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第416話「ド根性忍伝」


<ガガガガガガ>

森の中?恐らく、樹上の交戦。細身の小太刀が木の幹の<ガガガガ>と刺さります。木ノ葉で一般的に使われるクナイとは違うデザインの小太刀です。形はキラビが使ってた七振りの長刀に似てて、投げたり突いたりするのに向いてる形で、千本よりは明らかに威力がある。でも木の幹に刺さり貫通していないのでチャクラ刀ではなさそうです。

「そろそろ観念したらどうだ?
鬼ごっこもそろそろ飽きてきたぜ」(敵)

マントにキャップ。首に額当てを巻いてるんだけど、何故だか「?」マーク(多分、仮想敵国はあるにせよ、それを明言しないのは政治的な配慮なんだと思います。配慮…?何で…?…笑)。腰に大型のポーチ。左手にはさっき木の幹にガツガツと刺さった小太刀を束で持ってます。何処の誰だか分かんないんで一応、「"敵"」としておきます(笑)。明らかに悪役っぽいんで…(笑)。

「ハァハァ」<スッ>(ヒーロー)

<コロコロ>「ハァ」(ヒーロー)

<ブン><ボフ>

そして、木の幹を背に隠れる忍が一人。ツンツン頭に木ノ葉の額当て。旧式(三忍命名の対半蔵戦のアレ?)の中忍ベスト。顔はね…ミナトとナルトを足して2で割ったような…(笑)。ま、後の描写で分かるんですけどね…これはあの本…フカサクに手渡された「ド根性忍伝」の一節です。如何にも勧善懲悪の冒険活劇風で分かり易い内容だったんだと、本のタイトルからもそれは分かりますよね。

このエピソードは…僕が書くとしたら、その冒頭部分。主人公の冒険の始まり、始まり~ッって感じの部分です。きっと、ナルトが成長して、九尾の痣が消えて、顔立ちもオトナっぽくなれば、こんな感じの忍になるんじゃないかと思います。ガタイも今より大きくなって、歳の頃なら二十歳くらい?現時点から4年後…?

(ケムリ玉か!)「!」(敵)

<ギン><ギン><ギン><ギン>

で、その明らかにナルトが感情移入しているであろう主人公を仮に「"ヒーロー"」として話を進めますね(エーッと、何でこんな風に描写の解説をするかと言うと海外の方向けです。某画像サイトが更新停止中なので、出来る限りの配慮です。漫画を読んでる人はまどろっこしいだろうけどご容赦下さい)。"ヒーロー"が追い込まれてるんですが、煙玉で相手の虚を衝く攻撃に出ます。

二人共、その煙の中で鍔迫り合いの交戦の模様。"ヒーロー"は刃物は手には持っていないようなので、指なしグローブ(秋葉ではこれを"殺し屋グローブ"と呼びます…一部で…)のナックルガードが金属製なのか、そこで器用に"敵"の刃を捌いているようです。忍具的には、これを発展させるとアスマの「飛燕」になるんだけど、この"ヒーロー"も接近戦が得意?

「ぐあ!」

「ハァハァ」

煙玉の煙幕が静かにはれて二人の姿が露になるんですが、上手を取ったのは小太刀を手にした"敵"でした。"ヒーロー"の頭に切先を向けた「詰めろ」の状態。一方、"ヒーロー"は膝と手をついた死に体。俯いて元気が無いように見える。絶体絶命…っぽいです。でも、その前に煙玉を"ヒーロー"が投げたタイミングで"敵"は"ヒーロー"を見失ってるからね。

「諦めろ」(敵)

「一言いいか…」(ヒーロー)

「聞く気はねェ…
もうくたばれ!!」(敵)

勝ち誇る"敵"に何か言いたげな"ヒーロー"。その言葉を遮るように"敵"は"ヒーロー"に<ドッ>ショルダータックルをお見舞いして、<ゴッ>っと、木の幹に強か打ち付けます。多分、それと同時に"ヒーロー"の腹部に小太刀を突き立てて止めを刺した筈ですが、何やら手応えが違う…みたい。

「!」(敵)

「オレが諦めるのを―」(ヒーロー)

<ボン>「!?」(敵)

