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第426話「ナルトと木ノ葉!!」


「うずまきナルトはこの里にいるのか
いないのか…どっちだ?」(地獄道)

(ナルト!?
先輩は確か居場所を知ってるハズ!)(後輩)

「あいつは…木ノ葉の仲間だ
仲間を売るようなマネはしねェ!」(先輩)

火の意志とやらか…」<ガッ>(地獄道)

「!」(後輩)

「何だ?」(先輩)

「オレの質問に答えなければ次はない
もう一度聞く」(地獄道)

<ズオオオオオ>

「何だコレは…?」(先輩)

「………」(後輩)

「うずまきナルトはこの里にいるのか
いないのか…どっちだ?」(地獄道)

「何も知らねーな!
さっさと失せろ!」(先輩)

「知らないって言ってんだろう
離せ!」(後輩)

「そうか…
なら判決を下してやる」(地獄道)

「!!」<ググッ>(先輩)

<ズズズズ…><ズズズ>

<ズア><ズズズ…><ズズズ…>

<ガッ><ガッ><ググッ>

「!!」(先輩)

<ズポッ><パッ>

<ズズズシ…><ガブモグ>

「お前の方は
本当に知らなかったようだな」(地獄道)

「くっ」(後輩)

エーッと、地獄道の能力ですが、要約するとマジに本物の「閻魔大王」を使役してるのかも知れません。口寄せの術は畜生道の専売特許だから、地獄道の能力は別のものと考えるべきで、ミナトや三代目が用いた屍鬼封尽のような形態を想定しています。地獄道の質問。それを判決する閻魔大王?は、木ノ葉の忍から引き摺り出した「舌?」を握ってその真偽を判定しているようでした。

硬い話抜きに行くと、この「舌?」みたいなのって霊魂かな…と思います。或いはチャクラそのものとか。そも具現化した実体?ま…それを掴んで引き抜くんですが、地獄道が投げかけた質問に対して嘘をついていた場合のみ、肉体から引き剥がされる罰を与えられるシーケンスの忍術だと思います。つまり、嘘をつかなきゃ殺されない…変な忍術なのです(笑)。

しかし……えらくまどろっこしい能力だと思います。質問に対する答え…その真偽を判定する事しかできないなんて…。しかも嘘をついた者の命を断つ(舌を離さずに引っこ抜く)能力だから、「嘘」=その裏の「真実」を聞き出さず殺してしまうのだから、尋問される対象者が自発的に答えない限りは永遠に「真実」には辿り着けない変な尋問だと言えます。まさか…試してるの?!(笑)

これが「見せしめ」であるなら判るんですが、大勢集めてこの異様な術をひけらかしている訳ででもありません。地獄道が物陰から窺っている木ノ葉丸に気付くのはこの後の事ですし…。地獄道の行動を冷静に分析するなら、積極的に「ナルトの居場所」を聞き出す目的で行動してる訳じゃないと考えるべきで、探索班の筈なんだけど、動き的には揺動班に近いんじゃないでしょうか。

地獄道が単なる「ドSの責め」で済ませる話でもないですが、どうもこの説明基調のエピソードには気持ちが入りません。地獄道の行動自体に不合理が多過ぎます。しかし、それ以上に合理性を欠くのが木ノ葉の忍の先輩と後輩の行動や態度です。"敵"である地獄道に首根っこを掴まれても尚、「失せろ!」とか「離せ!」とほざいています(笑)。僕は耳を疑う…二人は何故、闘わないのか?

(何だよコレェェ!
何もしてないのに左側のおじちゃん
動かなくなった!?)(木ノ葉丸)

(何したんだ、あいつゥ!?
と…とにかくここから逃げなきゃ…
ヤ…ヤバイ!!)<サッ>(木ノ葉丸)

<ゴチ>「痛っ!」(木ノ葉丸)

「!」<スッ>(地獄道)

(ヤ…ヤベェ!!
…み…見つかっちゃったのかコレ!?)(木ノ葉丸)

好き勝手にやってくれたようですね!
アナタのような外道は私が決して許しませんぞ!!」(エビス)

