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第432話「螺旋手裏剣再び!!」

  
<ボン><ボン>(ナルト)

「そうかお前は仙人を…
自来也先生と同じ術を
身につけたようだな…」(天道)

「自来也…先生だと?」(ナルト)

ナルトはペインが自来也の弟子とは知らなかった…自来也は二大仙人に「かつての教え子」(第41巻/118頁)と告げ、二大仙人も「予言の子…か?」(第41巻/118頁)と返していましたから、その事実をナルトには伝えていなかった事になります。そもそも「正しくなければ殺さなにゃいけん」(第41巻/119頁)なんて独善的な管理をしてるものだから、ナルトには教えられなかったのかな…なんて思います。やはり、フカサクも後ろめたかったのです。それをナルトには気付かれたくなかったのでしょう。

「オレも自来也からを学んだ
自来也はオレのかつての
お前にとってオレは兄弟子
同じ師を仰いだ者同士
理解しあえるハズだが…
師は平和を望んでいた」(天道)

<キッ…>(ナルト)

<スッ>「ふざけるな!!!」<シューン>(ナルト)

そして、天道がナルトに自分の素性を明かすのは少なからず、自来也への感謝や想いが存在するのだと思います。このエピソードで、天道は唯一饒舌であり、無表情の中に微妙な気持ちが漏れ出しているように、僕には見えました。以下、天道の(無)表情に注目しながら読み込んでみて下さい。もし、僕が天道だったら、自来也の弟子=自分にとっては弟弟子に会いでもしたら泣いちゃうくらい嬉しいし、雨隠れで自来也を懐かしんだ初代・畜生道の表情(第41巻/36頁)も、ウソではなかった…。

だから、天道が柄にも無くナルトに興味津々なのちょっと泣ける。そもそも予言の選択って、個人的にはビミョーだと思ってて、「正しくない」っていうのが、妙木山の判断だって言うのが、はっきり言って納得できないです。それだと妙木山が絶対的な「善」で、それに背くものが「悪」と決めつけていますよね。この世の誰一人として「自分だけが正しい」なんて言えないと、僕は思う。でも、妙木山と自来也は「正しくない弟子」を殺してきたのです。僕はこの行いを「独善的」としている訳です。

ま…これを飲み込んだ上で、妙木山や自来也の行動を大ガマ仙人が示した予言の成就に向けた機械的な行動と理解すれば、妙木山と自来也に殺められなかった弟子が正しき予言の子であった…と、多少、拡張した解釈もできると思います。仙人モードと言うかなり高いハードルを越えても尚、生き残れる力…それを手にした弟子のみが、予言の子として認められる…とするならば、妙木山に殺される事無く仙術を伝授されたナルトと、自来也を殺す事で生き残ったペインが雌雄を決することが、もしかしたら…「真の予言の成就」と言えるのではないでしょうか?

「………」(天道)

「お前らがやったこれの…
これのどこに平和があんだってばよォ!!?」(ナルト)

木を見て森を見ていない
お前には平和の意味が
理解できていないだけだ
おとなしく捕まれ
お前の死が平和へ繋がる」(天道)

天道が静かにナルトを窺うのは螺旋手裏剣のチャクラに注目しているのでしょう。「一撃であの角都の命を二つも削った」(第40巻/93頁)と、強者が持つ危機管理能力を過去にも示していましたし、「せめて静かにデイダラを弔うとしよう」(第40巻/69頁)とデイダラに弔意を示したのも本心であったと思います。ペインを単体で観察すると、決して悪い奴じゃない事に気付きます。妙木山や自来也が何をして勝手に予言の子に仕立てた弟子たちを「正しくない」としたのかを考えると、真に戦うべき相手が見えて来ると思います。続きは「自来也の苦悩・終」にて…。

天道の言う事ももっともだと、僕は思います。木ノ葉を圧壊せしめた天道の行動も、かつて雨隠れで弥彦らの親を殺した戦争も何ら変わらない。同じ事をしている同士、それがそれぞれの行動の極一部を切り出して、それを避難するのは滑稽だと言っている訳です。それなら、勝手に弟子に受け、それを予言の子と決めつけ、自分たちが正しくないと判断したら殺して来た妙木山や自来也も責められるべきだと、天道は静かに熱弁してるのです。そして、ペインが目指す未来を間違っていると、今ここで決めつける想像力は僕にはありません。

