スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「儀式」(イタチの生き様)


昨夜、南賀ノ川に身投げして自殺した
うちはシスイについてだ

確かお前はシスイを…実の兄の様に慕ってたな

「…あれ…兄さんが…兄さんが
シスイさんを殺したのかよォ!?」(サスケ)

「うちは虐殺」で、サスケは「シスイさん」と言っています(第25巻/148-149頁)。「そのお陰でこの"眼"を手に入れた」と、答えた以上は、イタチがシスイの「死」によって万華鏡写輪眼を開眼したのは事実でしょう。そして、サスケにそれを連想させたのは「最も親しい友を殺す」と言う条件を提示したイタチが、「このオレの様にな…」と静かに吐き出した威圧感でした。

ここで、イタチの弁護をさせて頂くと(汗)、イタチは開眼条件として「最も親しい友を殺す」と示してはいますが、決してシスイを「殺した」とは証言していません。お茶を濁してると言うか、猾いやり口ではありますが、真相は留保する形で、サスケに事の真偽を託しているのです。

イタチさんは無実だ!

結果的に、イタチは万華鏡写輪眼を開眼していますから、何らかの形でシスイの「死」には絡んでいる事は回避できません。もう少し判り易く言うと、カカシが万華鏡写輪眼を開眼したケースが事実として描写されてますよね。誰しも、カカシが「最も親しい友を殺す」と言う陰惨な条件を満たしたとは誰も思わない筈です(笑)。

そして、それをイタチに当てはめると、イタチの有耶無耶さが多少なりとも晴れてくるとんじゃないかと思います。そして、現実としてイタチも開眼してる。僕は、そこをこれからこの「闇」を突き崩して行こうと思うんです。万華鏡写輪眼の開眼の秘密。そのプロセス。マダラ(トビ)がサスケにゲロッちゃう前に…だから!急げ!急げェ~!!(笑)

「大切な友」=シスイ。それをサスケは知っていたのです。恐らく、本当にイタチはシスイを慕っていたのでしょう。そして、それを知るサスケ(虐殺の1年前で6~7歳程度)はそれを言葉(伝聞)ではなく実際にその有様に接して知っていた…細かな機微を汲み取ると言うような作業はできないだろうから…二人を見ていたと想像されないでしょうか。

サスケとシスイは面識があった…?!

シスイがサスケの家に訪れて、イタチと談笑したり、あの縁側でのんびりと過ごしたり、シスイとイタチが庭で組み手をするのを時間が過ぎるのも忘れて見入ったり…サスケはイタチが慕うシスイを複雑な心境で見守っていたかも知れません。或いは、シスイに頭を撫でられ褒められたり、手裏剣を投げる手の角度を丁寧に指導してもらっていたのかも知れません。

誰しも、幼い時は絶対的な価値観や評価の基準は自分の中には持ち得ませんから、サスケの場合はイタチを基準に「人」と言うものを感じていたと思います。そのイタチが崇めるように…もしかしたら、自分がイタチを見上げる様な視線で…シスイを見ている様をして、サスケがシスイを判断していたとすれば、サスケの脳裏には極めて強くシスイがインプットされてる可能性が高いです。

「うちはイタチの真実を知る者だよ」

マダラ(トビ)がお面を外してサスケに迫ったシーンで(第397話/「真実を知る者」)、しっかりと、その目元がサスケに曝されていました。細くキリリとした眉。三つ巴の写輪眼。肌の質感。深く刻まれた傷?あれだけ見せられて、サスケがマダラ(トビ)に「シスイ」を微塵も感じなかったのであれば、少なくとも、トビの軀(からだ)はシスイではない…と、僕は考えます。

しかも、マダラ(トビ)がサスケを制して一方的に展開してるのではなく、会話が成立している状況です。もし、何かを感じたら、話の中でそれらしい事を聞いても良い筈です。実際に、サスケは不信に思ったり、疑問に感じた時にはちゃんと反復したり、質問したりしています。しかし、マダラ(トビ)との話の中でも、サスケからはシスイの「シ」の字も露出してません。

