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サスケは何故、あそこまで完璧にロイクをスルーできたのか?

  
「アンタが八尾の人柱力か?」(サスケ)

「いや"八尾様ですか?"だろ そこ
"人柱力様ですか?"だろ そこ」(ロイク)

「アンタを拘束する」(サスケ)

第409話「仙術伝承…!!」の最終頁なんですけども、ここまでものの見事に、ロイクの激烈なボケ?をスルーできるのは凄いです。微動だにしてませんでしたから、これはサスケの「天然」…つまり、ナチュラルとも言えそうですが…。そして、それは相手を無条件に受け入れて反応するナルトのそれとは明らかに違うと思うんです。

この場合のサスケの反応って、冷静で思い込みに左右されない沈着さがあります。不用意に敵を自分の内に入れない用心深さがある。これはイタチの性質や考え方を継承していて、「うちは虐殺」の闇の中でイタチが伝えようとした心構えをサスケは肝に命じ歩んでいるのです。サスケは既にロイクの違和感に気付いている。だから、外見の奇抜さに揺るがない…それがサスケのクールさの本質と言えます。

雲隠れに潜入して直ぐに拘束・尋問した雷忍から聞き出した情報は…。

「八尾の居場所を教えろ」(サスケ)

「雲雷峡.にて…
修行を…されて…いる」(雷忍)


「そいつの特徴は?」(サスケ)

「…八本の剣を…持ち…右肩に"鉄"
左の頬に牛の角の…入れズミが…ある」(雷忍)


サスケはこの情報を極めて冷静に受け止めているから、ロイクの背中の七本の剣に気付いているんです。そして、左頬の牛の角の入れズミも一応、牛の角とは断定はしていない筈です。背中に剣が一杯あるから…、頬に入れズミがあるから…で決めつけたりしていないわけです。僕だったら速攻、短絡(ショート)してるシチュエーションだけどね(滝汗)。

そして、もっと凄いのは、「だから違う」ってのも無い所です。それはロイクを軽んじたり、目を逸らしたりしていない描写が如実に示しています。ホントの短絡思考って、七本の剣に気付いた時点でロイクの人柱力を却下しちゃう考え方なんだと、イタチだったらそう言うんじゃないかな…と思うところで、これが鬼鮫だったら速攻、それで言いくるめられてるでしょう(笑)。

サスケもきっと、それに近い思考で行動してると思うんです。だから、ロイクの即決を避けて、しっかりと向き合ったまま対峙しているんです。サスケの言う「拘束」ってのも意味深で、人柱力も「拘束」が基本(尾獣と人柱力は一蓮托生だから殺しちゃいけない)だし、尋問するにも「拘束」が必要なんですね。ね、どっちもいけるでしょ(笑)。

「目がいてーよ…光
もう昼か
こんちくしょう
ばかやろう
このやろう!」

第408話「フカサクの提案」の最終頁で、僕らはロイクの身汚い態度を刷り込まれてますから、アレなんですけど、ロイクって人柱力じゃないんじゃない?ホントは強くないんじゃない?って既に刷り込まれてて、やや不利ではあるんですが、ここで決めつけるのはマズい…(笑)。サスケみたいにクールにどっちとも取れるよな態度でシャナリシャナリと対応すべきなんです。

現に、サスケはロイクを否定も肯定もしていません。それは単に、断定する材料が未だ揃っていないから…。背中の剣だって、八本目を何処かに隠し持っているのかも知れないし。見えない剣だって線もあり得る。それに、如何にも強そうで、あからさまに目立つ外見が虚仮威しだと短絡する事も無く、ロイクに対する残心を怠ってはいません。サスケは、ちゃんと向き合い、目を逸らしてはいませんよね。

サスケの眼には既にロイクの「力量」が見透かされているのかも知れないんだけど、未だ万華鏡を出してるわけでもないし…。ただ、ロイクをバカにはしていないです。決して軽んじていませんよね。それは、サスケがロイクの外見や奇抜な言動に翻弄されてないからだと思うんです。その眼光は、しっかり見据えている…それは未だ何事も断じていない証拠です。

サスケはイタチを失ってしまった事を心から悔いたのです。

それがこの態度の基幹。つまり、多くの心構えをイタチに与えられたサスケだからこそ、一段も二段も高い所から事象を見渡しているのであって、サスケがロイクのボケ?とも取れる言動をあそこまで完璧にスルーできたのはイヤミや当てこすりではなく、単にロイクを決めつけていないだけなんです。その態度をイタチはサスケの中に遺して行ったのです。

何事も自分の目でしっかりと見る。自分の頭でしっかりと考える。そうしてしっかりと生きる事こそ、自分を何としても残そうと奔走したイタチへの答礼である事を、誰よりもサスケは感じているのです。だから、サスケは揺るがないのです。揺らぐわけにはいかないのです。サスケにこの心構えが在る限り、大きく道を踏み外す事も無く歩んで行けるんじゃないでしょうか。

そして、サスケの今の姿を誰よりも望んだのがイタチだった…。

サスケのこれからの「生き様」こそが、イタチへの餞(はなむけ)そのものだ。

これで仕舞いの…第409話「仙術伝承…!!」の疑問(その四)



 

第410話「雲雷峡の闘い!!」 | BLOG TOP | "死"とは何なのか?

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