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テンゾウが先か?ヤマトが先か?

  
「お前はあのカカシ班に配属されるよう
もう手はまわしてある…」(ダンゾウ)

サイも初登場だったけど、ダンゾウもお初だった?(汗)(第32巻/25頁)風影・我愛羅奪還編が一段落したと思ったら、次は「根」の存在が急浮上する木ノ葉内部の不穏な展開。カカシは神威を何発も撃って木ノ葉病院行き(笑)。カカシ班にサイが組み込まれる…天地橋任務の導入部分です。この頃から相談役やダンゾウの関与などの木ノ葉内部の軋轢は思いの外、多量に存在したんですね。

「この騒ぎに乗じて綱手の監視の目
逃れる事が出来たのは幸いだった
"暁"も役に立つものだ…」(ダンゾウ)

で、この時、サイを呼び寄せてダンゾウが命令を伝達する場所が、ペイン強襲で木ノ葉がごった返す最中のダンゾウとその配下が集合した地下の回廊のような吹き抜けでした。四本の太い支柱が支持する巨大な縦穴で、その柱に通路が渡される形式の構造。目に付いた人も多いかと思いますが、その柱には『YAMATO WORKS』のステッカーが貼ってあります。非常に目に付く位置に…です。

テンゾウが先かヤマトが先か…それが問題だ!

これって、何か意味深に感じるし、何らかのメッセージを帯びてるんじゃないか?…と、誰しも一度は感じたと思います。そして先ず、最初に脳裏を過るのは"ヤマト"だったんじゃないでしょうか。そもそも『YAMATO WORKS』と言うからには『ヤマトの仕事』(ヤマト工房?作品?)…つまり、この四本の支柱や建物をヤマトが木遁忍術を駆使して作ったんじゃないか?って、一瞬、考えてしまいますよね。

でも、"ヤマト"って後から綱手に付けられたコードネームだし、暗部名(源氏名?)は"テンゾウ"だった筈。もし、この建物を木遁で作り上げたんだとしても『TENZOU WORKS』にするんじゃない?↑と、そこら辺で普通は行き詰まるんじゃないかとも思います。でも、この部分の不整合を埋める事ができるならば!!なんて…<ウズウズ…>と、考察の虫が疼く訳です。

「…という事でだ…
お前にはカカシの代行をやってもらう」(綱手)

「あのカカシ先輩の代行とは…
光栄ですね」(テンゾウ)

ここ(第32巻/83頁)でチクッと疑問なんですが、カカシは暗部でもカカシと呼ばれてたんでしょうか?ヤマト(テンゾウ)の口ぶりだとそんな感じですね。カカシの暗部時代に関してはウィリアムさんの携帯待画と共に認めた考察(「暗部のカカシ」)がるので、そっちを読んで貰いたいんですが、自分の手をワザと血で染めようとしたとすれば、名前や素性を秘匿する必要がなかったのかも知れません。

「これは暗部としての任務ではなく通常の任務となる
よって面を外しコードネームを付ける」(綱手)

「その間は名を"ヤマト"と名乗れ」(綱手)

「分かりました」(ヤマト)

"ヤマト"と言うコードネームは便宜的に、綱手によって与えられた…(第32巻/83-84頁)事になってるんですが、もし、これが二人の演技だったら…ちゅうー話ですよ。綱手がダンゾウを見張っていたようにダンゾウも綱手を見張っている…それを織り込み済みの迫真の名演技だったとしたら…どうでしょう?こう言うのは少年少女は苦手だろうけど、アンフェアなオトナな関係って僕は結構好きなんだな…もしそうだったならば…

「ダンゾウという男は…
かつて三代目と対立しいていた
タカ派の男だ

暗部の中の特別部隊として
暗部養成部門の"根"を組織し
その主任の座に就いていた男だ

お前も名前くらいは
聞いたことがあるだろう?