しかし、つらつらと淀みなく喋る天道を前に、自然に怒気を募らせるナルトにもシンパシィを感じはします。男の子はこうでなくちゃ!!と思います。ナルトは自来也を殺めた仇=ペインにやっと対面できたのだし、ペインを倒すために諦めずに苦しく辛い修行(だったのかがビミョーなんだけど…)に耐えて来たのだから、ここで沸騰しないなんて男の子じゃないでしょ。忍術やチャクラがあるからピンと来ないけど、これはペインとナルトの”喧嘩”だから、どっちがどんだけ怒ったかが大切なんだと思います。

なんちゅうチャクラじゃ…
父ちゃんが教えたんか?」(シマ)

「イヤ…ワシも初めて見る
修行中に一度もあんなものを…
何をするつもりじゃナルトちゃんは…?」(フカサク)

<サー>「ふざけんなってー
言ってんだろーがァ!!!」<ブン>(ナルト)

さて、ナルトの多重影分身が<ボン><ボン>と消え、螺旋手裏剣が完成します。一体が形態変化を担当し、もう一体が風遁の性質変化を担当する分業で「右を見ながら左を見る…」(第36巻/174頁)を実現するナルトのアイデアです。そして、風遁の性質変化をチャクラの形態変化の極限状態の螺旋丸に組み込んだ特殊なチャクラにシマやフカサクが驚いています。これはチャクラに精通する者の反応であると、僕は思います。かつて、大蛇丸やヤマトがナルトの九尾の四本目のチャクラに対して大いに疑問を感じたのと凄く似ています…。

(ナルト…
君はいったい)(ヤマト)(第33巻/102頁)

(そんなに高密度なチャクラで
動きづらくして…
どう私と戦うというのかしらね…
クク…)(大蛇丸)(第33巻/103頁)

特にヤマトが四本目のチャクラを纏ったナルトが動ける不可能性を指摘し、それに耐えるナルトのチャクラの強さに着目していたのには、ナルトの掌で唸る風遁螺旋手裏剣のチャクラを見たシマやフカサクの反応がダブって見えました。また、同じように、四本目から漏れ出したチャクラを飲み込んで大蛇丸を攻撃しようとしたナルトの行動に、戦いそっちのけで興味を示した大蛇丸のちょっと可愛い反応ともダブりました。どっちもチャクラに精通した者であればこその疑問と興味だったものと思います。



「投げおった!」(シマ)

(なんじゃ!?
あれだけの高回転・高密度のチャクラ
飛ばせるとは!)(フカサク)

<ザザッ>(天道・地獄道)

<バッ><バッ>(天道・地獄道)

シマとフカサクが抱いた疑問と、恐らく同質の考量がペインにもあったのだと思います。だから、反応が遅れています。先ず、天道と地獄道が動き、遅れをとった畜生道を人間道が襟首を掴み引き寄せ、投げ飛ばします。風遁螺旋手裏剣は螺旋丸の球体にヒダが付いた円盤状で、ペインの小隊に一直線に飛んで行きます。シマの反応から察するに、チャクラとは重いのだと思います。それを高密度に圧縮した螺旋丸の重さを考えると、とっても投げて使うなど…考えもしなかったようです(汗)。

ナルトが仙人モードの修得の初期(ガマの油の終盤)で、「これならアノができるかも…」(第415話/「新しき力!!」)と拳を握りしめてましたが、高回転・高密度のチャクラの重量を支える剛力が仙術によって得られると考えたのではないかと思います。それに投げるにはもっと力が必要ですから、あの大ガマ岩を持ち上げるくらいの力が必要だったのでしょう。しかし、それを知るフカサクですら、螺旋手裏剣の投擲に驚いていましたから、それにプラスアルファのナルト流のアイデアが存在した筈です。

多分、風遁のチャクラが齎す螺旋丸の性質変化である「風の刃」に指向性を持たせた円盤状の環(ヒダ)が航空機の翼(よく)の役目を果たしているんじゃないかと思います。ヘリコプターの回転翼と言った方が分かり易いでしょうか。それが形態変化の過程で揚力を発生させ高密度チャクラの重さを相殺していて、剛力を螺旋手裏剣を投げ飛ばす為に使う事ができるように工夫したのです。問題は螺旋手裏剣の形状を自分手から離れた以降の維持で、それには自然エネルギーが関係してると考えています。

