スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「死神」(終末の谷の決闘…第二撃)

  
マダラの武器(芭蕉扇とデスサイズ)

マダラの芭蕉扇と首斬り鎌(デスサイズ)

マダラの象徴的な武器としては、先ず「芭蕉扇」が挙げられます。これは描写(サスケの儀式でのトビの吐露など)にかなりの濃度で織り込まれていて、芭蕉扇がマダラの主力と考えて良いでしょう。相撲の行司が持つ軍配が大きくなったような形状です。瓢箪型の羽の左右にはうちはの写輪眼を示す?三つ巴が刻印されています。

忍具としては砂隠れのテマリが使う大型の扇子に近い存在かと思われます。描写的にはかなり大型で畳んで携行するタイプでもなく、普段はベルトで背中に固定しています。鬼鮫や水月が大刀を携行する要領に似てますね。それ程、取り回しが良くて、邪魔にならないようでも無いので、これをワザワザ携行すると言う事は、マダラにも相応のメリットがある…と考えて良いでしょう。

形状的な分析をするなら、第398話「木ノ葉のはじまり」のトビラ絵のマダラの装備品の芭蕉扇の体裁から、羽の部分も厚みがあります。重さは材質にもよるでしょうが、それ程、重いようではないでしょう。瓢箪型の羽に心棒が付くシンプルな形式で、心棒の根元は握り手になっていて、その端には穴があり、太めの鎖が繋がれています。

物理的な「扇(あお)ぎ」による旋風に期待するよりは、寧ろチャクラを練り込んだ羽部分を振るう事で、チャクラを放出するデバイスと考えるのが妥当でしょう。つまり、材質的にはチャクラを蓄積、或いは伝達できるようなチャクラ刀に用いられるようなレアメタルか、チャクラに感応するような特殊な樹木が存在して、それから削る出された可能性を感じます。

「"風"の"性質変化"は近・中距離において一番の攻撃力を持つ」

風遁修行でアスマがナルトに教えたように(第35巻/154頁)、攻撃性の高い「風」もチャクラ特性。「芭蕉扇」をワザワザ携行するマダラも同特性の所有者と考えるのが妥当でしょう。きっと、テマリが「斬り斬り舞い」を使うようにマダラも広範囲を一気に薙ぎ払うような攻撃を多用したんじゃないでしょうか。

「風」のチャクラは空気に練り込みが可能で、物理的な空気の流れに乗せて広範囲に満遍なく散布が可能で、刃物による切断ではなく、気体(空気)による切断なので、刃が血液や脂肪が付着する事で切れ味が悪化する事なく常にフレッシュです。常に最強の切れ味が持続できる…攻撃力の高い能力なのです。

アスマが言うように「なかなかいないんだぞ…"風"のタイプは」と、攻撃性の高い風遁のチャクラ特性はレアだったようですね。それに「うちは一族」がファンダメンタルで持つ「火遁」のチャクラ特性と合わせれば、マダラは相当攻撃的な特性を併せ持った忍と考えられます。火遁と風遁の連携が可能ならば、その攻撃力は絶大だったと言えるでしょう。

しかも、それに芭蕉扇の移動・瞬身の強化があり、その超高速に対応できる写輪眼が合わさった時、アグレッシブなマダラの攻撃重視の布陣が浮き彫りになって来ます。マダラは超イケイケの斬り込み隊長だったと思うんです。何でも自分でやってしまうようなワンマンタイプだったんでしょう。しかし、それがアダになったとも言えまいか…。

その意気込みは小規模な集団においてはカリスマともなり得たでしょうが、何でも自分で出来る要領には限界がある。それは物理的な制約と言って良いです。人には休息も必要だし、どんなに頑張っても一日は24時間しか無い。どんなに優秀な人間であろうとも、一人の人間に為し得る仕事には自ずと限界があると言う事です。

人を使う…動かす事が出来なければ大規模な集団の統率は不可能です。政治力が必要とされる組織の規模の拡大には、マダラの人間的な「器」はに相応しくなかった…のではないか?この超攻撃的な戦闘スタイルでカリスマを示したマダラが、組織の成長に伴って堕ちて行く様が見て取れるようです(笑)。マダラの斜陽には「帝王学」の欠如が拭えません。

希有なほどに高い攻撃性を有した…しかも、並外れて図抜けたチャクラをもつ「うちは」の中にあって更に強いチャクラを有したマダラ。その傑出した能力がマダラを単なる戦闘職人に仕立ててしまった…。そして、それは政治力や人望とは無縁だった。才能がマダラの「足枷」になったとするなら、運命とは残酷で皮肉だ…。