「くっ…」(後輩)

(エビス先生!!)(木ノ葉丸)

(今のうちに逃げるのです!
木ノ葉丸くん!!)(エビス)

木ノ葉丸だっていきなり逃げる事考えてます。里の仲間が目の前で"敵"に殺されてるのに…。しかも、焦って逃げようとして電柱か何かに頭をぶつけて声まで出しちゃって、木ノ葉が高が六体の忍にここまで蹂躙される理由が判ります。だって、木ノ葉は闘ってないから。地獄道が圧倒的に強いのだとしても、自来也は最後まで闘う姿勢を萎えさせたりはしなかった…と、僕は記憶しています。

僅かな希望はエビスの乱入で、エビスにとってはいきなり「死亡フラグ」が立つ状況ではありますが、地獄道に挑もうとしています。しかし、端っから地獄道に敵う筈もない事を闘う前からエビスも悟ってて、木ノ葉丸が逃げる時間稼ぎ的な抵抗に終止しています。ここはやっぱりオカシイ。木ノ葉ってまさか…「マグロ?」(笑)。でも…そんなの全然、面白くないでしょ……。

『木ノ葉隠れマグロ仮説』

エーッと、ここまでおかしな地獄道の能力に為すすべも無くやりたい放題の好き勝手される木ノ葉のマグロさ加減(←エーッと、「マグロ」に関しては専門用語になるので、くぐるなり、こっそりお母さんに訊くなりしてみて下さい。お父さんに訊くのは趣向が絡むので正確ではありません…笑)は承服できない…全然、胸キュンじゃない展開ですが、これって凄く重要な伏線になっているんですよ…。実は…。

この前振りの着地点が何処なのか?はもう少し辛抱して読み進んで下さい。『NARUTO -ナルト-』は超長編作品ですから、時にはこのような停滞感のあるネタフリも重要なんです。いつもワクテカ/ワクドキとは行かない訳で、時にはマグロチック(←しつこいですが専門用語なもんで…)な流れに身を任せるのも重要なのです(笑)。エッ!?これも悪くないとな………聞こえない、聞こえない(笑)。


「ギャウウウ!!」(ケルベロス)

場面が少し移動して、木ノ葉の情報部。もう建物は完全に損壊していて、ユウダチなんて真っ先に踏みつぶされちゃったんでしょうね。悪犬・ケルベロスは吠えまくってて、シズネの護衛の暗部も前回で連係攻撃を看破されてるから、打つ手がないようにも見えます。カツユが防御して何とか持ちこたえたようですね。尚もケルベロスとサイがシズネらに睨みを利かせる状況は続きます。

ケルベロスの狂った視線が何故かシズネの方ばっかりに向いているような気がしてならないケルベロスです。増幅口寄せで攻撃の度に増殖分裂を繰り返し、ついには自分が何者かすらも解らなくなって自然消滅してる臭いケルベロスですが、一杯顔があって判別し難いんだけど、狙いはシズネなのか?この悪犬…まさか…好き者?(笑)。

(とりあえず…暗号部の所へ行きます…
いのいちさんの術のサポートも兼ねて
いのさんも同行させて下さい…)(シズネ)

(分かった…)(いのいち)

<ズズ…><ズズッ…>(カツユ)

(オレだ いの よく聞け
暗号部の所へ移動するぞ!)(いのいち)

(!)(いの)

<ズズッ…><ピタ><ピタ>(カツユ)

吹き出しの使い分けを観察すると、シズネといのいちはヒソヒソ話しで、いのいちといのは秘伝忍術系の交信であると思われます。カツユが巧妙に分離して、暗号部に向かう別動班(シズネ・いのいち・いの・暗部A)に取りつくのはサイの突入直後、皆を守ったカツユの「脱出カプセル」を発動する準備や負傷時の治療・回復に備えた用心でしょう。あと、通信絡みのオプションもあり得るか…。

シズネが暗号班に向かうのはやはりシカマルの思考能力や分析力に対する期待があるのだと思います。それと、いのいちの「術のサポート」でいのが必要ってのがちょっと判らなくて、今更いのいちが新たに術を発動する必要なんてあるのかな…って不思議に感じます。ユウダチはもう破棄されたろうし。いのいちが見たものをいのが更に観察する必要があるとか…ちょっと考え中(汗)。

