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第445話「世界の天辺」


<ザー…>

「うっ…」(長門)

「!」(長門)

【倒れて動かない木ノ葉の忍】

「何!?どうなったの?
父さん母さん!?」(長門)

【倒れて動かない長門の両親】

「………
うわああああ!!!」(長門)

「父と母は
お前達木ノ葉の始めた戦争で死んだ
あの時の痛みは忘れる事はない…
今に至るまで痛み続ける」
(長門)

「この痛みは憎しみに変わり
オレの力を開花させた
この時二人の木ノ葉の忍を
殺したのはオレだったと…
後になって気付くことになる」(長門)

先週の最終頁で輪廻眼を覚醒させたところからの続きです。長門も何故か気を失っていて、それが目を覚まします。長門が目を覚ますと、木ノ葉の忍が二人とも倒れて動きません。息もしてない様なので恐らくはお亡くなりになっていると思われます。ま…他所の家に忍び込んで、盗みを働き、家人に気付かれて殺害するなんて、忍と言うよりは寧ろ盗賊ですから、自業自得でしょう(正確には戦闘区域に民間人が残っていない思い込みが、忍の待ち伏せだと誤認させた…ではあるんですが)。家の中の荒れ具合が先週と大差ないので、神羅天征ではなく心転身系(人間道の能力)で精神を崩壊させるなどもう少し穏便(?)な術を発動したのではないかと思います。木ノ葉の忍が吹き飛ばされずに寝転がっていますので、物理的な攻撃でなかったのではないかと考えています。

どうやら長門の両親は民間人だったようです。家の様子から推察するならば、中流以上の比較的裕福な家庭だったように思います。運悪く戦闘区域に居住していて家を空けられない事情(自営業とか?)があって取り残されたのだと思います。誠に不幸な事件でした。長門は両親に手を掛けた木ノ葉の忍に対抗する為に自分の血に眠る輪廻眼の能力を爆発させたのでしょう。長門に六道仙人の血統が受け継がれていたのか、或いは輪廻眼とは突然、何処かに転生する能力の可能性もあると考えたりもしています。自来也の回想でも「世が乱れた時に天より遣わされる…」(第41巻/63頁)とありましたから、何らかの条件を満たした個体に突然発現する能力で、ウィルスのようなものか、霊が憑依するかのような形式なのかは不明ですが、親を見る限りでは血縁以外の想定に惹かれます(笑)。


<ザー…>

「さよなら
…父さん…母さん…」
(長門)

「食料も僅かになり
オレは一人家を離れた」(長門)

<ゴソ><ゴソ><スッ…>
「これで最後か…」(長門)

<ザー…>

<ドチャ>(お腹が
空き過ぎて足下が…)
(長門)

<ペロ><ペロ>(チビ)

「!?」(長門)

<ザー…>

「クウ~ン」(チビ)

「ボクについて来ても
何もあげられないよ

もう食べるものは
何もないんだ」
(長門)

親を殺された長門は暫く自宅で暮らしたようですが、食料が底を突いたのを機に放浪を始めたようです。両親の骸はちゃんと土葬して墓標まで立てて、手厚く弔ったように思います。僕が長門と同じ状況に置かれて、同じ歳の子供の時にこんな行動がとれたかは疑問で、長門の様にしっかりした仕事はできなかったと思います。墓標には何処から探して来たのか花も供えられていて、長門の優しい気持ちが見て取れます。家庭的にも恵まれていたようなので、きっとちゃんとした教育を受けていたのでしょう。家を離れてからも、ズーッと雨が降り続く雨隠れを長門は放浪するんですが、とうとう手持ちの食料も無くなり、疲労と空腹で歩く事もままならず、遂には倒れてしまいます。その時、痩せ痩けた野良犬が近寄り長門の口の辺りをペロペロと舐めます(犬好きなので軽ーく刺さった…)。

口は犬にとっては特別な部位で、多くの感情表現を受け持っていまして、犬が人の口を舐めるのは好意の現れだと考えてまず間違いないと思います。この場合、弱った長門を食べようとした(汗)のならこんな行動はせずに、長門の身体の何処かに噛み付いてグイグイと引っ張ったと思います。この野良犬は長門に好意を感じ、雨の中、倒れて動かない長門を励ましていたんだと思います。このままじっとしていたら体温低下で死亡していたでしょうし、長門はこの時、この野良犬の励ましで持ち直し、立ち上がったんだと思います。で…この野良犬の顔、何処かで見た事あるなーっと思ったんですが、もしかしたら、将来の畜生道の増幅口寄せの術のケルベロスじゃないですかね。背中に羽は生えてないけど…(笑)。長門の命の恩人(正確には恩犬じゃがな…)だしね。


<ドン><ドン>

「すみません……
何か食べ物を…分けて
いただけませんか?

