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第436話「平和」


「分かってきたぞ!
ペインの本体の居場所が!」(いのいち)

「何か気付いたんスか?」(シカマル)

「どういう事!?」(いの)

「ああ…
自来也様が捕えた
あの雨隠れの忍の
頭の中を覗いた時のことだ

【オレ達がいつも死体を運ぶ
この里で一番高いあの塔
あそこが何か知ってるか?】(リュウスイ)

その男は仲間と死体を運ぶ
仕事をしていた」(いのいち)

「死体を運ぶ?」(シカマル)

「そう…お前のさっきの
そのセリフでピンときた」(いのいち)

先週は、シズネの死が判明したり、フカサクが呆気なく戦死したりの展開でペインが余りににも高いハードルに見えて来たところに、いのいちが何かに気付き一筋の光明が差し込んだところで閉じて…その続きから。基本的にいのいちは心転身系忍術の使い手で、システムペインの成り立ちにも逸早く気付けたようです。そして、ペインに見せつけられた異常な力量の高さに惑わされる事無く、いのいちが忍術のセオリーを軸に考え抜いた態度を、僕らは見逃してはいけないと思う。相手がペインだから仕方ない…と、僕は少しでも考えた事がありました。その諦めこそマグロだったと反省しております。

「いいか…
まず一つにチャクラ信号を送信する側は
なるべく受信体の近くに居ることが常識だ
でだ…
その男は雨隠れにある数ある塔の中で
一番高い塔に死体を運んでいた事になるんだが…
雨隠れではペインはその一番高い塔に居ると
噂されていたようだ

【実はな…あそこに
ペイン様がいらっしゃるんじゃ
ないかと…噂されてる】(リュウスイ)

そしてペインとして現れた女…
アレはその高い塔に死体として
運びこまれた女の姿と同じだった…
その塔はチャクラ受信機である
黒い杭のようなものを死体に埋め込んで
ペインを作る実験場にもなっていたって事だ」(いのいち)

「で、それがどうして
ペイン本体の居場所と繋がるんスか?」(シカマル)

どうやら、雨隠れの「一番高い塔」にペインが居るんじゃないか?…と言う大方の予想通りだったようです。そんなの初めっから言ってるじゃん!!…と、こっちは言いたい気分でもありますが、そこはそれ…物語を俯瞰してる読者と、実際に物語の中で生きているキャラの情報量の違いであり、極めて妥当です。ここでシカマルの凄いところはその「一番高い塔」と「本体の居場所」を短絡させなかったところにあって(僕らはほぼ全員がこのさもありなんの罠にハマってた…)、この切れ味はひと味違うな…と、正直…惚れ直しました(ま…これもキッシーのネームの切れが良いって事なんだけどね)。着実にカッコ良いオトナに近付いてますね。

「チャクラ信号を送信するために
一番効率的な場所―
より広く遠くへ送信するために
一番高い塔じゃなきゃいけなかったんだ!」(いのいち)

「なるほど……
という事はつまり」(火了)

「ペイン本体はこの木ノ葉近くの
一番高い場所に居るって事になる…」
(…)

いのいちの豊富な経験を土台にした思考がペインの本体の居場所を炙り出します。で…太字の「ペインの本体は…」って台詞。これは誰のものだろう?と考えてみたんですが、もしかして(一同)…つまり、ここに居る皆が同時に同じ結論に辿り着いた…のだとしたら、ドラマチックで良いやね~と思いました。先週、サラッと「あやつり人形」とカツユが口を滑らせてしまいましたが(笑)、それでもキッシーは辛抱した方です。(作品のレベルは横っちょに置いといて…)書いてると解る…。お話ってのは結論があるから書ける訳で、その結論に至る「見せ方」こそ、腕の見せ所であり、一刻も早くぶちまけたいッ!!を堪える…我慢の見せ所でもある訳です。

ま、高周波チャクラが建物の中や地下にまで届く事や、一度たりとも通信障害でペインが異常作動や作動不能(蝦蟇瓢牢の初代・畜生道は?)になった描写がなかったので、電波関係に詳しい方の意見を訊きたいところだけども、設定としては都合良過ぎるところもある…けど、システムペインと言う忍術の「秘密」を緻密に積み上げ、それを木ノ葉が必死に見つけて行く姿を実に精巧に示してくれたんではないかと思います。非常に地味な展開ではありましたが、キッシーの辛抱は圧巻と言わざるを得ません。玄人っぽいと申しますか、万人向けではないだろうけど、それでもキッシーは貫いた…それがキッシーの「正義」だからです。