また、終末の谷の柱間との決闘シーンでは、満月を背に跳んでいます。九尾の大きさや足場が取り崩されている想定を合わせ考えれば、これを小規模でも「飛翔」と考える方が安定感があるように思います。サスケも天の呪印の状態2の翼竜のような触手で飛翔してましたから、チャクラと忍具を組み合わせる事でマダラが飛行可能であった事を想像しています。

かなり大きな構造の忍具を持つ事で機動性が阻害されるようにも心配したんですが、これで飛行による移動。或いは瞬身の術の移動距離を稼ぐような効果があるなら、機動性は飛躍的に向上した事でしょう。具体的には、マダラが芭蕉扇を移動や瞬身の補助・強化に使用していたんじゃないかと、僕は想像しています。

終末の谷の柱間との決闘の描写は正にそんな感じがします。風のチャクラは攻防一体で干渉する範囲が広いので、多勢に無勢の「うちは一族」が斬り込んで行く先頭にはマダラの芭蕉扇が翻っていたんじゃないでしょうか?だから、芭蕉扇には三つ巴が刻印されている。文字通り、「うちは」の旗印だった…。そして、それを振るうのはマダラだった。

この「うちは」を代表するような武器を振り回し、集団先頭をする事は攻撃に矢面に立つ事に等しく、個人的には相当に不利な条件であったことが考えられます。しかし、それをマダラが良しとしたのは集団戦闘における連携を重視したからでしょう。マダラが斬り込み、それに追従するチームが敵を駆逐する…と言う必勝パターンがそこには存在したのかも知れません。

マダラは終末の谷の決闘では芭蕉扇以外に、首斬り鎌(デスサイズ)を振るっていますが、普段は使わなかったようです。デスサイズはサシ(一対一)でのみ使った接近専用の武器だったんじゃないかと思います。「オレは里を出た」(第399話/「すべての始まり!!」)で肩を落として里を抜けるシーンで、僅かに腰に畳まれた柄の部分がチラ見えする程度で、普段は芭蕉扇の鎖が繋がる留め金みたく固定されてたんだと思います。

マダラの首斬り鎌は折畳式だった!!

イラストのデスサイズは刃物好きのケルベロスの妄想成分でかなり誇張されていて、ギミックに関してもナルト的ではありません。ただ、首斬り鎌の歯の部分はドッグトゥース(切り欠き)がって、刃物部分の折り畳みを想像させます。未使用時の自傷を防ぐ意味でも効果があるし、普段は使わなかったと考えれば、ある程度、準備が必要な構造でもおかしくはない。

普段はデスサイズを使わなかったのは、万華鏡写輪眼の瞳術もあるし、そもそも芭蕉扇の風のチャクラによる攻撃力で大抵の相手は圧倒できたと思うんです。それでも駄目な相手が現れた時に初めて首斬り鎌(デスサイズ)を使った。つまり、瞳術(幻術)が無効な相手…強いチャクラを持つ相手を殺す時のみ首斬り鎌(デスサイズ)を使用した…。

デスサイズは柱間用の武器だった!!

チャクラの強さが幻術を無効化する描写("月読"を破ったサスケの状態2の写輪眼)からは、自分より強いチャクラを有する相手に対して、幻術による攻撃が無意味である事を物語っているように感じます。柱間が本気であったように(明らかにマダラを殺すつもりで終末の谷の決戦を準備しています)、マダラも本気だったのです。

マダラも柱間を殺すつもりだった…。

マダラが首斬り鎌を振るう描写からはマダラには十分な殺意がある。それが柱間に対する絶望的な距離感や敬意の裏返しにも似ていて…それをおして尚、マダラが首斬り鎌を振るう描写には悲壮感すら感じます。何が何でもマダラは柱間に勝たねばならなかったのです。チャクラの強さが同じなら、残されるのは肉弾戦のみ…。マダラはその一点に賭けた!

尊敬もしていた…憧れさえ感じる柱間に遠慮や容赦のない攻撃をマダラが加える背景には、相当な覚悟が存在した事が窺えます。そこには面子や意地と言った体裁ではなく、自らの存在そのもを懸けた闘いがあった…そして、それこそが「終末の谷の決闘」だった…。相手を殺す事でしか得られない自らの存在の許容…。

これを「運命」で済ますには余りにも悲しい…。

マダラは「死神」に徹し切るしかなかった…?
首斬り鎌の使用は、その決意の現れだった…?!


 

第405話「遺されたもの」 | BLOG TOP | あの夜…

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。