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ペインは何故、幻術にハマったのか?

   
「やられたか……」(初代畜生道)

「そこは精神を縛る
金縛りの幻術の中だ
これでお前たちの体
本体は身動き出来ん」(自来也)

「自来也先生…
アンタにこんな幻術があったとはな」(ペイン)

第379話「自来也の選択!!」で、仙人モードの自来也が、二大仙人の魔幻・蝦蟇臨唱で初代畜生道・人間道・餓鬼道の三体を完璧に幻術にハメています(第41巻/176-177頁)。この時、ペインが幻術にハマった描写は、システムペインが個々に独立した命令系統(意志)を搭載している提示ではないかと思え喜々としたもんですが、お話が進むにつれシステムペインが死体を遠隔操作する仕組みが明かされ、逆にこの時ペインに対して幻術が有効だったのが不思議に思えました。まさか、ペインが殺られたフリで幻術が作り出した精神世界の檻に捕われて、それが高じて三体ものペインが自来也の石剣の餌食になるなんて、長門がいくら余裕をかました性格でも、サービスし過ぎだろうと思います。やはり、この時、ペインの本体である長門は二大仙人の魔幻・蝦蟇臨唱に完璧にハマっていたんだと思います。ま…その理屈はシステムペインの仕組みが解るにつれ、徐々にフラットになって来ました。

システムペインの動きの観察すると、ペインには凡そ忍らしい皮膚感覚や、センシティヴさは見られません。恐らくシステムペインの現地状況の把握に関しては視野共有による複眼的な空間認識と聴覚によるモニタリングのみでしょう。視覚と聴覚による情報を各ペインから供給され、それを長門が疑似感覚として受け入れ、操作系の出力をする現代医学の遠隔手術に似た技術と思われます。同時にペイン六道の個々にも独自に小脳反応的な自立する行動がある程度可能で、長門の六体同時の操作の負担を軽減している可能性はあると思います。六道それぞれの個性みたいなものも感じます。そして、それが特に顕著なのが天道です。天道においては長門と双方向に関与し合う親密さと、それと相反するチグハグな感じもある程で、観察をケイゾクしています。

「………ワシは幻術が
からっきしですがの…」(自来也)

ま…長門がまんまと二大仙人の蝦蟇臨唱にハマったのには、自来也を良く知る長門の思い込み…自来也には幻術がない(第41巻/160頁)…があって、些か幻術に対する心の準備が欠けていたのもあります。この時、自来也はその不用意さを「どんな奴が相手でも油断はするなと教えたハズだがの…長門…」(第41巻/177頁)と戒めており、長門が反攻に転じた折りに修羅道が「油断はするなとアンタから教わったハズだが…自来也先生」と、背後を取りつつお返しをする長門に、自来也に対する強い対抗心があった…。ちょっと余談ですが…この時、ペインは自来也の左腕を奪ったのですが、物書きとしての命である利き腕(右手)を奪いませんでした。結果的にそれが指刻封印による暗号をフカサクの背中に刻むシーンを演出するファンタジスタ【妙】を産み落とします。

「やはり成長しきれていない…
昔と同じでドジだ」(初代畜生道)

長門は自来也をケチョンケチョンに貶(けな)しますが、逆にそのあからさまさが、自分たち…長門、弥彦、小南がこんなにも変わってしまったのに、自来也があの雨隠れの修業時代と変わっていない事に対する嬉しさの裏返しとも感じられ、その歪な愛情?表現が長門が自来也に対して隠し持つ複雑に入り組んだ想いに思えてなりません。何だか近頃の天道の行動や表情(雰囲気?)を見る限りでは、全ての"尾獣"を集めて世界に痛みを知らしめるのをホントに目指してるのか?が疑問に思えています。それ以前に、雨隠れの高い塔の人面像が伸ばした長い舌の上に腰掛けて、高らかに宣言した「世界を征服する…」(第36巻/184頁)と言う野望は何処に行っちゃったんだろう…って思えてしまいます。よくよく考えると、天道(弥彦)って何だか複雑なキャラだな…と思えて来ませんか?

「ワシらの最強の幻術
歌で相手の聴覚にうったえて
ハメる術じゃ」(フカサク)

視覚(視野共有)に関しては輪廻眼のフィルタリングの恩恵(写輪眼に匹敵する程度)の可能性が十分にあり、視覚でハメるタイプの幻術に対しては強力な耐性があったと考えるのが妥当でしょう。しかし、聴覚はそれに対してかなり無防備だった…可能性があり、フカサクが言うように、聴覚でハメるタイプの幻術(第41巻/162頁)…魔幻・蝦蟇臨唱はペインに対して非常に有効な幻術だったのだと思います…って言うか、二大仙人と言う割りには戦闘力がカメレオンの口寄せを倒した時に見せたフカサクの舌戦斬があるくらいで、フカサクやシマはもろ幻術タイプの忍(正確には蝦蟇仙忍じゃ…笑)だったのではないでしょうか。それで、ナルトの仙人モードが天道に対して手詰まりになった時に、同じ幻術の使用する選択肢しか見出せなかったんじゃないでしょうか。ペインに対して同じ手が通用するとは考え難かったにも関わらず…(汗)。



「父ちゃん!」(シマ)

「あの幻術は
もう懲りてるよ」
(天道)