サスケはトビ(外形としてのマダラ)に「シスイ」を感じてはいないのです。

しかし、これは森の中でトビ(マダラ?)の接触したカカシが、オビトを感じなかったのとは少し違って、あの時のカカシの焦りっぷりは「写輪眼」にあったのだと思います。"天照"の炎の中に突入する時に、カカシは万華鏡写輪眼を準備してましたよね。そして、ヤマトを外で待機させ班員の退路を確保してました。相当の覚悟を持った突入でした。

余談ついでに…。トビと木ノ葉小隊との森の中の交戦で、トビはヤマトの木遁忍術による攻撃を散々、受けていますよね。木遁忍術って珍しいんですよ。全忍中、それが使えるのは千手柱間だけで、現在はその遺伝子を組み込まれたクローンであるヤマトだけが使える超レアな忍術なんです。それを散々見せられたトビの反応は…皆無だった。

で、今週号(第399話「すべての始まり!!」)で「終末の谷」の激闘シーンが公開されました。ま、ヤマトの木遁忍術と柱間のそれが似て非なるもの…とも考えられますが、それを含めても、トビが懐かしがらないのは、個人的に不満です(笑)。あの激闘はマダラと柱間にとって意味深いものだった筈ですから。サスケとナルトがそうだったように…。

その懐かしさをトビが隠し切ったのなら、それは大したものですが、それは人としてのマダラの否定でもあります。それで、逆にあのトビはマダラではない「別の誰か」だったのかも?と、人間味を重視する僕は勘ぐってしまうんです(笑)。だから、今もあの森の戦闘でのトビが示さなかったヤマトへの反応は、その「正体」を考える上で重要な描写だったと考えています。閑話休題。

カカシは写輪眼の所有者でもありますし…イタチとサスケ以外に「マダラ」が存在する可能性を知っていた筈です。ネタ元は恐らく…自来也でしょう。自来也もマダラの存在は疑念を抱いていましたし、独自の情報網もあった。そして、自来也がナルトを引き受ける=弟子に取る…とした時に「お前は今はサスケを見てやれ…」(第17巻/158頁)とカカシに告げています。

自来也は写輪眼に興味がなかった…と、僕は考えてたんですが、意識的に接触しなかった可能性があると、今はやや方向変換しています。そこには何らかの「予言」が存在したかも知れない…とも(黒汗)。後述しますが、自来也は積極的にマダラの存在に言及しています。だから、それがカカシに伝わっている可能性が高く、トビがマダラであると…カカシが認識した焦り方だったと、僕には思えるのです。

カカシの万華鏡写輪眼の使用はその威力と引き換えに病院送りを余儀なくされるハイリスクな忍術なんです。だから、極力使いたくないはずなんですが、うちはのアジト跡に突入するシーンでは早々、万華鏡写輪眼を準備していました。カカシの最強の術でないと太刀打ちできない相手…トビがマダラであると、カカシはあの時確信していたんじゃないかと、カカシの冷や汗を見て思ったものでした。

あの森では、サスケとの対面した時のように、トビはお面を外して顔見せしたりのサービスはなかったし、トビだって自分からカカシに接近したり、気持ちを示したりはしなかった。距離をとって嘯(うそぶ)くような冷やかし半分の再会?だったと思います。だから、あの接触で、トビの軀がオビトではなかった…と落胆するのはちょっと先送りにしようと考えてます(笑)。

「イタチから聞いているだろう?
あの夜の協力者の事を…
オレがそのうちはマダラだ」

そして、トビはサスケに自分が「マダラ」だと宣言しました(第397話/「真実を知る者」)。トビの外形=「器」と中身=「魂」=「正体」は論点として違うと、僕は考えてますが、ここでトビが、何をして「マダラ」と言い張るのか?に関する論争はあるにせよ、本人(トビ)が自分を「マダラ」と言う以上は、それを一時的にも受け入れざるを得ません。

「一族を皆殺しにしたあのタイミングで
アンタはもう一人の存在を口にした…
アンタが殺さなかったうちは…
そいつはつまり協力者だったってことだ
いくらアンタでも警務部隊を
一人で殺れるハズがない」(サスケ)

「…ちゃんと気付いたか」(イタチ)

「誰だ?」(サスケ)

「うちはマダラだ」(イタチ)