"根"はすでに解体されてるし
奴も一度は失脚した身…
…が、相変わらず何を考えているか
分からん男だ」(綱手)

「考えすぎなのでは…」(ヤマト)

この空々しい会話も(第32巻/85頁)、フェイク?って気がして来ませんか?表面的にはダンゾウに懐疑的な綱手をダンゾウ親派のテンゾウ(ヤマト)が矛先を逸らそうとしているかのようにも見えますが…。この時の二人の会話を盗聴されてる事を前提にした演技だったと考える事もできると思います。何だか綱手は良く喋るな…って、ちょっと引っ掛かったし、妙に説明してるし(笑)。

最近の流れだと、"暁"のリーダーであるペインが大挙して(六体ですから!!)木ノ葉を襲撃してるのにヤマトは姿を現さないでしょ。これって思いっ切りダンゾウが引き連れるお面の中にヤマトが居る流れなんですけど…。つまり、ヤマトはテンゾウで、思いっ切り「根」の一員って事。もしかしたら、ダンゾウに意見した埴輪みたいな髪型の、四つ目のギザギザの歯のお面の忍がテンゾウだったりして…(笑)。

「…これから…忙しくなりそうだ…」

あの温泉でヤマトが漏らした台詞は(第32巻/125頁)、何だったんでしょう?ヤマトの気持ちがすっごく知りたいです。やはり、僕的にはナルトを前に、「この子を何とかせねば…」と言う使命感みたいなモノがヤマトを突き動かしているんじゃないかと、期待や願望が俄然、渦巻いています。ヤマトの苦悩に満ちた表情にはナルトに対する「父親?」とも思えるような分厚い愛情を感じてたし、事実、ヤマトの存在がナルトの成長を促していた事も確かです。

また、大蛇丸の遺伝子操作の実験によって生まれたクローンの唯一の生き残りとしての寒々しい過去も微塵にも感じさせない、その人格者っぷりには、ナルトの異常なまでの「曲がらなさ/折れなさ」に比肩するような不思議さすら漂います。ヤマトがナルトを上手く叱り、導けるのはナルトと同質の境遇を跳ね返した(…感じなかった?…笑)「強さ」をヤマトが持つからではないかと…二人は非常に似た部分があるのです。

ここでヤマトが何をして「忙しくなりそうだ…」と言ってたのが重要になる訳で、加えてこのシーンで、ヤマトが持っていたお面が、サイに接触した「根」の先輩のヒョウ(第32巻/97頁)と同じ柄だったのが、複雑に絡み合って来ます。例えば、サイに接触したヒョウをヤマトが始末して(汗)、お面を取り上げたとか、ヤマトがヒョウに入れ替わって(化けて)サイの気持ちを確認した…なんて想定があります。

僕にはヤマトが初代・柱間のDNAの影響を受け、ナルトを何とか一人前に育てたい気持ちが全面に突出していて、その焦りが僕に訴えている…と、僕の心はそっちに向いています。ま…専門用語でこれを「ミスリード」とも言うんですがね(笑)。それでも、ヤマトの行い…特にナルトに対する叱責態度や指導方針などは、立派過ぎるくらい毅然とした「父親」そのものだし、どう考えてもナルトの足を引っ張るような存在には見えないんです。

初代のDNAがヤマトに影響するってのは、例えば、「柱間→ミナト」に血縁が存在するとすれば、ミナトの実子であるナルトは、柱間にとっては何代目かの「孫」と言う事になります。この想定は憶測以外の何者でもない訳ですが、柱間とミナトの行動(「終末の谷の決闘」と「九尾事件」)の類似性を考えると、かなりの可能性を感じます。

そして、柱間の命の設計図とも言うべき『DNA』を組み込まれたヤマト。それが、この大きな使命を帯びた「血の系譜」に影響された行動をとるのも甚だ的外れではないと思います。寧ろ、だからこそ「根」と言う呪縛にも似た組織に立ち向かう事ができる原動力になってるんじゃないかと考えたいところです。それ程「親心」ってのは偉大な力なんですから…。

カカシとヤマトの関係性はと言うと…

「どうだ?
"九尾"のチャクラは上手く
コントロール出来てるか?
テンゾウ」(カカシ)

「今のところは問題なしです
ってゆーか今はテンゾウじゃなくて
ヤマトでお願いします」(ヤマト)

「ハイハイ」(カカシ)

カカシがヤマトを"テンゾウ"と呼ぶ事にヤマトは拒否反応してます(第35巻/144頁)。実はこの後、風遁修行の熾烈さにナルトが何度も九尾化しかけるんですが、その都度、カカシはヤマトを"テンゾウ"と呼んでいます。あまりにもしつこく続けるカカシに、ヤマトは訂正する事にも疲れて受け容れるだけになってしまう様が結構笑えたんですが、カカシはヤマトの本心を確かめてたんじゃないかな…なんて考えたりしています。

