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サスケは何故、"第一部の第七班"を想い出したのか?

  
「ホラ!サスケ
さっさとウチに噛みつけ!」(香燐)

「お前は死なせない…
君麻呂の形見だからな」(重吾)

「ここはボクがやる
今のうちに逃げろ!」(水月)

「……」(サスケ)

僕は感動したんだ!!あの八尾をやっつけた"天照"…その土壇場でサスケが感じた「万感」(=心にわき起こるさまざまの思い)に…。それまでバラバラでチグハグで、コイツら一生まとまんないんだろうな…と、トホホになってた"鷹"が、互いを思いやり、身を呈して守るほどの間柄にまでなった…その経緯を踏まえたサスケが心の底から捻り出した「万感」に、僕は胸を詰まらせたんだ…。

「水魚の交わり」

第417話「雷影、動く!!」では瓦礫のアジトで休む"鷹"に重吾が何とも美しい言葉でその様を炙り出しました。水があるから魚がある。魚が居るから水も寂しくない…一部、私的な解釈を交え、僕はその美しき言葉にも激しい感動を覚えたんです。喉の奥から何かが逆流して来て言葉に詰まるような、ちょっとこっ恥ずかしいウルウルがあったもんです(笑)。

「…うちはを差別し!
両親を兄弟に殺めさせ!
そのイタチを追い込み殺した上層部も!
そして千手を慕う木ノ葉の連中も!
全てがクソのはきだめだ!
全てが復讐の対象だ!!」(サスケ)


賢くて「本心」をストレートに明かさないサスケが、あの土壇場で見せた「万感」。あれこそサスケの「本心」だったんじゃないか?僕としてはそう考えたいんです。だから、マダラ(トビ)が見せたサスケとの会談の回想(第416話「ド根性忍伝」)で、サスケが木ノ葉全てが復讐の対象とするのにマダラ(トビ)に対する気遣い、或いは戦略性みたいな機微を感じていたんです。

それが「水魚の交わり」が重吾の口から出た後(多分、残りの三人は「どんな意味だっけ?」と内心ビクビクしてた筈です…笑)、サスケは自分の万華鏡に宿った「新しき力」に心酔するような描写を見せ、ほのぼのと歓談する水月、香燐、重吾を尻目に一人ドス黒くズブズブと闇色に染まって行くようで怖かった。「木ノ葉を潰す」がやはりサスケの「本心」なのか?と不安になってしまいました。

しかし、あの八尾戦の土壇場でサスケが垣間見せた「万感」は"鷹"の友愛に対する明らかな呼応でした。そして静かに目蓋を降ろし思い出したカカシ、ナルト、サクラの姿。それがサスケの万華鏡に"天照"を灯した「力」だったと、どうしても僕には思えるんです。つまり、あの「万感」こそサスケの「本心」であるのだと思いたいのです。

しかし、あの時、思い出した第七班。若き日の(まだ20代なので…)カカシ先生。それに幼きナルトとサクラ…。恐らく第一部の幼さを残したサスケがこんなにも汚れちゃうまえの…それくらい前のカカシ班だったように思います。それをサスケは何故、あの土壇場の生きる死ぬかの瀬戸際に思い出したんでしょうか?そのサスケの心模様は…。


先ず、サスケが出した"天照"…。あれはイタチからの「コピー」だったと、僕は考えています。「イタチVSサスケ」でイタチがサスケに繰り出した"天照"と"月読"をサスケは自らの写輪眼でコピーしていて、それが自分に万華鏡写輪眼が備わって使用可能に…と、そんな感じの理屈です。でも、じゃもっと早い段階で使えば良かったじゃないか!となる訳ですが、そこがサスケの良いとこと、僕は思う訳。

サスケは自分との闘いでイタチが逝ってしまったことを心底、後悔して後悔しまくって万華鏡の開眼しました。もっともイタチはそれを狙って、サスケを殺さずに怯えさせ、大蛇丸や呪印を引き剥がしつつサスケを追い込んでみせたんですが…。しかし、現実問題として自分の責任でイタチは倒れた。そしてそれで得た「瞳力」…サスケはその「力」を恐れたろうし、呪いもした事でしょう。

サスケには躊躇(ためら)いがあった…?