<ズオオオ><スパッ>(人間道)

(拡大したじゃと!!!)(フカサク)

<ザッ>(天道・地獄道)<ズザ>(畜生道)

勢い良く飛んで来た筈の螺旋手裏剣が前進をやめ(移動していない)、円盤の径が一気に拡大します。こ動きはヘリコプターの回転翼の動きと非常に良く似ているように思います。ま…ヘリコプターのローターは拡大したりはしないけど、揚力と推進力をローターの傾きで得る仕組みは非常に似ています。円盤の拡大は螺旋手裏剣の形状維持の限界で、ナルトの操作と言うよりは螺旋手裏剣の外形を維持する自然エネルギーの消失による「風の刃」の解放だと思います。それが時限信管の役割を果たす事で螺旋手裏剣の射程を決定した筈です。

螺旋手裏剣のホバリング移行がローターの拡大と同じタイミングだったのは「風の刃」が風遁螺旋手裏剣の推進力と揚力(浮力)をバランスさせていた証拠であり、ナルトが投げ出した動きは初期加速や方向性の補助だったものと思われます。ホバリング状態で円盤部分に胴体を両断された人間道が吹き飛ばされずへばりついて削られるのは、「風の刃」が触れたものを捉え攻撃を繰り返す粘着性を持っているからだと思います。だから、人間道はあのまま削られて(大根おろしみたいに…)擦りおろされてしまったんじゃないでしょうか。

風遁螺旋手裏剣は、最終的にはローター部分が消失し、チャクラの圧縮が解放されて大爆発…高密度・高回転のチャクラを投げる為の形状である円盤形状を作る為に風遁チャクラの指向性に着目し、それを利用したのはナルトの天性の閃きでしょう。「風の刃」が自らの経絡系(細胞のコア)に障害を齎す事は綱手に言及されていましたから、それを手に干渉しない方向に振る過程で異常に重いチャクラの塊が超回転のローターが発生する揚力によって軽くなる発見があり、それを加減する事で推進力が得られる事に気付いたのでしょう。

補足:ここはちょっと判り難かったみたいなので…ナルトの蛙組手でナルトの攻撃範囲は自然eを体に纏う事で拡大しています。ナルトの仙人モードでは自然eの取り込みは変身時に完了していて、そこで練り上げた仙術チャクラをチビチビ使うので、途中で自然eを取り込む必要がないのに、蛙組手で自然eがアシストすると言う事は、仙術チャクラが自然eを吸い寄せる等の”おまけ”があると考えられます。でないと、自然eを纏う仕組みの説明が出来ませんから…。逆説的な展開で、ちょっとアレですけども…(脂汗)。

それと同じように仙術チャクラに風遁の性質変化を付与した風遁・螺旋手裏剣の仙人モードVer.にも自然eが吸い寄せられ、螺旋手裏剣自体が蛙組手のナルトの如く、自然eを纏うのではないかと、考えてみました。そして、その自然eのコーティングが風遁・螺旋手裏剣の外形を一定時間維持し、目標に到達するまで円盤状で飛翔したものと考えます。そして、その自然eが減衰し、コーティングが潰えた時に、「風の刃」が周囲にバラまかれ敵を攻撃した…と考えてみた訳です(追記:090127)。



<チリ><チリ><チリ><チリ><チリ>(人間道)

擦りおろされる人間道…(笑)。シズネの仇が討てたぜ…。しかし、風遁螺旋手裏剣が人間道しか殺れなかった…と言うのは、かなりデカイ問題と言えるでしょう。高密度のチャクラ=重い…筈で、それを投げ飛ばす方便としてローター状の回転翼としてのヒダを考え出したまでは良いんですが、それが揚力を生み出して飛翔する為には重力方向に直角…つまり、翼は地面に対して水平である必要があります。それが「風の刃」も指向性によって管理されている以上は攻撃方向も自然と限定された攻撃法であると言えます。

要するに、一度、この風遁螺旋手裏剣を見てしまえば、チャクラの形状維持の限界が射程であり、そこで広がるローターの解放範囲の水平部分に注意すれば躱せる攻撃であると言えます。案の定、ペインは人間道だけの犠牲で、即座に反撃も開始していますし、ナルトの様子から、それが連発できる術でない事も知れます。自傷の可能性は回避できたでしょうが、まだまだ無敵の術とも言い難く、未だ進化の途上にあると考えた方が良いでしょう。ヤマトがこの術を見て何パーセントの”完成度”と評するのか?とても気になります。