思わせぶりに"ヒーロー"は捨て台詞を残して<ボン>と消える…。

「諦めろ」(ヒーロー)

そして、カッコ良く「決め台詞」。諦めるのを諦めろ…つまり、否定の否定です。だから「決して諦めない!!」…これが「ド根性忍伝」の主人公の忍道でしょう。きっと、ミナトが感動して、クシナが惚れ込んだ主人公の生き様。そして、この本が自来也の自伝的な小説なのだとすれば、その主人公は自来也そのもの。自来也の意識の根幹にある願望と言えるメッセージでしょう。

「!」<ドッ><ガッ>(敵)

(影分身か!)<ドサ>(敵)

"敵"は"ヒーロー"の影分身に気付きますが、時、既に遅し。"ヒーロー"は"敵"の背後に回り込み逆に上手を取ります。左手を引き絞り狙い澄ました手刀が"敵"の後頭部を襲います。崩れ落ちる"敵"。勝負アリです。"ヒーロー"が刃物を使わないのは"敵"を殺さない主義なのかな?忍が闘えば当然そこには「死」があるんだけど、それに対するアンチテーゼ(反定立)なんだろうと思います。

「くっ…オ…オレを倒しても
また次の刺客がこの里を襲う…
ケケケ 呪われた忍の世界に…
生きているかぎり平穏は…ない」(敵)

「………」(ヒーロー)

「なら…
オレがその呪いを解いてやる
平和ってのがもしあるなら
オレがそれを掴み取ってやる!
オレは諦めない!」(ヒーロー)

「……」(敵)

「き…きさまは…?」(敵)

「オレの名は―」<スッ>(ヒーロー)

物語はここでフェードアウトしてしまいます…。

"敵"も"ヒーロー"も「呪い」という言葉を使っていました。これが「死」と同義のテーゼ(定立)でしょう。"敵"はその「呪い」に従い、"ヒーロー"はその「呪い」に抗った。その意識が二人を敵対させ闘わせる。これを見た目の印象で「悪」と「善」で分別してしまうと分からなくなるんだろうな…。『NARUTO -ナルト-』は勧善懲悪に見えて実は違う。「善悪」で考えると『NARUTO -ナルト-』は解らなくなると思う…。

だから、自分ならこんな時、どうするんだろう?と、自分の立ち位置で物語を吟味する必要があるんじゃないかと思います。何が「善」で何が「悪」かなんて一生懸命であればあるほど意味を成さなくなる事に気付いて欲しい。それは世の中に出れば解るけど、そこは戦場だし、忍術も忍具も出て来ないけど、そりゃ厳しい闘いの日々ですよ。そんな中に「善」も「悪」なんかないんだな…。

みんな一生懸命に生きてるんです。それは闘っている…と言う事だ。そして、人は多かれ少なかれ誰かの屍の上に立っているのです。その現実に目を向けなければ、生きる事は凄く辛い行いになってしまうでしょう。心が優しければ優しいほど…純粋であれば純粋なほど…それは痛みになるでしょう。逆に、その痛みをどんな風に受け入れるか?それを試される…それが人生なのです。

このエピソードが「ド根性忍伝」の触りの部分だとすれば、ここから"ヒーロー"が幾多の"敵"と闘い、困難を克服し、自分の忍道を貫いて行く。それを自来也は描いていると思うんですが、それはある程度の現実を知ったオトナには痛くて寒くもある…。だから、それを描いた自来也は紛れもなく「表現者」だと思います。

キラビの描写でも感じたけど、人が人に何かを伝えるのって恥ずかしい事なんです。「アホ丸出し」じゃないとできない所行なんです。でも、そんな恥を曝しつつも表現してしまうのは、想いが溢れ出てくるからなんです。それは息をするのと同じで、表現しないと苦しい…死んでしまう(笑)。だから一等最初に書いた自来也の本にはそんな自来也の痛さや寒さが詰まってる筈です。

<ズズ…>(ナルト)

<ゴシゴシ>(ナルト)

<パラ><ツー…>(ナルト)