だから、"月読"だって尋問に利用したり、キラビに放ったのも拘束程度の威力に止め、精神崩壊に追い込むような苛烈な威力ではなかった(だから、簡単に返されて雷犂熱刀の餌食になってしまった…汗)。で、"天照"もコピーして発動できる事は判ってたけど使わなかったのです。それはコントロールしようにも強烈すぎる「力」だったからです。多分、消し方も知らなかっただろうしね…最初はね。

しかし、八尾の圧力は"鷹"を崖っぷちに追い込んだ…。あそこでサスケが"鷹"の面々の献身を思い出し、第一部の第七班の姿を思い出したのは、その自分には過ぎたる「力」="天照"を使うべきなのか?否か?を真摯に考量した結果なのです。そして、サスケの「決断」を後押しした「万感」が去来する訳です。だから、"天照"を発動したサスケを見た時、僕は目頭が熱くなったんです。

サスケが万華鏡写輪眼のもたらす強烈な瞳力を使う意味を感じた時、イタチがサスケに、どんな気持ちで"天照"を放ったのか?それをサスケは噛み締める事ができたんだと思うんです。そして、仲間を守る為。そして、第一部の「第七班」の三人の笑顔を想い出しながら、サスケは理不尽なほどに強力な「力」を使うべきだと判断を下したのです。その瞬間、サスケはイタチの「呪縛」から解放された…。

サスケはイタチに許された…!

だから、あの「万感」には大いに感じる所があったのに、サスケの隠し持つ"ドス黒さ"は、その清らかさとは真逆にあるんです。それで、サスケの「本心」が見えなくなってるんですけどね。これを考え出すと切りがなくてまた深淵に墜ちて行きそうなので、グッと堪えて話を進めますね(笑)。しかし…あの「万感」で、サスケは何故、第一部の第七班を思い出したのか……?……何故なんだろう?


サスケの里抜けって第一部の…単行本で言うと21巻辺りです。時勢的には、木ノ葉崩しで三代目を失い、木ノ葉も甚大な被害を被り、木ノ葉は人手不足で、仕事のできるカカシなんかはいろいろと忙しい立場だった頃です。サスケがナルトと衝突して劣等感が増殖…自棄起こしそうな不穏な雰囲気で、カカシはそれに片手間風に対応してみせた…片手間風の「風」が大切なんで…そこは…一つ(汗)。

大蛇丸も抜け目なく、音の四人衆を擁する編成でサスケにちょっかいを出そうとしてて、かなりややこしい流れだったんです。カカシが「片手間風に…」って言うのはカカシの屈折した部分でもあるし、気遣いの極地とも言える優しさなんですけど、屈折しまくったサスケには通じる筈もない…そんなチグハグな二人のやり取りが、20巻の108頁から始まる「音の四人衆」に描かれています。

「チッ」(サスケ)

「………サスケ
復讐なんてやめとけ」(カカシ)

「ま!こんな仕事柄
お前の様な奴は
腐る程見てきたが
復讐を口にした奴の末路は
ロクなもんじゃない…
悲惨なもんだ

今よりもっと自分を傷付け
苦しむことになるだけだ


たとえ復讐に成功したとしても…
残るのは虚しさだけだ」(カカシ)

音の四人衆が今にもサスケに接触しようとしたのを知ってか知らずか、カカシがサスケにアクセスします。ナルトと衝突してやや鬱に考え込むサスケをワイヤーで拘束。もし、これが敵との遭遇だったらサスケはこの瞬間死んでた訳で、カカシはそれも教えときたかったんでしょう。サスケも分ってて、結構歪な表情でカカシに対応します。この頃のサスケの顔ってイケてないんですよね(笑)。

で、カカシって「予言か何か出来んのかい!!」って突っ込み入れたくなるくらい今の"ドス黒い"サスケを言い当ててるんですよ。これってイタチとの決着がついて、マダラ(トビ)の儀式を経た後、マダラ(トビ)がサスケに「本心」を確認した回想(第416話「ド根性忍伝」)の"ドス黒い"…「今」を確実に言い当ててると思います。