(口寄せの術!!)<ボフ>(畜生道)

「!」<ズカ><ザッ>(ナルト)

デイダラの言っていた通りだ
話を聞くような奴ではないな」(天道)

ちょっと、天道の口元が微笑んでいるようではありませんか?それに、デイダラの意見を引用する辺り、やんちゃな弟弟子を見る兄弟子と言った風で、自来也を「懐かしい…」(第41巻/36頁)と言ったペイン(初代・修羅道)の何とも言えない表情を思い出させます。少なくとも天道には明らかに機微がある…と思います。ここで、人間道に救われた修羅道が四枚羽の怪鳥を呼び出してナルトを攻撃。その嘴を今度は機敏に躱し(受け止めて投げ飛ばさなかった…)前に進みます。修羅道→餓鬼道→人間道を倒したので、残るペインは天道・地獄道・畜生道の三体のみ。


一方、ペインVSナルトの主戦場の爆発に反応するシカマル。近くに大きめのカツユがいます。神羅天征の被害はこのカツユが防いでくれたんでしょう。一緒にシホとシカクがいます。シカマルは足が折れていて動けません。カツユがそれを治療する気配がないのは綱手から託されたチャクラを使い果たしてしまったからだと思われます。或いは次の攻撃に対応する為に僅かばかりのチャクラを温存している可能性もあります。それに通信ネットワークも維持されているようですし、危機管理を最優先した配慮がある筈です。何より綱手がシワシワのヘトヘトのクタクタになっても口寄せが解除されないのには綱手の里の人々への想いが宿っていると思います。

<ゴゴゴ>「!」(シカマル)

「何だ?何がどーなってる!?
誰が戦ってるのか!!?」(シカマル)

「ナルトくんです」(カツユ)

「ナルトが帰ってきたのか!?」(シカマル)

「ハイ…仙術を身につけて
今一人でペインと戦っています…」(カツユ)

(この足じゃ…)「チィ!」(シカマル)

「ナルトくんに
手を出さないように言われました」(カツユ)

「なにカッコつけてやがんだアイツ!
里をこんなにした奴だぞ!!
一人で戦えると…」(シカマル)

「イヤ…」(シカク)

「!?」(シカマル)

「仙術を身につけたという事はもうレベルが違う
足手まといにならない事が
今あいつにしてやれるチームワーク
ここは我慢しろシカマル」(シカク)

「くそっ…」(シカマル)

シカマルの足が骨折しているのは「戦闘に参加しないでいいフラグ」だと思うんですが、シカクが仙術を理由に参戦しないのは少し引っ掛かります。どんな事情があってこの場所を動かないのかは知れませんが、少なくともシカクやシホはさしたる怪我も負ってはいないようですから、この状況を鑑みれば、木ノ葉の各所で瓦礫に埋まったり負傷したりする仲間がいる事が想像できると思います。だったら、行動すべきじゃないのか?いくらなんでもノンビリし過ぎではないか。

シカクが同胞の苦境に想いを馳せられないくらい追い込まれてるのか?と思いたいくらいなのですが、それにしてはシカマルを前に落ち着いたシャベリですし、敵の攻撃を思わせるピリピリした殺気もありません。であれば、シカマルは心配だろうけど、シホに任せて自分だけでも周辺の仲間の救出や現状確認や状況の把握に動くべきです。シカクの行動に代表される木ノ葉のマグロ的反応が、『NARUTO -ナルト-』が持っているリアリティを削いでいるようで…悔しい。

些末な描写ではありますが、物語に対する没入の度合いによっては非常に気になる部分であると思います。忍が何の為に忍術を使い、何の為に戦うのか?それをシカクはシカマルに伝え託さねばばらない立場…偉大なる父親なのです。そのシカクがこの期に及んでこんな行動をするとは思えない…。足を骨折したシカマルが心配なのか?余程、シホとシカマルを二人きりにしてしまうのがテマリに対して申し訳なくって、四の五の言ってる方のが救われるんですが…(黒笑)。