すっごく良いところなんですが、物語の描写はここで終わり。「ド根性忍伝」を泣きながら読みふけるナルトに場面はスイッチします。妙木山の大きなフキの葉のベットの上で涙で目を潤ませながら、鼻を垂れながら(子供の時、泣くと鼻水が出たな…今はもうあんな風に泣く事なんてなくなったな…)確かにナルトは「ド根性忍伝」を読んでいます。思いっ切り入り込んで感動しています。

そして、"敵"の問いに返した"ヒーロー"の言葉…その名前はきっと…「ナルト」でしょう。最後まで諦めない…ミナトとクシナが惚れ込んだ主人公の筈。イチャパラの前作。全然売れなかった不出生の名作…「ド根性忍伝」とはミナトが自来也に名前の引用を懇願したあの一冊でしょう。ナルトの名付け親が自来也だったと知ったら、ナルトは嬉しいだろうな。ナルトは奥付の「著者近影」に辿り着きます。若き日の自来也。笑顔…。ナルトの目から滲み出す涙…。そして、自来也と過ごしたあの2年半に想いを馳せます…。



「サスケはオレとの繋がりを
断ち切って強くなるって言った…
お前なんかにオレの気持ちは分からないって…」(ナルト)

「………」(自来也)

何処かの神社仏閣の境内(けいだい)(←この"読み"はよーくテストに出たな…今はどうか知らんがサラッと応えられるようにするべし…笑)のようです。しかし、この問いかけは…ナルトのサスケに対する想いを自分の事のように考える自来也にとっては非常に辛い質問だったろうと思います。勿論、ナルトには変な勘ぐりもなく、悪意なんて微塵もない。でも、逆にその"無垢"が堪える時もある。

自来也にとっての大蛇丸とは、まんまナルトに対するサスケに同じだから、二人はその意味では似たもの同士。ただ、自来也の方が長く生きてるからその昇華の度合いが違うだけで、心に負った傷の深さはきっと変わらない。骨折した時にその部分を骨が分厚く庇う生体の反応は心にもあって、心の傷だって分厚く覆って補強されて行くものです。

でも、分厚く補われるからその分、感度が鈍くなる。だから、無垢な心の感じ方は新鮮でもある訳です。ナルトは明かされていない秘密があって、それが原因でこんなにも純粋で汚れていないと、真っ黒ケのケルベロスは考えてまして、カカシなんかはそれが信じれなくてナルトを宇宙人視してるんですが、自来也は知ってる?から反応が違うんです(←これがカカシの"棘棘しさ"の源泉…笑)。

「エロ仙人と大蛇丸も
昔、友達だったんだろ?
どうして大蛇丸は里抜けして
木ノ葉崩しなんかしたんだってばよ?」(ナルト)


「大蛇丸が
おかしくなってきたのは
両親を殺されてからだ
それからは禁術に取りつかれていった
…両親に会いたかったのか
…それとも両親を死に追いやった木ノ葉への復讐か
ワシは親を殺されてはおらんからの…」(自来也)

大蛇丸が三代目火影・ヒルゼン(蒜山?岡山・鳥取県境にある連山。大山(だいせん)の南東にあり、上蒜山の標高1202メートルを最高に、中蒜山1122メートル、下蒜山1101メートルが並び、蒜山三座とよばれる/大辞泉)に付き添われて両親の墓前で白蛇の抜け殻を見つけたあたりです。あの墓参は両親の死の直後だったのでしょう。

ヒルゼンのダメ親っぷりには今もあんぐりと開いた口が塞がらないんですが(笑)、それは子供との距離感が上手く計れなかっただけで…(汗)。大蛇丸も距離感に関してはある意味ではヘタクソでした。それは自来也と比較すれば一目瞭然で、そこには相性があるとも言えます。確かに大蛇丸が堕ちたのはヒルゼンにも一因ありだけど、それを責められるオトナなんて何処にも居ない…。

「ワシもお前と同じだ……
あいつに何も分かってないと
一喝されてのォ…その通り
あいつのことを何も分かって
やれんかったかもしれん…」(自来也)

「………」(ナルト)

ここのやり取りが非常にファジーでキッシーらしくて好きなんだけど、自来也がナルトと同じと言うのは多重に絡みがあって、この場合ナルトがサスケを理解できなかったのも「同じ」だし、ナルトと「同じ」で物心ついた時から自来也は独りだった…つまり、孤児だった…と言ってるのだと、僕は受け取っています。きっと、自来也もナルトと同じように親を知らないんじゃないでしょうか?