<ピクッ>(その瞳力とワシ以上に禍々しいチャクラ…
かつてのうちはマダラと同じだな…)(サスケ)

サスケがイタチを「クソヤロー」と息巻いた辺りです(第42巻/102-103頁)。サスケはこの時点で「マダラ」の存在を受け入れる土壌を確立しています。「…マダラは生きている。信じる信じないはお前次第だ」(第42巻/104頁)と、イタチの語調は、マダラ(トビ)がサスケに対して発してるそれに極めて近いと感じます。この周辺にはイタチが有するマダラへの共有感かな…と思うんです。

イタチの言う事を「正」とするなら、万華鏡写輪眼が「三人」と合わせて、イタチ、サスケ、そして…マダラが存在すると受け入れられると思います。木ノ葉創設から80余年。それを鑑みてマダラが生きながらえているカラクリは解らずとも、何らかの手段でマダラが在る事実をサスケはイタチによって刷り込まれていたと言えます。

「木ノ葉隠れ創設者の一人…
万華鏡写輪眼を最初に開眼した男だ」(第42巻/103頁)

「その眼で九尾を手懐けた最初の男
オレの相棒であり、師であり不滅の男
そして、この万華鏡写輪眼の
もう一つの秘密を暴いた唯一の男

それが、うちはマダラだ」(第42巻/115頁)

イタチはサスケの眼を奪おうと執拗にサスケに粘着ししていました(笑)。そして、その中で、マダラの存在をサスケに吹聴(ふいちょう)しているのです。この時点でも、サスケはイタチを基準に「人」を判断しているなら、「マダラ」と言う存在を意識するに足る情報量だったし、「マダラ」の存在はサスケにとっては充分に容認できるものになっていた事でしょう。

「お前と話をするために
オレが写輪眼を見せることまで計算していたんだろう」

そして、そのトビがサスケの前に現れました…(第398話「木ノ葉のはじまり」)。お面を外して自らの「写輪眼」を示しながら…。カカシは特別として、写輪眼は「うちは一族」の血継限界ですから、ID(身分証明証)みたいなもんですからね。同族の証。トビは、それを示す事で、サスケを安心させようとしたんでしょう。

さて、ここからが本題だぁ~お立ち会い!!(って、今までのは…何だったんだ…?)

「だがオレもイタチの真実を知っている…
さっきも言ったな…
イタチはその事については気付かずに死んだと

…しかし、念には念…
イタチはオレを信用していなかったようだ

万に一つ、その真実を知るやもしれぬと…
"天照"でオレの口を閉ざそうとした…」

イタチはマダラ(トビ)がサスケに接触する状況を想定していた…と、トビは分析しています。それで、サスケの左眼に"天照"を仕込みました。恐らく、「仕上げだ…サスケ」(第392話「須佐能乎…!!」)の後のデコトンがそれでしょう。そして、その"天照"の発動条件が「写輪眼」でした。つまり、サスケとのファーストコンタクトで、マダラが「写輪眼」を曝す事をイタチは知っていたのです。

それは…マダラとイタチの「出会い」と同じだった?!

イタチもサスケと同じような出会いをマダラとの間に経験したんではないか?!そう言う疑いを、僕は抱いています。酷く落ち込んだ状態を見計らうように、マダラはイタチの前に現れたんではないでしょうか?そして、洞窟で写輪眼を見せた…ように、イタチにも自らの写輪眼を示しながら。その時、今のトビの貌(かたち)であったかは不明ではありますが。

狙いすますようにマダラは登場した…イタチが落ち込むような出来事…それが、シスイの「死」…「シスイ事件」だったのだと思います。そして、その計算され尽くしたタイムスケジュールから逆算すれば、マダラがシスイの「死」にすら関わっていると感じるに足る状況でもあると、僕は考えています。

具体的な時期は、イタチとマダラの初接触はシスイの「死」の直後…「警務部隊」の三人が怒鳴り込んで来る前日の夜だったでしょう。イタチがシスイの「死」に触れ、悲しみに沈んでいる最中に、マダラが接触して来た。その時、マダラが同族である証明をする為に、「写輪眼」を示したんではないでしょうか?そして、それがイタチとマダラのファーストコンタクトだった…と。