…と、まあ…考察とは別に…キッシーのご苦労を想像すると、作品に対する不平や不満を言っていた自分がヤケにちっぽけに見えてしまいます。ま…物事には短期、中期、長期的な側面があって、そのどれをして意見を言っているのかは分かるようにすべきだし、それを意識した表現を心掛ける必要がある…と思います。ところで、考察とは別に…とするのは作り手の”どうのこうの”を考慮するのは『NARUTO -ナルト-』の中の事実とは関連性がないと考える個人的な考察観からであり、それでもこんな事を書くのは、如何にこの長いお話を練り上げるのかが至難であるかをお伝えしたかったからです…と言い訳を…<ゴフォッ>。

「よし!なら高い場所を
しらみ潰しに捜索するぞ」(シカマル)

ちょっと横道に逸れましたが、戻しまして……そして、異常に切れの良いシカマルなんですが、脚…折れてましたよね。どうするつもりなんですかね(笑)。こう言うのは医療忍術でサクッと治っちゃうんでしょうか。いのもここらで存在感をアピールしてくべきでしょうし、何より里の一大事。ここでやる気にならないのをホントのマグロ=”どマグロ”と言うんじゃないでしょうか!!(笑)まさか、ここで野点(のだて)なんか催したりしませんよね…。…って、火了がお湯を沸かしたり、お茶菓子の準備とかしててしてシャカシャカとお茶を点(た)ててる…アンタ…そんな事ばっかりマメでどうすんのッ!!(良く気がつくマメなマグロですね…素敵です…)




「くっ…」(ナルト)

「お前は”何でこんな事をする?”と
オレに問うたが…
その理由をお前に話したところで
何も変わりはしないだろう…
だがもう一度ゆっくり話をすれば
……どうだろうな…」(天道)

「オレの目的はな…
自来也先生も成しえなかった事だ…
さっきも言ったな…」(天道)

「………」(ナルト)

「平和を生み出し
正義を成すことだ」(天道)

平和…?
正義…?
ふざけんな…
ふざけんなってばよ…!」(ナルト)

「オレの師匠を!!
オレの先生を!!
オレの仲間を!!
オレのを!
こんなにしやがったお前なんかが
そんな事を偉そうに
ほざいてんじゃねェー!!」(ナルト)

一方、両手を血刀で串刺しにされ、動きとチャクラを同時に拘束されたナルトと、それをヤンキー座りで見下ろす天道。ここで天道がナルトをこのまま捕縛して連れ去らないのか?には、一定の意味があると思います。それが九尾の特殊性なのか?ナルトに対する同門の想いなのか?それとも…は置いといて、少なくとも木ノ葉には既に自分に対する脅威は無く、ナルトとの語らいがペインにとって重要なんだと考える事ができます。これは…マダラ(トビ)がサスケに執り行った「万華鏡の儀式」にもちょっと似てるな…と思います。ここは別に席を設けまして、切々と…僕も語っちゃおうかな…なんて考えておる次第です。

…で、ナルトが怒るのももっともで、仙人モードのチャクラ感知で里の甚大な被害を感じてますから、その中でカカシ(先生)や仲間の安否も知った上での反撃をします。ナルトの気持ちはよく解る。自分がその立場だったらきっと同じ事したと思うし、至極当たり前の反応をナルトは示しています。しかし、こうして天道がナルトに時間を与えツラツラと話を始める辺りには何らかの理由がある訳で、天道のペースに乗せられて気持ちを迸らせる事には危険を感じます。やっぱ、あの「万華鏡の儀式」に似てるわ…。って事は、洗脳ですかッ?!(汗)ヤバいです…ナルトみたいな純真な子って騙される時はコロッと行っちゃいそうですものね。


<ハァ><ハァ>(ナルト)

「なら…お前の目的は何だ?」(天道)

「お前をぶっ倒して!
オレがこの忍の世界を平和にしてやる!!」(ナルト)