全てを一瞬で失ってしまったサスケや大蛇丸にとって、最初から何もない…失う苦しみや悲しみを知らない…天涯孤独であるにも関わらず、寒々しく何も無いのに快活で喪失感や虚無感を表に出さないナルトや自来也に対する不信感と言えば良いのか?…疑問や懐疑と言った理解不能な存在としての煙たさみたいなものをサスケや大蛇丸はナルトや自来也に感じていた…んじゃないでしょうか。

その感覚はカカシにもあって、カカシは大切な尊敬すべき父親のサクモを失っていて、系統で言うとサスケ・大蛇丸寄りで、ナルトや自来也には理解不能な描写が数多く残されています。特に自来也に対する「刺刺しさ」は過去にも考察にしたほどで、非常に濃厚な不信感を示しています。何でナルトや自来也は「不幸」を感じさせないのか?純粋にそれが理解できないんじゃないかと思います。

ま、この迷いにはナルトが隠す「秘密」があって(勿論、当の本人のナルトは気付くも何も意識すらしてませんけど、ちょっと汚れたオトナが見れば速攻解るんですけどね。何せ、ケルベロスのケは真っ黒ケのケですから…笑)、それはもう直ぐ明かされるとは思うんですが、それに気付かないカカシもある意味、純粋で無垢と言えます。それはみんな気付いてて漏れなく「胸キュン」なんですよね。

その相似形としての大蛇丸やサスケが自来也やナルトを責めるのも言ってみればお気楽な反応であり、その叱責を甘んじて受ける自来也やナルトはやはり似ていて良い人だと思います。カカシにしても八つ当たりする相手が自来也しかいないんだけど、雲の上過ぎてやや消化不良になってるようです。しかし、かくも似た人が何度も何度も懲りずに似たような痛みを繰り返し味わうのは「輪廻」と言う言葉で片付けるには皮肉過ぎるな…。

「だがのォ…
こんなワシでもこの忍の世に
憎しみがはびこっているのは分かる」(自来也)

「…憎しみ…」(ナルト)

「その憎しみを
どうにかしたいとは思っとるんだが
どうしたらいいのか
ワシにもまだ分からん…

だがいつかは……

人が本当の意味で理解し合える
時代が来るとワシは信じとる!!」(自来也)


「何か難しいってばよ」(ナルト)

難しいけど伝わってる…。それが自来也には解るから嬉しいんです。ナルトの本能的な既知は憂いも酸いも噛み分けたオトナには眩しい。自来也が終止俯いたり伏せ見勝ちでナルトを直視できないのは、それが夏の太陽のように強い光を放つからです。ただ、それが嫌じゃない。心地良い。ただ光が強過ぎて、影が濃くなる。それが自来也にとっては痛みに近い…。

「答えが見つからんかった時は
その答えをお前に託すとしようかのォ!」(自来也)

<シュビッ>「オッス!!
エロ仙人の頼みならしかたねーってばよ」(ナルト)

「ヌァハハハ!!」(自来也)

「何?何で笑うんだってばよ!?」(ナルト)

自来也はミナトを想い出している。きっと似たようなやり取りがあった…。自来也がここで笑い飛ばすのは涙を押し殺す為でしょう。ホントはミナトからナルトに伝えさせてやりたかった…その後悔に押し流されそうな気持ちを必死に誤摩化している…だから、自来也の笑いにオトナは悲哀を感じてしまうのです。

で、すっごいのはこの自来也の笑いの違和感にナルトが食い付いているところです。ナルトに異常なくらい先入観がなくて、これが少しでも不純物が混入しているようならスルーするかお茶を濁すように一緒に笑ったと思う…。そして、このナルトのある意味、異常さにサスケもカカシもペースを乱されてる。ここは忘れないで…これも終盤の「鍵」だから…。

「お前の笑顔には救われるようじゃ」(自来也)

「へへ…」(ナルト)