「ギャウウウ!!」<ザッ>(ケルベロス)

「!?」(ガマブン太)

「!」(ガマヒロ)

「!」(ガマケン)

「うお!」<ズン>(ガマブン太)

ケルベロスは畜生道が術者になる特殊な口寄せ…増幅口寄せの術で、「者の書」(282頁)によれば「攻撃されると増殖する」などの条件を付与されていて、その条件に符合する状況で無限に増殖を繰り返す厄介な口寄せです。と言う事は、攻撃をせずに頭を撫でるとか、ダッコすることで大人しくさせる方法があるのかな?と思ったんですが、普通にガマヒロさんに噛みついてるし…(笑)。どうも「よしよし」が効く相手じゃなさそう…(汗)。これに一度手合わせした暗部が言ってたけど、増幅口寄せを防ぐスベはなく、口寄せ動物は無視して術者本体を叩くべきなんでしょう。

<ガブ>「ぐわ!」(ガマヒロ)

「なっ!またこいつですか!」<ガン>(ガマケン)

先週号の攻防で、ケルベロスをガマブン太が串刺しにして、地面に押し付けて動きを封じたのを見て、雨隠れ潜入戦で、ガマケンさんがケルベロスと対戦した情報がフィードバックされて、「打撃」が増幅口寄せの術の増殖の条件になっていて、それに対処した妙木山チームの攻撃だったのかな…とも考えたんですが、ちょっと違ったみたいですね。それにガマケンさんの反応からも、作戦会議があったようでもない…。先週は見事な連係で一蹴したかに見えましたが、”出たとこ勝負”が妙木山スタイルなんでしょうか(笑)。

「母ちゃん分かったかのう!!
輪廻眼の繋がりを切り離すけんの!」(フカサク)

「あいよ父ちゃん!!」(シマ)

さて、ここからフカサクが八面六臂(でもないけど…汗)の大活躍!!ちょっと分かり難いのでしっかり読み込んで下さいね。フカサクさんが言う「輪廻眼の繋がり」と言うのが「視野共有」だと思います。基本的にペインは大勢を相手にするシステムではなくて、六体で一人を狩る…みたいな、結構卑怯なシステムなんだと思います。そして、それは白眼のような透視能力はなく、かと言ってしっかりとチャクラや結界の有無を見抜く瞳術的な要素も持っています。また、動態予測は強調はされていませんが油断はできません。

ま…それらを充分考慮した上でのフカサクさんの作戦だと思います。しかし、この場でそれを打ち合わせるのがやはり妙木山スタイルと言うところでしょうか(笑)。いずれペインと殺り合う事は分かっていた…って言うか、それを想定して全ては動いていた筈ですから事前の擦り合わせってものがあっても良いと思うんですが、現場で閃く”ファンタジスタ”が妙木山には多いのかしら(笑)。仙人モードの実戦形態の「融合」の可否を土壇場で知ったフカサクさんらしい…ってことで(笑)。

<ズン><サッ>(ナルト)

(どうやら仙術の力がだいぶ落ちてきたようだな…
さっきの術で仙術チャクラを使い切ったか)(天道)

(やべえ…そろそろ仙人モードが切れちまう!
こいつだけでも片付けねーと!)<ボフ>(ナルト)

ナルトは増幅口寄せの術の術者である畜生道を倒そうとする意図が鮮明に見えます。これは戦局を判断し、ペインを一体ずつ削って行く賢い戦い方であると同時に、それを明確に意識して闘いを組み立てる事ができるようになったナルトの成長を物語っているのだと思います。しかも、仙術チャクラ=仙人モードの残り時間もしっかり意識しつつ、行動できている。多分、仙術チャクラの戦闘時の補給方法も用意されている筈です。例の「右を見ながら左を…」の理論で説明するなら影分身説が有力かな。

しかし、影分身を出して「静」(=動くな)を分担させ、自然eを集めるまでは解る。それを元に仙術チャクラを影分身が練り込むのでしょうか?そこで練り上げた仙術チャクラの受け渡しはどうするつもりなんでしょうか?影分身はチャクラを均等に分配する忍術で、チャクラが倍々で減少して行く危険性をして多重影分身は禁術指定されてる筈です。これまでも経験のフィードバックはありましたが、チャクラが還元される描写はなかった筈です。まさか、影分身解除でチャクラが還元されるルールを後出ししちゃうとか…。