もう…」(長門)

<ガチャ>(町人)

「もうずいぶんと
何も食べていなくて…!」(長門)

「すまないね…
君にあげられるものはないよ…
こんなご時世だ
自分達の分だけでやっとなんだ…
悪いが他をあたってくれ」<バタン…>(町人)

(…ここが最後なのに…)(長門)

「ワンワン!」(チビ)

「うっ」(長門)

(もうダメだ…
ここでボクは死んじゃうのか?)
(長門)

<スッ>(小南)

「!」(長門)

「これ…食べて…」(小南)

<ゴクッ>「……」(長門)

「いいの?」(長門)

「うん…」(小南)

そこから長門とチビ(チビって言う名前なのね…後出)の道行きが始まります。子供が独りで生きるなんて無理だし、こんな場合はお役所(政府)が救済するのが筋なんだけど、戦時下の混乱があったのか、長門はホームレス生活を余儀なくされたようです。長門は一軒一軒、丁寧な口調で物乞いを続けます。こんなところをみるとかなり育ちが良いんじゃないかと思えます。普通は掻っ払いとかどこぞの家に忍び込んでめぼしいものを物色して…と、粗野な方向に転ぶのが常だと思う(←こう思うのが育ちが悪い証拠だ!!…笑)んですが、長門はそうはならなかった。やっぱ、ちゃんとした躾とか教育が既に為されていたんだと思います。そして、その教えをちゃんと守る子だったのね…長門って。親がしっかりしてたんでしょうね。きっと性格も真面目で優しい気持ちを持った子だったんだと思います。

…で、ある集落を虱潰(しらみつぶ)しに物乞いして最後の家のオッチャンにも断られ、チビと頑張ってた長門の気持ちもとうとう切れてしまます。ま…ここで木ノ葉の忍をやっつけた能力を出して略奪に走らないのは、生真面目で優しい長門の性格もあったろうし、その能力もこの頃はまだ認知できてなかったんでしょう。長門が「後になって気付くことになる」って言うのは、自来也と出逢って岩隠れの中忍を殺めたあの一件なんだと思います。それで雨の中、また倒れちゃうんです。そんな長門をチビは励ますんですが、長門はとうに限界を超えてたようです。死を意識しながら倒れて動かない長門にパンを差し出す手が…。かなり大きなパンです。こんなパンが何で?と思ってたら、それが蛇の目傘を差した小南の登場でした。

ここで差し出されたパンを前に、生唾ゴックンの長門ですが、直ちにそのパンにむしゃぶりついたりはしないんです。状況が状況だし、空腹のせいで倒れてるんだから、食べ物見たら速攻、かぶりつくのが普通だと思うんですが長門は違うのです。多分、この時、長門はこのパンを食べたら小南が困るんじゃなかと考えたんだと思います。さっきの最後に物乞いをした家でも、別に食べ物がない訳じゃなかった筈です。ドア越しにオッチャンが自分達が食べるのが精一杯で他人にあげる分がないと言ってましたから。自分だけじゃなく、他の人もみんなひもじい想いをしながら生きてる事を長門は理解できる少年だったんだと思います。苦しいのは自分だけじゃない。優しく賢い。非常に教育が行き届いており、親の愛を感じながらしっかりした家庭で長門は育ったと言う事だと思います。

こんな状況で小南の事を気遣い、「いいの?」と問えた長門が凄いな…と思いましたが、倒れる長門にパンを差し出した小南も凄いですよね。後述がありますが、小南は弥彦と二人で自活する孤児です。盗みや掻っ払いを常習にする札付きのワル(笑)でしたが、決して裕福ではない筈。先に長門の物乞いを断ったオッチャンと何ら変わらない…否…きっと生活は楽ではない筈です。その小南が大切な食料を長門に差し出した。これはなかなか出来る事ではないです。小南は何だか憂いのある表情で、独特な色気すら感じます。これは大いに二次創作で食い付いて貰いたいところですが(笑)、小南の存在感がこの後の描写に実は大きく関係して来ます。台詞が非常に少ない…実はその少なさにも実は大きな意味があって…ま、そこに注目しながら読み込んでみて下さい。