「そうか…それは立派な事だ
それこそ正義だな」<ザッ>(天道)

こうして一度、相手の本心を引き出して、それを認める。一瞬、良い気分にさせるんです。ここで天道は「平和」と言う言葉をナルトに喋らせて、それを「立派」とし、続けてそれを「正義」と展開しています。つまり「平和=正義」と決めつけてる訳です。平和を生み出す行いは全てが正義であると、極めて強引に決めつけている…。これははっきり言って詭弁(きべん)です。詐欺師やペテン師がよく使う”すり替え”です。天道とナルト。二人は違う(天道もそれを否定してないんだけど…)。その違う二人があたかも同じ「正義」を共有しているかのような錯覚を天道は作り出そうとしているのです。天道はディベート(正確には詭弁…)が上手い…。

「だが…オレの家族
オレの仲間
オレのを―
この里と同じようにした
お前たち木ノ葉の忍だけが…
平和と正義を口にする事を
許されている訳ではないだろう?」(天道)

「……!?」(ナルト)

「どういう事だってばよ!?」(ナルト)

ここからの切り返しの為に、天道(長門)はナルトを誘ったのです。ペインが自来也を殺し、カカシを眠らせ、里を瓦礫の山に変えた…悪事についてナルト自身の口で述べさせたのは、それが如何に酷い所行であったかを実感させる為です。そして、それは悪い事であり、許されない事だとナルトに言わせる必要があった…。ナルトにそう言わせる事でナルトを追い込んでいるのです。実に巧妙な誘導だと思います。ディベートの技術に関してはペインの独壇場と言ったところでしょう。ただ、これが単なる詭弁なら、ペインもただのワルとして葬れるんですが、ペインの心の瑕疵(かし)であったなら救いがない…って言うか、とても哀れです…。

「火の国…
そして木ノ葉は大きくなりすぎた…
国益を守るため大国同士の戦争で
自国の利益を獲得する必要があった…
でなければ国…里の民が飢える
だがそれら大国の戦場になるのは
オレたちの小さな国と里だった
その度我々の国は荒らされ疲弊していった
幾度かの戦争をへて大国は安定した
我ら小国に多くの痛みを残してな」(天道)

「………」(ナルト)

天道は木ノ葉が雨隠れを破壊した…と言っていますが、ザックリとしてて狡いです。確かに、木ノ葉/岩/砂と三大国に取り囲まれた雨隠れは不憫ですが、木ノ葉だけが犯人扱いされるのも…ちょっと…ね。でも、大国の抗争の被害者であった事は確かで、満更嘘ばっかでもない。ここが”上手い嘘”のポイントで、天道はそれを巧妙に織り込んでるのです。ナルトは純粋だから、こんな初歩的な手にコロッと騙されちゃうんだろうな…と思うと、怖いです。天道がサクッとフカサクを殺したのも、この静寂を作るためだったのかも知れません。もしそうなら、天道はサシでナルトを言い包める必要があるって事だ……。

「お前もオレも目指すものは同じだ
自来也先生の言っていた平和をなそうとしている
お前もオレも何も変わらない
互いの正義のために動く
オレが木ノ葉にやった正義は…
お前がオレにやろうとしている事と同じだ」
(天道)

「大切なものを失う痛みは誰も同じ
お前もオレもその痛みを知る者同士だ
お前はお前の正義のために…
…オレはオレの正義のために
オレ達は正義と言うなの復讐へと
駆り立てられた普通の人間だ
だが復讐正義と言うならば
その正義はさらなる復讐を生み…
憎しみの連鎖が始まる」(天道)

「今、その事象の中に生き
過去を知り未来を予感する
それが歴史だと知る

人は決して理解し合う事のできない
生き物
だと悟らざるを得ない
忍の世界は憎しみに支配されている」(天道)

「………」(ナルト)

もうここまで来たら変な連立方程式みたいで、最初が何だったのか解りません(笑)。「平和」=「正義」は辛うじて受け入れられるとしても、「正義」=「復讐」となると、途端に解らなくなる(笑)。ここで問題なのは「平和」を得る為には何をしても良い=「正義」としてる強引さにあるんじゃないかと思います。天道はそこをナルトとの「同意」や「共感」と言った”飴”と引き替えに良い感じに飛躍させているんです。ところで、兄弟子の長門がナルトに告げる「自来也先生の言っていた平和」…これって、「ド根性忍伝」(ep416)であった…あの境内のアレかしら…と思ってたら、ナルトの回想が実にいいタイミングで挿入されました。