それと天道の考量によれば、仙術に対する知識もあるようですし、六道仙人の存在も考え合わせると、ペインの本体が仙術を使える想定は充分に有り得ます。そもそも、システムペインは死体を動かすシステムの筈ですから、仙術の「動くな!」は黙ってても実現可能で(笑)、六体もいれば仙術チャクラを練るのに充分な間も生み出せるでしょう。それに、天道に長門が搭載された想定では、内部の長門が「静」を受け持ち、自然eを取り込むことで、仙人モードも可能ではないかとも思われますが…。


「頭ァ!」(ガマブン太)

<ダッ>「ええか!
これからブンちゃんを
ナルトちゃん目掛けてぶん投げる!
これからワシの言う事を
よう聞きんさい!」(フカサク)

(仙法・風遁砂埃!!)<ブフォ>(シマ)

フカサクさんがガマブン太のところに急行!そこで、火急に作戦会議したようで、いよいよ作戦開始みたいです。やる気ま満々にフカサクさんがガマブン太を仙術の剛力でナルト目掛けて投げつけるなんて言ってますが、普通にガマブン太がナルトの方にジャンプするんじゃいけないんすかね。そんなのよりもっと強力にぶっ飛ばすんすかね。先ずは姐さんシマの風遁仙術で作戦のスタート。風遁チャクラが砂塵を巻き上げ、一瞬視界を遮る五里霧中。ペインの困り方から察するに、チャクラを纏った砂塵が透視やチャクラ感知を撹乱するおまけ付きでしょう。

「!?」(畜生道)

<ドッ><ドッ>「!!?」(畜生道)

「!」(畜生道)

エーッと、何故だか分からないんですが、畜生道ちゃんだけが暗闇の、しかもかなりの閉所に閉じ込められています。さっきのシマの風遁砂埃はこんな真っ暗闇を生み出す系統の術ではなかったから、それに乗じた別の術であると考えるべきでしょう。しかし、畜生道が不安そうな顔であちこちに打つかって倒れる姿がちょっと可愛い…。声を発しないところが更に良い。さすが、元女の子…なんですが、やっぱ個体ごとの個性があるのでは…。そして、その畜生道を狙う…怪しい蛙眼が暗闇に浮かびます。後から分かるんですが、これはナルトの仙人モードの蛙眼でしょう。きっと、蛙眼は闇目が利くんでしょうね。


<ズン>(ガマブン太)

「ハァハァ」(フカサク)

<ザザ…>(天道)

<ザザッ…>(地獄道)

(どこだ?)(天道)

次の瞬間、ガマブン太が長ドスで天道と地獄道を攻撃します。機敏にその攻撃に反応し、左右に参加して間合いを取ります。天道はまだ神羅天征を使えない様子です。フカサクさんが「ハァハァ」言って肩を落としてるので、仙術チャクラを一瞬で使い切る様な剛力でガマブン太を投げたのでしょう。ガマブン太はシマの風遁砂埃に乗じて天道と地獄道の間合いに飛び込んだようです。砂埃が晴れて辺りの状況が分かります。しかし、畜生道は何処でモジモジしてたんでしょうか?それに、天道の視野共有でも畜生道の位置は捕捉できないようでした。



<キーン>(ナルト)

(螺旋連丸!!)<ドド>(ナルト)

<ボフッ>(ガマブン太)

「!」(口の中…!!)(天道)

次の瞬間…ナルトが両手に一個ずつ螺旋丸を拵えて畜生道に浴びせる「螺旋連丸」を浴びせます。通常の螺旋丸ならば左右の掌で一個ずつ影分身なしで造り上げる事ができるようになっていたようです。双腕の螺旋丸…コレだと違う急所の同時攻撃が可能だから殺傷性は高いでしょう。それに無手で戦うナルトには敵の武器攻撃に片方で対応しつつ、片方で攻撃する変形もアリでしょう。また、蛙組手を使わなかったのは、確実に畜生道を倒したいけど、(元)女の子の顔を殴るのは気が引けたようですね。