<ザー…>

<ハァ><ハァ>(チビ)

「!」(長門)

「………」(長門)

<バリ><バリ>(長門)

「ホラ…」<トン>(長門)

<モグ><モグ>(長門)

小南に励まされ長門はまた立ち上がれたんだと思います。何処か雨がかからない天井のある洞窟なのか、雨隠れ特有の地形なのか…さっき長門が倒れてた場所から移動しています。長門は小南から貰ったパンを手に持っているんですが、<ハァ><ハァ>するチビに気付き、そのパンを真ん中で二つに割り、片方をチビに分け与えます。長門がパンを半分、チビに与えたのは、雨隠れの町人(最後に断ったオッチャン)にホントはそれを期待してた…からじゃないかと思います。それは変な意味じゃなく、もし同じ状況で自分があのオッチャンで、同じように自分の家に物乞いする少年が来たなら、自分が食べる分の半分をその子にあげたんじゃないかと思うんです。長門はきっとそう考えたんじゃないかと、僕は思います。長門の育ちの良い…品のある優しさが染みて来ます。果たして僕に同じ事が、この状況下で為せるか…それは激しく疑問…って言うか、はっきり言って「無理!!」だと思います(笑)。


「小南何だよ
そいつは?」(弥彦)

「死にかけてたから…」(小南)

「………」(弥彦)

「犬まで拾って来たのかよ…ったく
名前はァ!?」(弥彦)

「…チビ」(長門)

「変わった名前だな
お前…」
(弥彦)

「いやそれは犬の…」(長門)

ランタンの灯火。場面が変わります。雨の及ばない静かな洞窟の中。弥彦不意の珍客に思わず食い付いています(笑)。でも、この時、「そいつら」と言っているところがポイントで、長門もチビも同時に認めてるんですね(笑)。長門も小南も痩せ痩けてたり、疲れ果てた感じもないので、子供二人の生活ですが結構図太く生きてるようです。これも、ま…すぐ後にどんな風に図太く生きてたかが解るんですが(笑)、長門とチビを受け入れるくらいの心の余裕があったんだと思います。しかし弥彦は長門に比べ身体がやや大きい。まさに弥彦は、バイタリティがあってリーダーシップを発揮するガキ大将的キャラですね。弥彦がこんな感じなのと、弥彦が長門とチビを何の躊躇もなく受け入れたのは同じ理由があって、それには小南が関係してると、僕は考えています(後述)。

「その時オレは…
今そこに居る小南
弥彦という少年に出会った
どちらも戦争孤児だったが
二人は力強く生き抜こうと必死だった
オレは二人の仲間に加わる事になった」(長門)

ここから、長門とチビは弥彦と小南と一緒に生きて行く事になるんですね。戦争の傷跡が齎す殺伐とした雰囲気や貧困の中で子供達が一致団結して生き抜いて行く…長門は勿論そうだったけど、弥彦だって不安だった筈です。鼻息荒く向こうっ気が強そうだけどやっぱり年端もいかない子供ですよ。三人で肩を寄せ合って生きて行く気持ち…僕には解るなーッ。それに長門は非常に行き届いた教育や躾を施されているんだけど、真面目だけど、ある意味…堅い。ぶっちゃけ適応力が低いから、弥彦みたいなザックリした性格の応用が利くタイプの子が一緒にいた方が生存性が高まるでしょう。ここは後に繋がるんだけど、弥彦のガキ大将的キャラはこの状況が支えてる想定があって、弥彦のリーダーシップにぶら下がる子が存在するのは弥彦のアイデンティティにとっても大切だと、僕は考えています。


「何か恵んでくれませんか?」(長門)

ほんの少しでいいの…」(小南)

「あっちへ行け!」(店員)

<スゥ…>(弥彦)

