スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第399話「すべての始まり!!」

  
「火影の名を初めて名乗った男
柱間(ハシラマ)が率いる千手一族は…
どの忍一族からも一目置かれ
何より恐れられていた」

若き日の柱間とマダラ。凛とした柱間の表情。対してマダラは冷や汗ダラダラ。年の頃は柱間がやや上かな。マダラの写輪眼は通常の三つ巴文様。場所は平地の枯れ木が散在する草原。二人はこれから闘おうとしている…ようです。

「千手が動けばうちはが動く」

マダラは左手に芭蕉扇?のような大きなうちわを持ち、背中には長刀。柱間は無手で、腰の辺りに大きな巻物をぶら下げています。二人は間合いを一気に詰めます。ここにゴングがあったら、通りすがりでも鳴らしちゃうでしょうね(笑)。

「ヤツらを相手に出来るのは
我が一族ぐらいのものだった
千手を雇えば対立国はうちはを雇う
…まるでライバルだ」

つまり、真・万華鏡写輪眼をもってしても千手柱間の木遁忍術には及ばなかった…と言う事です。柱間の「力」って未だ謎が多くて、木遁忍術にしても、尾獣のコントロール(制御?使役ではない?)できる能力など、一代限りで継承されていないんです。それに二代目火影に就いた弟とも全く似ていません。柱間には謎が多い。それは…イケメンだから!?(笑)

マダラが手にする芭蕉扇がうちはの由来になったんでしょうが、チャクラ性質としては風遁も絡んでるかも知れません。例えば、火遁を放った後、風遁で加勢するような使い方をしたのでは…。何が言いたいのかと言うと、今のトビの闘い方とは明らかに…違う。同じ人じゃないみたいですよね(黒汗)。

「柱間と対立するうち
オレの名もどんどん知られていった」

草原の対決シーンから洞窟のトビに…。柱間との対峙をマダラ(トビ)は回想しているんでしょう。当時のマダラの焦り具合や気圧され方から察すると、柱間が優越していたのでしょう。マダラ(トビ)が言った「憧れの忍」(第398話/「木ノ葉のはじまり」)とはその強さに対するものだったのかな…。

(…高みに近づくため。その器を量るためだ)

サスケはそんなマダラ(トビ)の雰囲気にイタチを思い出しています。そして、イタチの言葉を反芻している。「高み」…「器」と言った意味深な言葉。サスケがそれを連想したのはマダラ(トビ)に対する印象の変化かも知れません。イタチにも似た近しい空気がそこには漂っていた…懐かしさみたいなモノをサスケはマダラ(トビ)に感じ始めてるのでしょうか。

「名を上げる…そんなことのために、弟の眼を奪ったのか!?」

サスケはイタチが自分の眼を奪おうとした事に未だに捕らわれているようです。ま、自分の兄に眼を抉られそうになったんですから、軽ーくPTSDってるのかな。そして、それをマダラ(トビ)に当て嵌めてる。つまり、イタチとマダラ(トビ)を重ね合わせているんです。サスケの気持ちが…爪先や膝の方向がマダラ(トビ)に向き始めている…(滝汗)。

「…奪った…

だがそれはうちは一族を
守るための力が必要だったからだ」

マダラ(トビ)の「奪った」と言う言葉は疑問形ではありません。寧ろ、現実として肯定しているようです。これは、恐らく散々、他者にそう言われ続けた…言われ続け辟易(へきえき)としてる…マダラ(トビ)にとって極、当たり前の聞き飽きた質問だったんじゃないかと思います。だから、マダラ(トビ)はため息でもついてるようにも見えませんか。

「守るためだと?」

サスケは「守る」と言う言葉に敏感になっているんです。マダラ(トビ)とこうして向き合ってはいますが、心の中ではイタチの事で一杯なのでしょう(笑)。自分以外の為に生きる…それはサスケにとって未知だからだと思います。今まで、サスケを支えていたのはイタチへの怨みや憎しみ…つまり、私憤。全ては自分の為だった…。