<グサッ>

第435話「万象天引」で天道はフカサクを殺しました…。フカサク達はペイン戦で実績のある魔幻・蝦蟇臨唱の仙術チャクラを練り上げ「よし!行くで母ちゃん!」(フカサク)→「アイヨ!」(シマ)…と、夫唱婦随で幻術の準備完了を気取られたもんだから(笑)、万象天引でフカサクを吸引し、血刀で<グサッ>っと呆気なく殺っちゃいました。基本的にペインは無益な殺生をしないようで、システムペインに極めて不利益な場合にのみ殺生をしています。シズネも人間道の脳内スキャンでペインの謎に肉迫してる事を悟られ瞬殺されてしまいました(「天道は何故、シズネを殺したのか?」参照)。なので長門が幻術だけを警戒してフカサクに手を出ししたならば別に殺す必要はないのでフカサクは瀕死の可能性も残されますが、何れにしてもフカサクを沈黙させた天道は「あの幻術はもう懲りてるよ」が示すように、とても看過できない脅威を感じていたのだと思います。


「いいか…
もし幻術をくらったら
己のチャクラの流れを
いったん可能な限り止めるよう心掛けろ
幻術中は相手に頭の中のチャクラを
コントロールされとる状態だ
それを上回る力でチャクラの流れを乱せば
幻術は解ける」(自来也)

「それでもダメだったら?」(ナルト)

「誰かに己の体に触れてもらい
チャクラを流し込んでもらうことで
その流れを乱してもらうしかない…」(自来也)

ナルトがイタチの幻術に際して思い出していた自来也との修行の回想です(第29巻/115-116頁)。自来也が幻術を警戒してナルトにこのような教育を施していたのが、イタチ対策だけでなく、写輪眼に対する備えであったのかも…と、自来也の深慮遠謀が潜んでいたのか…と感じ入り胸がキュンとなりました。それと、幻術でナルトをハメるイタチが(成長している…)「が…まだ甘い」(第29巻/117頁)と感心していたのも、戦うと言うよりは鍛えているようであり、オトナが子供に接する態度とは…をサブリミナルに教えられているようです。ま…ここで幻術の解き方を提示されてまして、完全にハマってしまった場合には最早、自分で復帰するスベはなく、第三者によるチャクラの流し込みがセオリーとのことです。

「幻術を解くには己のチャクラを
乱して目を覚ましてくれる相棒が必要だ
オレ様の相棒はオレの中の八尾
尾獣をコントロールした人柱力に
幻術はきかねェ」(キラビ)

雲隠れで”鷹”VSキラビで(第45巻/21頁)、万華鏡写輪眼瞳術・月読(イタチの月読をサスケの万華鏡写輪眼がコピーした…とナル×ジャンでは解釈していて、天照も同じ解釈で、サスケにはこれら以外に二つの新たな万華鏡瞳術が備わると考えています)に撹乱されたかに見えたキラビが一転、サスケをキラビの雷犂熱刀で薙ぎ払った時、自慢げに人柱力の幻術耐性を提示しています。自来也の示唆は一般的なものでしたが、人柱力に特化するならば、ナルトが九尾をコントロール下に置いた想定では、ナルトも非常に高い幻術耐性がある事になり、それが写輪眼からの九尾の分断と合わせた四代目の思惑であったなら、非常に合理的で、忙しい修行の合間にワザワザ時間を割いてナルトに幻術対策を伝授した自来也の二重三重の配慮が臭ってきます。

総合的に判断すると、三体までもペインを失うまでに圧し込められた長門は一時、完璧に魔幻・蝦蟇臨唱にハマっていた…と言う事なんだと思います。如何に地獄道による復活の手段があるにしても、そこまでのリスクを手練の長門が受け入れる道理がありません。また、石剣に殺られる前に残りの六道がその阻止に動かなかったところからも、マジに長門が完璧に幻術にハマり意識を失ってしまうか、幻術チャクラのコントロール下にあった事が考えられます。つまり、自来也がナルトに教えた幻術からの脱出の説明を重視するならば、完璧に幻術にハマり、最早自力での復帰は出来ないまでに追い込まれてた…相当ヤバいって言うか、そのままだったら意識が戻らず自来也の勝利だった筈で、それが天道の「あの幻術はもう懲りてるよ」だったんだと思います。

「私はこれからアナタを看る」(小南)

あの雨隠れの自来也戦でも、小南は早々に姿を眩ましていましたし、超特大の神羅天征を出そうとする長門を小南は心配して側に居ると宣言しました(第430話/「ナルト帰還!!」)。ま…長門もこっちが心配してしまうくらい具合が悪そうだし、吐血したり、見るからに良く無さそうなので気持ちも解ります。多分、自来也と闘う長門の心情を汲んで小南は、乱獅子髪の捕縛から逃れた小南はペインの本体である長門の在り処に急行した事でしょう。そこで甲斐甲斐しく長門の様子を窺っていた…。当然、魔幻・蝦蟇臨唱にハマった長門の異変にも小南は逸早く気付いた筈です。そして、小南は幻術に落ちた長門に自分のチャクラを流し込み蝦蟇臨唱の幻術チャクラのコントロール下にある長門のチャクラを揺さぶり、正気に戻したのでしょう。

幻術に落ちた長門は小南に救われた!!

小南は長門の「母」であると共に
非常に心強い「相棒」だった…。




  

第441話「螺旋手裏剣VS神羅天征!!」 | BLOG TOP | ナルトを殺すと何故、後悔する事になるのか?

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