「お前の相手はオレ達だ」(イビキ)

で、ここでイビキの二本目の「死亡フラグ」が立ってるんですが…(汗)、気にせずに進める事に致します(笑)。畜生道VSイビキwith暗部の4マンセル。イビキの男気、トクと魅せて貰いましょう。一方、物陰に潜む人間道はいのいちさんが気になるみたいです。畜生道を残して暗号部に向かうシズネやいのいちと共に移動する模様。ナルトの居場所なんてどうでも良いのかな?(笑)



<ハァ><ゼェ><ゼェ><ハァ>

何やら印を結びながら走るナルトと、それをピョコピョコ跳ねて追いかけるフカサクの妙木山に場面は移動します。前回、フカサクとナルトが融合する仙術・両生の術が九尾に弾かれて失敗していまして、仙人モードの実戦モードである融合が人柱力であるナルトには不可能である事が、この期に及んで判明しています。その時にはフカサクのスットコドッコイ振りにブーングをしたものでしたが…。

「融合が無理なら動きながらでも
自然エネルギーを取り込むしかねーじゃねーか!!」(ナルト)

「じゃけん、それは無理なんじゃ!
まさかここへきてこんな事になるとは
わしも…」<ピョン>(フカサク)

「オレは諦めねーぞ!
それしかねーならそれをやるまでだ!!」(ナルト)

「それは無理じゃと言うとろーがな!」(フカサク)

「………」(ナルト)

「す…すまん…
…とにかく…つらいじゃろうが
それは物理的に無理なんじゃ…」(フカサク)

フカサクが九尾を内包する人柱力であるナルトに融合出来ない事をわざと提示する為にやってみせたのか?…とも考えたんですが、やっぱ言葉の通りここに来て融合の不可能性に気付いたと見えます。正真正銘のスットコドッコイだった訳です(笑)。ま…それでも諦めないでナルトは走りながら仙人モードに移行する方法を見つけるべく既に次の修行を開始しているのですが……。

何故だか、そのナルトを制止しようとフカサクが追っかけてるのです。これにはナルトじゃないけど、「?」になったのですが、フカサクはこの時、「無理」と言う言葉を三回も使っています。トドメには「物理的に無理」とまで言っていて、仙術の全てを知り尽くしたフカサクが下した融合なき仙人モードの無意味さと言えると思います。それなら先にそこを調べるべきだったけど…。

これが妙木山モードとも言えるのんびりした平和な思考ロジックであったとも思えます。一瞬、フカサクが木ノ葉からナルトを連れ出して九尾を隠そうとする…ダンゾウ的な策略に出たのかとも勘ぐったんですが、ここは素直に善意が楽天的で浅はかな(←これをスットコドッコイと呼びます)に躓いてしまった…と考える事にしています。ナルトは俯き項垂れるフカサクの背中に目を落とします。

「その背中の暗号は
エロ仙人からオレへのメッセージだ…」
(ナルト)

「…ああ分かっとる
じゃけんナルトちゃんのおかげで
ペインの謎を解く鍵に…」(フカサク)

「違げーよ」

「?」(フカサク)

(弟子の忍道は師匠ゆずりと
相場は決まっとる!
なあ そうだろ
ナルトよ…のォ!!)(自来也)

心停止してペイン六道に放置された自来也は活動を再開しフカサクの背中に暗号を残しています(第42巻/58頁)。あの時、フカサク自身が自来也の肩に融合した状態でそれを体験していて(気力で吹き返したんか!?)と驚いていました。それはフカサクが自来也の死を確信していたからです。自来也があの状態で動くのは「無理」だと思ってたのです。

自来也は「本物葉意無椅」と言うペインの情報を遺した…。しかし、それをフカサクの背中に指刻封印で刻んだ事実…不可能、無理…奇跡。そしてそれを為した自来也の想いをフカサクは忘れている。あの場に居合わせたペインやフカサク、敵味方の全てが不可能とした事を自来也は可能にした事実を!!これは非常に恥ずかしい事だと思います。ナルトはそれを指摘しているのです。