「こんなワシでもこの忍の世に
憎しみがはびこっているのは分かる」(自来也)

「…憎しみ」(ナルト)

「その憎しみをどうにかしたいとは
思っとるんだが…どうしたらいいのか
ワシにもまだわからん…
だがいつかは…
人が本当の意味で理解し合える時代が来ると
ワシは信じとる!!」(自来也)

「なんか難しいってばよ」(ナルト)

「答が見つからんかった時は
その答をお前に託すとしようかのォ!」(自来也)

「オッス!!<シュビッ>
エロ仙人の頼みなら仕方ねェーってばよ」(ナルト)


もしかしたら…なんだけど、自来也はナルトに話した事と似た様な話を長門や弥彦にもしてたんでしょうか。って言うか、自来也のあのほのぼのとしたシャベリにもある種の意図が潜んでいたんじゃないでしょうか。そしたら、「予言」って何だったんだ…。それが”数撃ちゃ当たる”的なものだったのなら…。大ガマ仙人は自来也に「予言」を与え、本を書かせた。そして、その本を読んだミナトとクシナが主人公の名前を生まれて来る子に授けた…。おまけにその本の主人公には九尾の髭痣があった可能性がある…。結果的に、「ド根性忍伝」が「予言の書」であったならば、この「憎しみの連鎖」を生み出した張本人って………(汗)。

ダ…ダメ…黒くなっちゃう…(黒汗)。




「………」(ナルト)

「お前の答を聞こう」(天道)

「………分かんねェ
そんな事…」(ナルト)

答えられる筈ないんですよ…ところどころ飛躍があっていい加減な理屈なんですから。でも、天道の物言い自体は登場当初からのブレはなく(どっかの首相に爪の垢を…)、特に木ノ葉襲来以降の一貫した態度からは天道が言う「正義」を確かに腹に据えた行動をしているように思います。つまり、天道(長門)は自分の「正義」に則した行動をしているのです。狡いのはその「正義」を無理矢理ナルトにも適用して言い包めているところです。「正義」なんてそれぞれあると言いつつも、最後は「天道=ナルト」としてナルトの選択肢を奪っておいて「お前の答を聞こう」ですから…(笑)。天道は忍術も一流だけど、詐欺師としても一流です。


「オレはな…
その憎しみの連鎖を止めるために”暁”を立ち上げた
オレにはそれ(←憎しみの連鎖を止める)ができる…
そのためには九尾の…その力が必要なのだ
全ての尾獣の力を使い
この里を潰した数十倍の力を持つ尾獣兵器を作る
一国を一瞬で潰せるほどのな」(天道)

「!?」(ナルト)

本当の痛みを世界に知らしめ
その痛みを恐怖で戦いを抑止し…
世界を平和と安定へ導くのだ」(天道)

「……だからって…そんな平和…
そんなの嘘っぱちじゃねえかよ!!」(ナルト)

「人間はそんなに賢い生き物ではない
そうしなければ平和を作れないのだ」(天道)

「…やがて
その痛みも何十年と時が経てば癒えていく
抑止力は低下しそして人々は争い
今度は自分達で尾獣兵器を使い
本当の痛みを再確認する」(天道)

「……」(ナルト)

”暁”を作ったのはペイン(長門)だったんでしょうか…。僕はマダラだと思っていました。一応、ペインが”暁”のリーダーだと言う事にはなってますが、扱い的にはマダラ(トビ)の手先みたいですし…ね。その辺りの判定は要観察としまして…。ペイン(長門)の目的としては「禁術兵器」(尾獣兵器)の製造でほぼガチでしょう。そして、それをホントに使おうと考えている。しかし、それもアッサリとサスケに「尾獣をやる」(第44巻/38頁)と言い放ったマダラ(トビ)の行動ベクトルとは相反します。ペイン(長門)もまた純粋に歩んでいるだけなのかな…。ペイン(長門)や天道(弥彦)がナルトに似てると感じるのはその無垢さなのかもね…。