「うちはの名が上がれば自ずと敵も増える
激しい争いの中、千手一族を始めとする
外敵から一族を守るには必要な犠牲だった」

「名を上げるためではない」

マダラ(トビ)にはサスケの言葉は軽かった?「そんなことのために…」と言うサスケの言葉がマダラ(トビ)には薄っぺらく感じらたんじゃないでしょうか。もし、今、マダラ(トビ)が「真実」を述べているのなら、怒鳴ったって良いかも知れない。そのくらい、一生懸命に生きる人の「想い」とは重いのです。

「弟は承知の上だった。自ら眼を差し出したのだ」

マダラの弟。ホントに弟の顔をしてる…。両目からは血が流れ出している。きっと眼を抉り取ったからだと思います。でも、顔が笑っています。しかし、この描写はイタチのサスケに対する解説とはやや違う。記憶は美化されたりもするけど…。マダラ(トビ)とイタチの表現が微妙に違っている。それに注目して読み込んでみて下さい。

<ギュ>(マダラの掌に力がこもる…)

「………」(サスケ)

マダラ(トビ)が腕組みした手に力が溢れました。あの機微が演技でないなら、マダラ(トビ)の言葉は信じても良いと思います。マダラ(トビ)と同じように…サスケも、マダラ(トビ)の様子を静かに観察しています。サスケの眼はまだ用心深いです。これはサスケの賢さだな。まだ子供の部分は残ってはいるけど、「蛇」を編成してその小隊長になっただけはある。

「だがある時…
千手一族はうちはに対して
休戦を申し出てきた」

「…うちははこれに同意した」

「千手」の落款(らっかん)のある文書。
「甲」が空欄で「乙」が千手(某某)長のサインが入っている…契約書?

「双方の一族の誰もが長く終わりのない戦いに疲れきっていた
限界に来ていたのだ」

マダラに「うちは一族」が追従しなかったと言う想定には、この状況が考えられていました。忍界大戦の中で一族が疲弊して行く事は想像に難くなかったですから。そして、木ノ葉隠れの里の雰囲気は隔世はあろうとも、真逆に近いです。心も体も疲れますから、ストイックに徹せないのが人と言う生き物の本質です。

確かに、僕らが感じる木ノ葉隠れの雰囲気は安堵感があります。それに、子供たちを非常に大切に育てています。もし、家族を自分が持ったとすれば、木ノ葉隠れ里の雰囲気はそれまで過ごした戦乱の空気とは比べ物にならないくらいに魅力的だったに違いないです。「うちは」の多くがそれに靡くのは自然な事に感じます。僕だってそうしただろうな。

「だがオレは休戦にただ一人反対した」

「……?」(サスケ)

このマダラ(トビ)の一言がサスケをグッと引き寄せた事に気付いている人はいるでしょうか?サスケには、この時のマダラ(トビ)の反応は嬉しかったに違いない筈です。「弟」の屍の上にある「力」。マダラがその遺志を大切にしている。それにサスケは食い付いているんです。

何故なら、イタチであれば必ずそうしただろうから。サスケは与えられる「愛」には順応できてるんです。それは幸せだった生活を覚えているからです。フガクやミコト。そして、イタチがサスケを柔らかい羽毛で包むように…育んで来た…そのゆりかごの中に自分が居た事を、サスケは忘れられないでいるんです。

「…今までの憎しみはどこへ行ったというのだ!?
弟は何のために犠牲になったというのだ!?」

棺に納められたマダラの弟。死に装束。眼には包帯が巻かれています。

「しょせん、うちはと千手は水と油だ」

凄く余談なんですが…(汗)。これって「カカシ外伝」でオビトがカカシに言った言葉ですよね(第27巻/124頁)。リンを奪還に向かうか、任務を優先するかでオビトとカカシでやり合った場面です。非常にうがった見方だと、この相似形はカカシの系譜を示唆するものとも取れます。めちゃめちゃ偏ってますけどね…。

オビトは「うちは」ですから、それからするとカカシは「千手」の分家?そのカカシにオビトの写輪眼が渡った。しかも、万華鏡写輪眼まで開眼してしまっている。面白いのは反目し合った一族同士が「融合」してしまったかも知れない可能性。その文(あや)は変えられなかった運命からの解放の示唆?!

それが…イタチが殺さなかったカカシの存在?!或いは役割??

