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第425話「はたけカカシ」(カカシ夢見編)

  
仔カカシ…左目に刀傷に三つ巴の写輪眼…。

時系列で考えると、カカシが神無毘橋でオビトから譲り受けたのは二つ巴文様の写輪眼です。つまり、第二次覚醒で、それから幾多の戦火を潜り抜け三つ巴文様の写輪眼を覚醒させた筈です。ナルトとサスケの一度目(第26巻/64頁)の「終末の谷の決闘」の描写から「己の尊厳」を懸けた闘いがその契機ではないかと、僕は考えています。サスケも、木ノ葉の額当てを凛々(りり)しく締め直していたな…。

「…里の奴らが…何と言おうと…
…お前は立派な上忍だ…」(オビト)

エーッと、で…ちょっとアレなんですが、恐らく神無毘橋のあの岩穴で、大岩の下敷きになったオビトがカカシに語りかけたシーンの回想だと思うんですが、オビトが三つ巴です。これは明らかにミスプリです(汗)。きっと、アシさんが誤ったんだと思うんですが、これは編集が正すべき内容で、印刷事故としての責任は担当編集者に在る…と僕は考えます。このくらいの考証には気付いてあげないと…。

もっと良く考えると、一枚目のカットの仔カカシもホントは二つ巴文様(第二次覚醒)であるべきだったのかも知れません。カカシの雰囲気や前髪からすると若い。13~4歳の頃。しかも、神無毘橋の悲劇の直後…とするなら、やはり二つ巴文様が相応しい。サスケの描写でも、二つ巴文様から三つ巴文様への移行は相当の苦悩を必要としているように感じましたので、相応の経時が必要だと思います。

この描写がカカシの回想であるならば、その導入は当時の仔カカシであるのがフラットな訳だし、それを当時の仔カカシからズーッと<ズルズル>と引き摺っている…ヒキズリスト協会会長のカカシならば、二つ巴文様の仔カカシが思い返すのがスジですから、考証を重視するなら、一枚目のカットの仔カカシも二つ巴文様の写輪眼であるべきだとは思いま…思いますが………(滝汗)。

ま…、それはキッシーのタイムマシーンで何とでも出来る訳で、単行本でキッチリ補正してもらえれば大丈夫なのだと思います。「元水影様…」(第44巻/26頁)でも感じたんですが、キーポイントと言えども、この世に「完璧」なんて存在しないように、「週刊」と言う非常識極まりないスケジュールで、これだけのクオリティの創作を成す負荷を考えれば致し方ない…と…思いませんか…?

本編とナル×ジャンを比較するのは不遜極まりない事でありますが、ナル×ジャンの"てにをは"の「不摂生」や拙(つたな)過ぎる「こじつけ」すら水に流してご賞味頂ける…「愛情のフィルター」があれば、キッシー(正確にはアシさんや担当編集)の不手際くらいスルーできると思います。だからこの描写を"鬼の首を取った"ように…騒ぎ立てるのは、ちょっと鼻に付く(笑)。個人的な好き嫌いなんですけどね…。

実はスケジュール的に皆さんのコメントに触れる前にこの記述を認めていますので、時間差でこの描写に関するご指摘があるかも知れません。そして、この記述がその指摘を責めるモノでもない事を先に言及させて頂きます。一人の『NARUTO -ナルト-』愛好家の意見として…&…不遜ながら表現者の端くれ(自負?)&…僕の性格的な問題で提示しています。もし、バッティングしても気にしないで下さいね。

「…オレはもう…………死ぬ
けど…お前の目になって
…これから先を見てやるからよ…」(オビト)

逆に墓前でこっちを見つめるオビトのカットは回想の回想だと思います。或いはコラージュ…カカシの脳内の合成でしょう。オビトは自分のヘタレっぷりを庇ったカカシが左目を失明したのを気に病んでいましたし、カカシに自分の写輪眼を与える事(眼軸ごと…与える言及は写輪眼の能力を譲渡する意図が明らかにありました)の重さを示唆する描写であると思います。

「お前の目になって」と言うオビトの言葉は、カカシに視覚を与える…せめてもの優越感をオビトは欲したのだと思うんです。オビトは恐らくカカシより年長(一ッコ上なだけなんですがね)で、リンはカカシが好きだったから(汗)。おまけにカカシを庇って大岩の下敷きになってますから(第27巻/157頁)。このくらいは言わせてくれよ…ってところだったんだと思います。

そして、それをこの期にカカシが思い出すのは、オビトの優越感とシンクロする罪悪感に、カカシが(あれからズーッと)支配されていたと言う事でしょう。カカシの事が好きな人なら容易に解ると思いますが…これがヒキズリスト・カカシの真骨頂とも言うべき「ツボ」な訳で、こんなズルズルのネチネチの後ろ向きのカカシだから、こんなに好きになって、今、こんなにドロッドロに堕ちてるんです(よね)。

「リンを頼むぜ…」(オビト)