「そしてまた一時の平和が訪れる
…この終わりなき憎しみの連鎖
流れの中に痛みにより
一時の平和を生み出す事…
それがオレの願いだ」(長門)

「ゴホッゴホッ」(長門)

「!」(小南)

…頁を捲ってハッとしました。とうとう長門が登場しました。紙分身を解いて長門の元に向かった小南がその傍らにいます。長門はガリガリに痩せこけた貧相な体つきで、背中には無数の黒い棒のアンテナみたいのが林立してて、下半身はモビルアーマーみたいな『NARUTO -ナルト-』で言うと、サソリが使ってたヒルコっぽい鎧系傀儡みたいなものに収まっています。両手も筒に突っ込んだ形で仕舞われてて、そこから六本の黒いワイヤーが伸びているので、恐らく六道を操る操作系のデバイスかと思います。僕は天道の中に長門が格納されてる…と考えてましたが、こんな感じに離れた場所から操作してたんですね(詳しくは考察中でーすッ!!)。

そして、長門の半病人的な感じからは、万全な状態ではなく、この長門を乗せた忍具が何だか傷病者を運ぶストレッチャー(担架)のようにも見えて来ます。或いは、生命維持装置だとすれば、長門は相当に重篤な状況にある…と考えて良いでしょう。そして、その上で自分の「正義」を成そうとしているのであれば、「禁術(尾獣)兵器」を作ろうとしているのは、自分の命が無くなる前提での”遺産”をこの世に遺そうとする想いが突き動かしているように感じます。つまり、封印像がコンプすれば何度も(定期的?恒常的?)にその「禁術(尾獣)兵器」が生み出せるインフラが確立するようです。それが長門の考える「平和」の礎なんでしょう。

長門がその想いで「禁術(尾獣)兵器」を目指し、本気で尾獣集めに命をかけるのであれば、長門の「正義」とは結局は「破壊」であり、そうなればナルトが考える「正義」とは違ったものとなります。ナルトが変な追い込まれ方をしつつも、長門の言う「平和」を「嘘っぱち」と言い返したのは、長門の隠し持った「破壊」に対する本能的な反抗だった筈です。しかして、ナルトや忍と言ったものが使う忍術とは凡(おおよ)そ人殺しや破壊に関するスキルであり、それと「平和」が持つイメージとの甚だしい乖離(かいり)がナルトの思考を停止させているのです。勿論、長門はその不条理を衝いている訳で…そして、それこそ長門の訴えたい核心なんだと思います。


「長門…あまり無理しないで…
もうずいぶんチャクラを使ってる」(小南)

<ハァ><ハァ>(長門)

「平和は目の前だ」(長門)

僕もたまに吐血(あの<ゴフォッ>ってヤツです)しますが、相当に苦しいです(笑)。「長門の病状」に関しては過去に「中二病」に認定していますが、アレは偽医者ケルベロスの診断で、ホントはもっとすっごい病気か怪我だったようですね(笑)。そして、その長門が命懸けで成そうとしている「平和」。それを真っ向から否定する戦いをするのではなく、長門と違う未来や理想を提示する必要があると、僕は思います。力尽(ちからず)くでは、究極のチャクラとも言える「禁術(尾獣)兵器」を持ち出して世界を沈黙させようとしてる長門と同じになってしまいます。それに長門の想像を超える未来を示さなければ、ホントの「正義」も見えて来ない…。

ナルトや僕たちが無意識に感じる…長門に従いたくない理由は、自分達が受けた「痛み」を長門が他人と比べているところにあるんだと、僕は思います。ナルトはそれを理詰めで導き出せるタイプじゃないけど、魂(本能)では解ってる筈です。長門が目指す「禁術(尾獣)兵器」とは、「痛み」の大きさ比べの最たるものだから、そこには長門自身が提示する詭弁の本性が隠されています。ここで長門と理詰めで対決してもナルトは言い包められるだけだから、ナルトの生き方とか行動で長門の心の氷を融かして欲しいです。例え長門が相手でもナルトだったら、それが出来ちゃうような気持ちになるから不思議…。是非とも長門を止めて欲しい!!

自分がされて嫌な事は他人にはしてはならない…。
ナルトには、その「当たり前」に気付いて貰いたいですね。



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