余談です…(黒汗)。忘れて下さい…(薄笑)。

「いずれうちは一族は千手一族によって駆逐されてしまう
…そう思えてならなかった

だが…うちは一族の皆は休戦を望んでやまなかった
オレはリーダーとして仕方なく、皆の意思を汲み取った」

「一族」ともなると、大人数ですから、そこには自然と「政治」と言うモノが生まれます。人とは"個体"であり、それが群れを成す"群体"でもある。その"群体"を"個体"であるかの如く動かすのが「政治」です。個々の了解。つまり、コンセンサスを得る事は非常に高度な作業であり、その面で「千手」は優れていた…。それが、他の一族に恐れられた真の理由かも知れません。

そして、そこでトップダウンの英断を了承させられなかったマダラの政治力は些か脆弱であったとも言えます。マダラは「個」としての力は確かにあったんだろうけど、「政治力」…もっと噛み砕いて平易にするなら「包容力」に欠けてたのかもね。だから、柱間に憧れてたんじゃないだろうか。

「それから程なく我ら忍連合は
領土の平定を望んでいた火の国との協定にこぎつける

そこに一国一里の強固な組織が出来上がった
火の国と木ノ葉隠れの里だ

一国一里のシステムをあらゆる国々が真似ていった
それに伴い争いも徐々に鎮火していく」

この流れは、リアルの国家形成にも符合するもので、「集団」が「社会」に発展する自然の理(ことわり)であると思います。人としては変わらないのだけど、一番、変革を要求されるのが「意識」です。「社会」が集合して、最終的には「世界」になる。外形や形態と言った物理面ではなく、精神的な適応能力。順応。内面の進化…。「知性」がある人だけがそれを為し得るのです。

「ひとたびの平和だ」

切ない響きがマダラ(トビ)のこの言葉にはあったんじゃないかと、僕は想像しています。戦いの中で自分を感じて来たマダラにとって、「平和」とは終焉(しゅうえん)を意味するから。マダラは「力」を渇望し、「力」に依存した価値観があったから、弟も眼を譲ったのだし、その屍の上にマダラは立った筈です。

一面的にそれを「高み」と考えるのもありでしょう。現実に、そう思った事もマダラにはあったかも知れません。そして、「社会」が成熟して行く流れに取り残された。変われなかった…。だから、「平和」と言う言葉にはマダラ(トビ)の悲哀が漂っているように感じられるのです。

マダラは変われなかったのかも知れません。その姿には弟への想いを感じます。そして、その悲哀はイタチにも通じる。その意味で、サスケがマダラ(トビ)に感じ始めている興味は、親近感に近いと言えます。でも、「上手な嘘」には所々、「ホント」が混ざってるものだから…。それにサスケが気付いてるか?ちょっと心配…(汗)。

「だが、木ノ葉はある出来事によって、すぐ混乱に陥った」

「…ある出来事?」(サスケ)

「里長…初代火影の座をめぐる争いだ」

このエピソードの冒頭でマダラは柱間と対決していました。その時の眼が三つ巴の写輪眼だったことや、二人の外観から察すると、相当前でしょう。何度も「千手一族」と戦い、それを「仕方のないことだった」(第398話/「木ノ葉のはじまり」)とするマダラの証言からすると、柱間はマダラを殺さなかった…マダラの相手をしてくれた…。

何度、闘ってもマダラは柱間に敵わなくて、でも、マダラは死ななかった…殺されなかった。それは柱間が手加減をする他ないでしょう。つまり、柱間はマダラを殺したくなかった…生かしたかった…のだと思います。だから、マダラは「仕方のない」と言ってしまったのではないでしょうか。そして、それは、柱間もマダラには「想い」があったかも知れない…と言う事です。

「お前も知る通り、その座を得たのは千手柱間だ
火の国も里の皆も柱間を選んだ」

柱間の火影の正装。玉座。火影の帽子。

「…うちはが主権の座からどんどんと
遠ざかっていくのは明らかだった

オレはうちはを守るため
うちは主導の道を選ぶことに決めた…

柱間と対峙する道を行くことを…」

マダラを突き動かしたのは弟への想いだあったと思いたいところです。まさか「弟の死」をスケープゴートにしてたとしたら、究極の駄目ヤローですからね(笑)。マダラの真・万華鏡写輪眼。この「力」がマダラの変革を阻害したのかな。イタチはあれほど焦りを感じた「うちは」の運命。それをマダラ(トビ)はどう考えているんだろうか?

