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「雷切」(まっカカ…其の七)

 
「気を付けなね
みんな…敵は二十はいる
…おそらく影分身の術だけどね」(ミナト)

「みたいですね……
先生…オレが突っ込みます…
援護して下さい」(カカシ)

「焦っちゃダメだ…カカシ
やっぱり君がバックアップしなさい」(ミナト)

「先生…今日はオレが隊長でしょ!
ちょうど開発中の新術を試して
みたいんです…!」<バチ><バチ>
(千鳥!!)<バチチ>(カカシ)

神無毘橋の戦いでカカシがお披露目した新術とは(第27巻/83-85頁)、間違いなく「千鳥」でした。ミナトは別動して敵(岩隠れ)の本体を直接叩く(ミナトは戦局を一人で覆せる力量があった…)為に、カカシに小隊長を任せます。カカシも上忍に成ったばかりとあってやる気満々ですし、ミナトに開発中(ほとんど出来上がっていた?)の「千鳥」を見せたい…と言う気持ちも多分にあったと思います。カカシはミナトに大いにライバル意識があって、決して仲の良い和気藹々とした師弟関係とは言えなかったと思います。しかし、それは拒絶する方向に向かうものではなく、自分を認めて貰いたい渇望に近い、カカシの一方的な顕示だったと思います。

ミナトはミナトで”木ノ葉の白い牙”をかなり良く知っているようで、その実子であるカカシの才能を如何に上手く伸ばすかに苦心していたフシがあります。「カカシ外伝」ではカカシの歪んだ情緒面の成長を正すエピソードでもあり(笑)、ミナトとしては力のみが突出した形で成長するカカシの育成に憂慮していて、カカシに対しては人が「力」を持つ事の意味を教えようとしていたんじゃないかと思います。カカシは自来也に対しても棘棘しかったし、種類はちょっと違うけどミナトに対しても棘棘しい…この場にしたって敵の人数の把握で「みたいですね…」と、そんな事…自分も解ってると言いたげじゃない(笑)。ま…他にもナイーブなカカシの棘がミナトにツンツンと刺さるシーンはあちこちに…(笑)。

「大勢の敵がいてもこの術なら一瞬でやれます
先生の通り名と同じですよ…」(カカシ)

敵の数が二十…それを受けてカカシがミナトにそれでもこの術ならば…と詰め寄って(第27巻/88頁)、仕方なくミナトは折れるんですが、ミナトの「通り名」を引き合いに出すカカシは明らかにミナトの飛雷神の術を意識しています。これを憧れとするにはあまりにも不遜にも思える…若き日のカカシでありました(笑)。後述がありますが、カカシの「千鳥」は高速移動(瞬身)が前提の忍術であり、同時にカカシが広域を掌握する方法論としての肉体活性(体術)を思いついたのも、黄色い閃光の異名を持つミナトの存在が大きかった筈です。また、カカシならば飛雷神の伝授を要求しても良さそうなのにそれが成っていない事実から、飛雷神の術が血継限界に類する得意な条件の術だった可能性がこのやり取りからは想像できそうです(それともミナトに別の考えがあったのかは謎だぁ)。

<ダッ>「18人目」(カカシ)

「図に乗るな小僧ォ!!」(マヒル)

カカシがミナトの的確な後方支援に支えられながら(第27巻/93頁)、とうとうマヒル(岩忍の斥候)の本体に辿り着きますが、(ギリギリあのガキにカウンターは合わせられたが…)(第27巻/95頁)とマヒルが悔しがるように、ミナトの飛雷神の術での介入が無ければ、カカシはマヒルの手に掛かって「カカシ外伝」はここで終了の筈でした(笑)。ま…それじゃ困るので(笑)。「千鳥」は全チャクラを右手に集中して常時放電状態で、瞬身(肉体活性による移動)に工夫を加える余裕が無いのか…それに雷遁チャクラの放電現象が周囲に影響して航跡が相手にバレバレな解り易い欠陥がありました。(まっすぐに突っ込んでくるとはな…)(第27巻/90頁)とマヒルもバカにしてんのかと、ちょっとご立腹でしたね(笑)。

「さっきの術(千鳥)なんだけどね
あの術はもう使わない方がいい
見たところ一点集中の突き
確かに破壊力とスピードはあるけど…
自分自身の移動スピードが速すぎて
相手のカウンターを見切ることが出来ない…
不完全な術だからね」(ミナト)

「……」(カカシ)