指摘している…と言っても、それを取り上げて責めてる訳でも、避難してもいません。ただ、ナルトは自来也が自分に向けて伝えたかった行いそのものを感じ取っただけです。これは純粋で清らかな感受性と言えます。そして、それをフカサクは何処かに置き忘れている…。フカサクもそれを今度はナルトの行いから汲み取っている…その素直な交わりを描いているといえます。

「…最後まで諦めんじゃねェって
そうオレに託したメッセージでもあんだよ」(ナルト)

「…だからといって…」(フカサク)

フカサクは九尾をその中に棲まわせるナルトに「融合」は不可能に暫し凝り固まっていますから、ナルトの無垢で純粋な感受性には俄に反応し難い訳です。フカサクは相当な歳ですし、ナルトには図抜けた柔軟性がありますから、その差たるや天と地ほども離れている筈です。しかし、そに差を急速に埋めようとしている。ナルトがフカサクをも変えようとしているのです!!

「オレはエロ仙人の弟子だ…
そのメッセージが師匠の忍道なら…オレが…
オレが弱音吐く訳にはいかねーんだよ!!!」<トン>(ナルト)

(その上諦めんド根性のある者
それが仙人になれる人間じゃ)(フカサク)

フカサクはそれを自分の口でナルトに伝えていました。なのに忘れている。それが「人」(正確には蝦蟇じゃがな)と言うものです。その浅はかさを「人」(しつこいようじゃが、正確には…笑)と言う。それをフカサクは思い知っているのです。思い込みの中で生きる。それは仕方ない事で、問題はその間違いに気付けるか?素直に思い直せるかにあるのです。

いつも人は儚く弱い。だからこそ人は「強さ」に憧れ、求めるのです。しかし、往々にして人は、その「強さ」とはどんな外力を受けても曲がったり折れたりしない強靭さであると勘違いしているのです。図らずも「物理的に…」と漏らしていましたが、外力に上限がない以上は無限の強靭さ=「強さ」が物理的に存在しない不条理を抱えている…皮肉です。

ここでナルトが示唆する「強さ」とは、如何なる外力にも曲がったり折れたりしない「強靭さ」ではなく、外力を受けた時のしなやかさを示しているのです。人は弱く儚い生き物であり、何度だって失敗する生き物です。しかし、その失敗を乗り越え前を向ける…しなやかさを併せ持つ生き物です。失敗が"終わり"ではなく"始まり"と言える"しなやかさ"があるのです。

「ったく頑固な奴じゃのう」(フカサク)

それを、ナルトは明解に示しているのです。だから、フカサクが「無理」と言い張る局面であろうと足掻けるのです。フカサクはそれをナルトに教えられています。そして、それを素直に受け入れようとしている。その姿こそ、人(正確には…)の持つ「強さ」…つまり、しなやかさである訳で、フカサクもやはり「強者」なのです。フカサクは静かにそれを思い出しているのです。

で、同じ事が木ノ葉の今のダメダメのヘナヘナな「マグロ」な状況にも当てハメられるんじゃないかと、僕は考えています。圧倒的な地獄道の力量の前に為すすべも無く従順に首根っこを掴まれる木ノ葉の忍。そして、「失せろ!」とか「離せ!」言うだけで、抗いもせず殺られたり、カッコ良く登場したまでは良いけど、いきなり負けをイメージするエビス。口が堅いだけが木ノ葉の取り柄なのか?(笑)

端っから曲がったり折れたりするのはしなやかじゃないからだ!!