「しかし、うちはの者でさえオレについて来る者はいなかった

部下たちは再び争いの火種を起こそうとする
オレをうとましく思い裏切ったのだ」

「………」(サスケ)

ここがマダラの「政治力」の無さなんだと思います。高度な組織構造の中では、常識的には真っすぐに意思を表明はせずに、個人、もしくはその樹形図の直近(直上)の上役を懐柔するような「地固め」、或いは「根回し」をするものです。しかし、マダラはそれを考慮しなかった?何もせずとも一族が追従すると思ってた?そうでれば慢心とも思えます。

マダラが頓着しなかった…とするのが、休戦と「千手一族」との和平(合流)に異を唱えたマダラの雰囲気にマッチしてる気がしてなりません。マダラは真っすぐな青年だったんじゃないか?と、僕は考えてます。真っすぐだから、すぐそこにある「力」に飛びついた…。そして、それに固執した。サスケもそんな風に大蛇丸の下に走った…。

若い時のマダラって、サスケに似てる…(黒汗)。

これって、仄かなんだけど…次の展開の伏線なのかもね。もしかしたら…。

「オレは利己的な欲求につき動かされていると叩かれ
それどころか己の命を守るために
弟の眼を奪った欲深い兄だと蔑まれた」

マダラの孤立感は「うちは一族」のやや遅れた意識に在ったのかも知れないけど、黒い感情と血を持つ僕は「千手一族」を疑ってもいます。この掌を返すような「一族」の総スカンとも取れるようなマダラに対する拒絶の裏には「千手」の情報操作(プロパガンダ)があったか、ある種の「工作」があった?!良い意味でも悪い意味でもこれが「政治力」と言うものです。そして、これが「うちは」と「千手」の違いだった…。

「どこに好き好んで弟を傷付ける兄がいる
オレはただ…うちはを守りたかっただけだというのに…」


非常に真っすぐな考え方なんですが、逆に言うと、マダラがこの凛とした気持ちを一族に伝える「力」がなかったとも言えるのです。たとえば、マダラが弟を愛する気持ちや、一族を守りたいと願う心をちゃんと伝えられれば、「うちは一族」はマダラと行動を共にしたかも知れません。簡単に言えば、マダラは幼かったのです。確かに「力」はあった。しかし、それは「力」しかなかったのだとも言える。

自分と同じ考えなのは自分だけなんです。それは優しく寄り添ってくれるお母さんであっても、力強く庇い護ってくれるお父さんでも、何らかの手段を用いて伝えない限りは伝わったりしません。「表現」とは、その為にある技術なのです。

他者が自分と同じ気持ちである筈だ!と考えるのは子供の時だけ許される事であり、オトナにあってはそれは叶いません。でも、それを承知しないオトナもいます。「表現」とは技術です。それを習得する為に学ぶ必要があります。

ジブリ作品の「耳をすませば」の雫ちゃんが進学を決意したように、何かを他者に伝える為には技術や思考する能力が必要で、その獲得の為には勉強や学習が必要なのです。マダラはそれに気付けなかったんだろうと思います。

だから、親の言う「勉強しなさい!」ってのは、ある意味、達観なんですよ。あれは真理と言って良い。より遠くに跳ぶ為には十分な助走で加速を得なければならない。それと同じなんです。だから、勉強や運動って大切なのよ。全部、練習なのさッ!!


「オレは里をでた。全てに裏切られてな」

視線を落とし考えるサスケ。それを静かに見守るマダラ(トビ)の「………」。サスケも木ノ葉を抜けたから、マダラ(トビ)の切なさが判るんだと思います。このマダラ(トビ)の気持ちを「もっともだ」と思うか、「甘ったれ」だと思うかで180度感じ方が違って来ます。サスケ…どっちに感じてる?イタチがお前に何を伝えようとしたのか?思い出せ!考えろ!(トビみたいな事言ってる?)