間一髪…まさに間一髪でミナトに救われたカカシはミナトの苦言に返す言葉も無く…(笑)(第27巻/100頁)。ミナトはカカシの「千鳥」が持つ問題点を簡潔に、そして的確に言い当ててしまいます。カカシは自分のスピードが相手を凌駕できる…先生と同じように…と思ってたんだろうけど、忍の世の中もそんなに甘くはなかったんですね(笑)。後述がありますが、「千鳥」は非常に汎用性の高い忍術で別段、「一点集中の突き」を実現する為の高速移動に拘る必要は無いんだけど、カカシはミナトと同じ事を飛雷神の術以外(←カカシが持つミナトに対するコンプレックスとも言える…)で実現しようとしている…先生と同じように…ところに問題がある訳で、その背伸びとも言えるカカシの行いを直接的に叱らないところがミナトの素晴らしいところなんだと思います。

カカシは明らかにミナトと同じステージに立とうと焦り急いでる訳で、「千鳥」の汎用性を活かして別のアプローチも…サスケのような…あるんだけど、黄色い閃光のように一人で戦局を一変させる様な大それた忍術をカカシなりに模索してる努力を、ミナトとしては無碍に諌める事を望まないのです。カカシがミナトを追い抜け追い越せと焦る根っ子にはサクモの存在がある事もミナトは重々承知してて…サクモは”木ノ葉の白い牙”でしたから…カカシのアプローチも満更でもなかったのかも知れなくて…兎に角、ミナトはカカシの意志を最大限尊重しようとしたたように感じます。教育論の一方には長所を積極的に伸ばす有用性が現実としてあり、ミナトの困り顔ではあるにせよ…カカシの放任に関しては一応、理に適った行いであると思います。当初…カカシの「千鳥」はこんな感じに激しく迷走してたんですね(笑)。

「…………オビト……
…お前が完成させてくれた術だ…」
(カカシ)

カカシはオビトの写輪眼を移植されて直ぐのカッコウ(岩隠れの手練)を「千鳥」で退けました(第27巻/178頁)。それに続く岩忍の追撃にもカカシは「千鳥」を擁して戦いに臨みます。写輪眼の見切り(動態予測)が「千鳥」の「一点集中の突き」としての妥当性と言うものを確立しているのです。でも、それは飛雷神の術で戦局を一変させるにはほど遠く、カカシがミナトを目指して編み出した…とするには些かチープとしか言いようがありません。実際、岩忍の大挙した襲来に際してもチャクラ切れでブラックアウト(失神?)してましたし、戦法としては個人戦において有効であり、カカシを助けたミナトの後ろめたい雰囲気がモリモリの事後報告はそれを如実に物語っているかのようでした(笑)。

しかし、ミナトを意識しなければ「千鳥+写輪眼」の有用性は絶大であり、以後、カカシはこの忍術を根幹とした戦闘パターンを考え出し、戦績を上げ、諸国に有名…「写輪眼のカカシ」…を轟かせる事に成るのです。それが「千鳥のカカシ」でなかったところが、「千鳥」がカカシの絶対的な必殺技であり、それを見た者は死んでしまうので噂と成り得なかった…。つまり、ちょっと地味で大規模な戦闘には向いていない…ミナトの美麗な飛雷神とは正反対の一対一の戦闘で有効な術だったと言う皮肉があった…。逆にそこにカカシの「千鳥」に対する拘りであり、写輪眼をくれたオビトに対するカカシなりの礼儀だった…のだと、僕は考えています。そして、そのカカシの気持ちを誰よりも早く気付いたのはやっぱり「あの人」だった訳で…(笑)。これからその説明をば…ネチネチと…(笑)。



<チチチ><ヂヂチチ>(サスケ)

「何なのあの技…!?
それに凄い音が…」(サクラ)

「ただの突き…」(ガイ)

「え?」(サクラ)

「しかし木ノ葉一の技師
コピー忍者カカシ唯一の
オリジナル技」
(ガイ)

「!?」(ナルト)

暗殺用のとっておきの技でな…
その極意は突きのスピード
そして強大なチャクラを生む肉体大活性
膨大なチャクラの突き手への一点集中
さらにはその突きのスピードがあいまって…
チッ チッ チッ チッ と………
千もの鳥の地鳴きにも似た
独特の攻撃音を奏でる

よってあの技はこう呼ばれる」(ガイ)

「千鳥!!!」<ガッ>(サスケ)