そして、螺旋丸の余波を受けてガマブン太の口が<ボフッ>っとなるのを見て始めて、天道が畜生道がガマブン太の口の中に捕われていた事に気付きます。恐らく、砂埃で五里霧中の中、ガマブン太はナルトと畜生道を口に含んだんでしょう。そして、いきなり真っ暗になったもんだから畜生道は状況の把握ができなかった…。天道も地獄道も砂埃で一時視覚を遮断されて確認できなかった。それで天道が畜生道の居場所を把握できなかったと言う事は、輪廻眼の共有する情報は視覚に限定されそうです。

例えばGPSのように絶対的な位置座標を得たりはできない…。また、ガマブン太の口の中に畜生道が捕獲された後も畜生道が稼働できたのだから、高周波チャクラがガマブン太によって遮蔽された形跡は無く、それに依存するであろう輪廻眼の通信が阻害されないにも関わらず、客観的に畜生道のモニターが暗闇によってブラックアウトしたと考えられます。それと畜生道の暗闇の中の(ちょっと可愛い)反応はペインがそれぞれ考える機能があり、それを共有することで立体的に状況を把握しているように感じます。

その中でも、天道はやはり自発性が高く、心の襞(ひだ)と言うか、繊細な部分があるように感じます。それにペインがノックアウトされる描写が修羅道→餓鬼道→畜生道とあって、修羅道は破壊されて離脱したようにも思えましたが、ナルトのテンプル(頭部への打撃)を貰った餓鬼道なんかはヨダレダラダラで目があっち向く(輪廻眼のままで白目じゃなかった)ノビ方でしたし、畜生道もボディブロー的な衝撃の加わり方でノビてましたから、餓鬼道の脳震盪だけでなく、内臓機能すら影響する可能性まで出て来ました。



<ジリジリ>「ハァハァハァ」(ガマヒロ・ガマケン)

「ガルルル」「ガルルル」(ケルベロス)

<ボボボン>「!?」(ガマヒロ・ガマケン)

「プッ」<ドサ><ザッ>(ガマブン太)

畜生道がデッドになって、増幅口寄せの術で呼ばれたケルベロスが消え失せた…と言う事は、術の発動は個々のペインに依存している事になります。それは、畜生道のみが口寄せが可能な事とも関係してて、長門がペインを操る本体(本物)だとしても、術の出力に関しては出力先の各ペインの個体の持つ特性があって初めてシステムペインが成り立つのではないかと思います。他には、単能の個体にはそれぞれの術を発生する術式が埋め込まれてて、それにチャクラを送信する形式も考えられますが…。

ガマブン太も口の中で血刀を使われなくてホッとした事でしょう。砂埃→暗闇で誤摩化して螺旋連丸でサッサと仕留めるスピーディさが、ペインに考える暇を与えなかったと言う事でしょう。ナルトの仙人モードの時間制限もあったから一か八かで勝負した訳だ。残るは天道と地獄道。天道が地獄道を残したのは他のペインの復活の可能性を残しているからだと思います。しかし、人間道とか擦りおろされても元に戻っちゃうのか?ちょっと興味があります。また、天道と地獄道だったらペイン(長門)はどっちを守るのか?

「ハァハァハァ」(ナルト)

「仙術は切れたか…」(天道)

ナルトが螺旋連丸で畜生道をやっけたまでは良いんですが、ここで仙人モードが終了…。天道も攻撃の回避に神羅天征を使ってはいないので、必死に能力の回復を待っているようですが、地獄道は完全に温存されていて不気味です。しかし、ナルトもヘロヘロに見えますが、影分身を利用した「右を見ながら左を…」で意外性の忍者の面目躍如と行ける可能性も残されます。口寄せの畜生道が潰されたので、ペインの攻撃能力は大幅に削られましたし、地獄道がリカバリーするにも、そんな細工は妙木山チームが許さんでしょう。

欄外に「仙術が切れたナルトに天道が放つ術とは…!?」とありますが、ナル×ジャン的には完全無視の方向で(笑)…ここは寧ろ、ペイン側が体勢を立て直す必要があるので、”暁”の加勢があっても良いくらいだと考えます。それに小南が長門を看ると言い残して消えたところから登場していませんし、長門がヤバい事になってて一旦退く可能性としてはあります。そもそもナルトも仙術が途中で終了する事は織り込み済みの筈ですから、ここからがナルトのホントの”大噴火”が見れるんじゃないかと、僕はそれ程心配はしていないんだけど…。

妙木山って、マジでノンビリしてるからねーッ!!(笑)


  

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