長門と小南が店員の注意を引きつけて、横っちょから弥彦が掻っ払う…これが三人の必勝パターンだったんでしょう(笑)。雨隠れは雨が多い事もあって水産資源が豊富だったようですね。市場が立つと言う事はそれなりの物流や経済活動は機能していた筈ですから、戦争で完璧に潰された訳ではなく、政治や経済が混乱した情勢だったのだと思います。大国に挟まれた小国が大国の戦争に巻き込まれ混乱する。長門たちはその犠牲になっていた訳で、それを大国が救済しなかった罪は大きいと言えます。普通は政情不安を沈静化する為に治安維持部隊(PKO)を派遣するものなんですけどね。そこまでする余裕が大国にもなかったのか?非常に片手落ちと言いますか、長門みたいな真面目で優しく倫理観を持った子供がとばっちりを受けるのは悔しいです。

「ずいぶんと盗みをやった
乱れた小国に孤児を支援する
施設など皆無だった
身寄りのない子供達が
生きていくにはそれしかなかった
そんな状況でも
弥彦は希望を捨てなかった」(長門)

長門がこんな姿(多脚戦車)になった今も、子供の頃犯した盗みを後ろめたく感じてそうなのが、僕の胸には刺さりました。政治の無策。乱れた世情。その中で子供達が生きる為にはそれしかなかった筈です。それでも長門がエクシュキューズしてしまうところに、育ちが良いちゅーか、ちゃんとした教育や躾があった事を感じます。そして、時が流れ、長門がこんな見窄らしい姿になってまで、木ノ葉にシステムペインを送り込み、綱手の目の前で木ノ葉を圧壊せしめたのは、やはり木ノ葉の忍に自分の目の前で両親を殺された恨み…その復讐だったんでしょう。この気持ちは解ります。あれが不運な事故であったとしても、それ以降の長門の悲惨な人生を考えれば、木ノ葉の無策の罪は大きいです。余りにも考えが足りな過ぎる。無自覚こそ一番の罪と言える…。



「長門
お前は夢はあるか?」
(弥彦)

「夢…?」(長門)

「ボクはこんなところで
終わるつもりはねーんだ
ボクにはでかい夢があんだ!」(弥彦)

「?」(長門)

「世界征服だ!!」(弥彦)

「世界…征服…?」(長門)

「そうだ!!世界の天辺取ったら
もうこんな思いはしなくてすむだろ!」(弥彦)

「それにこのままくたばったら
ボクを生んでくれた父ちゃんと
母ちゃん
が浮かばれねェ!
天辺取ったら何もかも
思いのままだ」
(弥彦)

「それじゃまるで
神様みたいなもんだね」(長門)

「戦いも無くす事が
できるかな?」
(長門)

<ヒュー><カッ>
<ドッ>「ぐわ!」(弥彦)

<ザザザ>(長門)

やはり降り続く雨の中、移動する三人と一匹。その中で弥彦が「夢」を語ります。例の天道が”暁”のメンバーに示した「世界を征服する…」(第36巻/184頁)です。常に弥彦はエネルギッシュで強力なリーダーシップを発揮しています。長門はそんな弥彦をもの凄く心強く感じていた筈です。しかし、ここで小南に目を向けると非常に柔らかく温かい視線を弥彦に向けるだけで全く言葉を発していないんです。弥彦はまだ子供だし、弥彦の言う「世界征服」なんて小南はどうでも良かったんだと思います。それでも弥彦の物言いに何も口を挟まず、柔らかく見守るのは弥彦に目的を与える為だったと思います。ぶっちゃけ小南が弥彦に守られる状況が、逆に弥彦を活かしてるんだと、僕は考えています。小南の言葉の少なさは弥彦を自由に振る舞わせる為の思い遣りじゃないかと…。

それに洞窟のアジトに長門とチビを連れて来たのが小南だったから、弥彦は躊躇なく面倒をみる決意をした訳で、小南は弥彦に頼る事で弥彦に役割を与えてたんだと…僕は常に真っ黒だから考えちゃうんです。やっぱ、小南が全く話さないのが弥彦を立たせてるんです(男として…ですよーっ!勿論…)。弥彦も子供だし、自分で自分の生きる道とか見つけるのって難しかったと思います。それをアシスト…と言うかリードしたのが小南じゃないのかな…と、小南のお母さん、或いはお姉さん的な表情や振る舞いを見てるとどうしてもそう考えてしまうんです。この弥彦のエネルギッシュでバイタリティー溢れる雰囲気は、実は小南が作り出してるのだと…僕には思えてしかたなかとです(笑)。そして、子供時代の”小南→弥彦”と、”暁”での”小南→長門”の関係性が微妙に違う…けど。