中忍試験の「サスケVS我愛羅」でサスケは「千鳥」を披露しています(第13巻/100-103頁)。そもそも中忍試験に遅れ、カカシと木ノ葉瞬身で颯爽と登場(第13巻/22頁)する辺り、合コンでの一人勝ちを意識してる様で僕は好きじゃなかったんですが(笑)、カカシはギリギリまでサスケの「千鳥」を調整していたんでしょうね。サスケは写輪眼があるから忍術の伝授はナルトに対するそれより何百倍楽でしょうが、リーの開門状態に匹敵する体力の底上げ(肉体活性)には物理的に時間を要したのだと思います。ところで、この時サスケのコスチュームもリフレッシュ(ボンテージちゅーんですかね…)していたし、色んな準備をカカシがお母さんみたいに面倒見てたんかしら…と考えるとちょっと萌えます(笑)。

(体術ばかりを
極めさせたのは何故だ!?)
(ガイ)

…と、かなり話が逸れちゃった?!(笑)…で、軌道修正して行きますと、ここでガイがカカシの「千鳥」について、この場にカカシがいるにも関わらずガイがまるで自分の事のように吹聴(まるで自慢話のように…笑)していました。先ず、サスケが登場してからサスケの異常な瞬身の速さに疑問を感じていました(第13巻/75頁)。その時点で、まさかカカシが「千鳥」を伝授するなんてのは意識の隅っこにもガイはありませんでした。しかし、サスケの左手に光り輝く雷遁チャクラ(当時はちょっと違ったけど)を見るや否や、カカシがサスケに「千鳥」を伝授した事の重さをガイは悟るのです。きっと、それはガイがリーに「裏蓮華」を伝授した事と重なるからでしょう。それは弟子の成長を喜ぶ師の親心…の筈。そこから急転直下のガイのアナウンスが始まる訳ですが…ここでもカカシは「言い訳」に終始してしまう。これがカカシって人だから、仕方ないんですがね(笑)。

「オレがサスケの修行についたのは…
アイツが…オレと似たタイプだったからだ」(カカシ)

当時はチャクラ性質に対する言及は微塵もありませんでしたから(第13巻/93-94頁)、カカシが言う「似たタイプ」とはサスケが写輪眼保有者だった…と言う意味だと、僕は捉えています。カカシのすぐ側にはナルトが居ましたから、カカシがナルトを気遣ってこういうエクスキューズになったんですが、それが後に上手くサスケの雷遁特性とサスケの風遁特性に繋がったのは多分、結果オーライだったのだと思います(笑)。実は一見無理のある「突き手のスピード」に拘るのはチャクラ性質の概念がまだ整っていない為で…と考えるのはナル×ジャン的考察に反するんですがね…ま、それが良い感じに写輪眼保有者の見切りが前提の術としての「千鳥」のスタイルとして受け入れられるので、決してナルトはカカシにハブにされたんじゃないので…(笑)。



(………上出来ね!!)(風影…実は大蛇丸)

「…あれはカカシの…」(三代目)

「………千鳥
…つまり雷切」
(ガイ)

「雷切…?」(サクラ)

「雷切は……
カカシがあの術で雷を斬ったという
事実に由来する異名だよ

その本来の術名が”千鳥”…
極意は
人体の限界点ともいえる
突き手の速さと
その腕に集約されたチャクラ…

…そしてその腕はまるで…
斬れぬもののない
名刀の一振りと化す」(ガイ)

「雷切」(まっカカ…其の七)

「雷切」(まっカカ…其の七) illustration:Cerberus

ガイの小気味良いアナウンスが続きます(笑)(第13巻/107-108頁)。そしてついに「千鳥」の異名…「雷切」が登場します。「暗部のカカシ」でこれは切々と書いてる事なんだけど、ここまでガイがカカシの「雷切秘話」を見て来たように言うのはホントに見てたからなんだと思います。…って言うか、恐らく自分の身に降り掛かった不可避の落雷をカカシが「千鳥」でホントに斬り裂いてガイの命を救ったんだと、ナル×ジャンでは決めつけています(笑)。そして、「雷切」という「千鳥」の異名の名付けの親がガイであるとも…(笑)。カカシの「千鳥」で降って来た雷を斬り裂く一部始終を見たのであれば…ガイが古来の名刀「雷切」をカカシの「千鳥」にオマージュして贈った…と言うのは、個人的には充分アリアリで、僕の脳内では「赤ペングリグリの鉄板」(←ガチガチのガチ)と化しています。

「…………」(リー)