今の木ノ葉は本当の強さを忘れている…としか、僕には思えんのです。必死に闘いもせず、潔く死ぬの姿を「カッコ良い!!」とか、「強い!!」とはどうしても思えんのです。だから、今、木ノ葉で戦い死んで行く多くの忍に、このナルトのしなやかさを見せて上げたくて仕方ないのです。フカサクすら変えてしまったナルトの「強さ」…しなやかさを…。そして、ここが先に示した『木ノ葉隠れマグロ仮説』の着地点でもある訳です。

ここで、ふと地下に潜ったダンゾウの想いを想像すると、もしかしたら、今…僕が想い描くような木ノ葉の平和に毒されたかにも思える現状に対する嘆きを含有しているのだとすれば、些か同情の余地があるとも傾いてしまいます。ダンゾウがただ火影になりたい(上昇志向に支配された)だけの老人にも見えないし。柱間の遺した"人柱力"の本意すら知ってそうなのも見逃せないし…。

そして、マグロと化した木ノ葉を何とかしたいの一念が、ダンゾウを下から照らしているのだとしたら(笑)、ダンゾウを単純な「悪」として認識し勧善懲悪の定型に当て嵌める事への危険性を示唆する事にもなると思います。ここで僕らもしなやかさを忘れちゃいけない事だと思うんです。それが、僕らも物語の登場人物と一緒になって学んでいると言う「心構え」である訳です。



(ど…どうしようコレ…?
どうしたら…やっぱり逃げた方が…)(木ノ葉丸)

「うずまきナルトはこの里にいるのかいないのか?
知っているならどっちかハッキリ答えろ
でなければ殺す」(地獄道)

場面はさっきの木ノ葉で好き勝手する地獄道に戻ります。案の定、両手ブラリのエビスも完全冷凍マグロ状態です。地獄道の尋問に嘘をつかずに難を逃れたかに見えた後輩も今は亡き人のようです。結局、嘘をついてもつかなくてもこうなる訳だ(笑)。地獄道が首を掴むとチャクラが乱されて動けなくなるのか?でも、それを言及する描写はないし、単にエビスが諦めてるだけでは…。

そして、地獄道のお決まりのYES/NOの質問にエビスはナルトのこれまでを思い出します。エビスはナルトとは縁が深く、自来也とナルトが出逢う少し前にナルトと初対面する描写が残っていると思います。また、エビスは木ノ葉丸の師匠でもあり、木ノ葉丸と介したナルトの理解もあり、一般の忍よりはナルトに対する情報量は多いでしょう。妙木山行きも十中八九知っているでしょう。

(ナルトくん…君は…

狐のガキは忍者にするべきではない!!
三代目は何を考えておられる!?

ナルトを九尾事件以降、援助し育てたのは三代目の筈です。走馬灯(第14巻/95頁)でも「おくるみ」のナルトを回想しています。ナルトをアカデミーに入学させ、忍者として歩ませたのも三代目だったと考えて良いでしょう。そして、その是非について、当初、エビスは懐疑的であったようです。だから、ナルトと初対面はかなり険悪な雰囲気だったのだと思います。

あのカカシ班…
テロリストの再不斬を倒したんだってよ!
どうやら九尾のが活躍したらしい…
うそ…アレは落ちこぼれって聞いてたけど…
どうせカカシさんの力でしょ

それが波の国の任務以後、徐々に変化して行きます。ナルトの呼称についても「ガキ」から「子」に変わってる点は特に興味深いです。で、ここで「どうせカカシさんの力でしょ」と言う批評に関しては、里の誰かに変化したカカシの流布だったとすれば面白いんですが、カカシがそこまでするなんて…。これはいつかWILLIAMさんの四コマで拝見したいエピソードですね(笑)。

あの九尾のが中忍試験で本戦に出るらしい
うそだろ!?あいつ意外とやるもんだな…
フン…バケ狐が暴走しなきゃいいけどね

ナルトの中忍試験での頑張りは僕らも目頭を熱くしながら追っかけたから良く判ります。一選毎にナルトは凄まじいスピードで成長を遂げ、その頼もしさに心振るわせたものです。ナルトはあの頃からズーッと変わらず、諦めない忍道を貫いていたのです。誰に教えられる事も無く染み付いた忍道。これって変だと思いませんか?これをして僕はナルトを異常者と呼んでいるのですが…。

あれがあの九尾の子供か?
日向に勝つなんて…
それもすばらしい試合だったじゃないか!