きっと、小南がいなければ弥彦も、後の長門もこんなに頑張らないと思うんですよ。その意味で、紅一点の小南の存在は大きいと思うんです。小南がいなければ弥彦はただの五月蝿いガキだったろうし、”暁”でシステムペインを使って「神」を気取った長門も、単なる病弱のニート(笑)で、ジメジメとした勉強部屋で引き蘢り人生を送ってたかも知れないです(笑)。そして、そんな小南が自来也に「ほの字」だったと、僕は考えてて…そして、雨隠れでペイン(長門)と自来也は戦い、結果、ペインは自来也を殺してしまうんですが…そこに、長門の小南に対する想いが関係してて、その内容によって自来也はホントに殺されずに今も生きてる可能性もあるし、はたまた、その内容如何に拠ってはメッタメタに殺された…の両極端があると…僕の『火サス脳』が騒いどるとです(笑)。



「大丈夫か?」(弥彦)

「う…うん…」(小南)

「くっ…」<ムクッ>(小南)

「!
チビが!!」
(小南)

「くそ!何だ!?」<ザッ>(弥彦)

<ドン><ドン>

<スッ>(長門)

「くそ!
こんな近くで忍が戦闘してやがる!
しかも半蔵と木ノ葉の忍だ…!」(弥彦)

「弥彦どうしよう
チビが息をしてないよ!!」(小南)

「!
チビは後だ!
ここからいったん離れるぞ!」(弥彦)

弥彦が壮大(中二病的とも言える…)な夢を語る良い場面を起爆札付きのクナイの爆撃が邪魔します。このタイプの起爆札のシステムって木ノ葉っぽいなと思いました。驚く暇もなくあちこちで矢継ぎ早に爆発が起こる…そのただ成らぬ雰囲気に弥彦が鼻を利かせます。その視線の先には大きな山椒魚に乗った半蔵…雨隠れの長である山椒魚の半蔵と、木ノ葉の自来也・綱手・大蛇丸が対峙していました。自来也達の周りの転がっているのは木ノ葉の忍でしょう。山椒魚の半蔵の大技が炸裂して木ノ葉は自来也達を残して壊滅。先の起爆札付きのクナイは木ノ葉の忍が半蔵に向けて放ったものが、半蔵の大技に弾かれて流れたんじゃないかと思います。半蔵も一杯一杯で「木ノ葉の三忍」を自来也達に与える事で水入りに持ち込んだであろう…因縁の一戦ですね。

「そこで戦っていたのが
自来也先生達…後の三忍
呼ばれる忍達だった
相手は雨隠れの長…半蔵…
戦いは熾烈を極めた
そして―」(長門)

こんな大勝負に弥彦達が居合わせたのはやはり運命の成せる業と言うべきでしょう。恐らく、木ノ葉に帰還する自来也達が雨隠れの難民の弥彦達に出逢ったのはこの直後だったんじゃないでしょうか。自来也・綱手・大蛇丸以外は全滅した筈ですから、あの時、自来也達が三人だけで移動していたのも上手く繋がりますし、この一件で、鼻の利く弥彦が自来也達に取り入る策を思い付いた…つまり、意図的に自来也達に弥彦らが接触したと考えるのが妥当に思えます。弥彦は雨隠れの治世に関して不満を抱いていましたし、半蔵VS木ノ葉のとばっちりでチビがやられましたから、半蔵を懲らしめる為の力を木ノ葉の忍に求めようと考えるのはあると思います…って事は、長門は自分の両親が木ノ葉の忍に殺された事は弥彦や小南には伝えてなかったんだと思います。

それと余談ですが、自来也が雨隠れの難民の子供らを捨て置けず、面倒を見ると言い、綱手と大蛇丸を先に木ノ葉に帰れと言う自来也に綱手が思いっ切り反対して、半ば呆れてたのは自来也が負傷してたからだったからなんだと思いました。件の三忍の命名の半蔵戦で、自来也が綱手の肩を借りているのは、半蔵の大技から綱手を庇った為だと、僕は考えてて(大蛇丸は自分を守ったのサ!!それの何処が悪いのサ!!笑)、そんな手負いでウロウロする事を綱手が認めたくなかったからじゃないかと。綱手も自来也の想いにこの頃から気付いてたんでしょうね。でも、綱手は超面食いでお呼びじゃなかったんだけど、自来也がそれでも自分を庇ってくれた(筈なんだよなーっ)のには些か…っていう、メチャクチャ感謝してたから、ここでこんな風に騒いだんじゃないのかな…。