(…ボクには分かる…
ボクなら助走をつけた
あのスピードで相手に
ただ真っすぐ突っ込む
ような攻撃はしない……

…………
というより出来ない!!
直線的な攻撃は相手にとって
カウンターを狙い易い…
そしてボクには
そのカウンターを
見切る”目”が無いからだ…
君の血がうらやましいよ…
サスケくん…!
以前一度君と仕合った時
ボクはこう言った…
”目で分かっていても
体が動かないんじゃ
どうしようもない”
と…
優越感に浸ってね…
でも今は…
ボクと同じ
高速の体を手に入れた…
そして君には
写輪眼がある……!!)(リー)

「つかまえた」(サスケ)

カカシがサスケに教えたのは「千鳥」であり(第13巻/108-109頁)、我愛羅戦を見返しても単なる「突き」としてだけの運用ではなかった事は明白です。リーがサスケの血統(写輪眼)を散々羨ましがり、その目の前で絶対防御の我愛羅の砂の防壁を「千鳥」一閃貫いた時もサスケは突き手から攻撃を変形させて我愛羅を捕捉(多分、掴んだが触れるかしてたと思います)しています。写輪眼に頼った「一点集中の突き」だけが「千鳥」ではないのです。ここから自分の血に狂った我愛羅が反撃に出てサスケがヤバくなるんですが、その時も「ラァ!!」<バチチチチ>と、「千鳥流し」のように我愛羅の砂の防壁の中で雷遁チャクラを放出して我愛羅の攻撃から逃れています(第13巻/113頁)。「千鳥」は本来、高い汎用性のある忍術なのです。

(これならどうする?)(カカシ)

<バチチチ><バチチチチチチ>

ペインの木ノ葉強襲でカカシが天道と対戦した時(第45巻/167頁)、カカシは(多分)「千鳥」の雷遁チャクラを獣のように走らせて数十メートルの射程で天道を攻撃しています。ナル×ジャンではこの時のカカシの攻撃を一応「千鳥」の変形応用として「千鳥獣撃」(仮称)としていますが(笑)、カカシはセンスが良い…6歳で中忍に昇格しちゃうくらいの天才忍者ですから、こんな風に汎用性の高い「千鳥」をアレンジして使いこなす事なんて雑作もない事なんです。別にサスケだけが「千鳥鋭槍」や「千鳥千本」を使える訳じゃない事を、僕は声を大にして言いたいのです(エッ!?充分に普段から大きい声だって!?笑)。カカシも「千鳥」を器用にアレンジして使えるんだけどワザとそれをしないだけで、それをしないのがカカシのカカシらしさであり、僕らが「まったくカカシってヤツは…」と唸ってしまうところな訳だ…。



「カカシのだろアレ!
伸ばしたり投げたりと
形態変化は認めてやるが」(デイダラ)

(伸ばせる限界は
5メートル程度か)
(デイダラ)

(遠距離タイプか…
間合いを見切られたな…)
<バチチ…>(サスケ)

あれ?!っと思いました…デイダラはカカシの「雷切」を何で知ってたんでしょうか?(第39巻/161-162頁)我愛羅奪還編でカカシとデイダラは対戦してて、その時。デイダラはカカシの神威に片腕を捥がれた筈ですが、カカシの「雷切」は一発も貰ってない様な…って言うか、遠距離タイプのデイダラに対してカカシは一度も「雷切」を出さなかったんじゃないかな…と思います。インファイター(接近戦タイプ)のナルトに焦らないように注意してたくらいですから、そんなカカシが接近戦に特化された「千鳥」=「雷切」を使わないのはカカシらしいオトナさと言えます。多分、デイダラの知識は諸国に勇名を馳せたカカシの得意技として「雷切」があると”暁”から情報の提供があったんじゃないかと思います。そして、それがたまたま「千鳥」ではなく「雷切」だった…。だから、サスケが同じ「千鳥」を使うのを見てカカシの存在を感じ、「雷切」と言うのにサスケが食い付くのです(笑)。


「そうか…
さっきの雷切
自分の体に…」(デイダラ)

(それで体内の
C4を不発にしたのか…)
(デイダラ)

「ああ…お陰で体がボロボロだ
正確には千鳥という術だがな…」(サスケ)