きっと、その時もマダラはサスケに言ったように、イタチを言葉責めにしたんではないでしょうか?マダラがサスケに言った言葉の数々の「イタチ」を「シスイ」に、「兄」は「兄のような」と置き換えた状況を想定すれば良いでしょう。そこで、イタチは徹底的にシスイの「死」の責任を追求したのでしょう。イタチの人格を一度崩壊させてしまうほどの衝撃を与えるかのように…。

これが、「万華鏡の儀式」の正体なのだと思います。

「最も親しい友を殺す」と言う開眼条件は如何にも不確かで、線引きが難しいので、これまでも懐疑的に取り扱われる傾向が強かったですが、こうして第三者が介在し、万華鏡写輪眼が開眼するまで責め続けるような状況があるなら、その疑念の大方は払拭されると思います。そうすると、マダラ(トビ)が時折見せる「………」で、サスケを、サスケの「眼」を覗き込むようなマダラ(トビ)の「間」が怖いです(滝汗)。

写輪眼とはタンパク質の組成を利用した電子基板にプログラムを搭載した構造に近いものであり、それがチャクラを特殊な「力」に変換する仕掛けであると、僕は考えています(だから、術の発動で文様が変わる)。恐らく、極度な後悔の念を抱く事で、分泌される脳内物質が、その組成を変更し、写輪眼のプログラミングを組み替えているんじゃないかと考えています。

人はダメージやストレスを感じる事で、「ノルアドレナリン」という猛毒物質のホルモンが脳内で分泌され、この毒(に近い)の影響で不快な気分になるそうです。きっと、それに似た状況を継続的に与えられる事で、写輪眼が変質(変化)して、写輪眼→万華鏡写輪眼へとシフトするのでしょう。そして「儀式」の司祭としてのマダラ(トビ)が、その変化を見守っているのではないでしょうか。

「うちは一族」の場合はその栄光と不遇の混在した一族の歴史が精神の揺動や撹乱に持って来いの材料なんだと思うんです。「警務部隊」の真実や、一族の集落が何故追いやられたのか?を知る事で、それまで盤石であった価値観も大きく揺らぐと思われます。だから、マダラ(トビ)は木ノ葉隠れの草創期にまで遡って話をしているんだと思います。

しかし、そこでマダラ(トビ)がサスケに言った内容と、イタチがサスケに話した内容が大きく違う点がありました。それと、自来也が提示した情報とも違った。そして、イタチと自来也の提示した情報はほぼ均一なないようでした。これが意味するものは…何かあるんじゃないかと…。以下、証言が相違する部分の抜粋です。

「弟は全て承知の上だった
自ら眼を差し出したのだ」(マダラ~第399話/「すべての始まり!!」)

「自ら弟の両眼を奪い取ったのだ」(イタチ~第42巻/124頁)

これは弟の眼を奪い、自分に移植した行為に言及する部分ですが、マダラ(トビ)は弟が「差し出した」とするのに対して、イタチは「(マダラが)奪い取った」としています。これは意味合いが180度違います。イタチはサスケと交戦する時に、執拗にサスケの眼を奪おうとしたのと、証言が符合するし、マダラは木ノ葉からの離反が弟の遺志に沿ったものとする点で、どちらも辻褄があっています。

「あれは自然発生的な、いわば天災だ
うちはは関係してない」(マダラ~第399話/「すべての始まり!!」)

「かつて木ノ葉を襲った九尾の妖狐は
自然発生した天災だと言われていたがの…
実はそうではなかったんではないかと
最近思うようになった…おそらくあれは
人為的に口寄せされたものに違いない…」(自来也~第41巻/21頁)

「十六年前―九尾が木ノ葉を襲た事件は
もちろんマダラが起こしたものだ
それも四代目によって阻止されてしまった」(イタチ~第41巻/127頁)

次が「九尾事件」に言及するもので、これをマダラ(トビ)は「天災」と位置付け、イタチは「マダラの犯行」と断定しています。そして、自来也は「口寄せ」による人災を示唆しています。そして、それができる可能性のある忍として、「うちはマダラ」を名指しで指摘し、その生存の可能性まで臭わせています。

「つまり…今のマダラは負け犬だ…
うちはの本当の高みを手にするのは奴じゃない」


イタチはマダラを軽蔑するような発言までしています(第41巻/127頁)。この情報がマダラ本人によってもたらされたとは考え難く、そこには任務として「うちは一族」にイタチを送り込んだ四老人の陰がちらつきます。そんな侮蔑にも似た示唆が、まだ齢、5歳程度(「九尾事件」の時点のイタチの年齢)の子供に四人の中の誰かが言いくるめたのか?