「チビ…」<ギュッ…>(長門)

<ゴッ>「くそ!!くそ!!くそ!!
なんだってんだ!!」<プルプル>
(弥彦)

「こんな戦いの
続く世界なら―
ボクがこの世界の神様に
なってやる!!」
(弥彦)

「この時…
弥彦の夢がオレの夢にもなった」
(長門)

そして、この場でイキイキとリーダーシップを振るう弥彦に長門はドンドン傾倒して行くんですね。長門はちゃんと教育や躾を受けた子だったけど、感情や自分の意志を示すのが上手くなかった…。チビが殺された気持ちを弥彦が非常に明確に表現(出力)してくれたのが、長門には嬉しくてたまらなかったのでしょう。長門は酷く内向的な性格だったから、弥彦みたいな外向きで力強い性格には憧れを感じた筈です。そして、長門もこの時、自分が弥彦と一体化していくような錯覚を抱いています。これはアイデンティティの形成としてはあまりよろしくはないんですが、奇しくも将来、システムペインの中核…天道として稼働する弥彦が長門の感情や意志を代弁する出力デバイスとして機能するようになるなんて、何と皮肉な話なんでしょうか。でも、ま…それが「システムペイン」の本質だったんだろうな…とは思いますね。悲しいお話だけど。

「倒したのは半蔵だけじゃない
その両親と妻子を殺め
離れた親類や友
その赤子さえ手にかけた
そしてその住処を焼き払い
繋がりのあった
里の依頼主たちまで
全て殺して…
全てを無にした」
(リュウスイ)

しかし、チビが死んで、その原因となった雨隠れの里長の山椒魚の半蔵をペインがその全てを灰燼に帰したのが「裁きだ…」(第40巻/186頁)は、チビの仕返しだったんじゃないかと、犬好きのケルベロスとしては激しい共感を覚えます。そして、長門がシステムペインの畜生道の増幅口寄せの術にチビを採用したんじゃないのかな…と、改めて思いました。この残虐さを再確認するにつけ、今でも自来也を「先生」と呼ぶ長門が、自来也をホントに殺したのかなー?と考えてしまうし、そこに小南が大きく関係してて、小南を長門がどんな風に想ってるかで、それが両極端に転んでしまうのは、僕の火サス脳のマドララ体質の成せる業なんだけど、愛があるからこそ憎しみが生まれる訳で、数学的には愛が人を殺めるのだと言える…計算だけじゃないけど、人の心って…。

ま…この後、弥彦達は自来也に接触して忍術修行の三年間を迎えるんだけど、その後に長門は「最大の痛み」を味わう事になるようです。何でも「次号、ペイン誕生の瞬間が!最大の痛み」へ!!の次号予告なのか?(笑)だそうで、システムペインが構築されるには弥彦が死体(かそれに極めて近い状態)になる必要があり、それだと「最大の痛み」=「弥彦の死」になってしまいます。それじゃ余りにも順当過ぎて面白くないじゃないですか。こんな時こそナル×ジャン特性の「黒い粉」(←そんなの何処にあったのよッ!!)をひとつまみ…<ドサッ!!>←ひとつかみ…ですね。分かります。

やっぱ、火サス脳のマドララ体質はそれじゃ満足できない!!…って言うか、ぶっちゃけ全然萌えないっしょ。ここはもっとドロドロした愛憎や、一番信頼してる人の裏切りがないと…。ましてや合併号で2週間も待たされて、平凡なオチじゃケツ捲りたくなるわな(笑)。やっぱ、この場合は弥彦が狂うか、裏切ってついでに小南にみだ(キャー…ザザザザ…)それで長門を殺(イヤー…ザザザザッ…)…でも実はそれには理由があって…それに気付かず長門が(ウワァァァァーッ)…って…あぁ…(☆☆);…マドララが…聞…こ…え…る…<ゴフォッ>←吐血(←な、何故に…笑)。

合併号なので2週間、週ジャン無しでーす!!(汗)
何とかせねば…と思っとります。僕が一肌脱いで…
<クウゥ~ンッ>…「ん?!散歩?仕方ないなー^^);」
…って、散歩か!?散歩いくんか?!書く気あんのか?

良いGWを!!  ナル×ジャン ケルベロス




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