ってるだけだったら良いなと…)自分の行いを責めているのか?

「そして、その力を使い幾度となく
千手一族と戦った

千手一族の長
柱間を相手にするのは仕方の無いことだったのだ」

マダラと柱間(ハシラマ)は終末の谷での一件の前に何度となく闘った経験があると言う事です。二つの一族が合流する前から続いていた。確執(問題)があるのだとしたら、この時から始まっていた事になります。つまり、木ノ葉隠れの草創期からの「大きな問題」の正体です。

そして、イタチは、その「問題」の「犠牲」になった。イタチはその「問題」を解決する為に、自らの「生き様」を決したのです。それが、「うちは虐殺」であった…。つまり、マダラと柱間も関係を探ると、イタチが抱えていた「闇」が解明されるのです。

しかし、ややこしいのは、柱間との対戦にマダラが「仕方の無いことだったのだ」と、苦慮していた気配を窺わせているところ。これって、ホントは闘いたくなかったけど…って意味だと思うんです。史実としても二人は親友のように描かれてますし…。

「のちに初代火影となる
木遁の千手柱間(せんじゅハシラマ)

この忍の世界の頂点であり
オレの憧れの忍だった」

で、その柱間がけっこうなイケメンなんですよ。そして、三代目・猿飛が子供の頃に話をしていた描写と比べても相当若い!!80年も前の話ですからね…。もしかして、真・万華鏡写輪眼と木遁忍術の闘いが見れるかもね。二人とも尾獣に関与できる能力があるみたいだし…。気になるな…。


トビの語りで、何週、回想が続くのか?…ちょっと恐い!!


 

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