「ナルトVSネジ」…火影の御前試合でナルトが見せた真っ直ぐさは、敗者であるネジ自身も闇から拾い上げるくらい魅力的なものでした。それに観衆が魅せられた。僕らも勿論、魅せられた!!宗家が分家のネジにした謝罪で泣いた!!ちゃんと「人」を見る目が木ノ葉にはある。「人」そのものを評価できる土壌が木ノ葉隠れには存在します。それが「すばらしい」と言わせるのです。

砂の人柱力から里を守ったらしいわ!
誰が?
うずまきナルトよ…ホラあの…九尾の

ナルトに対する呼称が「ガキ」→「子」→「子供」と推移し、ここで「うずまきナルト」と名前にまでになっています。これは里全体がナルトを見る目が徐々に好転している事を示しています。ナルトのひた向きな努力は一緒に居る人ばかりではなく、木ノ葉隠れの里自体も変えてしまったと言う事です。木ノ葉崩しの「ナルトVS我愛羅」はめちゃくちゃ燃えましたもの!!

五代目火影様が決まってよかった!
これで一安心だ!
自来也様とナルトのおかげだな!
大蛇丸ともやり合ったってホント?

放浪する綱手を捜索しながら螺旋丸も一気に修得してしまったナルト。おまけに三竦みの戦いでは大蛇丸とホントに殺り合ってもいます。カカシですら大蛇丸には戦意を喪失(雷切は出しても写輪眼は出さなかった)してたほどで、大蛇丸相手に見得切れるナルトが木ノ葉の忍にしてみれば眩しかったんじゃないでしょうか。この辺から、ナルトに対する嫌悪感は皆無になって来るんだな…。

うちはサスケは連れ返せなかったらしいよ…
ナルトの奴、落ちこんでなきゃいいが…

サスケ奪還編だから、第一部の終盤。ここまで来るとナルトの傷心すら心配してくれるようになってますね(笑)。カカシなんか、ここで柱間とマダラの関係性にナルトとサスケを当て嵌めて、皮肉がってる辺りはもう特別な系譜の示唆とも取れそうです。ナルトの落ちこぼれも実はブラフで、修得した忍術の数こそ少ないけど、その難易度は高いものを短期間に修得する大天才なのかも…。

どうやら"暁"って奴らが人柱力を狙ってるみたいだ
となると…ナルトも狙われちまうって事か?
大丈夫なのか?
ナルトは自来也様が見ていてくれる

ナルトが自来也の弟子として認知されている。自来也がナルトを守っている事も、見張ってるとしないニュアンスがあり、理解の深さを感じます。そして、自来也の弟子ある事の意味は知る人ぞ知るところだろうし、一般的には四代目をイメージするに足る超エリートの証とも言える。それを里の皆は静かに受け入れて行きます。

何でも"暁"から
砂の風影をナルトが助けたそうだ!
これで砂隠れと木ノ葉…
仲良くできるといいな

第二部の風影奪還編の後。ここまで来ると、明らかにナルトに期待しています。縋っているようでもある(笑)。不安や疑念の対象でしかなかった「九尾」を宿す災厄から、いつしか里の希望にすらナルトは昇格していたのです。これはナルトの真摯な努力の賜物であり、同じ事を誰しもなし得ない偉業であると言えます。それが里が示すナルトへの賞賛であり、ナルトの特殊性なのです。

自来也様が"暁"にやられた!
ナルトは大丈夫か?
オレ達が何か出来ることはねーのか?

自来也の訃報を受けた木ノ葉。ナルトを里中が心配していた事を知らされて何だか嬉しくなりました。あの時、イルカやカカシ、シカマルだけがクローズアップされたましたが、里の人々がナルトを想う気持ちがナルトを支えていたんでしょう。この辺で、ナルトに対する心配が、求心力ともとれる力を帯びはじめている事に、僕は注目しています。ナルトの「火影」は満更でもない話なのです。

ナルトは自来也様の意志を受け継いでいる!
ヘコたれちゃいないよ!
あいつはいつものように進むだけさ!