ごめんなさい!!ここは泣かせて下さい。そして少年少女は感じ入って下さい。オトナはアナタ達を自来也のような目で、気持ちで見ている事を…。生まれて来てくれてありがとう!育ってくれてありがとう!笑顔を見せてくれてありがとう!アナタがそこに居てくれる事がどんなに幸せなことなのか?どんな風に伝えれば良いのだろう?それをいつも考えています。

心から感謝しています…
アナタ達が今、ここに居る事を…。

オトナは涙脆い。歳を重ねるとそれは顕著になる。ここでは「何で泣くんだってばよ!?」と、突っ込みを入れてもらえると気が楽になれる…(笑)。僕は未熟だから、自来也みたいに笑い飛ばしたりできないから。自来也はホントは泣いているんだ。でも、それをナルトには見せないでいられる。僕はこれを「力」なのだと思うし、「強さ」なのだと思う。そして、この態度には尊敬を感ぜずには居られない…。

人が生きる。何かを伝える。何かを繋ぐ…。それが世界を創っている。その中で人は生きる。闘う。全てはその意味を探しているんだ。それが人生であります。しかし、人の命は短い。だから託す。それはDNAが生物の記憶を運ぶのに似ている。その積み重なったものが歴史だ。だから、自分一人じゃ人は生きれない。生きてると言えない。そこに気付くと『NARUTO -ナルト-』が見えて来ると思う…。

僕らは今、試されていると言える。「力」って何なのか?「強い」って何なのか?「愛」って何なのか?「人」って何なのか?「自分」って何なのか?「生きる」って何なのか?小難しい哲学なんて、僕には解らない。でも、今、自来也が豪放に笑い飛ばす背後で、心の深層で抱える痛みや後悔は、僕に考える事を要求している。そしてそれを吐き出す事を滞らせない。僕もまた試されている。

「お前を弟子にしてよかったわい!」(自来也)

「そ…そっかあ!?」(ナルト)

自来也の訃報を知ったナルトが何故、あんなに落ち込んだのかが染みて来ます。また、泣けて来た…。畜生!!何度泣かせたら気が済むんだ!!自来也はナルトに感謝してたんですね。その気持ちをナルトにちゃんと伝えてた…。恥ずかしがらずにちゃんと伝えてた。自来也が水底に静かに沈みながら何故、あんなに満足そうな笑顔を残せたのか…その理由が心の底から解る…。

「だがワシもまだ諦めた訳じゃない」(自来也)

「?」(ナルト)

「ワシは自分の書いた本で
この世を変えるつもりじゃ!」(自来也)

「……売れないその本で?」(ナルト)

エーッと、ここは自来也の名誉の為にフォローさせて頂くと、この時点で「イチャイチャシリーズ」がベストセラーになっていて、自来也は印税収入でホントは大金持ちだったようです。一説によると"伝説のカモ"であった綱手の作り出した莫大な借金も自来也のポケットマネーで返済されたようで、それをひけらかさないのは自来也の奥ゆかしさと考えて良いでしょう。

ちなみに今、自来也が<カキカキ>しているのが、恐らく「イチャイチャタクティクス」。十中八九、綱手に対するギシギシとした妄想がてんこ盛りの18禁小説でしょう。例の暗号解読で赤裸々に綴られたその一端を垣間見、指を大きく開けた掌で覆い隠したもんですが(笑)、しかし、それで「世を変える」とは自来也ってドンだけーッ!?とも思いますが…(笑)。

「おろか者!
そのうちバカ売れじゃ!
その時になって
サインをねだっても
お前にゃ書いてやらんからの!」(自来也)

「いらねーってばよ!そんなの!」(ナルト)

(…もっと大切なもん
もらってっからよ)(ナルト)


奥付の著者近影。自来也の笑顔。ナルトは自来也との修行時代から自来也の気持ちには気付いていたんです。その感謝が自来也に対する尊敬の真逆の反応に転嫁されていて、それが逆に自来也には嬉しくもあった。だからこそ、自来也はナルトの前で自分の表現がし易かったのだと思います。大蛇丸やサスケにこの間合いが保てたなら違った未来があったかも知れません。