オビトの優越感ってのは、コレなんです。カカシの左目でリンを見ることができる。その左目に映るリンはオレ(オビト)が見てるんだ…って言う呪縛に近い訳です。カカシはオビトがリンを好きだったのを知っているし、リンもオビトが自分を好いている事を知ってましたから、その上でカカシとリンがラブラブになれる筈は無い。カカシとリンがオビトの存在を無視できるなんて出来ない。

それをオビトは解っていなかった。想像できなかった…結果なんだと思います。それを僕は「優越感」と言う言葉でシミュレーションしているだけで(笑)、辞書の意味とは全く違うニュアンスがあると思って下さい。これはおばちゃんがよく使う(僕もよく使う?)「アレ」と同義で、非常に曖昧で便利な表現です。でも、極稀にコレが通じる人が居る。それを仮にナルジャンでは「オトナ」と表記しています(笑)。

少年少女には非常に悪いとは思うんですが、これがナル×ジャンであり、それが提示するオトナの行いであって、特に色恋の分野においては退き下がれない自負がありまして、委ねるけど委ねたくない。渡すけど渡さない。男と女の間にはそんな不条理があるのです。それをカカシとオビトとリンが13歳や14歳で普通にやってた。それこそ僕が彼らが好きな理由で、少年少女がちょっと<イラッ>っと来る理由なのだと思います。

基本的に『NARUTO -ナルト-』の精神(恋愛)年齢は10歳サバ読み(+10歳)か下手したら20歳程度サバ読みが必要なくらい、ガチガチのサバヨミストなんで(笑)、少年少女が解らない方が、僕は嬉しい。そんなの素の13~4歳で解られたら僕らの立つ瀬が無い(汗)。オトナだから地下室の秘密部屋に隠した芳醇なワインを味わう楽しみがある。そうなる為にいっぱい辛い事があったんだから(笑)。

(オビト…)

(………お前の目になって
先を見すえるのは……
どうやらここまでのようだ)(カカシ)

まだ幼さを残す第一部の教え子達。ナルト、サクラ、一人横を向いたサスケ。シノ、ヒナタ、キバ、リー、チョウジ、いの、テンテン。やはり横向きのネジとシカマル。この二人が横向きなのは第一部である意味カカシを超えていた。カカシが充分に認めていた存在だったのだと思います。つまり、サスケもカカシにとって異質な存在だったんだと思います。サスケの背中の家紋が象徴的に沁みて来ますね。

で、ここで語られる台詞。これはカカシのものであると、僕は考えています。なので、「お前の目になって…」と言うのはオビトのそれと被る訳です。オビトがカカシの代わりに「見る」と言うのと、カカシが「お前の目になって」と言うのはぶつかります。それをオビトの回想の後にカカシが言うって事は、カカシもオビトの優越感に気付いている。そして、それに反応していると言う事です。

これが人の気持ちです。生々しい。生きてる人の気持ちだと思います。本能?そう言っても良いでしょう。だから、悪意とかはない。人が生きる為に立つ。それと同質の場所、空気、食べ物…それらと同じ「犠牲」です。良い人として生きる事の不条理。それを見つけ出せる人なら、カカシはそれを感じてしまうから生き辛い事に気付くと思います。そして、それがカカシの最大の魅力である事も…。

(…リンを守れなかったオレだ
お前との約束を破ってばかりだが…
許してくれ…)(カカシ)

代目、オビト、リン…そして、写輪眼でないカカシ。これが「リンを守れなかったオレ」と悔いるカカシが思い出したい「均衡」です。少なくともカカシが巻き戻したい地点だった筈です。しかし、オビトの後にカカシはリンも無くしている。そして、それを目の当たりにしているようです。そして、それがカカシの「万華鏡」に関係のある出来事だったのか?だとすれば、面白い(不謹慎でスミマセン)。

エーッと、イタチの「木ノ葉強襲事件」の描写の観察で、カカシは万華鏡を開眼していないであろう事が解っていて、「あるスゴ~い新術を開発した」(第28巻/50頁)とも言っていますから、恐らくカカシの万華鏡は第一部と第二部の間の二年半に成った筈で、それにリンが関与していたとするなら、「もう…みんな殺されてる」(第20巻/112頁)の解釈をする大きな材料になります。やっぱり…面白い!!

(オビト…リン…先生…)(カカシ)

(…オレも…
今からそっちへ行くよ)(カカシ)

非常に細かい描写のお話しになりますが(笑)、ここまではカカシの台詞と言うよりは内観に近い思考なんじゃないかと、僕は考えています。つまり、言葉にしていない。ま…最後の「今からそっち」なんてのは溜飲させたかった言葉ではありますが…(滝汗)。でも、ここからはちょっと違います。描写的にも吹き出しになります。ここからは外に向けたカカシの意思表示なんです。要するに本題だと言う事です。




「!」(カカシ)

「カカシか…?」(?)