イタチをスパイとして木ノ葉隠れが「うちは」に送り込んだとして、「うちは一族」をやや擁護していた雰囲気のある三代目がイタチに命じたと考えるよりは、「根」のヘッドであったダンゾウが自分の部下を使った…とする方が、「うちは虐殺」の流れとしてはしっくり来ます。つまり、イタチが「根」の所属であった可能性を、僕はその部分に感じています。

「九尾は昔から人の邪気が貯まり淀んだ時
どこからともなく現れる天災じゃ!」(巻物蝦蟇)

そもそも、「九尾事件」だって、マダラ(トビ)が言うように自分の仕業ではないとして、だから「天災」としてるのだとして(第41巻/21頁)、もしかしたら、「根」が企てた木ノ葉崩しであった可能性も残されます。ここでは「人の邪気」を人為的に供給する方法があれば良いわけです。そして、それを「根」が考えついたとか。

勿論、それはダンゾウが主導で行われ、「何か重大な事実」(第41巻/20頁)を知っていたミナトはその阻止に当たった…。で、その時、ミナトが与えた傷がダンゾウの右半身の欠損だったりして…(滝汗)。その真意に関してはマダラ(トビ)も未確認だった。そして、この場合は「九尾事件」のネタ元は「根」かダンゾウと言う事になります。

この違いは何だろう?と思ったんですが、イタチの知識や情報が何に拠るかを考えると、サスケが今、マダラ(トビ)に責められる「儀式」はそのまま「うちは虐殺」前のイタチのそれに合致するものだと思い当たります。そして、その時マダラによって語られた内容が、この局面ではイタチのネタ元と考える事ができると思います。

そこから考えると、マダラがイタチに言った事とサスケに言ってる事を改竄(かいざん)してる可能性を感じます。そもそも、「万華鏡の儀式」を執り行うのは、対象者の開眼が目的の筈だし、開眼する事で自分に利益がある…或いは、自分の目的に近付ける…のだと思うんです。それで、こんなにじっくりと周到にサスケを構ってる筈なんです。

「力がモノを言う時代
オレはより強い力を求め
友も弟もこの手にかけた」(マダラ)

「………きさま…」(サスケ)

サスケはかなり過敏に弟を殺して「力」を得た部分に反応しているんです(第398話/「木ノ葉のはじまり」)。勿論、その反応はマダラ(トビ)も確認しています。マダラ(トビ)はサスケの好意を引き出したいと考えてて、そのサスケの過敏な反応を危惧して、脚色を加えた可能性もあります。これは詐欺師やペテン師がよくやる手法でもあります。

要するに、事実は一つしかないのに、いろんな証言があると言う事は誰かが嘘をついている事になります。そして、嘘には目的がある筈です。そして、この状況で何かを為そうとしてるのはマダラ(トビ)のみ。って事は、マダラ(トビ)が嘘をついている可能性は極めて高いです。マダラ(トビ)がお面で顔(表情)を隠すのは嘘を付き易いってのも多分にあると思います。

ま、その嘘がどう言う意図があるのかってのは朧げに解りますけどね。先ずはサスケの懐柔。次に木ノ葉隠れへの復讐。それはマダラの積年の願いでもありますから。恐らく、マダラの身体は「終末の谷」の柱間との激戦で滅してしまった筈ですから、マダラ自慢の「強いチャクラ」が為す離業があるのかも知れません。或いは写輪眼のみの存在足り得る道がある可能性もあります。