でも、人生に「れば・たら」はないから、これも運命。そもそも、自来也と大蛇丸。ナルトとサスケって永遠の「太極」だから、それを描くのが『NARUTO -ナルト-』だからね(笑)。だから、この永遠は止まらない。永劫に続く反目。そして、いつか在るだろう瓦解への期待感。その為には避けては通れない決戦がある…それがあの「決戦」だった。あれには深い深い意味があったのョ…。

ま、そんな先バレは置いといて(笑)、今はナルトと自来也の心の触れ合いに感じ入り涙して下さい。悪いけど、もうドンだけーッ!!ってくらい泣いちゃったからね。ここでドンだけ泣けるかは汚れ具合に拠るから、汚れを知らない少年少女には泣けないだろうし、泣いちゃダメだからね。そ、そんな…若い内から汚れちゃいけないからね(笑)。で、オトナ限定って事で…一つ…(笑)。




一方、キラビの拘束に成功した"鷹"サイド。辺りの景色からは雲隠れの里や雷の国の雰囲気はなく、どうやら雲雷峡からは脱出できたみたいです。重吾が香燐と水月(水ゲル?)を運搬。サスケはあの大男のキラビを運搬してるようです。重吾もしんどいだろうけど、サスケは二度も三途の川を渡りそうになったから、相当堪えてるでしょうね(笑)。

でも、遁走してるような切迫感はないから雲隠れの追撃はなかったようです。それをどう捉えるかは後々の描写で解るんですが、世の中そんなに甘くないっ…つーのが常套な考えだと思います。キラビは人柱力ですから半殺し状態。まだ死んでないでしょう。そして、これから「封印術・幻龍九封尽」で尾獣を剥がされる流れなんでしょうか?

幸いにもその術者であろうペインは九尾捕獲任務で小南共々出張っている筈ですからしばらくは拘留されるかして殺される事はないと考えられます。マダラ(トビ)がペインを呼び戻したりするのもあるでしょうが、多少なりとも時間稼ぎにはなりそうです。サスケがキラビごと八尾を引き受ける?という期待もあったんですが、キラビの性根からしてそれもちょっと難しい…かと…(汗)。

「ハァハァ」(サスケ)

「大丈夫かサスケ?」(重吾)

「ああ…急ごう
もうすぐ合流地点だ」(サスケ)

丸や四角の窓?穴ぼこが開いた壁面。マダラ(トビ)が巣食うアジトでしょうか?そんな感じの居室?キラビの巨体が<ズサッ>っと投げ出されます。相当、重かったんですね。エエイ!!という感じで投げ出されます(笑)。サスケの"暁"のマントはキラビの拘束具として利用されています。"暁"マントの<ヌギヌギ>って一応、死亡フラグなんですが、やはりサスケは"鷹"なのね…。

それにはちょっと安心したんだけど、このキラビの扱いを見ると、どう考えてもキラビが"鷹"に入るのはなさそう。これにはちょっと残念を隠せません(笑)。僕的には愛(う)いキャラだったんで…キラビって。鬼鮫っちに比肩するくらいに捨て置けなかったから、ここでお別れも辛いです。まったく…雷影は何をしてるんだ!!雲隠れのセキュリティってどうなってるんだ!!(笑)

「約束通り八尾は連れてきた」(サスケ)

「よくやったな
お前ならやれると信じていた」(マダラ)

そう労(ねぎら)うマダラ(トビ)の言葉に無反応にサスケと重吾は身を翻(ひるがえ)しこの場を辞そうとします。二人は香燐や水月の身体が心配で仕方ないのでしょう。こんなところで談笑する暇はない(笑)。特に水月は八尾のチャクラ砲をモロに食らって危篤状態だから。それに超回復能力の香燐もどうやら自分には力を使えないようですから、大やけども心配です。

何より、八尾との闘いは"鷹"を一皮剥きましたから…。あれは海千山千の寄せ集めがホントの仲間になる為の闘いだったから…。今は一刻も早い治療と休養を与えてあげたい。重吾だってしんどいだろうに、サスケだって苦しいだろうに…。サスケ的には万華鏡の「儀式」のお礼みたいなバーターだったのかな…八尾の捕獲って。もしそうなら律儀ですね。

「どこへ行く?」(マダラ)

「まずは傷を癒やす
それから…」(サスケ)