暗部にいたカカシですから、イタチがどんな忍でどんな人となりだったとか、何をしたのか?なんてのはサスケよりもよーく知ってたろうし、サスケを見つめるカカシはかつての自分…神無毘橋の過ちに身を焦がす自分自身を見てるような嫌悪感すら感じます。これは近親憎悪にも近い。そんな悲喜交々(ひきこもごも)がカカシにはあったわけで、それが「片手間風」の「風」の部分の由来です(笑)。

自分だったら、真っ直ぐに突っ込んで来られたら嫌だな…と言う経験値がカカシにはあって、だから、こんな風に近くにいるのに遠くで話すような冷たさを醸し出すのだし、カカシの眼は死んだ魚のように虚ろにも感じられるのだと思います。これは演技ですから!ホントはカカシだってサスケを抱き締めたかったと思うんだけど、それが出来ないから「片手間風」になっちゃう訳だ…(これが後の「まっカカ」に繋がって行くとは…)。

「アンタに何が分かる!!
知った風なことを
オレの前で言ってんじゃねーよ!」(サスケ)

「まぁ…落ち着け…」(カカシ)

サスケの論調は結構ブレが少ないんです。言ってる事は分る。同じ事をナルトにも言ってましたけど、カカシは自分の事をサスケには何一つ教えてませんからね。何せ「素顔」すら曝してませんよね。これって子供に語らないオトナの「静かな主張」じゃないかって常々考えてるんですけどね。サスケは未だ子供だからナルトに文句を言う勢い…。流石に、これには「落ち着け」となるんだな…(笑)。

「何なら今から
アンタの一番大事な人間
殺してやろうか!」(サスケ)

「今 アンタが言ったことが
どれほどズレてるか
実感できるぜ!」(サスケ)

実は…第416話「ド根性忍伝」のマダラ(トビ)とサスケの会談シーンの回想でこの言葉をサスケが言った事って「もっともだな…」と思ってしまったんです。僕は…。憎しみや悲しみって連鎖しちゃうから、それじゃいけないってのも分るんですけど、同じ痛みを他者にも感じさせたい!…って気持ちは誰にもある。実際は理性や分別がそれを制止するんですけどね。

でも、サスケの「本心」を考え進める内にこの描写を想い出して、やっぱりサスケは成長してないな…ってちょっとガッカリしちゃったんです。成長してない筈はないんだけど、気持ちの一部分が今もこの時のまま踞(うずくま)ってるって言うか、この大きな樹に今もカカシのワイヤーで縛られてる…ような気がしてならないんです。

「…………」(カカシ)

「そうしてもらっても
けっこーだがな…
あいにくオレには一人も
そんな奴はいない
んだよ」(カカシ)

「……」(サスケ)

サスケはカカシが「(大切な人は)一人もそんな奴はいない」と言われて、多分、多分ですよ…「オ、オレは?!」って心の片隅で叫んだと思うんです。カカシにとって自分は「大切な人」じゃないの?って、この時ばかりは洋式だと思ってたドアが和式のスライド式だったみたいな(笑)驚きがあったんだと思います。有り体に言っちゃうと、サスケはカカシをめちゃくちゃ大切に想ってたってこってす…(薄笑)。


「もう……みんな殺されてる」(カカシ)

「オレもお前より長く生きてる
時代も悪かった
失う苦しみは嫌ってほど知ってるよ」(カカシ)

「………」(サスケ)

カカシに失敗があったとしたあら、この部分のお茶の濁し方なんです。悲しいのはお前だけじゃない…と簡潔に言えば良かったんだけど、そこにカカシのめちゃくちゃ遠回し(一般的には"回りくどい"と言ったりします…笑)な愛情表現があって、こんな風な大人語になってしまった。この時はカカシも辛かったのかも。カカシの胸にだって抜けてない太い棘(オビト)が刺さったままだしね。

このカカシの暖かさを受け入れられないからサスケは木ノ葉を抜けたんだし、この先回りするような暖か過ぎる愛情の持ち主であるが故に、サスケにもっと近寄って捕まえてあげることが出来なかったカカシがいる訳です。カカシは自分の経験があるから、サスケの堕天は不可避と内心は諦めてたっぽい…と、僕は考えてます。きっとカカシもそうだったから。カカシも過去に縛られる一人だから。