そもそも命のやり取りをしてる時に、そんな術の呼び名なんてどうでも良いじゃん…と、みんな思ってましたよね(笑)(第40巻/38頁)。でも、サスケのこの反応からすればカカシはサスケに「千鳥」を教えた事の重さをサスケも充分に認識しているのだと言えるでしょう。おまけにいくら高い汎用性が「千鳥」にあるとしても、形態変化を使いこなすのは非常に困難で高いセンスを要求されるスキルだから、一生懸命カカシに伝授された「千鳥」を進化・発展させて来たサスケにはカカシの存在を強調するデイダラの「雷切」という用語の使用方法は看過(かんか)できないものだったようです(笑)。デイダラは土遁特性だから、カカシの雷遁特性=「雷切」は苦手と言え、事前に情報収集するくらい警戒していたから、不意に口を突いた…それがサスケに対する失礼な対応に繋がったんでしょう(笑)。

”千鳥”はお前に大切なもの
出来たからこそ与えた力だ
その力は仲間に向けるものでも
復讐に使うものでもない
何の為に使う力か
お前なら分かってるハズだ」
(カカシ)

カカシの里抜け直前(第20巻/114頁)、カカシがサスケの慰留に来た時、「千鳥」をサスケに与えた意味を伝えています。サスケもカカシの真意がちゃんと分かっていると思いたい。それもあって、カカシの「雷切」と自分の「千鳥」をデイダラに違うモノだ…と、黙っておけなかったのも、僕はあると思います。サスケは子供だからカカシにとって「千鳥」がどんな経緯で完成したとか、カカシがどんな想いで「千鳥」を使っているのか?の奥底を知る由はないと思います。しかし、カカシを見てれば「千鳥」がどんなに大切で特別かは分かっていたんじゃないかと思います。そして、それをカカシも期待しサスケを確かめているようでした。サスケがデイダラにあの状況でエクスキューズするんだから、カカシの心の奥底を少しは感じていて欲しい。だから、八尾に万華鏡写輪眼瞳術・天照を放った時、サスケは第一部の第七班を思い出したんだと…僕は思いたいんですよね。

「………千鳥
…つまり雷切」(ガイ)

雷切は……
カカシがあの術で雷を斬ったという
事実に由来する異名だよ」(ガイ)

ガイがオビトとカカシの経緯を知っていたとは、僕は考えていません。しかし、サスケがカカシから感じ取った程度には…きっとそれ以上にガイはカカシの中の闇に気遣っていたんじゃないかと思います。もの凄い才能があるカカシが如何にも汎用性の高い「千鳥」の肉体活性による一点集中の突きに特化した…ある意味、不器用な使い方をするところには違和感を覚えたでしょうし、それが悲しき「暗殺用のとっておきの技」と言って憚らないところから考えれば、カカシが「千鳥」を使う事に対する並々ならぬ拘り(何らかの事情)がある事を見逃すガイではなかった筈です。そして、恐らくは自分の命の危機であった落雷から救ってくれた(事にかこつけた…はガイ的ではなく、無意識に良き方向に転ぶ…がナル×ジャン的にはビンゴです)…カカシの「千鳥」を無理矢理「雷切」と名付けたのもガイであり、その命名の事実が近くにいたサクラ達に嬉しそうに「雷切」を吹聴させてしまうのだと、僕は考えます。

カカシは「(神無毘橋の)千鳥」に縛られている…

細かい事にガイは頓着してはいないでしょう。しかし、カカシが「千鳥」に縛られている辛さみたいなモノは何故だガイには分かったと思うんです。そこにどんな辛い想い出があったのかは多分、ガイは突っ込んでは聞かなかっただろうし、そんな事してもカカシが救われるとはガイは思わなかっただろうし…。ただガイは、まるで呼吸をするように自然に…自分の命を救ったカカシの「千鳥」を勝手に「雷切」名付け吹聴して回ったんじゃないかと思うんです。きっと、中忍試験のサスケの「千鳥」の時のように…。そりゃ、もうしつこく…<ハァ><ハァ>と…。ガイはカカシの「千鳥」を「雷切」と言い換える事で、少しでもカカシが「千鳥」の呪縛から救われる事をガイの無意識が願った…のだと…。そして、そのガイに無言でカカシも応えてる訳で…。カカシには「雷切」がガイとの友情のキーワードでもあったと…僕は考えています。すごく解りにくいだろうけど、それがカカシにとってのガイと言う人だから…。それじゃ…ガイはまるで…(つづく)。

それでもオビトとの「約束」を守り続けるカカシ
その頑さが…ガイをソフトに「拒絶」させる訳だ…

まったくカカシってヤツは…
「雷切」(まっカカ…其の七)




「就寝」(まっカカ…其の八) | BLOG TOP | 第446話「ただ二人を守りたい」

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