「木ノ葉だ」(サスケ)

自来也とナルトの修業時代の回想で気になってたんだけど、やはり大蛇丸とサスケの相似形は見逃せません。例の「里抜け→木ノ葉崩し」の流れがあるとすれば、サスケもホントに木ノ葉を狙う事になるんでしょうか?だとしたら、上層部だけを狙うなんて不可能だろうから、「サスケVSカカシ」(←こんなのあったら立ち直れんゼヨ…)なんて絶対見たくないような対戦だってあり得ます。

それにサスケは"尾獣"をマダラ(トビ)が分け与える事に期待すらしていましたから、「プチ禁術兵器」だって視野に入ってるかも知れないです。プワーバランスさえ整えば交渉のテーブルさえ用意される…それが外交交渉ですから、サスケが"鷹"というコミュニティに固執し、目的達成を真剣に考えているようなので、その危うい考えも捨て切れません。

サスケは賢いので露出の全てが本心でもないだろうし、ブラフだって数多くあった…。それをマダラ(トビ)も感じてて、それを過去にサスケに問いただしてたようです。多分、万華鏡の「儀式」の直後。サスケが夢幻だと思い込もうとしていたイタチの「涙」を邂逅(かいこう)した辺りだと思います。ぶっきらぼうな態度で部屋を出るサスケ。胸のケロイドのような傷跡が痛々しい…。

マダラ(トビ)の回想に突入します。ココは「疑問」で…(汗)。



「一つ大切な事を聞く」(マダラ)

「イタチの生き様を知ったお前が
イタチの遺志を継ぎ木ノ葉を守るという考えもある
…本当の事を言え…お前はどうしたい?」(マダラ)

「……」(サスケ)

「イタチはオレに命をかけて
里を守る生き様を見せてくれた
だがオレにとっては
そんな生き様よりも
イタチを失った悲しみの方が深い…
どうしようもなくな」(サスケ)

「イタチを犠牲にした平和など
オレの望むものじゃない」(マダラ)

「真実を知った今
イタチの生き様を継ぎ
木ノ葉を守る事など
オレには到底できない」(サスケ)

「そして上層部の三人は絶対に許せない
イタチの命を代償にして
ヘラヘラと平和を満喫している
木ノ葉の連中も同罪だ」(サスケ)

「殺るのは上層部だけじゃなかったのか?」(マダラ)

「イヤ…
オレ一人で木ノ葉全員を殺りたいからな
"鷹"の前ではそう言っただけだ」(サスケ)

「それは本当か?

アレだけの生き様を見せられて
イタチの意志…
守ろうとしたものを無にしてもいいと
本気でそう思えるのか?」(マダラ)

「アンタは言ったな
イタチがどうしてオレを殺せなかったのか
イタチにとってオレの命は
里よりも重かったからだと


オレも同じだ…
オレにとってイタチの命は
里よりも重い…

それだけのことだ」(サスケ)

「…うちはを差別し!
両親を兄弟に殺めさせ!
そのイタチを追い込み殺した上層部も!
そして千手を慕う木ノ葉の連中も!
全てがクソのはきだめだ!」(サスケ)

「全てが復讐の対象だ!!」(サスケ)

「……」(マダラ)

「オレを感情的に動くガキだと
バカにするならそれでいい」(サスケ)

「イタチの意志を受け入れるなどキレイ事だ
憎しみを知らぬ者共の戯言だ」(サスケ)

「もしオレの生き様を
否定するような奴らがいるなら
そいつらの大切な人間を
かたっぱしから殺してやる!」(サスケ)

「そうすれば少しは理解できるだろう…」(サスケ)

「オレの憎しみを」(サスケ)

「………」(マダラ)

(人は愛情を知った時…
憎しみのリスクを背負う)(マダラ)


でね…この部分のサスケとマダラ(トビ)のやり取りなんですけど…時間の都合で「疑問」にペンディングさせて下さい。実はですね、昨日、マジに新橋のガード下に呑みに行っちゃいまして…(汗)。この大ネタをまとめあげる時間が作り出せませんでした。ま、三連休で時間はありますので、第二弾でフォローさせて下さい。これは「愛」について語ってるんだと思います。そこをグリグリと抉るようなお話を捻り出しますんで…暫しお時間を…(って、ガーガー寝てるだけなんですけどねーッ…ウッ…肝臓が…汗)。