「オレは復讐者となり
木ノ葉隠れの里に戦いを挑んだ」

荒れ狂う九尾の妖狐(眼は白目)。その背後で満月を背にして跳ぶマダラ。芭蕉扇に大鎌。それを迎え撃つ柱間。大巻物の術式を展開して、木遁の足場と防護壁?に護られる城塞の陣の様相。そして、足下に突き立てられた七振りの大刀と一振りの大型手裏剣。

サスケの三つ巴がイタチの"月読"を破り、返したように…「チャクラの強さ」が忍の「強さ」を決めるかも知れないとすると、マダラと柱間の闘いがそれで、それを想定した、イタチやミナトの「思惑」があったのかな…と言うのが、最近のマイブームかな。

しかし、この見開きのカットは正直、めちゃくちゃカッコ良い!!これまで見た『NARUTO -ナルト-』の中のベストショットと言い切らせてもらいたいです。この闘いの詳細は是非とも拝見したいです!!「柱間外伝」か「マダラ外伝」を熱烈希望します(笑)。

闘い方も二人の特徴が際立って示されていますね。動的に果敢に敵に向かって行くマダラと、鉄壁の城塞を構築し、周到に準備された武器で迎え撃つ柱間。「先の先」(せんのせん)と「後の先」(ごのせん)。「対極」の衝突…それは格闘戦の究極の命題かも知れません。

そして、めちゃくちゃ余談ですが、柱間が自陣に配備した七振りの大刀。これには何かの含みじゃないかと…七振りの大刀と言えば…(黒汗)。どうでしょうか?あるのかな…第三部。だから、水月と鬼鮫!!ちょっとは頑張れ!!(って、全然、出て来ないしーッ)

「そしてオレは破れた…
"終末の谷"と呼ばれるようになった
あの場所でな

終末の谷の所以は第一部の終盤にパックンとカカシによって語られています(第26巻/159頁)。二人の会話から、ナルトとサスケの関係を柱間とマダラに同調させているところから、マダラの里抜け(離反)を阻止しようと柱間がナルトのように頑張ったんじゃないかと思ってたんですが、どうも違った…。

終末の谷は九尾の口寄せもあって、地を裂き、抉った。それが河となり、谷を刻んだんですね。しかも、それはマダラと柱間の果し合いに近いモノだった。文字通りの「死合」。殺し合いだった…ようです。これまで、マダラと何度も拳を交え、刃の鎬(しのぎ)を削るも決して奪わなかった「命」。

その一線を柱間は越えた?マダラが越えさせた?

それをして、カカシが「皮肉」と感じたのかも知れませんね。だとすれば、カカシはナルトの素性に関しても熟知してる事になります。その兆候は初対面の自己紹介の時点で、一度だけ見せてるけど…。非常に希薄なんですよ。カカシの「九尾事件」やミナトに対する想いの描写って。逆にオビトに対する呵責は多いから、読み難いんです。

もし、カカシが「真相」を知ってて、四代目の事とか、ナルトの事を心に秘めて今まで在るのなら、カカシ…あんた…大変なヤローだよ。全く、木ノ葉のオトナの口は何て堅いんだろう?って事になるけどね。そして、その姿は自来也にダブります。カカシは自来也に刺刺しかったんだけど、それが上手く符合してしまいます。

でも、カカシは九尾を怨むような描写が全くないし、それだとミナトに対する想いに相反するんですよ。その上で、カカシの慮りがあったとするなら、そこにはミナトとの「約束」があったに違いないです。もしかしたら、この先あるカカシのエピソードで、それが合流するのかな…って思います。その時は、僕も皆さんを泣かしちゃうかもね。

「オレはあそこで死んだ…とされている
柱間でさえそう思ったハズだった

オレは皆から、そして歴史から
忘れ去られていった」

マダラの胴体を大刀が貫いています。膝を着き崩れ落ちるマダラの描写があります。しかも、柱間クラスの使う大刀ですから(もしかしたら、あの七本の…ムニャムニャ…)、封印とかチャクラを吸い尽くすとか物理攻撃以外の効果があって然るべきと思います。柱間もマダラの死を確認(誤認)したともあります。

もしかしたら、このと時、ホントにマダラは死んだのかも知れません。少なくとも肉体は滅んだとか…。そして、その瞬間、真・万華鏡写輪眼の「永遠」が発動した?…とか。それが「不滅の男」(第42巻/115頁)とイタチが告げた真実。そして、写輪眼の本当の秘密…。