そして、ナルトに対する「心配」はいつしか「信頼」に昇華して行くのです。以上がエビスがこれまでに聞き及んだナルトの一部始終であり、エビスが接したナルトの真実と言えるでしょう。里の皆がそうであるように、エビスもナルトを信頼し大切に思っています。その存在を完璧に認めているのです。だから…これまで誰一人として、ナルトの居場所は"暁"には吐かなかった…。

ナルト お前は―

「!」(地獄道)

木ノ葉の仲間です!
あなた達"暁"に何も教えるつもりは
ありません!!」(エビス)

エビスがマグロチックなのは今の木ノ葉隠れを如実に物語っている訳ですが…(汗)。綱手が、ペイン強襲を機にナルトを妙木山から呼び戻そうとしたのも、所謂、腑抜けたかに見える木ノ葉の気風に対する刺激を与える必要性を感じていたのかも知れません。あの時は木ノ葉の基幹隊員だけで何とかなるだろう…と高を括っていましたから、僕には綱手の意図が汲めなかった…。

(エビス先生!!)(木ノ葉丸)

「そうか…なら…」(地獄道)

「……」(木ノ葉丸)

(木ノ葉丸!!
お前に教えたい術があんだってばよ!)

エビスの土俵際に心揺さぶられる木ノ葉丸。この時、木ノ葉丸は確かに揺れていました。恐怖と勇気の狭間で…。まだ年端もいかない少年が命の選択を迫られるんですから、それも仕方ない事でしょう。そして、ここで木ノ葉丸もナルトを思い起すのです。やはり、木ノ葉丸にとってもナルトは大きな心の拠り所となっていたようです。恐らく、ナルトの一番弟子でしょうから。

そして、木ノ葉丸にナルトが教えた術とは…。ナルトって悲しいくらい忍術のバリエーションがないから、予想も何も無いんだけど、これから木ノ葉丸が繰り出そうとしてるのが、「おいろけの術!!」(第28巻/22頁)だとか、そこから派生した「おいろけ・男の子どうしの術!!」(第38巻/146頁)なんかじゃない事を祈ります(笑)。何気に地獄道の趣味が問われる局面です…(汗)。

(どうやらここまでのようですね
木ノ葉丸くんはうまく逃げれたでしょうか…)(エビス)

「死ね」(地獄道)

「!?」(地獄道)

<ガガガ>

ここで勇気を振り絞った木ノ葉丸のクナイが地獄道の腕を見事に捉えています。その攻撃に地獄道はエビスを解放しています。何故、これまでこんな風に地獄道を攻撃しないのか?が、僕には解りませんでした。実際に、木ノ葉丸の一撃は地獄道に届き、手傷を負わせています。これを繰り返せばむざむざ地獄道の手に掛かり、ただ死んで行くだけの無様はなかった筈です。

「!?」(エビス)

「!!」(木ノ葉丸くん!?)(エビス)

「オレが相手だコレ!!」(木ノ葉丸)

<ハァ><ハァ>と息も荒く、既に一杯一杯の木ノ葉丸ですが、どうやら「木ノ葉丸VS地獄道」が始まる予感です(笑)。案外、ムッツリの地獄道が「男の子どうし」の色事に一方ならぬ興味があり、木ノ葉丸の独壇場の術中に落ち、鼻血を噴水のようにまき散らしながら絶命する展開も期待しちゃうんですが…。それか、意表を突いて木ノ葉丸が螺旋丸を会得してるなんて…どうなんでしょう(汗)。

願わくば、ここで頑張る(であろう)木ノ葉丸の姿を見て、「マグロ専門店」だったエビスも自らの不甲斐なさを省み、諦めないで最後まで敵と戦う性根を思い出して欲しいところです。少なくとも、首根っこ掴まれた忍が敵に向かって「失せろ!」とか「離せ!」なんて紳士な台詞を吐かない事を祈ります(笑)。ここまで不甲斐ない組織なら今の内に滅んでしまった方が幸せかも知れないので…(汗)。

ところで、カカシの「夢見」はどうなっとるんじゃーっ!!(笑)
あれか…そんなに引っ張りたいんか?焦らしたいんかっ!?
こうなったら、「マグロ」になって待ったろーじゃないかいっ!!



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