「何だと!キラービーが!?」(雷影)

一方、場面は雲隠れの雷影の執務室に…。里影の帽子を被ってる大男がウェイトを片手で<ギシ><ギシ>言わしてるんですよ(笑)。僕もウェイトやるんですけど、アレって低く見積もっても70~80kgはあって、最悪100kg以上あるかも…(太いのが20~30kgで小さいのが10~15kgで、バーが10kgの見積もり)。それを片手でカールできるってどんな人?(笑)僕なんか両手でも無理、無理!!(脂汗)

「その中には木ノ葉のうちは一族の者も…
今は先輩が後をつけています」(テンパ)

先輩とはスキンの事でしょう。雷影に報告に来たのはテンパの方で、「あの雷影様」と言っていた通りデフォルトで畏れてるので顔すら見る事が出来ない状態のようです(笑)。「木ノ葉のうちは一族」と言ってますので、この言葉を雷影がどんな風に受け取るかが問題になります。"暁"って正体不明の組織だから、その本体が木ノ葉?とする短絡もあり得る勢いも感じるので…杞憂であれば良いんですが…。

それと、すっごい余談なんですが、テンパの太ももにサポーターのようなベルトが装着されてて、前回、前々回の描写で観察できなかったので、秋月一族とは違うと考えたんですが、どうやら雲隠れの忍の標準装備と考えた方が妥当な感じですね。雷影の太ももにはありませんが、キラビは装着してましたし、手っ甲(てっこう)や脚絆(きゃはん)のデザインなどから推測するなら、ある程度統一されている装備だと考えるのが自然に思います。

「雷影様
どのようにいたしましょう?」(秘書?)

秘書らしいくの一でしょうか、ちょっとイイ女が雷影に声をかけてます。端正な顔立ちで、大きめのピアス。纏めた髪。で、何故だかロイク(笑)。雲隠れって有色人種が主流なのかな?そうじゃなければ「日サロ」が定番とか?だとしたら、スポーツジムみたいな隠れ里だな…(笑)。スキンもキラビ寄りの外見だったし、マッスル忍者が多い傾向はありそうですが…。

「"暁"は許さんぞ "暁"!!」(雷影)

「我が弟よ 待っておれ!」(雷影)

激昂する雷影が執務机(じゃなければベンチ…ベンチプレスする時に使う長椅子ね)を叩き割ってしまいます。されを見ていたテンパはほぼ100%の確率で<チョビッ>っと失禁しちゃったと思います(笑)。雷影はまだあの重いバーバル持ったままだし、どんだけ腕力あるんでしょうか?ガタイも大きいです。もしかしたら自来也よりもデカイかもね。腕も太てーッ!!(笑)

この怒り方から察すると雷影は直々に追撃戦に出ると思います。キラビ奪還作戦です。スキンが"鷹"の尾行についてて、"鷹"がヘロヘロでそれに気付いてないとしたら、恐らく"暁"のアジトは割り出せる筈です。ゼツがどんな配備になってるかは不明ですが、ペインの木ノ葉潜入(九尾捕獲)の見物に行ってるとしたら残存勢力はマダラ(トビ)と鬼鮫の二人だけになります。"鷹"の寝込みを雷影が襲うなんて嫌だな…。

って事で、マダラ(トビ)VS雷影の公算が高いと、僕は考えます。マダラ(トビ)が水影とすれば、里影同士の交戦に突入で、壮絶な戦闘は必至の様相(wktk)。雷影は変な感じのチョビ髭(ナマズ系)に何故か「牙」があるロイクのオッチャンです。これってキラビにもあったけど…家系?じゃなければ尾獣の…って、そんな事ないですよね。兄貴に八尾の「陰(かげ)のチャクラ」が封印されてるなんてね…。でも、ここまでやっといて……

マダラ(トビ)に軽ーく捻られんなよ!!雷影兄ちゃん!!(笑)


  

サスケの「本心」 | BLOG TOP | 八尾は何故、"暴れ牛"だったのか?

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