「柱間の弟である二代目火影は二度と再びオレのような反逆者を出さぬため
信頼の証としてうちはに特別な役割を与えた」

「木ノ葉警務部隊の設立だ」

「しかしその実態は里の政からうちはを遠ざけ
なおかつ一族をひとまとめに監視下に置くためのものだった」

これが、「虐殺前夜」で展開した「警務部隊閑職説」でした(笑)。あからさまな「うちは外し」があったんですね。イタチがサスケをおんぶして、警務部隊の前に来た時に、サスケがイタチに「警務部隊」への入隊を持ち出した時のイタチの微妙な反応がその考えの取っ掛かりでした。

それに、「警務部隊」の三人(イナビ・ヤシロ・テッカ)の下品さが何とも不可解だった。人の強さって、筋力とか拳の硬さとか(笑)、それだけじゃなくて、心にも強さがあるんです。強い心は卑屈さとは正反対の品格を醸します。それが優しさであったり、思いやりだったりする。それが心の強さだと、僕は思います。

そして、木ノ葉の「暗部」と「警務部隊」が一体でなかったのも解せませんでした。そして、「うちは」が木ノ葉隠れの額当てをしていない事実。そして、「うちは虐殺」をやっきになって究明しようとしない木ノ葉隠れの態度…。今、考えれば不都合な真実のオンパレードなのです。

そして、マダラの離反後、火影が弟(名前は何て言うんでしょうね)に変わっているって事は、終末の谷の闘いで柱間も致命的な深手を負った可能性もあります。確か、初代も二代目も戦死したことになってますけど…、実際はどうだか。木ノ葉の政治力は並々なりませんから。それが新しい世の「力」でもあったわけですから…。

「その意図に気付くうちはの者もいた
オレの意思を継ぐ造反勢力も出てきた」

実はこの造反勢力が「道」なんじゃないかな…って思うんです。そして、これは「根」とも存在を異にする別の勢力である事は、ダンゾウの「うちは」に対する仕打ちで知れます。だから、ダンゾウがマダラに加担した…って言う僕の仮説は無視して下さい(汗)。ホントに僕の予想は当たりませんからね(笑)。

そして、シスイが「道」に背けない…と、遺書に綴って逝った。それにイタチが絡んでいる。そのお陰で万華鏡写輪眼を得ましたから。それに対しても何かしらの説明があれば良いですね。でも、僕の予想は当たらないから…(笑)、これも普通に「道理」の「道」だった…の幕引きの可能性が濃厚牛乳です(脂汗)。

「…が、時すでに遅し」

「時は流れ…主権は千手の手に
誇り高きうちは一族は千手の犬へと成り下がった」

誰も追従しなかったマダラでしたが、その考えはある意味間違ってなかったのです。しかし、それを伝えられなかった。それをマダラがどう受け取るかなんです。ここをもう少し突っ込んで考えると、マダラ(トビ)がサスケに話してる事の「真意」が見えて来ると思うんです。この機微は見逃しちゃいけない。

「そしてオレの考えた通りになった
ある事件でうちはは完全に駆逐されてしまう。そう…」

「?」(サスケ)

「十六年前の九尾の妖狐来襲だ」

木ノ葉隠れの里を蹂躙する九尾の妖狐。ナルトの誕生日を襲った悪夢。木ノ葉隠れの里の忍の多くの命を奪った惨劇。四代目火影・波風ミナトの一命と引き換えに終息した大惨事。

「どういうことだ?」(サスケ)

「九尾を手懐けコントロールすることができるのはうちはの瞳力だけだ…
木ノ葉の上役たちは、あの事件をうちはの何者かによる仕業ではないかと勘ぐった

あれは自然発生的な、いわば天災だ
うちはは関係していない


だが、あらぬ疑いがかけられた
うちはが主権を狙って反逆を起こそうとしてのではないか…と」

ここがイタチの説明と全く違うのです。イタチは九尾事件をマダラの仕業としていました。これをどう考えるか?マダラ(トビ)を信じるか?イタチを信じるか?また、何で二人の言い分が違うのかを考えると、何かが見えて来ると思うんです。そして、それはマダラ(トビ)の「真意」を炙(あぶ)り出す。マダラ(トビ)がサスケに何をしようとしてるかが解る。