今にして思えば…ですが(汗)。カカシとヤマトは暗部時代に行動を共にしている筈で、しかもかなりの修羅場も経験しているようです。ヤマトの態度からはカカシには頭が上がらないような「恩義」を受けた過去も感じるし、カカシの名台詞を引用したヤマトの第七班に対する叱咤(しった)などからも、命すら危うい任務の中で絶えずカカシの頼もしさを感じてき来た…みたいな…ヤマトが持つカカシに対する絶大なるリスペクトを感じます。

何故だか、カカシはヤマトには「責め」だし…(☆☆)。

だから、そのカカシが口にする"テンゾウ"と言う呼称(コードネーム)には相応の重みがある筈です。こうしてナルトを前に必死に力を尽くしている時に「テンゾウはやめて!!」と言ってしまうヤマトの気持ちにはそこはかとない後ろめたさを感じます。そして、ヤマトとテンゾウだったら、やはりヤマトはヤマトなのかな…なんてややこしい事を考えてしまいます(笑)。

カカシもそんなヤマトの気持ちをドサクサに紛れて試してたんじゃないでしょうか…。そんなムッツリさがカカシらしいし、カカシだから不自然に感じないオトナな「駆け引き」だったな…と、感じます。

サイが登場したあの吹き抜けのダンゾウの司令所。その柱にそっと貼られた『YAMATO WORKS』のステッカー。最低でもサイが登場する前に吹き抜けの建築物を作った筈ですし、そんなピッカピカの新築でもないようなのでかなり前から在ったものでしょう。そしてその柱に『YAMATO WORKS』のステッカーが貼られていました。そしてそれは『TENZOU WORKS』ではなかった…。つまり、"テンゾウ"と"ヤマト"ならば"ヤマト"が先="ホントの名前"だったんじゃないかと思う訳です。

"ヤマト"は三代目火影・ヒルゼン(蒜山)が命名したソウルネーム!?

ならば、現状でヤマトが「根」の所属だったとしても、それは三代目が「根」に送り込んだか、「根」から取り込んだヒルゼンの腹心であり、ヤマトは内側から「根」を見張るスパイだったんじゃないかと思えます。何か、その辺りは「うちは一族」に送り込まれたイタチとも似ていますね。そして、テンゾウとしてあの吹き抜けの司令所を作った記念に、『YAMATO WORKS』のステッカーをあの柱にコソッと貼付けた…。

ヤマトはテンゾウとして「根」に潜ってた二重スパイ、所謂、「モグラ」なんだとしたら、常に「死」と背中合わせの疑心暗鬼に取り付かれる日々だったと思うんです。そんな心の澱んだ部分を何かで発散したい心理はどんなに訓練を受けようと、鋼の精神を持っていようと払拭できない。なので、そのガス抜きが件のステッカーだったと考えるのも、この場合、ありかな…なんて、僕は考えています。

それを"テンゾウ"よりも先に存在した"ヤマト"の「茶目っ気」に満ちたメッセージだったとするならば、ヤマトは思いっ切り火影サイドの存在と言う事になります。そして、通常任務と称してナルトを任せる時にテンゾウにシレっと"ヤマト"の本名?をコードネームとして付与したとするなら、綱手にも中々、「やり手よのォ~」っと、ちょっと嫌ーな笑みを浮かべちゃます(笑)。この辺にはオトナのユーモアを感じますね。

そして、そんなヤマトがナルトに接し、類い稀なる「父親属性」を振るい、ナルトのアイデンティティを確固たるものとして行く姿には、偽りがない事が証明出来る((「ヤマトの背中が語る"アイデンティティ"」参照)。ヤマトの毅然とした態度や、非常に良識のある叱責…その身に内包する「暴力」に翻弄されるナルトを、しっかりと立たせ、歩ませたその手腕に感じた温かみは嘘じゃなかった…となりますから、それだけで何だかホッとしてしまいます。

「考えすぎなのでは…」(ヤマト)

そう、ヤマト自身に言われてしまいそうですが、僕はあの『YAMATO WORKS』のステッカーにそんな期待を込めたいんです。木ノ葉がこんなにヤバくなって、カカシも目の前真っ暗になってるのに、私利私欲に塗れたダンゾウは自分たちだけ安全な場所に身を潜めようとしています。その狡猾さを「オトナ」だとは思いたくない訳で、そんなダンゾウすらも、キッチリと叱り飛ばしてくれそうな『ヤマトの仕事』に密かに期待してしまうケルベロスなのです。


  

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