カカシのこの突き放したようなベタベタしなさってのは、自分が嫌だと思う事をサスケにしないだけの話で、カカシがそう思ってしまうほど、サスケは自分(カカシ)に似てるのです。その達観が最初っから諦めを帯びた雰囲気に混入しています。そもそもカカシって自分の傷で一杯一杯な人だからこんな事してる場合じゃないんだから、仕方ないっちゃ仕方ないと、僕には思えるんですよ。

「ま!オレもお前もラッキーな方じゃない…
それは確かだ
でも最悪でもない」(カカシ)

「!」(サスケ)

「オレにもお前にも
もう大切な仲間が見付かっただろう」(カカシ)


「………」(サスケ)

カカシはサスケに「"今"を生きろ!」と訴えてる訳です。それって「"過去"に縛られるなッ!!」って事なんですけど、木ノ葉隠れの里の中で、それが一番出来てないカカシが、どのツラさげてそんな事言えるのか?ってアングリしちゃう?(笑)多分どんだけ突っ込んでも突っ込み切れない(笑)。でも、案の定、子供のサスケはそこまでは考え及ばない…これには助かりました(笑)。

ま、冗談は差し置いて(←エッ?冗談だったの?)、サスケは素直にナルトやサクラの笑顔を想い出してるんですよ(第20巻/114頁)。可愛い…。そしてこの歳の頃…多分、サスケの"天照"の「万感」で出て来た頃かなと思います。やっぱり、サスケの意識は"鷹"を率いてブイブイ言わせてる今も、この大木に縛り付けられたままだ…この場所で踞って泣いているんだ…。

「失ってるからこそ分かる…
"千鳥"はお前に大切なものが
出来たからこそ与えた力だ

その力は仲間に向けるものでも
復讐に使うものでもない

何の為に使う力か
お前なら分かってるハズだ


オレの言ってることが
ズレてるかどうかよく考えろ」(カカシ)

「…………」(サスケ)

カカシは、懇々と説教したらさっさとサスケを解放して、サスケを一人にしてどっかにいっちゃうのです。忙しいってのもあったんだけど…ね。でもやっぱ諦めてたんだろうな…と思います。この後、音の四人衆が接触して来てコテンパンにやられて呆気なく里抜けに走るんだけど、カカシはここでサスケと「今生の別れ」を迎えるのです…今のところは…ですが。予感めいたものはあったと思います。

この教えが「万感」を生み出した!!

だからなのか、カカシはとても大切な事をサスケに告げています。カカシは明らかにサスケに託したんです。そして、それをサスケは今も大切にしている…筈です。筈だと思いたい。何故なら、それが「千鳥」であり、「何の為の使う力」だからです。恐らくサスケは無意識かも知れないけど、この言葉を噛み締めてるんだと思います。だから「千鳥」を大切に自分なりに発展させてるんじゃないでしょうか。

そう言えばデイダラと殺り合った時に、デイダラが「雷切」と言うのを、「正確には千鳥という術だかな…」(第40巻/38頁)とワザワザ訂正していましたよね。サスケにとっては忙しい闘いの最中とは言え捨て置けない内容だったんですね。サスケがどれだけ「千鳥」を大切にしていたのか?カカシの残した言葉を大切にしていたのか?が分る描写だったのかな。


「ありがとう…」(サスケ)

サスケの実際の里抜けを先ずはサクラが阻止しようとしました(第21巻/24頁)。詳しくは「サスケは何故、サクラに"ありがとう…"と言ったのか?」で赤裸々に考察してまして、まだ読んでいない方は是非とも読んで頂きたいです。サスケは、サクラにしっかりと「ありがとう」と言えました。自分の行いをちゃんと認識出来ていた…だからサクラに礼が言えたんです。

「ナルト…」(サスケ)

「………」(サスケ)

「オレは…」(サスケ)

「ぐっ…!」<ビキィ>(サスケ)