しかし、マダラが燃やす復讐心は、木ノ葉(千手)に屈した「うちは一族」への落胆であり、自分よりも強い…九尾を持ってしても倒せなかった千手柱間に対するコンプレックスでしかありません。何せ「火の国の里の皆も柱間を選んだ」(第399話/「すべての始まり!!」)と言う事ですから、圧倒的な差があったのでしょう。

そして、マダラにはその差が受け入れられなかった。恐らく、忍術や体術と言った表面的な「力」においては、ある部分ではマダラが凌駕してる部分もあったんでしょう。図抜けたチャクラを自慢する「うちは一族」の中でも特に「強いチャクラ」を持って生まれたんですから、その一面を柱間も認めていたんでしょう。

それでも、マダラが柱間に及ばなかったのは、内面の違いが大きかったのではないでしょうか?マダラが「うちは一族」にすら背を向けられた背景には、多分にそれが影響した筈です。確かにコミュニケーションも苦手だったでしょうが、それ以上に、マダラには「大義」が希薄だったんじゃないでしょうか。

「…今までの憎しみはどこへ行ったというのだ!?
弟は何のために犠牲になったというのだ!?」(マダラ)


マダラは「一族」や弟の事を想っているような気持ちでいるようですが(第399話/「すべての始まり!!」)、結局、マダラの意見は「私怨」ばかりが目立ちます。マダラは自分の満足の為に闘っていたに過ぎないのではないか?そして、それが、柱間との圧倒的な違いだったんではないかと、僕は考えています。

それは、今の木ノ葉隠れの里を見れば解る。三代目や、アスマ。それに、自来也。彼らが護った「玉」とは、木ノ葉隠れの未来そのものでした。そして、幼き猿飛が見送った初代と二代目の笑顔。それが物語る「火の意思」。そこから湧き出す安心感は、誰だって気付くと思います。彼らは自分の為でなく、自分に続く「命」の為に全てを懸けて散って行ったのです。

「人は…大切な何かを守りたいと思った時に
本当に強くなれるものなんです」(白)


それは波の国でナルトが触れた人の「強さ」の本質(第4巻/77頁)。マダラにはそれがなかったのです。マダラは常に自分だけだった…。だから、一族が自分の意に背き、従わなかっただけで、独り里を抜けてしまったのです。マダラは孤独感をスケープゴートにして、悲劇の主人公を気取ってただけなんです。その姿にサスケも思うところがあった様でしたが…(第24巻の59頁)。サスケの里抜けだって、サクラに間違ってる事を教えられたようなものだったし…(サスケは何故、サクラに「ありがとう」と言ったのか?」でも読んでみて下さい)。

サスケとマダラ(トビ)は何だか似てるな…

と、感じたのはそこなんです。二人はいつも自分の気持ちばかりだった。サスケを、これまで生かしてたのも兄・イタチへの怨みでしたし、マダラだって「終末の谷」でに柱間との一戦は「復讐者」と言い切っています。二人は…独りよがりなところが凄く似ていると思うんです。それは「甘ったれ」と言い換えても良い(「サスケは何故、甘ったれなのか」でも読んでみて下さい)。

イタチはそれをサスケに訴えてた…と言うか、イタチはサスケの為に闘ってたから…あんなに頑張れたんじゃないでしょうか。身体が動かなくなるまで、イタチはサスケの事を考えて闘ってた姿を、僕らは散々、見せられて来たじゃないですか。イタチは、それでも愚痴一つこぼさずに頑張った…。それは揺るがない事実だ…。イタチはその命をもって示したのですから…!!(まだ…確定はしてませんけどね…)

「愛」とは与えるものであると言う事を…。

そして、それを感じたであろうサスケが、マダラ(トビ)の周到な懐柔を討ち払い、自分自身の「心」で真実を見極める事を、僕は祈っています。最後には、サスケがマダラ(トビ)の独りよがりを指摘し、やり込めるような展開を!!当然ながら、イタチがサスケに注ぎ込んだ「生き様」はこんなモノには負けないと!!今度はサスケ自身の行いで示して欲しいんです。

そして、それがホントのサスケの「儀式」になる事を願います。

イタチは…サスケの「成長」を、心から願っていたのだから……。

   

ナル×ジャン業務連絡(0518) | BLOG TOP | 第399話「すべての始まり!!」

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。