暗闇を歩むカカシは引き寄せられるように焚き火の男に気付きます。辺りは真っ暗闇。焚き火の火に照らされて、僅かに岩と、岩に腰掛け火に当たる男が見えます。真っ暗闇の中でカカシの存在に気付くその男はカカシを良く知る人である筈です。カカシもそれに気付いたから近寄って来た。二人共知り合いだったようです。カカシは左目を瞑ったままです。右眼だけを開いています。

もしかしたら…左目はもう…(滝汗)。

「…こんな所に居たんだ…」(カカシ)

「お前の話を聞かせてくれなか?」(?)

「ああ…」<スッ>(カカシ)

その男はカカシが逢いたかった人のようでした。カカシは安堵したように、焚き火に当たる男の傍らに腰を降ろします。一切の警戒心がないです。この男はミナトやオビトでもないです。カカシが探していた人。そして、断わりも無く傍らに座れる親しい存在。でも、ガイの時みたいに困った感じも無い。カカシの少ない交遊関係…からの推測(笑)。

となれば…残るは唯一人…それは…

「すごく長くなるから
ゆっくり話したいんだけど…」<トン>(カカシ)

「ああ…いいさ」(?)

「あのね父さん」(カカシ)

焚き火の男はサクモでした。カカシの亡き父。「木ノ葉の白い牙」の通り名を持つはたけサクモ。木ノ葉の額当て。木ノ葉ベスト。白い紙。それが焚き火の火に照らされます。カカシとはあまり似ていません。普通のおじさんっぽい。そして、「あのね父さん」と言うカカシは子供のような笑顔を見せます。ホントに逢いたかった…父さん。子供の頃からカカシは、こうして父の隣に座って気の置けない話をしたかった…。

これはカカシの「願望」の発露なんだと思います。恐らく、サクモのこんな柔らかで暖かい笑顔もカカシは見た事が無かったでしょう。厳しい人だった筈です。怖い人だった筈です。もしかしたら、「父さん」と呼ぶ事も叶わなかったかも知れません。サクモはカカシの「師」であり、カカシはその英才教育の中で育った。だから、あんなにアカデミー卒業や中忍昇格(サクモ存命中?)が異常に、異例に早かったんじゃないでしょうか。

厳しい修行の毎日。それが「はたけ家」の日常であり、カカシとサクモの関係だった…。だから、こうして隣に座ってカカシの話を聴いてくれるなんて…。カカシは嬉しかった。願いが叶った。そんな笑顔なんだと思います。カカシの幼き日の冷たい目。それを解きほぐしたミナト、オビト、リン。それがあって、こうしてカカシとサクモが在る。これは…カカシとサクモの邂逅です。カカシの大きな心残り…その反動でしょう。

場面は胸から下が瓦礫に埋まったカカシにスイッチします。首を項垂れカカシは休んでいます。静かに眠っています。物音一つない静けさ…。その静かな水面に小石を投げ込むように修羅道の頭皮が<ピシッ>と捲れ落ちます。力なく落ちます。まるで生命感がなく、<ガラン>と無機質なノイズだけが響きました。そして、その余韻は後を引かず、直ぐに収束しました。そして、新たな静寂がこの一体を支配します。

修羅道もチョウジに向けて放ったミサイルが最後の一撃だったのだと思います。修羅道は死んだ…と。つまり、カカシに対する追撃は考えられない筈です。ここにカツユが現れて治療や修羅道の撃退があれば、それは綱手にフィードバックされますから、カカシの安否が綱手にバレてしまいますから、こんなにガクブルできなくなりますからね。カカシはここでゆっくりお休みになって回復すれば良いと思います。

「カカシの死に揺れる木ノ葉!天道ペインは!?」

週刊少年ジャンプNo.51の471頁にあった第425話の予告とされる文言ですが、完璧、嘘っぱちですよね(笑)。このレベルの予告が週ジャンでは日常茶飯事で、最早、ノイズに近い状況です(笑)。やはり、考察の「絶対」は単行本にあると考えるべきで、週ジャンもこの理不尽を続ける以上はそれ程、作品に対する責任感はなく、寧ろ商売に重きを置いていると考えるべきでしょう。

だから、週ジャンの「予告」や「アオリ」に一喜一憂する必要は無い訳です。これまでも特段に関連性のない文言が踊っていましたし、それにこっちが踊らされるのもね(笑)。カカシの描写を冷静に読み込めば、カカシ自身が吐露するようなピンチには見えないんです。前にも書いたけど、自分で「死ぬ!死ぬ!」って言う奴は、まず死なない(笑)。これは、恐らく、カカシの「死ぬ死ぬ詐欺」ですぜッ!!

ただ、カカシには「重大な事」が起こる。
それは、避けられそうにはないけど…。

第425話「はたけカカシ」(カカシ夢見編)…了。
続きますよ…。何かとある身なもんで…(滝汗)。

カカシは殺すな同盟



  

第425話「はたけカカシ」(フカサク…スットコドッコイ編) | BLOG TOP | 「九尾事件」(終末の谷の決闘…第五撃)

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