しかも、これは自来也が「胸騒ぎ」で残した仮説のも反します。そもそも、マダラ(トビ)がこうしてサスケに時間をかける事に、「目的」がない筈がない!!(汗)←これは僕が時たまやってる事とは無関係ですので、予めご了承の上、胸に畳んでおいて下さい(笑)。

「………」(サスケ)

サスケも実はこれに気付いています。疑い深い眼でマダラ(トビ)を見つめていますよね。この強かさは頼もしいです。もし、これがナルトだったら、速攻信じ込んで、もう今頃はメロメロで、すっごい事になってたかも知れません。もしかしたら、あんな事やこんな事を許してるかも知れません(黒汗)。

「以降、うちはへの監視は暗部により徹底され
一族の居住地は里の片隅へと追いやられ
隔離さながらの状態になった」

「日向一族」って一目置かれた感じで、格式や里の人々が見る目も違ったようです。それも今にして思えば…ですが。でも、非常に仄かではありましたが、「うちは一族」は木ノ葉隠れにおいては外される傾向があった。それを「虐殺前夜」で掘り下げてみたんですが、今、もう一度読み直してみるとまた違う味わいがありますね。時間のある人は、読んでみて下さい。

「唯一、三代目火影だけはその処置に異議を唱えたが
暗部のダンゾウ、そして相談役たちはそれを認めなかった
しょせん、うちは一族は信用されていなかったのだ
差別が始まった」

ここは非常に言及が難しい。リアルの世の中でも同じような社会の歪みはありましたし、僕も表現に苦慮する部分ではあります。「政治」って、基本的に狡いから、どっかに安全弁みたいな都合の良い「捌け口」みたいなモノを作ってしまうんです。大勢を満足させる為に少数を犠牲にするのも止むなし…と、それは今も何ら変わってない。

「ヤツらの不信はわだかまりを生み
疑いはやがて現実となっていく…

うちは一族はクーデターを企んだ
里を乗っ取るために…」

「うちは虐殺」を木ノ葉隠れの任務とするならば、サスケの存在がある以上は、「うちは一族」の反社会的な行動…つまり、「謀反」の画策・準備とするのが一番リニアなんです。「うちは一族」の存在を木ノ葉隠れが消し去った。それが「うちは虐殺」であった。かつて「白」を巻き込んだ虐殺とは趣が違いますね。

「!!?」(サスケ)

サスケは賢いから、あの夜中のイタチとフガクとの「密談」に考えが及んでいるようです。で、察しの良いサスケは、フガクが深夜の密談で念を押した「一族と里の中枢を繋ぐパイプ役」と言う台詞も思い出してる筈です。あんなにもイタチの「暗部入り」に固執したフガクの思惑もサスケには理解できたんじゃないでしょうか。

「そして、木ノ葉上層部はうちは一族の中にスパイを送り込んだ
それがお前の兄…うちはイタチだ
そこからイタチの地獄は始まったのだ」

て、事はやっぱりイタチはフガクやミコトの子ではなかった!!って事かも知れません。確かに、写輪眼を持ってましたから、血継限界も血族のそれでしたから、もしかしたら「はぐれうちは」。そしたら、イタチは「根」の所属であった線が濃厚になります。って、事はサスケとイタチは本当の兄弟ではなくなってしまう…。

イタチがフガクとミコトの実子で、途中、木ノ葉の介入で寝返った…と言うのは実現困難に思えるし、回りくどいです(笑)。そして、フガクがイタチに言った「さすが、オレの子だ…」(第25巻/61頁)も、フガクの人格者っぷりを鑑みると、イタチが養子であった方が、しっくり来ます。詳しくは「虐殺前夜」を読んでみて下さい。

ここで、マダラ(トビ)がサスケに何をしようとしてるのか?閃いた人もいるんじゃないでしょうか。となると、マダラ(トビ)…アンタ、やっぱり怪しいよ。イタチの証言と違うところも、その狙いに沿ったモノかも知れないから…。サスケ…騙されちゃいけないよ。自分の眼で見抜くんだ!自分の頭で考えるんだ!

最後は、自分の「心」が決めれば良い…!!

そして、イタチの「願い」を見つけ出すんだ!!

  

「儀式」(イタチの生き様) | BLOG TOP | ナル×ジャン業務連絡(0511)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。