終末の谷でナルトを打ち破り振り切ったサスケ(第26巻/140-142頁)。薄氷の勝利ではありましたが、サスケは確かにナルトとの勝負に勝利し、殺す事すらできる状況でした。しかしそれは為さなかった。そして悲しい雨が降る中でナルトの顔に自分の顔を近付けるシーンが残されています(第26巻/143頁)。これは何なんだろう?って、僕はズーッと考えてました。

結局は子供的な発想で、眼をくっ付けたら「何か」が起こるお伽噺みたいな期待感があったんじゃないかと思うようになりました。魔法みたいに、「一番大切な友達を殺す」なんてなくても、眼を合わせたら「何か」が起こるような気がしたんじゃないかと。サスケにとってナルトは「お前は最も…親しい友」(第25巻/165頁)であったのは揺るがない事実ですし。サスケにはナルトも大切な人だった。

つまり、これはサクラに言った「ありがとう」と同じ。自分は間違っていると言う認識。でも、どんなに間違っていてもやり抜かねばならないと言う決意。それをナルトにもちゃんと伝えたと言う事だと思います。早い話が、サスケはサクラにもナルトにも「お別れ」が出来てるんです。荒っぽくてぶっきらぼうで一方的かも知れないけど一応、サスケの中では区切りがついている訳です。


でも、カカシにはそれがなってない。それはカカシが「片手間風」に言う事だけ言ったらサッサとどっかに行っちゃったから…。サスケはカカシには「ありがとう」を言えてないんです。ましてや「さよなら」なんて、とてもとても…。だから、サスケの心はあのワイヤーで拘束されて説教された樹の上に留まったまま。あの場所で踞り一歩たりとも動けないでいるかのようなのです。

「ナルトか…お前までいたのか」(サスケ)

「………」(ナルト)

「ならカカシもいるのか?」(サスケ)

天地橋任務での追撃で大蛇丸のアジトを突き止めてやっとこさサスケに再会したところです(第34巻/136頁)。実はこの少し前にサクラとも逢えてたんですが、ナルトを見ても眉一つ動かさず、「まで」と来たもんだ(笑)。で、その勢いで「「カカシも」に傾れ込むんですね(笑)。そして、カカシの代わりにヤマトが居てムッとしちゃうんです。クールなサスケにしてはやや意外な反応で、何をか言わんやでした。

サスケは明らかにカカシに逢いたがっているのです。だって、ちゃんとお別れ出来てないから。それは母子分離がちゃんと出来てない幼児にも似てて、カカシの「片手間風」な対応がもたらした功罪とも言えます。サスケの想いに区切りがついていないカカシに対して心が残っている…だから、あの"天照"の「万感」で第一部の第七班をサスケは想い出したんじゃないでしょうか。

「…今ならアンタの言ってた事も
少しは分かる気がするよ」

そう言えばアスマがこんな事をヒルゼンの墓前でブツブツいってましたっけ(第35巻/95頁)。サスケもそこそこ汚れちゃったし、少しは人生の憂いも酸いも味わいましたし、凄く強くもなった。背だって伸びたし、千鳥だってこんなに使いこなしてる…そして「今だったらカカシ先生の言ってた事も少しは分るよう気がする」とか…カカシに伝えたいんじゃないかな…。

そして、あの「万感」で達した「力」の発露への回答。あの時、"天照"を使う事を許したサスケの「心」。それが結局はカカシの教えに符合していた…。今更遅いかも知んないけど、カカシにはもう一度逢って謝りたい…。サスケなりにちゃんと区切りをつけたいんだと思うんです。だから…第一部の第七班の姿を想い出したサスケにはオトナの後悔が滲んでいるように感じてならないんです。

サスケはカカシを理解できたんです。

つまり、自分が間違ってる事をサスケは認識しているのです。だから、サスケの"天照"の「万感」には一縷の希望を感じてなりません。今は「ドス黒い」方向に転んでいるサスケだけど…未だ持ち直せる可能性があると思うんです。サスケの「本心」は確かにあの「万感」にあった。ならば、サスケを更正させられるのってやっぱりカカシ先生じゃないのかな…なんて考えて…

それはそれで怖かったり…(汗)。

  

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